JP2010076442A - 保護層熱転写シート及び印画物 - Google Patents

保護層熱転写シート及び印画物 Download PDF

Info

Publication number
JP2010076442A
JP2010076442A JP2009200648A JP2009200648A JP2010076442A JP 2010076442 A JP2010076442 A JP 2010076442A JP 2009200648 A JP2009200648 A JP 2009200648A JP 2009200648 A JP2009200648 A JP 2009200648A JP 2010076442 A JP2010076442 A JP 2010076442A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
resin
protective layer
transfer sheet
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009200648A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5251793B2 (ja
Inventor
Suguru Yabe
卓 矢部
Sosuke Ieshige
宗典 家重
Hideo Ito
英雄 伊藤
Shinichi Yunoki
伸一 柚木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2009200648A priority Critical patent/JP5251793B2/ja
Publication of JP2010076442A publication Critical patent/JP2010076442A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5251793B2 publication Critical patent/JP5251793B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

【課題】熱転写後の印画物の画像がフィルム等に付着することを防止し、印画物の保存性を向上させることができる保護層を形成するための保護層熱転写シート、及びこれを用いた印画物を提供することを主たる目的とする。
【解決手段】基材シート上に剥離層、無機粒子層、接着層をこの順に積層してなる保護層熱転写シートであって、前記剥離層、前記接着層が共に、メタクリル酸メチルと反応性紫外線吸収剤が、反応性紫外線吸収剤比率10〜50重量%の割合で共重合した樹脂により形成され、前記樹脂に対し、10〜50重量%の割合で添加剤を含有したことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、保護層熱転写シート及び印画物に関する。詳細には、基材上に画像を有する水系受容層を備えた印画物の保存性を向上させることができる保護層熱転写シートと、これを用いた印画物に関する。
従来より、熱転写方式を用いて、階調画像、文字、記号等の単調画像等の画像を形成することが行われている。熱転写方式としては、感熱昇華転写方式及び感熱溶融転写方式が広く用いられている。
このうち、感熱昇華転写方式は、色材として用いる昇華性染料をバインダー樹脂に溶解又は分散させた染料層を基材シートに担持した熱転写シートを使用し、この熱転写シートを受像シートに重ねてサーマルヘッド等の加熱デバイスで画像情報に応じたエネルギーを印加することにより、熱転写シート上の染料層中に含まれる昇華性染料を受像シートに移行させて画像を形成する方法である。
この感熱昇華転写方式は、熱転写シートに印加するエネルギー量によってドット単位で染料の移行量を制御できるため、階調性画像の形成に優れ、また、文字、記号等の形成が簡便である利点を有している。
上記感熱昇華転写方式により形成された画像は、転写された染料が被転写体の表面に存在するため、それらの画像を保護し、また耐光、耐擦過性等、画像保護観点から、画像上に保護層を形成する技術が多数知られている(例えば特許文献1〜3)。
ここで、保護層を備えた熱転写シートの相手側、つまり保護層が転写される画像形成された被転写体としては、溶剤系の染料受容層を備える溶剤系の受像シートと水系の染料受容層を備える水系の受像シートが用いられている。溶剤系の受像シートによれば、水系の受像シートと比較して、染料層と染料受容層との離型性の点で優れるものの、溶剤系の受像シート上に形成された画像は水系の受像シート上に形成された画像に対して光沢度が低いことから、高い光沢感が要求される場合の使用には溶剤系の受像シートは適さない。さらに、溶剤系の受像シートは刺激臭が強く、人体に吸引されると健康被害を及ぼすこと、さらには廃液等の処理による環境への影響等の問題から、使用が敬遠される傾向にある。
一方で、水系の受像シートによれば、人体や環境に対する影響もなく、また溶剤系の受像シートと比較して形成された画像に高い光沢感を付与することができる。
特開平7−276831号公報 特開2000−71626号公報 特開2006−272872号公報
しかしながら、このような保護層を備えた熱転写シートを前述の水系受像シートに形成された画像に適用した場合であって、その後、画像が形成された印画物を塩化ビニル等からなるフィルムで形成されたシートに挟んだり、接触したまま保存していた場合には、そのフィルムに含有していた可塑剤が受容層に浸透することによって、水系受像シートに形成された画像の染料が可塑剤に溶解して画像がフィルムに付着してしまうため、印画物の保存性が悪くなってしまうといった問題が顕著に生じていた。また、水系受像シートに形成された画像が、長期間保存することにより乾燥してひび割れを起こすといった問題も生じていた。
本発明はこのような問題に鑑みなされたものであり、熱転写後の印画物の画像がフィルム等に付着すること、及び、水系受像シートに形成された画像がひび割れを起こすことを防止し、印画物の保存性を向上させることができる保護層を形成するための保護層熱転写シート、及びこれを用いた印画物を提供することを主たる目的とする。
上記課題を解決するための本願発明は、基材シート上に剥離層、無機粒子層、接着層をこの順に積層してなる保護層熱転写シートであって、前記剥離層、前記接着層が共に、メタクリル酸メチルと反応性紫外線吸収剤が、反応性紫外線吸収剤比率10〜50重量%の割合で共重合した樹脂により形成され、前記樹脂に対し、10〜50重量%の割合で添加剤を含有したことを特徴とする。
上記課題を解決するための本願発明は、基材シート上に水系バインダーと中空粒子を主成分として含有する多孔質層と水系受容層と前記水系受容層の少なくとも一部を覆うように形成された保護層とからなる印画物であって、前記保護層は、請求項1に記載の保護層熱転写シートを用いて転写形成されたものであることを特徴とする。
本願発明によれば、保護層熱転写シートに無機粒子層が積層されていることにより、例えば、当該保護層を水系バインダー樹脂を含有する水系受容層を用いた受像シートに形成された画像に転写した場合であって、その後、画像が形成された印画物をフィルムで形成されたシートに挟んだり、接触したまま保存していた場合においても、そのフィルムに含有している可塑剤が水系受容層に浸透することをより効果的に防ぐことができる。従って、水系受容層に形成された画像の染料が可塑剤に溶解して画像がフィルムに付着することを防ぎ、印画物の保存性を向上させることができる。
また、上記の効果を奏する保護層熱転写シートを用いて形成された印画物によれば、水系受容層に形成された画像の染料が可塑剤に溶解することを防ぐことができるため、画像がフィルムに付着することを防ぐことができる。よって、保存性が向上した印画物を形成することができる。
本実施形態に係る保護層熱転写シートの断面概略図である。 他の実施形態に係る保護層熱転写シートの断面概略図である。 本発明に係る印画物の断面概略図である。 本実施形態に係る保護層熱転写シートを熱転写する受像シートの断面概略図である。
<保護層熱転写シート>
(第一実施形態)
以下に、本発明を実施するための第一実施形態について図面を用いて説明する。
図1は、第一実施形態に係る保護層熱転写シートを示す概略断面図である。
図1に示すように、本実施形態の保護層熱転写シート10は、基材シート1と、剥離層2、無機粒子層3、接着層4と、が積層されることによって形成されている。以下に、各層についてそれぞれ説明する。
(1)基材シート1
基材シート1は、従来の保護層熱転写シートに使用されている基材シートを用いることができる。
例えば、グラシン紙、コンデンサー紙、パラフィン紙などの薄紙、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルケトン、ポリエーテルサルホン等の耐熱性の高いポリエステル、ポリプロピレン、ポリカーボネート、酢酸セルロース、ポリエチレンの誘導体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリイミド、ポリメチルペンテン、アイオノマー等のプラスチックの延伸あるいは未延伸フィルム、これらの材料の表面に易接着性処理等を施したもの、これらの材料を積層したものが挙げられる。
基材シ−ト1の厚さは、強度および耐熱性等が適切になるように材料に応じて適宜選択することができるが、通常1〜100μm程度であることが好ましい。
(2)剥離層2
本発明における剥離層2は、メタクリル酸メチルと反応性紫外線吸収剤を共重合した樹脂により形成されていることを特徴とする。
ここで、メタクリル酸メチルと共重合しうる反応性紫外線吸収剤としては、従来より公知のサリシレート系、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、置換アクリロニトリル系、ニッケルキレート系、ヒンダードアミン系等を広く利用できる。
また、メタクリル酸メチルと反応性紫外線吸収剤を共重合した樹脂が、反応性紫外線吸収剤比率10〜50重量%の割合で共重合した樹脂であることを特徴とする。
メタクリル酸メチルと反応性紫外線吸収剤を共重合した樹脂において、反応性紫外線吸収剤比率が10%より低いと印画物を高温高湿度下で保存した際、ひび割れが発生し、好ましくない。
また、メタクリル酸メチルと反応性紫外線吸収剤を共重合した樹脂において、反応性紫外線吸収剤比率が50%より高いと、共重合した樹脂のTg(ガラス転移温度)が低下し、保存性に問題が生じる。
本発明における剥離層は、これら樹脂に対し、紫外線吸収剤、酸化防止剤、蛍光増白剤等の添加剤を10〜50重量%の割合で含有させてなるものである。
添加剤の配合比が上記樹脂に対し10重量%より少ないと、印画物を高温高湿度下で保存した際、ひび割れが発生し、好ましくない。
添加剤の配合比が上記樹脂に対し50重量%より多いと、印画物の耐擦過性が低下し、好ましくない。
剥離層は、上記樹脂その他添加剤を水、有機溶剤等の溶媒に溶解または分散せしめてなるインキを、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング法等の通常のコーティング方法に従い塗布、乾燥することにより形成される。
剥離層の厚さは、通常0.1〜10μm程度、好ましくは、0.5〜5.0μm程度である。
(3)無機粒子層3
無機粒子層3は、平均粒径が10〜100nmの範囲にある無機微粒子によって形成される。
無機微粒子は、アルミナ微粒子、シリカ微粒子、チタン微粒子、炭酸カルシウム微粒子等が挙げられる。
無機粒子層には、その他、レベリング剤、消泡剤などの塗工性改善剤や蛍光増白剤、紫外線吸収剤等の添加剤を、無機粒子層の全重量の0.01〜5重量%程度添加してもよい。更に、無機粒子層の塗膜安定性を向上させるために、ポリマーを混合させることも可能である。例えば、ポリエステル系、ウレタン系、ポリビニルピロリドン系、ポリビニルアルコール系などを幅広く利用できる。上記のポリマーは、無機粒子層の全重量に対して5%〜90%の範囲で添加されていることが好ましい。当該範囲でポリマーを添加することで無機粒子層の塗膜安定性をより向上することができる。
また、無機粒子層には、樹脂成分が含まれていてもよい。無機粒子層に樹脂成分を含有させた場合には、剥離層、接着層と無機粒子層の接着性を向上させることができ、無機粒子層自体の成膜性を向上させることができる。このような樹脂成分として、例えば、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール、ポリビニルピロリドン等のビニル系樹脂;ポリメタクリル酸メチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリルアミド、アクリロニトリル−スチレン共重合体等のアクリル系樹脂;ポリアミド樹脂;ポリビニルトルエン樹脂;クマロンインデン樹脂;ポリエステル系樹脂;ポリウレタン樹脂などが挙げられる。
無機粒子層は、剥離層上に、微粒子、必要により、その他の添加剤を有機溶剤、水等の溶媒に溶解又は分散せしめてなる塗布液を、ワイヤーコーティグ法等の公知のコーティング方法により、塗布し、乾燥することにより形成される。無機粒子層の厚みは、0.03〜1g/m2程度、好ましくは0.03〜0.5g/m2程度が好ましい。
このように、保護層熱転写シートに無機粒子層が積層されていることにより、例えば、当該保護層を水系バインダー樹脂を含有する水系受容層を用いた受像シートに形成された画像に転写した場合であって、その後、画像が形成された印画物をフィルムで形成されたシートに挟んだり、接触したまま保存していた場合においても、そのフィルムに含有している可塑剤が水系受容層に浸透することをより効果的に防ぐことができる。
(4)接着層4
接着層4は熱転写時、画像が形成された受像シートとの接着面となり、種々の受像シートに対して良好な接着性を発現するとともに画像を保護する機能を有するものである。
本発明における接着層4は、前述した剥離層と共にメタクリル酸メチルと反応性紫外線吸収剤を共重合した樹脂により形成されていることを特徴とする。
ここで、メタクリル酸メチルと共重合しうる反応性紫外線吸収剤としては、従来より公知のサリシレート系、ベンゾフェノン系(化1)、ベンゾトリアゾール系(化2)、置換アクリロニトリル系、ニッケルキレート系、ヒンダードアミン系等を広く利用できる。
Figure 2010076442
Figure 2010076442
また、メタクリル酸メチルと反応性紫外線吸収剤を共重合した樹脂が、反応性紫外線吸収剤比率10〜50重量%の割合で共重合した樹脂であることを特徴とする。
メタクリル酸メチルと反応性紫外線吸収剤を共重合した樹脂において、反応性紫外線吸収剤比率が10%より低いと印画物を高温高湿度下で保存した際、ひび割れが発生し、好ましくない。
また、メタクリル酸メチルと反応性紫外線吸収剤を共重合した樹脂において、反応性紫外線吸収剤比率が50%より高いと、共重合した樹脂のTg(ガラス転移温度)が低下し、保存性に問題が生じる。
本発明における接着層は、これら樹脂に対し、紫外線吸収剤、酸化防止剤、蛍光増白剤等の添加剤を10〜50重量%の割合で含有させてなるものである。
添加剤の配合比が上記樹脂に対し10重量%より少ないと、印画物を高温高湿度下で保存した際、ひび割れが発生し、好ましくない。
添加剤の配合比が上記樹脂に対し50重量%より多いと、印画物の耐擦過性が低下し、好ましくない。
接着層は、上記樹脂その他添加剤を水、有機溶剤等の溶媒に溶解または分散せしめてなるインキを、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング法等の通常のコーティング方法に従い塗布、乾燥することにより形成される。
接着層の厚さは、通常0.1〜10μm程度、好ましくは、0.5〜5.0μm程度である。
(5)背面層5
保護層熱転写シートの基材の裏面(接着層を形成する側とは反対側)には以下の材料からなる背面層を形成することが好ましい。
背面層5を構成する樹脂としては、例えば、エチルセルロース、ヒドロキシセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、酢酸セルロース、酢酪酸セルロース、ニトロセルロース等のセルロース系樹脂;ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール、ポリビニルピロリドン等のビニル系樹脂;ポリメタクリル酸メチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリルアミド、アクリロニトリル−スチレン共重合体等のアクリル系樹脂;ポリアミド樹脂;ポリビニルトルエン樹脂;クマロンインデン樹脂;ポリエステル系樹脂;ポリウレタン樹脂;シリコーン変性又はフッ素変性ウレタン等の天然乃至合成樹脂を挙げることができる。
これらの樹脂は、1種単独で又は2種以上混合して使用される。
背面層5の耐熱性をより向上させる観点から、上記の樹脂のうち、水酸基等の反応性基を有している樹脂(例えば、ブチラール樹脂、アセタール樹脂等)を使用し、架橋剤としてポリイソシアネート等を併用して、架橋樹脂層とすることが好ましい。
更に、サーマルヘッドとの摺動性を付与する目的で、背面層に固形もしくは液状の離型剤又は滑剤を配合してもよい。
離型剤又は滑剤としては、例えば、ポリエチレンワックス、パラフィンワックス等の各種ワックス類;高級脂肪族アルコール、オルガノポリシロキサン、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤等の各種界面活性剤;有機カルボン酸及びその誘導体、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂、タルク、シリカ等の無機化合物の微粒子等を挙げることができる。
背面層5に含有される滑剤の量は、背面層中に、通常5〜50重量%、好ましくは10〜30重量%程度である。
背面層5は、基材シート上に、上記樹脂その他添加剤を水、有機溶剤等の溶媒に溶解又は分散せしめてなるインキを、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング法等の通常のコーティング方法に従い塗布し、乾燥することにより形成される。
背面層5の厚みは、通常0.1〜10μm程度、好ましくは0.5〜5μm程度である。
(第二実施形態)
図2は、第二実施形態に係る保護層熱転写シートを示す概略断面図である。
図2に示すように、本実施形態の保護層熱転写シート20は、基材シート11に剥離層6(無機粒子層7、接着層8)と染料層17を順次備えたものである。
剥離層6、無機粒子層7、接着層8は、第一実施形態において説明した通りであり、ここでの説明は省略する。
染料層17は、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各色相の染料層17Y、17M、17Cおよび17BKからなっている。このような染料層17(17Y、17M、17C、17BK)は、少なくとも染料とバインダー樹脂を含有している。
使用する染料としては、従来公知の感熱昇華転写方式の保護層熱転写シートに使用される、アゾ系、アゾメチン系、メチン系、アントラキノン系、キノフタロン系、ナフトキノン系等のあらゆる染料を使用でき、特に制限はない。また、上記各種染料を組み合わせることによりブラック等の任意の色相の染料を調製することができる。
染料層17において染料を担持するバインダー樹脂としては、従来公知のものがいずれも使用可能であり、例えば、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、酢酸セルロース、酢酪酸セルロース等のセルロース系樹脂、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド等のビニル系樹脂、ポリエステル等が挙げられ、これらの中でセルロール系、アセタール系、ブチラール系、ポリエステル系が耐熱性、染料の移行性等の点から好ましい。
さらに、染料層17中には、印画時の染料層とバインダーと受容層樹脂の熱融着を防止するため、従来公知のあらゆる離型剤を含有させることができる。具体的には、ポリエチレンワックス、パラフィンワックス等の各種ワックス類、高級脂肪族アルコール、オルガノポリシロキサン、各種界面活性剤、各種のリン酸エステル、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂等を用いることができる。
染料層17は、上記のような昇華性染料、バインダー樹脂に必要な添加剤を加えたものを適当な溶剤に溶解または分散して調製したインキを、基材シート上に公知の手段により塗布・乾燥させて形成される。染料層17の厚みは0.2〜5μm、好ましくは0.4〜2μmの範囲で設定でき、染料層17中の昇華性染料の割合は5〜90重量%、好ましくは10〜70重量%の範囲である。
上述の保護層熱転写シート20では、17Y→17M→17C→17BK→剥離層6(無機粒子層7、接着層8)の順序となっているが、これに限定されるものではない。また、ブラックの染料層17BKがないものでもよい。さらに、染料層17(17Y、17M、17C、17BK)の一部あるいは全部が、基材と染料層の間に、機能性中間層を設けた2層構造であってもよい。
本発明の保護層熱転写シートは、上述の態様に限定されるものではく、使用目的等に応じて任意に設定することができる。特に、複合タイプの保護層熱転写シートとすることによって、熱転写方式による画像形成と、接着層の印画物への転写とを同時に行うことが可能となる。
<印画物>
次に、本発明の印画物について説明する。
図3は、本発明の印画物を示す概略断面図である。図3に示すように、印画物30は、基材21の上に、水系バインダーと中空粒子を主成分として含有する多孔質層22と水系受容層23を備え、水系受容層23に感熱昇華転写方式により記録された画像24を有し、この画像24を覆うように設けられた保護層(剥離層、無機粒子層、接着層を含むもの)25を備えている。上記の画像24は、イエロー、マゼンタ、シアンの3色、あるいは必要に応じて黒色を加えた4色からなるフルカラー画像24aと、文字、記号等の単調画像24bとからなっている。
上述の図3に示される印画物30では、画像24全体が保護層25に覆われているが、少なくとも一部が覆われていればよい。
このような印画物は、例えば上記第二実施形態に係る保護層熱転写シートを用いて、以下に示す受像シート上に熱転写画像を形成することにより作成することができる。
<受像シート>
図4は、本発明の受像シートを示す概略断面図である。図4に示すように、基材31上に、少なくとも水系バインダーと中空粒子を含有する多孔質層32と水系バインダーと離型材を主成分とする水系受容層33を積層したもので、その他必要に応じて、基材と多孔質層の間及び多孔質層と多孔質層の間に第二の機能性中間層を介在させることも可能である。
(基材31)
受像シートの基材としては特に制限はなく、使用目的等に応じて種々の材質、層構成及びサイズのものを適宜に選定、使用することができる。例えば紙、コート紙、及び合成紙(ポリプロピレン、ポリスチレン、又は、それらを紙と貼り合わせた複合材料)等の各種紙類、塩化ビニル系樹脂シート、ABS樹脂シート、ポリエチレンテレフタレート(PET)ベースフィルム、ポリブチレンテレフタレートベースフィルム、ポリエチレンナフタレート(PEN)ベースフィルム、ポリアリレートベースフィルム、ポリカーボネートベースフィルム、ポリエーテルエーテルケトンベースフィルム、ポリスルホンベースフィルム、ポリエーテルスルホンベースフィルム、ポリエーテルイミドベースフィルム、ポリイミドベースフィルム等の単層あるいは、それらを2層以上に積層した各種プラスチックフィルム又はシート、各種の金属で形成されたフィルム又はシート、各種のセラミックス類で形成されたフィルム又はシート、あるいは前記記載のものの中から適当に組み合わせ積層した複合材料等を挙げることができる。
(多孔質層32)
基材31上に形成する多孔質層32に含有する中空粒子としては、多孔質層32を構成する中空粒子としては、熱膨張性の中空粒子やカプセル状の中空ポリマーが挙げられる。熱膨張性の中空粒子は塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体等の熱可塑性物質を壁材とする中空粒子であり、粒子内部にプロパン、n−ブタン、イソブタン等の熱膨張性気体を含有する物質である。又、カプセル状の中空ポリマーは例えばスチレン−アクリル樹脂やメラミン樹脂等の樹脂を壁材とする中空のポリマーである。上記のような中空粒子は一般に0.1〜100μm程度の粒径を有しているが、本発明においては0.1〜50μm程度の粒径を有する中空粒子が好適に使用される。0.1μm未満では中空粒子として十分な断熱効果が得られず、50μmを超えると平滑性の低下が著しくなるからである。
多孔質層32に使用する水系バインダーとしては、ポリエステル樹脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、スチレンアクリレート樹脂等;又、ウレタン結合を有するものとしては、ポリウレタン樹脂;アミド結合を有するものとしては、ポリアミド樹脂(ナイロン);尿素結合を有するものとしては、尿素樹脂;更に、その他の極性の高い結合を有するものとしては、ポリカプロラクトン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリアクリロニトリル樹脂等が使用でき、又は、上記樹脂の構成単位の内の1種以上を主成分とする共重合体、例えば、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体等として使用する事もでき、更に、上記樹脂を単独又は2種以上混合して使用することが出来る。
その他、水溶性のポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カチオン変性ポリビニルアルコール等のビニルポリマー及びその誘導体や、ポリアクリルアミド、ポリジメチルアクリルアミド、ポリジメチルアミノアクリレート、ポリアクリル酸又はその塩、アクリル酸−メタクリル酸共重合体又はその塩、ポリメタクリル酸又はその塩、アクリル酸−ビニルアルコール共重合体又はその塩等のアクリル基含有ポリマーや、でんぷん、酸化でんぷん、酢酸でんぷん、カルボキシルでんぷん、ジアルデヒドデンプン、カチオンでんぷん、ゼラチン、デキストリン、アルギン酸ソーダ、アラビアゴム、カゼイン、プルラン、デキストラン、などの天然ポリマー又はその誘導体やマレイン酸−酢酸ビニル共重合体、マレイン酸−N−ビニルピロリドン共重合体、マレイン酸−アルキルビニル共重合体、ポリエチレンイミン等の合成ポリマー等、も使用する事が出来る。
多孔質層32には必要により、着色顔料、白色顔料等を使用する事が出来るが、白色顔料の具体的な例として、硫酸バリウム、二酸化チタン(ルチル型及びアナターゼ型)、硫化亜鉛、炭酸カルシウム、酸化マグネシウム、種々の珪酸塩、酸化アルミニウム、燐酸チタン、サテンホワイト、タルク、クレー等が挙げられる。特に高白色度の観点からは硫酸バリウム、二酸化チタン、炭酸カルシウム等が好ましく使用される。更に必要に応じて帯電防止剤、蛍光増白剤や湿潤剤、消泡剤、分散剤、紫外線吸収剤、光安定化剤等を添加してもよい。
多孔質層32は水系バインダーと中空粒子、その他必要に応じて添加する添加剤を水あるいは水溶液に分散又は溶解して水系塗工液を調製し、この水系塗工液を前記支持体の表面に塗布・乾燥する塗工法によって製造することができる。
水系塗工液を調製する場合は、前記水系バインダーの水に対する溶解性又は分散性に応じて、樹脂を水に溶解又は分散させることが望ましい。又、場合によっては、水と混じり合うアルコール系溶剤、アセトン、ジオキサン等を水100重量%に対して20重量%以下の割合で併用してもよい。
上記の通り調製された多孔質層形成用塗工液は、前記基材上に、公知の塗工法、例えば押出し塗布法、ワイヤーバー塗布法、ロール塗布法などを用いて塗布、乾燥される。上記成分よりなる多孔質層の厚みは20〜80μmの範囲で適宜設ける事が出来る。
(水系受容層33)
水系バインダーと離型材を主成分とする水系受容層33に用いられる水系受容層用バインダーとしては、熱拡散性色素に対して染着性を有すると共に、後述する水系受容層形成用塗工液の調製に用いるので、水に対し良好な溶解性もしくは分散性を有するものが好ましい。
このようなバインダーとしては、ポリ塩化ビニル樹脂、塩化ビニルと他のモノマー(イ
ソブチルビニルエーテル、プロピオン酸ビニル等)との共重合体樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ(メタ)アクリル酸、ポリ(メタ)アクリル酸エステル、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアセタール系樹脂、ポリビニルアルコール、ポリカーボネート、三酢酸セルロース、ポリスチレン、スチレンと他のモノマー(アクリル酸エステル、アクリロニトリル、塩化エチレン等)との共重合体、エチレンと他のモノマー(酢酸ビニル、アクリル酸エステルなど)との共重合体、ビニルトルエンアクリレート樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、尿素樹脂、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、ポリカプロラクトン樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、メチルセルロース等のセルロース系樹脂、ゼラチン、澱粉、カゼイン及びそれらの変性物などを挙げることができる。
上述した樹脂の中でも好ましいのは、ポリ塩化ビニル樹脂、塩化ビニルと他のモノマー
との共重合体、ポリビニルアセタール系樹脂、スチレンと他のモノマーとの共重合体、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂である。
これらの樹脂は1種を単独に用いることもできるし、2種以上を組み合わせて用いるこ
ともできる。
上記バインダーと併用する離型剤としては、シリコーンオイル(シリコーン樹脂と称されるものも含む);ポリエチレンワックス、アミドワックス、テフロン(登録商標)パウダー等の固型ワックス類;弗素系、燐酸エステル系の界面活性剤等が挙げられ、中でもシリコーンオイルが好ましい。このシリコーンオイルは、単に添加するタイプと、硬化もしくは反応させるタイプとがある。
単に添加するタイプとしては、上記前記樹脂との相溶性を向上させるために、変性シリコーンオイル(ポリエステル変性シリコーンオイル、ポリエーテル変性シリコーンオイル、ポリエステル変性シリコーンオイル、ウレタン変性シリコーンオイル、アクリル変性シリコーンオイル、アルコール変性シリコンオイル、アミド変性シリコーンオイル等)を使用するのが好ましい。
これらのシリコーンオイルの添加量は、その種類に応じて様々に変化するから一律に決
定することができないが、一般的に、通常、受容層用バインダーに対して0.1〜50重量%であり、好ましくは0.5〜20重量%である。
硬化反応型のシリコーンオイルとしては、熱硬化型、光硬化型、触媒硬化型等が挙げられる。
これら硬化型シリコーンオイルの添加量は、受容層用バインダーの0.5〜30重量%が好ましい。
水系受容層33は樹脂、離型材、その他必要に応じて添加する添加剤を水あるいは水溶液に分散又は溶解して水系塗工液を調製する。水系塗工液を調製する場合は、前記受容層用バインダーの水に対する溶解性又は分散性に応じて、樹脂を水に溶解又は分散させることが望ましい。又、場合によっては、水と混じり合うアルコール系溶剤、アセトン、ジオキサン等を水100重量%に対して20重量%以下の割合で併用してもよい。
即ち、この水系塗工液を調製するには、バインダーが良好に水に溶解する水溶性樹脂(水溶性ポリビニルアセタール系樹脂、水溶性ポリエステル、ポリビニルアルコール、澱粉、カゼイン、ゼラチン、ポリアクリル酸など)であれば、それを水又は水溶液に溶解するか、バインダーが水を溶媒とする溶液重合で形成したエマルジョン系樹脂(ポリ塩化ビニル樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体など)であれば、それを適宜に界面活性剤と共に水又は水溶液に懸濁させるか、又、バインダーが分散剤などを用いることにより、水に分散する分散系樹脂(エポキシ樹脂、塩化ビニルと他のモノマーとの共重合体など)であれば、それを分散剤を用いて公知の分散機、例えばアトライター、ボールミル、サンドグラインダー等により水又は水溶液に分散させることが望ましい。
尚、これらの塗工液は適宜に併用することができるし、又、エマルジョン系樹脂や分散
系樹脂などは初めから市販の懸濁液(塩化ビニルラテックス、スチレン−ブタジエンラテックス、エチレン−酢酸ビニルラテックス、水分散高分子ポリエステルなど)や分散液の形で用いてもよい。
上記の通り調製された水系受容層形成用塗工液は、前記多孔質層上に、公知の塗工法、例えば押出し塗布法、ワイヤーバー塗布法、ロール塗布法などを用いて塗布、乾燥される。上記成分よりなる水系受容層の厚みは0.5〜10μmの範囲で適宜設ける事が出来る。
以下、実施例により本発明を説明する。なお、実施例中、「部」または「%」とある場合は、特に断りのない限り重量基準である。
[実施例1]
厚さ6μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ(株)製 易接着処理品)上に、下記組成の背面層用インキをグラビアコート法により塗布(塗布量1.0g/m2(乾燥時)して乾燥し、その後、硬化処理を施し背面層を形成した。
次に、背面層を形成した面と反対の面に、グラビアコート法により下記の組成の剥離層用インキを塗布、乾燥し、剥離層を形成し、ワイヤーコーティグ法により、下記の組成の無機粒子層用インキを塗布し、乾燥させ、無機粒子層を形成した。次に、その上に、グラビアコート法により下記の組成の接着層用インキを塗布、乾燥し、厚さ0.6μmの接着層を形成し、実施例1の保護層熱転写シートを製造した。
(背面層用インキ)
ポリビニルブチラール(積水化学工業(株)製エスレックBX−1) 15部ポリイソシアネート(大日本インキ化学工業(株)製バーノックD450) 35部燐酸エステル界面活性剤(第一工業製薬(株)製プライサーフA208S) 10部タルク(日本タルク(株)製ミクロエースP−3) 3部
(接着層用インキ1)
・樹脂
メタクリル酸メチルとベンゾトリアゾール(反応性紫外線吸収剤)共重合体
(MMA+紫外線吸収剤(大塚化学(株)製 RUVA−93)共重合体 18部
上記共重合体における反応性紫外線吸収剤比率=30%
・添加剤(紫外線吸収剤)
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製チヌビン928) 1.5部
樹脂(固形分)に対する添加剤(紫外線吸収剤)比率=20%
・溶剤
酢酸エチル 9部
(無機粒子層用インキ1)
・アルミナゾル(日産化学工業(株)製アルミナゾル200) 50部
・水 25部
・IPA 25部
(剥離層用インキ1)
・樹脂
メタクリル酸メチルとベンゾトリアゾール(反応性紫外線吸収剤)共重合体
(MMA+紫外線吸収剤(大塚化学(株)製 RUVA−93)共重合体 18部
上記共重合体における反応性紫外線吸収剤比率=30%
・添加剤(紫外線吸収剤)
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製チヌビン928) 1.5部
樹脂(固形分)に対する添加剤(紫外線吸収剤)比率=20%
・溶剤
酢酸エチル 9部
[実施例2]
無機粒子層用インキを以下に変更した以外は実施例1と同様の方法により実施例2の保護層熱転写シートを製造した。
(無機粒子用層インキ2)
・シリカゾル(日産化学工業(株)製IPA−ST) 50部
・水 25部
・IPA 25部
[実施例3]
無機粒子層用インキを以下に変更した以外は実施例1と同様の方法により実施例3の保護層熱転写シートを製造した。
(無機粒子層用インキ3)
・アルミナゾル(日産化学工業(株)製アルミナゾル200) 25部
・シリカゾル(日産化学工業(株)製IPA−ST) 25部
・水 25部
・IPA 25部
[実施例4]
接着層用インキを以下に変更した以外は実施例3と同様の方法により実施例4の保護層熱転写シートを製造した。
(接着層用インキ2)
・樹脂
メタクリル酸メチルとベンゾトリアゾール(反応性紫外線吸収剤)共重合体
(MMA+紫外線吸収剤(大塚化学(株)製 RUVA−93)共重合体をベースに反応性紫外線吸収剤の比率を変化させ合成 固形分(42%)) 18部
上記共重合体における反応性紫外線吸収剤比率=10%
・添加剤(紫外線吸収剤)
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製チヌビン928) 1.5部
樹脂(固形分)に対する添加剤(紫外線吸収剤)比率=20%
・溶剤
酢酸エチル 9部
[実施例5]
接着層用インキを以下に変更した以外は実施例4と同様の方法により実施例5の保護層熱転写シートを製造した。
(接着層用インキ3)
・樹脂
メタクリル酸メチルとベンゾトリアゾール(反応性紫外線吸収剤)共重合体
(MMA+紫外線吸収剤(大塚化学(株)製 RUVA−93)共重合体をベースに反応性紫外線吸収剤の比率を変化させ合成 固形分(42%)) 18部
上記共重合体における反応性紫外線吸収剤比率=50%
・添加剤(紫外線吸収剤)
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製チヌビン928) 1.5部
樹脂(固形分)に対する添加剤(紫外線吸収剤)比率=20%
・溶剤
酢酸エチル 9部
[実施例6]
接着層用インキを以下に変更した以外は実施例3と同様の方法により実施例6の保護層熱転写シートを製造した。
(接着層用インキ4)
・樹脂
メタクリル酸メチルとベンゾトリアゾール(反応性紫外線吸収剤)共重合体
(MMA+紫外線吸収剤(大塚化学(株)製 RUVA−93)共重合体 18部
上記共重合体における反応性紫外線吸収剤比率=30%
・添加剤(紫外線吸収剤)
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製チヌビン928) 0.7部
樹脂(固形分)に対する添加剤(紫外線吸収剤)比率=10%
・溶剤
酢酸エチル 9部
[実施例7]
接着層用インキを以下に変更した以外は実施例3と同様の方法により実施例7の保護層熱転写シートを製造した。
(接着層用インキ5)
・樹脂
メタクリル酸メチルとベンゾトリアゾール(反応性紫外線吸収剤)共重合体
(MMA+紫外線吸収剤(大塚化学(株)製 RUVA−93)共重合体 18部
上記共重合体における反応性紫外線吸収剤比率=30%
・添加剤(紫外線吸収剤)
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製チヌビン928) 3部
樹脂(固形分)に対する添加剤(紫外線吸収剤)比率=40%
・溶剤
酢酸エチル 9部
[実施例8]
無機粒子層用インキを以下に変更した以外は実施例1と同様の方法により実施例8の保護層熱転写シートを製造した。
(無機粒子層用インキ4)
・アルミナゾル(日産化学工業(株)製アルミナゾル200) 25部
・ポリビニルピロリドン(日本触媒(株)製 K−90) 25部
・水 25部
・IPA 25部
[比較例1]
接着層用インキを以下に変更した以外は実施例4と同様の方法により比較例1の保護層熱転写シートを製造した。
(接着層用インキ6)
・樹脂
メタクリル酸メチルとベンゾトリアゾール(反応性紫外線吸収剤)共重合体
(MMA+紫外線吸収剤(大塚化学(株)製 RUVA−93)共重合体をベースに反応性紫外線吸収剤の比率を変化させ合成 固形分(42%)) 18部
上記共重合体における反応性紫外線吸収剤比率=5%
・添加剤(紫外線吸収剤)
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製チヌビン928) 1.5部
樹脂(固形分)に対する添加剤(紫外線吸収剤)比率=20%
・溶剤
酢酸エチル 9部
[比較例2]
接着層用インキを以下に変更した以外は実施例4と同様の方法により比較例2の保護層熱転写シートを製造した。
(接着層用インキ7)
・樹脂
メタクリル酸メチルとベンゾトリアゾール(反応性紫外線吸収剤)共重合体
(MMA+紫外線吸収剤(大塚化学(株)製 RUVA−93)共重合体をベースに反応性紫外線吸収剤の比率を変化させ合成 固形分(42%)) 18部
上記共重合体における反応性紫外線吸収剤比率=60%
・添加剤(紫外線吸収剤)
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製チヌビン928) 1.5部
樹脂(固形分)に対する添加剤(紫外線吸収剤)比率=20%
・溶剤
酢酸エチル 9部
[比較例3]
接着層用インキを以下に変更した以外は実施例3と同様の方法により比較例3の保護層熱転写シートを製造した。
(接着層用インキ8)
・樹脂
メタクリル酸メチルとベンゾトリアゾール(反応性紫外線吸収剤)共重合体
(MMA+紫外線吸収剤(大塚化学(株)製 RUVA−93)共重合体をベースに反応性紫外線吸収剤の比率を変化させ合成) 18部
上記共重合体における反応性紫外線吸収剤比率=30%
・添加剤(紫外線吸収剤)
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製チヌビン928) 0.3部
樹脂(固形分)に対する添加剤(紫外線吸収剤)比率=5%
・溶剤
酢酸エチル 9部
[比較例4]
接着層用インキを以下に変更した以外は実施例3と同様の方法により比較例4の保護層熱転写シートを製造した。
(接着層用インキ9)
・樹脂
メタクリル酸メチルとベンゾトリアゾール(反応性紫外線吸収剤)共重合体
(MMA+紫外線吸収剤(大塚化学(株)製 RUVA−93)共重合体をベースに反応性紫外線吸収剤の比率を変化させ合成) 18部
上記共重合体における反応性紫外線吸収剤比率=30%
・添加剤(紫外線吸収剤)
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製チヌビン928) 3.8部
樹脂(固形分)に対する添加剤(紫外線吸収剤)比率=51%
・溶剤
酢酸エチル 9部
[比較例5]
無機粒子層を積層しなかった以外は実施例1と同様の方法により比較例5の保護層熱転写シートを製造した。
[比較例6]
接着層用インキを以下に変更した以外は実施例1と同様の方法により比較例6の保護層熱転写シートを製造した。
(接着層用インキ10)
・樹脂
ポリエステル樹脂(東洋紡積(株)製 バイロン700) 20部
メタクリル酸メチルとベンゾトリアゾール(反応性紫外線吸収剤)共重合体
(MMA+紫外線吸収剤(大塚化学(株)製 RUVA−93)共重合体をベースに反応性紫外線吸収剤の比率を変化させ合成) 5.4部
上記共重合体における反応性紫外線吸収剤比率=50%
MEK/トルエン=1/1 38部
上記樹脂中における反応性紫外線吸収剤比率=10%
・添加剤(紫外線吸収剤)
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製チヌビン900) 5.3部
樹脂(固形分)に対する添加剤(紫外線吸収剤)比率=20%
・溶剤
MEK 5部
トルエン 5部
[比較例7]
剥離層用インキを以下に変更した以外は実施例1と同様の方法により比較例7の保護層熱転写シートを製造した。
(剥離層用インキ2)
・樹脂
LP45M
(綜研化学(株)製サーモラックLP−45M) 20部
・添加剤(紫外線吸収剤)
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製 UVITEX OB) 0.02部
・溶剤
MEK 40部
トルエン 40部
次いで、実施例、比較例の各保護層熱転写シートを以下に記載の通り作成された水系受像シートに、同じく以下に記載の印画条件にてサーマルプリンタヘッドにより印画して画像を形成し、光沢度評価、ひび割れ評価、及び、耐擦過性評価を行った。
水系受像シート
基材シートとしてRCペーパー(STF−150、三菱製紙(株)製)を用い、下記組成の多孔質層形成用塗工液、受容層形成用塗工液を50℃にそれぞれ加熱し、スライドコーティングを用いて、乾燥時の厚みがそれぞれ30μm、5μmとなるように塗布し、5℃にて1分間冷却・ゲル化させ、50℃にて5分間乾燥し、熱転写受像シート(受像紙)を得た。
<多孔質層形成用塗工液>
・中空粒子(HP−91 ロームアンドハース社)(固形分として) 70部
・ゼラチン(RR 新田ゼラチン(株))(固形分として) 30部
・界面滑性材(サーフィノール440 日信化学工業(株)) 0.15部
<受容層形成用塗工液>
・エマルジョン(固形分として) 70部
・樹脂フィラー(VB900)(固形分として) 15部
・ゼラチン(RR 新田ゼラチン(株))(固形分として) 15部
・シリコーン系離型剤(サーフィノール440 信越化学工業(株)) 10部
・界面滑性材(サーフィノール440 日信化学工業(株)) 1部
上記受容層形成用塗工液のエマルジョンの合成については、500mL三角フラスコに、スチレン103g、エチルアクリレート54g、ラウリルアクリレート41g、アクリル酸2g、乳化剤(アクアロンHS−10 第一工業製薬(株))1.9gを入れ、攪拌・混合した(これを以下モノマーAという)。1L三口フラスコに、蒸留水200gを入れて80℃まで加熱し、先ほどのモノマーA全量の約20%程度を加え、10分間攪拌した。その後、純水20gに溶解させた過硫酸アンモニウム0.2gを加えて10分間攪拌した後、残り80%のモノマーAを滴下ロートにて3時間かけて滴下し、更に3時間攪拌した。その後室温まで冷却し、#150メッシュ(日本織物)にてろ過することによりエマルジョンを得た。分子量242273、Tg50℃。また、スチレン、エチルアクリレート、ラウリルアクリレートの分子量と反応に使用した量から、それぞれのmol比は58%、32%、10%となる。
また、樹脂フィラーは、塩化ビニル−エチルアクリレート共重合体(モノマー配合割合がmol比で塩化ビニル90%、エチルアクリレート10%)、Tg70℃(VB900
日信化学工業(株))を使用した。
印画条件
サーマルヘッド;KGT−217−12MPL20(京セラ(株)製)
発熱体平均抵抗値;2994(Ω)
主走査方向印字密度;300dpi
副走査方向印字密度;300dpi
印加電力;0.10(w/dot)
1ライン周期;5(msec.)
印字開始温度;40(℃)
印加パルス(階調制御方法);1ライン周期中に、1ライン周期を256に等分割したパルス長をもつ分割パルスの数を0から255個まで可変できるマルチパルス方式のテストプリンターを用い、各分割パルスのDuty比を70%に固定し、ライン周期当たりのパルス数を0から255個を15分割した。これにより、15段階に異なるエネルギーを与えることができる。今回は15段階の異なるエネルギーのうち最大のエネルギーのみを使用して印画を行った。
印画パターン;黒ベタ
そして、水系受像シートに印画された画像につき、光沢度評価、ひび割れ評価、及び、耐可塑剤性評価、保存性(耐擦過性評価)、耐ブロッキング性評価を行った。その結果を表1に併せて示す。表1において、光沢度評価、ひび割れ評価、耐可塑剤性評価、保存性(耐擦過性評価)、耐ブロッキング性評価の基準は下記の通りであった。
<評価>
・光沢度
黒ベタを印画し、Gloss Meter VG2000(日本電色)を用いて、測定角度45°で測定した。
光沢度が80未満のものを×と評価し、80以上を○と評価した。
・ひび割れ
評価パターンを印画し、40℃90%雰囲気下に保存した。100時間保存後の表面状態を目視で観察した。
ひび割れがあれば×と評価し、ひび割れがなければ○と評価した。
・耐可塑剤性
現行リボンの保護シート部にサンプルを切り貼り、黒ベタを印画し、塩ビシートを印画面に接触させ、50度free環境に40g/cm2の圧をかけ保存した。保存後に、塩ビシ
ートをはがし、塩ビシート側に染料がとられているかいないかを目視で判断した。
染料取られの程度がひどいものを×と評価し、それ以外は○と評価した。
・保存性(耐擦過性)
印画物を、磨耗輪CS−10を取り付けたテーバー試験機にて、200回転の摩耗試験を行ない目視にて印画物の画像の状態を観察し、下記の基準にて評価した。
◎;画像が全く影響を受けていない。
○;画像が摩耗の影響を受け始めているが、ほとんど目立たない。
△;若干の摩耗が確認される。
×;かなり摩耗している。
・耐ブロッキング性
保護層と背面層を重ねて、5kgf/cm2の圧をかけ、50℃に48時間静置した。
保存後に、保護層と背面層をはがし、その剥がしやすさからブロッキングの有無を評価した。
○:ブロッキングなし(保護層と背面層を容易にはがすことができる)
×:ブロッキングあり(保護層と背面層のはりつきが発生し、容易にはがせない。)
Figure 2010076442
<結果・考察>
表1に示すように、実施例1〜8においては、光沢度、ひび割れ、耐可塑剤性、保存性(耐擦過性)、耐ブロッキング性全てにおいてよい結果となった。
一方、比較例1、2においては、実施例と比較して樹脂中の反応性紫外線吸収剤比率が10〜50重量%の割合ではないため、比較例1は、ひび割れが生じ、比較例2は、耐可塑剤性、耐ブロッキング性が悪い結果となった。比較例3、4においては、実施例と比較して添加剤比率が10〜50重量%の割合ではないため、比較例3は、ひび割れが生じ、比較例4は、耐可塑剤性、保存性(耐擦過性)が悪い結果となった。比較例5においては、実施例と比較して無機粒子層が積層されていないため、耐可塑剤性が悪い結果となり、比較例6においては、実施例と比較して接着層がメタクリル酸メチルと反応性紫外線吸収剤を共重合した樹脂により形成されていないため、ひび割れが生じ、耐可塑剤性が悪い結果となり、比較例7においては、実施例と比較して剥離層がメタクリル酸メチルと反応性紫外線吸収剤を共重合した樹脂により形成されていないため、光沢度が悪く、ひび割れが生じる結果となった。
1、11・・・基材シート
2、6・・・剥離層
3、7・・・無機粒子層
4、8・・・接着層
5・・・背面層
25・・・保護層
17・・・染色層
21、31・・・基材
22、32・・・多孔質層
23、33・・・水系受容層
24・・・画像
10、20・・・保護層熱転写シート
30・・・印画物
40・・・受像シート

Claims (2)

  1. 基材シート上に剥離層、無機粒子層、接着層をこの順に積層してなる保護層熱転写シートであって、前記剥離層、前記接着層が共に、メタクリル酸メチルと反応性紫外線吸収剤が、反応性紫外線吸収剤比率10〜50重量%の割合で共重合した樹脂により形成され、前記樹脂に対し、10〜50重量%の割合で添加剤を含有したことを特徴とする保護層熱転写シート。
  2. 基材上に水系バインダーと中空粒子を主成分として含有する多孔質層と水系受容層と前記水系受容層の少なくとも一部を覆うように形成された保護層とからなる印画物であって、
    前記保護層は、請求項1に記載の保護層熱転写シートを用いて転写形成されたものであることを特徴とする印画物。
JP2009200648A 2008-09-01 2009-08-31 保護層熱転写シート及び印画物 Active JP5251793B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009200648A JP5251793B2 (ja) 2008-09-01 2009-08-31 保護層熱転写シート及び印画物

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008223863 2008-09-01
JP2008223863 2008-09-01
JP2009200648A JP5251793B2 (ja) 2008-09-01 2009-08-31 保護層熱転写シート及び印画物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010076442A true JP2010076442A (ja) 2010-04-08
JP5251793B2 JP5251793B2 (ja) 2013-07-31

Family

ID=42207413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009200648A Active JP5251793B2 (ja) 2008-09-01 2009-08-31 保護層熱転写シート及び印画物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5251793B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012106485A (ja) * 2010-10-21 2012-06-07 Tosoh Corp 感熱昇華型転写受像シート用塩化ビニル樹脂ラテックス及びそれを用いた感熱昇華型転写受像シート
JP2012200950A (ja) * 2011-03-24 2012-10-22 Dainippon Printing Co Ltd 保護層転写シート
JP2018167567A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 大日本印刷株式会社 熱転写シート
JPWO2018062038A1 (ja) * 2016-09-28 2019-06-24 大日本印刷株式会社 熱転写シート
CN111278656A (zh) * 2018-01-31 2020-06-12 大日本印刷株式会社 热转印片和热转印片与中间转印介质的组合

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001246845A (ja) * 2000-03-03 2001-09-11 Dainippon Printing Co Ltd 保護層転写シート
JP2001347759A (ja) * 2000-06-07 2001-12-18 Dainippon Printing Co Ltd 保護層転写シートおよび印画物
JP2002079766A (ja) * 2000-07-06 2002-03-19 Dainippon Printing Co Ltd 保護層転写シート
JP2006021333A (ja) * 2004-07-06 2006-01-26 General Kk 感熱転写リボンおよび感熱保護層転写シート
JP2006124686A (ja) * 2004-09-30 2006-05-18 Dainippon Printing Co Ltd 熱転写型画像保護シート
JP2006272872A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Dainippon Printing Co Ltd 保護層熱転写シート
JP2006306087A (ja) * 2005-03-31 2006-11-09 Dainippon Printing Co Ltd 保護層転写シート及び印画物
JP2007230050A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Fujifilm Corp 感熱転写方式を用いた画像形成方法
JP2010058287A (ja) * 2008-09-01 2010-03-18 Dainippon Printing Co Ltd 保護層熱転写シート及び印画物

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001246845A (ja) * 2000-03-03 2001-09-11 Dainippon Printing Co Ltd 保護層転写シート
JP2001347759A (ja) * 2000-06-07 2001-12-18 Dainippon Printing Co Ltd 保護層転写シートおよび印画物
JP2002079766A (ja) * 2000-07-06 2002-03-19 Dainippon Printing Co Ltd 保護層転写シート
JP2006021333A (ja) * 2004-07-06 2006-01-26 General Kk 感熱転写リボンおよび感熱保護層転写シート
JP2006124686A (ja) * 2004-09-30 2006-05-18 Dainippon Printing Co Ltd 熱転写型画像保護シート
JP2006272872A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Dainippon Printing Co Ltd 保護層熱転写シート
JP2006306087A (ja) * 2005-03-31 2006-11-09 Dainippon Printing Co Ltd 保護層転写シート及び印画物
JP2007230050A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Fujifilm Corp 感熱転写方式を用いた画像形成方法
JP2010058287A (ja) * 2008-09-01 2010-03-18 Dainippon Printing Co Ltd 保護層熱転写シート及び印画物

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012106485A (ja) * 2010-10-21 2012-06-07 Tosoh Corp 感熱昇華型転写受像シート用塩化ビニル樹脂ラテックス及びそれを用いた感熱昇華型転写受像シート
KR101848956B1 (ko) 2010-10-21 2018-04-13 토소가부시키가이샤 감열 승화형 전사 수상 시트용 염화비닐 수지 라텍스 및 이를 이용한 감열 승화형 전사 수상 시트
JP2012200950A (ja) * 2011-03-24 2012-10-22 Dainippon Printing Co Ltd 保護層転写シート
JPWO2018062038A1 (ja) * 2016-09-28 2019-06-24 大日本印刷株式会社 熱転写シート
JP2018167567A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 大日本印刷株式会社 熱転写シート
CN111278656A (zh) * 2018-01-31 2020-06-12 大日本印刷株式会社 热转印片和热转印片与中间转印介质的组合

Also Published As

Publication number Publication date
JP5251793B2 (ja) 2013-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5447557B2 (ja) 熱転写シート
TW201323242A (zh) 影像形成方法、熱轉印薄片與熱轉印受像薄片之組合
JP5593650B2 (ja) 熱転写シート
JP5251793B2 (ja) 保護層熱転写シート及び印画物
JP4334962B2 (ja) 保護層転写シート、及び印画物
JP2001105747A (ja) 熱転写染料受像シート及び受容層転写シート
JP5874188B2 (ja) 画像形成方法
JP5272587B2 (ja) 印画物、及び印画物の形成方法
JP4170870B2 (ja) 保護層転写シート及び熱転写画像記録体
JP2015150870A (ja) 中間転写記録媒体及び画像形成方法
JP4074238B2 (ja) 保護層転写シート及び印画物
JP5789956B2 (ja) 熱転写シート
JP4882982B2 (ja) 熱転写シート
JP2014193589A (ja) 熱転写シート
JP2013082219A (ja) 熱転写受像シートおよびその製造方法
JP2001199162A (ja) 保護層転写シート
JP4139301B2 (ja) 熱転写シートおよび印画物
JP5936117B2 (ja) 熱転写受像シートの製造方法
JP5906903B2 (ja) 熱転写受像シートおよびその製造方法
JP2015196275A (ja) 熱転写インクシートと熱転写受像シートのセットおよびそれを用いた画像形成方法
JP5834703B2 (ja) 熱転写受像シート
JP4163928B2 (ja) 染料受容層転写シート
JP5733629B2 (ja) 熱転写受像シート
JP2015196274A (ja) 熱転写インクシートと熱転写受像シートのセットおよびそれを用いた画像形成方法
JP2015196259A (ja) 熱転写インクシートと熱転写受像シートのセットおよびそれを用いた画像形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120615

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130319

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130401

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5251793

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160426

Year of fee payment: 3