JPH09183546A - シート材排出装置及び記録装置 - Google Patents

シート材排出装置及び記録装置

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JPH09183546A
JPH09183546A JP8000502A JP50296A JPH09183546A JP H09183546 A JPH09183546 A JP H09183546A JP 8000502 A JP8000502 A JP 8000502A JP 50296 A JP50296 A JP 50296A JP H09183546 A JPH09183546 A JP H09183546A
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spur
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sheet material
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JP8000502A
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Kazuo Oyama
一夫 大山
Haruo Uchida
春男 内田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上流側の拍車の大径化や拍車ホルダーの回動
スペース等により装置が大型化するのを防ぐこと。 【解決手段】 画像が記録されたシート材を排出搬送す
るシート材排出装置において、駆動回転体と、前記駆動
回転体に圧接して従動回転する第一従動回転体と、前記
第一従動回転体の回転が伝達されて回転する第二従動回
転体と、前記第一従動回転体の回転を前記第二従動回転
体に伝達し、且つ両従動回転体に付着した付着物を除去
する回転体クリーナと、前記第一従動回転体、前記第二
従動回転体、及び前記回転体クリーナを回転可能に保持
する回転体ホルダーとを有し、前記従動回転体の何れか
一方又は両方が駆動回転体に対して近接・離間する方向
に移動可能であり、前記回転体ホルダーは前記従動回転
体の移動方向を規制するためのガイドを有することを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像が記録された
シート材を排出搬送するシート材排出装置及びこれを備
えた記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリンタ,複写機,ファクシミリ等の機
能を有する記録装置、或いはコンピュータやワードプロ
セッサ等を含む複合電子機器やワークステーションの出
力機器として用いられる記録装置は、画像情報に基づい
て用紙やプラスチック薄板等の種々のシート材に画像を
記録していくように構成されている。これら記録装置
は、記録方式により、インクジェット方式、ワイヤドッ
ト方式、サーマル方式、レーザビーム方式等に分けられ
る。
【0003】上記記録方式のうち、インクジェット方式
を採用した記録装置(インクジェット記録装置)は、記
録手段(記録ヘッド)からシート材にインクを吐出して
記録を行うものであり、記録手段のコンパクト化が容易
であり、高精細な画像を高速で記録することができ、普
通紙に特別の処理を必要とせずに記録することができ、
ランニングコストが安くノンインパクト方式であるため
騒音が少なく、しかも多色のインクを使用してカラー画
像を記録するのが容易である等の利点を有している。
【0004】このようなインクジェット記録装置におい
て、給送手段によって給送されてきたシート材は記録領
域において平面なプラテンによって保持され、保持手段
としてのキャリッジに保持された記録ヘッドによって画
像が記録された後、搬送方向下流側に設けられた排出手
段によって排出搬送されるようになっている。前記排出
手段として、排出ローラと、これと対向する一対の拍車
と、この一対の拍車に押圧係合された拍車クリーナを備
えたものが特開平3−193480号公報等に記載され
ている。その一例を図8に示す。
【0005】図8に示す排出手段は記録ヘッドより搬送
方向下流側に設けられており、記録部にて画像記録がな
されたシート材を排出搬送するものである。図8におい
て、一対の拍車のうち、上流側(記録ヘッド側)に配置
された拍車51は、装置幅方向(搬送方向と直交する方
向)に伸びる拍車軸52に回転可能に軸支されており、下
流側の拍車53と拍車クリーナ54は、拍車ホルダー55に回
転可能に軸支されている。前記拍車ホルダー55は拍車軸
52に回動可能に軸支され、且つコイルバネ56によって排
出ローラ57の方向に付勢されている。この付勢によって
前記拍車53がシート材を排出ローラ57に押圧して従動回
転する。一方、拍車クリーナ54は拍車51と拍車53の両方
に押圧係合するように配置されており、前述の如くして
拍車53が回転することにより回転され、更に拍車53の回
転を拍車51に伝達している。また、拍車クリーナ54はシ
ート材の記録面から拍車51,53に付着したインクを除去
するものであり、インク吐出量の多少によって記録面の
インクが乾ききらないうちにシート材が排出ローラ57の
位置まで到達した場合に、該シート材の記録面から拍車
51,53に付着したインクが再び記録面に転写されて、該
シート材の画像を乱すのを防止している。また、上流側
の拍車51は、記録部から排出されたシート材が浮き上が
るのを防止し、且つ拍車53と排出ローラ57で形成される
ニップ部に良好な状態で進入するように配置されてい
る。
【0006】尚、前記拍車51,53の拍車クリーナ54への
侵入量は約 0.2mm〜1.0mm の範囲内に設定されている。
この侵入量を前記範囲内に設定することにより、前記拍
車クリーナ54が安定した状態で回転することが実験的に
分かっている。
【0007】上記構成においては、拍車53と拍車クリー
ナ54は、拍車51の回転中心である拍車軸52を回動中心と
する拍車ホルダー55に軸支されているため、拍車51,53
の拍車クリーナ54への侵入量は一定に保つことが可能と
なっている。更に、一対の拍車51,53を一つの拍車クリ
ーナ54を介して安定して回転させることができる構成と
なっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、上流側の拍車51を回転可能に軸支する拍車軸
52を、下流側の拍車53と拍車クリーナ54を軸支する拍車
ホルダー55の回動中心としているので、前記拍車軸52の
撓みが微小になるような剛性を持たせる必要があり、即
ち前記拍車軸52をある程度の太くする必要があり、それ
に伴って上流側の拍車51の径も大きくなるという問題が
あった。
【0009】また、下流側の拍車53を排出ローラ57に圧
接するために、拍車ホルダー55の回動中心を上流側の拍
車軸52とし、且つ該拍車ホルダー55を付勢するコイルバ
ネ56を不図示の装置筐体との間に配置しているので、該
拍車ホルダー55が回動する分のスペース等が必要とな
り、装置内部のスペース効率が悪いという問題があっ
た。
【0010】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、上流側の拍車の大径化
や拍車ホルダーの回動スペース等により装置が大型化す
るのを防ぐことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の代表的な構成は、画像が記録されたシート材
を排出搬送するシート材排出装置において、駆動回転体
と、前記駆動回転体に圧接して従動回転する第一従動回
転体と、前記第一従動回転体の回転が伝達されて回転す
る第二従動回転体と、前記第一従動回転体の回転を前記
第二従動回転体に伝達し、且つ両従動回転体に付着した
付着物を除去する回転体クリーナと、前記第一従動回転
体、前記第二従動回転体、及び前記回転体クリーナを回
転可能に保持する回転体ホルダーとを有し、前記従動回
転体の何れか一方又は両方が駆動回転体に対して近接・
離間する方向に移動可能であり、前記回転体ホルダーは
前記従動回転体の移動方向を規制するためのガイドを有
することを特徴とする。
【0012】上記構成によれば、従動回転体の何れか一
方又は両方が駆動回転体に対して近接・離間する方向に
移動可能であり、前記回転体ホルダーが前記従動回転体
の移動方向を規制するガイドを有しているため、即ち前
記従動回転体は回転体ホルダーに回転可能に且つ移動可
能に保持されているので、前記従動回転体を必要最小限
の大きさにすることができ、省スペース化が図れる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用したシート材
排出装置及びこれを備えた記録装置の一実施形態につい
て図面を参照して具体的に説明する。
【0014】〔第1実施形態〕本発明の第1実施形態に
ついて図1〜図3を用いて説明する。図1は本発明を適
用した排出手段の概略構成を示す側面図、図2は図1の
A視図、図3は記録装置の全体構成を示す側断面図であ
る。尚、本実施形態ではインクジェット方式の記録装置
を例示し、先ず記録装置をなす記録機構と搬送機構の概
略構成について説明し、次に本発明に係る排出手段の構
成について詳細に説明する。
【0015】先ず、シート材に画像を記録する記録機構
部分について説明する。図3において、1は記録手段と
しての記録ヘッドであり、本実施形態では信号に応じて
インク滴を吐出して前記シート材に記録を行うインクジ
ェット方式の記録ヘッドを用いている。この記録ヘッド
1は保持手段としてのキャリッジ2に搭載されており、
同様にキャリッジ2に搭載されたインクタンク3からイ
ンクが供給されるようになっている。前記キャリッジ2
は装置本体のフレーム(不図示)に架設されたガイド軸
4とガイドレール5に摺動可能に支持されている。そし
て、前記キャリッジ2はキャリッジモータ(不図示)に
よりタイミングベルト(不図示)を介して駆動され、前
記ガイド軸4とガイドレール5に沿って搬送方向と直交
する方向に走査(往復移動)する。尚、図中、2aはキ
ャリッジ2に回転自在に設けられたコロであり、ガイド
レール5上を転がりながら移動することによってキャリ
ッジ2を移動可能に支えている。上記構成により、前記
キャリッジ2が往復移動するとともに、これに搭載され
た記録ヘッド1から記録データに応じてインク滴が吐出
され、シート材に画像が記録される。
【0016】次に、前記シート材を搬送する搬送機構部
分について給送、搬送、排出の順に説明する。前記記録
ヘッド1によって画像が記録されるシート材6は、給送
トレイ7に複数枚積層して収容支持されている。この給
送トレイ7の上方には、前記シート束から最上位のシー
ト材6を一枚ずつ下流側に分離給送する給送ローラ8が
設けられている。この給送ローラ8によって分離給送さ
れた一枚のシート材6は、シートガイド10a,10bにガ
イドされて搬送ローラ対9に送り込まれ、更に該搬送ロ
ーラ対9によって上記記録部へ搬送される。尚、前記搬
送ローラ対9は、モータやギア列等からなる駆動機構に
よって回転駆動される搬送下ローラ11と、バネ等の付勢
手段により前記搬送下ローラ11に付勢されて従動回転す
る搬送上ローラ12とにより構成されている。また、前記
搬送ローラ対9の下流側にはシート押さえ板13が設けら
れており、前記記録ヘッド1の対向位置に配設されたプ
ラテン14のシート案内面に前記シート材6を倣わせるよ
うに構成されている。
【0017】また、前記記録ヘッド1の下流側には、画
像が記録されたシート材を排出搬送するための排出手段
15が設けられている。この排出手段15は、モータやギア
列等からなる駆動機構によって回転駆動される駆動回転
体としての排出ローラ16と、この排出ローラ16に圧接し
て従動回転する第一従動回転体としての拍車17と、この
拍車17の回転が伝達されて回転する第二従動回転体とし
ての拍車18と、前記拍車17の回転を前記拍車18に伝達
し、且つ前記拍車17,18に付着したインク等の付着物を
除去する回転体クリーナとしての拍車クリーナ19と、前
記拍車17,18及び前記拍車クリーナ19を回転可能に保持
する回転体ホルダーとしての拍車ホルダー20とを有して
いる。
【0018】前記拍車18は拍車17よりも上流側に配設さ
れており、記録部から排出されたシート材6が記録ヘッ
ド1側に浮き上がるのを防止し、且つ拍車17と排出ロー
ラ16との間に形成されたニップ部に良好な状態で侵入す
るようにしている。また、前記拍車クリーナ19は拍車17
及び拍車18の外周に所定の侵入量を持って配置されてお
り、前記拍車17が回転することによって従動回転し、こ
の回転を前記拍車18に伝達している。尚、上記排出手段
15の詳細構成については後述する。
【0019】上記構成の記録装置の記録時の動作につい
て説明する。給送トレイ7に積載されたシート材6は、
給送ローラ8により最上位から一枚ずつ分離給送され、
シートガイド10a,10bにガイドされて搬送ローラ対9
に送り込まれ、該搬送ローラ対9によって記録部に搬送
される。この搬送ローラ対9によって搬送されるシート
材6は、シート押さえ板13によってプラテン14に押さえ
付けられた状態で該プラテン14のシート案内面に沿って
搬送される。このプラテン14上に送り込まれたシート材
6は、記録ヘッド1と対向する位置において該記録ヘッ
ド1から信号に応じてインク滴が吐出されて画像が記録
される。そして、画像が記録されたシート材6は、拍車
18によって記録ヘッド1側への浮き上がりを規制されつ
つ、拍車17と排出ローラ16とにより図中矢印方向に排出
搬送され、排出トレイ27上に積載される。
【0020】次に本発明を適用した排出手段の詳細構成
について図1及び図2を用いて説明する。図1及び図2
に示すように、上流側の拍車18はその回転中心となる拍
車軸21が、装置本体のフレーム(不図示)に固定された
拍車ホルダー20に回転可能に軸支されている。また、前
記拍車クリーナ19は拍車クリーナサポート22に保持され
ており、前記拍車17,18の侵入量が所定量となるように
拍車ホルダー20に回転可能に軸支されている。一方、前
記排出ローラ16にシート材6を圧接するための下流側の
拍車17は拍車サポート23に保持され、その回転中心とな
る密着コイルバネで構成されたバネ軸24が拍車ホルダー
20に回転可能且つ移動可能に軸支されている。このバネ
軸24は、拍車17が排出ローラ16に直接又はシート材6を
介して突き当たることで撓み、排出ローラ16方向への付
勢力を発生している。また、前記拍車17は排出ローラ16
に近接・離間する方向への移動が、前記拍車ホルダー20
に形成されたガイド溝20aに規制されている。このガイ
ド溝20aは拍車クリーナ18を中心とした円弧で形成され
ているため、前記拍車17が排出ローラ16に近接・離間す
る方向に移動する際に、前記拍車クリーナ19への侵入量
が常に一定に保たれるようになっている。
【0021】従って、前記排出ローラ16の方向に近接・
離間可能な拍車17は、その移動方向が拍車ホルダー20に
形成されたガイド溝20aによって拍車クリーナ19の円周
方向に規制されているので、拍車17の拍車クリーナ19へ
の侵入量は常に一定に保たれる。依って、拍車17の回転
は安定して拍車クリーナ19に伝達される。一方、拍車18
は拍車クリーナ19への侵入量が所定量となるように拍車
ホルダー20に軸支されているので、前記拍車クリーナ19
に伝達された回転は該拍車18にも安定して伝達される。
【0022】上記構成によれば、排出ローラ16の方向に
近接・離間可能な拍車17は、拍車18、拍車クリーナ19と
ともに装置本体のフレーム(不図示)に固定された拍車
ホルダー20に軸支され、且つ回転及び移動可能に保持さ
れているため、従来問題となっていた拍車の大径化等を
防止することができ、前記拍車を必要最小限の大きさに
することができる。しかも、前記拍車17の回転中心とな
る軸をバネ部材(バネ軸24)とし、拍車17の排出ローラ
16への付勢を拍車ホルダー20内で完結しているので、省
スペース化が可能となる。
【0023】また、前記拍車17,18及び拍車クリーナ19
を保持している拍車ホルダー20は幅方向(搬送方向と直
交する方向)に分割配置され、装置本体のフレーム(不
図示)に個々に固定されているので、その交換性が容易
である。
【0024】〔第2実施形態〕次に本発明の第2実施形
態について図4及び図5を用いて説明する。図4は本実
施形態に係る排出手段の側面図、図5は図4のB視図で
ある。尚、前述した第1実施形態と同一の部材には同一
符号を示し、その説明は省略している。
【0025】前述した第1実施形態では拍車17を排出ロ
ーラ16に付勢するために、拍車17の回転中心となる軸を
バネ軸24とした構成を例示したが、本実施形態では図4
及び図5に示すように拍車17の回転中心となる拍車軸25
に板バネ26を当接させることによって排出ローラ16に付
勢している。この板バネ26は、その一端が拍車ホルダー
20に固定され、自由端が拍車軸25の外周面上部に当接さ
れている。尚、前記拍車17の排出ローラ16に接近・離間
する方向への移動は前述した第1実施形態と同様に、拍
車ホルダー20に形成された拍車クリーナ19を中心とした
円弧のガイド溝20aで規制されている。但し、この構成
の場合、前記ガイド溝20aの開口部20bの端部が、前記
拍車軸25の下方向のストッパとして機能するように構成
されている。
【0026】上記構成によれば、拍車17の排出ローラ16
への付勢が拍車ホルダー20内で完結されているので、前
述した第1実施形態と同様の効果が得られる。
【0027】尚、本実施形態では、拍車17を排出ローラ
16に付勢する手段として板バネ26を設けた構成を例示し
たが、これに限定されるものではなく、例えば捩じりコ
イルバネ等の他の付勢手段を用いても同様の効果を得る
ことができる。
【0028】〔第3実施形態〕次に本発明の第3実施形
態について図6を用いて説明する。図6は本実施形態に
係る排出手段の側面図である。尚、前述した実施形態と
同一の部材には同一符号を示し、その説明は省略してい
る。
【0029】前述した実施形態では拍車17が排出ローラ
16に近接・離間する方向に移動する際の移動方向を、拍
車ホルダー20に形成された拍車クリーナ19を中心とした
円弧のガイド溝20aによって規制する構成としたが、本
実施形態では図6に示すように前記拍車17の移動を規制
するガイド溝20cを拍車クリーナ19の略接線方向に形成
している。尚、この構成の場合、拍車17の排出ローラ16
への近接・離間に際して、拍車17の拍車クリーナ19への
侵入量が微小量変化してしまうが、その侵入量を約 0.2
mm〜1.0mm の範囲内で変化するように構成することで、
拍車17の回転を拍車クリーナ19に安定して伝達すること
ができるので問題はない。
【0030】上記構成によれば、拍車17の排出ローラ16
への付勢が拍車ホルダー20内で完結されているので、前
述した実施形態と同様の効果が得られる。
【0031】〔その他の実施形態〕前述した実施形態で
は、排出ローラ16に圧接される拍車17を拍車ホルダー20
に回転可能且つ移動可能に保持した構成を例示したが、
本発明はこれに限定されるものではなく、例えば図7に
示すように上流側の拍車18を前記拍車17と同様に、前記
拍車ホルダー20に回転可能に且つ移動可能に保持した構
成としても良い。このように構成することによって、所
定の厚さ以上のシート材が給送された場合でも、該シー
ト材の厚さに応じて拍車18が拍車ホルダー20のガイド溝
20cに案内されて移動するので、シート材の厚さ等を原
因とする拍車18部分でのシートジャムを防止することが
できる。
【0032】また前述した実施形態では、シート材の幅
方向に走査しつつ記録を行うシリアルタイプの記録ヘッ
ドを備えた記録装置に本発明を適用した例を示したが、
これに限定されるものではなく、例えば記録装置が記録
できるシート材の最大幅に対応した長さを有するフルラ
インタイプの記録ヘッドを備えた記録装置に対しても本
発明は有効に適用できる。このような記録ヘッドとして
は、複数記録ヘッドの組合せによって、その長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成の何れでも良い。
【0033】加えて、前述したシリアルタイプのもので
も、キャリッジに搭載された記録ヘッドの他に、例えば
キャリッジに装着されることで装置本体との電気的な接
続や装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在
のチップタイプの記録ヘッド、或いは記録ヘッド自体に
一体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプ
の記録ヘッド等を用いても良い。
【0034】またキャリッジに搭載される記録ヘッドの
種類乃至個数についても、例えば単色のインクに対応し
て1個のみが設けられたものの他、記録色や濃度を異に
する複数のインクに対応して複数個数設けられるもので
あって良い。即ち、例えば記録装置の記録モードとして
は黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録
ヘッドを一体的に構成するか或いは複数個の組合せによ
るか何れでも良いが、異なる色の複色カラー、又は混色
によるフルカラーの少なくとも一つを備えた装置にも適
用し得る。
【0035】更に、前述したインクジェット記録装置の
形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出
力端末として用いられるものの他、リーダ等と組み合わ
せた複写装置、更には送受信機能を有するファクシミリ
装置の形態をとるもの等であっても良い。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従動回転体の何れか一方又は両方が駆動回転体に対して
近接・離間する方向に移動可能であり、前記回転体ホル
ダーが前記従動回転体の移動方向を規制するガイドを有
しているため、即ち前記従動回転体は回転体ホルダーに
回転可能に且つ移動可能に保持されているので、前記従
動回転体を必要最小限の大きさにすることができる。
【0037】また、前記従動回転体の回転中心となる軸
をバネ部材とし、このバネ部材により前記従動回転体を
駆動回転体の方向に付勢する構成とすることにより、従
動回転体の駆動回転体への付勢が回転体ホルダー内で完
成されるので、省スペース化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る排出手段の側面図である。
【図2】図1のA視図である。
【図3】本発明を適用した記録装置の構成断面図であ
る。
【図4】第2実施形態に係る排出手段の側面図である。
【図5】図4のB視図である。
【図6】第3実施形態に係る排出手段の側面図である。
【図7】その他の実施形態に係る排出手段の側面図であ
る。
【図8】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1…記録ヘッド 2…キャリッジ 2a…コロ 3…インクタンク 4…ガイド軸 5…ガイドレール 6…シート材 7…給送トレイ 8…給送ローラ 9…搬送ローラ対 10a,10b…シートガイド 11…搬送下ローラ 12…搬送上ローラ 13…シート押さえ板 14…プラテン 15…排出手段 16…排出ローラ 17,18…拍車 19…拍車クリーナ 20…拍車ホルダー 20a,20c,20d…ガイド溝 20b…開口部 21…拍車軸 22…拍車クリーナサポート 23…拍車サポート 24…バネ軸 25…拍車軸 26…板バネ 27…排出トレイ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像が記録されたシート材を排出搬送す
    るシート材排出装置において、 駆動回転体と、 前記駆動回転体に圧接して従動回転する第一従動回転体
    と、 前記第一従動回転体の回転が伝達されて回転する第二従
    動回転体と、 前記第一従動回転体の回転を前記第二従動回転体に伝達
    し、且つ両従動回転体に付着した付着物を除去する回転
    体クリーナと、 前記第一従動回転体、前記第二従動回転体、及び前記回
    転体クリーナを回転可能に保持する回転体ホルダーと、 を有し、 前記従動回転体の何れか一方又は両方が駆動回転体に対
    して近接・離間する方向に移動可能であり、前記回転体
    ホルダーは前記従動回転体の移動方向を規制するための
    ガイドを有することを特徴とするシート材排出装置。
  2. 【請求項2】 前記回転体ホルダーは、前記従動回転体
    を回転体クリーナの円周方向に沿って移動するように規
    制していることを特徴とする請求項1に記載のシート材
    排出装置。
  3. 【請求項3】 前記回転体ホルダーは、前記従動回転体
    を回転体クリーナの略接線方向に沿って移動するように
    規制していることを特徴とする請求項1に記載のシート
    材排出装置。
  4. 【請求項4】 前記従動回転体の回転中心となる軸はバ
    ネ部材であり、この軸としてのバネ部材により前記従動
    回転体は駆動回転体の方向に付勢されることを特徴とす
    る請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のシート材排
    出装置。
  5. 【請求項5】 シート材を搬送する搬送手段と、前記シ
    ート材に画像を記録する記録手段を着脱自在に保持する
    保持手段と、画像が記録されたシート材を排出搬送する
    排出手段とを有する記録装置において、 前記排出手段として、請求項1〜請求項4の何れか1項
    に記載のシート材排出装置を備えていることを特徴とす
    る記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記録装置は、記録手段が信号に応じ
    てインクを吐出して記録を行うインクジェット記録方式
    であることを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
JP8000502A 1996-01-08 1996-01-08 シート材排出装置及び記録装置 Pending JPH09183546A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7712892B2 (en) 2004-03-03 2010-05-11 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus
US8960893B2 (en) 2012-09-28 2015-02-24 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Conveying apparatus and image recording apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7712892B2 (en) 2004-03-03 2010-05-11 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus
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