JP2014086876A - シリアル通信回路、集積回路装置、物理量測定装置、電子機器、移動体およびシリアル通信方法 - Google Patents

シリアル通信回路、集積回路装置、物理量測定装置、電子機器、移動体およびシリアル通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 SPI方式のシリアル通信用端子を3つ備えるマスターにも、4つ備えるマスターにも接続でき、信頼性の高い通信を実行可能なシリアル通信回路等を提供する。
【解決手段】 シリアル通信回路10であって、コマンドと前記コマンドとは異なる同期識別コードとを1セットの入力データMOSIとしてシリアルに受け取る受信部11と、前記受信部11から前記同期識別コードを受け取り、前記同期識別コードが所定の値と一致する場合に、前記コマンドに基づく応答処理の実行開始を指示する判定部13と、を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、シリアル通信回路、集積回路装置、物理量測定装置、電子機器、移動体およびシリアル通信方法等に関する。
配線数を減らすために、また、パラレル通信では配線が長くなると同期をとることが困難になることから、例えば電子機器の内部においてデータの転送にシリアル通信が用いられることがある。
特許文献1の図1に示されているように、シリアル通信の方式としては全二重通信ができるSPI(Serial Peripheral Interface)が用いられることがある。例えばSPI方式のシリアル通信回路を含む集積回路装置、物理量測定装置はシリアル通信用に4つの端子を備える。
4つの端子は、マスター(例えばホストCPU)がスレーブ(例えば集積回路装置、物理量測定装置)を選択するスレーブ選択信号を受け取る第1の端子と、シリアル転送用のクロック信号を受け取る第2の端子と、入力データを受け取る第3の端子と、応答データを出力する第4の端子である。以下、説明をわかりやすくするため、第1の端子をSS端子(Slave Select端子)とも表す。
特開2007−285745号公報 特開2007−230514号公報
ここで、マスターは、入出力の方向を逆にした前記の4つの端子を備えることが期待される。
しかし、マスターとなるホストCPUの中には、SS端子を省略した3つの端子だけを備えるものが知られている。SS端子を省略した3つの端子だけを備えるホストCPUは、例えば1つのスレーブのみと接続することを想定しており、このときスレーブ側のSS端子を固定(例えば‘0’すなわちローレベルに固定)することで通信が可能である。
ホストCPUの変更(例えばシリアル通信用に3端子だけを備えるものから4端子を備えるものへの変更)は、ホストCPUを含むシステム全体に対する影響が大きいため一般に困難である。つまり、SPI方式のシリアル通信回路を含むスレーブ側の集積回路装置、物理量測定装置は、シリアル通信用の端子を3つ備えるホストCPUとも、4つ備えるホストCPUとも接続される可能性がある。
ここで、特許文献2に記載されているように、高い安全性が求められる自動車、飛行機、船舶、鉄道等の移動体に搭載される電子機器においてもシリアル通信が実行される可能性がある。このような用途において、例えば3つの端子だけを備えるホストCPUと物理量測定装置とを接続してSPI方式でシリアル通信させる場合、例えば基板上で物理量測定装置のSS端子を‘0’に固定することになる。しかし、万一ノイズ等の影響で物理量
測定装置のSS端子が‘1’すなわちハイレベルに変化して、スレーブ側のシリアル通信回路で非選択と解釈されると、直ちに通信が不可能になる。つまり、通信の信頼性が低く、高い安全性が求められる自動車等の用途に適さない。
そのため、従来は高い安全性が求められる自動車等の用途では、スレーブ側の集積回路装置、物理量測定装置を複数種類用意して、ホストCPUのシリアル通信用の端子数に合わせて選択することが行われていた。そのため、内部動作については同等であるものの、端子数の異なる集積回路装置、物理量測定装置を製造する必要があり、コスト上、製品管理上の問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものである。本発明のいくつかの態様によれば、SPI方式のシリアル通信用端子を3つ備えるマスターにも、4つ備えるマスターにも接続でき、信頼性の高い通信を実行可能なシリアル通信回路、集積回路装置、物理量測定装置、電子機器、移動体およびシリアル通信方法等を提供する。
なお、以下において、4つの端子を備えるホストCPUと接続して行うSPI方式のシリアル通信を4線式のSPI通信といい、SS端子を省略した3つの端子を備えるホストCPUと接続して行うSPI方式のシリアル通信を3線式のSPI通信という。
(1)本発明は、シリアル通信回路であって、コマンドと前記コマンドとは異なる同期識別コードとを1セットの入力データとしてシリアルに受け取る受信部と、前記受信部から前記同期識別コードを受け取り、前記同期識別コードが所定の値と一致する場合に、前記コマンドに基づく応答処理の実行開始を指示する判定部と、を含む。
本発明に係るシリアル通信回路は、少なくとも受信部と判定部とを含む。受信部は、通信相手であるマスターから送られるコマンドと同期識別コードとを、1セットの入力データとしてシリアルに受け取る。受信部は、同期識別コードをコマンドの区切りとして受け取る。そのため、受信部は、同期識別コードを例えばコマンドの後に受け取ることが好ましい。
ここで、コマンドとはマスターからの命令コードであり、マスターはシリアル通信回路にコマンドに基づく応答処理を実行させる。応答処理は、例えばコマンドの指示に従ってシリアル通信回路内部のレジスターに値を書き込む処理であってもよいし、コマンドの指示に従って応答データを生成してマスターへとシリアル出力する処理であってもよい。
また、同期識別コードは、マスターが本発明のシリアル通信回路(すなわち、本発明のシリアル通信回路を含む集積回路装置、物理量測定装置といったスレーブ)を選択していることを示すものであり、かつ応答処理を開始するタイミングを与えるコードである。同期識別コードは、固定値であってもよいが、一部または全部のビットが可変であってもよい。
判定部は、受信部から同期識別コードを受け取って所定の値と比較する。判定部は、同期識別コードが所定の値と一致することで、マスターが本発明のシリアル通信回路を選択していると判断し、応答処理を開始できると判断する。なお、判定部が受け取る同期識別コードとは、受信部が入力データを受け取るシフトレジスターを含む場合、同期識別コードがあるべき位置のビット列であってもよい。つまり、判定部はクロック信号と同期してシフトする入力データの一部(同期識別コードとなり得るビット列)を常に所定の値と比較してもよい。
このとき、1セットの入力データの中に同期識別コードが含まれていることによって、シリアル通信回路はマスターによって選択されていることを認識できる。また、シリアル通信回路は応答処理を開始するタイミングを認識することができる。すなわち、同期識別コードによって、SS端子が受け取るスレーブ選択信号の機能を実現することができる。
従って、SS端子を省略した3つの端子を備えるホストCPUと接続してSPI方式で通信することができる。また、SS端子を省略しない4つの端子を備えるホストCPUと接続する場合にも、スレーブ選択信号が非アクティブの場合(すなわち、本発明のシリアル通信回路が選択されていない場合)には、マスターからの同期識別コードが所定の値と一致しないため応答処理は行われない。また、スレーブ選択信号がアクティブの場合には、3線式のSPI通信と同じように同期識別コードによって判断がなされるが、スレーブ選択信号がアクティブであることに反するものではない。すなわち、4線式のSPI通信も実行することができる。
そして、3線式のSPI通信を行う場合、本発明のシリアル通信回路側(スレーブ側)のSS端子が‘0’(アクティブ)に固定されるとする。このとき、ノイズの影響でスレーブ側のSS端子が‘1’(非アクティブ)に変化しても、本発明のシリアル通信回路では、同期識別コードによってスレーブ選択信号の機能を実現できるので、直ちに通信が不可能になることはない。仮にスレーブ側のSS端子が‘1’となった期間、受信部で入力データが無視されたとする。この場合でも、例えば同期識別コードのエラーとして扱われるだけであり、エラーの発生がマスターに伝えられ、シリアル通信は継続して実行される。
従って、本発明のシリアル通信回路は、SPI方式のシリアル通信用端子を3つ備えるマスターにも、4つ備えるマスターにも接続でき、信頼性の高い通信を実行することができる。
なお、本発明のシリアル通信回路は、スレーブ選択信号(チップセレクト信号とも呼ばれる)の機能を、1セットの入力データに含まれる同期識別コードで実現する。そのため、SPI方式に限らず、省略され得るSS端子を有する他の方式のシリアル通信にも適用可能である。SPI方式ではデータ用に第3の端子と第4の端子とが存在するが、例えば、これらの端子を1つの双方向のデータ端子に変えたシリアル通信でも、本発明のシリアル通信回路を適用することが可能である。そして、SS端子が省略されたマスターに接続された場合でも、信頼性の高いシリアル通信を実行できる。
(2)このシリアル通信回路において、前記応答処理である応答データのシリアル出力、を制御する送信制御部、を含み、前記判定部は、前記受信部から前記コマンドを受け取り、前記コマンドに基づいて、前記応答データの生成、前記応答データのシリアル出力を、前記送信制御部に指示してもよい。
(3)このシリアル通信回路において、前記判定部は、前記同期識別コードが前記所定の値と一致しない場合に、前記応答データとして固定値をシリアル出力することを前記送信制御部に指示してもよい。
(4)このシリアル通信回路において、前記判定部は、前記コマンドにエラーが含まれる場合に、直前にシリアル出力された前記応答データを、前記応答データに含まれるエラーフラグを所定の値とした上で再送することを前記送信制御部に指示してもよい。
(5)このシリアル通信回路において、前記送信制御部は、M(Mは2以上の整数)バイトの前記応答データを生成し、前記受信部は、ともにバイト単位のデータサイズを有し、
合計すると前記Mバイトである、前記コマンドと前記同期識別コードとを受け取ってもよい。
これらの発明に係るシリアル通信回路は送信制御部を含む。送信制御部は、応答データを生成して、マスターへのシリアル出力を制御するが、これらは判定部からの指示に従って行われる。判定部は、受信部からコマンドを受け取り、コマンドに基づいて、応答データの生成および応答データのシリアル出力の少なくとも一方を送信制御部に指示する。
このとき、応答処理には、送信制御部によって実行される応答データをマスターにシリアル出力することが含まれる。しかし、送信制御部は、判定部からの指示を待って応答データの生成、応答データのシリアル出力を実行する。つまり、シリアル通信回路が送信制御部を含んでいても、応答処理を開始するタイミングは同期識別コードに基づいて決定される。
そのため、これらの発明に係るシリアル通信回路は、同期識別コードによって、SS端子が受け取るスレーブ選択信号の機能を実現することができるので、接続されるマスターの種類に依存せず信頼性の高いSPI方式のシリアル通信を実行できる。
ここで、このシリアル通信回路において、判定部は、同期識別コードが所定の値と一致しない場合に、固定値をシリアル出力することを送信制御部に指示してもよい。
このとき、シリアル通信回路は、正しい同期識別コードを取得できないため、マスターへシリアル出力した固定値は数ビット分ずれる可能性がある。しかし、この固定値が通常時にエラーを示す値(例えば‘1’)だけで構成されていれば、マスターはエラーを示す値が連続して取得されることから容易に同期識別コードを検出できないエラー(以下、同期識別コードエラー)の発生を認識することができる。そして、マスターはコマンドと同期識別コードの再送といった適切な対応が可能である。
つまり、このシリアル通信回路は、同期識別コードが所定の値と一致しない場合に固定値をシリアル出力することで、マスターが同期識別コードエラーの発生を容易に認識することを可能にし、信頼性の高いシリアル通信を可能にする。
また、このシリアル通信回路において、判定部は、コマンドにエラーが含まれる場合に、直前にシリアル出力された応答データを、応答データに含まれるエラーフラグを所定の値とした上で再送することを送信制御部に指示してもよい。
このとき、シリアル通信回路は、正しいコマンドを取得できないため、マスターが要求する応答データを生成することができない。そのため、例えば応答データを構成するレジスターの値は更新されず、送信制御部がそのままシリアル出力を実行すると、直前にシリアル出力された応答データが再送されることになる。このとき、判定部は、エラーフラグを所定の値(例えば‘1’)とするように送信制御部に指示した上で再送させる。
このことにより、マスターは再送されてきた応答データのエラーフラグの値を確認して、容易にコマンドにおけるコード異常、ビットずれといったエラー(以下、コマンドエラー)の発生を認識することができる。そして、マスターはコマンドと同期識別コードの再送といった適切な対応が可能である。
つまり、このシリアル通信回路は、コマンドにエラーが含まれる場合に、直前にシリアル出力された応答データを、応答データに含まれるエラーフラグを所定の値とした上で再送することで、マスターがコマンドエラーの発生を容易に認識することを可能にし、信頼
性の高いシリアル通信を可能にする。
また、このシリアル通信回路において、送信制御部は、M(Mは2以上の整数)バイトの応答データを生成し、受信部は、ともにバイト単位のデータサイズを有し、合計するとMバイトである、コマンドと同期識別コードとを受け取ってもよい。
このとき、シリアル通信回路が受信するデータ(コマンドと同期識別コード)のサイズと、シリアル通信回路がマスターへと送信する応答データのサイズとは、同じ(Mバイト)である。そのため、転送効率のよい全二重通信を実現できる。
また、コマンドと同期識別コードとはともにバイト単位のデータサイズを有する。そのため、コマンドと同期識別コードのサイズを異なったものとする自由度を備えつつ(例えば、コマンドを3バイト、同期識別コードを1バイト)、バイト単位で分割して比較判定処理を行うことが可能になり、1セットの入力データ(例えば、4バイト)の全体で比較する場合と比べて処理時間を短縮することができる。また、シリアル通信回路の回路規模の増大も抑制することができる。
(6)本発明は、シリアル通信回路であって、コマンドと、前記コマンドとは異なるコードであって所定の値と一致する場合に前記コマンドに基づく応答処理が実行される同期識別コードと、を1セットの入力データとしてシリアルに受け取る受信部を含み、前記同期識別コードと同じビット数を有する前記コマンドの一部または全部と比較して、少なくとも2ビット以上値が異なっている前記同期識別コードを用いる。
(7)このシリアル通信回路において、前記コマンドは複数であり、第1のコマンドと前記第1のコマンドと異なる第2のコマンドとは、少なくとも2ビット以上値が異なっている前記コマンドを用いてもよい。
これらの発明によれば、シリアル通信回路が受け取るコマンドと同期識別コードとを比較した場合、これらのコードは2ビット以上異なっている。そのため、コマンド転送中にノイズ等の影響によって1ビットのコマンドエラーが生じても、シリアル通信回路は、誤って同期識別コードであると認識することはない。よって、信頼性の高いシリアル通信を可能にする。
ここで、コマンドが複数ある場合には、どのコマンドと比較しても同期識別コードは2ビット以上異なる。また、ここではコマンドのビット数は、同期識別コードのビット数以上であるとし、同期識別コードと同じビット数を有するコマンドの一部と比較しても、同期識別コードは2ビット以上異なる。ただし、例えばコマンドと同期識別コードがともにバイト単位のデータサイズを有する場合には、同期識別コードと比較するコマンドの一部とは、コマンドをバイト単位で分割した場合の一部であってもよい。
また、シリアル通信回路が受け取るコマンドが複数である場合に、異なる2つのコマンドをそれぞれ第1のコマンド、第2のコマンドとすると、第1のコマンドと第2のコマンドとを比較した場合、これらのコードは互いに2ビット以上異なっている。そのため、コマンド転送中にノイズ等の影響によって1ビットのコマンドエラーが生じても、シリアル通信回路は、誤って別のコマンドであると認識することはない。よって、信頼性の高いシリアル通信を可能にする。
(8)本発明は、集積回路装置であって、前記のシリアル通信回路と、前記シリアル通信回路が選択されたかを示すスレーブ選択信号を受け取る第1の端子と、クロック信号を受け取る第2の端子と、前記入力データを受け取る第3の端子と、前記コマンドに基づくデ
ータをシリアル出力する第4の端子と、を含み、前記シリアル通信回路は、前記第1の端子が所定の値に固定される場合でも、前記第2の端子からの前記クロック信号に基づいて、前記第3の端子からの前記入力データをシリアルに受け取り、前記応答処理として、前記コマンドに基づくデータを前記第4の端子からシリアル出力する。
本発明の集積回路装置(Integrated Circuit、IC)は、第1〜第4の端子と、これらの端子と接続されて外部のマスターと通信を実行する前記のシリアル通信回路とを含む。
この集積回路装置は、前記のシリアル通信を含んでいるため、1つのパッケージで、SPI方式のシリアル通信用端子を3つ備えるマスターにも、4つ備えるマスターにも接続できる。また、SS端子の信号レベルが例えばノイズ等の影響で反転(例えば‘0’から‘1’へと変化)してもシリアル通信を継続して行うことができるので通信の信頼性は高く、高い安全性が求められる自動車等の用途にも適している。よって、マスターの種類に合わせて複数種類の集積回路装置を製造する必要はなく、コスト上、製品管理上の問題は生じない。
(9)本発明は、物理量測定装置であって、前記のシリアル通信回路と、所定の物理量を検出する少なくとも1つのセンサーを含むセンサー部と、を含み、前記シリアル通信回路は、前記コマンドが要求する検出データをセンサー部から受け取り、前記検出データを用いて前記応答処理を実行する。
本発明の物理量測定装置は、所定の物理量を検出する少なくとも1つのセンサーを含むセンサー部と、前記のシリアル通信回路とを含む。この物理量測定装置は、前記のシリアル通信を含んでいるため、SPI方式のシリアル通信用端子を3つ備えるマスターにも、4つ備えるマスターにも接続でき、コマンドが要求するセンサー部からの検出データをマスターへとシリアル出力できる。
この物理量測定装置は、スレーブ選択信号のレベルが例えばノイズ等の影響で反転(例えば‘0’から‘1’へと変化)してもシリアル通信を継続して行うことができるので通信の信頼性は高く、高い安全性が求められる自動車等の用途にも適している。よって、マスターの種類に合わせて複数種類の物理量測定装置を製造する必要はなく、コスト上、製品管理上の問題は生じない。
(10)本発明は、前記の物理量測定装置を含む電子機器である。
(11)本発明は、前記の電子機器を含む移動体である。
これらの発明の電子機器、移動体は、前記のシリアル通信回路を含む物理量測定装置を用いる。そのため、内部のシリアル通信の信頼性は高く、物理量測定装置を複数種類用意することによるコスト上、製品管理上の問題は生じない。従って、信頼性が高く、コスト面でも優れた電子機器、移動体を提供できる。
(12)本発明は、シリアル通信方法であって、コマンドと前記コマンドとは異なる同期識別コードとを1セットの入力データとしてシリアルに受け取るステップと、受け取った前記同期識別コードが所定の値と一致する場合に、前記コマンドに基づく応答処理の実行開始を指示するステップと、を含む。
本発明のシリアル通信方法によれば、前記のシリアル通信回路についての説明と同じ理由により、SPI方式のシリアル通信用端子を3つ備えるマスターにも、4つ備えるマスターにも接続でき、信頼性の高い通信を実行することができる。
本実施形態のシリアル通信回路のブロック図。 本実施形態のシリアル通信回路を含む集積回路装置、物理量測定装置の図。 図3(A)〜図3(B)は、本実施形態のシリアル通信回路を含む物理量測定装置とマスター装置との接続の形態を示す図。 本実施形態のシリアル通信回路の詳細ブロック図。 図5(A)、図5(B)は、それぞれ4線式、3線式のSPI通信の1バイト転送でのタイミング図。 図6(A)、図6(B)は、それぞれ4線式、3線式のSPI通信の4バイト転送でのタイミング図。 図7(A)、図7(B)は、それぞれ4線式、3線式のSPI通信の2バイト転送でのタイミング図。 図8(A)〜図8(B)は、同期識別コードの判定を説明する図。 図9(A)、図9(B)は、それぞれ4線式、3線式のSPI通信での同期識別コードエラーの対応を示す図。 図10(A)、図10(B)は、それぞれ4線式、3線式のSPI通信でのコマンドエラーの対応を示す図。 本実施形態のシリアル通信回路で用いるコマンドと同期識別コードの具体例を示す図。 本実施形態のシリアル通信回路が生成する応答データの具体例を示す図。 本実施形態のシリアル通信回路を含む物理量測定装置の駆動回路の一例を表すブロック図。 本実施形態のシリアル通信回路を含む物理量測定装置の検出回路の一例を表すブロック図。 本実施形態のシリアル通信回路を含む物理量測定装置の検出回路の別の例を表すブロック図。 本実施形態のシリアル通信回路による通信方法を表すフローチャート。 電子機器の機能ブロック図。 移動体の一例を示す図。
1.シリアル通信回路の概略構成
図1は、本実施形態のシリアル通信回路10のブロック図である。シリアル通信回路10は、図外のマスターとSPI方式で通信するスレーブ側の通信回路である。図1のように、シリアル通信回路10は、スレーブ選択信号SS、クロック信号SCLK、入力データMOSIを受け取り、応答データMISOを出力する。
スレーブ選択信号SSは、通常、マスターがシリアル通信回路10を含むスレーブ(例えば、シリアル通信回路10を含む集積回路装置、物理量測定装置等)を選択するのに用いる信号であり、例えばローアクティブである。このとき、シリアル通信回路10は、スレーブ選択信号SSが‘1’の区間では、マスターから選択されていないと判断し、クロック信号SCLKおよび入力データMOSIの少なくとも一方を無視してもよい。
クロック信号SCLKは、シリアル通信の同期をとるためのクロックであり、通信スピードはクロック信号SCLKのクロック周波数により定まる。シリアル通信回路10は、例えば10MHzのクロック信号SCLKで動作することにより、標準モードのI2C(Inter-Integrated Circuit)等と比べても高速な通信が可能である。なお、スレーブ選択信号SSとクロック信号SCLKは、シリアル通信回路10が含む機能ブロックの全てに影響するため、機能ブロックへの個別の配線の表示を省略している。
入力データMOSI、応答データMISOは、それぞれマスターからスレーブ側のシリアル通信回路10へのデータ、シリアル通信回路10からマスターへのデータである。入力データMOSIは、コマンドと同期識別コードとを含んで1セットとなっている。コマンドはマスターからの命令コードであり、マスターはシリアル通信回路10にコマンドに基づく処理(応答処理)を実行させる。同期識別コードについては後述する。
応答データMISOは、入力データMOSIに含まれるコマンドに基づくデータである。例えば、応答データMISOは、コマンドに基づいて検出信号40、ステータス信号30から選択された、マスターが要求するデータで構成されていてもよい。なお、検出信号40は、センサー素子4(図2参照)が検出した物理量に基づく信号である。また、ステータス信号30は、故障診断部20(図2参照)が実行した故障診断の結果を表す信号である。応答データMISOを生成してマスターへとシリアル出力する処理は、シリアル通信回路10の主な応答処理である。ただし、これに限るものではなく、例えばコマンドがNOP(no operation)の場合にはシリアル通信回路10が何もしないことも応答処理に含まれる。
シリアル通信回路10は、受信部11、判定部13、送信制御部15を含む。受信部11は、入力データMOSIをシリアルに受け取る。本実施形態では、1セットの入力データMOSIは32ビット、すなわち4バイトであるとする。そして、1セットの入力データMOSIには、3バイトのコマンドと1バイトの同期識別コードが含まれる。なお、コマンドと同期識別コードのサイズに特に制限はない。例えば本実施形態のように判定部の演算処理の負担を軽減するために、これらのサイズをバイト単位としてもよいが、これに限定されるものではない。
判定部13は、受信部11から同期識別コードを受け取って所定の値と比較する。判定部13は、同期識別コードが所定の値と一致することで、マスターがシリアル通信回路10を含むスレーブ(例えば、シリアル通信回路10を含む集積回路装置、物理量測定装置等)を選択していると判断し、応答処理を開始できると判断する。従って、シリアル通信回路10は、通常はスレーブ選択信号SSによって知ることができる「マスターによる選択」と「応答処理の開始タイミング」を、判定部13における同期識別コードの比較処理によって知ることが可能である。
また、判定部13は受信部11からコマンドを受け取り、コマンドに基づいて、応答データの生成および応答データMISOのシリアル出力の少なくとも一方を送信制御部15に指示する。
送信制御部15は、判定部13からの指示に従い、応答データMISOを生成したり、マスターへシリアル出力したりする。図1のように、シリアル通信回路10は、入出力に関しては従来の4線式のSPI通信を行う通信回路と同じであり互換性がある。しかし、シリアル通信回路10は、1セットの入力データとしてコマンドの他に必ず同期識別コードを受け取る。そして、シリアル通信回路10は、従来の通信回路と異なり、判定部13における同期識別コードの前記の比較処理によって、スレーブ選択信号SSによらずとも「マスターによる選択」と「応答処理の開始タイミング」を知ることができる。
2.物理量測定装置、集積回路装置
図2は、本実施形態のシリアル通信回路10を含む物理量測定装置1、集積回路装置8のブロック図である。本実施形態のシリアル通信回路10は集積回路装置8の一部を構成している。また、集積回路装置8は物理量測定装置1に含まれているため、本実施形態のシリアル通信回路10は同時に物理量測定装置1の一部を構成している。なお、図2にお
いて図1と同じ要素には同じ符号を付しており説明を省略する。
物理量測定装置1は、シリアル通信回路10、センサー素子4、駆動回路5、検出回路6、故障診断部20、動作設定回路7を含む。物理量測定装置1において、センサー素子4を除く機能ブロックは、集積回路装置8を構成している。また、集積回路装置8は、スレーブ選択信号SSを受け取る第1の端子P1と、クロック信号SCLKを受け取る第2の端子P2と、入力データMOSIを受け取る第3の端子P3と、応答データMISOをシリアル出力する第4の端子P4を含む。なお、この例では集積回路装置8における第1〜第4の端子は物理量測定装置1の端子でもあり、以下の物理量測定装置1についての説明をもって集積回路装置8についての説明とする。
センサー素子4は、例えば一体である振動子2、3を含み、角速度を検出する。つまり、この例のセンサー素子4が検出する物理量は角速度である。図2において、差動信号90、92が角速度の大きさに応じた信号であってセンサー素子4が出力する信号である。なお、本実施形態ではノイズ耐性のために、振動子3から差動信号90、92が出力されるが、差動でない1つの信号が出力されてもよい。
駆動回路5は、駆動信号82を生成して振動子2に供給し、振動子2からの励振電流80を受け取って発振ループを形成する。差動信号90、92の大きさは励振電流80に比例する。そのため、駆動回路5は、測定環境の変化に関わらず励振電流80の振幅を一定にするように駆動信号82を制御する。
検出回路6は、差動信号90、92に基づいて検出信号40を生成する。検出信号40は、センサー素子4が検出した角速度の大きさに応じた信号であって検出回路6が出力する信号である。
検出信号40は、シリアル通信回路10を介してマスターにシリアル送信され得る。検出回路6は、差動信号90、92を受け取り、例えばマスターが要求する形式への変換等を行って検出信号40を生成する。
動作設定回路7は、駆動回路5、検出回路6に対して最適な動作設定を行う。動作設定回路7は、例えば基準電圧回路、メモリー回路等を含んでおり、駆動回路5、検出回路6の電圧設定、パラメーター設定等によって最適化を行う。
故障診断部20は、駆動回路5および検出回路6の少なくとも1つについての故障診断を行う。故障診断部20は、故障診断を行うのに必要な情報を、駆動回路5、検出回路6からの内部信号42、44として受け取る。
故障診断部20は、実行した故障診断の結果を表す信号であるステータス信号30を出力する。ステータス信号30は、例えば故障診断部20が実行した故障診断のそれぞれの結果を表すビット(例えば、エラー時にハイレベル‘1’)を含んでいてもよい。
シリアル通信回路10は、検出信号40、ステータス信号30を受け取り、コマンドが要求するデータを選択して、応答データMISOを生成する。なお、本実施形態では、応答データは、検出信号40、ステータス信号30のみで構成されるわけではない。例えば、応答データMISOは、判定部13(図1参照)によって設定される、コマンドにエラーが含まれているかどうかを表すコマンドエラーフラグ(CEF)を含んでいる。
ここで、本実施形態のシリアル通信回路10を含む物理量測定装置1は、角速度を検出するセンサー素子4を含むが、代わりにまたは加えて、温度を検出するセンサー素子、加
速度を検出するセンサー素子等を含んでいてもよい。また、集積回路装置8は、図2に示される機能ブロックの一部だけを含んで構成されてもよいし、センサー素子4を含んで構成されてもよい。
なお、駆動回路5と検出回路6は例えば以下のような構成により実現される。図13は駆動回路5の構成例を表す。なお、図1〜図2と同じ要素には同じ符号を付しており説明は省略する。駆動回路5は、例えば電流電圧変換回路52、全波整流回路53、比較調整回路54、駆動信号生成回路55を含む。
電流電圧変換回路52は、振動子2からの励振電流80を電圧に変換して信号202を出力する。全波整流回路53は、電流電圧変換回路52からの信号202を全波整流して直流に近い電圧を得て信号204を出力する。
比較調整回路54は、全波整流回路53からの信号204を比較電圧供給回路56からの電圧と比較し、比較結果を反映した信号である信号206を駆動信号生成回路55に出力する。
そして、駆動信号生成回路55は、電流電圧変換回路52からの信号202に基づいて駆動信号82を生成するが、信号206に基づいて駆動信号82の振幅を調整する。
差動信号90、92の大きさは励振電流80に比例する。そのため、駆動回路5は、環境の変化に関わらず正確に角速度が測定されるように、励振電流80の振幅を一定にするように駆動信号82を制御して出力する。
図14は、検出回路6の1つの構成例を表す。なお、図1〜図2と同じ要素には同じ符号を付しており説明は省略する。検出回路6は、センサー素子4から差動信号90、92を受け取る。そして、差動信号90、92に必要な処理を行い、センサー素子4が検出した角速度に応じた検出信号40を生成する。
ここで、同期検波回路66によって直流信号への変換がおこなわれるが、説明の都合上、その変換までの処理を行う回路を前段回路70と表現し、それ以降の回路を後段回路72と表現する。
図14のように、前段回路70は、例えば電流電圧変換回路62−1、62−2、差動増幅回路(差動アンプ)63、ハイパスフィルター(HPF)64、増幅回路(ACアンプ)65、同期検波回路66の一部を含む。
また、後段回路72は、例えば同期検波回路66の一部、信号出力部67、オフセット調整回路69を含む。
電流電圧変換回路62−1、62−2は、それぞれ差動信号90、92の電流を電圧へと変換する。差動信号90、92は、センサー素子4が検出した角速度に応じた電流値を有している。なお、電流電圧変換回路62−1と電流電圧変換回路62−2とは同一の構成である。
差動増幅回路63は、電流電圧変換回路62−1、62−2から出力される信号210、212の両方を受け取り、これらの信号の差分を増幅して信号214として出力する。
ハイパスフィルター64は、信号214の高周波成分を透過させて、信号216として出力する。
そして、増幅回路65は、信号216を増幅して信号218を出力する。
同期検波回路66は、信号218を受け取り、同期検波を行う。このとき、角速度の正確な測定のために、オフセット調整回路69からオフセット信号226が同期検波回路66に入力される。
信号出力部67は、同期検波回路66から出力される信号220を受け取り、例えばローパスフィルター等によるフィルタリングを行ったり増幅を行ったりする。そして、センサー素子が検出した角速度に応じた検出信号40を生成する。
図15は、別の構成例である検出回路6Aを表す。前記の検出回路6に代えて、検出回路6Aを用いてもよい。なお、図1〜図2、図14と同じ要素には同じ符号を付しており説明は省略する。
検出回路6Aは、前段回路70として、例えば差動入出力の電流電圧変換回路62と、ADコンバーター(ADC)68とを含む。また、後段回路72は、例えば信号出力部67A、オフセット調整回路69を含む。
検出回路6Aは、検出回路6とは異なり、電流電圧変換回路62で差動信号90、92の電流を電圧へと変換した後、直ちにADコンバーター68によって、検出回路6の直流信号に対応する信号222への変換を行う。
なお、後段回路72の信号出力部67Aは、検出回路6の信号出力部67と同じようにフィルタリングや増幅を行うとともに、オフセット信号226に基づいてオフセット調整も行う。検出回路6Aは、検出回路6に比べて、回路規模を小さくすることが可能である。
3.マスターとの接続
図3(A)〜図3(B)は、本実施形態のシリアル通信回路10を含む物理量測定装置1(スレーブ)と、マスターであるマスター装置100A、100Bとの接続を示す図である。なお、図1〜図2と同じ要素には同じ符号を付しており説明を省略する。また、マスター装置100A、100Bは例えばCPUである。
図3(A)は、物理量測定装置1がシリアル通信用に4端子を備えるマスター装置100Aと接続されている様子を示す。また、図3(B)は、物理量測定装置1がシリアル通信用に3端子だけを備えるマスター装置100Bと接続されている様子を示す。本実施形態のシリアル通信回路10を含む物理量測定装置1は、端子の構成を変えることなく、シリアル通信用の端子数が異なるCPUと接続してSPI方式のシリアル通信を実行することができる。
前記のように、シリアル通信回路10は、通常はスレーブ選択信号SSによって知ることができる「マスターによる選択」と「応答処理の開始タイミング」を、判定部13(図1参照)における同期識別コードの比較処理によって知ることが可能である。そのため、図3(B)のように、スレーブ選択信号SSが利用できない場合でも、SPI方式のシリアル通信を実行することができる。
ここで、図3(B)では、物理量測定装置1の外部でスレーブ選択信号SSを‘0’に固定する処理が行われている。これは、シリアル通信回路10が、スレーブ選択信号SSが‘1’であるとクロック信号SCLKおよび入力データMOSIの少なくとも一方を無
視するためである。ここで、物理量測定装置1の内部(例えば集積回路装置8の第1の端子P1)でスレーブ選択信号SSがプルダウンされていることが好ましい。万一、物理量測定装置1の外部での‘0’とする固定が外れても継続してシリアル通信を実行できるからである。
また、ノイズ等によってスレーブ選択信号SSが瞬間的に‘1’となっても、その区間だけで例えば入力データMOSIが無視されるのであって、シリアル通信は継続して実行される。このとき、後述するコマンドエラー、同期識別コードエラーが生じたと扱われるだけである。そして、マスターは、応答データによってエラーの発生を認識し、コマンドと同期識別コードの再送といった適切な対応を行うことができる。
よって、シリアル通信回路10を含む物理量測定装置1は、シリアル通信用の端子数が異なるCPU(マスター装置100A、100B)と接続でき、信頼性の高いシリアル通信が可能であるため、高い安全性が求められる自動車等の用途に用いることができる。
4.シリアル通信回路の詳細
図4は、本実施形態のシリアル通信回路10の構成例を示す図である。なお、図1〜図3と同じ要素には同じ符号を付しており説明を省略する。
図4のように、受信部11は4バイト(32ビット)のシフトレジスター111を含み、入力データMOSIをシリアルに受け取る。入力データMOSIはLSBファーストであってもよいが、以下の説明ではMSBファーストであるとする。
判定部13は、コマンド1〜コマンド3を受け取るバッファー112−1〜112−3、同期識別コードを受け取るバッファー113、これらのバッファーに保持された同期識別コード、コマンドが正しい値であるかを判定するコマンド/同期識別コード判定回路114を含む。
シフトレジスター111の値である信号101は、そのビットに応じて判定部13のバッファー112−1〜112−3、およびバッファー113に割り振られる。ここでは、3バイトのコマンドを1バイトごとに分割したものを、それぞれコマンド1、コマンド2、コマンド3という(図11参照)。また、同期識別コードのサイズは1バイトであり、バッファー112−1〜112−3、およびバッファー113のサイズはそれぞれ1バイトである。
コマンド/同期識別コード判定回路114は、これらのバッファーの値である信号102−1、信号102−2、信号102−3、信号103をそれぞれ受け取る。そして、同期識別コード、コマンドが正しい値であるかを判定するため、1バイト単位で期待値との比較判定を実行する。このとき、4バイトの入力データMOSIで比較判定をする場合に比べて、処理時間を短縮することができ、回路規模の増大も抑制することができる。
本実施形態では、同期識別コードの期待値は‘01011000’の固定値であるが、これに限るものではない。また、コマンドは複数存在するが、あらかじめコードが決まっている。従って、コマンド1〜コマンド3の期待値は、いずれかのコマンドのコードの一部である。例えば、図11の例では、コマンド1の期待値は‘01000100’、‘01100000’、‘00110000’、‘00100100’等である。
判定部13は、シフトレジスター111が1セットの入力データMOSI(4バイト)を受け取ったにもかかわらず、同期識別コードが期待値と一致しない場合には、送信制御部15に応答データとして固定値(全ビットが‘1’)をシリアル出力させる(図4のS
ER)。また、判定部13は、コマンド1〜コマンド3のいずれかが期待値と一致しない場合には、送信制御部15に応答データのコマンドエラーフラグをセットさせる(図4のCEF)。コマンドエラーが生じた場合、応答データは更新されないため、コマンドエラーフラグ以外は直前にシリアル出力されたものと同じになる。
判定部13は、同期識別コードエラーもコマンドエラーも生じていない場合には、送信制御部15に制御信号を出力する。制御信号とは、例えば、コマンドに基づいて必要なデータを検出信号40、ステータス信号30から選択させるための信号104、応答データの更新変更やシリアル出力タイミングを指示する信号105である。
送信制御部15は、一時記憶/選択回路115、応答データをバイト単位に分割した応答1、応答2、応答3、応答4をそれぞれ保持するレジスター117−1、117−2、117−3、117−4、チェックサム回路116、セレクター118、119、シフトレジスター129を含む。
送信制御部15は、判定部13からの信号104、105に従って、検出信号40、ステータス信号30から必要なデータを選択して、一時記憶/選択回路115に保持する。一時記憶されたデータ106は、適宜レジスター117−1〜117−4に振り分けられ、チェックサム回路116にも入力される。チェックサム回路116は、マスターが通信中にエラーが生じたかを判断できるようにチェックサムを計算して、レジスター117−2に出力する。
送信制御部15は、判定部13から応答データのコマンドエラーフラグをセットするように指示がある場合には、レジスター117−1のCEFビットを‘1’にセットする。セレクター118は、応答データとなるレジスター117−1〜117−4の値を、それぞれ1バイトの信号108−1〜108−4として受け取る。そして、判定部13からの信号105に基づく選択信号(不図示)によって、信号108−1〜108−4を順に選択する。
セレクター119は、同期識別コードエラーの場合には固定値(全ビットが‘1’)を、同期識別コードエラーが無い場合にはセレクター118からの信号109を選択する。そして、シフトレジスター129は、パラレルデータ信号110を変換してシリアル出力する。
5.データ転送タイミング
図5(A)〜図7(B)は、本実施形態のシリアル通信回路10による4線式および3線式のSPI通信でのデータ転送のタイミングを示す図である。なお、図1〜図4と同じ要素には同じ符号を付しており説明を省略する。
図5(A)は4線式のSPI通信でのデータ転送のタイミングを示している。前記のように1セットの入力データ、および応答データは4バイトであるが、通信されるデータは1バイト単位で区切られている。つまり、スレーブ選択信号SSは1バイトのデータが通信される毎に‘1’となり(期間t〜t、t〜t、…、およびt29〜t30)、その期間のクロック信号SCLKは、シリアル通信回路10によって有効でないと扱われる、すなわち無視される。
図5(B)は、シリアル通信回路10を用いた3線式のSPI通信でのデータ転送のタイミングを示している。このとき、3線式のSPI通信であっても、マスターがクロック信号SCLKのパルスを期間t〜t、t〜t、…、およびt29〜t30においてマスクするだけで、全く同じタイミングでのSPI通信が可能になる。
なお、図5(A)〜図5(B)において、入力データのC1、C2、C3は、3バイトのコマンドを1バイトごとに分割したコマンド1、コマンド2、コマンド3をそれぞれ意味する。また、「同期」は1バイトの同期識別コードを意味する。括弧を付したn、n+1等は、セットを時系列に表すための符号である。例えば期間t〜tに含まれるC1(n)、C2(n)、C3(n)、同期(n)は1セットの入力データである。
そして、図5(A)〜図5(B)において、応答データのR1〜R4は、応答データをバイト単位に分割した応答1、応答2、応答3、応答4をそれぞれ意味する。また、括弧を付したn、n+1等は、応答データが基づくコマンドに対応して付されている。すなわち、応答データR1(n)〜R4(n)は、コマンドC1(n)〜C3(n)に基づいて生成されたことを表す。これらの表記は、以下の図6(A)〜図7(B)、図9(A)〜図10(B)においても同じである。
また、この例ではシリアル通信回路10が受信する1セットの入力データ(コマンドと同期識別コード)は4バイトであり、シリアル通信回路10がマスターへと送信する応答データも同じ4バイトである。そのため、受信または送信の一方だけが通信する区間が生じることはなく、転送効率のよい全二重通信を実現している。
図6(A)は4線式のSPI通信で、1セットの入力データおよび応答データ(4バイト)を連続転送する場合のタイミングを示している。一方、図6(B)は、シリアル通信回路10を用いた3線式のSPI通信でのデータ転送のタイミングを示している。4バイトの連続転送の3線式のSPI通信であっても、マスターがクロック信号SCLKのパルスを期間t〜t、t〜t、t〜tにおいてマスクするだけで、4線式と全く同じタイミングでのSPI通信が可能になる。
そして、シリアル通信回路10を用いたSPI方式のシリアル通信では、2バイト単位で区切ることも可能である。図7(A)は、4線式のSPI通信でのタイミングを示している。このときも、図7(B)に示すように、全く同じタイミングで3線式のSPI通信が可能である。
6.同期識別コード判定の詳細
本実施形態のシリアル通信回路10では、同期識別コードが所定の値と一致することで「マスターによる選択」と「応答処理の開始タイミング」を知ることができる。そのため、同期識別コードを受け取ったことを正しく判断することが重要である。以下に、コマンド/同期識別コード判定回路114の処理の詳細について説明する。
図8(A)は、判定部13のコマンド/同期識別コード判定回路114と、受信部11のシフトレジスター111との対応関係を説明する図である。シフトレジスター111はMSBファーストの入力データMOSIを受け取るが、クロック信号SCLKに同期して1ビットずつシフトする。このとき、シフトレジスター111の値は、直ちにバッファー112−1〜112−3、113に取り込まれて、コマンド/同期識別コード判定回路114が比較判定を実行する。
つまり、シフトレジスター111の値がクロック信号SCLKに同期してシフトする度に、コマンド/同期識別コード判定回路114は、少なくとも同期識別コードについて期待値との比較判定を行う。図8(B)は、コマンド/同期識別コード判定回路114の同期識別コードについての比較判定を表す図である。コマンド/同期識別コード判定回路114は、バッファー113のデータが1ビット左にシフトする度に、期待値‘01011000’と比較する。
ここで、コマンド1〜3についても、同期識別コードと同様に比較してもよいが、最終的に同期識別コードが不一致の場合(例えば、マスターが他のスレーブを選択した場合)にはコマンド1〜3の比較処理は無駄になる。従って、本実施形態では、効率的な処理のために、同期識別コードの一致を待ってから、コマンド1〜3の期待値との比較処理を実行する。図8(B)の例では、t=T〜Tj+3において、コマンド/同期識別コード判定回路114は同期識別コードについてのみ比較処理を実行し、同期識別コードが一致したt=Tj+3以降にコマンド1〜3について比較処理を実行する。
7.エラー発生時のデータ転送タイミング
図9(A)〜図10(B)は、エラー発生時の4線式および3線式のSPI通信でのデータ転送について説明する図である。なお、図1〜図8(B)と同じ要素には同じ符号を付しており説明を省略する。
図9(A)は、4線式のSPI通信で、入力データのうち同期(n)が期待値‘01011000’と一致せず、応答データとして全ビットが‘1’である固定値(all−1)がシリアル出力される様子を示している(同期識別コードエラー対応、図4のSER参照)。
ここで、通常動作時に応答データに含まれるフラグはエラー時に‘1’に変化する。マスターとの間で同期が取れている場合には、特定のビットのフラグ(例えばCEFビット)を‘1’にすることでマスター側にエラーの発生を伝えることが可能である。しかし、同期識別コードエラーの場合には、マスターが受け取る応答データのタイミングにずれが生じている可能性がある。そのため、32ビットの全てが‘1’である応答データをシリアル出力することで、マスターが通常とはずれたビット位置から受信したとしても、エラーフラグが‘1’となっていることを認識できるようにする。
なお、シリアル通信回路10は、1セットの入力データ(すなわちコマンドおよび同期識別コード)の全てを識別できるまで応答データを固定値(all−1)にする。図9(A)の例では、C1(n+2)〜C3(n+2)および同期(n+2)を識別してから、通常の応答データR1(n+2)〜R4(n+2)をシリアル出力する。
図9(B)は3線式のSPI通信でのタイミング図であるが、図9(A)の場合、すなわち4線式のSPI通信と同じであり説明を省略する。
図10(A)は、4線式のSPI通信で、入力データのうちC2(n+1)が期待値と一致せずにエラーとなり、直前にシリアル出力された応答データのコマンドエラーフラグ(CEF)を‘1’として再送している様子を示している(コマンドエラー対応、図4のCEF参照)。
このとき、マスターとシリアル通信の同期はとれているため、コマンドエラーフラグ(CEF)を‘1’とし、マスターがコマンドエラーの発生を容易に認識することを可能にする。なお、シリアル通信回路10は、エラーを含むコマンドC1(n+1)〜C3(n+1)については無視することになる。
図10(B)は3線式のSPI通信でのタイミング図であるが、図10(A)の場合と比べてC1(n+1)にエラーが発生したことだけが異なるが、それ以外については4線式のSPI通信と同じであり説明を省略する。
なお、図9(A)〜図10(B)では、4バイトの連続転送の例を用いて説明したが、
1バイト単位でデータの送受信が行われる場合でも、2バイト単位でデータの送受信が行われる場合でも、エラー対応については同じである。
8.入力データ、応答データ
図11、図12は、シリアル通信回路10が用いる入力データ(コマンド、同期識別コード)、応答データの具体例をそれぞれ示す図である。
図11のように、入力データは4バイト(32ビット)であり、上位の3バイトがコマンドで、下位の1バイトが同期識別コードである。コマンドは1バイト毎に分割して、上位側からコマンド1、コマンド2、コマンド3のように呼ぶ。
マスターは、シリアル通信回路10を含む物理量測定装置1に、例えば物理量(本実施形態では角速度)の出力を要求する場合には、3バイトの命令コード(コマンド1〜コマンド3)と1バイトの同期識別コードを含む、計4バイトの第1のコマンドを送る。なお、本実施形態では、同期識別コードは全てのコマンドで共通である。具体例を示すと、マスターがNOPを要求する場合に送るコマンド(第3のコマンド)は、‘00110000_00011010_00001111_01011000’である。
ここで、信頼性の高い通信を行うためには、シリアル通信回路10が、同期識別コードを受け取ったことを正しく判断することが重要である。そのため、同期識別コードとコマンド1〜コマンド3とがコードとして大きく異なり、混同されることが無いことが好ましい。
本実施形態では、同期識別コード‘01011000’は、コマンド1〜コマンド3のうちの任意の1つと比べて2ビット以上異なっている。そのため、コマンドの受信中に偶然にノイズ等の影響で1ビットのエラー(ビットの反転)が生じても、シリアル通信回路10が、誤って同期識別コードであると認識することはない。そして、このときコマンドエラーとして処理されるので、マスターは適切な対応をとることができる。また、コマンド1〜コマンド3からなるコマンド(命令コード)についても、ある命令コードと、他の命令コードとは2ビット以上異なっている。そのため、コマンドの受信中に偶然にノイズ等の影響で1ビットのエラー(ビットの反転)が生じても、シリアル通信回路10が、誤って別のコマンドとして処理することはない。
図12は応答データの具体例である。全てのコマンドに対する応答データに共通に、コマンドエラーフラグ(CEF)が含まれている。そのため、マスターはコマンドエラーの発生を容易に把握することが可能である。
また、前記のように、同期識別コードエラーの場合には、応答データとして全ビットが‘1’である固定値がシリアル出力される。なお、本実施形態では、全てのコマンドに対する応答データは、コマンド固有IDを含む。そのため、コマンドエラーの場合に再送が行われた時に、マスターは、コマンドエラーフラグ(CEF)が‘1’であることに加えて、コマンド固有IDが前回の応答データと同じであることにより、コマンドエラーの発生を容易に把握することができる。
9.フローチャート
図16は、シリアル通信回路10が行う通信制御(シリアル通信方法)を示すフローチャートである。シリアル通信回路10は、4線式のSPI通信の場合であっても、3線式のSPI通信の場合であっても、スレーブ選択信号SSがアクティブ(‘0’)であるかを確認する(S10)。もし、スレーブ選択信号SSが非アクティブ(‘1’)であれば(S10N)、クロック信号SCLKおよび入力データMOSIの少なくとも一方を無視
して、S10のステップに戻る。
シリアル通信回路10は、スレーブ選択信号SSがアクティブ(‘0’)であれば(S10Y)、1セットの入力データ(コマンドと同期識別コード)を受け取る(S20)。そして、シリアル通信回路10は、同期識別コードが期待値‘01011000’であるか比較する(S30)。同期識別コードが最終的に‘01011000’とならず、同期識別コードエラーが生じた場合には(S30N)、シリアル通信回路10は、全てのビットが‘1’である応答データをシリアル出力してS10のステップに戻る(S80)。
シリアル通信回路10は、同期識別コードが期待値‘01011000’である場合(S30Y)、コマンド1〜コマンド3について期待値と比較して正しいコードであるか判断する(S40)。コマンド1〜コマンド3が最終的に正しいコードでなく、コマンドエラーが生じた場合には(S40N)、シリアル通信回路10は、直前にシリアル出力した応答データを、エラーフラグ(CEF)を‘1’にした上で再送して(S70)、S10のステップに戻る。
シリアル通信回路10は、コマンド1〜コマンド3が正しいコードである場合(S40Y)、コマンド1〜コマンド3からなるコマンドに基づいて、応答データを生成してシリアル出力を開始して(S60)、S10のステップに戻る。なお、コマンドで他の応答処理(例えばNOP)が要求されている場合には、その応答処理を実行する。
10.電子機器
本実施形態のシリアル通信回路10を含む物理量測定装置1は、電子機器200の一部であってもよい。電子機器200について、図17〜図18を用いて説明する。なお、図1〜図16と同じ要素については同じ符号を付しており説明を省略する。
図17は、電子機器200の機能ブロック図である。電子機器200は、物理量測定装置1、CPU(Central Processing Unit)320、操作部330、ROM(Read Only Memory)340、RAM(Random Access Memory)350、通信部360、表示部370、音出力部380を含んで構成されている。なお、電子機器200は、図17の構成要素(各部)の一部を省略または変更してもよいし、他の構成要素を付加した構成としてもよい。
物理量測定装置1は、CPU320からのコマンドに応じて、例えば角速度などの物理量を検出して出力する。物理量測定装置1とCPU320とは、4線式のSPI通信または3線式のSPI通信を行う。ここで、CPU320は、図3(A)〜図3(B)のマスター装置100A、100Bに対応する。
CPU320は、ROM340等に記憶されているプログラムに従い、物理量測定装置1からのデータ等を用いて各種の計算処理を行う。また、CPU320は、各種の制御処理を行う。例えばCPU320は、操作部330からの操作信号に応じた各種の処理、外部とデータ通信を行うために通信部360を制御する処理、表示部370に各種の情報を表示させるための表示信号を送信する処理、音出力部380に各種の音を出力させる処理等を行う。
操作部330は、操作キーやボタンスイッチ等により構成される入力装置であり、ユーザーによる操作に応じた操作信号をCPU320に出力する。
ROM340は、CPU320が各種の計算処理や制御処理を行うためのプログラムやデータ等を記憶している。
RAM350は、CPU320の作業領域として用いられ、ROM340から読み出されたプログラムやデータ、操作部330から入力されたデータ、CPU320が各種プログラムに従って実行した演算結果等を一時的に記憶する。
通信部360は、CPU320と外部装置との間のデータ通信を成立させるための各種制御を行う。
表示部370は、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成される表示装置であり、CPU320から入力される表示信号に基づいて各種の情報を表示する。
そして、音出力部380は、スピーカー等の音を出力する装置である。
電子機器200は、前記のシリアル通信回路10を含む物理量測定装置1を用いる。そのため、マスターであるCPU320とのシリアル通信の信頼性は高い。また、CPU320がSPI方式の通信用の端子を4つ備える場合でも、3つしかない場合でも物理量測定装置1と問題なく接続できる。よって、CPU320に合わせて物理量測定装置1を複数種類用意することによるコスト上、製品管理上の問題は生じない。従って、信頼性が高く、コスト面でも優れた電子機器200を提供できる。
電子機器200としては種々の電子機器が考えられる。例えば、パーソナルコンピューター(例えば、モバイル型パーソナルコンピューター、ラップトップ型パーソナルコンピューター、タブレット型パーソナルコンピューター)、携帯電話機などの移動端末、ディジタルスチールカメラ、インクジェット式吐出装置(例えば、インクジェットプリンター)、ルーターやスイッチなどのストレージエリアネットワーク機器、ローカルエリアネットワーク機器、テレビ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャー、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ゲーム用コントローラー、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシュミレーター、ヘッドマウントディスプレイ、モーショントレース、モーショントラッキング、モーションコントローラー、PDR(歩行者位置方位計測)等が挙げられる。
図18は、移動体の一例としての自動車を概略的に示す図である。自動車400には電子機器200の一例であるドライブレコーダー(車両用の計器の一例)が搭載されている。ドライブレコーダーは、例えば自動車400に取り付けられた前方カメラ201や後方カメラ203の映像を処理して必要な情報を記憶する装置である。このとき、前方カメラ201や後方カメラ203からの映像に加えて、CPU320は物理量測定装置1から自動車の走行状態を表す角速度といった物理量をシリアル通信によって取得して記録することができる。
また、電子機器200は、他にもキーレスエントリー、イモビライザー、カーナビゲーションシステム、カーエアコン、安置ロックブレーキシステム(ABS)、エアバック、タイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム(TPMS:Tire Pressure Monitoring
System)、エンジンコントロール、ハイブリッド自動車や電気自動車の電池モニター、車体制御システム、等の電子機器制御ユニット(ECU:Electonic Control Unit)に広く応用できる。
これらの例示に限らず、本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例
えば、機能、方法および結果が同一の構成、あるいは目的および効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成または同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1…物理量測定装置、2…振動子、3…振動子、4…センサー素子、5…駆動回路、6…検出回路、6A…検出回路、7…動作設定回路、8…集積回路装置、10…シリアル通信回路、11…受信部、13…判定部、15…送信制御部、20…故障診断部、30…ステータス信号、40…検出信号、42…内部信号、52…電流電圧変換回路、53…全波整流回路、54…比較調整回路、55…駆動信号生成回路、56…比較電圧供給回路、62…電流電圧変換回路、63…差動増幅回路、64…ハイパスフィルター(HPF)、65…増幅回路、66…同期検波回路、67、67A…信号出力部、68…ADコンバーター(ADC)、69…オフセット調整回路、70…前段回路、72…後段回路、80…励振電流、82…駆動信号、90、92…差動信号、100A、100B…マスター装置、101、103、104、105…信号、106…データ、109…信号、110…パラレルデータ信号、111…シフトレジスター、112−1〜112−3…バッファー、113…バッファー、114…コマンド/同期識別コード判定回路、115…一時記憶/選択回路、116…チェックサム回路、117−1〜117−4…レジスター、118、119…セレクター、129…シフトレジスター、200…電子機器、201…前方カメラ、202…信号、203…後方カメラ、204、206、210、214、216、218、220、222…信号、226…オフセット信号、330…操作部、360…通信部、370…表示部、380…音出力部、400…自動車、SS…スレーブ選択信号、SCLK…クロック信号、MOSI…入力データ、MISO…応答データ、P1…第1の端子(SS端子)、P2…第2の端子、P3…第3の端子、P4…第4の端子

Claims (12)

  1. コマンドと前記コマンドとは異なる同期識別コードとを1セットの入力データとしてシリアルに受け取る受信部と、
    前記受信部から前記同期識別コードを受け取り、前記同期識別コードが所定の値と一致する場合に、前記コマンドに基づく応答処理の実行開始を指示する判定部と、
    を含むシリアル通信回路。
  2. 請求項1に記載のシリアル通信回路において、
    前記応答処理である応答データのシリアル出力、を制御する送信制御部、
    を含み、
    前記判定部は、
    前記受信部から前記コマンドを受け取り、前記コマンドに基づいて、前記応答データの生成、前記応答データのシリアル出力を、前記送信制御部に指示するシリアル通信回路。
  3. 請求項2に記載のシリアル通信回路において、
    前記判定部は、
    前記同期識別コードが前記所定の値と一致しない場合に、前記応答データとして固定値をシリアル出力することを前記送信制御部に指示するシリアル通信回路。
  4. 請求項2乃至3のいずれか1項に記載のシリアル通信回路において、
    前記判定部は、
    前記コマンドにエラーが含まれる場合に、直前にシリアル出力された前記応答データを、前記応答データに含まれるエラーフラグを所定の値とした上で再送することを前記送信制御部に指示するシリアル通信回路。
  5. 請求項2乃至4のいずれか1項に記載のシリアル通信回路において、
    前記送信制御部は、
    M(Mは2以上の整数)バイトの前記応答データを生成し、
    前記受信部は、
    ともにバイト単位のデータサイズを有し、合計すると前記Mバイトである、前記コマンドと前記同期識別コードとを受け取るシリアル通信回路。
  6. コマンドと、前記コマンドとは異なるコードであって所定の値と一致する場合に前記コマンドに基づく応答処理が実行される同期識別コードと、を1セットの入力データとしてシリアルに受け取る受信部を含み、
    前記同期識別コードと同じビット数を有する前記コマンドの一部または全部と比較して、少なくとも2ビット以上値が異なっている前記同期識別コードを用いるシリアル通信回路。
  7. 請求項6に記載のシリアル通信回路において、
    前記コマンドは複数であり、
    第1のコマンドと前記第1のコマンドと異なる第2のコマンドとは、少なくとも2ビット以上値が異なっている前記コマンドを用いるシリアル通信回路。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシリアル通信回路と、
    前記シリアル通信回路が選択されたかを示すスレーブ選択信号を受け取る第1の端子と、
    クロック信号を受け取る第2の端子と、
    前記入力データを受け取る第3の端子と、
    前記コマンドに基づくデータをシリアル出力する第4の端子と、
    を含み、
    前記シリアル通信回路は、
    前記第1の端子が所定の値に固定される場合でも、
    前記第2の端子からの前記クロック信号に基づいて、前記第3の端子からの前記入力データをシリアルに受け取り、
    前記応答処理として、前記コマンドに基づくデータを前記第4の端子からシリアル出力する集積回路装置。
  9. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシリアル通信回路と、
    所定の物理量を検出する少なくとも1つのセンサーを含むセンサー部と、
    を含み、
    前記シリアル通信回路は、
    前記センサー部から前記コマンドが要求する検出データを受け取り、前記検出データを用いて前記応答処理を実行する物理量測定装置。
  10. 請求項9に記載の物理量測定装置を含む電子機器。
  11. 請求項10に記載の電子機器を含む移動体。
  12. コマンドと前記コマンドとは異なる同期識別コードとを1セットの入力データとしてシリアルに受け取るステップと、
    受け取った前記同期識別コードが所定の値と一致する場合に、前記コマンドに基づく応答処理の実行開始を指示するステップと、
    を含むシリアル通信方法。
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