JP2014146141A - 撮影システム - Google Patents

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Abstract

【課題】監視領域における異常が発生している建屋から出てきた人物を不審者と判定し、不審者を迅速に撮影できる撮影システムの実現を目的とする。
【解決手段】監視領域の監視空間における物体位置を計測する物体センサと、撮影機能を有し監視空間を飛行できる飛行ロボットと、少なくとも飛行ロボットを目標位置まで飛行制御する制御部から構成される撮影システムであって、制御部は、監視領域を建屋と建屋外部とに区分した監視空間マップを記憶し、物体センサを用いて建屋内への侵入を検出した後に追跡している移動物体が監視空間マップの建屋から建屋外へ移動したことを検出すると、当該移動物体を不審者と判定し、不審者を撮影可能な位置を目標位置として飛行ロボットを飛行させ、飛行ロボットが撮影した画像を出力する。
【選択図】図3

Description

本発明は、建屋から逃走する不審者を飛行ロボットから撮影する撮影システムに関し、特に、逃走する不審者を適切に判定して撮影する撮影システムに関する。
従来、建屋とその周辺の監視領域に各種センサを設置し、センサが異常を検出すると、異常が発生した場所に移動ロボットが移動し、その場所を撮影する監視システムが提案されている。
例えば、特許文献1には、火災を検出するセンサや侵入者を検出するセンサからの信号に基づいて、地上走行型の移動ロボットが異常発生の場所に移動して異常状況を撮影する監視システムが開示されている。このような監視システムは、駐車場が設けられているような工場やショッピングモールなど広範囲な監視領域を監視することがある。特許文献1のシステムでは、移動ロボットは、センサが異常を検知した場所まで走行して、その異常発生場所の撮影や監視センタへの通報などを実行している。
特開2009−181270号公報
ところで、逃走を図っている侵入者を撮影することができれば、その後の捜査にとって有用な情報となる。しかし、従来の監視システムでは、逃走する不審者と建屋利用者や警備員などの正当利用者を区別していなかった。このため、移動ロボットが逃走する不審者に的を絞って撮影することが困難という問題がある。
また、地上走行型の移動ロボットでは、監視領域を俯瞰して撮影することが困難であるので、飛行ロボットに比べ撮影可能な範囲が狭くなり、複数の人物を撮影することが困難であり、一人の警備員等を不審者と間違えて撮影し、逃走する不審者を撮影できないことが生じ得る。
そこで、本発明は、飛行ロボットを用いて、監視領域における異常が発生している建屋から出てきた人物を不審者と判定し、不審者を迅速に撮影できる撮影システムの実現を目的とする。
かかる目的を達成するために本発明は、監視領域の監視空間における物体位置を計測する物体センサと、撮影機能を有し監視空間を飛行できる飛行ロボットと、少なくとも飛行ロボットを目標位置まで飛行制御する制御部から構成される撮影システムであって、制御部が、少なくとも建屋と建屋外部とに区分して前記監視領域を表した監視空間マップを記憶する記憶部と、物体センサが計測した物体位置の変化から移動物体を検出するとともに、当該移動物体を監視空間マップ上にて追跡する物体センサ信号解析手段と、建屋内への侵入を検出した後に、物体センサ信号解析手段にて追跡している移動物体が監視空間マップの建屋から建屋外へ移動したことを検出すると、当該移動物体を不審者と判定する不審者判定手段と、不審者の現在位置を上空から撮影可能な位置を目標位置に設定し、飛行ロボットを当該目標位置に飛行させる飛行制御手段と、飛行ロボットが撮影した画像を出力する出力手段とを有する撮影システムを提供する。
これにより、本発明は、建屋への侵入を検出した後に、建屋から出てきた人物を不審者と判定し、飛行ロボットにて不審者を追跡しつつ撮影することができる。
また、撮影システムは、建屋内への侵入を検出すると、建屋外部を俯瞰して撮影できる予め定めた俯瞰位置を目標位置に設定し、当該俯瞰位置まで飛行した上で待機飛行を継続することが好適である。
これにより、不審者が建屋から逃走を図った際に、より迅速に不審者の撮影が可能になる。
本発明によれば、飛行ロボットが、逃走する不審者を迅速に撮影することができる。
飛行ロボットの飛行イメージを説明する図 レーザセンサの検知エリアを示す図 監視システムの全体構成図 警備装置の機能ブロック図 ロボ制御モジュールの機能ブロック図 飛行ロボットの機能ブロック図 建屋侵入検知をトリガとした飛行ロボットの制御フロー
以下、本発明にかかる撮影システムを監視システムに適用した実施の形態について説明する。
図3は、監視システム1の全体構成を模式に示した図である。監視システム1は、監視領域Eに設置される警備装置2、飛行ロボット3、レーザセンサ4、建物内センサ5と、ネットワークを介して接続される監視センタ内に設置されたセンタ装置6から構成されている。センタ装置6は、警備装置2とIP網にて接続され、警備装置2から飛行ロボット3の撮影した画像や建物内センサ5の検知信号などを受信し、モニタに表示する。なお、監視員は、このモニタを視て監視領域Eの状況を把握し、適切な対応を実行する。また、ネットワークをIP網として説明しているが、一般公衆回線網、携帯電話網など画像の送受信に支障がなければこれに限るものではない。
ここで、図1を参照して、監視システム1における飛行ロボット3の飛行制御の概略を説明する。図1は、塀に囲まれた監視領域Eに各機器が配置され、飛行ロボット3が飛行制御されている様子を示している。図1に示す監視領域Eの建屋Bの内部に、警備装置2が設置されている。警備装置2は、建屋B内への侵入者を検知するための適宜の場所に設置された建物内センサ5a、5b、5c、5d、5e、5f、監視領域E内であって駐車場等の建屋Bの外を検知領域とするレーザセンサ4−1、4−2とそれぞれ接続されている。
図1(a)は、不審者が建屋Bへ窓から侵入している様子を示している。警備装置2は、窓に設置されている建物内センサ5fから侵入検出信号を受信すると、侵入者が建屋に入った旨の異常信号を監視センタのセンタ装置6に通報する。次いで、警備装置2は、飛行ロボット3に不審者の逃走を俯瞰して撮影できる高高度な俯瞰位置にて待機飛行するように制御する。図1(a)は、飛行ロボット3が待機飛行している様子である。
図1(b)は、不審者が建屋Bから逃走を図っている不審者を飛行ロボット3が追跡・撮影している様子を示している。次に、警備装置2は、人物が建屋Bから出てきたことを、レーザセンサ4−2からの信号に基づいて検知すると、飛行ロボット3に対して、建屋Bを出てきた不審者を追跡しつつ撮影させている。
次に、飛行ロボット3について説明する。飛行ロボット3は、警備装置2からの無線による飛行制御信号を受信して、所定の目標位置まで撮影しながら飛行し、撮影した画像を警備装置2に送信する。図6は、飛行ロボット3の機能ブロックを示した図である。
飛行ロボット3は、警備装置2との無線通信を行うためのアンテナ31、上昇/下降/方向転換/前進などの飛行するための4つのロータ32、ロータ32に駆動力を提供するモータ等からなるロータ駆動部33、鉛直下方にレーザーを投受光して飛行ロボット3の現在高度を計測する高度センサ34、水平方向かつ周囲にレーザーを投受光して飛行ロボット3の周辺状況を計測する測距センサ35、飛行ロボット3の前方をカラー画像にて撮影するカメラ36、周囲が暗いときに点灯しカメラ36での撮影を補助するLED照明である照明37、飛行ロボット3の全体を制御するロボ制御部38、飛行ロボット3の各部に電力を供給するリチウムポリマー電池である電源39から構成されている。
また、ロボ制御部38は、アンテナ31を介して警備装置2との無線通信を制御する通信制御手段381、カメラ36の撮影開始/終了やカメラ36が撮影した画像を取得して通信制御手段381から警備装置2へ送信するなどの処理をするカメラ制御手段382、測距センサ35および高度センサ34が測定した高度情報および周辺物体と自機との距離データをスキャンデータとして通信制御手段381から警備装置2へ送信するなどの処理をするスキャン手段383、警備装置2からの飛行制御信号に基づいてロータ駆動部33を制御して飛行ロボット3を目標位置に飛行するように制御する飛行制御手段384から構成されている。
次に、図4、図5を参照して、警備装置2について詳細に説明する。図4は、警備装置2の機能ブロックを示す図である。警備装置2は、監視領域Eを監視センタが監視する警備セット状態と監視センタで監視しない警備解除状態との切替操作を行う警備モード切替部21と、レーザセンサ4や建物内センサ5などの各種センサからの信号の入力を受けるセンサインタフェース22、飛行ロボット3との通信を行う飛行ロボット通信部25、飛行ロボット3が撮影した画像、各種センサが検知した異常信号などについて、センタ装置6とネットワークを介して通信を行う監視センタ通信部26、警備装置2の処理に必要なプログラムや各種のデータ、パラメータなどを記憶しているROM/RAMなどの周辺部品にて構成される記憶部24、および警備装置2の全体を統括制御するCPU,MPUなどから成る警備制御部23から構成されている。
ここで、記憶部24に記憶されている情報について説明する。監視空間マップ241は、監視領域Eを3次元にて表現した情報であって、地面から飛行ロボット3の飛行に必要な程度の高さまでの監視空間を表現したマップ情報である。本実施の形態では、監視領域Eと外部を仕切る塀、建屋B、レーザセンサ4の設置位置などの予め監視空間内に存在している物体の情報が記憶されている。なお、監視空間マップ241には、建屋B内部の3次元情報も含まれており、例えば扉や窓のように人が出入り可能な場所が登録されている。更に、図1(a)に示した飛行ロボット3が不審者の逃走を俯瞰して撮影できる高高度な位置は、俯瞰位置として監視空間マップ241に予め登録されている。また、監視空間マップ241には、図2に示した建屋Bを囲む領域であって、建屋Bと接する領域である検知エリアAを予め登録されている。したがって、監視空間マップ241は、建屋Bと建屋外部を区別可能な情報となっている。なお、本実施の形態では、建屋Bと建屋外部との区別を容易にするために検知エリアAを登録しているが、検知エリアAを登録することなく、建屋Bと建屋外部との監視空間上の境界を認識することとしてもよい。
建物内センサ配置情報242は、各建物内センサ5の監視場所の監視空間マップ241における位置情報である。これは、予め警備計画によって決められており、建物内センサ5ごとに監視空間マップ241上の位置が対応付けられている。
レーザセンサパラメータ243は、レーザセンサ4の監視空間マップ241における設置位置、レーザセンサ4の検知領域における位置と監視空間マップ241上の位置との対応関係を含む情報であり、レーザセンサ4にて人物や物体を検知した位置を監視空間マップ241上の位置に変換するためのパラメータである。
なお、各種パラメータ244は、そのほかに警備装置2が監視領域Eを監視するために必要なセンタ装置6のIPアドレスや飛行ロボット3との通信のためのデータなど種々のパラメータである。記憶部24には、これら以外に警備装置2の機能を実現するための各種プログラムが記憶されているが図示を省略している。
次に、警備制御部23について詳細に説明する。なお、警備制御部23は、記憶部24には図示していないソフトウェアモジュールを読み出して、CPU等にて各処理を行うものである。
レーザセンサ解析モジュール231は、センサインタフェース22から入力されるレーザセンサ4の信号を解析処理するソフトウェアである。具体的には、レーザセンサ4がレーザー光にて検知エリアを走査した結果である探査信号を時系列に解析する。検知エリアに新たな進入物体等がなければ、時系列に入力されるレーザセンサ4の探査信号はあまり変化しないので、進入物体なしとの解析結果となる。他方、検知エリアに新たな進入物体等があれば、レーザセンサ4の探査信号に変化が生じ、変化が出た検知エリアでの位置を解析して求める。更に、記憶部24のレーザセンサパラメータ243を用いて、監視空間マップ241上の位置に変換する。
レーザセンサ解析モジュール231は、進入物体に対してラベリングを行い、位置・大きさ・移動方向を算出し、進入物体を監視空間マップ241上で追跡する。追跡にあたって、レーザセンサ解析モジュール231は、追跡している進入物体(人物)が不審者か否かを判定する不審者判定手段の機能を有している。具体的には、警備装置2が建物内センサ5にて侵入を検出した後、監視空間マップ241上の建屋Bと接している検知エリアAにて最初に出現し、建屋Bの外に移動していく進入物体を不審者であると判定する。つまり、建屋Bと接する検知エリアAで検出された進入物体であっても、建屋Bの外側の検知エリアにて既に検出され追跡されていた進入物体は不審者と判定せず、最初に建物Bと接する検知エリアAで検出され、建屋Bの外方向に移動する進入物体を不審者と判定する。これにより、建屋Bの利用者や警備員などの正当利用者を建屋Bから逃走を図る不審者と間違えることがなくなる。そして、この不審者と判定されたラベルに対して、不審者との属性を付与し、追跡を行う。また、レーザセンサ解析モジュール231の解析結果は、後述する異常判定モジュール232やロボ制御モジュール233に出力される。
異常判定モジュール232は、警備モード切替部21からの警備セット/解除信号、建物内センサ5、レーザセンサ4からの信号を受信し、監視領域Eに異常が発生したか否かを判定する。異常判定モジュール232は、警備モード切替部21から警備セット信号を受信すると監視領域Eを警戒する警備セットモードとし、警備解除信号を受信すると監視領域Eを警戒していない警備解除モードに設定する。そして、警備解除モードでは、建物内センサ5やレーザセンサ4からの検知信号を受信しても、特段の処理は行わない。他方、警備セットモードでは、建物内センサ5やレーザセンサ4からの検知信号を受信すると異常発生と判定し、監視センタ通信部26からセンタ装置6に異常通報する。そして、建物内センサ5が侵入者を検知すると、ロボ制御モジュール233に対して飛行ロボット3の起動制御を実行する。警備装置2は、飛行ロボット通信部25から受信した飛行ロボット3が撮影した画像を監視センタ通信部26からセンタ装置6に送信する処理を異常状態の解除がされるまで継続する。なお、飛行ロボット3の起動制御や、建物内センサ5の異常状態の解除方法は種々存在するが、本発明との関連性が低いので説明は省略する。
ロボ制御モジュール233は、異常判定モジュール232にて飛行ロボット3の起動信号を受けると、飛行ロボット通信部25から飛行ロボット3の飛行制御を行う。
ここで、図5を参照してロボ制御モジュール233を詳細に説明する。図5は、ロボ制御モジュール233の機能ブロック図である。ロボ制御モジュール233は、飛行ロボット3が到達するべき目標位置を決める目標位置設定手段イと、目標位置設定手段イが設定した目標位置に到達するための飛行経路を算出する飛行経路算出手段ロと、飛行経路算出手段ロが算出した飛行経路にて飛行するように飛行ロボット3へ飛行制御信号を生成して送信するロボ制御手段ハと、飛行ロボット3の監視空間マップ241上における現在の飛行位置を算出する飛行位置算出手段ニから構成されている。
目標位置設定手段イは、異常判定モジュール232、レーザセンサ解析モジュール231、画像処理モジュール234からの出力に基づいて、飛行ロボット3が飛行目標とする監視空間マップ241上の位置を目標位置として設定する。ここでは、警備セットモード中に建物内センサ5が建屋Bへの侵入を検知した場合の目標位置の設定について説明する。先ず、警備セットモード中に建物内センサ5が侵入を検知すると、記憶部24に記憶されている俯瞰位置を目標位置に設定する。その後、レーザセンサ解析モジュール231が不審者を検知すると、監視空間マップ241上の不審者を撮影できる位置を目標位置とする。不審者を撮影できる位置とは、カメラ36を不審者に向けて、かつ、不審者から所定距離以上を離れる位置をいい、例えば不審者から2m程度離れて、3m程度の高度の位置である。不審者は、逃走等のために随時移動するが、レーザセンサ解析モジュール231が追跡する。かかる追跡によって、目標位置は随時変更されることになる。
図4に戻って、画像処理モジュール234は、飛行ロボット通信部25から受信した飛行ロボット3が撮影した画像を処理する。
画像処理モジュール234は、進入物体が自動車であれば、画像から自動車のナンバープレートを認識し、不審者の顔画像を抽出するなどの処理を行う。
図3に戻って、レーザセンサ4は、屋外に設置されて、監視領域Eの駐車場や建屋Bの周囲への進入を監視している。図2は、レーザセンサ4の検知エリアと建屋Bと接する検知エリアAを示した図である。同図に示すように、レーザセンサ4−1が監視領域Eの左上から建屋B方向を検知エリアとして設置され、レーザセンサ4−2が監視領域Eの右下から建屋B方向の裏手を検知エリアとするように設置されている。建屋Bと接する検知エリアAは建屋Bを囲むように設定されている。
レーザセンサ4は、予め設定された検知エリアを走査するように、放射状にレーザー光である探査信号を送信し、検知エリア内の物体に反射して戻ってきた探査信号を受信する。そして、送信と受信の時間差から物体までの距離を算出し、その探査信号を送信した方向と算出した距離を求める。
そしてレーザセンサ4は、所定周期で検知エリアを走査した走査単位の結果を警備装置2に送信する。これにより、警備装置2のレーザセンサ解析モジュール231にて、監視領域Eにおける屋外での物体配置状況や進入物体の有無、不審者の追跡などが可能となる。本実施の形態では、地上を歩く人物や自動車の進入監視を目的としているため、水平方向に1段での走査としているが、監視目的によっては、鉛直方向にも複数段の走査をするようにしてもよい。
建物内センサ5(5a〜5f)は、図1に示すように、建屋B内の各所に適宜に設置されている。例えば、窓や扉には、窓や扉の開閉を検出するマグネットセンサ、ガラス窓にガラス破壊センサ、部屋の内部に人体検出する赤外線センサ、画像にて侵入者などを検出する画像センサなど適宜の場所に設置されている。なお、建物内センサ5ごとに、監視空間マップ241上の検知箇所と対応付けて警備装置2に建物内センサ配置情報242として記憶されている。
ここで、警備装置2による飛行ロボット3の制御のための処理について、図7を参照して説明する。図7は、警備セットモードにおいて、建屋Bへの侵入を検知した場合における警備装置2の処理フローである。まず、建物内センサ5にて建屋Bへの侵入を検知すると、目標位置設定手段イは監視空間マップ241に設定されている俯瞰位置を目標位置に設定する(S71)。
そして、飛行経路算出手段ロは、ステップS71にて設定された目標位置、飛行ロボット3の現在位置、監視空間マップ241を用いてA*経路探索アルゴリズムにより、飛行経路を計算する。A*経路探索アルゴリズムは、現在位置と目標位置を設定すれば、監視空間マップ241の配置状況および飛行ロボット3の大きさ等を考慮して、安全にかつ最短で到着できる経路を算出する(S72)。なお、飛行ロボット3は、起動信号を受信するまでは、所定の待機位置に所在しているので、その位置が現在位置となっている。その他のときは、飛行位置算出手段ニが、飛行ロボット3のスキャン手段383が取得したスキャンデータを受信し、このスキャンデータが監視空間マップ241に合致する場所を算出することにより、飛行ロボット3の現在位置を算出する。なお、本実施の形態では、スキャンデータに基づいて現在位置を算出しているが、これに限らず飛行ロボット3にGPS信号の受信機能を設けて、GPS信号に基づいて現在位置を算出してもよい。
ステップS73では、ロボ制御手段ハは、飛行ロボット3が飛行経路算出手段ロの算出した経路を飛行できるように、飛行ロボット3の飛行制御信号を算出する。具体的な飛行制御信号は、飛行ロボット3にある4つのロータ32のそれぞれの回転数である。そして、飛行ロボット通信部25から無線信号にて飛行制御信号を送信する。
飛行ロボット3は、アンテナ31から飛行制御信号を受信すると、受信した飛行制御信号に基づいて飛行する。具体的には、アンテナ31から受信した飛行制御信号が飛行制御手段384に入力され、ロータ駆動部33から各ロータ32の回転数を個別に制御して飛行する。
ステップS74では、レーザセンサ解析モジュール231が不審者を検知したか否か判定する。レーザセンサ解析モジュール231が不審者を検知していないと、ステップS72に戻り、俯瞰位置への飛行制御を継続する。他方、レーザセンサ解析モジュール231が不審者を検知していれば、ステップS75に進む。ステップS75では、レーザセンサ解析モジュール231が不審者と判定し追跡している不審者を撮影可能な位置を目標位置設定手段イにて目標位置に設定する。不審者が移動すれば、移動にしたがって目標位置も変更されてステップS72に戻る。なお、本処理フローには記載していないが、不審者が監視領域Eから逃走すれば目標位置を俯瞰位置に戻す。本実施形態では、他の信号について記載していないが、状況に応じて飛行ロボット3を飛行制御することは言うまでもない。
また、図7に示すフローに記載しなかったが、飛行ロボット3が最初に飛行制御信号を受信すると、カメラ制御手段382がカメラ36を起動し、撮影した画像を警備装置2に送信開始する。また、スキャン手段383が測距センサ35、高度センサ34を起動し、スキャンデータを警備装置2に送信を開始する。
なお、警備装置2は、かかる一連の処理にて取得した画像を監視センタ通信部26からセンタ装置6に送信している。
以上のように、監視システム1では、監視センタのモニタを監視者が視て、不審者の画像を確認することができる。
本実施の形態では、警備装置2の警備制御部23にて、飛行ロボット3をコントロールするようにしたが、警備装置2機能の全部または一部を適宜に飛行ロボット3に搭載するようにしてもよい。
本実施の形態では、警備装置2にて飛行ロボット3の位置をスキャンデータから算出しているが、GPS信号にて位置を算出するようにしてもよい。
1・・・監視システム
2・・・警備装置(制御部)
3・・・飛行ロボット
4・・・レーザセンサ(物体センサ)
5・・・建物内センサ

Claims (2)

  1. 監視領域の監視空間における物体位置を計測する物体センサと、撮影機能を有し前記監視空間を飛行できる飛行ロボットと、少なくとも前記飛行ロボットを目標位置まで飛行制御する制御部から構成される撮影システムであって、
    前記制御部は、
    少なくとも建屋と建屋外部とに区分して前記監視領域を表した監視空間マップを記憶する記憶部と、
    前記物体センサが計測した物体位置の変化から移動物体を検出するとともに、当該移動物体を前記監視空間マップ上にて追跡する物体センサ信号解析手段と、
    前記建屋内への侵入を検出した後に、前記物体センサ信号解析手段にて追跡している移動物体が前記監視空間マップの建屋から建屋外へ移動したことを検出すると、当該移動物体を不審者と判定する不審者判定手段と、
    前記不審者の現在位置を上空から撮影可能な位置を目標位置に設定し、前記飛行ロボットを当該目標位置に飛行させる飛行制御手段と、
    前記飛行ロボットが撮影した画像を出力する出力手段と、
    を具備することを特徴とした撮影システム。
  2. 前記飛行制御手段は、前記建屋内への侵入を検出すると、前記建屋外部を俯瞰して撮影できる予め定めた監視位置を目標位置に設定し、当該俯瞰位置まで飛行した上で待機飛行を継続する請求項1に記載の撮影システム。

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