JP2014120338A - 空気二次電池用の酸素透過膜、空気二次電池用の外装材及び空気二次電池 - Google Patents

空気二次電池用の酸素透過膜、空気二次電池用の外装材及び空気二次電池 Download PDF

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Abstract

【課題】酸素透過性及び水分のバリア性に優れるとともに電解質の漏出を防止可能な空気二次電池用の酸素透過膜を提供する。
【解決手段】細孔径が10Å以下の細孔を有するゼオライト、アルミナ、チタニア、カーボン、シリカから選ばれる1種である無機多孔質粒子がポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン樹脂、ポリウレタン樹脂から選ばれる熱可塑性樹脂膜に含有されるとともに、前記熱可塑性樹脂膜の一面が疎水化処理されている。
【選択図】なし

Description

本発明は、空気二次電池用の酸素透過膜、空気二次電池用の外装材及び空気二次電池に関する。
ビデオカメラ、ノート型パソコン、携帯電話等の電子機器のポータブル化、小型化に応じて、その駆動源である電池にも小型軽量化の要求が高まり、高性能なリチウム二次電池が普及されるに至っている。最近では、リチウム二次電池を電気自動車またはハイブリッド車の車載電源に適用すべく、リチウム二次電池の大型化が検討されている。
ところで、車両における車載電源の搭載スペースに限りがあり、また搭載スペースの形状も一定ではないことから、電子機器等の場合と同様に、車載用のリチウム二次電池には小型化(薄型化)ないし軽量化および形状の自由度が求められている。このようなリチウム二次電池の外装材として、例えば下記特許文献1にあるような外装シートが知られている。特許文献1の外装シートは、樹脂層からなる外層、アルミニウム箔及び樹脂層からなる内層が積層されてなるものであり、内層の樹脂層にはヒートシール性が付与されている。このような外装シートを袋状に加工して包装容器とし、包装容器にセルを挿入し、外装シートの内層同士をヒートシールすることで、密閉性及び形状の自由度に優れたリチウム二次電池が得られている。
また、最近では、負極活物質としてリチウムまたはアルミニウムを使用し、正極活物質として空気中の酸素を用いた空気二次電池が注目されている。正極活物質として空気中の酸素を用いるので、電池体積あたりのエネルギー密度の向上が期待されている。たとえば、空気二次電池の1種であるリチウム空気二次電池は、外装材に負極活物質である金属リチウムと電解質が封入され、外装材には酸素取り入れ用の窓部が設けられ、この窓部に空気極が貼り合わされている(特許文献2参照)。空気極は、酸素透過膜と触媒層とを含んで構成されており、酸素透過膜が外装材の窓部に接合されることによって、空気極が窓部に配置されている。酸素透過膜としては、たとえば、多孔質セラミックス材が知られている。また、外装材としては、従来のリチウム二次電池用の外装シートの採用が検討されている。
特許第4431822号公報 特開2011−96492号公報
しかし、従来の空気二次電池においては、多孔質セラミックス材からなる酸素透過膜と外装シートとの接合強度が不十分であった。このため、従来の空気二次電池においては、酸素透過膜と外装シートとの接合部から、電解質の漏出や水分の侵入が起こり、空気二次電池が短寿命化する問題があった。また、酸素透過膜自体からの電解質の漏出や水分の侵入が起こる場合もあり、これにより、空気二次電池が短寿命化する問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、酸素透過性及び水分のバリア性に優れるとともに電解質の漏出を防止可能な空気二次電池用の酸素透過膜を提供することを目的とする。また、本発明は、酸素透過性及び水分のバリア性に優れるとともに電解質の漏出が防止可能である酸素透過膜と外装シートとの接合性に優れた空気二次電池用外装材を提供することを目的とする。更に、本発明は、酸素透過性及び水分のバリア性に優れるとともに電解質の漏出を防止可能な酸素透過膜を備えた空気二次電池を提供することを目的とする。
[1] 細孔径が10Å以下の細孔を有する無機多孔質粒子が熱可塑性樹脂膜に含有されるとともに、前記熱可塑性樹脂膜の一面が疎水化処理されている空気二次電池用の酸素透過膜。
[2] 前記無機多孔質粒子が、ゼオライト、陽極酸化アルミナ、多孔質アルミナ、多孔質チタニア、多孔質ジルコニア、多孔質カーボン、多孔質シリカの何れか1種または2種以上である[1]に記載の空気二次電池用の酸素透過膜。
[3] 前記熱可塑性樹脂膜が、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン樹脂、ポリウレタン樹脂の何れかである[1]または[2]に記載の空気二次電池用の酸素透過膜。
[4] 前記疎水化処理が、疎水性官能基を有するシラン処理剤を塗布する処理である[1]乃至[3]の何れか一項に記載の空気二次電池用の酸素透過膜。
[5] 耐熱性樹脂フィルムを含む外層と金属箔層と熱可塑性樹脂フィルムを含む内層とが積層されてなるとともに、前記外層と前記金属箔層と前記内層とを貫通する酸素取り込み用の開口部が設けられている外装シートと、
前記開口部を覆うように前記開口部周辺部の前記内層側に接合される酸素透過膜と、を具備してなり、
前記酸素透過膜は、細孔径が10Å以下の細孔を有する無機多孔質粒子が熱可塑性樹脂膜に含有されるとともに、前記熱可塑性樹脂膜の一面が疎水化処理されてなり、前記酸素透過膜の前記疎水化処理された前記一面が前記外装シート側に向けられている空気二次電池用の外装材。
[6] 前記無機多孔質粒子が、ゼオライト、陽極酸化アルミナ、多孔質アルミナ、多孔質チタニア、多孔質ジルコニア、多孔質カーボン、多孔質シリカの何れか1種または2種以上である[5]に記載の空気二次電池用の外装材。
[7] 前記熱可塑性樹脂膜が、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン樹脂、ポリウレタン樹脂の何れかである[5]または[6]に記載の空気二次電池用の外装材。
[8] 前記疎水化処理が、疎水性官能基を有するシラン処理剤を塗布する処理である[5]乃至[7]の何れか一項に記載の空気二次電池用の外装材。
[9] 前記酸素透過膜の外縁部または前記開口部周辺部のいずれか一方または両方の接合面に、反応性官能基を有するシランカップリング剤が塗布されている[5]乃至[8]の何れか一項に記載の空気二次電池用の外装材。
[10] 前記シランカップリング剤の前記反応性官能基は、ビニル基、エポキシ基、スチリル基、メタクリル基、アクリル基、アミノ基、ウレイド基、メルカプト基、スルフィド基、イソシアネート基からなる群から選択されるいずれか1種を末端に有する[9]に記載の空気二次電池用の外装材。
[11] 前記外装シートと前記酸素透過膜とが、圧着または接着されている[5]乃至[10]の何れか一項に記載の空気二次電池用の外装材。
[12] [1]乃至[4]の何れか一項に記載の空気二次電池用の酸素透過膜を備えた空気二次電池。
[13] [5]乃至[11]の何れか一項に記載の空気二次電池用の外装材を備えた空気二次電池。
本発明の空気二次電池用の酸素透過膜によれば、細孔径が10Å以下の細孔を有する無機多孔質粒子が熱可塑樹脂膜に含有されているので、この細孔を介して酸素を透過させる一方で電解質の漏出を防止でき、更に熱可塑性樹脂膜の一面に施された疎水化処理によって水分のバリア性を高めることができる。
また、本発明の空気二次電池用の外装材によれば、熱可塑性樹脂膜からなる酸素透過膜が、熱可塑性樹脂フィルムを含む内層に接合されるので、酸素透過膜と外装シートとの接合性を高めることができる。これにより、酸素透過膜と外装シートとの接合部からの電解質の漏出及び水分の侵入を防止できる。また、酸素透過膜は、細孔径が10Å以下の細孔を有する無機多孔質粒子が熱可塑樹脂膜に含有されて構成されているので、この細孔を介して酸素を透過させる一方で酸素透過膜自体による電解質の漏出を防止することができ、更に熱可塑性樹脂膜の一面の疎水化処理により酸素透過膜自体の水分のバリア性を高めることができる。
更に、本発明の空気二次電池によれば、上記の酸素透過膜または上記の外装材を備えているので、空気二次電池の内部に酸素を導入できるとともに、電解質の漏出や水分の侵入を防ぐことができ、高性能かつ長寿命な空気二次電池を実現できる。
図1は、本発明の実施形態である空気二次電池用外装材を示す斜視図である。 図2は、本発明の実施形態である空気二次電池用外装材を示す断面図である。 図3は、本発明の実施形態である空気二次電池用外装材を構成する外装シートを示す部分断面図である。 図4は、本発明の実施形態である空気二次電池の一例を示す部分断面図である。 図5は、本発明の実施形態である空気二次電池の別の例を示す部分断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
[空気二次電池用の外装材]
本実施形態の好ましい態様である空気二次電池用の外装材1(以下、外装材という)は、図1及び図2に示すように、酸素取り込み用の開口部12が設けられている外装シート2と、開口部12を覆うように開口部周辺部12aに接合された酸素透過膜3とから構成されている。外装シート2は、図3に示すように、外層21と金属箔層22と内層23とが少なくとも積層されて構成された積層体である。また、図3に示す例では、金属箔層22と内層23との間にラミネート用の接着層24が備えられている。酸素取込用の開口部12は、これら外層21、金属箔層22、接着層24及び内層23を貫通するように設けられている。酸素透過膜3は、外装シート2の内層側に接合されている。
より詳細には、外装シート2には、プレス加工によって外層側に突出された環状の傾斜部12bと、傾斜部12bに接続された開口部周辺部12aとが設けられ、開口部12は開口部周辺部12aによって囲まれている。そして、開口部周辺部12aの内層側に、酸素透過膜3が開口部周辺部12aの全周に渡って接合されている。酸素透過膜3は、開口部12よりも大きいものであり、開口部12からはみ出した部分が酸素透過膜3の外縁部3aとされ、この外縁部3aが開口部周辺部12aの内層側に接合されている。
また、酸素透過膜3の外縁部3aまたは開口部周辺部12aのいずれか一方または両方の接合面には、全周に渡って、反応性官能基を有するシランカップリング剤が塗布されている。更に、酸素透過膜3の一面3bには疎水化処理が施されており、この疎水化処理された一面3bが外装シート2側に向くように酸素透過膜3が外装シート2に接合されている。
開口部周辺部12aに酸素透過膜3を接合する態様としては、開口部周辺部12aと酸素透過膜3とを圧着してもよく、開口部周辺部12aと酸素透過膜3との間に接着層を形成して接着してもよい。
また、外装シート2に、環状の傾斜部12bと開口部周辺部12aとが設けられ、更に開口部周辺部12aに酸素透過膜3が接合されることによって、外装材1の内層側に凹部1aが形成される。この凹部1aには、空気二次電池の負極、空気極等が収容される。
以下、外装材1の構成部材について詳細に説明する。
(外装シート)
外装シート2は、上述したように、外層21と、金属箔層22と、内層23とが積層されて構成されている。内層23と金属箔層22との間には接着層24が介在されている。また、外層21と金属箔層22との間にも図示しない接着層が介在されている。
<外層>
外層21は、少なくとも1または2以上の耐熱性樹脂フィルムを含んで構成されている。2以上の耐熱性樹脂フィルムから構成される場合の外層21は、耐熱性樹脂フィルム同士が接着層を介して積層されていることが好ましい。
外層21を構成する耐熱性樹脂フィルムは、外装材1に凹部1aを成形する際の成形性を確保する役割を担うもので、ポリアミド(ナイロン)樹脂またはポリエステル樹脂の延伸フィルムが好ましく用いられる。また、外層21を構成する耐熱性樹脂フィルムの融点は、内層23を構成する熱可塑性樹脂フィルムの融点より高いことが好ましい。これにより、空気二次電池を製造する際の外装材1のヒートシールを確実に行うことが可能になる。
外層21の厚さは10〜50μm程度が好ましく、15〜30μm程度がより好ましい。厚みが10μm以上であれば外装材1の成形を行なうときに延伸フィルムの伸びが不足することがなく、金属箔層22にネッキングが生じることがなく、成形不良が起きない。また、厚みが50μm以下であれば、成形性の効果を十分発揮できる。
<金属箔層>
金属箔層22は、外装材1のバリア性確保の役割を果たすもので、アルミニウム箔、ステンレス箔、銅箔等が使用されるが、成形性、軽量であることを考慮し、アルミニウム箔を使用することが好ましい。アルミニウム箔の材質としては、純アルミニウム系またはアルミニウム−鉄系合金のO材(軟質材)が好ましく用いられる。
金属箔層22の厚みは、加工性の確保及び酸素や水分の空気二次電池内への侵入を防止するバリア性確保のために20〜80μmが必要である。厚みが20μm以上であれば、外装材1の成形時において金属箔層22の破断が生じることがなく、ピンホールが発生することもなく、酸素や水分の侵入を防止できる。また、厚みが80μm以下であれば、成形時の破断の改善効果やピンホール発生防止効果が維持され、また、外装材1の総厚が過剰に厚くならず、重量増を防止し、空気二次電池の体積エネルギー密度を向上できる。
また、金属箔層22には、外層21及び内層23との接着性を向上させたり、耐食性を向上させるために、シランカップリング剤やチタンカップリング剤等によるアンダーコート処理や、クロメート処理等による化成処理が施されているとよい。
<内層>
次に、内層23は、熱可塑性樹脂フィルムを含んで構成されている。内層23に使用される熱可塑性樹脂フィルムとしては、ヒートシール性を有し、腐食性が高い空気二次電池用の電解質等に対する耐薬品性を向上させる役割を果たし、かつ、金属箔層22と空気二次電池の空気極または負極との絶縁性を確保できるものがよく、例えば、ポリプロピレン、マレイン酸変性ポリプロピレン等の未延伸ポリオレフィンフィルムや、エチレン−アクリレート共重合体またはアイオノマー樹脂などの未延伸フィルムが好ましく用いられる。
特に、内層23として酸変性ポリオレフィンフィルムが好ましく、より好ましくはカルボン酸変性ポリオレフィンフィルムがよく、例えば、無水マレイン酸変性ポリエチレンまたは無水マレイン酸変性ポリプロピレン等がよい。内層23に酸変性ポリオレフィンフィルムを用いるとともに、シランカップリング剤を内層23または酸素透過膜3に塗布することで、酸素透過膜3の接合強度がより高められる。
内層23の厚みとしては、0.1〜200μmの範囲が好ましく、50〜100μmの範囲がより好ましい。厚みが0.1μm以上、好ましくは50μm以上であれば、ヒートシール強度が充分になり、また電解質等に対する耐食性が向上し、金属箔層22と負極との絶縁性が高められる。また、厚みが200μm以下、好ましくは100μm以下であれば、ヒートシール性及び耐薬品性に支障が無く、また、空気二次電池の体積エネルギー密度を向上できる。
また、内層23を構成する熱可塑性樹脂フィルムは、単一の熱可塑性樹脂層で構成されていてもよいが、複数の熱可塑性樹脂層が積層されたもので構成されていてもよい。複数の熱可塑性樹脂層から構成される内層の具体例としては例えば、中間層と、この中間層を挟んで中間層の厚み方向両側に積層された一対の被覆層とからなる三層フィルムを例示できる。
内層23を構成する熱可塑性樹脂フィルムの融点は、130℃〜170℃の範囲が好ましく、160〜165℃の範囲がより好ましい。融点がこの範囲であれば、内層23の耐熱性が向上し、ヒートシール時における内層23の厚みが低下することがなく、内層23の絶縁性が向上する。
<接着層>
ラミネート用の接着層24は、内層23と金属箔層22とを接着するために、内層23と金属箔層22との間に配置される。また、外層21と金属箔層22との間にも、接着層が配置される。
接着層は、ドライラミネート用の接着層が好ましく、例えば、ウレタン系、酸変性ポリオレフィン、スチレンエラストマー、アクリル系、シリコーン系、エーテル系、エチレン−酢酸ビニル系から選ばれる少なくとも1種を用いることができる。
接着層の厚みは、0.1〜10μmの範囲が好ましく、1〜5μmの範囲がより好ましい。接着層の厚みが0.1μm以上であれば、接着強度が低下することがなく、また、内層側では内層23の絶縁性をより高めることができる。また、接着層の厚みが10μm以下であれば、接着強度の低下を防止できる。
特に、外層側の接着層と内層側の接着層24は、相互に異なる材質からなる接着層を用いることが好ましい。接着層の材質の組み合わせとして好ましくは、外層21がPETまたはナイロンで構成される場合に外層側の接着剤としてウレタン系接着剤を用い、内層23がポリプロピレンまたは酸変性ポリプロピレンから構成される場合に内層側の接着剤としてアクリル系接着剤または酸変性オレフィン系接着剤を用いるとよい。
外層側の接着層と内層側の接着層24として、相互に異なる材質からなる接着層を用いることで、各材質間の接着強度および耐電解液性能を付与できる。
また内層23と金属箔層22とは、外層21の場合と同様に、接着層24を介してラミネートしても良いが、耐薬品性、耐電解液性に優れた熱接着性樹脂を使用してヒートラミネートによって接着してもよく、この場合には内層23と金属箔層22との間で更に良好な密着性が得られる。この場合、金属箔層22と内層23間に無水マレイン酸等で変性した無水マレイン酸変性ポリプロピレン等の熱接着性樹脂を押出し成形してヒートラミネートするが、単層の変性熱接着性樹脂よりも、内層23の熱可塑性樹脂フィルムと同系統のポリオレフィン、例えばポリプロピレンと変性ポリプロピレン樹脂との共押出し樹脂を使用して、金属箔層22と変性ポリプロピレン、内層とポリプロピレンとをヒートラミネートする方法がコスト的に優位である。
(酸素透過膜)
酸素透過膜3は、外気と空気二次電池の空気極との間で、酸素を通過させるとともに、電池内からの電解質の漏出及び電池内への水分や二酸化炭素の侵入を防止するものである。
本実施形態の酸素透過膜3は、細孔径が10Å以下の細孔を有する無機多孔質粒子が熱可塑性樹脂膜に含有されるとともに、熱可塑性樹脂膜の一面が疎水化処理されて構成されている。酸素透過性が低い熱可塑性樹脂膜に無機多孔質粒子を含有させることで、無機多孔質粒子内の細孔が酸素透過膜における酸素の透過経路となる。
熱可塑性樹脂膜は、内層23に対してヒートシール性を有するものが好ましく、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン樹脂、ポリウレタン樹脂の何れかであることが好ましく、ポリエチレンまたはポリプロピレンがより好ましく、ポリプロピレンが最も好ましい。酸素透過膜を熱可塑性樹脂膜で構成することで、酸素透過膜3の外装シート2の内層23に対する接合性を高められる。
熱可塑性樹脂膜の厚みは50μm以下が好ましく、40μm以下がより好ましく、30μm以下が更に好ましい。また、熱可塑性樹脂膜の厚みの上限を、無機多孔質粒子の最大粒径の8倍以下に設定してもよい。熱可塑性樹脂膜の厚みが50μm以下または無機多孔質粒子の最大粒径の8倍以下であれば、酸素透過膜3の酸素透過性が低下することがなく、十分な量の酸素を電池内に供給させることができる。一方、熱可塑性樹脂膜の厚みの下限は、無機多孔質粒子の最大粒径の5倍以上にすることが好ましく、2倍以上にすることがより好ましい。熱可塑性樹脂膜の厚みの下限を無機多孔質粒子の最大粒径の5倍以上にすることで、熱可塑性樹脂膜によって無機多孔質粒子を十分に結着させることができ、酸素透過膜3の亀裂や割れを防止して均質な膜にすることができる。
細孔径が10Å以下の細孔を有する無機多孔質粒子としては、ゼオライト、陽極酸化アルミナ、多孔質アルミナ、多孔質チタニア、多孔質ジルコニア、多孔質カーボン、多孔質シリカの何れか1種または2種以上を例示することができ、これらの中でもゼオライトが好適に用いられる。ゼオライトの中でも、Si/Al比が100以上のゼオライト、またはAlをほぼ含まないピュアシリカ型ゼオライトを用いることが好ましい。また、ゼオライトは骨格内に金属種を含まないものが好ましい。Si/Al比が100以上のゼオライト、またはAlをほぼ含まないピュアシリカ型ゼオライトを用いることにより無機多孔質粒子への水分の吸着を防止でき、これにより電池内への水分の侵入を抑制できる。
無機多孔質粒子の細孔径は、10Å以下であることが好ましく、3.5Å未満であることがより好ましい。細孔径が10Å以下であれば電池外への電解質の漏出を防止できる。また、細孔径を3.5Å未満とすることで電解質の漏出防止に加えて二酸化炭素の電池内への侵入を防止できる。また、酸素透過性を確保するためには、細孔径の下限を2.8Åとすることが好ましい。細孔径が2.8Å未満となると、酸素の透過が非常に困難な細孔径となるため、好ましくない。3A型ゼオライトは細孔径が3Åであり、本実施形態の無機多孔質粒子として好適である。
無機多孔質粒子の平均粒径は、0.05〜5μmの範囲が好ましく、0.05〜0.1μmの範囲がより好ましい。また、無機多孔質粒子の最大粒径は、0.5〜10μmの範囲が好ましく、0.5〜1.0μmの範囲がより好ましい。平均粒径又は最大粒径が下限以上であれば、酸素の透過経路が細分化されることがなく、酸素透過性の低下を防止できる。また、平均粒径又は最大粒径が上限以下であれば、酸素の透過経路が長すぎず、酸素透過性の低下を防止できる。
酸素透過膜3における無機多孔質粒子の含有率は5質量%以上95質量%以下の範囲が好ましく、20質量%以上50質量%以下の範囲がより好ましい。無機多孔質粒子の含有率を下限以上にすることで、酸素透過膜3における酸素の透過経路を十分確保でき、酸素透過性を高めることができる。また、無機多孔質粒子の含有率を上限以下にすることで、無機多孔質粒子間に十分な量の熱可塑性樹脂を配置することができ、酸素透過膜3の亀裂や割れを防止して均質な膜にでき、電解質及び水分に対するバリア性を高められる。
また、熱可塑性樹脂膜の一面に施す疎水化処理としては、疎水性官能基を有するシラン処理剤(以下、疎水性シラン処理剤という)を塗布する処理を例示できる。疎水性シラン処理剤を塗布することで、熱可塑性樹脂膜の一面に疎水性基が導入され、これにより、空気二次電池内への水分の侵入が抑制されるとともに、外装シート2の内層23と酸素透過膜5との接合強度を高めることができる。
疎水性シラン処理剤の疎水官能基としては、炭素数が1以上の環状、直鎖または分岐鎖を有するアルキル基を例示できる。また、疎水性シラン処理剤の塗布量は、0.1mg/m以上10000mg/m以下の範囲とすることが好ましく、0.1mg/m以上100mg/m以下の範囲とすることがより好ましく、0.5mg/m以上1mg/m以下の範囲とすることが特に好ましい。疎水性シラン処理剤の具体例としては、クロロシラン、アルコキシシラン、シラザンなどを例示できる。
また、熱可塑性樹脂膜の一面に施す疎水化処理の別の手段として、蒸気化させた疎水性シラン処理剤を蒸着させる方法や、フッ素樹脂層を積層する方法を採用してもよい。
なお、熱可塑性樹脂膜の外装シート2側とは反対側の面にも疎水化処理を施してもよいが、この反対側の面には電解質が接触する場合があり、電解質の接触によって疎水化処理による効果が失われることがあるので、疎水化処理は熱可塑性樹脂膜の外装シート2側の一面3bに必ず施しておくとよい。
(反応性官能基を有するシランカップリング剤)
本実施形態では、外装シート2と酸素透過膜3との接合強度を高めるために、反応性官能基を有するシランカップリング剤(以下、シランカップリング剤という)を、酸素透過膜3の外縁部3aまたは外装シート2の開口部周辺部12aの接合面のいずれか一方または両方に塗布してもよい。シランカップリング剤の反応性官能基は、末端に極性基を有しており、この極性基の存在によって酸素透過膜3と外装シート2との接合強度が向上するものと考えられる。なお、酸素透過膜3と外装シート2とを接着により接合する場合は、シランカップリング剤を、酸素透過膜3または外装シート2のいずれかに塗布してもよい。
シランカップリング剤の反応性官能基の末端にある極性基としては、例えば、ビニル基、エポキシ基、スチリル基、メタクリル基、アクリル基、アミノ基、ウレイド基、メルカプト基、スルフィド基、イソシアネート基からなる群から選択されるいずれか1種を例示できる。
また、接合強度を向上させるためには、シランカップリング剤の塗布量を、0.1mg/m以上10000mg/m以下の範囲とすることが好ましく、0.1mg/m以上100mg/m以下の範囲とすることがより好ましく、0.5mg/m以上1mg/m以下の範囲とすることが特に好ましい。
シランカップリング剤の具体例としては、ビニルシラン、メタクリルシラン、エポキシシラン、メルカプトシラン、サルファーシラン、アミノシラン、ウレイドシラン、イソシアネートシランなどを例示できる。
(接着層)
酸素透過膜3と外装シート2を接着により接合する場合の接着剤としては、たとえば、ウレタン系、酸変性ポリオレフィン、スチレンエラストマー、アクリル系、シリコーン系、エーテル系、エチレン−酢酸ビニル系などを例示できる。
十分な接着強度を確保するためには、接着層の厚みを0.05μm〜100μmの範囲とすることが好ましく、0.1μm〜5μmの範囲とすることがより好ましい。
(酸素透過膜の製法)
酸素透過膜の製造方法としては、熱可塑性樹脂に無機多孔質粒子を混練し、シート状に成形することで製造できる。混練方法としては、加圧型ニーダーまたは二軸スクリューミキサーを用いた混練方法を例示できる。また、混練物をシート化する手段としては、Tダイ押出し法、インフレーション法、ホットプレス法を採用できる。混練物をシート化した後に、更に所定の厚みになるまでロールプレス等を行ってもよい。
また、酸素透過膜3の一面3bに疎水化処理を施すには、たとえば、溶媒に疎水性シラン処理剤を分散させて分散液とし、この分散液を酸素透過膜3に塗布するか、この分散液に酸素透過膜3を浸漬させ、その後、溶媒を加熱除去すればよい。
[空気二次電池用の外装材の製造方法]
次に、外装材1の製造方法について説明する。
本実施形態の好ましい態様である外装材1の製造方法は、外装シート2の開口部周辺部12aに酸素透過膜3を接合する工程で構成される。また、この接合工程の前に、外装シート2の開口部周辺部12a、または、酸素透過膜3の外縁部3aのいずれか一方または両方の接合面に、シランカップリング剤を塗布する工程を行ってもよい。
シランカップリング剤を塗布する工程としては、たとえば、溶媒にシランカップリング剤を分散させて分散液とし、この分散液を開口部周辺部12aまたは酸素透過膜3の外縁部3aに塗布するか、この分散液に外装シート2または酸素透過膜3を浸漬させ、その後、溶媒を加熱除去することにより行う。
次に、外装シート2の開口部周辺部12aと酸素透過膜3との接合を熱圧着によって行う場合は、例えば、圧着開始圧力を0.05〜0.5MPaとし、圧着圧力を0.1〜1MPaとし、圧着温度を120〜230℃の範囲とし、圧着時間を0.5秒〜1分の範囲にするとよい。圧着開始圧力を上記の範囲とすることで、酸素透過膜3の割れを防止できる。また、圧着圧力、圧着温度及び圧着時間を上記の範囲とすることで、接合強度を十分に高めることができる。
また、外装シート2の開口部周辺部12aと酸素透過膜3との接合を、接着によって行う場合は、例えば、アクリル系接着剤または酸変性オレフィン系接着剤を接着面に塗布し乾燥することで接着することができる。
図4及び図5には、上記の外装材1を用いた空気二次電池を示す。図4及び図5に示す空気二次電池は、負極活物質にリチウムを用いたリチウム空気二次電池である。
図4に示すリチウム空気二次電池31は、空気極32と、負極33と、電解質と、空気極32、負極33及び電解質を包装する外装材1、34とを少なくとも備えて構成されている。外装材1は空気極32側に配置されており、外装材1に接合された酸素透過膜3が空気極32に重ね合わされている。空気極32は空気極リード32aに接続されている。空気極リード32aは正極端子として外装材1、34の外側に突出されている。また、外装材34は負極33側に配置されている。この電池用外装材34は、外装材1を構成する外装シート2と同じ積層体で構成されている。外装材1、34の内層側の外周部1b、34bが相互にヒートシールされて略袋状に形成されている。そして、空気極32、負極33及び電解質は、外装材1、34の間に挿入され、外装材1の凹部1aに配置されている。また、必要に応じて空気極32と負極33の間にセパレータが配置される。
空気極32は、触媒層と酸素拡散層とが積層されて構成されている。酸素拡散層は、開口部12及び酸素透過膜3を透過してきた酸素を、触媒層の全面に拡散させる。また、触媒層は、酸素を取り込んで電極反応を起こさせる。
負極33は、例えば、金属リチウム箔で構成される。負極33は、金属等からなる集電体35に圧着されている。集電体35は負極リード36に接続されている。負極リード36は負極端子として外装材1、34の外側に突出されている。
図4に示すリチウム空気二次電池31を製造する際には、外装材1、34を用意してこれらをヒートシールして袋体とし、集電体35及び負極リード36を負極33と一体化させ、負極33にセパレータと空気極32を重ね合わせ、これら負極33とセパレータと空気極32を袋体の開口部から外装材1の凹部1a内に挿入し、最後に電解質を注液してから開口部をヒートシールすることで、リチウム空気二次電池31を得る。
また、図5に示すリチウム空気二次電池41は、空気極42と、負極43と、電解質と、空気極42、負極43及び電解質を包装する外装材1、1とを少なくとも備えて構成されている。
図5に示す例では、負極リード46の両面に、集電体45、45、金属リチウム箔からなる負極43,43、空気極42,42が順次重ね合わされ、外装材1、1が負極リード46及び空気極リード42aを挟むように相互に重ね合わされてヒートシールされている。
図5に示すリチウム空気二次電池41を製造する際には、外装材1、1を用意してこれらをヒートシールして袋体とし、集電体45及び負極リード46を負極43と一体化させ、負極43にセパレータと空気極42を重ね合わせ、これら負極43とセパレータと空気極42を袋体の開口部から外装材1、1の凹部1a、1a内に挿入し、最後に電解質を注液してから開口部をヒートシールすることで、リチウム空気二次電池41を得る。
なお、図4、図5に示す例ではリチウム空気二次電池を例にして説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、負極活物質をアルミニウムとするアルミニウム空気二次電池に適用しても良い。
以上説明したように、本実施形態の好ましい態様である空気二次電池用の酸素透過膜5によれば、細孔径が10Å以下の細孔を有する無機多孔質粒子が熱可塑樹脂膜に含有されているので、この細孔を介して酸素を透過させる一方で電解質の漏出を防止することができ、更に熱可塑性樹脂膜の一面の疎水化処理により水分のバリア性を高めることができる。
また、本実施形態の好ましい態様である空気二次電池用の外装材1によれば、熱可塑性樹脂膜からなる酸素透過膜3が、熱可塑性樹脂フィルムを含む内層23に接合されるので、酸素透過膜3と外装シート2との接合性を高めることができる。これにより、酸素透過膜3と外装シート2との接合部からの電解質の漏出及び水分の侵入を防止できる。また、酸素透過膜3が、細孔径が10Å以下の細孔を有する無機多孔質粒子が熱可塑樹脂膜に含有されているので、この細孔を介して酸素を透過させる一方で酸素透過膜自体による電解質の漏出を防止することができ、更に熱可塑性樹脂膜の一面の疎水化処理により酸素透過膜自体の水分のバリア性を高めることができる。
更に、本実施形態の好ましい態様である空気二次電池によれば、上記の酸素透過膜3または上記の外装材1を備えているので、空気二次電池の内部に酸素を導入できるとともに、電解質の漏出や水分の侵入を防ぐことができ、高性能かつ長寿命な空気二次電池を実現できる。
(実施例1)
平均粒径0.5μm、最大粒径1μm、骨格中にAl及び金属種を有していないピュアシリカゼオライトを用意した(Si/AL=∞)。ピュアシリカゼオライトの細孔径は3Åであった。このピュアシリカゼオライトと、ポリプロピレン樹脂(サンアロマ−製 PH943B)を質量比で50:50の割合で混合、混練し、Tダイ押し出し法によりシート状に成形して厚み40μmのゼオライト含有シートとした。
次いで、得られたゼオライト含有シートに対して疎水化処理を行った。まず、ヘキサデシルクロロシラン(疎水性シラン処理剤):トルエン(溶媒)=10:100の質量比で混合して混合溶液とし、この混合溶液にゼオライト含有シートを浸漬し、50℃の条件で2時間加熱した。その後、トルエン洗浄と真空乾燥を行うことで、余剰のヘキサデシルクロロシランおよび残留トルエンを除去した。この操作により、ゼオライト含有シートの表面に嵩高い官能基(ヘキサデシル基)が付与されて疎水性が発現した。塗布量は1mg/mであった。このようにして、実施例1の酸素透過膜を製造した。
次に、実施例1の酸素透過膜の外縁部と、予め開口部を設けると共に凹部を成形した図1に示すような外装シートとを用意し、ヒートシーラーを用いて酸素透過膜と外装シートの圧着を行った。圧着条件は外装シートの外層側を200℃、内層側を100℃とし、シール圧力を0.2MPa、シール時間を2秒とした。このようにして、実施例1の外装材を製造した。
(実施例2)
Tダイ押し出し法に代えて、混練物をホッとプレス法によってシート状に成形した以外は上記実施例1と同様にして実施例2の外装材を製造した。
(実施例3)
前述の細孔径3Åのゼオライトに代えて、9.5Åおよび7.4Åの細孔径を有するゼオライト(UTD-1)を使用している以外は実施例1と同様にして実施例3の外装材を作製した。
(比較例1)
前述の酸素透過膜に代えて、厚み100μmのPTEFフィルム(株式会社テックジャム販売 KN3344860)を用いたこと以外は実施例1と同様にして、比較例1の外装材を作製した。
(比較例2)
前述の酸素透過膜に代えて、厚み40μmのポリプロピレンフィルム(オカモト製ET-20C)を用いたこと以外は実施例1と同様にして、比較例1の外装材を作製した。
(比較例3)
前述のゼオライトに代えて、細孔径28Åのメソポーラスシリカ(MCM-48)を使用し、かつシートに対する疎水化が行われていない以外は実施例1と同様にして比較例3の外装材を作製した。
(比較例4)
前述のゼオライト組成がSi/AL比=10のものを使用し、かつシートに対する疎水化が行われていない以外は実施例1と同様にして比較例4の外装材を作製した。
得られた外装材について、酸素透過膜と外装シートの剥離強度の評価を行った。条件としては、ストレス付加のない条件に加え、外装材を24時間に渡って水中浸漬した後と、24時間に渡って電解液に浸漬した後についてそれぞれ、剥離強度を評価した。剥離強度は酸素透過膜を固定した条件で、JIS K 6854-2に基づいて測定した。即ち、酸素透過膜を貼り合わせた外装シートを15mm幅に切断して、酸素透過膜と外装シート間の剥離試験を行って評価した。なお水中浸漬はイオン交換水を、非水系電解液はエチレンカーボネート:ジエチルカーボネート=1:1(体積比)の混合溶媒に1モル/LのLiPF6を溶解させた電解液を用いた。結果を表1に示す。
表1に示すように、実施例1、2及び3は、比較例2に比べて、著しい性能低下が見られなかった。また、比較例1は、酸素透過膜と外装シートとを接合できなかった。
Figure 2014120338
また、図4に示すような、外装材1と外装材34とを相互にヒートシールして袋体を製造し、染色液を添加した非水電解液を袋体に充填して密閉したものを用意し、漏液の発生の有無を評価した。
電解液の染色には1wt%のローダミンBエタノール溶液を使用し、これを電解液に対して1体積%添加することで行った。電解液には、エチレンカーボネート:ジエチルカーボネート=1:1(体積比)の混合溶媒に1モル/LのLiPF6を溶解させた電解液を用いた。結果を表2に示すが、実施例1、2及び3は、30日経過後も電解液の漏れは確認されなかった。これに対して比較例1はそもそも酸素透過膜と外装シートとを接合できなかった。
Figure 2014120338
また、実施例1〜3及び比較例1〜2の酸素透過膜について、JIS K7126-1に規定された差圧式ガス透過試験に準じて酸素透過量を測定した。結果を表3に示す。更に、実施例1〜2及び比較例1〜2の酸素透過膜について、JIS K7129に規定された水蒸気透過試験に準じて水蒸気透過量を測定した。結果を表4に示す。表4には、水蒸気透過度と、O2/H2O透過比とを合わせて示す。
表3に示すように、実施例1、2及び3実施例1、2及び3では、酸素透過量が十分であったが、比較例1及び2では酸素透過量が不十分であった。また、表4に示すように、比較例3、4では、水蒸気等過度が他の試験例に対して著しく高くなった。
Figure 2014120338
Figure 2014120338
1…空気二次電池用外装材、2…外装シート、3…酸素透過膜、3a…酸素透過膜の外縁部、12…開口部、12a…開口部周辺部、21…外層、22…金属箔層、23…内層、31、41…空気二次電池。

Claims (13)

  1. 細孔径が10Å以下の細孔を有する無機多孔質粒子が熱可塑性樹脂膜に含有されるとともに、前記熱可塑性樹脂膜の一面が疎水化処理されている空気二次電池用の酸素透過膜。
  2. 前記無機多孔質粒子が、ゼオライト、陽極酸化アルミナ、多孔質アルミナ、多孔質チタニア、多孔質ジルコニア、多孔質カーボン、多孔質シリカの何れか1種または2種以上である請求項1に記載の空気二次電池用の酸素透過膜。
  3. 前記熱可塑性樹脂膜が、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン樹脂、ポリウレタン樹脂の何れかである請求項1または請求項2に記載の空気二次電池用の酸素透過膜。
  4. 前記疎水化処理が、疎水性官能基を有するシラン処理剤を塗布する処理である請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の空気二次電池用の酸素透過膜。
  5. 耐熱性樹脂フィルムを含む外層と金属箔層と熱可塑性樹脂フィルムを含む内層とが積層されてなるとともに、前記外層と前記金属箔層と前記内層とを貫通する酸素取り込み用の開口部が設けられている外装シートと、
    前記開口部を覆うように前記開口部周辺部の前記内層側に接合される酸素透過膜と、を具備してなり、
    前記酸素透過膜は、細孔径が10Å以下の細孔を有する無機多孔質粒子が熱可塑性樹脂膜に含有されるとともに、前記熱可塑性樹脂膜の一面が疎水化処理されてなり、前記酸素透過膜の前記疎水化処理された前記一面が前記外装シート側に向けられている空気二次電池用の外装材。
  6. 前記無機多孔質粒子が、ゼオライト、陽極酸化アルミナ、多孔質アルミナ、多孔質チタニア、多孔質ジルコニア、多孔質カーボン、多孔質シリカの何れか1種または2種以上である請求項5に記載の空気二次電池用の外装材。
  7. 前記熱可塑性樹脂膜が、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン樹脂、ポリウレタン樹脂の何れかである請求項5または請求項6に記載の空気二次電池用の外装材。
  8. 前記疎水化処理が、疎水性官能基を有するシラン処理剤を塗布する処理である請求項5乃至請求項7の何れか一項に記載の空気二次電池用の外装材。
  9. 前記酸素透過膜の外縁部または前記開口部周辺部のいずれか一方または両方の接合面に、反応性官能基を有するシランカップリング剤が塗布されている請求項5乃至請求項8の何れか一項に記載の空気二次電池用の外装材。
  10. 前記シランカップリング剤の前記反応性官能基は、ビニル基、エポキシ基、スチリル基、メタクリル基、アクリル基、アミノ基、ウレイド基、メルカプト基、スルフィド基、イソシアネート基からなる群から選択されるいずれか1種を末端に有する請求項9に記載の空気二次電池用の外装材。
  11. 前記外装シートと前記酸素透過膜とが、圧着または接着されている請求項5乃至請求項10の何れか一項に記載の空気二次電池用の外装材。
  12. 請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の空気二次電池用の酸素透過膜を備えた空気二次電池。
  13. 請求項5乃至請求項11の何れか一項に記載の空気二次電池用の外装材を備えた空気二次電池。
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