JP2014090907A - 運動器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】手首の運動方向に自由度を持たせることができ、しかも手首の運動における負荷の大きさを容易に変更することができるようにすることで、インナーマッスルをより効果的に鍛えることができるようにする。
【解決手段】
この発明に係る運動器具は、合成樹脂製線材により編組された筒状体の両端部に把持部を取り付けてなり、前記筒状体を編組している線材は変形したとき復元するバネ特性を有しており、前記把持部は、筒状体に一部を挿入するニップルと筒状体の端部外面を締め付けるスリーブとからなることを特徴とする。前記線材には、適宜の間隔で突起を形成した線材を用いることができる。把持部を形成するニップルにメスネジを刻設するか、又は、端面に設けた突出部にオスネジを刻設することによって連結可能とすることができる。さらに、把持部に回動可能なハンドルと取り付けて回旋するようにしてもよい。
【選択図】 図1

Description

この発明は、どこでも簡単に使用できる運動器具に係り、特に、肩の運動や手首の回旋運動に適した運動器具に関する。
健康の維持及び健康の増進には、適度の運動は欠かせないものであり、疲労回復やストレス解消にも身体を動かすことは大事である。特に、適度に手足を動かすことは、身体をリラックスさせ、筋肉やコリを解す上で効果的である。
人間の筋肉は、体の中心に近い部分である骨に近い部分にあるインナーマッスルと呼ばれる筋肉と、体の表面近くにあるアウターマッスルと呼ばれる筋肉とがある。インナーマッスルもアウターマッスルも、その働きを維持するためには適度なトレーニングが必要となるが、インナーマッスルとアウターマッスルとではそれぞれの働きが異なるために、トレーニングも異なるものとなる。
すなわち、アウターマッスルはベンチプレスやスクワットのように、高重量や高負荷を用いたトレーニングが必要となるが、インナーマッスルは高重量や高負荷を用いたトレーニングを必要としない。インナーマッスルは、アウターマッスルとは異なり軽度な負荷をかけるだけで十分トレーニングすることができる。
このようなインナーマッスルのトレーニングに用いられるものとして、特許文献1では、巻き向きが相対向する2個のコイルバネの各々一端を回転伝動軸に止着し、各々他端を外筒に軸受板を介して止着し、前記回転伝動軸を軸受板に抜け止めと回動停止を兼ねるピンにより取り付けるようにした手首の捩り運動器具を提案している。
また、特許文献2では、両手を広げた状態を維持し易く、様々な姿勢に柔軟に対応できる体操補助具として、弾性的に伸縮且つ撓み可能な1本の筒状体の両端部に取っ手を固定し、前記円筒状体を合成樹脂製の線材を筒状に編んで形成した体操補助具を提案している。
特開平06−246017号公報 特開2005−296318号公報
上述した特許文献1の手首の捩り運動器具によれば、筒内部にコイルバネが反発力を保持して取り付けられているので、2個の外筒を各々右手と左手で握り回旋運動を行うと、回動始めより反発抵抗を有するように働くことから、手首等への負荷を効果的に与えることが可能となっている。
ところが、このような手首の捩り運動器具では、コイルバネの巻回方向に逆らう方向に外筒を回動させた場合に限り、コイルバネの負荷が作用する構成であるため、左右の手の回動方向が一方向に限定されてしまうという問題があった。すなわち、たとえば右手を奥側に回動させ、左手を手前側に回動させたとき、コイルバネの負荷が作用するが、右手を手前側に回動させ、左手を奥側に回動させたとき、コイルバネの負荷が作用しないことになり、運動方向における自由度が無くなってしまうことになる。
また、外筒を回動させたときにのみコイルバネの負荷が作用する構成であるため、手首の回旋運動以外の運動を行うことができないことからも、運動方向における自由度が無くなってしまうことになる。
また、コイルバネは、一方向に回転するのみで伸長させたり、圧縮させたりすることによって運動方向の負荷を自由に変更することができない。従って、インナーマッスルをより効果的に鍛えることができなかった。
また、特許文献2の体操補助具によれば、両手で持って身体を傾けたり、捩じったりする運動がし易く、その際に筒状体が適度に撓み、無理のないストレッチ体操ができると共に、軽い筋力トレーニング効果をもたらすことができる。
そして、使用方法は、両手で取っ手をもって引っ張ったり、力を抜いたりすることにより、手と両腕そして肩や首等に適度の負荷がかかり、該当する部分の筋肉を柔軟にするものである。しかしながら、筒状体は、合成樹脂製の線材で筒状に編み上げられたものである構成の他に、線材はゴム製であってもよいし、金属製のワイヤーを使用してもよいと記載されている。
即ち、線材で編み上げられた筒状体は、ゴムと同じように引っ張り方向にのみ負荷がかかり、両手で押圧して長さ方向を圧縮させたり、回旋することによって負荷をかけるということはできない。また、その長さも50〜200cmと長いものであり、両手で押圧(圧縮)させることは困難である。また、捩じることによる回旋運動はできない。
このように、特許文献はいずれも、手首の運動方向に自由度が持たされていなかったり、手首の運動における負荷の大きさを容易に変更することができなかったり、また、引張方向にしか負荷がかけられなかったり、手首、肘、肩甲骨周辺を含めたインナーマッスルをより効果的に鍛えることができない。
この発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、握ることにより手首等に負荷をかけたり、手首の回旋方向の自由度と、負荷の大きさを容易に変更することができるようにすることで、インナーマッスルをより効果的に鍛えることができる運動器具を提供することを目的とする。また、親指と他の指先で挟みつけたり、手全体で握ることにより、線材が移動するので指や手のひらに刺激を与えることができる運動器具を提供することを目的とする。
この発明の運動器具は、合成樹脂製線材により編組された筒状体の両端部に把持部を取り付けてなり、前記筒状体を編組している線材は変形したとき復元するバネ特性を有しており、前記把持部は、筒状体に一部を挿入するニップルと筒状体の端部外面を締め付けるスリーブとからなることを特徴とする。前記編組は、線材が2本ごとに交差するように編みこまれる2本トビの編組としてもよいし、線材が3本ごとに交差するように編み込まれる3本トビの編組であってもよい。適宜の間隔で突起を形成した線材を使用することもできる。
前記把持部を形成するニップルの端面に開口するメスネジを刻設するか、又は、端面に形成した突出部にオスネジを刻設し、前記メスネジ又はオスネジに螺合するオスネジ又はメスネジを刻設した連結具を別途形成し、前記連結具を介して長さ方向に連続して連結できるようにしてもよい。また、両端部のニップルのうち、一方側のニップルには端面に開口するメスネジを刻設し、他方側のニップルには端面に突出させた突出部に前記メスネジに螺合するオスネジを刻設してなり、前記メスネジとオスネジを螺合させることによって長さ方向に連続して連結できるようにしてもよい。
また、把持部には回動するハンドルが取り付けられており、前記ハンドルは回動させたとき内装した弾性材によって負荷がかかるように形成することも可能である。回動するハンドルに負荷がかかるようにするには、例えば、ニップルに挿入する円筒体にコイルバネを内装し、前記コイルバネの一端を前記円筒体の端部に嵌着した止め栓に固定し、コイルバネの他端を回動自在なハンドルに固定してなり、ハンドルがコイルバネの反発力により負荷がかかるように形成してもよい。
また、回動するハンドルに負荷がかかるようにするには、ニップルの端面にバネ係止用突起を突設してなり、前記ニップルに取り付けるハンドルには、一方側面に水平フランジと前記水平フランジから突出してなる円筒部を設けてなり、前記円筒部と水平フランジとの間に仕切り板が設けてなり、前記バネ係止用突起をハンドル内に挿入すると共に、バネ係止用突起と仕切り板との間にコイルバネを装着して円筒部をニップルの貫通孔に挿入することによって取り付けてなり、ハンドルを回動させたとき装着したコイルバネの反発力によって負荷がかかるようにしてもよい。
この発明の運動器具によれば、手首の運動方向に自由度を持たせることができ、しかも手首の運動における負荷の大きさを容易に変更することができるようにしたので、手首、肘、肩甲骨周辺を含めたインナーマッスルをより効果的に鍛えることができる。また、編組筒状体を直接握って径方向に縮小した場合には、編組の線材がずれるように動くので指や手のひらを刺激し、マッサージ作用によって心地よい刺激が得られる。また、大きな押圧力を必要としないから、手首、肘等のリハビリにも有効である。
また、長さ方向の伸縮、曲げ、径方向の圧縮、あるいは把持部の回旋運動が可能にした場合には、普段使用されていないインナーマッスルを鍛えることができる。さらに、複数の運動器具を連結した場合には、身体全体を使った運動がし易く、筋肉の柔軟性を向上させるストレッチ運動が可能である。
この発明の運動器具の第1実施形態を示す断面図である。 図1の運動器具の一部を示す編組方法の説明図である。 伸縮状態を示す説明図である。 伸縮状態における編組の網目の変化を示す説明図である。 突起を設けた線材による編組の一部を示す説明図である。 図1及び図2の運動器具の把持部を変更した第2実施形態を示す断面図である。 同じく把持部を変更した第3実施形態を示す断面図である。 把持部を回動可能にした第4実施形態の分解断面図である。 同じく組み立て方法を示す一部を断面した分解断面図である。 把持部を回動可能にした第5実施形態の分解断面図である。 同じくコイルバネを内装したハンドルの側面図である。
(第1実施形態)
以下、この発明の実施形態の詳細について説明する。図1はこの発明の運動器具の第1実施を示す断面図である。
まず、図1に示すように、運動器具1は、編組筒状体10の両端部に把持部20を取り付けてなる。編組筒状体10は、合成樹脂製の線材10aを筒状に編むことによって形成されており、線材10aは、加えた力を取り去ると復元するバネの特性を有しており、変形に対する反発力を有する。編組みされた線材10aがバネ特性を有しているので、編組筒状体10は伸縮自在であって、長手方向に引っ張って伸長させても引張力を解除すると元の長さに復元し、長手方向に圧縮させても圧縮力を解除すると元の長さに復元し、或いは径方向に圧縮させても圧縮力を解除すると元の径に復元する。
編組筒状体10は、合成樹脂製の線材10aを心棒に筒状に編み上げた後、加熱することによってバネ特性を有するように形成することができる。線材10aの材質としては、ポリアミド(PA)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等を用いることができる。
編組筒状体10は、線材10a自体が伸縮するのではなく、筒状に編組されていると共に、線材10aがバネ特性を有する特性を利用して復元する。そのために、把持部20を持って両端を引っ張ると筒状体を保持しながら径が縮小して伸長し、反対に両端の把持部に押圧力を加えると、筒状体を保持しながら径が拡大して縮小し、また、径方向に圧縮させた場合も筒状体を保持しながら径が縮小するのである。そして、引張力や圧縮力を解除すると、元の筒状体に復元することになる(図3及び図4参照)。
即ち、図4(b)に示すように、長手方向に引っ張ると、編目は編組筒状体10の長さ方向に伸び、押圧したり縮径させると、図4(c)に示すように、編目は径方向に伸びる。従って、線材10aとしてバネ特性を有しないゴムや金属製のワイヤーを用いた場合には、筒状体を保持した状態で伸長させ、圧縮させることはできない。また、編組筒状体10は、線材がバネ特性を有することによって、筒状体を保持したまま伸縮が可能となるものであるから、この発明における編組筒状体には、線材を使用しないパイプ状のものや、円形でない方形状の筒状体は含まない。
線材10aの直径は、特に限定されないが、0.5〜2.0mmであることが好ましい。また、運動器具1全体の長さは、15〜30cmとすることが好ましい。線材10aの編み方は、線材が1本ごと互いに交差するように編み込まれる1本トビの編み方であってもよいし(図2(a)参照)、2本ごとの線材が互いに交差するように編み込まれる2本トビの編方であってもよいし(図2(b)参照)、3本ごとの線材が互いに交差するように編み込まれる3本トビの編方であってもよい(図2(c)参照)。編み方は、筒状体の剛性に影響を与える。互いに交差する線材の本数が多くなるに従って編組筒状体10の剛性は弱くなる。
編組筒状体10の両端には、把持部20が取り付けられている。把持部20は、円筒状のニップル21とスリーブ22とから形成されている。前記ニップル21は、フランジ部21aと挿入部21bからなり、挿入部21bには抜け止め用として鋸歯状の突起が形成されている。把持部20を編組筒状体10に取り付けるには、ニップル21の挿入部21bを圧入し、予め編組筒状体10に外装しておいたスリーブ22を編組筒状体10の端部にスライドさせて挿入部21bとの間で締め付ければよい。
編組筒状体10の端部は、ニップル21の挿入部21bを圧入する時に拡径させることが好ましく、拡径した編組は引っ張ると縮径することになるので、把持部20を強く引っ張っても引き抜けることはない。前記ニップル21の形状は、実施形態に限定されるものではない。例えば、筒状体ではなく中実体であってもよく、挿入部21bの外周面は鋸歯状の突起ではなく、凹凸形状或いは先端部の1つの突起であってもよい。また、スリーブ22の内周面に突起を設けてもよい。
図5は、適宜の間隔で突起を設けた線材10cで編組した筒状体の一部を示す。図5(a)は、突起10bを設けた線材10cと突起10bを設けない線材10aとで編組したものであり、図5(b)は、突起10bを設けた線材10cのみで編組したものである。このように、突起10bをもうけた線材10cで編組することにより、指や手全体で圧縮させたときに、線材の摩擦によって心地よさが得られ、心身をリラックスさせ、ストレス解消にも役立つ。
(第2実施形態)
図6は、第2実施形態を示し、連結具30を用いることにより、運動器具1Aを長さ方向に複数連結して使用できるようにしたものである。なお、前記実施形態と異なる構成のみを説明し、同一構成については同一符号を付してその説明を省略する。
運動器具1Aは、編組筒状体10の両端部に把持部20Aを取り付けてなる。把持部20Aを構成するニップル21Aの内周面には、メスネジ21cを刻設してなる。一方、前記連結具30は、円筒状体の中央部外周面にフランジ31を突設し、前記フランジ31の両側にはオスネジ32を刻設してなる。前記メスネジ21cにオスネジ32を螺合することによって、連結具30が把持部20Aに一体に組み立てられる。連結具30は、予め把持部20Aの一方側に組み立てておいてもよいが、運動器具1Aを連結するときに把持部20Aに取り付けてもよい。
(第3実施形態)
図7は、運動器具1Bの連結構造を示す他の実施形態を示す。この実施形態では、把持部の一方側にメスネジを刻設し、他方側にオスネジを刻設したものである。この実施形態でも、上記実施形態と同一構成については、同一符号を付してその説明を省略する。即ち、一方側の把持部20Aを構成するニップル21Aの内周面にメスネジ21cを刻設し、他方側の把持部20Bを構成するニップル21Bは、端面に突出部21dを設け、前記突出部21dの外周面にオスネジ21eを刻設してなる。前記オスネジ21eを把持部20Aのメスネジ21cに螺合することによって連結される。
このようにして、他の連結具を用いることなく、複数の運動器具1Bを連結することができる。前記突出部21dには、内側にメスネジを刻設したキャップ33を取り付けてもよい。キャップ33を取り付けておいた場合には、運動器具1Bを押圧させる場合に手のひら全体で押圧することができる。図6に示す連結具30のオスネジ32に前記キャップ40はを螺合させてもよい。
上記第2実施形態及び第3実施形態のように、複数の運動器具を連結した場合には、手首、肘、肩等の運動に加えて身体を傾けたり、捩じったりする運動が可能になり、その際に連結した編組筒状体全体が適度に伸縮し、撓むのでストレッチや軽い筋肉トレーニング効果が得られる。尚、運動器具の連結構造は、図6又は図7に示すようなネジ式に限定されるものではなく、例えばメスネジの代わりに環状溝又は突起を設け、連結具の方に前記環状溝又は突起に嵌入する環状突起又は溝を設ける構成としてもよい。
(第4実施形態)
図8以下に示す実施形態は、捩じりによる回旋運動ができるようにした運動器具を示す。 図7までに示す実施形態の運動器具は、長さ方向に引っ張ったり、押圧したり、また、編組筒状体10の径方向を握り潰すように圧縮させたりすることはできるものの、捩じるように回旋させることはできない。そこで、把持部の一方または両方を回旋運動ができるようにした。
図8及び図9は、コイルバネのねじり方向の反発力を利用したもので、把持部はニップルと前記ニップルに取り付けるハンドル保持部40とからなる。ハンドル保持部40は、ニップル21に嵌入する円筒体41と、両端部が長さ方向に突出したコイルバネ42と、前記コイルバネ42の一端を固定する止め栓43と、コイルバネ42の他端を固定すると共に、コイルバネ42に捩じり力を加えるハンドル44とからなる。
前記円筒体41は、ニップル21に嵌入される大きさであって、内周面の一端部に溝41aが設けられており、溝41aの対向側には外面に貫通しているピン挿入用透孔41bが穿設されている。また、止め栓43は、円筒体41に嵌入される嵌入部43aと、円筒体41の端面に当接するフランジ部43bを有し、嵌入部43aの外周面には軸方向に前記コイルバネ42の端部を差し込む溝43cが設けられている。前記溝43cにコイルバネ42の先端突出部を差し込むことによって、コイルバネ42に捩じり力を加えたときの回転を防止する。
また、ハンドル44は、円筒体41に挿入する挿入部44aと握り部44bを有し、前記挿入部44aの外周面には前記コイルバネ42の先端突出部を差し込む溝44cが設けられており、対向側に貫通するピン挿入孔44dが穿設されている。コイルバネ42の突出部を溝44cに差し込み、挿入部44aを円筒体41に挿入すると共に、ピン45を円筒体41の外面からピン挿入孔44dに挿入してピン45を溝41a内に掛け渡すように挿入する。
一方、円筒体41の他端側には、止め栓43の嵌入部43aの溝43cにコイルバネの先端突出部を差し込みながら、嵌入部43aを嵌入して固定する。止め栓43と円筒体41は回転しないように一体化されている。このように組み立てたハンドル保持部40は、図9に示すように、円筒体41をニップル21に嵌着することによって、円筒体41の回転が防止されると共に、ピン45の飛び出しが防止される。ハンドル44を回動させると、ピン45の両端が溝41a内を摺動しながら、コイルバネ42に捩じり力を与えることができる。
そして、ハンドル44は、コイルバネ42の反発力に抗して回動することになるので、回動に大きな負荷が作用することになり、手首の旋回運動を効果的に行わせる。また、手首は勿論のこと、指、肘、肩関節、肩甲骨周辺を含めたインナーマッスルを効果的に鍛えることができる。
(第5実施形態)
図10及び図11は、把持部を回転可能にした他の実施形態を示し、図8及び図9に示す実施形態ではコイルバネの回転方向のばね特性を利用したのに対して、伸縮方向のバネ特性を利用したものである。把持部20Bは、編組筒状体10を固定するニップル50と、コイルバネ51と、前記コイルバネ51を内装し前記ニップル50に回動可能に取り付けられるハンドル52とからなる。
前記ニップル50は、外周面に鋸歯状突起50aを設け、端部にフランジ50bを設けた円筒体であって、貫通孔50cの内周面に溝50dを設けるとともに、端面にはバネ係止用突起50e突設してなる。また、前記ハンドル52には、一方側面にフランジ52aと前記フランジ52aから突出した円筒部52bが設けられており、円筒部52bの先端部には、前記溝50dに係止される突起52cが突設されている。前記フランジ52aと円筒部52bとの間には、装着したコイルバネ51を係止する仕切り板52dが設けられている。
上記構成において、ハンドル52の円筒部52bをニップル50の貫通孔50cに挿入すると、円筒部52bの先端部の突起52eが溝50dに嵌合して係止し、バネ係止用突起50cがハンドル52に挿入される。このとき、図11に示すように、バネ係止用突起50cと仕切り板52dとの間にコイルバネ51,51を内装する。前記内装されたコイルバネ51,51は、一端がバネ係止用突起50eに係止され、他端が仕切り板52dに係止されることになる。
このようにして組み立てたニップル50を編組筒状体10に挿入し、スリーブ22で締め付けることによってニップル50の回動が防止される。従って、ニップル50に対してハンドル52を回動させれば、内装されたコイルバネ51のうち、一方のコイルバネ51を引っ張るようにして伸長させるとともに、他方のコイルバネ51は付勢力に抗して圧縮することになる。
このようにして、ハンドル52を回動させると負荷がかかり、その負荷が手首に伝わることによって、肘、肩関節等のインナーマッスルを効果的に鍛えることが可能となる。前記実施形態では、コイルバネを2本内装する場合について説明したが、コイルバネは1本でもよい。なお、コイルバネをゴム等の弾性部材に置き換えることも可能である。
図8以下に示す第4実施形態、第5実施形態については、回旋運動について説明し、他の運動についての説明は省略したが、第1〜3実施形態と同様に、編組筒状体10を引っ張って伸長させたり、反対に押圧して圧縮させたり、あるいは、径方向に押し潰すように縮径させることができることは勿論である。
なお、上記各実施形態において、編組筒状体10の外表面に絵柄を施しておいて、引っ張り運動や圧縮運動に応じた絵柄の変化を楽しむようにしてもよい。また、編組筒状体10の内部にLED等の発光体を設けるとともに、コイル及び磁石からなる簡易な発電回路を設け、引っ張りや圧縮、或いは回旋による運動に応じてその簡易な発電回路によりLED等が光るようにすることも可能である。
この場合、1回毎の回旋運動や引っ張りによる運動に応じてLED等の発光体が光るようにすると、たとえば回旋運動や引っ張りによる運動にメリハリを持たせることができたり、その光を確認して運動回数をカウントしたりすることができる。
1:運動器具
10:編組筒状体
10a:線材
20:把持部
21:ニップル
22:スリーブ
21a:フランジ部
21b:挿入部
30:連結具
31:フランジ
32:オスネジ
40:ハンドル保持部
41:円筒体
42:コイルバネ
43:止め栓
44:ハンドル
44a:挿入部
44b:握り部
45:ピン
50:ニップル
50c:貫通孔
50e:バネ係止用突起
51:コイルバネ
52:ハンドル
この発明の運動器具は、合成樹脂製線材により編組された筒状体の両端部に把持部を取り付けてなり、前記筒状体を編組している線材は、筒状体が伸長、長手方向の圧縮、径方向の圧縮により変形したとき復元するバネ特性を有しており、前記把持部は、筒状体に一部を挿入するニップルと筒状体の端部外面に取り付けるスリーブとからなり、前記ニップルの挿入部には突起が形成されており、前記挿入部を筒状体の端部を拡径させて圧入するとともに、筒状体に予め外装しておいたスリーブをニップルの挿入部までスライドさせることによって取り付けたことを特徴とする。前記編組は、線材が2本ごとに交差するように編みこまれる2本トビの編組としてもよいし、線材が3本ごとに交差するように編み込まれる3本トビの編組であってもよい。適宜の間隔で突起を形成した線材を使用することもできる。
前記把持部を形成するニップルは、端面に開口するメスネジを刻設するか、又は、端面に形成した突出部にオスネジを刻設することによって形成し、前記メスネジ又はオスネジに螺合するオスネジ又はメスネジを刻設した連結具を別途形成し、前記連結具を介して長さ方向に連続して連結できるようにしてもよい。また、両端部のニップルのうち、一方側のニップルには端面に開口するメスネジを刻設し、他方側のニップルには端面に突出させた突出部に前記メスネジに螺合するオスネジを刻設してなり、前記メスネジとオスネジを螺合させることによって長さ方向に連続して連結できるようにしてもよい。
また、把持部を構成するニップルの端面にニップルとは独立して回動するハンドル取り付け、前記ハンドルは回動させたとき、一端がハンドルに係止し、他端がニップルに係止するコイルバネによって、ハンドルに負荷がかかるように形成することも可能である。回動するハンドルに負荷がかかるようにするには、例えば、前記ニップルにハンドル保持部を取り付け、前記ハンドル保持部は、ニップルに挿入する円筒体とニップルの端面に接しニップルとは独立して回動するハンドルとからなり、前記円筒体に内装したコイルバネの一端を前記円筒体の端部に嵌着した止め栓に固定し、コイルバネの他端ハンドルに固定してなり、ハンドルを回動させたとき前記コイルバネのバネ特性により負荷がかかるように形成してもよい。
また、回動するハンドルに負荷がかかるようにするには、ニップルの端面には、バネ係止用突起を突設すると共に、一方側に設けた水平フランジと前記フランジから突出した円筒部を設け、前記円筒部と水平フランジとの間に仕切り板を設けたハンドルが取り付けられており、前記バネ係止用突起をハンドルの水平フランジ内に挿入し、バネ係止用突起と仕切り板との間にコイルバネを装着して円筒部をニップルの貫通孔に挿入することによって一体に取り付けてなり、ハンドルを回動させたとき前記コイルバネのバネ特性によって負荷がかかるようにしてもよい。
上記構成において、ハンドル52の円筒部52bをニップル50の貫通孔50cに挿入すると、円筒部52bの先端部の突起52が溝50dに嵌合して係止し、バネ係止用突起50がハンドル52に挿入される。このとき、図11に示すように、バネ係止用突起50と仕切り板52dとの間にコイルバネ51,51を内装する。前記内装されたコイルバネ51,51は、一端がバネ係止用突起50eに係止され、他端が仕切り板52dに係止されることになる。

Claims (9)

  1. 合成樹脂製線材により編組された筒状体の両端部に把持部を取り付けてなり、前記筒状体を編組している線材は変形したとき復元するバネ特性を有しており、前記把持部は、筒状体に一部を挿入するニップルと筒状体の端部外面を締め付けるスリーブとからなることを特徴とする運動器具。
  2. 編組は、線材が2本ごとに交差するように編み込まれる2本トビの編組であることを特徴とする請求項1に記載の運動器具。
  3. 編組は、線材が3本ごとに交差するように編み込まれる3本トビの編組であることを特徴とする請求項1に記載の運動器具。
  4. 網組は、適宜の間隔で突起が形成されている線材により編み込まれていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の運動器具。
  5. 把持部を形成するニップルは、端面に開口するメスネジを刻設するか、又は、端面に設けた突出部にオスネジを刻設することによって形成し、前記メスネジ又はオスネジに螺合するオスネジ又はメスネジを刻設した連結具を介して、長さ方向に連結できるようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の運動器具。
  6. 両端部のニップルのうち、一方側のニップルには端面に開口するメスネジを刻設し、他方側のニップルには端面に突出させた突出部にオスネジを刻設してなり、前記メスネジとオスネジとは螺合するように形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の運動器具。
  7. 把持部には回動するハンドルが取り付けられており、前記ハンドルは回動させたとき把持部に内装した弾性材によって負荷がかかるようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の運動器具。
  8. 把持部はニップルと前記ニップルに取り付けるハンドル保持部とからなり、ハンドル保持部は、ニップルに挿入する円筒体に内装したコイルバネの一端を前記円筒体の端部に嵌着した止め栓に固定し、コイルバネの他端を回動自在なハンドルに固定してなり、ハンドルがコイルバネのバネ特性により負荷がかかるようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の運道具。
  9. 把持部は、ニップルと前記ニップルに取り付けるハンドルとからなり、ニップルの端面にバネ係止用突起を突設してなり、前記ニップルに取り付けるハンドルは、一方側に水平フランジと前記フランジから突出してなる円筒部を設けてなり、前記円筒部と水平フランジとの間に仕切り板が設けられており、前記バネ係止用突起をハンドルの水平フランジ内に挿入すると共に、バネ係止用突起と仕切り板との間にコイルバネを装着して、円筒部をニップルの貫通孔に挿入することによって一体に取り付けてなり、ハンドルを回動させたとき装着したコイルバネのバネ特性によって負荷がかかるようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の運道具。
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