JP2013010593A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】出荷時には対のローラを離間させておき、使用時には対のローラを簡単に圧接させる。
【解決手段】画像形成装置は、下ローラ91が上ローラ92に対して近接離間する方向に移動可能な対のローラと、下ローラ91を上ローラ92に向けて付勢するトーションバネ93と、装置本体に対して引き出し可能に構成された給紙トレイ31と、下ローラ91をトーションバネ93の付勢力に抗して上ローラ92から離間させる離間位置と、下ローラ91がトーションバネ93の付勢力により上ローラ92に接触可能となる退避位置との間で回動可能に支持されたレバー100とを備える。レバー100は、出荷状態において離間位置に位置する。給紙トレイ31は、初めて装置本体から引き出したときにレバー100に当接してレバー100を離間位置から退避位置に移動させる当接部31Aを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、記録シートを搬送する対のローラを備えた画像形成装置に関する。
レーザプリンタなどの画像形成装置には、例えば、感光体ドラムと転写ローラ、対のレジストローラ、対の搬送ローラなど、記録シートを搬送するための対のローラ(ローラ状の部材)が設けられている。このようなローラは、搬送力を生むために、一方のローラが他方のローラに付勢されている。
ところで、出荷された画像形成装置がユーザのもとに届くまでに、画像形成装置が長期間、高温環境下などに置かれた場合、圧接している対のローラの表面にへこみなどの圧痕が生じる可能性がある。
そこで、例えば、特許文献1には、一方のローラの軸に、外周面に突起が設けられたリング部材を回転自在な状態で遊嵌し、装置を長期間稼働させないときには、突起を他方のローラの端部に当接させて、対のローラを離間させる構成が開示されている。これによれば、ローラの表面に圧痕が生じることを防ぐことができる。
そして、特許文献1の画像形成装置は、使用時に他方のローラが回転を開始すると、リング部材が回転し、リング部材の突起が他方のローラから離れることで、一方のローラが他方のローラに圧接されるようになっている。
特開2000−320537号公報
本発明は、以上のような背景技術を踏まえてなされたものであり、出荷時には対のローラを離間させておき、使用時には対のローラを簡単に圧接させることができる新規な構成を有する画像形成装置を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、第1のローラが第2のローラに対して近接離間する方向に移動可能に支持され、第1のローラと第2のローラとの間で記録シートを搬送する対のローラと、第1のローラを第2のローラに向けて付勢する付勢部材と、装置本体に対して引き出し可能に構成され、記録シートが収容される給紙トレイと、第1のローラを付勢部材の付勢力に抗して第2のローラから離間させる離間位置と、第1のローラが付勢部材の付勢力により第2のローラに接触可能となる退避位置との間で装置本体に対し回動可能に支持されたレバーとを備えている。
レバーは、出荷状態において離間位置に位置している。
給紙トレイは、初めて装置本体から引き出したときにレバーに当接してレバーを離間位置から退避位置に移動させる当接部を有する。
これによれば、出荷状態においては、レバーが離間位置に位置しているので、対のローラの第1のローラと第2のローラを離間させておくことができ、ローラの表面に圧痕が生じることを防ぐことができる。また、使用時には、給紙トレイを引き出すことでレバーが回動して離間位置から退避位置に移動するので、第1のローラを付勢部材の付勢力により第2のローラに簡単に圧接させることができる。
前記した画像形成装置において、レバーは、退避位置に移動した後は当接部と干渉しないことが好ましい。
これによれば、給紙トレイを初めて引き出した後は当接部がレバーに接触しないようになるので、その後の給紙トレイの装着および引き出しをスムーズにすることができる。
前記した各画像形成装置において、レバーは、装置本体に対する給紙トレイの組み付け前において装置本体に対し離間位置に組み付けられており、給紙トレイが初めて装置本体に装着されるときの当接部の当接により変形して、当接部をレバーの当接部と当接可能な部位の引出方向奥側に配置可能とする弾性部を有することが好ましい。
これによれば、レバーを組み付けた状態で装置本体を組み立て、ある程度装置本体が組み上がった状態で給紙トレイを装着することができるので、給紙トレイを組み付けた後にレバーを組み付ける場合と比較して、装置の製造工程を簡単にすることができる。
前記したレバーが退避位置に移動した後は当接部と干渉しない画像形成装置において、レバーは、第1のローラとともに第2のローラに対して近接離間する方向にも移動可能に支持されていることが好ましい。
これによれば、レバー全体を給紙トレイから離す方向に移動させることができるので、退避位置に移動した後のレバーと当接部との干渉をより確実に抑制することができる。
前記した画像形成装置において、レバーは、第2のローラに向けて付勢されていることが好ましい。
これによれば、当接部の当接により離間位置から退避位置に移動したレバーを自動的に給紙トレイから離す方向に移動させることができるので、退避位置に移動した後のレバーと当接部との干渉をさらに確実に抑制することができる。
前記した各画像形成装置において、レバーは、離間位置にあるときに対のローラのうちの一方のローラと当接する第1部位と、第1部位に連続し、退避位置にあるときに対のローラを接触させる第2部位と、当接部と当接可能な第3部位とを有する構成とすることができる。
これによれば、レバーは、各部位を有する一体的な部品として製造することが可能である。
前記した画像形成装置において、レバーは、対のローラのうちの他方のローラの回転軸に対し揺動可能に支持されていることが好ましい。
これによれば、レバーが回転軸以外の部位に揺動可能に支持される構成と比較して、レバーの支持構造を簡略化することができる。これにより、装置の小型化も可能となる。
前記したレバーが第1〜3部位を有する画像形成装置において、レバーは、第2部位が一方のローラに押圧されることで、当接部と干渉しない姿勢となることが好ましい。
これによれば、給紙トレイを初めて引き出した後は当接部がレバーに接触しない構成を実現することができる。これにより、その後の給紙トレイの装着および引き出しをスムーズにすることができる。
本発明によれば、出荷時には、離間位置に位置するレバーにより対のローラを離間させておくことができる。また、使用時には、給紙トレイを引き出すことで、対のローラを簡単に圧接させることができる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの概略構成を示す図である。 第1実施形態に係るレバー周辺の構成を示す図である。 第1実施形態において給紙カセットを初めて装着するときのレバーの動作の説明図(a)〜(c)である。 第1実施形態において給紙カセットを初めて引き出すときのレバーの動作の説明図(a),(b)である。 第2実施形態に係るレバー周辺の構成を示す図である。 第2実施形態において給紙カセットを初めて装着するときのレバーの動作の説明図(a)〜(c)である。 第2実施形態において給紙カセットを初めて引き出すときのレバーの動作の説明図(a),(b)である。
[第1実施形態]
次に、本発明の第1実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明では、まず、実施形態に係る画像形成装置の一例としてのレーザプリンタ1の概略構成を説明し、その後に、本発明の特徴部分に係るレーザプリンタ1の詳細な構成について説明する。
また、以下の説明において、方向は、レーザプリンタ1を使用するユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1における右側を「前」、左側を「後」とし、手前側を「左」、奥側を「右」とする。また、図1における上下方向を「上下」とする。
<レーザプリンタの概略構成>
図1に示すように、レーザプリンタ1は、装置本体の一例としての本体筐体2と、記録シートの一例としての用紙Sを供給する給紙部3と、露光装置4と、用紙S上にトナー像(現像剤像)を転写するプロセスカートリッジ5と、用紙S上のトナー像を熱定着する定着装置8とを主に備えている。
給紙部3は、本体筐体2内の下部に設けられ、用紙Sが収容される給紙トレイ31と、用紙押圧板32と、給紙機構33と、レジストローラ90とを主に備えている。給紙トレイ31に収容された用紙Sは、用紙押圧板32によって上方に寄せられ、給紙機構33によってプロセスカートリッジ5に向けて供給され、レジストローラ90を通って感光体ドラム61と転写ローラ63との間に搬送される。
露光装置4は、本体筐体2内の上部に配置され、図示しないレーザ発光部やポリゴンミラー、レンズ、反射鏡などを備えている。この露光装置4では、レーザ発光部から出射される画像データに基づくレーザ光(鎖線参照)が、感光体ドラム61の表面で高速走査されることで、感光体ドラム61の表面を露光する。
プロセスカートリッジ5は、露光装置4の下方に配置され、本体筐体2に設けられたフロントカバー21を開いたときにできる開口から本体筐体2に対して着脱可能に装着される構成となっている。このプロセスカートリッジ5は、ドラムユニット6と、現像ユニット7とから構成されている。
ドラムユニット6は、感光体ドラム61と、帯電器62と、転写ローラ63とを主に備えている。また、現像ユニット7は、ドラムユニット6に対して着脱可能に装着される構成となっており、現像ローラ71と、供給ローラ72と、層厚規制ブレード73と、トナー(現像剤)を収容するトナー収容部74とを主に備えている。
このプロセスカートリッジ5では、感光体ドラム61の表面が、帯電器62により一様に帯電された後、露光装置4からのレーザ光の高速走査によって露光されることで、感光体ドラム61上に画像データに基づく静電潜像が形成される。また、トナー収容部74内のトナーは、供給ローラ72を介して現像ローラ71に供給され、現像ローラ71と層厚規制ブレード73の間に進入して一定厚さの薄層として現像ローラ71上に担持される。
現像ローラ71上に担持されたトナーは、現像ローラ71から感光体ドラム61上に形成された静電潜像に供給される。これにより、静電潜像が可視像化され、感光体ドラム61上にトナー像が形成される。その後、感光体ドラム61と転写ローラ63の間を用紙Sが搬送されることで感光体ドラム61上のトナー像が用紙S上に転写される。
定着装置8は、プロセスカートリッジ5の後方に配置され、加熱ローラ81と、加熱ローラ81と対向配置されて加熱ローラ81を押圧する加圧ローラ82とを主に備えている。この定着装置8では、用紙S上に転写されたトナー像を、用紙Sが加熱ローラ81と加圧ローラ82との間を通過する間に熱定着させている。トナー像が熱定着された用紙Sは、排紙ローラ23によって排紙トレイ22上に排出される。
<レーザプリンタの詳細構成>
図1,2に示すように、レーザプリンタ1は、本発明の特徴部分に関連する構成として、対のローラの一例としてのレジストローラ90と、付勢部材の一例としてのトーションバネ93と、レバー100と、給紙トレイ31とを備えている。
なお、参照する図面では、レジストローラ90の左端部側の構成のみを図示しているが、本実施形態においては、レジストローラ90の右端部側にも、左端部側と同様の構成、すなわち、トーションバネ93、レバー100および給紙トレイ31の後述する当接部31Aがそれぞれ設けられている。
図2に示すように、レジストローラ90は、下側の配置された第1のローラの一例としての下ローラ91と、上側に配置された第2のローラの一例としての上ローラ92とから構成されている。このレジストローラ90は、給紙トレイ31から搬送されてきた用紙Sの先端の移動を規制することで用紙Sの斜行を矯正した後、下ローラ91と上ローラ92との間で用紙Sを感光体ドラム61と転写ローラ63の間に向けて搬送する。
下ローラ91および上ローラ92は、軸受91B,92Bを介して本体筐体2に対し回転可能に支持されている。また、下ローラ91は、軸受91Bが本体筐体2に設けられた上下に長い略長円形状の支持穴24に係合していることで、上ローラ92に対して近接または離間する方向(上下方向)に移動可能に支持されている。
なお、本発明において、下ローラ91と上ローラ92は、いずれが駆動ローラ(本体筐体2内に設けられた図示しない駆動源からギヤなどを介して回転駆動力が入力されるローラ)であってもよい。
トーションバネ93は、軸受91Bを介して下ローラ91を上ローラ92(上方)に向けて付勢する部材であり、本体筐体2内に固定されている。このトーションバネ93は、軸受91Bを押圧する押圧アーム93Aを有している。
レバー100は、側面視略扇形状をなす板状の本体部110と、本体部110の下部から下方に向けて延びた後、湾曲して上方に向けて延びる側面視略U形状をなす延出部120とを主に有している。
本体部110は、本体筐体2に対して回動可能かつ上下方向に移動可能に支持された軸受91Bに支持されている。これにより、レバー100は、図2に示す下ローラ91と上ローラ92を離間させる離間位置と、図4(b)に示す下ローラ91と上ローラ92を接触させる退避位置との間で、本体筐体2や下ローラ91の回転軸91Aに対して揺動(回動)可能となっており、さらに、下ローラ91とともに上ローラ92に対して近接離間する方向にも移動可能となっている。
図2に示すように、本体部110は、左右方向において軸受92Bと同じ位置に配置されており、その外周面に、第1部位111と、第2部位112とを主に有している。
第1部位111は、レバー100が離間位置にあるときに上ローラ92の軸受92Bと当接する部分であり、下ローラ91の回転中心91Cを中心とした側面視略円弧形状をなすように形成されている。さらに述べると、第1部位111は、回転中心91Cからの距離が下ローラ91の半径よりも大きくなるように形成されている。
第2部位112は、左右方向から見て、第1部位111の端部113から、下ローラ91の周面に向かうように前斜め下方に連続して延びる部分である。この第2部位112の面よりも前側では、下ローラ91が露出している。
延出部120は、第3部位123と、弾性部124とを主に有している。
第3部位123は、延出部120の下端部であり、後述するように、給紙トレイ31を本体筐体2に初めて装着するとき、および、本体筐体2から初めて引き出すときに、給紙トレイ31の当接部31Aと当接する部分である。
弾性部124は、側面視略U形状をなす延出部120の後側の部分であり、上端部が延出部120の前側の部分(前部121)に近づくように撓み変形可能に形成されている。レバー100が離間位置にあるとき、弾性部124は、上端部の後部が本体筐体2内に設けられた(固定された)ピン25に当接可能となる位置に配置されている。
給紙トレイ31は、用紙Sが収容される、上方が開放された略箱状の部材であり、本体筐体2に対して前後方向に引き出しおよび装着可能に構成され、本体筐体2に装着された状態でレジストローラ90およびレバー100の下側に配置されている。
給紙トレイ31の左右の側壁には、左右方向においてレバー100の第3部位123と同じ位置に、上方に向けて突出する当接部31Aがそれぞれ設けられている。給紙トレイ31が本体筐体2に装着された状態において、当接部31Aは、第3部位123の後方(引出方向奥側)に配置されている。
<組立工程において給紙トレイを初めて装着するときの動作>
次に、レーザプリンタ1の組立工程において、給紙トレイ31を初めて本体筐体2に装着するときのレバー100の動作について説明する。
図3(a)に示すように、レバー100は、本体筐体2に対する給紙トレイ31の組み付け前(装着前)において、本体筐体2に対し離間位置に組み付けられている。より詳細に、離間位置では、回転中心91Cからの距離が下ローラ91の半径よりも大きい第1部位111が上ローラ92の軸受92Bに当接しているため、下ローラ91はトーションバネ93の付勢力に抗して下方に押し下げられ、上ローラ92から離間している。
給紙トレイ31を初めて本体筐体2に装着していくと、当接部31Aがレバー100の第3部位123に前から近づいていく。そして、当接部31Aが第3部位123に当接し、給紙トレイ31をさらに装着することで、図3(b)に示すように、レバー100が図示時計回り方向に回動する。これにより、レバー100の弾性部124は、その上端部が本体筐体2に設けられたピン25に規制されることで、前部121に相対的に近づくように撓み変形する。
そして、図3(c)に示すように、当接部31Aが第3部位123を通過すると、弾性部124は、撓みを回復させて元の形状に戻る。この過程において、レバー100が図示反時計回り方向に若干回動することになるので、レバー100は離間位置に戻る。また、これにより、当接部31Aは第3部位123の後方に配置される。
<給紙トレイを初めて引き出すときの動作>
次に、給紙トレイ31を初めて本体筐体2から引き出すときのレバー100周辺の動作について説明する。
レーザプリンタ1が工場から出荷される出荷状態において、レバー100は、図2に示す離間位置に位置している。このとき、下ローラ91と上ローラ92とは離間している。
ユーザが初めてレーザプリンタ1を使用するとき、空の給紙トレイ31に用紙Sをセットする必要があるので、ユーザは給紙トレイ31を本体筐体2から引き出す動作を行う。これにより、当接部31Aが第3部位123に後から近づいていき、第3部位123と当接する。
当接部31Aが第3部位123に当接した後、給紙トレイ31がさらに引き出されると、図4(a)に示すように、レバー100は、図示反時計回り方向に回動する。これにより、第1部位111が軸受92Bから離れ、第2部位112が軸受92Bと対向する。第2部位112の前側では下ローラ91が露出しているため、下ローラ91と上ローラ92の間には何らの部材も存在しない状態となる。
そして、図4(b)に示すように、軸受91Bがトーションバネ93の押圧アーム93Aから受ける付勢力により支持穴24に沿って上方に向けて移動することで、軸受91Bに支持された下ローラ91が上方に移動するため、下ローラ91と上ローラ92とが接触する。
また、本実施形態では、レバー100も軸受91Bに支持されているので、レバー100自身も上方、すなわち、給紙トレイ31(当接部31A)から離間する方向に移動する。そして、下ローラ91が上ローラ92と接触したとき、レバー100は退避位置に変位する。このようにレバー100自身が上方に移動することで、レバー100は、退避位置に移動した後は、給紙トレイ31の装着および引き出しによっても当接部31Aと干渉しないようになる。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
レーザプリンタ1は、出荷状態では、レバー100が離間位置にあるので、対のレジストローラ90を離間させておくことができ、圧痕が生じることを防ぐことができる。また、使用時には、給紙トレイ31を引き出すことでレバー100が離間位置から退避位置に移動するので、対のレジストローラ90を簡単に圧接させることができる。
また、給紙トレイ31を初めて引き出した後は当接部31Aがレバー100に干渉しないので、その後の給紙トレイ31の装着および引き出しをスムーズにすることができる。
また、レーザプリンタ1は、製造工程において、先にレバー100を組み付けておき、製造の最終段階で給紙トレイ31を装着できるので、給紙トレイ31を組み付けた後にレバー100を組み付ける工程と比較して、製造工程を簡単にすることができる。
また、レバー100が上下方向に移動可能に支持されていることで、レバー100全体を給紙トレイ31から離す方向に移動させることができるので、退避位置に移動した後のレバー100と当接部31Aとの干渉をより確実に抑制することができる。
また、レバー100が上方に向けて付勢されていることで、退避位置に移動したレバー100を自動的に給紙トレイ31から離す方向に移動させることができるので、退避位置に移動した後のレバー100と当接部31Aとの干渉をさらに確実に抑制することができる。
また、本実施形態のレバー100は、第1部位111、第2部位112および第3部位123を有する一体的な部品として製造することができる。
さらに、レバー100は下ローラ91の回転軸91Aに対し揺動可能に支持されているので、当該回転軸91A以外の部位に揺動可能に支持される構成と比較して、支持構造を簡略化することができる。また、これにより、装置の小型化も可能となる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本実施形態では、前記した第1実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付して、その説明を省略することとする。
図5に示すように、本実施形態のレーザプリンタ1は、対のローラとしてのレジストローラ90と、付勢部材としてのトーションバネ97と、レバー200と、給紙トレイ31とを備えている。なお、本実施形態においても、トーションバネ97やレバー200などは、レジストローラ90の左右にそれぞれ設けられている。
本実施形態のレジストローラ90は、上側の配置された第1のローラの他の例としての上ローラ95と、下側に配置された第2のローラの他の例としての下ローラ96とから構成されている。上ローラ95および下ローラ96は、軸受95B,96Bを介して本体筐体2に対し回転可能に支持されている。また、上ローラ95は、軸受95Bが本体筐体2に設けられた上下に長い略長円形状の支持穴26に係合していることで、下ローラ96に対して近接離間する方向(上下方向)に移動可能に支持されている。
トーションバネ97は、押圧アーム97Aにより、軸受95Bを介して上ローラ95を下ローラ96(下方)に向けて付勢する部材であり、本体筐体2内に固定されている。
本実施形態のレバー200は、側面視略扇形状をなす板状の本体部210と、本体部210の下部から下方に向けて延びる略筒状の延出部220と、第3部位230と、弾性部の他の例としてのコイルバネ240とを主に有している。
本体部210は、本体筐体2に対して回動可能に支持された軸受96Bに支持されている。これにより、レバー200は、図5に示す上ローラ95と下ローラ96を離間させる離間位置と、図7(b)に示す上ローラ95と下ローラ96を接触させる退避位置との間で、本体筐体2や下ローラ96の回転軸96Aに対して回動可能となっている。
図5に示すように、本体部210は、第1部位211と第2部位212を有している。
第1部位211は、レバー200が離間位置にあるときに上ローラ95の軸受95Bと当接する部分であり、下ローラ96の回転中心96Cを中心とした側面視略円弧形状をなすように形成されている。
第2部位212は、左右方向から見て、第1部位211の端部213から、下ローラ96の周面に向かうように前斜め下方に延びる部分である。本実施形態では、回転中心96Cから第1部位211までの距離が、前記した第1実施形態の回転中心91Cから第1部位111までの距離よりも大きくなっているので、第2部位212は、上ローラ95の軸受95Bが摺接可能な傾斜面を形成している。
第3部位230は、給紙トレイ31の当接部31Aと当接可能な部分である。本実施形態の第3部位230は、筒状の延出部220に対し上下方向に移動可能に支持されており、下端部が前方から後方に向けて下降傾斜する傾斜面231となっている。
コイルバネ240は、第3部位230を下方に向けて付勢する部材であり、筒状の延出部220の内部で、本体部210と第3部位230の間に配置されている。
<組立工程において給紙トレイを初めて装着するときの動作>
次に、本実施形態のレーザプリンタ1の組立工程において、給紙トレイ31を初めて本体筐体2に装着するときのレバー200の動作について説明する。
図6(a)に示すように、レバー200は、本体筐体2に対する給紙トレイ31の装着前において、本体筐体2に対し離間位置に組み付けられている。
給紙トレイ31を初めて本体筐体2に装着していくと、当接部31Aが第3部位230の傾斜面231に前から近づいていき、そして当接する。給紙トレイ31をさらに装着すると、図6(b)に示すように、第3部位230は、後方に向けて移動する当接部31Aによって傾斜面231が前側から押圧されることで、コイルバネ240を押し縮めながら筒状の延出部220の内面に沿って上方に移動する。これにより、当接部31Aは、レバー200の下方を通過可能となる。
そして、図6(c)に示すように、当接部31Aが第3部位230を通過すると、第3部位230は、コイルバネ240に押圧されることで筒状の延出部220の内面に沿って下方に移動し、当接部31Aと当接可能な位置に戻る。給紙トレイ31が本体筐体2に完全に装着されると、当接部31Aは第3部位230の後方に配置される。
<給紙トレイを初めて引き出すときの動作>
次に、本実施形態において給紙トレイ31を初めて本体筐体2から引き出すときのレバー200周辺の動作について説明する。
本実施形態においても、レーザプリンタ1は、出荷状態において、レバー200が図5に示す離間位置にあるため、上ローラ95と下ローラ96とは離間している。
図7(a)に示すように、ユーザが給紙トレイ31を初めて本体筐体2から引き出していくと、当接部31Aが第3部位230に後から当接する。そして、給紙トレイ31がさらに引き出されると、図7(b)に示すように、当接部31Aにより第3部位230が押されることで、レバー200は図示反時計回り方向に回動し、第1部位211が軸受95Bから離れ、第2部位212と軸受95Bが対向(接触)する。
その後、前斜め下方に向けて傾斜する第2部位212が、トーションバネ97によって下方に付勢されている軸受95Bに押圧されることで、レバー200は、さらに図示反時計回り方向に回動し、当接部31Aと干渉しない姿勢となる(退避位置に変位する)。この過程において、軸受95Bは、支持穴26に沿って下方に移動するため、軸受95Bに支持された上ローラ95が下方に移動し、下ローラ96と接触する。
以上説明した第2実施形態によっても、前記した第1実施形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。また、本実施形態では、レバー200は、第2部位212が上ローラ95(軸受95B)に押圧されることで、当接部31Aと干渉しない姿勢となるので、前記した第1実施形態の場合と同様に、給紙トレイ31を初めて引き出した後の給紙トレイ31の装着および引き出しをスムーズにすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態では、対のローラとしてレジストローラ90を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、本発明において、対のローラは、記録シートを搬送するための、少なくとも一方が他方に向けて付勢される対のローラ状部材であればよく、例えば、図1に示されている、感光体ドラム61と転写ローラ63であってもよいし、加熱ローラ81と加圧ローラ82であってもよい。
前記実施形態では、付勢部材としてトーションバネ93を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、コイルバネや板バネなどであってもよい。
前記実施形態では、画像形成装置として、レーザ光で感光体ドラム61(感光体)を露光するレーザプリンタ1を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、LED光で感光体を露光する電子写真方式のプリンタであってもよいし、インクジェット方式のプリンタであってもよいし、感熱方式のプリンタであってもよい。また、画像形成装置は、プリンタに限定されず、例えば、フラットベッドスキャナなどの原稿読取装置を備える複写機や複合機などであってもよい。さらに、画像形成装置は、モノクロ画像だけでなく、カラー画像も形成可能なものであってもよい。
前記実施形態では、記録シートとして、普通紙やはがきなどの用紙Sを例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、OHPシートなどであってもよい。
1 レーザプリンタ
2 本体筐体
31 給紙トレイ
31A 当接部
90 レジストローラ
91 下ローラ
91A 回転軸
92 上ローラ
93 トーションバネ
100 レバー
111 第1部位
112 第2部位
123 第3部位
124 弾性部
S 用紙

Claims (8)

  1. 第1のローラが第2のローラに対して近接離間する方向に移動可能に支持され、前記第1のローラと前記第2のローラとの間で記録シートを搬送する対のローラと、
    前記第1のローラを前記第2のローラに向けて付勢する付勢部材と、
    装置本体に対して引き出し可能に構成され、記録シートが収容される給紙トレイと、
    前記第1のローラを前記付勢部材の付勢力に抗して前記第2のローラから離間させる離間位置と、前記第1のローラが前記付勢部材の付勢力により前記第2のローラに接触可能となる退避位置との間で前記装置本体に対し回動可能に支持されたレバーと、を備え、
    前記レバーは、出荷状態において前記離間位置に位置し、
    前記給紙トレイは、初めて前記装置本体から引き出したときに前記レバーに当接して前記レバーを前記離間位置から前記退避位置に移動させる当接部を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記レバーは、前記退避位置に移動した後は前記当接部と干渉しないことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記レバーは、
    前記装置本体に対する前記給紙トレイの組み付け前において前記装置本体に対し前記離間位置に組み付けられており、
    前記給紙トレイが初めて前記装置本体に装着されるときの前記当接部の当接により変形して、前記当接部を前記レバーの前記当接部と当接可能な部位の引出方向奥側に配置可能とする弾性部を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記レバーは、前記第1のローラとともに前記第2のローラに対して近接離間する方向にも移動可能に支持されていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記レバーは、前記第2のローラに向けて付勢されていることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記レバーは、
    前記離間位置にあるときに前記対のローラのうちの一方のローラと当接する第1部位と、
    前記第1部位に連続し、前記退避位置にあるときに前記対のローラを接触させる第2部位と、
    前記当接部と当接可能な第3部位と、を有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記レバーは、前記対のローラのうちの他方のローラの回転軸に対し揺動可能に支持されていることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記レバーは、前記第2部位が前記一方のローラに押圧されることで、前記当接部と干渉しない姿勢となることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の画像形成装置。
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