JP2014123465A - Led照明装置及びled発光モジュール - Google Patents
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Abstract
【解決手段】出射光が昼光色の第1発光部12aと、出射光が電球色の第2発光部12bと、第1発光部12a及び第2発光部12bの各光路上に配された光学部材50とを有する照明器具3を構成する。第2発光部12bの出射光の色温度を黒体軌跡上の2238Kとする。これにより第2発光部12bの可視光スペクトルにおいて、400nm以上500nm未満の波長領域における強度最大値を、300nm以上800nm以下の波長領域の強度最大値の1/10以下に調整する。
【選択図】図3
Description
LED照明装置は、一例として、色温度が異なる複数の発光部を備える発光モジュールと、発光部からの出射光の光路上に配されたレンズや反射部材等の光学部材と、各発光部の発光素子を点灯するための点灯回路とを有する。発光部は、LEDである発光素子と、発光素子を被覆するように配された波長変換部材とを有する。波長変換部材には蛍光体が含まれ、駆動時に発光素子の出射光の一部を波長変換する。発光素子からの出射光と波長変換された光とが混合されることで、目的の色温度の照明光が調色される。調色可能なLED照明装置には、例えば黒体軌跡の2500K付近における色温度の電球色の発光部と、黒体軌跡の8000K付近における色温度の昼光色の発光部とが設けられる。以下、色温度を単位[K]で表わす場合は、黒体軌跡の色温度[K]を指すものとする。
また本発明の別の態様として、前記第1発光部及び前記第2発光部の少なくともいずれかは、1以上の発光素子と、前記発光素子からの出射光を波長変換する波長変換部材とを有し、前記発光素子の出射光は430nm以上470nm以下の波長領域にメインピークを有し、前記波長変換部材は透明材料に対し、緑色蛍光体または黄色蛍光体のいずれかと、赤色蛍光体とを分散させてなる構成とすることもできる。
また本発明の別の態様として、前記第1色温度は黒体軌跡の6000K以上の範囲における相関色温度である構成とすることもできる。
また本発明の別の態様として、表面に前記第1発光部と前記第2発光部とを実装する実装基板を有する構成とすることもできる。
また本発明の一態様は、基板と、前記基板上に配設された発光部とを有する発光モジュールであって、前記発光部は、出射光が第1色温度の第1発光部と、出射光が前記第1色温度より低色温度である第2色温度の第2発光部とを含み、前記第2発光部の出射光のスペクトルは、400nm以上500nm未満の波長領域の強度最大値が300nm以上800nm以下の波長領域の強度最大値の1/10以下である構成とする。
また本発明の別の態様として、前記第1発光部及び前記第2発光部の少なくともいずれかは、1以上の発光素子と、前記発光素子からの出射光を波長変換する波長変換部材とを有し、前記波長変換部材は透明樹脂に蛍光体を分散させてなる構成とすることもできる。
<実施の形態1>
(LED照明装置1の全体構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係るLED照明装置1(以下、単に「装置1」と称する。)の構成を示す断面図である。図2はランプユニット3Bの外部構成を示す斜視図である。図3はランプユニット3Bの内部構成を示す分解斜視図である。図4は発光モジュール10の構成を示す図である。図5は発光モジュール10と、回路ユニット4と、調光ユニット5の接続関係を示す配線図である。
(照明器具3)
照明器具3は、器具筐体3Aと、ランプユニット3Bとを備える。
ランプ収容部3aは、例えば有底円筒状である。ランプ収容部3aは内部にランプユニット3Bが着脱自在に取り付けられる。
回路収容部3bは、例えばランプ収容部3aの底側に延設される。回路収容部3bの内部には回路ユニット4が収容される。
装置1の設置時には、器具筐体3Aがランプ収容部3aおよび回路収容部3bが天井2に貫設された埋込穴2aに埋め込まれる。このとき、フランジ部3cが天井2の下面2bにおける埋込穴2aの周部に当接された状態で、例えば取付ネジ(不図示)によって天井2に取り付けられる。
(回路ユニット4)
回路ユニット4は、駆動時にランプユニット3Bを点灯させるユニットである。
尚、照明装置1ではランプユニット3Bと回路ユニット4とを別々のユニットとしている。本発明の照明装置は、ランプユニットに回路ユニットを内蔵した構成としても良い。
(i)制御回路部4e
制御回路部4eは、マイクロコンピュータとメモリとを備えてなる。メモリにはマイクロコンピュータが装置1の各部を駆動するための制御プログラムが格納されている。駆動時において、制御回路部4eのマイクロコンピュータは制御プログラムに基づき、調光比検出回路部4dから入力された調光信号の調光比に従い、点灯回路部4cを介して第1発光部12a及び第2発光部12bの各発光素子13を調光制御する。ここで言う「調光比」とは、第1発光部12aと第2発光部12bとに含まれる発光素子13の全点灯時(100%点灯時)の光束に対する比を指す。
(ii)調光比検出回路部4d
調光比検出回路部4dは、調光ユニット5側から入力された調光信号を検出する。検出された調光信号は調光比検出回路部4dに出力する。
(iii)点灯回路部4c
点灯回路部4cは、公知のダイオードブリッジ等からなるAC/DCコンバータ(不図示)を備えて構成される。点灯回路部4cは、コネクタ72を介してリード線71と電気接続される。これにより第1発光部12a、第2発光部12bの各発光素子13に対して電力供給する。
(調光ユニット5)
調光ユニット5は、ユーザがランプユニット3Bの照明光の色温度を設定するためのユニットである。調光ユニット5は回路ユニット4と電気的に接続される。装置1の使用例として、調光ユニット5はユーザが操作し易い場所(例えば部屋の壁)に設置される。ユーザが調光ユニット5を調光操作する際、調光信号が回路ユニット4の調光比検出回路部4dに送信される。
(ランプユニット3B)
ランプユニット3Bは装置1の主たる構成要素である。図2に示すようにランプユニット3Bは、外観的には光学部材50がZ方向上面側に露出した構成を持つ。図2の点線に示すように、ランプユニット3Bは発光モジュール10を内蔵している。
(I)ベース20
ベース20は発光モジュール10の駆動熱を放熱させる放熱手段である。ベース20は放熱性に優れる材料、一例としてアルミダイキャスト材料を用いて円板状に構成される。ベース20は上面側の中央に搭載部21を有する。この搭載部21に対し、発光モジュール10はその裏面が密着するように搭載される。
(II)ホルダ30
ホルダ30は、発光モジュール10をベース20側に押圧した状態で保持する保持手段である。ホルダ30は、円板状の押圧板部31と、押圧板部31の周縁からベース20側に延設された円筒状の周壁部32とを有する。押圧板部31の裏面を発光モジュール10を搭載部21側に押圧することにより、発光モジュール10がベース20に密着して固定される。ホルダ30は、例えば樹脂材料で構成される。
(III)反射部材40
反射部材40は、光学部材50の裏面(図3の紙面下側の面)で反射された発光モジュール10の発光部12からの出射光を再度光学部材50側に反射するための部材である。反射部材40は一例として白色不透明の樹脂等の非透光性材料で構成される。反射部材40は、発光部12からの出射光の光路を妨げないように円環状体に形成される。反射部材40の中央には、発光モジュール10の波長変換部材14等を露出させる窓孔41が形成される。
(IV)光学部材50
光学部材50は、一例としてシリコーン樹脂、アクリル樹脂、ガラス等の高度な透光性を有する材料で構成される。光学部材50は、レンズ構造を有するドーム状の本体部51と、本体部51の周縁部から外方へ延設されたフランジ部52とを有する。本体部51は、発光モジュール10の発光部12からの出射光の光路上に配置される。光学部材50は、フランジ部52において枠体60とベース20とに挟持されて固定される。
また、フランジ部52には枠体60のボス部61との干渉を避けるための半円状の切欠部53と、ベース20の挿通孔に挿通される取付ネジ(不図示)との干渉を避けるための切欠部54とが形成される。
(V)枠体60
枠体60は、光学部材50をそのフランジ部52においてベース20側に押圧して保持した状態でベース20に固定するための固定手段である。枠体60は、例えばアルミニウム等の金属や白色不透明の樹脂等の非透光性材料で構成される。枠体60は、発光モジュール10の発光部12からの出射光の光路を妨げないように円環板状に形成される。
完成品のランプユニット3Bにおいて、ボス部61はベース20のボス孔24に挿通された状態で、その先端部がボス孔24から脱落しないようにレーザ照射処理にて溶融され、拡径される。これにより枠体60がベース20と固定される。
(VI)配線部材70
配線部材70は、2対(合計4本)のリード線71と、コネクタ72とを有してなる。各リード線71の一端は、発光モジュール10側と電気的に接続される。各リード線71の他端は、束ねられてコネクタ72内の端子部(不図示)と電気的に接続される。コネクタ72は、コネクタ4b(図1参照)と脱着自在な構成を有する。ランプユニット3Bにおいて、配線部材70のコネクタ72側はベース20の切欠部25より外部へ延出される。配線部材70を用いることで、発光モジュール10と回路ユニット4とが電気的に接続される。
(VII)発光モジュール10
図4(a)は上面から見た発光モジュール10の正面図である。図4(b)は発光モジュール10の断面図(図4(a)のA−A´矢視断面図)である。
(i)基板11
基板11は、一例としてセラミック基板や熱伝導樹脂等からなる絶縁層とアルミ板等からなる金属層とを積層した2層構造を有する。基板11の外観形状は、方形板状としている。
(ii)発光部12
発光部12は、基板11の上面11aに配された第1発光部12aと、第2発光部12bとを有する。
第2発光部12bは、第1発光部12aと同様に、互いにストライプ状に平行に並設された複数の素子列12b1〜12b4から構成される。各素子列12b1〜12b4は、複数の発光素子13と、第2波長変換部材14bとを有してなる。第2発光部12bは低色温度で発光する。
[発光素子13]
発光素子13は、一例として430nm以上470nm以下の波長領域にメインピークを有する青色出射光のGaN系LEDで構成される。各発光素子13は基板11の上面11aにおいて、互いに一定間隔をおいてCOB(Chip on Board)技術により実装(フェイスアップ実装)される。
[第1波長変換部材14a]
第1波長変換部材14aは、透明材料に蛍光体を分散させてなる。透明材料には透明樹脂材料を利用できる。一例として、第1波長変換部材14aは蛍光体を総重量比率の12wt%程度となる割合で含む。蛍光体には、緑色蛍光体または黄色蛍光体のいずれかと、赤色蛍光体とが含まれる。ここで用いる蛍光体は、赤色蛍光体と緑色蛍光体とが同順に1:19の比率で含まれてなる。各蛍光体は、粒子状のものを用いることができる。透明樹脂材料としては、例えばシリコーン樹脂、フッソ樹脂、シリコーン・エポキシのハイブリッド樹脂、ユリア樹脂等を用いることができる。第1波長変換部材14aは、各素子列12a1〜12a4内の発光素子13を一括して被覆するように、発光素子13の出射光の光路上に配される(図4(a)、図4(b))。
[第2波長変換部材14b]
第2波長変換部材14bは、第1波長変換部材14aと共通する構造を有する。第2波長変換部材14bの蛍光体も、緑色蛍光体または黄色蛍光体のいずれかと、赤色蛍光体とを含んで構成できる。第2波長変換部材14bが第1波長変換部材14aと異なる点は、赤色蛍光体と緑色蛍光体の添加量、及びこれらの重量比率である。一例として、第2波長変換部材14bは蛍光体を総重量比率が40wt%程度となる割合で含む。蛍光体には、赤色蛍光体と緑色蛍光体とが同順に1:9の比率で含まれる。
ここで装置1の特徴として、第2波長変換部材14bは発光素子13からの出射光の一部を波長変換することにより、第2発光部12bからの出射光が第2色温度である色温度(2238K付近の相関色温度の電球色)に設定される。これは第2発光部12bを単体で発光させた場合、所謂「ローソク灯り」に相当する色温度である。第2色温度としては、2600K未満の範囲における相関色温度であればよい。
[第1発光部12a及び第2発光部12bの配列]
図4(a)に示すように、第1発光部12a及び第2発光部12bは、互いの素子列12a1〜12a4、12b1〜12b4がY方向を長手方向とし、X方向に交互に位置するように並設される。さらに基板11上において、第1発光部12a及び第2発光部12bは、全体として円形に配設される。第1発光部12a及び第2発光部12bを円形に配設することで、基板11の中央側からX方向の両側に向かうほど、各素子列12a1〜12a4、12b1〜12b4の長さが短くなる。これに伴い、基板11の中央側からX方向の両側に向かうほど、各素子列12a1〜12a4、12b1〜12b4に含まれる発光素子13の数は少なくなる。そこで発光モジュール10では図5に示すように、配線16を用い、素子列12a1、12a3を直列接続してなるユニットと、素子列12a2、12a4を直列接続してなるユニットを構成する。また、配線17を用い、素子列12b1、12b3を直列接続してなるユニットと、素子列12b2、12b4を直列接続してなるユニットを構成する。これら2つの各ユニットを並列接続して各発光素子13に電力供給するように配設する。
一方、素子列12b1〜12b4にそれぞれ配列される発光素子13の数は、同順に10個、20個、26個、16個である。これにより各ユニット当たり合計36個の発光素子13が直列接続される。
(iii)端子群14P、15P及び配線16、17
図5に示す端子群14P、15P及び配線16、17は、基板11に導電パターンを形成して構成される。端子群14Pは端子部14A、14Bを含んでなる。また端子群15Pは端子部15A、15Bを含んでなる。
配線17には第1発光部12aの各発光素子13が電気接続される。また配線16には第2発光部12bの各発光素子13が電気接続される。
(装置1の駆動時の動作)
装置1を使用する際には、まずユーザが調光ユニット5の電源スイッチを操作し、装置1に電力投入する。電力投入後、制御回路部4eのマイクロコンピュータは、メモリ内の制御プログラムと、ユーザが調光ユニット5で調節した調色内容の調色信号とに基づき、点灯回路部4cを介して発光モジュール10に電力供給する。これにより発光部12における第1発光部12aと第2発光部12bの少なくともいずれかが点灯する。発光部12からの出射光は光学部材50の本体部51を通じ、照明光として外部に出射される。
(装置1において奏される効果)
装置1を駆動させた場合、主に以下の2つの効果が奏される。
装置1では、低色温度の発光部の出射光が光学部材を通過する際にスペクトルが吸収されるのを防止することで、良好な調色効果を実現できる。この効果について、実施例と比較例の装置について測定した各スペクトル(図6、図7)を用いて説明する。
図6(a)、図6(b)は、それぞれ従来のLED照明装置(比較例)において、光学部材を透過する前の第1発光部(色温度7790K)と第2発光部(色温度2750K)の出射光のスペクトルを示す。図6(c)、図6(d)は、それぞれ光学部材を透過した後の第1発光部と第2発光部の出射光のスペクトルを示す。図6(e)は、光学部材を透過した後の第1発光部と第2発光部の各出射光により調色した合成スペクトル(色温度約3000K(2984K))を示す。
また、発光部からの出射光は反射部材(図3の反射部材40を参照)においても吸収されうる。すなわち、光学部材の底面で反射された光が反射部材で反射される際、青色波長領域のスペクトルが反射部材に吸収されることがある。これによりスペクトルが変化しうる。
尚、装置1では、図7(a)に示すスペクトルを有する第1発光部12aの色温度(昼光色)に対して特段の調整をしていない。これは、およそ5000K〜8000K付近の色温度を表現する際には青色波長領域のスペクトルが不可欠なためである。従って、第1発光部12aの出射光を光学部材50に通過させると、図7(c)に示すように、青色波長領域のスペクトルが光学部材50に若干吸収される。これにより第1発光部12aの単体での色温度は若干変化する。しかしながら装置1では、第2発光部12bの電球色付近における調色の色ずれを防止することによって、その分、第1発光部12a及び第2発光部12bの全体での調色ずれを最小限に抑制することができる。これにより図7(e)に示すように、光学部材50を通さない場合の合成スペクトル(実線)に対する実際の合成スペクトル(点線)のずれは小さく抑えられる。
[2]発光効率の改善効果
図9は、一般的なレンズ部材の可視光スペクトルの透過率(レンズ部材の分光特性)を示すグラフである。図9に示すレンズ部材は、約370nm〜約550nmの青色波長領域のスペクトルに対し、最大25%程度の吸収特性を有する。レンズ部材における可視光スペクトルの吸収量は、単波長ほど多くなる。
このような問題に対し、装置1では400nm以上500nm未満の波長領域のスペクトル強度が小さい2238Kの色温度に第2発光部12bの色温度を設定する。これにより、400nm以上500nm未満の波長領域のスペクトルが光学部材50に吸収される量を極力小さくしている。その結果、2250Kの出射光を照明光に有効利用でき、これにより装置1の発光効率の低下を抑制することが可能となる。
<実施の形態2>
次に、本発明の実施の形態2について、実施の形態1との差異を中心に説明する。図11は、実施の形態2に係る照明器具のランプユニット3Cの内部構成を示す分解斜視図である。図12は、発光モジュール10A、10Bと、回路ユニット4と、調光ユニット5の接続関係を示す配線図である。
図12に示すように、発光モジュール10Aには端子部14A、15Aと配線16A、17Aとが配設されている。第1発光部12aの素子列12a1〜12a4は、配線16A、17Aにより発光素子13の直列接続数が同数である2つのユニットを構成するように接続される。発光モジュール10Aにおける各ユニット中で直列接続された発光素子13の個数は28個である。
以上の構成を有する実施の形態2の照明器具においても、実施の形態1と同様の効果を期待できる。さらに、互いに色温度が異なる発光部12a、12bを個別に実装する別体の発光モジュール10A、10Bを採用したことにより、2つの発光モジュールを所望の色温度に合わせて選択し、組み合わせることが容易である。従って、照明装置の設計自由度が向上する効果も期待できる。
<その他の事項>
上記実施の形態では、第2発光部の色温度を2238Kとした。しかしながら、本発明はこれに限定されない。第2発光部の出射光が、400nm以上500nm未満の波長領域の強度最大値が300nm以上800nm以下の波長領域の強度最大値の1/10以下であれば、第2発光部の色温度は2238K以外であってもよい。
図6と図7に示した例では、設定する調色の色温度を約3000Kに設定した。本発明の調色ずれを抑制する効果は、第2発光部の色温度に近いほど高く発揮される。しかしながら、調色の色温度が約3000Kよりも高い場合(例えば5000K)であっても、本発明の調色ずれを抑制する効果をそれなりに期待することができる。
波長変換部材14a、14bは緑色蛍光体と赤色蛍光体とを用いたが、蛍光体の種類はこれに限定されず、その他の色の蛍光体を用いることもできる。また、発光素子13の発光色も青色に限定されず、その他の色であってもよい。
2 天井
3A 照明器具
4 回路ユニット
5 調光ユニット
3B、3C ランプユニット
10、10A、10B 発光モジュール(LEDモジュール)
11、11A、11B 基板
12 発光部
12a 第1発光部
12b 第2発光部
12a1〜12a4、12b1〜12b4 素子列
13 発光素子
14P、15P 端子群
16、16A、16B、17、17A、17B 配線
14a 第1波長変換部材
14b 第2波長変換部材
20 ベース
21 搭載部
30 ホルダ
40 反射部材
50 光学部材
51 本体部
60 枠体
70 配線部材
Claims (11)
- 出射光が第1色温度の第1発光部と、
出射光が前記第1色温度より低色温度である第2色温度の第2発光部と、
少なくとも前記第2発光部の光路上に配された光学部材とを有し、
前記第1発光部及び前記第2発光部の各出射光により調色する照明装置であって、
前記第2発光部の出射光のスペクトルは、400nm以上500nm未満の波長領域の強度最大値が300nm以上800nm以下の波長領域の強度最大値の1/10以下である照明装置。 - 前記第2色温度が黒体軌跡の2600K未満の範囲における相関色温度である、請求項1に記載の照明装置。
- 前記第1発光部及び前記第2発光部の少なくともいずれかは、1以上の発光素子と、前記発光素子からの出射光を波長変換する波長変換部材とを有し、
前記発光素子の出射光は430nm以上470nm以下の波長領域にメインピークを有し、
前記波長変換部材は透明材料に対し、緑色蛍光体または黄色蛍光体のいずれかと、赤色蛍光体を分散させてなる、請求項1または2に記載の照明装置。 - 前記光学部材は400nm以上500nm未満の波長領域の光を吸収する光学要素を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の照明装置。
- 前記第1色温度は黒体軌跡の6000K以上の範囲における相関色温度である、請求項1〜4のいずれかに記載の照明器具。
- 表面に前記第1発光部と前記第2発光部とを実装する実装基板を有する、請求項1〜5のいずれかに記載の照明装置。
- 前記実装基板は、
前記第1発光部を実装する第1実装基板と、
前記第1実装基板とは別に前記第2発光部を実装する第2実装基板とを含む、請求項6に記載の照明装置。 - 基板と、前記基板上に配設された発光部とを有する発光モジュールであって、
前記発光部は、出射光が第1色温度の第1発光部と、
出射光が前記第1色温度より低色温度である第2色温度の第2発光部とを含み、
前記第2発光部の出射光のスペクトルは、400nm以上500nm未満の波長領域の強度最大値が300nm以上800nm以下の波長領域の強度最大値の1/10以下である発光モジュール。 - 前記第1発光部及び前記第2発光部の少なくともいずれかは、1以上の発光素子と、前記発光素子からの出射光を波長変換する波長変換部材とを有し、
前記発光素子の出射光は430nm以上470nm以下の波長領域にメインピークを有し、
前記波長変換部材は透明材料に対し、緑色蛍光体または黄色蛍光体のいずれかと、赤色蛍光体とを分散させてなり、前記発光素子を被覆するように配されている、請求項8に記載の発光モジュール。 - 前記第2色温度は黒体軌跡の2600K未満の範囲における相関色温度である、請求項8または9に記載の発光モジュール。
- 前記第1発光部及び前記第2発光部の少なくともいずれかは、1以上の発光素子と、前記発光素子からの出射光を波長変換する波長変換部材とを有し、
前記波長変換部材は透明樹脂に蛍光体を分散させてなる、請求項8〜10のいずれかに記載の発光モジュール。
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