JP2016018067A - 画像形成装置 - Google Patents

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篤男 広瀬
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【課題】フラッパを作動させるための構成にかかるコストを抑えることができる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、記録シートを本体部の第1排紙トレイへ搬送するための第1搬送経路に案内する第1位置と、記録シートを排出ユニットの第2排紙トレイへ搬送するための第2搬送経路に案内する第2位置とに切替可能に構成されたフラッパ100と、排出ユニット3に設けられた切替部材300と、駆動源と、を備えている。切替部材300は、駆動源が一方向へ回転することで、本体部2側に進出した進出位置へ移動し、駆動源が他方向へ回転することで、進出位置から退避した退避位置に移動し、切替部材300が退避位置に移動するときに、フラッパ100が第1位置に位置し、切替部材300が退避位置から進出位置に移動するときに、切替部材300が、フラッパ100に作用してフラッパ100を第2位置に移動させるように構成されている。【選択図】図9

Description

本発明は、本体部に排出ユニットを取り付け可能な画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置には、画像形成部を有する本体部に、複数の排出トレイを有する排出ユニットが取り付け可能であり、排出ユニットを使用することで、画像形成部で画像が形成された記録シートを仕分けて排出することができるように構成されたものがある。この画像形成装置では、排出ユニットを使用する場合と使用しない場合とで記録シートの搬送経路を切り替えるために、搬送経路の分岐部にフラッパが設けられている(特許文献1参照)。このフラッパは、揺動することで、画像形成部から搬出された記録シートを本体部の排出トレイへ案内する位置と、画像形成部から搬出された記録シートを排出ユニットへ案内する位置とに切り替え可能に構成されている。
特許文献1で開示されている画像形成装置では、フラッパがソレノイドアクチュエータにより作動可能に構成されている。
特開平11−343062号公報
しかしながら、上述した技術では、フラッパを作動させるためにソレノイドアクチュエータを利用するため、コストが高くなるという問題があった。
そこで、本発明は、フラッパを作動させるための構成にかかるコストを抑えることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、画像形成部および第1排出トレイを有する本体部と、本体部に取り付け可能であり、第2排出トレイを有する排出ユニットと、画像形成部で画像が形成された記録シートを第1排出トレイへ案内する第1搬送経路と、画像形成部で画像が形成された記録シートを第2排出トレイへ案内する第2搬送経路と、本体部に設けられ、記録シートを第1搬送経路に案内する第1位置と、記録シートを第2搬送経路に案内する第2位置とに切替可能に構成されたフラッパと、排出ユニットに設けられ、フラッパの位置を切り替える切換部材と、切替部材を駆動する正逆両方に回転可能な駆動源と、を備えている。
切替部材は、駆動源が一方向へ回転することで、本体部側に進出した進出位置へ移動し、駆動源が前記一方向とは逆の他方向へ回転することで、進出位置から退避した退避位置に移動するように設けられ、切替部材が退避位置に移動するときに、フラッパが第1位置に位置し、切替部材が退避位置から進出位置に移動するときに、切替部材が、フラッパに作用してフラッパを第2位置に移動させるように構成されている。
このように構成された画像形成装置によれば、例えば、ソレノイドアクチュエータを利用してフラッパを作動させる構成に比べて、フラッパを作動させるための構成にかかるコストを抑えることができる。
前記した画像形成装置において、切替部材は、退避位置から進出位置に移動するときに、フラッパを押圧する押圧部を有し、退避位置に位置するとき、押圧部が排出ユニットの筐体から本体部側へ突出していることが望ましい。
これによれば、フラッパを押圧する押圧部がフラッパに近い位置に設けられるので、駆動源が駆動してからフラッパの位置が切り替わるまでの時間を短縮することができる。
前記した画像形成装置において、排出ユニットは、筐体から突出し、排出ユニットを本体部に取り付けたときに、本体部に係合する係合部を有し、切替部材が退避位置に位置するときの押圧部の先端部は、係合部の先端部よりも筐体側に位置するように構成されていてもよい。
この場合、係合部は一対設けられ、押圧部は、切替部材が退避位置に位置するとき、一対の係合部の対向方向から見て、係合部と重なることが望ましい。
これによれば、排出ユニットを台の上などに置いたときに、周囲の部材が押圧部に当たらずに係合部に当たるので、押圧部が筐体から突出している場合であっても、切替部材(押圧部)の破損を抑えることができる。
前記した画像形成装置において、フラッパは、揺動軸を中心に揺動可能に設けられ、切替部材は、駆動源からの駆動力が入力される駆動入力部を有し、揺動軸は、揺動軸の軸方向から見て、第2搬送経路を挟んで駆動入力部とは反対側に配置されていることが望ましい。
これによれば、揺動軸と駆動入力部とを第2搬送経路に対して同じ側に配置する場合に比べて、装置の小型化が可能である。
また、この場合、フラッパは、切替部材側へ延び、押圧部に押圧される被押圧部を有していてもよい。
これによれば、被押圧部を押圧部の近くに設けることができるので、切替部材の移動量が小さくても、フラッパを動かすことができる。
そして、切替部材は、駆動入力部側から第2搬送経路側へ延び、先端部に押圧部を有するアーム部を有することが望ましい。
これによれば、押圧部を被押圧部の近くに設けることができるので、切替部材の移動量が小さくても、フラッパを動かすことができる。
前記した駆動入力部は、ラックギヤ部であってもよい。
前記した画像形成装置において、排出ユニットは、第2搬送経路上に設けられた第1搬送ローラと、第2搬送経路上の、第1搬送ローラよりも記録シートの搬送方向上流側に設けられた第2搬送ローラとを有し、駆動源は、第2搬送ローラの軸方向における一方側に配置され、第1搬送ローラと第2搬送ローラは、駆動源から駆動力が入力されて回転するように設けられ、切替部材は、前記軸方向における他方側に配置され、第2搬送ローラを介して駆動源から駆動力が入力されるように構成されていてもよい。
前記した画像形成装置において、第2搬送ローラは、前記他方側の端部に、切替部材駆動ギヤを有し、切替部材は、切替部材駆動ギヤに噛み合っている構成とすることができる。
前記した画像形成装置において、切替部材は、切替部材駆動ギヤと噛み合うラックギヤ部を有してもよい。
前記した画像形成装置は、排出ユニットに設けられ、第2搬送経路を搬送される記録シートを第2排出トレイへ排出する排出ユニット側排出ローラと、駆動源の駆動力を排出ユニット側排出ローラに伝達する排出ローラ駆動機構と、を備え、排出ローラ駆動機構は、前記軸方向における前記他方側に配置され、第1搬送ローラの軸を介して駆動源から駆動力が入力されるように構成されていてもよい。
前記した画像形成装置において、排紙ローラ駆動機構は、切替部材の移動方向から見て、切替部材とずれた位置に配置されていてもよい。
前記した画像形成装置は、駆動源の駆動力を第1搬送ローラに伝達する第1搬送ローラ駆動機構、を備え、第1搬送ローラ駆動機構は、前記軸方向における前記一方側に配置されていてもよい。
前記した画像形成装置において、第1搬送ローラ駆動機構は、第1ギヤと、第1ギヤに噛み合うとともに、第1ギヤの周りを揺動可能な振り子ギヤとを含み、駆動源の回転方向が切り替わると振り子ギヤが揺動して噛み合うギヤが変わることで、駆動源が前記一方向に回転するときの第1搬送ローラの回転方向と、駆動源が前記他方向に回転するときの第1搬送ローラの回転方向を同じ方向とするように構成されていてもよい。
前記した排出ユニットが、第2排出トレイを複数有し、第2搬送経路が、排出ユニット内において、記録シートを各第2排出トレイに振り分け可能なように分岐している場合、画像形成装置は、第2搬送経路の分岐部に設けられ、記録シートの搬送方向を切り替える揺動部材と、揺動部材を揺動させるソレノイドアクチュエータと、ソレノイドアクチュエータが接続された回路基板と、を備え、ソレノイドアクチュエータと回路基板は、前記軸方向における前記一方側に配置されていてもよい。
本発明によれば、フラッパを作動させるための構成にかかるコストを抑えることができる。
本発明の一実施形態に係るレーザプリンタの概略構成を示す図である。 サイドフレーム、ブラケットおよび排出ユニットを示す斜視図である。 フラッパを示す斜視図である。 排出ユニットを前後方向に直交する平面で切った断面図である。 排出ユニットの左側壁側に設けられた機構を示す図であって、モータユニットが順方向に回転しているときの状態を示す図である。 排出ユニットの左側壁側に設けられた機構を示す図であって、モータユニットが逆方向に回転しているときの状態を示す図である。 排出ユニットの右側壁側に設けられた機構を示す図である。 退避位置に位置する切替部材と係合部材の位置関係を示す図である。 切替部材とフラッパの動作を説明する図であって、切替部材が退避位置に位置するときの図(a)と、切替部材が進出位置に位置するときの図(b)である。 制御部の制御動作を示すフローチャートである。 レーザプリンタの動作を説明する図であって、フラッパの位置が第1位置から第2位置に切り替わったときの状態を示す図である。 レーザプリンタの動作を説明する図であって、フラッパの位置が第2位置から第1位置に切り替わったときの状態を示す図である。
次に、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、本発明の画像形成装置の一例としてのレーザプリンタ1は、記録シートの一例として用紙Sに画像を形成する本体部2と、本体部2の上に取り付け可能であり、本体部2から搬送された用紙Sを部ごとに仕分けて排出する排出ユニット3とを備えて構成されている。なお、以下の説明において、方向は、レーザプリンタ1を使用するユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1における右側を「後」、左側を「前」とし、手前側を「右」、奥側を「左」とする。また、図1における上下方向を「上下」とする。
本体部2は、本体ケーシング5内に用紙Sを供給するための供給部6と、画像形成部7と、搬送部8とを備えている。画像形成部7は、露光装置20と、用紙S上にトナー像を形成するプロセスユニット30と、用紙S上に転写されたトナー像を熱定着する定着装置40とを主に備えている。
供給部6は、本体ケーシング5内の下部に設けられ、給紙トレイ11と、用紙押圧板12と、給紙機構13とを主に備えている。用紙押圧板12は、給紙トレイ11の底面上に配置され、その下に配置された押上部材12Aにより押し上げられることで、後端部を中心に前端部が上下に回動可能に構成されている。
給紙機構13は、ピックアップローラ13Aなどを有し、給紙トレイ11上に載置された用紙Sを1枚ずつプロセスユニット30に供給するように構成されている。
露光装置20は、本体ケーシング5内の上部に配置され、図示しないレーザ発光部や、符号を省略して示すポリゴンミラー、レンズ、反射鏡などを備えている。露光装置20は、レーザ発光部から出射される画像データに基づくレーザ光を、感光ドラム31の表面で走査させて感光ドラム31の表面を露光する。
プロセスユニット30は、露光装置20の下方に配置され、ドラムユニット30Aと、現像カートリッジ30Bとから構成されている。
ドラムユニット30Aは、感光ドラム31と、帯電器32と、転写ローラ33とを主に備えている。また、現像カートリッジ30Bは、本体ケーシング5に設けられたフロントカバー15を開いたときにできる開口から本体ケーシング5に対して着脱可能に装着される構成となっている。現像カートリッジ30Bは、現像ローラ34と、図示しない供給ローラ、層厚規制ブレード、トナーを収容するトナー収容部、トナー収容部内のトナーを撹拌するためのアジテータとを主に備えている。
プロセスユニット30は、感光ドラム31の表面を帯電器32により一様に帯電し、露光装置20がレーザ光によって感光ドラム31を露光することで感光ドラム31の表面に画像データに基づく静電潜像が形成される。次に、回転する現像ローラ34によって現像カートリッジ30B内のトナーが感光ドラム31上の静電潜像に供給される。これにより、感光ドラム31上にトナー像が形成される。そして、感光ドラム31と転写ローラ33の間に用紙Sを搬送しながら感光ドラム31と転写ローラ33の間に転写バイアスをかけることで感光ドラム31上のトナー像を用紙S上に転写する。
定着装置40は、プロセスユニット30の後方に配置され、発熱体を有する加熱ローラ41と、加熱ローラ41との間で用紙Sを挟持しながら搬送する加圧ローラ42とを主に備えている。この定着装置40は、用紙S上に転写されたトナー像を、用紙Sが加熱ローラ41と加圧ローラ42との間を通過する間に熱定着させる。
搬送部8は、画像形成部7で画像が形成された用紙Sを本体ケーシング5の上面に形成された第1排出トレイの一例としての本体排紙トレイ16または排出ユニット3に排出する排出機能を備えるとともに、画像形成部7で画像が形成された用紙Sを再び画像形成部7に搬送する再搬送機能を備えている。
搬送部8は、定着装置40から搬出された用紙Sを上方に案内する主搬送経路50と、主搬送経路50から前方向に分岐して、画像形成部7で画像が形成された用紙Sを本体排紙トレイ16に案内する第1搬送経路の一例としての第1排紙経路51と、主搬送経路50から上方に分岐して、画像形成部7で画像が形成された用紙Sを排出ユニット3へ案内する第2排紙経路52と、主搬送経路50と第1排紙経路51の分岐部から下方に分岐した再搬送経路53と、用紙Sの搬送経路を切り替えるフラッパ100とを備えている。また、搬送部8は、主搬送経路50上に設けられた搬送ローラ54と、第1排紙経路51の出口に設けられた本体部側排出ローラ55と、再搬送経路53上に設けられた複数の再搬送ローラ56とを備えている。本体ケーシング5は、その上面のうち、第2排紙経路52に対応する位置に、用紙Sを排出ユニット3に送るための開口52Aを有している。
本体部側排出ローラ55は、正逆両方に回転可能に構成され、正回転することで用紙Sを本体排紙トレイ16へ排出し、逆回転することで用紙Sを本体部2内に引き込むようになっている。この本体部側排出ローラ55は、本体部2に設けられた後述するモータユニットMとは別個の駆動源から駆動力が伝達されるようになっている。
再搬送経路53は、主搬送経路50から下方へ向けて延び、前方に湾曲して画像形成部7の下を前方へ向けて延びた後、上方に湾曲して画像形成部7の上流側へ向かうように延びている。この再搬送経路53は、本体部側排出ローラ55によって引き込まれた用紙Sを再び画像形成部7へ案内するようになっている。
フラッパ100は、本体部2に設けられ、用紙Sを第1排紙経路51に案内する第1位置(実線)と、用紙Sを第2排紙経路52に案内する第2位置(2点鎖線)とに切替可能に構成されている。なお、フラッパ100を駆動させるための構成については、後述する。
排出ユニット3は、上下に並ぶ複数の第2排出トレイの一例としてのオプショントレイ61と、各オプショントレイ61に対応して設けられる排出ユニット側排出ローラ65と、本体部2から搬送されてきた用紙Sをオプショントレイ61へ案内するための排出ユニット内経路68と、排出ユニット内経路68上に設けられた第1搬送ローラ63および第2搬送ローラ64とを備えている。
排出ユニット内経路68は、本体部2の第2排紙経路52とともに画像形成部7で画像が形成された用紙Sをオプショントレイ61へ案内する第2搬送経路を構成する経路である。排出ユニット内経路68は、本体部2の開口52Aから最も上方に設けられたオプショントレイ61へ向けて延びる第1経路68Aと、第1経路68Aから分岐してその他のオプショントレイ61へ向けて延びる第2経路68Bとを有している。なお、第1経路68Aと第2経路68Bの分岐部には、揺動部材62がそれぞれ設けられており、この揺動部材62が揺動することで、用紙Sの搬送方向が切り替え可能になっている。
第1搬送ローラ63は、第1経路68Aの中間位置に設けられている。第2搬送ローラ64は、第1経路68A上の第1搬送ローラ63よりも用紙Sの搬送方向上流側に設けられている。
この排出ユニット3は、図2に示すように、本体部2の後部に載置されて本体部2に取り付けられている。
具体的に、排出ユニット3は、オプショントレイ61や各種ローラを支持する筐体66と、左右方向で対向する一対の係合部の一例としての係合部材67と、排出ユニット側コネクタC2とを有する。
各係合部材67は、例えば、板金から形成されている。各係合部材67は、筐体66から本体部2側、すなわち、下側に突出するように筐体66に固定されている。
排出ユニット側コネクタC2は、左側の係合部材67の左側に設けられ、一対の係合部材67と左右方向で並ぶように筐体66に固定されている。
本体部2は、本体ケーシング5を構成する左右一対のサイドフレーム21を備えている。そして、各サイドフレーム21の上面のうち排出ユニット3が載置される部分には、ブラケット80が設けられている。
ブラケット80は、サイドフレーム21の上面に重なる第1部分81と、第1部分81から下方に延びてサイドフレーム21の左右方向内側の面に重なる第2部分82とを有し、サイドフレーム21にネジ止めなどによって固定されている。ブラケット80は、第1部分81と第2部分82の間の角部に、開口部83を有している。また、左側のブラケット80は、第1部分81の左右方向外側に設けられたコネクタ固定部84を有し、このコネクタ固定部84には、左側のサイドフレーム21に設けられた基板B1に接続された本体部側コネクタC1が固定されている。
このように構成された排出ユニット3と本体部2においては、排出ユニット3を本体部2の上に載置して本体部2に取り付けたときに、一対の係合部材67が左右のブラケット80の開口部83に挿入され、ブラケット80と係合する。また、排出ユニット側コネクタC2が本体部側コネクタC1に接続される。
次に、フラッパ100および排出ユニット3に設けられた各部材を駆動するための構成について説明する。
図3に示すように、フラッパ100は、左右方向に並ぶ複数のガイド板111と、複数のガイド板111を繋ぐ連結部材112と、左右両端のガイド板111からそれぞれ左右方向外側に延出したシャフト113と、右端のガイド板111から右側に延出したバネ掛け部114と、シャフト113の右端部に固定された作用部115とを備えている。
シャフト113は、ガイド板111の上端部に設けられている。シャフト113は、本体ケーシング5に回動可能に支持され(図示省略)、これにより、フラッパ100が本体ケーシング5に対してシャフト113の中心を通る揺動軸を中心に揺動可能となっている。より詳細には、シャフト113は、図9(a)に示すように、用紙Sの幅方向、すなわち、左右方向から見て、第2排紙経路52の前側に配置されている。図3に戻り、バネ掛け部114は、シャフト113よりガイド板111の先端部側、より詳しくは、ガイド板111の中央部に設けられている。バネ掛け部114には、引張バネ118の下端が係合されている。
引張バネ118は、上端が本体部2の本体ケーシング5に掛止されており(図9(a)参照)、常時フラッパ100を後方へ、すなわち、用紙Sを本体排紙トレイ16に案内する第1位置へ向けて付勢している。
作用部115は、シャフト113に固定されるリング部116と、リング部116から径方向外側へ延出する被押圧部117とを有している。被押圧部117は、図9(a)に示すように、フラッパ100が第1位置に位置する状態で、リング部116から後斜め上方へ延び、左右方向から見て、第2排紙経路52と重なっている。
図4に示すように、排出ユニット3は、左右方向で対向する左側壁66Aおよび右側壁66Bを有している。第1搬送ローラ63と第2搬送ローラ64は、この左側壁66Aと右側壁66Bに左右端が支持されている。
ここで、第1搬送ローラ63は、左右方向に並ぶ複数のローラ本体631と、各ローラ本体631が固定される左右方向に長い第1軸部632とを有している。また、第2搬送ローラ64は、左右方向に並ぶ複数のローラ本体641と、各ローラ本体641が固定される左右方向に長い第2軸部642とを有している。
左側壁66A、すなわち、第2搬送ローラ64の軸方向における一方側には、第2搬送ローラ64等を回転駆動させるための駆動源の一例としてのモータユニットMと、回路基板B2が設けられている。
モータユニットMは、モータ本体M1と、モータ本体M1の出力軸に固定された出力ギヤM2とを有している。このモータユニットMは、正逆両方、より詳しくは、第2搬送ローラ64を用紙Sがオプショントレイ61へ搬送されるように回転させる順方向(一方向)と、順方向とは逆の逆方向(他方向)へ回転可能に構成されている。また、モータユニットMは、本体部2内に設けられた制御部9(図1参照)により制御されている。
また、図5に示すように、左側壁66A側には、モータユニットMの駆動力を第1搬送ローラ63に伝達する第1搬送ローラ駆動機構210と、モータユニットMの駆動力を第2搬送ローラ64に伝達する第2搬送ローラ駆動機構220と、揺動部材62を揺動させるソレノイドアクチュエータ250およびリンク部材260とが設けられている。
第1搬送ローラ駆動機構210は、モータユニットMが順方向に回転するときの第1搬送ローラ63の回転方向と、モータユニットMが逆方向に回転するときの第1搬送ローラ63の回転方向を同じとするように構成されている。
第1搬送ローラ駆動機構210は、第1ギヤの一例としての第1入力ギヤ211と、振り子ギヤ212と、第1中間ギヤ213と、第2中間ギヤ214と、第3中間ギヤ215と、第4中間ギヤ216と、第1搬送ローラ駆動ギヤ217とを含んでなる。なお、図4においては、第1搬送ローラ駆動機構210のうち第1搬送ローラ駆動ギヤ217のみを図示し、他の部品については図示を省略している。
第1入力ギヤ211は、出力ギヤM2と噛み合う第1大径ギヤ部211Aと、第1大径ギヤ部211Aよりも径が小さく、振り子ギヤ212と噛み合う第1小径ギヤ部211Bとを有し、第1大径ギヤ部211Aと第1小径ギヤ部211Bが、同軸上で一体に回転するように構成されている。
振り子ギヤ212は、第1入力ギヤ211の第1小径ギヤ部211Bと噛み合うとともに、第1小径ギヤ部211Bの周りを揺動可能なギヤである。振り子ギヤ212は、回転軸が第1小径ギヤ部211B周りに揺動するように軸支されている。例えば、振り子ギヤ212の軸は、第1小径ギヤ部211Bの周方向に沿って延びる長穴に支持され、振り子ギヤ212は、この長穴に沿って移動するようになっている。なお、振り子ギヤの軸が第1小径ギヤ部211Bの軸と連結されることで、第1小径ギヤ部211Bが回転したときに、振り子ギヤが第1小径ギヤ部211Bの周りを揺動するようになっていてもよい。
そして、振り子ギヤ212は、第1小径ギヤ部211Bの後側に配置される第1中間ギヤ213と噛み合う位置(図5の位置)と、第1小径ギヤ部211Bの上側に配置される第4中間ギヤ216と噛み合う位置(図6の位置)との間で揺動するようになっている。
第2中間ギヤ214は、第1中間ギヤ213と噛み合い、第3中間ギヤ215は、第2中間ギヤ214および第4中間ギヤ216と噛み合っている。
第1搬送ローラ駆動ギヤ217は、第4中間ギヤ216と噛み合うギヤである。第1搬送ローラ駆動ギヤ217は、第1搬送ローラ63の第1軸部632に固定され、第1搬送ローラ63と一体に回転するようになっている。
このように構成された第1搬送ローラ駆動機構210では、モータユニットMの出力ギヤM2が順方向(図5における時計回りの方向)に回転することで、振り子ギヤ212が第1中間ギヤ213と噛み合う位置へ揺動する。これにより、モータユニットMの駆動力が、第1入力ギヤ211、振り子ギヤ212、第1〜第4中間ギヤ213〜216を介して第1搬送ローラ駆動ギヤ217へ伝達され、第1搬送ローラ63が用紙Sを上方に搬送する方向(図5における反時計回りの方向)に回転する。また、図6に示すように、モータユニットMの出力ギヤM2が逆方向(図6における反時計回りの方向)に回転することで、振り子ギヤ212が第4中間ギヤ216と噛み合う位置へ揺動し、振り子ギヤ212が噛み合うギヤが第1中間ギヤ213から第4中間ギヤ216に変わる。これにより、モータユニットMの駆動力が、第1入力ギヤ211、振り子ギヤ212および第4中間ギヤ216を介して第1搬送ローラ駆動ギヤ217へ伝達され、第1搬送ローラ63が用紙Sを上方に搬送する方向に回転する。
図5に示すように、第2搬送ローラ駆動機構220は、第2入力ギヤ221と、第5中間ギヤ222と、第2搬送ローラ駆動ギヤ223とを含んでなる。なお、図4においては、第2搬送ローラ駆動機構220のうち第2搬送ローラ駆動ギヤ223のみを図示し、他の部品については図示を省略している。
第2入力ギヤ221は、出力ギヤM2と噛み合う第2大径ギヤ部221Aと、第2大径ギヤ部221Aよりも径が小さく、第5中間ギヤ222と噛み合う第2小径ギヤ部221Bとを有し、第2大径ギヤ部221Aと第2小径ギヤ部221Bが、同軸上で一体に回転するように構成されている。
第2搬送ローラ駆動ギヤ223は、第5中間ギヤ222と噛み合うギヤである。第2搬送ローラ駆動ギヤ223は、第2搬送ローラ64の第2軸部642の左端部に固定され、第2搬送ローラ64と一体に回転するようになっている。
このように第2搬送ローラ駆動機構220が構成されることで、モータユニットMの出力ギヤM2が順方向に回転すると、第2搬送ローラ64が用紙Sを上方に搬送する方向(図5における反時計回りの方向)に回転し、図6に示すように、モータユニットMの出力ギヤM2が逆方向に回転すると、第2搬送ローラ64が出力ギヤM2が順方向に回転している場合と逆方向に回転するようになっている。
ソレノイドアクチュエータ250とリンク部材260は、各揺動部材62に対して一つずつ設けられている。ソレノイドアクチュエータ250は、上下に進退可能なスライドピン251を有している。ソレノイドアクチュエータ250は、回路基板B2(図4参照)に接続され、回路基板B2を介して制御部9により制御されることでスライドピン251が上下に進退するようになっている。スライドピン251は、リンク部材260を介して揺動部材62の軸62Aに係合している。これにより、スライドピン251が進退することで、揺動部材62の軸62Aを回動させ、揺動部材62を揺動させるようになっている。
図7に示すように、右側壁66B側、すなわち、第2搬送ローラ64の軸方向における他方側には、モータユニットMの駆動力をフラッパ100に伝達するフラッパ駆動機構230の一部と、モータユニットMの駆動力を排出ユニット側排出ローラ65に伝達する排出ローラ駆動機構240とが設けられている。
フラッパ駆動機構230は、右側壁66B側に設けられたトルクリミッタ231(図4も参照)、切替部材駆動ギヤ232および切替部材300と、左側壁66A側に設けられた上記の第2搬送ローラ駆動機構220と、第2搬送ローラ64とを備えて構成されている。つまり、フラッパ駆動機構230の一部(第2搬送ローラ駆動機構220)は、第2搬送ローラ64にもモータユニットMの駆動力を伝達するように構成されている。
トルクリミッタ231と切替部材駆動ギヤ232は、図4に示すように、第2搬送ローラ64の第2軸部642の右端部に設けられている。トルクリミッタ231は、公知の構成を有し、第2軸部642からの入力トルクのうち所定値以下のトルクのみを切替部材駆動ギヤ232に伝達し、所定値を超えると第2軸部642から切替部材駆動ギヤ232への入力トルクの伝達を切断するようになっている。つまり、切替部材駆動ギヤ232は、第2搬送ローラ64を介してモータユニットMから駆動力が入力されるようになっている。
図7に示すように、切替部材300は、フラッパ100に作用するように設けられ、フラッパ100の位置を切り替えるための部材である。切替部材300は、樹脂から形成され、右側壁66Bに上下方向にスライド移動可能に支持されている。そして、切替部材300は、本体部2側、すなわち、下側に進出した進出位置(図7の位置)と、進出位置から筐体66内に退避した退避位置(図8の位置)に移動するように設けられている。なお、切替部材300は、進出位置においては、図示しないストッパにより下方への移動が規制され、退避位置においては、図示しないストッパにより上方への移動が規制されている。
具体的に、切替部材300は、切替部材駆動ギヤ232の後側に配置された駆動入力部310と、駆動入力部310の下端から前側へ延びるアーム部320と、アーム部320の先端部に設けられた押圧部330とを有している。
駆動入力部310は、上下方向にギヤ歯が並び切替部材駆動ギヤ232と噛み合うラックギヤ部311を有している。つまり、切替部材300は、駆動入力部310に第2搬送ローラ64を介してモータユニットMから駆動力が入力されるようになっている。そして、駆動入力部310は、切替部材駆動ギヤ232が正逆両方に回転することで、上下動するようになっている。
駆動入力部310は、図9(a)に示すように、前後方向において、第2排紙経路52より後側に配置されている。つまり、フラッパ100のシャフト113は、左右方向から見て、第2排紙経路52を挟んで駆動入力部310とは反対側に配置されている。
アーム部320は、駆動入力部310から第2排紙経路52側へ延び、先端部がフラッパ100の被押圧部117の上方に位置している。このようにアーム部320が形成されていることで、押圧部330をフラッパ100の被押圧部117に近い位置に設けることが可能となっている。
押圧部330は、アーム部320の先端部から下方へ突出している。この押圧部330は、図8に示すように、切替部材300が退避位置に位置するとき、排出ユニット3の筐体66から下側に突出するように設けられている。これにより、押圧部330が筐体66から突出していない場合に比べて、押圧部330をフラッパ100の被押圧部117により近い位置に設けることが可能となっている。
また、切替部材300が退避位置に位置するときの押圧部330の下端部331(先端部)は、係合部材67の先端部よりも筐体66側に位置し、一対の係合部材67の対向方向から見て、係合部材67と重なっている。これにより、押圧部330が筐体66から突出していても、例えば、排出ユニット3を台の上に置いたときなど、台が押圧部330に近づいても、台に係合部材67が当接するので、押圧部330には当たらない。そのため、切替部材300の損傷を抑えることが可能となっている。
このように構成された切替部材300は、排出ユニット3を使用していないとき、退避位置に位置するように構成されている。具体的に、切替部材300は、制御部9の制御により、排出ユニット3の使用後に、常に退避位置に移動するようになっている。
以上のようにフラッパ駆動機構230が構成されることにより、モータユニットMが順方向に回転することで、図9(b)に示すように、切替部材駆動ギヤ232が図9における時計回りに回転して、切替部材300が進出位置へ向けて下方へ移動する。これにより、切替部材300の押圧部330がフラッパ100の被押圧部117を引張バネ118の付勢力に抗して下方へ押圧するので、フラッパ100が第2位置へ移動する。なお、このとき、上述したように、押圧部330が、切替部材300が退避位置に位置するときに被押圧部117の近くに配置されているので、モータユニットMが順方向に回転し始めてからフラッパ100が切り替わるまでの時間を短縮することが可能となっている。また、切替部材300の移動量が少なくても、フラッパ100を十分に移動させることが可能となっている。
そして、モータユニットMが逆方向に回転することで、図9(a)に示すように、切替部材駆動ギヤ232が図9における反時計回りに回転するので、切替部材300が退避位置に向けて上方へ移動する。これにより、押圧部330が被押圧部117から離間するので、フラッパ100が引張バネ118の付勢力により第1位置へ移動する。
図7に示すように、排出ローラ駆動機構240は、第1搬送ローラ63の第1軸部632を介して入力されたモータユニットMからの駆動力を、排出ユニット側排出ローラ65に伝達するように構成されている。つまり、排出ユニット側排出ローラ65は、モータユニットMが順方向に回転しているときと逆方向に回転しているときとで、同じ方向、詳しくは、排出ユニット内経路68を搬送される用紙Sをオプショントレイ61へ排出する方向に回転するようになっている。
排出ローラ駆動機構240は、各排出ユニット側排出ローラ65と一体に回転可能に設けられた排出ローラ駆動ギヤ241と、各排出ローラ駆動ギヤ241に対して設けられ、排出ローラ駆動ギヤ241と噛み合う第6中間ギヤ242および第6中間ギヤ242と噛み合う第7中間ギヤ243と、隣合う2つの第7中間ギヤ243の両方と噛み合う第8中間ギヤ244と、1つの第8中間ギヤ244と噛み合う第3入力ギヤ245とを含んでなる。第3入力ギヤ245は、第1搬送ローラ63の第1軸部632の右端部に固定され、第1搬送ローラ63と一体に回転するように設けられている。
この排出ローラ駆動機構240は、切替部材300の移動方向、すわなち、上下方向から見て、排出ローラ駆動機構240の全体が切替部材300の全体と重ならないように、切替部材300とずれた位置に配置されている。具体的には、排出ローラ駆動機構240と切替部材300は、上下方向から見て、切替部材300の一部が排出ローラ駆動機構240と重なり、切替部材300の他部が排出ローラ駆動機構240と重ならないように配置されている。また、切替部材300の駆動入力部310は、排出ローラ駆動機構240のうち最も後方に配置されている第3入力ギヤ245よりも後側に配置されている。
次に、制御部9について説明する。
制御部9(図1参照)は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などからなり、予め用意されたプログラムと、通紙センサ43の出力に基づいて、画像形成部7やモータユニットM、ソレノイドアクチュエータ250等を制御するように構成されている。
ここで、通紙センサ43は、図1に示すように、定着装置40の用紙Sの搬送方向下流側、かつ、フラッパ100の用紙Sの搬送方向上流側に設けられた用紙Sを検知するセンサである。本実施形態において、通紙センサ43は、定着装置40に隣接して設けられ、定着装置40から出てきた用紙Sを検知するようになっている。通紙センサ43は、公知の構成を備え、用紙Sの先端が通過したときに、制御部9にON信号を出力するようになっている。
制御部9は、フラッパ100を第1位置に位置させるとき、モータユニットMを逆方向に回転させ、フラッパ100を第2位置に位置させるとき、モータユニットMを順方向に回転させるように構成されている。
具体的に、制御部9は、用紙Sの第1面と第2面の両面に印字をし、当該用紙Sを排出ユニット3のオプショントレイ61へ排出する場合には、第2面に画像が形成された用紙Sの先端を通紙センサ43が検知したとき、すなわち、通紙センサ43がONになったときに、モータユニットMを順方向へ回転させることで、フラッパ100を第2位置に移動させるように構成されている。
そして、制御部9は、先行する用紙Sをオプショントレイ61に排出した後、後続の用紙Sを本体排紙トレイ16へ送る場合には、排出ユニット内経路68を搬送される先行する用紙Sの後端が、排出ユニット側排出ローラ65を通過する前に、モータユニットMの回転を順方向から逆方向へ切り替えるように構成されている。
本実施形態では、制御部9は、先行する用紙Sの後端が、第2搬送ローラ64を通過した後、モータユニットMの回転を順方向から逆方向に切り替えるようになっている。具体的には、制御部9は、通紙センサ43が先行する用紙Sの先端を検知した後、所定時間経過後に、モータユニットMの回転方向を順方向から逆方向に切り替えるようになっている。なお、この所定時間は、用紙Sのサイズに合わせて適宜変更されてもよい。
また、制御部9は、両面印字を実行する場合、本体部側排出ローラ55を正回転させて第1面に印字がされた用紙Sの後端が主搬送経路50を抜けるまで搬送した後、本体部側排出ローラ55を抜ける前に、本体部側排出ローラ55を逆回転させ、用紙Sを再搬送経路53へ搬送するようになっている。
次に、制御部9による制御動作について、図10を参照しながら説明する。
制御部9は、まず、印字ジョブを受信すると、片面分の印字制御を開始する(S1)。制御部9は、片面分の印字中に、その用紙Sを再搬送経路53へ搬送するか否かを判断する(S2)。
ステップS2において、用紙Sを再搬送経路53へ搬送すると判断した場合(S2,Yes)、制御部9は、本体部側排出ローラ55を制御して用紙Sを再搬送経路53へ搬送した後、ステップS1に戻って第2面または次の用紙Sの第1面に対する印字制御を開始する。
ステップS2において、用紙Sを再搬送経路53へ搬送しないと判断した場合(S2,No)、制御部9は、用紙Sを本体排紙トレイ16へ排紙するか否かを判断する(S3)。
ステップS3において、用紙Sを本体排紙トレイ16へ排紙しない、すなわち、用紙Sを排出ユニット3のオプショントレイ61へ排紙すると判断した場合(S3,No)、制御部9は、通紙センサ43がONになったか否かを判断する(S4)。
このとき、通紙センサ43がONになっていないと判断すると(S4,No)、制御部9は、通紙センサ43がONになるまで待機する。
一方、ステップS4において、通紙センサ43がONになったと判断すると(S4,Yes)、制御部9は、モータユニットMを順方向に回転させる(S5)とともに、ソレノイドアクチュエータ250を制御して、用紙Sが選択されているオプショントレイ61へ案内されるように揺動部材62を切り替える(S6)。
そして、制御部9は、ステップS4で通紙センサ43がONになったと判断してから所定時間経過したか否かを判定する(S7)。このとき、所定時間が経過していなければ(S7,No)、制御部9は、所定時間が経過するまで待機する。つまり、制御部9は、用紙Sの後端が、第2搬送ローラ64を抜けるまで待機する。
一方、ステップS7において、所定時間が経過したと判断すると(S7,Yes)、制御部9は、一定時間モータユニットMを逆方向に回転させる(S8)。
ステップS8の後、制御部9は、印字を終了するか否かを判断し(S9)、印字を続けると判断した場合には(S9,No)、ステップS1に戻って制御を続行し、印字を終了すると判断した場合には(S9,Yes)、制御を終了する。
ステップS3において、本体排紙トレイ16に排紙すると判断した場合(S3,Yes)、制御部9は、本体部側排出ローラ55を制御して用紙Sを本体排紙トレイ16に排紙する。そして、制御部9は、ステップS9に進んで、制御を続行する。
以上のように構成されたレーザプリンタ1の動作について説明する。
用紙Sの両面に印字をし、オプショントレイ61に排紙する場合には、図1に示すように、定着装置40を通過した第1面に印字がされた用紙Sは、第1位置に位置するフラッパ100により第1排紙経路51へ案内され、本体部側排出ローラ55により本体排紙トレイ16へ向けて搬送される。そして、用紙Sの後端が本体部側排出ローラ55を抜ける前に、本体部側排出ローラ55が逆回転するので、用紙Sが後端を先頭にして再搬送経路53を搬送される(二点鎖線参照)。
図11に示すように、第2面に印字がされ定着装置40を抜けた用紙Sが通紙センサ43を通過すると、モータユニットMが順方向に回転する。これにより、フラッパ100が第2位置に移動するとともに、排出ユニット3の第1搬送ローラ63と第2搬送ローラ64が、用紙Sを上方へ搬送する方向に回転し始める。また、選択されているオプショントレイ61に対応するソレノイドアクチュエータ250が作動し、対応する揺動部材62が揺動する。
図12に示すように、定着装置40を抜けた用紙Sは、主搬送経路50から第2排紙経路52へ案内されて、排出ユニット3へ排出される。そして、用紙Sは、第2搬送ローラ64と第1搬送ローラ63によって排出ユニット内経路68を搬送され、排出ユニット側排出ローラ65によりオプショントレイ61へ排出される(破線参照)。
そして、排出ユニット3へ搬送された用紙Sの後端が、第2搬送ローラ64を通過すると、モータユニットMが逆方向へ回転する。これにより、フラッパ100が第1位置に移動するので、後続の用紙Sが主搬送経路50から第1排紙経路51へ案内される(実線参照)。
なお、フラッパ100の位置を切り替えるためにモータユニットMの回転方向を切り替えても、第1搬送ローラ63と排出ユニット側排出ローラ65の回転方向は変わらないので、用紙Sをオプショントレイ61へ排出することができる。
また、モータユニットMの回転方向を逆方向に切り替えると、第2搬送ローラ64は逆方向に回転してしまうが、先行する用紙Sが第2搬送ローラ64を抜けているので、第2搬送ローラ64によって用紙Sを引っ張ってしまうのを防止することができる。
このように、レーザプリンタ1では、排出ユニット3へ搬送された用紙Sがオプショントレイ61へ完全に排出される前(後端が排出ユニット側排出ローラ65を通過する前)に、フラッパ100の位置を切り替えることができるので、後続の用紙Sを本体排紙トレイ16へ向けて搬送することができ、印字の間隔を短くすることができる。
そして、レーザプリンタ1では、第1搬送ローラ63や第2搬送ローラ64を駆動するためのモータユニットMから駆動力を受けて移動する切替部材300により、フラッパ100の位置が切り替えられるように構成されているので、フラッパを切り替えるためのソレノイドアクチュエータを設けている構成に比べて、コストの削減を図ることができる。
また、フラッパ100のシャフト113が、左右方向から見て、第2排紙経路52を挟んで切替部材300の駆動入力部310は反対側に配置されているので、シャフト113と駆動入力部310を第2排紙経路52に対し同じ側に設ける場合に比べて、装置を小型化することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態では、切替部材300が上下にスライド移動するように設けられていたが、切替部材の構成はこれに限定されるものではない。例えば、切替部材は、回動することで、筐体66から本体部2側に進出してフラッパ100の被押圧部117を押圧する進出位置と、進出位置から筐体66内に退避した退避位置との間を移動するように構成されていてもよい。
前記実施形態では、フラッパ駆動機構230が、第2搬送ローラ64の左側壁66A側に設けられた第2搬送ローラ駆動機構220と、第2搬送ローラ64と、第2搬送ローラ64の右側壁66B側に設けられたトルクリミッタ231および切替部材駆動ギヤ232とを有していたが、フラッパ駆動機構は、第2搬送ローラ64、または、第2搬送ローラ64と第2搬送ローラ駆動機構220の両方を有していなくてもよい。例えば、切替部材およびフラッパの被押圧部が左側壁66A側に設けられている場合、フラッパ駆動機構は、第2搬送ローラ駆動機構220を構成するいずれかのギヤの軸に設けられたトルクリミッタおよび切替部材駆動ギヤを有するように構成されていてもよい。また、フラッパ駆動機構は、モータユニットMの出力ギヤM2の軸に設けられたトルクリミッタおよび切替部材駆動ギヤから構成されていてもよいし、出力ギヤM2と噛み合うギヤ(第2搬送ローラ駆動機構220とは別のギヤ)と、当該ギヤの軸に設けられたトルクリミッタおよび切替部材駆動ギヤとから構成されていてもよい。
前記実施形態においては、画像形成装置の一例としてモノクロのレーザプリンタ1を示したが、画像形成装置は、カラーのプリンタであってもよいし、画像形成の方式も電子写真方式に限らず、インクジェット式や感熱式であってもよい。また、画像形成装置は、コピー機や、複合機であっても構わない。
前記実施形態においては、記録シートの一例として用紙Sを例示したが、プラスチックシートや布などであってもよい。
1 レーザプリンタ
2 本体部
3 排出ユニット
16 本体排紙トレイ
51 第1排紙経路
52 第2排紙経路
61 オプショントレイ
62 揺動部材
63 第1搬送ローラ
64 第2搬送ローラ
65 排出ユニット側排出ローラ
67 係合部材
68 排出ユニット内経路
100 フラッパ
113 シャフト
117 被押圧部
210 第1搬送ローラ駆動機構
211 第1入力ギヤ
212 振り子ギヤ
232 切替部材駆動ギヤ
240 排出ローラ駆動機構
250 ソレノイドアクチュエータ
300 切替部材
310 駆動入力部
311 ラックギヤ部
320 アーム部
330 押圧部
B2 回路基板
M モータユニット
S 用紙

Claims (16)

  1. 画像形成部および第1排出トレイを有する本体部と、
    前記本体部に取り付け可能であり、第2排出トレイを有する排出ユニットと、
    前記画像形成部で画像が形成された記録シートを前記第1排出トレイへ案内する第1搬送経路と、
    前記画像形成部で画像が形成された記録シートを前記第2排出トレイへ案内する第2搬送経路と、
    前記本体部に設けられ、記録シートを前記第1搬送経路に案内する第1位置と、記録シートを前記第2搬送経路に案内する第2位置とに切替可能に構成されたフラッパと、
    前記排出ユニットに設けられ、前記フラッパの位置を切り替える切換部材と、
    前記切替部材を駆動する正逆両方に回転可能な駆動源と、を備え、
    前記切替部材は、前記駆動源が一方向へ回転することで、前記本体部側に進出した進出位置へ移動し、前記駆動源が前記一方向とは逆の他方向へ回転することで、前記進出位置から退避した退避位置に移動するように設けられ、
    前記切替部材が前記退避位置に移動するときに、前記フラッパが前記第1位置に位置し、前記切替部材が前記退避位置から前記進出位置に移動するときに、前記切替部材が、前記フラッパに作用して前記フラッパを前記第2位置に移動させるように構成されたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記切替部材は、前記退避位置から前記進出位置に移動するときに、前記フラッパを押圧する押圧部を有し、前記退避位置に位置するとき、前記押圧部が前記排出ユニットの筐体から前記本体部側へ突出していることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記排出ユニットは、前記筐体から突出し、前記排出ユニットを前記本体部に取り付けたときに、前記本体部に係合する係合部を有し、
    前記切替部材が前記退避位置に位置するときの前記押圧部の先端部は、前記係合部の先端部よりも前記筐体側に位置することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記係合部は一対設けられ、
    前記押圧部は、前記切替部材が前記退避位置に位置するとき、前記一対の係合部の対向方向から見て、前記係合部と重なることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記フラッパは、揺動軸を中心に揺動可能に設けられ、
    前記切替部材は、前記駆動源からの駆動力が入力される駆動入力部を有し、
    前記揺動軸は、前記揺動軸の軸方向から見て、前記第2搬送経路を挟んで前記駆動入力部とは反対側に配置されていることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記フラッパは、前記切替部材側へ延び、前記押圧部に押圧される被押圧部を有することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記切替部材は、前記駆動入力部側から前記第2搬送経路側へ延び、先端部に前記押圧部を有するアーム部を有することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記駆動入力部は、ラックギヤ部であることを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記排出ユニットは、前記第2搬送経路上に設けられた第1搬送ローラと、前記第2搬送経路上の、前記第1搬送ローラよりも記録シートの搬送方向上流側に設けられた第2搬送ローラとを有し、
    前記駆動源は、前記第2搬送ローラの軸方向における一方側に配置され、
    前記第1搬送ローラと前記第2搬送ローラは、前記駆動源から駆動力が入力されて回転するように設けられ、
    前記切替部材は、前記軸方向における他方側に配置され、前記第2搬送ローラを介して前記駆動源から駆動力が入力されるように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記第2搬送ローラは、前記他方側の端部に、切替部材駆動ギヤを有し、
    前記切替部材は、前記切替部材駆動ギヤに噛み合っていることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記切替部材は、前記切替部材駆動ギヤと噛み合うラックギヤ部を有していることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記排出ユニットに設けられ、前記第2搬送経路を搬送される記録シートを前記第2排出トレイへ排出する排出ユニット側排出ローラと、
    前記駆動源の駆動力を前記排出ユニット側排出ローラに伝達する排出ローラ駆動機構と、を備え、
    前記排出ローラ駆動機構は、前記軸方向における前記他方側に配置され、前記第1搬送ローラの軸を介して前記駆動源から駆動力が入力されるように構成されていることを特徴とする請求項9から請求項11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記排紙ローラ駆動機構は、前記切替部材の移動方向から見て、前記切替部材とずれた位置に配置されていることを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記駆動源の駆動力を前記第1搬送ローラに伝達する第1搬送ローラ駆動機構、を備え、
    前記第1搬送ローラ駆動機構は、前記軸方向における前記一方側に配置されていることを特徴とする請求項9から請求項13のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  15. 前記第1搬送ローラ駆動機構は、第1ギヤと、前記第1ギヤに噛み合うとともに、前記第1ギヤの周りを揺動可能な振り子ギヤとを含み、前記駆動源の回転方向が切り替わると前記振り子ギヤが揺動して噛み合うギヤが変わることで、前記駆動源が前記一方向に回転するときの前記第1搬送ローラの回転方向と、前記駆動源が前記他方向に回転するときの前記第1搬送ローラの回転方向を同じ方向とするように構成されていることを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
  16. 前記排出ユニットは、前記第2排出トレイを複数有し、
    前記第2搬送経路は、前記排出ユニット内において、記録シートを各前記第2排出トレイに振り分け可能なように分岐しており、
    前記第2搬送経路の分岐部に設けられ、記録シートの搬送方向を切り替える揺動部材と、
    前記揺動部材を揺動させるソレノイドアクチュエータと、
    前記ソレノイドアクチュエータが接続された回路基板と、を備え、
    前記ソレノイドアクチュエータと前記回路基板は、前記軸方向における前記一方側に配置されていることを特徴とする請求項9から請求項15のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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