JP2010143647A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】各種のサイズの用紙に対応して当該用紙の両サイドのカールを矯正することができるようにする。
【解決手段】画像形成処理により用紙P上に形成されたトナー画像を加熱処理により用紙Pへ定着させる定着部13と、定着部13の下流側に設けられ、定着処理済みの用紙Pを外部へ排出する用紙排出装置20と、用紙排出装置20の下流側に設けられ、排出される用紙Pの両サイドを押圧する一対のカール押さえ板541とが備えられ、各カール押さえ板541は、用紙搬送方向と直交する用紙幅方向に向けてそれぞれ移動可能に構成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、加熱による定着処理で幅方向の両側縁部が捲れ上がるようにカールした用紙を矯正しつつ排出するように構成された排出手段を有する画像形成装置に関するものである。
従来、特許文献1および2に記載されているような画像形成装置が知られている。これらの画像形成装置は、所定の画像形成処理によって表面にトナー画像が形成され、引き続き加熱ローラと加圧ローラとの間のニップ部を通過されることによって加熱によるトナー画像の定着処理が施された用紙のカールを矯正するように構成されている。
そして、特許文献1の画像形成装置においては、定着処理後の用紙が排紙トレイに排出される直前で、上に反り上がった状態でカールしている当該用紙の両サイドを下方へ押圧するべくシート部材が暖簾状で垂下されている。従って、定着処理後の用紙は、その両サイドが垂下された暖簾状のシート部材の下縁部によって押圧されながら排紙トレイへ排出されるため、両サイドのカールが解消されることが期待される。
しかしながら、用紙は、暖簾状のシール部材を押しのけて通過するだけであるため、用紙のカール状態を解消させる方策としては弱く、排紙トレイ上でカールが元どおりに復元してしまうという問題点が存在する。
これに対し、特許文献2の画像形成装置にあっては、排紙トレイの上方位置から用紙の両サイドを対象としたカール押さえ板が上端の軸回りに揺動可能に垂下されている。そして、このカール押さえ板を押し遣って排紙トレイ上に排出された用紙は、当該排出トレイ上でカールが垂下したカール押さえ板によって押さえられるため、用紙束が後続の用紙の排出を阻害したり、排出トレイの容量をオーバーしたりすることがない。
特開2001−270642号公報 特開2008−44771号公報
しかしながら、特許文献1および2のものは、用紙のカールを押さえる部材(特許文献1の場合はシート部材、特許文献2の場合はカール押さえ板)がいずれも最大サイズの用紙の両サイドを押さえ得る位置に設けられているため、小サイズの用紙は、このシート押さえ部材の恩恵に与ることができないという問題点を有している。
本発明は、従来のかかる問題点を解消するためになされたものであり、各種のサイズの用紙に対応して当該用紙の両サイドのカールを矯正することが可能に構成された画像形成装置を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明は、所定の画像形成処理により用紙上に形成されたトナー画像を加熱処理により用紙へ定着させる定着手段と、前記定着手段の下流側に設けられ、定着処理済みの用紙を外部へ排出する排出手段と、前記排出手段の下流側に設けられ、前記排出される用紙の両サイドを押圧する一対の押圧手段とが備えられ、前記各押圧手段は、用紙搬送方向と直交する用紙幅方向に向けてそれぞれ移動可能に構成されていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、定着手段で定着処理が施され、排出手段を介して外部へ排出される用紙は、その両サイドが各押圧手段によって押圧されるため、この押圧によって両サイドに形成されていたカールが矯正される。
そして、各押圧手段は、用紙搬送方向と直交する用紙幅方向に向けてそれぞれ移動可能に構成されているため、用紙のサイズに応じて当該押圧手段を移動させ、対象となる用紙に押圧手段を適合させることができ、カールの矯正に対し汎用性を備えたものになる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記排出手段を駆動する駆動力を発生する駆動手段と、前記駆動力を前記移動手段による前記押圧手段の移動用の駆動力として併用する駆動力併用機構とが備えられていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、押圧手段の移動用に専用の駆動源を設ける必要がなくなり、その分、部品点数の削減が実現し、製造コストの低減化に貢献する。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記排出手段は、前記の駆動手段の駆動で軸心回りに回転して用紙排出用の排出ローラを一体回転させるローラ軸を有し、前記駆動力併用機構は、前記ローラ軸の回転による駆動力の前記移動手段への伝達を入切するクラッチ機構を備えていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、クラッチ機構の操作でクラッチとして機能する部材を入切させることにより、駆動手段の駆動力をローラ軸を介した用紙搬送用から押圧手段の移動用へ容易に切り換えることができ、切り換え操作の容易性が確保される。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記移動手段は、用紙搬送面に対して垂直方向に延びる軸心回りに回転可能なピニオンを有するピニオン部材と、前記ピニオンにそれぞれ噛合し、かつ、用紙搬送方向と直交する用紙幅方向に向けて互いに反対方向へ移動する一対のラックとを備え、前記ピニオン部材は、ピニオンが形成されている面と反対側の面に同心で形成されたラックギヤを有し、前記押圧手段は、前記一対のラックからそれぞれ揺動可能に垂下されたカール押さえ部材であり、前記クラッチ機構は、磁性体ロッドを出没させるソレノイドが内装されたアクチュエータと、前記磁性体ロッドの先端側に固定された操作アームと、前記ローラ軸に沿って移動可能に外嵌され、前記ラックギヤに対し入切が可能な筒体ギヤとを備え、前記アクチュエータの作動による磁性体ロッドの出没によって前記筒体ギヤのラックギヤに対する入切(噛合および噛合解除)が行われるように構成されていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、普段は、用紙Pの搬送用に使用される駆動手段の駆動力を、カール押さえ部材の移動用として併用するときは、クラッチ機構の構成要素であるアクチュエータを作動させてその磁性体ロッドを当該アクチュエータから突出、あるいはアクチュエータへ没入させることにより、操作アームを介して筒体ギヤをローラ軸に沿ってラックギヤの方向へ移動させ、これによって筒体ギヤをラックギヤへ入れれば(噛合させれば)よい。
こうすることで駆動手段の駆動力は、ローラ軸、筒体ギヤ、ピニオン部材を介して一対のラックへ伝達され、当該一対のラックが互いに反対方向へ向けて移動するため、各ラックから垂下された一対のカール押さえ部材間の距離を、用紙サイズに応じて設定することができる。
逆に、駆動手段の駆動力を、カール押さえ部材の移動用として使用しないときには、一旦行われている筒体ギヤと、ラックギヤとの噛合を切ればよい。こうすることで、駆動手段の駆動力は、カール押さえ部材の移動に使用されることはなく、用紙の排出のためだけに使用されることになる。
このように、クラッチ機構として、磁性体ロッドを出没させるソレノイドが内装されたアクチュエータと、磁性体ロッドの先端側に固定された操作アームと、ローラ軸に沿って移動可能に外嵌されてラックギヤと噛合する筒体ギヤとを備えて構成することにより、当該クラッチ機構を、一対のクラッチ板を離接させるように構成されたものに比べて簡単な構造のものとした上で、駆動手段の駆動力を、普段の用紙搬送用から、カール押さえ部材の移動用に転用することができる。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記筒体ギヤを前記ラックギヤとの間で噛合または噛合解除させるように付勢する付勢部材が設けられていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、付勢部材の付勢力で、磁性体ロッドの出没動作の内の一方側が行われ、出没動作の他方側がアクチュエータ内のソレノイドへの電力供給で行われるため、磁性体ロッドの往復動作のために1台のアクチュエータで済ませることができ、往復動作のために2台のアクチュエータを採用する場合に比較し、部品点数の削減に貢献する。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明において、前記付勢部材は、前記ローラ軸に外嵌されるコイルスプリングであることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、付勢部材としてローラ軸に外嵌された状態のコイルスプリングが採用されることにより、コイルスプリングの中心線と、ローラ軸の軸心とを一致させることができるため、当該付勢部材の付勢力が安定した状態で筒体ギヤに付与される。
本発明に係る画像形成装置によれば、定着手段によりトナー画像の定着処理が施され、排出手段を介して外部へ排出される用紙を押圧する用紙幅方向一対の押圧手段が設けられ、この各押圧手段は、用紙搬送方向と直交する用紙幅方向に向けてそれぞれ移動可能に構成されているため、用紙のサイズに応じて当該各押圧手段を移動させ、対象となる用紙に各押圧手段を適合させることができる。従って、従来のように、所定サイズの用紙にしか押圧手段を適用し得ないというような不都合が解消され、全てのサイズの用紙を対象としてカール矯正処理を行い得るようになり、これによって画像形成装置を用紙のカール矯正に関し汎用性を備えたものにすることができる。
図1は、本発明に係る画像形成装置10の一実施形態を示す斜視図であり、前面カバーが外された状態を示している。また、図2は、画像形成装置10の内部構造の一実施形態を説明するための正面断面視の説明図である。なお、図1および図2においてX−X方向を左右方向、Y−Y方向を前後方向といい、特に−X方向を左方、+X方向を右方、−Y方向を前方、+Y方向を後方という。
まず、図1に示すように、本実施形態に係る画像形成装置10は、いわゆる胴内排紙型と称される複写機であり、装置本体11に画像形成部12と、定着部(定着手段)13と、用紙貯留部14と、排紙部15と、画像読取部16と、操作部17とが形成されている。そして、画像読取部16の下部で装置本体11の一部が凹没されることによって前記排紙部15が形成され、これにより当該画像形成装置10が胴内排紙型と称されている。
前記装置本体11は、外観視で直方体状を呈した下部本体111と、この下部本体111の上方に対向配置された扁平な直方体状を呈する上部本体112と、この上部本体112と前記下部本体111との間に介設された連結部113とを備えている。前記連結部113は、下部本体111と上部本体112との間に排紙部15を形成させた状態で両者を互いに連結するための構造物であり、下部本体111の左部から立設されている。前記上部本体112は、その左部がかかる連結部113の上端部に支持されている。
そして、前記下部本体111には、画像形成部12、定着部13および用紙貯留部14が内装されているとともに、前記上部本体112には画像読取部16が装着されている。前記操作部17は、本実施形態においては、上部本体112の前縁部から前方に向かって突設されている。
用紙貯留部14は、装置本体11に対して挿脱自在の用紙カセット141を有している。この用紙カセット141には用紙束P1(図2)が貯留されている。そして、画像形成処理が行われるに際し、この用紙束P1から用紙Pが1枚ずつ繰り出され、画像形成部12へ送り込まれて当該用紙Pに印刷処理が施される。本実施形態では、用紙カセット141は1段で設けられているが、2段以上設けてもよい。
前記排紙部15は、下部本体111と上部本体112との間に形成されている。かかる排紙部15は、下部本体111の上面に形成された胴内排紙トレイ151を有し、画像形成部12からのトナー画像が転写された用紙Pは、定着部13で定着処理が施された後に連結部113の下部からこの胴内排紙トレイ151へ向けて排出される。
前記画像読取部16は、上部本体112の上面開口に装着された、原稿を載置するためのコンタクトガラス161と、このコンタクトガラス161に載置された原稿を押さえる開閉自在の原稿押さえカバー162と、コンタクトガラス161に載置された原稿の画像を走査する走査機構163(図2)とを備えている。
そして、走査機構163によって読み取られた原稿画像のアナログ情報は、デジタル信号に変換された後に後述する露光装置123へ向けて出力され、画像形成部12での画像形成処理に供される。
前記操作部17は、画像形成処理に関する処理情報を入力操作するためのものであり、用紙Pの処理枚数を入力するためのテンキー171やその他の各種の操作キー、さらにはタッチ入力を行うためのLCD(Liquid crystal display)172等が設けられている。
また、下部本体111の左面の下方位置には手差しトレイ18が設けられている。この手差しトレイ18は、下部が支持軸181(図2)回りに回動可能に軸支され、手差しの給紙口を閉止するべく起立した閉止姿勢と、左方へ向かって突出した開放姿勢との間で姿勢変更可能とされている。かかる手差しトレイ18は、開放姿勢に姿勢設定された状態で1枚ずつの用紙Pの手差し給紙に供される。
また、前記下部本体111の左面には、開閉可能なメンテナンス用のメンテナンスドアー19が設けられている。搬送中の用紙Pが詰まったとき(すなわち、ジャムが発生したとき)には、このメンテナンスドアー19が開放されてジャム解消のための作業が実行される。
以下、図2を基に画像形成装置10の内部構造についてその概要を説明する。図2に示すように、前記画像形成部12には、その中央部より若干左下に寄った位置に感光体ドラム121が設けられている。この感光体ドラム121は、ドラム心回りに時計方向に向けて回転しながらその直ぐ右方位置に設けられた帯電器122により周面が一様に帯電される。そして、前記画像読取部16で読み取られた原稿画像の画像情報に基づく露光装置123からのレーザビームにより感光体ドラム121の周面に静電潜像が形成される。この静電潜像に向けて感光体ドラム121の下方に設けられた現像装置124からトナーが供給され、これによって感光体ドラム121の周面にトナー画像が形成される。
現像装置124の右方位置であって、かつ、露光装置123の下方位置には、現像装置124へトナーを補給するためのトナーコンテナ125が着脱自在に装着されている。かかるトナーコンテナ125は、トナーが消費されると新品と交換される。
トナー画像が形成された感光体ドラム121には、用紙カセット141から送り出された用紙Pが用紙縦搬送路101およびレジストローラ対102を介して送り込まれる。感光体ドラム121の左方位置には、周面が当該感光体ドラム121の周面と対向配置された転写ローラ126が設けられている。そして、これら感光体ドラム121と転写ローラ126との間のニップ部へ送り込まれた用紙Pには、転写ローラ126の静電気的な作用で感光体ドラム121の周面のトナー画像が引き剥がされて転写される。トナー画像が転写された用紙Pは、感光体ドラム121から分離されて定着部13へ送り込まれる。
用紙Pに対するトナー画像の転写処理が完了した感光体ドラム121は、時計方向へ向かう回転が継続されることにより、その直上位置に設けられたクリーニング装置127によってその周面が清浄化処理され、当該周面がつぎの画像形成処理のために帯電器122へ向かうことになる。
前記定着部13は、内部にハロゲンランプ等の通電発熱体を備えた定着ローラ131と、左方でこの定着ローラ131と対向配置された加圧ローラ132とを有している。そして、画像形成部12から送り込まれた用紙Pは、これら定着ローラ131と加圧ローラ132との間のニップ部を通過しながら定着ローラ131から熱を得て加熱によるトナー画像の定着処理が施される。
定着処理後の用紙Pは、当該用紙Pが片面印刷用のものである場合には、定着部13の上方に設けられた排紙搬送路103を介して排紙部15の胴内排紙トレイ151へ排出される。
一方、定着処理後の用紙Pが、表面の印刷処理が完了した後に裏面にも印刷する両面印刷用のものである場合には、後端が排紙搬送路103から抜け出ない状態で胴内排紙トレイ151に一旦排出された後に逆送され、逆送搬送路104を通って表裏が反転した状態で再度画像形成部12に供給される。これにより用紙Pの裏面側に印刷処理が施される。両面印刷が完了した用紙Pは、胴内排紙トレイ151へ排出される。
前記下部本体111には、メンテナンスドアー19の直ぐ内側に包持された状態で、かつ、画像形成部12に対して開閉可能なカバー部材190が設けられている。かかるカバー部材190は、その下端部がメンテナンスドアー19の下端部より若干上方に位置した状態で当該下端部が下部本体111に支持された支軸192回りに回動自在に軸支されている。そして、このようなカバー部材190は、支軸192回りに正逆回動することで、画像形成部12の左面を閉止した閉止姿勢(図2に実線で表示)と、同左面を開放した開放姿勢(図2に二点鎖線で表示)との間で姿勢変更可能とされている。
そして、カバー部材190が閉止姿勢に姿勢設定された状態で、当該カバー部材190の右面側に用紙カセット141や手差しトレイ18から給紙された用紙Pを搬送するための前記用紙縦搬送路101が形成されている。手差しトレイ18から手差しで給紙された用紙Pは、当該手差しトレイ18の奥部の上方に設けられた繰り出しローラ182の駆動により右上に向けて繰り出され、前記用紙縦搬送路101における感光体ドラム121より若干下方位置へ導入される。
このようなカバー部材190が設けられるのは、画像形成部12の左面に対応した用紙縦搬送路101で紙詰りが生じたときに、カバー部材190を開放姿勢に姿勢変更させて詰まった用紙Pを外部に露出させ、これによって詰まった用紙Pを取り除くことができるようにするためである。
また、閉止姿勢に姿勢設定された前記メンテナンスドアー19の右面と、閉止姿勢に姿勢設定された前記カバー部材190の左面との間には、用紙Pに両面印刷を施すに際し、片面のみに印刷処理が施された用紙Pを逆送させるための逆送搬送路104が形成されている。この逆送搬送路104に沿って逆送された用紙Pは、表裏が反転された状態で感光体ドラム121より下方の用紙縦搬送路101へ導入され、これによって当該用紙Pの裏面側に印刷処理が施される。両面印刷が完了した用紙Pは、胴内排紙トレイ151へ排出される。
そして、排紙搬送路103の下流端であって、胴内排紙トレイ151の直前の位置には、用紙排出装置20が設けられている。定着部13による定着処理後の用紙Pは、この用紙排出装置20を通過するときに両サイドに形成されたカールが矯正される。以下、用紙排出装置20について、図3〜図6を基に説明する。
図3は、定着部13と用紙排出装置20との位置関係を説明するために示したこれらの正面視の断面図である。また、図4は、用紙排出装置20の一実施形態を示す分解斜視図であり、図5および図6は、図4に示す用紙排出装置20の組み立て斜視図であって、図5は、一対の用紙押さえ板間が最大離間寸法になるように位置設定された状態、図6は、一対の用紙押さえ板間が最小離間寸法になるように位置設定された状態をそれぞれ示している。なお、図3〜図6においてX方向を左右方向、Y方向を前後方向といい、特に−Xを左方、+Xを右方、−Yを前方、+Yを後方という。
まず、図3に示すように、定着部13は、定着ローラ131および加圧ローラ132を内装するためのハウジング133を有している。定着ローラ131は、ハウジング133内の右側空間に設けられているとともに、加圧ローラ132は、周面が定着ローラ131の周面に押圧当接した状態でハウジング133の左半分の空間に設けられている。定着ローラ131内には、ハロゲンランプ等からなる通電発熱体が設けられ、この通電発熱体に電力が供給されることによる発熱で定着ローラ131が加熱される。
ハウジング133の底板における定着ローラ131および加圧ローラ132間のニップ部の直下位置には、画像形成部12から送り込まれたトナー画像転写済みの用紙Pを搬入するための搬入口133aが設けられているとともに、ハウジング133の天板における定着ローラ131および加圧ローラ132間のニップ部の直上位置には、定着処理済みの用紙Pを搬出するための搬出口133bが設けられている。
搬出口133bの直上位置の排紙搬送路103には、搬出された用紙Pの搬出先を胴内排紙トレイ151と図略の胴外排紙トレイとの間で切り換える切り換えガイド105が設けられている。
従って、搬入口133aを介してハウジング133内へ搬入され、定着ローラ131と加圧ローラ132との間のニップ部で定着ローラ131からの熱を得て定着処理が施された用紙Pは、切り換えガイド105が胴内排紙トレイ151側へ切り換えられているときには、当該切り換えガイド105を介し搬出口133bを通って胴内排紙トレイ151(図2)へ搬出される。
このとき、用紙Pのトナー画像が形成されている面は、図3における右面であり、当該右面側が定着ローラ131によって加熱されているため、用紙Pの右面側が熱膨張で伸長し、これによってハウジング133から排出される用紙は、幅方向の両側部が左方へ向かって反るようにカールすることになる。
かかるカールした用紙Pは、用紙排出装置20において搬送方向が略90°右方へ向かうように方向変更された状態で胴内排紙トレイ151へ排出されるため、用紙Pは、その両側部が上方に向けて反ったカール状態で排出されることになる。かかる不都合を解消するべく、用紙排出装置20には、通過中の用紙Pの両側部を押圧してカール状態を矯正するカール矯正手段50が設けられている。
用紙排出装置20は、図4に示すように、前後方向に長尺の箱形を呈するケーシング30と、このケーシング30に装着される排出ローラ対(排出手段)40と、この排出ローラ対40によって排出されつつある用紙Pの両側部を押圧する前後一対のカール矯正手段50と、これら一対のカール矯正手段50を、用紙Pのサイズに応じて前後方向に向けて移動させるべく、上部ローラ軸(ローラ軸)411へ伝達されている駆動力をカール矯正手段50の後述のカール押さえ部材(押圧手段)54の移動に切り換えて利用する駆動力併用機構60とを備えている。
前記ケーシング30は、前後で対向配置された前方板31および後方板32と、これら前方および後方板31,32の左縁部間に架設された左方板33と、同右縁部間に架設された右方板34と、中央部が下方へ凹んだ状態でケーシング30の上面開口を閉止する天板部35とを備えている。右方板34には、上下方向の略中央位置に、前後方向へ延びるように開口された長尺の用紙排出口341が開口されている。
かかるケーシング30の下面は開放状態とされ、天板部35が、図3に示すように、排紙搬送路103の構成要素の一翼を担っている。従って、切り換えガイド105によって胴内排紙トレイ151へ向かわされた用紙Pは、天板部35の下面に案内され、排出ローラ対40を介し用紙排出口341に設けられた排出ローラ対40を通って胴内排紙トレイ151へ排出されることになる。
前記排出ローラ対40は、ケーシング30内で前記用紙排出口341に臨んで配設された複数の上部排出ローラ41と、下部で前記各上部排出ローラ41に対向配置された同数の下部排出ローラ42とを備えている。本実施形態においては排出ローラ対40は、4対が設けられているが、4対であることに限定されるものではなく、4対未満であってもよいし、4対を超えてもよい。
前記上部排出ローラ41は、ケーシング30の前方板31および後方板32に貫通架設された上部ローラ軸411に同心で一体回転可能に軸支されている。前方板31を貫通した上部ローラ軸411の後端には、同心で一体回転可能に従動ギヤ412が外嵌されている。この従動ギヤ412へ駆動モータ(駆動手段)Mの駆動軸に設けられた駆動ギヤが直接あるいは所定の変速ギヤを介して間接的に噛合されている。従って、駆動モータMが駆動すると、その駆動力は、駆動ギヤあるいは変速ギヤを介して従動ギヤ412へ伝達され、これによる上部ローラ軸411の軸心回りの回転により各上部排出ローラ41が駆動回転することになる。
上部排出ローラ41を駆動する駆動モータMは、本来的に正逆の駆動回転が可能なものが採用されている。その理由は、以下のとおりである。すなわち、駆動モータMは、用紙Pを胴内排紙トレイ151へ排出させるときは、上部排出ローラ41を上部ローラ軸411回りに図2における反時計方向へ向けて回転させればよいが、用紙Pが両面印刷用のものであって、片面のみの印刷処理が終わっているものが排出ローラ対40へ供給されたときには、当該用紙Pを一旦胴内排紙トレイ151へ向けて搬送した後、逆送させて逆送搬送路104へ送り込むべく、上部排出ローラ41を時計方向に向けて回転させる必要がある。そのために、上部排出ローラ41を回転させる駆動モータMは、正逆駆動回転の可能なものが採用されている。
そして、本実施形態においては、カール矯正手段50を正逆移動させるべく、上部排出ローラ41を駆動させるための駆動モータMが併用されている。
前記各下部排出ローラ42は、上部排出ローラ41の下方であって、右方板34における用紙排出口341に対応した部分から右方へ向けてそれぞれ突設された複数対のブラケット342にそれぞれ装着されている。各一対のブラケット342間には、下部ローラ軸421がそれぞれ架設され、各下部排出ローラ42は、それぞれ対応した下部ローラ軸421に回転可能に軸支されている。かかる下部排出ローラ42は、下部ローラ軸421が図略のコイルバネによって上方へ向けて付勢されていることにより、下部排出ローラ42の周面は、上部排出ローラ41の周面に押圧当接している。
従って、排紙搬送路103を通って排出ローラ対40に到達した用紙Pは、上下の排出ローラ41,42間でニップされつつ上部排出ローラ41の駆動回転によって胴内排紙トレイ151へ向けて排出される。
前記左右一対のカール矯正手段50は、排出ローラ対40を介して胴内排紙トレイ151へ排出される用紙Pの両側部を上から押圧することにより、当該両側部に形成されている上方へ向けて反ったカールを矯正するものである。
かかるカール矯正手段50は、正面視で鈎形を呈する前後一対の鈎台座51と、各鈎台座51の対向縁部から互いに対向方向に向けてそれぞれ突設され、かつ、対向縁面にラック歯521が形成されたラック(移動手段)52と、各ラック歯521が噛合するように一対のラック52間に介設されたピニオン部材(移動手段)53と、前記各鈎台座51からそれぞれ揺動可能に垂下された前後一対のカール押さえ部材(押圧手段)54とを備えて構成されている。
前記鈎台座51は、水平板511と、この水平板511の右縁部から下方へ向けて垂下された垂直板512と、この垂直板512から右方へ向けて突設された前後一対のブラケット513とを備えている。一対のブラケット513は、カール押さえ部材54を支持するためのものである。
一方、ケーシング30には、その天板部35の右側部に形成された前後方向に長尺の前後一対のガイドプレート351が敷設されている。そして、前記鈎台座51は、その水平板511がガイドプレート351に載置された状態で当該ガイドプレート351にガイドされつつ前後方向に移動される。
各ガイドプレート351には、前後方向へ延びたガイド溝352がそれぞれ形成されている。一方、各鈎台座51の水平板511の裏面側には、下方へ向かって突設された、ガイド溝352に摺接状態で嵌め込まれる被ガイド突条514がそれぞれ設けられている。各被ガイド突条514を対応したガイド溝352にそれぞれ嵌め込むことによって、左右の鈎台座51は、安定した外れ止め状態でガイド溝352にガイドされつつガイドプレート351上を前後方向に向けて正逆移動することができる。
前記一対のラック52の内、前方の鈎台座51に装着されているラック52は、ラック歯521を右方に向けた状態で水平板511の右縁部に固定されている。これに対し、後方の鈎台座51に装着されているラック52は、ラック歯521を左方に向けた状態で水平板511の左縁部に固定されている。そして、前後の鈎台座51が対応したガイドプレート351にそれぞれ装着された状態では、各ラック52の対向縁面間の距離(すなわち左右で対向した各ラック歯521間の距離)は、前記ピニオン部材53の後述するピニオン531の直径と同一になるように各ラック52の設置位置が設定されている。
従って、前後の鈎台座51が対応したガイドプレート351にそれぞれ装着された状態では、図5および図6に示すように、ピニオン531を各ラック52のラック歯521にそれぞれ噛合させることができる。これらの噛合でピニオン531が軸心回りに正逆回転することにより、各ラック52を互いに反対方向に向けて前後動させることができる。
前記ピニオン部材53は、各ラック52に噛合するピニオン531と、このピニオン531の裏面に同心で一体的に積層された第1ラックギヤ532とを備えている。ラックギヤ532は、径寸法がピニオン531の径寸法より若干大径に設定されている。かかるラックギヤ532の下面には、周方向に等ピッチで下方に向けて突設された径方向へ延びる複数のラック歯533が設けられている。
一方、前記一対のガイドプレート351間には、ピニオン部材53を装着するための装着台534が介設されている。この装着台534の中央部には、上下に貫通した装着孔535が穿設されている。この装着孔535は、径寸法が前記ピニオン531の径寸法より僅かに大きめに設定されている。そして、ピニオン531を装着台534の下方から装着孔535に差し込むことにより、当該ピニオン531を装着台534の上方へ突出させ得るように、ピニオン531の厚み寸法が設定されている。かかるピニオン部材53は、ラックギヤ532が後述の筒体ギヤ63に支持されることにより、装着台534の装着孔535から脱落するのが防止されている。
前記各カール押さえ部材54は、略正方形状を呈するカール押さえ板(押圧手段)541と、このカール押さえ板541の上縁部の適所から上方へ向かって突設された前後方向一対の軸支突片542と、各軸支突片542から互いに反対方向へ向けて突設された前後一対の揺動軸543とを備えている。一対の軸支突片542間の外寸法は、前記鈎台座51の一対のブラケット513間の内寸法より僅かに小さめに設定されている。従って、一対の軸支突片542を、一対のブラケット513間に差し込むことができる。
そして、一対のブラケット513には、各上面の対向位置に、下方に向けて凹設された前後方向へ延びる、揺動軸543を受けるための受け溝513aがそれぞれ設けられている。従って、各揺動軸543を対応した受け溝513aに上方からそれぞれ嵌め込むことによって、カール押さえ部材54は、図5および図6に示すように、鈎台座51のブラケット513に装着され、これによってブラケット513から垂下したカール押さえ板541が揺動軸543回りに揺動可能になる。
従って、ケーシング30の用紙排出口341から排出された用紙Pは、その両側縁部が各カール押さえ板541を押し上げつつ胴内排紙トレイ151へ向けて排出されるのであるが、このとき、用紙Pのカールは、図11に示すように、カール押さえ板541の重みで押さえられ、当該カールが矯正されるのである。
以下、図7および図8を基に、必要に応じて他の図面も参照しながら、鈎台座51を介してカール押さえ部材54を前後方向に移動させる駆動力併用機構60について説明する。図7は、駆動力併用機構60の一実施形態を示す分解斜視図である。また、図8は、その組み立て斜視図であり、図8(A)は、アクチュエータ61の磁性体ロッド612が突出位置に位置設定された状態、図8(B)は、アクチュエータ61の磁性体ロッド612が没入位置に位置設定された状態をそれぞれ示している。
なお、図7および図8におけるXおよびYによる方向表示は、図1の場合と同様(−X:左方、+X:右方、−Y:前方、+Y:後方)である。また、図7においては、円内にピニオン部材53を下から見た斜視図を示している。因みに、図7および図8では、図示が煩雑になって見難くなるのを避けるべく、装着台534の図示を省略している。
まず、図7に示すように、駆動力併用機構60は、用紙排出装置20のケーシング30における前方のガイドプレート351(図4)の下方の若干左側の位置に前後方向に向けて配設されるアクチュエータ(クラッチ機構)61と、このアクチュエータ61の作動で前後動する操作アーム(クラッチ機構)62と、前記上部ローラ軸411に摺接可能に外嵌された状態で操作アーム62によって操作され、ラックギヤ532に対して入切する筒体ギヤ(クラッチ機構)63と、この筒体ギヤ63がラックギヤ532に噛合する方向に向けて当該筒体ギヤ63を付勢するコイルスプリング64とを備えて構成されている。
アクチュエータ61は、内部に前後方向に向いた図略のソレノイドを有する箱形の作動器本体611と、前記ソレノイドに差し込まれ、かつ、梗塞部が作動器本体611の後面から後方に向かって突設された磁性体ロッド612とを備えている。
この磁性体ロッド612は、作動器本体611に内装された図略のコイルスプリングによって後方へ向けて付勢され、これによってソレノイドに電力が供給されていない状態では、図8(A)に示すように、後方へ向けて突出した突出位置に位置設定される。
これに対し、ソレノイドに通電されることにより当該ソレノイドが励磁したときは、磁性体ロッド612は、図8(B)に示すように、コイルスプリングの付勢力に抗して作動器本体611内へ引き入れられて没入位置に位置設定される。
磁性体ロッド612には、その後端面から前方に向かって切り込まれることによって形成された切り込み溝613が設けられているとともに、この切り込み溝613を横断するように上下に貫通されたかしめ孔614が穿設されている。切り込み溝613は、操作アーム62を装着するためのものであり、かしめ孔614は、操作アーム62を固定するべくかしめピン615を嵌挿するためのものである。
前記操作アーム62は、磁性体ロッド612の切り込み溝613に嵌め込まれる平面視で矩形状を呈した嵌挿片621と、この嵌挿片621の右端縁から右方へ向けて縦向きで突設された左右方向に延びる板状のアーム本体622とからなっている。嵌挿片621の中央部には、前記磁性体ロッド612のかしめ孔614に対応した連結孔623が穿設されている。そして、嵌挿片621が切り込み溝613に嵌め込まれた状態で、かしめ孔614および連結孔623にかしめピン615が挿通され、所定のかしめ処理が施されることによって、操作アーム62は、回動不能状態で磁性体ロッド612に固定されている。
前記アーム本体622は、前記筒体ギヤ63を操作するためのものであり、左右寸法が磁性体ロッド612の右面と上部ローラ軸411の軸心との間の距離に等しく設定されている。かかるアーム本体622の右端面には、曲率径寸法が上部ローラ軸411の径寸法と等しく設定された半円状凹部624が凹設されている。そして、操作アーム62は、アーム本体622の半円状凹部624が上部ローラ軸411に外嵌された状態で、磁性体ロッド612の作動器本体611からの出没により前後動する。
前記筒体ギヤ63は、前方から2つ目の上部排出ローラ41(図4参照)より後方の上部ローラ軸411に摺接状態で外嵌される円筒体631と、この円筒体631の前端の周面に形成された、前記ラックギヤ532のラック歯533に噛合するギヤ歯632とを備えている。
前記円筒体631には、周面に径方向で互いに対向した前後方向に延びる長孔633がそれぞれ穿設されている。一方、上部ローラ軸411の適所には、左右方向に貫通した貫通孔413が貫設されている。この貫通孔413は、筒体ギヤ63を上部ローラ軸411と一体回転させるべく使用される連結軸43を貫通させるためのものである。
すなわち、円筒体631が上部ローラ軸411に外嵌された状態で連結軸43を円筒体631の左右の長孔633および上部ローラ軸411の貫通孔413に差し通し、連結軸43の左右両端部を左右の長孔633内に位置させた状態にすることにより、上部ローラ軸411の回転は、連結軸43および長孔633を介して筒体ギヤ63に伝達される。また、筒体ギヤ63は、長孔633の範囲内で前後に移動することができる。
前記コイルスプリング64は、上部ローラ軸411に外嵌された筒体ギヤ63に後方へ向かう付勢力を付与するためのものである。かかるコイルスプリング64は、前方から2つ目の上部排出ローラ41(図4参照)の右側の上部ローラ軸411に外嵌される。引き続き上部ローラ軸411に後方から筒体ギヤ63が外嵌される。ついで、連結軸43が筒体ギヤ63の長孔633および上部ローラ軸411の貫通孔413に差し通されることにより、図8に示すように、コイルスプリング64が上部ローラ軸411へ装着された状態になる。
そして、図8に示すように、駆動力併用機構60の組み付けが完了した状態において、磁性体ロッド612が突出位置に位置設定されたときには、操作アーム62が後方へ移動しているため、コイルスプリング64は、図8(A)に示すように、伸長した状態になっている。このときには、筒体ギヤ63のギヤ歯632がピニオン部材53のラック歯533に噛合している。
これに対し、アクチュエータ61が駆動されたときには、内装されたソレノイドの励磁で磁性体ロッド612が作動器本体611内へ没入し、これによって操作アーム62が前方へ向けて移動するため、アーム本体622が筒体ギヤ63の円筒体631を前方へ向かって押圧し、これによってコイルスプリング64は、図8(B)に示すように、圧縮状態になる。このときギヤ歯632のラック歯533に対する噛合が解除されるように、当該長孔633の前後長が設定されている。
以下、図9〜図12を基に、本実施形態のカール矯正手段50および駆動力併用機構60の作用について説明する。図9および図10は、カール矯正手段50および駆動力併用機構60の作用を説明するための平面視の説明図であり、図9は、磁性体ロッド612が没入位置に位置設定されることによりギヤ歯632のラック歯533に対する噛合が解除された状態、図10は、磁性体ロッド612が突出位置に位置設定されることによりギヤ歯632がラック歯533に噛合した状態をそれぞれ示している。
そして、図9および図10において、(A)は、カール矯正手段50および駆動力併用機構60の双方を示した図であり、(B)は、アーム本体622、ピニオン部材53、筒体ギヤ63およびコイルスプリング64間の相対的な位置関係を示す(A)の部分拡大図である。
また、図11は、カールが矯正されながら用紙Pが用紙排出装置20から排出されつつある状態を示す斜視図であり、図12は、カール矯正手段50が設けられていない場合に用紙排出装置20から用紙Pが排出されつつある状態を示す比較例としての斜視図である。なお、図9〜図12において、XおよびYによる方向表示は、図1の場合と同様(−X:左方、+X:右方、−Y:前方、+Y:後方)である。
まず、図9(A)に示すように、アクチュエータ61の図略のソレノイドに電流が供給されることにより、磁性体ロッド612がコイルスプリング64の付勢力に抗して作動器本体611内に前端が没入されて没入位置に位置設定されたときには、磁性体ロッド612と一体の操作アーム62が前方へ向けて磁性体ロッド612と同伴移動してアーム本体622の右端部が円筒体631の後端部を押圧するため、円筒体631がコイルスプリング64の付勢力に抗して前方へ移動し、これによって筒体ギヤ63のギヤ歯632が、図9(B)に示すように、ピニオン部材53のラック歯533に対する噛合が解除された状態になっている。
従って、上部ローラ軸411が図略の駆動モータMの駆動により従動ギヤ412を介して正面視で反時計方向に回転すると、定着処理後の用紙Pは、上部排出ローラ41および下部排出ローラ42(図4)からなる排出ローラ対40にニップされつつ幅方向の両端部がカール押さえ板541により押圧されながら胴内排紙トレイ151へ排出される。従って、用紙排出装置20を通って排出される用紙Pは、図11に示すように、カールが矯正された状態になっている。
これに対し、カール矯正手段50が設けられていない用紙排出装置20′の場合には、比較例として図12に示したように、用紙Pの幅方向の両側部に形成されたカールKは、矯正されないままで排出されることになる。
ついで、図9に示す操作アーム62が没入位置に位置設定された状態において、作動器本体611内の図略のソレノイドへの電力供給が遮断されたときには、磁性体ロッド612は、図10(B)に示すように、作動器本体611内の図略のコイルスプリングおよび上部ローラ軸411に外嵌されたコイルスプリング64の付勢力によって作動器本体611から後方へ向けて突出した突出位置に位置設定される。これにより筒体ギヤ63のギヤ歯632が筒体ギヤ63のラック歯533に噛合する。従って、図略の駆動モータMからの駆動力は、従動ギヤ412、上部ローラ軸411、連結軸43(図7)、円筒体631、ギヤ歯632およびラック歯533を介してラックギヤ532に伝達され、これによるピニオン531の一体回転によって当該ピニオン531に噛合している前後のラック52が前後方向で互いに反対方向に向けて移動することになる。
そして、前後一対のラック52の正逆移動は、当該ラック52と一体の鈎台座51を介してカール押さえ部材54に伝達される。従って、用紙Pのサイズに応じ、当該用紙Pの幅方向の両側部にカール押さえ板541が対応するように駆動モータMの駆動方向および駆動量を設定することにより、カール押さえ板541は、その用紙Pの幅方向の両側部に対応した位置で停止することになる。
従って、用紙Pのサイズに応じて各カール押さえ板541の位置を設定することにより、用紙排出装置20の用紙排出口341から排出された用紙Pは、その幅方向の両側部が対応したカール押さえ板541によって押圧されるため、カール押さえ板541を通過した用紙Pは、図11に示すように、両側部のカールが矯正された状態になる。
以上詳述したように、本実施形態に係る画像形成装置10は、画像形成処理により用紙P上に形成されたトナー画像を加熱処理により用紙Pへ定着させる定着部13と、定着部13の下流側に設けられ、定着処理済みの用紙Pを外部へ排出する用紙排出装置20と、用紙排出装置20の下流側に設けられ、排出される用紙Pの両サイドを押圧する一対のカール押さえ板541とが備えられてなるものである。
かかる構成によれば、定着部13で定着処理が施され、用紙排出装置20を介して外部へ排出される用紙Pは、その両サイドが各カール押さえ板541によって押圧されることにより、両サイドに形成されていたカールを矯正することができる。
そして、各カール押さえ板541は、用紙搬送方向と直交する用紙幅方向に向けてそれぞれ移動可能に構成されているため、用紙Pのサイズに応じて当該各カール押さえ板541を移動させ、対象となる用紙Pに各カール押さえ板541を適合させることができる。
従って、従来のように、所定サイズの用紙Pにしかカール押さえ板541を適用し得ないというような不都合が解消され、全てのサイズの用紙Pを対象としてカール矯正処理を行い得るようになり、これによって画像形成装置を用紙Pのカール矯正に関し汎用性を備えたものにすることができる。
また、用紙排出装置20は、必要に応じて駆動モータMの駆動で回転している上部ローラ軸411の回転駆動力をカール押さえ板541の移動用として併用する駆動力併用機構60を有しているため、カール押さえ板541の移動用に専用の駆動源を設ける必要がなくなり、その分、部品点数の削減およびは製造コストの低減化に貢献することができる。
また、駆動力併用機構60は、上部ローラ軸411の回転の押圧手段の移動への伝達を入切するクラッチ機構を備えているため、クラッチ機構の操作でクラッチ機構のクラッチとして機能する部材を入切させることにより、駆動モータMの駆動力を上部ローラ軸411を介した用紙搬送用から押圧手段の移動用へ容易に切り換えることができ、切り換え操作の容易性が確保することができる。
そして、本実施形態においては、カール押さえ部材54を移動させる移動手段として、用紙搬送面に対して垂直方向に延びる軸心回りに回転可能なピニオン531を有するピニオン部材53と、ピニオン531にそれぞれ噛合し、かつ、用紙搬送方向と直交する用紙幅方向に向けて互いに反対方向へ移動する一対のラック52とが備えられている。
また、本実施形態においては、本発明に係るクラッチ機構の一構成要素としても機能するピニオン部材53は、ピニオン531が形成されている面と反対側の面に同心で形成されたラックギヤ532を有している。
また、本発明に係る押圧手段としては、一対のラック52からそれぞれ揺動可能に垂下されたカール押さえ部材54が採用されている。
また、本発明に係るクラッチ機構は、磁性体ロッド612を出没させるソレノイドが内装されたアクチュエータ61と、磁性体ロッド612の先端側に固定された操作アーム62と、上部ローラ軸411に沿って移動可能に外嵌され、ラックギヤと噛合可能な筒体ギヤ63とを備えて構成され、アクチュエータ61の作動による磁性体ロッド612の出没によって筒体ギヤ63ラックギヤ532に対する入切(噛合および噛合解除)が行われるようになされている。
このような実施形態によれば、普段は、用紙Pの搬送用に使用される駆動モータMの駆動力を、カール押さえ部材54の移動用として併用するときは、クラッチ機構の構成要素であるアクチュエータ61を作動させてその磁性体ロッド612を当該アクチュエータ61から突出、あるいはアクチュエータ61へ没入させることにより、操作アーム62を介して筒体ギヤ63を上部ローラ軸411に沿ってラックギヤ532の方向へ移動させ、これによって筒体ギヤ63をラックギヤ532へ噛合させればよい。
こうすることで駆動モータMの駆動力は、上部ローラ軸411、筒体ギヤ63、ピニオン部材53を介して一対のラック52へ伝達され、当該一対のラック52が互いに反対方向へ向けて移動するため、各ラック52から垂下された一対のカール押さえ部材54間の距離を、用紙サイズに応じて設定することができる。
このように、クラッチ機構として、磁性体ロッド612を出没させるソレノイドが内装されたアクチュエータ61と、磁性体ロッド612の先端側に固定された操作アーム62と、上部ローラ軸411に沿って移動可能に外嵌されてラックギヤと噛合する筒体ギヤ63とを備えて構成することにより、当該クラッチ機構を、一対のクラッチ板を離接させるように構成されたものに比べて簡単な構造のものとした上で、駆動モータMの駆動力を、普段の用紙搬送用から、カール押さえ部材54の移動用に転用することができる。
また、本実施形態においては、筒体ギヤ63をラックギヤ532に噛合させる方向に向けて筒体ギヤ63に付勢力を付与するコイルスプリング64が設けられているため、磁性体ロッド612の出没動作の内の突出動作は、コイルスプリング64の付勢力で行われる一方、磁性体ロッド612の作動器本体611内への没入動作のみがソレノイドへの電力供給で行われ、結局、磁性体ロッド612の往復動作のために1台のアクチュエータ61で済ませることができ、往復動作のために2台のアクチュエータ61を採用する場合に比較し、部品点数の削減に貢献することができる。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
(1)上記の実施形態においては、画像形成装置10として複写機を例に挙げて説明したが、これに限らずプリンタやファクシミリ装置、さらにはこれらの機能を全て備えた、いわゆる複合機であってもよい。
(2)上記の実施形態においては、用紙Pが横向きで胴内排紙トレイ151へ排出されるようになされているが、本発明は、用紙Pが横向きで排出されることに限定されるものではなく、上向きで排出されてもよいし、下向きで排出されてもよい。
(3)上記の実施形態においては、アクチュエータ61のソレノイドが消磁された状態で、コイルスプリング64の付勢力で筒体ギヤ63のギヤ歯632がピニオン部材53のラック歯533に噛合し、ソレノイドが励磁された状態でギヤ歯632のラック歯533に対する噛合が解除されるようになされているが、これを逆にし、ソレノイドが励磁された状態で、コイルスプリング64の付勢力に抗して筒体ギヤ63のギヤ歯632をピニオン部材53のラック歯533に噛合させ、ソレノイドが消磁された状態でギヤ歯632のラック歯533に対する噛合が解除せるようにしてもよい。
(4)上記の実施形態においては、作動器本体611内に磁性体ロッド612を作動器本体611内から突出させる方向に付勢するコイルスプリングが設けられているようなアクチュエータ61を採用しているが、上部ローラ軸411に外嵌されたコイルスプリング64が作動器本体611内のコイルスプリングの機能を果たしているため、かかるコイルスプリングが設けられていないアクチュエータ61を採用してもよい。
(5)上記の実施形態においては、筒体ギヤ63に付勢力を付与するべく上部ローラ軸411に外嵌されたコイルスプリング64が採用され、このコイルスプリング64の付勢力で筒体ギヤ63のギヤ歯632をピニオン部材53のラック歯533に噛合させ、これによって上部ローラ軸411の駆動回転を筒体ギヤ63およびピニオン部材53を介してカール矯正手段50に伝達するようになされているが、コイルスプリング64を用いることなく、操作アーム62の先端を筒体ギヤ63に連結し、操作アーム62の正逆移動を筒体ギヤ63に伝達するようにしてもよい。かかるコイルスプリング64の非採用で部品点数の削減を達成しつつ、コイルスプリング64を使用することなく、アクチュエータ61の正逆作動を筒体ギヤ63の正逆移動に伝達することができる。
(6)上記の実施形態においては、筒体ギヤ63を付勢する付勢部材として上部ローラ軸411に外嵌されたコイルスプリング64が採用されているが、筒体ギヤ63を付勢するべくコイルスプリング64に代えて板バネや渦巻きバネ等のコイルスプリング64以外の付勢部材を採用してもよい。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す斜視図であり、前面カバーが外された状態を示している。 図1に示す画像形成装置の内部構造の一実施形態を説明するための正面断面視の説明図である。 定着部と用紙排出装置との位置関係を説明するために示したこれらの正面視の断面図である。 用紙排出装置の一実施形態を示す分解斜視図である。 図4に示す用紙排出装置の組み立て斜視図であって、一対の用紙押さえ板間が最大離間寸法になるように位置設定された状態を示している。 図4に示す用紙排出装置の組み立て斜視図であって、一対の用紙押さえ板間が最小離間寸法になるように位置設定された状態を示している。 駆動力併用機構の一実施形態を示す分解斜視図である。 図7に示す駆動力併用機構の組み立て斜視図であって、(A)は、アクチュエータの磁性体ロッドが突出位置に位置設定された状態、(B)は、アクチュエータの磁性体ロッドが没入位置に位置設定された状態をそれぞれ示している。 本実施形態の作用を説明するためのカール矯正手段および駆動力併用機構の平面視の説明図であり、磁性体ロッドが没入位置に位置設定されることによりギヤ歯のラック歯に対する噛合が解除された状態を示している。 本実施形態の作用を説明するためのカール矯正手段および駆動力併用機構の平面視の説明図であり、磁性体ロッドが突出位置に位置設定されることによりギヤ歯がラック歯に噛合した状態を示している。 カールが矯正されながら用紙Pが用紙排出装置から排出されつつある状態を示す斜視図である。 カール矯正手段が設けられていない場合に用紙排出装置から用紙Pが排出されつつある状態を示す比較例としての斜視図である。
符号の説明
10 画像形成装置 101 用紙縦搬送路
102 レジストローラ対 103 排紙搬送路
104 逆送搬送路 105 切り換えガイド
11 装置本体 111 下部本体
112 上部本体 113 連結部
12 画像形成部 121 感光体ドラム
122 帯電器 123 露光装置
124 現像装置 125 トナーコンテナ
126 転写ローラ 127 クリーニング装置
13 定着部(定着手段) 131 定着ローラ
132 加圧ローラ 133 ハウジング
133a 搬入口 133b 搬出口
14 用紙貯留部 141 用紙カセット
15 排紙部 151 胴内排紙トレイ
16 画像読取部 161 コンタクトガラス
162 原稿押さえカバー 163 走査機構
17 操作部 171 テンキー
172 LCD 18 手差しトレイ
181 支持軸 182 繰り出しローラ
19 メンテナンスドアー 190 カバー部材
192 支軸 20,20′ 用紙排出装置
30 ケーシング 31 前方板
32 後方板 33 左方板
34 右方板 341 用紙排出口
342 ブラケット 35 天板部
351 ガイドプレート 352 ガイド溝
40 排出ローラ対(排出手段)
41 上部排出ローラ 411 上部ローラ軸(ローラ軸)
412 従動ギヤ 413 貫通孔
42 下部排出ローラ 421 下部ローラ軸
43 連結軸 50 カール矯正手段
51 鈎台座 511 水平板
512 垂直板 513 ブラケット
513a 受け溝 514 被ガイド突条
52 ラック(移動手段) 521 ラック歯
53 ピニオン部材(移動手段)
531 ピニオン 532 ラックギヤ
533 ラック歯 534 装着台
535 装着孔 54 カール押さえ部材(押圧手段)
541 カール押さえ板 542 軸支突片
543 揺動軸 60 駆動力併用機構
61 アクチュエータ(クラッチ機構)
611 作動器本体 612 磁性体ロッド(クラッチ機構)
613 切り込み溝 614 かしめ孔
615 かしめピン 62 操作アーム(クラッチ機構)
621 嵌挿片 622 アーム本体
623 連結孔 624 半円状凹部
63 筒体ギヤ(クラッチ機構)
631 円筒体 632 ギヤ歯
633 長孔 64 コイルスプリング
K カール M 駆動モータ(駆動手段)
P 用紙 P1 用紙束

Claims (6)

  1. 所定の画像形成処理により用紙上に形成されたトナー画像を加熱処理により用紙へ定着させる定着手段と、
    前記定着手段の下流側に設けられ、定着処理済みの用紙を外部へ排出する排出手段と、
    前記排出手段の下流側に設けられ、前記排出される用紙の両サイドを押圧する一対の押圧手段と、
    前記各押圧手段を用紙搬送方向と直交する用紙幅方向に向けてそれぞれ移動させる移動手段とを備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記排出手段を駆動する駆動力を発生する駆動手段と、前記駆動力を前記移動手段による前記押圧手段の移動用の駆動力として併用する駆動力併用機構とが備えられていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記排出手段は、前記の駆動手段の駆動で軸心回りに回転して用紙排出用の排出ローラを一体回転させるローラ軸を有し、
    前記駆動力併用機構は、前記ローラ軸の回転による駆動力の前記移動手段への伝達を入切するクラッチ機構を備えていることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記移動手段は、用紙搬送面に対して垂直方向に延びる軸心回りに回転可能なピニオンを有するピニオン部材と、前記ピニオンにそれぞれ噛合し、かつ、用紙搬送方向と直交する用紙幅方向に向けて互いに反対方向へ移動する一対のラックとを備え、
    前記ピニオン部材は、ピニオンが形成されている面と反対側の面に同心で形成されたラックギヤを有し、
    前記押圧手段は、前記一対のラックからそれぞれ揺動可能に垂下されたカール押さえ部材であり、
    前記クラッチ機構は、磁性体ロッドを出没させるソレノイドが内装されたアクチュエータと、前記磁性体ロッドの先端側に固定された操作アームと、前記ローラ軸に沿って移動可能に外嵌され、前記ラックギヤに対し入切が可能な筒体ギヤとを備え、
    前記アクチュエータの作動による磁性体ロッドの出没によって前記筒体ギヤのラックギヤに対する入切が行われるように構成されていることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記筒体ギヤを前記ラックギヤとの間で噛合または噛合解除させるように付勢する付勢部材が設けられていることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記付勢部材は、前記ローラ軸に外嵌されるコイルスプリングであることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
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