JP2014124132A - 密封型サンドイッチの製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 具材を適宜選択して好みの製品を容易に得ることができ、数個から数十個程度の少量多品種に対応でき、例えば、小規模の製パン店、食堂、コンビニエンスストア等に設置して使用できる汎用性のある密封型サンドイッチの製造装置を提供する。
【解決手段】 具材Fを挟んだ複数のシート状の食パン片Bが載置される下型KAと、下型KAに対峙して進退動可能に設けられ進出時に下型KAと共同して下型KA上の食パン片Bの具材Fの周囲を押圧しながら圧着し具材Fを密封した密封型サンドイッチの製品Sを成形する上型KBとを備え、上型KBを所定位置で進退動可能に支持し、下型KAを、下型KAに具材Fを挟んだ複数の食パン片Bを手作業により載置可能な作業位置X及び上型KBに対峙し上型KBによる押圧を行わせる成形位置Yの2位置に移動可能にした。
【選択図】 図4

Description

本発明は、主に、具材を挟んだ複数のシート状の食パン片を、“耳”と呼ばれる食パン片端部クラスト部分に近い前記具材が載置された位置の周囲の部分(以下「周囲圧着予定部分」という)において、押圧しながら圧着することにより具材を密封した密封型サンドイッチを成形する密封型サンドイッチの製造装置に関する。
従来、この種の密封型サンドイッチの製造装置としては、例えば、特許文献1(特開2004−208686号公報)に掲載されたものが知られている。これは、コンベアで順次移動させられる下型上に、シート状の耳付きの食パン片を搬送して載置し、この食パン片に具材供給装置から具材を供給して載置し、それから、別の耳付きの食パン片を具材の上に重ね置きし、この具材を挟んだ2枚の食パン片が載置された下型をコンベアにより更に移動させ、この移動過程において、下型に対峙する上型を進出させ、進出時に下型と共同して下型上の2枚の食パン片の周囲圧着予定部分を押圧しながら圧着するとともに、この周囲圧着予定部分よりも外側部分を切断して取り除き、下型上に具材を密封した密封型サンドイッチを成形し、取り出すようにしている。
特開2004−208686号公報
しかしながら、この従来の密封型サンドイッチの製造装置においては、装置が大型であり、画一的に同種のものを大量に製造する装置になっているので、大規模な製パン工場用のものであり、例えば、小規模の製パン店、食堂、コンビニエンスストア等のバックヤードに設置して、数個から数十個程度ずつの、種々の具材を用いて多品種製品を製造するような、少量多品種製品の製造に対応しきれないという問題があった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、種々の具材を適宜選択して好みの製品を多品種製造するような、数個から数十個程度ずつの少量多品種に対応でき、例えば、小規模の製パン店、食堂、コンビニエンスストア等のバックヤードに設置して使用することに適しており、また店頭における実演製造にも使用できる密封型サンドイッチの製造装置を提供することを目的とする。
このような目的を達成するための本発明の密封型サンドイッチの製造装置は、具材を挟んだ複数のシート状の食パン片が載置される下型と、その上方において該下型に対峙して進退動可能に設けられ、下方への進出時に上記下型と共同して該下型上の食パン片の周囲圧着予定部分を押圧しながら圧着し具材を密封した密封型サンドイッチを成形する上型とを備えた密封型サンドイッチの製造装置において、
上記上型を所定位置で進退動可能に支持し、上記下型を、該下型に具材を挟んだ複数の食パン片を手作業により載置可能な作業位置及び上記上型に対峙し該上型との共同による押圧を行わせる成形位置の2位置に移動可能にした構成としている。
これにより、密封型サンドイッチの製品を製造するときは、下型を作業位置に位置させて、この下型上に、手作業により、シート状の食パン片を載せ、その上に具材を載せ、最後に、この具材の上に食パン片を載せる。また、具材がジャムなどのペースト状のものであれば、シート状の食パン片に予め具材を付着させて、これを該具材を付着した面を上にして下型上に載せ、その上に具材を載せ、最後に、この具材の上に食パン片を載せることもできる。それから、予め、食パン片間に具材を挟んだものを、下型上に載せることもできる。また、一製品に使用する食パン片は3枚以上であっても良く、各食パン片間に挟む具材も一種若しくは複数種あって良い。要するに、下型上に、手作業により、任意の種類の具材を任意の複数枚のシート状の食パン片を載置する。
次に、下型を成形位置に移動させる。そして、上型を下方へ進出させ、下型と共同して下型上の食パン片の周囲圧着予定部分を押圧しながら圧着し具材を密封した密封型サンドイッチを成形する。その後、上型を上方へ後退させるとともに、再び、下型を作業位置に移動させる。そして、下型から密封型サンドイッチの製品を取り出す。この場合、作業位置で、食パン片,具材の載置及び製品の取出しを行うことができるので、上下動する上型のあるところで作業しなくても良く、そのため、安全に製品を製造することができる。
このようにして、適宜、手作業で下型に食パン片及び具材を載置する等してセッティングすれば、自動的に下型を作業位置Xから成形移置Yまで移動させ、該成形位置Yにおいて上型との共同による押圧を行って具材Fを挟んだ食パン片Bを圧着切断し、その後、成形後の密閉型サンドイッチの完成製品Sを載置した下型を再び作業位置まで移動させる。このように密封型サンドイッチの製品を自動的に製造できるので、種々の具材を適宜選択して好みの製品を多品種製造するような、数個から数十個程度ずつの少量多品種に対応できる。そのため、例えば、小規模の製パン店、食堂、コンビニエンスストア等のバックヤードに設置して使用することに適しており、また店頭における実演製造にも使用できる密封型サンドイッチの製造装置を提供することができる。
そして、必要に応じ、作業位置にある上記下型への食パン片,具材の載置及び該下型からの完成した密封型サンドイッチの取出しを行うことができる作業ステージと、該作業ステージに連設されるとともに、上記上型が設けられ、上記成形位置が設定される成形部とを設け、上記作業ステージを、その上面を覆う被覆カバーを備えて構成し、該被覆カバーに、上記下型の成形位置側に開放し該下型を作業位置と成形位置との間で移動可能にする切欠き部を設け、上記成形部に、上記上型及び下型を覆う成形部カバーを設け、該成形部カバーに、上記切欠き部に連通し上記下型を作業位置と成形位置との間で移動可能にする通過口を設けた構成としている。
これにより、下型が作業位置及び成形位置間で往復動する際には、下型は被覆カバーの切欠き部及び成形部カバーの通過口を通過する。作業ステージにおいては、作業位置にある下型の周囲が被覆カバーで覆われ、上型側は成形部カバーで覆われるので、他の機器が露出しないことから、下型への食パン片,具材の載置及び該下型からの完成した密封型サンドイッチの取出し作業を行い易くすることができるとともに、これらの作業を清潔に行うことができる。また、上下動する上型のあるところは、成形部カバーで覆われるので、安全を確保することができる。
この場合、必要に応じ、上記下型に、上記被覆カバーの上側又は下側であって上記下型が作業位置から成形位置に至り、押圧成形した後、元の作業位置に戻るまで上記切欠き部を塞ぐ閉塞板を設けた構成としている。これにより、下型が成形位置に位置するときは、切欠き部が閉塞板で塞がれるので、物が切欠き部から落下する事態を防止できるとともに、作業ステージの外観品質を良くすることができる。
また、必要に応じ、上記下型を作業位置及び成形位置の2位置間で移動させる下型移動機構を備え、該下型移動機構を、上記下型を支持する下型ベースと、該下型ベースを移動可能に支持する下型レールと、該下型ベースを移動させる下型ボールネジ機構と、該下型ボールネジ機構を駆動する下型用モータとを備えて構成している。下型移動機構により、下型を作業位置及び成形位置間で自動で往復動させることができる。また、下型ボールネジ機構で駆動するので、下型の移動を円滑に行わせることができる。
更に、必要に応じ、上記上型を待機位置と成形位置との2位置間で上下方向に進退動させる上型移動機構を備え、該上型移動機構を、上記上型を支持する上型ベースと、該上型ベースを移動可能に支持する上型レールと、該上型ベースを移動させる上型ボールネジ機構と、該上型ボールネジ機構を駆動する上型用モータとを備えて構成している。上型移動機構により、上型を自動で進退動させることができる。また、上型ボールネジ機構で駆動するので、上型の移動を円滑に行わせることができる。
そしてまた、必要に応じ、上記下型が、具材を挟んだ食パン片を載置したときにその外周部付近を支持する枠状の凸条と、該凸条に囲繞され具材を挟んだ食パン片を載置したときにその中央部分が臨む、上方に開口した凹所を備えるとともに、
上記上型が、上記下型が備える枠状の凸条とは逆向きの枠状の凸状と、これに囲繞される下方に開口した凹所とを備え、かつ、該枠状の凸条の外周を上記下型の枠状の凸条の外周よりも(短くしてその)内側になるように設けた構成としている。
これにより、上記下型との共同により上記食パン片を押圧成形する際、切断された該食パン片の外側部分が上記上型の枠状の凸条の外周に付着する。このように上型に付着させた後、上型が上昇移動して待機位置へ戻るまでの間の任意の時期に、任意の方法で上型から外すことができる。
そしてまた、必要に応じ、上記上型の成形移置と待機位置の間の任意の高さで、かつ、上記上型が上下動するときにその枠状の凸条の外周面に近接する位置に一又は複数の係止部材を設けるとともに、該上型が押圧成形後に待機位置まで後退する移動中に、該上型に付着した食パン片が上記係止部材に係止する高さに達する前に上記下型が成形位置から作業位置側に移動して上記上型の下方に位置しなくなるまで移動し、その後、該上型が上へ移動することにより上記係止部材が、該上型に付着した食パン片の外側部分に係止して該外側部分を該上型から外して落下させることを特徴とする。
これにより、成形時に切断される不要な食パン片の外側部分を容易に除去して排出させることができる。
そしてまた、必要に応じ、上記下型が、凹所の中央付近に開口し上下方向に貫通して設けられる貫通孔と、該貫通孔にガイドされて上記凹所に対して出没可能に設けられ突出時に食パン片を押し出し可能な押出体と、該押出体を出没させる出没機構とを備える構成としている。
これにより、成形後の密封型サンドイッチ製品は、上記下型の押出体によって押し出されるので、下型から容易に取り出すことができる。
この場合、必要に応じ、上記出没機構を、上記押出体の下側に垂設されるロッドと、該ロッドを没入方向に付勢する付勢手段と、該ロッドの下端部に設けられるカムフォロアと、該カムフォロアの下方に設けられ、傾斜面を有するカムブロックとを備えて構成し、かつ、該カムブロックの傾斜面が、成形位置から作業位置に向かって徐々に上昇する(すなわち、作業位置から成形位置に向かって徐々に下降する)とともに、カムフォロアの最下端を下から支持するように設けた構成としている。
これにより、上記下型が成形位置から作業位置に移動するとき徐々に上昇する該カムブロックの傾斜面により上記カムフォロアを上記付勢手段の付勢力に抗して徐々に押圧して上記押出体を徐々に押し上げ、逆に上記下型が作業位置から成形位置に移動するときには、徐々に下降する該カムブロックの傾斜面により上記付勢手段の付勢力に従って上記カムフォロアが押し下げられる。
したがって、成形位置では上記付勢手段の付勢力によりロッドを没入方向に付勢しているため、押出体が没入した状態を維持し、成形後の密封型サンドイッチの下側約半分が下型の凹所にはまり込む。その後、上記下型が成形位置から作業位置に移動するときには、徐々に上昇する該カムブロックの傾斜面により上記カムフォロアを上記付勢手段の付勢力に抗して徐々に押圧して上記押出体を徐々に押し上げるので、自動的に製品を下型の凹所から押し出すことができる。また、出没機構は、電動,空気圧や油圧等の動力源によるシリンダ装置等を用いて駆動する機構で構成した場合に比較して、電動,空気圧や油圧等の動力源を必要としないメカ的な機構で構成されているので、それだけ、安価に作成でき、省力化を図ることができる。なお、本発明の密封型サンドイッチの製造装置に、必要に応じて下型および上型の動作を制御する制御装置を設け、下型および上型の上記の一連の動作を自動的に行うようにすることもできる。
また、必要に応じ、上記下型の凸条の外周に、載置された食パン片の外周縁をガイドする複数のガイド片を立設した構成としている。食パン片をガイド片でガイドするので、食パン片を下型の中心に位置決めし易くなり、位置ずれが防止されることから、具材が食パン片の周囲からはみ出る等の事態を防止することができ、製品ロスを削減するとともに製品の品質を安定化させることができる。
本発明の密封型サンドイッチの製造装置によれば、適宜、手作業で下型に食パン片及び具材を載置する等してセッティングして、下型を作業位置から成形移置まで移動させ、該成形位置において上型との共同による押圧を行って具材を挟んだ食パン片を圧着切断し、その後、成形後の密閉型サンドイッチの完成製品を載置した下型を再び作業位置まで移動させて該密閉型サンドイッチの取出しを行えるようにする。このように密封型サンドイッチの製品を製造できるので、種々の具材を適宜選択して好みの製品を多品種製造するような、数個から数十個程度ずつの少量多品種に対応できる。そのため、例えば、小規模の製パン店、食堂、コンビニエンスストア等のバックヤードに設置して使用することに適しており、また店頭における実演製造にも使用できる密封型サンドイッチの製造装置を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る密封型サンドイッチの製造装置を示す全体斜視図である。 本発明の実施の形態に係る密封型サンドイッチの製造装置を下型が作業位置にある状態で示す要部斜視図である。 本発明の実施の形態に係る密封型サンドイッチの製造装置を下型が成形位置にある状態で示す要部斜視図である。 本発明の実施の形態に係る密封型サンドイッチの製造装置を示す要部正面図である。 本発明の実施の形態に係る密封型サンドイッチの製造装置を示す要部側面図である。 本発明の実施の形態に係る密封型サンドイッチの製造装置を示す要部平面図である。 本発明の実施の形態に係る密封型サンドイッチの製造装置の下型を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る密封型サンドイッチの製造装置の上型を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る密封型サンドイッチの製造装置の作用を示す工程図である。 本発明の実施の形態に係る密封型サンドイッチの製造装置において下型が成形位置にある状態の作用を示し、(a)は成形前の状態を示す断面図、(b)は成形時の状態を示す断面図、(c)は成形時の状態を示す(b)中A−A線断面図である。
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態に係る密封型サンドイッチの製造装置について詳細に説明する。
図1乃至10に示す本発明の実施の形態に係る密封型サンドイッチの製造装置Tは、図9及び図10に示すように、2枚のシート状の食パン片B間に具材Fを挟み、この食パン片Bの周囲圧着予定部分Baを押圧しながら圧着するとともに、周囲圧着予定部分Baよりも外側の外側部分Bbを切断して取り除き、具材Fを密封した密封型サンドイッチの製品Sを製造するものである。食パン片Bは、一般には所謂耳付きの矩形シート状である。耳を予めカットしたものでも良い。また、一般には、食パン片Bは2枚用いるが、3枚以上であっても良い。具材Fとしては、バターやジャムナ等のペースト状フィリング、生野菜、ハムやコロッケなどの肉製品S、加工水産物、各種惣菜等どのようなものであっても良い。
本密封型サンドイッチの製造装置Tは、図1に示すように、機台1を備え、機台1は、脚(図示せず)に支持された矩形状の基板2を有し化粧カバー3で覆われたベース台部4と、基板2上に設けられた作業ステージ5と、作業ステージ5に隣接して基板2上に設けられ後述の上型KBが設けられる成形部6とを備えて構成されている。また、成形部6下方のベース台部4の前側には、成形部6で切断された食パン片Bの外側部分Bbが排出される排出口7が設けられている。
また、本密封型サンドイッチの製造装置Tは、図1乃至図10に示すように、具材Fを挟んだ複数のシート状の食パン片Bが載置される下型KAと、その上方において下型KAに対峙して上下方向に進退動可能に設けられ下方への進出時に下型KAと共同して下型KA上の食パン片Bの周囲圧着予定部分Baを押圧しながら圧着し具材Fを密封した密封型サンドイッチ(製品S)を成形する上型KBとを備えている。
上型KBは下型KA(後述の成形位置Yに位置するときの下型KA)の上方において上下方向に進退動可能になるように基板2上に立設された左右一対の支持板8に支持されており、待機位置Wと、下型KAとの共同による押圧を行わせる成形位置Zとの2位置間を往復移動可能に垂直移動する上型ベース31の上に設けられている。
下型KAは、この下型KAに具材Fを挟んだ複数の食パン片Bを手作業により載置可能な作業位置X、及び、上型KBに対峙し上型KBとの共同による押圧を行わせる成形位置Yの2位置間を往復移動可能に基板2上を水平移動する下型ベース21の上に設けられている。作業ステージ5は、下型KAをその作業位置Xで、下型KAに対して手作業で食パン片B,具材Fの載置及び取出しを行うことができるように形成され、機台1の前に作業者が立ってこの作業ステージ5で作業を行うことができるように形成されている。また、作業ステージ5は、その上面を覆う被覆カバー10を備えて構成されている。被覆カバー10の上面は平面状に形成されている。被覆カバー10の上側には、前側に開閉可能な透明な扉を備え被覆カバー10全体を覆うステージカバー11(図1)が設けられている。更に、被覆カバー10には、下型KAの成形位置Y側に開放し、下型KAを作業位置Xと成形位置Yとの間で移動可能にする矩形状の切欠き部12が設けられている。
また、作業ステージ5に連設される成形部6には、上型KBが設けられ下型KAが成形位置Yに位置するときにこれと共同して下型KA上に載置された具材Fを挟んだ複数のシート状の食パン片Bを圧着成形することを可能にしており、上型KB,下型KA及び支持板8を覆う成形部カバー13(図1)が設けられている。上下動する上型KBのあるところは、成形部カバー13で覆われるので、衛生的であり、かつ、安全を確保することができる。成形部カバー13の前側には、開閉扉14が設けられている。成形部カバー13及び支持板8には、切欠き部12に連通し下型KAを作業位置Xと成形位置Yとの間で移動可能にする通過口15が設けられている。また、成形部6のある基板2の上型KBに対向する部分には、開放口16が形成されている。この開放口16と上記の排出口7との間には成形部6で切断された食パン片Bの外側部分Bbを排出口7に導くように傾斜するシュータ17が設けられている。
更に、本密封型サンドイッチの製造装置Tは、下型KAを作業位置X及び成形位置Yの2位置間で往復移動させる下型移動機構20を備えている。下型移動機構20は、図2乃至図6に示すように、下型KAを支持する下型ベース21と、機台1の基板2上の奥側に設けられ下型ベース21を水平方向に移動可能に支持する下型レール22と、基板2上の手前側に、該下型レール22と平行に設けられて下型ベース21を水平方向に移動させる下型ボールネジ機構23と、この下型ボールネジ機構23を駆動する下型用モータ24とを備えて構成されている。すなわち、下型レール22,下型ボールネジ機構23及び下型用モータ24は、何れも基板2上に設けられており、被覆カバー10若しくは成形部カバー13で覆われている。下型用モータ24としては精度の高い移動制御ができるサーボモータを用いることが望ましい。下型KAの下型ベース21には、被覆カバー10の下側であって下型KAが作業位置Xから成形位置Yに至る際、切欠き部12を塞ぐ閉塞板25が設けられている。閉塞板25は下型ベース21と同動する。下型移動機構20により、下型KAを作業位置X及び成形位置Y間で往復動させることができる。また、下型ボールネジ機構23で駆動するので、下型KAの移動を円滑に行わせることができる。下型移動機構20としては、空気圧や油圧を動力源とするシリンダ装置等のピストン機構を用いることもできるが、より精度の高いサーボモーターを動力源とするボールネジ機構を用いる方が、後述するような、下型用モータ24を駆動制御する図示外の制御部を設けて自動の移動制御をする場合に、精度の高い移動制御を行うことができるとともに耐久性に優れるメリットがある。
更にまた、本密封型サンドイッチの製造装置Tは、上型KBを待機位置W及び成形位置Zの2位置間で上下方向に進退動させる上型移動機構30を備えている。上型移動機構30は、図2乃至図6に示すように、上型KBを支持する上型ベース31と、上型ベース31を移動可能に支持する左右一対の上型レール32と、上型ベース31を上下方向に移動させる上型ボールネジ機構33と、上型ボールネジ機構33をタイミングベルト伝動機構35を介して駆動する上型用モータ34とを備えて構成されている。上述の下型用モータ24の場合と同様に上型用モータ34としても精度の高い移動制御ができるサーボモータを用いることが望ましい。上型レール32は、左右一対の支持板8に夫々設けられており、上型ベース31の左右で上型ベース31を上下方向に移動可能に支持している。上型レール32は必ずしも左右一対設ける必要はなく、左右のいずれか一方の支持板8に片側だけ設けても良い。上型ボールネジ機構33は、上型KBよりも背面側の支持板8間に設けられた架設板36に設けられており、上型用モータ34は架設板36の背面側にあって支持板8に固定されている。上型移動機構30の各要素は、いずれも成形部カバー13に覆われている。上型移動機構30により、上型KBを上下方向に進退動させることができる。また、上型ボールネジ機構33で駆動するので、前記上型KBの進退動を円滑に行わせることができる。また、上型移動機構30としては、空気圧や油圧を動力源とするシリンダ装置等を用いることもできるが、本実施例のように、より精度の高いサーボモータを動力源とするボールネジを用いる方が、精度の高い移動制御を行うことができるとともに耐久性に優れるメリットがある。
次に、下型KA及び上型KBについて、詳しく説明する。下型KAは、図1乃至図7,図9及び図10に示すように、具材Fを挟んだ食パン片Bを載置するときにその外周部を支持する矩形枠状の凸条40と、凸条40に囲繞され具材Fが挟まれた食パン片Bを載置するときにその中央部分が臨む凹所41と、凹所41の中央付近に開口し上下方向に貫通して設けられる貫通孔42と、貫通孔42にガイドされて凹所41に対して出没可能に設けられ突出時に食パン片Bを押し出し可能な押出体43と、押出体43を出没させる出没機構50とを備えて構成されている。下型KAは、下型ベース21に着脱可能に設けられている。符号44は下型KAを下型ベース21に対して取付部材45を介して固定するピンである。
また、下型KAの凸条40の外周には、載置された食パン片Bの外周縁をガイドする複数のガイド片47が立設されている。ガイド片47は、凸条40の各コーナー部に設けられており。食パン片Bの直角な二辺のコーナー部に接してガイドする横断面L字状の板部材で形成されている。
出没機構50は、図4,図5及び図7に示すように、押出体43の下側に垂設され下型ベース21に設けた貫通孔42を貫通する一対のロッド51と、ロッド51を没入方向に付勢する付勢手段52と、ロッド51の下端部に設けられるカムフォロア53と、該カムフォロア53の下方の基板2上に設けられる傾斜面55を有したカムブロック54とを備えて構成されている。該傾斜面55は、成形位置Yから作業位置Xに向かって徐々に上昇する(すなわち、作業位置Xから成形位置Yに向かって徐々に下降する)とともに、カムフォロア53の最下端を下から支持するように設けているので、下型KAが成形位置Yから作業位置Xに移動するとき徐々に上昇する該カムブロック54の傾斜面55によりカムフォロア53を付勢手段52の付勢力に抗して徐々に押し上げ、逆に下型KAが作業位置Xから成形位置Yに移動するとき徐々に下降する該カムブロック54の傾斜面55により付勢手段52の付勢力に従ってカムフォロア53が押し下げられる。より具体的には、各ロッド51は筒状体56に摺動可能に挿通されており、筒状体56は下型ベース21の下側に固定した取付け板57に固定されている。取付け板57にはロッド51が貫通して挿通される挿通孔58が形成されている。付勢手段52は、取付け板57と筒状体56内に設けた段差部56aとの間に圧縮状態で介装されたコイルスプリングで構成されている。一対のロッド51の下端は連結杆59で連結されており、カムフォロア53は、この連結杆59に設けられた回転自在なローラ53aで構成されている。ローラ53aは、カムフォロア53の傾斜面55を転動する。このように、本実施例における出没機構50は、電動,空気圧や油圧等の駆動源によるシリンダ装置等を用いる場合に比較して、電動,空気圧や油圧等の駆動源を必要としないメカ的な機構で構成されているので、それだけ、安価に作成でき、省力化を図ることができる。
上型KBは、図4乃至図6,図8乃至図10に示すように、枠状の凸条60と、これに囲繞される下方に開口した凹所61とを備え、かつ、凸条60の外周を下型KAの凸条40の外周よりも(短くしてその)内側になるように設けて構成されている。これにより、押圧成形後の切断された食パン片Bの外側部分Bbが上型の凸条60の外周面に付着する。上型KBは、上型ベース31に着脱可能に設けられている。符号62は上型KBを上型ベース31に対して取付部材63を介して固定するピンである。
また、図2乃至図6,図9に示すように、上型KBが上下動する成形移置Zと待機位置Wとの間の任意の高さで、かつ、上下動する上型KBの枠状の凸条の外周に近接する位置に、左右一対の係止部材65が設けられている。これにより、押圧成形後に、上述のように上型KBがその外周面に食パン片の外側部分Bbが付着した状態で、上方へ移動中に、該付着した外側部分Bbが係止部材65に係止しない高さで一旦停止し、その後、下型KAが成形位置Xから作業位置Y側に移動して上型KBの下方に位置しなくなったとき、一旦停止していた上型KBが再び上方へ移動することにより係止部材65が、該食パン片の外側部分Bbに係止してこれを該上型から外して落下させる。より具体的には、一対の係止部材65は、上型KBの左右に延在する棒材で構成され、棒材の基端は、支持板8間に架設された取付部材66に固定されている。
更に、本密封型サンドイッチの製造装置Tは、下型用モータ24及び上型用モータ34を駆動制御する図示外の制御部を備えている。図1に示すように、機台1のベース台部4の前面には、作業者が押釦する動作ボタン70が備えられており、以下の(i)〜(v)のように動作するように予め設定しておけば、制御部は、この動作ボタン70の押釦に基づいて、下型用モータ24及び上型用モータ34の駆動制御をして、自動的に本密封型サンドイッチの製造装置Tに一連の動作をさせる。
(i)先ず、具材Fを挟んだ食パン片Bを載置した下型KAを作業位置Xから成形位置Y側に水平移動させ、成形位置Yで停止させる。
(ii)上型KBを下方へ進出させ、成形位置Yまで達したときに、そのまま下型KAと共同して上記食パン片Bを押圧成形する。
(iii)押圧成形後、食パン片Bの外側部分Bbをその凸条の外周に付着させた上型KBを上方へ後退させて該付着した食パン片Bの外側部分Bbが係止部材65に係止しない高さで一旦停止する。
(iv)成形後の密封型サンドイッチ製品Sを載置した下型KAを成形位置Yから作業位置X側に水平移動させ、作業位置Xで停止させる。
(v)一旦停止していた上型KBを再び上方へ後退させて、付着した食パン片Bの外側部分Bbを係止部材65により係止させて外して落下させ、そのままさらに上方へ後退させて、待機位置Wで停止させる。
従って、本密封型サンドイッチの製造装置Tにより、密封型サンドイッチを製造するときは、以下のようになる。
常時は、図1及び図2に示すように、下型KAは作業位置Xに位置決めされている。この状態で、作業者が、作業ステージ5に向かって、機台1の前に立ち、ステージカバー11を開ける。図9に示す工程図を用い、先ず、図9(a)(b)に示すように、下型KA上に、手作業により、シート状の食パン片Bを載せ、その上に具材Fを載せ、最後に、この具材Fの上に食パン片Bを載せる。また、具材Fがジャムなどのペースト状のものであれば、シート状の食パン片Bに予め具材Fを付着させて、これを該具材Fを付着した面を上にして下型KA上に載せ、最後に、この具材Fの上に食パン片を載せることもできる。それから、予め、食パン片B間に具材Fを挟んだものを、下型KA上に載せることもできる。また、食パン片Bは3枚以上であっても良く、各食パン片B間に挟む具材Fも一種若しくは複数種あって良い。要するに、下型KA上に、手作業により、具材Fを挟んだ複数のシート状の食パン片Bを載置する。この場合、下型KAの凸条40の外周にガイド片47が立設されているので、載置された食パン片Bの外周縁がガイドされ、そのため、食パン片Bを下型KAの中心に位置決めし易くなり、位置ずれを防止することができ、製品ロスを削減するとともに製品の品質を安定化させることができる。また、作業ステージ5においては、作業位置Xにある下型KAの周囲が被覆カバー10で覆われ、上型KB側は成形部カバー13で覆われるので、他の機器が露出しないことから、食パン片B,具材Fの載置を行い易くすることができるとともに、作業を清潔かつ安全に行うことができる。
この状態で、図1に示すように、作業者が動作ボタン70を押釦する。本実施例では、一連の動作をするように予め設定しており、この動作ボタン70の押釦に基づいて、制御部は、下型用モータ24及び上型用モータ34の駆動制御をして、自動的に本密封型サンドイッチの製造装置Tに一連の動作をさせる。
詳しくは、先ず、図3及び図4,図9(b)(c)に示すように、下型用モータ24が駆動し、下型KAを作業位置Xから成形位置Yに水平移動させる。この場合、下型KAは被覆カバー10の切欠き部12及び成形部カバー13の通過口15を通過する。また、下型KAの移動により、閉塞板25が同動し、被覆カバー10の切欠き部12を塞ぐ。そのため、切欠き部12が閉塞板25で塞がれるので、物が切欠き部12から落下する事態を防止できるとともに、作業ステージ5の外観品質を良くすることができる。更に、この際、図4に示すように、出没機構50において、カムフォロア53がカムブロック54の傾斜面55を下るので、カムフォロア53の押圧が徐々に解除され、付勢手段52の付勢力に従って押出体43が押し下げられて没入する。
下型KAの成形位置Yにおいては、図9(c)(d),図10(a)(b)(c)に示すように、上型用モータ34が駆動し、上型KBが待機位置Wから成形位置Zへ向けて下方へ進出する。そして、上型KBは、下型KAと共同して下型KA上の食パン片Bの周囲圧着予定部分Baを押圧しながら圧着し具材Fを密封した密封型サンドイッチを成形する。この場合、具材Fが挟まれた食パン片Bの中央が下型KAの凹所41及び上型KBの凹部61に臨むので潰れることがなく、また、上型KBよりも大きな耳付きの食パン片Bは、上型KBの凸部60からはみ出す周囲圧着予定部分Baよりも外側の外側部分Bbが切断され、この切断された食パン片Bの外側部分Bbが食パンのクラムの付着力で上型KBの凸部60の外周面に付着する。この場合、食パン片Bは、下型KAのガイド片47によってガイドされているので、位置ずれが防止されることから、具材Fが食パン片Bの周囲からはみ出る等の事態を防止することができ、製品ロスを削減するとともに製品の品質を安定化させることができる。
次に、図9(e)(f)に示すように、上型用モータ34が駆動し、上型KBが成形位置Zから待機位置Wへ向けて上方へ後退し、食パン片Bの外側部分Bbを、その凸条の外周に付着した食パン片Bの外側部分Bbが係止部材65に係止しない高さで一旦停止する。
次に、下型用モータ24が駆動し、成形後の密封型サンドイッチ製品Sを載置した下型KAが成形位置Yからを作業位置X側へ水平移動する。その後、そのまま水平移動し、作業位置Xで停止する。
その後、上型用モータ34が駆動して一旦停止していた上型KBが再び上方へ後退し、係止部材65が上型KBに付着した食パン片Bの外側部分Bbに係止して、この外側部分Bbを上型KBから外して落下させる。落下させられた外側部分Bbは、開放口16からシュータ17に導かれて排出口7から排出される。このため、不要な食パン片Bの外側部分Bbを容易に除去して排出させることができる。そして上型KBは、そのままさらに上方へ後退し、待機位置Wで停止する。
なお、下型KAは、水平移動して再び作業位置Xに戻るまでに、下型KAは成形部カバー13の通過口15及び被覆カバー10の切欠き部12を通過する。また、図4に示すように、出没機構50において、カムフォロア53がカムブロック54の傾斜面55を上るので、付勢手段52の付勢力に抗してカムフォロア53が押圧され押出体43を突出させる。これにより、凹所41内に入り込んだ製品Sが押し出される。この状態で、図9(f)に示すように、作業者は、製品Sを取り出す。製品Sは、押出体43によって押し出されているので、取り出しを容易に行うことができる。また、作業ステージ5においては、作業位置Xにある下型KAの周囲が被覆カバー10で覆われ、上型KB側は成形部カバー13で覆われるので、他の機器が露出しないことから、製品Sの取出しが行い易くなるとともに、作業を清潔かつ安全に行うことができる。
このように、ボタン操作だけで、下型KAを作業位置Xから成形位置Yに移動させ、成形位置Yで上型KBを待機位置W及び成形位置Z間で進退動させ、その後、成形位置Yから作業位置Xに移動位置決めする一連の動作が行われるので、製品Sの製造を容易に行うことができる。また、一対のボタンを両手で操作するので、不用意に下型KAが移動する事態を防止することができ、安全が図られる。更に、作業位置Xで、食パン片B,具材Fの載置及び製品Sの取出しを行うことができるので、上下動する上型KBのあるところで作業しなくても良く、そのため、安全に製品Sを製造することができる。
このようにして、下型KAに食パン片B及び具材Fをセッティングして、下型KAを作業位置X及び成形位置Y間で往復動させるだけで密封型サンドイッチの製品Sを製造できるので、具材Fを適宜選択して好みの製品Sを容易に得ることができ、数個から数十個程度の少量多品種に対応できる。そのため、例えば、小規模の製パン店、食堂、コンビニエンスストア等に設置して使用できる汎用性のある密封型サンドイッチの製造装置Tを提供することができる。
尚、上記実施の形態では、食パン片Bを耳付きのもので説明したが、必ずしもこれに限定さえるものではなく、予め耳を取った食パン片でも良く、適宜変更して差し支えない。
T 密封型サンドイッチの製造装置
B 食パン片
Ba 周囲圧着予定部分
Bb 外側部分
F 具材
S 密封型サンドイッチの製品
1 機台
2 基板
3 化粧カバー
4 ベース台部
5 作業ステージ
6 成形部
7 排出口
8 支持板
KA 下型
KB 上型
W 待機位置
Z 成形位置
X 作業位置
Y 成形位置
10 被覆カバー
11 ステージカバー
12 切欠き部
13 成形部カバー
14 開閉扉
15 通過口
16 開放口
17 シュータ
20 下型移動機構
21 下型ベース
22 下型レール
23 下型ボールネジ機構
24 下型用モータ
25 閉塞板
30 上型移動機構
31 上型ベース
32 上型レール
33 上型ボールネジ機構
34 上型用モータ
35 タイミングベルト伝動機構
36 架設板
40 凸条
41 凹所
42 貫通孔
43 押出体
47 ガイド片
50 出没機構
51 ロッド
52 付勢手段(コイルスプリング)
53 カムフォロア
54 カムブロック
55 傾斜面
50 凸部
61 凹部
65 係止部材(棒材)
66 取付部材
70 動作ボタン

Claims (10)

  1. 具材を挟んだ複数のシート状の食パン片が載置される下型と、その上方において該下型に対峙して進退動可能に設けられ、下方への進出時に上記下型と共同して該下型上の食パン片の周囲圧着予定部分を押圧しながら圧着し具材を密封した密封型サンドイッチを成形する上型とを備えた密封型サンドイッチの製造装置において、
    上記上型を所定位置で進退動可能に支持し、上記下型を、該下型に具材を挟んだ複数の食パン片を手作業により載置可能な作業位置及び上記上型に対峙し該上型との共同による押圧を行わせる成形位置の2位置に移動可能にしたことを特徴とする密封型サンドイッチの製造装置。
  2. 作業位置にある上記下型への食パン片,具材の載置及び該下型からの完成した密封型サンドイッチの取出しを行うことができる作業ステージと、該作業ステージに連設されるとともに、上記上型が設けられ、上記成形位置が設定される成形部とを設け、上記作業ステージを、その上面を覆う被覆カバーを備えて構成し、該被覆カバーに、上記下型の成形位置側に開放し該下型を作業位置と成形位置との間で移動可能にする切欠き部を設け、上記成形部に、上記上型及び下型を覆う成形部カバーを設け、該成形部カバーに、上記切欠き部に連通し上記下型を作業位置と成形位置との間で移動可能にする通過口を設けたことを特徴とする請求項1記載の密封型サンドイッチの製造装置。
  3. 上記下型に、上記被覆カバーの上側又は下側であって上記下型が作業位置から成形位置に至り、押圧成形した後、元の作業位置に戻るまで上記切欠き部を塞ぐ閉塞板を設けたことを特徴とする請求項2記載の密封型サンドイッチの製造装置。
  4. 上記下型を作業位置及び成形位置の2位置間で移動させる下型移動機構を備え、該下型移動機構を、上記下型を支持する下型ベースと、該下型ベースを移動可能に支持する下型レールと、該下型ベースを移動させる下型ボールネジ機構と、該下型ボールネジ機構を駆動する下型用モータとを備えて構成したことを特徴とする請求項1乃至3何れかに記載の密封型サンドイッチの製造装置。
  5. 上記上型を待機位置と成形位置との2位置間で上下方向に進退動させる上型移動機構を備え、該上型移動機構を、上記上型を支持する上型ベースと、該上型ベースを移動可能に支持する上型レールと、該上型ベースを移動させる上型ボールネジ機構と、該上型ボールネジ機構を駆動する上型用モータとを備えて構成したことを特徴とする請求項1乃至4何れかに記載の密封型サンドイッチの製造装置。
  6. 上記下型が、具材を挟んだ食パン片を載置したときにその外周部付近を支持する枠状の凸条と、該凸条に囲繞され具材を挟んだ食パン片を載置したときにその中央部分が臨む、上方に開口した凹所を備えるとともに、
    上記上型が、上記下型が備える枠状の凸条とは逆向きの枠状の凸状と、これに囲繞される下方に開口した凹所とを備え、かつ、該枠状の凸条の外周を上記下型の枠状の凸条の外周よりも内側になるように設けたことを特徴とする請求項1乃至5何れかに記載の密封型サンドイッチの製造装置。
  7. 上記上型の成形移置と待機位置の間の任意の高さで、かつ、上記上型が上下動するときにその枠状の凸条の外周面に近接する位置に一又は複数の係止部材を設けるとともに、
    該上型が押圧成形後に待機位置まで後退する移動中に、該上型に付着した食パン片が上記係止部材に係止する高さに達する前に上記下型が成形位置から作業位置側に移動して上記上型の下方に位置しなくなるまで移動し、その後、該上型が上へ移動することにより上記係止部材が、該上型に付着した食パン片の外側部分に係止して該外側部分を該上型から外して落下させることを特徴とする請求項6に記載の密封型サンドイッチの製造装置。
  8. 上記下型が、凹所の中央付近に開口し上下方向に貫通して設けられる貫通孔と、該貫通孔にガイドされて上記凹所に対して出没可能に設けられ突出時に食パン片を押し出し可能な押出体と、該押出体を出没させる出没機構とを備えることを特徴とする請求項6又は7に記載の密封型サンドイッチの製造装置。
  9. 上記出没機構を、上記押出体の下側に垂設されるロッドと、該ロッドを没入方向に付勢する付勢手段と、該ロッドの下端部に設けられるカムフォロアと、該カムフォロアの下方に設けられ、傾斜面を有するカムブロックとを備えて構成し、かつ、
    該カムブロックの傾斜面が、成形位置から作業位置に向かって徐々に上昇するとともに、カムフォロアの最下端を下から支持するように設けたことを特徴とする請求項8記載の密封型サンドイッチの製造装置。
  10. 上記下型の凸条の外周に、載置された食パン片の外周縁をガイドする複数のガイド片を立設したことを特徴とする請求項6乃至9に記載の密封型サンドイッチの製造装置。
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