JP2014085443A - 静電荷像現像用トナー及びその製造方法、静電荷像現像用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、並びに、画像形成方法 - Google Patents
静電荷像現像用トナー及びその製造方法、静電荷像現像用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、並びに、画像形成方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014085443A JP2014085443A JP2012233000A JP2012233000A JP2014085443A JP 2014085443 A JP2014085443 A JP 2014085443A JP 2012233000 A JP2012233000 A JP 2012233000A JP 2012233000 A JP2012233000 A JP 2012233000A JP 2014085443 A JP2014085443 A JP 2014085443A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- developing
- electrostatic charge
- charge image
- image
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/093—Encapsulated toner particles
- G03G9/09307—Encapsulated toner particles specified by the shell material
- G03G9/09314—Macromolecular compounds
- G03G9/09321—Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G13/00—Electrographic processes using a charge pattern
- G03G13/06—Developing
- G03G13/08—Developing using a solid developer, e.g. powder developer
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/093—Encapsulated toner particles
- G03G9/0935—Encapsulated toner particles specified by the core material
- G03G9/09357—Macromolecular compounds
- G03G9/09371—Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/093—Encapsulated toner particles
- G03G9/09392—Preparation thereof
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/10—Developers with toner particles characterised by carrier particles
- G03G9/113—Developers with toner particles characterised by carrier particles having coatings applied thereto
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
Abstract
【解決手段】非晶性ポリエステル樹脂と着色剤とを含むコア粒子と、前記コア粒子を被覆しポリスチレン系樹脂を含むシェル層と、を有し、前記シェル層の軟化温度Maと前記コア粒子の軟化温度Mbとが10℃≦Ma−Mb≦45℃の関係を満たす静電荷像現像用トナー。
【選択図】なし
Description
即ち、請求項1に係る発明は、
非晶性ポリエステル樹脂と着色剤とを含むコア粒子と、前記コア粒子を被覆しポリスチレン系樹脂を含むシェル層と、を有し、
前記シェル層の軟化温度Maと前記コア粒子の軟化温度Mbとが10℃≦Ma−Mb≦45℃の関係を満たす静電荷像現像用トナーである。
60℃における貯蔵弾性率(G'(60))が2.0×105Pa.s≦G'(60)≦4.0×106Pa.sである請求項1に記載の静電荷像現像用トナーである。
樹脂成分の合計量に占めるテトラヒドロフラン不溶分の割合が、0.1質量%以上4.0質量%以下である請求項1又は請求項2に記載の静電荷像現像用トナーである。
前記着色剤が、アゾ基を含有する請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナーである。
前記着色剤が、C.I.ピグメントイエロー17、C.I.ピグメントイエロー74、及び、C.I.ピグメントイエロー185からなる群より選択される少なくとも一種である請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナーである。
エステル結合を有する離型剤が含有される請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナーである。
前記離型剤が、カルナウバワックスである請求項6に記載の静電荷像現像用トナーである。
非晶性ポリエステル樹脂と着色剤とを含むコア粒子の分散したコア粒子分散液を調製するコア粒子分散液調製工程と、
前記コア粒子分散液にスチレンを含むビニル単量体と重合開始剤とを添加して前記コア粒子の表面にシード重合法によりポリスチレン系樹脂を含むシェル層を形成するシード重合工程と、
を有する請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナーの製造方法である。
請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナーを含む静電荷像現像用現像剤である。
トナーが少なくとも収容され、前記トナーが請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナーであるトナーカートリッジである。
現像剤保持体を少なくとも備え、請求項9に記載の静電荷像現像用現像剤を収容し、画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジである。
静電荷像保持体を帯電する帯電工程と、
帯電した前記静電荷像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成工程と、
前記静電荷像保持体の表面に形成された前記静電荷像を請求項9に記載の静電荷像現像用現像剤により現像してトナー像を形成する現像工程と、
前記トナー像を被転写体上に転写する転写工程と、
前記被転写体上に転写されたトナー像を定着する定着工程と、
を有する画像形成方法である。
前記現像工程が、前記静電荷像保持体と対向して設けられた現像剤保持体と、前記静電荷像現像用現像剤を搬送して前記現像剤保持体の表面に前記静電荷像現像用現像剤を供給する搬送部材と、を有する現像装置を用いるものであり、
前記搬送部材が、前記現像剤保持体の軸線方向に沿って配置された円柱状の軸部と、前記軸部の外周面に設けられた螺旋状の羽根部と、を有し、前記羽根部の間隔が、3cm以上4.5cm以下である請求項12に記載の画像形成方法である。
本実施形態の静電荷像現像用トナー(以下、本実施形態のトナーと称することがある。)は、非晶性ポリエステル樹脂と着色剤とを含むコア粒子と、前記コア粒子を被覆しポリスチレン系樹脂を含むシェル層と、を有し、前記シェル層の軟化温度Maと前記コア粒子の軟化温度Mbとが10℃≦Ma−Mb≦45℃の関係を満たすトナーである。
一方で、近年の省エネルギー化への対応の必要性から、トナーの定着温度を低下させる必要があるものの、トナー表面の硬度を高くすることは定着温度を上昇させてしまうことに繋がる。また、トナー表面の硬度を高くすることで定着の際におけるトナーの溶融を悪化させ、離型剤のトナー内部からのしみ出しを妨害してしまうため、低温定着への要求を達成できない場合がある。加えて、トナー内部に対してトナー表面の硬度が高いことは、材料の温度に対する体積変化に差があることを示し、トナーの製造段階や現像機内の撹拌等により生じた熱が冷却される段階で体積変化の違いからトナー内部に応力が発生し、さらにこの応力の増加により表面の材料が剥がれてしまい、トナー間の凝集、かぶり等の原因となる場合がある。
また、特許文献1や特許文献2に記載の方法は、シェルを後から粒子として添加するものであり、多くの材料をコアに用いているために、形状を整えた加熱後、材料の体積変化はそれぞれ異なるため、粒子内部に応力が発生してしまう。そのため、過度なストレスにより粒子は割れやすくなる傾向がある。また特許文献3や特許文献4に記載の方法は粒子の造粒の段階で有機溶媒が粒子の外へ抜ける工程を有するため、その際の有機溶媒の流路が履歴として残りやすくなる。その後の表面のシェル化によってもこの履歴は残り、その結果、過度なストレスにより粒子は割れやすくなる傾向がある。
Ma−Mbが10℃未満であると、流動化剤のトナー表面への埋め込みの抑制が困難になる場合がある。Ma−Mbが45℃を越えると、発生する応力によりトナー表面材料の剥がれを抑制できない場合がある。
Ma−Mbは15℃≦Ma−Mb≦35℃の範囲であることが上記効果をより得やすいためにより好ましい。
シェル層の軟化温度Maは、トナー0.12gを2000kgf、30秒の加圧条件にて直径13mmの錠剤に圧縮成型し、これを試料台に固定したものを試料とし、観察した。試料表面について、軟化温度を測定した。サーマルプローブを4℃/分の条件で昇温していき、熱収縮により変位をおこす温度をシェル層の軟化温度Maとした。
コア粒子の軟化温度Mbは、まず、トナー粒子をビスフェノールA型液状エポキシ樹脂と硬化剤を用いて包埋したのち、切削用サンプルを作製する。次にダイヤモンドナイフを用いた切削機、例えばLEICAウルトラミクロトーム(日立テクノロジーズ社製)を用いて−100℃の下、切削サンプルを切削し、観察用サンプルを作製する。このサンプルを試料台に取り付けた。試料を観察することでトナー中心部で離形材が含まれていない場所について、軟化温度を測定した。サーマルプローブを4℃/分の条件で昇温していき、熱収縮により変位をおこす温度をコア粒子の軟化温度Mbとした。
また、コア粒子の軟化温度Mbは50℃以上100℃以下が望ましく、55℃以上90℃以下がさらに望ましい。
本実施形態においは、結着樹脂として非晶性ポリエステル樹脂が用いられる。また、必要に応じて結晶性ポリエステル樹脂等の結晶性樹脂が併用されてもよい。
本実施形態で用いられる結晶性樹脂としては、例えば、結晶性ポリエステル樹脂、ポリアルキレン樹脂、長鎖アルキル(メタ)アクリレート樹脂等が挙げられる。これらの中でも、非晶性ポリエステル樹脂と組み合わせて用いることでトナーの低温定着性に有利な結晶性ポリエステル樹脂が望ましい。
本実施形態で用いる結晶性ポリエステル樹脂の融解温度は保管性と低温定着性から、50℃以上100℃以下の範囲にあることが望ましく、55℃以上90℃以下の範囲にあることがより望ましく、60℃以上85℃以下の範囲にあることがさらに望ましい。融解温度が50℃を上回れば、保管トナーにブロックキングが生じるなどのトナー保管性や、定着後の定着画像の保管性が困難となることがない。また、融解温度が100℃以下であれば十分な低温定着性が得られる。
重合性単量体が、反応温度下で溶解または相溶しない場合は、高沸点の溶剤を溶解補助剤として加え溶解させてもよい。重縮合反応においては、溶解補助溶剤を留去しながら行う。共重合反応において相溶性の悪い重合性単量体が存在する場合は、あらかじめ相溶性の悪い重合性単量体とその重合性単量体と重縮合予定の酸またはアルコールとを縮合させておいてから主成分と共に重縮合させるとよい。
本実施形態に係る「非晶性ポリエステル樹脂」とは、示差走査熱量測定(DSC)において明瞭な吸熱ピークでなく、階段状の吸熱変化が認められる樹脂である。
非晶性ポリエステル樹脂のTgは50℃以上65℃以下であることがより望ましい。
なお、上記非晶性ポリエステル樹脂のガラス転移温度は、示差走査熱量測定(DSC)により得られた吸熱ピークのピーク温度として求めた。
非晶性ポリエステル樹脂の重量平均分子量(Mw)は、35,000以上80,000以下がさらに望ましく、40,000以上80,000以下が特に望ましい。
ポリスチレン系樹脂が共重合体である場合、該ポリスチレン系樹脂を構成する全単量体に占めるスチレンの割合は、60質量%以上99質量%以下が望ましく、75質量%以上99質量%以下がさらに望ましい。
ビニル単量体としては、スチレン系単量体、(メタ)アクリル系単量体、ビニルトルエン、ビニルカルバゾール、ビニルナフタレン、ビニルアントラセン、1,1−ジフェニルエチレン等が挙げられる。
トナー内部に発生する応力に対してトナー表面材料の剥がれを抑制するためには、樹脂を架橋させるのは有効な手段であり、これによりトナーの好ましい特性が得られる。トナー内部の樹脂を架橋させる場合には熱による体積変化を抑制するため、発生する応力を抑制することができ、トナー表面の樹脂を架橋させる場合には応力に対する剥がれが抑制される。定着温度をある程度低く保つという観点からはトナー表面の樹脂を架橋させることが好ましい。
トナー粒子を三角フラスコに入れ、THFを入れて密封し、24時間静置する。その後、遠心分離用ガラス管に移し、三角フラスコに再度THFを入れて洗浄したものを、遠心分離用ガラス管に移して密閉し、回転数20,000rpm、-10℃の条件で30分間遠心分離を行う。遠心分離後、内容物を取り出し、静置した後、上澄みを除去しトナー全体のTHF不溶分を算出する。
不溶分中の樹脂成分の割合は、TGAによって算出する。測定は窒素気流下で20℃/分の昇温速度で600℃まで昇温することで、初期に離形剤が揮発し、次に樹脂成分由来の固形分が熱分解される。残りの顔料由来の成分は空気下に条件を切り替え昇温を続けることによって、熱分解され、残った灰分が無機成分由来の固形分となる。これらの割合から不溶分量中の樹脂成分由来の不溶分比率を割り出すことができる。
同様にしてトナー自体の樹脂成分量も算出し、不溶分中の樹脂成分量とトナー中の樹脂成分量の割合から、樹脂成分の合計量に占めるTHF不溶分の割合を割り出すことができる。
本実施形態のトナーは着色剤を含む。
本実施形態で用いられる着色剤としては、染料であっても顔料であってもかまわないが、耐光性や耐水性の観点から顔料が望ましい。
着色剤は、一般に樹脂に対してフィラーとして働くことが多く、ポリエステル樹脂のように極性基の多い樹脂に対しては見かけ上より弾性を高くする効果を有する場合がある。特に着色剤がアゾ基を含有する場合、ポリエステル樹脂のエステル基部分との相互作用により高弾性化されると考えられ、かつ高温でこの相互作用の効果を少なくされると考えられることから好ましい。
本実施形態のトナーは離型剤を含んでもよい。
離型剤は本来の定着助剤としての作用に加えポリエステル樹脂と適度に相溶することでトナー製造の際に内部で発生する応力が抑制される。また前記離型剤がエステル結合を有することで、応力の発生がさらに抑制される点でより好ましい。
前記離型剤の具体例としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等の低分子量ポリオレフィン類;加熱により軟化点を有するシリコーン類;オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、リシノール酸アミド、ステアリン酸アミド等の脂肪酸アミド類;パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、フィッシャートロプシュワックス等の鉱物・石油系ワックスを用いることができ、より望ましくは、脂肪酸エステル、モンタン酸エステル、カルボン酸エステル等のエステル系ワックスであり、さらに望ましくはカルナウバワックスである。
離型剤のトナー中の含有量は0.5質量%以上15質量%以下が望ましく、1.0質量%以上12質量%以下がより望ましい。離型剤の含有量が0.5質量%より少ないと、特にオイルレス定着において剥離不良となるおそれがある。離型剤の含有量が15質量%より多いと、トナーの流動性が悪化する等、画質および画像形成の信頼性を低下させるおそれがある。
本実施形態のトナーは、上記成分以外にも、更に必要に応じて内添剤、帯電制御剤、無機粉体(無機粒子)、有機粒子等の種々の成分を含有してもよい。
内添剤としては、例えば、フェライト、マグネタイト、還元鉄、コバルト、ニッケル、マンガン等の金属、合金、またはこれら金属を含む化合物などの磁性体等が挙げられる。
本実施形態におけるトナーの体積平均粒子径は4μm以上9μm以下の範囲であることが望ましく、より望ましくは4.5μm以上8.5μm以下の範囲であり、さらに望ましくは5μm以上8μm以下の範囲である。体積平均粒子径が4μm以上であれば、トナー流動性が向上し、各粒子の帯電性が向上しやすい。また、帯電分布が広がらないため、背景へのかぶりや現像器からのトナーこぼれ等が生じにくくなる。また4μm以上であれば、クリーニング性が困難となることがない。体積平均粒子径が9μm以下であれば、解像度が向上するため、十分な画質が得られ、近年の高画質要求が満たされるようになる。
上記形状係数SF1は110以上130以下の範囲であることがより好ましい。
SF1=(ML2/A)×(π/4)×100 ・・・ 式(1)
上記式(1)中、MLはトナーの絶対最大長、Aはトナーの投影面積を各々示す。
トナーは一般に弾性と粘性を有する材料であり、弾性が貯蔵弾性率、粘性が損失弾性率で示されるのは良く知られたところである。画像形成装置内の温度は定着機を代表とする発熱する装置により外部よりも高いのが普通である。特に連続出力時にはこの傾向が顕著である。トナーの60℃における貯蔵弾性率はトナーにとってある程度低い定着温度を保ったまま、かつ粉体として用いられるための温度を示したものであると考えられる。
(G'(60))が2.0×105Pa.s≦(G'(60))≦4.0×106Pa.sであれば低温定着とトナー表面の剥がれの抑制をより両立させやすい。
G'(60)の好ましい範囲としては、5.0×105Pa.s≦(G'(60))≦1.0×106Pa.sの範囲である。
また、測定時間インターバルは30秒、昇温は1℃/minとした。また、測定を行う前に、20℃から100℃まで10℃間隔で、歪量の応力依存性を確認し、各温度における応力と歪量が線形関係である歪量範囲を求めた。測定中は各測定温度における歪量を0.01%以上0.5%以下の範囲に維持し、全ての温度において応力と歪量が線形関係になるように制御し、これらの測定の結果から貯蔵弾性率を求めた。
トナー粒子の製造方法は特に限定されるものではないが、例えば、非晶性ポリエステル樹脂と着色剤とを含むコア粒子の分散したコア粒子分散液を調製するコア粒子分散液調製工程と、前記コア粒子分散液にスチレンを含むビニル単量体と重合開始剤とを添加して前記コア粒子の表面にシード重合法によりポリスチレン系樹脂を含むシェル層を形成するシード重合工程と、を含むものであってもよい。
樹脂分散液の作製は一般的な重合法による樹脂分散液作成、例えば乳化重合法や懸濁重合法、分散重合法などを用いる他にも、水系媒体と結着樹脂とを混合した溶液に、分散機により剪断力を与えることにより乳化して行ってもよい。その際、加熱して樹脂成分の粘性を下げて粒子を形成してもよい。また分散した樹脂粒子の安定化のため、分散剤を使用してもよい。さらに、樹脂が油性で水への溶解度の比較的低い溶剤に溶解するものであれば、該樹脂をそれらの溶剤に解かして水中に分散剤や高分子電解質と共に粒子分散し、その後加熱又は減圧して溶剤を蒸散することにより、樹脂分散液が作製される。
なお、樹脂粒子等、原料分散液中に含まれる粒子の体積平均粒径は、レーザー回析式粒度分布測定装置(堀場製作所製、LA−700)で測定される。
また、乳化工程に使用される分散剤としては、例えば、ポリビニルアルコール、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリメタクリル酸ナトリウム等の水溶性高分子;ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、オクタデシル硫酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウム、ラウリル酸ナトリウム、ステアリン酸カリウム等のアニオン性界面活性剤、ラウリルアミンアセテート、ステアリルアミンアセテート、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライド等のカチオン性界面活性剤、ラウリルジメチルアミンオキサイド等の両性イオン性界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアミン等のノニオン性界面活性剤等の界面活性剤;リン酸三カルシウム、水酸化アルミニウム、硫酸カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸バリウム等の無機塩;等が挙げられる。
体積平均粒子径が100nm以上では、使用される結着樹脂の特性にも影響されるが、一般的に離型剤成分がトナー中に取り込まれやすくなる。また、500nm以下の場合には、トナー中の離型剤の分散状態が充分となる。
凝集粒子形成工程においては、非晶性ポリエステル樹脂の分散液、着色剤分散液、離型剤分散液等を混合して混合液とし、非晶性ポリエステル樹脂のガラス転移温度以下の温度で加熱して凝集させ、非晶性ポリエステル樹脂、着色剤、及び、離型剤を含む凝集粒子を形成する。凝集粒子の形成は、攪拌下、混合液のpHを酸性にすることによってなされる場合が多い。pHとしては、2以上7以下の範囲が望ましく、この際、凝集剤を使用することも有効である。
なお、凝集粒子形成工程において、離型剤分散液は、樹脂分散液等の各種分散液とともに一度に添加・混合してもよいし、複数回に分割して添加しても良い。
本実施形態においては、アルミニウムを含む4価の無機金属塩の重合体を用いることが、狭い粒度分布を得るためには望ましい。
付着工程では、上記した凝集粒子形成工程を経て形成された凝集粒子の表面に、結着樹脂を付着させる(凝集粒子表面に結着樹脂を付着させた凝集粒子を「樹脂付着凝集粒子」と称することがある)。
付着工程に用いられる結着樹脂の体積平均粒子径は、0.05μm以上1μm以下が好ましく、0.08μm以上0.5μm以下がさらに好ましい。
なお、付着工程においては、凝集粒子が形成された分散液に結着樹脂の分散液を追添加した分散液は、静置されていてもよいし、ミキサー等により穏やかに攪拌されていてもよい。後者の場合の方が、均一な樹脂付着凝集粒子が形成され易い点で有利である。
融合工程においては、前記凝集粒子形成工程に準じた攪拌条件下で、凝集粒子の懸濁液のpHを3以上9以下の範囲に上昇させることにより凝集の進行を止め、前記樹脂のガラス転移温度以上の温度で加熱を行うことにより凝集粒子を融合させて融合粒子を得る。前記加熱の時間としては、融合がされる程度行えばよく、0.5時間以上10時間以下程度行えばよい。
シード重合工程では、上述の融合工程を経て形成された融合粒子(コア粒子)の分散液に、スチレンを含むビニル単量体と重合開始剤とを添加して前記コア粒子の表面にシード重合法によりポリスチレン系樹脂を含むシェル層を形成する。スチレンを含むビニル単量体と重合開始剤とは、両者を混合することで重合性成分としてコア粒子分散液に添加してもよいし、コア粒子分散液にスチレンを含むビニル単量体を添加した後に重合開始剤を添加してもよいし、コア粒子分散液に重合開始剤を添加した後にスチレンを含むビニル単量体を添加してもよい。
重合性成分やスチレンを含むビニル単量体は、これら成分の分散液であってもよい。
更に必要に応じ、超音波篩分機、振動篩分機、風力篩分機などを使って、トナーの粗大粒子を外添後取り除いてもよい。
滑剤としては、例えば、エチレンビスステアリル酸アミド、オレイン酸アミド等の脂肪酸アミド、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウムなどの脂肪酸金属塩等が挙げられる。
研磨剤としては、例えば、前述のシリカ、アルミナ、酸化セリウムなどが挙げられる。
本実施形態の静電荷像現像用現像剤(以下、本実施形態の現像剤と称することがある。)は、本実施形態のトナーを含む一成分現像剤、あるいは、キャリアと本実施形態のトナーを含む二成分現像剤のいずれであってもよい。二成分現像剤として用いる場合にはキャリアと混合して使用される。以下、二成分現像剤である場合について説明する。
次に、本実施形態のトナーを用いた本実施形態の画像形成方法について説明する。本実施形態の画像形成方法は、静電荷像保持体を帯電する帯電工程と、帯電した前記静電荷像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成工程と、前記静電荷像保持体の表面に形成された前記静電荷像を本実施形態の現像剤により現像してトナー像を形成する現像工程と、前記トナー像を被転写体上に転写する転写工程と、前記被転写体上に転写されたトナー像を定着する定着工程と、を有するものである。
本実施形態の画像形成工程は、静電荷像保持体と、前記静電荷像保持体を帯電する帯電手段と、帯電した前記静電荷像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成手段と、前記静電荷像保持体の表面に形成された前記静電荷像を本実施形態の現像剤により現像してトナー像を形成する現像手段と、前記トナー像を被転写体上に転写する転写手段と、前記被転写体上に転写されたトナー像を定着する定着手段と、を有する本実施形態の画像形成装置により実施されてもよい。
以下において、円柱状の軸部と羽根部とを有する搬送部材をオーガーと称することがある。
以下、本実施形態の画像形成装置の一例を示すが、これに限定されるわけではない。なお、図に示す主用部を説明し、その他はその説明を省略する。
また、各ユニット10Y、10M、10C、10Kの現像装置(現像手段)4Y、4M、4C、4Kのそれぞれには、トナーカートリッジ8Y、8M、8C、8Kに収められたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナーが供給可能である。
尚、1次転写ローラ5Yは、中間転写ベルト20の内側に配置され、感光体1Yに対向した位置に設けられている。更に、各1次転写ローラ5Y、5M、5C、5Kには、1次転写バイアスを印加するバイアス電源(図示せず)がそれぞれ接続されている。各バイアス電源は、図示しない制御部による制御によって、各1次転写ローラに印加する転写バイアスを可変する。
感光体1Yは、導電性(20℃における体積抵抗率:1×10−6Ωcm以下)の基体上に感光層を積層して形成されている。この感光層は、通常は高抵抗(一般の樹脂程度の抵抗)であるが、レーザ光線3Yが照射されると、レーザ光線が照射された部分の比抵抗が変化する性質を持っている。そこで、帯電した感光体1Yの表面に、図示しない制御部から送られてくるイエロー用の画像データに従って、露光装置3を介してレーザ光線3Yを出力する。レーザ光線3Yは、感光体1Yの表面の感光層に照射され、それにより、イエロー印字パターンの静電荷像が感光体1Yの表面に形成される。
このようにして感光体1Y上に形成された静電荷像は、感光体1Yの走行に従って予め定められた現像位置まで回転される。そして、この現像位置で、感光体1Y上の静電荷像が、現像装置4Yによって可視像(現像像)化される。
ハウジング50の上部の現像ロール52と対向する位置には、現像ロール52に磁気ブラシを形成した状態で搬送される二成分現像剤Gの層厚を規制するトリマーが配設されている。
本実施形態において、螺旋状の羽根部としては、図3、4に示すような螺旋状突起部であってもよいし、スクリュー状で予め定められたピッチのスパイラル羽根であってもよい。
一方、感光体1Y上に残留したトナーはクリーニング装置6Yで除去されて回収される。
こうして、第1のユニット10Yにてイエロートナー像の転写された中間転写ベルト20は、第2乃至第4のユニット10M、10C、10Kを通して順次搬送され、各色のトナー像が重ねられて多重転写される。
定着後における画像表面の平滑性をさらに向上させるには、前記被転写体の表面も可能な限り平滑であることが好ましく、例えば、普通紙の表面を樹脂等でコーティングしたコート紙、印刷用のアート紙等が好適に使用される。
なお、上記例示した画像形成装置は、中間転写ベルト20を介してトナー像を記録紙Pに転写する構成となっているが、この構成に限定されるものではなく、感光体から直接トナー像が記録紙に転写される構造であってもよい。
図5は、本実施形態の静電荷像現像用現像剤を収容するプロセスカートリッジの好適な一例の実施形態を示す概略構成図である。プロセスカートリッジ200は、感光体107とともに、帯電ローラ108、現像装置111、感光体クリーニング装置113、露光のための開口部118、及び、除電露光のための開口部117を取り付けレール116を用いて組み合わせ、そして一体化したものである。なお、図5において符号300は被転写体を示す。
そして、このプロセスカートリッジ200は、転写装置112と、定着装置115と、図示しない他の構成部分とから構成される画像形成装置本体に対して着脱自在としたものであり、画像形成装置本体とともに画像形成装置を構成するものである。
<非晶性ポリエステル樹脂分散液Aの作製>
加熱乾燥した二口フラスコに、ポリオキシエチレン(2,0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン10モル部、ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン90モル部、テレフタル酸13モル部、コハク酸87モル部、酸成分(テレフタル酸、コハク酸の合計モル数)に対して0.05モル部のジブチルスズオキサイドを入れ、容器内に窒素ガスを導入して不活性雰囲気に保ち昇温した後、150℃乃至230℃で12時間乃至20時間共縮重合反応させ、その後210℃乃至250℃で除々に減圧して非晶性ポリエステル樹脂Aを合成した。
テレフタル酸を70モル部、コハク酸を8部、に変更した以外は非晶性ポリエステル樹脂分散液Aの作製と同様の方法で非晶性ポリエステル樹脂Bを合成し、さらに固形分30質量%、体積平均粒径D50vが125nmの非晶性ポリエステル樹脂分散液Bを作製した。
攪拌器、温度計、コンデンサー及び窒素ガス導入管を備えた反応容器に、ビスフェノールAプロピレンオキサイド付加物(三洋化成工業(株)製、ニューポールBP−2P)80モル部、ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物(三洋化成工業(株)製、ニューポールBPE−20)20モル部、テレフタル酸70モル部、シクロヘキサンジカルボン酸30モル部を入れ、反応容器中を乾燥窒素ガスで置換した後、ジオクタン酸スズを前記モノマー成分の合計100質量部に対して0.25質量部投入した。窒素ガス気流下、約180℃で約6時間攪拌反応させた後、温度を更に約220℃まで1時間かけて昇温し、約7.0時間攪拌反応させ、更に、温度を235℃に上げて、反応容器内を10.0mmHgまで減圧し、減圧下で約2.0時間攪拌反応させて、非晶性ポリエステル樹脂Cを合成した。
1、9−ノナンジオール50モル部、ドデカンジカルボン酸50モル部、ジブチルスズオキサイド0.05モル部に変更した以外は非晶性ポリエステル樹脂分散液Aの作製と同様の方法で結晶性ポリエステル樹脂を合成し、さらに固形分30質量%、体積平均粒径D50vが125nmの結晶性ポリエステル樹脂分散液を作製した。
スチレン82質量部、アクリル酸n-ブチル18質量部、メタクリル酸2質量部、n-ドデシルメルカプタン1質量部と、非イオン性界面活性剤(三洋化成製、ノニボール400)2質量部、及びアニオン性界面活性剤(第一工業製薬製、ネオゲンR)3質量部をイオン交換水510質量部に溶解した反応釜中で乳化重合し、20分間撹拌混合しながら過硫酸アンモニウム4質量部を溶解したイオン交換水50質量部を投入した。その後、反応釜内を窒素置換した後、釜内を70℃まで加熱して5時間乳化重合を継続した。その結果、固形分20%、体積平均粒径が201nmのスチレン含有樹脂分散液が得られた。
C.I.ピグメントイエロー74(アゾ基を含有する着色剤、大日精化社製:セイカファストイエロー2054)46質量部、アニオン性界面活性剤(ダウケミカル社製、ダウファクス)4質量部、イオン交換水200質量部を混合溶解し、ホモジナイザー(IKAウルトラタラックス)により10分間分散し、次いでアルティマイザーを用いて分散処理し、体積平均粒径145nm、固形分20質量%の着色剤分散液1を得た。
着色剤をC.I.ピグメントイエロー17(アゾ基を含有する着色剤、DIC社製:KET Yellow 403)に変更する以外は着色剤分散液1の作製と同様にして体積平均粒径140nm、固形分20質量%の着色剤分散液2を得た。
着色剤をC.I.ピグメントイエロー185(アゾ基を含有する着色剤、Paliotol Yellow d1155 、BASF社製)に変更する以外は着色剤分散液1の作製と同様にして体積平均粒径145nm、固形分20質量%の着色剤分散液3を得た。
着色剤をC.I.ピグメントイエロー110(イソインドリノン系顔料、DIC社製:Fastogen Super Yellow GRD)に変更する以外は着色剤分散液1の作製と同様にして体積平均粒径150nm、固形分20質量%の着色剤分散液4を得た。
カルナウバワックス(東亜化成(株)製、RC−160 )50質量部、アニオン性界面活性剤(第一工業製薬(株)製、ネオゲンRK)1質量部、イオン交換水200質量部を混合して95℃に加熱し、ホモジナイザー(IKA社製、ウルトラタラックスT50)を用いて分散した後、マントンゴーリン高圧ホモジナイザ(ゴーリン社)で360分間の分散処理をして、体積平均粒径230nm、固形分20質量%の離型剤分散液を得た。
ステアリン酸コレステリル(日光ケミカルズ社製)に変更する以外は離型剤分散液1の作製と同様にして体積平均粒径200nm,固形分20質量%の離型剤分散液2を得た。
パラフィンワックス(日本精蝋社製:HNP−9)に変更する以外は離型剤分散液1の作製と同様にして体積平均粒径210nm,固形分20質量%の離型剤分散液3を得た。
<トナー粒子1の作製>
非晶性ポリエステル樹脂分散液A: 294質量部
結晶性ポリエステル樹脂分散液: 26質量部
着色剤分散液1: 50質量部
離型剤分散液1: 50質量部
硫酸アルミニウム(和光純薬社製): 5質量部
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム: 10質量部
0.3M硝酸水溶液: 50質量部
イオン交換水: 500質量部
上記成分を丸型ステンレス製フラスコ中に収容して、ホモジナイザー(IKA社製ウルトラタラックスT−50)を用いて分散した後、加熱用オイルバス中で48℃まで攪拌しながら加熱した。48℃で保持し、体積平均粒径が5.3μmの凝集粒子が形成されていることをコールターマルチサイザーにて確認した後、追加の非晶性ポリエステル樹脂分散液A100質量部を添加後、さらに30分保持した。
続いて、1Nの水酸化ナトリウム水溶液をpH7.0に到達するまで添加した後、攪拌を継続しながら80℃まで加熱し、3時間保持した。得られた分散液中に過硫酸アンモニウム0.5質量部をイオン交換水10質量部に溶解させた溶液を添加し、温度80℃でスチレン18質量部をイオン交換水50質量部に混合し、さらにドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム3質量部を混合した混合液を30分かけて滴下し、80℃で2時間重合した。反応生成物をろ過し、イオン交換水で洗浄した後、真空乾燥機を用いて乾燥してトナー粒子1を得た。
前述のようにして得られたトナー粒子1の50質量部に対し、疎水性シリカ(キャボット社製、TS720)を1.5質量部添加し、ヘンシェルミキサーで周速30m/s、3分間混合して、外添トナーであるトナー1を得た。
フェライト粒子(パウダーテック社製、平均粒径50μm)100質量部とポリメタクリル酸メチル樹脂(三菱レイヨン社製、分子量95000、10000以下の成分比率は5%)1.5質量部を、トルエン500質量部と共に加圧式ニーダーに入れ、常温(25℃)で15分間攪拌混合した後、減圧混合しながら70℃まで昇温してトルエンを留去し、その後冷却し、105μmの篩を用いて分級して樹脂被覆フェライトキャリアを得た。
この樹脂被覆フェライトキャリアと、上述の外添トナーであるトナー1とをそれぞれ混合し、トナー濃度が7質量%の二成分系の現像剤1を作製した。
−トナーの粒度分布及び画像評価−
富士ゼロックス社製DocuCentreColor400改造機(現像装置内の羽根部の間隔、オーガ―ピッチ3.2cmのオーガ―に取り換えたもの)を用いて、高温高湿(32℃/85%RH)の環境下で240分間現像器の空回しを行った後、現像器内の現像剤を採取した。さらにコールターマルチサイザーにて、空回し前のトナーの体積平均粒径(D1)と、空回し後の体積平均粒径(D2)をそれぞれ測定し、トナーの欠け、割れの有無を評価した。以下に評価基準を示す。さらに画像出力を実施して1枚目及び10枚目の非画像部のかぶり、画像の濃度ムラの確認を行った。なお画像は日本画像学会発行のテストチャートNo.1-Rを用いた。
非画像部のかぶりはトナーの欠け・割れに伴って帯電量が小さい粒子が発生する可能性があるためであり、画像の濃度ムラは逆に帯電量が過剰に大きい粒子の発生によって、現像されるトナー量が減少する可能性があるためであり、いずれもD1−D2が0.05μm未満であっても生じる可能性があるものである。したがって、D1−D2が0.05μm以上のものに対しては画像の評価は行わなかった。
結果を表1に示す。
G7:D1−D2が、0.05μm未満であり、非画像部のかぶり、画像の濃度ムラは確認できない。
G6:D1−D2が、0.05μm未満であり、非画像部のかぶり、画像の濃度ムラは確認できないが、感光体上にはかぶりが確認できる。
G5:D1−D2が、0.05μm未満であり、目視では非画像部のかぶり、画像の濃度ムラは確認できないが、ルーペでは僅かに確認できる。
G4:D1−D2が、0.05μm未満であり、目視で非画像部のかぶり、画像の濃度ムラが僅かに確認できる。
G3:D1−D2が、0.05μm未満であり、目視で非画像部のかぶり、画像の濃度ムラが確認できるが許容範囲である。
G2:D1−D2が、0.05μm以上0.1μm未満であり、軽度の割れ欠けが認められるが、実使用上問題無い。
G1:D1−D2が、0.1μm以上で、割れ欠けが認められる。
さらにオーガ―ピッチ3.2cmの条件でG2以上の試料について、オーガ―ピッチを4.4cm、4.6cm、2.8cmにそれぞれ変更して同様の評価を行った。なおG2以上が許容範囲である。
トナー粒子の調製において、スチレンを14質量部とした以外は、実施例1と同様にして、トナー粒子2を得、同様の評価を行った。結果を表1に示す。
トナー粒子の調製において、スチレンを22質量部とした以外は、実施例1と同様にして、トナー粒子3を得、同様の評価を行った。結果を表1に示す。
トナー粒子の調製において、スチレンを10質量部とした以外は、実施例1と同様にして、トナー粒子4を得、同様の評価を行った。結果を表1に示す。
トナー粒子の調製において、スチレンを30質量部とした以外は、実施例1と同様にして、トナー粒子5を得、同様の評価を行った。結果を表1に示す。
トナー粒子の調製において、スチレンを32質量部とした以外は、実施例1と同様にして、トナー粒子6を得、同様の評価を行った。結果を表1に示す。
トナー粒子の調製において、スチレンを38質量部とした以外は、実施例1と同様にして、トナー粒子7を得、同様の評価を行った。結果を表1に示す。
トナー粒子の調製において、スチレンを8質量部とした以外は、実施例1と同様にして、トナー粒子8を得、同様の評価を行った。結果を表2に示す。
トナー粒子の調製において、スチレンを40質量部とした以外は、実施例1と同様にして、トナー粒子9を得、同様の評価を行った。結果を表2に示す。
トナー粒子の調製において、非晶性ポリエステル樹脂分散液Aを非晶性ポリエステル樹脂分散液Bに変更した以外は、実施例1と同様にして、トナー粒子10を得、同様の評価を行った。結果を表1に示す。
トナー粒子の調製において、スチレンを16質量部とした以外は、実施例10と同様にして、トナー粒子11を得、同様の評価を行った。結果を表1に示す。
トナー粒子の調製において、スチレンを20質量部とした以外は、実施例10と同様にして、トナー粒子12を得、同様の評価を行った。結果を表1に示す。
トナー粒子の調製において、スチレンを12質量部とした以外は、実施例10と同様にして、トナー粒子13を得、同様の評価を行った。結果を表1に示す。
トナー粒子の調製において、スチレンを36質量部とした以外は、実施例10と同様にして、トナー粒子14を得、同様の評価を行った。結果を表1に示す。
トナー粒子の調製において、スチレンを38質量部とした以外は、実施例10と同様にして、トナー粒子15を得、同様の評価を行った。結果を表1に示す。
トナー粒子の調製において、スチレンを10質量部とした以外は、実施例10と同様にして、トナー粒子16を得、同様の評価を行った。結果を表2に示す。
トナー粒子の調製において、非晶性ポリエステル樹脂分散液Aを非晶性ポリエステル樹脂分散液Cに変更した以外は、実施例1と同様にして、トナー粒子17を得、同様の評価を行った。結果を表1に示す。
トナー粒子の調製において、スチレンを20質量部とした以外は、実施例14と同様にして、トナー粒子18を得、同様の評価を行った。結果を表1に示す。
トナー粒子の調製において、スチレンを22質量部とした以外は、実施例14と同様にして、トナー粒子19を得、同様の評価を行った。結果を表1に示す。
トナー粒子の調製において、スチレンを24質量部とした以外は、実施例14と同様にして、トナー粒子20を得、同様の評価を行った。結果を表1に示す。
トナー粒子の調製において、スチレンを10質量部とした以外は、実施例14と同様にして、トナー粒子21を得、同様の評価を行った。結果を表1に示す。
トナー粒子の調製において、スチレンを8質量部とした以外は、実施例14と同様にして、トナー粒子22を得、同様の評価を行った。結果を表1に示す。
トナー粒子の調製において、スチレンを6質量部とした以外は、実施例14と同様にして、トナー粒子23を得、同様の評価を行った。結果を表2に示す。
トナー粒子の調製において、スチレンを28質量部とした以外は、実施例14と同様にして、トナー粒子24を得、同様の評価を行った。結果を表1に示す。
トナー粒子の調製において、スチレンを30質量部とした以外は、実施例14と同様にして、トナー粒子25を得、同様の評価を行った。結果を表2に示す。
トナー粒子の調製において、着色剤分散液1を着色剤分散液2とした以外は、実施例1と同様にして、トナー粒子26を得、同様の評価を行った。結果を表1に示す。
トナー粒子の調製において、着色剤分散液1を着色剤分散液3とした以外は、実施例1と同様にして、トナー粒子27を得、同様の評価を行った。結果を表1に示す。
トナー粒子の調製において、着色剤分散液1を着色剤分散液4とした以外は、実施例1と同様にして、トナー粒子28を得、同様の評価を行った。結果を表1に示す。
トナー粒子の調製において、離型剤分散液1を離型剤分散液2とした以外は、実施例1と同様にして、トナー粒子29を得、同様の評価を行った。結果を表1に示す。
トナー粒子の調製において、離型剤分散液1を離型剤分散液3とした以外は、実施例1と同様にして、トナー粒子30を得、同様の評価を行った。結果を表1に示す。
トナー粒子の調製において、非晶性ポリエステル樹脂分散液Aを320部とし、結晶性ポリエステル樹脂分散液を加えなかった以外は、実施例1と同様にして、トナー粒子31を得、同様の評価を行った。結果を表1に示す。
非晶性ポリエステル樹脂A162質量部、結晶性ポリエステル樹脂11質量部、C.I.ピグメントイエロー74(大日精化社製:セイカファストイエロー2054)14部、カルナウバワックス(東亜化成(株)製、RC−160 )14部をバンバリーミキサー(神戸製鋼社製)に入れ、内部の温度が110±5℃になるように圧力を加え、80rpmで混練を10分間行った。得られた混練物を冷却後、ハンマーミルにて粗粉砕し、さらにジェットミルにて微粉砕した後、エルボージェット分級機(松坂貿易社製)にて分級した。この粒子100質量部をイオン交換水550質量部にドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム6.8質量部を加えた水溶液に分散させて分散液を作製した。得られた分散液中に過硫酸アンモニウム0.34質量部をイオン交換水10質量部に溶解させた溶液を添加し、温度80℃でスチレン12.3質量部をイオン交換水34質量部に混合し、さらにドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2質量部を混合した混合液を30分かけて滴下し、80℃で2時間重合した。反応生成物をろ過し、イオン交換水で洗浄した後、真空乾燥機を用いて乾燥してトナー粒子32を得、同様の評価を行った。結果を表1に示す。
トナー粒子1作製時の、スチレン、過硫酸アンモニウム、及びイオン交換水を添加(滴下)する工程を実施しない以外は、トナー粒子1の作製と同様にしてトナー粒子33を得、同様の評価を行った。結果を表2に示す。
トナー粒子の調製において、追加の非晶性ポリエステル樹脂分散液A100質量部を、スチレン含有樹脂分散液100質量部に変更し、スチレン、過硫酸アンモニウム、及びイオン交換水を添加(滴下)する工程を実施しない以外は、トナー粒子1の作製と同様にしてトナー粒子34を得、同様の評価を行った。結果を表2に示す。
2Y、2M、2C、2K、108 帯電ローラ
3Y、3M、3C、3K レーザ光線
3 露光装置
4Y、4M、4C、4K、111 現像装置(現像手段)
5Y、5M、5C、5K 1次転写ローラ
6Y、6M、6C、6K、113 感光体クリーニング装置(クリーニング手段)
8Y、8M、8C、8K トナーカートリッジ
10Y、10M、10C、10K ユニット
20 中間転写ベルト
22 駆動ローラ
24 支持ローラ
26 2次転写ローラ(転写手段)
28、115 定着装置(定着手段)
30 中間転写体クリーニング装置
50 ハウジング
52A スリーブ
52B マグネットロール
52 現像ロール
54、56 オーガー
60 現像バイアス電源
66 トナー供給管
70 シャフト
72 螺旋状突起部
74 凸状部
112 転写装置
116 取り付けレール
117 除電露光のための開口部
118 露光のための開口部
200 プロセスカートリッジ、
P、300 記録紙(被転写体)
Claims (13)
- 非晶性ポリエステル樹脂と着色剤とを含むコア粒子と、前記コア粒子を被覆しポリスチレン系樹脂を含むシェル層と、を有し、
前記シェル層の軟化温度Maと前記コア粒子の軟化温度Mbとが10℃≦Ma−Mb≦45℃の関係を満たす静電荷像現像用トナー。 - 60℃における貯蔵弾性率(G'(60))が2.0×105Pa.s≦G'(60)≦4.0×106Pa.sである請求項1に記載の静電荷像現像用トナー。
- 樹脂成分の合計量に占めるテトラヒドロフラン不溶分の割合が、0.1質量%以上4.0質量%以下である請求項1又は請求項2に記載の静電荷像現像用トナー。
- 前記着色剤が、アゾ基を含有する請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナー。
- 前記着色剤が、C.I.ピグメントイエロー17、C.I.ピグメントイエロー74、及び、C.I.ピグメントイエロー185からなる群より選択される少なくとも一種である請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナー。
- エステル結合を有する離型剤が含有される請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナー。
- 前記離型剤が、カルナウバワックスである請求項6に記載の静電荷像現像用トナー。
- 非晶性ポリエステル樹脂と着色剤とを含むコア粒子の分散したコア粒子分散液を調製するコア粒子分散液調製工程と、
前記コア粒子分散液にスチレンを含むビニル単量体と重合開始剤とを添加して前記コア粒子の表面にシード重合法によりポリスチレン系樹脂を含むシェル層を形成するシード重合工程と、
を有する請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナーの製造方法。 - 請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナーを含む静電荷像現像用現像剤。
- トナーが少なくとも収容され、前記トナーが請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の静電荷像現像用トナーであるトナーカートリッジ。
- 現像剤保持体を少なくとも備え、請求項9に記載の静電荷像現像用現像剤を収容し、画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジ。
- 静電荷像保持体を帯電する帯電工程と、
帯電した前記静電荷像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成工程と、
前記静電荷像保持体の表面に形成された前記静電荷像を請求項9に記載の静電荷像現像用現像剤により現像してトナー像を形成する現像工程と、
前記トナー像を被転写体上に転写する転写工程と、
前記被転写体上に転写されたトナー像を定着する定着工程と、
を有する画像形成方法。 - 前記現像工程が、前記静電荷像保持体と対向して設けられた現像剤保持体と、前記静電荷像現像用現像剤を搬送して前記現像剤保持体の表面に前記静電荷像現像用現像剤を供給する搬送部材と、を有する現像装置を用いるものであり、
前記搬送部材が、前記現像剤保持体の軸線方向に沿って配置された円柱状の軸部と、前記軸部の外周面に設けられた螺旋状の羽根部と、を有し、前記羽根部の間隔が、3cm以上4.5cm以下である請求項12に記載の画像形成方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012233000A JP5991138B2 (ja) | 2012-10-22 | 2012-10-22 | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法、静電荷像現像用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、並びに、画像形成方法 |
US13/911,431 US8906588B2 (en) | 2012-10-22 | 2013-06-06 | Electrostatic charge image developing toner, method of manufacturing electrostatic charge image developing toner, electrostatic charge image developer, toner cartridge, process cartridge, and image forming method |
CN201310285871.8A CN103777481B (zh) | 2012-10-22 | 2013-07-09 | 色调剂及其制造方法、显影剂、色调剂盒、处理盒和图像形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012233000A JP5991138B2 (ja) | 2012-10-22 | 2012-10-22 | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法、静電荷像現像用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、並びに、画像形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014085443A true JP2014085443A (ja) | 2014-05-12 |
JP5991138B2 JP5991138B2 (ja) | 2016-09-14 |
Family
ID=50485637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012233000A Active JP5991138B2 (ja) | 2012-10-22 | 2012-10-22 | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法、静電荷像現像用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、並びに、画像形成方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8906588B2 (ja) |
JP (1) | JP5991138B2 (ja) |
CN (1) | CN103777481B (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016010335A1 (ko) * | 2014-07-15 | 2016-01-21 | 삼성전자 주식회사 | 정전 잠상 현상용 토너 |
JP2017049402A (ja) * | 2015-09-01 | 2017-03-09 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 |
WO2024128226A1 (ja) * | 2022-12-12 | 2024-06-20 | 花王株式会社 | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10095140B2 (en) * | 2015-11-10 | 2018-10-09 | Xerox Corporation | Styrene/acrylate and polyester resin particles |
EP3385060B1 (en) * | 2015-11-30 | 2020-08-12 | Konica Minolta, Inc. | Powder material, method of manufacturing a three-dimensional object, and three-dimensional manufacturing apparatus |
JP2018031987A (ja) * | 2016-08-26 | 2018-03-01 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 |
Citations (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58205164A (ja) * | 1982-05-26 | 1983-11-30 | Canon Inc | 静電荷像現像用現像剤 |
JPS58205161A (ja) * | 1982-05-26 | 1983-11-30 | Canon Inc | 静電荷像現像剤 |
US4533617A (en) * | 1982-05-26 | 1985-08-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Heat fixing developer of capsule structure |
JPH02287554A (ja) * | 1989-04-28 | 1990-11-27 | Minolta Camera Co Ltd | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法 |
US5079125A (en) * | 1989-04-28 | 1992-01-07 | Minolta Camera Kabushiki Kaisha | Three layered toner for electrophotography |
US20050175922A1 (en) * | 2004-02-09 | 2005-08-11 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Electrostatic latent image developing toner |
JP2006162648A (ja) * | 2004-12-02 | 2006-06-22 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 現像装置及び画像形成装置 |
JP2006178093A (ja) * | 2004-12-21 | 2006-07-06 | Kyocera Mita Corp | 電子写真用トナーおよびその製造方法 |
US20060210904A1 (en) * | 2005-03-15 | 2006-09-21 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Toner for electrostatic charge image developing, developer for electrostatic charge image developing, and image forming apparatus |
JP2006293273A (ja) * | 2005-03-15 | 2006-10-26 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷像現像用トナー、その製造方法、および、静電荷像現像用現像剤 |
JP2007316557A (ja) * | 2006-05-29 | 2007-12-06 | Sharp Corp | 定着装置およびそれを備える画像形成装置、ならびに定着方法およびそれを用いる画像形成方法 |
US20080063970A1 (en) * | 2006-09-08 | 2008-03-13 | Sharp Kabushiki Kaisha | Functional particle and manufacturing method thereof |
JP2008191365A (ja) * | 2007-02-05 | 2008-08-21 | Konica Minolta Business Technologies Inc | トナーの製造方法 |
US20090011357A1 (en) * | 2007-07-06 | 2009-01-08 | Yoshitaka Kawase | Toner, method of manufacturing the same, two-component developer using the same, developing device, and image forming apparatus |
JP2009175285A (ja) * | 2008-01-22 | 2009-08-06 | Sharp Corp | トナーおよびその製造方法、二成分現像剤、現像装置ならびに画像形成装置 |
US20090220883A1 (en) * | 2008-02-28 | 2009-09-03 | Hideki Sugiura | Toner, developer, and image forming method |
JP2010160451A (ja) * | 2009-01-09 | 2010-07-22 | Sharp Corp | トナー、二成分現像剤、現像装置および画像形成装置 |
JP2010197977A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-09-09 | Sharp Corp | 現像装置及びこれを用いる画像形成装置 |
JP2011185973A (ja) * | 2010-03-04 | 2011-09-22 | Ricoh Co Ltd | 静電荷像現像用トナー、画像形成装置、プロセスカートリッジ、現像剤 |
JP2012130087A (ja) * | 2010-12-13 | 2012-07-05 | Hitachi Ltd | 回転機の制御装置,回転機系,車両,電気自動車または発電システム |
JP2012150273A (ja) * | 2011-01-19 | 2012-08-09 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、並びに、画像形成方法 |
US20130330667A1 (en) * | 2012-06-07 | 2013-12-12 | Kao Corporation | Toners for electrophotography |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4687527B2 (ja) | 2005-05-26 | 2011-05-25 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | 静電荷像現像用トナー製造方法、静電荷像現像用トナー |
US7517628B2 (en) | 2005-05-26 | 2009-04-14 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Manufacturing method of electrostatic charge image developing toner, and electrostatic charge image developing toner |
JP4777408B2 (ja) * | 2008-12-08 | 2011-09-21 | シャープ株式会社 | 定着装置、画像形成装置、およびトナーの定着方法 |
JP2011099954A (ja) | 2009-11-05 | 2011-05-19 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 静電潜像現像用トナーと画像形成方法 |
EP2362270A3 (en) * | 2010-02-26 | 2012-08-22 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Toner for developing electrostatic latent images and production method of the same |
-
2012
- 2012-10-22 JP JP2012233000A patent/JP5991138B2/ja active Active
-
2013
- 2013-06-06 US US13/911,431 patent/US8906588B2/en active Active
- 2013-07-09 CN CN201310285871.8A patent/CN103777481B/zh active Active
Patent Citations (27)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58205164A (ja) * | 1982-05-26 | 1983-11-30 | Canon Inc | 静電荷像現像用現像剤 |
JPS58205161A (ja) * | 1982-05-26 | 1983-11-30 | Canon Inc | 静電荷像現像剤 |
US4533617A (en) * | 1982-05-26 | 1985-08-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Heat fixing developer of capsule structure |
JPH02287554A (ja) * | 1989-04-28 | 1990-11-27 | Minolta Camera Co Ltd | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法 |
US5079125A (en) * | 1989-04-28 | 1992-01-07 | Minolta Camera Kabushiki Kaisha | Three layered toner for electrophotography |
US20050175922A1 (en) * | 2004-02-09 | 2005-08-11 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Electrostatic latent image developing toner |
JP2005221933A (ja) * | 2004-02-09 | 2005-08-18 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 静電荷像現像用トナー |
JP2006162648A (ja) * | 2004-12-02 | 2006-06-22 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 現像装置及び画像形成装置 |
JP2006178093A (ja) * | 2004-12-21 | 2006-07-06 | Kyocera Mita Corp | 電子写真用トナーおよびその製造方法 |
US20060210904A1 (en) * | 2005-03-15 | 2006-09-21 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Toner for electrostatic charge image developing, developer for electrostatic charge image developing, and image forming apparatus |
JP2006293273A (ja) * | 2005-03-15 | 2006-10-26 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷像現像用トナー、その製造方法、および、静電荷像現像用現像剤 |
JP2007316557A (ja) * | 2006-05-29 | 2007-12-06 | Sharp Corp | 定着装置およびそれを備える画像形成装置、ならびに定着方法およびそれを用いる画像形成方法 |
US20080063970A1 (en) * | 2006-09-08 | 2008-03-13 | Sharp Kabushiki Kaisha | Functional particle and manufacturing method thereof |
JP2008065180A (ja) * | 2006-09-08 | 2008-03-21 | Sharp Corp | 機能性粒子およびその製造方法 |
JP2008191365A (ja) * | 2007-02-05 | 2008-08-21 | Konica Minolta Business Technologies Inc | トナーの製造方法 |
US20090011357A1 (en) * | 2007-07-06 | 2009-01-08 | Yoshitaka Kawase | Toner, method of manufacturing the same, two-component developer using the same, developing device, and image forming apparatus |
JP2009015175A (ja) * | 2007-07-06 | 2009-01-22 | Sharp Corp | トナー、その製造方法ならびにそれを用いた二成分現像剤、現像装置および画像形成装置 |
JP2009175285A (ja) * | 2008-01-22 | 2009-08-06 | Sharp Corp | トナーおよびその製造方法、二成分現像剤、現像装置ならびに画像形成装置 |
US20090220883A1 (en) * | 2008-02-28 | 2009-09-03 | Hideki Sugiura | Toner, developer, and image forming method |
JP2010044354A (ja) * | 2008-02-28 | 2010-02-25 | Ricoh Co Ltd | トナー、並びに現像剤、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 |
JP2010160451A (ja) * | 2009-01-09 | 2010-07-22 | Sharp Corp | トナー、二成分現像剤、現像装置および画像形成装置 |
JP2010197977A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-09-09 | Sharp Corp | 現像装置及びこれを用いる画像形成装置 |
JP2011185973A (ja) * | 2010-03-04 | 2011-09-22 | Ricoh Co Ltd | 静電荷像現像用トナー、画像形成装置、プロセスカートリッジ、現像剤 |
JP2012130087A (ja) * | 2010-12-13 | 2012-07-05 | Hitachi Ltd | 回転機の制御装置,回転機系,車両,電気自動車または発電システム |
JP2012150273A (ja) * | 2011-01-19 | 2012-08-09 | Fuji Xerox Co Ltd | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、並びに、画像形成方法 |
US20130330667A1 (en) * | 2012-06-07 | 2013-12-12 | Kao Corporation | Toners for electrophotography |
JP2014013385A (ja) * | 2012-06-07 | 2014-01-23 | Kao Corp | 電子写真用トナー |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016010335A1 (ko) * | 2014-07-15 | 2016-01-21 | 삼성전자 주식회사 | 정전 잠상 현상용 토너 |
US9964875B2 (en) | 2014-07-15 | 2018-05-08 | S-Printing Solution Co., Ltd. | Toner for developing electrostatic latent image |
JP2017049402A (ja) * | 2015-09-01 | 2017-03-09 | 富士ゼロックス株式会社 | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 |
WO2024128226A1 (ja) * | 2022-12-12 | 2024-06-20 | 花王株式会社 | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN103777481B (zh) | 2020-03-13 |
US20140113227A1 (en) | 2014-04-24 |
JP5991138B2 (ja) | 2016-09-14 |
CN103777481A (zh) | 2014-05-07 |
US8906588B2 (en) | 2014-12-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5867098B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法、静電荷像現像用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、並びに、画像形成装置 | |
JP4973129B2 (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法 | |
JP4697309B2 (ja) | 静電荷像現像用トナーセット、画像形成方法、及び、画像形成装置 | |
KR101357542B1 (ko) | 정전잠상 현상용 토너, 정전잠상 현상제, 토너 카트리지, 프로세스 카트리지 및 화상 형성 장치 | |
JP4873033B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用トナーの製造方法、静電荷像現像用現像剤および画像形成装置 | |
JP4984972B2 (ja) | 静電潜像現像用トナー、静電潜像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2004191927A (ja) | 静電荷像現像用トナー、その製造方法、並びに、これを用いた静電荷像現像剤及び画像形成方法 | |
JP5991138B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法、静電荷像現像用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、並びに、画像形成方法 | |
JP5866791B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、並びに、画像形成方法 | |
JP2008064859A (ja) | 静電潜像現像用トナー及びその製造方法、並びに静電潜像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2007034277A (ja) | 画像形成装置及びトナー粒子の製造方法 | |
JP2009229920A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用現像剤及び画像形成装置 | |
JP5375486B2 (ja) | 電子写真用トナー及びその製造方法、電子写真用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ並びに画像形成装置 | |
JP2004287269A (ja) | 現像剤及び画像形成方法 | |
JP2006091379A (ja) | 電子写真用トナーの製造方法、電子写真用トナー、現像剤、及び画像形成方法。 | |
JP6107535B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP4821767B2 (ja) | 画像形成方法および画像形成装置 | |
JP2009063974A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 | |
JP5445418B2 (ja) | イエロートナー、現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP5866923B2 (ja) | マゼンタトナー及びその製造方法、現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置並びに画像形成方法 | |
JP5454046B2 (ja) | 静電潜像現像用トナー、静電潜像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2007033702A (ja) | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法、並びに静電荷像現像剤、画像形成方法 | |
JP2014191082A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP2014191081A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP7183717B2 (ja) | 画像形成方法及び画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150306 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20151209 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20151215 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160215 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160719 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160801 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5991138 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |