JP2014116424A - シート貼付装置およびシート貼付方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シート貼付装置1は、複数の片状体CPの一方の面に跨って原シートASが貼付されたシート貼付体SBを当該原シートAS側から支持する支持手段2と、複数の片状体CPに跨る大きさを備えた剥離用シートPSを片状体CPの他方の面CPBに貼付する貼付手段3と、複数の片状体CPの間隙SPに向かって原シートASおよび剥離用シートPSの少なくとも一方を変形させることで、当該間隙SPに位置する原シートASと剥離用シートPSとを貼合する貼合手段7と、剥離用シートPSを片状体CPから剥離する剥離手段8とを備えている。
【選択図】図1
Description
なお、以下の実施形態におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、水平面内の軸とし、Z軸は、水平面に直交する軸とする。さらに、Y軸と平行な図1の手前方向から観た場合を基準とし、方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸の矢印方向で「後」がその逆方向とする。
繰出手段30は、剥離用シートPSを支持する支持ローラ31と、駆動機器としての回動モータ32によって駆動する駆動ローラ33との間に剥離用シートPSを挟み込むピンチローラ34と、ガイドローラ35と、駆動機器としての回動モータ36によって駆動し、剥離用シートPSを回収する回収ローラ37とを備えている。
押圧手段40は、駆動機器としてのリニアモータ41の第1スライダ42に支持された駆動機器としての直動モータ43と、直動モータ43の出力軸44に支持されたブラケット45に回転可能に支持された押圧ローラ46とを備えている。
貼合手段7は、支持面22に設けられた図示しない吸排気孔に配管71を介して接続された加圧ポンプやタービン等の加圧手段からなり、配管71の途中に軟化手段6が配置され、加熱した気体を図示しない吸排気孔から噴出可能になっている。
先ず、リニアモータ41の第1および第2スライダ42、47が図1中実線で示す位置で停止している状態で、オペレータが剥離用シートPSを図1に示すようにセットする。その後、図示しない操作パネル等を介して運転開始の信号が入力されると、図示しないシート貼付体形成手段が駆動し、複数のチップCPの下面CPBに跨って原シートASを貼付し、シート貼付体SBを形成する。次いで、図示しない搬送手段がシート貼付体SBを吸着テーブル21の支持面22上に載置すると、支持手段2が減圧手段23を駆動し、図示しない吸排気孔でシート貼付体SBを吸着保持する。
次いで、押圧手段40が直動モータ43およびリニアモータ41を駆動し、押圧ローラ46を下降させた後、第1スライダ42を図1中二点鎖線で示す位置に移動させることで、剥離用シートPSを各チップCPの上面CPTに貼付する。
この後、軟化手段6および貼合手段7が駆動し、図2(B)に示すように、貼合手段7が噴出した気体を軟化手段6によって加熱して熱風とし、当該熱風を図示しない吸排気孔から原シートASに吹き付ける。これにより、間隙SPに位置する原シートASが剥離用シートPSに向かって変形し、原シートASと剥離用シートPSとが貼合する。なお、原シートASは、間隙SP内に入り込むと、各チップCPにおけるXY平面と直交する4箇所の側面CPSにも接着する。
この後、剥離手段8が直動モータ81および回動モータ83を駆動し、フレーム82を下降させた後、剥離ローラ84を回転させると同時に、押圧手段40がリニアモータ41を駆動し、第2スライダ47を図1中二点鎖線で示す位置に移動させる。これにより、図2(C)に示すように、剥離用シートPSがチップCPの上面CPTから剥離されるとともに、チップCP間で剥離用シートPSに接着した原シートAS部分がシート除去部分AS2として剥離用シートPSに付随して割断(除去)される。シート除去部分AS2が除去された原シートASは、チップCPの下面CPBおよび各側面CPSの計5面に貼付されたシートAS1として当該チップCPに貼付される。
次いで、シートAS1が貼付されたチップCPは、図示しないピックアップ装置や搬送装置等によって搬送される。なお、シートAS1として例えばダイアタッチフィルムを用いた場合、図3(A)に示すように、チップCPは、下面CPB側から基板BDに加熱されて実装される。この場合、シートAS1の下部が熱によって変形し、広がった状態で基板BDと接着されるので、接着面積が増加し、チップCPを基板BDに強固に実装することができる。また、シートAS1として例えばカバー樹脂を用いた場合、図3(B)に示すように、チップCPは、接着剤ADAを介して5面がカバーされた状態で基板BDに実装される。
さらに、軟化手段6は、設けなくてもよいし、剥離用シートPSを変形させる場合には、上述のように押さえ板53の下面に設けた図示しない吸排気孔から前記実施形態と同様にして熱風を吹き付けるようにし、原シートASおよび剥離用シートPSの両方を軟化させてもよいし、支持手段2に接続される軟化手段6を設けることなく剥離用シートPSのみを軟化させてもよい。
また、貼合手段7は、気体以外に液体、ジェル状のもの等を噴出するものであってもよいし、貼合手段7として支持面22から突没する部材を用い、当該部材によって原シートASを剥離用シートPSに接着させてもよい。
さらに、減圧手段23は、貼合手段7が噴出した気体、液体、ジェル状のもの等を吸引できるものを採用してもよい。
また、軟化手段6としては、ヒータ等の加熱手段を吸着テーブル21の外部に設け、上方や側方から原シートASを加熱してもよいし、原シートASの雰囲気を加熱するようにしてもよい。なお、原シートASや剥離用シートPSが加熱以外で軟化する場合、軟化手段は、それらに応じた構成を適宜採用することができ、例えば、原シートASや剥離用シートPSが冷気、紫外線、マイクロ波等で軟化する場合は、軟化手段として、冷風送風機、紫外線照射装置、マイクロ波照射装置等を採用することができる。
また、剥離用シートPSは、接着シートであってもよいし、原シートASが接着性を有するものであれば、接着シートでなくてもよい。
さらに、剥離用シートPSの幅は、全体略円形形状とされた複数のチップCPの前後幅よりも狭い幅を有するものであってもよい。
また、シートAS1は、チップCPの各側面CPSに貼付されることなく下面CPBのみに貼付される態様でもよい。
2…支持手段
3…貼付手段
6…軟化手段
7…貼合手段
8…剥離手段
AS…原シート
AS1…シート
CP…半導体チップ(片状体)
PS…剥離用シート
SB…シート貼付体
SP…間隙
Claims (3)
- 所定の間隙をおいて配置された片状体にシートを貼付するシート貼付装置であって、
複数の片状体の一方の面に跨って原シートが貼付されたシート貼付体を当該原シート側から支持する支持手段と、
前記複数の片状体に跨る大きさを備えた剥離用シートを前記片状体の他方の面に貼付する貼付手段と、
前記間隙に向かって前記原シートおよび剥離用シートの少なくとも一方を変形させることで、当該間隙に位置する前記原シートと剥離用シートとを貼合する貼合手段と、
前記剥離用シートを前記片状体から剥離する剥離手段とを備えることを特徴とするシート貼付装置。 - 前記原シートおよび剥離用シートの少なくとも一方を軟化させる軟化手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のシート貼付装置。
- 所定の間隙をおいて配置された片状体にシートを貼付するシート貼付方法であって、
複数の片状体の一方の面に跨って原シートが貼付されたシート貼付体を当該原シート側から支持する工程と、
前記複数の片状体に跨る大きさを備えた剥離用シートを前記片状体の他方の面に貼付する工程と、
前記間隙に向かって前記原シートおよび剥離用シートの少なくとも一方を変形させることで、当該間隙に位置する前記原シートと剥離用シートとを貼合する工程と、
前記剥離用シートを前記片状体から剥離する工程とを備えることを特徴とするシート貼付方法。
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