JP2014101101A - 駐車支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】駐車支援装置において、望ましい車両経路を提示できない不具合の機会低減を図る。
【解決手段】Frソナー31(第1センサ)による検知可能範囲(Fr範囲31a)から外れた位置に存在する路面上の障害物であって、車両経路中に存在するが車両が乗り越え可能な高さである低障害物(縁石E)を、検知可能範囲(Rr範囲32a)に含ませるようにRrソナー32(第2センサ)を設定する。そして、Frソナー31の検知結果に基づき駐車スペースPSの位置を推定し、Frソナー31の検知結果およびRrソナー32の検知結果に基づき、低障害物の有無を判定する。つまり、Frソナー31で駐車可能と判定されたにも拘わらずRrソナー32で障害物を検知した場合には、その障害物を低障害物と見なす。
【選択図】図1

Description

本発明は、駐車スペースへ進入する車両経路を提示する、駐車支援装置に関する。
特許文献1には、車両に搭載されたソナーにより障害物を検知し、その検知結果に基づき駐車スペースの位置を推定し、その推定位置に基づき駐車スペースへ進入する車両経路を演算し、その演算結果にしたがって操舵輪(前輪)を自動で駆動させる駐車支援装置が開示されている。
特開2009−166686号公報
ここで、縁石等、乗り越え可能な高さの低障害物が駐車スペースの周囲に存在し、その低障害物をソナーが検知する場合がある。この場合、従来の支援装置では、検知した障害物が乗越え可能なものであるか否かは判別がつかないので、乗越え不可能な障害物が存在するとみなし、駐車スペースが存在しないと推定してしまう。したがって、本来であれば、縁石を乗り越えて駐車スペースへ進入する車両経路を設定することが望ましい場合であっても、駐車スペースが存在しないと誤って推定してしまい、望ましい車両経路を提示できないといった問題が生じる。
本発明は、上記問題を鑑みてなされたもので、その目的は、望ましい車両経路を提示できない不具合の機会低減を図った駐車支援装置を提供することにある。
開示されたひとつの発明は上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、開示された発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成する発明は以下の点を特徴とする。すなわち、駐車スペースへ進入する車両経路を提示する駐車支援装置において、車両の周囲に存在する障害物を検知するよう、検知可能範囲が設定された第1センサと、前記第1センサによる検知可能範囲から外れた位置に存在する路面上の障害物であって、前記車両経路中に存在するが車両が乗り越え可能な高さである低障害物を、検知可能範囲に含ませるように設定された第2センサと、前記第1センサの検知結果に基づき、前記駐車スペースの位置を推定する位置推定手段と、前記第1センサおよび前記第2センサの検知結果に基づき、前記低障害物の有無を判定する判定手段と、を備えることを特徴とする。
これによれば、第1センサによる検知可能範囲から外れた位置に存在する低障害物を、検知可能範囲に含ませるように第2センサを設定している。そして、両センサの検知結果に基づき低障害物の有無を判定する。
例えば、第2センサで障害物が検知された場合において、その検知位置には第1センサでは障害物が検知されなかった場合、第2センサで検知した障害物が低障害物であると判定できる。なお、第2センサで障害物が検知された場合であっても、第1センサでも同じ位置で障害物を検知した場合には、第2センサで検知した障害物は、車両が乗越えできない障害物であると判定できる。
このように、上記発明によれば、両センサの検知結果に基づき低障害物の有無を判定手段が判定できるようになるので、縁石を乗り越えて駐車スペースへ進入する車両経路を設定することが望ましい場合において、駐車スペースが存在しないと誤って推定してしまうことを抑制できる。よって、望ましい車両経路を提示できない不具合の機会低減を図ることができる。
本発明の第1実施形態にかかる駐車支援装置が搭載された車両を、後方から見た図。 図1の車両を上方から見た、駐車シーンを示す図。 図1に示すECUが車両経路を設定する手順を示すフローチャート。 縁石を跨いで駐車する場合の状況を示す図。 駐車スペースの両側に縁石が存在する場合の駐車シーンを示す図。 各種駐車シーンにおけるソナーの検知結果の違いを示す図。 本発明の第2実施形態にかかるECUの機能ブロック図。 ソナーによる探査波および反射波にかかる、出力電圧の波形を示す図。 第2実施形態における第1閾値および第2閾値を示す図。
以下、本発明にかかる駐車支援装置の各実施形態について、図面を参照しつつ説明する。以下の各実施形態相互において、図中の同一符号を付した部分の構成は、互いに同一もしくは均等であり、その説明を援用する。
(第1実施形態)
図1は、駐車支援装置として機能する電子制御装置(ECU10)が搭載された車両Vを示し、図2は、駐車スペースPSへ車両Vを縦列駐車する状況を示す平面図である。
図1および図2にて図示される車両Vは、操舵輪11(前輪)を電動モータ20で駆動させる構造であり、通常走行時には、運転者のステアリング操作量に応じた操舵角となるよう、ECU10は電動モータ20の駆動を制御して操舵角を制御する。
さらにECU10は、以下に説明する自動操舵を実施することで、駐車支援装置として機能する。すなわち、操作スイッチ21を運転者がオン操作して駐車支援システムを起動させると、運転者がステアリングを操作していなくても、電動モータ20を駆動させて操舵輪11を最適操舵角に自動で作動(自動操舵)させる。したがって、運転者がステアリングを操作することなくアクセルペダルを踏み込んで走行させると、障害物Va、Vbとのクリアランスが大きくなるような最適な車両経路で、駐車スペースPSへ駐車できる。
なお、図中の障害物Vaは、図2のA位置から見て駐車スペースPSの手前側に駐車されている他車両であり、障害物Vbは、駐車スペースPSの奥側に駐車されている他車両である。また、障害物Eは、車両が乗り越え可能な高さ縁石(低障害物に相当)であり、駐車スペースPSと自車両Vとの間に存在する。そのため、駐車スペースPSへ駐車するためには、車両Vは縁石Eを乗り越えることを要する。換言すれば、駐車スペースPSへの車両経路中に縁石Eは存在する。なお、縁石Eの高さは約10cmであることを想定している。
車両Vの側部には、車両Vの周囲に存在する障害物Va、Vb、Eを検知する複数のソナー31、32が取り付けられている。ソナー31、32は、探査波を送信し、障害物Va、Vb、Eで反射されるその探査波の反射波を受信することで障害物Va、Vb、Eまでの距離を検知する。以下の説明では、車両側部のうち前方に取り付けられたソナーをFrソナー31(第1センサに相当)、後方に取り付けられたソナーをRrソナー32(第2センサに相当)と呼ぶ。
Frソナー31の検知可能範囲(Fr範囲31a)とRrソナー32の検知可能範囲(Rr範囲32a)とは異なる範囲となるように設定されている。以下、その範囲の違いについて説明する。
Fr範囲31aから下方に外れた範囲が検知可能となるよう、Rr範囲32aはFr範囲31aよりも低く設定されている。例えば、Frソナー31の検知可能高さを10cm以上、Rrソナー32の検知可能高さを3cm以上とする。
具体的には、Rrソナー32の取付位置は、Frソナー31の取付位置よりも低く設定されている。より具体的には、前輪11または後輪11rの上端11aよりも高い位置にFrソナー31は取り付けられ、前記上端11aよりも低い位置にRrソナー32は取り付けられている。
また、Fr範囲31aの中心線31bまたはRr範囲32aの中心線32bと、鉛直線との角度を仰角θ1と呼ぶ場合において、Rrソナー32の仰角θ1がFrソナー31の仰角θ1よりも小さくなるように、Frソナー31およびRrソナー32は車両Vに取り付けられている。
Fr範囲31aおよびRr範囲32aのうち該範囲の中心線31b、32bに対して垂直な方向の断面形状は楕円である。そして、その楕円の長軸方向に延びる線(長軸線)が水平方向と一致するように、Frソナー31およびRrソナー32は車両Vに取り付けられている。
Fr範囲31aおよびRr範囲32aのうち垂直方向(本実施形態では短軸方向)の範囲を特定する角度を垂直指向性角度θ3(図1参照)と呼び、水平方向(本実施形態では長軸方向)の範囲を特定する角度を水平指向性角度θ4(図2参照)と呼ぶ。Frソナー31とRrソナー32とでは、これらの指向性角度θ3、θ4が一致するように設定されている。つまり、Frソナー31とRrソナー32とは単体性能が同じであり、両ソナー31、32を共用化させて部品種類数の低減を図っている。
また、Fr範囲31aの検知可能距離はRr範囲32aの検知可能距離よりも長く設定されている。例えば、Frソナー31の検知可能距離を50cm〜4mの範囲とし、Rrソナー32の検知可能距離を50cm〜2mの範囲とする。具体的には、Frソナー31の送信音波の周波数を、Rrソナー32の送信音波の周波数よりも低く設定することで、Frソナー31の検知可能距離をRrソナー32よりも長くさせている。
ECU10は、Frソナー31による検知結果に基づき、駐車スペースPSの位置(厳密には、自車両Vに対する駐車スペースPSの相対位置)を推定するとともに、Rrソナー32による検知結果に基づき、低障害物Eの有無を判定する。さらにECU10は、推定した駐車スペース位置に基づき、駐車スペースPSへ進入する車両経路を演算して設定する。この設定では、低障害物Eの有無に応じた最適な経路となるように設定する。
操作スイッチ21は、縦列駐車と車庫入れ駐車とを選択できるように構成されている。つまり、後ろ向きおよび前向きのいずれで自動操舵させるかが運転者により選択され、その選択に応じてECU10は車両経路を演算する。以下、図2に示す駐車シーンにおいて、縦列駐車に係る車両経路の演算手法について説明する。
図2は、縦列駐車を実施する場合の車両経路を順に示す。図1中の符号Aに示す車両位置(A位置)において、車両Vの斜め前方に駐車スペースPSが位置する状況下で縦列駐車する場合には、以下の経路で駐車することとなる。すなわち、先ず、A位置から直進前進してB位置を通り、駐車スペースPSの前を通過した後、C位置で停止する。なお、B位置の時点で、Rrソナー32により縁石Eの存在が検知される。次に、C位置から駐車スペースPSへ向けて後退し、D位置にて縁石Eを乗り越えて、駐車スペースPSへ進入する。なお、図中の矢印は車両中心位置の移動軌跡を示しており、C位置からD位置を通過して駐車スペースPSへ進入するまでの移動軌跡が「車両経路」に相当する。つまり、C位置に至るまでは運転者による手動操舵により走行することを想定しており、C位置から自動操舵を開始させる。
図3は、自動操舵に係る車両経路を設定する手順を示すフローチャートであり、図3の処理は、ECU10が有するマイクロコンピュータにより所定周期で繰り返し実行される。
先ず、図3のステップS10において、操作スイッチ21がオン操作されて駐車支援システムが起動しているか否かを判定する。起動していれば(S10:YES)、次のステップS11において、Frソナー31とRrソナー32による障害物検知を実施する。
Frソナー31による障害物検知では、駐車スペースPSの両隣に存在する障害物Va、Vb(他車両)の位置を算出する。特に、車両Vが駐車スペースPSの前を前進して通過する期間におけるFrソナー31の検出信号変化に基づき、これら障害物Va、Vbの位置を算出する。Rrソナー32による障害物検知では、駐車スペースPSに対して車両Vの手前側に存在する縁石Eを検知する。
これらの障害物検知は、少なくとも駐車スペースPSの前を通過するまで継続して実施する。具体的には、少なくとも駐車スペースPSがFr範囲31aから外れるまでは障害物検知を継続する。
続くステップS12では、Frソナー31の検知結果に基づき、駐車スペースPSの有無(つまり駐車可否)を判定する。すなわち、Frソナー31は検知可能距離が長く設定してあるため、他車両Va、Vbの検知が可能である。よって、Frソナー31によれば、2台の車両Va、Vbの間に駐車スペースPSが存在することを検知できる。
駐車不可と判定(S12:NO)されればステップS10に戻り、一方、駐車可能と判定(S12:YES)されれば、ステップS13(位置推定手段)に進み、Frソナー31の検知結果(他車両Va、Vbの算出位置)に基づき、駐車スペースPSの位置を推定する。
続くステップS14(判定手段)では、Rrソナー32の検知結果に基づき、縁石E(低障害物)の有無を判定する。すなわち、Rrソナー32は検知可能範囲(Rr範囲32a)が低く設定してあるため、縁石Eの検知が可能である。よって、Rrソナー32で障害物が検知されていなければ、縁石Eが存在しないと特定できる。一方、Frソナー31では縁石Eを検知できないものの、乗越え不可能な高さの障害物については検知可能である。よって、駐車スペースPSの手前側(図2の上側)の障害物をFrソナー31が検知していない場合、つまりステップS12で駐車可能と判定された場合であり、かつ、Frソナー31で障害物が検知された場合には、Rrソナー32で検知した障害物は低障害物(縁石E)であると特定できる。
ステップS14において低障害物が存在しないと判定された場合には、続くステップS15(設定手段)において、縦列駐車による最適な車両経路を設定する。具体的には、障害物Va、Vbと自車両Vとのクリアランスを所定以上確保した経路であり、かつ、舵角を最小とする経路(通常の車両経路)を設定する。
一方、ステップS14において低障害物が存在すると判定された場合には、続くステップS16(設定手段)において、低障害物に対する車両Vの進入角度θ2(図2参照)を90度に近づけるように、通常の車両経路を補正した経路を設定する。進入角度θ2とは、縁石Eに最初に乗り上げる車輪(縦列駐車の場合には後輪11r)の中心線と縁石Eの側面との角度のことである。要するに、低障害物が存在する場合には、進入角度θ2を大きくすることを、舵角を最小とすることよりも優先して、車両経路を設定する。
さらに、ステップS14において低障害物が存在すると判定された場合には、ステップS17(トルク制御手段)において、以下に説明するトルクアップ制御を実施する。すなわち、走行駆動源として車両Vに搭載された内燃機関または電動モータの出力軸から、変速装置22(図1参照)を介して駆動輪11(前輪)へ動力を伝達する構成において、変速装置22による変速比(ギア比)を制御して、駆動輪11のトルクを増大させる。或いは、走行駆動源の出力を増大させて、駆動輪11のトルクを増大させる。このトルクアップ制御は、縁石Eを乗り越える期間だけ実施してもよいし、C位置から後退する全期間において実施してもよい。
図4は、駐車スペースPSの中に縁石Eが存在する場合であり、縁石Eを跨いで駐車する場合のシーンである。この場合、図3のステップS12において、Frソナー31およびRrソナー32の両方の検知結果に基づき駐車可否を判定すればよい。具体的には、Rrソナー32で検知した縁石Eの位置と、Frソナー31で検知した他車両Vaの側面位置との距離Lが、車幅(約1.8m)以内であれば、他車両Vaが縁石Eを乗り上げていると見なし、駐車可能と判定する。
図5は、駐車スペースPSの奥側にも縁石E1が存在する場合の駐車シーンである。この場合には、図3のステップS15、S16において、奥側縁石E1に対して自車両Vが並行となる位置へ駐車することとなるよう、車両経路を設定する。また、手前側縁石Eから脱輪しないように、奥側縁石E1と自車両Vとのクリアランスが所定以上となるよう、車両経路を設定する。なお、図2に示すように奥側縁石E1が検知されない場合には、手前側縁石Eに対して自車両Vが並行となる位置へ駐車することとなるよう、車両経路を設定すればよい。
図6は、(a)〜(e)の最上段に示す各種駐車シーンに対する、Frソナー31およびRrソナー32の検知結果を示すとともに、それらの検知結果に基づく駐車可否と、トルクアップおよび進入角度増大の要否判定結果とを示す表である。なお、図中の検知結果欄に示す点線は、ソナー31、32で検知された障害物位置を示す。つまり、車両Vが移動することに伴い検知位置が移動していき、その移動軌跡が障害物の外形線に相当する。
(a)〜(e)の全ての駐車シーンにおいて障害物Va、Vb(他車両)が存在する。そして(a)では、両障害物Va、Vbの間に駐車スペースPSが存在するシーンである。(b)では、乗越え不可能な障害物F(例えば柱)が2つの障害物Va、Vbの間に存在するため駐車できないシーンである。(c)(d)では、乗越え可能な縁石E(障害物)が駐車スペースPSの手前側に存在し、さらに(d)では奥側縁石E1が存在する。(e)では乗越え可能な縁石E(障害物)が2つの障害物Va、Vbの間に存在し、駐車スペースPS内に縁石Eが存在する。
以上の各駐車シーンにおいて、(a)の場合には、Frソナー31およびRrソナー32のいずれもが、2つの障害物Va、Vbを検知し、かつ、2つの障害物Va、Vbの間には障害物を検知していない。よって、駐車スペースPSが存在すると判定されるとともに、図3のステップS17に係るトルクアップ制御、およびステップS16に係る進入角度増大は不要と判断される。
(b)の場合には、Frソナー31およびRrソナー32のいずれもが、2つの障害物Va、Vbの間に障害物Fを検知している。したがって、該障害物Fは乗越え不能な高さの障害物であると見なすことができ、駐車不可と判定する。
(c)の場合には、2つの障害物Va、Vbの手前の位置に障害物Eが存在する旨をRrソナー32が検知するものの、Frソナー31は該手前位置に障害物の存在を検知していない。したがって、Rrソナー32で検知した障害物Eは乗越え可能な低障害物であると見なすことができ、駐車可能と判定する。また、検知した障害物Eの位置にて進入角度を増大させてトルクアップさせるように判定する。
(d)の場合には、2つの障害物Va、Vbの手前の位置に障害物Eが存在する旨をRrソナー32が検知するものの、Frソナー31は該手前位置に障害物の存在を検知していない。また、Frソナー31は、該手前位置に障害物の存在を検知せず、2つの障害物Va、Vbの奥側の位置に障害物E1が存在する旨を検知する。したがって、Rrソナー32で検知した障害物Eは乗越え可能な低障害物であると見なすことができ、駐車可能と判定する。したがって、検知した障害物Eの位置にて進入角度を増大させてトルクアップさせるように判定し、かつ、奥側縁石E1と自車両Vとのクリアランスが所定以上となるよう、車両経路を設定する。
(e)の場合には、2つの障害物Va、Vbの間に障害物Eが存在する旨をRrソナー32が検知するものの、Frソナー31は該位置に障害物の存在を検知していない。したがって、Rrソナー32で検知した障害物Eは乗越え可能な低障害物であると見なすことができ、駐車可能と判定する。また、検知した障害物Eの位置にて進入角度を増大させてトルクアップさせるように判定する。
要するに、図3のステップS12では、Frセンサ31の検知結果に基づき駐車可否を判定しているが、(a)〜(e)の各種駐車シーンにおいて、Frソナー31とRrソナー32の検知結果の組み合わせに基づき、Rrソナー32で検知した障害物が低障害物であるか否かを判定しているとも言える。そして、車両経路上に障害物Eが検出されても、その障害物が低障害物Eであると判定された場合には、駐車可能と判定できる。
以上により、本実施形態によれば、Frソナー31(第1センサ)による検知可能範囲(Fr範囲31a)から外れた位置に存在する路面上の障害物であって、車両経路中に存在するが車両が乗り越え可能な高さである低障害物(縁石E)を、検知可能範囲(Rr範囲32a)に含ませるようにRrソナー32(第2センサ)を設定する。換言すれば、Rr範囲32aの全てをFr範囲31aに含ませないようにFrソナー31を設定する。そして、Frソナー31の検知結果に基づき駐車スペースPSの位置を推定し(図3のステップS13)、Frソナー31の検知結果およびRrソナー32の検知結果に基づき、低障害物の有無を判定する(図3のステップS14)。つまり、Frソナー31で駐車可能と判定されたにも拘わらずRrソナー32で障害物を検知した場合には、その障害物を低障害物と見なす。
このように、本実施形態によれば、両ソナー31、32の検知結果に基づき低障害物の有無を判定手段が判定できるようになるので、縁石Eを乗り越えて駐車スペースPSへ進入する車両経路を設定することが望ましい場合において、駐車スペースPSが存在しないと誤って推定してしまうことを抑制できる。
さらに、以下に列挙する特徴を備えた本実施形態によれば、各々の特徴により以下に説明する作用効果が発揮される。
<作用効果1>Frソナー31およびRrソナー32は、車両Vの前後方向にずらして配置されており、Frソナー31を、Rrソナー32よりも車両前方側に配置したことを特徴とする。ここで、位置推定手段S13は、Frソナー31の検知結果に基づき駐車スペースPSの位置を推定するので、車両Vを前進させながらFrソナー31の検知結果を取得するにあたり、車両前方側にFrソナー31を配置させた方が、後方側に配置させる場合に比べて前記取得を早期に完了できる。その結果、駐車スペース位置を早期に推定できるようになる。この点を鑑みた上記特徴によれば、Frソナー31をRrソナー32よりも車両前方側に配置するので、駐車スペース位置を早期に推定できる。
<作用効果2>
位置推定手段S13により推定された駐車スペース位置に基づき車両経路を設定する設定手段S15、S16を備え、その設定手段S15、S16は、判定手段S14により低障害物Eが存在すると判定された場合に、存在しないと判定された場合に比べて低障害物Eに対する車両進入角度θ2を90度に近づけるよう、車両経路を設定することを特徴とする。これによれば、乗り越えることを要する低障害物Eが存在する場合には、低障害物Eに対する車両進入角度を90度に近づけるように車両経路を設定するので、低障害物Eを乗り越える確実性を向上できる。
<作用効果3>
駆動輪11の回転トルクを自動で変化させるトルク制御手段S17を備え、トルク制御手段S17は、判定手段S14により低障害物Eが存在すると判定された場合に、存在しないと判定された場合に比べて回転トルクを増大させるように制御することを特徴とする。これによれば、乗り越えることを要する低障害物Eが存在する場合には、回転トルクを増大させるので、低障害物Eをスムーズに乗り越えるようにできる。
<作用効果4>
Rrソナー32(第2センサ)は、Frソナー31(第1センサ)よりも低い位置となるように車両Vに取り付けられていることを特徴とする。これによれば、Rr範囲32aがFr範囲31aよりも低くなるように設定することを容易に実現できる。
<作用効果5>
Frソナー31(第1センサ)およびRrソナー32(第2センサ)は、音波を送受信して障害物を検知するソナーであり、かつ、Frソナー31による送信音波の周波数がRrソナー32による送信音波の周波数よりも低くなるように設定されていることを特徴とする。これによれば、Rr範囲32aがFr範囲31aよりも近距離になるように設定することを容易に実現できる。
<作用効果6>
Rrソナー32(第2センサ)による検知可能範囲の中心線32aがFrソナー31(第1センサ)の中心線31aよりも下向きになるように、Rrソナー32は車両Vに取り付けられていることを特徴とする。これによれば、車両Vの近くまで低障害物Eの検知が可能になり、車両近くの低障害物Eに対する検知漏れのおそれを低減できる。
<作用効果7>
判定手段S14では、Rrソナー32で障害物が検知され、かつ、その検知位置にはFrソナー31では障害物が検知されなかった場合に、Rrソナー32で検知した障害物が低障害物Eであると判定する。具体的には、駐車スペースPSの手前側(図2の上側)の障害物をFrソナー31が検知していない場合、つまりステップS12で駐車可能と判定された場合であり、かつ、Frソナー31で障害物が検知された場合には、Rrソナー32で検知した障害物は低障害物(縁石E)であると、ステップS14にて判定する。このように、Frソナー31およびRrソナー32の検知可能範囲を異ならせ、これらの検知結果の組み合わせに基づき縁石Eの有無を判定するので、縁石Eの有無を高精度で判定できる。
(第2実施形態)
図7は、本実施形態にかかるECU10の機能ブロックを示す図である。図中の各機能ブロック10a〜10gは、ECU10が有するマイクロコンピュータ(マイコン)の演算により実行される各機能を示す。
駐車位置検出部10aは、ソナー31、32の検知結果に基づき駐車スペースPSの位置を推定するものであり、図3のステップS13の処理を実行する。障害物判定部10bは、ソナー31、32の検知結果に基づき、ステップS11にかかる障害物位置算出と、ステップS14にかかる低障害物Eの有無判定とを実行するものである。
車両誘導経路設定部10cは、これらの駐車位置検出部10aおよび障害物判定部10bの演算結果に基づき、車両の誘導経路(車両経路)を設定するものであり、ステップS15、S16の処理を実行する。さらに車両誘導経路設定部10cは、設定した誘導経路を情報提示装置23へ出力する。情報提示装置23は、誘導経路をディスプレイに表示したり、誘導経路にしたがったステアリング操舵角を音声出力したりする当、誘導経路を運転者へ提示する装置である。
ステアリング制御部10dは、車両誘導経路設定部10cによる演算結果(S15、S16)に基づき、ステアリングモータ(電動モータ20)へ駆動信号を出力して自動操舵を実行する。トルク制御部10eは、車両誘導経路設定部10cによる演算結果に基づき変速装置22へ駆動信号を出力して、ステップS17にかかるトルクアップ制御を実行する。具体的には、低障害物Eに後輪11rが乗り上げる直前のタイミングでトルクアップさせる。
先述したように、ソナー31、32は、探査波を送信する。そして、障害物Va、Vb、Eで反射されるその探査波の反射波を受信することで障害物Va、Vb、Eまでの距離を検知する。しかし、図8に示すように、探査波Waが路面で反射した反射波(路面反射波Wb)と、障害物Va、Vb、Eで反射した反射波(物体反射波Wc)とが、ソナー31、32の出力電圧波形には含まれる。つまり、路面反射波Wbが物体反射波Wcに対してノイズとなる。また、図9に示すように、縁石Eの物体反射Wcは車両Va、Vbの物体反射Wbよりも出力電圧が低い。
これらの点を鑑みて、ECU10は、Frソナー31については、出力電圧(検知電圧)が第1閾値TH1よりも高いことを条件として障害物の存在を検知する。一方、Rrソナー32については、出力電圧が第2閾値TH2よりも高いことを条件として障害物の存在を検知する。そして、第2閾値TH2を第1閾値TH1よりも低く設定している(図9参照)。
さらにECU10は、縁石Eの検知を要する場合には第2閾値TH2の値を低く設定し、縁石Eの検知が不要の場合には第2閾値TH2の値を高く設定する。具体的には、駐車スペース位置の推定が為されるまでの期間、つまり図1のA位置からC位置までの区間では、縁石Eの検知を要するため第2閾値TH2の値を低く設定する。一方、前記推定が為されてから駐車が完了するまでの期間、つまり図1のC位置から駐車スペース位置までの区間では、A位置からC位置までの区間に比べて第2閾値TH2の値を高く設定する。
図7に示す判定閾値設定部10fは、上述の如く両閾値TH1、TH2を設定する。そして、ソナー制御部10gは、判定閾値設定部10fにて設定された閾値TH1、TH2を用いて障害物の有無を判定するようにソナー31、32を制御する。
以上により、本実施形態によれば、第2閾値TH2は第1閾値TH1よりも低く設定されている。そのため、Rrソナー32については、第2閾値TH2を低くすることに起因して、出力電圧が低い縁石Eに対する検知漏れを抑制できるようになる。一方、Frソナー31については、第1閾値TH1を高くすることに起因して、ノイズの影響を少なくして車両Va、Vbを高精度で検知できるようになる。
さらに本実施形態によれば、駐車スペース位置の推定が為されるまでとそれ以降とで、第2閾値TH2を異なる値に切り替える。これにより、推定が為されるまでは第2閾値TH2を低くして縁石Eの検知漏れを抑制でき、推定が為された以降については第2閾値TH2を高くして車両を高精度で検知できるよう、切り替えることができる。
(第3実施形態)
上記第1実施形態では、Frソナー31の垂直指向性角度θ3とRrソナー32の垂直指向性角度θ3とが同じに設定されているが、本実施形態では、Rrソナー32の垂直指向性角度θ3が、Frソナー31の垂直指向性角度θ3よりも大きく設定されている。
ここで、Rrソナー32については、垂直指向性角度θ3を大きくして検知範囲を下方に拡大するほど、車両Vの近くまで低障害物Eの検知が可能になる。つまり、車両近くの低障害物Eに対する検知漏れのおそれを低減できる。この点を鑑みた本実施形態では、Rrソナー32の垂直指向性角度θ3をFrソナー31よりも大きく設定するので、車両Vの近くまで低障害物Eの検知が可能になることを容易に実現できる。
(第4実施形態)
上記第1実施形態では、Rr範囲32aの長軸線の延びる方向(長軸方向)が水平方向と一致するように、Rrソナー32は車両Vに取り付けられているが、本実施形態では、長軸方向が水平方向に対して所定角度(例えば45度)だけ傾くように取り付けられている。
これによれば、長軸方向が水平方向と一致するように取り付けた場合に比べて、検知範囲が下方に拡大することとなる。よって、車両Vの近くまで低障害物Eの検知が可能になり、車両近くの低障害物Eに対する検知漏れのおそれを低減できる。しかも、Frソナー31とRrソナー32の単体性能を同じにしつつ、Rrソナー32の検知範囲が下方に拡大できるので、両ソナー31、32を共用化させて部品種類数の低減を図ることができる。
(第5実施形態)
本実施形態では、図3のステップS14(判定手段)において、Rrソナー32(第2センサ)で検知された障害物が水平方向に直線状に延びる形状であることを条件として、低障害物(縁石E)であると判定する。これによれば、縁石Eの如く直線状に延びる形状に限って低障害物であると判定するので、駐車スペースPSへの進入経路上に低障害物が存在しない場合にまで低障害物が存在すると判定してしまうことを回避できる。
(第6実施形態)
本実施形態は、上記第5実施形態の変形例であり、Frソナー31(第1センサ)で検知した障害物Va、Vb(他車両)の側面を延長した直線を仮想直線(図2中の一点鎖線L1参照)と呼ぶ場合において、ステップS14(判定手段)では、Rrソナー32(第2センサ)で検知された障害物が仮想直線L1から所定範囲内に存在し、かつ、Rrソナー32で検知された障害物の延伸方向が仮想直線L1と平行である場合に、低障害物であると判定する。
なお、前記「所定範囲」とは、仮想直線L1から所定距離離れた直線L2と、仮想直線L1との間の範囲のことであり、仮想直線L1と直線L2とは平行である。また、障害物の延伸方向が仮想直線L1と平行であるか否かを判定するにあたり、厳密に平行であることを要件とせず、延伸方向の線が仮想直線L1に対して所定角度傾いていることは許容して平行であるか否かを判定する。換言すれば、延伸方向線の仮想直線L1に対する傾きが所定範囲内であれば、平行であると判定する。
以上により、本実施形態によれば、他車両Va、Vbから遠く離れた位置の障害物や、他車両Va、Vbの側面とは平行でない障害物は、低障害物とは判定されないようになるので、駐車スペースPSへの進入経路上に低障害物が存在しない場合にまで低障害物が存在すると判定してしまうことを回避できる。
(他の実施形態)
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、以下のように変更して実施してもよい。また、各実施形態の特徴的構成をそれぞれ任意に組み合わせるようにしてもよい。
・上述した実施形態では、操作スイッチ21をオン操作させたことをトリガとして、ステップS11に係る障害物検知を実行しているが、操作スイッチ21のオン操作有無に拘わらず障害物検知を実行し、操作スイッチ21をオン操作させた時点で、障害物検知の履歴に基づき車両経路を設定するようにしてもよい。
・上述した実施形態では、図3の処理により設定した車両経路に基づく操舵角で自動操舵することにより、駐車スペースPSへ進入するための車両経路を提示している。これに対し、設定した車両経路をディスプレイに表示させることで、車両Vの運転者へ車両経路を提示してもよいし、設定した車両経路にしたがった音声案内により、車両Vの運転者へ車両経路を提示してもよい。
・障害物検知センサはソナー13の如く音波を用いるものでなくてもよい。例えば、光波を用いるものであっても、電波を用いるものであってもよく、超音波センサ、レーザレーダ、ミリ波レーダ等が、ソナー代替の具体例として挙げられる。
・上記第2実施形態では、図1のA位置からC位置までの区間において第2閾値TH2の値を低く設定し、C位置以降は第2閾値TH2の値を高く設定している。これに反し、A位置からC位置までの区間において第2閾値TH2の値を高く設定し、C位置以降は第2閾値TH2の値を低く設定するようにしてもよい。
31…Frソナー(第1センサ)、31a…検知可能範囲、32…Rrソナー(第2センサ)、32a…検知可能範囲、E…縁石(低障害物)、PS…駐車スペース、S13…位置推定手段、S14…判定手段、S15、S16…設定手段、S17…トルク制御手段、θ2…車両進入角度。

Claims (14)

  1. 駐車スペース(PS)へ進入する車両経路を提示する駐車支援装置において、
    車両の周囲に存在する障害物を検知するよう、検知可能範囲(31a)が設定された第1センサ(31)と、
    前記第1センサによる検知可能範囲から外れた位置に存在する障害物のうち、車両が乗り越え可能な高さの低障害物(E)を検知可能範囲(32a)に含ませるように設定された第2センサ(32)と、
    前記第1センサの検知結果に基づき、前記駐車スペースの位置を推定する位置推定手段(S13)と、
    前記第2センサの検知結果に基づき、前記低障害物の有無を判定する判定手段(S14)と、
    を備えることを特徴とする駐車支援装置。
  2. 前記第1センサおよび前記第2センサは、車両の前後方向にずらして配置されており、
    前記第1センサを、前記第2センサよりも車両前方側に配置したことを特徴とする請求項1に記載の駐車支援装置。
  3. 前記第2センサによる前記検知可能範囲のうち垂直方向の範囲を特定する垂直指向性角度は、第1センサの垂直指向性角度よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の駐車支援装置。
  4. 前記第2センサによる前記検知可能範囲の中心線が前記第1センサの中心線よりも下向きになるように、前記第2センサは車両に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の駐車支援装置。
  5. 前記第2センサの検知可能範囲のうち該範囲の中心線に対して垂直な断面の形状は楕円であり、その楕円の長軸方向が水平線に対して所定角度だけ傾くように、前記第2センサは車両に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の駐車支援装置。
  6. 前記第1センサは、検知電圧が第1閾値よりも高いことを条件として前記障害物を検知し、
    前記第2センサは、検知電圧が第2閾値よりも高いことを条件として前記低障害物を検知し、
    前記第2閾値は前記第1閾値よりも低く設定されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の駐車支援装置。
  7. 前記判定手段は、前記第2センサで障害物が検知され、かつ、その検知位置には前記第1センサでは障害物が検知されなかった場合に、前記第2センサで検知した障害物が前記低障害物であると判定することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の駐車支援装置。
  8. 前記判定手段は、前記第2センサで検知された障害物が水平方向に直線状に延びる形状である場合に前記低障害物であると判定することを特徴とする請求項7に記載の駐車支援装置。
  9. 前記第1センサで検知した障害物の側面を延長した直線を仮想直線と呼ぶ場合において、
    前記判定手段は、
    前記第2センサで検知された障害物が前記仮想直線から所定範囲内に存在し、かつ、前記第2センサで検知された障害物の延伸方向が前記仮想直線と平行である場合に、前記低障害物であると判定することを特徴とする請求項8に記載の駐車支援装置。
  10. 前記第2センサは、検知電圧が第2閾値よりも高いことを条件として前記低障害物を検知し、
    前記位置推定手段による推定が為されるまでの期間と、前記推定が為されてから駐車が完了するまでの期間とで、前記第2閾値を異なる値に切り替えることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の駐車支援装置。
  11. 前記位置推定手段により推定された前記駐車スペースの位置に基づき、前記車両経路を設定する設定手段(S15、S16)を備え、
    前記設定手段は、前記判定手段により前記低障害物が存在すると判定された場合に、存在しないと判定された場合に比べて前記低障害物に対する車両進入角度(θ2)を90度に近づけるよう、前記車両経路を設定することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1つに記載の駐車支援装置。
  12. 車両の駆動輪の回転トルクを自動で変化させるトルク制御手段(S17)を備え、
    前記トルク制御手段は、前記判定手段により前記低障害物が存在すると判定された場合に、存在しないと判定された場合に比べて前記回転トルクを増大させるように制御することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1つに記載の駐車支援装置。
  13. 前記第2センサは、前記第1センサよりも低い位置となるように車両に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1つに記載の駐車支援装置。
  14. 前記第1センサおよび前記第2センサは、音波を送受信して障害物を検知するソナーであり、かつ、前記第1センサによる送信音波の周波数が前記第2センサによる送信音波の周波数よりも低くなるように設定されていることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1つに記載の駐車支援装置。
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