JP2014094992A - 転写印刷用インク及び転写印刷方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】より多くの種類のインクジェット受容層を採用可能な、転写印刷用インク及び転写印刷方法を提供する。
【解決手段】本発明の転写印刷用インクは、溶媒、昇華性染料及びバインダ樹脂を含み、当該バインダ樹脂が当該溶媒に分散、懸濁又は乳濁している。
【選択図】図1

Description

本発明は、転写印刷用インク及び転写印刷方法に関する。
特許文献1には、表面に樹脂層を有するフィルム製品上にインクジェット受容層を設けてなるインクジェット受容フィルムに、昇華性染料を含有するインクを用いて印字して、加熱することによる昇華染色方法が記載されている。
特開2002−79751号公報(2002年3月19日公開)
しかしながら、昇華性染料を含むインクは、印刷可能な被記録媒体の種類が少ない。つまり、特許文献1に記載の技術では、採用することができるインクジェット受容層の種類が限られてしまう。
本発明はこのような問題に鑑みて成された発明であり、より多くの種類のインクジェット受容層を採用可能な、転写印刷用インク及び転写印刷方法を提供する。
本発明に係る転写印刷用インクは、溶媒、昇華性染料及びバインダ樹脂を含み、当該バインダ樹脂が当該溶媒に分散又は乳濁していることを特徴としている。
バインダ樹脂が溶媒に分散、懸濁又は乳濁しているインクを用いれば、多くの種類の被記録媒体に対して、弾かれることなく、また、滲みを抑制して、印刷することができる。よって、より多くの種類のインク受像層を採用可能な昇華転写印刷を行なうことができる。
本発明に係る転写印刷方法は、溶媒、昇華性染料及びバインダ樹脂を含み、当該バインダ樹脂が当該溶媒に分散、懸濁又は乳濁している転写印刷用インクを用いる転写印刷方法であって、被記録媒体の上に、加熱されることにより昇華する上記昇華性染料が通過することができるインク受像層を設けるインク受像層形成工程と、上記インク受像層の上に、上記転写印刷用インクを塗布して画像を形成する画像形成工程と、上記インク受像層の上の画像を加熱して、上記昇華性染料を昇華させて上記被記録媒体に転写させる転写工程と、を含むことを特徴としている。
バインダ樹脂が溶媒に分散、懸濁又は乳濁しているラテックスやエマルションタイプのインクを用いれば、多くの種類の被記録媒体に対して、弾かれることなく、また、滲みを抑制して、印刷することができる。よって、より多くの種類のインク受像層を採用可能な昇華転写印刷を行なうことができる。
また、加熱によって転写できるので、加圧ローラ等の転写媒体と被記録媒体を密着させるための大規模な設備が不要であるという利点もある。
本発明に係る転写印刷方法では、上記インク受像層形成工程を、上記インク受像層の材料をインクジェットにより上記被記録媒体の上に吐出することによって行なうことがより好ましい。
予めインク受像層が形成された特殊な被記録媒体を使用する必要が無く、様々な被記録媒体を用いて転写印刷を行なうことができる。
本発明に係る転写印刷方法では、上記画像形成工程は、上記転写印刷用インクをインクジェットにより上記インク受像層の上に吐出することによって行なうことがより好ましい。
バインダ樹脂が溶媒に分散、懸濁又は乳濁しているインクはインクジェット印刷に好適に用いることができる。よって、インクジェット印刷によって簡便に画像を形成することができる。
本発明に係る転写印刷方法では、上記インク受像層は、上記バインダ樹脂を通過させないものであることがより好ましい。
バインダ樹脂をインク受像層上に残すことによって、昇華染料が発色した際にバインダ樹脂が混ざって濁ることを防ぐことができる。
本発明に係る転写印刷方法では、上記インク受像層は、デンプン、ポリビニルアルコール、ポリビニルプロリドン、アクリル樹脂及びウレタン樹脂よりなる群から選ばれる少なくとも一種であることがより好ましい。
これらの材料であれば昇華性染料は通すがバインダ樹脂は通さないため、より明りょうな画像を印刷することができる。また、これらの材料であればインク受像層が被記録媒体から剥離しやすい。
本発明によれば、より多くの種類のインク受像層を採用できる昇華転写印刷を行なうことができるという効果を奏する。
本発明に係る転写印刷方法の一実施形態のフローを示す図である。
以下、本発明について、詳細に説明する。
<転写印刷用インク>
本発明に係る転写印刷用インクは、溶媒、昇華性染料及びバインダ樹脂を含み、当該バインダ樹脂が当該溶媒に分散、懸濁又は乳濁している。換言すれば、本発明に係る転写印刷用インクはラテックスインクに昇華性染料が含まれているものであるともいえる。ラテックスインクを用いれば、多くの種類の被記録媒体に対して、弾かれることなく、また、滲みを抑制して、印刷することができる。よって、より多くの種類のインク受像層を採用可能な昇華転写印刷を行なうことができる。
〔昇華性染料〕
本発明に係る転写印刷用インクに含まれる昇華性染料は、従来公知の様々な昇華性染料を採用できる。
昇華性染料の種類としては、インク組成物の用途等に応じて、適宜定めればよく、例えば、アゾ系分散(昇華)染料、アゾベンゼン系分散染料、アントラキノン系分散染料及びキノフタロン系黄色分散染料等が挙げられる。
昇華性染料の含有量は、インク組成物の用途等に応じて適宜定めればよく、例えば、2重量%以上、20重量%以下であることが好ましく、3重量%以上、10重量%以下であることがさらに好ましい。
また、昇華性染料はゼラチン、アラビアゴム、尿素樹脂、ウレタン樹脂等のマイクロカプセルやこれらの樹脂中に内包させてもよい。
〔ラテックスインク〕
本明細書において「ラテックスインク」は、溶媒及びバインダ樹脂を含み、当該バインダ樹脂が当該溶媒に分散、乳濁又は懸濁しているインクを指す。
溶媒の具体例としては水が挙げられる。バインダ樹脂が水に乳濁又は懸濁しているものである水性ラテックスインクの場合、当該バインダ樹脂による水性エマルション又は水性サスペンションが形成されているともいえる。
バインダ樹脂の例としては、水溶性のビニル系樹脂、アクリル系樹脂、アルキッド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、シリコン系樹脂、フッ素系樹脂、エポキシ系樹脂、フェノキシ系樹脂、ポリオレフィン系樹脂等、及びこれらの変性樹脂等が挙げられる。この中でも、より好ましくは、アクリル系樹脂、水溶性ポリウレタン系樹脂、水溶性ポリエステル系樹脂、水溶性アクリル系樹脂であり、特に好ましくはアクリル系樹脂である。
ラテックスインクに含まれるバインダ樹脂は1種単独で用いることも2種以上を併用することも出来る。バインダ樹脂の配合量は、使用するバインダ樹脂の種類等により任意に決定できるが、例えば、インクの全量に対して、1重量%以上であり、2重量%以上がより好ましく、また、20質量%以下であり、15質量%以下であることがより好ましい。
ラテックスインクは、バインダ樹脂を分散、乳濁又は懸濁させるための乳化剤をさらに含んでいてもよい。
ラテックスインクにおける、溶媒には、分散、乳濁又は懸濁しているバインダ樹脂の他に、溶媒に溶解している別の樹脂を含んでもよい。別の樹脂は溶媒に溶解しており、インクの粘度調整をするものであり得る。また、乾燥によって水分が飛ぶと、乳濁又は懸濁している樹脂同士の結合により皮膜化する際に、当該別の樹脂が結着材として、乳濁又は懸濁しているバインダ樹脂同士をさらに強力に結合させる機能を有するものであり得る。
なお、本発明に係る転写印刷用インクを製造する方法は特に限定されないが、例えば、従来公知のラテックスインクに、任意の昇華性染料を混合すればよい。
<転写印刷方法>
本発明に係る転写印刷方法の一実施形態について図1を用いて説明する。図1は本発明に係る転写印刷方法の一実施形態のフローを示す図である。
〔画像を形成するためのインク〕
本発明に係る転写印刷方法では、上述の本発明に係る転写印刷インクを用いる。つまり、溶媒、昇華性染料及びバインダ樹脂を含み、当該バインダ樹脂が当該溶媒に分散、懸濁又は乳濁しているインクを用いる。本発明に係る転写印刷用インクは、様々な種類の被記録媒体に対して印刷することができる。また、様々な種類の被記録媒体に印刷しても滲みが生じにくい。
〔インク受像層形成工程〕
インク受像層形成工程では、図1の(a)に示すように、メディア(被記録媒体)100の上に、加熱されることにより昇華する昇華性染料が通過することができるインク受像層11を設ける。
本実施形態では、図1の(a)に示すようにインク受像層11の材料を、矢印A方向に走査するヘッド10からインクジェットにより吐出して、メディア100上に塗布する。このようにインクジェットによりインク受像層11を形成すれば、予めインク受像層が形成された特殊なメディアを使用する必要が無く、様々なメディアに対して転写印刷を行なうことができる。
インク受像層11は次の機能を果たしている。
(i)昇華性染料の受理層
(ii)昇華性染料のみを熱拡散で通過させ、転写印刷用インクに含まれる固形分の通過を防止する。
(iii)当該固形分をインク受像層11ごと剥離して除去する。
(iv)メディア100と密着して、昇華性染料を均一に熱拡散できるようにする。
なお、本発明に係る転写印刷方法のインク受像層形成工程は、本実施形態のようにインクジェットにより形成する方法に限定されるものではなく、被記録媒体上にインク受像層を形成できれば、いかなる方法を採用してもよい。例えば、従来公知のインク受像層用のフィルムを貼り付ける、又は、受塗層を塗布して形成してもよい。
インク受像層11を形成する材料は、様々な種類のものを使用することができるが、なかでも、インク中のバインダ樹脂を通過させないものであることがより好ましい。バインダ樹脂をインク受像層11上に残すことによって、昇華染料が発色した際にバインダ樹脂が混ざって濁ることを防ぐことができる。つまり、バインダ樹脂が仮にインク受像層11を通過してメディア100上に移ってしまうと、後に昇華性染料を発色させる際に、バインダ樹脂が混ざっているため、色が濁る虞がある。そこで、バインダ樹脂が通過しない材料でインク受像層11を形成することによって、これを防ぐのである。
インク受像層11の形成する材料の具体例としては、例えば、ポリウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、フッ素系樹脂、未変性及び変性ポリビニルアルコール、ポリエステル、アクリルウレタン、酢酸ビニル系樹脂、無水マレイン酸重合体、アルキルエステルのナトリウム塩、ゼラチン、アルブミン、ガゼイン、でんぷん、SBRラテックス、NBRラテックス、セルロース系樹脂、アミド系樹脂、メラミン系樹脂、アクリルアミド、ポリビニルピロリドン、これらをカチオン変性したもの、また親水基を付加したもの等を1種又は2種以上使用することも可能である。
また、シリカ、クレー、タルク、珪藻土、ゼオライト、炭酸カルシウム、アルミナ、酸化亜鉛、チタン等を添加してもよい。その使用料はインクの樹脂固形分の0.5重量%以上、500重量%以下が好ましく、さらに好ましくは1重量%以上、400重量%以下であり、最も好ましくは2重量%以上、300重量%以下である。0.5重量%以上であることによりインクの吸収量の改善効果が向上し、500重量%以下であることにより、塗膜が脆くなって剥離性が悪くなることを防ぐことができる。
また、インク受像層11の表面側の60°光沢を75以下、好ましくは65以下、さらに好ましくは55以下にすれば、インクの吸収性を上げるとともにブロッキング特性を向上させることができ、また、滑り性も付与できるので好ましい。
以上に挙げたインク受像層11の材料は、これらは単独で用いてもよく複数種を混合して用いてもよい。これらの材料であれば昇華性染料は通すがバインダ樹脂は通さないため、より明りょうな画像を印刷することができる。また、これらの材料であればインク受像層11がメディア100から剥離しやすい。
なお、メディア100としては、様々なものを使用できるが、例えば、ポリエステルフィルム、ナイロンフィルム又は昇華性染料の発色層をコーティングした基材等が挙げられる。
〔画像形成工程〕
画像形成工程では、インク受像層11の上に、転写印刷用インクを塗布して画像を形成する。これにより、図1の(b)に示すように、インク受像層11の上に画像層12が形成される。
画像層12の形成は、インクジェットによりインク受像層11の上に、矢印A方向に走査するヘッド10から転写印刷用インクを吐出することによって行なう。本実施形態では、インク受像層11もインクジェットにより行なうため、インク受像層11及び画像層12の形成を一つのインクジェット印刷機で行なうことができる。よって、簡便に必要な部分にのみ転写印刷を行なうことができる。なお、本発明に係る転写印刷用インクは、インクジェットに好適に用いることができる。
〔転写工程〕
次に、転写工程を行なう。転写工程では、図1の(c)に示すように、インク受像層11の上の画像(画像層12)を加熱して、昇華性染料を昇華させてメディア100に転写させる。
具体的には、矢印B方向に熱を当てて画像層12を加熱する。これにより、画像層12を形成していた昇華性染料が昇華して、インク受像層11を通過して、メディア100上に転写される。
加熱は、押圧を必要としないために、例えば、赤外線ヒータ、遠赤外線ヒータ、オーブン等の簡便な加熱手段を用いればよい。
また、上述のように、インク受像層11を転写印刷用インク中のバインダ樹脂が通過しない材料で形成することにより、昇華性染料のみをメディア100上に転写することができる。よって、昇華性染料を濁らずに発色させることができる。
なお、本実施形態によれば、加熱によって転写を行なうことができるので、加圧ローラ等の転写媒体と被記録媒体を密着させるための大規模な設備が不要であるという利点もある。加圧ローラ等の加圧するための装置を用いると、圧力ムラによる転写ムラが生じる虞があるが、本実施形態によればそのような虞はない。また、そのような装置を用いてサイズの大きい転写物に転写する場合、しわが発生しやすく作業性が悪くなるとの問題があるが、本実施形態によればそのような問題が起こらない。
また、従来、転写媒体に画像を形成してメディアに当該転写媒体を押し付けて転写する方法があるが、この方法では転写時に転写媒体とメディアとの間に位置ずれが生じることがある。しかし、本実施形態ではこのような位置ずれは起こらない。
〔剥離工程〕
最後にインク受像層11をメディア100の上から剥がす。つまり、本発明に係る転写印刷方法は、転写媒体を被記録媒体から剥がす剥離工程を含んでもよい。これにより図1の(d)のようにメディア100上に画像層12のみが残り、転写印刷が終了する。
〔付記事項〕
以上のように、本発明に係る転写印刷用インクの一実施形態は、溶媒、昇華性染料及びバインダ樹脂を含み、当該バインダ樹脂が当該溶媒に分散、懸濁又は乳濁している。
バインダ樹脂が溶媒に分散、懸濁又は乳濁しているインクを用いれば、多くの種類の被記録媒体に対して、弾かれることなく、また、滲みを抑制して、印刷することができる。よって、より多くの種類のインク受像層を採用可能な昇華転写印刷を行なうことができる。
本発明に係る転写印刷方法の一実施形態は、溶媒、昇華性染料及びバインダ樹脂を含み、当該バインダ樹脂が当該溶媒に分散、懸濁又は乳濁している転写印刷用インクを用いる転写印刷方法であって、メディア100の上に、加熱されることにより昇華する昇華性染料が通過することができるインク受像層11を設けるインク受像層形成工程と、インク受像層11の上に、転写印刷用インクを塗布して画像層12を形成する画像形成工程と、インク受像層11の上の画像を加熱して、昇華性染料を昇華させてメディア100に転写させる転写工程と、を含む。
バインダ樹脂が溶媒に分散、懸濁又は乳濁しているインクを用いれば、多くの種類の被記録媒体に対して、弾かれることなく、また、滲みを抑制して、印刷することができる。よって、より多くの種類のインク受像層を採用可能な昇華転写印刷を行なうことができる。また、加熱によって転写できるので、加圧ローラ等の転写媒体と被記録媒体を密着させるための大規模な設備が不要であるという利点もある。
本発明に係る転写印刷方法の一実施形態では、インク受像層形成工程を、インク受像層11の材料をインクジェットによりメディア100の上に吐出することによって行なう。
予めインク受像層が形成された特殊な被記録媒体を使用する必要が無く、様々なメディア100を用いて転写印刷を行なうことができる。
本発明に係る転写印刷方法の一実施形態では、画像形成工程は、転写印刷用インクをインクジェットによりインク受像層11の上に吐出することによって行なう。
バインダ樹脂が溶媒に分散又は乳濁しているインクはインクジェット印刷に好適に用いることができる。よって、インクジェット印刷によって簡便に画像を形成することができる。
本発明に係る転写印刷方法の一実施形態では、上記インク受像層は、上記バインダ樹脂を通過させないものである。
バインダ樹脂をインク受像層11上に残すことによって、昇華染料が発色した際にバインダ樹脂が混ざって濁ることを防ぐことができる。
本発明に係る転写印刷方法の一実施形態では、インク受像層11は、デンプン、ポリビニルアルコール、ポリビニルプロリドン、アクリル樹脂及びウレタン樹脂よりなる群から選ばれる少なくとも一種であることがより好ましい。
これらの材料であれば昇華性染料は通すがバインダ樹脂は通さないため、より明りょうな画像を印刷することができる。また、これらの材料であればインク受像層11がメディア100から剥離しやすい。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、昇華性染料を用いた転写印刷に利用することができる。
10 ヘッド
11 インク受像層
12 画像層
100 メディア(被記録媒体)

Claims (6)

  1. 溶媒、昇華性染料及びバインダ樹脂を含み、当該バインダ樹脂が当該溶媒に分散、懸濁又は乳濁していることを特徴とする転写印刷用インク。
  2. 溶媒、昇華性染料及びバインダ樹脂を含み、当該バインダ樹脂が当該溶媒に分散、懸濁又は乳濁している転写印刷用インクを用いる転写印刷方法であって、
    被記録媒体の上に、加熱されることにより昇華する上記昇華性染料が通過することができるインク受像層を設けるインク受像層形成工程と、
    上記インク受像層の上に、上記転写印刷用インクを塗布して画像を形成する画像形成工程と、
    上記インク受像層の上の画像を加熱して、上記昇華性染料を昇華させて上記被記録媒体に転写させる転写工程と、
    を含むことを特徴とする転写印刷方法。
  3. 上記インク受像層形成工程を、上記インク受像層の材料をインクジェットにより上記被記録媒体の上に吐出することによって行なうことを特徴とする請求項2に記載の転写印刷方法。
  4. 上記画像形成工程は、上記転写印刷用インクをインクジェットにより上記インク受像層の上に吐出することによって行なうことを特徴とする請求項2又は3に記載の転写印刷方法。
  5. 上記インク受像層は、上記バインダ樹脂を通過させないものであることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の転写印刷方法。
  6. 上記インク受像層は、デンプン、ポリビニルアルコール、ポリビニルプロリドン、アクリル樹脂及びウレタン樹脂よりなる群から選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする請求項5に記載の転写印刷方法。
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