JP3160037U - 筋力トレーニング器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】一組の器具で、使用者の運動能力や体力または筋力に合わせ、負荷を容易に調整できるようにし、かつ重量の軽減を図り、取り扱い性の向上ならびに、安全・安価な弾性力を利用した筋力トレーニング器具を提供する。【解決手段】可撓性と弾性を併せ持つ素材を用い、円形の断面形状で棒状体とし内部を中空化することで軽量化を図り、かつ弓状に湾曲させることにより、筋力トレーニング開始時の負荷を小さくし、使いやすいものとした。また径の異なる複数の相似形のものを一組としたことから、それらを重ねたり、持ち手の位置を変えられて負荷量を調整できるので、自分の体力等に応じて、かつ安全・安価に筋力トレーニングできるようになった。【選択図】図1
Description
本考案は、上半身及び下肢大腿部の筋力トレーニングのための、使用者の体力や筋力に応じて負荷の調整が可能な弾性力を利用した筋力トレーニング器具に関するものである。
従来、筋力強化のためのトレーニング器具としては、特許文献1及び特許文献2又は特許文献3に示されるようにばねを利用して曲げる、捩るなどの動作を行なう種々のタイプのものが知られている。しかし、これまでのタイプのものは健常者に合わせた設計のものがほとんどで、高齢者や障害者などの弱者にとっては、負荷が強過ぎたりあるいは負荷を調整することができず、また鉄製のものが多いので重く利用しにくいものであった。
従来の技術として特許文献1及び特許文献2では、強力なコイルばねを用いた筋肉の鍛錬用のものが示されているが、ばねの強度と把持する位置が決まっているので、負荷の調整を行なうことができず、鍛錬用であるがためにこの負荷は弱者にとっては利用しがたいものがある。特許文献3では弾性を有する合成樹脂を用いて軽量化を図っているが、このトレーニング器具も負荷の調整は不可能で、また用途としても肩たたきや体を動かすための補助具としての役割を主としたものである。従って、高齢者の体力維持のための適切な筋力トレーニング器具が望まれていた。よって、本考案では、一組の器具で、使用者の運動能力や体力または筋力に合わせ、負荷を容易に調整できるようにし、かつ重量の軽減を図り、取り扱い性の向上ならびに、安全・安価な弾性力を利用した筋力トレーニング器具を提供することにある。
第1の考案の筋力トレーニング器具は、可撓性と弾性を併せ持つ材料よりなる円形の断面形状を有する弓状に湾曲させた棒状体で、その内部を中空にすることにより軽量化を図ったものである。このように可撓性と弾性を併せ持つ材料を採用することで製品としたときの弾性力の調整を行い易く、さらに本考案器具が弓状に湾曲しているので、この器具の両端を把持してさらにU字状へ曲げる運動動作を行なう際、曲げ始め時の負荷を従来の直状の器具よりも小さくすることができ、かつ視覚上からもU字状へ曲げる湾曲運動に大きな力は不要という意識付けに作用する結果、高齢者や弱者でも当該器具を容易に曲げたり元の形に戻したりして繰り返す湾曲運動で健康維持に役立つものとした。
第2の考案の筋力トレーニング器具は、径の異なる複数の相似のものを一組とし、外径の小さい器具を内径の大きいものに挿入することにより重ね、このように器具を多重にして使用することにより、弾性に基く負荷の程度を自分の体力、筋力、運動能力など運動計画に合わせて調整し、幅広い筋力トレーニングができるようにしている。
第3及び第4の考案の筋力トレーニング器具は、異なる性質の合成樹脂素材を組み合わせ可撓性と弾性を併せ持つ材料とし,必要な円形の断面で中空の形状の保持と復元力を持たせるため、硬質塩化ビニル樹脂など弾性を有する素材でコイル状物を作製し、それを軟質塩化ビニル樹脂のような可撓性素材中にストレスを与えた状態で包埋させるようにした構造としている。これにより当該器具の設計製造が容易になり安価な製品の供給が期待できる。
第5の考案は、把持するための目印をトレーニング器具の表面に、左右対称の位置に設けたものである。使用者は、この把持する位置を確認しながら負荷を調整し自己の体力や筋力に応じた筋力トレーニングを実施することができる。
本考案の、弾性力を利用した筋力トレーニング器具により、負荷を使用者の筋力や運動能力に合わせ、負荷を容易に調整できることが可能となった。特に素材を合成樹脂とし、コイル状物を包埋することにより、器具を中空としたこととあいまって、金属製のものと比較して格段に軽量化でき、高齢者や障害者などの弱者でも取り扱い容易で、かつ持ち運びし易く、安全性の高い安価な筋力トレーニング器具を提供することができた。
本考案による筋力トレーニング器具の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本考案にかかる筋力トレーニング器具の代表的な形態を示したもので、本体1はゴムや可撓性を有する樹脂などの層3に包埋された弾性を有する樹脂製のコイル状物2で構成されており、円形の断面形状を有する中空の棒状体とすることで軽量化を図っている。本体1はコイル状物2に一方向のストレスを与えた弓状としてから樹脂と一体化することにより製作することができる。このような方法などで製作した当該筋力トレーニング器具は、これまでの同様なトレーニング器具に見られた曲げ初めの負荷を軽減し、かつ確実な復元力を有するようになり、また視覚的にも少ない体力でトレーニングを始められるという安心感が得られ、弱者にも意欲を持ってトレーニングに励むことができる器具となっている。なお、使用する樹脂としては、コイル状物には硬質塩化ビニル樹脂がまた被覆物には軟質塩化ビニル樹脂などが好ましく使用される。予め与えておくストレスは、目視で弓状となっている程度であればよくあとは所定の曲げ応力が得られるよう樹脂に包埋するコイルのバネ弾性を選択すればよい。
本考案による器具は、特に、径の異なる複数の相似状のものを一組とし、一方を他方の内径よりも小さい外径ものを内挿することによって重ねて使用し、広い範囲の負荷を得ることができるので、使用者の筋力や運動能力の維持向上に応じたトレーニング計画に使用することができる。
さらに、これら本体の外表面にモーメントに応じた目印を付けることにより負荷の大きさの目安とすることができ、体力トレーニング計画に合わせそれを調整しながらトレーニングを行なうことが可能としたものである。
以上のように、本考案のトレーニング器具は、可撓性と弾性を有する素材を組み合わせ、弓状に形成させること、多重に組み合わせたり持ち手の位置を選ぶことにより、曲げ始めの負荷を少なくし、適度な弾性力を得ることができるようになるので、弱者にも、胸、腕、肩の筋力のトレーニングに最適なものとしている。以下、図を用いて具体的に説明する。
図1のように、円筒状の本体1は、硬質塩化ビニル樹脂よりなるコイル状物2を弓状としたときにWとLの比が10:1となるようにしてストレスを掛けた状態で軟質塩化ビニル樹脂を用いて被覆固定したものである。異なる径を有する一組の本体として長さ800mm/内径25mm/外径31mm/重量0.25kg、長さ770mm/内径33mm/外径39mm/重量0.26kg、長さ740mm/内径41mm/外径47mm/重量0.39kgのほぼ相似形状の器具を用意した。この中より自分の体力に合った1本を選んで、図3のように腕で湾曲させた方向に圧縮動作を行なったりさせたり湾曲している向きの反対方向に開くなどの動作、また足の間に挟んで圧縮するなどの動作を反復して行うことにより、トレーニングに供した。なお、重量は、図2のように本体を3本重ねた状態でも1kg程度であり、このように材料として塩化ビニール樹脂を用いた場合、従来のトレーニング器具の半分以下とすることができた。
実施例1に示した複数の径の異なる相似形状のものを一組とし、それらを図2のように内挿し重ね自分の体力にあったものを図3のように腕で湾曲させた方向に圧縮動作を行なったり湾曲と反対の方向に開く、また足の間に挟んで圧縮するなどの動作を反復して行なうことにより、トレーニングに供した。当該レーニング器具は、弱者のみならず健常者でも体型、体力に合わせた筋力トレーニングを行なうことができた。
本体1の外表面に、左右対称の位置に把持するための目印を中央とそれを挟む両側に中央から1/2及び3/4の位置に帯状に塗装をして設け(図1の4a、4a´、4b、4b´、4c、4c´の位置)、使用者の体力や筋力に合わせた運動ができるようにした。この印の位置で負荷はおおよそ1/2、1/4とすることができた。このようにして其のときの体力や筋力の状況に応じた運動ができること、またここまでがんばろうという目標が目に見えることにより意欲を持って継続的にトレーニグを行なうことができた。その他の当該トレーニング器具の使い方として、図3aの様に腕部〜肩部にかけての筋力トレーニングとして器具を両手に持ち逆U字状の状態になるように圧力をかけるようにすると、胸、腕、肩にトレーニング効果を得ることができる。また図3bのように椅子に掛けてトレーニング器具を大腿部にはさみ逆U字状の状態になるように圧力をかけることによって大腿部の内転筋のトレーニングとすることができる。さらに、図示してはいないがトレーニング器具両端を両方の手で把持し、頭上にかざしながら身体を横に傾けることによりストレッチ運動を行うこともできる。両手で持ち捻転させることで握力の強化も利用可能である、
1 本体
2 コイル状物
3 樹脂層
4a,4b,4c,4a′,4b′4c′把持するための目印
2 コイル状物
3 樹脂層
4a,4b,4c,4a′,4b′4c′把持するための目印
Claims (5)
- 可撓性と弾性を併せ持つ材料よりなり、円形の断面形状を有する棒状体であって、前記棒状体が中空でかつ弓状に湾曲していることを特徴とする筋力トレーニング器具。
- 請求項1に記載の、筋力トレーニング器具であって、径の異なる複数の相似形のものを一組としてそれらが内挿可能としたことを特徴とする筋力トレーニング器具。
- 請求項1又は2に記載の筋力トレーニング器具であって、可撓性と弾性を併せ持つ材料が合成樹脂よりなることを特徴とする筋力トレーニング器具。
- 請求項1ないし3のいずれかに記載の筋力トレーニングであって、弓状に湾曲を形成させるにあたり、合成樹脂の中空の棒状体に弾性を有するコイル状物を1方向にストレスを与えた状態で包埋したことを特徴とする筋力トレーニング器具。
- 請求項1ないし4のいずれかに記載する筋力トレーニング器具であって、円形で中空の棒状体の外表面に、中央及び、左右対称の位置に把持するための目印を設けたことを特徴とする筋力トレーニング器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010002044U JP3160037U (ja) | 2010-03-29 | 2010-03-29 | 筋力トレーニング器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010002044U JP3160037U (ja) | 2010-03-29 | 2010-03-29 | 筋力トレーニング器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3160037U true JP3160037U (ja) | 2010-06-10 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP (1) | JP3160037U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014090907A (ja) * | 2012-11-05 | 2014-05-19 | Sanriki Kogyo Kk | 運動器具 |
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2010
- 2010-03-29 JP JP2010002044U patent/JP3160037U/ja not_active Expired - Fee Related
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