JP2014184775A - ハイブリッド自動車 - Google Patents

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Abstract

【課題】より適正なタイミングでエンジンの間欠運転を禁止する。
【解決手段】エンジンの冷却水の温度(エンジン冷却水温)Twが高いほど小さくなる傾向の温度係数kに所定トルクTsetを乗じて判定用トルクTjを計算し(S110,S120)、エンジンをクランキングするモータMG1の制限トルクTlim1と判定用トルクTjとを比較し(S140)、制限トルクTlim1が判定用トルクTj以上のときにはエンジンの間欠運転を許可し(S150)、制限トルクTlim1が判定用トルクTj未満のときにはエンジンの間欠運転を禁止する(S160)。即ち、エンジン冷却水温Twが高いほどエンジンの間欠運転が禁止され難くなるようにする。これにより、制限トルクTlim1が一定の閾値未満に至ったときにエンジン22の間欠運転を禁止するものに比して、エンジンの間欠運転の禁止のタイミングをより適正なものとすることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ハイブリッド自動車に関し、詳しくは、エンジンを間欠運転して走行するハイブリッド自動車に関する。
従来、この種のハイブリッド自動車としては、エンジンの出力軸と発電用モータの回転軸と駆動用モータの回転軸とを遊星歯車機構のキャリアとサンギヤとリングギヤとに接続し、リングギヤを駆動輪に連結する自動車において、車速が速い場合には、車速が遅い場合に比べて発電用モータで発生させるクランキングトルクを小さくするものが提案されています(例えば、特許文献1参照)。この自動車では、車速が速い場合には、クランキングトルクを小さくすることにより、速い車速であってもエンジンをクランキングする際に、バッテリへ供給される電力を小さくして、バッテリの充電時の負荷を低減している。
特開2010−188800号公報
上述のハイブリッド自動車では、アクセルペダルの踏み込み量や車速に基づく走行用パワーが小さいときには、エンジンの運転を停止して駆動用モータからのパワーだけで走行し、走行用パワーが大きくなるとエンジンを始動してエンジンからのパワーを用いて走行するエンジンの間欠運転が行なわれる。駆動用モータや発電用モータ,或いはこれらのモータを駆動するためのインバータ回路の素子の温度が高くなると、モータや素子の保護のためにモータの駆動が制限される。発電用モータの駆動が制限されると、エンジンを始動することができなくなるのを防止する必要から、エンジンの間欠運転を禁止し、走行用パワーの大きさに拘わらずにエンジンの運転を継続することも行なわれる。このとき、エンジンの間欠運転を禁止するタイミングが早いときには、間欠運転の禁止によって車両の燃費(エネルギ効率)が低下してしまい、タイミングが遅いとエンジンを始動することができなくなってしまう。
本発明のハイブリッド自動車は、より適正なタイミングでエンジンの間欠運転を禁止することを主目的とする。
本発明のハイブリッド自動車は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のハイブリッド自動車は、
エンジンを間欠運転して走行するハイブリッド自動車であって、
前記エンジンの冷却水の温度が高いほど前記エンジンの間欠運転が禁止されにくいように間欠運転の禁止を設定する間欠禁止設定手段、
を備えることを特徴とする。
この本発明のハイブリッド自動車では、エンジンの冷却水の温度が高いほどエンジンの間欠運転が禁止されにくいように間欠禁止を設定する。これは、エンジンの冷却水の温度が高いほど、エンジンオイルの粘性が低くなり、エンジンをクランキングするのに必要なトルクが小さくなることに基づく。したがって、エンジンの冷却水の温度が高いときは、エンジンの冷却水の温度が低いときに比して、エンジンの間欠運転が禁止されにくいように、即ち、エンジンの間欠運転の継続が行なわれるようにすることは、より適正なタイミングでエンジンの間欠運転を禁止することとなる。これにより、エンジンの始動を確保して車両の燃費を向上させることができる。
こうした本発明のハイブリッド自動車において、前記間欠禁止設定手段は、前記エンジンを始動する始動用モータの冷却媒体の温度が高いほど小さくなる傾向に設定された制限トルクが、前記エンジンの冷却水の温度が高いほど小さくなる傾向に設定された温度係数を前記始動用モータの定格トルクに乗じて得られるトルク以下に至ったときに前記エンジンの間欠運転の禁止を設定する手段である、ものとすることもできる。こうすれば、エンジンの冷却水の温度が高いほどエンジンの間欠運転が禁止されにくいように間欠禁止を設定することができる。
本発明のハイブリッド自動車において、発電用電動機と、前記エンジンのクランクシャフトと前記発電用電動機の回転軸と駆動輪に連結された駆動軸とに接続されたプラネタリギヤと、前記駆動軸に接続された駆動用モータと、を備えるものとすることもできる。
本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 HVECU70により実行される間欠運転禁止設定処理ルーチンの一例を示すフロー茶アートである。 温度係数設定用マップの一例とこのマップを用いて温度係数kを設定している様子を示す説明図である。 制限トルク設定用マップの一例と判定用トルクTjの一例とを示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、ガソリンや軽油などを燃料として動力を出力するエンジン22と、エンジン22を駆動制御するエンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24と、エンジン22のクランクシャフト26にキャリアが接続されると共に駆動輪38a,38bにデファレンシャルギヤ37を介して連結された駆動軸36にリングギヤが接続されたプラネタリギヤ30と、同期発電電動機として構成されて回転子がプラネタリギヤ30のサンギヤに接続されたモータMG1と、同期発電電動機として構成されて回転子が駆動軸36に接続されたモータMG2と、図示しない複数のスイッチング素子のスイッチングによってモータMG1,MG2を駆動するインバータ41,42と、インバータ41,42の複数のスイッチング素子をスイッチング制御することによってモータMG1,MG2を駆動制御するモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40と、例えばリチウムイオン二次電池として構成されてインバータ41,42を介してモータMG1,MG2と電力をやりとりするバッテリ50と、バッテリ50を管理するバッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52と、モータMG1,MG2やインバータ41,42を冷却する冷却装置60と、車両全体を制御するハイブリッド用電子制御ユニット(以下、HVECUという)70と、を備える。
エンジンECU24は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。エンジンECU24には、エンジン22の運転状態を検出する各種センサから信号、例えば、エンジン22の冷却水の温度を検出する水温センサ23からの冷却水温Twやクランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサからのクランクポジションθcr,燃焼室内に取り付けられた圧力センサからの筒内圧力Pin,燃焼室へ吸排気を行なう吸気バルブや排気バルブを開閉するカムシャフトの回転位置を検出するカムポジションセンサからのカムポジションθca,スロットルバルブのポジションを検出するスロットルバルブポジションセンサからのスロットルポジションTP,吸気管に取り付けられたエアフローメータからの吸入空気量Qa,同じく吸気管に取り付けられた温度センサからの吸気温Ta,排気系に取り付けられた空燃比センサからの空燃比AF,同じく排気系に取り付けられた酸素センサからの酸素信号O2などが入力ポートを介して入力されており、エンジンECU24からは、エンジン22を駆動するための種々の制御信号、例えば、燃料噴射弁への駆動信号やスロットルバルブのポジションを調節するスロットルモータへの駆動信号,イグナイタと一体化されたイグニッションコイルへの制御信号,吸気バルブの開閉タイミングの変更可能な可変バルブタイミング機構への制御信号などが出力ポートを介して出力されている。また、エンジンECU24は、HVECU70と通信しており、HVECU70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをHVECU70に出力する。なお、エンジンECU24は、クランクシャフト26に取り付けられた図示しないクランクポジションセンサからの信号に基づいてクランクシャフト26の回転数、即ちエンジン22の回転数Neも演算している。
モータECU40は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えば、モータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの回転位置θm1,θm2、図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力ポートを介して入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42の図示しないスイッチング素子へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力されている。また、モータECU40は、HVECU70と通信しており、HVECU70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをHVECU70に出力する。なお、モータECU40は、回転位置検出センサ43,44からのモータMG1,MG2の回転子の回転位置θm1,θm2に基づいてモータMG1,MG2の回転角速度ωm1,ωm2や回転数Nm1,Nm2も演算している。
バッテリECU52は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧Vbやバッテリ50の出力端子に接続された電力ラインに取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流Ib,バッテリ50に取り付けられた図示しない温度センサからの電池温度Tbなどが入力されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりHVECU70に送信する。また、バッテリECU52は、バッテリ50を管理するために、電流センサにより検出された充放電電流Ibの積算値に基づいてそのときのバッテリ50から放電可能な電力の容量の全容量に対する割合である蓄電割合SOCを演算したり、演算した蓄電割合SOCと電池温度Tbとに基づいてバッテリ50を充放電してもよい最大許容電力である入出力制限Win,Woutを演算したりしている。なお、バッテリ50の入出力制限Win,Woutは、電池温度Tbに基づいて入出力制限Win,Woutの基本値を設定し、バッテリ50の蓄電割合SOCに基づいて出力制限用補正係数と入力制限用補正係数とを設定し、設定した入出力制限Win,Woutの基本値に補正係数を乗じることにより設定することができる。
冷却装置60は、図示しないエンジンルームの最前部に配置され冷却水(LLC(ロングライフクーラント))と外気との熱交換を行なうラジエータ62と、ラジエータ62が配置されモータMG1,MG2とインバータ41,42との冷却用に冷却水が循環する循環流路64と、冷却水が循環流路64内を循環するよう冷却水を圧送する電動ポンプ66と、を備え、電動ポンプ66により圧送される冷却水がインバータ41,42,モータMG1,MG2の順に循環されることにより、インバータ41,42のスイッチング素子やモータMG1,MG2が冷却される。
HVECU70は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。HVECU70には、冷却装置60の電動ポンプ66の回転数を検出する回転数センサ66aからの電動ポンプ66の回転数Npや冷却装置60の冷却水の温度を検出する温度センサ69からのモータ冷却水温TL,イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。また、HVECU70からは、冷却装置60の電動ポンプ66への制御信号などが出力ポートを介して出力されている。HVECU70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20では、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸36に出力すべき要求トルクTr*を計算し、この要求トルクTr*に対応する要求動力が駆動軸36に出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2との運転制御としては、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてがプラネタリギヤ30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されて駆動軸36に出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや、要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部がプラネタリギヤ30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力が駆動軸36に出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード,エンジン22の運転を停止してモータMG2からの要求動力に見合う動力を駆動軸36に出力するよう運転制御するモータ運転モードなどがある。なお、トルク変換運転モードと充放電運転モードとは、いずれもエンジン22の運転を伴って要求動力が駆動軸36に出力されるようエンジン22とモータMG1とモータMG2とを制御するモードであり、実質的な制御における差異はないため、以下、両者を合わせてエンジン運転モードという。実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22の間欠運転が禁止されていない等の条件下でエンジン22の間欠運転を伴って走行する。この場合、エンジン運転モードで走行している最中にエンジン22に要求される要求パワーPe*(後述)が予め定められた間欠停止用閾値Pstop未満になると、エンジン22の運転を停止してモータ運転モードに移行し、モータ運転モードで走行している最中に エンジン22に要求される要求パワーPe*が停止用閾値Pstopより大きな値として予め定められた始動用閾値Pstart以上になると、エンジン22を始動してエンジン運転モードに移行する。
エンジン運転モードでは、HVECU70は、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accと車速センサ88からの車速Vとに基づいて駆動軸36に出力すべき要求トルクTr*を設定し、設定した要求トルクTr*に駆動軸36の回転数Nr(例えば、モータMG2の回転数Nm2や車速Vに換算係数を乗じて得られる回転数)を乗じて走行に要求される走行用パワーPdrv*を計算すると共に計算した走行用パワーPdrv*からバッテリ50の蓄電割合SOCに基づいて得られるバッテリ50の充放電要求パワーPb*(バッテリ50から放電するときが正の値)を減じてエンジン22から出力すべきパワーとしての要求パワーPe*を設定する。そして、要求パワーPe*を効率よくエンジン22から出力することができるエンジン22の回転数NeとトルクTeとの関係としての動作ライン(例えば燃費最適動作ライン)を用いてエンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定し、バッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で、エンジン22の回転数Neが目標回転数Ne*となるようにするための回転数フィードバック制御によってモータMG1から出力すべきトルクとしてのトルク指令Tm1*を設定すると共にモータMG1をトルク指令Tm1*で駆動したときにプラネタリギヤ30を介して駆動軸36に作用するトルクを要求トルクTr*から減じてモータMG2のトルク指令Tm2*を設定し、設定した目標回転数Ne*と目標トルクTe*とについてはエンジンECU24に送信し、トルク指令Tm1*,Tm2*についてはモータECU40に送信する。目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信したエンジンECU24は、目標回転数Ne*と目標トルクTe*とによってエンジン22が運転されるようエンジン22の吸入空気量制御や燃料噴射制御,点火制御などを行ない、トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるようインバータ41,42の複数のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
モータ運転モードでは、HVECU70は、アクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸36に出力すべき要求トルクTr*を設定し、モータMG1のトルク指令Tm1*に値0を設定する共にバッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で要求トルクTr*が駆動軸36に出力されるようモータMG2のトルク指令Tm2*を設定してモータECU40に送信する。そして、トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるようインバータ41,42の複数のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
次に、実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に間欠運転の禁止を設定する際の動作について説明する。図2は、HVECU70により実行される間欠運転禁止設定処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎(例えば1秒毎)に繰り返し実行される。
間欠運転禁止設定処理ルーチンを実行すると、HVECU70は、まず、エンジン冷却水温Twと温度センサ69からのモータ冷却水温TLとを入力する処理を実行する(ステップS100)。実施例では、エンジン冷却水温Twについては、温度センサ23により検出されたものをエンジンECU24から通信により入力するものとした。
続いて、入力したエンジン冷却水温Twに基づいて温度係数kを設定すると共に(ステップS110)、設定した温度係数kを予め定められた所定トルクTsetに乗じて判定用トルクTjを設定する(ステップS120)。ここで、温度係数kは、実施例では、エンジン冷却水温Twと温度係数kとの関係を予め定めてHVECU70の図示しないROMに温度係数設定用マップとして定めておき、エンジン冷却水温Twが与えられるとマップから対応する温度係数kを導出することにより設定するものとした。温度係数設定用マップの一例とこのマップを用いて温度係数kを設定している様子を図3に示す。実施例では、エンジン冷却水温Twが高いほど小さくなる傾向の値が温度係数kに設定される。例えば、図示するように、温度係数kは、エンジン冷却水温Twが値Tw1のときには値k1が設定され、エンジン冷却水温Twが値Tw1より高い値Tw2のときには値k1より小さい値k2が設定される。所定トルクTsetは、例えば、モータMG1から出力可能な最大トルク(定格トルク)などを用いることができる。こうした温度係数kと所定トルクTsetは、実施例では、これらを乗じて得られる判定用トルクTjがエンジン22を始動するのに必要なクランキングトルクより若干大きなトルクとなるように実験などにより設定されている。したがって、判定トルクTjは、エンジン22を始動するのに必要なトルクであり、エンジン冷却水温Twが高いほど小さくなる傾向のトルクである。
続いて、モータ冷却水温TLに基づいてモータMG1の制限トルクTlim1を設定し(ステップS130)、制限トルクTlim1と判定用トルクTjとを比較する(ステップS140)。ここで、制限トルクTlim1は、実施例では、モータ冷却水温TLと制限トルクTlim1との関係を予め定めてHVECU70の図示しないROMに制限トルク設定用マップとして定めておき、モータ冷却水温TLが与えられるとマップから対応する制限トルクTlim1を導出することにより設定するものとした。制限トルク設定用マップの一例と判定用トルクTjの一例とを図4に示す。実施例では、制限トルクTlim1は、モータMG1の過熱による破損を生じないように実験などによりモータ冷却水温TLが高いほど小さくなる傾向に設定することができる。上述したように、判定用トルクTjは、エンジン冷却水温Twに基づくエンジン22を始動するのに必要なトルクであり、制限トルクTlim1は、モータ冷却水温TLに基づくモータMG1を保護するためにモータMG1から出力可能なトルクである。したがって、制限トルクTlim1が判定用トルクTj以上のときには、エンジン22を始動するのに必要なトルクをモータMG1から出力することができる状態にあると考えることができ、逆に、制限トルクTlim1が判定用トルクTj未満のときには、エンジン22を始動するのに必要なトルクをモータMG1から出力することができない状態にあると考えることができる。こうした理由から、実施例の間欠運転禁止設定処理ルーチンでは、制限トルクTlim1が判定用トルクTj以上のときにはエンジン22の間欠運転を許可して(ステップS150)、本ルーチンを終了し、制限トルクTlim1が判定用トルクTj未満のときにはエンジン22の間欠運転を禁止して(ステップS160)、本ルーチンを終了する。
判定用トルクTjはエンジン冷却水温Twが高いほど小さくなる傾向のトルクであり、制限トルクTlim1が判定トルクTj未満のときにエンジン22の間欠運転が禁止されるから、エンジン冷却水温Twが高いほど判定用トルクTjは小さくなる傾向となり、判定用トルクTjが小さくなるほどエンジン22の間欠運転は禁止されない傾向となる。具体的には、図4に示すように、エンジン冷却水温Twが低い値Tw1のときには判定用トルクTjはTj=k1・Tsetとして計算され、モータ冷却水温TLが温度TL1を超えたときに制限トルクTlim1が判定用トルクTj未満となってエンジン22の間欠運転が禁止される。一方、エンジン冷却水温Twが値Tw1より高い値Tw2のときには判定用トルクTjはTj=k2・Tset(<k1・Tset)として計算され、モータ冷却水温TLが温度TL1より高い温度TL2を超えたときに制限トルクTlim1が判定用トルクTj未満となってエンジン22の間欠運転が禁止される。これらは、エンジン冷却水温Twが高いほどエンジン22の間欠運転は禁止され難くなることを意味している。実施例では、このようにエンジン冷却水温Twが高いほどエンジン22の間欠運転が禁止され難くなるようにすることにより、制限トルクTlim1が閾値未満に至ったときにエンジン22の間欠運転を禁止するものに比して、エンジン22の間欠運転の禁止のタイミングをより適正なものとすることができる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、エンジン22の冷却水の温度(エンジン冷却水温)Twが高いほど小さくなる傾向の温度係数kに所定トルクTsetを乗じて判定用トルクTjを計算し、エンジン22をクランキングするモータMG1の制限トルクTlim1と判定用トルクTjとを比較し、制限トルクTlim1が判定用トルクTj以上のときにはエンジン22の間欠運転を許可し、制限トルクTlim1が判定用トルクTj未満のときにはエンジン22の間欠運転を禁止すること、即ち、エンジン冷却水温Twが高いほどエンジン22の間欠運転が禁止され難くなるようにすることにより、制限トルクTlim1が閾値未満に至ったときにエンジン22の間欠運転を禁止するものに比して、エンジン22の間欠運転の禁止のタイミングをより適正なものとすることができる。この結果、車両の燃費を向上させることができる。
実施例では、エンジン22のクランクシャフト26とモータMG1の回転軸と駆動軸36とにプラネタリギヤ30のキャリアとサンギヤとリングギヤとを接続すると共に駆動軸36にモータMG1を接続するハイブリッド自動車20の構成としたが、こうした構成に限定されるものではなく、シリーズハイブリッド自動車や1モータハイブリッド自動車等の種々の構成としてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「エンジン」に相当し、図2の間欠運転禁止設定処理ルーチンを実行するHVECU70が「間欠禁止設定手段」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、ハイブリッド自動車の製造産業などに利用可能である。
20 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、30 プラネタリギヤ、36 駆動軸、37 デファレンシャルギヤ、38a,38b 駆動輪、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、60 冷却装置、62 ラジエータ、64 循環流路、66 電動ポンプ、66a 回転数センサ、69 温度センサ、70 ハイブリッド用電子制御ユニット(HVECU)、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、MG1,MG2 モータ。

Claims (2)

  1. エンジンを間欠運転して走行するハイブリッド自動車であって、
    前記エンジンの冷却水の温度が高いほど前記エンジンの間欠運転が禁止されにくいように間欠運転の禁止を設定する間欠禁止設定手段、
    を備えることを特徴とするハイブリッド自動車。
  2. 請求項1記載のハイブリッド自動車であって、
    前記間欠禁止設定手段は、前記エンジンを始動する始動用モータの冷却媒体の温度が高いほど小さくなる傾向に設定された制限トルクが、前記エンジンの冷却水の温度が高いほど小さくなる傾向に設定された温度係数を前記始動用モータの定格トルクに乗じて得られるトルク以下に至ったときに前記エンジンの間欠運転の禁止を設定する手段である、
    ハイブリッド自動車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017061211A (ja) * 2015-09-24 2017-03-30 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車両

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