JP2007145466A - 紙送り装置及びこれを用いる記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 U字状の搬送経路に沿って記録シートを搬送する場合に、記録シートの記録面の傷の発生を防止する。また、記録シートのコシの強い弱いに関わり無く、記録シートの送り精度を確保する。
【解決手段】 記録シートPを記録位置へ搬送する第1の搬送ローラ9と、記録シート収納部と第1の搬送ローラとの間に設けられたU字状の搬送経路Rと、U字状の搬送経路に設けられた第2の搬送ローラ21と、第2の搬送ローラと共同して前記記録シートを挟持する押圧ローラ22と、を備え、第1の搬送ローラで記録シートを搬送しているときに、第2の搬送ローラを押圧ローラから離脱する方向へ変位させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像記録部へ記録シートを搬送する紙送り装置、並びにこの紙送り装置を用いる記録装置に関する。
記録装置は、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の機能を有する画像形成装置、あるいはコンピューターやワードプロセッサ等を含む複合型電子機器やワークステーションなどにおける画像データの出力機器として広く使用されている。これらの記録装置は、記録情報に基づいて紙、布、プラスチックシート、OHP用シート等の被記録材である記録シートに画像(文字や記号等を含む)を記録していくように構成されている。この記録装置には、シリアルタイプとラインタイプがある。シリアルの記録装置は、記録ヘッドを記録シートの幅方向に往復移動させる1ライン分の記録と所定ピッチの紙送りとを交互に繰り返して記録シート全体の記録を行う。ラインタイプの記録装置は、記録シートの幅方向に長い記録ヘッドで1ライン分を一括して記録しながら所定ピッチの紙送りのみで記録シートの全体に記録する。
また、記録装置は、記録方法によって、例えばインクジェット記録装置、熱転写記録装置、レーザー記録装置、感熱記録装置、ワイヤドット記録装置などに分けることができる。これらの記録装置においては、一般に、給紙カセット等の収納部に積載された記録紙等の記録シートを1枚ずつ分離して給紙するための給紙装置が使用されている。また、給紙された記録シートは搬送ローラを有する紙送り装置により搬送経路を通して画像記録部へ搬送される。このような記録装置においては、画像記録部の下方に記録シートの収納部を設けることは装置の小型化に有効である。ただし、画像記録部の下方に収納部を設ける場合には、給紙される記録シートの表裏を反転させるために、搬送経路をU字状に形成する必要がある。
特許第3525028号公報
しかし、このU字状の搬送経路では、コシの強い記録シートを使用する場合、バックテンションが大きくなるために紙送り精度が低下しやすいという不都合があった。そこで、特許文献1には、このような不都合を解消する手段が開示されている。特許文献1では、メインの搬送ローラに加えて第2の搬送ローラを設け、この第2の搬送ローラの周面に押圧される押圧ローラを設ける構成となっている。そして、第1の搬送ローラで記録シートを搬送しているときに、この押圧ローラを第2の搬送ローラから離間させることにより、記録シートのバックテンションを軽減する方法が提案されている。
しかしながら、このような提案にも次のような課題がある。すなわち、画像記録部の下方に記録シートの収納部を設ける記録装置では、U字状の搬送経路の外側の内面が記録シートの記録面と対面することになる。このため、特許文献1のように第2の搬送ローラの周面から押圧ローラを退避させる構成では、記録シートの記録面に傷がつくおそれがある。特に、近年要求が高まっている写真調印刷に対応する記録シートの場合、搬送経路を構成している部材との接触圧が高くなり、シート表面に傷がつく可能性が増大する傾向になる。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、U字状の搬送経路に沿って記録シートを搬送する場合に、記録シートの記録面の傷の発生を防止することができる紙送り装置、並びに該紙送り装置を用いる記録装置を提供することである。また、本発明の目的は、U字状の搬送経路に沿って記録シートを搬送する場合に、記録シートのコシの強い弱いに関わり無く、記録シートの送り精度を確保することができる紙送り装置、並びに該紙送り装置を用いる記録装置を提供することである。
本発明は、記録シート収納部から送り出される記録シートを画像記録部の記録位置へ搬送する紙送り装置に係わる。
本発明に係る記録装置は、前記記録シートを画像記録部の記録位置へ搬送する第1の搬送ローラと、前記記録シート収納部と前記第1の搬送ローラとの間に設けられたU字状の搬送経路と、を備えている。さらに、前記U字状の搬送経路に設けられた第2の搬送ローラと、前記第2の搬送ローラと共同して前記記録シートを挟持する押圧ローラと、を備えている。そこで、前記第1の搬送ローラで前記記録シートを搬送しているときに、前記第2の搬送ローラを前記押圧ローラから離脱する方向へ変位させる。
本発明によれば、U字状の搬送経路に沿って記録シートを搬送する場合に、記録シートの記録面の傷の発生を防止することができる紙送り装置、並びに該紙送り装置を用いる記録装置が提供される。また、本発明によれば、U字状の搬送経路に沿って記録シートを搬送する場合に、記録シートのコシの強い弱いに関わり無く、記録シートの送り精度を確保することができる紙送り装置、並びに該紙送り装置を用いる記録装置が提供される。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を具体的に説明する。なお、各図面を通して同一符号は同一又は対応部分を示すものである。図1は本発明による紙送り装置を備えた記録装置の斜視図である。図2は本発明による紙送り装置を備えた記録装置の縦断面図である。なお、本実施形態では、記録装置がインクジェット記録装置である場合を例に挙げて説明する。図1及び図2において、記録装置100の装置本体40の内部には画像記録部50が構成されている。また、記録装置100には、画像を記録するための記録シートを収納した給紙カセット10から記録シートを1枚ずつ送り出す給紙部60と、給紙部から送り出された記録シートを画像記録部50の記録位置へ搬送する紙送り装置70が設けられている。記録シートPは、画像(文字や記号等を含む)が記録される記録紙等のシート状の被記録材であり、その材質としては紙、プラスチック、布金属など種々のものを使用することができ、特に限定されるものではない。
画像記録部は、往復移動するキャリッジ2、キャリッジに搭載された記録ヘッド3、及び記録位置で記録シートPの裏面を支持するためのプラテン24を備えている。装置本体40を構成するシャーシ6には左右方向に延びるガイドシャフト7の両端部が固定されている。シャーシ6には、ガイドシャフト7と平行にガイドレール8が設けられている。キャリッジ2は、ガイドシャフト及びガイドレールに沿って往復移動可能に案内支持されている。キャリッジを移動させながら、画像情報に基づいて記録ヘッド3の吐出口からインクを吐出することにより、記録シートPに画像が記録される。キャリッジによる記録シートの幅方向の走査(主走査)により1ライン分の画像が記録される。そして、1ライン分の記録と記録シートの紙送り(副走査)とを交互に繰り返すことにより記録シート全体の記録が行われる。
キャリッジ2の往復移動は、不図示のモータを駆動源とし、不図示のタイミングベルトを介して行われる。記録ヘッド3の記録シートPと対向する吐出面には、キャリッジ移動方向(主走査方向)に並列配置された複数の吐出口列が設けられ、吐出口列ごとに異なる色のインクを吐出することによりカラー記録が可能である。記録ヘッドの各色の吐出口に対しては、インクタンク4から供給チューブ5を通して各色のインクが供給される。
図3は図2の記録装置の給紙部60の構成を示す一部破断側面図である。図1〜図3において、装置本体40内であって画像記録部50の下方には、記録シートPを画像記録部50に供給するための給紙部60が設けられている。給紙部は記録シート収納部である給紙カセット10と記録シートを送り出すための給紙ローラ15を備えている。給紙カセット10は、複数枚の記録シートPを積層状態で収納可能であり、画像記録部50の下方位置に着脱可能に装着されている。給紙カセットの記録シート送り出し部の近傍には分離板19が設けられている。この分離板は、給紙ローラ15により送り出される記録シートに当接することで、摩擦力を利用して最上層の1枚を分離するための斜面部を有する。こうして分離して送り出された記録シートPは、紙送り装置70によって画像記録部50の記録位置へ搬送される。
給紙ローラ15は、給紙カセット10の上側に設けられ、支点14aを中心に揺動可能に支持されたアーム14の先端部に回転自在に軸支されており、給紙カセット内の記録シートPに対し接触離間可能に保持されている。この給紙ローラは、画像を記録するとき、自身の重量とアーム14の下向き回動により、給紙カセット10内に積載された記録シートPの上面に当接する。また、給紙ローラ15は、画像を記録するとき、不図示の駆動源により回転駆動される。本実施形態では、給紙ローラ15は、図3に示すように、不図示の駆動源からの駆動を歯付き駆動プーリ16、歯付き無端ベルト17、歯付き従動プーリ18介して伝達されることにより、回転駆動される。
図2において、画像記録部50には、記録ヘッド3の吐出面と所定隙間をおいて対向するプラテン24が配置されている。このプラテンは、記録位置を通して搬送される記録シートPを裏面から支持するものである。プラテン24の搬送方向上流側にはメインの搬送ローラである第1の搬送ローラ9と該第1の搬送ローラに押圧されるピンチローラ12が配設されている。また、プラテン24の搬送方向下流側には、第1の搬送ローラ9と同期回転する排紙ローラ25と該排紙ローラに押圧される拍車26が配設されている。従って、画像記録部50には、第1の搬送ローラ9及び排紙ローラ25によって記録シートを搬送する直線状の搬送経路が形成されている。
給紙カセット10が画像記録部50の下方に位置することから、給紙カセットと画像記録部との間には、記録シートPを表裏反転させるようなU字状の搬送経路(Uターン搬送経路)Rが設けられている。つまり、給紙カセット10から送り出された記録シートは、U字状の搬送経路Rを通る間に表裏反転されて第1の搬送ローラ9へ搬送される。そこで、U字状の搬送経路Rには第2の搬送ローラ21が設けられている。この第2の搬送ローラは、記録シート収納部10から送り出された記録シートPを第1の搬送ローラ9へ搬送するものである。第1の搬送ローラまで搬送された記録シートは、第2の搬送ローラの協力を得ながら、第1の搬送ローラによって記録ヘッド3と対面する記録位置へ搬送される。第2の搬送ローラ21の周面の一部と対向する位置には、所定の搬送隙間をおいて円弧状のローラガイド20が設けられている。また、ローラガイド20の搬送方向両側にも、搬送される記録シートを案内するための案内部材が適宜配置されている。
第2の搬送ローラ21の周面上であってローラガイド20の搬送方向上流側及び下流側の2箇所には、搬送ローラ21の周面に押圧される押圧ローラ22が配設されている。押圧ローラ22は、回転自在に軸支されており、第2の搬送ローラ21の回転に従動して回転する。この押圧ローラ22の数は特に限定されるものではなく、場合によっては1個あるいは3個以上にしても良い。このような構成を有する紙送り装置により、給紙ローラ15の回転により送り出された記録シートPは、第2の搬送ローラ21の回転により、表裏反転用の搬送経路Rを通過して第1の搬送ローラ9へ搬送される。第2の搬送ローラ21は、リンク部材23の先端部に回転自在に軸支されている。リンク部材23(変位手段)は、装置本体側に設けられた支点23aを中心に揺動可能に支持されている。第2の搬送ローラ21は、リンク部材23の回動位置を制御することにより、各押圧ローラ22に対して互いに押圧する位置と離脱方向に変位した位置とに選択的に移動させることができる。
図4は図2中の紙送り装置の第2の搬送ローラを示す部分側面図である。次に、以上のように構成された紙送り装置70を有する記録装置の動作について説明する。図1〜図4において、画像記録動作が開始されると、まずアーム14が支点14aを中心として図示時計回りに回動される。すると、給紙ローラ15は、自身の重量も加わって下方へ回動し、給紙カセット10内の記録シートPの上面に当接する。この状態で給紙ローラ15が回転すると、記録シートPが送り出される。送り出された記録シートは、分離板19の摩擦抵抗を受け、最上位の1枚の記録シートのみが分離されてU字状の搬送経路R内へ給送される。このとき、分離性能の安定性の観点から、給紙ローラ15の周速度は、該給紙ローラの起動時から、分離板19により抵抗力を受けて最上位の1枚のみが反転搬送経路Rに進入しようとする直前までは、3インチ/秒から6インチ/秒の範囲内であることが望ましい。
この際、第2の搬送ローラ21は給紙ローラ15と同時に回転を開始しており、押圧ローラ22は第2の搬送ローラ21の周面に押圧されて従動回転している。そこで、記録シートPがU字状搬送経路Rに進入すると、この記録シートは第2の搬送ローラ21と押圧ローラ22との間で挟持される。そして、第2の搬送ローラの回転によって、記録シートは第1の搬送ローラ9とピンチローラ12とのニップ部に突き当たるところまで搬送される。このとき第1の搬送ローラ9は未だ停止している。そこで、記録シートの先端がニップ部に突き当たって湾曲することにより頭出し(又はレジ取り)が行われる。この頭出し動作の後、第1の搬送ローラ9の回転を開始する。なお、第1の搬送ローラと同時に排紙ローラ25の回転も開始される。そして、この記録シートは、第1の搬送ローラ9の回転により、従動回転するピンチローラ12との間で挟持された状態で、記録ヘッド3とプラテン24との間の記録位置へ搬送される。
そこで、本実施形態においては、第1の搬送ローラ9で記録シートPを搬送しているときに、第2の搬送ローラ21を押圧ローラ22から離間させるように構成されている。すなわち、記録シートPに対する記録動作が開始される前に、図4に示すように、リンク部材23を支点23aを中心に図示反時計回りに回動させる。これにより、第2の搬送ローラ21は、押圧ローラ22に押圧された位置(鎖線で示す位置)から、押圧ローラ22との間に所定の隙間を有する退避位置(実線で示す位置)へ移動する。つまり、第1の搬送ローラ9で記録シートPを搬送しているときに、第2の搬送ローラを押圧ローラ22から離脱する方向へ変位させるように構成されている。これによって、第2の搬送ローラ21と押圧ローラ22とのニップが解消される。このため、記録シートPは第2の搬送ローラと押圧ローラによる挟持から解放され、第1の搬送ローラ9によって搬送するときに記録シートPに作用するバックテンションが解消される。そのため、搬送抵抗が減少し、記録シートのコシの強い弱いに関わり無く、紙送り送り精度を向上させることができる。
このとき、各押圧ローラ22は、U字状搬送経路R内の元の位置に保持されたままであり、ローラガイド20との位置関係もそのままであり、ローラガイド20の内面(ガイド面)から所定量だけ突出している。このため、記録シートPは、回転自在の押圧ローラ22に接触することはあっても、ローラガイド20やその前後の案内面に接触することはほとんどなく、ローラガイド20等に押し付けられることもない。つまり、記録シートのローラガイド20への接触圧は変化しない。また、第2の搬送ローラ21が押圧ローラから離脱する方向へ変位しているため、記録シートPの記録面が第2の搬送ローラ21の周面に接触することは防止される。あるいは大幅に低減される。ましてや、押し付けられるようなことはない。このため、記録シートPの記録面への傷つきを防止することができ、写真調の記録面のように傷つきやすい場合でも、傷の発生をほとんど無くすことができる。
そこで、プラテン24上の記録位置へ搬送された記録シートPに対し、キャリッジ2に搭載された記録ヘッド3による画像記録が開始される。本実施形態では、記録装置がシリアルタイプであることから、前述の1ライン分の記録と所定ピッチの紙送りを交互に繰り返しながら画像が記録されていく。つまり、記録動作の開始によりキャリッジ2(記録ヘッド3)を記録シートの幅方向に移動させて1走査分の記録を行い、1走査分の記録が終了すると記録動作を一時中断して第1の搬送ローラ9の回転により所定量だけ紙送りする。次いで、再び記録ヘッド3を移動させて次の1走査分の記録を行う。このような1走査分の記録と所定ピッチの紙送りとを交互に繰り返すことで、記録シートP全体の記録が行われる。記録された記録シートは、排紙ローラ25と拍車26によって、排紙トレイを構成するカセットカバー13上に排紙される。
なお、本実施形態の記録装置はインクジェット記録装置であり、図1に示すように、記録ヘッド3の目詰まりを防止するための回復機構11が設けられている。図1において、キャリッジ2の移動範囲であって記録領域を外れた所定位置(例えばキャリッジのホームポジション)には、記録ヘッド3のインク吐出性能を維持回復するための回復機構11が配設されている。この回復機構11による記録ヘッド3の回復動作は、記録待機中、記録動作の前、記録動作の後、あるいは、記録動作における1ライン又は複数ラインごとの合間などのタイミングで行うことができる。
また、回復機構による回復動作としては、キャッピング、吸引回復あるいはワイピングなどが行われる。キャッピングは、記録ヘッドの吐出口をキャップで密閉する動作である。吸引回復は、キャッピング状態でキャップに接続された吸引ポンプを作動させ、負圧吸引力によって吐出口からインクを排出させることで記録ヘッド内のインクをリフレッシュする動作である。このような回復動作により、吐出口の目詰まりを防止し、記録ヘッドのインク吐出性能を維持回復することができる。
以上説明した実施形態によれば、第1の搬送ローラ9による記録シートPの搬送中に、第2の搬送ローラ21を押圧ローラ22から離脱する方向へ変位させるように構成されている。これによって、記録シートを表裏反転させるUターン搬送経路Rでの記録シートのバックテンションを解消又は低減することができる。また、第2の搬送ローラへ押圧するための押圧ローラの方はそのまま元の位置に残存させるので、記録シートの記録面と搬送経路を形成する案内部材との接触圧はそのまま維持される。これによって、第1の搬送ローラ9による記録シートPの送り精度を向上させるとともに、記録シートの表面を傷つけることを防止又は軽減することができる。
なお、以上の実施形態では、記録シートに沿って移動するキャリッジに搭載された記録ヘッドで記録するシリアルタイプの記録装置を例に挙げたが、本発明は、シリアルタイプに限らず、フルライン記録用の記録ヘッドなどを用いて副走査のみで記録するラインタイプの記録装置に対しても同様に適用可能であり、同様の作用効果を奏するものである。また、以上の実施形態では、記録ヘッドの吐出口から被記録材へインクを吐出して記録するインクジェット記録装置を例に挙げて説明したが、本発明は、熱転写式、感熱式、レーザビーム照射式、ワイヤドット式など、記録方式の如何に関わらず適用可能なものであり、同様の作用効果を奏するものである。
さらに、本発明は、記録ヘッドやインク色の数にも関係なく、同様に適用することができ、同様の効果を達成し得るものである。また、本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ、撮像画像形成装置などの単体装置のみならず、これらを組み合わせた複合装置、あるいはコンピュータシステムなどの複合装置における記録装置としても広く適用可能であり、同様の作用効果を奏するものである。
本発明を適用した紙送り装置を用いるのに好適な記録装置を示す縦断面図である。 本発明による紙送り装置を備えた記録装置の縦断面図である。 図2の記録装置の給紙部の構成を示す一部破断側面図である。 図2中の紙送り装置の第2の搬送ローラを示す部分側面図である。
符号の説明
2 キャリッジ
3 記録ヘッド
6 シャーシ
7 ガイドシャフト
8 ガイドレール
9 第1の搬送ローラ
10 記録シート収納部(給紙カセット)
12 ピンチローラ
13 カセットカバー(排紙トレイ)
14 アーム
14a 支点
15 給紙ローラ
16 歯付き駆動プーリ
17 歯付き無端ベルト
18 歯付き従動プーリ
20 ローラガイド
21 第2の搬送ローラ
22 押圧ローラ
23 リンク部材
23a 支点
24 プラテン
25 排紙ローラ
26 拍車
40 装置本体
50 画像記録部
60 給紙部
70 紙送り装置
100 記録装置(インクジェット記録装置)
P 記録シート(被記録材)
R U字状の搬送経路(Uターン搬送経路)

Claims (5)

  1. 記録シート収納部から送り出される記録シートを画像記録部の記録位置へ搬送する紙送り装置において、
    前記記録シートを画像記録部の記録位置へ搬送する第1の搬送ローラと、前記記録シート収納部と前記第1の搬送ローラとの間に設けられたU字状の搬送経路と、前記U字状の搬送経路に設けられた第2の搬送ローラと、前記第2の搬送ローラと共同して前記記録シートを挟持する押圧ローラと、を備え、
    前記第1の搬送ローラで前記記録シートを搬送しているときに、前記第2の搬送ローラを前記押圧ローラから離脱する方向へ変位させることを特徴とする紙送り装置。
  2. 前記第2の搬送ローラは前記U字状の搬送経路において前記記録シートを表裏反転させて前記第1の搬送ローラへ搬送することを特徴とする請求項1に記載の紙送り装置。
  3. 前記記録シート収納部は前記画像記録部の下方に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の紙送り装置。
  4. 前記押圧ローラは前記第2の搬送ローラの周方向に沿って複数箇所配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の紙送り装置。
  5. 記録ヘッドにより画像情報に基づいて記録シートに画像を記録する記録装置において、請求項1〜4のいずれか1項に記載の紙送り装置を用いることを特徴とする記録装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019119575A (ja) * 2018-01-10 2019-07-22 株式会社リコー シート搬送装置及び画像形成装置

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