JP2014068418A - 電線ガイド - Google Patents
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Abstract
【課題】電線挿通時の作業性が良好で、且つ、別部品を取り付ける必要のない電線ガイドを提供する。
【解決手段】第1リンク部材20Aは、互いに対向する一対の第1連結板22A間に第1支持板21Aが架設され、第1支持板21Aと対向する一側が開放されてその一側から内部に電線80を挿入可能な形態をなし、第2リンク部材20Bは、互いに対向する一対の第2連結板22B間に第2支持板21Bが架設され、第2支持板21Bと対向する他側が開放されてその他側から内部に電線80を挿入可能な形態をなす。第1連結板22A及び第2連結板22Bは前方側及び後方側のそれぞれに連結部24、25が設けられ、連結部24、25によって隣り合う第1連結板22Aと第2連結板22Bとが回動可能に連結されている。
【選択図】図2
【解決手段】第1リンク部材20Aは、互いに対向する一対の第1連結板22A間に第1支持板21Aが架設され、第1支持板21Aと対向する一側が開放されてその一側から内部に電線80を挿入可能な形態をなし、第2リンク部材20Bは、互いに対向する一対の第2連結板22B間に第2支持板21Bが架設され、第2支持板21Bと対向する他側が開放されてその他側から内部に電線80を挿入可能な形態をなす。第1連結板22A及び第2連結板22Bは前方側及び後方側のそれぞれに連結部24、25が設けられ、連結部24、25によって隣り合う第1連結板22Aと第2連結板22Bとが回動可能に連結されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、電線ガイドに関する。
特許文献1に開示された電線ガイドは、電線の長さ方向(以下、前後方向)に回動可能に連結された複数のガイドリンクを備えている。ガイドリンクは、互いに対向する一対の側板と、両側板をつなぐ上板とで一体に構成されている。また、両側板の内面には一対ずつの突起が形成され、各ガイドリンクが連結された状態で、これら突起間に可撓帯状のスライドストリップが介挿されるようになっている。そして、各ガイドリンクとスライドストリップとで囲まれる空間に、電線が挿通されるようになっている。
ところで、仮に、ガイドリンクが角筒状の形態であるとすると、電線挿通時に、連結状態にある各ガイドリンクの前後両端間に亘って、各ガイドリンク内に電線を通さなければならず、作業性が悪く、作業負担が大きいという事情がある。その点、上記構成によれば、各ガイドリンク内にその下端開口から電線を挿入した後、下端開口を塞ぐように各ガイドリンクにスライドストリップを一括して取り付けることが可能であるため、作業性が良好で、作業負担も軽減される。
しかし、上記構成によれば、ガイドリンクとは別部品のスライドストリップが必要となり、さらに、スライドストリップを取り付けるための構造が必要となるため、ガイドリンクの構造が複雑になり、コスト高となっている。
しかし、上記構成によれば、ガイドリンクとは別部品のスライドストリップが必要となり、さらに、スライドストリップを取り付けるための構造が必要となるため、ガイドリンクの構造が複雑になり、コスト高となっている。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、電線挿通時の作業性が良好で、且つ、別部品を取り付ける必要のない電線ガイドを提供することを目的とする。
本発明の電線ガイドは、車体から前記車体の備える移動体へと架け渡される電線が内部に挿入された状態で、前記移動体の動きに追従するように前記電線をガイドする電線ガイドであって、互いに対向する一対の第1連結板間に第1支持板が架設され、前記第1支持板と対向する一側が開放されてその一側から内部に電線を挿入可能な第1リンク部材と、互いに対向する一対の第2連結板間に第2支持板が架設され、前記第2支持板と対向する他側が開放されてその他側から内部に前記電線を挿入可能な第2リンク部材とを備え、前記第1連結板及び前記第2連結板は前方側及び後方側のそれぞれに連結部が設けられ、前記連結部によって隣り合う前記第1連結板と前記第2連結板とが回動可能に連結されているところに特徴を有する。
本発明によれば、第1、第2リンク部材内にそれぞれ一側及び他側から電線を挿入し、その状態で、第1、第2リンク部材を連結部を介して連結して電線ガイドを組み立てることが可能であるため、電線ガイド内にその一端から他端にかけて電線を通す場合に比べ、作業性が良好となり、作業負担が軽減される。また、スライドストリップ等の別部品をリンク部材に取り付ける必要がないので、コスト高となるのを抑えることができる。
本発明の好ましい形態を以下に示す。
前記第1リンク部材と第2リンク部材とは、前記電線の長さ方向に向かって1個ずつ交互に連結されている。これによれば、電線を挟んだ一側と他側とに交互に第1、第2支持板が配置されるので、電線の保護が片側に偏ることがなく、また電線ガイドの剛性を高めることができる。
前記第1リンク部材と第2リンク部材とは、前記電線の長さ方向に向かって1個ずつ交互に連結されている。これによれば、電線を挟んだ一側と他側とに交互に第1、第2支持板が配置されるので、電線の保護が片側に偏ることがなく、また電線ガイドの剛性を高めることができる。
前記第1リンク部材同士又は前記第2リンク部材同士が連続して連結する箇所があって、前記連結部によって隣り合う前記第1連結板同士又は前記第2連結板同士が回動可能に連結されている。このように、第1リンク部材同士又は第2リンク部材同士が組をなして相手側と連結可能な態様であってもよい。
前記第1、第2連結板の前記連結部は、前後方向の一方に設けた支軸を他方に設けた軸受け部に取り付けることで連結されており、前記支軸には開放された前記一側又は前記他側に向かって低くなるように傾斜する傾斜部が形成されている。これによれば、第1、第2連結板の組み付け動作が傾斜部によって円滑になされる。
前記第1支持板と前記第1連結板とが互いに連結される角部内面、及び/又は、前記第2支持板と前記第2連結板とが互いに連結される角部内面に、補強部が形成されている。補強部によって角部が補強されるため、踏み付け等に対する耐荷重性に優れる。
<実施例1>
本発明の実施例1を図1〜図10によって説明する。実施例1は、図10に示すように、スライドドア70と車体60との間に配索されたケーブル等の電線80を案内する電線ガイド10を例示するものである。
本発明の実施例1を図1〜図10によって説明する。実施例1は、図10に示すように、スライドドア70と車体60との間に配索されたケーブル等の電線80を案内する電線ガイド10を例示するものである。
電線ガイド10は、図4に示すように、電線80の長さ方向(以下、前後方向という)に沿って回動可能に連結された複数の第1、第2リンク部材20A、20Bによって構成される。
第1リンク部材20Aは合成樹脂製であって、図5に示すように、高さ方向にほぼ沿った第1支持板21Aと、第1支持板21Aの高さ方向両端から幅方向一側に突出して互いにほぼ平行に対向する一対の第1連結板22Aとからなり、断面角U字形をなしている。第1リンク部材20Aの内部は電線80の収容空間90とされ、第1支持板21Aと対向する幅方向一側の開放端から収容空間90に電線80が挿入可能とされている。
一方、第2リンク部材20Bも合成樹脂製であって、高さ方向にほぼ沿った第2支持板21Bと、第2支持板21Bの高さ方向両端から幅方向他側に突出して互いにほぼ平行に対向する一対の第2連結板22Bとからなり、断面角U字形をなしている。第2リンク部材20Bの内部は同じく電線80の収容空間90とされ、第2支持板21Bと対向する幅方向他側の開放端から収容空間90に電線80が挿入可能とされている。このように、第2リンク部材20Bは、開放される方向が逆である点を除けば、第1リンク部材20Aと同様の構造を有している。このため、以下においては、第1リンク部材20Aの構造を中心に説明して、第2リンク部材20Bについては第1リンク部材20Aとの相違点を中心に説明する。なお、図面上、第1、第2リンク部材20A、20Bのそれぞれに共通の構造には同一符号を付すことにする。
第1支持板21Aは、図7及び図8に示すように、全体として側面視矩形の平板状をなしている。
第1連結板22Aは、図6及び図7に示すように、第1支持板21Aの前端部とほぼ同じ前後位置に円弧状に縁取りされた段差部23と、段差部23の前方に配置された前方連結部24(本発明の前方側の連結部に相当)と、段差部23の後方において段差部23を介することで前方連結部24よりも一段高く配置された後方連結部25(本発明の後方側の連結部に相当)とを有している。第1、第2リンク部材20A、20Bが組み付けられると、第1支持板21Aの前方連結部24の外側にその前方で隣り合う第2支持板21Bの後方連結部25が重なるように配置され、第1支持板21Aの後方連結部25の内側にその後方で隣り合う第2支持板21Bの前方連結部24が重なるように配置されるようになっている。
第1連結板22Aは、図6及び図7に示すように、第1支持板21Aの前端部とほぼ同じ前後位置に円弧状に縁取りされた段差部23と、段差部23の前方に配置された前方連結部24(本発明の前方側の連結部に相当)と、段差部23の後方において段差部23を介することで前方連結部24よりも一段高く配置された後方連結部25(本発明の後方側の連結部に相当)とを有している。第1、第2リンク部材20A、20Bが組み付けられると、第1支持板21Aの前方連結部24の外側にその前方で隣り合う第2支持板21Bの後方連結部25が重なるように配置され、第1支持板21Aの後方連結部25の内側にその後方で隣り合う第2支持板21Bの前方連結部24が重なるように配置されるようになっている。
前方連結部24は、第1支持板21Aの前端よりも前方に突出する形態とされている。前方連結部24の外面には、第2リンク部材20Bの後述する軸受け部29に嵌合可能な円柱状の支軸26が突出して形成されている。そして、支軸26の突出端部の幅方向一側には、第1、第2リンク部材20A、20Bの組み付け動作を案内可能なテーパ状の傾斜部27が切り欠き形成されている。図5及び図9に示すように、第2リンク部材20Bの場合、傾斜部27は、支軸26の突出端部の幅方向他側に切り欠き形成されている。つまり、傾斜部27は、支軸26の突出端部において、前後方向と交差する幅方向に向かって低くなるように傾斜する形態とされている。
また、高さ方向で対をなす両第1連結板22Aのうち、一方の第1連結板22Aの段差部23には、図6及び図8に示すように、規制突部28が形成されている。規制突部28は、段差部23の高さ範囲にあって、前方連結部24の外面に一体に連結されたリブ状の形態とされている。第1、第2リンク部材20A、20Bが組み付けられると、規制突部28が第2リンク部材20Bの後述する規制凹部31内に進入して、第1、第2リンク部材20A、20Bの回動範囲が規定されるようになっている。
後方連結部25の前部は、第1支持板21Aとほぼ同じ前後位置に配置され、後方連結部25の後部は、第1支持板21Aの後端から後方に突出して配置されている。そして、後方連結部25には、円形の軸受け部29が貫通して形成されている。軸受け部29内に第2リンク部材20Bの支軸26が嵌合することにより、第1、第2リンク部材20A、20Bが支軸26を中心として回動可能とされている。後方連結部25の外周縁は、段差部23と対応するように円弧状に縁取りされており、第1、第2リンク部材20A、20Bの回動時に、第2リンク部材20Bの段差部23を摺動可能とされている。
また、高さ方向で対をなす両第1連結板22Aのうち、一方の第1連結板22Aにおける後方連結部25の外周縁には、円弧状の規制凹部31が切り欠き形成されている。第1、第2リンク部材20A、20Bが回動される間、規制凹部31内を規制突部28が変位することで第1リンク部材20Aの回動動作が許容され、規制凹部31の側縁に規制突部28が当接することで第1、第2リンク部材20A、20Bのそれ以上の回動動作が規制されるようになっている。なお、図6に示すように、前方連結部24の両側縁には段付き状をなす一対の肩部32が形成されており、肩部32が第2支持板21Bの後縁の高さ方向両端に当接することによっても、第1、第2リンク部材20A、20Bの回動動作が規制される。
次に、第1、第2リンク部材20A、20Bの組み付け方法等について説明する。
図1及び図2に示すように、電線80を挟んだ径方向両側に第1、第2リンク部材20A、20Bが互いに半ピッチ位相をずらして配置される。つまり、第1、第2リンク部材20A、20Bのうち、一方の前方連結部24と他方の後方連結部25とが互いにほぼ同じ前後位置に配置される。この場合、図5に示すように、電線80の片側の半円部分は第1リンク部材20Aの幅方向一側の開放端に臨み、電線80のもう片側の半円部分は第2リンク部材20Bの幅方向他側の開放端に臨む。
図1及び図2に示すように、電線80を挟んだ径方向両側に第1、第2リンク部材20A、20Bが互いに半ピッチ位相をずらして配置される。つまり、第1、第2リンク部材20A、20Bのうち、一方の前方連結部24と他方の後方連結部25とが互いにほぼ同じ前後位置に配置される。この場合、図5に示すように、電線80の片側の半円部分は第1リンク部材20Aの幅方向一側の開放端に臨み、電線80のもう片側の半円部分は第2リンク部材20Bの幅方向他側の開放端に臨む。
次いで、第1、第2リンク部材20A、20Bが互いに接近させられる。すると、第1リンク部材20Aの収容空間90に幅方向一側から電線80が挿入されるとともに、第2リンク部材20Bの収容空間90に幅方向他側から電線80が挿入される。また、傾斜部27が相手側の後方連結部25の内面を摺動した後、支軸26が軸受け部29に内側から弾性的に嵌り込む。これにより、第1、第2リンク部材20A、20Bが電線80を内挿した状態で回動可能に連結される。
その後、図3及び図4に示すように、上記に従い、前後方向に隣り合う第1、第2リンク部材20A、20Bが順次交互に連結され、もって所定長さを有する長尺の電線ガイド10が形成される。本実施例の場合、第1、第2リンク部材20A、20Bが支軸26を中心として互いに回動されることにより、スライドドア70の開閉動作に応じた電線80の屈曲動作が許容されるようになっている。また、本実施例の場合、電線ガイド10の長さ方向(前後方向)に関して、各第1、第2支持板21A、21Bが互いに重なることなく配置されるようになっている。
以上説明したように、本実施例によれば、第1連結板22A及び第2連結板22Bが前方側及び後方側のそれぞれに前方連結部24及び後方連結部25が設けられ、前方連結部24及び後方連結部25によって第1連結板22Aと第2連結板22Bとが回動可能に連結されているため、第1、第2リンク部材20A、20Bが電線80を径方向両側から挟むようにピッチをずらして順次連結されることにより、電線80を内挿した状態の電線ガイド10が形成される。よって、電線ガイド10内に電線80が後入れされる場合と違って、電線80の挿通作業に難渋することがなく、良好な作業性が確保される。また、従来と違って、スライドストリップ等の別部品を取り付ける必要がないため、コスト高となるのを抑えることができる。
また、第1、第2リンク部材20A、20Bが前後方向に向かって1個ずつ交互に連結され、これによって電線80を挟んだ両側に第1、第2支持板21A、21Bが交互に配置されるため、電線80の保護が片側に偏ることがなく、また電線ガイド10の剛性を高めることができる。さらに、電線ガイド10を構成する第1、第2リンク部材20A、20Bが断面角U字形の形態をなすのに加え、前方連結部24及び後方連結部25が互いに重なるように連結されることから、より高い剛性が確保される。その結果、電線ガイド10が靴等の踏み付けによって破損される事態がより確実に回避される。さらにまた、第1、第2連結板22A、22Bが傾斜部27を介して互いに摺動することにより、第1、第2リンク部材20A、20Bが円滑に組み付けられる。
<実施例2>
図11は、本発明の実施例2を示す。実施例2は、第1リンク部材20Aの内面に補強部36が形成されている点で実施例1とは異なる。しかし、実施例2におけるその他の構成は実施例1と同様であるため、実施例1と同様の構成には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図11は、本発明の実施例2を示す。実施例2は、第1リンク部材20Aの内面に補強部36が形成されている点で実施例1とは異なる。しかし、実施例2におけるその他の構成は実施例1と同様であるため、実施例1と同様の構成には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
補強部36は、第1支持板21Aと第1連結板22Aとが互いに連結される部位の内面に、言い換えれば第1リンク部材20Aの高さ方向両端角部の内面に、第1支持板21A及び第1連結板22Aに跨って肉盛りされた断面略三角形のリブ状の形態とされている。第1リンク部材20Aの角部内面に補強部36が形成されることにより、第1リンク部材20Aの補強が確実になされ、踏み付け等に対して高い耐荷重性が確保される。なお、第2リンク部材20Bにも同様の補強部36が形成されている。
<実施例3>
図12は、本発明の実施例3を示す。実施例1は、第1リンク部材20Aと第2リンク部材20Bとが電線80の長さ方向に向かって1個ずつ交互に連結されるものであったが、実施例3は、第1リンク部材20Aと第2リンク部材20Bとが電線80の長さ方向に向かって2個ずつ交互に連結されることで、第1リンク部材20A同士又は第2リンク部材20B同士が連続して連結されるようになっている。
図12は、本発明の実施例3を示す。実施例1は、第1リンク部材20Aと第2リンク部材20Bとが電線80の長さ方向に向かって1個ずつ交互に連結されるものであったが、実施例3は、第1リンク部材20Aと第2リンク部材20Bとが電線80の長さ方向に向かって2個ずつ交互に連結されることで、第1リンク部材20A同士又は第2リンク部材20B同士が連続して連結されるようになっている。
この場合、図12に示すように、電線80を挟んだ両側のうち、片側に、隣り合う2個1組の第1リンク部材20Aが配置され、もう片側に、隣り合う2個1組の第2リンク部材20Bが配置される。そして、組をなす第1リンク部材20A同士は、一方の支軸26を他方の軸受け部29に取り付けることで互いに連結され、同じく組をなす第2リンク部材20B同士も、一方の支軸26を他方の軸受け部29に取り付けることで互いに連結される。
次いで、連結された1組の第1リンク部材20Aと、連結された1組の第2リンク部材20Bとは、電線80を間に挟んだ状態で、一方の支持部26を他方の軸受け部29に取り付けることで互いに連結される。かくして、各組毎に順次連結されることにより、電線ガイド10が形成されるようになっている。もっとも、組み付け手順としては上記に限定されず、第1リンク部材20Aと第2リンク部材20Bとが連結された後、第1リンク部材20A同士及び第2リンク部材20B同士が連結されるものであってもよい。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)傾斜部は、支軸以外の部分、例えば、第1連結板の幅方向一側縁に形成されるものであってもよい。また、傾斜部は、第1、第2連結板の双方の摺動面に形成されていてもよい。
(2)第1、第2連結板が互いに同形状とされ、ひいては第1、第2リンク部材が全体として同形状とされるものであってもよい。
(3)実施例1、2とは逆に、後方連結部に支軸が形成され、前方連結部に軸受け部が形成されるものであってもよい。
(4)補強部は、第1、第2リンク部材のいずれか一方のみに形成されるものであってもよい。また、補強部は、第1、第2リンク部材の高さ方向両端角部のうちのいずれか一方の角部の内面に形成されるものであってもよい。
(5)実施例3では第1リンク部材及び第2リンク部材が2個ずつ交互に連結される構成であったが、本発明によれば、第1リンク部材及び第2リンク部材は同数ずつ交互に連結されなくても、場所に応じた必要な数で連結されていればよく、さらに、第1リンク部材同士あるいは第2リンク部材同士のどちらか一方のみが連続して連結されるものであってもよい。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)傾斜部は、支軸以外の部分、例えば、第1連結板の幅方向一側縁に形成されるものであってもよい。また、傾斜部は、第1、第2連結板の双方の摺動面に形成されていてもよい。
(2)第1、第2連結板が互いに同形状とされ、ひいては第1、第2リンク部材が全体として同形状とされるものであってもよい。
(3)実施例1、2とは逆に、後方連結部に支軸が形成され、前方連結部に軸受け部が形成されるものであってもよい。
(4)補強部は、第1、第2リンク部材のいずれか一方のみに形成されるものであってもよい。また、補強部は、第1、第2リンク部材の高さ方向両端角部のうちのいずれか一方の角部の内面に形成されるものであってもよい。
(5)実施例3では第1リンク部材及び第2リンク部材が2個ずつ交互に連結される構成であったが、本発明によれば、第1リンク部材及び第2リンク部材は同数ずつ交互に連結されなくても、場所に応じた必要な数で連結されていればよく、さらに、第1リンク部材同士あるいは第2リンク部材同士のどちらか一方のみが連続して連結されるものであってもよい。
10…電線ガイド
20A…第1リンク部材
20B…第2リンク部材
21A…第1支持板
21B…第2支持板
22A…第1連結板
22B…第2連結板
24…前方連結部(連結部)
25…後方連結部(連結部)
26…支軸
27…傾斜部
29…軸受け部
36…補強部
80…電線
20A…第1リンク部材
20B…第2リンク部材
21A…第1支持板
21B…第2支持板
22A…第1連結板
22B…第2連結板
24…前方連結部(連結部)
25…後方連結部(連結部)
26…支軸
27…傾斜部
29…軸受け部
36…補強部
80…電線
Claims (5)
- 車体から前記車体の備える移動体へと架け渡される電線が内部に挿入された状態で、前記移動体の動きに追従するように前記電線をガイドする電線ガイドであって、
互いに対向する一対の第1連結板間に第1支持板が架設され、前記第1支持板と対向する一側が開放されてその一側から内部に電線を挿入可能な第1リンク部材と、
互いに対向する一対の第2連結板間に第2支持板が架設され、前記第2支持板と対向する他側が開放されてその他側から内部に前記電線を挿入可能な第2リンク部材とを備え、
前記第1連結板及び前記第2連結板は前方側及び後方側のそれぞれに連結部が設けられ、前記連結部によって隣り合う前記第1連結板と前記第2連結板とが回動可能に連結されていることを特徴とする電線ガイド。 - 前記第1リンク部材と第2リンク部材とは、前記電線の長さ方向に向かって1個ずつ交互に連結されていることを特徴とする請求項1記載の電線ガイド。
- 前記第1リンク部材同士又は前記第2リンク部材同士が連続して連結する箇所があって、
前記連結部によって隣り合う前記第1連結板同士又は前記第2連結板同士が回動可能に連結されていることを特徴とする請求項1記載の電線ガイド。 - 前記第1、第2連結板の前記連結部は、前後方向の一方に設けた支軸を他方に設けた軸受け部に取り付けることで連結されており、前記支軸には開放された前記一側又は前記他側に向かって低くなるように傾斜する傾斜部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の電線ガイド。
- 前記第1支持板と前記第1連結板とが互いに連結される角部内面、及び/又は、前記第2支持板と前記第2連結板とが互いに連結される角部内面に、補強部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項記載の電線ガイド。
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