JP2008176087A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】構成が簡易かつコンパクトなニップ荷重の調整を可能にした定着装置および画像形成装置を提供する。
【解決手段】加熱ローラ41および加圧ローラ42と、加熱ローラ41を回転可能に支持するフレーム47と、加圧ローラ42を回転可能に支持し、フレーム47に揺動可能に支持された加圧アーム60と、加圧ローラ42を加熱ローラ41に向けて押圧するためのスプリング65と、スプリング65による加圧ローラ42の押圧力を弱めて弱押圧状態を形成するための加圧力調整部材としての封筒モードレバー70とを備える。封筒モードレバー70は、操作される部分となる操作部71と、フレーム47に先端が当接して係止されることで、加圧アーム60をスプリング65の付勢力に抗して移動させる弱押圧用解除アーム72とを有してなり、加圧アーム60の揺動中心から離れた位置において、加圧アーム60に回動可能に支持される。
【選択図】図6

Description

本発明は、定着装置および画像形成装置に関する。
一般に、画像形成装置としてのレーザプリンタやデジタル複写機においては、印刷すべき画像のデータに対応させて感光体に対しレーザ光線を走査させて、感光体上に静電潜像を形成している。そして、これらの装置は、この静電潜像にトナーを供給して画像を形成し、この画像を用紙へ転写した後、熱定着させている。
この熱定着の際には、通常、ヒータが備えられた加熱ローラと、加熱ローラと互いに転動する加圧ローラとの間で用紙を挟持して用紙を加熱しつつ、トナーを用紙に圧着させている。
ところで、印刷に使用される用紙の種類は非常に多く、コシの弱い薄紙や、封筒のように2枚の紙を同時に送る場合には、加熱ローラと加圧ローラで用紙を挟持する力が適正でないと、しわが発生するなど、紙送りが不良となる。
そのため、従来から、加熱ローラと加圧ローラで用紙を挟持する力を調整する機構が設けられている(特許文献1)。
また、熱定着の際には用紙のシワなどを原因として、しばしば加熱ローラと加圧ローラとの間で紙詰まり(ジャムともいう)が発生する。この紙詰まりを修復するためには、詰まった紙を引き抜けば良いのであるが、用紙は加熱ローラと加圧ローラに強く挟持されているため、用紙を除去するのは容易ではない。そのため、詰まった用紙を除去するのを容易にするために、一時的に加熱ローラと加圧ローラの間の加圧接触(以下、「ニップ」という)を解除する機構が知られている(特許文献2)。
特開2004−279702号公報 実開平5−84967号公報 特開平8−234601号公報
しかし、特許文献1に記載のニップ荷重を調整する機構は、複雑であるという問題がある。
また、特許文献2の定着装置においては、加圧アームを押し下げることにより用紙のニップを解除するので、詰まった紙を取り除く間、加圧アームの押し下げを続けていなければならない。
一方、特許文献3に記載された定着装置のように、ニップの解除状態を維持できるものも知られているが、この定着装置は、定着装置から位置的、機構的に離れた位置にレバー部があり、複雑であるばかりでなく、スペース効率が悪いという問題がある。
本発明は、以上のような背景に鑑みてなされたものであり、構成が簡易かつコンパクトなニップ荷重の調整を可能にした定着装置および画像形成装置を提供することを課題とする。
前記した課題を解決するため、本発明は、記録シート上に形成された現像剤像を定着する定着装置であって、加熱ローラと、前記加熱ローラに押圧力を付与する加圧ローラと、前記加熱ローラを回転可能に支持するフレームと、前記加圧ローラを回転可能に支持し、前記フレームに揺動可能に支持された加圧アームと、前記加圧ローラを前記加熱ローラに向けて押圧するため、前記加圧アームに係止されたバネ部材と、前記バネ部材による前記加圧ローラの押圧力を弱めて弱押圧状態を形成するための加圧力調整部材とを備え、前記加圧力調整部材は、操作される部分となる操作部と、前記フレームに先端が当接して係止されることで、前記加圧アームを前記バネ部材の付勢力に抗して移動させる弱押圧用解除アームとを有してなり、前記加圧アームの揺動中心から離れた位置において、前記加圧アームに回動可能に支持されたことを特徴とする。
このように構成された定着装置によれば、加圧アームの揺動中心から離れた位置において、加圧アームに回動可能に支持された加圧力調整部材を回動操作することで、弱押圧用解除アームの先端がフレームに当接して加圧アームをバネ部材の付勢力に抗して移動させる。すなわち、加圧ローラを回動可能に支持している加圧アームを僅かに移動させることでニップ荷重を弱く調整する構成をとり、この加圧アームの移動を、加圧力調整部材の回動動作によりフレームとの間で弱押圧用解除アームを係止させるという簡易な構成で実現している。
また、前記した定着装置においては、操作される部分となるレバー部と、前記フレームに先端が当接して係止されることで前記バネ部材の付勢力に抗して前記加圧ローラを前記加熱ローラから引き離す解除アームとを有してなり、前記加圧アームの揺動中心から離れた位置において、前記加圧アームに回動可能に支持された加圧解除部材を、前記加圧力調整部材とは別個に備えるのが望ましい。
このような加圧解除部材を備えることにより、ニップ荷重の調整と同様の簡易な構成でニップを解除することができる。しかも、ニップ荷重を解除したまま、ジャム処理を行うことができる。
また、本発明の他の観点からは、前記した定着装置に加え、入力された前記画像の信号に応じてレーザ光を走査する露光装置と、前記露光装置によりレーザ光が走査されて静電潜像が形成される感光体と、前記感光体に現像剤を供給する現像手段と、前記現像剤で形成された像を前記記録シート上に転写する転写手段とを備えて、記録シート上に画像を形成する画像形成装置を構成することができる。
本発明の定着装置によれば、簡易かつコンパクトな構成で、ニップ荷重の調整ができる定着装置および画像形成装置を構成することができる。
<レーザプリンタの全体構成>
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
参照する図面において、図1は、本発明の実施形態に係るレーザプリンタの側断面図であり、図2は、定着装置を後側から見た斜視図である。
図1に示すように、レーザプリンタ1は、本体ケーシング2内に用紙3を給紙するためのフィーダ部4や、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5などを備えている。
<フィーダ部の構成>
フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底部に着脱可能に装着される給紙トレイ6と、給紙トレイ6内に設けられた用紙押圧板7を備えている。また、フィーダ部4は、給紙トレイ6の一端側端部の上方に設けられる給紙ローラ8および給紙パット9と、給紙ローラ8に対し用紙3の搬送方向の下流側に設けられる紙粉取りローラ10,11を備えている。さらに、フィーダ部4は、紙粉取りローラ10,11に対して下流側に設けられるレジストローラ12を備えている。
そして、このように構成されるフィーダ部4では、給紙トレイ6内の用紙3が、用紙押圧板7によって給紙ローラ8側に寄せられ、この給紙ローラ8および給紙パット9で送り出されて各種ローラ10〜12を通った後一枚ずつ画像形成部5に搬送されるようになっている。
<画像形成部の構成>
画像形成部5は、スキャナ部16、プロセスカートリッジ17、定着装置18などを備えている。
<スキャナ部の構成>
スキャナ部16は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず。)、回転駆動されるポリゴンミラー19、レンズ20,21、反射鏡22,23,24などを備えている。レーザ発光部から発光される画像データに基づくレーザビームは、鎖線で示すように、ポリゴンミラー19、レンズ20、反射鏡22,23、レンズ21、反射鏡24の順に通過あるいは反射して、プロセスカートリッジ17の感光ドラム27の表面上に高速走査にて照射される。
<プロセスカートリッジの構成>
プロセスカートリッジ17は、スキャナ部16の下方に配設され、本体ケーシング2に対して着脱自在に装着される構造となっている。そして、このプロセスカートリッジ17の外枠を構成する中空の筐体17A内には、現像カートリッジ28、感光ドラム27、スコロトロン型帯電器29および転写ローラ30が主に設けられている。
現像カートリッジ28は、筐体17Aに対して着脱自在に装着されており、現像ローラ31、層厚規制ブレード32、供給ローラ33およびトナーホッパ34を備えている。そして、トナーホッパ34内のトナーは、供給ローラ33の矢印方向(反時計方向)への回転により、現像ローラ31に供給され、このとき、供給ローラ33と現像ローラ31との間で正に摩擦帯電される。現像ローラ31上に供給されたトナーは、現像ローラ31の矢印方向(反時計方向)への回転に伴なって、層厚規制ブレード32と現像ローラ31との間に進入し、一定厚さの薄層として現像ローラ31上に担持される。
感光ドラム27は、筐体17Aに、矢印方向(時計方向)へ回転可能に支持されている。この感光ドラム27は、ドラム本体が接地されるとともに、その表面部分がポリカーボネートからなる正帯電性の感光層により形成されている。
スコロトロン型帯電器29は、感光ドラム27の上方に、感光ドラム27に接触しないように、所定間隔を隔てて対向配置されている。このスコロトロン型帯電器29は、タングステンなどの帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器であり、感光ドラム27の表面を一様に正極性に帯電させるように構成されている。
転写ローラ30は、感光ドラム27の下方において、この感光ドラム27に対向して接触するように配置され、筐体17Aに、矢印方向(反時計方向)へ回転可能に支持されている。この転写ローラ30は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料が被覆されて構成されている。この転写ローラ30には、転写時に、定電流制御によって転写バイアスが印加される。
そして、感光ドラム27の表面は、スコロトロン型帯電器29により一様に正帯電された後、スキャナ部16からのレーザビームの高速走査により露光される。これにより、露光された部分の電位が下がって、画像データに基づく静電潜像が形成される。ここで、「静電潜像」とは、一様に正帯電されている感光ドラム27の表面のうち、レーザビームによって露光されて電位が下がっている露光部分をいう。次いで、現像ローラ31の回転により、現像ローラ31上に担持されているトナーが、感光ドラム27に対向して接触する時に、感光ドラム27の表面上に形成される静電潜像に供給される。そして、トナーは、感光ドラム27の表面上で選択的に担持されることによって可視像化され、これによって反転現像によりトナー像が形成される。
その後、感光ドラム27と転写ローラ30とは、用紙3を両者間で挟持して搬送するように回転駆動され、感光ドラム27と転写ローラ30との間を用紙3が搬送されることにより、感光ドラム27の表面に担持されているトナー像が用紙3上に転写される。
<定着装置の構成>
定着装置18は、プロセスカートリッジ17の下流側に配設され、加熱ローラ41、加熱ローラ41と対向配置され加熱ローラ41を押圧する加圧ローラ42、および、これら加熱ローラ41および加圧ローラ42の下流側に設けられる1対の搬送ローラ43を備えている。そして、このように構成される定着装置18では、用紙3上に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ41と加圧ローラ42との間を通過する間に熱定着させ、その後、その用紙3を搬送ローラ43およびフラッパ49によって、排紙パス44に搬送するようにしている。なお、排紙パス44に送られた用紙3は、排紙ローラ45によって排紙トレイ46上に排紙される。本体ケーシング2の後側の一部は、部分的に開閉して、定着装置18を露出させまたは覆うカバー2Aとなっている。
図1および図2に示すように、定着装置18の左右(図1における紙面奥方向が右、手前方向が左とする。図2参照。)両側には、加圧解除部材を構成するニップ解除レバー50と加圧力調整部材を構成する封筒モードレバー70とが設けられている(封筒モードレバー70は、右側のみ図示)。ニップ解除レバー50は、上に向けられることで、加圧ローラ42をニップ状態にし、後側(図2における2点鎖線)に倒すことで加圧ローラ42をニップ解除状態(本実施形態で「ニップ解除モード」という。)にする。また、封筒モードレバー70は、上に向けられることで加圧ローラ42をニップ状態にし、後側に倒すことで、加圧ローラ42の加熱ローラ41への押圧力が弱い弱押圧状態(本実施形態で「封筒モード」という。)にする。
<ニップ解除レバーおよび封筒モードレバーの構成>
参照する図において、図3は、加圧ローラがニップ状態である場合を示す図2のX−X断面図であり、図4(a)は、ニップ解除レバーおよび封筒モードレバーの分解斜視図であり、図4(b)は、ニップ解除レバーを図4(a)の反対側から見た斜視図である。
図3に示すように、定着装置18は、フレーム47(簡略化して示す)内に、加熱ローラ41および加圧ローラ42を収容している。加熱ローラ41の内部には、ハロゲンヒータHHが配置されている。
加熱ローラ41は、その両端が、フレーム47により回転可能に支持されている。
加圧ローラ42は、その両端が、前後に長く延びた加圧アーム60の中央付近で加圧アーム60により回転可能に支持されている。
より具体的には、加圧アーム60は、前後に長く形成された金属板からなる。そして、加圧アーム60の前端(図3における左端)側には、円形の切欠61が形成され、切欠61がフレーム47に設けられた支軸47aに軸支されている。そして、加圧アーム60のほぼ中央には、樹脂製の軸受け62が嵌め込まれ、この軸受け62に図示しない加圧ローラ42の回転軸が挿入されている。
加圧アーム60の中央よりやや後側の上部には、スプリング65の下端65aと係合するフック63が形成されている。スプリング65の上端65bは、フレーム47に設けられたフック47bに係合され、スプリング65が常時引きバネとして機能することで、加圧アーム60を支軸47a周りに上向きに引き上げる力が発生している。この引き上げ力は、加圧ローラ42を加熱ローラ41に押圧する力を発生する。
加圧アーム60の後端には、矩形の支持孔64が形成され、支持孔64にニップ解除レバー50および封筒モードレバー70の回動軸64aが挿通されて、支持軸64a周りにニップ解除レバー50および封筒モードレバー70が回動可能となっている。すなわち、ニップ解除レバー50および封筒モードレバー70は、加圧アーム60の揺動中心である支軸47aから離れた、換言すれば別の位置で加圧アーム60に回動可能に支持されている。
図4(a)に示すように、ニップ解除レバー50は、使用者が操作する部分となるレバー部51と、解除アーム52とを備えている。レバー部51および解除アーム52は共に、およそ回動軸64aから放射状に延びている。レバー部51と解除アーム52は所定の位置関係を有し、図3の例では、レバー部51が上方を向いたときに解除アーム52が前方を向くように配置されている。すなわち、押圧位置P1において、レバー部51が定着装置18のカバー2A内に収まる向きに配置されている。
ニップ解除レバー50は、レバー部51が上方を向いた押圧位置P1と、後斜め上方を向いた解除位置P2とで停止するようになっている。解除位置P2では、レバー部51は、カバー2A側へ突出する向きに配置される。
解除アーム52の先端部52aは、平坦な輪郭を有している。解除アーム52の上方には、フレーム47の一部が張り出して形成され、ニップ解除レバー50の回動軸64aに向いた平面により、解除面部48が形成されている。解除面部48は、ニップ解除レバー50を回動させて後側へ倒したときに、解除アーム52の先端が当接して係止される面となる。解除アーム52の長さは、解除面部48との間で突っ張って加圧アーム60を下方へ押し下げることができるだけの長さL1(図6参照)を有している。すなわち、先端部52aから解除アーム52の回動中心軸(回動軸64aの中心軸)までの距離(長さL1)は、通常モードにおける、前記回動中心軸と解除面部48の距離L0よりも大きく形成されている。
ニップ解除レバー50は、左右方向に貫通する支持孔53を有する。支持孔53の前寄りの内面には、左右方向、つまり支持孔53の軸方向に伸びるビード53aが突出して形成されている。
また、ニップ解除レバー50の右側の側面には、回動軸64aの後側寄りに第1係合突起54が、封筒モードレバー70に向けて突出して形成されている。
図4(a)に示すように、封筒モードレバー70は、使用者が操作する部分となる操作部71と、弱押圧用解除アーム72とを備えている。操作部71および弱押圧用解除アーム72は、ともに、およそ回動軸64aから放射状に延びている。操作部71と弱押圧用解除アーム72は所定の位置関係を有し、図3の例では、操作部71が後斜め上方を向いたときに弱押圧用解除アーム72が前方を向くように配置されている。
封筒モードレバー70は、操作部71が後斜め上方を向いた押圧位置Q1と、後斜め下方を向いた弱押圧位置Q2とで停止するようになっている。弱押圧位置Q2では、操作部71は、カバー2A側へ向いて配置される。操作部71は、レバー部51と異なり、左右方向に長い形状に形成されており、回動軸64aから操作部71の先端までの距離は小さいので、押圧位置Q1にあるときと、弱押圧位置Q2にあるときのいずれも、操作部71はカバー2Aよりも内側に収まるようになっている。
弱押圧用解除アーム72の先端部72aは、平坦な輪郭を有している。そのため、弱押圧用解除アーム72は、操作部71の操作により封筒モードレバー70を回動させて後側(下側)へ倒したときに、前記した解除面部48に先端部72aが当接して係止されるようになっている。
弱押圧用解除アーム72の長さL2(先端部72aと弱押圧用解除アーム72の回動中心軸までの距離)は、通常モードにおける、前記回動中心軸と解除面部48の距離L0よりも大きく、かつ解除アーム52の長さL1よりは小さくなっている。
封筒モードレバー70には、前記したニップ解除レバー50の支持孔53に嵌合する支軸73がニップ解除レバー50に向けて突出して形成されている。支軸73の前側の外周面には、左右方向に延びる溝73aが形成されている。溝73aは、前記したニップ解除レバー50のビード53aと係合することで、ニップ解除レバー50との間で所定トルク範囲内で連れ回りするようになっている。また、支軸73には、回動軸64aが挿通される貫通孔75が、支軸73の外周と同軸で形成されている。
前記した所定トルクは、ニップ解除レバー50および封筒モードレバー70が共に押圧位置P1,Q1にあるときに、ニップ解除レバー50を、解除位置P2に回動させるのに必要なトルクよりも小さく設定されている。
封筒モードレバー70の左側の側面には、前記した第1係合突起54と係合する第2係合突起74がニップ解除レバー50側に向けて突出して形成されている。第2係合突起74は、支軸73の後側において第1係合突起54の下側に配置されているので、ニップ解除レバー50を押圧位置P1から解除位置P2へ(下へ)倒すときと、封筒モードレバー70を弱押圧位置Q2から押圧位置Q1へ(上へ)に起こすときに第1係合突起54と係合し、その他の場合、すなわち、ニップ解除レバー50を解除位置P2から押圧位置P1へ(上へ)起こすときと、封筒モードレバー70を押圧位置Q1から弱押圧位置Q2へ(下へ)倒すときには、第1係合突起54と係合しないようになっている。
図4(a)においては、定着装置18の右側の加圧アーム60、ニップ解除レバー50および封筒モードレバー70についてのみ示して説明したが、左側にも左右対称の加圧アーム60、ニップ解除レバー50および封筒モードレバー70が設けられている。このように、加圧アーム60が加圧ローラ42の両端部にそれぞれ1つずつ設けられ、ニップ解除レバー50および封筒モードレバー70が両端部の加圧アーム60にそれぞれ1つずつ設けられていることで、加圧ローラ42を左右の双方で加熱ローラ41との間のニップ状態を調整することができる。
図5は、定着装置のカバーの構成を説明する図であり、(a)は、カバーの閉じ始めの状態を示し、(b)は、カバーを閉じ終わった状態を示す。
図5(a)に示すように、カバー2Aは、下端の支持軸2Bにおいて本体ケーシング2により回動可能に支持されている。カバー2Aの内側面には、上下に延びるリブ2Cが複数並んで(1枚のみ図示)設けられている。リブ2Cは、下側ほど高く、上側ほど低く形成されて曲線状の稜線を有している。このリブ2Cは、カバー2Aを閉じるときに、解除位置P2にあるニップ解除レバー50のレバー部51と当接する位置に配置されている。また、リブ2Cは、カバー2Aを閉じた状態では、レバー部51がカバー2A内に収まるように形成されている。さらに、操作部71が、押圧位置Q1および弱押圧位置Q2のいずれにある場合にも、これらがカバー2A内に収まるようにリブ2Cおよび操作部71が形成されている。
以上のように構成された定着装置18およびレーザプリンタ1の動作について説明する。参照する図において、図6は、定着装置のモード切替の動作を説明する図であり、(a)は、ニップ解除モード、(b)は、封筒モードを示す。
図1に示すレーザプリンタ1は、用紙3が給紙トレイ6から1枚ずつ供給され、プロセスカートリッジ17により、用紙3にトナー像が形成される。そして、トナー像が形成された用紙3は、定着装置18に搬送されて定着される。
定着装置18では、通常時は、図3に示すように、ニップ解除レバー50を押圧位置P1に向けるとともに、封筒モードレバー70を押圧位置Q1に向けることで、通常モード(押圧状態)となる。この通常モードでは、解除アーム52は前方を向き、フレーム47の解除面部48とは離れている。すなわち、解除アーム52は、フレーム47と接触せず、遊んだ状態にある。そのため、スプリング65により加圧アーム60を引き上げる力は、そのまま加圧ローラ42の押圧力として伝わり、用紙3のニップ状態を形成する。
こうして、通常の上質紙など、厚みが薄い用紙3上のトナー像を定着する場合には、通常モードにすることで用紙3が適切に搬送され、定着が良好に行われる。
ところで、レーザプリンタ1による印刷をしている際には、用紙3のシワや反りなどにより、加熱ローラ41と加圧ローラ42の間に用紙3が詰まるジャミングが発生することがある。この場合、まず、図5(a)に示すように、後側のカバー2Aを外側へ倒して開く。そして、図6(a)に示すようにニップ解除レバー50のレバー部51を操作して、押圧位置P1から解除位置P2に向けると、解除アーム52は加圧アーム60を下に押し下げながら上向きになり、その先端部52aが解除面部48と向き合って当接することでニップ解除レバー50がフレーム47に係止される。このとき、解除アーム52は、加熱ローラ41と加圧ローラ42を結ぶ方向において、先端が加熱ローラ41側を向いている。そして、加圧アーム60が加熱ローラ41側に引っ張られるのを、解除アーム52が、解除面部48との間で突っ張ることで抑えている。そのため、スプリング65の引っ張り力は解除アーム52で受け、加熱ローラ41と加圧ローラ42との間には所定の隙間が形成される。すなわち、ニップ解除モードとなる。なお、左右のニップ解除レバー50の双方について同じ操作をするとよい。
このニップ解除モードにおいては、詰まった用紙3が、加熱ローラ41と加圧ローラ42に挟持されていないため、使用者は、用紙3を容易に取り除くことができる。
なお、使用者の操作によりニップ解除モードにするとき、封筒モードレバー70は、第1係合突起54が第2係合突起74に係合していることによりニップ解除レバー50に連れ回って弱押圧位置Q2まで回動する。この操作の途中、弱押圧用解除アーム72の長さL2は、解除アーム52の長さL1より短いので、解除アーム52のみが解除面部48に当接する。従って、封筒モードレバー70にフレーム47から力がかかることがなく、封筒モードレバー70は、ニップ解除レバー50の動きに付いて行く。そして、封筒モードレバー70が弱押圧位置Q2に位置しても、弱押圧用解除アーム72は機能せず、解除アーム52によりニップ解除モードが形成されることになる。
そして、ジャム処理が終了すると、ニップ解除レバー50を解除位置P2から押圧位置P1へ向けて回動させることで、通常モードに戻る。この操作のとき、溝73aがビード53aに係合することで、封筒モードレバー70は、ニップ解除レバー50の動きに連れ回って弱押圧位置Q2から押圧位置Q1へ向けて回動する。さらに、カバー2Aを閉じて、処理を終了する。
もっとも、ニップ状態に戻そうとするときに、必ずしもニップ解除レバー50を直接操作する必要はない。図5(a)に示すように、ニップ解除レバー50が解除位置P2にある状態で、そのままカバー2Aを閉じてもよい。このようにしても、カバー2Aのリブ2Cがニップ解除レバー50のレバー部51に当たり、図5(a)から(b)のように、解除位置P2から押圧位置P1へとニップ解除レバー50を回動させるので、カバー2Aを閉じると同時にニップ状態に戻すことができる。
また、通常の上質紙と異なり、薄紙や、2枚の紙を同時に搬送しなければならない封筒を印刷する場合には、用紙3をニップする力が強すぎると、用紙3の搬送が良好に行われない場合がある。このような用紙3に印刷を行う場合、カバー2Aを開けて、封筒モードレバー70を押圧位置Q1から弱押圧位置Q2へ向けて回動させることにより、通常モードから封筒モードへ切り替える。この操作の途中、溝73aとビード53aの係合により、ニップ解除レバー50も押圧位置P1へ向けて連れ回ろうとするが、解除アーム52の先端の角部が解除面部48に当接することによりフレーム47(解除面部48)から受ける抵抗が大きいため、溝73aとビード53aの係合が外れて封筒モードレバー70のみが回動する。すなわち、ニップ解除レバー50を押圧位置P1から解除位置P2へ回動させるためにフレーム47との間で必要とされるトルクより、溝73aとビード53aの係合により封筒モードレバー70とニップ解除レバー50とが互いに連れ回り可能なトルクの方が小さいため、封筒モードレバー70を押圧位置Q1から弱押圧位置Q2へ向けて操作したときには、ニップ解除レバー50は封筒モードレバー70に付いて回らず、封筒モードレバー70のみが回動する。
封筒モードレバー70を弱押圧位置Q2に位置させると、弱押圧用解除アーム72の先端部72aが解除面部48に当接し、加圧アーム60を下方に押し下げる。弱押圧用解除アーム72の長さL2は解除アーム52の長さL1より小さく、加熱ローラ41と加圧ローラ42が離間するほどには加圧アーム60を押し下げず、加熱ローラ41と加圧ローラ42が弱い力で用紙3を挟持する程度に加圧ローラ42を加熱ローラ41から遠ざかるように移動させる。これにより、封筒モードになる。
封筒モードにより、加熱ローラ41と加圧ローラ42は、封筒などの用紙3を適度な強さで挟持するので、用紙3の搬送が適切に行われ、定着が良好になされる。
この封筒モードで印刷を行う際には、カバー2Aを開けたままレーザプリンタ1を動作させてもよいし、カバー2Aを閉じて、レーザプリンタ1を動作させてもよい。操作部71は、十分に小さいので、カバー2Aを閉じてもカバー2Aの内側に収まり、通常モードに戻ることなく、封筒モードのままレーザプリンタ1を動作させることができる。
封筒モードでの印刷が終わった後には、カバー2Aを開け、封筒モードレバー70を弱押圧位置Q2から押圧位置Q1へ戻して通常モードにするとよい。
このように、本実施形態の定着装置18およびレーザプリンタ1では、加圧アーム60に設けられたニップ解除レバー50のみによりニップ解除が可能であり、簡易かつコンパクトな構成とすることができる。しかも、ニップ解除レバー50は、解除アーム52の先端部52aと解除面部48が当接して係止されることで、解除位置P2で停止可能となっている。したがって、ニップ解除レバー50を操作したままでなくても、ジャム処理が可能である。
また、ジャム処理の後は、カバー2Aを閉じることで同時に左右のニップ解除レバー50を押圧位置P1に戻すことができる。
また、封筒モードレバー70のみにより、封筒モードの実現が可能である。特に、ニップ解除レバー50と封筒モードレバー70を同じ回動軸で回動可能に配置することにより、フレーム47側でこれらのレバーを係止する部分を解除面部48として1つの連続した面として構成することができ、構造を簡素化できる。さらに、ニップ解除レバー50と封筒モードレバー70を別個に設けたことにより、レバー部51は大きく、操作部71は小さくでき、カバー2Aを閉じたときに、ニップ解除モードを通常モードに戻せるとともに、封筒モードは維持することが可能となっている。
また、ニップ解除レバー50と封筒モードレバー70とは、互いに対抗する側に、互いに係合可能な係合部としてそれぞれ第1係合突起54と第2係合突起74が設けられているため、使用者がニップ解除モードにした後に、封筒モードレバー70を操作することができず、使用者の誤った操作を防止できるという効果がある。
その上、溝73aとビード53aの係合により、ニップ解除レバー50と封筒モードレバー70とが連れ回りして回動することが可能となっていることにより、ニップ解除モード(解除位置P2)から通常モード(押圧位置P1)にニップ解除レバー50を回動させたときに、封筒モードレバー70も連れ回りして回動して、押圧位置Q1へ戻り、使用者が予期しない動作が防止されている。
また、本実施形態の定着装置18は、加圧アーム60に直接設けられたニップ解除レバー50のみによりニップ解除モードを形成し、加圧アーム60に直接設けられた封筒モードレバー70のみにより封筒モードを形成しているので、加熱ローラ41と加圧ローラ42の位置関係を精度良く決めることができるというメリットがある。封筒モードのような微妙な力加減でニップ状態を形成するのも、このような高精度な位置関係を作れる構造があって初めて実現できるものである。
以上に、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、前記した実施形態に限定されることなく適宜変形して実施することが可能である。
たとえば、ジャム処理の操作性をさらに向上させるため、図7に示すように、左右の加圧アーム60を接続バー66により接続して一体に構成することもできる。
このように、接続バー66により左右の加圧アーム60が接続されていると、左右のうち一方の加圧アーム60がニップ解除モードまたは封筒モードにすべく操作されると、他方の加圧アーム60も接続バー66により連動して、ニップ解除モードまたは封筒モードになる。ニップ解除モードや封筒モードから通常モードに戻すときも同様である。このような形態の定着装置18によれば、レーザプリンタ1を左右の一方が部屋の壁に接近している場所に設置した場合であっても、左右のうち一方のニップ解除レバー50または封筒モードレバー70を操作するだけで、加圧ローラ42のニップ状態を確実に変更することができるので、ジャム処理及び弱押圧状態の形成によるモード変更が容易である。
また、フレーム47は、箱状でも、骨組み状でもどちらでもよい。また、ニップ解除レバー50や封筒モードレバー70のフレーム47による係止は、平面が向き合う構成に限らず、凹凸の係合によりなされる構成であってもよい。例えば、解除アーム52や弱押圧用解除アーム72の先端部52a,72aを尖った形状にし、解除面部48に相当する位置に、この先端部52a,72aを受け入れる凹部を形成してもよい。
前記実施形態においては、加圧力調整部材としての封筒モードレバー70と加圧解除部材としてのニップ解除レバー50とを一体に回動させるための係合部として第1係合突起54と第2係合突起74を設けたが、このように封筒モードレバー70とニップ解除レバー50の双方に突起を設ける構成に限られず、一方に凹部または段差を形成する形態とすることも可能である。
前記実施形態においては、加圧力調整部材としての封筒モードレバー70と加圧解除部材としてのニップ解除レバー50との連れ回りを実現するため、溝73aとビード53aの係合を利用したが、このような係合により連れ回りさせるだけでなく、封筒モードレバー70とニップ解除レバー50の摩擦力により連れ回りを実現することもできる。例えば、支軸73の外周と支持孔53の内周の間の摩擦力を利用することもできる。
前記実施形態では、ニップ解除レバー50と封筒モードレバー70とは、同軸で加圧アーム60に回動可能に支持されていたが、必ずしも同軸でなくてもよく、別個の回動軸で加圧アーム60に回動可能に支持される構成とすることもできる。
前記実施形態では、画像形成装置の一例としてレーザプリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などに本発明を適用してもよい。
前記実施形態では、転写手段の一例として転写ローラ30を採用したが、本発明はこれに限定されず、例えば非接触型のものを採用してもよい。
前記実施形態では、記録シートの一例として、厚紙、はがき、薄紙、封筒などの用紙3を採用したが、本発明はこれに限定されず、例えばOHPシートであってもよい。
前記実施形態では、付勢手段の一例として引きばねSを採用したが、本発明はこれに限定されず、例えば押しばね、トーションばねなどであってもよい。
前記各実施形態では、熱源の一例としてハロゲンヒータHHを採用したが、本発明はこれに限定されず、例えば、セラミックヒータ、IHヒータなどを採用してもよい。
前記実施形態では、現像剤の一例としてトナー、現像手段の一例として現像カートリッジ28、露光装置の一例としてスキャナ部16、感光体の一例として感光ドラム27、連結部材の一例として接続バー66を採用したが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、本発明の趣旨を逸脱しない限り、材料や構造を適宜変更可能であることはいうまでもない。
本発明の実施形態に係るレーザプリンタの側断面図である。 定着装置を後側から見た斜視図である。 通常モードにおける図2のX−X断面図である。 (a)は、ニップ解除レバーおよび封筒モードレバーの分解斜視図であり、(b)は、ニップ解除レバーを(a)の反対側から見た斜視図である。 定着装置のカバーの構成を説明する図であり、(a)は、カバーの閉じ始めの状態を示し、(b)は、カバーを閉じ終わった状態を示す。 (a)は、ニップ解除モードにおける図2のX−X断面図であり、(b)は、封筒モードにおける図2のX−X断面図である。 加圧アームの変形例を示す斜視図である。
符号の説明
1 レーザプリンタ
2A カバー
3 用紙
5 画像形成部
16 スキャナ部
17 プロセスカートリッジ
18 定着装置
27 感光ドラム
30 転写ローラ
41 加熱ローラ
42 加圧ローラ
47 フレーム
48 解除面部
50 ニップ解除レバー
51 レバー部
52 解除アーム
52a 先端部
53a ビード
54 第1係合突起
60 加圧アーム
64a 回動軸
65 スプリング
70 封筒モードレバー
71 操作部
72 弱押圧用解除アーム
72a 先端部
73a 溝
74 第2係合突起
P1 押圧位置
P2 解除位置
Q1 押圧位置
Q2 弱押圧位置

Claims (9)

  1. 記録シート上に形成された現像剤像を定着する定着装置であって、
    加熱ローラと、
    前記加熱ローラに押圧力を付与する加圧ローラと、
    前記加熱ローラを回転可能に支持するフレームと、
    前記加圧ローラを回転可能に支持し、前記フレームに揺動可能に支持された加圧アームと、
    前記加圧ローラを前記加熱ローラに向けて押圧するため、前記加圧アームに係止されたバネ部材と、
    前記バネ部材による前記加圧ローラの押圧力を弱めて弱押圧状態を形成するための加圧力調整部材とを備え、
    前記加圧力調整部材は、操作される部分となる操作部と、前記フレームに先端が当接して係止されることで、前記加圧アームを前記バネ部材の付勢力に抗して移動させる弱押圧用解除アームとを有してなり、前記加圧アームの揺動中心から離れた位置において、前記加圧アームに回動可能に支持されたことを特徴とする定着装置。
  2. 操作される部分となるレバー部と、前記フレームに先端が当接して係止されることで前記バネ部材の付勢力に抗して前記加圧ローラを前記加熱ローラから引き離す解除アームとを有してなり、前記加圧アームの揺動中心から離れた位置において、前記加圧アームに回動可能に支持された加圧解除部材を、前記加圧力調整部材とは別個に備えたことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記加圧力調整部材と前記加圧解除部材とは、同じ回動軸上で前記加圧アームに支持されていることを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記加圧力調整部材と前記加圧解除部材とは、互いに対向する側に、互いに係合可能な係合部を有し、前記加圧解除部材を、前記加圧ローラと前記加熱ローラが互いに押圧される押圧位置から互いに離れる解除位置に操作したときに、前記係合部の係合により前記加圧力調整部材も同時に回動されるよう構成されたことを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
  5. 前記加圧力調整部材と前記加圧解除部材とは、互いの摩擦または係合により連れ回りして回動するように構成されることで、前記加圧解除部材を前記解除位置から前記押圧位置に操作したときに、前記加圧力調整部材も同時に回動されることを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
  6. 前記加圧力調整部材と前記加圧解除部材とが互いに連れ回り可能なトルクは、前記加圧解除部材を前記押圧位置から前記解除位置へ回動させるために前記フレームとの関係で必要とされるトルクより小さいことを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
  7. 記録シート上に画像を形成する画像形成装置であって、
    入力された前記画像の信号に応じてレーザ光を走査する露光装置と
    前記露光装置によりレーザ光が走査されて静電潜像が形成される感光体と、
    前記感光体に現像剤を供給する現像手段と、
    前記現像剤で形成された像を前記記録シート上に転写する転写手段と、
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の定着装置とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 記録シート上に画像を形成する画像形成装置であって、
    入力された前記画像の信号に応じてレーザ光を走査する露光装置と、
    前記露光装置によりレーザ光が走査されて静電潜像が形成される感光体と、
    前記感光体に現像剤を供給する現像手段と、
    前記現像剤で形成された像を前記記録シート上に転写する転写手段と、
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の定着装置と、
    前記定着装置のカバーとを備え、
    前記操作部は、前記加圧ローラと前記加熱ローラの互いの押圧力が弱められる弱押圧位置において、前記カバー内に収まる大きさに形成されたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 記録シート上に画像を形成する画像形成装置であって、
    入力された前記画像の信号に応じてレーザ光を走査する露光装置と、
    前記露光装置によりレーザ光が走査されて静電潜像が形成される感光体と、
    前記感光体に現像剤を供給する現像手段と、
    前記現像剤で形成された像を前記記録シート上に転写する転写手段と、
    請求項2から請求項6のいずれか1項に記載の定着装置と、
    前記定着装置のカバーとを備え、
    前記レバー部は、前記加圧ローラと前記加熱ローラが互いに離れる解除位置において前記カバー側へ突出する向きに配置され、かつ、前記加圧ローラと前記加熱ローラが互いに押圧される押圧位置において前記定着装置のカバー内に収まる向きに配置されることで、前記カバーを閉じることにより前記カバーが前記解除位置にあった前記レバー部を押圧して前記レバー部を前記押圧位置に戻すように構成されたことを特徴とする画像形成装置。
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