JP2014178198A - ガス検知装置 - Google Patents

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誠 小林
Takuya Suzuki
卓弥 鈴木
Makoto Okamura
誠 岡村
Takashi Nakajima
崇 中島
Atsushi Nonaka
篤 野中
Hisao Onishi
久男 大西
Toshiro Nakayama
敏郎 中山
Masahiro Suemitsu
真大 末光
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Abstract

【課題】長期間に渡って信頼性を維持できるガス検知装置を提供する。
【解決手段】検知対象ガスとの接触により電気的特性が変化する、ガス検知層及びガス検知層を加熱可能なヒータ層を有するセンサ素子と、ガス検知層の温度を変化させるようにヒータ層に所定の周期で通電する制御を行うヒータ制御部と、ガス検知層の電気的特性に基づいて検知対象ガスを検知するガス検知部とを備え、ヒータ制御部の制御によりヒータ層に所定の周期で通電を行うガス検知通電状態で、ガス検知部が検知対象ガスを検知する構成になっている、ガス検知装置であって、ガス検知部における検知対象ガスの検知前に、ガス検知層の温度を100℃以上の温度とし、かつガス検知通電状態のガス検知層の温度よりも低い温度とするように、ヒータ制御部の制御によりヒータ層に予備通電を行う構成になっている、ガス検知装置。
【選択図】図4

Description

本発明は、検知対象ガスとの接触により電気的特性が変化する、ガス検知層と該ガス検知層を加熱可能なヒータ層とを有するセンサ素子を用いて検知対象ガスを検知するガス検知装置に関する。
一般的に、ガスセンサはガス検知装置等に用いられており、特定の検知対象ガス、例えば、一酸化炭素(CO)、メタンガス(CH)、プロパンガス(C)、メタノール蒸気(CHOH)等に対して選択的に感応するように構成されている。ガスセンサについては、その性格上、高感度、高選択性、高応答性、高信頼性、及び低消費電力が要求されている。
このようなガスセンサを用いたガス検知装置のうち、家庭用のガス漏れ警報器には、都市ガス用やプロパンガス用の可燃性ガスの検知を目的としたもの、燃焼機器の不完全燃焼ガスの検知を目的としたもの、又はこれら両方の機能を合わせ持つもの等が存在している。しかしながら、いずれのガス漏れ警報器についても高いコストや設置の難易性の問題から広く普及していない。ガス漏れ警報器が広く普及するためには、特に、設置性を改善することが望まれている。このような要望に応じるためには、駆動源に電池を用いるとともにコードレス化を図ることによって、コンパクトなガスセンサを提供することが考えられる。駆動源に電池を用いる場合、ガスセンサを低消費電力化することが特に重要となる。しかしながら、接触燃焼式や半導体式のガスセンサは、400℃〜500℃の高温に加熱された状態でガスを検知する。そのため、高温状態を維持するために多くの電力を消費する必要があり、このことがガスセンサを低消費電力化する上で問題となっている。
このようなガスセンサについては、例えば、特許文献1に間欠駆動する薄膜式ガスセンサが開示されている。図2に示すように、この薄膜式ガスセンサのセンサ素子2においては、略板状のシリコン(Si)基板10を有している。シリコン基板10には、その厚さ方向に延びる貫通孔10aが形成されている。シリコン基板10の上には薄膜状の支持層11が重ねて配置されている。支持層11においては、シリコン基板10上に熱酸化SiO(二酸化ケイ素)層11aが重ねて配置され、熱酸化SiO層11a上にCVD−Si(窒化ケイ素)層11bが重ねて配置され、CVD−Si層11b上にCVD−SiO層11cが重ねて配置されている。さらに、支持層11上の中央部にはヒータ層12が重ねて配置され、ヒータ層12を覆うように支持層11上に電気絶縁層13が配置されている。電気絶縁層13上の中央部にはガス検知層14が配置されている。ガス検知層14においては、電気絶縁層13上の中央部に一対の接合層14aが配置され、一対の接合層14a上にそれぞれ感知層電極14bが配置されており、一対の感知層電極14bの間を結ぶように電気絶縁層13上に感知層14cが配置されている。さらに、電気絶縁層13上には感知層電極14b及び感知層14cを覆うように選択燃焼層14dが配置されている。そのため、特許文献1の薄膜式ガスセンサは微細加工プロセスを用いたダイヤフラム構造等によって高断熱性・低熱容量性に優れている。
薄膜式ガスセンサにおいて行なわれるヒータ層12の間欠駆動については、例えば、従来では、メタンガス、プロパンガス等の可燃性ガスを検出する場合、ヒータ層12の温度を400℃〜500℃の高温とするように、50msec〜500msecの一定時間ヒータ層12に通電を行い(High状態)、感知層電極14bにより感知層14cの抵抗値を測定し、その抵抗値の変化からメタンガス、プロパンガス等の可燃性ガス濃度を検出している。高温下にある選択燃焼層14dにおいて、一酸化炭素、水素(H)等の還元性ガスその他の雑ガスを燃焼させることによって、不活性なメタンガス、プロパンガス等の可燃性ガスが、選択燃焼層14dを透過して拡散するとともに、感知層14cに到達して感知層14cの二酸化スズ(SnO)と反応する結果、二酸化スズの抵抗値が変化するので、このことを利用して、ガス機器等のガス漏れ時に発生するメタンガス、プロパンガス等の可燃性ガスの濃度を検出している。さらに、ヒータ層12に通電を行わない状態(Off状態)を一定時間設定している。このような間欠駆動は、High−Off駆動と呼ばれ、High状態及びOff状態を所定の周期(例えば、60sec周期)で繰り返している。
また、不完全燃焼時に発生する一酸化炭素を検知する場合、一旦、ヒータ層12の温度を400℃〜500℃の高温状態とするように、50msec〜500msecの一定時間ヒータ層12に通電を行い(High状態)、薄膜式ガスセンサのクリーニングを行った後に、ヒータ層12の温度を約100℃の低温状態に降温するように通電を行い(Low状態)、この低温状態で一酸化炭素を検知する。このとき、一酸化炭素に対する感度(以下、「CO感度」という)及び選択性が高くなることが知られている。さらに、ヒータ層12に通電を行わない状態(Off状態)を一定時間設定している。このような間欠駆動は、High−Low−Off駆動と呼ばれ、High状態、Low状態、及びOff状態を所定の周期(例えば、150sec周期)で繰り返している。
Low状態において一酸化炭素の検知を行なうとともに、High状態において薄膜式ガスセンサのクリーニングに加えてメタン検知も行うことによって、1つの薄膜式ガスセンサにおいてメタン及び一酸化炭素の両方を検知可能なものも存在している。
特開2003−270185号公報
ここで、ガスセンサの設置環境の雰囲気には、検知対象ガスに加えて窒素、炭酸ガス、水蒸気等が含まれている。しかしながら、上述の間欠駆動においてヒータ層4がOff状態の間ではヒータ層12の温度が周囲の温度まで降温している。このような状態ではガスセンサが高濃度の水蒸気に長期間曝されるので、ガスセンサの特性が変化し易くなっている。特に、メタンガス(CH)を感知するガスセンサについては、メタンガスを含む雰囲気内における抵抗が変化し易くなっており、メタンガスを検出するためのパラメータの閾値が変化し易くなっている。このことは、ガスセンサを長期間使用することを考量する上で問題である。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、長期間に渡って信頼性を維持できるガス検知装置を提供することにある。
課題を解決するために、本発明の一態様に係る薄膜式ガスセンサは、検知対象ガスとの接触により電気的特性が変化する、ガス検知層及び前記ガス検知層を加熱可能なヒータ層を有するセンサ素子と、前記ガス検知層の温度を変化させるように前記ヒータ層に所定の周期で通電する制御を行うヒータ制御部と、前記ガス検知層の電気的特性に基づいて前記検知対象ガスを検知可能とするガス検知部とを備え、前記ヒータ制御部の制御により前記ヒータ層に前記所定の周期で通電を行うガス検知通電状態で、前記ガス検知部が前記検知対象ガスを検知する構成になっている、ガス検知装置であって、前記ガス検知部における前記検知対象ガスの検知前に、前記ガス検知層の温度を100℃以上の温度とし、かつ前記ガス検知通電状態のガス検知層の温度よりも低い温度とするように、前記ヒータ制御部の制御により前記ヒータ層に予備通電を行う構成になっている。そのため、検知対象ガスの検知前に、センサ素子に付着した水蒸気を蒸発させることによって、検知対象ガスの検知時にセンサ素子が水蒸気の影響を受け難くなり、ガス検知装置の特性が長期間の使用によって変化し難くなる。
本発明の一態様に係るガス検知装置は、長期間に渡って信頼性を維持することができる。
本発明の実施形態に係るガス検知装置にて用いられる薄膜式ガスセンサを模式的に示す断面図である。 本発明の実施形態における薄膜式ガスセンサにて用いられるセンサ素子を模式的に示す断面図である。 本発明の実施形態に係るガス検知装置のブロック図である。 本発明の実施形態における温度制御プロファイルを示す図である。 薄膜式ガスセンサの抵抗値と検知対象ガスの濃度との関係を示す図である。 本発明の比較例における温度制御プロファイルを示す図である。
本発明の実施形態に係るガス検知装置について以下に説明する。最初に、本実施形態に係るガス検知装置に用いられる薄膜式ガスセンサについて説明する。図1に示すように、ガス検知装置に用いられる薄膜式ガスセンサ1は、検知対象ガスを検知するセンサ素子2を有している。センサ素子2はテーブル3上に配置されており、センサ素子2の底部とテーブル3の頂面とが当接している。テーブル3は複数のステム4によって支持されている。ステム4は、上下方向に延びる棒状に形成されている。また、テーブル3上には、センサ素子2を囲むようにキャップ5が配置されている。キャップ5は、上下方向に延びる筒状に形成されており、キャップ5の底部には底部開口5aが設けられ、テーブル3の頂面とキャップ5の底部開口5aの周縁部とが当接している。キャップ5の頂部には頂部開口5bが設けられ、キャップ5の頂部には、頂部開口5bを覆うように網状の上部ネット6が取付けられている。キャップ5の内部には、網状の下部ネット7が上部ネット6の下方に間隔を空けて配置されている。上部ネット6と下部ネット7との間には、活性炭から構成されたフィルタ8が配置されている。薄膜式ガスセンサ1は、センサ素子2、テーブル3、ステム4、キャップ5、上部ネット6、下部ネット7、及びフィルタ8を収容する筐体9を有しており、筐体9は上下方向に延びる筒状に形成されている。筐体9の頂部には、通気開口9aが設けられている。
このような薄膜式ガスセンサ1において、外部ガスが、筐体9の通気開口9aを通過した後にフィルタ8を通過してキャップ5の内部に送られる。このようにキャップ5の内部に送られたガスに対してセンサ素子2が反応することとなる。
薄膜式ガスセンサ1のセンサ素子2について説明する。図2に示すように、薄膜式ガスセンサ1のセンサ素子2は、略板状のシリコン(Si)基板10を有している。このようなシリコン基板10には、その厚さ方向に延びる貫通孔10aが形成されている。シリコン基板10の上には薄膜状の支持層11が重ねて配置されている。支持層11においては、シリコン基板10上に熱酸化SiO(二酸化ケイ素)層11aが重ねて配置され、熱酸化SiO層11a上にCVD−Si(窒化ケイ素)層11bが重ねて配置され、CVD−Si層11b上にCVD−SiO層11cが重ねて配置されている。
貫通孔10aの位置に対応するように支持層11上の中央部にはヒータ層12が重ねて配置されている。このヒータ層12を覆うように支持層11上に電気絶縁層13が配置されている。貫通孔10aの位置に対応するように、電気絶縁層13上の中央部にはガス検知層14が配置されている。ガス検知層14においては、貫通孔10aの位置に対応するように電気絶縁層13上の中央部に一対の接合層14aが配置され、一対の接合層14a上にそれぞれ感知層電極14bが配置されており、一対の感知層電極14bの間を結ぶように電気絶縁層13上に感知層14cが配置されている。感知層14cは、例えば、一酸化炭素(CO)、メタンガス(CH)、プロパンガス(C)、メタノール蒸気(CHOH)等に対して選択的に感応した場合に電気的特性が変化するように構成されている。さらに、電気絶縁層13上には感知層電極14b及び感知層14cを覆うように選択燃焼層14dが配置されている。選択燃焼層14dは、触媒を添加した多孔質体から構成され、かつ検知対象となるガス以外のガスが感知層14cに到達することを防ぐように構成されている。
このような支持層11、ヒータ層12、及び電気絶縁層13におけるシリコン基板10の貫通孔10aに対応する部分(以下、「ダイヤフラム部分」という)は、シリコン基板10によって支持されていない状態になっており、薄膜式ガスセンサ1のセンサ素子2はダイヤフラム構造を有している。
さらに、センサ素子2の好ましい構成の一例を説明するが、センサ素子2の構成は、これに限定されない。シリコン基板10は、熱酸化膜付のシリコンウェハであると好ましい。ヒータ層12は、タングステン(Ta)から構成された第1のヒータ層上に、プラチナ・タングステン(PtW)から構成された第2のヒータ層を重ねて配置し、かつ第2のヒータ層上に、タングステンから構成された第3のヒータ層を配置した積層構造(Ta/PtW/Ta)を有していると好ましい。電気絶縁層13は、二酸化ケイ素から構成されていると好ましい。感知層電極14bは、プラチナから構成された第1の電極層上に、タングステンから構成された第2の電極層を重ねて配置した積層構造(Pt/Ta)を有していると好ましい。感知層14cは、二酸化スズ(SnO)から構成されていると好ましい。選択燃焼層14dは、酸化アルミニウム(Al)にパラジウム(Pd)を触媒として担持した焼結材から構成されていると好ましい。
ここで、本実施形態に係るガス検知装置に用いられるセンサ素子2の製造方法の好ましい一例を説明するが、センサ素子2の製造方法は、これに限定されない。シリコン基板10の表面及び裏面に、熱酸化SiO層11aを形成する。次に、熱酸化熱酸化SiO層11a上に、CVD−Si層11bと、CVD−SiO層11cとを順次プラズマCVD法により形成する。さらに、ヒータ層12と、二酸化ケイ素から成る電気絶縁層13とを順次スパッタ法により形成する。次に、ガス検知層14を形成すべく、電気絶縁層13の上に、接合層14aと、感知層電極14bと、アンチモン(Sb)をドープした二酸化ケイ素から成る感知層14cとを順次スパッタ法により形成する。本実施形態では一例として、スパッタ法による成膜には、RFマグネトロンスパッタリング装置が用いられると好ましい。成膜条件については、例えば、タングステン(Ta)又はチタン(Ti)から成る接合層6aと、プラチナ(Pt)又は金(Au)から成る感知層電極14bとの場合では、アルゴン(Ar)ガス圧力を1Paとし、基板温度を300℃とし、RFパワーを2W/cmとし、接合層14aと感知層電極14bとの厚さをそれぞれ500Åと2000Åとすると好ましい。感知層電極14bを十分に覆うように、選択燃焼層14dをスクリーン印刷法により塗布し、その後、500℃の温度下で1時間以上焼成を行なう。次に、シリコン基板10の裏面からエッチングによりシリコンを除去し、貫通孔10aを形成する。
次に、本実施形態に係るガス検知装置の全体について説明する。図3に示すように、ガス検知装置は上述した薄膜式ガスセンサ1を備えている。ガス検知装置はマイコン制御回路15を備えており、マイコン制御回路15は、ガス検知装置の全体を制御するように構成されている。ガス検知装置はヒータ制御回路16を備えており、ヒータ制御回路16は、電源回路17から供給される電圧を、薄膜ガスセンサ1全体を駆動するためのセンサ電圧及びヒータ層12を加熱するためのヒータ電圧に変換するように構成されている。ヒータ制御回路16は、薄膜式ガスセンサ1のヒータ層12と、後述するマイコン制御回路15のヒータ制御部15aとに接続されている。ガス検知装置は電源回路17を備えており、電源回路17は、ガス検知装置に電力を供給するように構成されている。電源回路17は、マイコン制御回路15とヒータ制御回路16とに接続されている。一例として、電源回路17には、乾電池や充電池等の消耗電池が用いられるとよい。他の例としては、電源回路17には、商用電源及び定電圧回路が用いられてもよい。ガス検知装置は結露検知回路18を備えており、結露検知回路18は、ガス検知層14の結露を検知するように構成されている。結露検知回路18は、薄膜式ガスセンサ1のヒータ層12と、後述するマイコン制御回路15の結露検知部15bとに接続されている。ガス検知装置はガス検知回路19を備えており、ガス検知回路19は、ガス検知層14の電気的特性に基づいて、例えば、都市ガスに含まれるメタンガス(CH)、プロパンガス(C)、メタノール蒸気(CHOH)等を検知可能とするように構成されている。ガス検知回路19は、薄膜式ガスセンサ1のガス検知層14と、後述するマイコン制御回路15の都市ガス検知部15c及びCOガス検知部15dとに接続されている。
ガス検知装置は警報表示回路20を備えており、警報表示回路20は、ガスを検知した場合に視覚的に警報を表示するように構成されている。警報表示回路20は、後述するマイコン制御回路15の表示制御部15eに接続されている。ガス検知装置は警報音出力回路21を備えており、警報音出力回路21は、ガスを検知した場合に聴覚的に警報を出力するように構成されており、この警報音出力回路21には、スピーカ等の警報を音声として出力する警報音出力手段(図示せず)が設けられている。警報音出力回路21は、後述するマイコン制御回路15の警報音出力制御部15fに接続されている。ガス検知装置は外部出力回路22を備えており、外部出力回路22は、ガスを検知した場合に視覚的に警報を表示可能とすべく、外部の機器に信号等の電気的な外部出力を送ることができるように構成されている。外部出力回路22は、後述するマイコン制御回路15の外部出力制御部15gに接続されている。ガス検知装置は記憶回路23を備えており、記憶回路23は、結露の水分除去及びガス検知に用いられる閾値及び設定値、並びにガスを検知して警報を発したときのデータ等の履歴を記憶可能に構成されている。記憶回路23は、マイコン制御回路15に接続されている。
マイコン制御回路15の詳細について説明する。マイコン制御回路15は、上述のようにヒータ制御回路16に接続されるヒータ制御部15aと、結露検知回路18に接続される結露検知部15bとを有しており、ヒータ制御部15aと結露検知部15bとは接続されている。図4に示すように、このようなヒータ制御部15aは、時間t0の間ヒータ層12に通電しない状態(以下、「非通電状態」という)にする制御を行い、非通電状態の後に時間t1の間ヒータ層12に、ガス検知層14の温度をT1とするように予備通電を行った状態(以下、「予備通電状態」という)にする制御を行い、かつ予備通電状態の後に時間t2の間ヒータ層12にガス検知層14の温度をT2とするように通電を行った状態(以下、「ガス検知通電状態」という)にする制御を行う構成になっている。なお、非通電状態では、ガス検知層14の温度をT0となる。ここで、予備通電状態の温度T1は、大気中で水分を蒸発可能とする100℃以上の温度、かつガス検知通電状態のガス検知層14の温度よりも低い温度に設定されている。本実施形態に係るガス検知装置では、このような通電が所定の周期(=t0+t1+t2)で繰り返されるようになっており、ヒータ層12には間欠的に通電が行われるようになっている。
結露検知回路18に接続された結露検知部15bは、ガス検知層14が結露した場合に、この結露を検知する構成になっている。このような結露検知部15b及び結露検知回路18については、一例として、結露検知回路18がヒータ層12に接続されたシャント抵抗(図示せず)を備えており、結露検知部15bがシャント抵抗の両端電圧を測定するように構成されているとよい。また、結露検知回路18には、シャント抵抗の両端電圧に関するアナログ信号をデジタル信号に変換して結露検知部15bに送るために、A/D変換回路(図示せず)が設けられている。このような結露検知部15bを有するマイコン制御回路15においては、ヒータ層12に通電する時間t2内に一定となった温度を測定して、この温度が結露を検知するための温度(以下、「結露検知温度」という)以下となった場合に、結露検知部15bからヒータ制御部15aに結露を検知したことを伝えることができる。一例として、結露検知温度は、ヒータ層12を加熱する目標温度(以下、「加熱目標温度」という)を400℃〜500℃の範囲とした場合において、誤差等を考慮して加熱目標温度に対して−5℃〜0℃の範囲とすることが考えられる。
また、マイコン制御回路15は、上述のようにガス検知回路19に接続された都市ガス検知部15c及びCOガス検知部15dを備えている。都市ガス検知部15cは、ガス検知層14の抵抗値の変化に基づいて、都市ガスに含まれるメタンガス(CH)、プロパンガス(C)、メタノール蒸気(CHOH)等を検知するようになっている。また、COガス検知部15dは、ガス検知層14の抵抗値の変化に基づいて、一酸化炭素を検知するようになっている。マイコン制御回路15は、上述のように表示制御部15eを備えており、表示制御部15eは、ガスを検知した場合に視覚的に警報を表示するように警報表示回路20を制御する構成になっている。マイコン制御回路15は警報音出力制御部15fを備えており、警報音出力制御部15fは、ガスを検知した場合に聴覚的に警報を出力するように警報音出力回路21を制御する構成になっており、この制御によって、スピーカ等が警報を音声として出力するようになっている。マイコン制御回路15は外部出力制御部15gを備えており、外部出力制御部15gは、外部の機器に信号等の電気的な外部出力を送るように外部出力回路22を制御する構成になっている。
このようなマイコン制御回路15は、マイクロコンピュータ等のCPU及びその周辺回路によって構成されている。ヒータ制御部15aと、結露検知部15bと、都市ガス検知部15cと、COガス検知部15dと、表示制御部15eと、警報音制御部15fと、外部出力制御部15gとは、ハードウェア又はソフトウェアによって構成されている。
ここで、予備通電がガス検知層14の抵抗値とガス濃度との関係に与える影響について説明する。本実施形態に係るガス検知装置の薄膜式ガスセンサ1において、非通電状態とした後に、ガス検知層14を100℃とするように10sec間通電を行い、続いて、ガス検知層14を400℃とするようにヒータ層12に0.2sec(200msec)間通電を行った。このような通電を60secの周期で行った。なお、ガス検知層14の抵抗値は、ガス検知層14を400℃とするようにヒータ層12に0.2sec(200msec)間通電を行った状態で測定したものである。
この測定の結果を図5に示す。図5に示すように、温度0℃の環境下におけるガス検知層14の抵抗値とガス濃度との関係は、清浄空気については丸印A1で示すような結果となり、メタンガスについては丸印及び実線の組合せM1で示すような結果となり、水素ガスについては丸印及び一点鎖線の組合せH1で示すような結果となり、一酸化炭素ガスについては丸印及び破線の組合せC1で示すような結果となった。また、温度20℃及び相対湿度65%の環境下におけるガス検知層14の抵抗値とガス濃度との関係は、清浄空気については三角印A2で示すような結果となり、メタンガスについては三角印及び実線の組合せM2で示すような結果となり、水素ガスについては三角印及び一点鎖線の組合せH2で示すような結果となり、一酸化炭素ガスについては三角印及び破線の組合せC2で示すような結果となった。温度50℃及び相対湿度60%の環境下におけるガス検知層14の抵抗値とガス濃度との関係は、清浄空気については四角印A3で示すような結果となり、メタンガスについては四角印及び実線の組合せM3で示すような結果となり、水素ガスについては四角印及び一点鎖線の組合せにH3で示すような結果となり、一酸化炭素ガスについては四角印及び破線の組合せC3で示すような結果となった。
このような結果によれば、温度0℃の環境下、温度20℃及び相対湿度65%の環境下、並びに温度50℃及び相対湿度60%の環境下における清浄空気の抵抗値の範囲と、同環境下におけるメタンガス及び水素ガスの抵抗値の範囲とは若干重複することとなったが、温度20℃及び相対湿度65%の環境下、並びに温度50℃及び相対湿度60%の環境下における清浄空気の抵抗値の範囲と、同環境下におけるメタンガス及び水素ガスの抵抗値の範囲とは重複しないことが確認できた。また、温度0℃の環境下、温度20℃及び相対湿度65%の環境下、並びに温度50℃及び相対湿度60%の環境下におけるメタンガス及び水素ガスの抵抗値の範囲と、同環境下における一酸化炭素ガスの抵抗値の範囲とは若干重複することとなったが、温度20℃及び相対湿度65%の環境下、並びに温度50℃及び相対湿度60%の環境下におけるメタンガス及び水素ガスの抵抗値の範囲と、同環境下における一酸化炭素ガスの抵抗値の範囲とは重複しないことが確認できた。よって、予備通電は、室内等の通常使用環境下において、清浄空気とメタンガス又は水素ガスと一酸化炭素ガスとの間の識別性に影響を与えるものではない。
以上のように本実施形態によれば、都市ガス検知部15c及びCOガス検知部15dによる検知対象ガスの検知前に、ガス検知層14の温度を100℃以上の温度かつガス検知通電状態のガス検知層14の温度よりも低い温度とするように、ヒータ制御部15aの制御によってヒータ層12に予備通電を行う構成になっている。そのため、検知対象ガスの検知前に、センサ素子2に付着した水蒸気を蒸発させることによって、検知対象ガスの検知時にセンサ素子が水蒸気の影響を受け難くなり、ガス検知装置の特性が長期間の使用によって変化し難くなる。
ここまで本発明の実施形態について述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
[実施例]
本発明の実施例について説明する。実施例においては、本発明の実施形態に係るガス検知装置を用いる。このガス検知装置は、上述した薄膜式ガスセンサ1のセンサ素子2の好ましい構成の一例におけるセンサ素子2を有しており、センサ素子2は、上述したセンサ素子2の製造方法の好ましい一例のように作製されている。実施例のガス検知装置においては、非通電状態の時間t0を58.8secとし、予備通電状態の通電時間t1を1secとし、ガス検知通電状態の通電時間t2を0.2secとする(図4を参照)。この場合、通電の周期は60secとなる。
実施例では、温度20℃及び相対湿度60%の環境下で4000ppmのメタンガスを流した状態で、初期状態のガス検知装置にてガス検知層14の抵抗値R0を測定する。次に、このガス検知装置に対して2年相当加速試験を実施する。その後、温度20℃及び相対湿度60%の環境下で4000ppmのメタンガスを流した状態で、2年相当加速試験後のガス検知装置にてガス検知層14の抵抗値R1を測定する。なお、初期状態の抵抗値R0及び2年相当加速試験後の抵抗値R1はガス検知通電状態にて測定する。この測定結果に基づいて、初期状態の抵抗値R0に対する2年相当加速試験後の抵抗値R1の変動比S(=R1/R0)を算出する。
[比較例]
本発明の比較例について説明する。比較例においては、ヒータ層12への通電を除いて実施例1と同様に構成されたガス検知装置を用いる。比較例のガス検知装置においては、図6に示すように、時間t0’の間ヒータ層12に通電しない状態(この場合、ガス検知層14の温度をT0’となる)とした後に、時間t2’の間ヒータ層12にガス検知層14の温度をT2’とするように通電を行った状態(以下、「比較例ガス検知通電状態」という)とする。詳細には、ヒータ層12に通電しない時間t0’を59.8secとし、比較例ガス検知通電状態にて通電する時間t2を0.2secとする。この場合、通電の周期は60secとなる。
比較例では、温度20℃及び相対湿度60%の環境下で4000ppmのメタンガスを流した状態で、初期状態のガス検知装置にてガス検知層14の抵抗値R0’を測定する。さらに、このガス検知装置に対して2年相当加速試験を実施する。その後、温度20℃及び相対湿度60%の環境下で4000ppmのメタンガスを流した状態で、2年相当加速試験後のガス検知装置にてガス検知層14の抵抗値R1’を測定する。なお、初期状態の抵抗値R0’及び2年相当加速試験後の抵抗値R1’は比較例ガス検知通電状態にて測定する。この測定結果に基づいて、初期状態の抵抗値R0’に対する2年相当加速試験後の抵抗値R1’の変動比S’(=R1’/R0’)を算出する。
実施例及び比較例の結果によれば、実施例の変動比Sは1.52となり、比較例の変動比S’は3.75となった。よって、実施例の予備通電によって、ガス検知装置の特性が長期間の使用後に変化し難くなることが確認できた。
1 薄膜式ガスセンサ
2 センサ素子
10 シリコン基板
10a 貫通孔
12 ヒータ層
14 ガス検知層
15a ヒータ制御部
15c 都市ガス検知部
15d COガス検知部
t0,t0’,t1,t2,t2’ 時間
T0,T0’,T1,T2,T2’ 温度
A1 丸印
A2 三角印
A3 四角印
M1 丸印及び実線の組合せ
M2 三角印及び実線の組合せ
M3 四角印及び実線の組合せ
H1 丸印及び一点鎖線の組合せ
H2 三角印及び一点鎖線の組合せ
H3 四角印及び一点鎖線の組合せ
C1 丸印及び破線の組合せ
C2 三角印及び破線の組合せ
C3 四角印及び破線の組合せ

Claims (1)

  1. 検知対象ガスとの接触により電気的特性が変化する、ガス検知層及び前記ガス検知層を加熱可能なヒータ層を有するセンサ素子と、
    前記ガス検知層の温度を変化させるように前記ヒータ層に所定の周期で通電する制御を行うヒータ制御部と、
    前記ガス検知層の電気的特性に基づいて前記検知対象ガスを検知可能とするガス検知部と
    を備え、
    前記ヒータ制御部の制御により前記ヒータ層に前記所定の周期で通電を行うガス検知通電状態で、前記ガス検知部が前記検知対象ガスを検知する構成になっている、ガス検知装置であって、
    前記ガス検知部における前記検知対象ガスの検知前に、前記ガス検知層の温度を100℃以上の温度とし、かつ前記ガス検知通電状態のガス検知層の温度よりも低い温度とするように、前記ヒータ制御部の制御により前記ヒータ層に予備通電を行う構成になっているガス検知装置。
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