JP2014053493A - 電子部品実装装置および実装位置補正データ作成方法 - Google Patents

電子部品実装装置および実装位置補正データ作成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】実装位置をより正確に補正することが可能な電子部品実装装置を提供する。
【解決手段】この表面実装機(電子部品実装装置)100は、基板カメラ22と、基板カメラ22に対してオフセット間隔だけ離間した搭載ヘッド23とを含むヘッドユニット20と、演算処理部71とを備える。演算処理部71は、目標位置座標Pに基板カメラ22を移動させる際の第1誤差データΔC1を取得して第1誤差テーブル7aを作成し、目標位置座標Pからオフセット間隔だけ移動させる際の搭載ヘッド23の第2誤差データΔC2を取得して第2誤差テーブル7bを作成する。演算処理部71は、第1誤差テーブル7aに基づき水平方向の位置ずれを補正するとともに、部品実装位置Mと第2誤差テーブル7bとに基づき部品搭載時の水平方向の位置ずれΔHおよび回転方向の位置ずれΔαを追加補正する。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子部品実装装置および実装位置補正データ作成方法に関し、特に、撮像部を含むヘッドユニットを備えた電子部品実装装置および実装位置補正データ作成方法に関する。
従来、撮像部を含むヘッドユニットを備えた電子部品実装装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、1台の撮像部と、撮像部に対して間隔(オフセット間隔)を隔てて配置された1つの搭載ヘッド(吸着ノズル)とを含むヘッドユニット(吸着ヘッド)を備えた電子部品実装装置が開示されている。この電子部品実装装置では、電子部品実装に先だって、実装位置の補正データを作成するように構成されている。具体的には、第1ステップとして、位置決めマークが付された治具基板の位置決めマーク上方に撮像部が位置するようにヘッドユニットを移動させ、位置決めマークに対する撮像部の位置ずれを取得する。第2ステップとして、搭載ヘッドを同じ位置決めマーク上方に位置するようにヘッドユニットを移動させ、部品搭載を行う。第3ステップとして、撮像部により搭載された部品を撮像し、位置決めマークに対する搭載部品の位置ずれを取得する。これらにより、位置決めマークに対する撮像部の位置ずれデータと、位置決めマークに対する搭載部品の位置ずれデータとを取得し、両方の位置ずれデータの和を実装位置の補正データとする。上記特許文献1では、両方の位置ずれデータを用いることにより、搭載ヘッドの部品搭載時の上下方向移動に伴う水平方向の移動誤差(着地誤差)、ヘッドユニットの移動経路の変化に起因する移動誤差および搭載制御全体に伴う搭載誤差の低減を図っている。
特開2006−108457号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された電子部品実装装置では、実装位置の補正にあたって、ヘッドユニット全体が傾くことと、ヘッドユニットにおける搭載ヘッドと撮像部との間の間隔(オフセット間隔)とが、全く考慮されていない。
すなわち、ヘッドユニットの移動機構のX軸およびY軸には、熱歪みにより伸びとうねりが発生し、位置座標によってヘッドユニット全体の位置ずれ量が変化するとともに、ヘッドユニットの傾きが変化してしまう。ヘッドユニットの傾きが変化することにより、ヘッドユニット上で撮像部から離間する搭載ヘッドは、ヘッドユニットの傾きがない場合の撮像部を基準とした位置に対して、ヘッドユニットの傾きが変化する場合の撮像部を基準とした位置が、変化してしまう。
上記特許文献1では、第1ステップにおいて位置決めマークに対する撮像部の位置ずれを取得することにより、撮像部を位置決めマークの上方に正確に位置付けることができる一方、搭載ヘッドと撮像部とがオフセット間隔だけ離間しているため、第2ステップで同じ部品位置決めマーク上方に搭載ヘッドを位置させる際には、撮像部は、第1ステップで位置ずれを取得した位置座標からオフセット間隔だけ離間した位置座標の上方に配置されることになる。すなわち、ヘッドユニット全体の位置ずれ量の変化を補正することはできる。しかしながら、ヘッドユニットの傾きに起因して位置決めマーク上方における撮像部の位置ずれと、そこからオフセット間隔だけ移動させた位置座標における撮像部の位置ずれとは、異なるものとなる。このため、実装位置の補正データとして、第3ステップでの搭載部品(搭載ヘッド)の位置ずれデータと、第1ステップでの撮像部の位置ずれデータとの和をとっても、実際には別々の位置における位置ずれの和によって補正データを作成することになるため、搭載ヘッドによる実装位置を正確に補正することができないという問題点があると考えられる。
さらに、ヘッドユニット全体が傾くことに起因して実装時の電子部品の搭載角度誤差が発生する。さらには、搭載ヘッドの回転中心軸が搭載面(基板)に対して僅かに斜めに傾いていることに起因して実装時の電子部品の搭載角度誤差が発生する。搭載ヘッドの回転中心軸が搭載面(基板)に対して垂直方向から傾いている場合に搭載ヘッドの回転角を変化させると、この回転角に対応し電子部品の搭載角度は、一致、小、一致、大、一致と変化するので、電子部品の搭載角度における位置ずれが発生してしまい、搭載ヘッドの回転角度に応じた実装位置補正が必要となる。上記特許文献1においては、ヘッドユニット全体の傾きや、実装時の部品の方向ついて考慮がされておらず、回転方向の実装位置を正確に補正することができないという問題点がある。
またさらに、搭載ヘッドの回転中心軸が振れ回りする場合には、実装時の電子部品の搭載角度に対応しての電子部品の実装位置が水平方向において変化するので、実装位置を正確に補正することができないという問題点がある。また、搭載ヘッドの回転中心軸が振れ回りする場合には、搭載ヘッドの回転中心軸が搭載面(基板)に対して垂直方向から傾く角度が変化するため、電子部品の搭載角度に応じて回転方向の位置ずれが変化してしまい、回転方向の実装位置を正確に補正することができないという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、実装位置をより正確に補正することが可能な電子部品実装装置および実装位置補正データ作成方法を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面における電子部品実装装置は、第1撮像部と、第1撮像部に対して所定のオフセット間隔だけ離間して配置された搭載ヘッドとを含むヘッドユニットと、ヘッドユニットを水平面内で移動させるとともに搭載ヘッドを回転させて、搭載ヘッドを部品実装位置に移動させる制御を行う制御部とを備え、制御部は、目標位置座標に第1撮像部を移動させる際の第1撮像部の位置ずれによる第1誤差データを複数の位置座標ごとに取得して第1誤差データ群を作成し、所定の位置座標において、この所定の位置座標から第1撮像部と搭載ヘッドとのオフセット間隔だけ第1撮像部を移動させた際の搭載ヘッドの所定の位置座標に対する水平方向の位置ずれと、あるいは所定の位置座標からオフセット間隔だけ第1撮像部を移動した位置において、基板上に搭載ヘッドで電子部品を目標方向位置に搭載する際の回転方向の位置ずれとの内、少なくともいずれか一方の位置ずれによる第2誤差データを複数の位置座標ごとに取得して第2誤差データ群を作成し、実装目標位置座標と第1誤差データ群とに基づいて実装目標位置座標に第1撮像部を移動させる際の第1誤差データを求め、この第1誤差データに基づいて実装目標位置座標に搭載ヘッドを移動させるに際しての水平方向の位置ずれを補正するとともに、実装目標位置座標と第2誤差データ群とに基づいて、実装目標位置座標に搭載ヘッドを移動させる際の搭載ヘッドの水平方向の位置ずれあるいは回転方向の位置ずれの内、少なくともいずれか一方の位置ずれからなる第2誤差データを求め、この第2誤差データに基づいて実装目標位置座標に搭載ヘッドを移動させるに際しての水平方向の位置ずれあるいは回転方向の位置ずれの内、少なくともいずれか一方の位置ずれを追加補正するように構成されている。
この発明の第1の局面による電子部品実装装置では、搭載ヘッドの回転中心軸のZ軸に対する傾きに起因する水平方向の位置ずれを含み、少なくともヘッドユニットの水平方向の傾きと、ヘッドユニットにおける搭載ヘッドと第1撮像部との間の間隔(オフセット間隔)とに基づく、目標実装位置に電子部品を実装する際の目標実装位置に対する電子部品の水平方向の位置ずれか、少なくともヘッドユニットの水平方向の傾きに基づく回転方向の位置ずれかの内少なくとも一方の位置ずれを補正することができるので、実装位置をより正確に補正することができる。特に、第1撮像部と搭載ヘッドとのオフセット間隔が大きい場合には、ヘッドユニットの水平方向の傾きによる目標実装位置に対する電子部品の水平方向の位置ずれも大きくなるので、水平方向の高い実装位置精度が求められる電子部品に対しては、少なくとも水平方向の位置ずれを補正するようにすると良い。
上記第1の局面による電子部品実装装置において、好ましくは、制御部は、第2誤差データを複数の位置座標および複数の回転角度ごとに取得して第2誤差データ群を作成するように構成され、実装目標位置座標に搭載ヘッドを移動するとともに、搭載ヘッドを所定の回転角とする際の第2誤差データを、実装目標位置座標と所定の回転角と第2誤差データ群とに基づいて求めるように構成されている。これにより、搭載ヘッドの回転軸が振れ回りする場合であっても、電子部品の実装方向に応じた搭載ヘッドの回転角度に対応し、目標実装位置に電子部品を実装する際の目標実装位置に対する電子部品の水平方向の位置ずれか、実装方向に対する回転方向の位置ずれかの内、少なくとも一方の位置ずれを補正することができるので、実装位置をより正確に補正することができる。
上記第1の局面による電子部品実装装置において、好ましくは、ヘッドユニットは、第1撮像部に対するオフセット間隔の異なる複数の搭載ヘッドを含み、制御部は、複数の搭載ヘッドのそれぞれに対して、第2誤差データ群を作成するように構成されている。このように構成すれば、搭載ヘッドごとの実装位置をそれぞれ個別に、より正確に補正することができる。
上記第1の局面による電子部品実装装置において、好ましくは、搭載ヘッドに吸着された電子部品を撮像するための第2撮像部をさらに備え、制御部は、第1撮像部により撮像した治具部品の位置を目標位置座標として取得し、第1撮像部を目標位置座標からオフセット間隔だけ移動させた位置で搭載ヘッドに吸着させた治具部品を第2撮像部により撮像することにより、治具部品の中心位置に対する搭載ヘッドの水平方向位置と、あるいは目標位置座標からオフセット間隔だけ移動した位置において、基板上に搭載ヘッドで電子部品を目標方向位置に搭載する際の回転方向位置との内、少なくともいずれか一方の位置のずれを認識して第2誤差データとして取得するように構成され、複数の位置座標ごとに搭載ヘッドによる治具部品の吸着と、吸着された治具部品の第2撮像部による撮像とを実施することにより、第2誤差データ群を作成するように構成されている。このように構成すれば、第1撮像部による治具部品の撮像と、その治具部品を吸着した状態での第2撮像部による撮像とを行うだけで、容易に、搭載ヘッドの回転中心軸のZ軸に対する傾きに起因する水平方向の位置ずれを含み、少なくともヘッドユニットの水平方向の傾きと、ヘッドユニットにおける搭載ヘッドと第1撮像部との間の間隔(オフセット間隔)とに基づく、目標実装位置に電子部品を実装する際の目標実装位置に対する電子部品の水平方向の位置ずれか、少なくともヘッドユニットの水平方向の傾きに基づく回転方向の位置ずれかの内、少なくとも一方の位置ずれからなる第2誤差データを取得することができる。なお、搭載ヘッドで治具部品や部品を吸着する際に、搭載ヘッドに対する部品の吸着位置が安定せずばらつく場合がある。この場合には、治具部品の搭載を行った後に搭載された治具部品を撮像して位置ずれを取得して第2誤差データを取得しても、搭載ヘッドで吸着された部品の搭載ヘッドに対する部品の位置ずれと第2誤差データとの相関が取れず、第2誤差データに基づく実装に際しての位置補正を行っても、実装された部品に位置ずれが発生してしまう。これに対して、本発明によれば、治具部品を吸着した状態で第2撮像部による撮像を行うことにより第2誤差データを取得するので、第2誤差データを精度よく取得することが可能であり、この第2誤差データを用いて実装に際して位置ずれ補正をすることで、実装位置を正しい位置とすることができる。
上記第1の局面による電子部品実装装置において、好ましくは、制御部は、第2誤差データを複数の位置座標および複数の回転角度ごとに取得して第2誤差データ群を作成するように構成され、実装目標位置座標に搭載ヘッドを移動するとともに、搭載ヘッドを所定の回転角とする際の第2誤差データを、実装目標位置座標と所定の回転角と第2誤差データ群とに基づいて求めるように構成されている。これにより、搭載ヘッドの回転軸が振れ回りする場合であっても、電子部品の実装方向に対応し、目標実装位置に電子部品を実装する際の目標実装位置に対する電子部品の水平方向の位置ずれか、実装方向に対する回転方向の位置ずれかの内少なくとも一方の位置ずれを補正することができるので、実装位置をより正確に補正することができる。
上記第1の局面による電子部品実装装置において、好ましくは、制御部は、第1撮像部を目標位置座標からオフセット間隔だけ移動させた位置で搭載ヘッドにより電子部品または治具部品を基板に搭載させた後、第1撮像部を目標位置座標に移動させて電子部品または治具部品を撮像させることにより、撮像中心に対する電子部品または治具部品の中心位置の水平方向位置と、あるいは目標位置座標からオフセット間隔だけ移動した位置において、基板上に搭載ヘッドで電子部品を目標方向位置に搭載する際の回転方向位置との内、少なくともいずれか一方の位置のずれを認識し、得られた位置ずれに基づいて第2誤差データを取得するように構成され、複数の位置座標ごとに搭載ヘッドによる搭載と第1撮像部による撮像とを実施することにより、第2誤差データ群を作成するように構成されている。このように構成すれば、基板の領域内で電子部品または治具部品の搭載、および搭載後の部品撮像ができるので、ヘッドユニットを大きく移動させる必要がなく、短い時間で第2誤差データ群の作成を行うことができる。
上記第1の局面による電子部品実装装置において、好ましくは、制御部は、第2誤差データを複数の位置座標および複数の回転角度ごとに取得して第2誤差データ群を作成するように構成され構成され、実装目標位置座標に搭載ヘッドを移動するとともに、搭載ヘッドを所定の回転角とする際の第2誤差データを、実装目標位置座標と所定の回転角と第2誤差データ群とに基づいて求めるように構成されている。これにより、搭載ヘッドの回転軸が振れ回りする場合であっても、電子部品の実装方向に対応し、目標実装位置に電子部品を実装する際の目標実装位置に対する電子部品の水平方向の位置ずれか、実装方向に対する回転方向の位置ずれかの内、少なくとも一方の位置ずれを補正することができるので、実装位置をより正確に補正することができる。
この発明の第2の局面における実装位置補正データ作成方法は、撮像部と、撮像部に対して所定のオフセット間隔だけ離間して配置された搭載ヘッドとを含むヘッドユニットを備え、ヘッドユニットを水平面内で移動させるとともに搭載ヘッドを回転させて、搭載ヘッドを部品実装位置に移動させる電子部品実装装置の実装位置補正データ作成方法であって、目標位置座標に撮像部を移動させる際の撮像部の位置ずれによる第1誤差データを複数の位置座標ごとに取得して第1誤差データ群を作成するステップと、目標位置座標において、撮像部と搭載ヘッドとのオフセット間隔だけ移動させる際の搭載ヘッドの水平方向位置と、あるいは目標位置座標からオフセット間隔だけ移動した位置において、基板上に搭載ヘッドで電子部品を目標方向位置に搭載する際の回転方向位置との内、少なくともいずれか一方の位置のずれによる第2誤差データを複数の位置座標ごとに取得して第2誤差データ群を作成するステップと、第1誤差データ群および第2誤差データ群に基づいて、部品実装位置への移動に際しての搭載ヘッドの実装位置補正データを作成するステップとを備える。
このように構成すれば、搭載ヘッドを部品実装位置に配置させたときの第1撮像部の位置座標に対応する第1誤差データを取得することができ、その部品実装位置から搭載部品角度と同じ角度でオフセット間隔だけ移動させるときの、ヘッドユニットの水平方向の傾きによる搭載ヘッドの水平方向位置のずれ、および搭載ヘッドの回転中心軸のZ軸に対する傾きに起因する搭載ヘッドの水平方向の位置ずれを含む搭載ヘッドの水平方向の位置ずれ、あるいは基板上に前記搭載ヘッドで電子部品を目標方向位置に搭載する際の回転方向位置のずれの少なくとも一方の位置ずれデータである第2誤差データを取得することができる。さらに、部品実装位置への移動に際しては、第1誤差データ群から搭載ヘッドを部品実装位置へ移動させた場合の第1誤差データと、第2誤差データ群から搭載ヘッドを部品実装位置へ移動させた場合の第2誤差データにより、前記搭載ヘッドの実装位置補正データを正確に作成することができる。さらに、作成した実装位置補正データを用いることにより、実装位置をより正確に補正することができる。
上記第2の局面による実装位置補正データ作成方法において、好ましくは、第2誤差データ群を作成するステップにおいて、第2誤差データを複数の位置座標および複数の回転角度ごとに取得して第2誤差データ群を作成する。これにより、搭載ヘッドの回転軸が振れ回りする場合であっても、電子部品の実装方向に応じた搭載ヘッドの回転角度に対応し、目標実装位置に電子部品を実装する際の目標実装位置に対する電子部品の水平方向の位置ずれか、実装方向に対する回転方向の位置ずれかの内、少なくとも一方の位置ずれを補正することができるので、実装位置をより正確に補正することができる。
本発明によれば、上記のように、実装位置をより正確に補正することが可能な電子部品実装装置および実装位置補正データ作成方法を提供することができる。
本発明の第1〜第3実施形態による表面実装機の構成を示した模式的な平面図である。 本発明の第1〜第3実施形態による表面実装機を奥行方向(Y2方向)に沿って見た場合の模式的な側面図である。 本発明の第1〜第3実施形態による表面実装機の制御上の構成を示したブロック図である。 ヘッドユニットのX軸およびY軸の歪みに起因する位置ずれを説明するための模式図である。 第1誤差データを取得するための治具プレートを示した模式図である。 複数の第1誤差データからなる第1誤差テーブルの一例を示した図である。 本発明の第1実施形態における第2誤差データの取得方法を説明するための模式図である。 複数の第2誤差データからなる第2誤差テーブルの一例を示した図である。 本発明の第1実施形態による表面実装機における第2誤差テーブルを作成する際の制御処理フローを示した図である。 本発明の第1実施形態による表面実装機による電子部品を実装する際の演算処理部の制御処理フローを示した図である。 本発明の第2実施形態における第2誤差データの取得方法を説明するための模式図である。 本発明の第2実施形態による表面実装機における第2誤差テーブルを作成する際の制御処理フローを示した図である。 本発明の第3実施形態における第2誤差データの取得方法を説明するための模式図である。 本発明の第3実施形態による表面実装機における第2誤差テーブルを作成する際の制御処理フローを示した図である。 第1誤差データの取得方法を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
まず、図1〜図4、図7、図8および図15を参照して、本発明の第1実施形態による表面実装機100の構造について説明する。なお、表面実装機100は、本発明の「電子部品実装装置」の一例である。
本発明の第1実施形態による表面実装機100は、図1および図2に示すように、プリント基板(配線基板)1に電子部品2を実装する装置である。表面実装機100は、基台5と、基台5上に設けられた基板搬送部10と、基板搬送部10の上方をX−Y平面(紙面)に沿って移動可能なヘッドユニット20と、ヘッドユニット20をX方向に移動可能に支持する支持部30と、支持部30をY方向に移動させる移動機構部40とを備えている。また、表面実装機100には、図2に示すように、上記の各部を覆うカバー6が基台5上に設けられている。図2では、図示の都合上、カバー6に覆われて本来ならば外部からは見えない内部構造についても実線で示している。
基板搬送部10の両側(Y1(Y2)側)には、電子部品2を供給するための多数列のテープフィーダ3が配置されている。テープフィーダ3は、複数の電子部品2を所定の間隔を隔てて保持したテープが巻き回されたリール(図示せず)を保持している。リールが回転されてテープが送出されることにより、先端部から電子部品2が供給される。また、ヘッドユニット20は、テープフィーダ3から電子部品2を取得するとともに、基板搬送部10上のプリント基板1に電子部品2を実装する機能を有する。ここで、電子部品2は、IC、トランジスタ、コンデンサおよび抵抗器などの小片状の電子部品である。
基板搬送部10は、図1に示すように、プリント基板1の搬送方向であるX方向に延びる一対のコンベア部11を備えている。また、コンベア部11には、プリント基板1の搬送状況を検出する複数の基板センサ(図示せず)が設けられている。これにより、コンベア部11に保持されたプリント基板1は、基板センサの検出結果に基づいて搬送される。また、基板搬送部10には、搬送中のプリント基板1を部品実装時の停止位置において停止させた状態で保持するクランプ機構が内部に設けられている。
支持部30は、図2に示すように、X方向に延びるボールネジ軸(X軸)31と、ボールネジ軸31を回転させるサーボモータ32と、ボールネジ軸31に沿って延びるガイドレール33とを有している。また、ヘッドユニット20は、ボールネジ軸31が螺合されるボールナット(図示せず)が取り付けられたスライドガイド部21を有している。これにより、ヘッドユニット20は、スライドガイド部21がガイドレール33にガイドされながらボールネジ軸31の回転とともにX方向に沿って移動される。
また、支持部30は、基台5上に固定された移動機構部40に載せられた状態でX方向と略直交するY方向に移動可能に構成されている。具体的には、図1に示すように、移動機構部40は、一対のフレーム部材40a、40bと、フレーム部材40aに設けられるY方向に延びるボールネジ軸(Y軸)41と、ボールネジ軸41を回転させるサーボモータ42と、ボールネジ軸41に沿って延びるガイドレール43aと、フレーム部材40bに設けられガイドレール43aと平行なガイドレール43bとを有している。また、ガイドレール43a、43bは、支持部30の両端部(X方向)を移動可能に支持している。また、支持部30には、ボールネジ軸41が螺合されるボールナット35が設けられている。これにより、支持部30は、ガイドレール43a、43bにガイドされながらボールネジ軸41の回転とともにボールナット35を介してY方向に移動される。したがって、ヘッドユニット20は、ボールネジ軸31および41を回転させることにより、基台5の上方をX−Y平面に沿って任意の位置に移動することが可能に構成されている。
また、ヘッドユニット20は、図2に示すように、ヘッドユニット20の側端部(X1方向側)に取り付けられた基板カメラ22と、プリント基板1と対向する下面側(図2のZ1方向側)に設けられ、それぞれ下端に吸着ノズルが装着された複数(6個)の搭載ヘッド23とを有している。また、図1に示すように、個々の搭載ヘッド23は、基板カメラ22からX方向にそれぞれ異なるオフセット間隔(距離)だけ離間された位置に配置されている。図4に示すように、基板カメラ22の位置を原点とし、基板カメラ22に近い側の搭載ヘッド23から順に1番目の搭載ヘッド23a、2番目の搭載ヘッド23b、…、6番目の搭載ヘッド23fとすると、オフセット間隔は、それぞれL1〜L6となる。なお、ここでは図1に示すように、ヘッドユニット20における各搭載ヘッド23と基板カメラ22とのY方向の位置が同一で、各搭載ヘッド23と基板カメラ22とがX方向に直線状に並んで配置されている例について示している。また、基板カメラ22は、本発明の「撮像部」および「第1撮像部」の一例である。
また、図2に示すように、各々の搭載ヘッド23は、負圧発生機(図示せず)によりノズル先端部に発生させた負圧によって電子部品2を吸着して保持する機能を有する。図3に示すように、各々の搭載ヘッド23は、サーボモータ(Z軸)26(図3参照、1個あるいは複数(最多で搭載ヘッド23と同数))および図示しない昇降機構によって、ヘッドユニット20に対して上下方向(Z方向)に移動可能に構成されている。また、搭載ヘッド23は、サーボモータ(R軸)27(図3参照、1個あるいは複数(最多で搭載ヘッド23と同数))および図示しない回転機構によって、Z軸回りに回転されるように構成されている。これにより、各搭載ヘッド23は、昇降動作と吸着動作とによって電子部品2(図2参照)をテープフィーダ3(図1参照)から吸着し、プリント基板1(図1参照)上の所定の部品実装位置および所定の搭載角度(R軸回転角度)で、電子部品2をプリント基板1に実装する動作を行うように構成されている。
また、図1に示すように、基台5の上面5a上には、2台の部品カメラ60が固定的に設置されている。部品カメラ60は、図2に示すように、搭載ヘッド23に吸着された電子部品2の下面側を下方から撮像する機能を有している。これにより、電子部品2の形状の良否が判別されるとともに、搭載ヘッド23中心(吸着ノズル中心)に対する搭載ヘッド23に吸着された電子部品2中心の位置ずれが判別される。なお、部品カメラ60は、本発明の「第2撮像部」の一例である。
また、図3に示すように、表面実装機100には、装置本体各部の動作制御を行うための制御装置70が内蔵されている。制御装置70は、演算処理部(CPU)71と、記憶部72(動作プログラム記憶部72aおよび補正用データ記憶部72b)と、画像処理部73と、モータ制御部74とによって主に構成されている。なお、演算処理部71は、本発明の「制御部」の一例である。
演算処理部71は、表面実装機100の動作を全般的に統括する。記憶部72における動作プログラム記憶部72aには、演算処理部71が実行可能な制御プログラムやヘッドユニット20を移動させる際に必要となるデータ類などが格納されている。また、補正用データ記憶部72bには、プリント基板1に対する電子部品2の実装位置を補正するための、後述する第1誤差テーブル7aおよび第2誤差テーブル7bが格納されている。また、画像処理部73は、基板カメラ22および部品カメラ60が撮像した画像データの処理を行って表面実装機100の動作に必要とされるデータを内部的に生成する役割を有している。なお、第1誤差テーブル7aおよび第2誤差テーブル7bは、それぞれ、本発明の「第1誤差データ群」および「第2誤差データ群」の一例である。
モータ制御部74は、演算処理部71から出力される制御信号に基づいて、表面実装機100の各サーボモータを制御するように構成されている。また、モータ制御部74は、基板搬送部10による基板搬送を制御するように構成されている。また、モータ制御部74は、各サーボモータが有するエンコーダ(図示せず)からの出力信号に基づいてヘッドユニット20のXY座標、搭載ヘッド23の高さ位置および回転角度などを認識可能に構成されている。
次に、記憶部72(補正用データ記憶部72b)に格納される第1誤差テーブル7aおよび第2誤差テーブル7bについて説明する。
第1実施形態では、演算処理部71は、電子部品2の実装作業に先立って、第1誤差テーブル7aおよび第2誤差テーブル7bを作成し、記憶部72に格納する。そして、演算処理部71は、電子部品2の実装作業時に、これらの第1誤差テーブル7aおよび第2誤差テーブル7bに基づいて、部品実装位置への移動に際しての各搭載ヘッド23の実装位置を補正する制御を行うように構成されている。
ここで、ヘッドユニット20のX軸(ボールネジ軸31およびガイドレール33)やY軸(ボールネジ軸41およびガイドレール43)は、長尺部材により構成されるため、精度よく設計/製造されたとしてもその形状は若干歪んでいる。X軸を例にとれば、図4に示すように、ボールネジ軸31およびガイドレール33はX方向に沿って完全に真っ直ぐではなく、微小な変位を有して全体として歪みが生じている。この結果、たとえばボールネジ軸31がX方向に熱膨張により伸びることでヘッドユニット20がX方向に位置ずれし、さらにはボールネジ軸31にうねりが生じることでヘッドユニット20が全体として、ボールネジ軸31に沿ってうねるようにY方向に位置ずれし、ボールネジ軸31のうねりに起因して図4の実線で示した位置U1では、ヘッドユニット20が全体として反時計回りに傾き、図4の二点鎖線で示した位置U2では、逆に時計回りに傾き、回転方向の位置ずれを起こしている。なお、図4では、便宜的に軸の歪みやヘッドユニット20の姿勢を誇張して模式的に図示している。図示は省略するが、Y軸(ボールネジ軸41およびガイドレール43a、43b)についても同様の位置ずれが発生する。また、これらのX軸およびY軸の歪みによって、ヘッドユニット20は水平方向だけでなく、Z方向に対しても位置ずれ(姿勢ずれ)を発生させる。
さらに、実際には、ボールネジ軸31およびガイドレール33に対してヘッドユニット20が僅かに傾いて組み付けられたり、各搭載ヘッド23が、水平面(プリント基板表面)に対する垂直方向(Z方向)から僅かに傾斜するようにヘッドユニット20に組み付けられたりする組付誤差が存在する。これらの組付誤差や、X軸およびY軸の歪みによるヘッドユニット20の位置および姿勢ずれにより、ヘッドユニット20には、XY位置座標によって異なる(位置座標に依存する)位置ずれが発生する。
そこで、これらの位置座標に依存する位置ずれを補正するべく、第1誤差テーブル7aおよび第2誤差テーブル7bは、それぞれ、目標位置座標に基板カメラ22(第1誤差テーブル7a)および搭載ヘッド23(第2誤差テーブル7b)を位置付ける際に発生する位置ずれを位置座標ごとに取得したものである。
まず、図1を参照して、第1誤差テーブル7aの作成方法について説明する。
基台5上に設けられた少なくとも2箇所となる例えば6箇所の基準マーク50a(座標(X50a、Y50a))〜50f(座標(X50f、Y50f))を、X軸用エンコーダによる送り量、Y軸用エンコーダに基づく送り量を各座標値に合わせるように基板カメラ22を移動させて撮像し、画像上における基準マーク50a〜50fの撮像中心に対するずれ量(ΔCX50a、ΔCY50a)〜(ΔCX50f、ΔCY50f)を求め、第1誤差テーブル7aとして記憶する。なお、図15に示すように、エンコーダに基づく送り量が足らない状態でのずれ量を正とする。これにより、基板カメラ22を搭載するヘッドユニット20の基台5に対する位置を相関付けることができ、第1誤差テーブル7aの第1誤差データΔC1を用いることにより、基板カメラ22を所定の目標位置座標に正確に位置付けることは可能となる。
すなわち、基台5上任意の所定位置P(Xp、Yp)に基板カメラ22を位置させる場合、基準マーク50a〜50fの各座標(X50a、Y50a)〜(X50f、Y50f)に対する所定位置P(Xp、Yp)の関係から、各ずれ量(ΔCX50a、ΔCY50a)〜(ΔCX50f、ΔCY50f)の内複数のずれ量を用いて補間法によりずれ量(ΔCXp、ΔCYp)(但し、エンコーダに基づく送り量が足らない状態でのずれ量を正とする)を求め、このずれ量を0とすべく、X軸エンコーダによる位置がXp+ΔCXp、Y軸エンコーダによる位置がYp+ΔCYpとなるようにヘッドユニット20を移動させる。
第1誤差テーブル7aの第1誤差データΔC1を用いることにより、X軸およびY軸に伸びとうねりが発生していても、基板カメラ22を所定の目標位置座標に正確に位置付けることは可能となる。しかしながら、各搭載ヘッド23と基板カメラ22とは、それぞれ異なるオフセット間隔(L1〜L6)(図4参照)で離間しているため、たとえば任意の所定位置P(Xp、Yp)に搭載ヘッド23aを位置付けるためには、対応するオフセット間隔L1だけずれた位置に基板カメラ22を移動させる必要がある。しかしながら、基板カメラ22の撮像中心Cを目標位置座標に位置付けた場合と、オフセット間隔L1だけずれた位置に撮像中心Cを位置付けた場合とで、ヘッドユニット20が位置座標に依存して姿勢を変化させる(傾く)ため、搭載ヘッド23の位置は目標位置座標に対して位置ずれを発生させることになる。そこで、目標位置座標からオフセット間隔分ずれた位置に基板カメラ22を移動させた状態での搭載ヘッド23の位置ずれを、目標位置座標における第2誤差データΔC2の内のΔHとして取得する。
次に、図2および図7を参照して、第2誤差テーブル7bの作成方法について説明する。
第2誤差テーブル7bの作成には、図7(a)に示すようなガラス製の治具部品110を用いる。この治具部品110の表面には、部品中心Jを示すマークが付され、画像認識によって部品中心位置を取得することが可能となっている。
まず、図7(e)に示すように、治具部品110を基板(治具プレートあるいはプリント基板1)上の任意の位置に搭載ヘッド23aを用いて載置する。続いて、基板カメラ22で治具部品110を撮像することにより、図7(a)に示すように治具部品110の部品中心Jの位置座標をX軸用エンコーダ、Y軸用エンコーダに基づく各送り値として取得し、これを目標位置座標P11(X11、Y11)とする。基板カメラ22を治具部品110から離れるよう移動後、これらの送り値となるようにX軸、Y軸を駆動してヘッドユニット20を移動させれば、再び治具部品110の部品中心Jに基板カメラ22の撮像中心を一致させることができる。
1番目の搭載ヘッド23aについては、この目標位置座標P11から基板カメラ22を対応するオフセット間隔L1だけX方向に移動させれば、設計上、搭載ヘッド23aを目標位置座標P11の上方に位置付けることができるはずである。図7(b)(治具プレートあるいはプリント基板1の上方から載置された治具部品110を見た図)に示すように、この目標位置座標P11からオフセット間隔L1だけ移動させた位置Ph(X11−L1、Y11)には、第1誤差テーブル7aから対応する第1誤差データΔC1(ΔCX11−L1、ΔCY11)を読み出す(または補間法により算出する)ことにより、基板カメラ22の撮像中心Ch(Chは、オフセット間隔分の移動後の基板カメラ22の撮像中心を示す)を正確に位置付けることができる。すなわち、X軸エンコーダ上のX座標がX11−L1+ΔCX11−L1、Y軸エンコーダ上のY座標がY11+ΔCY11となるようにヘッドユニット20の送りを行う。
第1誤差データΔC1を用いて基板カメラ22を位置Phに位置付けた状態で、1番目の搭載ヘッド23aにより治具部品110を吸着する。しかしながら、ヘッドユニット20に反時計方向に傾き△α(図4参照)が生じている場合、図7(b)に示すように、この傾き△αと基板カメラ22に対する搭載ヘッド23aのオフセット間隔に起因して搭載ヘッド23aの位置がずれ、実際には目標位置座標P11ではなく位置H11で治具部品110が吸着されるとともに、搭載ヘッド23aに対して治具部品110は時計方向に△αだけ角度変位して吸着される。
次に、ヘッドユニット20を部品カメラ60(図2参照)の上方へ移動させ(この場合も部品カメラ60の位置に対応した第1誤差データΔC1を解消するようにX軸用エンコーダにおける送り値、Y軸用エンコーダにおける送りの値を設定する)、1番目の搭載ヘッド23aにより吸着した治具部品110の下面画像を、部品カメラ60によって撮像する。これにより、図7(c)(図7(b)と対応付けるべく部品カメラ60による画像の左右を反転して示した図)に示すように、部品中心Jと搭載ヘッド23aの吸着位置(=搭載ヘッド23aの中心位置)H11との間の位置ずれΔH(ΔHX11、ΔHY11)が取得される。この吸着位置ずれは主に、ヘッドユニット20の傾き△αと、搭載ヘッド23aの上下移動軸が鉛直方向から傾いている場合の部品吸着時と治具部品110の下面撮像時との搭載ヘッド23aの高さ位置の違い、とに起因して発生する。
この吸着位置ずれは、図7(b)に示したように、基板上の目標位置座標P11に搭載ヘッド23aを下降させて治具部品110を吸着したときの位置ずれであるから、目標位置座標P11への部品搭載時にも同じ位置ずれが発生することになる。また、図7(a)、図7(c)の2つの治具部品110の画像から、治具部品110の時計方向の角度変位△αを検出することができる。このようにして得られた位置ずれΔH(ΔHX11、ΔHY11)と角度変位△αとが、搭載ヘッド23aにより目標位置座標P11に部品搭載を行うための第2誤差データ△C2(ΔH、△α)となる。なお、ヘッドユニット20の反時計方向の傾き△αに起因する、治具部品110の時計方向の角度変位△αは、搭載前に搭載ヘッド23aを反時計方向に△α回転補正させることで、解消して部品搭載できる。
その後、図7(e)に示すように、目標位置座標P11から予め設定された所定量だけ移動した位置P12に治具部品110を搭載して、図7(a)〜(c)の測定動作を実行する。以上の測定動作をm行×n列の格子状の測定点(P11〜Pmn)まで逐次的に行う。このときの搭載ヘッド23aの回転角度(R軸)をr=0°とすると、1番目の搭載ヘッド23aのr=0°における第2誤差データ△C2の内のΔHのテーブルが得られる。
搭載ヘッド23a(あるいはヘッドユニット20全体)が僅かに傾いて組み付けられている場合など、搭載ヘッド23aの回転軸がZ軸に一致しない場合には、図7(d)に示すように、搭載ヘッド23aの回転角度によって吸着位置が変化する。図7(d)では、一例として、r=0°、90°、180°、270°の4角度で吸着した状態における吸着位置H11(0)、H11(90)11(180)11(270)と、それぞれの位置ずれΔH90、ΔH180、ΔH270(ΔH0は図7(c)のΔH参照)を示している。このため、上記の第2誤差データΔC2の内のΔHのテーブルを、所定の回転角度(r=0°、90°、180°、270°)についてそれぞれ作成する。同様に、搭載ヘッド23aの回転角度によって、吸着時の治具部品110の回転方向の角度が、回転角度に対して角度変位する。図7(a)、図7(c)の2つの治具部品110の画像から、ヘッドユニット20の傾きに起因する角度変位と、搭載ヘッド23aの回転軸がZ軸に一致しないことに起因し、吸着時の治具部品110の部品方向と異なる方向に回転させて装着するときの治具部品110の回転角度に対して発生する角度変位の両方を含んだものが検出される。このため、第2誤差データΔC2の内のΔαのテーブルについても、所定の回転角度(r=0°、90°、180°、270°)についてそれぞれ作成する。
以上の結果、1番目の搭載ヘッド23aに対して、回転角度r=0°、r=90°、r=180°およびr=270°の各々について、それぞれm行n列のマトリクス状のテーブル(4つ)が作成される。以上の第2誤差データ△C2(ΔH、△α)の取得処理を、残りの2番目の搭載ヘッド23b〜6番目の搭載ヘッド23f(図4参照)まで、それぞれ対応するオフセット間隔L2〜L6に変更しながら行うことによって、図8に示す第2誤差テーブル7bが作成される。
なお、ここでは基板カメラ22と搭載ヘッド23とがX方向に直線状に並ぶ例を示したが、搭載ヘッド23が基板カメラ22に対してY方向にもオフセットしている場合には、Y座標についてもX座標と同様に、オフセット間隔分の移動を考慮すればよい。
電子部品2の実装作業時には、これらの第1誤差テーブル7aおよび第2誤差テーブル7bに基づいて、各搭載ヘッド23の実装位置が補正される。たとえば、一例として部品実装位置Mが座標Pmn(Xmn、Ymn)で、搭載角度θが0°、1番目の搭載ヘッド23aによる実装を行う場合には、まず、第1誤差テーブル7aから、オフセット間隔L1を差し引いた位置座標Ph(Xmn−L1、Ymn)に対応する第1誤差データΔC1(ΔCXmn−L1、ΔCYmn)が取得(または補間法により算出)される。また、第2誤差テーブル7bから搭載ヘッド23aのr=0°のテーブルを参照し、座標Pmn(Xmn、Ymn)に対応する第2誤差データΔH(ΔHXmn(0)、ΔHYmn(0))が取得される。以上に基づき、基板カメラ22を基準とすれば、補正後の部品実装位置M(x、y)(X軸用エンコーダ上における送り値、Y軸用エンコーダ上における送り値)は、x=(Xmn−L1+ΔCX(mn−L1)+ΔHXmn(0))、y=(Ymn+ΔCYmn+ΔHYmn(0))として算出される。また、R軸モータにおける部品回転角は△αmn(0)として算出される。(第2誤差データ△αは、治具部品110の時計方向の検出値を正としており、搭載前に搭載ヘッド23aを反時計方向に検出値分だけ回転補正させることで、正しい部品回転角(搭載角度)で部品搭載できる。)
実装位置補正を図7の例で示せば、上記の補正後の部品実装位置M(x、y)は、図7(b)で第1誤差データΔC1(ΔCX11−L1、ΔCY11)を用いて位置Phに基板カメラ22の撮像中心Chを配置した状態(搭載ヘッド位置H11)から、さらに図7(c)で第2誤差データΔH(ΔHX11(0)、ΔHY11(0))を用いて基板カメラ22の位置を補正したことになる。この結果、図7の例では、搭載ヘッド23aを正確に部品実装位置M(P11(X11、Y11))に配置することができる。
次に、図9を参照して、第1実施形態の表面実装機100による第2誤差テーブル7bを作成する際の演算処理部71の制御処理について説明する。なお、ここでは、1番目の搭載ヘッド23aから順に、かつ、回転角度0°から順に第2誤差データ△C2(ΔH、△α)を取得する例について説明する。
図9に示すように、まず、ステップS1において、任意の位置に配置された治具部品110の上方にヘッドユニット20を移動させる。これは、作業者による位置座標の指定でもよいし、基板カメラ22で走査するようにヘッドユニット20を移動させて治具部品110を認識してもよい。
ステップS2において、基板カメラ22により治具部品110が撮像される。演算処理部71は、撮像画像から治具部品110の部品中心Jの座標を目標位置座標P11をX軸用エンコーダ上における送り値、Y軸用エンコーダ上における送り値として取得する。
ステップS3では、目標位置座標P11から基板カメラ22をオフセット間隔L1だけX方向に移動させた位置Phに、X軸用エンコーダおよびY軸用エンコーダにより位置付けた状態で、1番目の搭載ヘッド23a(r=0°)により治具部品110を吸着する。
ステップS4では、吸着した治具部品110の下面画像が、部品カメラ60によって撮像される。演算処理部71は、撮像画像から治具部品110の部品中心Jと搭載ヘッド23aの吸着位置H11との間の位置ずれを第2誤差データΔH(ΔX11)、ΔHY11)として取得する。さらに撮像画像における治具部品110の方向の角度変化から、回転誤差である第2誤差データΔα(Δα11)として取得する。
ステップS5では、m行n列の格子状の測定点(目標位置座標P11〜Pmn)全てについて測定が終了したか否かが判断される。測定が全て終了していない場合には、ステップS6に進み、予め設定された所定量だけ移動して、次の測定点(この場合、たとえばP12)に治具部品110が搭載され、次の測定点についてステップS2〜S4が実行される。ステップS2〜S6が繰り返されることにより、全ての測定点について測定(第2誤差データΔC2(ΔH、Δα)の取得)が行われる。
ステップS5において全ての測定点について測定が終了したと判断された場合、ステップS7に進み、搭載ヘッド23aについて全ての角度(r=0°、90°、180°および270°)で測定を終了したか否かが判断される。全角度で測定が終了していない場合には、ステップS8に進み、所定角度(この場合、90°)だけ搭載ヘッド23aを回動させた後、ステップS6で次の測定点(この場合、最初の目標位置座標P11に戻る)に治具部品110が搭載される。これにより、全ての角度(r=0°、90°、180°および270°)に対してステップS2〜S6が実行される。
ステップS7において搭載ヘッド23aについて全ての角度で測定を終了したと判断された場合、ステップS9に進み、全ての搭載ヘッド23(23a〜23f)について測定を終了したか否かが判断される。全ての搭載ヘッド23(23a〜23f)で測定が終了していない場合には、ステップS10に進み、次の搭載ヘッド23(この場合、搭載ヘッド23b)に対して対応するオフセット間隔(この場合、L2)での測定が開始される。これにより、全ての搭載ヘッド23(23a〜23f)に対してステップS2〜S8が実行される。
ステップS9において全ての搭載ヘッド23(23a〜23f)について測定を終了したと判断された場合、ステップS11に進み、取得された全ての第2誤差データ△C2(ΔH、△α)により第2誤差テーブル7bが作成され、作成された第2誤差テーブル7bが記憶部72(補正用データ記憶部72b)に格納される。以上のようにして、第2誤差テーブル7bを作成する際の制御処理が行われる。
次に、図2、図6、図8および図10を参照して、電子部品2をプリント基板1に実装する際の演算処理部71の制御処理フローについて説明する。なお、プリント基板1の搬入、搬出や位置決め等の処理の説明は省略する。
まず、図10に示すように、ステップS21では、動作プログラム記憶部72a(図3参照)に記憶された制御プログラム(基板生産プログラム)に基づいて、吸着対象の電子部品2、吸着を行う搭載ヘッド23(23a〜23f)、電子部品2の部品実装位置Mおよび搭載角度θが取得される。
ステップS22では、吸着対象の電子部品2が所定の搭載ヘッド23により吸着され、取り出される。また、部品カメラ60(図2参照)による電子部品2の撮像が行われ、電子部品2の吸着位置ずれなどが取得される。
次に、ステップS23では、第1誤差テーブル7a(図6参照)および第2誤差テーブル7b(図8参照)に基づいて、搭載ヘッド23による実装位置が補正される。上記の通り、第1誤差テーブル7aからは、オフセット間隔を差し引いた位置座標Phに対応する第1誤差データΔC1が取得(または補間法により算出)される。また、第2誤差テーブル7bからは、電子部品2の部品実装位置Mおよび搭載角度θに対応する第2誤差データΔC2(ΔH、Δα)が取得(または補間法により算出)される。これらの第1誤差データΔC1および第2誤差データΔC2のΔHから、上記の通り、搭載ヘッド23を部品実装位置Mに位置付けるための補正値が算出される。なお、部品カメラ60による電子部品2の撮像の結果、電子部品2の吸着時の位置ずれや角度ずれが存在する場合、これらの補正量も第2誤差データΔC2のΔαにより反映され、最終的な補正後の実装位置が算出される。
次に、ステップS24では、ステップS23で求められた補正後の実装位置にヘッドユニット20を移動させる。すなわち、X軸およびY軸の各エンコーダ出力値に算出された補正量が加味された補正後のエンコーダ出力値となるように、サーボモータ32(X軸)およびサーボモータ42(Y軸)が駆動される。そして、ステップS25では、搭載ヘッド23によって、搭載角度θに第2誤差データΔαに対応する補正量が加味された回転角度にサーボモータ27(R軸)が駆動された後、電子部品2(図2参照)をプリント基板1(図2参照)上の部品実装位置Mに搭載する。なお、厳密には、上記補正量を加味した結果、搭載ヘッド23によるプリント基板1への搭載位置(プリント基板1まで下降させた搭載ヘッド23のプリント基板1への着地点)が、部品実装位置Mとなる。
そして、ステップS26では、基板生産プログラムにおいて未実装(未実行)の部品搭載データが残っているか否かが判断される。ステップS26において搭載データが残っていると判断(No判定)された場合、ステップS21に戻り、以降ステップS21〜S25の処理が繰り返される。また、ステップS26において未実装の搭載データがない(全て実装済である)と判断(Yes判定)された場合、本制御は終了される。
第1実施形態では、上記のように、目標位置座標P(P11〜Pmn)に基板カメラ22を移動させる際の基板カメラ22の第1誤差データΔC1を複数の位置座標(P11〜Pmn)ごとに取得して第1誤差テーブル7aを作成し、目標位置座標Pにおいて、基板カメラ22と搭載ヘッド23とのオフセット間隔だけ移動させる際の搭載ヘッド23の第2誤差データΔHを複数の位置座標(P11〜Pmn)および複数の回転角度(r=0°、90°、180°、270°)ごとに取得して第2誤差テーブル7bを作成し、第1誤差テーブル7aおよび第2誤差テーブル7bに基づいて、部品実装位置Mへの移動に際して搭載ヘッド23の実装位置を補正するように演算処理部71を構成する。これにより、第1誤差テーブル7aと、複数の位置座標(P11〜Pmn)および複数の回転角度(r=0°、90°、180°、270°)ごとの第2誤差データΔC2(ΔH、Δα)からなる第2誤差テーブル7bから、部品実装位置Mに対してオフセット間隔だけ移動させた位置Phに対応する第1誤差データΔC1と、部品実装位置Mおよび搭載角度θに対応した第2誤差データΔC2(ΔH、Δα)を求め、この第2誤差データΔC2(ΔH、Δα)を用いて、搭載ヘッド23の実装位置を補正することができる。この結果、ヘッドユニット20における搭載ヘッド23と基板カメラ22との間の間隔(オフセット間隔L1〜L6)と、実装時に電子部品2を所定の搭載角度θにするための搭載ヘッド23の回転とを考慮した上で実装位置を補正することができるので、実装位置をより正確に補正することができる。
また、第1実施形態では、目標位置座標P(P11〜Pmn)からオフセット間隔だけ基板カメラ22を移動させた位置Phにおける搭載ヘッド23の目標位置座標P(P11〜Pmn)に対する水平方向の位置ずれΔHと、位置Phに基板カメラ22を位置付けた状態で搭載ヘッド23で電子部品2を搭載する際の回転方向の位置ずれΔαとによる第2誤差データΔC2(ΔH、Δα)を複数の位置座標(P11〜Pmn)ごとに取得して第2誤差テーブル7bを作成する。そして、部品実装位置Mと第1誤差テーブル7aとに基づいて部品実装位置Mに基板カメラ22を移動させる際の第1誤差データΔC1を求め、この第1誤差データΔC1に基づいて部品実装位置Mに搭載ヘッド23を移動させるに際しての水平方向の位置ずれを補正する。さらに、部品実装位置Mと第2誤差テーブル7bとに基づいて、部品実装位置Mに搭載ヘッド23を移動させる際の搭載ヘッド23の水平方向の位置ずれΔHおよび回転方向の位置ずれΔαからなる第2誤差データΔC2(ΔH、Δα)を求め、この第2誤差データΔC2(ΔH、Δα)に基づいて部品実装位置Mに搭載する際の水平方向の位置ずれΔHおよび回転方向の位置ずれΔαを追加補正する。これにより、ヘッドユニット20の水平方向の傾きと、ヘッドユニット20における搭載ヘッド23と基板カメラ22とのオフセット間隔とに基づく、水平方向の位置ずれΔHおよび回転方向の位置ずれΔαを補正することができるので、実装位置をより正確に補正することができる。
また、第1実施形態では、複数の搭載ヘッド23のそれぞれに対して、対応するオフセット間隔(L1〜L6)で複数の位置座標(P11〜Pmn)および複数の回転角度(r=0°、90°、180°、270°)ごとの第2誤差データΔC2(ΔH、Δα)を取得して第2誤差テーブル7bを作成するように演算処理部71を構成する。これにより、複数の搭載ヘッド23のそれぞれに対して個別に、搭載ヘッド23と基板カメラ22との間のオフセット間隔と、実装時に電子部品2を搭載角度θにするための搭載ヘッド23の回転とを考慮した第2誤差テーブル7bを作成することができる。これにより、この第2誤差テーブル7bを使って求める第2誤差データΔC2(ΔH、Δα)をより適正化でき、搭載ヘッド23ごとの実装位置をそれぞれ個別に、より正確に補正することができる。
また、第1実施形態では、基板カメラ22により撮像した治具部品110の位置を目標位置座標Pとして取得し、基板カメラ22を目標位置座標Pからオフセット間隔(L1〜L6)だけ移動させた位置で搭載ヘッド23に吸着させた治具部品110を部品カメラ60により撮像することにより、治具部品110の部品中心Jに対する搭載ヘッド23の位置ずれを認識して第2誤差データΔHとして取得するように演算処理部71を構成する。そして、複数の位置座標(P11〜Pmn)および複数の回転角度(r=0°、90°、180°、270°)ごとに搭載ヘッド23による吸着と部品カメラ60による撮像とを実施することにより、第2誤差データΔαとして取得し、第2誤差テーブル7bを作成するように演算処理部71を構成する。これにより、第2誤差テーブル7bを作成するに当たり、基板カメラ22による治具部品110の撮像と、その治具部品110を吸着した状態での部品カメラ60による撮像とを行うだけで、容易に、オフセット間隔の移動および搭載ヘッド23の回転を考慮した第2誤差データ△C2(ΔH、△α)を取得することができる。
また、一般に、搭載部品の位置ずれは、プリント基板1への部品搭載を行った後、搭載ヘッド23を電子部品2から離す際に発生しやすい。このため、第2誤差テーブル7bの作成に際して、たとえば治具部品搭載を行った後に、搭載された治具部品110を基板カメラ22により撮像して位置ずれを取得する場合、部品を搭載してから撮像を行うまでの間に治具部品110の位置がずれやすく、第2誤差データΔHの測定精度が低下しやすい。これに対して、第1実施形態では、治具部品110を吸着した状態で部品カメラ60によって撮像することにより第2誤差データΔC2(ΔH、Δα)を取得するので、治具部品110の位置ずれの発生が防止される。このため、第2誤差テーブル7bを作成するに当たり、第2誤差データΔC2(ΔH、Δα)を精度よく取得することが可能である。
また、第1実施形態では、部品実装位置Mへの移動に際して、部品実装位置Mからオフセット間隔(L1〜L6)だけ移動させた位置Phに対応する第1誤差データΔC1を第1誤差テーブル7aから取得し、部品実装位置Mの位置座標で、かつ、搭載角度θに対応する第2誤差データΔHを第2誤差テーブル7bから取得し、取得した第1誤差データΔC1および第2誤差データΔHと、搭載ヘッド23のオフセット間隔とに基づいて、搭載ヘッド23の実装位置を補正するように演算処理部71を構成する。これにより、搭載ヘッド23を部品実装位置Mに配置させたときの基板カメラ22の位置座標Phに対応する第1誤差データΔC1と、部品実装位置Mおよび搭載角度θにおける第2誤差データΔHとに基づくことによって、オフセット間隔の移動と、搭載角度θへの回転とによる位置ずれを考慮した、高精度な実装位置補正を行うことができる。
(第2実施形態)
次に、図1、図3、図11および図12を参照して、本発明の第2実施形態による表面実装機について説明する。この第2実施形態では、吸着した治具部品110を部品カメラ60により撮像することによって第2誤差データΔHを取得した上記第1実施形態と異なり、搭載した治具部品110を基板カメラ22により撮像することにより第2誤差データΔHを取得するように構成した例について説明する。
なお、第2実施形態による表面実装機200(図1参照)の装置構成は上記第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。表面実装機200は、本発明の「電子部品実装装置」の一例である。
第2実施形態における第2誤差テーブル7bの作成方法について説明する。なお、第1誤差テーブル7aについては、上記第1実施形態と同様にして予め作成され、記憶部72(補正用データ記憶部72b)に記憶されているものとする。また、1番目の搭載ヘッド23a(オフセット間隔L1)における、回転角度0°の第2誤差データΔHの取得を例にとって説明する。
まず、図11(a)に示すように、演算処理部171(図3参照)は、基板カメラ22を目標位置座標P11からオフセット間隔L1だけ移動させた位置Phで、搭載ヘッド23aにより治具部品110をプリント基板1(または治具プレート)に搭載させる。この際、第1誤差テーブル7aを用いた基板カメラ22の位置補正は行わない。このため、基板カメラ22の撮像中心Chは、位置Phに対してずれた位置に配置される。このとき、搭載ヘッド23aの位置H11(部品中心J)は、位置Phに対する撮像中心Chの位置ずれ(第1誤差データΔCh(ΔCX11−L1、ΔCY11)に相当)と、オフセット間隔L1分の移動した位置座標Phにおける搭載ヘッド23aの位置ずれ(第2誤差データΔHに相当)との両方の位置ずれによって、目標位置座標P11に対してずれた位置に配置される。演算処理部171は、本発明の「制御部」の一例である。
次に、演算処理部171は、基板カメラ22を目標位置座標P11に移動させて治具部品110を撮像させる。この際も、第1誤差テーブル7aを用いた基板カメラ22の位置補正は行わない。このため、図11(b)に示すように、目標位置座標P11に移動させた基板カメラ22の撮像中心Cは、目標位置座標P11からずれた位置に配置される。得られた撮像画像から、治具部品110の部品中心Jと撮像中心Cとの間の位置ずれD1が取得される。ここで、目標位置座標P11と撮像中心Cとの間の位置ずれD2は、第1誤差テーブル7aの第1誤差データΔC1(ΔCX11、ΔCY11)である。このため、D1とD2とに基づき、目標位置座標P11と部品中心Jとの間の位置ずれD3が取得される。
ここで、目標位置座標P11からオフセット間隔L1だけ移動させた位置Phと撮像中心Chとの間の位置ずれΔCh(ΔCX11−L1、ΔCY11)は、第1誤差テーブル7aから取得(または補間法により算出)することができる。撮像中心Chに位置ずれ(第1誤差データ)ΔChを加算すれば、撮像中心Chは位置Phと一致し、そのときの搭載ヘッド23aの位置は、図11(c)に示すようにHhとなる。
位置Hhと位置H11との間の間隔は位置ずれΔChに一致し、図11(d)に示すように、位置ずれΔChと位置ずれD3とに基づき、位置Hhと目標位置座標P11との間の位置ずれD4を取得することができる。この位置ずれD4が、目標位置座標P11における第2誤差データΔH(ΔHX11(0)、ΔHY11(0))となる。
図11(d)から明らかなように、第1誤差データΔC1(ΔCX11−L1、ΔCY11)を用いて位置Phに基板カメラ22を配置した状態(搭載ヘッド23aの位置Hh)から、さらに第2誤差データΔH(ΔHX11(0)、ΔHY11(0))を用いて基板カメラ22の位置を補正すれば、搭載ヘッド23aを正確に部品実装位置M(P11)に配置することができる。
演算処理部171は、上記の方法を用いて、複数の目標位置座標P11〜Pmnおよび複数の回転角度(0°、90°、180°、270°)ごとに搭載ヘッド23(23a〜23f)による搭載と、基板カメラ22による撮像とを実施することにより、第2誤差テーブル7bを作成するように構成されている。
次に、図12を参照して、第2実施形態の表面実装機200による第2誤差テーブル7bを作成する際の演算処理部171の制御処理を説明する。上記第1実施形態と同様、ここでは、1番目の搭載ヘッド23aから順に、かつ、回転角度0°から順に第2誤差データΔHを取得する例について説明する。
図12に示すように、まず、ステップS31において、搭載ヘッド23aに治具部品110を吸着させ、任意の(第1点目の)目標位置座標P11から基板カメラ22をオフセット間隔L1だけX方向に移動させた位置Phで、部品搭載を行う。この際、上記のように第1誤差テーブル7aを用いた基板カメラ22の位置補正は行わない。なお、搭載ヘッド23aに治具部品110を吸着させた状態では、搭載ヘッド23a中心と治具部品110は一致し、且つ回転方向も所定の角度となるようにする。
次に、ステップS32において、第1誤差テーブル7aを用いた基板カメラ22の位置補正は行わずに目標位置座標P11の上方に基板カメラ22を移動させ、ステップS31で搭載された治具部品110を基板カメラ22により撮像する。
ステップS33では、演算処理部171は、撮像画像から治具部品110の部品中心Jと撮像中心Cとの間の位置ずれD1、治具部品110の角度変化Δαを取得し、位置ずれD1と第1誤差テーブル7aの第1誤差データΔC1(ΔCX11、ΔCY11)およびΔCh(ΔCX11−L1、ΔCY11)とに基づき、第2誤差データΔC2(ΔH(ΔHX11(0)、ΔHY11(0))、Δα11(0))を取得する。
第2誤差データΔC2(ΔH、Δα)が取得されると、ステップS34に進み、全ての測定点(目標位置座標P11〜Pmn)について測定が終了したか否かが判断される。測定が全て終了していない場合には、ステップS35に進む。ステップS35では、既に目標位置座標に搭載された治具部品110を搭載ヘッド23aで吸着する。この際、搭載ヘッド23aに治具部品110を吸着させた状態で、搭載ヘッド23a中心と治具部品110は一致し、且つ回転方向も所定の角度となるようにするため、ステップS31で治具部品110を目標位置座標に搭載した際の搭載ヘッド23aの位置(X軸Y軸における各エンコーダ上の位置)、搭載ヘッド23aの回転角度をそれぞれ記憶しておき、ヘッドユニット20のX軸サーボモータ、Y軸サーボモータ、および搭載ヘッド23aのR軸サーボモータを使い、その位置を再現するようにする。吸着後、測定点(P11)から予め設定された所定量だけ移動した測定点(この場合、たとえば目標位置座標P12)に対して、基板カメラ22をオフセット間隔L1だけX方向に移動させた位置Phで、部品搭載を行う(第1誤差テーブル7aによる補正無し)。そして、次の測定点についてステップS32およびS33が実行される。これにより、全ての測定点(目標位置座標P11〜Pmn)について第2誤差データΔC2(ΔH、Δα)が取得される。
以降のステップS36〜S40の処理は、上記第1実施形態のステップS7〜S11と同様であるので、説明を省略する。以上のようにして、第2実施形態による第2誤差テーブル7bを作成する際の制御処理が行われる。
第2実施形態では、上記のように、基板カメラ22を目標位置座標P(P11〜Pmn)からオフセット間隔(L1〜L6)だけ移動させた位置で搭載ヘッド23により治具部品110を基板に搭載させた後、基板カメラ22を目標位置座標Pに移動させて治具部品110を撮像させることにより、撮像中心Cに対する治具部品110の部品中心Jの位置ずれD1を認識し、位置ずれD1に基づいて第2誤差データΔHを取得し、治具部品110の角度変化により第2誤差データΔαを取得するように演算処理部171を構成する。そして、複数の目標位置座標P11〜Pmnおよび複数の回転角度(0°、90°、180°、270°)ごとに搭載ヘッド23による搭載と基板カメラ22による撮像とを実施することにより、第2誤差テーブル7bを作成するように演算処理部171を構成する。これにより、容易に、オフセット間隔の移動を考慮した第2誤差データΔHを取得することができる。そして、複数の回転角度ごとの搭載と基板カメラ22による撮像とを繰り返すだけで、容易に、目標位置座標P11〜Pmnにおける複数の回転角度ごとの回転に起因する第2誤差テーブル7bの作成を行うことができる。
第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
次に、図1、図3、図13および図14を参照して、本発明の第3実施形態による表面実装機について説明する。この第3実施形態では、第1誤差テーブル7aによる補正無しで搭載した治具部品110を基板カメラ22により撮像することにより第2誤差データΔC2(ΔH、Δα)を取得した上記第2実施形態と異なり、第1誤差テーブル7aによる補正を行って搭載した治具部品110を基板カメラ22により撮像することにより第2誤差データΔC2(ΔH、Δα)を取得するように構成した例について説明する。
なお、第3実施形態による表面実装機300(図1参照)の装置構成は上記第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。表面実装機300は、本発明の「電子部品実装装置」の一例である。
第3実施形態における第2誤差テーブル7bの作成方法について説明する。
まず、図13(a)に示すように、演算処理部271(図3参照)は、基板カメラ22を目標位置座標P11からオフセット間隔L1だけ移動させた位置Phで、搭載ヘッド23aにより治具部品110をプリント基板1(または治具プレート)に搭載させる。この際、演算処理部271は、第1誤差テーブル7aから第1誤差データΔCh(ΔCX11−L1、ΔCY11)を取得(または補間法により算出)することにより、基板カメラ22の位置座標の補正を行う。この結果、撮像中心Chは、位置Phに正確に一致する。このとき、搭載ヘッド23aの位置H11(部品中心J)は、オフセット間隔L1分の移動後の位置Phにおける搭載ヘッド23aの位置ずれ(第2誤差データΔH)によって、目標位置座標P11に対してずれた位置に配置される。演算処理部271は、本発明の「制御部」の一例である。
次に、演算処理部271は、基板カメラ22を目標位置座標P11に移動させて治具部品110を撮像させる。この際も、演算処理部271は、第1誤差テーブル7aから第1誤差データΔC1(ΔCX11、ΔCY11)を取得することにより、基板カメラ22の位置座標の補正を行う。この結果、撮像中心Cは、図13(b)に示すように、目標位置座標P11に正確に一致する。
そして、演算処理部271は、得られた撮像画像から、図13(c)に示すように、治具部品110の部品中心Jと撮像中心Cとの間の位置ずれD1を取得する。これにより、演算処理部271は、得られた位置ずれD1を目標位置座標P11における第2誤差データΔH(ΔHX11(0)、ΔHY11(0))として取得する。
図13(c)から明らかなように、第1誤差データΔC1(ΔCX11−L1、ΔCY11)を用いて位置Phに基板カメラ22を配置した状態(搭載ヘッド23aの位置H11)から、さらに第2誤差データΔH(ΔHX11(0)、ΔHY11(0))を用いて基板カメラ22の位置を補正すれば、搭載ヘッド23aを正確に部品実装位置M(P11)に配置することができる。
そして、演算処理部271は、上記の方法を用いて、複数の目標位置座標P11〜Pmnおよび複数の回転角度(0°、90°、180°、270°)ごとに、搭載ヘッド23(23a〜23f)による搭載と基板カメラ22による撮像とを実施することにより、第2誤差テーブル7bを作成するように構成されている。
次に、図14を参照して、第3実施形態の表面実装機300による第2誤差テーブル7bを作成する際の演算処理部271の制御処理を説明する。上記第1実施形態と同様、ここでは、1番目の搭載ヘッド23aから順に、かつ、回転角度r=0°から順に第2誤差データΔHを取得する例について説明する。
図14に示すように、まず、ステップS51において、演算処理部271は、搭載ヘッド23aに治具部品110を吸着させ、任意の(第1点目の)目標位置座標P11から基板カメラ22をオフセット間隔L1だけX方向に移動させた位置Phで、部品搭載を行う。この際、第1誤差テーブル7aを用いた基板カメラ22の位置補正を行うことにより、位置Phに基板カメラ22の撮像中心Chが位置する状態で、部品搭載が行われる。
次に、ステップS52において、演算処理部271は、第1誤差テーブル7aを用いた基板カメラ22の位置補正を行い、目標位置座標P11に基板カメラ22の撮像中心Cを移動させて、ステップS31で搭載された治具部品110を基板カメラ22により撮像する。
ステップS53では、演算処理部271は、撮像画像から治具部品110の部品中心Jと撮像中心Cとの間の位置ずれD1を取得し、位置ずれD1に基づき、第2誤差データΔH(ΔHX11(0)、ΔHY11(0))を取得する。さらに撮像画像から治具部品110の角度変化に基づき第2誤差データΔα(Δα11(0))を取得する。
第2誤差データΔC2(ΔH、Δα)が取得されると、ステップS54に進み、全ての測定点(目標位置座標P11〜Pmn)について測定が終了したか否かが判断される。測定が全て終了していない場合には、ステップS55に進む。ステップS55では、測定点(目標位置座標P11)から予め設定された所定量だけ移動した測定点(この場合、たとえば目標位置座標P12)に対して、基板カメラ22をオフセット間隔L1だけX方向に移動させた位置Phで、部品搭載を行う(第1誤差テーブル7aによる補正有り)。そして、次の測定点についてステップS52およびS53が実行される。ステップS52〜S55が繰り返されることにより、全ての測定点(目標位置座標P11〜Pmn)について第2誤差データΔC2(ΔH、Δα)が取得される。
以降のステップS56〜S60の処理は、上記第2実施形態のステップS36〜S40と同様であるので、説明を省略する。以上のようにして、第3実施形態による第2誤差テーブル7bを作成する際の制御処理が行われる。
第3実施形態でも、上記第2実施形態と同様に、容易に、オフセット間隔の移動を考慮した第2誤差データΔHを取得することができる。そして、複数の回転角度ごとの搭載と基板カメラ22による撮像とを繰り返すだけで、容易に、目標位置座標P11〜Pmnにおける複数の回転角度(0°、90°、180°、270°)ごとの回転に起因する第2誤差テーブル7bの作成を行うことができる。
第3実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記第1〜第3実施形態では、複数(6個)の搭載ヘッド23がX軸方向に一列に配置されたヘッドユニット20を移動させる際に本発明を適用した例について示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、搭載ヘッド23の下面側に円環状に配置された複数の搭載ヘッド23を備えたロータリ型ヘッドユニットを移動させる際に本発明を適用してもよい。なお、ロータリ型ヘッドユニットでは、円環状に配置された搭載ヘッド23がヘッドユニットの下面側で水平方向に循環移動されて各々の搭載ヘッド23の作業位置が変更される。この場合も、基板カメラ22と個々の搭載ヘッド23とのオフセット間隔および搭載ヘッドの回転角度を考慮して、第2誤差テーブルを作成すればよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、ヘッドユニットに6本の搭載ヘッドを設けた構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。搭載ヘッドの数はいくつでもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、基台5上に設けられた少なくとも2箇所となる例えば6箇所の基準マーク50a〜50fを基板カメラ22で撮像することで第1誤差テーブル7aを作成したが、第1誤差テーブル7aは、図5に示すようなガラス製の治具プレート105を用いて作成しても良い。
この治具プレート105の表面には、互いに直交する方向(X軸およびY軸方向)に沿ってm行n列の格子状に付された複数(m×n個)の基準マークR(R11〜Rmn)が印刷されている。まず、プリント基板1の代わりに治具プレート105をコンベア部11に載置して所定の位置で固定した後、ヘッドユニット20を移動させて、基板カメラ22(図2参照)を使用して個々の基準マークR(R11〜Rmn)を順次撮像する。
得られた画像から、撮像された基準マークRからのずれ量を求める。具体例を挙げて説明すると、たとえば、支持部30(X軸)および移動機構部40(Y軸)を駆動して基板カメラ22の撮像中心Cを、制御プログラム上での基準マークR11の座標P11(X11、Y11)に移動させたとする。このとき、基準マークR11の座標P11(X11、Y11)に対する基板カメラ22の撮像中心Cのずれ量が、撮像画像における撮像中心Cと基準マークR11との間の距離(ΔCX11、ΔCY11)として求まる。これにより、目標位置座標P11(1番目の基準マークR11の座標)における第1誤差データΔC1が取得される。この第1誤差データΔC1(ΔCX11、ΔCY11)を目標エンコーダ出力値(制御プログラム上での座標P11(X11、Y11)に対応するエンコーダ出力値)に加味することにより、基板カメラ22を正確に座標P11(X11、Y11)に移動させることが可能となる。
このような第1誤差データ(補正量)の算出を、格子状に付された複数(m×n個)の基準マークR(R11〜Rmn)について逐次的に行う。これにより、図6に示すように、m×n個の第1誤差データΔC1からなるm行n列のマトリクス状の第1誤差テーブル7aが作成される。なお、各基準マークR11〜Rmnの間の位置座標については、その位置座標に隣接するいくつかの基準マークRに対応する第1誤差データΔC1から、公知の補間法を用いて補正量を算出することができる。これにより、基板カメラ22を任意の位置座標に正確に位置付けることが可能である。
また、上記第1〜第3実施形態の変形例として、ガラス製の治具プレート105を用い、m行n列の格子状の測定点(目標座標位置)での第1誤差データΔC1および第2誤差データΔC2(ΔH、Δα)を取得して第1誤差テーブルおよび第2誤差テーブルを作成する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、たとえば、X軸およびY軸についての軸ごとの誤差データのみを取得してもよい。すなわち、X軸については、図5(図7)の1行(P11〜P1n)の測定点のみで誤差データを取得し、Y軸については、図5(図7)の1列(P11〜Pm1)の測定点のみで誤差データを取得してもよい。このとき、誤差テーブルは、X軸について1行n列のn個の誤差データと、Y軸についてm行1列のm個の誤差データとを含むテーブルとなる。この場合でも、X軸座標に対する誤差データと、Y軸座標に対する誤差データとの合成によって任意の位置座標の補正値を取得することが可能であり、さらに誤差データの測定点数を少なくすることができるので、第1および第2誤差テーブルの作成処理時間の短縮や誤差テーブルのデータ量の縮小を図ることができる。
このほか、m行n列の格子状の測定点(目標座標位置)で第1誤差データΔC1および第2誤差データΔC2の内のΔHを取得し、これらの誤差データからX軸(1行n列のn個の誤差データ)およびY軸(m行×1列のm個の誤差データ)の2軸分の誤差テーブルを作成してもよい。この場合、たとえばX軸の1列目の誤差データについては、1列目のm個の測定点(P11〜Pm1)の平均値をとり、それぞれ列毎の平均値によってX軸のn列(n個)の誤差データを作成する。Y軸も同様に、行毎の平均値によってm行(m個)の誤差データを作成する。誤差テーブルは、X軸について1行n列のn個の誤差データと、Y軸についてm行1列のm個の誤差データとを含むテーブルとなる。この場合には、誤差テーブルに含まれる各誤差データを複数回の測定の平均値とすることができるので、単純に2軸分の測定のみを行う場合よりも誤差データの精度を向上させることが可能である。
なお、上記第1〜第3実施形態では、第2誤差テーブルを作成する際の格子状の測定点もm行n列として説明したが、本発明はこれに限られない。測定点の数は、プリント基板上の任意の位置座標の補正値を算出するのに十分な数の測定点があればよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、各搭載ヘッド23に対してそれぞれ4角度(r=0°、90°、180°、270°)で第2誤差データΔHを取得し、第2誤差テーブル7bを作成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、2角度(0°、180°)や3角度(0°、120°、240°)などの4角度以外の他の複数角度で第2誤差テーブルを作成してもよい。
なお、上記第1〜第3実施形態では、ヘッドユニット20をX軸方向、Y軸方向に移動させ、搭載ヘッド23をZ軸方向に移動させる装置として、ボールねじ軸、ボールナット、ボールねじ軸を回転駆動するサーボモータ、モータの回転量を検出するエンコーダからなる駆動装置をそれぞれ用いている。しかしながら、このタイプの各駆動装置の替わりにそれぞれリニアモータを用いても良い。リニアモータの場合、可動子側に設けた位置センサが固定子側に設けたリニアスケールにおける位置を読み取ることでエンコーダと同様に可動子の位置を検知するようにする。リニアモータの場合でも、固定子側の伸びや可動子をガイドするレールのうねりが発生し、可動子が取り付けられたヘッドユニットが水平方向に位置ずれし、ヘッドユニットに傾きが発生するので、第1誤差テーブルと第2誤差テーブルとを用いて、正しい所定の水平方向位置、且つ正しい所定の実装方向である正しい実装位置で、電子部品2を基板に搭載することができる。
なお、上記第1〜第3実施形態では、ヘッドユニット20に複数の搭載ヘッド23が設けられた場合について記載したが、搭載ヘッド23の回転中心軸の振れ回りがほとんど無視することができる場合には、1個あるいは複数の搭載ヘッドが設けられた場合において、1個あるいは複数の搭載ヘッドに対応し、基板カメラ22で複数の目標位置座標を撮像して得られる第1誤差テーブルと、複数の位置座標で搭載ヘッド23の角度0°のみにおいて実装あるは吸着された部品を、搭載ヘッド23の回転中心軸のZ軸に対して傾きがある無しに拘わらず、撮像して得られる第2誤差データΔHのみからなる第2誤差テーブルとから、対応する搭載ヘッドを所定の目標実装位置に所定の目標部品角度で搭載するに当たり、所定の目標実装位置に対応する第1誤差データΔC1と第2誤差データΔHを求め、これらの第1誤差データΔC1と第2誤差データΔHに基づいて、1個あるいは複数の搭載ヘッドに対応して実装位置(部品中心位置)を補正するようにしても良い。これにより、搭載ヘッドの回転中心軸のZ軸に対する傾きに起因する水平方向の位置ずれを含み、少なくともヘッドユニット20の傾きに起因する位置ずれを解消できる。特に、基板カメラと搭載ヘッドとのオフセット間隔が大きい場合には、ヘッドユニットの水平方向の傾きによる目標実装位置に対する電子部品の水平方向の位置ずれも大きくなるので、水平方向の高い実装位置精度が求められる電子部品に対しては、少なくとも水平方向の位置ずれを補正するようにすると良い。なお、搭載ヘッド23の回転中心軸の振れ回りがほとんど無視することができる場合には、搭載ヘッド23の角度に拘らず、所定の目標実装位置に対応する第2誤差データΔHは変化しない。
同様、搭載ヘッド23の回転中心軸の振れ回りがほとんど無視することができる場合で、ヘッドユニット20に1個あるいは複数の搭載ヘッドが設けられた場合において、1個あるいは複数の搭載ヘッドに対応し、第1誤差データΔC1と、複数の位置座標で搭載ヘッド23の角度0°のみにおいて実装あるは吸着された部品を、搭載ヘッド23の回転中心軸のZ軸に対して傾きがある無しに拘わらず、撮像して得られ第2誤差データΔαのみを求め、1個あるいは複数の搭載ヘッドに対応し、第1誤差データΔC1に基づいて部品中心位置を補正するとともに、第2誤差データΔαに基づいて実装時の搭載ヘッド23の回転角度を補正するようにしても良い。これにより少なくともヘッドユニット20の傾きに起因する電子部品2の目標実装角度に対する実装角度の位置ずれを解消できる。
また、複数の位置座標で搭載ヘッド23の複数の角度における第2誤差データΔHを求めて第2誤差テーブルを作成し、1個あるいは複数の搭載ヘッドに対応し、目標部品搭載位置に基づき第1誤差テーブルから求めた第1誤差データΔC1に基づいて部品中心位置を補正するとともに、目標部品搭載位置と実装時の搭載ヘッド23の回転角度に基づき、第2誤差テーブルから求めた第2誤差データΔHに基づいて実装時の搭載ヘッド23の水平方向の位置ずれを補正するようにしても良い。これによりヘッドユニット20の傾きに加え、搭載ヘッド23の回転中心軸のZ軸に対する傾きに拘わらず発生する、搭載ヘッド23の回転中心軸のふれまわりに起因する電子部品2の水平方向の位置ずれを解消できる。
また、複数の位置座標で搭載ヘッド23の複数の角度における第2誤差データΔαを求めて第2誤差テーブルを作成し、1個あるいは複数の搭載ヘッドに対応し、目標部品搭載位置に基づき第1誤差テーブルから求めた第1誤差データΔC1に基づいて部品中心位置を補正するとともに、目標部品搭載位置と実装時の搭載ヘッド23の回転角度に基づき、第2誤差テーブルから求めた第2誤差データΔαに基づいて実装時の搭載ヘッド23の回転角度を補正するようにしても良い。これによりヘッドユニット20の傾きに加え、搭載ヘッド23の回転中心軸のZ軸に対する傾きや、さらには搭載ヘッド23の回転中心軸のふれまわりに起因し、実装時の搭載ヘッド23の回転角度に基づき発生する電子部品2の目標実装角度に対する実装角度の位置ずれを解消できる。
2 電子部品
5a 第1誤差テーブル(第1誤差データ群)
5b 第2誤差テーブル(第2誤差データ群)
20 ヘッドユニット
22 基板カメラ(第1撮像部)
23 搭載ヘッド
60 部品カメラ(第2撮像部)
71、171、271 演算処理部(制御部)
72 記憶部
100、200、300 表面実装機(電子部品実装装置)
110 治具部品
ΔC1 第1誤差データ
ΔC2、ΔH、Δα 第2誤差データ
L1〜L6 オフセット間隔
P(P11〜Pmn) (目標)位置座標

Claims (9)

  1. 第1撮像部と、前記第1撮像部に対して所定のオフセット間隔だけ離間して配置された搭載ヘッドとを含むヘッドユニットと、
    前記ヘッドユニットを水平面内で移動させるとともに前記搭載ヘッドを回転させて、前記搭載ヘッドを部品実装位置に移動させる制御を行う制御部とを備え、
    前記制御部は、
    目標位置座標に前記第1撮像部を移動させる際の前記第1撮像部の位置ずれによる第1誤差データを複数の位置座標ごとに取得して第1誤差データ群を作成し、
    所定の位置座標において、この所定の位置座標から前記第1撮像部と前記搭載ヘッドとのオフセット間隔だけ前記第1撮像部を移動させた際の前記搭載ヘッドの前記所定の位置座標に対する水平方向の位置ずれと、あるいは前記所定の位置座標から前記オフセット間隔だけ前記第1撮像部を移動した位置において、基板上に前記搭載ヘッドで電子部品を目標方向位置に搭載する際の回転方向の位置ずれとの内、少なくともいずれか一方の位置ずれによる第2誤差データを複数の位置座標ごとに取得して第2誤差データ群を作成し、
    実装目標位置座標と前記第1誤差データ群とに基づいて前記実装目標位置座標に第1撮像部を移動させる際の第1誤差データを求め、この第1誤差データに基づいて前記実装目標位置座標に前記搭載ヘッドを移動させるに際しての水平方向の位置ずれを補正するとともに、
    前記実装目標位置座標と前記第2誤差データ群とに基づいて、前記実装目標位置座標に前記搭載ヘッドを移動させる際の前記搭載ヘッドの水平方向の位置ずれあるいは回転方向の位置ずれの内、少なくともいずれか一方の位置ずれからなる前記第2誤差データを求め、この第2誤差データに基づいて前記実装目標位置座標に前記搭載ヘッドを移動させるに際しての水平方向の位置ずれあるいは回転方向の位置ずれの内、少なくともいずれか一方の位置ずれを追加補正するように構成されている、電子部品実装装置。
  2. 前記制御部は、前記第2誤差データを複数の位置座標および複数の回転角度ごとに取得して前記第2誤差データ群を作成するように構成され、前記実装目標位置座標に前記搭載ヘッドを移動するとともに、前記搭載ヘッドを所定の回転角とする際の前記第2誤差データを、前記実装目標位置座標と前記所定の回転角と前記第2誤差データ群とに基づいて求めるように構成されている、請求項1に記載の電子部品実装装置。
  3. 前記ヘッドユニットは、前記第1撮像部に対する前記オフセット間隔の異なる複数の前記搭載ヘッドを含み、
    前記制御部は、前記複数の搭載ヘッドのそれぞれに対して、前記第2誤差データ群を作成するように構成されている、請求項1または2に記載の電子部品実装装置。
  4. 前記搭載ヘッドに吸着された電子部品を撮像するための第2撮像部をさらに備え、
    前記制御部は、前記第1撮像部により撮像した治具部品の位置を前記目標位置座標として取得し、前記第1撮像部を前記目標位置座標から前記オフセット間隔だけ移動させた位置で前記搭載ヘッドに吸着させた前記治具部品を前記第2撮像部により撮像することにより、前記治具部品の中心位置に対する前記搭載ヘッドの水平方向位置と、あるいは前記目標位置座標から前記オフセット間隔だけ移動した位置において、基板上に前記搭載ヘッドで電子部品を目標方向位置に搭載する際の回転方向位置との内、少なくともいずれか一方の位置のずれを認識して前記第2誤差データとして取得するように構成され、複数の位置座標ごとに前記搭載ヘッドによる前記治具部品の吸着と、吸着された前記治具部品の前記第2撮像部による前記撮像とを実施することにより、第2誤差データ群を作成するように構成されている、請求項1または3に記載の電子部品実装装置。
  5. 前記制御部は、前記第2誤差データを複数の位置座標および複数の回転角度ごとに取得して前記第2誤差データ群を作成するように構成され、
    前記実装目標位置座標に前記搭載ヘッドを移動するとともに、前記搭載ヘッドを所定の回転角とする際の前記第2誤差データを、前記実装目標位置座標と前記所定の回転角と前記第2誤差データ群とに基づいて求めるように構成されている、請求項4に記載の電子部品実装装置。
  6. 前記制御部は、前記第1撮像部を前記目標位置座標から前記オフセット間隔だけ移動させた位置で前記搭載ヘッドにより電子部品または治具部品を基板に搭載させた後、前記第1撮像部を前記目標位置座標に移動させて前記電子部品または治具部品を撮像させることにより、撮像中心に対する前記電子部品または治具部品の中心位置の水平方向位置と、あるいは前記目標位置座標から前記オフセット間隔だけ移動した位置において、基板上に前記搭載ヘッドで電子部品を目標方向位置に搭載する際の回転方向位置との内、少なくともいずれか一方の位置のずれを認識し、得られた前記位置ずれに基づいて第2誤差データを取得するように構成され、複数の位置座標ごとに前記搭載ヘッドによる搭載と前記第1撮像部による撮像とを実施することにより、第2誤差データ群を作成するように構成されている、請求項1または3に記載の電子部品実装装置。
  7. 前記制御部は、前記第2誤差データを複数の位置座標および複数の回転角度ごとに取得して前記第2誤差データ群を作成するように構成され構成され、前記実装目標位置座標に前記搭載ヘッドを移動するとともに、前記搭載ヘッドを所定の回転角とする際の前記第2誤差データを、前記実装目標位置座標と前記所定の回転角と前記第2誤差データ群とに基づいて求めるように構成されている、請求項6に記載の電子部品実装装置。
  8. 撮像部と、前記撮像部に対して所定のオフセット間隔だけ離間して配置された搭載ヘッドとを含むヘッドユニットを備え、前記ヘッドユニットを水平面内で移動させるとともに前記搭載ヘッドを回転させて、前記搭載ヘッドを部品実装位置に移動させる電子部品実装装置の実装位置補正データ作成方法であって、
    目標位置座標に前記撮像部を移動させる際の前記撮像部の位置ずれによる第1誤差データを複数の位置座標ごとに取得して第1誤差データ群を作成するステップと、
    前記目標位置座標において、前記撮像部と前記搭載ヘッドとのオフセット間隔だけ移動させる際の前記搭載ヘッドの水平方向位置と、あるいは前記目標位置座標から前記オフセット間隔だけ移動した位置において、基板上に前記搭載ヘッドで電子部品を目標方向位置に搭載する際の回転方向位置との内、少なくともいずれか一方の位置のずれによる第2誤差データを複数の位置座標ごとに取得して第2誤差データ群を作成するステップと、
    前記第1誤差データ群および前記第2誤差データ群に基づいて、部品実装位置への移動に際しての前記搭載ヘッドの実装位置補正データを作成するステップとを備える、実装位置補正データ作成方法。
  9. 前記第2誤差データ群を作成するステップにおいて、前記第2誤差データを複数の位置座標および複数の回転角度ごとに取得して前記第2誤差データ群を作成する、請求項8に記載の実装位置補正データ作成方法。
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