JP2016024969A - 蓄電装置及び蓄電装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】セパレータ内での正極のずれを防止するとともに、有効電極部の面積を大きくする。【解決手段】二次電池は、正極タブ13aがセパレータ14から突出する状態でセパレータ14に包まれた正極13と、負極とが交互に積層された積層型の電極組立体を備える。セパレータ14は、相対する一対のシート14aの縁部同士が溶着された第1の溶着部31aを有し、少なくとも一辺には第1の溶着部31aと連続した状態で正極13の周縁部と溶着された第2の溶着部31bを有する。【選択図】図3

Description

本発明は、蓄電装置及び蓄電装置の製造方法に係り、詳しくは正極タブがセパレータから突出する状態でセパレータに包まれた正極と、負極とが交互に積層された積層型の電極組立体を備える蓄電装置及び蓄電装置の製造方法に関する。
二次電池やキャパシタのような蓄電装置は再充電が可能であり、繰り返し使用することができるため電源として広く利用されている。例えば、EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug-in Hybrid Vehicle)などの車両に搭載される蓄電装置としては、リチウムイオン二次電池や、ニッケル水素二次電池などがよく知られている。そして、蓄電装置は、金属箔に活物質を含有するスラリー状の活物質合剤が塗工されて形成された活物質層を有するシート状の正極及びシート状の負極が、間にセパレータが存在する状態で層をなすように積層あるいは巻回された電極組立体を備えている。
積層型の電極組立体として、袋状のセパレータに収容された正極と、負極とが交互に積層された構成のものがある。図7(a)に示すように、正極41は、タブ41aの一部が袋状のセパレータ42から突出する状態でセパレータ42内に収容され、セパレータ42の溶着部43は正極41を囲むように形成されている。セパレータ42にはイオンの通過を許容する微細孔(図示せず)が形成されており、正極の活物質層と対応する部分の微細孔が潰れると、その部分はイオンが通過できないため、正極の有効面積が小さくなる。そのため、溶着部43は正極41の周縁から距離をおいて形成される。また、セパレータ42のタブ41aと対向する部分にも溶着部43が形成されていない。そのため、正極41は、セパレータ42で包まれているが、セパレータ42の中で正極41のずれが発生する。
また、図8に示すように、二つ折りにしたセパレータ45の側辺45b,45bの2辺を溶着して袋状に成形して正極46とセパレータ45とを一体化するとともに、当該一体化物の表裏両面において、正極タブ47の取付部を含む正極46の上縁部46aに対面している部分のセパレータ45を溶融したものが提案されている(特許文献1参照)。正極タブ47の取付部を含む正極46の上縁部46aに対面している部分のセパレータ45を溶融するのは、正極46の上縁部46aからの活物質の脱落を抑制して内部短絡を防止するためである。
特開平11−40147号公報
特許文献1には、正極の上縁部からの活物質の脱落を抑制して内部短絡を防止するために、正極の上縁部と対面する部分のセパレータが溶融されて被膜化しているため、セパレータ内で正極がずれ難くなる。しかし、特許文献1の場合も、セパレータ同士を溶着する部分は、電極から離れた位置に形成されている。これは、正極にかかった部分のセパレータを溶着すると、セパレータの微細孔が潰れるためその分、活物質層を有効に利用することができなくなることを回避するためである。一方、セパレータの溶着部は、強度上かつ製造上、一定以上の幅が必要である。そのため、セパレータ同士を溶着する構成では、図7(b)に示すように、正極41と溶着部43との間に隙間44を設け、その外側に溶着部43が設けられる構造となる。その結果、電極組立体が同じ大きさの場合、隙間の分だけ有効電極部が減少することになる。
本発明は、前記の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、セパレータ内での正極のずれを防止するとともに、有効電極部の面積を大きくすることができる蓄電装置及び蓄電装置の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決する蓄電装置は、正極タブがセパレータから突出する状態でセパレータに包まれた正極と、負極とが交互に積層された積層型の電極組立体を備える蓄電装置であって、前記セパレータは、相対する一対のシートの縁部同士が溶着された第1の溶着部を有し、少なくとも一辺には前記第1の溶着部と連続した状態で前記正極の周縁部と溶着された第2の溶着部を有する。
セパレータの強度を確保するため、溶着部は所定の幅が必要になる。セパレータは、少なくとも一辺に正極の周縁部と溶着された第2の溶着部を有するため、その部分ではセパレータの微細孔が潰れて正極の活物質層に無効な領域ができる。しかし、正極の周縁部に溶着された部分はセパレータのシート同士が溶着された第1の溶着部と連続しているため、正極の活物質層に生じる無効な領域は溶着部と重なる状態になる。セパレータの溶着部は、もともと有効電極部とはならない領域のため、セパレータが同じ大きさの場合、有効電極部と溶着部との間に隙間が無いこの構成では、隙間が無い分、結果として有効電極部の面積が大きくなる。したがって、セパレータ内での正極のずれを防止するとともに、有効電極部の面積を大きくすることができる。
前記負極は、前記セパレータの大きさ以上の大きさに形成されていることが好ましい。積層された状態において、負極とセパレータとのずれが発生した場合、負極とセパレータとを同じ大きさにしていると、正極と負極とが対向しない部分が生じる虞がある。しかし、負極をセパレータより大きく形成した場合、ずれが発生しても正極が負極と対向しない部分が生じることを抑制することができる。
前記セパレータは、全周が前記正極の周縁部と連続して溶着されていることが好ましい。この場合、正極がセパレータ内でずれることが確実に防止される。
上記課題を解決する蓄電装置の製造方法は、正極タブがセパレータから突出する状態でセパレータに包まれた正極と、負極とが交互に積層された積層型の電極組立体を備える蓄電装置の製造方法であって、前記正極を前記セパレータを構成する一対のシートの間に配置した状態で前記一対のシートを溶着する溶着工程は、前記シート同士が溶着される第1の溶着部の溶着を、前記シートが前記正極に溶着される第2の溶着部の溶着と同時に行う。
正極を包むセパレータのシートの溶着部が、シート同士が溶着された第1の溶着部と、シートが正極に溶着された第2の溶着部とが連続するように形成する場合、溶着作業をシート同士を溶着する作業と、シートと正極とを溶着する作業との二回に分けて行うことも可能である。しかし、同時に行う方が、作業の手間が簡単になるとともに、第1の溶着部と第2の溶着部が同じ状態で連続するように溶着することができる。
本発明によれば、セパレータ内での正極のずれを防止するとともに、有効電極部の面積を大きくすることができる。
一実施形態の二次電池の模式断面図。 電極組立体の模式斜視図。 (a)はセパレータに包まれた正極の模式図、(b)は溶着部セパレータ、正極の位置関係を示す模式断面図。 溶着工程を説明する模式斜視図。 溶着部が形成された状態の模式平面図。 別の実施形態を示す模式正面図。 (a)は従来技術におけるセパレータに包まれた正極の模式図、(b)はその部分断面図。 従来技術の正極が一体化されたセパレータの模式図。
以下、本発明をリチウムイオン二次電池に具体化した一実施形態を図1〜図5にしたがって説明する。
図1に示すように、蓄電装置としての二次電池10は、直方体状のケース11内に、積層型の電極組立体12が収容されている。ケース11は、有底四角筒状の金属製(例えば、アルミニウム又はアルミニウム合金製)のケース本体11aと、ケース本体11aの開口部を塞ぐ蓋体11bとで構成されている。なお、ケース11内には図示しないが電解液も収容されている。二次電池10は、リチウムイオン二次電池に具体化されている。
図2に示すように、電極組立体12は、正極タブ13aがセパレータ14から突出する状態でセパレータ14に包まれた正極13と、負極15とが交互に積層された積層型の電極組立体である。
図2に示すように、正極13は、集電体としての金属箔16の両面に矩形状に形成された活物質層13bを有し、活物質が塗布されていない活物質非塗布部13cが活物質層13bの上側に設けられている。正極タブ13aは活物質非塗布部13cから突出形成された状態で、正極13の左側上部に形成されている。
負極15は、集電体としての金属箔16の両面に矩形状に形成された活物質層15bを有し、活物質が塗布されていない活物質非塗布部15cが活物質層15bの上側に設けられている。負極タブ15aは活物質非塗布部15cから突出形成された状態で、負極15の右側上部に形成されている。負極15は、セパレータ14の大きさ以上の大きさに形成されている。
二次電池10がリチウムイオン二次電池の場合、正極13用の金属箔16はアルミニウム箔が好ましく、負極15用の金属箔16は銅箔が好ましい。
図1に示すように、蓋体11bには正極端子17及び負極端子18が固定されている。正極端子17及び負極端子18は、雄ねじ部17a,18a及び鍔部17b,18bを有し、蓋体11bに形成された孔(図示せず)を、鍔部17b,18bがケース11の内側に位置する状態で貫通して蓋体11bから突出する雄ねじ部17a,18aに螺合するナット19により、蓋体11bに締め付け固定されている。正極端子17及び負極端子18は、複数の二次電池10を電気的に接続するバスバー20をボルト21により締め付け固定可能に構成されている。なお、鍔部17b,18bと蓋体11bとの間及びナット19と蓋体11bとの間には図示しない電気的絶縁材製のシール部材が介装されている。
正極端子17は鍔部17bに接合された導電部材22を介して電極組立体12の正極タブ13aに電気的に接続されている。負極端子18は鍔部18bに接合された導電部材23を介して電極組立体12の負極タブ15aに電気的に接続されている。
図2及び図3(b)に示すように、セパレータ14は、相対する一対の樹脂製のシート14aの縁部同士が溶着され、かつ一部が正極13の周縁部と連続して溶着されている。シート14aは、例えば、多孔性のポリプロピレン製である。図3(a)に示すように、この実施形態では、セパレータ14は、2枚の樹脂製のシート14aが正極13を挟んだ状態で、その全周が正極13の周縁部と連続して溶着されている。
図3(a),(b)に示すように、セパレータ14の溶着部31は、セパレータ14を構成する2枚のシート14a同士が溶着された第1の溶着部31aと、シート14aと正極13の周縁部とが溶着された第2の溶着部31bとから成り、第1の溶着部31aと第2の溶着部31bとが連続している。第1の溶着部31aは、図3(a)において破線で示す正極13の外形線の外側の領域になる。また、第2の溶着部31bは、図3(a)において二点鎖線で示す矩形の外側で、かつ破線で示す正極13の外形線の内側の領域になる。
図3(b)では、金属箔16、活物質層13b、シート14aを分かり易くするため、模式的に厚さを誇張して図示しているため、第1の溶着部31aと第2の溶着部31bとの間に溶着されていない部分が有るように見えるが、1枚の正極13の厚さは0.1mm程度であるため、実際は第1の溶着部31aと第2の溶着部31bとが連続している。
二次電池10の製造方法は、2枚のシート14aの間に正極13を挟んだ状態で、シート14a同士及び正極13の周囲とシート14aとを溶着する溶着工程が従来と異なり、他の工程は従来の工程と基本的に同じため説明を省略する。
溶着工程では、図4に示すように、まず、2枚の帯状のシート14aの間に、複数の正極13を所定間隔を置いて並べて配置し、正極13をシート14aで挟み込む。
次に、図5に示すように、シート14aに挟まれた状態の正極13の周縁部と、シート14aの周縁部とを溶着装置の溶着体で同時に押圧して溶着を行う。例えば、溶着を超音波ウェルダーで行う場合は、溶着体はホーンになる。そして、溶着体でセパレータ14の四辺を順に押圧して溶着が行われる。溶着体は、2枚のシート14aのみが重なる部分と、正極13とシート14aとが重なる部分とに跨った状態でシート14a及び正極13を同時に押圧するため、第1の溶着部31a及び第2の溶着部31bが同時に形成され、溶着部31は第1の溶着部31aと第2の溶着部31bとが連続する状態で形成される。
次に前記のように構成された二次電池10の作用を説明する。
セパレータ14は、少なくとも一辺が正極13の周縁部に溶着されるため、その部分ではセパレータ14の微細孔が潰れて正極13の活物質層13bに無効な領域ができる。しかし、シート14aの正極13の周縁部に溶着された部分は、セパレータ14のシート14a同士が溶着された部分と連続しているため、正極13の活物質層13bに生じる無効な領域は溶着部31と重なる状態になる。そして、二次電池10は、セパレータ14を挟んで正極13の活物質層13bが形成された部分と、負極15の活物質層15bが形成された部分とが対向する部分の面積から、第2の溶着部31b、すなわちシート14aと正極13の周縁部とが溶着されてセパレータ14の微細孔が潰れた部分の面積を差し引いた面積が有効な電極部となる。正極13の活物質層13bの面積は負極15の活物質層15bの面積より小さいため、有効な電極部となる面積は、正極13の活物質層13bの面積から第2の溶着部31bの面積を差し引いた値となる。この面積は、図3(a)において、二点鎖線で囲まれた部分の面積になる。
一方、従来技術の場合、図7(a),(b)に示すように、セパレータ42の溶着部43は、正極41と溶着部43との間に隙間44を設けた状態で、正極41の外側に溶着部43が設けられている。その結果、電極組立体12が同じ大きさの場合、即ち、セパレータ42の大きさが同じ場合、隙間44の分だけ有効電極部が減少することになる。
そのため、この実施形態の二次電池10は、同じ大きさの電極組立体12を使用した場合、従来技術に比べて高密度化が可能になる。
この実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)二次電池10は、正極タブ13aがセパレータ14から突出する状態でセパレータ14に包まれた正極13と、負極15とが交互に積層された積層型の電極組立体12を備える蓄電装置である。そして、セパレータ14は、相対する一対のシート14aの縁部同士が溶着された第1の溶着部31aを有し、少なくとも一辺には第1の溶着部31aと連続した状態で正極13の周縁部と溶着された第2の溶着部31bを有する。
シート14aが正極13の周縁部に溶着された第2の溶着部31bは、セパレータ14のシート14a同士が溶着された第1の溶着部31aと連続しているため、正極13の活物質層13bに生じる無効な領域は溶着部31と重なる状態になる。セパレータ14の溶着部31は、もともと有効電極部とはならない領域のため、セパレータ14が同じ大きさの場合、有効電極部と溶着部31との間に隙間が無いこの構成では、隙間が無い分、結果として有効電極部の面積が大きくなる。したがって、セパレータ14内での正極13のずれを防止するとともに、有効電極部の面積を大きくすることができる。
(2)負極15は、セパレータ14の大きさ以上の大きさに形成されている。積層された状態において、負極15とセパレータ14とのずれが発生した場合、負極15をセパレータ14の大きさより小さくしていると、正極13と負極15とが対向しない部分が生じる虞がある。しかし、負極15をセパレータ14の大きさ以上の大きさに形成した場合、ずれが発生しても正極13が負極15と対向しない部分が生じることを抑制することができる。
(3)セパレータ14は、全周が正極13の周縁部と連続して溶着されている。この構成によれば、正極13がセパレータ14内でずれることが確実に防止される。
(4)二次電池(蓄電装置)10の製造方法は、正極タブ13aがセパレータ14から突出する状態でセパレータ14に包まれた正極13と、負極15とが交互に積層された積層型の電極組立体12を備える蓄電装置の製造方法である。そして、正極13を、セパレータ14を構成する一対のシート14aの間に配置した状態で一対のシート14aを溶着する溶着工程は、一対のシート14aのうち正極13に溶着される部分と連続する状態でシート14a同士が溶着される第1の溶着部31aの溶着を、シート14aが正極13に溶着される第2の溶着部31bの溶着と同時に行う。正極13を包むセパレータ14のシート14aの溶着部31が、シート14a同士が溶着された第1の溶着部31aと、シート14aが正極13に溶着された第2の溶着部31bとが連続するように形成する場合、溶着作業をシート14a同士を溶着する作業と、シート14aと正極13とを溶着する作業との二回に分けて行うことも可能である。しかし、同時に行う方が、作業の手間が簡単になるとともに、第1の溶着部31aと第2の溶着部31bが同じ状態で連続するように溶着することができる。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
○ セパレータ14は、正極タブ13aがセパレータ14から突出する状態で、相対する一対のシート14aの縁部同士が溶着され、かつ少なくとも一辺が正極13の周縁部と連続して溶着されていればよく、全周が正極13の周縁部と連続して溶着されている必要はない。例えば、図6に示すように、正極タブ13aの突出方向に延びる二辺(図6における左右の二辺)の溶着部31は、第1の溶着部31a及び第2の溶着部31bで構成され、セパレータ14の上下の二辺は第1の溶着部31aのみで構成してもよい。また、左右の二辺は第1の溶着部31aで構成し、上下の二辺を第1の溶着部31a及び第2の溶着部31bで構成してもよい。三辺を第1の溶着部31a及び第2の溶着部31bで構成し、残りの一辺を第1の溶着部31aのみで構成してもよい。
○ 正極13及び負極15は、必ずしも金属箔16の両面に活物質層13b,15bが形成された構成に限らず、金属箔16の片面にのみ活物質層13b,15bが形成された構成であってもよい。
○ 金属箔16の両面に活物質層13b,15bが形成された正極13及び負極15を使用する場合も、積層方向の両端に位置する正極13及び負極15に、金属箔16の片面に活物質層13b,15bが形成された正極13及び負極15を使用してもよい。この場合、不要な活物質層13b,15bが存在しない分、活物質が無駄にならない。
○ 正極タブ13a及び負極タブ15aは、金属箔16の一部を利用して一体形成されたものに限らず、別に形成されたタブ用金属箔を活物質非塗布部13c,15cに溶接で接合した構成としてもよい。
○ 二次電池10は、リチウムイオン二次電池に限らず、ニッケル水素二次電池やニッケルカドミウム二次電池等の他の二次電池であってもよい。
○ 蓄電装置は、二次電池10に限らず、例えば、電気二重層キャパシタやリチウムイオンキャパシタ等のようなキャパシタであってもよい。
以下の技術的思想(発明)は前記実施形態から把握できる。
(1)請求項1又は請求項2に記載された前記セパレータの溶着部は、前記一対のシート同士が溶着された第1の溶着部と、シートと正極の周縁部とが溶着された第2の溶着部とから成り、前記第1の溶着部と前記第2の溶着部とが連続している。
10…蓄電装置としての二次電池、12…電極組立体、13…正極、13a…正極タブ、14…セパレータ、14a…シート、15…負極、31…溶着部、31a…第1の溶着部、31b…第2の溶着部。

Claims (4)

  1. 正極タブがセパレータから突出する状態でセパレータに包まれた正極と、負極とが交互に積層された積層型の電極組立体を備える蓄電装置であって、
    前記セパレータは、相対する一対のシートの縁部同士が溶着された第1の溶着部を有し、少なくとも一辺には前記第1の溶着部と連続した状態で前記正極の周縁部と溶着された第2の溶着部を有することを特徴とする蓄電装置。
  2. 前記負極は、前記セパレータの大きさ以上の大きさに形成されている請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記セパレータは、全周が前記正極の周縁部と連続して溶着されている請求項1又は請求項2に記載の蓄電装置。
  4. 正極タブがセパレータから突出する状態でセパレータに包まれた正極と、負極とが交互に積層された積層型の電極組立体を備える蓄電装置の製造方法であって、
    前記正極を前記セパレータを構成する一対のシートの間に配置した状態で前記一対のシートを溶着する溶着工程は、前記シート同士が溶着される第1の溶着部の溶着を、前記シートが前記正極に溶着される第2の溶着部の溶着と同時に行うことを特徴とする蓄電装置の製造方法。
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