JP2014069943A - 搬送装置及び画像記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大きなホルダ全体を動かすことなく、一方のローラの他方のローラに対する押圧力を変更できる装置を提供する。
【解決手段】当該装置は、左右方向9に複数が離間されて配置され、軸68がバネの拍車63と、拍車63との間に記録用紙12を挟持する排出ローラ62と、拍車63が上下方向7に移動可能に配置される下側カバー72と、下側カバー72に上下方向7に移動可能に配置されており、軸68を押圧する第1位置、及び第1位置のときよりも上記押圧の力が小さい第2位置に移動する軸押部73と、軸押部73と当接可能に設けられており、左右方向9に第3位置及び第4位置に移動するスライド部74とを備える。スライド部74が第3位置から第4位置に移動すると、軸押部73は第1位置から第2位置へ移動し、スライド部74が第4位置から第3位置に移動すると、軸押部は第2位置から第1位置へ移動する。
【選択図】図6

Description

本発明は、媒体を挟持して搬送するローラ対を備えた搬送装置のうち、特にローラ対のニップ圧を変更したり、ローラ対のうちの一方のローラを他方のローラから接離させたりすることが可能な搬送装置、及び当該搬送装置を備えており媒体に画像を記録する画像記録装置に関する。
上記のような搬送装置は、以下のような場合に、媒体に画像を記録する画像記録装置に搭載される。例えば、画像記録装置が、記録用紙などのシート状の媒体の他に、シート状の媒体よりも厚みのあるCDやDVDなどの剛性の高い媒体に画像記録可能に構成されている場合、搬送装置が当該画像記録装置に搭載される。搬送装置は、シート状の媒体を搬送する場合、ローラ対のうちの一方のローラを他方のローラに圧接させる。一方、搬送装置は、シート状の媒体より厚みのある媒体を搬送する場合に、シート状の媒体を搬送する場合よりも、一方のローラの他方のローラに対する押圧力、つまりローラ対のニップ力を小さくしたり、一方のローラを他方のローラから離間させたりする。
また、別の例として、ローラ対に挟持された状態で搬送路に詰まった媒体を外部から取り出しやすくするために、上記のような搬送装置が画像記録装置に搭載される場合がある。この場合、搬送装置は、シートが詰まっていない状態では、ローラ対のうちの一方のローラを他方のローラに圧接させる。一方、搬送装置は、シートが詰まった状態では、シートが詰まっていない状態よりも、一方のローラの他方のローラに対する押圧力を小さくしたり、一方のローラを他方のローラから離間させたりする。これにより、画像記録装置のユーザは、詰まったシートを容易に取り出すことができる。
以上のような搬送装置を備えた画像記録装置の一例として、特許文献1には、拍車を支持する拍車ホルダを上下動させることによって、拍車を排紙ローラから離間させることができる画像記録装置が開示されている。
特開2006−327804号公報
しかしながら、特許文献1に開示された画像記録装置において、拍車を支持する拍車ホルダは拍車に比べて大きく且つ重い。そのため、大きい拍車ホルダを上下動させる特許文献1に開示された画像記録装置では、画像記録装置が大型化してしまう。また、大きい拍車ホルダを上下動させるためには、大きな動力が必要となる。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、拍車などのローラを支持する大きなホルダ全体を動かすことなく、一方のローラの他方のローラに対する押圧力を変更または一方のローラを移動させることができる搬送装置、及び当該搬送装置を備えた画像記録装置を提供することにある。
(1) 本発明に係る搬送装置は、媒体の搬送方向と直交する幅方向において複数が離間されて配置されており、弾性軸を有する第1ローラと、上記第1ローラと対向して配置されており、上記第1ローラとの間に媒体を挟持して上記搬送方向に搬送する第2ローラと、上記第1ローラを、上記第2ローラに対して接離する接離方向に移動可能に支持するローラホルダと、を備える。上記ローラホルダは、上記第1ローラが配置されたローラ収容部と、上記ローラ収容部に上記接離方向に移動可能に支持されており、上記第1ローラの弾性軸を上記第2ローラに向けて押圧する第1位置、及び上記第1位置のときよりも上記第1ローラの弾性軸に対する押圧力が小さい第2位置に移動する軸押部と、上記軸押部と当接可能に設けられており、上記ローラ収容部に支持されて上記幅方向において第3位置及び第4位置に移動するスライド部と、を有する。上記スライド部が上記第3位置から上記第4位置に移動することによって、上記軸押部は上記第1位置から上記第2位置へ移動し、
上記スライド部が上記第4位置から上記第3位置に移動することによって、上記軸押部は上記第2位置から上記第1位置へ移動する。
本構成によれば、スライド部が幅方向に沿って第3位置から第4位置に移動することによって、第1ローラの第2ローラに対する押圧力を減圧、または、第1ローラを第2ローラから離間させることができる。そして、本構成によれば、上記のような第1ローラの第2ローラに対する押圧力の減圧や第1ローラの移動が実行されるに際して、軸押部及びスライド部のみが移動しローラホルダ全体は移動しない。よって、搬送装置が搭載される装置の大型化を抑制することができる。また、第1ローラの第2ローラに対する押圧力の減圧や第1ローラの移動に要する動力を小さくすることができる。
(2) 上記スライド部は、上記軸押部側に突出した当接部を備えている。上記当接部は、上記スライド部が上記第3位置の状態において上記軸押部と当接し、上記スライド部が上記第4位置の状態において上記軸押部と当接しない位置に形成されている。上記軸押部が上記第1位置のとき、上記第1ローラは上記第2ローラを押圧する。上記軸押部が上記第2位置のとき、上記第1ローラの上記第2ローラに対する押圧力は上記第1位置のときよりも小さい。
本構成によれば、スライド部が第3位置に位置するとき、当接部が軸押部を押すことによって、軸押部が第1ローラの軸を押す。これにより、第1ローラを第2ローラに押圧させることができる。また、スライド部が第4位置に位置するとき、当接部が軸押部と当接しないため、当接部は軸押部を押さない。よって、軸押部が第1ローラの軸を押圧する力を小さくすることができる。
(3) 上記軸押部は、上記第1ローラよりも上記搬送方向の一方側に配置された回動軸周りに回動可能である。上記軸押部の回動先端部は、上記第1ローラよりも上記搬送方向の他方側に配置されている。上記スライド部は、上記回動先端部の上方に配置されており、
上記当接部は、上記スライド部が上記第3位置の状態において上記回動先端部と当接し、上記スライド部が上記第4位置の状態において上記回動先端部と当接しない位置に形成されている。
本構成によれば、スライド部が軸押部の回動先端部の上方に配置されているため、スライド部の当接部が回動先端部を押すことによって、第1ローラの第2ローラに対する押圧力を変更させることができる。ここで、軸押部の回動先端部は、第1ローラよりも搬送方向の他方側に配置されている。また、スライド部は、回動先端部の上方に配置されている。つまり、本構成によれば、スライド部を第1ローラの真上に配置する必要がないために、搬送装置の上下方向の長さを短くすることができる。つまり、搬送装置を小型化することができる。
(4) 上記スライド部は、上記第1ローラから離間する側に突出した当接部を備えている。上記軸押部は、上記第1ローラの弾性軸を支持するローラ支持部と、上記当接部と当接する被当接部とを備えている。上記当接部は、上記スライド部が上記第4位置の状態において上記被当接部と当接し、上記スライド部が上記第3位置の状態において上記被当接部と当接しない位置に形成されている。上記軸押部が上記第1位置のとき、上記第1ローラは上記第2ローラを押圧する。上記軸押部が上記第2位置のとき、上記第1ローラは上記第2ローラから離間する。
本構成によれば、スライド部は軸押部の被当接部に当接される。そして、スライド部が第3位置から第4位置に移動する際に、スライド部の当接部が被当接部と当接することによって、軸押部が当接部に押されて第1位置から第2位置に移動する。ここで、第1ローラは、軸押部のローラ支持部に支持されている。そのため、第1ローラは、軸押部の第1位置から第2位置への移動に際して、移動するローラ支持部に支持されつつ、第2ローラから離間する向きに移動する。以上より、本構成によれば、スライド部の移動によって、軸押部を第1位置と第2位置との間で移動させるとともに、第1ローラを接離方向に移動させることができる。つまり、本構成によれば、スライド部の移動によって、第1ローラを第2ローラに対して接離させることができる。
(5) 本発明に係る搬送装置は、上記接離方向において上記スライド部と上記ローラ支持部との間に配置され、上記ローラ支持部を上記第2ローラ側に向けて付勢する第1付勢部材を更に備える。
本構成によれば、ローラ支持部が第2ローラ側に向けて付勢されるため、ローラ支持部がローラ収容部に当接された状態において、ローラ収容部に対してローラ支持部を高い精度で位置決めすることができる。
(6) 上記ローラ収容部は、上記幅方向に延びた平板形状である金属製のフレームを有する。上記スライド部は、上記フレームと当接された状態で上記ローラ収容部に支持されたものであって、上記幅方向において厚みが薄い薄肉部と上記薄肉部よりも上記厚みが厚い厚肉部とを備えている。上記当接部は上記薄肉部に設けられている。
フレームは、搬送装置が搭載される装置に固定されるものであり、搬送装置に備えられる第1ローラの位置の基準となるものである。そして、本構成によれば、スライド部は、フレームと当接された状態で配置されている。よって、スライド部の薄肉部は、厚みが薄いために、当接されているフレームに沿って変形し易い。また、上記当接部は上記薄肉部に設けられている。また、軸押部は、第1ローラを押圧するものである。つまり、本構成によれば、第1ローラを押圧する軸押部に対して当接するスライド部を、第1ローラの位置の基準となるフレームに沿って変形させ易いため、第1ローラの位置精度を高くすることができる。
(7) 上記ローラ収容部は、上記幅方向に延びた平板形状である金属製のフレームを有する。上記スライド部は、上記フレームと当接された状態で上記ローラ収容部に支持されたものであって、上記当接部と上記幅方向において同位置に、上記幅方向に沿ったスリットを備える。
本構成によれば、スライド部におけるスリットが形成された周辺部は、搬送方向に沿った長さが短くなるために、フレームに沿って変形し易い。そのため、本構成によれば、上記(6)と同様に、第1ローラの位置精度を高くすることができる。
(8) 上記スリットは、上記当接部の上記搬送方向における両側に形成されている。
本構成によれば、スライド部におけるスリットが形成された周辺部は、搬送方向に沿った長さが上記(7)の場合よりも更に短くなるために、フレームに沿って上記(7)の場合よりも更に変形し易い。そのため、本構成によれば、上記(7)よりも更に、第1ローラの位置精度を高くすることができる。
(9) 上記当接部は、上記第1位置の上記軸押部と当接する第1当接部と、上記離間方向において上記第1位置と上記第2位置との間の位置において上記軸押部と当接し、上記第1当接部よりも突出量の小さい第2当接部と、を備えている。
本構成によれば、第1ローラの第2ローラに対する押圧力や第1ローラの位置を、例えば媒体の種類に応じて異なる押圧力や位置にすることができる。
(10) 上記ローラ収容部は、上記ローラ収容部に配置された上記第1ローラが挿入可能な開口が形成された底板と、複数の上記第1ローラ及び上記軸押部の全体よりも外側において上記底板から立設された側板とを備えている。
本構成によれば、第1ローラと軸押部とは、底板と側板とによって覆われた状態となる。そのため、本構成によれば、第1ローラの第2ローラに対する状態を変化させる主要部を構成する第1ローラと軸押部とが、外部からユーザによって触れられることにより、第1ローラと軸押部とが破損してしまう可能性を低くすることができる。
(11) 上記ローラ収容部には、上記接離方向に延びたスリットであって、上記第1ローラの軸が挿通される軸受部が形成されている。
本構成によれば、第1ローラの搬送方向に沿った位置ずれを、第1ローラの軸の径と、軸受部の幅との公差内に抑えることができる。つまり、軸受部の幅を第1ローラの軸の径に近づけることによって、第1ローラの搬送方向に沿った位置精度を高くすることができる。
(12) 上記軸押部は、複数の上記第1ローラのうちの一部の上記第1ローラに対応して設けられている。
本構成によれば、例えば、軸押部を幅方向の端部から奇数番目の第1ローラのみに対応して設けることによって、媒体を幅方向に沿って波打った状態とすることができる。これにより、媒体の剛性を高くすることができる。
(13) 上記軸押部は、上記第1ローラのうち所定の第1ローラの一方側から延びた弾性軸と、当該所定の第1ローラと隣り合う上記第1ローラの他方側から当該所定の第1ローラに向けて延びた弾性軸とを押圧するものである。
本構成によれば、軸押部を第1ローラの真上に配置する必要がなく、搬送装置の搬送方向及び幅方向と直交する方向の長さを短くすることができる。つまり、搬送装置を小型化することができる。
また、本構成によれば、以下の効果も奏する。仮に、1つの軸押部が第1ローラの幅方向の両側から弾性軸を押圧するものである場合、軸押部が傾いてしまうと、例えば、第1ローラの一方から延びた弾性軸の一方のみに大きな押圧力が生じてしまい、他方から延びた弾性軸には小さな押圧力しか生じないという弊害が生じてしまう。しかし、本構成によれば、第1ローラの一方から延びた軸及び他方から延びた軸は、それぞれ異なる軸押部によって押圧されるものであるため、軸押部が傾くことによる上記弊害を生じることがない。
また、本構成によれば、軸押部は、所定の第1ローラの一方側から延びた弾性軸と、当該所定の第1ローラと隣り合う第1ローラの他方側から当該所定の第1ローラに向けて延びた弾性軸とを押圧するものである。このため、上述した弊害の発生を防止しつつ、搬送装置が備える軸押部の数を減らすことができる。
(14) 本発明は、請求項1から14のいずれかに記載の搬送装置と、上記第1ローラ及び上記第2ローラによって搬送される媒体に画像を記録する記録部と、を備える画像記録装置として捉えることもできる。
(15) 本発明に係る画像記録装置は、上記スライド部を上記第3位置に向けて付勢する第2付勢部材を更に備えている。上記記録部は、媒体に向けてインク滴を吐出する記録ヘッドと、上記記録ヘッドを搭載しており上記幅方向に移動可能なキャリッジとを備えている。上記スライド部は、上記幅方向に移動する上記キャリッジと当接することで、上記第2付勢部材による付勢力に抗って上記第3位置から上記第4位置に移動する。
本構成によれば、記録部に設けられているキャリッジの移動によって、スライド部を移動させることができる。このため、本構成によれば、スライド部を移動させるための専用のモータを別途設ける必要がない。
本発明に係る搬送装置によれば、第1ローラに比べて大きな部材であるローラ収容部や当該ローラ収容部が取り付けられたフレームを動かすことなく、第1ローラの第2ローラに対する押圧力を変更または第1ローラを移動させることができる。
図1は、複合機10の外観斜視図である。 図2は、プリンタ部11の内部構造を模式的に示す縦断面図である。 図3は、キャリッジ23とプラテン42とガイドレール43、44と拍車移動機構64とを示した図であり、(A)には平面図が示されており、(B)には正面図が示されている。 図4は、拍車移動機構64を斜め上から見た斜視図である。 図5は、拍車移動機構64を斜め下から見た斜視図である。 図6は、拍車移動機構64の分解斜視図である。 図7(A)は、軸押部73が第1位置のときの拍車移動機構64の平面図であり、図7(B)は、図7(A)のB−B断面図であり、図7(C)は、拍車移動機構64の右側面図である。 図8(A)は、軸押部73が第2位置のときの拍車移動機構64の平面図であり、図8(B)は、図8(A)のB−B断面図であり、図8(C)は、拍車移動機構64の右側面図である。 図9は、拍車移動機構64を直交方向スリット81が見える位置で切断した断面図である。 図10は、変形例2における拍車移動機構64を示した図であり、(A)には分解斜視図が示されており、(B)には軸押部73が第1位置のときの拍車移動機構64を拍車63の軸68において切断した断面図が示されており、(C)には軸押部73が第2位置のときの拍車移動機構64を拍車63の軸68において切断した断面図が示されており、(D)にはスライド部74が第3位置のときの拍車移動機構64の斜視図が示されており、(E)にはスライド部74が第4位置のときの拍車移動機構64の斜視図が示されており、(F)には拍車移動機構64を開口112が見える位置で切断した断面図が示されており、(G)には拍車移動機構64を直交方向スリット81が見える位置で切断した断面図が示されている。 図11は、変形例3、6における拍車移動機構64の分解斜視図である。 図12は、変形例3、6における拍車移動機構64の分解斜視図である。 図13(A)は、変形例3、6における拍車移動機構64の平面図であり、図13(B)は、軸押部73が第1位置のときの図13(A)のBC−BC断面図であり、図13(C)は、軸押部73が第2位置のときの図13(A)のBC−BC断面図である。 図14は、変形例1における拍車移動機構64の分解斜視図である。 図15は、変形例1における拍車移動機構64の分解斜視図である。 図16は、変形例4における拍車移動機構64を拍車63の軸68において切断した断面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。また、以下の説明においては、複合機10(本発明の画像記録装置の一例)が使用可能に設置された状態(図1の状態)を基準として上下方向7が定義され、開口13が設けられている側を手前側(正面)として前後方向8が定義され、複合機10を手前側(正面)から見て左右方向9が定義される。
[複合機10の全体構成]
図1に示されるように、複合機10は、概ね直方体に形成されており、下部にインクジェット記録方式で記録用紙12(図2参照)に画像を記録するプリンタ部11が設けられている。なお、プリンタ部11は、インクジェット記録方式以外、例えば電子写真方式で記録用紙12に画像を記録するものであってもよい。複合機10は、ファクシミリ機能及びプリント機能などの各種の機能を有している。
プリンタ部11は、正面に開口13が形成されている。各種サイズの記録用紙12を載置可能な給送トレイ20が、開口13から前後方向8に挿抜可能である。排出トレイ21が、給送トレイ20の上側に給送トレイ20と重ねられて設けられている。排出トレイ21は、給送トレイ20と一体に開口13に挿抜される。
図2に示されるように、プリンタ部11は、給送トレイ20から記録用紙12をピックアップして給送する給送部15、給送トレイ20の上方に設けられており、給送部15によって給送された記録用紙12に画像を記録する記録部24、及び搬送装置を備えている。搬送装置は、記録用紙12を搬送する搬送ローラ対54及び排出ローラ対55と、排出ローラ対55の拍車63を上下動させる拍車移動機構64とを備えている。なお、上述したプリンタ部11を構成する各部については、後述される。
[給送部15]
図2に示されるように、プリンタ部11の開口13(図1参照)に装着された状態の給送トレイ20の上側には、給送部15が設けられている。給送部15は、給送ローラ25、給送アーム26、及び軸27を備えている。
給送ローラ25は、給送アーム26の先端側に回転可能に設けられている。給送ローラ25は、給送用モータ(不図示)から駆動力を付与されて回転する。なお、給送ローラ25は、後述する搬送用モータ102(図3参照)から駆動力を付与されて回転してもよい。
給送アーム26は、プリンタ部11の本体フレーム(不図示)に支持された軸27に回動可能に設けられている。給送アーム26は、自重或いはバネ等による弾性力によって給送トレイ20側へ回動付勢されている。給送ローラ25は、回転することによって、給送トレイ20に載置された記録用紙12をピックアップして後述する搬送路65に給送する。
[搬送路65]
図2に示されるように、搬送路65は、給送トレイ20の後側の端部から上方且つ複合機10の前側へ曲がって、複合機10の背面側(後側)から正面側(前側)へ延出されている。搬送路65は、搬送ローラ対54による挟持位置、記録部24の下側、及び排出ローラ対55による挟持位置を経て排出トレイ21へ通じている。給送トレイ20から給送された記録用紙12は、搬送路65により下方から上方へUターンするように案内されて記録部24に案内される。記録用紙12は、記録部24により画像記録が行われた後、排出トレイ21に案内される。つまり、記録用紙12は、図2において一点鎖線の矢印で示された搬送方向16に沿って搬送される。搬送路65は、所定間隔で対向する外側ガイド部材18及び内側ガイド部材19によって形成されている。
[搬送ローラ対54及び排出ローラ対55]
図2に示されるように、搬送路65における記録部24よりも搬送方向16の上流側には、搬送ローラ60とピンチローラ61とを有する搬送ローラ対54が設けられている。搬送ローラ対54を構成する搬送ローラ60及びピンチローラ61とは、相互に当接されている。ピンチローラ61は、バネなどによって搬送ローラ60に圧接されている。
搬送路65において、記録部24よりも搬送方向16の下流側には、排出ローラ62(本発明の第2ローラの一例)と拍車63(本発明の第1ローラの一例)とを有する排出ローラ対55が設けられている。
図3(B)に示されるように、排出ローラ62は、左右方向9に沿って延びた一本の軸66と、当該軸66に取り付けられた複数のローラ部67とを備えている。複数のローラ部67は、それぞれ離間されて配置されている。
図6に示されるように、拍車63は、左右方向9において複数が離間されて配置されている。各拍車63には軸68(本発明の弾性軸の一例)が貫通されている。これにより、各拍車63の左右方向9における両側からは、軸68が延びている。一つの拍車63に対応して一本の軸68が設けられている。拍車63は、軸68の左右方向9における中央部に取り付けられている。
軸68は、棒状のバネで構成されている。また、各拍車63は、排出ローラ62を構成する複数のローラ部67の各々の上側に、当該ローラ部67の各々と対向して配置されている。また、相互に対向して配置されている各拍車63と各ローラ67とは、軸68を構成するバネの付勢力に抗って、相互に押しつけられ得る。つまり、拍車63と排出ローラ62とは、相互に圧接され得る。
搬送ローラ60及び排出ローラ62は、搬送用モータ102(図3参照)から駆動力が伝達されて回転する。搬送ローラ60の回転に従動してピンチローラ61が回転する。また、排出ローラ62の回転に従動して拍車63が回転する。これにより、搬送ローラ対54及び排出ローラ対55は、記録用紙12を挟持して搬送路65を搬送方向16に沿って搬送する。なお、拍車63は、排出ローラ対55との間に記録用紙12を挟持している状態において、当該記録用紙12と当接している。
[記録部24]
図2に示されるように、搬送ローラ対54及び排出ローラ対55の間における搬送路65の下側には、プラテン42が設けられている。プラテン42は、搬送ローラ対54及び排出ローラ対55によって搬送路65を搬送される記録用紙12を下側から支持する部材である。
記録部24は、プラテン42と対向して搬送路65の上側に設けられている。記録部24は、キャリッジ23と記録ヘッド39とを備えている。図3に示されるように、キャリッジ23は、プラテン42の後側及び前側に設けられたガイドレール43、44によって支持されている。ガイドレール43、44は、左右方向9の両端部を、プリンタ部11の本体フレーム(不図示)に取り付けられている。ガイドレール43、44の少なくとも一方には、公知のベルト機構(不図示)が設けられており、キャリッジ23は、当該ベルト機構と連結されている。ベルト機構はキャリッジ駆動用モータ(不図示)により駆動される。これにより、キャリッジ23は、左右方向9に往復移動可能である。
図2に示されるように、記録ヘッド39は、キャリッジ23に搭載されている。記録ヘッド39の下面には、複数のノズル40が形成されている。記録ヘッド39には、インクカートリッジ(不図示)からインクが供給される。記録ヘッド39は、ノズル40からインクを微小なインク滴として吐出する。キャリッジ23が左右方向9へ往復移動しているときに、ノズル40からプラテン42に支持されている記録用紙12に向けてインク滴が吐出される。これにより、記録用紙12に画像が記録される。
[拍車移動機構64]
図2に示されるように、拍車移動機構64(本発明のローラホルダの一例)は、拍車63を上側から覆うように設けられている。図5に示されるように、拍車63は、下側の周面が露出された状態で、拍車移動機構64に覆われている。図4〜図6に示されるように、拍車移動機構64は、フレーム71と、下側カバー72と、軸押部73と、スライド部74とを備えている。
[フレーム71]
図4〜図6に示されるように、フレーム71は、厚さ方向が上下方向7である概ね板形状の部材である。フレーム71は、左右方向9の長さが前後方向8の長さよりも長い部材である。つまり、フレーム71は、左右方向9に延びた部材である。フレーム71は、左右方向9の両端部を、プリンタ部11の本体フレーム(不図示)に取り付けられている。
フレーム71の前端部は、下向きに折り曲げられている。フレーム71には、少なくとも一つの開口75が形成されている。本実施形態では、開口75は、左右方向9に間隔を空けて3つ形成されている。開口75は、第1開口75Aと、第1開口75Aと連続しており且つ第1開口75Aよりも前後方向8の長さが短い第2開口75Aとで構成されている(図6(A)参照)。開口75には、後述する下側カバー72の底板76に形成された突起78が挿通される(図4参照)。
[下側カバー72]
図4〜図6に示されるように、下側カバー72(本発明のローラ収容部の一例)は、フレーム71の下側に取り付けられている。図6に示されるように、下側カバー72は、底板76と、底板76の前端部、後端部、右端部、及び左端部から上向きに立設された側板77とを備えている。底板76におけるフレーム71の開口75と対向する位置には、上向きに立設された突起78が形成されている。突起78は、先端部78Aと、先端部78Aよりも前後方向8の長さが短い基端部78Bとで構成されている。突起78は、開口75の第1開口75Aから挿通され、その後、下側カバー72が、右向きにスライドされる。これにより、突起78の先端部78Aが、開口75の第2開口75Bの上側に位置する。ここで、先端部78Aの前後方向8の長さは、第2開口75Bの前後方向8の長さよりも長く構成されている。以上により、下側カバー72は、フレーム71の下側に取り付けられる(図4参照)。
図5及び図6に示されるように、底板76には、複数の開口79が左右方向9に間隔をあけて形成されている。開口79の前後方向8の長さは、拍車63の径よりも長い。また、開口79の左右方向9の長さは、拍車63の厚さよりも長い。拍車63は、開口79の真上となるように底板76に載置される。これにより、拍車63の下部は開口79に挿入されて底板76の下方に露出される。
図6(A)に示されるように、底板76から複数のリブ80が上向きに立設されている。リブ80は、左右方向9に間隔を空けて配置されている。拍車63は、2つのリブ80の間に配置される。図9に示されるように、複数のリブ80のうち、拍車63の両側に位置するリブ80には、上端から下向きに延びた、つまり上下方向7に延びたスリット81(本発明の軸受部の一例)が形成されている。スリット81の幅は、拍車63の軸68の径よりも大きく構成されており、軸68が、スリット81に上側から下向きに係入される。これにより、軸68は、左右方向9において、スリット81に挿通された状態となる。また、スリット81は上下方向7に延びているため、拍車63は、上下方向7に移動可能である。また、上述したように、拍車63の下側には、排出ローラ62が配置されている。つまり、下側カバー72には、拍車63が排出ローラ62に対して接離する上下方向7に移動可能に配置されている。
側板77は、上述したように、底板76の前後左右の端部から立設されている。つまり、側板77は、複数の拍車63の全てを囲むように、換言すると複数の拍車63の全体よりも外側において、底板76から立設されている。
[軸押部73]
図6に示されるように、軸押部73は、拍車63の軸68の上側且つフレーム71の下側に設けられている。軸押部73は、厚さ方向が上下方向7である板状部材82に取り付けられている。なお、軸押部73は、板状部材82と一体に成形されていてもよい。
板状部材82は、左右方向9の長さが前後方向8の長さよりも長い概ね板形状の部材である。板状部材82の前後方向8の長さは、下側カバー72の前端部及び後端部から立設された一対の側板77の前後方向8の間隔よりも短い。また、板状部材82の左右方向9の長さは、下側カバー72の右端部及び左端部から立設された一対の側板77の左右方向9の間隔よりも短い。そして、板状部材82は、下側カバー72の側板77に囲まれた空間に配置される。つまり、複数の軸押部73の全ては、下側カバー72の側板77によって囲まれている。換言すると、側板77は、複数の軸押部73の全体よりも外側において、底板76から立設されている。
図6に示されるように、軸押部73は、複数の拍車63の各々について、拍車63の右側の軸68と左側の軸68とに対向する位置に配置されている。つまり、軸押部73は、複数の拍車63の各々について2個設けられている。
図6〜図8に示されるように、軸押部73は、板状部材82に取り付けられた状態において、板状部材82の下面から下向きに延びた下側突起84と、板状部材82の上面から上向きに延びた上側突起85とで構成されている。下側突起84の先端部は、上側から拍車63の軸68と当接している(図7(B)及び図8(B)参照)。上側突起85の先端部は、上側から後述するスライド部74によって当接されるが(図7(B)及び図8(B)参照)、これについては後に詳細に説明する。
軸押部73及び板状部材82は、下側カバー72の側板77に沿った方向(上下方向7)に移動可能な状態で、下側カバー72に配置されている。軸押部73は、後述するように、左右方向9に移動可能なスライド部74によって上側から押圧される。なお、スライド部74は、後述するように、左右方向9に移動することによって、軸押部73を押圧した状態と押圧しない状態とに状態遷移する。
軸押部73は、スライド部74によって押圧されているとき、拍車63の軸68を下方に向けて、つまり排出ローラ62に向けて押圧する。ここで、上述したように、軸68は、棒状のバネで構成されている。また、拍車63は下側を排出ローラ55によって支持されているが、軸68は他の部材によって下側から支持されていない。そのため、軸68は、押圧されると、拍車63を下方に移動させるように、曲げられる。実際には、拍車63の下方には排出ローラ62が存在するため、拍車63は排出ローラ62に押しつけられる(図7(B)参照))。このときの軸押部73の位置は、第1位置である。なお、本実施形態において、軸押部73は、第1位置のとき、下側カバー72と当接している。つまり、第1位置の軸押部73は、下側カバー72に支持されている。
一方、本実施形態において、軸押部73は、スライド部74によって押圧されていないとき、拍車63の軸68と当接しているが拍車63の軸68を押圧する力は小さくなる(図8(B)参照)。このときの軸押部73の位置は、第2位置である。以上より、軸押部73は、拍車63の軸68を押圧する第1位置、及び第1位置のときよりも拍車63の軸68に対する押圧力が小さい第2位置に移動する。なお、拍車63及び軸68は、下側を排出ローラ62に当接され、上側を軸押部73に当接されることによって、位置を保持される。
図6に示されるように、板状部材82の左右両端部には、下向きに延びる突起83が形成されている。突起83は、板状部材82が側板77に囲まれるように配置された状態において、底板76から立設されたリブ80の間に挿入される。これにより、板状部材82及び軸押部73の左右方向9への移動が規制される。
[スライド部74]
図6に示されるように、スライド部74は、軸押部73の上側且つフレーム71の下側に設けられている。スライド部74は、厚さ方向が上下方向7である概ね板形状の部材である。スライド部74は、左右方向9の長さが前後方向8の長さよりも長い部材である。スライド部74の前後方向8の長さは、下側カバー72の前端部及び後端部から立設された一対の側板77の前後方向8の間隔よりも短い。また、スライド部74の左右方向9の長さは、下側カバー72の右端部及び左端部から立設された一対の側板77の左右方向9の間隔よりも短い。そして、スライド部74は、下側カバー72の側板77に囲まれた空間に配置される。つまり、スライド部74は、軸押部73と同様に、下側カバー72の側板77によって囲まれている。また、後述するように、スライド部74の下面に形成された凸部86は、軸押部73及び板状部材82の上面に当接する。また、スライド部74の上面は、フレーム71に当接する。つまり、スライド部74は、フレーム71と当接された状態で下側カバー72に配置されたものである。
また、スライド部74は、下側カバー72の底板76から立設されたリブ80に支持されている。また、上述したように、スライド部74の左右方向9の長さは下側カバー72の右端部及び左端部から立設された一対の側板77の左右方向9の間隔よりも短いため、スライド部74は、左右方向9に移動可能である。本実施形態では、スライド部74は、図7に示される第3位置と、当該第3位置よりも左側の位置であって図8に示される第4位置との間で、左右方向9に移動可能である。
図6〜図8に示されるように、スライド部74の下面には、凸部86(本発明の当接部の一例)が形成されている。凸部86は、スライダ部74が後述する第3位置に位置する場合に、軸押部73の上側突起85と対向可能な位置に形成されている。つまり、凸部86は、軸押部73側に突出している。凸部86は、スライド部74の下面から斜め下方に傾斜した第1当接面87と、第1当接面87と連続しており且つ第1当接面87よりも下方、つまり軸押部73側に位置する第2当接面88とを備えている。第2当接面88は、前後方向8及び左右方向9に沿って拡がった面である。
スライド部74が図7に示される第3位置のとき、スライド部74の凸部86の第2当接面88が軸押部73の上側突起85と当接している(図7(B)参照)。この状態では、軸押部73の下側突起84は拍車63の軸68を押圧する。また、このとき、軸押部73の位置は、上述したように第1位置である。
スライド部74が図7(B)に示される位置から左向きに移動すると、スライド部74の凸部86が軸押部73の上側突起85と当接しなくなる。詳細には、最初に、左向きに移動する凸部86の第1当接面87が上側突起85と当接する。スライド部74が左側へ移動する程、上側突起85は、傾斜面である第1当接面87に案内されて上方に移動する。最終的に、図8(B)に示されるように、凸部86が上側突起85と当接しなくなる。
スライド部74の凸部86が軸押部73の上側突起85と当接しない状態では(図8(B)参照)、スライド部74の凸部86以外の下面は上側突起85を押圧しない。よって、軸押部73の下側突起84は、拍車63の軸68と当接しているが拍車63の軸68を押圧する力は小さくなる。図8に示されるスライド部74の位置は、上述した第4位置である。また、このとき、軸押部73の位置は、上述したように第2位置である。
以上より、スライド部74は、第3位置及び第4位置に移動する。また、凸部86は、スライド部74が第3位置の状態において軸押部73と当接し、スライド部74が第4位置の状態において軸押部73と当接しない位置に形成されている。
また、図6(A)及び図9に示されるように、スライド部74の上面には、左右方向9に延びた2つの凹部98が形成されている。なお、凹部98は、スライド部74の下面に形成されていてもよい。これにより、スライド部74の凹部98が形成されていない部分(厚肉部100)の厚み(上下方向7の長さ)は、スライド部74の凹部98が形成されている部分(薄肉部99)の厚みよりも厚い。つまり、スライド部74は、図9に示されるように、左右方向9において厚みが薄い薄肉部99と当該薄肉部99よりも厚みが厚い厚肉部100とを備えている。
凹部98、換言すると薄肉部99は、左右方向8において、少なくともスライド部74と軸押部73とが当接する部分、具体的には凸部86(図6(B)参照)が設けられている部分と同位置に形成されていればよい。つまり、凸部86は、薄肉部99に設けられている。それは、以下の理由による。つまり、薄肉部99が少なくともスライド部74と軸押部73とが当接する部分と同位置に形成されることにより、当該部分において、スライド部74がフレーム71に沿って変形し易くなる。そして、その結果、スライド部74から軸押部73を介して行われる拍車63の位置決めの精度を向上させることができる。拍車63の位置決めは、フレーム71を基準になされるからである。なお、本実施形態では、凹部98は、左右方向8において、スライド部74の右端から左端に亘って形成されている。
[コイルばね90]
図4及び図6〜図8に示されるように、スライド部74の左端部には、スライド部74を第4位置から第3位置に向けて、つまり右に向けて付勢するコイルばね90(本発明の第2付勢部材の一例)が取り付けられている。コイルばね90は、左右方向9に沿って配置されている。コイルばね90の右端部が、以下で説明する左右方向9に移動可能な被押部材91(詳細には被押部材91の取付部89、図7(B)及び図8(B)参照)に取り付けられており、コイルばね90の左端部が、フレーム71(詳細にはフレーム71の取付部70、図6(B)参照)に取り付けられている。
被押部材91は、フレーム71の上面の左端部の上側に配置された概ね板状の部材である。被押部材91の下面は、フレーム71に当接している。つまり、被押部材91は、フレーム71によって支持されている。被押部材91には、開口92とスリット93とが形成されている。
開口92は、被押部材91の左端部に形成されている。開口92の右側の縁から下側に取付部89が設けられている(図7(B)及び図8(B)参照)。そして、当該取付部89に、コイルばね90の右端部が取り付けられる。フレーム71における開口92の真下部分には、開口92よりも左右方向9に長い開口94が形成されている(図6(A)参照)。開口94が開口92よりも左右方向9に長く形成されていることにより、フレーム71が固定された状態を維持しつつ、被押部材91は、後述するように左右方向9に移動することができる。
スリット93は、被押部材91の右端部に形成されている。スリット93は、左右方向9に延びた形状である。フレーム71における開口93の真下部分には、スリット93よりも左右方向9に長いスリット95が形成されている。また、スライド部74におけるスリット93、95の真下部分には、上側に突出する凸部96が形成されている。凸部96の左右方向9の長さは、スリット93と略同一であり、スリット95よりも短い。また、凸部96の前後方向8の長さは、スリット93、95と略同一である。以上により、凸部96は、スリット95を挿通して、スリット93に嵌合される。その結果、被押部材91が左右方向9に移動すると、フレーム71が本体フレームに取り付けられた状態、つまりフレーム71が固定された状態を維持しつつ、スライド部74も左右方向9に移動することができる。
被押部材91における開口92の後側には、上側に延びた凸部97が設けられている。凸部97の右面は、左右方向9に移動するキャリッジ23(図3参照)に当接される。左向きに移動するキャリッジ23が凸部97に当接して凸部97を左向きに押すと、コイルばね90が圧縮されるとともに、被押部材91は、コイルばね90の付勢力に抗って左向きに移動する。これにより、被押部材91と嵌合されているスライド部74も左向きに、つまり第3位置から第4位置に移動する。以上より、スライド部74は、被押部材91を介して移動するキャリッジ23に押されることによって、コイルばね90による付勢力に抗って第3位置から第4位置に移動する。
なお、被押部材91を押していたキャリッジ23が右向きへ移動すると、被押部材91は、コイルばね90が圧縮された状態から元の状態に戻ろうとする力、つまりコイルばね90の付勢力によって右向きに、つまり第4位置から第3位置に移動する。
[拍車移動機構64の動作]
キャリッジ23が被押部材91の凸部97に当接していない状態(図3に示される状態)では、図7に示されるように、スライド部74は第3位置に位置しており、軸押部73は第1位置に位置している。軸押部73が第1位置の状態では、軸押部73の上側突起85がスライド部74の第2当接面88によって下向きに押圧されている。つまり、軸押部73はスライド部74によって下向きに押圧されている。これにより、軸押部73の下側突起84は、拍車63の軸68を押圧する。その結果、下側に押圧された拍車63は、排出ローラ62を押圧する。
キャリッジ23が左向きに移動して被押部材91の凸部97を押すと、被押部材91は左向きに移動する。これにより、スライド部74も左向きに、つまり第3位置から第4位置に移動する。すると、軸押部73は、第1位置から第2位置に移動する。具体的には、軸押部73の上側突起85は、第2当接面88から第1当接面97を介して最終的にはスライド部74の下面から離間される。つまり、図7の状態から図8の状態に状態遷移する。このとき、軸押部73はスライド部74によって下向きに押圧されなくなる。これにより、軸押部73の下側突起84が拍車63の軸68を押圧する力は小さくなる。その結果、拍車63が排出ローラ62を押圧する力は小さくなる。つまり、軸押部73が第2位置のときの拍車63の排出ローラ62に対する押圧力は、軸押部73が第1位置のときよりも小さくなる。
スライド部74が第4位置の状態において、キャリッジ23が右向きに移動すると、被押部材91はコイルばね90の付勢力によって右向きに移動する。これにより、スライド部74も右向きに、つまり第4位置から第3位置に移動する。すると、軸押部73は、第2位置から第1位置に移動する。具体的には、軸押部73の上側突起85は、第1当接面87によって押されて下方に移動し、最終的に第2当接面88と当接する。つまり、軸押部73はスライド部74によって下向きに押圧されるようになる。これにより、軸押部73の下側突起84は、拍車63の軸68を押圧する。その結果、下側に押圧された拍車63は、排出ローラ62を押圧する。
[実施形態の効果]
本実施形態によれば、スライド部74が左右方向9に沿って第3位置から第4位置に移動することによって、拍車63の排出ローラ62に対する押圧力を減圧させることができる。そして、本実施形態によれば、上記のような拍車63の排出ローラ62に対する押圧力の減圧が実行されるに際して、軸押部73及びスライド部74のみが移動し拍車移動機構64全体は移動しない。よって、搬送装置が搭載される複合機10の大型化を抑制することができる。また、拍車63の排出ローラ62に対する押圧力の減圧に要する動力を小さくすることができる。以上より、本実施形態によれば、拍車63を支持する下側カバー72や当該下側カバー72が取り付けられたフレーム71を動かすことなく、拍車63の排出ローラ62に対する押圧力を変更させることができる。
また、本実施形態によれば、スライド部74が第3位置に位置するとき、凸部86が軸押部73を押すことによって、軸押部73が拍車63の軸68を押す。これにより、拍車63を排出ローラ62に押圧させることができる。また、スライド部74が第4位置に位置するとき、凸部86が軸押部73と当接しないため、凸部86は軸押部73を押さない。よって、軸押部73が拍車63の軸68を押圧する力を小さくすることができる。
また、本実施形態によれば、フレーム71は、搬送装置が搭載される複合機10に固定されるものであり、搬送装置に備えられる拍車63の位置の基準となるものである。そして、本実施形態によれば、スライド部74は、フレーム71と当接された状態で配置されている。よって、スライド部74の薄肉部99は、厚みが薄いために、当接されているフレーム71に沿って変形し易い。また、スライド部74の凸部86は薄肉部99に設けられている。また、軸押部73は、拍車63を押圧するものである。つまり、本実施形態によれば、拍車63を押圧する軸押部73に対して当接するスライド部74を、拍車63の位置の基準となるフレーム71に沿って変形させ易いため、拍車63の位置精度を高くすることができる。
また、本実施形態によれば、拍車63と軸押部73とは、底板76と側板77とによって覆われた状態となる。そのため、本実施形態によれば、拍車63の排出ローラ62に対する状態を変化させる主要部を構成する拍車63と軸押部73とが、外部からユーザによって触れられることにより、拍車63と軸押部73とが破損してしまう可能性を低くすることができる。
また、本実施形態によれば、拍車63の搬送方向16に沿った位置ずれを、拍車63の軸68の径と、スリット81の幅との公差内に抑えることができる。つまり、スリット81の幅を拍車63の軸68の径に近づけることによって、拍車63の搬送方向16に沿った位置精度を高くすることができる。
また、本実施形態によれば、記録部24に設けられているキャリッジ23の移動によって、スライド部74を移動させることができる。このため、本実施形態によれば、スライド部74を移動させるための専用のモータを別途設ける必要がない。
[実施形態の変形例1]
上述の実施形態では、軸押部73は、上下方向7に移動するものであったが、軸押部73は、回動することによって移動するものであってもよい。
変形例1における拍車移動機構64は、上述の実施形態における拍車移動機構64とは一部異なるように構成されている。図14及び図15に示されるように、変形例1においても、拍車移動機構64は、フレーム71と、下側カバー72と、軸押部73と、スライド部74とを備えている。しかし、変形例1における拍車移動機構64では、軸押部73とスライド部74との構成が上述の実施形態と一部異なっている。以下、異なる部分について詳述する。
変形例1における軸押部73は、左右方向9に延びた軸109と、軸109に取り付けられた回動部110とで構成されている。
回動部110は、軸109から前向きに延出されている。また、回動部110の延出先端部は、拍車63よりも、つまり拍車63の軸68よりも前側に位置している。また、軸109は、拍車63よりも後側に位置している。つまり、軸押部73の軸109は、拍車63よりも搬送方向16の一方側(本実施形態では後側)に配置されており、軸押部73の回動部110の延出端部、つまり回動先端部は、拍車63よりも搬送方向16の他方側(本実施形態では前側)に配置されている。また、回動部110の左右方向9の位置は、各拍車63の軸68の左右方向9の位置と同位置である。以上により、回動部110が矢印108Bの向きに回動すると、回動部110の回動先端部よりも後側に位置する部分が、拍車63の軸68と当接する。これにより、軸68が回動部110の回動先端部に押されて、下向きに移動する。
なお、変形例1において、軸109には、コイルばね(不図示)が取り付けられている。これにより、軸109は、矢印108Bと逆向きである矢印108Aの向きに付勢されている。
変形例1におけるスライド部74は、軸押部73の上方に配置されている。スライド部74の前端部の下面には、下向きに突出された複数の凸部107(本発明の当接部の一例)が形成されている。凸部107の前後方向8の位置は、回動部110の回動先端部の上方である。つまり、スライド部74は、回動部110の回動先端部の上方に配置されている。凸部107の左右方向9の位置は、以下の通りである。つまり、凸部107は、スライド部74が第3位置に位置しているときに回動部110の回動先端部と当接し、スライド部74が第4位置に位置しているときに回動部110の回動先端部と当接しない位置に形成されている。
スライド部74が第3位置に位置しているとき、凸部107は回動部110の回動先端部と当接する。これにより、回動部110は、凸部107に押され、軸109に取り付けられたコイルばねの付勢力に抗って、矢印108Bの向きに回動する。回動部110が矢印108Bの向きに回動することによって、回動部110の回動先端部よりも若干後側に位置する部分が、拍車63の軸68と当接する。これにより、軸68が回動部110の回動先端部に押されて、下向きに移動する。その結果、拍車63は、排出ローラ62を押圧する。
スライド部74が第3位置から第4位置に向けて移動すると、凸部107は回動部110と当接する位置から当接しない位置へ移動する。これにより、回動部110は、軸109に取り付けられたコイルばねの付勢力によって、矢印108Aの向きに回動する。回動部110が矢印108Aの向きに回動することによって、回動部110が拍車63の軸68から離間する。これにより、軸68が回動部110の回動先端部に押されなくなる。その結果、拍車63の排出ローラ62に対する押圧が解除される。
変形例1によれば、スライド部74が軸押部73の回動先端部の上方に配置されているため、スライド部74の凸部107が回動先端部を押すことによって、拍車63の排出ローラ62に対する押圧力を変更させることができる。ここで、軸押部73の回動先端部は、拍車63よりも搬送方向16の他方側に配置されている。また、スライド部74は、回動先端部の上方に配置されている。つまり、変形例1によれば、スライド部74を拍車63の真上に配置する必要がないために、搬送装置の上下方向7の長さを短くすることができる。つまり、搬送装置を小型化することができる。
[実施形態の変形例2]
上述の実施形態では、軸押部73が第2位置のときにおける拍車63の排出ローラ62に対する押圧力が、軸押部73が第1位置のときよりも小さくなるように、軸押部73が構成されていた。しかし、軸押部73が第2位置のときに拍車63が排出ローラ62から離間するように、軸押部73が構成されていてもよい。
変形例2における拍車移動機構64は、上述の実施形態における拍車移動機構64とは一部異なるように構成されている。図10は、変形例2における拍車移動機構64のうち、一つの拍車63とその周辺部を切り取ったものである。変形例2においても、拍車移動機構64は、フレーム71と、下側カバー72と、軸押部73と、スライド部74とを備えている。しかし、変形例2における拍車移動機構64では、フレーム71と軸押部73とスライド部74との構成が上述の実施形態と一部異なっている。以下、異なる部分について詳述する。
変形例2におけるフレーム71には、開口75(図4参照)の他に、開口111が形成されている。変形例2では、開口111に、軸押部73の上側突起85が挿通される
変形例2における軸押部73においては、下側突起84(本発明のローラ支持部の一例)の下端部に開口112が形成されており、当該開口112に拍車63の軸68が挿通されている。これにより、拍車63の軸68は、下側突起84によって回転可能に支持される。また、上側突起85には、その先端部において後側に屈曲された屈曲部113(本発明の被当接部の一例)が形成されている。屈曲部113の下面は、スライド部74に上側から当接される。ここで、変形例2では、後述するように、スライド部74は、フレーム71の上面によって支持されている(図10(D)、(E)参照)。また、図10(B)に示されるように、変形例2における軸押部73は、下側カバー72によって支持されている。
変形例2におけるスライド部74には、上述の実施形態において下面に形成されていた凸部86の代わりに、上面に凸部114(本発明の当接部の一例)が形成されている。凸部114は、拍車63から離間する側、つまり上側に突出している。凸部114は、スライド部74の上面から斜め上方に傾斜した第3当接面115と、第3当接面115と連続しており且つ第3当接面115よりも上方、つまり軸押部73から離間する側に位置する第4当接面116とを備えている。第4当接面116は、前後方向8及び左右方向9に沿って拡がった面である。
屈曲部113の下面がスライド部74の凸部114(詳細には凸部114の第4当接面116)と当接していない状態では(図10(B)、(D)参照)、下側突起84の開口112の上内面117が、拍車63の軸68と当接している(図10(F)参照)。拍車63の軸68は、開口112の上内面117に下向きへ押されている。これにより、拍車63は排出ローラ62を押圧する。このとき、図10(B)に示されるように、下側突起84は、下側カバー72と当接されている。図10(B)、(D)、(F)に示されるスライド部74の位置は、第3位置である。また、このとき、軸押部73の位置は、第1位置である。
スライド部74が図10(B)に示される位置から左向きに移動すると、スライド部74の凸部114が、軸押部73の上側突起85の屈曲部113に下側から当接する。詳細には、最初に、左向きに移動するスライド部74の凸部114の第3当接面115と屈曲部113とが当接する。スライド部74が左側へ移動する程、屈曲部113は、傾斜面である第3当接面115によって押されて上方に移動する。最終的に、図10(C)、(E)に示されるように、凸部114の第4当接面116と屈曲部113とが当接する。
また、屈曲部113、つまり軸押部73が上方に移動するため、軸押部73の下側突起84の開口112の上内面117は拍車63の軸68から離間するとともに、開口112の下内面118(図10(F)参照)が拍車63の軸68と当接する。拍車63の軸68は、開口112の下内面118に上向きへ押される。これにより、拍車63は排出ローラ62から離間する(図10(C)参照)。このとき、図10(C)に示されるように、下側突起84は、下側カバー72から離間されている。図10(C)、(E)に示されるスライド部74の位置は、第4位置である。また、このとき、軸押部73の位置は、第2位置である。
以上より、凸部114は、スライド部74が第4位置の状態において屈曲部113と当接し、スライド部74が第3位置の状態において屈曲部113と当接しない位置に形成されている。また、軸押部73は、当接された凸部114に屈曲部113を押されることによって第1位置から第2位置に移動する。
変形例2では、図10(A)に示されるように、フレーム71と軸押部73との間に、コイルばね119(本発明の第1付勢部材の一例)が設けられている。コイルばね119は、上下方向7に延びた上側突起85に挿通された状態で配置されている。コイルばね119は、上端をフレーム71に接続されており、下端を軸押部73の下側突起84に接続されている。なお、本実施形態では、コイルばね119の下端は、板状部材82を介して下側突起84に接続されているが、もちろん直接接続されていてもよい。
コイルばね119は、圧縮された状態で配置されている。よって、コイルばね119は、軸押部73の下側突起84を下方に向けて、つまり下側カバー72に向けて付勢する。
変形例2によれば、スライド部74が左右方向9に沿って第3位置から第4位置に移動することによって、拍車63を排出ローラ62から離間させることができる。そして、変形例2によれば、上記のような拍車63の移動が実行されるに際して、下側カバー72や下側カバー72が取り付けられたフレーム71は移動しない。よって、搬送装置が搭載される複合機10の大型化を抑制することができる。また、拍車63の移動に要する動力を小さくすることができる。以上より、変形例2によれば、下側カバー72や当該下側カバー72が取り付けられたフレーム71を動かすことなく、拍車63を移動させることができる。
また、変形例2によれば、スライド部74は軸押部73の屈曲部113に当接される。そして、スライド部74が第3位置から第4位置に移動する際に、スライド部74の凸部114が屈曲部113と当接することによって、軸押部73が凸部114に押されて第1位置から第2位置に移動する。ここで、拍車63は、軸押部73の下側突起84に支持されている。そのため、拍車63は、軸押部73の第1位置から第2位置への移動に際して、移動する下側突起84に支持されつつ、排出ローラ62から離間する向きに移動する。以上より、変形例2によれば、スライド部74の移動によって、軸押部73を第1位置と第2位置との間で移動させるとともに、拍車63を接離方向に移動させることができる。つまり、変形例2によれば、スライド部74の移動によって、拍車63を排出ローラ62に対して接離させることができる。
また、変形例2によれば、軸押部73の下側突起84が排出ローラ62に向けて、つまり下側に付勢されるため、軸押部73の下側突起84が下側カバー72に当接された状態において、下側カバー72に対して軸押部73の下側突起84を高い精度で位置決めすることができる。
[実施形態の変形例3]
上述の実施形態では、スライド部74は、薄肉部99及び厚肉部100を備えていたが、スライド部74は、図11に示されるように、薄肉部99及び厚肉部100の代わりに、または、薄肉部99及び厚肉部100に加えて、左右方向9に延びたスリット101を備えていてもよい。
スリット101は、凹部98と同様に、左右方向9において、少なくともスライド部74と軸押部73とが当接する部分と同位置に形成されていればよい。理由は、凹部98の場合と同様である。なお、本実施形態では、スリット101は、左右方向9において、スライド部74と軸押部73とが当接する部分、具体的には凸部86(図12参照)が設けられている部分と同位置に形成されている。また、本実施形態では、スライド部74は、前後方向8において、当該部分の前側及び後側、つまり当該部分の両側に形成されている。もちろん、スライド部74は、当該部分の片側のみに形成されていてもよい。
変形例3によれば、スライド部74におけるスリット101が形成された周辺部は、搬送方向16に沿った長さが短くなるために、フレーム71に沿って変形し易い。そのため、変形例3によれば、上述の実施形態における薄肉部99を設けることによる効果と同様に、拍車63の位置精度を高くすることができる。
また、変形例3によれば、前後方向8においてスライド部74と軸押部73とが当接する部分の両側にスリット101が形成された周辺部では、搬送方向16に沿った長さが、当該部分の片側にスリット101が形成された場合よりも更に短くなるために、フレーム71に沿って当該場合よりも更に変形し易い。そのため、本構成によれば、当該場合よりも更に、拍車63の位置精度を高くすることができる。
[実施形態の変形例4]
上述の実施形態では、軸押部73は、スライド部74によって、第1位置及び第2位置に保持された。しかし、軸押部73は、スライド部74によって、3つ以上の位置に保持されてもよい。
例えば、図16に示されるように、スライド部74の下面に形成された凸部86は、第2当接面88(本発明の第1当接部の一例)とスライド部74の下面との間に第5当接面120(本発明の第2当接部の一例)を備えていてもよい。第5当接面120は、第2当接面88よりも上方に位置し、スライド部74の下面よりも下方に位置している。また、第5当接面120と第2当接面88、及び、第5当接面120とスライド部74の下面との間の各々には、各面を繋ぐ傾斜面が形成されている。
上述の実施形態において説明したように、第2当接面88と軸押部73の上側突起85とが当接した状態では、スライド部74の位置は第3位置であり、軸押部73の位置は第1位置である(図16(A)参照)。一方、スライド部74の下面と軸押部73の上側突起85とが当接した状態では、スライド部74の位置は第4位置であり、軸押部73の位置は第2位置である(図16(C)参照)。
そして、図16(A)の状態から図16(C)の状態に状態遷移する過程、或いは図16(C)の状態から図16(A)の状態に状態遷移する過程において、第5当接面120と軸押部73の上側突起85とが当接した状態となる(図16(B)参照)。以上により、軸押部73は、スライド部74によって、3つの位置に保持可能である。
第5当接面120と軸押部73の上側突起85とが当接した状態では、第5当接面120が第2当接面88よりも拍車63から離間しているために、拍車63の軸68に対する軸押部73の押圧力が、軸押部73が第1位置のときよりも小さい。また、当該状態では、第5当接面120がスライド部74の下面よりも拍車63に接近しているために、拍車63の軸68に対する軸押部73の押圧力が、軸押部73が第2位置のときよりも大きい。
なお、図16に示した例は、上述の実施形態において、凸部86に第5当接面120を形成した例であったが、変形例2においても同様の構成を採用することができる。例えば、図10における凸部114に、上記の第5当接面120と同様の当接面が形成されればよい。ここで、当該当接面は、スライド部74の上面よりも上方に位置しており、第4当接面116よりも下方に位置しており、且つスライド部74の上面及び第4当接面116の各々と傾斜面によって連続している面である。
この場合、当該当接面と軸押部73の上側突起85の屈曲部113とが当接した状態では、当該当接面が第4当接面116よりも拍車63に接近しているために、拍車63と排出ローラ対62との距離が、軸押部73が第1位置のときよりも大きい。また、当該状態では、当該当接面がスライド部74の下面よりも拍車63から離間しているために、拍車63と排出ローラ対62との距離が、軸押部73が第2位置のときよりも小さい。
また、上述した例では、軸押部73は、スライド部74によって、3つの位置に保持可能であったが、4つ以上の位置に保持可能であってもよい。この場合、第2当接面88或いは第4当接面116とスライド部74の上面或いは下面との間には、2つ以上の当接面が形成されればよい。
以上より、軸押部73は、第1位置及び第2位置に加えて、拍車63の軸68に対する押圧力が第1位置のときよりも小さく且つ第2位置のときよりも大きい、または、拍車63が第1位置のときよりも排出ローラ62から離間し且つ第2位置のときよりも排出ローラ62に接近する所定位置に移動可能である。また、上記所定位置の各々は、第2位置に近い程に上記押圧力が小さい、または、第2位置に近い程に拍車63の排出ローラ62からの距離が大きい。
変形例4によれば、拍車63の排出ローラ62に対する押圧力や拍車63の位置を、例えば記録用紙12の種類に応じて異なる押圧力や位置にすることができる。
[実施形態の変形例5]
上述の実施形態では、軸押部73は、第1位置から第2位置に移動する際に、複数の拍車63の全てについて、排出ローラ62に対する押圧力または排出ローラ62との接離状態を変化させていた。しかし、軸押部73は、複数の拍車63のうちの一部に対応して設けられていてもよい。例えば、上述の実施形態及び変形例2では、複数の拍車63の全てに対応して凸部86或いは凸部114が設けられているが、複数の拍車63のうち、左端から奇数番目の拍車63に対してのみ、凸部86或いは凸部114が設けられていてもよい。
この場合、軸押部73が第1位置から第2位置に移動する際に、複数の拍車63のうちの一部の排出ローラ62に対する押圧力または排出ローラ62との接離状態は軸押部73によって変化されるが、複数の拍車63のうちの残りの上記押圧力または上記接離状態は維持される。
変形例5によれば、例えば、軸押部73を左右方向9の端部から奇数番目の拍車63のみに対応して設けることによって、記録用紙12を左右方向9に沿って波打った状態とすることができる。これにより、記録用紙12の剛性を高くすることができる。
[実施形態の変形例6]
上述の実施形態では、複数の軸押部73が、1つの板状部材82に取り付けられていたが、各軸押部73は、個別に設けられていてもよい。
例えば、図11〜図13に示されるように、各軸押部73は、拍車63の左側から延びた軸68と、当該拍車63の左隣の拍車63の右側から延びた軸68とを押圧するものであってもよい。この場合、各軸押部73の左右方向9の位置は、2つの拍車63の間の位置であり且つ当該2つの拍車63の間に存在する2本の軸68に跨る位置である。なお、図13(A)には、軸押部73が第1位置の状態が記載されており、図13(B)には、軸押部73が第2位置の状態が記載されている。
つまり、変形例6では、軸押部73は、拍車63のうち所定の拍車63の一方側から延びた軸68と、当該所定の拍車63と隣り合う拍車63の他方側から当該所定の拍車63に向けて延びた軸68とを押圧するものであってもよい。
変形例6によれば、軸押部73を拍車63の真上に配置する必要がなく、搬送装置の上下方向7の長さを短くすることができる。つまり、搬送装置を小型化することができる。
また、変形例6によれば、以下の効果も奏する。仮に、1つの軸押部73が拍車63の左右方向9の両側から軸68を押圧するものである場合、軸押部73が傾いてしまうと、例えば、拍車63の一方から延びた軸68の一方のみに大きな押圧力が生じてしまい、他方から延びた軸68には小さな押圧力しか生じないという弊害が生じてしまう。しかし、変形例6によれば、拍車63の一方から延びた軸68及び他方から延びた軸68は、それぞれ異なる軸押部73によって押圧されるものであるため、軸押部73が傾くことによる上記弊害を生じることがない。
また、変形例6によれば、軸押部73は、所定の拍車63の一方側から延びた軸68と、当該所定の拍車63と隣り合う拍車63の他方側から当該所定の拍車63に向けて延びた軸68とを押圧するものである。このため、上述した弊害の発生を防止しつつ、搬送装置が備える軸押部73の数を減らすことができる。
7・・・上下方向
9・・・左右方向
10・・・複合機
12・・・記録用紙
16・・・搬送方向
62・・・排出ローラ対
63・・・拍車
65・・・搬送路
68・・・軸
71・・・フレーム
72・・・案内部
73・・・軸押部
74・・・スライド部

Claims (15)

  1. 媒体の搬送方向と直交する幅方向において複数が離間されて配置されており、弾性軸を有する第1ローラと、
    上記第1ローラと対向して配置されており、上記第1ローラとの間に媒体を挟持して上記搬送方向に搬送する第2ローラと、
    上記第1ローラを、上記第2ローラに対して接離する接離方向に移動可能に支持するローラホルダと、を備え、
    上記ローラホルダは、
    上記第1ローラが配置されたローラ収容部と、
    上記ローラ収容部に上記接離方向に移動可能に支持されており、上記第1ローラの弾性軸を上記第2ローラに向けて押圧する第1位置、及び上記第1位置のときよりも上記第1ローラの弾性軸に対する押圧力が小さい第2位置に移動する軸押部と、
    上記軸押部と当接可能に設けられており、上記ローラ収容部に支持されて上記幅方向において第3位置及び第4位置に移動するスライド部と、を有し、
    上記スライド部が上記第3位置から上記第4位置に移動することによって、上記軸押部は上記第1位置から上記第2位置へ移動し、
    上記スライド部が上記第4位置から上記第3位置に移動することによって、上記軸押部は上記第2位置から上記第1位置へ移動する搬送装置。
  2. 上記スライド部は、上記軸押部側に突出した当接部を備えており、
    上記当接部は、上記スライド部が上記第3位置の状態において上記軸押部と当接し、上記スライド部が上記第4位置の状態において上記軸押部と当接しない位置に形成されており、
    上記軸押部が上記第1位置のとき、上記第1ローラは上記第2ローラを押圧し、
    上記軸押部が上記第2位置のとき、上記第1ローラの上記第2ローラに対する押圧力は上記第1位置のときよりも小さい請求項1に記載の搬送装置。
  3. 上記軸押部は、上記第1ローラよりも上記搬送方向の一方側に配置された回動軸周りに回動可能であって、
    上記軸押部の回動先端部は、上記第1ローラよりも上記搬送方向の他方側に配置されており、
    上記スライド部は、上記回動先端部の上方に配置されており、
    上記当接部は、上記スライド部が上記第3位置の状態において上記回動先端部と当接し、上記スライド部が上記第4位置の状態において上記回動先端部と当接しない位置に形成されている請求項2に記載の搬送装置。
  4. 上記スライド部は、上記第1ローラから離間する側に突出した当接部を備えており、
    上記軸押部は、上記第1ローラの弾性軸を支持するローラ支持部と、上記当接部と当接する被当接部とを備えており、
    上記当接部は、上記スライド部が上記第4位置の状態において上記被当接部と当接し、上記スライド部が上記第3位置の状態において上記被当接部と当接しない位置に形成されており、
    上記軸押部が上記第1位置のとき、上記第1ローラは上記第2ローラを押圧し、
    上記軸押部が上記第2位置のとき、上記第1ローラは上記第2ローラから離間する請求項1に記載の搬送装置。
  5. 上記接離方向において上記スライド部と上記ローラ支持部との間に配置され、上記ローラ支持部を上記第2ローラ側に向けて付勢する第1付勢部材を更に備える請求項4に記載の搬送装置。
  6. 上記ローラ収容部は、上記幅方向に延びた平板形状である金属製のフレームを有し、
    上記スライド部は、上記フレームと当接された状態で上記ローラ収容部に支持されたものであって、上記幅方向において厚みが薄い薄肉部と上記薄肉部よりも上記厚みが厚い厚肉部とを備えており、
    上記当接部は上記薄肉部に設けられている請求項2から5のいずれかに記載の搬送装置。
  7. 上記ローラ収容部は、上記幅方向に延びた平板形状である金属製のフレームを有し、
    上記スライド部は、上記フレームと当接された状態で上記ローラ収容部に支持されたものであって、上記当接部と上記幅方向において同位置に、上記幅方向に沿ったスリットを備える請求項2から6のいずれかに記載の搬送装置。
  8. 上記スリットは、上記当接部の上記搬送方向における両側に形成されている請求項7に記載の搬送装置。
  9. 上記当接部は、上記第1位置の上記軸押部と当接する第1当接部と、上記離間方向において上記第1位置と上記第2位置との間の位置において上記軸押部と当接し、上記第1当接部よりも突出量の小さい第2当接部と、を備えている請求項2から8のいずれかに記載の搬送装置。
  10. 上記ローラ収容部は、上記ローラ収容部に配置された上記第1ローラが挿入可能な開口が形成された底板と、複数の上記第1ローラ及び上記軸押部の全体よりも外側において上記底板から立設された側板とを備えている請求項1から9のいずれかに記載の搬送装置。
  11. 上記ローラ収容部には、上記接離方向に延びたスリットであって、上記第1ローラの軸が挿通される軸受部が形成されている請求項1から10のいずれかに記載の搬送装置。
  12. 上記軸押部は、複数の上記第1ローラのうちの一部の上記第1ローラに対応して設けられている請求項1から11のいずれかに記載の搬送装置。
  13. 上記軸押部は、上記第1ローラのうち所定の第1ローラの一方側から延びた弾性軸と、当該所定の第1ローラと隣り合う上記第1ローラの他方側から当該所定の第1ローラに向けて延びた弾性軸とを押圧するものである請求項1から12に記載の搬送装置。
  14. 請求項1から13のいずれかに記載の搬送装置と、
    上記第1ローラ及び上記第2ローラによって搬送される媒体に画像を記録する記録部と、を備える画像記録装置。
  15. 上記スライド部を上記第3位置に向けて付勢する第2付勢部材を更に備えており、
    上記記録部は、媒体に向けてインク滴を吐出する記録ヘッドと、上記記録ヘッドを搭載しており上記幅方向に移動可能なキャリッジとを備えており、
    上記スライド部は、上記幅方向に移動する上記キャリッジと当接することで、上記第2付勢部材による付勢力に抗って上記第3位置から上記第4位置に移動する請求項14に記載の画像記録装置。
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