JP5777029B2 - 小口径シールド用セグメントの搬送機構及び方法 - Google Patents
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Description
シールド工法はシールド掘進機によって掘削した小口径のトンネル内の内周に順次セグメントを組立てて管路を構築していくものである。
従って、シールド掘進機と、このシールド掘進機により掘削した掘削面にセグメントを組み立てるためのエレクターと、セグメントを構築するセグメントピースを供給する搬送機構とから構成されるものである。
特に小口径シールドには適さないものである。
更に特許文献4に示す構成は小口径に適した構成を示すものであるが、レール上にセグメントピースを載置した積載台を移動させて供給するものであり、エレクターに供給する際一旦一台のリフト装置上にセグメントピースを移動し、更にこのリフト装置によって該セグメントピースを任意の高さに移動させるものである。
従って任意位置に移動した後更に傾斜板を用いてトンネル底面に下ろすものである。
このことは順次運ばれるセグメントピースを一つずつリフト装置によって水平状態を保ちつつ一定の高さに変化させることが必要であって、かつこの後更に傾斜板を必要位置に配置した上で底面に移動させることが必要となる。
又リフト装置はシールドマシンの進行に伴いワイヤー等でけん引することが必要となる。
従って、手間などが掛かるものであり、より簡単かつ容易に運用できる小口径シールド用セグメントの搬送機構及び方法が望まれる。
従って、このリフター台車により上下に移動した後にローラーコンベアに移送し、エレクターに供給するものである。
この構成も特許文献4と同様であってリフター台車によりエレクターに供給するためのリフター台車に移送した上で上下に移動し、更にローラーへコンベア上に移送してエレクターに送られるものである。
特にリフト台車で搬送台車から傾斜搬送台車を経てエレクター供給位置に送ることができると共にリフト台車を傾斜させることができ、この傾斜に沿った傾斜搬送台車により各台上のローラーと相まって簡単にかつ安全にセグメントピースを送れるものである。
更にはリフト台車上のセグメントピースを傾斜した傾斜搬送台車の搬送台上に送る工程により更に傾斜面をもってセグメントピースをエレクター供給位置方向に送れるものである。
本図に示すように下水管路等の管きょ構築工法としてシールド工法を用いるものであり、シールド掘進機によって掘削した小口径のトンネル内の内周に順次セグメントを組立てて管路を構築していくための構築機構を示す図である。
シールド掘進機により掘削しつつ、管路を構築するために順次セグメントを供給する。
このセグメント搬送台車2、リフト台車4、傾斜搬送台車5の上面部分であって、セグメントピース1との接触位置にローラーが配されており、該それぞれの台車上のセグメントピース1を少なくともエレクター6方向に移動することができる。
特にローラーを用いてセグメント搬送台車2上からエレクター6への供給高さまで上下方向の高さを移動できる。
傾斜搬送台車5はコンベアとして機能するものであり、本図においては傾斜した搬送台を有する傾斜搬送台車を4台用いて構成している一例である。
従って、傾斜搬送台車5を連設して配置しているものであり、傾斜搬送台車5に続くそれぞれの傾斜搬送台車5により該搬送台が一連の傾斜した連接面を構成するものであり、これらの傾斜搬送台車5によりセグメントピース1をエレクター6供給位置である高さ近傍にスムーズに送るものである。
このような状態でセグメント搬送台車2上のセグメントピース1を搬送台上の該それぞれの載置面に有するローラーによってリフト台車4へ移送するものである。
リフト台車4には更に傾斜搬送台車5をその横方向に有しているものである。
尚、リフト台車4は、本図上水平状態を維持しており、必要に応じて傾斜することができるものである。
セグメント搬送台車2から送られたセグメントピース1をリフト台車4上に送り、更に傾斜搬送台車5の高さに合致する高さに降ろし、更に傾斜搬送台車5の傾斜面に沿った傾斜にリフト台車4がなった状態の一例を示している。
即ちリフト台車4が傾斜して載置面を傾斜状態とした上でセグメントピース1が傾斜搬送台車5上へ送られる一例を示す図である。
図4は、図2に示す状態においてセグメント搬送台車2と同じ高さでリフト台車4を傾斜させた場合の一例を示す図である。
即ち、リフト台車4のセグメント搬送台車5方向の高さはセグメント搬送台車5と同じ高さを維持し、反対方向を下げることによってリフト台車4を傾斜させるものである。
このような傾斜搬送台車5が4台有しているが、リフト台車4と傾斜搬送台車5によりセグメントピース1をトンネル下方方向のエレクター供給位置に移送するものである。
この場合傾斜搬送台車5は4台に限らず、2台或いは3台であってもよく、或いは4台以上でもよい。
以上よりこの傾斜搬送台車5は任意の台数有すればよく、任意の高さ変動を効率よくかつ安全に行える程度の傾斜を与えられるものであればよく、更にはエレクター6への供給するための必要な長さに適合する長さを有すればよい。
従って、リフト台車4上のセグメントピース1をこの傾斜を利用してエレクター6方向に供給できるものである。
即ち図5及び図6に示すようにセグメント搬送台車2と傾斜搬送台車5との間に若干の距離、例えばリフト台車4の長さ以上の距離を有しているものであってもよい。
まず図5に示すように、セグメントピース1をセグメント搬送台車2上に載置して搬送してきた場合に、まず水平状態のリフト台車4上にセグメントピース1を移動し、このセグメントピース1を有するリフト台車4を移動して今度はエレクター近傍の傾斜搬送台車5まで送るものである。
特に複数台の傾斜搬送台車5を有することにより、安全でかつ容易にセグメントピース1をエレクター6供給位置まで送ることができる。
又リフト台車4と傾斜搬送台車5間に間隔を有する場合には更に傾斜搬送台車5に隣接した位置までリフト台車4を移動させる工程が、セグメント搬送台車2により搬送したセグメントピース1をリフト台車4の水平状態の台上に送る工程と該リフト台車4の台を傾斜状態に変更する工程との間に必要となる。
リフト台車4には車体部下部に車輪を有して軌道上を移動できるものであり、更にセグメントピース1を載置するための台41上にはローラー42が設けられている。
従って、セグメントピース1を載置できると共にこの台41上をローラー42によって送ることができる。
従って、このアーム部44はそれぞれのアーム部44の一端部が回動自在に軸支しているものであって、他端がアーム部44の角度の変化を行うために移動するものであってもよく、或いは両端共にアーム部44の角度の変化を行うために移動する構成を有するものであってもよい。
更に該リフト台車4の先頭方向即ち傾斜搬送台車5方向には台部41の下方であって車体部と台部の間に前方支え部45を有すると共にセグメント搬送台車2方向には台部41の下方であって車体部と台部の間に後方支え部46を有している。
これらによりまずセグメント搬送台車2から搬送台上のセグメントピース1をリフト台車4の台上に移動できる。
前方支え部45は、後方支え部46よりも短いものであり、リフト台車4の台の高さと傾斜搬送台車5の搬送台の高さが一致する高さを有しており、更にリフト台車4のアーム部44を用いて台41の高さを後方支え部46によって位置決めするものであり、該セグメント搬送台車2の搬送台の高さと一致できるものである。
尚、前方支え部45を有しないものであってもよい。
即ちリフト台車4の車体部と43台の高さにより充分な高さを有する場合には前方支え部は不要である。
この様にすることにより必要に応じてリフト台車4の台41を傾斜して配置できる。
尚、昇降アーム部44は一例であり、例えば油圧ジャッキやその他の既知の昇降機構を有し、これによりリフト台車4の台41を水平状態から傾斜状態へ、或いは傾斜状態から水平状態への昇降による変更を可能とするものであってもよい。
又、前方支え部45と後方支え部46を用いる構成は一例であり、台41を水平状態から傾斜状態に或いは、傾斜状態から水平状態への昇降による変更に際する位置決めを電子制御による位置制御機構や他の一般的に既知な位置決め構造を用いるものであってももちろんよい。
セグメントを周方向に5分割したセグメントピース1を搬送するものであり、更にセグメントの弧状形状方向を進行方向にむけて搬送するものである。
又セグメントピース1は外周面を下側即ちセグメント搬送台車2に接する方向に載置して搬送するものであり、これにより更に送られたリフト台車4上においても台上にはセグメントピース1の外周面方向が接するものである。
尚、例えばローラー42を多数並べたローラーボックスを両側におき、これを車体アーム47で連結してセグメントピース1を載置する台41を構成するものであっても、或いはローラー42を任意個所に複数以上配置した載置台を構成するものであってもよい。
この傾斜搬送台車5には更に傾斜搬送台車5が続くものであり、この傾斜搬送台車もリフト台車4方向の傾斜搬送台車側がやや高く、エレクター6方向がやや低い状態で傾斜した搬送台を有する傾斜搬送台車が続くものである。
尚、この傾斜搬送台の傾斜角度は予め設定された角度を有するものを示すが、必要に応じて傾斜角度を変更でき又搬送台の高さを更に変更できる構成を有するものを用いてもよい。
更にこのセグメントピース1は外周面を下側即ち傾斜搬送台車の搬送台に載置して搬送するものである。
このように傾斜搬送台車はブァファコンベアとして機能するものであり、複数台の傾斜搬送台車5を用いて人力で簡単に押して送ることができ、複数台連設することによりその送るべき傾斜の角度を小さくできるものであり、安全かつ簡単なる送りを可能とするものである。
2 セグメント搬送台車
3 電気軌条車
4 リフト台車
41 台
42 ローラー
43 車体部
44 アーム部
45 前方支え部
46 後方支え部
47 車体アーム
5 傾斜搬送台車
51 搬送台
52 ローラー
6 エレクター
Claims (4)
- シールド掘進機によって掘進するに従って掘削した小口径のトンネル内の内周に順次セグメントを組立てて管路を構築していくためのセグメントピースを供給する小口径シールド用セグメントの搬送機構であって、
シールド掘進機と、抗内でセグメントピースを搬送するセグメント搬送台車2と、セグメントピース1を組み立てるエレクター6とを有し、
セグメント搬送台車2により搬送したセグメントピース1をエレクター6に供給するためのリフト台車4と傾斜搬送台車5とを有し、
セグメント搬送台車2により搬送したセグメントピース1をリフト台車4の台上に送るものであって、
更に該リフト台車4の台41を水平状態から傾斜状態に変更することができるものであり、
この傾斜状態のリフト台車4からセグメントピース1を傾斜搬送台車5の搬送台上に送り 、
送られたセグメントピース1を載置して搬送する搬送台は傾斜して構成されているものであり、
少なくともセグメント搬送台車2とリフト台車4と傾斜搬送台車5のセグメントピース1との接触位置にローラーを有することを特徴とする小口径シールド用セグメントの搬送機構。 - 傾斜搬送台車5を2台以上連設して構成する小口径シールド用セグメントの搬送機構であり、傾斜搬送台車5に続く傾斜搬送台車5により該搬送台が傾斜した連接面を構成するものであり、これらの傾斜搬送台車5によりセグメントピース1をエレクター6供給位置である高さ近傍に送るものであることを特徴とする請求項1記載の小口径シールド用セグメントの搬送機構。
- シールド掘進機によって掘進するに従って掘削した小口径のトンネル内の内周に順次セグメントを組立てて管路を構築していくためのセグメントピースを供給する小口径シールド用セグメントの搬送方法であって、
シールド掘進機と、抗内でセグメントピースを搬送するセグメント搬送台車2と、セグメントピース1を組み立てるエレクター6とを有し、
セグメント搬送台車2により搬送したセグメントピース1をエレクター6に供給するためのリフト台車4と傾斜搬送台車5とを有し、
セグメント搬送台車2により搬送したセグメントピース1をリフト台車4の台41上に送るものであって、該リフト台車4の台を水平状態から傾斜状態に変更することができ、
更に、傾斜状態のリフト台車4からセグメントピース1を傾斜搬送台車5の搬送台上に送 り、
送られたセグメントピース1を載置して搬送する搬送台は傾斜して構成されているものであり、
少なくともセグメント搬送台車2とリフト台車4と傾斜搬送台車5のセグメントピース1との接触位置にローラーを有する小口径シールド用セグメントの搬送方法であって、
セグメント搬送台車2により搬送したセグメントピース1をリフト台車4の水平状態の台41上に送る工程と
該リフト台車4の台41を傾斜状態に変更する工程と
該リフト台車4上のセグメントピース1を傾斜した傾斜搬送台車5の搬送台上に送る工程を有することを特徴とする小口径シールド用セグメントの搬送方法。 - 傾斜搬送台車5を2台以上連設して構成する小口径シールド用セグメントの搬送方法であり、傾斜搬送台車5に続く傾斜搬送台車5により該搬送ひき台が傾斜した連接面を構成するものであり、これらの傾斜搬送台車5によりセグメントピース1をエレクター供給位置である高さ近傍に送るものであり、
少なくとも2台以上連設した傾斜搬送台車5のそれぞれの搬送台上を送る工程を有することを特徴とする請求項3記載の小口径シールド用セグメントの搬送方法。
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