JP2008269819A - 非水電解液二次電池 - Google Patents

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鑑 山本
Koshi Morita
耕詩 森田
Nobuyuki Oyagi
信之 大八木
Kazuto Hatta
一人 八田
Hiroyuki Akashi
寛之 明石
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Abstract

【課題】セパレータにしわ等を発生させずに生産性良く作製することができると共に、大容量化を図ることができる非水電解液二次電池を提供する。
【解決手段】正極板2と負極板3とがセパレータ8aを介して交互に相対向して重ねて成る非水電解液二次電池において、少なくとも前記正極板2又は負極板3をセパレータ8aで挟むと共に、前記正極板2又は負極板3の周囲に沿ってセパレータ8a同士の重合部分を設け、前記セパレータ8a同士の重合部分を圧着した非水電解液二次電池。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、携帯電話や電気自動車等の電源に使用するのに好適なリチウムイオン二次電池などの非水電解液二次電池に関するものである。
近年、携帯電話や電気自動車等の電源に好適な二次電池として、リチウムあるいはリチウム合金を用いた非水電解液二次電池であるリチウムイオン二次電池が提案されている。
リチウムイオン二次電池は、図6に示すように、正極板2と負極板3とを袋状セパレータ8に収納して交互に重ね合わせることにより形成される。そして、正極板2と負極板3と袋状セパレータ8とより成る積層体を、一方が開口した長方体状のバッテリーケースに挿入し、バッテリーケースに電解液を充填することにより二次電池として機能する。
正極板2は、例えば図6及び図7に示すように、厚さが略20μmの矩形状のアルミニウムAl箔より成る集電体5の両面に、リチウムLiと遷移金属の複合酸化物例えばLiCoO2を正極活物質4として被着したものである。
負極板3は、図6及び図7に示すように、例えば、厚さが略10μmの矩形状の銅Cu箔(又はニッケルNi箔)より成る集電体7の両面に、リチウムLiをドープ、脱ドープ可能なカーボン例えばグラファイト構造を有する炭素や難黒鉛化炭素材料等の炭素Cを負極活物質6として被着したものである。
袋状セパレータ8は、例えば、厚さ25μmの微多孔性ポリエチレンフィルムやポリプロピレンフィルム等を袋状としたものである。また、電解液9には、プロピレンカーボネートやジエチルカーボネートの混合溶媒中に、LiPF6を1モル/1の割合で溶解した有機電解液を使用する。
ここで、従来における非水電解液二次電池の袋状セパレータとしては、正極板や負極板の周囲となる部分を連続的に熱融着した後、切り込みを入れることでしわの発生を軽減するようにしたものがあった(特許文献1参照)。
特開2003−9210号公報
ところで、この種の非水電解液二次電池では、大容量化の要望に伴ってセパレータの薄型化が進み、製造過程において、セパレータの取り回しや熱によるダメージが非常に大きな問題となってきている。
これに対して、上記したような従来の非水電解液二次電池にあっては、袋状セパレータの製造において、周囲に熱融着及び切り込みを施していたため、セパレータが熱収縮してしわが発生する虞があるほか、取り回しの際にセパレータの周囲に捲れ上がりやずれが生じやすいことから、これらを積層する作業に手間がかかるという問題点があった。
さらに、従来の非水電解液二次電池にあっては、上記したようにセパレータの周囲にしわ等の不具合が生じ易いので、電池の端部の厚みが大きくなり、しかも、セパレータの周囲に熱融着を施すためのマージン部分(余白部分)を充分に確保しておく必要があるうえに、充電スタートの電池では容量を決定する正極の面積を負極に対して小さくせざるを得ないことから、電池の容量を大きくするのが難しいという問題があり、これらの問題点を解決することが課題となっていた。
本発明は、上記したような従来の状況に鑑みて成されたもので、セパレータにしわ等を発生させずに生産性良く作製することができ、取り回し性も良好であると共に、大容量化を図ることができる非水電解液二次電池を提供することを目的としている。
本発明の非水電解液二次電池は、正極板と負極板とがセパレータを介して交互に相対向して重ねて成る非水電解液二次電池において、少なくとも前記正極板又は負極板をセパレータで挟むと共に、前記正極板又は負極板の周囲に沿ってセパレータ同士の重合部分を設け、前記セパレータ同士の重合部分を圧着した構成としており、上記構成をもって従来の課題を解決するための手段としている。
なお、セパレータ同士の重合部分の圧着は、断続的や連続的に行うことができ、適宜の圧着治具を用いて加圧することによって若干押し潰された状態になる。これにより、圧着部では、セパレータ厚さは元の厚さよりも薄くなる。
本発明の非水電解液二次電池によれば、セパレータにしわ等を発生させずに生産性良く作製することができると共に、当該二次電池を用いた電池パックの組立てにおいても、セパレータの圧着部分が不用意に剥れることもなく、取り回し性が良好であり、また、セパレータのマージン部分を減らすことができるので、電池の大容量化を図ることができる。
以下、図面に基づいて、本発明の非水電解液二次電池の一実施形態について説明する。図1〜図5は本発明の非水電解液二次電池をリチウムイオン二次電池に適用した例を説明する図である。図1〜図5において、先に説明した図6及び図7に対応する部分は、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図5において、符号10は密閉型の偏平角型電池容器であって、この偏平角型電池容器10は、例えば厚さ300μmのステンレス板より成ると共に、横方向の長さが300mm、縦方向の長さが100mm、厚さが25mmの諸寸法を有し、51枚の正極板2及び52枚の負極板3をセパレータ8aを介して交互に積層した積層体14を収納する。
正極板2は、図1、図2、図3及び図7に示すように、偏平角型電池容器10の内部形状とほぼ等しい矩形状で且つ厚さが20μmのアルミニウムAl箔より成る集電体5の両面に、リチウムLiと遷移金属の複合酸化物例えばLiCoO2を正極活物質4として被着したものである。
負極板3は、同じく図1、図2、図3及び図7に示すように、偏平角型電池容器10の内部形状とほぼ等しい矩形状で且つ厚さが10μmの銅Cu箔(又はにニッケルNi箔)より成る集電体7の両面に、リチウムLiをドープ、脱ドープ可能なカーボン例えばグラファイト構造を有する炭素や難黒鉛化炭素材料等の炭素Cを負極活物質6として被着したものである。
セパレータ8aは、図1、図2及び図3に示すように、正極板2及び負極板3よりやや大きめの矩形状で且つ厚さが7μmの微多孔性ポリエチレンフィルムやポリプロピレンフィルム等のフィルムであって、2枚のセパレータ8a、8aにより正極板2及び負極板3を夫々挾むと共に、正極板2又は負極3板の周囲に沿ってセパレータ8a,8a同士の重合部分を設け、その重合部分を所定間隔で加圧して圧着(圧着部8b)させている。これにより、セパレータ8aは、元の厚さに対して圧着部8bの厚さ(一枚分の厚さ)が小さくなる。
そして、2枚のセパレータ8a、8adで挾持した正極板2を51枚、20mmごとに圧着した2枚のセパレータ8a、8aで挾持した負極板3を52枚用意して、正極板51及び負極板52を図4に示す如く交互に積層し、矩形状の積層体14を形成する。
また、この実施形態においては、図4に示すように、矩形状の積層体14の一辺側すなわち正極板2の一辺に、セパレータ8aから所定幅で露出した露出部2bを設けると共に、この露出部2bを後記する図14に示すセパレータや図16に示す圧着治具が有するような細かいパターニングを施しながら圧融着し、銅Cuから成り且つ正極板2の縦方向の長さである約100mmの長さを有する正極リード体11aをその全長さにわたって接着した。
さらに、矩形状の積層体14の一辺側に対向する辺側すなわち負極板3の一辺に、セパレータ8aから所定幅で露出した露出部3bを設けると共に、この露出部3bに、後記する図14に示すセパレータや図16に示す圧着治具が有するような細かいパターニングを施しながら圧融着し、例えば銅Cuから成り且つ負極板3の縦方向の長さである約100mmの長さを有する負極リード体12aをその全長さにわたって接着した。
そして、上記の如く正極リード体11a及び負極リード体12aを接続した積層体14を偏平角型電池容器10に収納し、この偏平角型電池容器10に、プロピレンカーボネートやジエチルカーボネートの混合溶媒の中にLiPF6を1モル/1の割合で溶解した有機電解液9を注入し、正負極板2、3の正極活物質4及び負極活物質6間に有機電解液9を充填する。
さらに、上記の如く正極板2の露出部2b及び負極板3の露出部3bに夫々接着した正極リード体11a及び負極リード体12aを外部正極端子(リード端子)11及び外部負極端子(リード端子)12に夫々接続する。これにより、各露出部2b、3bは正負極のリード体11a,12aを介して外部の正負極端子(リード端子)11,12に接続されている。なお、図5において、13はこの密閉型の偏平角型電池容器10の内圧が所定値より高くなったときに内部の気体を抜く安全弁である。
このように、上記の実施形態で説明した非水電解液二次電池(リチウムイオン二次電池)は、セパレータが熱収縮するようなこともないので、セパレータの周囲にしわ、捲れ上がり及びずれなどが生じるのを防ぐことができ、これにより積層作業等も容易になる。また、しわ等の発生防止に伴って電池の端部の厚肉化を阻止し得る。
さらに、当該二次電池を用いた電池パックの組立てにおいても、セパレータ8aの圧着部分が不用意に剥れるようなこともなく、取り回し性が非常に良好であって、セパレータ8aのマージン部分(余白部分)を減らしてもセパレータ8aの圧着状態を良好に維持することができるので、正負極板の面積を充分に確保して電池の大容量化を図ることができる。
また、当該非水電解液二次電池は正負極板2,3の一辺を2枚のセパレータ8a,8aから露出させて外部の正負極端子(リード端子)11,12に接続したことにより、正負極界面を電池の投影面積の最大範囲で確保すると共に、正負極の短絡をセパレータで完全に防ぐことができる。
さらに、当該非水電解液二次電池は、正極板2、負極板3及びセパレータ8aをラミネートフィルムで包装したものとすることができ、この場合、セパレータ8aの材質をポリエチレンやポリプロピレンなどの非極性、オレフィン系樹脂を含むものとすることにより、異常時にも正負極間の短絡を防ぐ電気化学的耐性、機械的強度の確保および正負極間のリチウムイオンのイオン伝導性の確保および、電池の異常高温時にセパレータがシャットダウンすることにより電流を遮断することで、電池特性、信頼性に優れた電池を提供することができる。
さらに、セパレータ8a,8a同士の重合部分を加圧して圧着する際に、圧着治具を30〜80℃程度に加熱しておくのがより好ましく、これにより加圧力を低くして、より均一な成型が可能になる。また、シャットダウン機能を有するセパレータは、100℃以上で熱収縮してしわが発生する虞があるので、100℃以下で加熱することが好ましい。
図8及び図9は、本発明の非水電解液二次電池の他の実施形態を説明する図である。図8に示す二次電池C1は、二つに折り畳んだセパレータ18で正極板2を挟んで、正極板2の周囲すなわち上辺及び左右の辺の三辺に沿ってセパレータ18同士の重合部分を設け、セパレータ18の間から正極リード体11aを導出させてある。
そして、上記の二次電池C1は、正極板2の周囲に沿ってセパレータ18同士の重合部分を連続的に圧着、つまり、図9に点線で示すように、セパレータ18の三辺の重合部分を両側から加圧して圧着(圧着部B)している。なお、負極板に対して同様にセパレータを設けることも可能であるが、正極板2に設けることがより好ましい。
図10及び図11は、本発明の非水電解液二次電池のさらに他の実施形態を説明する図である。図10に示す二次電池C2におけるセパレータ28は、先の実施形態と同様に二つに折り畳んだものであるが、片側半分に正極板又は負極板を収容する矩形凹部を有している。このため、とくに図10(b)に示すように、セパレータ28同士の重合部分は、二次電池C2の裏面(又は表面)と同一平面を成す状態になっており、図10(a)に点線で示すように連続的に加圧して圧着してある。
上記の二次電池C2は、図11に示すように、正負極板の周囲に沿ってセパレータ28同士の重合部分を圧着した後、同重合部分を折り曲げて、重合部分が正負極板の端面に添う状態にしている。この折り曲げは、図10(b)に示すような折り曲げ型50を用いることができる。折り曲げ型50は、正負極板よりもに僅かに大きい成形凹部51を備えており、この成形凹部51に二次電池C2を入れるだけで、三辺の重合部分を一度に折り曲げることができ、生産性の向上などに貢献し得るものとなっている。
上記の二次電池C2は、セパレータ28同士の重合部分を圧着してさらに折り曲げたことにより、周囲の機械的強度を高めることができるうえに、セパレータ28のマージン部分(余白部分)を減らすことができるので、当該二次電池C2を用いた電池パックの組立て時において取り回し性が非常に良好であり、正負極板の面積を充分に確保して電池の大容量化を図ることができる。
図12は、本発明の非水電解液二次電池のさらに他の実施形態を説明する図である。図示の二次電池C3におけるセパレータ28は、実質的に先の実施形態と同様であるが、セパレータ28同士の重合部分の突出量が若干大きく、正負極板の周囲に沿ってセパレータ28同士の重合部分を圧着した後、同重合部分を二回折り曲げて、重合部分が正負極板の端面に添う状態にしている。
上記の二次電池C3は、先の実施形態と同様の効果を得ることができ、とくに、周囲の機械的強度をより高めることができるので、電池パックの組立て時の取り回し性がより一層向上し、生産性のさらなる向上などに貢献し得るものとなる。
図13及び図14は、本発明の非水電解液二次電池のさらに他の二つの実施形態を説明する図である。
図13(a)に示す二次電池C4は、図13(b)に示す上下一対の圧着治具55A,55Bを用い、セパレータ28の重合部分を圧着治具55A,55Bで上下から加圧して、図13(c)に示す如く重合部分を圧着させている。この実施形態では、加圧面が平坦である圧着治具55A,55Bを用いている。
図14(a)に示す二次電池C4は、図14(b)に示す上下一対の圧着治具60A,60Bを用い、セパレータ28の重合部分を圧着治具60A,60Bで上下から加圧して、図14(c)及び(d)に示す如く重合部分を圧着させたものであり、この実施形態では、加圧面が連続した波形状等の凹凸形状を有する圧着治具60A,60Bを用いている。
ここで、本発明の非水電解液二次電池は、図13に示す実施形態のように、重合部分を平坦な圧着治具55A,55Bで圧着した場合でも、先の各実施形態と同様の効果を得ることができるが、図14に示す実施形態のように、重合部分を連続した凹凸形状に形成する要領で圧着することにより、セパレータ28の圧縮部と延伸部が噛み合わさる状態となって圧着強度をより高めることができる。
また、重合部分に凹凸形状を付与する場合、図14(c)に示すように、上下の山部と谷部が夫々一致するように凹凸形状を形成して、互いの接合面を平坦とした場合でも、上記の一定の効果を得ることができるが、上側の圧着治具60A又は下側の圧着治具60Bを横方向に僅かにずらせて、図14(d)に示すように、上下の山部と谷部が互い違いになるように凹凸形状を形成して、互いの接合面を同様の凹凸形状とした場合には、互いの接合面積を大幅に増大させて圧着強度を向上させることができる。
さらに、上記の如く接合面を凹凸形状にすると、正負極板の周囲に沿う方向における接合長さが増大するので、重合部分の幅(圧着部の幅)を減少させても従来通り又はそれ以上の接合面積を確保して圧着強度をより高めることができ、しかも、セパレータ28の重合部分の幅を減少すなわちマージン部分を減少させれば、組立て時の取り回し性の向上や電池のさらなる大容量化を図ることができる。
このように、セパレータ28の圧着治具は、図13に示す如く平板で構わないが、図14に示す如く凹凸形状を付与すると、接合面積の増大に伴って圧着強度が増大するのでさらに好ましいものとなる。また、平板の圧着治具で圧着した場合には、セパレータ内部においてリチウムイオンを透過させる多数の微細孔が塞がったり縮んだりするために、本来のセパレータ二枚重ねでの厚みよりも圧着後は薄くなっていることを確認した。同様に、重合部分に凹凸形状を付与した場合でもセパレータの圧着部は元の厚みよりも薄くなっていることを確認した。
図15は、セパレータの重合部分の他の圧着例を説明する図である。図15(a)に示す圧着治具65は、外周に凹凸形状を有する成形ローラ65を備えており、セパレータ28の重合部分に成形ローラ66を圧接させて、正負極板の周囲に沿って成形ローラ66を転動させることにより、図15(b)に示すように、セパレータ28の重合部分を加圧して連続的な凹凸形状を形成しつつ圧着させることができる。これにより、先の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、図示例では、重合部分の互いの接合面が平坦であるが、成形ローラ66の加圧力や重合部分の下側を受ける支持台の形状等を調整することで、先の実施形態のように互いの接合面を凹凸形状にして圧着することも可能である。
図16は、圧着治具の幾つかの例を説明する図であって、ここでは、図16(a)に示すように、円筒形状の凸部71Aを所定間隔で備えた圧着治具71、図16(b)に示すように、立方形状の凸部72Aを所定間隔で備えた圧着治具72、及び図16(c)に示すように、半円形状又は半球形状の凸部73Aを所定間隔で備えた圧着治具73を例示している。
本発明の非水電解液二次電池は、セパレータの重合部分を圧着するに際して、上記の各圧着治具71,72,73のほか、ジグザグ、ドット、角錐台及び三角錐等の様々な形状の凸部を備えた圧着治具を用いることができ、いずれの圧着治具を用いた場合でも、セパレータ同士の重合部分に連続的な凹凸形状を形成して同重合部分を圧着させることができ、先の実施形態と同様の効果を得ることができる。
ここで、セパレータの材質、治具の種類及び圧着幅を異ならせて実施例1〜8及び比較例1の二次電池を作製し、これらの二次電池について、23℃で充放電を行い、定格容量および300サイクル目の放電容量維持率を求めた。充電は、100mAの定電流定電圧充電を上限4.2Vまで15時間行い、放電は100mAの定電流放電を終止電圧2.5Vまで行った。定格容量は1サイクル目の放電容量とし、定格エネルギー密度(Wh/l)及び生産タクトを求めた。
定格エネルギー密度(Wh/l)は、平均放電電圧(V)×定格容量(mAh)/電池体積(l)の式により求めた。
一例を挙げると、平均放電電圧3.7Vの383450サイズの800mAh定格容量の電池は、
0.38(cm)×3.4(cm)×5.0(cm)/1000 =0.00646lとなり、
3.7(V)×0.8(Ah)/0.00646=458 Wh/l
となる。
生産タクトは、1個の電池を積層するのに要した工程の時間(秒)である。ここで、定格エネルギー密度は、巻回では65Wh/l以上、積層では490Wh/l以上を良品とした。また、負荷特性は70%以上を良品とした。さらに、生産タクトは1セル40秒以下を良品とした。その結果を表1に示す。
Figure 2008269819
表1から明らかなように、実施例1〜8のものは、いずれも比較例1よりも高い定格エネルギー密度が得られることが判明し、また、いずれの生産タクトも短時間であって、生産性が非常に良好であることを確認した。
なお、本発明の非水電解液二次電池は、その詳細な構成が上記の実施形態や実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でその他種々の構成を採用することができる。
本発明の非水電解液二次電池の一実施形態における正負極板及びセパレータを説明する平面図である。 図1に示す正負極板及びセパレータの製造例を示す平面図である。 図1に示す正負極板及びセパレータを示す断面図である。 図1に示す正負極板及びセパレータから成る積層体の斜視図である。 本発明の非水電解液二次電池の一実施形態を示す断面図である。 従来の非水電解液二次電池を説明する斜視図である。 非水電解液二次電池であるリチウムイオン二次電池を説明する断面図である。 本発明の非水電解液二次電池の他の実施形態を説明する側部断面図(a)及び正面図(b)である。 図8に示すセパレータの圧着部分を説明する正面図(a)及び底面図(b)である。 本発明の非水電解液二次電池のさらに他の実施形態を説明する正面図(a)及び折り曲げ型とともに示す底面図(b)である。 図10に示すセパレータの折り曲げ後の状態を説明する正面図(a)及び底面図(b)である。 本発明の非水電解液二次電池のさらに他の実施形態を説明する正面図(a)及び底面図(b)である。 本発明の非水電解液二次電池のさらに他の実施形態を説明する正面図(a)、重合部分の圧着工程を説明する側面図(b)、及び圧着後の側面図(c)である。 本発明の非水電解液二次電池のさらに他の実施形態を説明する正面図(a)、重合部分の圧着工程を説明する側面図(b)、圧着後の側面図(c)及び他の圧着例を示す側面図(d)である。 セパレータの重合部分の他の圧着工程を説明する側面図(a)及び圧着後の側面図(b)である。 圧着治具の幾つかの例を説明する各々側面図(a)〜(c)である。
符号の説明
2 正極板
3 負極板
4 6 活物質
5 7 集電体
8a セパレータ
8b 融着部
10 偏平角型電池容器
11 外部正極端子
11a 正極リード体
12 外部負極端子
12a 負極リード体
18 圧着部
28 圧着部
B 圧着部

Claims (7)

  1. 正極板と負極板とがセパレータを介して交互に相対向して重ねて成る非水電解液二次電池において、少なくとも前記正極板又は負極板をセパレータで挟むと共に、前記正極板又は負極板の周囲に沿ってセパレータ同士の重合部分を設け、前記セパレータ同士の重合部分を圧着したことを特徴とする非水電解液二次電池。
  2. 前記正極板又は負極板の一辺をセパレータから露出させてリード端子に接続したことを特徴とする請求項1に記載の非水電解液二次電池。
  3. 前記正極板、負極板及びセパレータをフィルムで包装した非水電解質二次電池であって、前記セパレータの材質が、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの非極性、オレフィン系樹脂を含むことを特徴とする請求項2に記載の非水電解液二次電池。
  4. 前記正極板又は負極板の周囲に沿ってセパレータ同士の重合部分を折り曲げたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の非水電解液二次電池。
  5. 前記正極板又は負極板の周囲に沿ってセパレータ同士の重合部分を所定間隔で圧着したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の非水電解液二次電池。
  6. 前記正極板又は負極板の周囲に沿ってセパレータ同士の重合部分を連続的に圧着したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の非水電解液二次電池。
  7. 前記正極板又は負極板の周囲に沿って前記セパレータ同士の重合部分を連続した凹凸形状に形成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の非水電解液二次電池。
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