JP7113245B2 - 制御装置、点灯装置及び照明システム - Google Patents

制御装置、点灯装置及び照明システム Download PDF

Info

Publication number
JP7113245B2
JP7113245B2 JP2017222936A JP2017222936A JP7113245B2 JP 7113245 B2 JP7113245 B2 JP 7113245B2 JP 2017222936 A JP2017222936 A JP 2017222936A JP 2017222936 A JP2017222936 A JP 2017222936A JP 7113245 B2 JP7113245 B2 JP 7113245B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
color
light color
lighting
control unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017222936A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019096414A (ja
Inventor
和樹 原田
健太郎 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2017222936A priority Critical patent/JP7113245B2/ja
Priority to DE102018128632.5A priority patent/DE102018128632A1/de
Priority to CN201811363070.8A priority patent/CN109812727B/zh
Priority to US16/192,376 priority patent/US10512135B2/en
Publication of JP2019096414A publication Critical patent/JP2019096414A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7113245B2 publication Critical patent/JP7113245B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B45/00Circuit arrangements for operating light-emitting diodes [LED]
    • H05B45/20Controlling the colour of the light
    • H05B45/22Controlling the colour of the light using optical feedback
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B45/00Circuit arrangements for operating light-emitting diodes [LED]
    • H05B45/20Controlling the colour of the light
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B45/00Circuit arrangements for operating light-emitting diodes [LED]
    • H05B45/40Details of LED load circuits
    • H05B45/44Details of LED load circuits with an active control inside an LED matrix
    • H05B45/48Details of LED load circuits with an active control inside an LED matrix having LEDs organised in strings and incorporating parallel shunting devices
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B45/00Circuit arrangements for operating light-emitting diodes [LED]
    • H05B45/60Circuit arrangements for operating LEDs comprising organic material, e.g. for operating organic light-emitting diodes [OLED] or polymer light-emitting diodes [PLED]
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S8/00Lighting devices intended for fixed installation
    • F21S8/02Lighting devices intended for fixed installation of recess-mounted type, e.g. downlighters
    • F21S8/026Lighting devices intended for fixed installation of recess-mounted type, e.g. downlighters intended to be recessed in a ceiling or like overhead structure, e.g. suspended ceiling
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21VFUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS OF LIGHTING DEVICES OR SYSTEMS THEREOF; STRUCTURAL COMBINATIONS OF LIGHTING DEVICES WITH OTHER ARTICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F21V3/00Globes; Bowls; Cover glasses
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21VFUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS OF LIGHTING DEVICES OR SYSTEMS THEREOF; STRUCTURAL COMBINATIONS OF LIGHTING DEVICES WITH OTHER ARTICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F21V7/00Reflectors for light sources
    • F21V7/22Reflectors for light sources characterised by materials, surface treatments or coatings, e.g. dichroic reflectors
    • F21V7/24Reflectors for light sources characterised by materials, surface treatments or coatings, e.g. dichroic reflectors characterised by the material
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21WINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES F21K, F21L, F21S and F21V, RELATING TO USES OR APPLICATIONS OF LIGHTING DEVICES OR SYSTEMS
    • F21W2121/00Use or application of lighting devices or systems for decorative purposes, not provided for in codes F21W2102/00 – F21W2107/00
    • F21W2121/008Use or application of lighting devices or systems for decorative purposes, not provided for in codes F21W2102/00 – F21W2107/00 for simulation of a starry sky or firmament

Description

本開示は、制御装置、点灯装置及び照明システムに関する。
自動で調光する複数の照射ユニットと、雰囲気照明を行う演出用スポットライトとを配置し、演出用スポットライトの輝度を制御する人工天空の雰囲気照明機構が開示されている(例えば特許文献1参照)。演出用スポットライトには赤色、青色、白色のフィルタが被覆され、演出用スポットライトは赤色、青色及び白色の光を出射する。
特開平4-121775号公報
このような人工天空の雰囲気照明機構では、照射ユニットが照射する光の光色と、演出用スポットライトが出射する光の光色との色差により、ユーザには、色の対比効果によって、実際の色と異なって見えてしまう。これにより、ユーザは、違和感を覚えてしまう。
そこで、本開示は、色の対比効果を軽減することで、ユーザに与える色差の違和感を軽減することができる制御装置、点灯装置及び照明システムに提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示の一態様に係る制御装置は、周囲を照明する照明装置と、周囲を演出する光を出射する演出装置とを制御する制御装置であって、規定の色度範囲内に存在しない、前記照明装置が出射する第1の光の光色、及び、前記演出装置が出射する第2の光の光色の少なくとも一方が前記規定の色度範囲内に移動して前記第1の光の光色と前記第2の光の光色との色差が小さくなるように、前記照明装置、及び、前記演出装置の少なくとも一方から出射される光の光色を制御する制御部を備え、前記演出装置の周囲には、複数の前記照明装置が配置され、前記制御部は、前記演出装置からの距離が近い位置に配置されている前記照明装置ほど、前記第1の光の光色と前記第2の光の光色との色差が小さくなるように、前記照明装置が出射する前記第1の光の光色を制御する。
また、上記目的を達成するため、本開示の一態様に係る制御装置は、周囲を照明する照明装置と、周囲を演出する光を出射する演出装置とを制御する制御装置であって、規定の色度範囲内に存在しない、前記照明装置が出射する第1の光の光色、及び、前記演出装置が出射する第2の光の光色の少なくとも一方が前記規定の色度範囲内に移動して前記第1の光の光色と前記第2の光の光色との色差が小さくなるように、前記照明装置、及び、前記演出装置の少なくとも一方から出射される光の光色を制御する制御部と、前記演出装置が出射する前記第2の光の光色を検知する検知部とを備え、前記制御部は、前記検知部が検知した前記第2の光の光色に応じて、前記照明装置が出射する前記第1の光の光色を制御する。
また、上記目的を達成するため、本開示の一態様に係る制御装置は、周囲を照明する照明装置と、周囲を演出する光を出射する演出装置とを制御する制御装置であって、規定の色度範囲内に存在しない、前記照明装置が出射する第1の光の光色、及び、前記演出装置が出射する第2の光の光色の少なくとも一方が前記規定の色度範囲内に移動して前記第1の光の光色と前記第2の光の光色との色差が小さくなるように、前記照明装置、及び、前記演出装置の少なくとも一方から出射される光の光色を制御する制御部と、前記照明装置が出射する前記第1の光の光色を検知する検知部とを備え、前記制御部は、前記検知部が検知した前記第1の光の光色に応じて、前記演出装置が出射する前記第2の光の光色を制御する。
また、本開示の一態様に係る点灯装置は、制御装置と、前記照明装置又は前記演出装置として光を出射する光源とを備える。
また、本開示の一態様に係る照明システムは、照明装置と、演出装置と、前記照明装置及び前記演出装置を制御する、制御装置とを備える。
本開示によれば、色の対比効果を軽減することで、ユーザに与える色差の違和感を軽減することができる。
図1は、実施の形態1に係る照明システムを示す説明図である。 図2は、実施の形態1に係る照明システムを示すブロック図である。 図3は、実施の形態1に係る照明システムの演出装置を示す分解斜視図である。 図4は、実施の形態1に係る照明システムの演出装置及び照明装置が出射する光のXYZ表色系のCIExy色度座標を示す色度図である。 図5は、第1の光の光色が示すCIExy色度座標内での移動を示す説明図である。 図6は、実施の形態1に係る照明システムの動作を示すフロー図である。 図7は、実施の形態1に係る照明システムの演出装置に映し出される映像の一例を示すイメージ図である。 図8は、実施の形態2に係る照明システムの演出装置及び照明装置が出射する光のXYZ表色系のCIExy色度座標を示す色度図である。 図9は、第2の光の光色が示すCIExy色度座標内での移動を示す説明図である。 図10は、実施の形態2に係る照明システムの動作を示すフロー図である。 図11は、実施の形態3に係る照明システムを示すブロック図である。 図12は、実施の形態3に係る照明システムの動作を示すフロー図である。 図13は、変形例に係る照明システムを示す模式図である。
[概要]
人間は、一般的に、異なる補色同士の色を配色した場合に、補色対比の影響を受ける。補色対比とは、異なる補色同士を並べると、互いに彩度を強調し合い、あざやかさが増して見えることである。例えば、演出装置が出射する青色光と照明装置が出射する白色光とを並べて見た場合に、例えばユーザは、照明装置の白色光がオレンジ色に見えてしまうといったことが起こる。つまり、照明装置の白色光が実際よりも低色温度の光に見えてしまったり、演出装置の青色光の方が実際よりも高色温度の光に見えてしまったりといったことが起こる。これでは、ユーザに違和感を与えてしまう。
そこで、本開示では、色の対比効果を軽減することで、ユーザに与える色差の違和感を軽減する。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下に説明する実施の形態は、いずれも本開示の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態などは、一例であって本開示を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本開示の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、「略**」との記載は、「略矩形状」を例に挙げて説明すると、完全な矩形状はもとより、実質的に矩形状と認められるものを含む意図である。
なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
以下、本開示の実施の形態に係る制御装置、点灯装置及び照明システムについて説明する。
(実施の形態1)
[構成]
図1は、実施の形態1に係る照明システム1を示す説明図である。図2は、実施の形態1に係る照明システム1を示すブロック図である。図3は、実施の形態1に係る照明システム1の演出装置10を示す分解斜視図である。図3では、収容部12を省略している。
演出装置10を平面視した見た場合の長手方向をX軸方向と規定し、例えば光反射部材30及び光拡散板40の並びをZ軸方向と規定し、X軸方向及びZ軸方向と直交する方向をY軸方向と規定し、X、Y、Zの各方向を表示する。図1に示す各方向は、図に示す各方向に対応させて表示する。
図1に示すように、本実施の形態に係る照明システム1は、ユーザに室内から窓を通して空を見るような感覚を疑似体験させることが可能な装置である。例えば、照明システム1は屋内に設置され、屋内の窓から、青空、曇り空、夕焼け空等といった自然の空を模した光を疑似的に演出するシステムである。
図1及び図2に示すように、照明システム1は、周囲を照明する複数の照明装置90と、周囲を演出する光を出射する演出装置10と、制御装置100と、操作部150とを備える。本実施の形態では、照明システム1は、1台の演出装置10と、複数の照明装置90とが、天井等の造営材に配置されている。
[演出装置]
演出装置10は、青空、曇り空、夕焼けといった自然の空を模した光を疑似的に演出することが可能である。演出装置10は、青空、曇り空、夕焼け等の自然の空の動きを模した映像を表示する。演出装置10は、この自然の空を模した映像の光によって周囲を照明することが可能である。演出装置10は、制御装置100に接続され、制御装置100によって点灯、消灯、調光、及び調色等の動作が制御される。演出装置10は、照明器具、プロジェクタ等である。ここでいう映像は、動画像であるが、静止画でもよい。演出装置10は、点灯装置の一例である。
演出装置10は、赤色光、青色光、黄色光、橙色光等の有彩色の光、及び白色光といった無彩色の光を出射することが可能である。演出装置10は、有彩色の光に限定されず、黒体軌跡に沿った所定の色温度の範囲の光を出射することも可能である。
図1~図3に示すように、演出装置10は、筐体11と、発光モジュール20と、光反射部材30と、光拡散板40と、電源部60とを備える。電源部60、発光モジュール20、光反射部材30、光拡散板40、及び筐体11の枠部13は、Z軸プラス方向からZ軸マイナス方向に向けてこの順で配置されている。Z軸プラス方向は天井側であり、Z軸マイナス方向は床面側である。
筐体11は、発光モジュール20と、光反射部材30と、光拡散板40と、電源部60とを収容する収容体である。筐体11は、扁平な箱体であり、平面視で略矩形状である。なお、筐体11の形状は、略矩形状に限らず、略円形状、略多角形状、略半円状等の形状でもよく、形状は特に限定されない。
筐体11は、例えば金属材料又は高い熱伝導性を有する非金属材料によって構成される。高い熱伝導性を有する非金属材料とは、例えば、熱伝導率が高い樹脂などである。筐体11として熱伝導性の高い材料を用いることで、発光モジュール20が発する熱を、筐体11を介して外部に放熱することができる。なお、収容部12と枠部13とは、それぞれ別の材料で構成されていてもよい。
筐体11は、収容部12と、枠部13とを有する。
収容部12は、発光モジュール20と、光反射部材30と、光拡散板40と、電源部60とを収容する扁平な箱体である。なお、電源部60は、収容部12に収容されていなくてもよく、例えば筐体11の外側に配置されていてもよい。
収容部12には、Z軸マイナス方向側の面に、発光モジュール20が出射した光が通過する開口部15が形成されている。開口部15は、枠部13及び光拡散板40によって覆われている。収容部12は、開口部15を覆うように配置された光拡散板40を収容する。開口部15の大きさは、光拡散板40に対応した大きさである。本実施の形態では、開口部15の形状は、略矩形状である。
枠部13は、光拡散板40を固定する枠状の部材である。枠部13は、収容部12のZ軸マイナス方向側の面の端縁に配置される。言い換えると、枠部13は、収容部12の開口部15を囲むように、収容部12のZ軸マイナス方向側の面に配置される。枠部13には、発光モジュール20が出射した光が通過する開口部16が形成されている。枠部13は、平面視で略矩形状であるが、略矩形状に限らず、略円形状、略多角形状、略半円状等の形状でもよく、形状は特に限定されない。
枠部13は、鍔部13aと、立ち上がり部13bとを有する。演出装置10は、鍔部13aが天井面と面一となるように天井に配置される。立ち上がり部13bは、鍔部13aの内周である開口部16の端部からZ軸プラス方向に向かって略鉛直に立ち上がる壁である。立ち上がり部13bは、光拡散板40のZ軸マイナス方向から、光拡散板40を支持している。
なお、収容部12と枠部13とが一体的に形成され筐体11を構成してもよいし、収容部12と枠部13とは別体であり、収容部12と枠部13とを接着することで筐体11を構成してもよい。
発光モジュール20は、光拡散板40に映像を形成するための光を出射するモジュールである。発光モジュール20は、X軸方向及びY軸方向で規定される平面に対して略平行に保持されている。
発光モジュール20は、基板23と、基板23に実装された複数の発光素子22とを有する。
基板23は、複数の発光素子22を実装するためのプリント配線基板であり、略矩形状に形成されている。基板23としては、例えば、樹脂をベースとする樹脂基板、金属をベースとするメタルベース基板、セラミックからなるセラミック基板等を用いることができる。
発光素子22は、Z軸マイナス方向に向かって光を出射する姿勢で、基板23に実装されている。発光素子22は、基板23のZ軸マイナス方向側の面に複数実装されている。例えば、複数の発光素子22は、基板23に、行列状に配置されている。例えば、複数の発光素子22はそれぞれ、基板23に等間隔で配置されている。発光素子22は、光源の一例である。
発光素子22は、LED(Light Emitting Diode)素子で構成されている。本実施の形態では、発光素子22は、青色光、緑色光及び赤色光を発光するRGBタイプのLED素子である。なお、LED素子は、SMD(Surface Mount Device)型のLED素子であってもよいし、COB(Chip On Board)型の発光素子22であってもよい。発光素子22は、RGB3色に限られず、RGBW4色であってもよいし、BW2色(青白2色)であってもよい。
また、図示しないが、基板23には、制御装置100からの制御信号を伝送するための配線である信号線、及び電源部60からの電力を供給するための配線である電力線が設けられている。例えば、信号線及び電力線は、複数の発光素子22のそれぞれを直列に接続する。複数の発光素子22のそれぞれは、電力線を介して電源部60から電力の供給を受け、信号線からの制御信号に基づいて所定の光を発する。本実施の形態では、発光素子22はRGBタイプの素子であることから、青色光、緑色光及び赤色光の発光を制御することで様々な色の光を出射することができる。すなわち、制御装置100によって各発光素子22の発光を制御することで、例えば、青空、白雲、曇り空、夕空等の映像を示す光を出射することができる。
光反射部材30は、筒状であり、少なくとも一部が発光モジュール20及び光拡散板40の間に配置されている。光反射部材30は、発光モジュール20から出射された光を反射する性質を有する光学部材である。具体的には、光反射部材30は、発光モジュール20から光反射部材30の内側面に入射した光を、光拡散板40側に反射する。内側面は、光反射部材30及び発光モジュール20側の面である。
光反射部材30は、例えばアルミニウムなどの金属材料で形成され、内側面に鏡面処理又は光拡散処理が施されている。例えば、鏡面処理とは、ポリッシング処理又はラッピング処理である。例えば、光拡散処理とは、アルマイト処理などのつや消し処理である。なお、光拡散処理は、少なくとも光反射部材30の内側面に施されていればよい。また、光反射部材30は、必ずしも鏡面処理又は光拡散処理が施されている必要はなく、鏡面処理又は光拡散処理を施す前の無地素材であってもよい。
光拡散板40は、光を透過及び拡散してZ軸プラス方向側に出射する光学部材である。具体的には、光拡散板40は、光拡散板40のZ軸プラス方向側の面である光入射面から入射した光を透過及び拡散し、光出射面から出射する拡散パネルである。光拡散板40の形状は、枠部13の開口部16に対応した形状であり、平面視で略矩形状であるが、略矩形状に限らず、略円形状、略多角形状、略半円状等の形状でもよく、形状は特に限定されない。
光拡散板40は、発光モジュール20と対向するように発光モジュール20よりもZ軸マイナス方向側で、発光モジュール20と略平行に配置されている。光拡散板40は、平面視において矩形状の板材である。光拡散板40は、枠部13の開口部16を覆っている。平面視において、光拡散板40は、発光モジュール20を覆うように、枠部13に固定されている。このことから、光拡散板40及び複数の発光素子22を平面視した場合に、枠部13の開口部16の形状と、複数の発光素子22が基板23に配列された形状とが対応するように、略同一の形状となっている。
本実施の形態では、光拡散板40は、枠部13と光反射部材30とで挟まれた状態で、収容部12内に支持されている。なお、光拡散板40は、枠部13に固定されていてもよく、光反射部材30に固定されていてもよく、本実施の形態には限定されない。
例えば、光拡散板40は、透明なアクリル若しくはPET(Poly Ethylene Terephthalate)などの樹脂材料、又はガラスから構成された透明板に拡散加工が施されることで作製される。光拡散板40が透明な材料から構成されることで、光拡散板40は高い透過率を有する。例えば、光拡散板40の全光線透過率は、80%以上であり、より好ましくは90%以上である。
拡散加工は、光拡散板40の光入射面及び光出射面の少なくとも一方の面に施される。例えば、拡散加工として、微細なドット状の凹部からなるプリズムを形成するプリズム処理などがある。また、拡散加工は、プリズム処理に限定されず、シボ加工又は印刷により行われてもよい。
拡散加工が施された光拡散板40のヘイズ値は、例えば10%以上90%以下である。ヘイズ値を10%以上とすることで、光拡散板40が透明な材料で構成されていても、ユーザから発光モジュール20の発光素子22が粒状に見えることを抑制できる。また、ヘイズ値を90%以下とすることで、光拡散板40に映し出される、映像の輪郭をある程度保てる。なお、ヘイズ値は、例えばプリズム処理により形成されるプリズムの形状及び大きさに応じて調整が可能である。映像の輪郭は、例えば、青空の中にある雲の輪郭である。
電源部60は、商用電源から供給される交流電力を、整流、平滑及び降圧等して所定レベルの直流電力に変換し、当該直流電力を発光モジュール20に供給する構成要素である。
[照明装置]
各々の照明装置90は、演出装置10の周囲に配置されている。照明装置90の各々は、例えば、発光素子22である光源と開口カバーとを有するダウンライトである。照明装置90は、制御装置100に接続されている。各々の照明装置90は、制御装置100によって点灯、消灯、調光、及び調色等の動作が制御される。各々の照明装置90は、例えば、ダウンライト、シーリングライト等である。各々の照明装置90は、点灯装置の一例である。
各々の照明装置90は、黒体軌跡に沿った所定の色温度の範囲の光を出射することが可能である。このため、各々の照明装置90は、赤色等の低色温度の光から高色温度の光も出射することが可能である。また、各々の照明装置90は、色温度に限定されず、赤色光、青色光、黄色光、橙色光等の有彩色の光、及び白色光といった無彩色の光を出射することができてもよい。
[制御装置]
制御装置100は、複数の照明装置90、及び演出装置10を制御する装置である。制御装置100は、制御部110と、記憶部120とを備える。
制御部110は、演出装置10の周囲に配置された各々の照明装置90及び演出装置10の点灯、消灯、調光、及び調色等の動作を制御する。制御部110は、演出装置10から出射される光の光量の変化、色温度の変化又は分光分布の変化が所定範囲内となるように、演出装置10の発光を制御する。また、制御部110は、各々の照明装置90から出射される光の光量の変化、色温度の変化又は分光分布の変化も所定範囲内となるように、各々の照明装置90の発光を制御する。ここでいう調色には、発光色又は色温度の調整等を含む。
制御部110は、記憶部120に格納された、各々の照明装置90及び演出装置10の各々の点灯シーンを示す点灯データを取得する。制御部110は、点灯データに応じて、各々の照明装置90が出射する第1の光の光色を制御する。
また、制御部110は、点灯データに応じて、演出装置10が出射する第2の光の光色を制御する。例えば、演出装置10を制御する点灯データには、青空を映し出すデータ、白雲を映し出すデータ、曇り空を映し出すデータ、夕空を映し出すデータ、夕日を映し出すデータ等といった、自然の空を模した映像を示すデータが含まれる。各々のデータは、つまり、演出装置10が所定の点灯態様で点灯する各々の点灯シーンを示す。例えば、演出装置10に青空を映し出す場合に、制御部110は、青空を映し出す点灯データを記憶部120から取得し、取得した点灯データに応じて発光モジュール20の複数の発光素子22の発光を制御する。この複数の発光素子22の発光により、光拡散板40には、疑似的に演出された青空の映像が映し出される。
つまり、制御部110は、規定の色度範囲内に存在していない、各々の照明装置90が出射する第1の光の光色、及び、演出装置10が出射する第2の光の光色を規定の色度範囲内に移動するように、各々の照明装置90、及び、演出装置10の少なくとも一方から出射される光の光色を制御する。
本実施の形態では、制御部110は、各々の照明装置90が出射する第1の光の光色と演出装置10が出射する第2の光の光色との色差が、規定値よりも大きい場合、第1の光の光色を第2の光の光色に近づけるように、各々の照明装置90が出射する第1の光の光色を制御する。
[規定の色度範囲]
以下、規定の色度範囲について説明する。
一般的に、CIExy色度図上で色覚正常者が色の違いを区別することができない範囲を等色実験の結果から示したマクアダム楕円が知られている。マクアダム楕円は、特定の中心色に対する識別変動の標準偏差をCIExy色度図に表わす楕円である。このマクアダム楕円は、マクアダム楕円1-Stepとも呼ばれている。
マクアダム楕円3-Stepは、その楕円の短辺、及び長辺のそれぞれの長さ(標準偏差)が、マクアダム楕円1-Stepにおけるそれぞれに対して3倍となる関係を示している。本実施の形態では、マクアダム楕円3-Stepに相当する範囲を、色差があると認識できる限界である色の識別閾とする。
このことから、規定の色度範囲は、第1の光の光色を第2の光の光色に近づけ、かつ、第1の光の光色を、近づける前の第1の光の光色が示すCIExy色度座標内の位置を中心とした少なくともマクアダム楕円3-Stepの外側の範囲とした。少なくとも規定の色度範囲は、マクアダム楕円3-Stepよりも大きい楕円であるが、例えばマクアダム楕円4-Step等であってもよい。
より好ましい規定の色度範囲は、第1の光の光色を、第2の光の光色が示すCIExy色度座標内の位置を中心としたマクアダム楕円3-Stepの範囲である。
図4は、実施の形態1に係る照明システム1の演出装置10及び各々の照明装置90が出射する光のXYZ表色系のCIExy色度座標を示す色度図である。図4では、第1の光の光色C1を逆三角形で示し、第2の光の光色C2をアスタリスクで示し、無彩色を丸形で示す。第1の光の光色C1と第2の光の光色C2とは、無彩色C3を挟んで配置されている。
例えば、実線で示す第1の光の光色C1を、矢印の先の破線で示す第1の光の光色C1となるように、第1の光の光色C1を第2の光の光色C2に近づける。なお、図4で示す、第1の光の光色C1及び第2の光の光色C2の位置は一例であり、これに限定されない。
このように、第1の光の光色C1と第2の光の光色C2との対比効果により、互いに光の色を強く感じてしまうため、第1の光の光色C1を第2の光の光色C2に近づけることで、色の対比効果が軽減する。
以下、第1の光の光色C1を第2の光の光色C2に近づける場合について説明する。
図5は、第1の光の光色が示すCIExy色度座標内での移動を示す説明図である。
図5の(a)では、第1の光の光色C1、及び、第2の光の光色C2をCIExy色度座標で表した場合に、制御部110は、第1の光の光色C1を、近づける前の第1の光の光色C1が示すCIExy色度座標内の位置を中心とした少なくともマクアダム楕円3-Stepの範囲M1の外側に移動させる。本実施の形態では、制御部110は、実線で示す第1の光の光色C1を、黒体軌跡に沿って、マクアダム楕円3-Stepの範囲M1の外側に位置する、破線で示す第1の光の光色C1に移動させる。この移動先が、規定の色度範囲内である。
図5の(b)では、制御部110は、第1の光の光色を、第2の光の光色が示すCIExy色度座標内の位置を中心としたマクアダム楕円3-Stepの範囲M2内に移動させてもよい。図5の(b)のように、本実施の形態では、実線で示す第1の光の光色C1を、マクアダム楕円3-Stepの範囲M2内に位置する、破線で示す第1の光の光色C1に移動させてもよい。
図5の(b)では、ユーザが弁別不可能又は弁別し難い範囲であるため、第1の光の光色と第2の光の光色との色の対比効果が軽減する。
また制御部110が行う、第1の光の光色が規定の色度範囲内に存在しているか否かの判断は、例えば、点灯データに示される映像に含まれる、第1の光の光色と第2の光の光色との色差が規定値以下であるか否かで判断してもよい。つまり、色差が規定値よりも大きい場合は、第1の光の光色が規定の色度範囲内に存在していないことを示し、色差が規定値以下の場合は、第1の光の光色が規定の色度範囲内に存在していることを示す。
図1~図3に示す制御装置100の説明に戻る。制御部110は、映像の変化に応じて、各々の照明装置90が出射する第1の光の光色を変化させるように制御する。例えば、制御部110は、青空を映し出した後に曇り空を映し出す場合、各々の照明装置90が出射する第1の光の光色も映像の変化に応じて変化させる。一例を挙げると、制御部110は、青空を映し出す場合に第1の光の光色を第2の光の光色に近づける量よりも、曇り空を映し出す場合に第1の光の光色を第2の光の光色に近づける量の方を小さくする。
制御部110は、演出装置10からの距離が近い位置に配置されている照明装置90ほど、第1の光の光色と第2の光の光色との色差が小さくなるように、照明装置90が出射する第1の光の光色を制御する。つまり、制御部110は、演出装置10から第1の距離に配置されている照明装置90が出射する第1の光の光色よりも、演出装置10から第1の距離より近い第2の距離に配置されている照明装置90が出射する第1の光の光色の方が、演出装置10が出射する第2の光の光色に近くなるように、各々の照明装置90を制御する。
例えば、複数の照明装置90を造営材に設置する際に、ユーザが操作部150を介して、演出装置10から各々の照明装置90までの距離を記憶部120に入力しておいてもよい。制御部110は、記憶部120に格納された演出装置10から照明装置90までの距離に応じて、照明装置90が出射する第1の光の光色を制御してもよい。
制御部110は、演出装置10と信号線により電気的に接続されている。制御部110は、記憶部120から取得した点灯データに応じて、演出装置10の青色LED、緑色LED及び赤色LEDのそれぞれの明るさに関する情報を含む制御信号を、信号線を介して演出装置10の発光素子22に出力する。制御信号を受信した発光素子22は、当該制御信号に基づいて青色、緑色及び赤色を発光する。
制御部110は、例えば映像の動きが不自然にならないような時間間隔で、演出装置10の発光モジュール20に対して制御信号を出力する。これにより、例えば青空の中で雲が動いている映像などを表示する場合、より自然な動きを表示することができる。
記憶部120は、演出装置10が演出する第2の光の光色の点灯シーンを示す点灯データを格納する。記憶部120は、不揮発性のメモリであってもよく、例えば、SRAM等の揮発性のメモリであってもよい。
[操作部]
操作部150は、制御装置100に接続され、制御装置100を介して、各々の照明装置90及び演出装置10を操作することが可能な操作端末である。操作部150は、例えば、タッチパネル、壁等に設置される操作ボタン、リモートコントローラ等である。ユーザは、操作部150を介して、記憶部120に格納されている点灯データを読み出してもよく、各々の照明装置90及び演出装置10を制御する点灯データを新たに設定することができてもよい。
[動作]
次に、制御装置100、照明装置90、演出装置10及び照明システム1の動作について説明する。
図6は、実施の形態1に係る照明システム1の動作を示すフロー図である。
図6に示すように、例えば、ユーザの意図により演出装置10に青空を表示させたい場合、制御装置100の制御部110は、記憶部120から点灯データを取得する。制御部110は、点灯データの応じた点灯シーンで、各々の照明装置90及び演出装置10を点灯させる(S1)。この際に、例えば、制御部110は、光拡散板40に表示される映像として、点灯データに応じた白雲と青空との面積比率となるように、発光モジュール20の複数の発光素子22の点灯を制御する。
次に、制御部110は、点灯データに基づいて、演出装置10から出射された第2の光の光色が、規定の色度範囲外に存在しているか否かを判断する(S2)。
第2の光の光色が規定の色度範囲外に存在している場合(S2でYES)、制御部110は、図5の(a)又は(b)で示すように、各々の照明装置90が出射する第1の光の光色を演出装置10が出射する第2の光の光色に近づけるように、各々の照明装置90を制御する(S3)。ここで、制御部110は、照明装置90が演出装置10から近ければ近いほど、第1の光の光色と第2の光の光色との色差を次第に小さくするように、各々の照明装置90を制御する。また、制御部110は、演出装置10からの距離が近い位置に配置されている照明装置90ほど、この色差が小さくなるように照明装置90を制御する。
一方、第2の光の光色が規定の色度範囲内に存在している場合(S2でNO)、制御部110は、各々の照明装置90が出射する第1の光の光色をそのままにする。このようにして、スタートに戻り、この照明システム1の動作を繰り返す。
[まとめ]
このような照明システム1では、制御装置100の制御部110は、記憶部120に格納されている点灯データに応じて、演出装置10の発光モジュール20を制御する。これにより発光モジュール20の発光素子22が出射した光は、光反射部材30で反射して光拡散板40の光入射面に入射したり、光拡散板40の光入射面に直接入射したりする。このような光は、光拡散板40を透過及び拡散して、光拡散板40の光出射面から出射する。
図7は、実施の形態1に係る照明システム1の演出装置10に映し出される映像の一例を示すイメージ図である。図7の(a)及び図7の(b)では、光拡散板40から出射される光の光量の違いをドットの濃淡で示している。
図7の(a)に示すように、光拡散板40には、1つの大きな白雲と背景である青空とが映し出されている。図7の(b)に示すように、図7の(a)から所定時間経過した後の映像であり、光拡散板40には曇り空が映し出されている。制御部110は、点灯データに応じて、白雲領域と青空領域との面積比率が所定の比率となるように、複数の発光素子22を制御する。これにより、光拡散板40には、点灯データに応じた映像が映し出される。このため、光拡散板40には、点灯データに応じて、青空の濃淡の変化、白雲の移り変わりといった自然の空の映像が表示される。
また、制御装置100の制御部110は、点灯データに基づいて、演出装置10が出射する第2の光の光色が規定の色度範囲内に存在し、演出装置10が出射する第2の光の光色が規定の色度範囲外に存在している場合、各々の照明装置90が出射する第1の光の光色を演出装置10が出射する第2の光の光色に近づけるように、各々の照明装置90を制御する。
さらに、制御部110は、点灯データに応じて光拡散板40に映し出された映像に応じて、各々の照明装置90の点灯態様を変化させる。これにより、制御部110は、光拡散板40に映し出された映像の変化に応じて、各々の照明装置90が出射する第1の光の光色を変化させる。
さらに、制御部110は、各々の照明装置90が演出装置10から近ければ近いほど、第1の光の光色と第2の光の光色との色差を次第に小さくするように、各々の照明装置90を制御する。これにより、演出装置10が出射する第2の光の光色と、各々の照明装置90が出射する第1の光の光色との色差が小さくなるため、照明システム1を見たユーザの違和感を軽減することができる。
[作用効果]
次に、本実施の形態おける制御装置100、照明装置90、演出装置10及び照明システム1の作用効果について説明する。
上述したように、本実施の形態に係る制御装置100は、周囲を照明する照明装置90と、周囲を演出する光を出射する演出装置10とを制御する。制御装置100は、規定の色度範囲内に存在しない、照明装置90が出射する第1の光の光色、及び、演出装置10が出射する第2の光の光色が規定の色度範囲内に移動するように、照明装置90、及び、演出装置10の少なくとも一方から出射される光の光色を制御する制御部110を備える。
このように、制御部110は、規定の色度範囲内に存在しない、照明装置90が出射する第1の光の光色、及び、演出装置10が出射する第2の光の光色が規定の色度範囲内に移動するように、照明装置90、及び、演出装置10の少なくとも一方から出射される光の光色を制御する。このため、照明装置90が出射する第1の光の光色と、演出装置10が出射する第2の光の光色との色差によって、ユーザに与える違和感を軽減することができる。
したがって、この制御装置100では、色の対比効果を軽減することで、ユーザに与える色差の違和感を軽減することができる。
また、本実施の形態に係る照明装置90又は演出装置10は、制御装置100と、照明装置90又は演出装置10として光を出射する光源とを備える。
また、本実施の形態に係る照明システム1は、照明装置90と、演出装置10と、照明装置90及び演出装置10を制御する制御装置100とを備える。
これらにおいても、上述と同様の作用効果を奏する。
また、本実施の形態に係る制御装置100において、制御部110は、第1の光の光色を第2の光の光色に近づけるように、照明装置90が出射する第1の光の光色を制御する。
このように、制御部110が第1の光の光色を第2の光の光色に近づけるため、ユーザに与える色差の違和感を軽減することができる。
また、演出装置90の点灯シーンを制御することで、照明装置90を制御するための点灯データを作る必要もない。
また、本実施の形態に係る制御装置100において、演出装置10の周囲には、複数の照明装置90が配置されている。そして、制御部110は、演出装置10からの距離が近い位置に配置されている照明装置90ほど、第1の光の光色と第2の光の光色との色差が小さくなるように、照明装置90が出射する第1の光の光色を制御する。
このように、制御部110は、演出装置10からの距離が近い位置に配置されている照明装置90ほど、第1の光の光色と第2の光の光色との色差が小さくなるように照明装置90が出射する第1の光の光色を制御する。このため、演出装置10と、演出装置10に近い照明装置90との色差が軽減されるため、演出装置10と照明装置90とによって生じた色差による違和感を軽減することができる。
また、演出装置10から遠く離れた照明装置90は、色差によって生じる違和感をユーザに与え難い。このため、制御部110は限られた範囲の照明装置90を制御することで事足りる。その結果、この制御装置100では、制御部110の処理の増大化を抑制することができる。
また、本実施の形態に係る制御装置100において、第1の光の光色、及び、第2の光の光色をCIExy色度座標で表した場合に、制御部110は、第1の光の光色を、近づける前の第1の光の光色が示すCIExy色度座標内の位置を中心とした少なくともマクアダム楕円3-Stepの範囲の外側に移動させる。そして、規定の色度範囲は、マクアダム楕円3-Stepの範囲の外側である。
このように、制御部110は、図5の(a)で示すように、第1の光の光色を第2の光の光色に近づけるように、近づける前の第1の光の光色が示すCIExy色度座標内の位置を中心とした少なくともマクアダム楕円3-Stepの範囲の外側に移動させる。このため、ユーザは、第1の光の光色が変化して第2の光の光色に近づいたことを認識することができる。このため、ユーザに与える色差の違和感を軽減することができる。
また、本実施の形態に係る制御装置100において、制御部110は、第1の光の光色を、第2の光の光色が示すCIExy色度座標内の位置を中心としたマクアダム楕円3-Stepの範囲内に移動させる。
このように、制御部110が第1の光の光色を、第2の光の光色が示すCIExy色度座標内の位置を中心としたマクアダム楕円3-Stepの範囲内に移動させることで、ユーザは、第1の光の光色と第2の光の光色とが同等の光色として認識することができる。このため、ユーザに与える色差の違和感を軽減することができる。
また、本実施の形態に係る制御装置100は、さらに、演出装置10が演出する第2の光の光色を示す点灯データを格納する記憶部120を備える。そして、制御部110は、記憶部120に格納された点灯データに応じて、照明装置90が出射する第1の光の光色を制御する。
このように、制御部110は、点灯データに示される演出装置10が演出する第2の光の光色に応じて、照明装置90が出射する第1の光の光色を制御することができる。その結果、ユーザに与える色差の違和感を、簡易に軽減することができる。
(実施の形態2)
[構成]
本実施の形態に係る制御装置100、照明装置90、演出装置10及び照明システム1の構成について説明する。
実施の形態1では照明装置90が出射する第1の光の光色を演出装置10が出射する第2の光の光色に近づけるが、本実施の形態では、演出装置10が出射する第2の光の光色を照明装置90が出射する第1の光の光色に近づける点で、実施の形態1と相違する。本実施の形態の制御装置100、照明装置90、演出装置10及び照明システム1の構成は、特に明記しない場合は、実施の形態1と同様であり、同一の構成については同一の符号を付して構成に関する詳細な説明を省略する。
本実施の形態では、照明装置90が出射する第1の光の光色が規定の色度範囲内に存在し、演出装置10が出射する第2の光の光色が規定の色度範囲内に存在していない場合、制御部110は、第2の光の光色を第1の光の光色に近づけるように、演出装置10が出射する第2の光の光色を制御する。
また、制御部110は、演出装置10を制御するとともに、記憶部120に格納された点灯データに応じて、各々の照明装置90が出射する第1の光の光色を制御する。つまり、制御部110は、第2の光の光色が規定の色度範囲内に存在していない場合、色差に応じて、演出装置10が出射する第2の光の光色を制御する。
制御部110は、照明装置90からの距離が近い位置に配置されている演出装置10ほど、第1の光の光色と第2の光の光色との色差が小さくなるように演出装置10を制御する。つまり、制御部110は、演出装置10から第1の距離に配置されている照明装置90が出射する第1の光の光色よりも、演出装置10から第1の距離より近い第2の距離に配置されている照明装置90が出射する第1の光の光色の方に近くなるように、演出装置10が出射する第2の光の光色を制御する。
記憶部120は、照明装置90が照明する第1の光の光色の点灯シーンを示す点灯データを格納する。
図8は、実施の形態2に係る照明システム1の演出装置10及び照明装置90が出射する光のXYZ表色系のCIExy色度座標を示す色度図である。
例えば、実線で示す第2の光の光色C2を、矢印の先の破線で示す第2の光の光色C2となるように、第2の光の光色を第1の光の光色に近づける。なお、図8で示す、破線のアスタリスクの位置は一例であり、これに限定されない。
このように、第2の光の光色C2と第1の光の光色C1との対比効果により、互いに光の色を強く感じてしまうため、第2の光の光色C2を第1の光の光色C1に近づけることで、色の対比効果が軽減する。
図9は、第2の光の光色が示すCIExy色度座標内での移動を示す説明図である。
図9の(a)では、第1の光の光色C1、及び、第2の光の光色C2をCIExy色度座標で表した場合に、制御部110は、第2の光の光色C2を、近づける前の第2の光の光色C2が示すCIExy色度座標内の位置を中心とした少なくともマクアダム楕円3-Stepの範囲M2の外側に移動させる。本実施の形態では、制御部110は、実線で示す第2の光の光色C2を、黒体軌跡に沿って、マクアダム楕円3-Stepの範囲M2の外側に位置する、破線で示す第2の光の光色C2に移動させる。この移動先が、規定の色度範囲内である。
図9の(b)では、制御部110は、第2の光の光色を、第1の光の光色が示すCIExy色度座標内の位置を中心としたマクアダム楕円3-Stepの範囲M1内に移動させてもよい。図9の(b)のように、本実施の形態では、実線で示す第2の光の光色C2を、マクアダム楕円3-Stepの範囲M1内に位置する、破線で示す第2の光の光色C2に移動させてもよい。
図9の(b)では、ユーザが弁別不可能又は弁別し難い範囲であるため、第1の光の光色と第2の光の光色との色の対比効果が軽減する。
[動作]
次に、制御装置100、照明装置90、演出装置10及び照明システム1の動作について説明する。
図10は、実施の形態2に係る照明システム1の動作を示すフロー図である。図6と同一の動作についてはその説明を省略する。
図10に示すように、例えば、ユーザの意図により演出装置10に青空を表示させたい場合、制御装置100の制御部110は、記憶部120から点灯データを取得する。制御部110は、点灯データの応じた点灯シーンで、各々の照明装置90及び演出装置10を点灯させる(S1)。
次に、制御部110は、点灯データに基づいて、演出装置10から出射された第2の光の光色が、規定の色度範囲外に存在しているか否かを判断する(S2)。
第2の光の光色が規定の色度範囲外に存在している場合(S2でYES)、制御部110は、図9の(a)又は(b)で示すように、演出装置10が出射する第2の光の光色を各々の照明装置90が出射する第1の光の光色に近づけるように、演出装置10を制御する(S13)。
一方、第2の光の光色が規定の色度範囲内に存在している場合(S2でNO)、制御部110は、演出装置10が出射する第2の光の光色をそのままにする。このようにして、スタートに戻り、この照明システム1の動作を繰り返す。
[作用効果]
次に、本実施の形態おける制御装置100、照明装置90、演出装置10及び照明システム1の作用効果について説明する。
上述したように、本実施の形態に係る制御装置100において、制御部110は、第2の光の光色を第1の光の光色に近づけるように、演出装置10が出射する第2の光の光色を制御する。
このように、制御部110が第2の光の光色を第1の光の光色に近づけるため、ユーザに与える色差の違和感を軽減することができる。
また、本実施の形態に係る制御装置100において、第1の光の光色、及び、第2の光の光色をCIExy色度座標で表した場合に、制御部110は、第2の光の光色を、近づける前の第2の光の光色が示すCIExy色度座標内の位置を中心とした少なくともマクアダム楕円3-Stepの範囲の外側に移動させる。そして、規定の色度範囲は、マクアダム楕円3-Stepの範囲の外側である。
このため、制御部110は、図9の(a)で示すように、第2の光の光色を第1の光の光色に近づけるように、近づける前の第2の光の光色が示すCIExy色度座標内の位置を中心とした少なくともマクアダム楕円3-Stepの範囲の外側に移動させる。このため、ユーザは、第2の光の光色が変化して第1の光の光色に近づいたことを認識することができる。このため、ユーザに与える色差の違和感を軽減することができる。
また、本実施の形態に係る制御装置100において、制御部110は、第2の光の光色を、第1の光の光色が示すCIExy色度座標内の位置を中心としたマクアダム楕円3-Stepの範囲内に移動させる。
このように、制御部110が第2の光の光色を、第1の光の光色が示すCIExy色度座標内の位置を中心としたマクアダム楕円3-Stepの範囲内に移動させることで、ユーザは、第1の光の光色と第2の光の光色とが同等の光色として認識することができる。このため、ユーザに与える色差の違和感を軽減することができる。
また、本実施の形態に係る制御装置100は、さらに、照明装置90が照明する第1の光の光色を示す点灯データを格納する記憶部120を備える。そして、制御部110は、記憶部120に格納された点灯データに応じて、演出装置10が出射する第2の光の光色を制御する。
このように、制御部110は、点灯データに示される照明装置90が演出する第1の光の光色に応じて、演出装置10が出射する第2の光の光色を制御することができる。その結果、ユーザに与える色差の違和感を、簡易に軽減することができる。
本実施の形態における他の作用効果についても、実施の形態1と同様の作用効果を奏する。
(実施の形態3)
[構成]
本実施の形態に係る制御装置201、照明装置90、演出装置10及び照明システム200の構成について説明する。
図11は、実施の形態3に係る照明システム200を示すブロック図である。
図11に示すように、本実施の形態では、照明システム200が検知部240を有している点で実施の形態1と相違する。本実施の形態の制御装置201、照明装置90、演出装置10及び照明システム200の構成は、特に明記しない場合は、実施の形態1等と同様であり、同一の構成については同一の符号を付して構成に関する詳細な説明を省略する。
照明システム200は、複数の照明装置90、演出装置10、及び、制御装置201の他に、検知部240を備えている。本実施の形態では、制御装置201が検知部240を有している。なお、検知部240は、照明装置90及び演出装置10が備えていてもよい。また、検知部240は、各々の照明装置90、演出装置10、及び、制御装置201とは別に設けられ、照明システム200の1つの機器を構成してもよい。
検知部240は、各々の照明装置90が出射する第1の光の光色を検知したり、演出装置10が出射する第2の光の光色を検知したりする。検知部240は、例えば互いに異なる色を検知するための複数種類の光電変換素子を有する。検知部240は、これら複数種類の光電変換素子のそれぞれの出力をそのまま用いる又は増幅することにより、各々の照明装置90が出射する第1の光の光色を検知した検知信号を生成したり、演出装置10が出射する第2の光の光色を検知した検知信号を生成したりする。検知部240は、生成した検知信号を制御部110に出力する。検知部240は、例えば、色度計、色彩照度計等である。
第1の光の光色を第2の光の光色に近づける場合、制御部110は、検知信号を検知部240から取得すると、検知信号に示される演出装置10が出射した第2の光の光色に応じて、各々の照明装置90が出射する第1の光の光色を制御する。
また、他の一例として、制御部110は、検知信号が示す第2の光の光色と、第1の光の光色との色差を算出し、色差が規定値以下であるか否かを判断してもよい。この場合、制御部110は、色差が規定値以下である場合に、第1の光の光色を第2の光の光色に近づけるように、各々の照明装置90が出射する第1の光の光色を制御する。
第2の光の光色を第1の光の光色に近づける場合、制御部110は、検知信号を検知部240から取得すると、検知信号に示される各々の照明装置90が出射した第1の光の光色に応じて、演出装置10が出射する第2の光の光色を制御する。
また、他の一例として、制御部110は、検知信号が示す第1の光の光色と、第2の光の光色との色差を算出し、色差が規定値以下であるか否かを判断してもよい。この場合、制御部110は、色差が規定値よりも大きい場合に、第2の光の光色を第1の光の光色に近づけるように、演出装置10が出射する第2の光の光色を制御する。
[動作]
次に、制御装置201、照明装置90、演出装置10及び照明システム200の動作について説明する。
図12は、実施の形態3に係る照明システム200の動作を示すフロー図である。図と同一の動作についてはその説明を省略する。
図12に示すように、例えば、ユーザの意図により演出装置10に青空を表示させたい場合、制御装置201の制御部110は、記憶部120から点灯データを取得する。制御部110は、点灯データの応じた点灯シーンで、各々の照明装置90及び演出装置10を点灯させる(S1)。
次に、制御部110は、検知部240から、各々の照明装置90が出射する第1の光の光色、又は、演出装置10が出射する第2の光の光色を示す検知信号を取得する(S22)。
次に、制御部110は、検知信号に示される、第1の光の光色又は第2の光の光色に応じて、第1の光の光色又は第2の光の光色が規定の色度範囲外に存在しているか否かを判断する(S2)。
第1の光の光色又は第2の光の光色が規定の色度範囲外に存在している場合(S2でYES)、制御部110は、各々の照明装置90が出射する第1の光の光色を演出装置10が出射する第2の光の光色に近づけるように、演出装置10を制御、又は、演出装置10が出射する第2の光の光色を各々の照明装置90が出射する第1の光の光色に近づけるように各々の照明装置90を制御する(S23)。
一方、第1の光の光色又は第2の光の光色が規定の色度範囲内に存在している場合(S2でNO)、制御部110は、各々の照明装置90が出射する第1の光の光色、又は演出装置10が出射する第2の光の光色をそのままにする。このようにして、スタートに戻り、この照明システム200の動作を繰り返す。
[作用効果]
次に、本実施の形態おける制御装置201、照明装置90、演出装置10及び照明システム200の作用効果について説明する。
上述したように、本実施の形態に係る制御装置201は、さらに、演出装置10が出射する第2の光の光色を検知する検知部240を備える。そして、制御部110は、検知部240が検知した第2の光の光色に応じて、照明装置90が出射する第1の光の光色を制御する。
このように、演出装置10が出射する第2の光の光色を、検知部240が検知するため、制御部110は、第2の光の光色と第1の光の光色との色差を精度よく算出することができる。このため、制御部110は、第2の光の光色と第1の光の光色とを規定の色度範囲内に収めることができる。つまり、第2の光の光色と第1の光の光色との色差を、規定値以下にすることができる。このため、この制御装置201では、ユーザに与える色差の違和感を軽減することができる。
また、本実施の形態に係る制御装置201は、さらに、照明装置90が出射する第1の光の光色を検知する検知部240を備える。そして、制御部110は、検知部240が検知した第1の光の光色に応じて、演出装置10が出射する第2の光の光色を制御する。
このように、照明装置90が出射する第1の光の光色を検知部240が検知するため、制御部110は、第1の光の光色と第2の光の光色との色差を精度よく算出することができる。このため、制御部110は、第1の光の光色と第2の光の光色とを規定の色度範囲内に収めることができる。つまり、第1の光の光色と第2の光の光色との色差を、規定値以下にすることができる。このため、この制御装置201では、色差の違和感を軽減することができる。
本実施の形態における他の作用効果についても、実施の形態1等と同様の作用効果を奏する。
(その他変形例等)
以上、本開示について、実施の形態1~3に基づいて説明したが、本開示は、上記実施の形態1~3に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態1~3に係る制御装置、点灯装置及び照明システムにおいて、制御装置は、演出装置に設けられていてもよく、照明装置に設けられていてもよく、演出装置及び照明装置とは別の装置として設けられていてもよい。
また、上記実施の形態1又は3に係る制御装置、点灯装置及び照明システムにおいて、図13では、演出装置10がプロジェクタの場合を例示している。図13は、変形例に係る照明システムを示す模式図である。図13では、複数の照明装置90が点灯し、かつ、演出装置10が壁に向けて映像を映し出している様子を示している。この場合では、制御装置は、映像が映し出されている壁の対象面に近い照明装置90ほど、規定の色度範囲内に存在するように、照明装置90が出射する第1の光の光色を制御する。
また、上記実施の形態、及び実施の形態の変形例1、2に係る点灯装置及び照明システムにおいて、複数の照明装置は、演出装置の筐体に収容されていてもよい。この場合、枠部の鍔部に各々の照明装置が固定されていてもよい。
また、上記実施の形態1又は3に係る制御装置、点灯装置及び照明システムにおいて、操作部と制御装置とは、有線で接続されているが、無線で接続されていてもよい。この場合、操作部及び制御装置は、互いに通信することが可能な通信部を備えていてもよい。
また、上記実施の形態1~3に係る制御装置、点灯装置及び照明システムに含まれる各処理部は典型的に集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。
また、集積回路化はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後にプログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、又はLSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
なお、上記各実施の形態1~3において、各構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPU又はプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスク又は半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、上記で用いた数字は、全て本開示を具体的に説明するために例示するものであり、本開示の実施の形態は例示された数字に制限されない。
また、ブロック図における機能ブロックの分割は一例であり、複数の機能ブロックを一つの機能ブロックとして実現したり、一つの機能ブロックを複数に分割したり、一部の機能を他の機能ブロックに移してもよい。また、類似する機能を有する複数の機能ブロックの機能を単一のハードウェア又はソフトウェアが並列又は時分割に処理してもよい。
また、フローチャートにおける各ステップが実行される順序は、本開示を具体的に説明するために例示するためであり、上記以外の順序であってもよい。また、上記ステップの一部が、他のステップと同時(並列)に実行されてもよい。
その他、実施の形態1~3に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で実施の形態1~3における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本開示に含まれる。
1、200 照明システム
10 演出装置(点灯装置)
22 発光素子(光源)
90 照明装置(点灯装置)
100、201 制御装置
110 制御部
120 記憶部
240 検知部

Claims (13)

  1. 周囲を照明する照明装置と、周囲を演出する光を出射する演出装置とを制御する制御装置であって、
    規定の色度範囲内に存在しない、前記照明装置が出射する第1の光の光色、及び、前記演出装置が出射する第2の光の光色の少なくとも一方が前記規定の色度範囲内に移動して前記第1の光の光色と前記第2の光の光色との色差が小さくなるように、前記照明装置、及び、前記演出装置の少なくとも一方から出射される光の光色を制御する制御部を備え
    前記演出装置の周囲には、複数の前記照明装置が配置され、
    前記制御部は、前記演出装置からの距離が近い位置に配置されている前記照明装置ほど、前記第1の光の光色と前記第2の光の光色との色差が小さくなるように、前記照明装置が出射する前記第1の光の光色を制御する
    制御装置。
  2. 周囲を照明する照明装置と、周囲を演出する光を出射する演出装置とを制御する制御装置であって、
    規定の色度範囲内に存在しない、前記照明装置が出射する第1の光の光色、及び、前記演出装置が出射する第2の光の光色の少なくとも一方が前記規定の色度範囲内に移動して前記第1の光の光色と前記第2の光の光色との色差が小さくなるように、前記照明装置、及び、前記演出装置の少なくとも一方から出射される光の光色を制御する制御部と、
    記演出装置が出射する前記第2の光の光色を検知する検知部を備え、
    前記制御部は、前記検知部が検知した前記第2の光の光色に応じて、前記照明装置が出射する前記第1の光の光色を制御する
    御装置。
  3. 周囲を照明する照明装置と、周囲を演出する光を出射する演出装置とを制御する制御装置であって、
    規定の色度範囲内に存在しない、前記照明装置が出射する第1の光の光色、及び、前記演出装置が出射する第2の光の光色の少なくとも一方が前記規定の色度範囲内に移動して前記第1の光の光色と前記第2の光の光色との色差が小さくなるように、前記照明装置、及び、前記演出装置の少なくとも一方から出射される光の光色を制御する制御部と、
    記照明装置が出射する前記第1の光の光色を検知する検知部を備え、
    前記制御部は、前記検知部が検知した前記第1の光の光色に応じて、前記演出装置が出射する前記第2の光の光色を制御する
    御装置。
  4. 前記制御部は、前記第1の光の光色を前記第2の光の光色に近づけるように、前記照明装置が出射する前記第1の光の光色を制御する
    請求項1~3のいずれか1項に記載の制御装置。
  5. 前記第1の光の光色、及び、前記第2の光の光色をCIExy色度座標で表した場合に、
    前記制御部は、前記第1の光の光色を、近づける前の前記第1の光の光色が示すCIExy色度座標内の位置を中心とした少なくともマクアダム楕円3-Stepの範囲の外側に移動させ、
    前記規定の色度範囲は、前記マクアダム楕円3-Stepの範囲の外側である
    請求項に記載の制御装置。
  6. 前記制御部は、前記第1の光の光色を、前記第2の光の光色が示すCIExy色度座標内の位置を中心としたマクアダム楕円3-Stepの範囲内に移動させる
    請求項に記載の制御装置。
  7. さらに、前記演出装置が演出する前記第2の光の光色を示す点灯データを格納する記憶部を備え、
    前記制御部は、前記記憶部に格納された前記点灯データに応じて、前記照明装置が出射する前記第1の光の光色を制御する
    請求項1、2、5、6のいずれか1項に記載の制御装置。
  8. 前記制御部は、前記第2の光の光色を前記第1の光の光色に近づけるように、前記演出装置が出射する前記第2の光の光色を制御する
    請求項1に記載の制御装置。
  9. 前記第1の光の光色、及び、前記第2の光の光色をCIExy色度座標で表した場合に、
    前記制御部は、前記第2の光の光色を、近づける前の前記第2の光の光色が示すCIExy色度座標内の位置を中心とした少なくともマクアダム楕円3-Stepの範囲の外側に移動させ、
    前記規定の色度範囲は、前記マクアダム楕円3-Stepの範囲の外側である
    請求項8に記載の制御装置。
  10. 前記制御部は、前記第2の光の光色を、前記第1の光の光色が示すCIExy色度座標内の位置を中心としたマクアダム楕円3-Stepの範囲内に移動させる
    請求項9に記載の制御装置。
  11. さらに、前記照明装置が照明する前記第1の光の光色を示す点灯データを格納する記憶部を備え、
    前記制御部は、前記記憶部に格納された前記点灯データに応じて、前記演出装置が出射する前記第2の光の光色を制御する
    請求項3、8~10のいずれか1項に記載の制御装置。
  12. 請求項1~1のいずれか1項に記載の制御装置と、
    前記照明装置又は前記演出装置として光を出射する光源とを備える
    点灯装置。
  13. 照明装置と、
    演出装置と、
    前記照明装置及び前記演出装置を制御する、請求項1~1のいずれか1項に記載の制御装置とを備える
    照明システム。
JP2017222936A 2017-11-20 2017-11-20 制御装置、点灯装置及び照明システム Active JP7113245B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017222936A JP7113245B2 (ja) 2017-11-20 2017-11-20 制御装置、点灯装置及び照明システム
DE102018128632.5A DE102018128632A1 (de) 2017-11-20 2018-11-15 Beleuchtungsvorrichtung und Illuminationssystem
CN201811363070.8A CN109812727B (zh) 2017-11-20 2018-11-15 控制装置、点灯装置以及照明系统
US16/192,376 US10512135B2 (en) 2017-11-20 2018-11-15 Control device, lighting device, and illumination system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017222936A JP7113245B2 (ja) 2017-11-20 2017-11-20 制御装置、点灯装置及び照明システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019096414A JP2019096414A (ja) 2019-06-20
JP7113245B2 true JP7113245B2 (ja) 2022-08-05

Family

ID=66336576

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017222936A Active JP7113245B2 (ja) 2017-11-20 2017-11-20 制御装置、点灯装置及び照明システム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10512135B2 (ja)
JP (1) JP7113245B2 (ja)
CN (1) CN109812727B (ja)
DE (1) DE102018128632A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6483759B2 (ja) * 2017-06-29 2019-03-13 本田技研工業株式会社 作業機
JP7415372B2 (ja) 2019-08-26 2024-01-17 三菱電機株式会社 照明制御システム
US20220341552A1 (en) * 2019-09-17 2022-10-27 Signify Holding B.V. Lighting system and artificial window
WO2021224019A1 (en) * 2020-05-05 2021-11-11 Signify Holding B.V. Immersive outdoor lighting emulation

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017073279A (ja) 2015-10-07 2017-04-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明制御システム、照明制御方法、及び、照明制御装置
JP2017112062A (ja) 2015-12-18 2017-06-22 東芝ライテック株式会社 照明制御装置及び照明システム

Family Cites Families (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2856870B2 (ja) 1990-09-12 1999-02-10 積水ハウス株式会社 人工天空装置
JP2856875B2 (ja) 1990-09-12 1999-02-10 積水ハウス株式会社 人工天空の太陽平行光発生装置
JP2856874B2 (ja) 1990-09-12 1999-02-10 積水ハウス株式会社 人工天空における太陽の昇降支持機構
JP2856876B2 (ja) 1990-09-12 1999-02-10 積水ハウス株式会社 天空輝度分布のシミュレーション装置
JP2856871B2 (ja) 1990-09-12 1999-02-10 積水ハウス株式会社 人工天空の回転模型台
JP2856872B2 (ja) 1990-09-12 1999-02-10 積水ハウス株式会社 人工天空の雰囲気照明機構
JP2856873B2 (ja) 1990-09-12 1999-02-10 積水ハウス株式会社 人工天空の照射ユニット装置
JP2966538B2 (ja) 1991-02-05 1999-10-25 積水ハウス株式会社 人工天空の照射装置
JPH11144510A (ja) 1997-11-06 1999-05-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 照明装置
JP2001134173A (ja) 1999-11-02 2001-05-18 Takayuki Ohira プラネタリウムの朝夕焼け投映装置
US7002546B1 (en) * 2002-05-15 2006-02-21 Rockwell Collins, Inc. Luminance and chromaticity control of an LCD backlight
US7354172B2 (en) * 2004-03-15 2008-04-08 Philips Solid-State Lighting Solutions, Inc. Methods and apparatus for controlled lighting based on a reference gamut
KR20090047323A (ko) * 2007-11-07 2009-05-12 백행주 색좌표 재현 조명장치
WO2011108053A1 (ja) * 2010-03-01 2011-09-09 パナソニック株式会社 Ledランプおよびled照明装置
US8411025B2 (en) * 2010-04-10 2013-04-02 Lg Innotek Co., Ltd. Lighting apparauts
EP2646751B1 (en) * 2010-12-02 2024-03-27 Harman Professional Denmark ApS Method of controlling an illumination device having a number of light source arrays
EP3761759A1 (en) * 2012-03-19 2021-01-06 Signify Holding B.V. Apparatus, systems and methods for a multichannel white light illumination source
WO2014013462A2 (en) * 2012-07-18 2014-01-23 Koninklijke Philips N.V. Tunable correlated color temperature led-based white light source with mixing chamber and remote phosphor exit window
CN203010375U (zh) * 2012-11-15 2013-06-19 上海航空电器有限公司 一种模拟天空的平板式led照明系统
JP6074703B2 (ja) * 2012-12-20 2017-02-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 Led照明装置及びled発光モジュール
US8870617B2 (en) * 2013-01-03 2014-10-28 Xicato, Inc. Color tuning of a multi-color LED based illumination device
CN204014189U (zh) * 2013-07-19 2014-12-10 松下电器产业株式会社 照明系统
JP6406069B2 (ja) * 2014-03-15 2018-10-17 日亜化学工業株式会社 発光装置の選別方法及び照明装置の製造方法並びに照明装置
CN106304534A (zh) * 2015-06-12 2017-01-04 松下知识产权经营株式会社 照明控制系统、照明器具以及照明控制器
CN106954292A (zh) * 2016-01-06 2017-07-14 赖中平 情境仿真照明装置
US10512133B2 (en) * 2016-01-28 2019-12-17 Ecosense Lighting Inc. Methods of providing tunable warm white light
WO2017131697A1 (en) * 2016-01-28 2017-08-03 Ecosense Lighting Inc Systems for providing tunable white light with high color rendering
CN109315037B (zh) * 2016-01-28 2022-07-01 生态照明公司 用于提供具有高显色性的可调白光的系统

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017073279A (ja) 2015-10-07 2017-04-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明制御システム、照明制御方法、及び、照明制御装置
JP2017112062A (ja) 2015-12-18 2017-06-22 東芝ライテック株式会社 照明制御装置及び照明システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019096414A (ja) 2019-06-20
CN109812727A (zh) 2019-05-28
CN109812727B (zh) 2022-07-01
DE102018128632A1 (de) 2019-05-23
US10512135B2 (en) 2019-12-17
US20190159317A1 (en) 2019-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7113245B2 (ja) 制御装置、点灯装置及び照明システム
JP6767717B2 (ja) 照明装置
ES2934308T3 (es) Unidad de iluminación
JP2007535116A (ja) 照明用途の色特性の正確で反復可能なセッティング
JP6960613B2 (ja) 光環境演出システム、光環境演出方法及びプログラム
US11441749B2 (en) Lighting assembly for electrically adjustable light distributions
RU2687062C2 (ru) Осветительное устройство с отражающими элементами (варианты)
JP2019029109A (ja) 照明装置及び照明制御システム
US10197233B2 (en) Illumination device
JP2010157418A (ja) 照明装置及び照明方法
CN109842971B (zh) 控制装置、照明装置以及照明系统
JP6872720B2 (ja) 照明装置
JP6571668B2 (ja) 反射光に関する基準を満たすように放出光を較正するためのシステム及び方法
JP6820524B2 (ja) 照明装置
JP2018028560A (ja) 照明装置
JP6868806B2 (ja) 照明システム及び照明制御方法
JP2018028965A (ja) 照明装置
JP7113302B2 (ja) 空間演出システム
JP2018170153A (ja) 光環境演出装置
JP6887122B2 (ja) 照明システム
JP7190658B2 (ja) 照明装置及び照明システム
JP7223974B2 (ja) 照明制御システム
JP7057549B2 (ja) 照明装置および照明制御システム
JP2018163323A (ja) 照明装置及び照明システム
JP2023108489A (ja) 照明システム、制御装置、及び、照明方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200820

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210713

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210909

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20211221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220308

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20220308

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20220317

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20220322

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220426

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220511

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7113245

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151