JP7259505B2 - 監視システム - Google Patents

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Description

本発明は、監視システムに係り、特にカメラによって建屋を監視する監視システムに関する。
従来、例えば特許文献1には、監視カメラをレールに移動自在に取り付けることとした監視カメラ装置に関する技術が開示されている。この技術の監視カメラ装置は、回転体を有するランナーと、当該ランナーに固定された監視カメラとを備えている。そして、監視カメラ装置は、カーテン用のレール又は絵画用のレールにランナーの回転体を当接させて設置することにより、特別な設置工事なしに移動自在にレールに設置することを可能としている。
特開2004-336186号公報
上記の特許文献1の技術では、室内の既存のレールに監視カメラ装置を設置することとしている。しかしながら、カメラによる監視が求められる場所は建屋内に限られず、建屋外の監視が必要とされる状況もある。このような場合に、建屋内と建屋外とで別個に監視カメラを設置すると、カメラ台数の増加によるシステムの複雑化が課題となる。このように、建屋内と建屋外の両方を含めた広範囲の監視を行う状況では、簡素なシステム構成で広範囲の監視を行うことが求められる。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、使用するカメラの台数を抑えつつ建屋内から建屋外にかけた広範囲の監視を行うことができる監視システムを提供することを目的とする。
本発明に係る監視システムは、画像による建屋の監視を行うためのものである。監視システムは、建屋に設置されたレールと、画像を撮像するカメラ本体と、レールに沿ってカメラ本体を移動させる移動機構と、移動機構の動作を制御する制御装置と、を備えるカメラ装置と、を備える。そして、レールは、建屋の建屋内から建屋外まで延伸している。カメラ装置は、第一カメラ装置と、第一カメラ装置とは独立して移動可能な第二カメラ装置と、を含んで構成される。制御装置は、第一カメラ装置の撮像画像に特定物体が含まれる場合、第一カメラ装置に近づくように第二カメラ装置を移動させて、特定物体を第一カメラ装置とは異なる角度から撮像するように構成される。
本発明の監視システムによれば、使用するカメラの台数を抑えつつ建屋内から建屋外にかけた広範囲の監視を行うことが可能となる。
実施の形態1における監視システムの構成図である。 カメラ装置の構成を示すブロック図である。 取付台の機能を説明するためのブロック図である。 実施の形態1の監視システムが備える制御装置のハードウェア構成の例を示す図である。 実施の形態1の監視システムが備える制御装置のハードウェア構成の他の例を示す図である。 実施の形態2における監視システムの変形例の構成図である。 制御装置の機能ブロック構成を説明するための図である。 複数のカメラ装置の連携動作の一例を示す図である。 複数のカメラ装置の連携動作の他の例を示す図である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。なお、各図において共通する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
実施の形態1.
1-1.実施の形態1の監視システムの構成
図1は、実施の形態1における監視システムの構成図である。図1に示す監視システム10は、建屋2を画像によって監視する監視システムとして構成されるものである。図1では、壁面2a,2b,2c,2dを備える上面視矩形形状の建屋2に監視システム10を適用した場合を例示している。また、建屋2の壁面2bには出入口8が設けられている。
監視システム10は、カメラ装置100と、レール12とを備えている。レール12は、建屋2の建屋内に設置された建屋内レール12a,12bと、建屋2の建屋外に設置された建屋外レール12c,12dとを含んでいる。建屋内レール12a,12bは、例えば、建屋内の天井に設置される。図1に示す例では、建屋内レール12a,12bは、壁面2a,2bの内側に沿ってそれぞれ設置されている。また、建屋内レール12aの一端は、建屋内レール12bの一端に連続して接続されている。そして、建屋内レール12a,12bのそれぞれの他端は、壁面2d,2cに設けられた小窓部6から建屋外へとそれぞれ延びている。
建屋外レール12c,12dは、例えば、建屋外の軒裏4に設置される。図1に示す例では、建屋外レール12c,12dは、壁面2c,2dの外側に沿ってそれぞれ設置されている。また、建屋外レール12cの一端は、建屋外レール12dの一端に連続して接続されている。そして、建屋内レール12a,12bの上述の他端は、それぞれ建屋外レール12d,12cの途中に連続して接続されている。このように、レール12は、建屋内から建屋外まで延伸して構成される。
レール12にはカメラ装置100が設置される。図2は、カメラ装置の構成を示すブロック図である。図2に示すように、カメラ装置100は、カメラ本体102と、移動機構104と、蓄電装置106と、記憶装置108と、通信装置110と、制御装置112と、を含んでいる。
カメラ本体102は、画像を撮像する機器である。カメラ本体102としては、例えば、ビデオカメラ、スチルカメラ、熱画像カメラなどが例示される。移動機構104は、カメラ装置100をレール12に沿って移動させるためのものである。移動機構104は、対象物をレールに沿って移動させる公知の技術を適用することができる。
蓄電装置106は、カメラ装置100の動作のための電力を蓄えるためのものである。蓄電装置106としては、例えばリチウムイオン電池、ニッケル水素電池などの小型な蓄電池が例示される。記憶装置108は、カメラ本体102によって撮像された画像のデータを一時的に記憶しておくためのものである。記憶装置108としては、例えば、不揮発性メモリ、フラッシュメモリなどが例示される。
通信装置110は、管理センタの制御装置から無線で送信される情報を受信する情報取得手段として機能するものである。ここで取得される情報としては、例えば管理センタのオペレータによって入力されたカメラ装置100の移動動作に関する情報などが例示される。通信装置110において受信された各情報は、制御装置112に送信される。制御装置112は、受信した各情報を用いてカメラ装置100の移動機構104の動作を制御するためのものである。
再び図1に示す監視システム10の説明に戻る。レール12の途中には、取付台20が設置されている。取付台20は、カメラ装置100が停車することによって種々の機能を実現するための停車場所として機能するものである。
図3は、取付台の機能を説明するためのブロック図である。図3に示すように、取付台20は、充電装置202と、データ転送装置204と、を含んでいる。充電装置202は、カメラ装置100に搭載された蓄電装置106への給電を行うための装置である。充電装置202が動作する場合、取付台20は、蓄電装置106を充電する充電場所として機能する。データ転送装置204は、カメラ装置100の記憶装置108に記憶された画像データを録画機器等の外部機器へと転送するための装置である。データ転送装置204が動作する場合、取付台20は、カメラ装置100によって撮像された画像データを転送する通信場所として機能する。
なお、図1に示す例では、レール12上の複数個所に取付台20が設けられているが、その取付位置及び個数は特に限定されない。また、複数の取付台20が設けられている場合、蓄電装置106の機能を備えた取付台20と、データ転送装置204の機能を備えた取付台20とに分けて構成してもよい。
1-2.実施の形態1の監視システムの動作
次に、実施の形態1の監視システム10の動作について説明する。監視システム10のカメラ装置100は、例えば管理センタのオペレータによって操作される。オペレータは、カメラ装置100の移動動作に関する情報を管理センタの制御装置からカメラ装置100へと送信する。送信された情報は、カメラ装置100の通信装置110によって受信される。カメラ装置100の制御装置112は、受信した情報に従って移動機構104の動作を制御する。このような動作によれば、カメラ装置100は、オペレータの要求通りに建屋内レール12a,12bと建屋外レール12c,12dとの間を自在に巡回することができる。これにより、単一のカメラ装置100によって建屋内と建屋外の両方を巡回及び監視することが可能となるので、カメラ装置の台数を減らしつつ広範囲を監視するシステム構成が可能となる。
また、実施の形態1の監視システム10では、カメラ装置100がレール12上の取付台20の位置で停止すると、図示しない充電端子を介して蓄電装置106と充電装置202とが電気的に接続される。充電装置202は、蓄電装置106の蓄電状況を検出し、充電が必要と判断した場合に蓄電装置106への給電を行う。このような充電動作によれば、建屋2内での人為的な動作を行うことなく、カメラ装置100の充電を遠隔で行うことができる。
さらに、実施の形態1の監視システム10では、カメラ装置100がレール12上の取付台20の位置で停止すると、図示しないデータ転送端子を介して記憶装置108とデータ転送装置204とが電気的に接続される。データ転送装置204は、図示しない外部機器と有線で接続されている。データ転送装置204は、記憶装置108に記憶されている画像データを読み込んで外部機器へと転送する。このようなデータ転送動作によれば、建屋2内での人為的な動作を行うことなく、撮像された画像データを外部機器へと転送することができる。
1-3.実施の形態1の監視システムの変形例
実施の形態1の監視システム10は、以下のように変形した態様を適用してもよい。
蓄電装置106の充電は、取付台20の充電装置202を用いる態様に限られない。すなわち、レールからの給電を行う公知の技術を監視システム10に適用して、レール12から蓄電装置106への給電を行う構成でもよい。なお、この変形例は、後述する他の実施の形態の監視システムにおいても適用することができる。
画像データを外部機器へと転送する方法は、取付台20のデータ転送装置204を用いる態様に限られない。すなわち、例えばカメラ装置100が備える通信装置110を利用した無線通信によって、記憶装置108に記憶されている画像データを外部機器へと直接転送する構成でもよい。このような構成によれば、画像データをリアルタイムに転送することができ、防犯性が向上する。なお、この変形例は、後述する他の実施の形態の監視システムにおいても適用することができる。
監視システム10は、複数のカメラ装置100を備えていてもよい。このような構成によれば、単一のカメラ装置では死角となる場所の画像を撮像することも可能となる。なお、この変形例は、後述する他の実施の形態の監視システムにおいても適用することができる。
レール12は、少なくとも建屋内と建屋外とを巡回可能に設置されているのであれば、その取り回しに限定はない。なお、この変形例は、後述する他の実施の形態の監視システムにおいても適用することができる。
実施の形態1の監視システム10が備える制御装置112は、以下のように構成されてもよい。なお、この変形例は、後述する他の実施の形態の監視システムにおいても適用することができる。図4は、実施の形態の監視システム10が備える制御装置112のハードウェア構成の例を示す図である。制御装置112の各機能は、処理回路により実現される。図4に示す例では、制御装置112の処理回路は、少なくとも1つのプロセッサ1120と少なくとも1つのメモリ1122とを備える。
処理回路が少なくとも1つのプロセッサ1120と少なくとも1つのメモリ1122とを備える場合、制御装置112の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアおよびファームウェアの少なくとも一方は、プログラムとして記述される。ソフトウェアおよびファームウェアの少なくとも一方は、少なくとも1つのメモリ1122に格納される。少なくとも1つのプロセッサ1120は、少なくとも1つのメモリ1122に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、制御装置112の各機能を実現する。少なくとも1つのプロセッサ1120は、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)ともいう。例えば、少なくとも1つのメモリ1122は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD(Digital Versatile Disc)等である。
図5は、実施の形態の監視システム10が備える制御装置112のハードウェア構成の他の例を示す図である。図5に示す例では、制御装置112の処理回路は、少なくとも1つの専用のハードウェア1124を備える。
処理回路が少なくとも1つの専用のハードウェア1124を備える場合、処理回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものである。制御装置112の各部の機能がそれぞれ処理回路で実現されても良い。また、制御装置112の各部の機能がまとめて処理回路で実現されても良い。
また、制御装置112の各機能について、一部を専用のハードウェア1124で実現し、他の一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現してもよい。このように、処理回路は、ハードウェア1124、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、制御装置112の各機能を実現する。
実施の形態2.
2-1.実施の形態2の監視システムの特徴
実施の形態2の監視システム10は、入力情報に基づいてカメラ装置100を自動で移動させる移動動作に特徴を有している。実施の形態2の監視システム10の構成は、実施の形態1の監視システム10の構成と同様である。また、カメラ装置100の移動動作、充電動作、及びデータ転送動作の基本的な考え方は、実施の形態1と同じである。実施の形態1と重複する説明は、適宜省略される。
実施の形態2の監視システム10は、予め設定された監視スケジュールに従いカメラ装置100の移動動作を自動で行う。監視スケジュールは、監視スケジュール設定部において設定される。監視スケジュール設定部としての機能は、カメラ装置100の制御装置112に内蔵される構成でもよいし、また、管理センタの制御装置に内蔵される構成でもよい。
監視スケジュールには、カメラ装置100が建屋内を移動して監視を行う第一時間帯と、建屋外を移動して監視を行う第二時間帯とが含まれている。第一時間帯は、例えば建屋内への人の出入りがある日中の時間帯に設定され、第二時間帯は、例えば建屋内が無人となる夜間の時間帯に設定される。なお、設定される監視スケジュールの内容に限定はない。
制御装置112は、設定された監視スケジュールに従い移動機構104の動作を制御する。このような動作によれば、予め設定された監視スケジュールに従い、建屋内と建屋外の両方を監視することができる。これにより、例えば、建屋2が開放されている日中の時間帯は建屋内を重点的に監視し、建屋2が閉鎖される夜間の時間帯は建屋外を重点的に監視するといった使い方が可能となる。これにより、リアルタイムでのオペレータによる操作を不要にするとともに、時間帯に応じた最適な監視を実現することが可能となる。
2-2.実施の形態2の監視システムの変形例
実施の形態2の監視システム10は、以下のように変形した態様を適用してもよい。
実施の形態2の監視システム10は、建屋2に設置された入退管理装置と連携してカメラ装置100の移動動作を制御してもよい。図6は、実施の形態2における監視システムの変形例の構成図である。この図に示す例では、建屋2の出入口8の近傍に入退管理装置30が配置されている。入退管理装置30は、具体的には、出入口8の入退情報を記憶する。入退情報には人の識別及びその入退時間が含まれる。
カメラ装置100の通信装置110は、入退管理装置30から入退情報を受信する。制御装置112は、受信した入退情報に基づいて、カメラ装置100の動作を決定する。具体的には、制御装置112は、出入口8を通行する人数が多い時間帯に、当該出入口8の付近を充填的に監視するようにカメラ装置100を移動させる。また、監視システム10が複数のカメラ装置100を有する場合、出入口8を通行する人数が多い時間帯には一方のカメラ装置100によって出入口8付近を常時監視し、他方のカメラ装置100によって他の場所を移動監視するようにカメラ装置100を動作させてもよい。また、出入口8を通行する人数が多い時間帯には複数のカメラ装置100によって出入口8付近を重点的に監視するようにカメラ装置100を動作させてもよい。このような動作によれば、人の動きに応じた監視の最適化が可能となる。
実施の形態2の監視システム10は、警備システムと連携してカメラ装置100の移動動作を制御してもよい。すなわち、例えば、建屋2に人感センサ又は空間センサなどを用いた警備システムが配備されている場合、カメラ装置100の通信装置110は、警備システムから異常の発生及びその場所に関する情報を受信する。この情報は、以下、「警備異常情報」と呼ばれる。制御装置112は、警備異常情報に基づいて、カメラ装置100の動作を決定する。具体的には、例えば、制御装置112は、警備異常情報に含まれる異常発生場所にカメラ装置100を移動させる。このような動作によれば、異常発生場所の画像を逸早く撮像することが可能となる。
実施の形態3.
3-1.実施の形態3の監視システムの特徴
実施の形態3の監視システム10は、撮像した画像を解析し、解析した画像情報に基づいてカメラ装置100を自動で移動させる移動動作に特徴を有している。実施の形態3の監視システム10の構成は、制御装置112の機能ブロック構成を除いて実施の形態1の監視システム10の構成と同様である。また、カメラ装置100の移動動作、充電動作、及びデータ転送動作の基本的な考え方は、実施の形態1と同じである。実施の形態1と重複する説明は、適宜省略される。
図7は、制御装置の機能ブロック構成を説明するための図である。この図に示すように、実施の形態3の監視システム10の制御装置112は、その特有の機能ブロック構成として、画像解析部120と、動作決定部122と、を含んでいる。
画像解析部120は、カメラ本体102によって撮像された画像データを解析して特定の対象物体を検出する。このような特定の対象物体は、例えば、人、動物などの動体が例示される。動作決定部122は、画像解析部120によって検出された対象物体の情報に基づいて、カメラ装置100の移動動作を決定する。例えば、動作決定部122は、検出された対象物体の位置情報から人が密集しているエリアを監視エリアとして特定し、特定された監視エリアに近づくようにカメラ装置100の移動動作を決定する。このような動作によれば、リアルタイムに撮像した画像データに基づいてカメラ装置100の移動動作を決定することができるので、効率よく広範囲の監視を行うことが可能となる。
3-2.実施の形態3の監視システムの変形例
実施の形態3の監視システム10は、以下のように変形した態様を適用してもよい。
画像解析部120は、管理センタの制御装置の機能ブロックとして構成されていてもよい。この場合、画像解析部120によって解析された情報は、カメラ装置100の通信装置110にて受信する構成とすればよい。また、動作決定部122についても、画像解析部120とともに管理センタの制御装置の機能ブロックとして構成されていてもよい。この場合、動作決定部122によって決定された移動動作に関する指令値は、カメラ装置100の通信装置110にて受信する構成とすればよい。
監視システム10が、独立して移動可能な複数のカメラ装置100を有する場合、これらのカメラ装置100の移動動作を連携させてもよい。図8は、複数のカメラ装置の連携動作の一例を示す図である。この図に示す例では、監視システム10は、独立して移動可能な第一カメラ装置100aと第二カメラ装置100bとを有している。そして、第一カメラ装置100aは、建屋内及び建屋外を移動することによって画像解析のための画像データを撮像し、監視すべき監視エリアAを特定する。図8では、人が密集しているエリアを監視エリアAとして特定した場合を例示している。第二カメラ装置100bは、画像解析結果から得られる監視エリアAに移動して監視画像を撮像する。このような動作によれば、監視エリアの特定と監視エリアの撮像とを複数のカメラ装置で分担することができるので、建屋2の監視を効率よく行うことが可能となる。
図9は、複数のカメラ装置の連携動作の他の例を示す図である。この図では、建屋2への立ち入りが禁止されている時間帯において、第一カメラ装置100aと第二カメラ装置100bを用いて建屋内を監視している場合を例示している。この例では、例えば、第一カメラ装置100aが撮像した撮像画像に人らしき対象物体Hが含まれていることを検出した場合、第二カメラ装置100bを用いて撮像の応援を行う。具体的には、第二カメラ装置100bを第一カメラ装置100aに近づくように移動させて、対象物体Hを第一カメラ装置100aとは異なる角度から撮像する。このような動作によれば、多角度から対象物体Hを撮像することができるので、システムの監視性能を高めることが可能となる。
また、実施の形態3の監視システム10では、カメラ装置100の画像データに特定物体が含まれていることを検出した場合、音声又は画像によって管理センタへの報知を行う報知装置を備えていてもよい。これにより、リアルタイムで管理センタのオペレータに異常を報知することが可能となる。
カメラ本体102は、熱画像を撮像する熱画像カメラを適用してもよい。この場合、画像解析部120は、熱画像データから特定温度の対象物体を検出する。ここでの特定温度は、例えば、発火の可能性が認められる温度範囲が例示される。動作決定部122は、画像解析部120によって特定温度の対象物体が検出された場合、当該対象物体に接近するようにカメラ装置100の移動動作を決定する。また、この際、上記の報知装置を用いて管理センタへの報知を行う構成を更に備えることが好ましい。このような動作によれば、火災等の事故の可能性を逸早く検知して、より詳細な熱画像を撮像することが可能となる。
実施の形態3の監視システム10では、防犯用のカラーボールを発射する機能を備えた発射装置をカメラ装置100に搭載する構成としてもよい。カメラ装置100に搭載された発射装置は、カメラ本体102とともにレール12上を移動する。そして、カメラ装置100によって撮像された画像に発射対象物体が含まれている場合、発射装置は、当該発射対象物体に向けて防犯用のカラーボールを発射する。ここでの発射対象物体は、例えば、立ち入りが規制されているエリア内にいる人が例示される。また、この際、上記の報知装置を用いて管理センタへの報知を行う構成を更に備えることが好ましい。これにより、防犯性を更に高めることが可能となる。
2 建屋、 2a,2b,2c,2d 壁面、 4 軒裏、 6 小窓部、 8 出入口、 10 監視システム、 12 レール、 12a,12b 建屋内レール、 12c,12d 建屋外レール、 20 取付台、 30 入退管理装置、 100 カメラ装置、 100a 第一カメラ装置、 100b 第二カメラ装置、 102 カメラ本体、 104 移動機構、 106 蓄電装置、 108 記憶装置、 110 通信装置、 112 制御装置、 120 画像解析部、 122 動作決定部、 202 充電装置、 204 データ転送装置

Claims (11)

  1. 画像による建屋の監視を行う監視システムにおいて、
    前記建屋に設置されたレールと、
    画像を撮像するカメラ本体と、前記レールに沿って前記カメラ本体を移動させる移動機構と、前記移動機構の動作を制御する制御装置と、を備えるカメラ装置と、を備え、
    前記レールは、前記建屋の建屋内から建屋外まで延伸し
    前記カメラ装置は、
    第一カメラ装置と、
    前記第一カメラ装置とは独立して移動可能な第二カメラ装置と、を含んで構成され、
    前記制御装置は、前記第一カメラ装置の撮像画像に特定物体が含まれる場合、前記第一カメラ装置に近づくように前記第二カメラ装置を移動させて、前記特定物体を前記第一カメラ装置とは異なる角度から撮像するように構成されることを特徴とする監視システム。
  2. 前記レールは、
    前記建屋外の壁面に沿って設置された建屋外レールと、
    前記建屋外レールに連続して接続され、前記建屋内の壁面に沿って設置された建屋内レールと、
    を含んで構成されることを特徴とする請求項1に記載の監視システム。
  3. 前記カメラ装置に搭載された蓄電装置と、
    前記レールの途中の充電場所に設置された充電装置と、を備え、
    前記充電装置は、前記カメラ装置が前記充電場所に停止したときに前記蓄電装置への給電が行われるように構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の監視システム。
  4. 前記カメラ装置は、前記カメラ本体によって撮像された画像データを記憶する記憶装置を内蔵していることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の監視システム。
  5. 前記カメラ本体によって撮像された画像データを外部機器へと転送するデータ転送装置を更に備えることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の監視システム。
  6. 前記データ転送装置は、前記カメラ装置に搭載された通信装置を含み、
    前記通信装置は、前記画像データを無線通信によって前記外部機器へと転送するように構成されることを特徴とする請求項5に記載の監視システム。
  7. 前記データ転送装置は、前記レールの途中の通信場所から前記外部機器への通信を行う通信装置を含み、
    前記通信装置は、前記カメラ装置が前記通信場所に停止したときに前記カメラ装置から前記画像データを読み込むとともに前記外部機器へと転送するように構成されることを特徴とする請求項5に記載の監視システム。
  8. 前記カメラ本体は、熱画像を撮像する熱画像カメラであり、
    前記熱画像に特定温度の対象物が含まれる場合に報知を行う報知装置を更に備えることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項に記載の監視システム。
  9. 前記建屋への入退情報を管理する入退管理装置を更に備え、
    前記制御装置は、前記入退情報に基づいて前記カメラ装置の移動を制御することを特徴とする請求項1から請求項8の何れか1項に記載の監視システム。
  10. 前記建屋内を監視する第一時間帯と、前記建屋外を監視する第二時間帯と、を含んだ監視スケジュールを設定する監視スケジュール設定部を更に含み、
    前記制御装置は、前記監視スケジュール設定部によって設定された前記監視スケジュールに従って、前記カメラ装置を自動で移動させるように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項の何れか1項に記載の監視システム。
  11. 前記カメラ装置は、防犯用のカラーボールを発射する発射装置を更に備え、
    前記発射装置は、前記カメラ本体によって撮像された画像に発射対象物体が含まれる場合、前記発射対象物体に向けて前記カラーボールを発射するように構成されることを特徴とする請求項1から請求項10の何れか1項に記載の監視システム。
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