JP3089623U - 多機能の健康輪 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 多機能を有し、外装材料及び収納空間を節約
することができる多機能の健康輪を提供する。 【解決手段】 両端に連結溝が設けられた２つのグリッ
プ部１０，１１と、両端に連結端部が設けられた２つの
弾力性素材部２０，２１とを有し、グリップ部及び弾力
性素材部のそれぞれを交互に対称になるように連結させ
て一つの輪にするために連結端部を連結溝に差し込んで
嵌合するように構成され、前記嵌合連結を利用して、グ
リップ部と弾力性素材部とを２組繋ぎ合わせて一つの輪
にするように構成され、あるいは１つの弾力性素材部を
湾曲させ、２つの連結端部を別々に１つのグリップ部の
２つの連結溝に差し込んで嵌合させて１つの輪にするよ
うに構成され、各構成によりフラフープ機能、バーエク
ササイズ機能、腕あるいは胸部エクササイズ機能を有す
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は多機能の健康輪に係るものであり、特に、フラフープ機能やバーエク ササイズなどの多機能を有し、健康維持のために用いられる多機能の健康輪に係 るものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、健康維持のために運動を行う運動器材は、人々が室内などの狭い空間で の運動を行うために用いられるものが多い。このような運動器材において、利用 者が運動を重視する傾向が増えつつあり、利用者の需要が多元化したことにより 、従来の大きく重量のある専業の運動器材から、徐々に軽量化、大衆化された運 動器材が開発、製造販売されている。このような軽量化、大衆化された運動器材 は、多機能を有し、軽量で使い易く、外装材料及び収納空間を節約するために、 研究、開発が行われ、改良が進んでいる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、従来の軽量化、大衆化された運動器材において、一種類の機能 を有する運動器材がほとんどであり、外装材料が過剰であり、広い収納空間が必 要であるという問題点があった。

【０００４】 本考案は、多機能の健康輪において、多機能を有し、外装材料及び収納空間を 節約することができる多機能の健康輪を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

前記の目的を図るために、本考案は、両端に連結溝が設けられた２つのグリッ プ部と、両端に連結端部が設けられた２つの弾力性素材部とを有し、前記グリッ プ部及び前記弾力性素材部のそれぞれを交互に対称になるように連結させて一つ の輪にするために前記連結端部を前記連結溝に差し込んで嵌合するように構成さ れ、前記連結端部と前記連結溝との嵌合連結を利用して、前記グリップ部と前記 弾力性素材部とを２組繋ぎ合わせて一つの輪にするように構成され、あるいは１ つの前記弾力性素材部を湾曲させ、２つの前記連結端部を別々に１つの前記グリ ップ部の２つの前記連結溝に差し込んで嵌合させて１つの輪にするように構成さ れ、前記各構成によりフラフープ機能、バーエクササイズ機能、腕あるいは胸部 エクササイズ機能を有することにより、多機能を有し、外装材料及び収納空間を 節約することができる。

【０００６】 以下に添付図面を参照して本考案のある好適な実施の形態を詳細に説明するが 、それらの構成は本考案の構造の絶対的な制限にならない。

【０００７】

【考案の実施の形態】

図１は、本考案の第１実施例における多機能の健康輪を示す平面図である。図 ２は、本考案の第１実施例におけるグリップ部周辺の分解斜視図である。図３は 、本考案の第１実施例におけるグリップ部周辺の軸方向の断面図である。図４は 、本考案の第１実施例におけるグリップ部の輪切り断面図である。図５は、本考 案の第１実施例における弾力性素材部の輪切り断面図である。図１４は、本考案 の第２実施例における多機能の健康輪を示す平面図である。

【０００８】 本考案の第１実施例における多機能の健康輪は、主に２つのグリップ部１０、 １１、２つの弾力性素材部２０、２１のそれぞれを対称に配置され、グリップ部 １０、１１及び弾力性素材部２０、２１のそれぞれを交互に連結させ、一つの輪 にしたもので、グリップ部１０、１１の両端に連結溝１２が設けられ、弾力性素 材部２０の両端に連結端部２２が設けられている。連結端部２２は連結溝１２に 差し込んで嵌合できるように構成されている。

【０００９】 これにより、連結端部２２、連結溝１２の嵌合連結を利用し、１対のグリップ 部１０及び弾力性素材部２０、グリップ部１１及び弾力性素材部２１を２組繋ぎ 合わせて一つの輪にしたり、あるいは１つの弾力性素材部２０、２１を湾曲させ 、２つの連結端部２２を別々に１つのグリップ部１０、１１の２つの連結溝１２ に差し込んで嵌合させ、図１４に示すように１つの輪にすることができる。この 構成により、フラフープあるいはバーエクササイズ、腕又は胸部のエクササイズ を行うことができる。

【００１０】 グリップ部１０、１１は、１つの管状のプラスチック体１３の外周を１つの発 泡プラスチック表面層１４で覆ったものである。弾力性素材部２０、２１は、図 ５に示すようにガラス繊維２３の外周をプラスチック２４で覆った長い板状のも のを１つの筒状発泡プラスチック２５内の空間内にいれたものである。グリップ 部１０、１１の両端には内部に凹状の連結溝１２が設けられている。連結溝１２ の断面の形は、非円形であることが望ましい。更に、連結端部２２の断面の形状 と連結溝１２の断面の形状が一致するように構成し、連結端部２２の先端に外向 きに弾力性があるフック先端部２６が設けられている。図３に示すようにフック 先端部２６と、連結溝１２内に設けられた嵌合溝１５が噛み合うことにより、よ り強固に結合させることができる。

【００１１】 次に、多機能の健康輪が有する各機能について説明する。

【００１２】 図６（Ａ）、図６（Ｂ）は多機能の健康輪の使用状態を示す図である。図７〜 図１２は、本考案の第１実施例における多機能の健康輪の使用例を示す図である 。

【００１３】 フラフープ機能において、グリップ部１０、１１及び弾力性素材部２０、２１ を交互に繋ぎ合わせて輪にしたものである。図６（Ａ）、図６（Ｂ）に示すよう に、多機能の健康輪はフラフープとして使用することができ、利用者の腰で回す ことで、健康エクササイズとなり、弾力性素材部２０、２１が具備する弾力性に より、多機能の健康輪を回したときに弾力性及び遠心力により、輪が楕円形にな り、従来のフラフープを回したとき常に円形を保つ場合と、異なる効果を得るこ とができる。

【００１４】 健康バー機能において、図７に示すように使用者が片手で持ち、あるいは図８ 〜図１０に示すように使用者が両手で持ち、腕が伸びる方向に沿って、グリップ 部１０、１１を往復させる。また、図１１に示すように、１つの弾力性素材部２ ０又は２１を取り外し、残った弾力性素材部２１又は２０及び２つのグリップ部 １０、１１の構成により、１つの弾力性バーとなる。従って、使用者は片手ある いは両手で弾力性素材部２０又は２１の中央を持ち、振動させることにより、弾 力性素材部２０又は２１が有する弾力性により腕の筋肉、リズム感のトレーニン グを行うことができる。

【００１５】 腕あるいは胸部エクササイズ機能において、図１２に示すように、利用者が両 手で別々に２つのグリップ部１０、１１を持ち、胸部の前で内側に向かって圧力 を加えることにより、弾力性素材部２０、２１が有する弾力性により反発作用が 生じ、腕あるいは胸部の筋肉のトレーニングを行うことができる。

【００１６】 図１３は、本考案の第１実施例における多機能の健康輪の収納状態を示す図で ある。本考案の多機能の健康輪の外装材料及び収納空間を節約する機能において 、２組のグリップ部１０と弾力性素材部２０、グリップ部１１と弾力性素材部２ １とに分解することにより、図１３に示すように２組の独立した棒状物になる。 従って、従来のフラフープと比べ、大幅に外装の材料及び収納空間を節約するこ とができ、運送費及び倉庫保管費のコストダウンを実現することができる。

【００１７】

【考案の効果】

前記の説明と図面の掲載からわかるように、本考案の多機能の健康輪において 、多機能を有し、外装材料及び収納空間を節約することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第１実施例における多機能の健康輪を
示す平面図である。

【図２】本考案の第１実施例におけるグリップ部周辺の
分解斜視図である。

【図３】本考案の第１実施例におけるグリップ部周辺の
軸方向の断面図である。

【図４】本考案の第１実施例におけるグリップ部の輪切
り断面図である。

【図５】本考案の第１実施例における弾力性素材部の輪
切り断面図である。

【図６】（Ａ）、（Ｂ）は多機能の健康輪の使用状態を
示す図である。

【図７】本考案の第１実施例における多機能の健康輪の
使用例を示す図である。

【図８】本考案の第１実施例における多機能の健康輪の
使用例を示す図である。

【図９】本考案の第１実施例における多機能の健康輪の
使用例を示す図である。

【図１０】本考案の第１実施例における多機能の健康輪
の使用例を示す図である。

【図１１】本考案の第１実施例における多機能の健康輪
の使用例を示す図である。

【図１２】本考案の第１実施例における多機能の健康輪
の使用例を示す図である。

【図１３】本考案の第１実施例における多機能の健康輪
の収納状態を示す図である。

【図１４】本考案の第２実施例における多機能の健康輪
を示す平面図である。

【符号の説明】

１０、１１ グリップ部 １２ 連結溝 １３ プラスチック体 １４ 発泡プラスチック表面層 １５ 嵌合溝 ２０、２１ 弾力性素材部 ２２ 連結端部 ２３ ガラス繊維 ２４ プラスチック ２５ 筒状発泡プラスチック ２６ フック先端部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 両端に連結溝が設けられた２つのグリッ
   プ部と、両端に連結端部が設けられた２つの弾力性素材
   部とを有し、 前記グリップ部及び前記弾力性素材部のそれぞれを交互
   に対称になるように連結させて一つの輪にするために前
   記連結端部を前記連結溝に差し込んで嵌合するように構
   成され、 前記連結端部と前記連結溝との嵌合連結を利用して、前
   記グリップ部と前記弾力性素材部とを２組繋ぎ合わせて
   一つの輪にするように構成され、 あるいは１つの前記弾力性素材部を湾曲させ、２つの前
   記連結端部を別々に１つの前記グリップ部の２つの前記
   連結溝に差し込んで嵌合させて１つの輪にするように構
   成され、 前記各構成によりフラフープ機能、バーエクササイズ機
   能、腕あるいは胸部エクササイズ機能を有することを特
   徴とする多機能の健康輪。