JP5154267B2 - ガス検知装置 - Google Patents

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本発明は、検知対象ガスに感応して電気抵抗値が変化するガス感応層、及び当該ガス感応層を加熱するヒータ層が形成されたセンサ素子を用いて、前記検知対象ガスを検出するガス検知装置に関する。
メタンや一酸化炭素や煙などの検知対象の異常状態を検知する検知手段と、その検知手段により異常状態を検知したときに、スピーカによりビープ音や音声メッセージ等の異常状態に応じた警報音を出力させる警報手段とを備えて構成された警報装置が知られている。このような警報装置には、例えば、ガス漏れ警報、不完全燃焼警報、火災警報などの機能が複合されたものがある。ガス漏れ警報は、メタンの濃度が判定用しきい値を超えたときにガス漏れの発生を通知するために発せられる。不完全燃焼警報は、一酸化炭素濃度が判定用しきい値を超えたときに不完全燃焼の発生を通知するために発せられる。火災警報は、煙が発生したとき又は室内温度が判定用しきい値を超えたときに火災の発生を通知するために発せられる。このような警報装置には、メタンや一酸化炭素などの検知対象のガスを検知するためのガス検知装置が構成されている。尚、本願において、上記ガス漏れ、不完全燃焼、及び火災を、単に「異常」と呼ぶ場合がある。
ガス検知装置においてメタンや一酸化炭素などの検知対象のガスを検知するセンサ素子は、それらガスの濃度によってその電気抵抗が変化する。そして、その電気抵抗の変化により変化する信号によりガスの有無やガスの濃度が検知される。一方、センサ素子の電気抵抗値は、ガスの濃度が同じであっても、センサ素子の動作温度によって変化する。従って、例えば、メタンの検知に適切な動作温度(一般的に高温の420℃)、一酸化炭素の検知に適切な動作温度(一般的に低温の80℃)のそれぞれにセンサ素子の動作温度を制御するためのヒータが設けられている。ヒータは、ヒータに流れる電流量を制御されて、センサ素子を高温に加熱する期間と低温に加熱する期間とを交互に繰り返す(例えば、特許文献1)。
上述したように、センサ素子の電気抵抗値によって示されるガスの濃度は、センサ素子の動作温度によっても変化する。ヒータによる加熱量は一定であるから、センサ素子の周辺温度が変化するとセンサ素子の動作温度も変化し、検知されるガスの濃度に誤差を生じさせる。ガスの濃度が警報レベルの近傍であった場合には、誤判定を招く場合がある。そこで、センサ素子の周辺温度を計測し、その計測結果に基づいて警報レベルを補正する温度補正手段を備えた警報装置が提案されている(例えば、特許文献2)。
特開2005−345381号公報(第2−3、23−25段落等) 特開2002−74567号公報(第19−20、30−38段落等)
温度補正手段を設けることによって、ある程度はセンサ素子の周辺温度の変化に対する温度依存性を抑制して正確な検知を行い、警報の要否を適切に判定することができる。しかし、センサ素子の感度などセンサ素子の性能そのものは温度補正手段によって補正されるのではない。従って、より検知精度を高めるためには、周辺温度に拘わらずセンサ素子の動作温度が一定の温度となるように加熱されることが好ましい。また、センサ素子が薄膜型の半導体センサのように熱容量の小さい素子の場合には、周辺温度や加熱に対して敏感に素子の温度が変化する。例えば、センサ素子の周辺温度が高い場合には、加熱により必要以上にセンサ素子の温度が上昇する。その結果、感度が低下したり、センサ素子に対する熱ストレスが大きくなってセンサ素子の寿命に影響を与えたりする可能性がある。また、センサ素子の周辺温度が低い場合には、異なる動作温度によって例えばメタンと一酸化炭素との検知を区別する、いわゆるガス選択性が低下する可能性がある。このような問題は、ガス感応層、ヒータ層をμmオーダーの厚みとし、さらにその加熱時間を数ms〜1s程度とするパルス加熱型のセンサ素子を採用する場合において著しい。
本願発明は、上記課題に鑑みて創案されたもので、検知対象ガスに感応するセンサ素子の周辺温度の変化に拘わらず、当該センサ素子の動作温度を所定の温度に保つことのできるガス検知装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係るガス検知装置の特徴構成は、
検知対象ガスに感応して電気抵抗値が変化する層厚0.1〜40μmのガス感応層、及び前記ガス感応層下に設けられ、層厚0.1〜40μmの絶縁層を挟んで前記ガス感応層を加熱する層厚0.1〜40μmのヒータ層が形成されたセンサ素子と、
前記ヒータ層への通電を通電状態と通電停止状態との2状態間で制御するヒータ制御手段と、
前記センサ素子の周辺温度を検出する温度検出手段と、
前記ガス感応層の前記電気抵抗値及び前記周辺温度に基づいて、前記検知対象ガスを検出するガス検出手段と、
前記周辺温度に基づいて、前記ヒータ層が前記通電状態に駆動される際の駆動電力を制御する駆動電力制御手段と、
を備え、
前記駆動電力制御手段は、前記ヒータ層に印加される電圧を制御することにより、前記駆動電力を制御し、
さらに、前記駆動電力制御手段は、前記周辺温度が所定の基準温度よりも高い場合には前記ヒータ層を駆動する駆動電圧を所定の基準電圧よりも低くし、前記周辺温度が前記所定の基準温度よりも低い場合には前記ヒータ層を駆動する前記駆動電圧を前記所定の基準電圧よりも高くすることによって前記駆動電力を制御し、
前記基準温度が、前記センサ素子の周辺温度が−10〜50℃の範囲で20℃に設定された点にある。
検知対象ガスに感応するガス感応層と当該ガス感応層を加熱するヒータ層とが形成されたセンサ素子の当該ヒータ層への通電は、通電状態と通電停止状態との2状態間で制御される。ヒータ層は、通電状態において加熱され、通電停止状態において周辺温度へと放熱される。ガス感応層は、ヒータ層が加熱されることにより加熱される。本特徴構成によれば、センサ素子の周辺温度を検出する温度検出手段を備え、周辺温度に基づいてヒータ層が通電状態に駆動される際の駆動電力が制御される。ヒータ層の駆動電力が制御されると、ヒータ層が加熱されて変化する温度の幅が制御される。その結果、検知対象ガスに感応するセンサ素子の周辺温度の変化に拘わらず、当該センサ素子の動作温度を所定の温度に保つことのできるガス検知装置を提供することが可能となる。
センサ素子が薄膜型の半導体センサのように熱容量の小さい素子の場合には、周辺温度や加熱に対して敏感に素子の温度が変化する。例えば、センサ素子の周辺温度が高い場合には、必要以上にセンサ素子の温度が上昇することにより、感度が低下したり、センサ素子に対する熱ストレスが大きくなってセンサ素子の寿命に影響を与えたりする可能性がある。しかし、本特徴構成によれば、そのような感度の低下や寿命への影響を抑制することができる。また、センサ素子の周辺温度が低い場合には、いわゆるガス選択性が低下する可能性があるが、そのような可能性も抑制することができる。
ガス検出手段は、ガス感応層の電気抵抗値及びセンサ素子の周辺温度に基づいて検知対象ガスを検出する。ガス感応層の感度には温度依存性があるため、ガス検出手段は、ガス感応層の電気抵抗値に基づく検知対象ガスの検出の際に、周辺温度に基づいた補正を行うのが一般的である。この際の周辺温度は、温度検出手段5により検出される。駆動電力制御手段は、この結果を利用してヒータ層2の駆動電力を制御する。即ち、新たな温度検出手段を設けることなくヒータ層の駆動電力を制御することができるので、ガス検知装置のコストを上昇させることなく、性能を向上させることができる。
加えて、ヒータ層は、ヒータ層に供給される電流に基づき電熱変換を行うことによって加熱される。ヒータ層に印加される電圧を制御することにより、ヒータ層に供給される電流が制御されるので、本特徴構成によって良好にヒータ層の駆動電力を制御することができる。
さらに、ヒータ層に印加される駆動電圧を基準電圧よりも低くすれば、ヒータ層に供給される電流が減少する。電流が減少すると、ヒータ層における電熱変換量も減少するので、ヒータ層の加熱量も減少する。本特徴構成によれば、センサ素子の周辺温度が所定の基準温度よりも高い場合に、ヒータ層の駆動電圧が基準電圧よりも低く設定される。従って、ヒータ層の過度の加熱を抑制し、ガス感応層を適切な動作温度に加熱することができる。
一方、ヒータ層に印加される駆動電圧を基準電圧よりも高くすれば、ヒータ層に供給される電流が増加する。電流が増加すると、ヒータ層における電熱変換量も増加するので、ヒータ層の加熱量も増加する。本特徴構成によれば、センサ素子の周辺温度が所定の基準温度よりも低い場合に、ヒータ層の駆動電圧が基準電圧よりも高く設定される。従って、ヒータ層の加熱の不足を補い、ガス感応層を適切な動作温度に加熱することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る警報装置の構成の一例を模式的に示すブロック図である。図1に示すように、ガス検知装置は、センサ素子10と、センサ制御手段3と、ヒータ制御手段4と、温度検出手段5と、ガス検出手段6と、駆動電力制御手段7と、警報手段9と、内蔵電池30とを有して構成されている。
詳細は図2を参照して後述するが、センサ素子10は、検知対象ガスに感応して電気抵抗値が変化する薄膜状のガス感応層1、及びガス感応層1を加熱する薄膜状のヒータ層2が形成された薄膜半導体型のセンサである。センサ制御手段3と、ヒータ制御手段4と、温度検出手段5と、ガス検出手段6と、駆動電力制御手段7との各機能部は、マイクロコンピュータ20を中核として構成されている。これら各機能部は、マイクロコンピュータ20及びその周辺回路のハードウェア及びマイクロコンピュータ20上で実行されるプログラムにより実現される。警報手段9は、ガス検出手段6により、検知対象のガスが所定濃度以上で存在することなどの異常状態が検出された場合に、警報を発する機能部である。内蔵電池30は、警報装置の各回路に駆動電力を供給する電源である。当該ガス検知装置は、設置場所の制約を受けないように電池駆動型に構成されている。内蔵電池30としては、例えばリチウム電池などの一次電池が好適である。
センサ制御手段3は、センサ素子10のガス感応層1を駆動制御する機能部である。ヒータ制御手段4は、ヒータ層2への通電を通電状態と通電停止状態との2状態間で制御する機能部である。温度検出手段5は、センサ素子10の周辺温度を検出する機能部である。ガス検知装置の模式的な外観図である図3を参照して後述するが、温度検出手段5を構成するサーミスタ8は、センサ素子10の近傍に配置される。ガス検出手段6は、ガス感応層1の電気抵抗値と、温度検出手段5により検出された周辺温度とに基づいて、検知対象ガスを検出する機能部である。駆動電力制御手段7は、温度検出手段5により検出された周辺温度に基づいて、ヒータ層2が通電状態に駆動される際の駆動電力を制御する機能部である。尚、図3は、ガス検知装置が室内温度を検知する熱センサ60を備えて、火災の発生を検知可能な火災警報機能も有する警報装置として構成されている場合を例示している。
図2は、薄膜状のセンサ素子10の構造を模式的に示す断面図である。図に示すように、支持膜としての薄膜状の支持層15の外周部又は両端部が、支持部材としてのSi基板11により支持されてダイヤフラム構造が形成される。検知対象ガスに感応して電気抵抗値が変化するガス感応層1、及びガス感応層1を加熱するヒータ層2は、当該ダイヤフラム構造の上に形成される。
センサ素子10は、Si基板11上に、支持層15、ヒータ層2及び絶縁層17、一対の電極19及びガス感応層1、選択触媒層16が、半導体プロセスにより順次積層されて製造される。その各々の層厚は0.1〜40μm程度である。支持層15は、熱酸化膜12、Si34膜13、SiO2膜14が順次積層されて構成される。そして、支持層15の上にヒータ層2が設けられ、ヒータ層2の全体を覆う状態でSiO2膜からなる絶縁層17が設けられる。絶縁層17の上には、一対の電極層19が設けられ、当該一対の電極層19上及びこれら電極層19に渡ってガス感応層1が設けられる。さらに、本実施形態においては、図2に示すよう、一対の電極層19およびガス感応層1の全体を覆って、選択触媒層16が設けられる。
より具体的には、センサ素子10は、例えば以下のような手順で製造される。初めに、後にエッチングにより除去される部分を含む1枚のSi基板11上に、熱酸化膜12、Si34膜13、SiO2膜14が、順次プラズマCVD法にて積層され、後にダイヤフラム構造となる支持層15が形成される。次にスパッタリング法により、支持層15上のダイヤフラム構造の中央となる部分にヒータ層2が形成され、このヒータ層2を覆うようにSiO2絶縁層17が順に形成される。そして、絶縁層17の上に一対の接合層18が形成され、これらの接合層18を介して一対の電極層19が形成される。成膜は、RFマグネトロンスパッタリング装置を用いて一般的なスパッタリング法によって行われる。成膜条件は接合層18(TaまたはTi)、電極層19(PtまたはAu)とも同じで、Arガス圧力1Pa、基板温度300℃、RFパワー2W/cm2である。また、膜厚は、一例として、接合層18が500Å、電極層19が2000Åである。
次に、一対の電極層19が積層されたSiO2絶縁層17の上に、電極層19の一部を含んで、酸化スズ(SnO2)などのn型半導体膜がガス感応層1として成膜される。成膜は、RFマグネトロンスパッタリング装置を用いて、反応性スパッタリング法によって行われる。ターゲットにはSbを0.5質量%有するSnO2を用いる。成膜条件はArガス圧力2Pa、基板温度150〜300℃、RFパワー2W/cm2である。ガス感応層1の大きさは50〜200μm角程度、厚さは、例えば、0.2〜1.6μm程度が望ましい。
ガス感応層1の上には、ガス感応層1の全体を覆うように選択触媒層16が形成される。選択触媒層16は、アルミナ(Al23)などの多孔質金属酸化物からなる担体にパラジウム(Pd)などの貴金属酸化触媒を担持して構成される。選択触媒層16は、触媒を担持した金属酸化物がバインダーを介して互いに結合されることによって、層状に構成される。具体的には、無機バインダーと溶剤でペースト状にした選択触媒層材料がスクリーン印刷法により塗布され、500℃で1時間以上焼成されることによって、ガス感応層1の全体を覆うように選択触媒層16が形成される。選択触媒層16は、ガス感応層1の全体を十分に覆うことができる大きさに形成される必要がある。
最後に、Si基板11の裏面よりエッチングによりSi(シリコン)を除去し、図2に示すように、ダイヤフラム構造が形成される。
選択触媒層16の役割は、検知対象ガスであるメタンガス、一酸化炭素ガス以外の水素ガス、アルコールガスなどの還元性(妨害)ガスを燃焼してガス感応層1に到達しないようにし、薄膜状のセンサ素子10にガス選択性を持たせることにある。さらに、ガス感応層1の表面に酸素を供給することにより、感度を向上する役割をも果たしている。
この選択触媒層16に含まれるPdまたはPtなどの貴金属酸化触媒の担持量は、5〜9質量%(触媒質量/(触媒+担体)質量×100)とする。
検知対象ガスに対して妨害ガスともなる還元性ガスを酸化除去できる触媒としては、上述したパラジウム(Pd)の他、白金(Pt)、ロジウム(Rh)等が使用される。
担体を構成する金属酸化物としては、上述したアルミナ(Al23)の他、例えば、3酸化2クロム(Cr23)、シリカ(SiO2)、酸化スズ(SnO2)、酸化インジュウム(In23)、酸化タングステン(WO3)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化チタン(TiO2)、酸化鉄(Fe23)、酸化銅(CuO)あるいはこれらの混合物等が使用可能である。
また、上記の金属酸化物(触媒を担持する金属酸化物)同士を結合させるバインダーとしては、例えばアルミナ微粉末、アルミナゾル、シリカ微粉末、シリカゾル、マグネシアを使用することができる。
ここで、上記のような触媒、金属酸化物、バインダーはいずれも、1種類を単独で使用してもよいし、2種以上を併用することもできるが、選択触媒層16全体に対してシリカ(SiO2)の量は5質量%以下とすることが好ましい。5質量%を超えると、雰囲気湿度に応じてガス感応層1の電気抵抗値が大きくばらつくといった湿度依存性の問題が生じる場合がある。
センサ素子10のガス感応層1は、メタンや一酸化炭素などの検知対象のガスの濃度によってその電気抵抗が変化する。そして、電気抵抗の変化に応じて変化する信号によりガスの有無やガスの濃度が検出される。センサ素子10の動作温度には、メタンの検知に適切な動作温度(一般的に高温の400〜450℃)、一酸化炭素の検知に適切な動作温度(一般的に低温の80℃)などがある。ヒータ層2は、センサ素子10のガス感応層1の動作温度をこれらの温度に設定するために設けられている。
ヒータ制御手段4は、ヒータ層2への通電を通電状態と通電停止状態との2状態間で制御して、ガス検知層1の温度を高温状態(動作温度)と低温状態(室温)との間で変化させる。この低温状態と高温状態とは、特許文献1を引用して上述した低い動作温度と、高い動作温度とは異なるものである。低温状態とはガス感応層1を室温とする状態であり、高温状態とはガス感応層1を動作温度に加熱する状態である。例えば、検出対象ガスが一酸化炭素であれば80℃程度、メタンであれば400〜450℃程度である。
ガス感応層1は、センサ制御手段3により、例えば30秒間隔等の所定の検知間隔で駆動される。ヒータ制御手段4は、この検知間隔に同期してヒータ層2を所定の動作温度へと加熱する。上述したように、センサ素子10は薄膜型のセンサであり、ガス感応層1及びヒータ層2は、非常に薄く形成されている。従って、ガス感応層1、ヒータ層2共に熱容量は非常に小さい。また、ガス感応層1とヒータ層2との距離も近いので、非常に少ない電力で、ガス感応層1を動作温度まで加熱することが可能である。
ヒータ制御手段4は、マイクロコンピュータ20に実装されたヒータ駆動部22を中核として構成されている。ヒータ駆動部22は、ヒータ層2が直列接続されるトランジスタQ2に対して、10ms〜1s程度、好適には50ms〜200ms程度のアクティブ期間を有する狭幅のヒータ駆動パルスHDを出力して、ヒータ層2をパルス駆動する。図1に記載された抵抗器R2は、トランジスタQ2のベース端子の保護抵抗である。
図1に示すように、ヒータ層2には、定電圧電源71を介してヒータ駆動電圧VHが印加される。ヒータ駆動部22がトランジスタQ2をオン状態に制御すると、ヒータ層2にヒータ駆動電圧VHが印加される。そして、ヒータ駆動電圧VHと、ヒータ層2を含む直列回路の抵抗分より定められる電流がヒータ層2に流れてヒータ層2が加熱され、ガス感応層1が動作温度に加熱される。ヒータ駆動部22がトランジスタQ2をオフ状態に制御すると、ヒータ層2に電流が流れなくなる。薄膜状で熱容量の小さいヒータ層2は、放熱により直ちにセンサ素子10の周辺温度(室温)まで冷却される。同様に薄膜状で熱容量の小さいガス感応層1も放熱により周辺温度まで冷却される。
このように、センサ素子10のガス感応層1、ヒータ層2共に熱容量が小さいため、少ない電流で短時間のうちに加熱することが可能であり、また、短時間のうちに周辺温度まで冷却させることが可能である。上述したように、ガス検知装置は内蔵電池30から駆動電力の供給を受けて動作するが、センサ素子10が薄膜型であることにより、ガス感応層1の加熱を含むセンサ駆動のための電力を省電力化することができる。
熱線式ガスセンサや薄膜型ではない半導体型のガスセンサを用いた従来のガス検知装置では、センサ素子の熱容量が大きい。従って、ヒータは常時通電、あるいは、パルス駆動されてもヒータ駆動パルスのアクティブ期間が本実施形態の50ms〜200msと比べて非常に長い3〜10秒程度であった。このような従来型のガス検知装置に比べて、センサ素子10が薄膜型である本実施形態のガス検知装置は、大きく省電力化されている。
尚、ヒータ制御手段4がヒータ層2を所定の温度にまで加熱する際には、センサ素子10の周辺温度に応じて、駆動電力が制御されると好ましい。上述したように、薄膜状のヒータ層2は熱容量が小さく、周辺温度の変動に応じてヒータ層2の温度が敏感に変動する。例えば、周辺温度20℃の場合にヒータ層2を420℃に加熱するように標準的な駆動電力が設定されており、周辺温度が50℃であると、ヒータ層2は450℃まで加熱される。ガス感応層1は、ヒータ層2により加熱されるので、同様に最適な動作温度から30℃高い温度に加熱され、感度が低下する可能性が生じる。図3に示すように、センサ素子10の近傍には温度検出手段5としてのサーミスタ8が備えられており、周辺温度(雰囲気温度)に対する感度の温度依存性については、後述するようにガス検出手段6において補正される。しかし、ガス感応層1自体の感度が著しく低下した場合には、補正することは困難である。また熱ストレスにより、ガス感応層1やヒータ層2の耐久性を低下させ、センサ素子10やガス検知装置の寿命に影響を与える可能性もある。
従って、ヒータ制御手段4がヒータ層2を所定の温度にまで加熱する際に、センサ素子10の周辺温度に応じて、駆動電力が制御されると好ましく、本発明に係るガス検知装置では、そのようにヒータ制御手段4が構成される。センサ素子10の周辺温度は、ガス検出手段6における補正演算に利用するために、温度検出手段5によって検出されている。ヒータ制御手段4は、この温度検出手段5による検出結果を利用して、ヒータ層2の駆動電力を制御する。この構成の場合、新たな温度検出手段を設けることなくヒータ層2の駆動電力が制御されるので、ガス検知装置のコストを上昇させることなく、性能を向上させることができる。
温度検出手段5は、一例として図1に示すようにサーミスタ8と抵抗器R4とによって構成される。図3に示すように、サーミスタ8は、ガス検知装置の筐体50の中に設けられるセンサ素子10の近傍に配置される。センサ素子10は、ガス検知装置の筐体50の全面に形成された通気孔51を介して流入する外気に含まれるメタンや一酸化炭素などの検知対象となるガスを検知する。ガス検知装置の筐体50内において、センサ素子10の近傍に配置されるサーミスタ8は、センサ素子10の周辺温度とほぼ等価な温度を検出する。理想的には、ガス感応層1が形成されたセンサ素子10の内部の温度を直接検出することが望ましいが、これは困難であるため、センサ素子10の周辺温度が計測される。図1に示した回路部40は、回路基板41に実装されて筐体50内に収納されている。抵抗器R4は、回路基板41上に実装されている。
サーミスタ8は、温度に応じて抵抗値が変化する素子である。サーミスタ8と抵抗器R4とにより分圧された電圧は、サーミスタ8の抵抗値によって変化するので、この電圧値により周辺温度が検出できる。図1では、特に定電圧回路を介することなく分圧回路を構成しているが、内蔵電池30の電圧変動による影響を抑制する必要があれば、定電圧回路を介して分圧回路を構成してもよい。
サーミスタ8と抵抗器R4とにより分圧された電圧は、周辺温度の検出結果としてマイクロコンピュータ20に入力され、内蔵のA/Dコンバータ26によりデジタル変換される。駆動電力制御手段7を構成する駆動電圧演算部24は、デジタル変換された周辺温度に基づいて、所望の温度までヒータ層2を加熱するために必要な電力を演算する。本例では、ヒータ層2に印加するヒータ駆動電圧VHを設定するための演算が実施される。
ヒータ駆動電圧VHは、駆動電力制御手段7を構成する定電圧電源71によって生成される。定電圧電源71は、一例として可変出力型のレギュレータICを用いることができる。駆動電圧演算部24は、定電圧電源71にヒータ駆動電圧VHを出力させるために定電圧電源71に与える制御信号REFのデジタル値を演算する。このデジタル値は、マイクロコンピュータ20に内蔵されたD/Aコンバータ28によりアナログ変換され、制御信号REFとして定電圧電源71に入力される。
定電圧電源71は、駆動電圧演算部24により演算された制御信号REFに基づいてヒータ駆動電圧VHを出力し、ヒータ層2はこのヒータ駆動電圧VHを印加されて加熱される。このように、ヒータ駆動電圧VHは、駆動電力制御手段7により周辺温度に基づいて制御される。尚、図1に示すように、ヒータ駆動電圧VHは、マイクロコンピュータ20に内蔵されたA/Dコンバータ27を介して駆動電圧演算部24にフィードバックされてもよい。この場合、駆動電圧演算部24は、ヒータ駆動電圧VHが適切に出力されているか否かを確認し、制御信号REFの値を調整する。
図4は、センサ素子10の周辺温度とヒータ駆動電圧VHとの関係を模式的に示す波形図であり、図5は、センサ素子10の周辺温度とヒータ層2の温度との関係を模式的に示す波形図である。図4に実線で示すように、周辺温度20℃を基準温度として、周辺温度が高くなると相対的にヒータ駆動電圧VHが低く設定され、周辺温度が低くなると相対的にヒータ駆動電圧VHが高く設定される。つまり、周辺温度20℃を基準温度として、周辺温度が高くなると相対的にヒータ駆動のための電力が低くなるように制御され、周辺温度が低くなると相対的にヒータ駆動のための電力が高くなるように制御される。このようにヒータ駆動電圧VHが制御されることにより、図5に実線で示すように、周辺温度に拘わらず、ヒータ層2の温度が一定に保たれる。
周辺温度に応じてヒータ駆動電圧VHが制御されない場合、図4に破線で示すように、周辺温度に拘わらずヒータ駆動電圧VHは一定となる。その結果、図5に破線で示すように、周辺温度に応じてヒータ層2の温度が変動する。本発明によれば、このような問題を良好に解決することができる。
センサ制御手段3は、ガス感応層1の動作温度が検出対象ガスを良好に検出可能な上記所定の温度(高温状態)になった状態に合わせてガス感応層1を通電駆動する。ガス感応層1を加熱するヒータ層2は、ヒータ駆動信号HDにより駆動されるので、ヒータ駆動信号HDと同期したセンサ駆動信号SDにより、ガス感応層1が駆動される。センサ制御手段3としてマイクロコンピュータ20により構成されるセンサ駆動部21は、ガス感応層1に直列に接続されたトランジスタQ1に対して、狭幅のアクティブ区間を有するセンサ駆動パルスSDを出力する。アクティブ区間のパルス幅は、10ms〜1s程度、好適には50ms〜200ms程度である。図1に記載された抵抗器R1は、トランジスタQ1のベース端子の保護抵抗である。
ガス感応層1の電気抵抗は、既に説明したように検知対象ガスの濃度に応じて変化する。図1に示すようにガス感応層1には、抵抗器R3が直列接続されている。ガス感応層1と抵抗器R3とにより分圧された電圧は、ガス感応層1の電気抵抗の変化によって変化するため、当該分圧電圧はガス検知信号SRである。このガス検知信号SRは、マイクロコンピュータ20に入力され、内蔵のA/Dコンバータ25によりデジタル変換されて、ガス検出手段6として構成されたガス検知部23に入力される。ガス検知部23は、ガス検知信号SRに基づいて、検知対象ガスのガス濃度を演算する。
ガス検知部23には、上述したようにマイクロコンピュータ20に内蔵されたA/Dコンバータ26を介して、センサ素子10の周辺温度も入力されている。ガス感応層1の感度には温度依存性があるため、周辺温度に基づいてガス濃度が補正される。このように、ガス検知部23は、ガス検知信号SRと周辺温度とに基づいて検知対象ガスを検出する。ガス検知信号SRは、ガス感応層1の電気抵抗に基づいているので、ガス検知部23(ガス検出手段6)は、ガス感応層1の電気抵抗と周辺温度とに基づいて検知対象ガスを検出する。
ガス検知部23は、さらに、演算したガス濃度と所定の濃度しきい値とを比較して、警報が必要な異常状態であるか否かを判定する。そして、警報が必要な異常状態であると判定された場合には、警報回路9に対して警報信号WSを出力する。
警報回路9は、一例としてスピーカ(不図示)と、当該スピーカから各種音声を出力可能な音声回路(不図示)とを有して構成されている。音声回路は、ガス検知部23から入力された警報信号WSに基づいて、スピーカからビープ音や音声メッセージを出力させる。また、警報回路9は、警報信号WSに応じて、LEDやLCD等を用いた表示部に所定の表示を出力する表示手段(不図示)を有して構成されてもよい。また、警報回路9は、屋外等に対して異常の発生を通報するべく玄関等で音声を出力するような集中監視盤やインターホン親機等の外部機器(不図示)に対して所定の外部信号を出力する外部出力手段(不図示)等を有して構成されてもよい。警報回路9は、図3に示すように回路基板41に実装され、ビープ音や音声メッセージは筐体50に設けられた音孔52を介して出力される。
本発明は、検知対象ガスに感応して電気抵抗値が変化するガス感応層、及び当該ガス感応層を加熱するヒータ層が形成されたセンサ素子を用いて、前記検知対象ガスを検出するガス検知装置に適用することができる。また、このようなガス検知装置と、火災の発生を検知する火災警報装置とが複合された警報装置に適用することができる。
本発明に係る警報装置の構成の一例を模式的に示すブロック図 センサ素子の構造を模式的に示す断面図 警報装置の模式的な外観図 センサ素子の周辺温度とヒータ駆動電圧との関係を模式的に示す波形図 センサ素子の周辺温度とヒータ温度との関係を模式的に示す波形図
符号の説明
1:ガス感応層
2:ヒータ層
4:ヒータ制御手段
5:温度検出手段
6:ガス検出手段
7:駆動電力制御手段
10:センサ素子

Claims (1)

  1. 検知対象ガスに感応して電気抵抗値が変化する層厚0.1〜40μmのガス感応層、及び前記ガス感応層下に設けられ、層厚0.1〜40μmの絶縁層を挟んで前記ガス感応層を加熱する層厚0.1〜40μmのヒータ層が形成されたセンサ素子と、
    前記ヒータ層への通電を通電状態と通電停止状態との2状態間で制御するヒータ制御手段と、
    前記センサ素子の周辺温度を検出する温度検出手段と、
    前記ガス感応層の前記電気抵抗値及び前記周辺温度に基づいて、前記検知対象ガスを検出するガス検出手段と、
    前記周辺温度に基づいて、前記ヒータ層が前記通電状態に駆動される際の駆動電力を制御する駆動電力制御手段と、を備え、
    前記駆動電力制御手段は、前記ヒータ層に印加される電圧を制御することにより、前記駆動電力を制御し、
    さらに、前記駆動電力制御手段は、前記周辺温度が所定の基準温度よりも高い場合には前記ヒータを駆動する駆動電圧を所定の基準電圧よりも低くし、前記周辺温度が前記所定の基準温度よりも低い場合には前記ヒータ層を駆動する前記駆動電圧を前記所定の基準電圧よりも高くすることによって前記駆動電力を制御し、
    前記基準温度が、前記センサ素子の周辺温度が−10〜50℃の範囲で20℃に設定されたガス検知装置。
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