JP2014066025A - 連続ベルトコンベアの高さ位置連続変更システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】山岳トンネルの坑口側から切羽側に向けて連続して敷設される複数条のレール1と、そのレール1上に沿って連続して配置され、上部が切羽側を高くして坑口側を低くなるよう連続して傾斜し、且つレール1上を転がる車輪3を備えて、切羽側からの牽引により前進方向に移動可能な傾斜台車2と、その傾斜台車2の切羽側を高くして坑口側を低くなるよう連続して傾斜する上部に沿って設置され、載置する連続ベルトコンベア5を上面で前後方向及び横方向に滑らせて相対移動可能な架台4と、を備える。
【選択図】図1
Description
そして、その連続ベルトコンベアが懸架された後方にて、覆工コンクリートを移動しながら施工することになるが、覆工用のスライドセントルとベルトコンベアが干渉することの対策、及び覆工完了区間では連続ベルトコンベアを再度懸架することが必要になる。
そのため、覆工コンクリート施工箇所手前で連続ベルトコンベアを専用の受け枠で仮受けした後、セントルから連続的に吊下げ後、再度仮受け、覆工側面に設置した架台にセットする。
この連続ベルトコンベア支持機構によれば、シート台車、セントル等の自由な移動を確保することが可能になる。
このテールピース台車によれば、少ない人数で効率良く移動させることが可能で、掘削作業を中断せずに連続ベルトコンベアを延伸し、トンネルを急速施工することができる。
1)受替がシート台車、セントルで行われるため、位置・移動の自由度が小さく、覆工作業に支障する。
2)フロアレベル+2.5m付近にベルトコンベア及び架台があるため、トラック、ミキサーや工事用車両の方向転換に支障がある。
3)高い位置にあるため、ベルト切断時、ベルト上に残った荷の処理が高所作業になり、不安全かつ効率が悪い。
4)高所作業のため、ローラ類の点検やベルトの点検がやりにくく、専用の台が必要となる。
5)ベルトコンベアからの上砂の落下対策が必要となる。
また、前進方向のテールピース台車の高さから後退方向ではフロアレベルまで高さを下げるため、延長方向に傾斜した架台を常に盛替え移動する必要があった。
山岳トンネルのズリ出しに用いる連続ベルトコンベアの高さ位置連続変更システムであって、
前記山岳トンネルの坑口側から切羽側に向けて連続して敷設される複数条のレールと、
前記レール上に沿って連続して配置され、上部が前記切羽側を高くして前記坑口側を低くなるよう、または前記坑口側を高くして前記切羽側を低くなるよう連続して傾斜し、且つ前記レール上を転がる車輪を備えて、前記切羽側からの牽引により前進方向に移動可能な傾斜台車と、
前記傾斜台車の前記連続して傾斜する上部に沿って設置され、載置する前記連続ベルトコンベアを上面で前後方向及び横方向に滑らせて相対移動可能な架台と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の連続ベルトコンベアの高さ位置連続変更システムであって、
前記レールは前記山岳トンネルの一側部に沿って敷設されることを特徴とする。
請求項1または2に記載の連続ベルトコンベアの高さ位置連続変更システムであって、
前記レールを中央とその両側の3条備えることを特徴とする。
(実施形態)
図1から図6は本発明を適用した連続ベルトコンベアの高さ位置連続変更システムの一実施形態の構成を示すもので、1はレール、2は傾斜台車、3は車輪、4は架台、5は連続ベルトコンベアである。
レール1は、具体的には、山岳トンネルの一側部に沿って敷設(図示例では中央とその両側の3条)されており、全線ではなく、システムの下部のみの配置で、切羽の掘進に伴い、坑口側のレールを外して切羽側に移す所謂打って返しで使用する。
傾斜台車2は、図示例では、フレームパイプを組み立てて幅2m強で全長60m程度に連結して構成され、3条のレール1の上を各々転がる多数の車輪3を備えている。
架台4は、その上面に連続ベルトコンベア5を載置するもので、載置された連続コンベア5を上面で切羽側の前進方向と横方向に滑らせるよう材料を選定し、あるいは表面加工する。
なお、連続ベルトコンベア5は、テールピース台車6と傾斜台車2との間において、トンネル側壁に懸架されている。
以上の実施形態においては、中央とその両側の3条のレールとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、レールは2条でも4条以上であってもよい。
さらに、実施形態では、上部が切羽側を高くして坑口側を低くなる傾斜台車について説明したが、作業の必要に応じては、上部が坑口側を高くして切羽側を低くなる傾斜台車として使用することも可能である。
また、傾斜台車や架台の構成及び全長寸法等も任意であり、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
2 傾斜台車
3 車輪
4 架台
5 連続ベルトコンベア
6 テールピース台車
7 ウインチ
Claims (3)
- 山岳トンネルのズリ出しに用いる連続ベルトコンベアの高さ位置連続変更システムであって、
前記山岳トンネルの坑口側から切羽側に向けて連続して敷設される複数条のレールと、
前記レール上に沿って連続して配置され、上部が前記切羽側を高くして前記坑口側を低くなるよう、または前記坑口側を高くして前記切羽側を低くなるよう連続して傾斜し、且つ前記レール上を転がる車輪を備えて、前記切羽側からの牽引により前進方向に移動可能な傾斜台車と、
前記傾斜台車の前記連続して傾斜する上部に沿って設置され、載置する前記連続ベルトコンベアを上面で前後方向及び横方向に滑らせて相対移動可能な架台と、を備えることを特徴とする連続ベルトコンベアの高さ位置連続変更システム。 - 前記レールは前記山岳トンネルの一側部に沿って敷設されることを特徴とする請求項1に記載の連続ベルトコンベアの高さ位置連続変更システム。
- 前記レールを中央とその両側の3条備えることを特徴とする請求項1または2に記載の連続ベルトコンベアの高さ位置連続変更システム。
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