JP2003098137A - ガスセンサの制御方法及びガスセンサの制御装置並びにガスセンサを備えた食品機器 - Google Patents

ガスセンサの制御方法及びガスセンサの制御装置並びにガスセンサを備えた食品機器

Info

Publication number
JP2003098137A
JP2003098137A JP2001293839A JP2001293839A JP2003098137A JP 2003098137 A JP2003098137 A JP 2003098137A JP 2001293839 A JP2001293839 A JP 2001293839A JP 2001293839 A JP2001293839 A JP 2001293839A JP 2003098137 A JP2003098137 A JP 2003098137A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas sensor
output signal
gas
heating device
detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001293839A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Fukui
秀樹 福井
Takuya Matsumoto
卓也 松本
Souzou Suzuki
創三 鈴木
Kazuyoshi Takeuchi
和▲よし▼ 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
Priority to JP2001293839A priority Critical patent/JP2003098137A/ja
Publication of JP2003098137A publication Critical patent/JP2003098137A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 感応部の電気抵抗変化でガス濃度を検出する
ガスセンサに関し、経時劣化の抑制と、消費電力量低減
を図る。 【解決手段】 感応膜3を加熱補償する加熱装置5をガ
スセンサ1に付加し、加熱装置5への供給電力を、加熱
装置駆動回路9によってガス検知を行う場合と行わない
場合とで変化させ、ガスセンサ1がガス検知を行わない
場合、感応膜3の表面が結露しない温度となる最低の電
力を供給することにより、結露や、温度上昇による劣化
の促進を抑制し、且つ消費電力の低減を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品機器内に設置
したガスセンサの制御方法および制御装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、ガスセンサは、工業用やタバコや
アンモニア等を検知する居住用と幅広い分野で取り扱っ
ている。その中で、近年、食品機器分野への応用が研究
されてきている。
【0003】野菜新鮮度検知センサを有する野菜新鮮度
維持装置に関するものが、特開平7−209279号公
報に開示されているものがある。
【0004】以下図面を参照しながら上記従来のガスセ
ンサ制御を説明する。
【0005】図11は上記野菜鮮度維持装置のセンサ信
号に対する経時変化を示す図である。この制御はセン
サ、ヒータ共に常時通電しており、その出力信号の傾き
から、野菜鮮度状態を判断する制御となっている。
【0006】また、消費電力及び、経時劣化低減を目的
としたガスセンサの制御方法として、特開平8−220
047号公報に開示されているものがある。
【0007】以下図面を参照しながら上記従来のガスセ
ンサ制御を説明する。
【0008】図12の(a)はガスセンサ発熱層の温度
の経時変化を示す図である。発熱層を450℃以上の高
温に間欠的に発熱させてから、250〜300℃の低温
に間欠的に発熱させ、低温の間欠駆動により消費電力と
経時劣化とを低減し、高温の間欠駆動における半導体層
の反応性を確保する。
【0009】図12の(b)はガスセンサ発熱層の温度
を上記(a)としたときの半導体層の電気抵抗を示す図
である。
【0010】図13はガス検知手段の経時変化(a)と
電気抵抗(b)を示す図であり、250〜300℃の温
度範囲に間欠的に発熱させるとき、その“n”回目の半
導体層の電気抵抗Rnと“n+1” 回目の半導体層の電
気抵抗Rn+1の差分を第一データ“dR1=Rn+1−Rn
として検出する。同様に“n+1”回目の半導体層の電
気抵抗Rn+1と“n+2” 回目の半導体層の電気抵抗R
n+2の差分を第二データ“dR2=Rn+2−Rn+1”として
検出すし、これらの比率“dR2/dR1“が基準抵抗を
超過するとガス検知を行う。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
特開平7−209279号に記載されているような制御
手段を用いた場合、常時ヒータ及びガスセンサを通電す
る為、消費電力が増大する上、センサ付近温度の上昇、
センサの経時劣化が促進されるという欠点があった。
【0012】また、特開平8−220047号に記載さ
れているような制御手段を用いた場合、上記課題を解決
できるが、低温高湿雰囲気等で使用する場合や、扉開閉
等で機器外から湿気が進入する場合、感応膜が結露し、
劣化を促進されるという欠点があった。
【0013】本発明は従来の課題を解決するもので、高
湿雰囲気下もしくは低温雰囲気下で湿気進入の可能性の
ある、ガスセンサを有する食品機器の制御方法を提供す
ることを目的とする。
【0014】また、従来制御においては、ガスセンサの
半導体層の電気抵抗が経時劣化と共に変化する為、出力
信号の傾き等の変化量でしか判別することができず、そ
のガス状態の絶対量の判断ができないという欠点があっ
た。
【0015】本発明の他の目的は、ガスセンサ雰囲気の
絶対量としてのガス濃度を検出することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の発明は、感応部の電気抵抗変化に応じてガス濃度を検
知するガスセンサと、前記感応部を加熱する加熱装置と
を備え、前記ガスセンサのガス検知状態に応じて、供給
電力を変化させるものであり、ガス検知の有無や程度に
応じて電力供給を切り替えることで、必要以上の加熱を
抑えてセンサの劣化を抑え、無駄な電力消費を抑える作
用を有する。
【0017】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
に発明において、ガスセンサのガス検知動作を間欠的に
行わせ、検知時と非検知時で供給電力を高低2段階に切
り替えるものであり、ガス検知を行わない状態において
電力供給を抑えることで、高温条件によるセンサ劣化を
抑え、無駄な電力消費を抑える作用を有する。
【0018】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
に発明において、非検知時の供給電力を感応部が結露し
ない温度に維持する電力としたものであり、ガス検知を
行わない状態においても感応部が結露しない最も低い温
度となる電力供給を行うことで、感応部の結露を防止
し、無駄な電力を消費しないという作用を有する。
【0019】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
に発明において、加熱装置への電力供給を停止した状態
のガスセンサの出力信号を基準出力信号とし、前記基準
出力信号と電力供給したガス検知時の出力信号の差から
ガス濃度を検知するものであり、一般的にガスセンサは
基準出力信号(反応ガスのない雰囲気条件下での出力信
号)が製品のバラツキや、エージング条件等で異なるこ
とや、製品に設置してから基準出力信号を決定すること
は難しいことなどから、ガスセンサの出力信号を絶対値
として検出することができなかった。しかしヒータの電
力供給を停止し、ガスに対する応答性がない出力信号を
作り、この出力信号を演算することにより、基準出力信
号を算出することができる。ガス雰囲気の出力信号と、
この演算した基準出力信号の差から、正確なガス濃度を
検知できるという作用を有する。
【0020】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
に発明において、基準出力信号を周期的に更新するもの
であり、ガスセンサ劣化により変化する基準出力信号を
周期的に更新し、センサの経時劣化に関係なく、正確に
ガス濃度を検知できるという作用を有する。
【0021】請求項6に記載の発明は、請求項1または
請求項4に記載に発明において、加熱装置へのガス検知
時の電力供給後、所定時間ごとにガスセンサの出力信号
を読み取り、所定データ数毎に前記出力信号の最大値と
最小値の差と出力信号の安定を判断する閾値とを比較
し、前記最大値と最小値の差が前記閾値より小さくなっ
た場合に安定値と判断して検知濃度を決定するものであ
り、加熱装置への電力供給後の出力信号の変化を一定周
期ごとに判定し、変化量が小さくなったところで安定と
判断し、加熱装置への電力供給を低下させることで、迅
速且つ正確な安定判断を行った上で、消費電力量の低減
が図れるという作用を有する。
【0022】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
に発明において、安定値の判断後、最大値もしくは最小
値、または最大値と最小値を演算した値で検知濃度を決
定するものであり、安定確認と同時にセンサ出力判断
や、平均値の算出を容易に行えるという作用を有する。
【0023】請求項8に記載の発明は、請求項1から請
求項7のいずれか一項に記載に発明に、さらに、ガスセ
ンサの雰囲気温度を検知する温度検知手段を備え、前記
温度検知手段の出力によりガスセンサの検知濃度を補正
するものであり、温度変動又は、湿度変動による、ガス
センサ出力の変動を補正するという作用を有する。
【0024】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
に発明において、温度検知手段の出力に応じて、加熱装
置の供給電力を変化させるものであり、加熱装置により
加熱された感応部温度が雰囲気温度に応じて変動し、ガ
スセンサ出力信号の変動を防止すると共に、感応部の高
温化による劣化を防止するという作用を有する。
【0025】請求項10に記載の発明は、ガスセンサの
制御装置として、感応部の電気抵抗変化に応じてガス濃
度を検知するガスセンサと、前記感応部を加熱する加熱
装置と、前記ガスセンサの出力信号を検出する検出回路
と前記加熱装置に電力を供給する加熱装置駆動回路とか
らなる制御回路とを備え、前記加熱装置駆動回路は前記
ガスセンサによるガス検知状態に応じて、供給電力を変
化させるものであり、ガス検知の有無や程度に応じて電
力供給を切り替えることで、必要以上の加熱を抑えてセ
ンサの劣化や無駄な電力消費を抑え、かつ供給量の設定
によっては感応部の結露を防止する作用を有する。
【0026】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載の発明に、さらに、ガスセンサの雰囲気温度を検知
する温度検知手段と、前記温度検知手段の出力信号を読
み取る温度検出回路とを備え、前記温度制御手段の出力
信号により、前記ガスセンサの出力信号を、演算回路に
て、補正出力するものであり、温度変動又は、湿度変動
による、ガスセンサ出力の変動を補正するという作用を
有する。
【0027】請求項12に記載の発明は、食品機器とし
て、食品を収納する収納部と、前記収納部の一画にガス
センサを設けて成る請求項10または請求項11に記載
のガスセンサの制御装置と、前記収納部を開閉する扉
と、前記扉の開閉状態を検出する扉開閉検知手段と、前
記扉開閉検知手段からの出力信号を検知する扉開閉検知
回路とを備え、前記扉開閉検知手段が扉開閉を検出した
後所定時間はガスセンサの加熱装置への供給電力を低下
または停止させるものであり、扉開閉により進入する湿
気が感応部で反応する際、感応部温度を低下させること
で、水蒸気の感応部への反応速度を低下させ、感応部の
劣化を抑制するという作用を有する。
【0028】請求項13に記載の発明は、請求項項12
に記載の発明において、扉開閉検知手段が扉開閉を検出
した後所定時間、ガスセンサの検出回路は出力信号の検
出を停止するものであり、扉開閉により食品機器内に存
在するガスが流出し、一時的にガス濃度が低下している
状態でのガス検知を行わず、正確なガス濃度を検知する
という作用を有する。
【0029】請求項14に記載の発明は、請求項項12
または請求項13に記載の発明において、ガスセンサの
加熱装置への供給電力が停止している状態で、扉開閉検
知手段が扉開閉を検出した場合、加熱装置に電力を供給
するものであり、感応膜表面温度が外気の絶対湿度より
低い場合、扉開閉により、感応部の結露による劣化や、
ショートを防止するという作用を有する。
【0030】請求項15に記載の発明は、請求項項12
から請求項14のいずれか一項に記載の発明に、さら
に、収納部を冷却する冷却器と、前記冷却器の除霜手段
とを備え、前記冷却器を除霜後所定時間、ガスセンサの
加熱装置への供給電力を低下させるものであり、除霜に
よる温湿度の変動による感応部の劣化を防止するという
作用を有する。
【0031】請求項16に記載の発明は、請求項15に
記載の発明において、冷却器の除霜後所定時間、ガスセ
ンサの検出回路は出力信号の検出を停止するものであ
り、除霜による温湿度の変動によるセンサ出力信号の変
動による誤検知を防止する。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるガスセンサの
制御方法及びガスセンサの制御装置並びにガスセンサを
備えた食品機器について、図面を参照しながら説明す
る。
【0033】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1によるガスセンサの制御方法のブロック図であ
る。図2は同実施の形態のガスセンサの加熱装置への供
給電力と感応膜の発熱温度を示すタイムチャートであ
る。
【0034】図1において、1はガスセンサであり、以
下の部品から構成されている。2はガスセンサの基板で
あり、3はこの基板2の一方の面に半導体を原料として
構成されている感応膜より形成した感応部(以下感応膜
3という)であり、ガス濃度に応じて電気抵抗が変化す
る。4は感応膜3へ電気を供給する為の電極である。5
は基板2の片面に取り付けられている感応膜3の反対側
に取り付けられた抵抗式の加熱装置(ヒータ)である。
6は加熱装置に電気を供給する為の電極である。
【0035】7はガスセンサ1を制御する制御回路であ
り以下の要素から構成されている。8は感応膜3に電力
を供給し、そこから出る出力信号を検出する検出回路で
あり、9は加熱装置5に電圧を供給する加熱装置駆動回
路9である。
【0036】図2において、(a)は加熱装置駆動回路
9から加熱装置5へ供給される供給電力である。(b)
は加熱装置5へ(a)の供給電圧を供給した時の感応膜
温度を示しており、加熱装置5に供給電力V1を供給す
ると感応膜温度はT1となり、供給電圧V2を供給する
とT2となる。ガス検知を行う場合、ガス種に応じて必
要な感応膜温度が存在する為、目標ガスに応じた供給電
力V1を供給するが、常時ガス検知を必要としない場合
は、供給電力をV2に低下させ消費電力を低減させる。
【0037】また、感応膜3表面は酸素、水蒸気、その
他の還元性ガス等と化学吸着が行われている為、温度の
増大に伴い反応性は増大する。その為、感応膜3の表面
温度を低下させることはこれらの吸着速度を低減させる
こととなり、感応膜3の劣化を低減させることができ
る。
【0038】供給電圧V2の設定は、消費電力低減や劣
化の点から低い方が良いが、高湿環境下で使用する場合
感応膜表面が結露しない温度に設定する必要がある。つ
まり、V2はガスセンサ1の使用雰囲気下で生じる温度
変動の中で最も温度が高くなる温度以上となるように設
定する必要性がある。
【0039】また、密閉された低温の機器で使用してい
る場合においても、扉開閉などの外気の進入が考えられ
るものに対しては外気の露点温度以上の設定とする必要
がある。
【0040】耐湿性のガスセンサを用いた場合や、セン
サ取り付け位置付近の温度が使用環境温度より高く、結
露の恐れがない場合はV2=0Vとすることで、より消
費電力低減を図ることができる。
【0041】(実施の形態2)図3は、本発明の実施の
形態2によるガスセンサの制御方法のブロック図であ
る。図4は同実施の形態によるガスセンサの制御方法フ
のローチャートである。図5は同実施の形態のガスセン
サの加熱装置への供給電力とガスセンサの出力信号のタ
イムチャートである。
【0042】図3において、10は制御基板7上に設置
されている検出回路8や、加熱装置駆動回路9へ命令を
送ったり、各回路からの信号を演算したりする演算回路
であり、演算回路10により加熱装置駆動回路9の供給
電圧値を命令し、その時、読取った検出回路8の出力信
号値を受け取り、その値より基準出力信号値を演算す
る。
【0043】図4において、基準出力信号を設定する制
御のフローを説明する。加熱装置への電力供給を停止す
る(ステップ1)。電力供給を停止した後出力信号が安
定するまで待機し、安定した後、ガスセンサの出力信号
を読み取る(ステップ2)。この出力信号はガスセンサ
の雰囲気ガスに影響なく一定であるが、加熱手段への電
力供給を行った場合の出力信号とは異なる値を示す為、
補正する必要がある。ここで演算回路10にて出力信号
を演算し(ステップ3)、基準出力信号を設定する(ス
テップ4)。
【0044】図5(a)と(b)はそれぞれ、上記基準
出力信号設定の加熱装置への電力供給とガスセンサから
の出力信号のタイムチャートと示している。
【0045】加熱装置への電力供給をV1から0(点
a)、0からV1(点b)、V1からV2(点c)の3
点で変更し、便宜上点dでガスを投入したタイムチャー
トとした。反応するガスのない状態でセンサ出力はS1
を示すが、ガスを投入することで(点d)感応膜にガス
が反応し、ガスセンサ出力信号はS2を示す。その後供
給電力を停止することで(点a)出力がS3となる。こ
のS3はガスに対する応答性がない為、S1とに相関性
があり、このS3を演算することによりS1を算出する
ことができる。
【0046】つまり、S1=f(S3)という関係が成
り立つので、ΔS(ガスによる出力信号)=S2−S1
=S2−f(S3)となり、センサ個々のバラツキ等に
関係なくガス濃度を絶対値として検出することが可能と
なる。
【0047】また、周期的に基準出力信号を更新するこ
とにより、ガスセンサの経時劣化による基準出力信号の
変化に対して対応することができ、基準出力信号の経時
劣化に対して無視することができる。
【0048】(実施の形態3)図6は、本発明の実施の
形態3によるガスセンサの制御方法のフローチャートで
ある。図7は同実施の形態のガスセンサの加熱装置への
供給電力とガスセンサの出力信号のタイムチャートであ
る。
【0049】図6において、出力信号の安定を判断する
制御のフローについて説明する。まずガスセンサ出力信
号を検知する為の感応膜温度とする為に加熱装置への供
給電力を変更する(ステップ5)。変更後ガスセンサの
出力信号を検知し(ステップ6)、その値をSとする。
次にSmaxとSminにSを入れる(ステップ7)。
次に繰り返し操作を行う為のN=0を入れる(ステップ
8)。この繰り返し操作は(ステップ8)から(ステッ
プ16)を繰り返し行う。
【0050】その後、再度センサ出力信号を検知し、そ
の値をSとする(ステップ9)。このセンサ出力SがS
maxより大きい場合(ステップ10)はSmaxにS
を置換する(ステップ11)。センサ出力SがSmax
以下の場合、Sminと比較し(ステップ12)、小さ
い場合はSminにSを置換する(ステップ13)。S
minより大きい場合または、SmaxやSminを置
換した後、繰り返し回数が一定データ数(n回)にいた
っていない場合は(ステップ14)、N=N+1として
(ステップ15)、t分間待機し(ステップ16)、繰
り返し動作を行う。このデータ読み取り周期はt分間隔
の一定時間ごとにセンサを読み取ることとなる。
【0051】一定データ数となった場合(n回に達した
場合)、SmaxとSminの差を演算し、その値が安
定判断の閾値Saに比べ大きい場合は再度(ステップ
6)から繰り返し行い、以下の場合は安定と判断し(ス
テップ17)、検知判断を行う(ステップ18)。
【0052】図7(a)と(b)はそれぞれ、上記フロ
ーチャートを具体的に示した、加熱装置への供給電圧と
その時の出力信号を表すタイムチャートを示している。
【0053】供給電圧V2であったものを点eにおいて
供給電圧をV1へ切替えることで出力信号がS4からS
5へと上昇し、その後t分間隔で検出する出力信号がn
個を1単位とした時、出力信号の最大値(Smax)と
最小値(Smin)のつまり差がSa以下となった時を
安定とみなす。つまり、点eからn個目の点fまでのS
maxである出力信号S5とSminである出力信号S
6の差ΔS1≧Saである為、この処理を繰り返し、点
gから点hのSmax(S7)とSmin(S8)の差
ΔS2≧Saである為、再度この操作を繰り返す。次の
点iから点jまでのSmax(S9)とSmin(S1
0)の差ΔS3≦Saとなった場合安定と判断し、加熱
装置への供給電源をV2とする。
【0054】耐湿性のガスセンサを用いた場合や、セン
サ取り付け位置付近の温度が使用環境温度より高く、結
露の恐れがない場合は、検出回路8と加熱装置駆動回路
9をガスセンサ検知時以外の供給出力をV2=0とし
て、同期させた場合、出力信号は点kより0となる。
【0055】これらの制御方法により、出力信号の安定
時を迅速且つ正確に把握することができることで、加熱
装置のヒータ時間を短縮することができ、消費電力低減
が行えるうえ、演算回路上での記憶メモリを2変数のみ
に抑えることができる。
【0056】また、安定判断の後に検知判断を行うが、
この検知判断を行う値を新たに検知するのではなく、安
定判断で検出したSmaxやSminもしくはそれぞれ
を演算した数値を用いることで、安定判断と検知判断が
同時に行うことができ、検知時間の短縮により加熱装置
への供給電圧の低減による消費電力低減を行うことがで
きる。
【0057】また、出力信号の平均値の演算や、Saの
設定値によりバラツキを考慮に入れた検知判断を行うこ
とができる。
【0058】(実施の形態4)図8は、本発明の実施の
形態4によるガスセンサの制御方法のブロック図であ
る。
【0059】図8において、ガスセンサ1の設置場所付
近、もしくは同一の基板上に、ガスセンサの雰囲気温度
を読み取る為の温度検知手段11を設置し、温度検知手
段11からの信号を制御基板7の中に取り付けられた温
度制御回路12により検出する。温度制御回路12から
の信号と、ガスセンサ1の出力信号を受け取った検出回
路8からの信号をそれぞれ演算回路10に送られ、温度
に依存するガスセンサ1の出力信号を補正する。
【0060】ガスセンサの出力を補正し、温度による変
動を抑えることで、安定確認を行う時に生ずる温度変動
による出力信号の変動を抑制することができ、安定判断
を行う閾値Saは温度変動を考慮する必要がなくなる
為、微細な出力変動を検出することが可能となる。
【0061】また、ガスセンサ1の基板2に取り付けら
れている加熱装置5は、簡便性の面から抵抗式のヒータ
を用いられている場合が多い。この場合、加熱装置5へ
供給する電圧が一定である為、加熱装置5の表面温度は
雰囲気の温度に依存して変化する。その為、感応膜3の
表面温度によりガス種に選択性を持たせるガスセンサの
場合、雰囲気温度の変化により、感応膜表面温度が変化
し、複数のガスが存在する場合の目標ガス濃度に対する
出力信号の相関性が悪くなることがある。
【0062】しかし、温度検知装置12により検出した
雰囲気温度から、加熱装置5への供給電圧を制御し、感
応膜3の温度が一定となるようにすることで、目標とす
るガス種以外の影響を抑制することができ、複合ガス種
の存在する使用環境下においても目標ガスに対する出力
信号の相関性が確保することができる。
【0063】(実施の形態5)図9は、本発明の実施の
形態5による食品機器に備えたガスセンサの制御方法の
ブロック図である。
【0064】図9において、冷蔵庫等の密閉された食品
機器において、ガスセンサ1が取り付けている食品機器
の扉の開閉を検知する、扉開閉検知手段13と、制御回
路7から構成されている。制御回路7内には、ガスセン
サ1からの信号を検知する検出回路8と、ガスセンサ表
面に取り付けられている加熱装置5への電圧を供給させ
る加熱装置駆動回路9と、扉開閉検知装置からの信号を
受け取る扉開閉検出回路14があり、それぞれの信号を
演算回路10が受け取り、それぞれの信号を演算し、再
び各回路へ信号を発信している。
【0065】密閉された食品機器内の温度が、その食品
機器の設置されている雰囲気温度より低い場合は、扉開
閉動作により外気の高い温度の空気が流入することによ
り、感応膜3の表面温度が高くなる為、複数の混合ガス
存在下で使用している場合の目標ガスの出力信号低下
や、感応膜温度上昇による劣化の促進が起こり得る。そ
のため、扉開閉検知後、一定時間供給電力を低下もしく
は停止させることで、ガスセンサ1の劣化促進を抑制す
ることができる。
【0066】また、扉開閉動作により、密閉された食品
機器内に充満していたガスが流出し、ガス濃度が低下し
た状態で検知すると誤検知となる。その為、扉開閉後密
閉された食品機器内から発生するガス量が安定するま
で、一定時間ガスセンサの出力検知を停止し、加熱装置
の供給電圧も停止することで、間欠的にガスセンサを検
知する制御上で生じる誤検知を防止することができる。
【0067】また、扉開閉動作により食品機器内の温度
より高い露点となる湿気が流入する場合、加熱装置5の
供給電圧が停止した状態であればガスセンサ1の表面は
露点温度以下となり、ガスセンサ1の表面にある感応膜
3やその両端に取り付けられている電極が結露し、劣化
を促進させる。その為、食品機器内温度が低い場合や、
食品機器の設置環境が高湿度条件下の場合、扉開閉後は
強制的に供給電力を行い、ガスセンサ表面の結露を防止
し、劣化を抑制することができる。
【0068】(実施の形態6)図10は、本発明の実施
の形態6による食品機器に備えたガスセンサの制御方法
のブロック図である。
【0069】図10において、冷蔵庫等の冷却を行う食
品機器にガスセンサを設置する場合において、冷却器1
5に霜が付着した時に、その霜を除去するための除霜手
段16が取り付けられている。
【0070】除霜中は冷却器15を運転しない上、加熱
を行う為、食品機器内の温度が上昇し、加熱装置への供
給電力が一定であると感応膜表面温度が上昇するので、
ガスセンサの劣化を促進させることとなる。
【0071】そこで、除霜後加熱装置への供給電力を低
下させることで、ガスセンサの劣化を抑制することがで
きる。
【0072】また、除霜後一定時間ガスセンサの出力信
号を検知しないことで、除霜時に生じる、一時的な食品
機器内の湿度上昇によるガスセンサ出力変動を回避する
ことができる。
【0073】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の発明は、感応
部の電気抵抗変化に応じてガス濃度を検知するガスセン
サと、前記感応部を加熱する加熱装置とを備え、前記ガ
スセンサのガス検知状態に応じて、供給電力を変化させ
るので、ガス検知の有無や程度に応じて電力供給を切り
替えることで、センサ寿命劣化の抑制と消費電力低減を
図ることができる。
【0074】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載に発明において、ガスセンサのガス検知動作を間
欠的に行わせ、検知時と非検知時で供給電力を高低2段
階に切り替えるので、ガス検知を行わない状態において
電力供給を抑えることで、高温条件によるセンサ寿命劣
化の抑制と消費電力低減を図ることができる。
【0075】また、請求項3に記載の発明は、請求項2
に記載に発明において、非検知時の供給電力を感応部が
結露しない温度に維持する電力としたので、ガス検知を
行わない状態においても感応部が結露しない最も低い温
度となる電力供給を行うことで、感応部の結露防止と消
費電力低減を図ることができる。
【0076】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
に記載に発明において、加熱装置への電力供給を停止し
た状態のガスセンサの出力信号を基準出力信号とし、前
記基準出力信号と電力供給したガス検知時の出力信号の
差からガス濃度を検知するので、初期バラツキや、エー
ジング不足等に関係なく、絶対的値としてのガス濃度を
検知することができる。
【0077】また、請求項5に記載の発明は、請求項4
に記載に発明において、基準出力信号を周期的に更新す
るので、ガスセンサの経時劣化を考慮に入れないで絶対
値としてのガス濃度を検知することができる。
【0078】また、請求項6に記載の発明は、請求項1
または請求項4に記載に発明において、加熱装置へのガ
ス検知時の電力供給後、所定時間ごとにガスセンサの出
力信号を読み取り、所定データ数毎に前記出力信号の最
大値と最小値の差と出力信号の安定を判断する閾値とを
比較し、前記最大値と最小値の差が前記閾値より小さく
なった場合に安定値と判断して検知濃度を決定するの
で、出力信号の安定時を迅速かつ正確に把握することが
でき、ガスセンサ寿命劣化の抑制や消費電力量低減を行
うことができる。
【0079】また、請求項7に記載の発明は、請求項6
に記載に発明において、安定値の判断後、最大値もしく
は最小値、または最大値と最小値を演算した値で検知濃
度を決定するので、検知時間の短縮による、消費電力の
低減を行うことができる。
【0080】また、請求項8に記載の発明は、請求項1
から請求項7のいずれか一項に記載に発明に、さらに、
ガスセンサの雰囲気温度を検知する温度検知手段を備
え、前記温度検知手段の出力によりガスセンサの検知濃
度を補正するので、出力信号が温度変動を考慮する必要
がなく、微細な出力変動を検出することができる。
【0081】また、請求項9に記載の発明は、請求項8
に記載に発明において、温度検知手段の出力に応じて、
加熱装置の供給電力を変化させるので、複合ガス種の存
在する使用環境下においても目標ガスに対する出力信号
の相関性を確保することができる。
【0082】また、請求項10に記載の発明は、ガスセ
ンサの制御装置として、感応部の電気抵抗変化に応じて
ガス濃度を検知するガスセンサと、前記感応部を加熱す
る加熱装置と、前記ガスセンサの出力信号を検出する検
出回路と前記加熱装置に電力を供給する加熱装置駆動回
路とからなる制御回路とを備え、前記加熱装置駆動回路
は前記ガスセンサによるガス検知状態に応じて、供給電
力を変化させるので、ガス検知の有無や程度に応じて電
力供給を切り替えることで、センサ寿命劣化の抑制と消
費電力低減を図り、かつ供給量の設定によって感応部の
結露を防止して信頼性を高めることができる。
【0083】また、請求項11に記載の発明は、請求項
10に記載の発明に、さらに、ガスセンサの雰囲気温度
を検知する温度検知手段と、前記温度検知手段の出力信
号を読み取る温度検出回路とを備え、前記温度制御手段
の出力信号により、前記ガスセンサの出力信号を、演算
回路にて、補正出力するので、出力信号が温度変動を考
慮する必要がなく、微細な出力変動を検出することがで
きる。
【0084】また、請求項12に記載の発明は、食品機
器として、食品を収納する収納部と、前記収納部の一画
にガスセンサを設けて成る請求項10または請求項11
に記載のガスセンサの制御装置と、前記収納部を開閉す
る扉と、前記扉の開閉状態を検出する扉開閉検知手段
と、前記扉開閉検知手段からの出力信号を検知する扉開
閉検知回路とを備え、前記扉開閉検知手段が扉開閉を検
出した後所定時間はガスセンサの加熱装置への供給電力
を低下または停止させるので、感応部表面温度上昇によ
るガスセンサ劣化を抑制することができる。
【0085】また、請求項13に記載の発明は、請求項
項12に記載の発明において、扉開閉検知手段が扉開閉
を検出した後所定時間、ガスセンサの検出回路は出力信
号の検出を停止するので、扉開閉によるガス流出後のガ
ス濃度の低下による誤検知を防止することができる。
【0086】また、請求項14に記載の発明は、請求項
項12または請求項13に記載の発明において、ガスセ
ンサの加熱装置への供給電力が停止している状態で、扉
開閉検知手段が扉開閉を検出した場合、加熱装置に電力
を供給するので、ガスセンサ表面の結露を防止し、劣化
を抑制することができる。
【0087】また、請求項15に記載の発明は、請求項
項12から請求項14のいずれか一項に記載の発明に、
さらに、収納部を冷却する冷却器と、前記冷却器の除霜
手段とを備え、前記冷却器を除霜後所定時間、ガスセン
サの加熱装置への供給電力を低下させるので、感応膜表
面温度上昇によるガスセンサ劣化を抑制することができ
る。
【0088】また、請求項16に記載の発明は、請求項
15に記載の発明において、冷却器の除霜後所定時間、
ガスセンサの検出回路は出力信号の検出を停止するの
で、除霜時に生じる、一時的な食品機器内の湿度上昇に
よるガスセンサ出力変動を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるガスセンサの制御
方法のブロック図
【図2】同実施の形態のガスセンサの制御方法のタイム
チャート
【図3】本発明の実施の形態2によるガスセンサの制御
方法のブロック図
【図4】同実施の形態のガスセンサの制御方法のフロー
チャート
【図5】同実施の形態のガスセンサの制御方法のタイム
チャート
【図6】本発明の実施の形態3によるガスセンサの制御
方法のフローチャート
【図7】同実施の形態のガスセンサの制御方法のタイム
チャート
【図8】本発明の実施の形態4によるガスセンサの制御
方法のブロック図
【図9】本発明の実施の形態5によるガスセンサの制御
方法のブロック図
【図10】本発明の実施の形態6によるガスセンサの制
御方法のブロック図
【図11】従来のガスセンサの出力信号の経時変化を示
す図
【図12】従来のガスセンサの出力信号と電気抵抗の特
性を示す図
【図13】従来のガスガスセンサの出力信号と電気抵抗
の特性を示す図
【符号の説明】
1 ガスセンサ 3 感応膜(感応部) 5 加熱装置 8 検出回路 9 加熱装置駆動回路 10 演算回路 11 温度検知手段 12 温度検知回路 13 扉開閉検知手段 14 扉開閉検知回路 15 冷却器 16 除霜手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 創三 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 竹内 和▲よし▼ 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 Fターム(参考) 2G046 AA01 BA01 BE03 CA09 DB05 DC02 EB06

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感応部の電気抵抗変化に応じてガス濃度
    を検知するガスセンサと、前記感応部を加熱する加熱装
    置とを備え、前記ガスセンサのガス検知状態に応じて、
    供給電力を変化させることを特徴とするガスセンサの制
    御方法。
  2. 【請求項2】 ガスセンサのガス検知動作を間欠的に行
    わせ、検知時と非検知時で供給電力を高低2段階に切り
    替えることを特徴とする請求項1に記載のガスセンサの
    制御方法。
  3. 【請求項3】 非検知時の供給電力を感応部が結露しな
    い温度に維持する電力としたことを特徴とする請求項2
    に記載のガスセンサの制御方法。
  4. 【請求項4】 加熱装置への電力供給を停止した状態の
    ガスセンサの出力信号を基準出力信号とし、前記基準出
    力信号と電力供給したガス検知時の出力信号の差からガ
    ス濃度を検知することを特徴とする請求項1に記載のガ
    スセンサの制御方法。
  5. 【請求項5】 基準出力信号を周期的に更新することを
    特徴とする請求項4に記載のガスセンサの制御方法。
  6. 【請求項6】 加熱装置へのガス検知時の電力供給後、
    所定時間ごとにガスセンサの出力信号を読み取り、所定
    データ数毎に前記出力信号の最大値と最小値の差と出力
    信号の安定を判断する閾値とを比較し、前記最大値と最
    小値の差が前記閾値より小さくなった場合に安定値と判
    断して検知濃度を決定することを特徴とする請求項1ま
    たは請求項4に記載のガスセンサの制御方法。
  7. 【請求項7】 安定値の判断後、最大値もしくは最小
    値、または最大値と最小値を演算した値で検知濃度を決
    定することを特徴とする請求項6に記載のガスセンサの
    制御方法。
  8. 【請求項8】 ガスセンサの雰囲気温度を検知する温度
    検知手段を備え、前記温度検知手段の出力によりガスセ
    ンサの検知濃度を補正することを特徴とする請求項1か
    ら請求項7のいずれか一項に記載のガスセンサの制御方
    法。
  9. 【請求項9】 温度検知手段の出力に応じて、加熱装置
    の供給電力を変化させること特徴とする請求項8に記載
    のガスセンサの制御方法。
  10. 【請求項10】 感応部の電気抵抗変化に応じてガス濃
    度を検知するガスセンサと、前記感応部を加熱する加熱
    装置と、前記ガスセンサの出力信号を検出する検出回路
    と前記加熱装置に電力を供給する加熱装置駆動回路とか
    らなる制御回路とを備え、前記加熱装置駆動回路は前記
    ガスセンサによるガス検知状態に応じて、供給電力を変
    化させることを特徴とするガスセンサの制御装置。
  11. 【請求項11】 ガスセンサの雰囲気温度を検知する温
    度検知手段と、前記温度検知手段の出力信号を読み取る
    温度検出回路とを備え、前記温度制御手段の出力信号に
    より、前記ガスセンサの出力信号を、演算回路にて、補
    正出力することを特徴とする請求項10に記載のガスセ
    ンサの制御装置。
  12. 【請求項12】 食品を収納する収納部と、前記収納部
    の一画にガスセンサを設けて成る請求項10または請求
    項11に記載のガスセンサの制御装置と、前記収納部を
    開閉する扉と、前記扉の開閉状態を検出する扉開閉検知
    手段と、前記扉開閉検知手段からの出力信号を検知する
    扉開閉検知回路とを備え、前記扉開閉検知手段が扉開閉
    を検出した後所定時間はガスセンサの加熱装置への供給
    電力を低下または停止させることを特徴とするガスセン
    サを備えた食品機器。
  13. 【請求項13】 扉開閉検知手段が扉開閉を検出した後
    所定時間、ガスセンサの検出回路は出力信号の検出を停
    止することを特徴とする請求項項12に記載のガスセン
    サを備えた食品機器。
  14. 【請求項14】 ガスセンサの加熱装置への供給電力が
    停止している状態で、扉開閉検知手段が扉開閉を検出し
    た場合、加熱装置に電力を供給することを特徴とする請
    求項12または請求項13に記載のガスセンサを備えた
    食品機器。
  15. 【請求項15】 収納部を冷却する冷却器と、前記冷却
    器の除霜手段とを備え、前記冷却器を除霜後所定時間、
    ガスセンサの加熱装置への供給電力を低下させることを
    特徴とする請求項12から14のいずれか一項に記載の
    ガスセンサを備えた食品機器。
  16. 【請求項16】 冷却器の除霜後所定時間、ガスセンサ
    の検出回路は出力信号の検出を停止することを特徴とす
    る請求項15に記載のガスセンサを備えた食品機器。
JP2001293839A 2001-09-26 2001-09-26 ガスセンサの制御方法及びガスセンサの制御装置並びにガスセンサを備えた食品機器 Pending JP2003098137A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001293839A JP2003098137A (ja) 2001-09-26 2001-09-26 ガスセンサの制御方法及びガスセンサの制御装置並びにガスセンサを備えた食品機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001293839A JP2003098137A (ja) 2001-09-26 2001-09-26 ガスセンサの制御方法及びガスセンサの制御装置並びにガスセンサを備えた食品機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003098137A true JP2003098137A (ja) 2003-04-03

Family

ID=19115550

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001293839A Pending JP2003098137A (ja) 2001-09-26 2001-09-26 ガスセンサの制御方法及びガスセンサの制御装置並びにガスセンサを備えた食品機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003098137A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009210341A (ja) * 2008-03-03 2009-09-17 Osaka Gas Co Ltd ガス検知装置
JP2011257274A (ja) * 2010-06-09 2011-12-22 Sharp Corp ガス分析装置
KR20170044555A (ko) * 2015-10-15 2017-04-25 주식회사 대유위니아 가스센서 제어 방법
KR20170044556A (ko) * 2015-10-15 2017-04-25 주식회사 대유위니아 가스센서의 제어방법

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009210341A (ja) * 2008-03-03 2009-09-17 Osaka Gas Co Ltd ガス検知装置
JP2011257274A (ja) * 2010-06-09 2011-12-22 Sharp Corp ガス分析装置
KR20170044555A (ko) * 2015-10-15 2017-04-25 주식회사 대유위니아 가스센서 제어 방법
KR20170044556A (ko) * 2015-10-15 2017-04-25 주식회사 대유위니아 가스센서의 제어방법
KR102508903B1 (ko) 2015-10-15 2023-03-10 주식회사 위니아 가스센서의 제어방법
KR102508902B1 (ko) 2015-10-15 2023-03-10 주식회사 위니아 가스센서 제어 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0053394B1 (en) Air condition control apparatus for cars
CN202024567U (zh) 防凝露加热丝的控制装置
US20030015973A1 (en) Solid state traffic light with predictive failure analysis
AU2003287960A1 (en) Method and device for determining a characteristic value that is representative of the condition of a gas
JP5239707B2 (ja) 警報器
US20070045129A1 (en) Gas sensor
JP2007003160A (ja) 換気システム
JP2001041916A (ja) ガス検出装置
JP2003098137A (ja) ガスセンサの制御方法及びガスセンサの制御装置並びにガスセンサを備えた食品機器
JPH02120158A (ja) 車両用ウィンドシールドの着霜防止装置
GB2406898A (en) Heater system and heater system control method for a refrigerator
US20040084308A1 (en) Gas sensor
US11506622B2 (en) Gas detector comprising plural gas sensors and gas detection method thereby
US20030010088A1 (en) Activation diagnosis method and activation diagnosis apparatus for air-fuel ratio sensor
JP2000275202A (ja) ガス検出装置
KR101806696B1 (ko) 워터트랩용 수위 감지 방법
US6038872A (en) Frost detecting device
KR101566730B1 (ko) 연료전지 시스템의 응축수 배출장치 및 그의 제어방법
KR0180920B1 (ko) 연소기의 제어장치
US6859737B2 (en) Gas detection apparatus and automatic ventilation system for vehicle
JP2001330577A (ja) ガス検出器
JP2002350380A (ja) ガス検出装置及びその装置を用いた空気調和機
KR0178334B1 (ko) 김치 저장고의 온도 제어 방법 및 장치
JP2000283943A (ja) ガス検出装置
JP3330667B2 (ja) 車両用空調装置