JP3086460U - 握力俸の構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 身体の健康を保つために使用される握力俸の
使用性及び機能性を向上させることができる握力俸の構
造を提供することを目的とする。 【解決手段】 所定の長さで管形に形成された螺旋状ス
プリング１０と、弾性を有する複数の細い俸で形成さ
れ、前記螺旋状スプリングの内部に設けられた弾性俸２
０と、前記螺旋状スプリングの外側を覆うように設けら
れた緩衝ホース１２と、前記螺旋状スプリングと嵌るよ
うにねじ山が形成され、前記螺旋状スプリングの両端に
嵌められた封管１１と、所定の長さに形成され、前記緩
衝ホースの両端及び外壁を覆うように設けられた複数の
発泡海綿１３，１４，１５とを有する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は握力俸の構造に係るものであり、特に、振動させたり、曲げたりする ことで腕や胸等の筋肉を鍛えて身体の健康を保つための握力俸の構造に係るもの である。

【０００２】

【従来の技術】

従来、身体の健康を維持するために多種類の器具がある。例えば、このような 器具のうち、ユーザーが両手又は片手を用いて俸を握り、俸自体を振動させて使 用する握力俸がある。このような握力俸の構造において、振動させることにより 腕や胸等の筋肉を鍛え、身体の健康を保つことができる握力俸の構造の研究、開 発、改良が行われている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記のような握力俸の構造において、ユーザーが両手又は片手を用いて俸を握 り、俸自体を振動させて使用する場合、必要以上に手や腕の力を用いて振動させ なければならないという問題点があった。また、握力俸の構造によっては振動が 腕や胸などに効率良く連動されないという問題点があった。従って、握力俸の使 用性、身体の健康を保つための機能性に欠けるという問題点があった。

【０００４】 本考案は、箱の構造において、身体の健康を保つために使用される握力俸の使 用性及び機能性を向上させることができる握力俸の構造を提供することを目的と する。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

前記の目的を図るために、本考案は、所定の長さで管形に形成された螺旋状ス プリングと、弾性を有する複数の細い俸で形成され、前記螺旋状スプリングの内 部に設けられた弾性俸と、前記螺旋状スプリングの外側を覆うように設けられた 緩衝ホースと、前記螺旋状スプリングと嵌るようにねじ山が形成され、前記螺旋 状スプリングの両端に嵌められた封管と、所定の長さに形成され、前記緩衝ホー スの両端及び外壁を覆うように設けられた複数の発泡海綿とを有することにより 、身体の健康を保つために使用される握力俸の使用性及び機能性を向上させるこ とができる。

【０００６】 以下に添付図面を参照して本考案のある好適な実施の形態を詳細に説明するが 、それらの構成は本考案の構造の絶対的な制限にならない。

【０００７】

【考案の実施の形態】

図１は、本考案の第１実施例における握力俸の構造を示す斜視図である。図２ は、本考案の第１実施例における握力俸の構造を示す分解斜視図である。図３は 、本考案の封管周辺の分解斜視図である。図４は、本考案の封管周辺の断面図で ある。図５は、本考案の握力俸の中心部分の断面図である。図１に示すように、 本考案の握力俸１は、封管１１、緩衝ホース１２、発泡海綿１３、１４、１５等 で構成されている。また、図２に示すように握力俸１の発泡海綿１３、１４、１ ５の内部には、螺旋状スプリング１０と弾性俸２０が設けられている。

【０００８】 螺旋状スプリング１０は、所定の長さの管形で螺旋状に形成され、緩衝ホース １２の内側に設けられている。弾性俸２０は、弾性を有する複数の細い俸を纏め て形成されると共に、螺旋状スプリング１０とほぼ同じ長さに形成され、螺旋状 スプリング１０の内部に設けられている。緩衝ホース１２の内部に螺旋状スプリ ング１０と弾性俸２０とが挿入された状態で、弾性俸２０の両端に封管１１が嵌 められている。封管１１によって挿嵌された後、緩衝ホース１２の外壁を覆うよ うに発泡海綿１３、１４、１５を挿入する。発泡海綿１３、１４、１５は、それ ぞれ適度な長さに形成されると共に、発泡海綿１３、１５は緩衝ホース１２の両 端に、発泡海綿１４は緩衝ホース１２の中央付近の外壁に接するように形成され ている。また、発泡海綿１３、１４、１５は、ユーザーが使用する際に取っ手と なる部分である。

【０００９】 また、図３に示すように、封管１１の内部には、螺旋状スプリング１０とねじ の作用で嵌るようにねじ山３０が形成されている。図４に示すように、緩衝ホー ス１２の内部に設けられた螺旋状スプリング１０と、封管１１のねじ山３０と螺 合されることにより、封管１１と緩衝ホース１２と弾性を持つように接続される 。

【００１０】 図５において、握力俸１の中心付近の断面を示しており、中心から外方向に弾 性俸２０、螺旋状スプリング１０、緩衝ホース１２、発泡海綿１４で構成されて いる。このように握力俸１は、複数の細い弾性俸を纏めて形成された弾性俸２０ 、弾性を有する螺旋状スプリング１０、緩衝ホース１２、発泡海綿１４で構成さ れることにより、取っ手となる発泡海綿１３、１４、１５をユーザーが握って握 力俸１１を振動させたり、自由な方向や角度に折り曲げたりすることができる。

【００１１】 図６は、本考案の握力俸の使用例を示す図である。図７は、本考案の握力俸の 使用例を示す図である。図８は、本考案の握力俸の使用例を示す図である。先ず 、図６（Ａ）〜（Ｆ）はそれぞれ握力俸１の使用例を示している。図６（Ａ）で は、ユーザーが握力俸１の発泡海綿１３、１５のそれぞれを両手で握り、発泡海 綿１４が首の後に当たるように曲げて使用する。図６（Ｂ）では、ユーザーの右 側前後に握力俸１が水平になるように両手で握り、上下左右に振動させて使用す る。図６（Ｃ）、（Ｄ）では、ユーザーの右側又は左側前後に握力俸１が水平に なるように両手で握り、上下左右に振動させて使用する。図６（Ｅ）では、ユー ザーが握力俸１の発泡海綿１３、１５のそれぞれを両手で握り、握力俸１を持ち 上げた状態で泡海綿１４が上側にくるように曲げて使用する。図６（Ｆ）では、 ユーザーが握力俸１の発泡海綿１３、１５のそれぞれを両手で握り、握力俸１を 下げた状態で泡海綿１４が下側にくるように曲げて使用する。

【００１２】 次に、図７（Ａ）〜（Ｆ）はそれぞれ握力俸１の使用例を示している。図７（ Ａ）では、握力俸１が地面と水平になるような状態で、ユーザーが片手で泡海綿 １４を握り、持ち上げた状態で振動させて使用する。図７（Ｂ）では、握力俸１ が地面と水平になるような状態で、ユーザーが両手で泡海綿１４を握り、持ち上 げた状態で振動させて使用する。図７（Ｃ）では、握力俸１が地面と水平になる ような状態で、ユーザーが両手で泡海綿１４を握り、腰の辺りで保ちながら振動 させて使用する。図７（Ｄ）では、握力俸１が地面と水平になるような状態で、 ユーザーが両手で泡海綿１４を握り、胸の辺りで保ちながら振動させて使用する 。図７（Ｅ）では、ユーザーが座った状態で握力俸１の発泡海綿１３、１５のそ れぞれを両手で握り、発泡海綿１４の部分を腰に当たるように曲げて使用する。 図７（Ｆ）では、ユーザーが握力俸１の発泡海綿１３、１５のそれぞれを両手で 握り、胸の辺りで曲げて使用する。

【００１３】 次に、図８（Ａ）〜（Ｄ）はそれぞれ握力俸１の使用例を示している。図８（ Ａ）では、ユーザーが右手で握力俸１の泡海綿１４を握り、上下左右に振動させ て使用する。図８（Ｂ）では、ユーザーが片手で泡海綿１３を握り、泡海綿１５ を片足で抑えつけた状態で、片手で押し下げるように曲げて使用する。図８（Ｃ ）では、握力俸１が地面と水平になるような状態で、ユーザーが片手で泡海綿１ ４を握り、握力俸１を下げた状態で振動させて使用する。図８（Ｄ）では、握力 俸１が地面と垂直になるような状態で、ユーザーが片手で泡海綿１４を握り、胸 の辺りで振動させて使用する。

【００１４】 上記のように、握力俸１を折り曲げる場合、握力俸１内に設けられた螺旋状ス プリング１０には、螺旋状スプリング１０内部の弾性俸２０の弾性作用により抵 抗力が発生する。これにより、曲がる角度を制限することができるため、握力俸 １を折り曲げすぎることなく、握力俸１の変形や弾性力の低下などを防ぐことが できる。

【００１５】 また、握力俸１は弾性力を有するため、縦横、斜め方向に折り曲げたり、上下 左右、振動させることができる。このように、握力俸１を折り曲げたり、振動さ せることにより、腕や胸の筋肉を鍛えられ、適度な運動を行うことができる。延 いては、血行を良くし、発汗作用を促すことができる等、身体の健康を促進させ ることができる。

【００１６】

【考案の効果】

前記の説明と図面の掲載からわかるように、本考案の握力俸の構造において、 身体の健康を保つために使用される握力俸の使用性及び機能性を向上させること ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第１実施例における握力俸の構造を示
す斜視図である。

【図２】本考案の第１実施例における握力俸の構造を示
す分解斜視図である。

【図３】本考案の封管周辺の分解斜視図である。

【図４】本考案の封管周辺の断面図である。

【図５】本考案の握力俸の中心部分の断面図である。

【図６】本考案の握力俸の使用例を示す図である。

【図７】本考案の握力俸の使用例を示す図である。

【図８】本考案の握力俸の使用例を示す図である。

【符号の説明】

１ 握力俸 １０ 螺旋状スプリング １１ 封管 １２ 緩衝ホース １３、１４、１５ 発泡海綿 ２０ 弾性俸

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 所定の長さで管形に形成された螺旋状ス
   プリングと、 弾性を有する複数の細い俸で形成され、前記螺旋状スプ
   リングの内部に設けられた弾性俸と、 前記螺旋状スプリングの外側を覆うように設けられた緩
   衝ホースと、 前記螺旋状スプリングと嵌るようにねじ山が形成され、
   前記螺旋状スプリングの両端に嵌められた封管と、 所定の長さに形成され、前記緩衝ホースの両端及び外壁
   を覆うように設けられた複数の発泡海綿とを有すること
   を特徴とする握力俸の構造。