JP2015018693A - 照明器具、照明装置および発光モジュール - Google Patents

照明器具、照明装置および発光モジュール Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な制御で照明光の色温度を変更可能であるにもかかわらず、色温度が変化する過程で黒体軌跡からの色ずれが生じ難い照明器具を提供する。【解決手段】白色光を発する第1の光源12と、前記第1の光源12が発する白色光よりも低い色温度の白色光を発する第2の光源13とを備え、前記第2の光源13は、黒体軌跡よりも緑色側にシフトした色度の白色光を発する第1のサブ光源14と、赤色光を発する第2のサブ光源15とを有し、前記第2のサブ光源15は、前記第1の光源12と熱的に結合されていると共に、少なくとも所定温度を超えた場合に前記第1の光源12の温度上昇によって光出力が低下する構成とする。【選択図】図4

Description

本発明は、LED(Light Emitting Diode)等の発光素子を利用した照明器具、照明装置および発光モジュールに関し、特に、そのような照明器具において照明光の黒体軌跡からの色度ずれを改善する技術に関する。
上記のような照明器具に求められる機能の1つとして、使用目的や使用状況等に応じて照明光の色温度(色調)を変化させることができる機能、いわゆる調色機能が挙げられる。この調色機能によって照明光を、例えば、夏場は涼しげな昼光色にし、冬場は暖かみのある電球色にすることや、仕事中は作業能率が向上すると思われる昼光色にし、休憩中はくつろぎやすい電球色にすることが可能になる。
調色機能を備えた照明器具の一例として、特許文献1には、青色LEDと、緑色LEDと、赤色LEDと、それら3色のLEDの光出力を独立して制御可能な点灯回路ユニットとを備えた照明器具が開示されている。このように照明器具が3色のLEDを備えている場合は、それらLEDの光出力比を点灯回路ユニットで制御することによって、図22の色度図上の青色、緑色、赤色の3点を結ぶ三角形の領域内において、照明光の色度を自由に変更可能である。したがって、昼白色や電球色といった様々な色温度の白色光も生成可能であり、黒体軌跡をなぞるように白色光の色温度を変化させることも可能である。しかしながら、3色のLEDの光出力を独立して制御する必要があるため、点灯回路ユニットによる点灯制御が複雑になってしまうという難点がある。
一方、調色機能を備えた照明器具の別の一例として、特許文献2には、昼白色のLEDと、電球色のLEDと、それら2色のLEDの光出力を独立して制御可能な点灯回路ユニットとを備えた照明器具が開示されている。このように昼白色と電球色のLEDを備えている場合は、それらLEDの光出力比を点灯回路ユニットで制御することによって、図22の色度図上の昼白色と電球色の2点を結ぶ破線をなぞるようにして照明光の色度を変化させることが可能である。しかも、この場合は、LEDが2色しかないため、LEDが3色の場合と比べると、光出力比の制御がより簡単である。
特開2008−085324号公報 特開2009−110781号公報
しかしながら、LEDが昼白色と電球色の2色しかない場合、照明光の色度の変化の軌跡は前記破線のような直線状になるため、昼白色と電球色との中間色に関して、その色度が黒体軌跡上にのらず、黒体軌跡との間に色ずれが生じる。すなわち、黒体軌跡をなぞるような自然な変化の態様で照明光の色温度を変更することができない。
本発明は、上記した課題に鑑み、簡単な制御で照明光の色温度を変更可能であるにもかかわらず、色温度が変化する過程で黒体軌跡からの色ずれが生じ難い照明器具、照明装置および発光モジュールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る照明器具は、白色光を発する第1の光源と、前記第1の光源が発する白色光よりも低い色温度の白色光を発する第2の光源と、それら光源の光出力比を制御する制御回路部とを備え、前記光出力比を制御することによって前記第1の光源が発する白色光と前記第2の光源が発する白色光との混色により生成される照明光の色温度を変更可能な照明器具であって、前記第2の光源は、黒体軌跡よりも緑色側にシフトした色度の白色光を発する第1のサブ光源と、赤色光を発する第2のサブ光源とを有し、前記第2のサブ光源は、前記第1の光源と熱的に結合されていると共に、少なくとも所定温度を超えた場合に前記第1の光源の温度上昇によって光出力が低下することを特徴とする。
なお、本願において、白色、赤色、青色、黄色など光の色を特定する表現は、国際照明委員会(CIE)で規定されているような厳密なものではなく(例えば、国際照明委員会は、赤色の波長を700nm、青色の波長を435.8nm、黄色の波長を546.1nmと規定している。)、光の波長領域をおおよその範囲で特定するものに過ぎない。したがって、光の波長領域を厳密に特定する必要がある場合は、数値範囲を用いて波長領域を特定している。
本発明の一態様に係る照明器具では、第2のサブ光源が、第1の光源と熱的に結合されていると共に、少なくとも所定温度を超えた場合に前記第1の光源の温度上昇によって光出力が低下する。したがって、照明光の色温度が変化する過程で黒体軌跡からの色ずれが生じ難い。しかも、光出力を制御しなければならない光源の種類が2色だけであるため、照明光の色温度を変更するにあたり光源の光出力比の制御が簡単である。
本発明の一態様に係る照明器具を示す断面図 本発明の一態様に係る照明装置を示す斜視図 本発明の一態様に係る照明装置を示す分解斜視図 本発明の一態様に係る発光モジュールを示す図であって、(a)は平面図、(b)は右側面図、(c)は正面図 本発明の一態様に係る発光モジュールと回路ユニットとの接続状態を説明するための配線図 本発明の一態様に係る照明器具における、色温度と投入電流量との関係および色温度と光出力との関係を示す図 赤色LEDに関する温度と光出力との関係を示す図 本発明の一態様に係る照明器具の色ずれ抑制効果を説明するためのCIE1931xy色度図 変形例に係る照明器具における、色温度と投入電流量との関係および色温度と光出力との関係を示す図 変形例に係る照明器具の色ずれ抑制効果を説明するためのCIE1931xy色度図 変形例1に係る発光モジュールを示す図であって、(a)は平面図、(b)は右側面図、(c)は正面図 変形例2に係る発光モジュールを示す図であって、(a)は平面図、(b)は右側面図、(c)は正面図 変形例3に係る発光モジュールを示す図であって、(a)は平面図、(b)は右側面図、(c)は正面図 変形例4に係る発光モジュールを示す図であって、(a)は平面図、(b)は右側面図、(c)は正面図 変形例5に係る発光モジュールを示す図であって、(a)は平面図、(b)は右側面図、(c)は正面図 変形例5に係る発光モジュールと回路ユニットとの接続状態を説明するための配線図 変形例6に係る発光モジュールを示す図であって、(a)は平面図、(b)は右側面図、(c)は正面図 変形例7に係る照明装置を示す分解斜視図 変形例8に係る照明装置を示す断面図 変形例9に係る照明装置を示す断面図 変形例10に係る照明装置を示す分解斜視図 従来の点灯制御による照明光の色度の変化を説明するためのCIE1931xy色度図
以下、本発明の一態様に係る照明器具、照明装置および発光モジュールについて、図面を参照しながら説明する。
<照明器具>
図1は、本発明の一態様に係る照明器具を示す断面図である。図1に示すように、本発明の一態様に係る照明器具1は、例えば、天井2に埋め込むようにして取り付けられるダウンライトであって、器具3、回路ユニット4、調色ユニット5および照明装置6を備える。
器具3は、例えば、金属製であって、回路収容部3a、光源収容部3bおよび外鍔部3cを有する。回路収容部3aは、例えば有底筒状であって、内部に回路ユニット4が収容されている。光源収容部3bは、例えば筒状であって回路収容部3aの下端に延設されており、内部に照明装置6が収容されている。外鍔部3cは、例えば円環状であって、光源収容部3bの下側開口部に外方へ向けて延設されている。器具3は、回路収容部3aおよび光源収容部3bが天井2に貫設された埋込穴2aに埋め込まれ、外鍔部3cが天井2の下面2bにおける埋込穴2aの周部に当接された状態で、例えば取付ねじ(不図示)によって天井2に取り付けられる。
回路ユニット4は、照明装置6を点灯させるためのものであって、照明装置6と電気的に接続される電源線4aを有し、当該電源線4aの先端には照明装置6のリード線71のコネクタ72と着脱自在に接続されるコネクタ4bが取り付けられている。
調色ユニット5は、ユーザーが照明装置6の照明光の輝度を調整するためのものであって、回路ユニット4と電気的に接続されており、ユーザーの操作を受けて調色信号を回路ユニット4に出力する。
<照明装置>
図2は、本発明の一態様に係る照明装置を示す斜視図である。図2に示すように、本発明の一態様に係る照明装置6は、例えば円盤状の外観形状を有するランプユニットであって、内部に発光モジュール10が収容されている。
図3は、本発明の一態様に係る照明装置を示す分解斜視図である。図3に示すように、照明装置6は、発光モジュール10以外に、ベース20、ホルダ30、化粧カバー40、カバー50、カバー押え部材60および配線部材70等を備える。
発光モジュール10は、白色光を発する第1の光源12と、第1の光源12が発する白色光よりも低い色温度の白色光を発する第2の光源13との2色の光源を備える。発光モジュール10の詳細については後述する。
ベース20は、例えば、円板状のアルミダイキャスト加工品であって、上面側の中央に搭載部21を有し、当該搭載部21に発光モジュール10が搭載されている。また、ベース20の上面側には、搭載部21を挟んだ両側に、ホルダ30固定用の組立ねじ35を螺合させるためのねじ孔22が設けられている。さらに、ベース20の周部には、挿通孔23、ボス孔24および切欠部25が設けられている。
ホルダ30は、例えば、有底円筒状であって、円板状の押え板部31と、当該押え板部31の周縁からベース20側に延設された円筒状の周壁部32とを有する。発光モジュール10は、ホルダ30の押え板部31で発光モジュール10の基板11をベース20の搭載部21に押えつけることによって、ベース20に固定されている。押え板部31の中央には、発光モジュール10の各光源12,13を露出させるための窓孔33が形成されている。また、押え板部31の周部には、発光モジュール10に接続されたリード線71がホルダ30に干渉するのを防止するための開口部34が、窓孔33と連通した状態で形成されている。さらに、ホルダ30の押え板部31の周部には、ベース20のねじ孔22に対応する位置に、組立ねじ35を挿通するための挿通孔36が貫設されている。
化粧カバー40は、例えば、白色不透明の樹脂等の非透光性材料からなる円環状であって、ホルダ30とカバー50との間に配置されており、開口部34から露出したリード線71や組立ねじ35等を覆い隠している。化粧カバー40の中央には、各光源12,13を露出させるための窓孔41が形成されている。
カバー50は、例えば、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、ガラス等の透光性材料により形成されており、各光源12,13から発せられた光はカバー50を透過して照明装置6の外部へ取り出される。当該カバー50は、各光源12,13を覆うドーム状であってレンズ機能を有する本体部51と、当該本体部51の周縁部から外方へ延設された外鍔部52とを有し、当該外鍔部52がベース20に固定されている。外鍔部52には、カバー押え部材60のボス部61に対応する位置に、ボス部61を避けるための半円状の切欠部53が形成されている。さらに、外鍔部52には、ベース20の挿通孔23に対応する位置に、挿通孔23に挿通される取付ねじ(不図示)を避けるための半円状の切欠部54が形成されている。
カバー押え部材60は、例えば、アルミニウム等の金属や白色不透明の樹脂のような非透光性材料からなり、カバー50の本体部51から発せられる光を妨げないように円環板状になっている。カバー押え部材60でカバー50の外鍔部52をベース20に押えつけることによって、カバー50はベース20に固定されている。カバー押え部材60の下面側には、ベース20のボス孔24に対応する位置に、円柱状のボス部61が設けられている。カバー押え部材60は、カバー押え部材60のボス部61をベース20のボス孔24に挿通させた状態で当該ボス部61の先端部分を潰して行う所謂カシメ留めによって、ベース20に固定されている。カバー押え部材60の周縁部には、ベース20の挿通孔23に対応する位置に、挿通孔23に挿通される取付ねじ(不図示)を避けるための半円状の切欠部62が形成されている。
配線部材70は、発光モジュール10と電気的に接続された一組のリード線71を有し、それらリード線71の発光モジュール10に接続された側とは反対側の端部にはコネクタ72が取り付けられている。発光モジュール10に接続された配線部材70のリード線71は、ベース20の切欠部25を介して照明装置6の外部へ導出されている。
<発光モジュール>
図4は、本発明の一態様に係る発光モジュールを示す図であって、(a)は平面図、(b)は右側面図、(c)は正面図である。図4(a)〜(c)に示すように、基板11は、例えば、方形板状であって、セラミック基板や熱伝導樹脂等からなる絶縁層とアルミ板等からなる金属層との2層構造を有する。
基板11の上面11aには、第1の光源12と、第1のサブ光源14および第2のサブ光源15で構成される第2の光源13とが設けられている。
第1の光源12は、複数の第1の発光素子12aと、それら第1の発光素子12aの光の一部を波長変換する第1の波長変換部材12bとを有する。複数の第1の発光素子12aは、例えば、平行に並べられた3列の素子列で構成されており、各素子列は直線状に一列に等間隔を空けて並べられた18個の第1の発光素子12aで構成されている。そして、54個全ての第1の発光素子12aが1つのブロック状の第1の波長変換部材12bで封止されている。各第1の発光素子12aは、例えば、ピーク波長が450nm以上470nm以下の青色光を発する青色LEDである。第1の波長変換部材12bは、例えば、波長変換材料が混入された透光性材料で形成されており、第1の発光素子12aから発せられた青色光をピーク波長が530nm以上565nm以下の黄色光に波長変換する。第1の光源12では、第1の発光素子12aが発する青色光と、第1の波長変換部材12bが青色光の一部を変換してなる黄色光との混色により白色光が生成される。本実施の形態では、第1の光源12が発する白色光として、昼光色(色温度:約4600 K〜約5400 K)の白色光が生成される。なお、本発明に係る第1の光源が発する白色光は、昼光色に限定されない。
第1のサブ光源14は、複数の第2の発光素子14aと、それら第2の発光素子14aの光の一部を波長変換する第2の波長変換部材14bとを有する。複数の第2の発光素子14aは、例えば、平行に並べられた2列の素子列で構成されており、各素子列は直線状に一列に等間隔を空けて並べられた18個の第2の発光素子14aで構成されている。そして、36個全ての第2の発光素子14aが1つのブロック状の第2の波長変換部材14bで封止されている。各第2の発光素子14aは、例えば、第1の発光素子12aと同様に、ピーク波長が450nm以上470nm以下の青色光を発する青色LEDである。第2の波長変換部材14bは、例えば、波長変換材料が混入された透光性材料で形成されており、第2の発光素子14aから発せられた青色光をピーク波長が530nm以上570nm以下の黄色光に波長変換する。第2の光源13では、第2の発光素子14aが発する青色光と、第2の波長変換部材14bが青色光の一部を変換してなる黄色光との混色により、黒体軌跡よりも緑色側にシフトした色度の白色光が生成される。
第2のサブ光源15は、複数の第3の発光素子15aと、それら第3の発光素子15aを封止している封止部材15bとを有する。複数の第3の発光素子15aは、例えば、直線状に一列に等間隔を空けて並べられた18個の第3の発光素子15aで構成されており、全ての第3の発光素子15aが1つの長尺状の封止部材15bで封止されている。各第3の発光素子15aは、例えば、ピーク波長が615nm以上660nm以下の赤色光を発する赤色LEDである。封止部材15bは、例えば、無色透明な透光性材料で形成されている。第3の発光素子15aから発せられた赤色光は、封止部材15bで波長変換されないため、第2のサブ光源15からは赤色光が発せられる。
第1のサブ光源14と第2のサブ光源15とで構成される第2の光源13では、第1のサブ光源14が発する黒体軌跡よりも緑色側にシフトした色度の白色光と、第2のサブ光源15が発する赤色光との混色により、第1の光源12が発する白色光よりも低い色温度の白色光が生成される。本実施の形態では、第2の光源13が発する白色光として、電球色(色温度:約2600 K〜約3150 K)の白色光が生成される。なお、本発明に係る第2の光源が発する白色光は、電球色に限定されず、第1の光源が発する白色光よりも低い色温度の白色光であればよい。
第1の光源12と第2の光源13との2色の光源を備える照明器具1は、第1の光源12が発する昼光色の白色光と、第2の光源13が発する電球色の白色光との混色により生成される照明光の色を、昼光色から電球色までの色温度の範囲において変更可能である。
第1の発光素子12a、第2の発光素子14aおよび第3の発光素子15aのそれぞれは、例えば、基板11の上面11aにCOB(Chip on Board)技術を用いてフェイスアップ実装されている。なお、本発明に係る第1の発光素子および第2の発光素子は、ピーク波長が450nm以上470nm以下の青色光を発する青色LEDに限定されず、それ以外の波長の青色光を発する青色LEDであってもよいし、紫外光を発するLEDであってもよい。また、本発明に係る第3の発光素子は、ピーク波長が615nm以上660nm以下の赤色光を発する赤色LEDに限定されず、それ以外の波長の赤色光を発する赤色LEDであってもよい。また、本発明に係る第1の発光素子、第2の発光素子および第3の発光素子は、LEDに限定されず、例えば、LD(レーザダイオード)、EL素子(エレクトリックルミネッセンス素子)等であってもよい。
第1の波長変換部材12bおよび第2の波長変換部材14bに用いられる波長変換材料としては、例えば、YAG蛍光体、サイアロン蛍光体等の酸窒化物蛍光体、および、それら蛍光体のうちの2種類以上を混合した混合物等を用いることができる。透光性材料としては、例えばシリコーン樹脂、エポキシ樹脂、フッソ樹脂、シリコーン・エポキシのハイブリッド樹脂、ユリア樹脂等を用いることができる。なお、波長変換材料は、単一の化合物で構成されていてもよいし、複数の化合物を混合したものであってもよい。また、透光性材料には、波長変換材料の他に光拡散材が混入されていてもよい。
図5は、本発明の一態様に係る発光モジュールと回路ユニットとの接続状態を説明するための配線図である。図5に示すように、基板11には、端子部16a〜16cおよび配線17a〜17cが設けられている。
端子部16a〜16cは、基板11に形成された導体パターンにより構成されている。端子部16aおよび端子部16cが第1の発光素子12aへの給電用として機能し、端子部16bおよび端子部16cが第2の発光素子14aおよび第3の発光素子15aへの給電用として機能する。各端子部16a〜16cは、基板11の上面11aにおける周縁部に形成されている。
配線17a〜17cも、基板11に形成された導体パターンにより構成されている。配線17aは、第1の発光素子12aと端子部16aとを電気的に接続している。配線17bは、第2の発光素子14aおよび第3の発光素子15aと端子部16bとを電気的に接続している。配線17cは、第1の発光素子12a、第2の発光素子14aおよび第3の発光素子15aと端子部16cとを電気的に接続している。
第1の光源12に属する54個の第1の発光素子12aは、18直3並で所謂直並列接続されている。具体的には、同じ素子列に属する18個の第1の発光素子12aが1群として直列接続され、3群の第1の発光素子12aが並列接続されている。第1のサブ光源14に属する36個の第2の発光素子14a、および、第2のサブ光源15に属する18個の第3の発光素子15aは、18直3並で所謂直並列接続されている。具体的には、同じ素子列に属する18個の第2の発光素子14aまたは第3の発光素子15aが1群として直列接続され、3群の第2の発光素子14aおよび第3の発光素子15aが並列接続されている。
第1の発光素子12a、第2の発光素子14aおよび第3の発光素子15aは、属する光源12,13ごと独立して点灯制御される。すなわち、第1の光源12に属する第1の発光素子12aは、第2の光源13に属する第2の発光素子14aおよび第3の発光素子15aとは独立して点灯制御される。一方、同じ第2の光源13に属する、第2の発光素子14aと第3の発光素子15aとは同じように点灯制御される。
回路ユニット4は、点灯回路部4c、光出力比検出回路部4dおよび制御回路部4eを含む点灯回路をユニット化したものであり、外部の商用交流電源(不図示)と電気的に接続されており、商用交流電源から入力される電流を発光モジュール10に供給する。
点灯回路部4cは、AC/DCコンバータ(図示せず)を備える回路で構成され、第1の光源12に属する第1の発光素子12aと、第2の光源13に属する第2の発光素子14aおよび第3の発光素子15aとに、独立した制御により電力を供給する。具体的には、商用交流電源からの交流電圧を、第1の発光素子12aに適した直流電圧と、第2の発光素子14aおよび第3の発光素子15aに適した直流電圧とに、AC/DCコンバータを用いてそれぞれ変換する。そして、それら直流電圧を順電圧として、第1の発光素子12aに適した直流電圧を第1の発光素子12aに印加し、第2の発光素子14aおよび第3の発光素子15aに適した直流電圧を、第2の発光素子14aおよび第3の発光素子15aに印加する。なお、AC/DCコンバータとしては、例えばダイオードブリッジ等が用いられる。
光出力比検出回路部4dは、調色ユニット5から調色信号を取得する。調色ユニット5は、ユーザーの操作等を受けて調色信号を光出力比検出回路部4dに出力する。調色信号には、光出力比の情報が含まれている。光出力比とは、第1の光源12と第2の光源13との光出力比である。光出力比の情報は、光出力比検出回路部4dから制御回路部4eに出力される。
制御回路部4eは、マイクロプロセッサとメモリとを備えている。制御回路部4eは、マイクロプロセッサを用いて、光出力比検出回路部4dから入力された光出力比に従って第1の光源12および第2の光源13の光出力を調整し、光出力比を制御する。具体的には、制御回路部4eは、光出力比に基づいて、第1の発光素子12aのデューティ比と、第2の発光素子14aおよび第3の発光素子15aのデューティ比とをそれぞれ設定する。そして、それらデューティ比に基づいて、第1の発光素子12a、第2の発光素子14aおよび第3の発光素子15aをPWM制御する。
なお、第1の光源12と第2の光源13との光出力比を維持したまま、それら光出力の総量を増減させることによって、調色制御だけでなく、いわゆる調光制御により照明光の光出力を変化させても良い。
<調色方法>
本実施の形態に係る照明器具1では、調色するにあたって、第2の光源13の光出力を100%に固定する一方で、第1の光源12の光出力を0%から100%まで変化させる。光出力を100%に固定する第2の光源13からは電球色の白色光が発せられる。一方、光出力を変化させる第1の光源12からは、電球色の白色光との混色により昼光色の白色光が生成される白色光が発せられる。
図6は、本発明の一態様に係る照明器具における、色温度と投入電流量との関係および色温度と光出力との関係を示す図である。図6の上段に示すように、照明光を昼白色にする場合、各第1の発光素子12a、各第2の発光素子14aおよび各第3の発光素子15aの全てに、全点灯に必要な量の電流を投入する。すなわち、第1の光源12および第2の光源13を光出力100%(全点灯させた場合を光出力100%とする)で点灯させる。一方、照明光を電球色にする場合、各第1の発光素子12aへは電流を投入しないが、各第2の発光素子14aおよび各第3の発光素子15aへは第2の光源13を全点灯させるために必要な量の電流を投入する。すなわち、第1の光源12を点灯させないで(光出力0%として)、第2の光源13を光出力100%で点灯させる。昼光色と電球色との中間の色温度にしたい場合は、第2の光源13を光出力100%で点灯させたまま、第1の光源12の光出力を0%を超え100%未満となるよう調整する。このような調色制御を行った場合、色度が昼白色に近づくほど照明光の光出力は大きくなる。
図7は、赤色LEDに関する温度と光出力との関係を示す図である。図7におけるX軸は、赤色LEDの温度を示す。Y軸は、25℃の時の光出力を100%とした場合の赤色LEDの相対的な光出力を示す。なお、赤色LEDの温度であるが、赤色LEDが実装されている基板の裏側面の温度を測定し、その温度を赤色LEDの温度とみなしている。
赤色LEDへの投入電流量が一定である場合、図7に示すように、赤色LEDの温度が上昇するほど赤色LEDの光出力は低下する。本実施の形態では、第3の発光素子15aとして、少なくとも所定温度を超えた場合に光出力が低下する赤色LEDが使用されている。所定の温度とは、例えば室温、具体的には例えば25℃である。第2のサブ光源15の温度が上昇すると、第2のサブ光源15の一部である第3の発光素子15aの温度も上昇する。第3の発光素子15aの温度が25℃を超えると、第3の発光素子15aの光出力が低下する。
本実施の形態では、第2のサブ光源15は、第1の光源12および第1のサブ光源14のそれぞれと熱的に結合されている。図4(a)に示すように、第2のサブ光源15は、第1の光源12と第1のサブ光源14との間に配置されているため、第2のサブ光源15には、第1の光源12および第1のサブ光源14から熱が伝わり易くなっている。第1の光源12と第2のサブ光源15との熱的結合、および、第1のサブ光源14と第2のサブ光源15との熱的結合は、いずれも主に、基板11を介した伝導と、部材は介さない放射により実現されている。なお、本実施の形態では、基板11の上面11aを平面視した場合に、第2のサブ光源15と第1の光源12との最短距離L1は、第2のサブ光源15と第1のサブ光源14との最短距離L2と同じである。
この構成により、第1の光源12の光出力が上昇するほど、各第3の発光素子15aの投入電流量当たりの光出力が低下し易い。すなわち、照明光の色温度が高くなるほど、各第3の発光素子15aの投入電流量当たりの光出力が低下し易い。そのため、照明光の色温度が変化する過程で色ずれが生じ難い。図8を用いてその理由を説明する。
図8は、本発明の一態様に係る照明器具の色ずれ抑制効果を説明するためのCIE1931xy色度図である。図8に示す色度図上に、第1の光源12が発する白色光の色度を点S1で表し、第1のサブ光源14が発する緑色側にシフトした白色光の色度を点S2で表し、第2のサブ光源15が発する赤色光の色度を点S3で表す。また、電球色の色度を点P0で表し、昼白色の色度を点R100で表す。
上述したように、第2の光源13の光出力は100%に固定される。第2の光源13の光出力は、第1のサブ光源14の光出力を100%に固定すると共に、第2のサブ光源15の光出力も100%に固定することによって、100%に固定される。
第2の光源13が光出力100%で点灯しており、第1の光源12が点灯していない(光出力0%)場合、照明器具1の照明光の色は、第2の光源13から発せられる白色光の色となる。第2の光源13から発せられる白色光は電球色であり、その色度は、第1のサブ光源14が発する白色光の色度を示す点S2と、第2のサブ光源15が発する赤色光の色度を示す点S3とを結ぶ破線N上の点P0である。この場合、照明器具1の照明光も電球色である。
この場合、第1の光源12が点灯していないので、第2のサブ光源15は、第1の光源12から熱の影響を受けない。したがって、第1の光源12の影響で第2のサブ光源15の光出力が低下することはありえず、第2の光源13が発する白色光が、第1の光源12の影響で緑色側にシフトすることもありえない。
但し、第2のサブ光源15は、第1のサブ光源14からの熱の影響および第2のサブ光源15自体の熱の影響を受ける。そのため、第2の光源13は、それらの影響により第2のサブ光源15の温度が上昇して光出力が低下することを計算に入れ、光出力100%で点灯しているときに白色光が電球色となるように設計されている。
第1の光源12を光出力25%で点灯させ、第2の光源13を光出力100%で点灯させた場合、第1の光源12の光出力が0%から25%に上昇したことによって、第1の光源12からの熱の影響により第2のサブ光源15の温度が上昇する。そのため、第2のサブ光源15の投入電流量当たりの光出力は低下する。したがって、第2の光源13の白色光の色度は緑色側にシフトする。すなわち、第2の光源13の白色光の色度は、破線N上を点P0から点S2側にシフトした点P25となる。なお、点P0から点P25までの長さは、点P0から点P100(第1の光源12を光出力100%で点灯させた場合の第2の光源13の白色光の色度)までの長さの25%である。
そうすると、照明器具1の照明光の色度は、点P25と点S1とを結ぶ線上の点Q25となる。点P25から点Q25までの長さと、点Q25から点S1までの長さとの比は1:4である。従来の照明器具では、昼白色と電球色の2点を結ぶ破線Mをなぞるようにして照明光の色度が変化したが、本実施の形態に係る照明器具1では、第2のサブ光源15の光出力の低下により、照明光の色度が破線M上よりも緑色側にシフトする。すなわち、照明光の色度は黒体軌跡に近づく。
第1の光源12を光出力50%で点灯させ、第2の光源13を光出力100%で点灯させた場合、第1の光源12の光出力が50%に上昇したことによって、25%に上昇したときよりも更に、第1の光源12からの熱の影響により第2のサブ光源15の温度が上昇しているため、第2のサブ光源15の投入電流量当たりの光出力も更に低下する。したがって、第2の光源13の白色光の色度は更に緑色側にシフトする。すなわち、第2の光源13の白色光の色度は、破線N上を点P25から更に点S2側にシフトした点P50となる。そして、照明器具1の照明光の色度は、点P50と点S1とを結ぶ線上の点Q50となる。なお、点P50から点Q50までの長さと、点Q50から点S1までの長さとの比は1:2である。このように、照明光の色度は、第2のサブ光源15の光出力が更に低下することによって、更に緑色側すなわち更に黒体軌跡上側にシフトして黒体軌跡により近づく。
第1の光源12を光出力75%で点灯させ、第2の光源13を光出力100%で点灯させた場合、第1の光源12の光出力が75%に上昇したことによって、50%に上昇したときよりも更に、第1の光源12からの熱の影響により第2のサブ光源15の温度が上昇しているため、第2のサブ光源15の投入電流量当たりの光出力も更に低下する。したがって、第2の光源13の白色光の色度は更に緑色側にシフトする。すなわち、第2の光源13の白色光の色度は、破線N上を点P50から更に点S2側にシフトした点P75となる。そして、照明器具1の照明光の色度は、点P75と点S1とを結ぶ線上の点Q75となる。なお、点P75から点Q75までの長さと、点Q75から点S1までの長さとの比は3:4である。このように、照明光の色度は、第2のサブ光源15の光出力が更に低下することによって、緑色側すなわち黒体軌跡上側にシフトして黒体軌跡に近づく。
第1の光源12を光出力100%で点灯させ、第2の光源13も光出力100%で点灯させた場合、75%に上昇したときよりも更に、第1の光源12からの熱の影響により第2のサブ光源15の温度が上昇しているため、第2のサブ光源15の投入電流量当たりの光出力も更に低下する。したがって、第2の光源13の白色光の色度は更に緑色側にシフトする。すなわち、第2の光源13の白色光の色度は、破線N上を点P75から更に点S2側にシフトした点P100となる。そして、照明器具1の照明光の色度は、点P100と点S1とを結ぶ線上の点R100、すなわち昼白色となる。なお、点P100から点R100までの長さと、点R100から点S1までの長さとの比は1:1である。
図6の下段に示すように、照明光の色温度が電球色から昼白色に変化するにあたって、第1の光源12の光出力は、投入電流量の増加に比例して増加する。第1のサブ光源14の光出力は、投入電流量が変化しないため変化しない。第2のサブ光源15の光出力は、投入電流量が変化しないにもかかわらず徐々に低下する。
第2のサブ光源15の光出力が低下するのは、第1の光源12の光出力が上昇するほど第2のサブ光源15の投入電流量当たりの光出力が低下するからである。これにより、従来の照明器具であれば、照明光が昼白色から電球色へ変化する過程において、その変化の軌跡が直線状にならざるを得ないところ、その変化の軌跡をより黒体軌跡に近似させることができる。その結果、照明光の色温度が変化する過程で色ずれが生じ難い。しかも、光出力を制御しなければならない光源の種類が2色だけであるため、照明光の色温度を変更するにあたり光源の光出力比の制御が簡単である。
<変形例>
以下に、本発明に係る照明器具、照明装置および発光モジュールの変形例について説明する。
[調色方法についての変形例]
上記本実施の形態に係る照明器具1では、調色するにあたって、第1の光源12の光出力を0%から100%まで変化させ、第2の光源13の光出力を100%に固定したが、調色方法はこれに限定されない。例えば、以下に説明する変形例に係る調色方法のように、第1の光源12と第2の光源13との光出力の合計が100%になるような調色制御をすることが考えられる。この場合、照明光の色温度は変化するが、照明光の光出力は変化しない。
図9は、変形例に係る照明器具における、色温度と投入電流量との関係および色温度と光出力との関係を示す図である。図9の上段に示すように、照明光を昼白色にする場合、各第1の発光素子12aへは全点灯に必要な量の電流を投入するが、各第2の発光素子14aおよび各第3の発光素子15aへは電流を投入しない。すなわち、第1の光源12を光出力100%で点灯させ、第2の光源13を点灯させない(光出力0%とする)。一方、照明光を電球色にする場合、各第1の発光素子12aへは電流を投入しないが、各第2の発光素子14aおよび各第3の発光素子15aへは全点灯に必要な量の電流を投入する。すなわち、第1の光源12を点灯させないで(光出力0%として)、第2の光源13を光出力100%で点灯させる。昼光色と電球色との中間の色温度にしたい場合は、第1の光源12と第2の光源13の両方を点灯させる。その際は、第1の光源12と第2の光源13との光出力の合計が100%になるように各光源12,13の光出力を調整する。これにより、照明光の光出力を一定に保ちながら、色温度を変更することができる。
図10は、変形例に係る照明器具の色ずれ抑制効果を説明するためのCIE1931xy色度図である。第1の光源12が光出力100%で点灯しており、第2の光源13が点灯していない(光出力0%)場合、照明光の色は、第1の光源12が発する白色光の色である昼白色である。図10に示す色度図上に、第1の光源12が発する昼白色の白色光の色度を点S1で表し、第1のサブ光源14が発する緑色側にシフトした白色光の色度を点S2で表し、第2のサブ光源15が発する赤色光の色度を点S3で表す。
第2の光源13が光出力100%で点灯しており、第1の光源12は点灯していない(光出力0%)場合、照明光の色は、第2の光源13が発する白色光の色である電球色である。色度図上における電球色の色度を点P0で表す。
この場合、第1の光源12が点灯していないので、第2のサブ光源15が第1の光源12から熱の影響を受けることはない。したがって、第1の光源12の影響で、第2のサブ光源15の光出力が低下することはありえず、第2の光源13が発する白色光が、緑色側にシフトすることもありえない。但し、第2のサブ光源15は、第1のサブ光源14からの熱の影響および第2のサブ光源15自体の熱の影響を受ける。そのため、第2の光源13は、それらの影響により第2のサブ光源15の温度が上昇して光出力が低下することを計算に入れて、光出力100%で点灯しているときに白色光が電球色となるように設計されている。
第1の光源12を光出力25%で点灯させ、第2の光源13を光出力75%で点灯させた場合、第2のサブ光源15の光出力が熱の影響により低下しないと仮定すれば、照明光の色度は、点S1と点P0とを結ぶ破線M上に位置する点R25になる。ところが、実際には、第1の光源12の光出力が0%から25%に上昇したことによって、第1の光源12からの熱の影響により第2のサブ光源15の温度が上昇しているため、第2のサブ光源15の投入電流量当たりの光出力は低下する。したがって、第2の光源13の白色光の色度は緑色側にシフトする。その結果、第2の光源13の白色光の色度は、破線N上を点P0から点S2側にシフトした点P25となる。そして、照明器具1の照明光の色度は、点P25と点S1とを結ぶ線上の点Q25となる。このように、照明光の色度は、第2のサブ光源15の光出力が低下することによって、破線M上よりも緑色側すなわち黒体軌跡上側にシフトして黒体軌跡に近づく。
なお、点P0から点R25までの長さは、点P0から点S1までの長さの25%である。また、点P0から点P25までの長さは、点P0から点P100(第1の光源12を光出力100%で点灯させた場合の第2の光源13の白色光の色度)までの長さの25%である。
第1の光源12を光出力50%で点灯させ、第2の光源13を光出力50%で点灯させた場合、第2のサブ光源15の光出力が熱の影響により低下しないと仮定すれば、照明光の色度は、破線M上に位置する点R50になる。ところが、実際には、第1の光源12の光出力が50%に上昇したことによって、25%に上昇したときよりも更に、第1の光源12からの熱の影響により第2のサブ光源15の温度が上昇しているため、第2のサブ光源15の投入電流量当たりの光出力も更に低下する。したがって、第2の光源13の白色光の色度は更に緑色側にシフトする。その結果、第2の光源13の白色光の色度は、破線N上を点P25から更に点S2側にシフトした点P50となる。そして、照明器具1の照明光の色度は、点P50と点S1とを結ぶ線上の点Q50となる。このように、照明光の色度は、第2のサブ光源15の光出力が更に低下することによって、更に緑色側すなわち更に黒体軌跡上側にシフトして黒体軌跡により近づく。
なお、点P0から点R50までの長さは、点P0から点S1までの長さの50%である。また、点P50から点Q50までの長さは、点P50から点S1までの長さの50%である。
第1の光源12を光出力75%で点灯させ、第2の光源13を光出力25%で点灯させた場合、第2のサブ光源15の光出力が熱の影響により低下しないと仮定すれば、照明光の色度は、破線M上に位置する点R75になる。ところが、実際には、第1の光源12の光出力が75%に上昇したことによって、50%に上昇したときよりも更に、第1の光源12からの熱の影響により第2のサブ光源15の温度が上昇しているため、第2のサブ光源15の投入電流量当たりの光出力も更に低下する。したがって、第2の光源13の白色光の色度は更に緑色側にシフトする。その結果、第2の光源13の白色光の色度は、破線N上を点P50から更に点S2側にシフトした点P75となる。そして、照明器具1の照明光の色度は、点P75と点S1とを結ぶ線上の点Q75となる。このように、照明光の色度は、第2のサブ光源15の光出力が更に低下することによって、緑色側すなわち黒体軌跡上側にシフトして黒体軌跡に近づく。但し、第2の光源13自体の光出力が25%にまで小さくなっているため、第2のサブ光源15の色度のシフトが照明器具1の照明光の色度に与える影響は小さい。
なお、点P0から点R75までの長さは、点P0から点S1までの長さの75%である。また、点P75から点Q75までの長さは、点P75から点S1までの長さの75%である。
図9の下段に示すように、照明光の色温度が電球色から昼白色に変化するにあたって、第1の光源12の光出力は投入電流量の増加に比例して増加する。第1のサブ光源14の光出力は投入電流量の減少に比例して減少する。第2のサブ光源15の光出力は、投入電流量の減少に比例しては減少せず、電球色と昼白色の丁度中間の色あたりで最も第1のサブ光源14の光出力との差が大きくなる態様で減少する。
第2のサブ光源15の光出力がそのような態様で減少するのは、第2の光源13に対する第1の光源12の光出力比が高くなるほど、第2のサブ光源15の投入電流量当たりの光出力が低下するからである。これにより、従来の照明器具であれば、照明光が昼白色から電球色へ変化する過程において、その変化の軌跡が直線状にならざるを得ないところ、その変化の軌跡をより黒体軌跡に近似させることができる。その結果、照明光の色温度が変化する過程で色ずれが生じ難い。しかも、光出力を制御しなければならない光源の種類が2色だけであるため、照明光の色温度を変更するにあたり光源の光出力比の制御が簡単である。
[発光モジュールの変形例]
本発明に係る発光モジュールは、上記実施の形態に係る発光モジュール10に限定されない。
(変形例1)
図11は、変形例1に係る発光モジュールを示す図であって、(a)は平面図、(b)は右側面図、(c)は正面図である。なお、上記実施の形態に係る発光モジュール10と共通する構成には同じ符号を付して、その構成の説明を省略する。図11(a)〜(c)に示す変形例1に係る発光モジュール10Aは、第1の光源12、第1のサブ光源14および第2のサブ光源15の基板11上の配置が、上記実施の形態に係る発光モジュール10と異なる。第1の光源12、第1のサブ光源14および第2のサブ光源15のそれぞれ自体の構成は、上記実施の形態に係る発光モジュール10と同様である。
発光モジュール10Aでは、第1の光源12と第2のサブ光源15とは接触しており、第1のサブ光源14と第2のサブ光源15とは接触していない。第1の光源12と第2のサブ光源15との熱的結合は、主に、第1の光源12から第2のサブ光源15への他の部材を介さない直接的な伝導と、基板11を介した伝導とにより実現されている。
このような構成とすることで、第2のサブ光源15に、第1のサブ光源14よりも第1の光源12から熱が伝わり易い態様としている。この態様により、第1の光源12の光出力の比率が高まるほど、すなわち第2の光源13に対する第1の光源12の光出力比が高くなるほど、第2のサブ光源15の投入電流量当たりの光出力が低下し易くなっている。すなわち、照明光の色温度が高くなるほど、第2のサブ光源15の投入電流量当たりの光出力が低下し易くなっている。そのため、照明光の色温度が変化する過程で色ずれが生じ難い。このような態様は、特に、図9および図10を用いて説明したような調色方法を採用する場合において有効である。
なお、第1の光源12から熱が第2のサブ光源15に伝わり易い別の態様として、上記実施の形態に係る発光モジュール10において、第1の光源12と第2のサブ光源15との間に、変形例3に係る熱伝導部材218と同機能の熱伝導部材を設けても良い。当該熱伝導部材は、例えば、第1の光源12と第2のサブ光源15との間の間隙に、高熱伝導性材料を充填して形成することができる。なお、当該熱伝導部材は、変形例3に係る熱伝導部材218と同様に、第1の光源12および第2のサブ光源15の両方と接触していることが好ましく、透光性材料で形成されていることが好ましい。
(変形例2)
図12は、変形例2に係る発光モジュールを示す図であって、(a)は平面図、(b)は右側面図、(c)は正面図である。なお、上記実施の形態に係る発光モジュール10と共通する構成には同じ符号を付して、その構成の説明を省略する。図12(a)〜(c)に示す変形例2に係る発光モジュール110は、第1の光源、第1のサブ光源および第2のサブ光源の形状および配置が、上記実施の形態に係る発光モジュール10とは異なる。また、第2のサブ光源が、第1のサブ光源よりも第1の光源から熱が伝わり易い態様で第1の光源と熱的に結合されている点も、上記実施の形態に係る発光モジュール10と大きく異なる。
変形例2に係る第1の光源112、第1のサブ光源114および第2のサブ光源115のそれぞれは、例えば、長尺状であって(図12(a)参照)、長手方向と直交する仮想面で切断した断面の形状が略半楕円形であり(図12(b)参照)、長手方向両端部がR形状、具体的には略四半球形である(図12(c)参照)。それら第1の光源112、第1のサブ光源114および第2のサブ光源115は、両端を揃えた状態で、等間隔を空けて、平行に並べて配置されている。
各第1の光源112は、複数の第1の発光素子12aと、それら第1の発光素子12aの光の一部を波長変換する第1の波長変換部材112bとを有する。各第1の光源112では、第1の発光素子12aが、例えば直線状に一列に等間隔を空けて18個並べて配置されており、それら18個全ての第1の発光素子12aが1つの長尺状の第1の波長変換部材112bで封止されている。
各第1のサブ光源114では、第2の発光素子14aが、例えば直線状に一列に等間隔を空けて18個並べて配置されており、それら18個全ての第2の発光素子14aが1つの長尺状の第2の波長変換部材114bで封止されている。
各第2のサブ光源115では、第3の発光素子15aが、例えば直線状に一列に等間隔を空けて18個並べて配置されており、それら18個全ての第3の発光素子15aが1つの長尺状の封止部材115bで封止されている。
変形例2では、第2のサブ光源115は、第1のサブ光源114よりも第1の光源112から熱が伝わり易い態様で第1の光源112と熱的に結合されている。具体的には、図12(a)に示すように、基板11の上面11aを平面視した場合に、第2のサブ光源115と第1の光源112との最短距離L1が、第2のサブ光源115と第1のサブ光源114との最短距離L2よりも短い構成となっている。すなわち、変形例2では、第1のサブ光源114と第2のサブ光源115との間に第1の光源112を配置することによって、第1のサブ光源114よりも第1の光源112から、第2のサブ光源115に熱が伝わり易い態様としている。第1の光源112と第2のサブ光源115との熱的結合は、主に、基板11を介した伝導と、部材は介さない放射により実現されている。
変形例2において、第2のサブ光源115は、第1の光源112と熱的に結合されていると共に、少なくとも所定温度を超えた場合に第1の光源112の温度上昇によって光出力が低下する。したがって、黒体軌跡からの色ずれが生じ難い。しかも、第2のサブ光源115は、第1のサブ光源114よりも第1の光源112から熱が伝わり易い態様で第1の光源112と熱的に結合されている。したがって、黒体軌跡からの色ずれがより生じ難い。さらに、光出力を制御しなければならない光源の種類が2色だけであるため、照明光の色温度を変更するにあたり光源の光出力比の制御が簡単である。
(変形例3)
図13は、変形例3に係る発光モジュールを示す図であって、(a)は平面図、(b)は右側面図、(c)は正面図である。なお、変形例2に係る発光モジュール110と共通する構成には同じ符号を付して、その構成の説明を省略する。図13(a)〜(c)に示す変形例3に係る発光モジュール210は、第1の光源112と第2のサブ光源115との間に熱伝導部材218が設けられている点のみが、変形例2に係る発光モジュール110と異なる。第1の光源112、第1のサブ光源114および第2のサブ光源115のそれぞれ自体の構成は、変形例2に係る発光モジュール110と同様である。
熱伝導部材218は、第1の光源112、第1のサブ光源114および第2のサブ光源115の長手方向と平行する方向に長い長尺状であって、第1の光源112、第2のサブ光源115、および、基板11の上面11aに接触するように設けられている。一方、熱伝導部材218は、第1のサブ光源114とは接触していない。このような構成とすることで、第2のサブ光源115に、第1のサブ光源114よりも第1の光源112から熱が伝わり易い態様としている。第1の光源112と第2のサブ光源115との熱的結合は、主に、熱伝導部材218を介した伝導と、基板11を介した伝導とにより実現されている。
熱伝導部材218は、例えば、無色透明の透光性材料で形成されており、第1の光源112および第2のサブ光源115から発せられる光が遮蔽されないようになっている。透光性材料としては、例えばシリコーン樹脂、エポキシ樹脂、フッソ樹脂、シリコーン・エポキシのハイブリッド樹脂、ユリア樹脂等を用いることができる。
(変形例4)
図14は、変形例4に係る発光モジュールを示す図であって、(a)は平面図、(b)は右側面図、(c)は正面図である。なお、変形例2に係る発光モジュール110と共通する構成には同じ符号を付して、その構成の説明を省略する。図14(a)〜(c)に示す変形例4に係る発光モジュール310は、第1の光源112の長手方向端部および第2のサブ光源115の長手方向端部に接触するようにして熱伝導部材318が設けられている点のみが、変形例2に係る発光モジュール110と異なる。第1の光源112、第1のサブ光源114および第2のサブ光源115のそれぞれ自体の構成は、変形例2に係る発光モジュール110と同様である。
熱伝導部材318は、第1の光源112、第1のサブ光源114および第2のサブ光源115の長手方向と直交する方向に長い長尺状であって、2つの第1の光源112および2つの第2のサブ光源115を両側から挟むようにして一対設けられている。一方の熱伝導部材318は、2つの第1の光源112および2つの第2のサブ光源115の長手方向一端部とそれぞれ接触している。他方の熱伝導部材318は、2つの第1の光源112および2つの第2のサブ光源115の長手方向他端部とそれぞれ接触している。一方、熱伝導部材318は、第1のサブ光源114とは接触していない。このような構成とすることで、第2のサブ光源115に、第1のサブ光源114よりも第1の光源112から熱が伝わり易い態様としている。第1の光源112と第2のサブ光源115との熱的結合は、主に、熱伝導部材318を介した伝導と、基板11を介した伝導とにより実現されている。
基板11の上面11aを平面視した場合に、熱伝導部材318は、第1の発光素子12aおよび第3の発光素子15aと重ならないように設けられている。すなわち、第1の光源112および第2のサブ光源115から発せられる光を遮蔽し難い位置に設けられている。したがって、熱伝導部材318を例えば金属などの非透光性材料で形成することも可能であり、第1の光源112から第2のサブ光源115へより熱が伝導し易い構成とすることができる。
(変形例5)
図15は、変形例5に係る発光モジュールを示す図であって、(a)は平面図、(b)は右側面図、(c)は正面図である。なお、変形例2に係る発光モジュール110と共通する構成には同じ符号を付して、その構成の説明を省略する。図15(a)〜(c)に示す変形例1に係る発光モジュール410は、第1の波長変換部材112bに、第1の光源を構成する第1の発光素子12aだけでなく、第2のサブ光源を構成する第3の発光素子15aも封止されている点が、変形例2に係る発光モジュール110と大きく異なる。
変形例5に係る発光部412は、複数の第1の発光素子12aと、複数の第3の発光素子15aと、第1の発光素子12aの光の一部を波長変換する第1の波長変換部材112bとを有する。各発光部412では、例えば、第1の発光素子12aと第3の発光素子15aとが交互に、直線状に、一列に、等間隔を空けて、9個ずつ計18個並べて配置されている。そして、それら9個の第1の発光素子12aおよび9個の第3の発光素子15aが、1つの長尺状の第1の波長変換部材112bで封止されている。
変形例5に係る発光モジュール410では、発光部412における第1の発光素子12aおよび第1の波長変換部材112bで第1の光源が構成されている。また、発光部412における第3の発光素子15aと第1のサブ光源114とで第2の光源が構成されている。また、発光部412における第3の発光素子15aのみで第2のサブ光源が構成されている。このように第1の発光素子12aと第3の発光素子15aとが同じ第1の波長変換部材112bに封止されている構成とすることで、第3の発光素子15aに、第2の発光素子14aよりも第1の発光素子12aから熱が伝わり易い態様としている。その結果、第2のサブ光源に、第1のサブ光源よりも第1の光源から熱が伝わり易い態様となっている。第1の発光素子12aと第3の発光素子15aとの熱的結合は、主に、第1の波長変換部材112bを介した伝導と、基板11を介した伝導とにより実現されている。
図16は、変形例5に係る発光モジュールと回路ユニットとの接続状態を説明するための配線図である。図16に示すように、基板11には、端子部16a〜16cおよび配線417a〜417cが設けられている。
端子部16a〜16cは、基板11に形成された導体パターンにより構成されている。端子部16aおよび端子部16cが第1の発光素子12aへの給電用として機能し、端子部16bおよび端子部16cが第2の発光素子14aおよび第3の発光素子15aへの給電用として機能する。各端子部16a〜16cは、基板11の上面11aにおける周縁部に形成されている。
配線417a〜417cも、基板11に形成された導体パターンにより構成されている。配線417aは、第1の発光素子12aと端子部16aとを電気的に接続している。配線417bは、第2の発光素子14aおよび第3の発光素子15aと端子部16bとを電気的に接続している。配線417cは、第1の発光素子12a、第2の発光素子14aおよび第3の発光素子15aと端子部16cとを電気的に接続している。
4つの発光部412に属する36個の第1の発光素子12aは、18直2並で所謂直並列接続されている。具体的には、2つの発光部412に属する計18個の第1の発光素子12aが1群として直列接続され、残り2つの発光部412に属する計18個の第1の発光素子12aが別の1群として直列接続され、2群の第1の発光素子12aが並列接続されている。
4つの発光部412に属する36個の第3の発光素子15aは、2つの発光部412に属する計18個の第3の発光素子15aが1群として直列接続され、残り2つの発光部412に属する計18個の第3の発光素子15aが別の1群として直列接続されている。また、各第2の波長変換部材14bに封止された18個の第2の発光素子14aがそれぞれ1群として直列接続されている。そして、第3の発光素子15aの2群と、第2の発光素子14aの2群の計4群が並列接続されて、18直4並で所謂直並列接続されている。
第1の発光素子12a、第2の発光素子14aおよび第3の発光素子15aは、属する光源ごと独立して点灯制御される。すなわち、第1の光源に属する第1の発光素子12aは、第2の光源に属する第2の発光素子14aおよび第3の発光素子15aとは独立して点灯制御される。一方、同じ第2の光源に属する、第2の発光素子14aと第3の発光素子15aとは同じように点灯制御される。
(変形例6)
図17は、変形例6に係る発光モジュールを示す図であって、(a)は平面図、(b)は右側面図、(c)は正面図である。図17に示す変形例6に係る発光モジュール510では、略円形板状の基板511の上面511aに、SMD(Surface Mount Device)型の第1の光源512および第2の光源513が配置されている。第1の光源512は白色光を発し、第2の光源513は第1の光源512が発する白色光よりも低い色温度の白色光を発する。
第1の光源512は、青色光を発する第1の発光素子512aと、当該青色光の一部を黄色光に波長変換する第1の波長変換部材512bとを有する。第2の光源513は、第1のサブ光源514と第2のサブ光源515とを有する。第1のサブ光源514は、青色光を発する第2の発光素子514aと、当該青色光の一部を黄色光に波長変換する第2の波長変換部材514bとを有する。第2のサブ光源515は、赤色光を発する第3の発光素子515aと、当該第3の発光素子515aを封止する無色透明の封止部材515bとを有する。
第1の光源512、第1のサブ光源514および第2のサブ光源515は、基板11の上面11aを平面視した場合に、それぞれ略正方形のドット状である。第2のサブ光源515と第1の光源512との最短距離L1は、第2のサブ光源515と第1のサブ光源514との最短距離L2よりも短い。したがって、第1の光源512と第1のサブ光源514との光出力比に関して第1の光源512の比率が高くなるほど、すなわち色温度が高くなるほど、第2のサブ光源515に伝わる外部からの熱量が増加する。外部からの熱量が増加すると、温度上昇によって光出力が低下する特性を有する第2のサブ光源515は、投入電流量当たりの光出力が低下するため、第2の光源513の色度が緑色側にシフトして照明光の色度が黒体軌跡に近づくため、色ずれが低減される。
(その他)
その他の発光モジュールに関する変形例として、各光源および各サブ光源のそれぞれの数は任意であって、少なくとも各色1つずつ存在すればよい。また、各光源および各サブ光源のそれぞれにおける発光素子の数も任意である。また、発光モジュールには、第1の光源および第2の光源以外の光源が含まれていてもよい。また、各光源およびサブ光源の形状および配置も任意である。
[照明装置の変形例]
本発明に係る照明装置は、上記実施の形態に係る照明装置6に限定されない。
例えば、上記実施の形態は、本発明に係る照明装置をダウンライト用のランプユニットに応用する形態であったが、照明装置の形態は上記実施の形態に限定されない。例えば、以下に説明するような直管形蛍光灯などの代替として期待される直管形LEDランプや、LED電球に応用してもよい。なお、直管形LEDランプとは、電極コイルを用いた従来の一般直管蛍光灯と略同形のLEDランプをいう。LED電球とは、従来の白熱電球と略同形のLEDランプをいう。
(変形例7)
図18は、変形例7に係る照明装置を示す分解斜視図である。図18に示すように、変形例7に係る照明装置600は、長尺筒状の筐体601と、筐体601内に配置された基台602と、基台602に設けられた第1の光源612および第2の光源613と、筐体601の両端部に取り付けられた一対の口金603,604とを備える。
筐体601は、両端部に開口を有する長尺筒状であって、第1の光源612、第2の光源613および基台602が収容されている。筐体601の材質は特に限定されるものではないが、透光性材料であることが好ましく、透光性材料としては、例えばプラスチックのような樹脂やガラス等が挙げられる。なお、筐体601の横断面形状は特に限定されず、円環状であってもよいし、多角形の環状であってもよい。
基台602は、両端が一対の口金603,604の近傍にまで延びた長尺板状であって、その長手方向の長さは、筐体601の長手方向の長さと略同等である。基台602は、第1の光源612および第2の光源613の熱を放熱するためのヒートシンクとして機能することが好ましく、そのためには金属等の高熱伝導性材料によって形成されていることが好ましい。
一対の口金603,604は、照明器具(不図示)のソケットに取り付けられる。照明装置600を照明器具に取り付けた状態において、一対の口金603,604を介して第1の光源612および第2の光源613への給電が行われる。また、第1の光源612および第2の光源613で生じた熱が、基台602および一対の口金603,604を介して照明器具に伝わる。
第1の光源612は、基台602の長手方向に沿って直線状に1列に配置された複数の青色光を発する第1の発光素子612aと、それら第1の発光素子612aを封止しており青色光の一部を黄色光に波長変換する長尺状の第1の波長変換部材612bとを有する。
第2の光源613は、第1のサブ光源614と第2のサブ光源615とを有する。第1のサブ光源614は、基台602の長手方向に沿って直線状に1列に配置された複数の青色光を発する第2の発光素子614aと、それら第2の発光素子614aを封止しており青色光の一部を黄色光に波長変換する長尺状の第2の波長変換部材614bとを有する。第2のサブ光源615は、基台602の長手方向に沿って直線状に1列に配置された複数の赤色光を発する第3の発光素子615aと、それら第3の発光素子615aを封止している無色透明の封止部材615bとを有する。
第1の光源612、第1のサブ光源614および第2のサブ光源615は、それぞれ上記実施の形態に係る第1の光源12、第1のサブ光源14および第2のサブ光源15と同様の機能を有する。第1の光源612、第1のサブ光源614および第2のサブ光源615は、それぞれ1つずつ存在し、それぞれが基台602の長手方向に沿った長尺状であり、間隔を空けながら並行に並べて配置されている。
変形例7において、第2のサブ光源615は、第1の光源612と熱的に結合されていると共に、少なくとも所定温度を超えた場合に第1の光源612の温度上昇によって光出力が低下する。したがって、黒体軌跡からの色ずれが生じ難い。しかも、第2のサブ光源615は、第1のサブ光源614よりも第1の光源612から熱が伝わり易い態様で第1の光源612と熱的に結合されている。したがって、黒体軌跡からの色ずれがより生じ難い。さらに、光出力を制御しなければならない光源の種類が2色だけであるため、照明光の色温度を変更するにあたり光源の光出力比の制御が簡単である。
(変形例8)
図19は、変形例8に係る照明装置を示す断面図である。図19に示すように、変形例8に係る照明装置700は、発光モジュール10、ホルダ720、回路ユニット730、回路ケース740、口金750、グローブ760および筐体770を主な構成とするLED電球である。
発光モジュール10は、上記実施の形態に係る発光モジュール10と同じものであって、図4に示すように、基板11、第1の光源12、第2の光源13、端子部16a〜16cおよび配線17a〜17cを備える。第2の光源13は、第1のサブ光源14および第2のサブ光源15で構成されている。
ホルダ720は、モジュール保持部721と回路保持部722とを備える。モジュール保持部721は、発光モジュール10を筐体770に取り付けるための略円板状の部材であって、アルミニウムなどの良熱伝導性材料からなり、その材料特性により、発光モジュール10からの熱を筐体770へ熱を伝導する熱伝導部材としても機能する。回路保持部722は、例えば合成樹脂で形成された略円形皿状であって、ねじ723によってモジュール保持部721に固定されている。回路保持部722の外周には回路ケース740に係合させるための係合爪724が設けられている。
回路ユニット730は、回路基板731と当該回路基板731に実装された複数個の電子部品732とからなり、前記回路基板731が回路保持部722に固定された状態で筐体770内に収納されており、発光モジュール10と電気的に接続されている。回路ユニット730は、上記実施の形態に係る回路ユニット4に相当し、点灯回路部4c、光出力比検出回路部4dおよび制御回路部4eを有する点灯回路をユニット化したものである。
回路ケース740は、回路ユニット730を内包した状態で回路保持部722に取り付けられている。回路ケース740には、回路保持部722の係合爪724と係合する係合孔741が設けられており、前記係合爪724を前記係合孔741に係合させることにより、回路保持部722に回路ケース740が取り付けられている。
口金750は、JIS(日本工業規格)で規定された口金、例えばE型口金の規格に適合する口金であり、一般白熱電球用のソケット(不図示)に装着するために使用される。口金750は、筒状胴部とも称されるシェル751と円形皿状をしたアイレット752とを有し、回路ケース740に取り付けられている。シェル751とアイレット752とは、ガラス材料からなる絶縁体部753を介して一体となっている。シェル751は、回路ユニット730の一方の給電線733と電気的に接続されており、アイレット752は、回路ユニット730の他方の給電線734と電気的に接続されている。
グローブ760は、略ドーム状であって、発光モジュール10を覆うようにして、その開口端部761が接着剤762により筐体770およびモジュール保持部721に固定されている。
筐体770は、例えば円筒状であって、一方の開口側に発光モジュール10が配置され、他方の開口側に口金750が配置されている。当該筐体770は、発光モジュール10からの熱を放散させる放熱部材(ヒートシンク)として機能させるために、熱伝導性の良い材料、例えばアルミニウムを基材として形成されている。
変形例8に係る照明装置700は、上記実施の形態に係る発光モジュール10と同様の発光モジュール10を備えている。したがって、黒体軌跡からの色ずれが生じ難い。しかも、光出力を制御しなければならない光源の種類が2色だけであるため、照明光の色温度を変更するにあたり光源の光出力比の制御が簡単である。
(変形例9)
図20は、変形例9に係る照明装置を示す断面図である。図20に示すように、変形例9に係る照明装置800は、発光モジュール810、グローブ820、ステム830、支持部材840、ケース850、回路ユニット860および口金870を主な構成とするLED電球である。
発光モジュール810は、基板811、第1の光源812および第2の光源813を備える。基板811は、透光性材料で構成される透光性の基板であって、上面811aには第1の光源812および第2の光源813が設けられている。
第1の光源812は、基板811の長手方向(図20における紙面前後方向)に沿って直線状に1列に配置された複数の青色光を発する第1の発光素子812aと、それら第1の発光素子812aを封止しており青色光の一部を黄色光に波長変換する長尺状の第1の波長変換部材812bとを有する。
第2の光源813は、第1のサブ光源814と第2のサブ光源815とを有する。第1のサブ光源814は、基板811の長手方向に沿って直線状に1列に配置された複数の青色光を発する第2の発光素子814aと、それら第2の発光素子814aを封止しており青色光の一部を黄色光に波長変換する長尺状の第2の波長変換部材814bとを有する。第2のサブ光源815は、基板811の長手方向に沿って直線状に1列に配置された複数の赤色光を発する第3の発光素子815aと、それら第3の発光素子815aを封止している無色透明の封止部材815bとを有する。
第1の光源812、第1のサブ光源814および第2のサブ光源815は、それぞれ上記実施の形態に係る第1の光源12、第1のサブ光源14および第2のサブ光源15と同様の機能を有する。第1の光源812は2つ、第1のサブ光源814および第2のサブ光源815はそれぞれ1つずつ存在し、それぞれが基板811の長手方向に沿った長尺状であり、間隔を空けながら並行に並べて配置されている。
第2のサブ光源815は、第1の光源812と熱的に結合されていると共に、少なくとも所定温度を超えた場合に第1の光源812の温度上昇によって光出力が低下する。したがって、黒体軌跡からの色ずれが生じ難い。しかも、2つの第1の光源812は、第2のサブ光源815を両側から挟むようにして配置されている。したがって、第2のサブ光源815は、第1のサブ光源814よりも第1の光源812から熱が伝わり易い態様で第1の光源812と熱的に結合されている。この構成により、第2の光源813に対する第1の光源812の光出力比が高くなるほど、第2のサブ光源815の投入電流量当たりの光出力が低下し易い。そのため、黒体軌跡からの色ずれがより生じ難い。しかも、光出力を制御しなければならない光源の種類が2色だけであるため、照明光の色温度を変更するにあたり光源の光出力比の制御が簡単である。
グローブ820は、一般的な白熱電球のガラスバルブと同様の形状であって、内部に発光モジュール810が収容されている。当該グローブ820は、シリカガラス、アクリル樹脂などの透光性材料で構成されており、透明であって、内部に収容された発光モジュール810は外部から視認可能である。発光モジュール810はグローブ820の内部の略中央に配置されているため、照明装置800は白熱電球に近似した配光特性を有する。さらに、基板811が透光性の基板であるため、基板811の上面811aに設けられた第1の光源812および第2の光源813から発せられた光が基板811を透過して口金870側にも照射され、照明装置800はより白熱電球と近似した配光特性を有する。なお、グローブ820は、必ずしも透明である必要はなく、例えばシリカからなる乳白色の拡散膜が内面に形成された半透明のグローブであってもよい。また、基板811の下面811bにも第1の光源812および第2の光源813が実装されていてもよい。
ステム830は、棒状形状であって、グローブ820の開口部821の近傍からグローブ820内に向かって延びるように配置されており、基端が支持部材840に固定され、先端に発光モジュール810が取り付けられている。当該ステム830は、発光モジュール810の熱を支持部材840に伝導させる役割を果たすため、発光モジュール810の基板811よりも熱伝導率の大きい材料で構成されていることが好ましい。例えば、Al、Al合金などの金属材料、セラミックなどの無機材料によって構成されていることが好ましい。発光モジュール810のステム830への取り付けは、発光モジュール810の基板811を、ステム830の先端に設けられた搭載部831に、例えば接着剤、接着シートなどの固着材によって固着することにより行われている。接着剤としては、例えば、金属微粒子をシリコーン樹脂に分散させてなる高熱伝導性の接着剤が挙げられる。接着シートとしては、例えば、アルミナ、シリカ、酸化チタンなどの熱伝導性のフィラーをエポキシ樹脂に分散させてシート状に形成し、その両面に接着剤を塗布してなる高熱伝導性の接着シートが挙げられる。それら高熱伝導性の接着剤および接着シートは、発光モジュール810の熱をステム830に効率良く伝導させることができるため好適である。なお、ステム830の表面に研磨処理による鏡面仕上げなどによって反射面を形成することで、配光制御を行ってもよい。
支持部材840は、円形板状であって、第1の支持部841と第2の支持部842とを備える。発光モジュール810側に位置する第1の支持部841は、口金870側に位置する第2の支持部842よりも径が小さく、その径の差によって支持部材840の外周には段差が生じている。その段差にグローブ820の開口部821を当接させた状態で、グローブ820と支持部材840とが接着剤822により接着され、グローブ820の開口部821が第2の支持部842によって塞がれている。支持部材840は、ステム830と同様に熱伝導率の大きい材料、例えば金属材料または無機材料によって構成されている。なお、第1の支持部841の表面に研磨処理による鏡面仕上げなどによって反射面を形成することで、配光制御を行ってもよい。
ケース850は、内部に回路ユニット860が収容された筒状の部材であって、ガラス繊維を含有するポリブチレンテレフタレート(PBT)などの絶縁性材料で構成されており、グローブ820側に位置する第1のケース部851と、口金870側に位置する第2のケース部852とを備える。ケース850と支持部材840とは、支持部材840に第1のケース部851を外嵌させた状態で接着剤822により固定されている。第2のケース部852の外周面にはねじ溝が形成されており、そのねじ溝を利用して口金870が第2のケース部852に螺合されている。
回路ユニット860は、回路基板861と当該回路基板861に実装された複数個の電子部品862とからなり、ケース850内に収納されている。当該回路ユニット860は、上記実施の形態に係る回路ユニット4に相当する。発光モジュール810と回路ユニット860とは、例えば、熱伝導率が高い銅(Cu)を含む金属線で構成される給電線863により電気的に接続されている。各給電線863の一端は、発光モジュール810の端子部(不図示)と半田などにより電気的に接続されており、各給電線863の他端は、回路ユニット860と電気的に接続されている。
口金870は、JISで規定された口金、例えばE型口金の規格に適合する口金であり、一般白熱電球用のソケット(不図示)に装着するために使用される。口金870は、筒状胴部とも称されるシェル871と円形皿状をしたアイレット872とを有する。シェル871と回路ユニット860、アイレット872と回路ユニット860は、それぞれ給電線864,865を介して電気的に接続されている。
(変形例10)
図21は、変形例10に係る照明装置を示す分解斜視図である。図21に示すように、変形例10に係る照明装置900は、電源回路内蔵型のLEDユニット(ライトエンジン)であって、発光モジュール10、載置部材910、ケース920、カバー930、熱伝導シート940,950、固定用ネジ960、反射鏡970および回路ユニット980を備える。
発光モジュール10は、上記実施の形態に係る発光モジュール10と同じものであって、図4に示すように、基板11、第1の光源12、第2の光源13、端子部16a〜16cおよび配線17a〜17cを備える。第2の光源13は、第1のサブ光源14および第2のサブ光源15で構成されている。
載置部材910は、照明装置900を装置設置面に固定するための固定部材として機能する。また、当該載置部材910は、発光モジュール10の基板11が取り付けられる台座として機能する。載置部材910は、例えば、Alなどの熱伝導性が高い材料で構成されている。
ケース920は、発光モジュール10を囲う円筒形状の筐体であって、光出射側に開口が形成されており、例えば、PBTなどの絶縁性を有する合成樹脂からなる樹脂筐体で構成されている。ケース920の内部には、発光モジュール10、熱伝導シート940、反射鏡970および回路ユニット980が収容されている。
カバー930は、ケース920の内部に収容された発光モジュール10などを保護する役割を果たす部材であって、ケース920の光出射側に形成された開口を塞ぐように、接着剤、リベットまたはネジなどによってケース920に取り付けられている。カバー930は、発光モジュール10から発せられる光を効率良く透光できるように、ポリカーボネート樹脂などの透光性を有する合成樹脂で構成されており、カバー930越しにケース920の内部が透けて見える。
熱伝導シート940は、発光モジュール10と載置部材910との間に配置されている。当該熱伝導シート940は、基板11と載置部材910とを熱的に接続する熱伝導シートであって、例えば、シリコーンゴムシート或いはアクリルシートなどで構成されており、発光モジュール10の熱を載置部材910へ効率良く伝導させる役割を果たす。
熱伝導シート950は、載置部材910と装置設置面(不図示)との間に配置されている。当該熱伝導シート950も、例えば、シリコーンゴムシート或いはアクリルシートなどで構成されており、熱伝導シート940および載置部材910を介して熱伝導シート950に伝導する発光モジュール10の熱を装置設置面に逃がす役割を果たす。
載置部材910とケース920とは固定用ネジ960によって互いに固定されている。
反射鏡970は、発光モジュール10からの光を外部に効率良く取り出すための光学部材であって、カバー930に向かって径が漸次拡大した筒状形状を有し、ポリカーボネートなどの反射率の高い材料によって構成されている。なお、反射率を向上させるために、反射鏡970の内面に反射膜をコーティングしてもよい。
回路ユニット980は、回路基板と当該回路基板に実装された複数個の電子部品とからなり、図面では電子部品が省略されている。当該回路ユニット980は、円形状の開口が形成された円環状の形状をしており、ケース920の内部であって反射鏡970の外周の空間に配置されている。
変形例10に係る照明装置900は、上記実施の形態に係る発光モジュール10と同様の発光モジュール10を備えている。したがって、黒体軌跡からの色ずれが生じ難い。しかも、光出力を制御しなければならない光源の種類が2色だけであるため、照明光の色温度を変更するにあたり光源の光出力比の制御が簡単である。
[照明器具の変形例]
本発明に係る照明器具は、上記実施の形態に係る照明器具1に限定されない。
例えば、上記実施の形態では、発光モジュールが照明装置の一部として照明器具に組み込まれていたが、発光モジュールは、照明装置の一部としてではなく、それ単体として照明装置を介さずに、照明器具に直接組み込まれていてもよい。
[回路ユニットの変形例]
上記実施の形態では、点灯回路部4c、光出力比検出回路部4dおよび制御回路部4eを含む点灯回路をユニット化したもの全てが、回路ユニット4として照明装置6の外部に設けられていたが、回路ユニットは、その全てまたは一部が照明装置の一部として照明装置に内蔵されていてもよい。すなわち、点灯回路部、光出力比検出回路部および制御回路部の全てが照明装置に内蔵されていてもよいし、それら3つの部のうちの1つまたは2つの部だけが照明装置に内蔵されていてもよい。また、回路ユニットは、その全てまたは一部が発光モジュールの一部であっても良く、例えば発光モジュールの基板上に作り込まれていてもよい。すなわち、点灯回路部、光出力比検出回路部および制御回路部の全てが発光モジュールの一部であってもよいし、それら3つの部のうちの1つまたは2つの部だけが発光モジュールの一部であってもよい。
[その他の変形例]
以上、本発明の構成を、上記実施の形態および変形例に基づいて説明したが、本発明は上記実施の形態およびその変形例に限られない。例えば、上記実施の形態およびその変形例の部分的な構成を、適宜組み合わせてなる構成であってもよい。また、上記実施の形態に記載した材料、数値等は好ましいものを例示しているだけであり、それに限定されることはない。さらに、本発明の技術的思想の範囲を逸脱しない範囲で、構成に適宜変更を加えることは可能である。
本発明は、照明用途全般に広く利用可能である。
1 照明器具
4e 制御回路部
6,600,700,800,900 照明装置
10,10A,110,210,310,410,510,810 発光モジュール
11,511,811 基板
12,112,512,612,812 第1の光源
12a,512a,612a,812a 第1の発光素子
12b,112b,512a,612a,812a 第1の波長変換部材
13,113,513,613,813 第2の光源
14,114,514,614,814 第1のサブ光源
14a,514a,614a,814a 第2の発光素子
14b,114b,514b,614b,814b 第2の波長変換部材
15,115,515,615,815 第2のサブ光源
15a,515a,615a,815a 第3の発光素子
218,318 熱伝導部材

Claims (10)

  1. 白色光を発する第1の光源と、前記第1の光源が発する白色光よりも低い色温度の白色光を発する第2の光源と、それら光源の光出力比を制御する制御回路部とを備え、前記光出力比を制御することによって前記第1の光源が発する白色光と前記第2の光源が発する白色光との混色により生成される照明光の色温度を変更可能な照明器具であって、
    前記第2の光源は、黒体軌跡よりも緑色側にシフトした色度の白色光を発する第1のサブ光源と、赤色光を発する第2のサブ光源とを有し、
    前記第2のサブ光源は、前記第1の光源と熱的に結合されていると共に、少なくとも所定温度を超えた場合に前記第1の光源の温度上昇によって光出力が低下することを特徴とする照明器具。
  2. 前記第2のサブ光源は、前記第1の光源と前記第1のサブ光源との間に配置されていることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
  3. 前記第2のサブ光源と前記第1の光源との最短距離は、前記第2のサブ光源と前記第1のサブ光源との最短距離と同じ、または、前記第2のサブ光源と前記第1のサブ光源との最短距離よりも短いことを特徴とする請求項2に記載の照明器具。
  4. 前記第2のサブ光源は、前記第1のサブ光源よりも前記第1の光源から熱が伝わり易い態様で前記第1の光源と熱的に結合されていることを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
  5. 前記第1の光源、前記第1のサブ光源および前記第2のサブ光源が上面に設けられた基板を備え、前記基板の上面を平面視した場合に、前記第2のサブ光源と前記第1の光源との最短距離は、前記第2のサブ光源と前記第1のサブ光源との最短距離よりも短いことを特徴とする請求項4記載の照明器具。
  6. 前記第2のサブ光源は、前記第1の光源と接触し且つ前記第1のサブ光源と離間して配置されていることを特徴とする請求項5に記載の照明器具。
  7. 前記基板の上面には、前記第1の光源と前記第2のサブ光源の両方に接触した熱伝導部材が設けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の照明器具。
  8. 前記第1の光源は、青色光を発する第1の発光素子と、当該青色光の一部を黄色光に波長変換する第1の波長変換部材とを有し、
    前記第1のサブ光源は、青色光を発する第2の発光素子と、当該青色光の一部を黄色光に波長変換する第2の波長変換部材とを有し、
    前記第2のサブ光源は、前記赤色光を発する第3の発光素子を有することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の照明器具。
  9. 白色光を発する第1の光源と、前記第1の光源が発する白色光よりも低い色温度の白色光を発する第2の光源とを備え、それら光源の光出力比を制御することによって前記第1の光源が発する白色光と前記第2の光源が発する白色光との混色により生成される照明光の色温度を変更可能な照明装置であって、
    前記第2の光源は、黒体軌跡よりも緑色側にシフトした色度の白色光を発する第1のサブ光源と、赤色光を発する第2のサブ光源とを有し、
    前記第2のサブ光源は、前記第1の光源と熱的に結合されていると共に、少なくとも所定温度を超えた場合に、前記第1の光源の温度上昇によって光出力が低下することを特徴とする照明装置。
  10. 白色光を発する第1の光源と、前記第1の光源が発する白色光よりも低い色温度の白色光を発する第2の光源とを備え、それら光源の光出力比を制御することによって前記第1の光源が発する白色光と前記第2の光源が発する白色光との混色により生成される照明光の色温度を変更可能な発光モジュールであって、
    前記第2の光源は、黒体軌跡よりも緑色側にシフトした色度の白色光を発する第1のサブ光源と、赤色光を発する第2のサブ光源とを有し、
    前記第2のサブ光源は、前記第1の光源と熱的に結合されていると共に、少なくとも所定温度を超えた場合に、前記第1の光源の温度上昇によって光出力が低下することを特徴とする発光モジュール。
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JP2018181693A (ja) * 2017-04-18 2018-11-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明器具

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