JP2010076442A - 保護層熱転写シート及び印画物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基材シート上に剥離層、無機粒子層、接着層をこの順に積層してなる保護層熱転写シートであって、前記剥離層、前記接着層が共に、メタクリル酸メチルと反応性紫外線吸収剤が、反応性紫外線吸収剤比率10〜50重量%の割合で共重合した樹脂により形成され、前記樹脂に対し、10〜50重量%の割合で添加剤を含有したことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
(第一実施形態)
以下に、本発明を実施するための第一実施形態について図面を用いて説明する。
基材シート1は、従来の保護層熱転写シートに使用されている基材シートを用いることができる。
本発明における剥離層2は、メタクリル酸メチルと反応性紫外線吸収剤を共重合した樹脂により形成されていることを特徴とする。
無機粒子層3は、平均粒径が10〜100nmの範囲にある無機微粒子によって形成される。
接着層4は熱転写時、画像が形成された受像シートとの接着面となり、種々の受像シートに対して良好な接着性を発現するとともに画像を保護する機能を有するものである。
保護層熱転写シートの基材の裏面(接着層を形成する側とは反対側)には以下の材料からなる背面層を形成することが好ましい。
図2は、第二実施形態に係る保護層熱転写シートを示す概略断面図である。
次に、本発明の印画物について説明する。
図4は、本発明の受像シートを示す概略断面図である。図4に示すように、基材31上に、少なくとも水系バインダーと中空粒子を含有する多孔質層32と水系バインダーと離型材を主成分とする水系受容層33を積層したもので、その他必要に応じて、基材と多孔質層の間及び多孔質層と多孔質層の間に第二の機能性中間層を介在させることも可能である。
受像シートの基材としては特に制限はなく、使用目的等に応じて種々の材質、層構成及びサイズのものを適宜に選定、使用することができる。例えば紙、コート紙、及び合成紙(ポリプロピレン、ポリスチレン、又は、それらを紙と貼り合わせた複合材料)等の各種紙類、塩化ビニル系樹脂シート、ABS樹脂シート、ポリエチレンテレフタレート(PET)ベースフィルム、ポリブチレンテレフタレートベースフィルム、ポリエチレンナフタレート(PEN)ベースフィルム、ポリアリレートベースフィルム、ポリカーボネートベースフィルム、ポリエーテルエーテルケトンベースフィルム、ポリスルホンベースフィルム、ポリエーテルスルホンベースフィルム、ポリエーテルイミドベースフィルム、ポリイミドベースフィルム等の単層あるいは、それらを2層以上に積層した各種プラスチックフィルム又はシート、各種の金属で形成されたフィルム又はシート、各種のセラミックス類で形成されたフィルム又はシート、あるいは前記記載のものの中から適当に組み合わせ積層した複合材料等を挙げることができる。
基材31上に形成する多孔質層32に含有する中空粒子としては、多孔質層32を構成する中空粒子としては、熱膨張性の中空粒子やカプセル状の中空ポリマーが挙げられる。熱膨張性の中空粒子は塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体等の熱可塑性物質を壁材とする中空粒子であり、粒子内部にプロパン、n−ブタン、イソブタン等の熱膨張性気体を含有する物質である。又、カプセル状の中空ポリマーは例えばスチレン−アクリル樹脂やメラミン樹脂等の樹脂を壁材とする中空のポリマーである。上記のような中空粒子は一般に0.1〜100μm程度の粒径を有しているが、本発明においては0.1〜50μm程度の粒径を有する中空粒子が好適に使用される。0.1μm未満では中空粒子として十分な断熱効果が得られず、50μmを超えると平滑性の低下が著しくなるからである。
水系バインダーと離型材を主成分とする水系受容層33に用いられる水系受容層用バインダーとしては、熱拡散性色素に対して染着性を有すると共に、後述する水系受容層形成用塗工液の調製に用いるので、水に対し良好な溶解性もしくは分散性を有するものが好ましい。
ソブチルビニルエーテル、プロピオン酸ビニル等)との共重合体樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ(メタ)アクリル酸、ポリ(メタ)アクリル酸エステル、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアセタール系樹脂、ポリビニルアルコール、ポリカーボネート、三酢酸セルロース、ポリスチレン、スチレンと他のモノマー(アクリル酸エステル、アクリロニトリル、塩化エチレン等)との共重合体、エチレンと他のモノマー(酢酸ビニル、アクリル酸エステルなど)との共重合体、ビニルトルエンアクリレート樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、尿素樹脂、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、ポリカプロラクトン樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、メチルセルロース等のセルロース系樹脂、ゼラチン、澱粉、カゼイン及びそれらの変性物などを挙げることができる。
との共重合体、ポリビニルアセタール系樹脂、スチレンと他のモノマーとの共重合体、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂である。
ともできる。
定することができないが、一般的に、通常、受容層用バインダーに対して0.1〜50重量%であり、好ましくは0.5〜20重量%である。
系樹脂などは初めから市販の懸濁液(塩化ビニルラテックス、スチレン−ブタジエンラテックス、エチレン−酢酸ビニルラテックス、水分散高分子ポリエステルなど)や分散液の形で用いてもよい。
厚さ6μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ(株)製 易接着処理品)上に、下記組成の背面層用インキをグラビアコート法により塗布(塗布量1.0g/m2(乾燥時)して乾燥し、その後、硬化処理を施し背面層を形成した。
ポリビニルブチラール(積水化学工業(株)製エスレックBX−1) 15部ポリイソシアネート(大日本インキ化学工業(株)製バーノックD450) 35部燐酸エステル界面活性剤(第一工業製薬(株)製プライサーフA208S) 10部タルク(日本タルク(株)製ミクロエースP−3) 3部
・樹脂
メタクリル酸メチルとベンゾトリアゾール(反応性紫外線吸収剤)共重合体
(MMA+紫外線吸収剤(大塚化学(株)製 RUVA−93)共重合体 18部
上記共重合体における反応性紫外線吸収剤比率=30%
・添加剤(紫外線吸収剤)
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製チヌビン928) 1.5部
樹脂(固形分)に対する添加剤(紫外線吸収剤)比率=20%
・溶剤
酢酸エチル 9部
・アルミナゾル(日産化学工業(株)製アルミナゾル200) 50部
・水 25部
・IPA 25部
・樹脂
メタクリル酸メチルとベンゾトリアゾール(反応性紫外線吸収剤)共重合体
(MMA+紫外線吸収剤(大塚化学(株)製 RUVA−93)共重合体 18部
上記共重合体における反応性紫外線吸収剤比率=30%
・添加剤(紫外線吸収剤)
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製チヌビン928) 1.5部
樹脂(固形分)に対する添加剤(紫外線吸収剤)比率=20%
・溶剤
酢酸エチル 9部
無機粒子層用インキを以下に変更した以外は実施例1と同様の方法により実施例2の保護層熱転写シートを製造した。
・シリカゾル(日産化学工業(株)製IPA−ST) 50部
・水 25部
・IPA 25部
無機粒子層用インキを以下に変更した以外は実施例1と同様の方法により実施例3の保護層熱転写シートを製造した。
・アルミナゾル(日産化学工業(株)製アルミナゾル200) 25部
・シリカゾル(日産化学工業(株)製IPA−ST) 25部
・水 25部
・IPA 25部
接着層用インキを以下に変更した以外は実施例3と同様の方法により実施例4の保護層熱転写シートを製造した。
・樹脂
メタクリル酸メチルとベンゾトリアゾール(反応性紫外線吸収剤)共重合体
(MMA+紫外線吸収剤(大塚化学(株)製 RUVA−93)共重合体をベースに反応性紫外線吸収剤の比率を変化させ合成 固形分(42%)) 18部
上記共重合体における反応性紫外線吸収剤比率=10%
・添加剤(紫外線吸収剤)
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製チヌビン928) 1.5部
樹脂(固形分)に対する添加剤(紫外線吸収剤)比率=20%
・溶剤
酢酸エチル 9部
接着層用インキを以下に変更した以外は実施例4と同様の方法により実施例5の保護層熱転写シートを製造した。
・樹脂
メタクリル酸メチルとベンゾトリアゾール(反応性紫外線吸収剤)共重合体
(MMA+紫外線吸収剤(大塚化学(株)製 RUVA−93)共重合体をベースに反応性紫外線吸収剤の比率を変化させ合成 固形分(42%)) 18部
上記共重合体における反応性紫外線吸収剤比率=50%
・添加剤(紫外線吸収剤)
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製チヌビン928) 1.5部
樹脂(固形分)に対する添加剤(紫外線吸収剤)比率=20%
・溶剤
酢酸エチル 9部
接着層用インキを以下に変更した以外は実施例3と同様の方法により実施例6の保護層熱転写シートを製造した。
・樹脂
メタクリル酸メチルとベンゾトリアゾール(反応性紫外線吸収剤)共重合体
(MMA+紫外線吸収剤(大塚化学(株)製 RUVA−93)共重合体 18部
上記共重合体における反応性紫外線吸収剤比率=30%
・添加剤(紫外線吸収剤)
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製チヌビン928) 0.7部
樹脂(固形分)に対する添加剤(紫外線吸収剤)比率=10%
・溶剤
酢酸エチル 9部
接着層用インキを以下に変更した以外は実施例3と同様の方法により実施例7の保護層熱転写シートを製造した。
・樹脂
メタクリル酸メチルとベンゾトリアゾール(反応性紫外線吸収剤)共重合体
(MMA+紫外線吸収剤(大塚化学(株)製 RUVA−93)共重合体 18部
上記共重合体における反応性紫外線吸収剤比率=30%
・添加剤(紫外線吸収剤)
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製チヌビン928) 3部
樹脂(固形分)に対する添加剤(紫外線吸収剤)比率=40%
・溶剤
酢酸エチル 9部
無機粒子層用インキを以下に変更した以外は実施例1と同様の方法により実施例8の保護層熱転写シートを製造した。
・アルミナゾル(日産化学工業(株)製アルミナゾル200) 25部
・ポリビニルピロリドン(日本触媒(株)製 K−90) 25部
・水 25部
・IPA 25部
接着層用インキを以下に変更した以外は実施例4と同様の方法により比較例1の保護層熱転写シートを製造した。
・樹脂
メタクリル酸メチルとベンゾトリアゾール(反応性紫外線吸収剤)共重合体
(MMA+紫外線吸収剤(大塚化学(株)製 RUVA−93)共重合体をベースに反応性紫外線吸収剤の比率を変化させ合成 固形分(42%)) 18部
上記共重合体における反応性紫外線吸収剤比率=5%
・添加剤(紫外線吸収剤)
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製チヌビン928) 1.5部
樹脂(固形分)に対する添加剤(紫外線吸収剤)比率=20%
・溶剤
酢酸エチル 9部
接着層用インキを以下に変更した以外は実施例4と同様の方法により比較例2の保護層熱転写シートを製造した。
・樹脂
メタクリル酸メチルとベンゾトリアゾール(反応性紫外線吸収剤)共重合体
(MMA+紫外線吸収剤(大塚化学(株)製 RUVA−93)共重合体をベースに反応性紫外線吸収剤の比率を変化させ合成 固形分(42%)) 18部
上記共重合体における反応性紫外線吸収剤比率=60%
・添加剤(紫外線吸収剤)
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製チヌビン928) 1.5部
樹脂(固形分)に対する添加剤(紫外線吸収剤)比率=20%
・溶剤
酢酸エチル 9部
接着層用インキを以下に変更した以外は実施例3と同様の方法により比較例3の保護層熱転写シートを製造した。
・樹脂
メタクリル酸メチルとベンゾトリアゾール(反応性紫外線吸収剤)共重合体
(MMA+紫外線吸収剤(大塚化学(株)製 RUVA−93)共重合体をベースに反応性紫外線吸収剤の比率を変化させ合成) 18部
上記共重合体における反応性紫外線吸収剤比率=30%
・添加剤(紫外線吸収剤)
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製チヌビン928) 0.3部
樹脂(固形分)に対する添加剤(紫外線吸収剤)比率=5%
・溶剤
酢酸エチル 9部
接着層用インキを以下に変更した以外は実施例3と同様の方法により比較例4の保護層熱転写シートを製造した。
・樹脂
メタクリル酸メチルとベンゾトリアゾール(反応性紫外線吸収剤)共重合体
(MMA+紫外線吸収剤(大塚化学(株)製 RUVA−93)共重合体をベースに反応性紫外線吸収剤の比率を変化させ合成) 18部
上記共重合体における反応性紫外線吸収剤比率=30%
・添加剤(紫外線吸収剤)
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製チヌビン928) 3.8部
樹脂(固形分)に対する添加剤(紫外線吸収剤)比率=51%
・溶剤
酢酸エチル 9部
無機粒子層を積層しなかった以外は実施例1と同様の方法により比較例5の保護層熱転写シートを製造した。
接着層用インキを以下に変更した以外は実施例1と同様の方法により比較例6の保護層熱転写シートを製造した。
・樹脂
ポリエステル樹脂(東洋紡積(株)製 バイロン700) 20部
メタクリル酸メチルとベンゾトリアゾール(反応性紫外線吸収剤)共重合体
(MMA+紫外線吸収剤(大塚化学(株)製 RUVA−93)共重合体をベースに反応性紫外線吸収剤の比率を変化させ合成) 5.4部
上記共重合体における反応性紫外線吸収剤比率=50%
MEK/トルエン=1/1 38部
上記樹脂中における反応性紫外線吸収剤比率=10%
・添加剤(紫外線吸収剤)
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製チヌビン900) 5.3部
樹脂(固形分)に対する添加剤(紫外線吸収剤)比率=20%
・溶剤
MEK 5部
トルエン 5部
剥離層用インキを以下に変更した以外は実施例1と同様の方法により比較例7の保護層熱転写シートを製造した。
・樹脂
LP45M
(綜研化学(株)製サーモラックLP−45M) 20部
・添加剤(紫外線吸収剤)
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製 UVITEX OB) 0.02部
・溶剤
MEK 40部
トルエン 40部
基材シートとしてRCペーパー(STF−150、三菱製紙(株)製)を用い、下記組成の多孔質層形成用塗工液、受容層形成用塗工液を50℃にそれぞれ加熱し、スライドコーティングを用いて、乾燥時の厚みがそれぞれ30μm、5μmとなるように塗布し、5℃にて1分間冷却・ゲル化させ、50℃にて5分間乾燥し、熱転写受像シート(受像紙)を得た。
・中空粒子(HP−91 ロームアンドハース社)(固形分として) 70部
・ゼラチン(RR 新田ゼラチン(株))(固形分として) 30部
・界面滑性材(サーフィノール440 日信化学工業(株)) 0.15部
・エマルジョン(固形分として) 70部
・樹脂フィラー(VB900)(固形分として) 15部
・ゼラチン(RR 新田ゼラチン(株))(固形分として) 15部
・シリコーン系離型剤(サーフィノール440 信越化学工業(株)) 10部
・界面滑性材(サーフィノール440 日信化学工業(株)) 1部
日信化学工業(株))を使用した。
サーマルヘッド;KGT−217−12MPL20(京セラ(株)製)
発熱体平均抵抗値;2994(Ω)
主走査方向印字密度;300dpi
副走査方向印字密度;300dpi
印加電力;0.10(w/dot)
1ライン周期;5(msec.)
印字開始温度;40(℃)
印加パルス(階調制御方法);1ライン周期中に、1ライン周期を256に等分割したパルス長をもつ分割パルスの数を0から255個まで可変できるマルチパルス方式のテストプリンターを用い、各分割パルスのDuty比を70%に固定し、ライン周期当たりのパルス数を0から255個を15分割した。これにより、15段階に異なるエネルギーを与えることができる。今回は15段階の異なるエネルギーのうち最大のエネルギーのみを使用して印画を行った。
印画パターン;黒ベタ
・光沢度
黒ベタを印画し、Gloss Meter VG2000(日本電色)を用いて、測定角度45°で測定した。
光沢度が80未満のものを×と評価し、80以上を○と評価した。
・ひび割れ
評価パターンを印画し、40℃90%雰囲気下に保存した。100時間保存後の表面状態を目視で観察した。
ひび割れがあれば×と評価し、ひび割れがなければ○と評価した。
・耐可塑剤性
現行リボンの保護シート部にサンプルを切り貼り、黒ベタを印画し、塩ビシートを印画面に接触させ、50度free環境に40g/cm2の圧をかけ保存した。保存後に、塩ビシ
ートをはがし、塩ビシート側に染料がとられているかいないかを目視で判断した。
染料取られの程度がひどいものを×と評価し、それ以外は○と評価した。
・保存性(耐擦過性)
印画物を、磨耗輪CS−10を取り付けたテーバー試験機にて、200回転の摩耗試験を行ない目視にて印画物の画像の状態を観察し、下記の基準にて評価した。
◎;画像が全く影響を受けていない。
○;画像が摩耗の影響を受け始めているが、ほとんど目立たない。
△;若干の摩耗が確認される。
×;かなり摩耗している。
・耐ブロッキング性
保護層と背面層を重ねて、5kgf/cm2の圧をかけ、50℃に48時間静置した。
保存後に、保護層と背面層をはがし、その剥がしやすさからブロッキングの有無を評価した。
○:ブロッキングなし(保護層と背面層を容易にはがすことができる)
×:ブロッキングあり(保護層と背面層のはりつきが発生し、容易にはがせない。)
表1に示すように、実施例1〜8においては、光沢度、ひび割れ、耐可塑剤性、保存性(耐擦過性)、耐ブロッキング性全てにおいてよい結果となった。
2、6・・・剥離層
3、7・・・無機粒子層
4、8・・・接着層
5・・・背面層
25・・・保護層
17・・・染色層
21、31・・・基材
22、32・・・多孔質層
23、33・・・水系受容層
24・・・画像
10、20・・・保護層熱転写シート
30・・・印画物
40・・・受像シート
Claims (2)
- 基材シート上に剥離層、無機粒子層、接着層をこの順に積層してなる保護層熱転写シートであって、前記剥離層、前記接着層が共に、メタクリル酸メチルと反応性紫外線吸収剤が、反応性紫外線吸収剤比率10〜50重量%の割合で共重合した樹脂により形成され、前記樹脂に対し、10〜50重量%の割合で添加剤を含有したことを特徴とする保護層熱転写シート。
- 基材上に水系バインダーと中空粒子を主成分として含有する多孔質層と水系受容層と前記水系受容層の少なくとも一部を覆うように形成された保護層とからなる印画物であって、
前記保護層は、請求項1に記載の保護層熱転写シートを用いて転写形成されたものであることを特徴とする印画物。
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