JP2014110160A - 蓄電装置及び蓄電装置の製造方法 - Google Patents

蓄電装置及び蓄電装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】比較的簡素な構成で、電極とセパレータとの位置ずれを好適に抑制することができる蓄電装置及びその蓄電装置の製造方法を提供すること。
【解決手段】二次電池10は、各電極21,22がセパレータ23を間に挟んだ状態で積層された電極組立体14を備えている。正極21の一辺には、当該一辺から突出し、正極金属箔21aが露出した正極タブ31があり、当該正極タブ31は正極導電部材61と溶接されている。ここで、正極タブ31と積層方向に対向する正極側突出部71が正極タブ31に溶着されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、蓄電装置及び蓄電装置の製造方法に関する。
EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug in Hybrid Vehicle)などの車両には、走行用モータへの供給電力を蓄える蓄電装置としての二次電池が搭載されている。二次電池は、金属箔に活物質を含む活物質層を有する電極としての正極及び負極がセパレータを間に挟んだ積層構造の電極組立体と、当該電極組立体を収容するケースとを備えている。また、正極及び負極それぞれは、金属箔が露出した未塗工部を備えており、当該未塗工部と導電部材とが接合され、且つ導電部材と、一部がケース外に露出した端子とが接合されることによって、電極組立体の電力を取り出すことが可能となっている。ここで、例えば特許文献1には、電極とセパレータとの位置ずれを抑制するべく、隣り合う電極とセパレータとを接着剤にて接合することが記載されている。
特開2007−299855号公報
しかしながら、上記のように接着剤で、隣り合う電極とセパレータとを接合する構成においては、例えばケースに電解液を注入した場合に、電解液に接着剤が溶けることによって電解液の性質が変化し、その結果二次電池の性能低下となる場合がある。また、接着剤を塗布する工程が別途必要になるため、工程の複雑化が懸念される。このため、電極とセパレータとの位置ずれの抑制については未だ改善の余地がある。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、比較的簡素な構成で、電極とセパレータとの位置ずれを好適に抑制することができる蓄電装置及びその蓄電装置の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成する蓄電装置は、金属箔の少なくとも一方の面に活物質を含む活物質層を有するシート状の正極及び負極が、シート状のセパレータを間に挟んだ積層構造の電極組立体を備えたものにおいて、前記正極及び前記負極のそれぞれの前記活物質層を有する面において前記金属箔が露出する未塗工部と、前記未塗工部に電気的に接合された導電部材と、前記セパレータにおいて前記正極と前記負極の少なくとも一方の前記未塗工部と積層方向に対向する部位が前記未塗工部に溶着された接合部と、を備えていることを特徴とする。
かかる構成によれば、未塗工部とセパレータとが溶着によって接合されている。これにより、セパレータとその隣にある電極との位置ずれを抑制することができる。
特に、セパレータと電極とが溶着によって接合されているため、接着剤が電解液に溶けることに起因する接合強度の低下及び電解液の変質を考慮する必要がない。これにより、これらの不都合を回避しつつ、上記位置ずれの抑制を実現することができる。
上記蓄電装置について、前記セパレータとして、前記正極及び前記負極のうちいずれか一方の電極における一方の面を覆う第1セパレータと、前記第1セパレータとは別体であり、前記一方の電極における他方の面を覆う第2セパレータと、を備えていると好ましい。かかる構成によれば、電極の各面を覆うセパレータが別体となっているため、一体のセパレータを折り曲げることによって覆う構成と比較して、折り曲げに起因するシワの発生等の折り曲げに係る不都合を回避することができる。一方、それぞれのセパレータが個別に移動するため、セパレータと電極との位置ずれが発生し易い。
これに対して、上述したとおり、接合部によって電極とセパレータとの位置ずれを抑制することができる。これにより、別体のセパレータで電極を覆う構成において特に問題となり易い不都合であるセパレータと電極との位置ずれを、好適に抑制することができる。
上記蓄電装置について、前記セパレータは、樹脂性多孔質シート及びセラミック層を有するコーティング部と、前記樹脂性多孔質シートが露出する非コーティング部と、を備え、前記非コーティング部の少なくとも一部は、前記未塗工部と前記積層方向に対向する位置に配置され、前記接合部は、前記未塗工部と前記非コーティング部との溶着であると好ましい。かかる構成によれば、コーティング部によってセパレータの熱収縮を抑制することができる一方、コーティング部は未塗工部に対して溶着しにくい。この点、本構成によれば、未塗工部と溶着する部位は非コーティング部となっているため、セパレータと未塗工部との接合がセラミック層によって阻害されない。よって、セラミック層による熱収縮の抑制と、セパレータ及び未塗工部の接合とを両立させることができる。
上記蓄電装置について、前記未塗工部は、前記正極及び前記負極のそれぞれの前記活物質層を有する面において前記金属箔の一辺から突出し、且つ前記セパレータからはみ出したタブを備え、前記セパレータは、当該セパレータの一辺から突出し、前記タブと前記積層方向に対向する突出部を有し、前記接合部は、前記タブと前記突出部との溶着であると好ましい。かかる構成によれば、タブに対応させて突出部があり、当該突出部とタブとが溶着されているため、溶着面積が大きくなっている。これにより、接合強度の向上を図ることができる。
上記蓄電装置について、前記未塗工部は、前記金属箔の一辺に沿うとともに、当該一辺に沿う方向及び前記積層方向の双方と直交する方向に幅を有する未塗工縁部を備え、前記接合部は、前記未塗工縁部と前記セパレータとが前記積層方向に対向する対向領域に亘って、連続的又は断続的にあると好ましい。かかる構成によれば、未塗工縁部とセパレータとが積層方向に対向する対向領域に亘って、連続的又は断続的に接合部があるため、セパレータとその隣にある電極との位置ずれを抑制することができる。また、未塗工縁部とセパレータとが溶着されているため、仮に未塗工縁部が破断した場合、それに伴ってセパレータが破断することが想定される。これにより、未塗工縁部が破断した場合であっても、未塗工縁部はセパレータに覆われていることが想定される。よって、未塗工縁部が極性の異なる電極に接触しにくい。したがって、未塗工縁部の破断による短絡を抑制できる。
上記蓄電装置について、前記対向領域全域において前記セパレータが前記未塗工縁部に溶着されていると好ましい。かかる構成によれば、対向領域全域においてセパレータが未塗工縁部に溶着されているため、セパレータとその隣にある電極との位置ずれ及び未塗工縁部の破断による短絡を、より好適に抑制することができる。
上記蓄電装置について、前記未塗工縁部は前記正極にある正極未塗工縁部であり、前記セパレータにおいて前記正極未塗工縁部及び前記負極の負極活物質層の双方と対向している部位が前記正極未塗工縁部に溶着されていると好ましい。一般的に、正極活物質層において負極活物質層と対向しない箇所ができないように、正極活物質層は負極活物質層よりも小さい。この場合、正極及び負極を積層した場合、正極未塗工縁部は負極活物質層と対向する。すると、電極組立体に過度な力が付与された場合、正極未塗工縁部が負極活物質層と接触し得る。これに対して、本構成によれば、正極未塗工縁部とセパレータとの溶着によって、上記正極未塗工縁部と負極活物質層との接触を回避することができる。
上記蓄電装置について、前記蓄電装置は二次電池であると好ましい。
上記目的を達成する蓄電装置の製造方法は、金属箔の少なくとも一方の面に活物質を含む活物質層を有する正極及び負極がセパレータを間に挟んだ積層構造の電極組立体と、前記正極及び前記負極のそれぞれの前記活物質層を有する面において、前記金属箔が露出する未塗工部と、前記未塗工部に電気的に接合される導電部材と、を備えたものであって、前記未塗工部と前記セパレータとが接触するよう前記正極、前記負極及び前記セパレータを積層する工程と、前記導電部材と前記未塗工部とを溶接することによって、前記溶接時に発生する熱が前記未塗工部から前記セパレータに伝わり、前記未塗工部と前記セパレータとを溶着させる工程と、を備えていることを特徴とする。
かかる構成によれば、導電部材と未塗工部とを溶接する熱を用いて、セパレータが未塗工部に溶着される。これにより、セパレータと電極との位置ずれを抑制するための特別な処理を行うことなく、当該位置ずれを抑制することができる。
電極とセパレータとの位置ずれを好適に抑制することができる。
二次電池の斜視図。 セパレータ、負極、正極の順に重ねた状態を示す正面図。 電極組立体の分解斜視図。 二次電池の内部構造を示す模式図。 図4の1−1線断面図。 (a)〜(c)は電極組立体の製造工程を示す模式図。 (a),(b)は二次電池の製造工程を示す断面図。 第2実施形態のセパレータを示す図。 各電極及びセパレータの積層態様を示す正面図。 (a)は正極側の断面構造を示す断面図であり、(b)は負極側の断面構造を示す断面図。 第3実施形態の電極組立体の分解斜視図。 正極収容体の正面図。 図12の3−3線断面図。 正極収容体及び負極の積層態様を示す断面図。 正極未塗工縁部が破断した様子を示す断面図。 別例の正極収容体を示す正面図。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る蓄電装置について図1〜図7を用いて説明する。本蓄電装置は、車両(自動車及び産業用車両)に搭載されており、車両に搭載された走行用モータ(電動機)を駆動するのに用いられる。なお、図面の都合上、図5等においては、各電極21,22及びセパレータ23の厚さ等を適宜変更して示すとともに、コーティング部81を太線にて示す。また、図4においては、ケース11を断面で示すとともに、その他を正面図で示す。また、図3及び図5については一部拡大図を合わせて示す。
図1に示すように、蓄電装置としての二次電池10は、その外郭を構成する金属製のケース11を備えている。ケース11は、四角箱状の容器12と、容器12の開口部分を塞ぐ矩形平板状の蓋13とで構成されている。このため、二次電池10は、その外郭が角型をなしている。なお、本実施形態の二次電池10はリチウムイオン二次電池である。
ケース11には、充放電要素としての電極組立体14及び電解質としての電解液(図示略)が収容されている。図3に示すように、電極組立体14は、電極としての正極21及び負極22が、電気伝導に係るイオン(リチウムイオン)が通過可能な樹脂性多孔質シートを有するセパレータ23を間に挟んだ積層構造である。各電極21,22及びセパレータ23はそれぞれ矩形のシート状である。
図3に示すように、正極21は、矩形状の正極金属箔(例えばアルミニウム箔)21aと、当該正極金属箔21aのシート面の両面にあって正極活物質を含む正極活物質層21bとを備えている。正極活物質層21bは、正極21(正極金属箔21a)のシート面のうち、当該正極21の一辺21cに沿い且つ一辺21cに沿う方向と直交する方向に所定の幅を有する正極未塗工縁部21dを除いた部分にある。なお、片面の正極活物質層21bの厚さは例えば100μmであり、正極金属箔21aの厚さは例えば15μmである。
図2に示すように、負極22は、積層方向から見て正極21よりも大きく、詳細には負極22の隣り合う2辺の長さは、正極21の対応する2辺の長さよりも長く設定されている。図3に示すように、負極22は、正極金属箔21aよりも大きい矩形状の負極金属箔(例えば銅箔)22aと、当該負極金属箔22aのシート面の両面にあって負極活物質を含む負極活物質層22bと、を備えている。負極活物質層22bは、負極22のシート面のうち、当該負極22の一辺22cに沿い且つ一辺22cに沿う方向と直交する方向に所定の幅を有する負極未塗工縁部22dを除いた部分にある。図2に示すように、負極活物質層22bは、正極活物質層21b全体を覆うことが可能となるように、正極活物質層21bよりも大きい。
なお、負極活物質層22bの厚さは正極活物質層21bの厚さと同一であるが、これに限られず、正極活物質層21bよりも薄く、例えば片面の負極活物質層22bの厚さを35μmとしてもよい。
図3に示すように、セパレータ23は、負極22と同一の大きさであり、各電極21,22のシート面、つまり各活物質層21b,22b及び各未塗工縁部21d,22d全体を覆うことが可能な大きさとなっている。なお、セパレータ23の厚さは例えば20μmである。
なお、セパレータ23と負極22とを区別して図示すべく、図2及び図6においては、負極22をセパレータ23よりも若干小さく図示しているが、実際には同一形状である。
電極組立体14を構成している状態において、正極活物質層21bの全体は負極活物質層22bによって覆われ、且つ、正極21及び負極22はセパレータ23によって覆われている。
ちなみに、図3に示すように、複数のセパレータ23のうち、正極21(又は負極22)の一方のシート面を覆うもの(便宜上第1セパレータ231という)と他方のシート面を覆うもの(便宜上第2セパレータ232という)とは、別体となっている。
図3に示すように、正極21の一辺21cには、一辺21cから突出し且つセパレータ23からはみ出した正極タブ31がある。正極タブ31は、正極活物質が塗布されておらず正極金属箔21aが露出している。この正極タブ31と正極未塗工縁部21dとが正極未塗工部41を構成する。つまり、正極未塗工部41は、正極21の正極活物質層21bがあるシート面において正極金属箔21aが露出しているものである。
同様に、負極22の一辺22cには、一辺22cから突出し且つセパレータ23からはみ出した負極タブ32がある。負極タブ32は、負極活物質が塗布されておらず負極金属箔22aが露出している。この負極タブ32と負極未塗工縁部22dとが負極未塗工部42を構成する。負極未塗工部42は、負極22の負極活物質層22bがあるシート面において負極金属箔22aが露出しているものである。
ちなみに、正極タブ31の突出方向に沿う方向は、正極未塗工縁部21d(正極21の一辺21c)に沿う方向及び積層方向双方に直交する方向である。また、正極未塗工縁部21dは、正極21の一辺21cに沿い、一辺21cに沿う方向及び電極組立体14の積層方向双方と直交する方向に幅を有しているとも言える。
各電極21,22は、各未塗工部41,42(各一辺21c,22c)が同じ側に配置されるように、且つ、各タブ31,32の同一極性同士が列状に配置されるように積層されている。そして、図1に示すように、各正極タブ31は、電極組立体14の積層方向の中央付近にて重なっている。同様に、各負極タブ32は、電極組立体14の積層方向の中央付近にて重なっている。そして、電極組立体14は、各タブ31,32側と蓋13とが対向する態様でケース11内に収容されている。
図1に示すように、二次電池10は、ケース11外からアクセス可能な正極端子51及び負極端子52と、各端子51,52及び各タブ31,32の同一極性同士を電気的に接合する導電部材としての正極導電部材61及び負極導電部材62とを備えている。
正極端子51は、絶縁リング53によって絶縁された状態でケース11を貫通している。正極端子51の一部はケース11外に露出し、別の一部はケース11内にある。正極導電部材61は、各正極タブ31の重なり方向から正極タブ31と溶接された第1正極パーツ61aを備えている。第1正極パーツ61aは板状であり、その板面は電極組立体14の積層方向と直交している。図4及び図5に示すように、第1正極パーツ61aの板面は、全正極タブ31が重なっている箇所に対してその重なり方向から接触している。そして、その接触箇所が溶接されることによって、両者が接合され、溶接領域Z1が存在している。
また、正極導電部材61は、第1正極パーツ61aと一体形成され、正極端子51と溶接された第2正極パーツ61bを備えている。第2正極パーツ61bは、蓋13と対向する板面を有し、その板面と正極端子51の端部とが接触している。そして、その接触箇所が溶接されることによって、両者が接合されている。
負極側についても同様に、負極端子52は、絶縁リング53によって絶縁された状態でケース11を貫通しており、負極導電部材62は、負極タブ32と溶接された第1負極パーツ62aと、負極端子52のケース11内の端部と溶接された第2負極パーツ62bとを備えている。
以上のことから、各端子51,52にアクセスすることにより、電極組立体14の電力をケース11外に取り出すことができるとともに、電極組立体14に対して電力を供給することが可能となっている。
ここで、電極組立体14は、各電極21,22とセパレータ23との位置ずれ抑制に係る構成を備えている。当該構成について以下に説明する。
図3に示すように、セパレータ23において各未塗工部41,42側にあって負極22の一辺22cと重なっている一辺23aには、当該一辺23aから突出した正極側突出部71及び負極側突出部72がある。各突出部71,72は、電極組立体14を構成している状態において、正極21の一辺21cに対して正極タブ31の先端側にあるセパレータ23の一辺23aにあり、負極22の一辺22cからはみ出している。各突出部71,72はタブ形状であり、その幅(セパレータ23の一辺23aに沿う方向の長さ)は各タブ31,32の幅(各一辺21c,22cに沿う方向の長さ)よりも長い。
各電極21,22及びセパレータ23を積層した場合に、タブ31,32と重なる位置に突出部71,72が配置されるように、突出部71,72とタブ31,32との相対位置が設定されている。例えば、セパレータ23と正極21とを、その各中心(セパレータ23においては各突出部71,72を除いた部分の中心、正極21においては正極タブ31を除いた中心)が一致した状態で積層した場合に、正極タブ31と正極側突出部71とが重なるように、両者の相対位置が設定されている。同様に、セパレータ23と負極22とを、その各中心(負極22においては負極タブ32を除いた中心)が一致した状態で積層した場合に、負極タブ32と負極側突出部72とが重なるように、両者の相対位置が設定されている。そして、電極組立体14において、正極側突出部71が正極タブ31に対して積層方向に対向し、負極側突出部72が負極タブ32に対して積層方向に対向する。
なお、正極活物質層21bが負極活物質層22bによって覆われ、且つ各電極21,22がセパレータ23によって覆われるように各電極21,22及びセパレータ23を積層した場合に、各突出部71,72と各タブ31,32の対応するもの同士が重なれば、各電極21,22及びセパレータ23の各中心が一致していなくてもよい。
図3に示すように、セパレータ23は、熱溶着が可能な樹脂性多孔質シート及び樹脂性多孔質シートの両面にセラミック層を有するコーティング部81と、樹脂性多孔質シートの両面が露出する非コーティング部82とを備えている。電極組立体14において、負極22の一辺22cからはみ出した各突出部71,72が非コーティング部82である。
図4及び図5に示すように、電極組立体14において、正極側突出部71は、隣接する正極21の正極タブ31に沿って湾曲しつつ、正極タブ31に溶着されている。負極側についても同様に、負極側突出部72は、隣接する負極22の負極タブ32に沿って湾曲しつつ、負極タブ32に溶着されている。この非コーティング部82である各突出部71,72と各タブ31,32との対向するもの同士が溶着されている部位が溶着部90である。溶着部90が接合部に対応する。
図3に示すように、セパレータ23の非コーティング部82を除いたシート面全体がコーティング部81であり、コーティング部81は、正極活物質層21b及び正極未塗工縁部21dと対向するとともに、負極活物質層22b及び負極未塗工縁部22dと対向する。このため、電極組立体14において、各電極21,22は、各タブ31,32を除いて、コーティング部81によって覆われている。
なお、図5に示すように、正極タブ31と溶接領域Z1及び溶着部90との位置関係に着目すれば、正極タブ31の先端側の部位が溶接領域Z1を構成しており、正極タブ31の基端側の部位が溶着部90を構成している。すなわち、正極導電部材61は、正極タブ31の先端側の部位と溶接しており、溶着部90は、正極側突出部71と、正極側突出部71と積層方向に対向する正極タブ31の基端側の部位とによって構成されている。
次に本実施形態の二次電池10の作用について説明する。
タブ31,32と積層方向に対向する突出部71,72がタブ31,32に溶着された溶着部90によって、各電極21,22及びセパレータ23の隣接するもの同士の位置ずれが抑制されている。
また、溶着部90を構成する各突出部71,72は、樹脂性多孔質シートが露出する非コーティング部82である。このため、セパレータ23と各タブ31,32との溶着がセラミック層によって阻害されない。
一方、セパレータ23において、各活物質層21b,22b及び各未塗工縁部21d,22dと積層方向に対向する箇所はセラミック層を有するコーティング部81となっている。当該コーティング部81は、セパレータ23の熱収縮による収縮量が小さい。このため、仮にセパレータ23が熱収縮温度に達した場合であっても、各電極21,22の間にセパレータ23(コーティング部81)が介在することが想定される。
次に本実施形態の二次電池10の製造方法について説明する。
先ず、電極組立体14の製造方法について説明すると、図6(a)に示すように、負極タブ32を除いた負極22全体が覆われ、且つ負極側突出部72と負極タブ32の基端側の部位とが重なる(接触する)ようにセパレータ23を積層する。例えば、負極22の中心とセパレータ23の中心とが一致する態様で、負極22に対してセパレータ23を積層する。
その後、図6(b)に示すように、正極タブ31を除いた正極21全体がセパレータ23に覆われ、且つ正極側突出部71と正極タブ31の基端側の部位とが重なる(接触する)ように正極21を積層する。例えば、正極21の中心と、負極22及びセパレータ23の中心とが一致する態様で正極21を積層する。これにより、正極21のシート面の一方がセパレータ23(第2セパレータ232)によって覆われる。
次に、図6(c)に示すように、正極21に対してセパレータ23を積層する。この積層態様については、上述した通りであるため、説明を省略する。これにより、正極21のシート面の他方が、上記第2セパレータ232とは別体のセパレータ23(第1セパレータ231)によって覆われる。
以上の通り、負極22→セパレータ23→正極21→セパレータ23を1単位として、複数回繰り返し実行する。これにより、図7(a)に示すように、積層構造の電極組立体14が構成される。この場合、各正極タブ31が積層方向に列状に配置される。
ここで、各活物質層21b,22bの厚さは比較的薄く、更にセパレータ23の厚さはその各活物質層21b,22bの厚さよりも薄い。そして、セパレータ23は比較的柔らかい材料で構成されている。このため、図7(a)に示すように、各電極21,22及びセパレータ23が積層された段階で、正極側突出部71は、湾曲して積層方向において隣にある正極タブ31に対して接触している。
その後、図7(b)に示すように、各正極タブ31を積層方向の中央付近にて重ねる。この場合、各正極タブ31が湾曲し、その各正極タブ31に接触している正極側突出部71は、各正極タブ31の湾曲に沿って湾曲する。このため、各正極タブ31が湾曲した状態においても、正極側突出部71は各正極タブ31と接触した状態を維持する。
そして、重なった各正極タブ31に対して、正極導電部材61の第1正極パーツ61aが積層方向の一方側から接触する態様で正極導電部材61を取り付ける。続いて、第1正極パーツ61aと各正極タブ31の先端側の部位とが重なっている箇所である溶接領域Z1に対して溶接に係る電力を付与する。これにより、溶接領域Z1に対して熱が付与され、正極導電部材61ごと各正極タブ31が溶接される。
ここで、溶接領域Z1に対して熱が付与されると、当該熱の一部は各正極タブ31の基端側に向けて伝達される。すると、溶接に係る熱が正極側突出部71と各正極タブ31との接触領域Z2に伝達される。これにより、図5に示すように、正極側突出部71の表面が溶解して、各正極タブ31に対して溶着され、溶着部90が形成される。
ちなみに、各突出部71,72の突出寸法L1(図2参照)、詳細にはセパレータ23の一辺23aに対して当該一辺23aに直交する方向の長さL1は、各タブ31,32と各導電部材61,62の同一極性同士が溶接されるのに伴って、各突出部71,72と各タブ31,32とが溶接するように設定されている。例えば、突出寸法L1は、溶接領域Z1に付与される溶接に係る熱によって接触領域Z2がセパレータ23の溶融温度(例えば130℃)以上となるように、溶接領域Z1及び接触領域Z2間の距離に対応させて設定されている。
なお、図示は省略するが、負極側についても同様であり、負極側突出部72が湾曲して負極タブ32に接触しており、その状態で負極導電部材62と各負極タブ32とを溶接することに伴って、負極側突出部72と負極タブ32とが溶着される。
その後、電極組立体14をケース11内に収容する。具体的には、電極組立体14の各タブ31,32側とは反対側を挿入先側として容器12に挿入し、蓋13を取り付ける。そして、蓋13に形成された注液口(図示略)を介して、電解液を注入し、その注液口を封止部で封止した後、各種処理を実行することにより、二次電池10が製造される。
次に、本実施形態の二次電池10の製造方法の作用について説明する。
正極側突出部71と正極タブ31とが接触している状況において、溶接領域Z1に対して溶接に係る熱が付与されることにより、自ずと正極側突出部71と正極タブ31との接触領域Z2に溶着に係る熱が付与される。
また、溶着部90によって、各電極21,22とセパレータ23との位置ずれが抑制されているため、電極組立体14をケース11内に収容する場合に電極組立体14とケース11とが当接又は摺動した場合であっても、上記位置ずれが発生しにくい。これにより、ケース11への電極組立体14の挿入時に発生し得る位置ずれが抑制されている。
以上詳述した本実施形態によれば以下の優れた効果を奏する。
(1)各タブ31,32と積層方向に対向するセパレータ23が各タブ31,32に溶着された溶着部90がある。これにより、溶着部90によって隣り合うもの同士の位置ずれを抑制することができる。よって、上記位置ずれに起因する各電極21,22の短絡を抑制できる。特に、溶着部90は、溶接領域Z1に対して溶接に係る熱が付与されることによって形成されるものである。つまり、正極導電部材61と各正極タブ31とが溶接されることによって、自ずと正極側突出部71と正極タブ31とが溶着して、溶着部90が形成される。これにより、溶着部90を形成するための特別な処理を施す必要がない。よって、二次電池10の製造工程の簡素化を図ることができる。
ここで、各タブ31,32とセパレータ23とを接着剤等を用いて接合する構成も考えられる。しかしながら、接着剤等を用いる構成では、電解液の注入により接着剤が電解液に溶解して電解液が変質し、二次電池10の性能低下という不都合が生じ得る。また、各電極21,22及びセパレータ23を積層する工程において、接着剤を塗布する工程を追加する必要があり、上記工程の複雑化という不都合が生じ得る。
これに対して、本実施形態によれば、正極導電部材61と各正極タブ31との溶接に係る熱を用いて溶着部90を形成する構成を採用することにより、上記各不都合を回避することができる。
(2)正極21又は負極22の一方のシート面を覆う第1セパレータ231と、他方のシート面を覆う第2セパレータ232とを別体とした。これにより、一体のセパレータを折り曲げることによって正極21の両シート面を覆う構成と比較して、各活物質層21b,22bが対向する領域にセパレータ23のシワが発生しにくい。これにより、上記シワに起因して各活物質層21b,22bの距離が長くなり、イオンの移動が阻害され、二次電池10の性能が低下するという事態を回避することができる。一方、かかる構成においては、各セパレータ231,232が別体である関係上、位置ずれが発生し易い。
これに対して、本実施形態によれば、溶着部90によって別体のセパレータ231,232を積層する構成において特に問題となり易い上記位置ずれを回避することができる。
(3)セパレータ23は、樹脂性多孔質シートが露出している非コーティング部82を有し、当該非コーティング部82が各タブ31,32に溶着される構成とした。これにより、セパレータ23と各タブ31,32との溶着を好適に行うことができる。
(4)一方、各電極21,22は、各タブ31,32を除いて、セラミック層を有するコーティング部81で覆われている構成とした。これにより、仮に何らかの要因によってセパレータ23が熱収縮した場合であっても、セパレータ23が各電極21,22間に介在することが想定されるため、セパレータ23の熱収縮に伴う各電極21,22の短絡を抑制できる。
(5)セパレータ23の一辺23aに、当該一辺23aから突出するとともに、電極組立体14においてタブ31,32と積層方向に対向する突出部71,72がある。そして、突出部71,72がタブ31,32に溶着される構成とした。これにより、溶着面積を確保することができ、それを通じて接合強度を高めることができる。よって、各タブ31,32等を持って電極組立体14を持ち上げた場合の応力で、溶着部90の溶着が解除される事態を回避することができる。
(6)特に、各突出部71,72は、セパレータ23の一辺23aのうち各タブ31,32と対向する箇所のみに存在し、その他の箇所には存在しない。このため、セパレータ23と各導電部材61,62とが干渉しにくく、溶接等の作業においてセパレータ23が邪魔になりにくい。これにより、溶着面積の向上を図りつつ、セパレータ23と各導電部材61,62との干渉等を回避することができる。
(第2実施形態)
本実施形態では、セパレータの構成が異なっている。その異なる点について図8〜図10を用いて説明する。なお、第1実施形態と同一の構成については同一の符号を付すとともにその詳細な説明を省略する。また、図8においては、セパレータの正面図及びその正面図の2−2線断面図を示すとともに、当該断面図の一部を拡大して示す。
図8に示すように、本実施形態のセパレータ100は矩形状であり、各タブ31,32の突出方向に沿う方向の長さY2は、第1実施形態のセパレータ23の長さY1(図2参照)に各突出部71,72の突出寸法L1(図2参照)を加えた長さになっている。また、図8の断面図に示すように、セパレータ100のシート面のうち一方がコーティング部101であり、他方は非コーティング部102である。
図9に示すように、正極21において正極タブ31の突出方向に沿う長さの中央を通過する線を正極中心線J1と、負極22において負極タブ32の突出方向に沿う長さの中央を通過する線を負極中心線J2とする。そして、セパレータ100における各タブ31,32の突出方向に沿う方向の中央を通過する線をセパレータ中心線J3とする。この場合、電極組立体14においては、正極中心線J1及び負極中心線J2が一致し、且つセパレータ中心線J3が各中心線J1,J2よりも各未塗工部41,42側に偏倚した位置に配置されるように各電極21,22及びセパレータ100が積層されている。この場合、負極22の一辺22cから逸脱したセパレータ100の部分が接合用領域S1である。
かかる構成において、図9に示すように、電極組立体14は、セパレータ100の接合用領域S1において各タブ31,32と対向する部位が各タブ31,32に溶着された溶着部110を備えている。
ここで、既に説明したとおり、セパレータ100のシート面の一方はセラミック層を有するコーティング部101となっている。図10(a)に示すように、コーティング部101が介在している箇所においては、セパレータ100と各タブ31,32とは溶着されない。このため、溶着部110は、樹脂性多孔質シートが露出している非コーティング部102と各タブ31,32との接触箇所のみに存在する。つまり、セパレータ100は、当該セパレータ100に対して積層方向の両隣にある正極21及び負極22のうち非コーティング部102がある側にのみ溶着されている。例えば、図10(a)に示すように、複数のセパレータ100のうち、所定の第1セパレータ1001については、コーティング部101が正極タブ31と接触しているため、第1セパレータ1001と正極タブ31とは溶着されていない。一方、図10(b)に示すように、第1セパレータ1001の非コーティング部102が負極タブ32と接触しているため、第1セパレータ1001と負極タブ32とは溶着されている。
次に本実施形態の作用について説明する。
シート面の一方にコーティング部101があり、他方に非コーティング部102があるセパレータ100を用いて、各電極21,22及びセパレータ100を積層する構成とした。これにより、溶接領域Z1に溶接に係る熱が付与された場合、セパレータ100に対して積層方向の両隣に位置する正極21及び負極22のうち、非コーティング部102側にある電極のタブとセパレータ100とは溶着されている。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(7)セパレータ100において各未塗工部41,42側に接合用領域S1がある。そして、当該接合用領域S1において各タブ31,32と対向する部位に溶着部110があり、当該溶着部110によって位置ずれを抑制することができる。これにより、各電極21,22の短絡を抑制できる。
特に、セパレータ中心線J3を各電極21,22の中心線J1,J2よりも各未塗工部41,42側に偏倚させて配置することにより、接合用領域S1が存在している。これにより、溶着部110の面積を確保することができる。これにより、位置ずれ抑制のための接合強度(溶着強度)を確保することができる。
(8)一方のシート面にコーティング部101があり、他方のシート面に非コーティング部102があるセパレータ100を用いて、各電極21,22を覆う構成とした。この場合、セパレータ100と、当該セパレータ100に対して非コーティング部102側の電極のタブとが溶着することによって、両者の位置ずれを抑制することができる。これにより、仮に溶着されている電極が位置ずれに伴い移動した場合であっても、その移動に伴ってセパレータ100が移動して、各電極21,22間にセパレータ100が介在する。このため、位置ずれに伴う各電極21,22の短絡を抑制できる。
特に、第1実施形態のように、各突出部71,72の両面が非コーティング部82となっている場合と比較して、コーティング部101及び非コーティング部102の領域が比較的簡素なものとなっている。これにより、セパレータ100の構成の簡素化を図ることができ、それを通じてセパレータ100の製造コストの削減を図ることができる。
(第3実施形態)
本実施形態では、電極組立体及びセパレータの構成及び溶着態様が異なっている。その異なる点について説明する。なお、図11〜図15においては、図示と理解のし易さの関係上、第1実施形態と比較して、各未塗工縁部21d,22d、特に正極未塗工縁部21dの幅を誇張して広く図示する。
図11に示すように、本実施形態の電極組立体111は、正極21及び一対のセパレータ201,202がユニット化された正極収容体112と負極22とが交互に積層されることによって構成されている。各セパレータ201,202は、樹脂性多孔質シートが露出しているものである。各セパレータ201,202は、各タブ31,32の一部を除いて、正極21及び負極22を覆うことが可能となるように各電極21,22よりも大きく、各セパレータ201,202の一部は正極21に対して積層方向と直交する方向にはみ出している。
図11に示すように、正極収容体112は、正極未塗工部41と一対のセパレータ201,202とを接合する未塗工接合部121を備えている。未塗工接合部121は、一対のセパレータ201,202において正極未塗工縁部21dと積層方向に対向する部位が正極未塗工縁部21dに溶着されることによって構成されている。
図12及び図13に示すように、未塗工接合部121は、正極未塗工縁部21dと一対のセパレータ201,202とが積層方向に対向する対向領域Z11に亘って連続的にあり、詳細には対向領域Z11全域にある。
なお、未塗工接合部121は、正極タブ31と各セパレータ201,202とが積層方向に対向する領域にもある。詳細には、各セパレータ201,202において積層方向に正極タブ31と対向する部位が正極タブ31に対して溶着されている。
図12及び図13に示すように、正極収容体112は、一対のセパレータ201,202同士を接合するセパレータ接合部122を備えている。セパレータ接合部122は、各セパレータ201,202において積層方向から見て正極21からはみ出した部分に存在し、積層方向から見て、正極21を囲むように枠状となっている。正極未塗工縁部21d側にあるセパレータ接合部122と、未塗工接合部121とは連続している。
ちなみに、正極未塗工縁部21dは、その全体が負極活物質層22bと積層方向に対向している。そして、図14に示すように、各セパレータ201,202において正極未塗工縁部21d及び負極活物質層22bの双方と対向している部位が正極未塗工縁部21dに対して溶着されている。
次に本実施形態の作用について説明する。
各セパレータ201,202が正極未塗工縁部21dに溶着されており、両者が一体化されている。このため、図15に示すように、仮に正極未塗工縁部21dの箇所が押圧されて、正極未塗工縁部21dが破断した場合、正極未塗工縁部21dとともに各セパレータ201,202が破断し、正極未塗工縁部21dが各セパレータ201,202によって覆われた状態が維持される。
詳述すると、仮に各セパレータ201,202と正極未塗工縁部21dとが溶着されていない状態において、正極未塗工縁部21dに対して電極組立体111の積層方向から押圧された場合、正極未塗工縁部21d及び各セパレータ201,202が破断し得る。この場合、正極未塗工縁部21d及び各セパレータ201,202における各破断箇所の周辺部位はバラバラになり、その結果正極未塗工縁部21dの破断箇所の周辺部位が、各セパレータ201,202によって覆われない場合が生じ得る。すると、正極未塗工縁部21dが負極活物質層22bと接触し得る。
これに対して、本実施形態では、各セパレータ201,202と正極未塗工縁部21dとが溶着されているため、正極未塗工縁部21d及び各セパレータ201,202が破断した場合、正極未塗工縁部21d及び各セパレータ201,202における各破断箇所の周辺部位は、バラバラになることなく、まとまっている。そして、正極未塗工縁部21dは、破断箇所の周辺部位を含めて、各セパレータ201,202によって覆われる。これにより、正極未塗工縁部21dが露出しにくくなっている。
なお、本実施形態の正極収容体112の製造方法について説明すると、先ず、正極21を各セパレータ201,202で挟むように積層する。そして、その積層体における未塗工接合部121となる領域及びセパレータ接合部122となる領域の双方に対して熱処理を施すことで未塗工接合部121及びセパレータ接合部122双方が同時に形成される。
以上詳述した本実施形態によれば以下の優れた効果を奏する。
(9)各セパレータ201,202において正極未塗工縁部21dと積層方向に対向する部位が正極未塗工縁部21dに溶着された未塗工接合部121が、正極未塗工縁部21dと各セパレータ201,202とが対向する対向領域Z11全域に亘って連続的にある。これにより、各セパレータ201,202に対する正極21の位置ずれを抑制できる。
また、負極活物質層22bと対向している正極未塗工縁部21dが各セパレータ201,202に溶着されていることにより、仮に正極未塗工縁部21dが破断した場合であっても、正極未塗工縁部21dと負極活物質層22bとが接触しにくい。これにより、正極未塗工縁部21dと負極活物質層22bとの接触を回避することができ、それを通じて上記接触に起因する発熱を回避することができる。
(10)特に、正極活物質層21bにおいて負極活物質層22bと対向しない箇所ができないように、積層方向から見て負極活物質層22bは正極活物質層21bよりも大きくなっている。このため、正極未塗工縁部21dは負極活物質層22bと対向することとなり、正極未塗工縁部21dと負極活物質層22bとが接触し得る。また、一般的に、正極未塗工縁部21dと負極活物質層22bとが接触した場合、その抵抗値は、二次電池10の内部抵抗値に近くなり、比較的発熱量が大きくなり易い。
これに対して、本実施形態によれば、正極未塗工縁部21dと各セパレータ201,202とを溶着させるという構成を採用することにより、絶縁テープ等といったものを別途用意することなく、構造上生じ得る正極未塗工縁部21dと負極活物質層22bとの接触を回避することができる。また、熱処理という比較的簡素な処理によって、上記接触を回避することができるため、製造工程の簡素化を図ることができる。
(11)また、未塗工接合部121は、正極未塗工縁部21dと各セパレータ201,202とが対向する対向領域Z11全域にある。これにより、安全性の更なる向上を図ることができる。
なお、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 第1実施形態では、セパレータ23において、各タブ31,32を除いた各電極21,22と対向する部位がコーティング部81となっていたが、これに限られず、例えば各活物質層21b,22bと対向する箇所がコーティング部81となっており、各未塗工縁部21d,22dと対向する箇所が非コーティング部82となっている構成としてもよい。この場合、各未塗工縁部21d,22dと対向する非コーティング部82が各未塗工縁部21d,22dに溶着される構成としてもよい。
すなわち、溶着部は、非コーティング部82と各未塗工部41,42とが積層方向に対向する領域にある。換言すれば、セパレータ23は、各未塗工部41,42と対向するとともに樹脂性多孔質シートが露出する接合用糊代(接合用領域)を備えていると言える。この場合、接合用糊代は、電極組立体14を構成した場合に、溶接領域Z1に付与される熱が伝わる位置に配置されており、且つ位置ずれを抑制可能な溶着部の接合強度を確保できるように積極的に広くあってもよい。
○ 第1実施形態では、各突出部71,72の幅は、対応する各タブ31,32の幅よりも長く設定されていたが、これに限られず、対応するタブ31,32の幅以下であってもよい。
○ 第2実施形態において、セパレータ100における各タブ31,32と接触する部位のみを非コーティング部とし、その他の部位をコーティング部としてもよい。例えば、セパレータ100において負極22の一辺22cからはみ出している部位のうち、各タブ31,32と対向する部位のみを非コーティング部とし、その他の部位をコーティング部としてもよい。この場合、セパレータ100と各タブ31,32との溶着を好適に行うことができるとともに、セパレータ100の熱収縮量を低減することができる。
○ 各実施形態では、各未塗工縁部21d,22dが存在したが、これに限られず、これらの双方又はいずれか一方を省略してもよい。また、各タブ31,32を省略し、各未塗工縁部21d,22dを用いて各導電部材61,62を接合させる構成としてもよい。つまり、「未塗工部」とは、電極21,22の一辺21c,22cに沿うとともに、一辺21c,22cに沿う方向及び積層方向双方に直交する方向に幅を有する未塗工縁部21d,22d、及び、電極21,22の一辺21c,22cから突出したタブ31,32の少なくとも一方を備えているものであればよい。
○ 各実施形態おいて、正極タブ31を、積層方向の一端側から他端側に向けて折り曲げる構成としてもよい。この場合、折り曲げられた正極タブ31の集合体の最外層に正極導電部材を溶接により取り付ける構成とするとよい。要は、正極導電部材と正極タブ31とが溶接により接合されていれば、溶接領域Z1の具体的な位置又は正極タブ31の集合体の具体的な形状は任意である。但し、伝熱性の観点に着目すれば、溶接領域Z1と接触領域Z2との距離は短いほうが好ましい。負極側についても同様である。
○ 正極21のシート面の一方を覆う第1セパレータ231と、他方を覆う第2セパレータ232とは別体であったが、これに限られず、一体のセパレータを折り曲げ、その中に正極21を収容することで、正極21のシート面の両方を覆う構成としてもよい。
○ 各実施形態では、電極組立体14は所謂積層型の電極組立体であったが、これに限られず、所謂捲回型の電極組立体であってもよい。
○ また、第2実施形態において、セパレータ100の突出方向に沿う方向の長さY2を、さらに長くしてもよい。この場合、接合用領域S1に対して突出方向に沿う方向の反対側に領域があることが想定される。この場合、接合用領域S1の面積が上記反対側の領域の面積よりも広くなるように、各中心線J1,J2をセパレータ中心線J3からずらして各電極21,22及びセパレータ100を配置するとよい。これにより、溶着部110の溶着面積を確保することができる。
○ 正極21は、そのシート面の両面に正極活物質層21bを有する構成であったが、これに限られず、少なくとも一方のシート面に正極活物質層21bを有する構成であればよい。同様に、負極22は、少なくとも一方のシート面に負極活物質層22bを有する構成であればよい。
○ 各実施形態では、二次電池10はリチウムイオン二次電池であったが、これに限られず、ニッケル水素等の他の二次電池であってもよい。要は、正極活物質層と負極活物質層との間をイオンが移動するとともに電荷の授受を行うものであればよい。
○ 本構成を、電気二重層キャパシタ等の他の蓄電装置に適用してもよい。
○ 各実施形態では、二次電池10は車両に搭載されている構成としたが、これに限られず、他の装置に搭載される構成としてもよい。
○ 第3実施形態では、未塗工接合部121は、対向領域Z11全域に存在したが、これに限られない。例えば、図16に示すように、対向領域Z11に亘って複数の未塗工接合部131を断続的にあってもよい。また、例えば正極21の一辺21cに沿って連続的にあり、当該一辺21cと直交する方向における幅が対向領域Z11の幅よりも短く設定された未塗工接合部を有する構成としてもよい。要は、未塗工接合部は、対向領域Z11に亘って断続的又は連続的にあればよい。
○ 第3実施形態では、セパレータ接合部122は、積層方向から見て正極21を囲むように枠状となっていたが、これに限られない。例えば正極タブ31の突出方向と直交する方向の両側にあるセパレータ接合部122を省略してもよいし、未塗工接合部121がある側のセパレータ接合部122を省略してもよい。
○ 各実施形態では、各未塗工部41,42及び各導電部材61,62の同一極性同士は溶接によって接合されていたが、これに限られず、両者を電気的に接合することができれば、その具体的な接合態様は任意である。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に記載する。
(イ)金属箔の少なくとも一方の面に活物質層を有するシート状の電極、及びシート状のセパレータを有する電極組立体を備えた蓄電装置において、前記電極の一辺に突出したタブと、前記タブの先端側の部位に溶接された導電部材と、前記セパレータにおいて前記タブの基端側の部位と積層方向に対向する部位が前記タブの基端側の部位に溶着された接合部と、を備えていることを特徴とする蓄電装置。
(ロ)金属箔の少なくとも一方の面に活物質層を有するシート状の電極、及びシート状のセパレータを有する電極組立体と、前記電極の一辺に突出したタブと、前記タブに溶接された導電部材と、を備えた蓄電装置の製造方法において、前記タブの基端側の部位と前記セパレータとが重なるよう前記電極及び前記セパレータを積層する工程と、前記導電部材と前記タブの先端側の部位とを溶接することによって、前記タブの基端側の部位と前記セパレータとを溶着させる工程と、を備えていることを特徴とする蓄電装置の製造方法。
(ハ)金属箔の少なくとも一方の面に活物質層を有する正極及び負極がセパレータを間に挟んで積層された電極組立体を備えた蓄電装置において、前記正極及び前記負極の少なくとも一方の電極に存在するものであって前記金属箔が露出している未塗工部を備え、前記未塗工部には、前記電極の一辺に沿うとともに前記一辺に沿う方向及び前記電極組立体の積層方向双方と直交する方向に幅を有する未塗工縁部が含まれており、前記セパレータは、前記積層方向において前記未塗工縁部と前記セパレータとが対向する対向領域に亘って、連続的又は断続的に前記未塗工縁部に溶着されていることを特徴とする蓄電装置。
(ニ)金属箔の少なくとも一方の面に活物質層を有する正極及び負極がセパレータを間に挟んで積層された電極組立体を備えた蓄電装置において、前記正極及び前記負極はそれぞれ、導電部材と接合されるものであって前記金属箔が露出した未塗工部を備え、前記セパレータにおいて前記正極及び前記負極の少なくとも一方の前記未塗工部と前記電極組立体の積層方向に対向する部位が、その対向している前記未塗工部に溶着されていることを特徴とする蓄電装置。
上記技術的思想(ニ)ついて、未塗工部は、金属箔の一辺に沿うとともに当該一辺に沿う方向及び積層方向双方と直交する方向に幅を有する未塗工縁部、及び、金属箔の一辺から突出したタブの少なくとも一方を備えているとよい。
10…二次電池(蓄電装置)、14…電極組立体、21…正極、21d…正極未塗工縁部、22…負極、23…セパレータ、231…第1セパレータ、232…第2セパレータ、23a…セパレータの一辺、31…正極タブ、32…負極タブ、41…正極未塗工部、42…負極未塗工部、61…正極導電部材、62…負極導電部材、71,72…突出部、81…コーティング部、82…非コーティング部、90…溶着部、100…第2実施形態におけるセパレータ、101…コーティング部、102…非コーティング部、110…溶着部、111…第3実施形態の電極組立体、121…未塗工接合部、122…セパレータ接合部。

Claims (9)

  1. 金属箔の少なくとも一方の面に活物質を含む活物質層を有するシート状の正極及び負極が、シート状のセパレータを間に挟んだ積層構造の電極組立体を備えた蓄電装置において、
    前記正極及び前記負極のそれぞれの前記活物質層を有する面において前記金属箔が露出する未塗工部と、
    前記未塗工部に電気的に接合された導電部材と、
    前記セパレータにおいて前記正極と前記負極の少なくとも一方の前記未塗工部と積層方向に対向する部位が前記未塗工部に溶着された接合部と、
    を備えていることを特徴とする蓄電装置。
  2. 前記セパレータとして、
    前記正極及び前記負極のうちいずれか一方の電極における一方の面を覆う第1セパレータと、
    前記第1セパレータとは別体であり、前記一方の電極における他方の面を覆う第2セパレータと、
    を備えている請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記セパレータは、
    樹脂性多孔質シート及びセラミック層を有するコーティング部と、
    前記樹脂性多孔質シートが露出する非コーティング部と、
    を備え、
    前記非コーティング部の少なくとも一部は、前記未塗工部と前記積層方向に対向する位置に配置され、
    前記接合部は、前記未塗工部と前記非コーティング部との溶着である請求項1又は請求項2に記載の蓄電装置。
  4. 前記未塗工部は、前記正極及び前記負極のそれぞれの前記活物質層を有する面において前記金属箔の一辺から突出し、且つ前記セパレータからはみ出したタブを備え、
    前記セパレータは、当該セパレータの一辺から突出し、前記タブと前記積層方向に対向する突出部を有し、
    前記接合部は、前記タブと前記突出部との溶着である請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の蓄電装置。
  5. 前記未塗工部は、前記金属箔の一辺に沿うとともに、当該一辺に沿う方向及び前記積層方向の双方と直交する方向に幅を有する未塗工縁部を備え、
    前記接合部は、前記未塗工縁部と前記セパレータとが前記積層方向に対向する対向領域に亘って、連続的又は断続的にある請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の蓄電装置。
  6. 前記対向領域全域において前記セパレータが前記未塗工縁部に溶着されている請求項5に記載の蓄電装置。
  7. 前記未塗工縁部は前記正極にある正極未塗工縁部であり、
    前記セパレータにおいて前記正極未塗工縁部及び前記負極の負極活物質層の双方と対向している部位が前記正極未塗工縁部に溶着されている請求項5又は請求項6に記載の蓄電装置。
  8. 前記蓄電装置は二次電池である請求項1〜7のうちいずれか一項に記載の蓄電装置。
  9. 金属箔の少なくとも一方の面に活物質を含む活物質層を有する正極及び負極がセパレータを間に挟んだ積層構造の電極組立体と、
    前記正極及び前記負極のそれぞれの前記活物質層を有する面において、前記金属箔が露出する未塗工部と、
    前記未塗工部に電気的に接合される導電部材と、
    を備えた蓄電装置の製造方法において、
    前記未塗工部と前記セパレータとが接触するよう前記正極、前記負極及び前記セパレータを積層する工程と、
    前記導電部材と前記未塗工部とを溶接することによって、前記溶接時に発生する熱が前記未塗工部から前記セパレータに伝わり、前記未塗工部と前記セパレータとを溶着させる工程と、
    を備えていることを特徴とする蓄電装置の製造方法。
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