JP6752272B2 - 対基板作業機 - Google Patents

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Description

本発明は、対基板作業機に関する。
従来より、基板への部品の実装などの各種作業を行う対基板作業機において、予め実装精度を検出して、部品の実装に反映させるものが提案されている。例えば、特許文献1の対基板作業機は、検出用マークが設けられた基板上の予め定められた実装位置に検査用チップ部品を実装し、その検査用チップ部品と検出用マークとを撮像する。そして、撮像された画像から検出用マークの位置を基準として検査用チップ部品の外形に対する中心位置を求め、求めた中心位置と予め定められた実装位置との誤差を実装精度として検出し、検出した実装精度に基づき部品を実装する際のデータを補正している。
特開2001−136000号公報
ところで、基板に実装される部品には、部品の機能を発揮するなどの特徴部が上面に形成された部品やそのような特徴部が上面に形成されていない部品など種々の部品がある。上面に特徴部が形成された部品は、部品の外形に対する中心位置から特徴部がずれた位置に形成される場合がある。その場合、上述した対基板作業機のように、検査用チップ部品の外形に対する中心位置から検出した実装精度に基づいて実装位置を補正しても、特徴部の実装位置がずれた位置となって、実装精度を向上させることができないことがある。
本発明は、特徴部が上面に形成された部品の実装精度をより向上させることを主目的とする。
本発明は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の対基板作業機は、
基板に所定の作業を行う対基板作業機であって、
部品を採取して前記基板上の実装位置へ移動させる実装ヘッドと、
前記部品の実装位置に関する補正値を記憶可能であって、少なくとも、所定の特徴部を上面に有する特定部品の実装位置に関する特定補正値を記憶する記憶部と、
前記部品を上方から撮像可能な上方撮像装置と、
前記基板に前記特定部品の実装作業を行う場合には、前記上方撮像装置により前記特定部品の上面を撮像した上面画像に基づいて前記特徴部の位置ずれ量を取得し、該取得した位置ずれ量と前記特定補正値とに基づいて補正した実装位置に前記特定部品を実装するよう前記実装ヘッドを制御する制御装置と、
を備えることを要旨とする。
本発明の対基板作業機では、所定の特徴部を上面に有する特定部品の実装位置に関する特定補正値を記憶部に記憶しておき、基板に特定部品の実装作業を行う場合には、上方撮像装置により特定部品の上面を撮像した上面画像に基づいて特徴部の位置ずれ量を取得し、取得した位置ずれ量と特定補正値とに基づいて補正した実装位置に特定部品を実装するよう実装ヘッドを制御する。これにより、特徴部の位置が適切な位置となるよう補正した実装位置に特定部品を実装することができるから、特徴部が上面に形成された特定部品の実装精度を向上させることができる。
実装システム10の一例を示す説明図。 実装機11の構成の概略を示す構成図。 実装機11の電気的な接続関係を示すブロック図。 補正値設定処理の一例を示すフローチャート。 実装位置ずれ量取得処理の一例を示すフローチャート。 実装位置ずれ量を取得する様子を示す説明図。 光軸ずれ量取得処理の一例を示すフローチャート。 光軸ずれ量を取得する様子を示す説明図。 実装処理の一例を示すフローチャート。 部品情報PDと専用補正値の一例を示す説明図。 専用補正値の有無と位置ずれ量との関係を示す説明図。
図1は実装システム10の一例を示す説明図であり、図2は実装機11の構成の概略を示す構成図であり、図3は実装機11の電気的な接続関係を示すブロック図である。実装システム10は、例えば、部品を基板Sに実装する処理に関する実装処理を実行するシステムである。この実装システム10は、実装機11と、管理コンピュータ50とを備えている。実装システム10は、部品を基板Sに実装する実装処理を実施する複数の実装機11が上流から下流に配置されている。図1では、実装機11を1台のみ示す。なお、図1の左右方向がX軸方向であり、前後方向がY軸方向であり、上下方向がZ軸方向である。
実装機11は、図1〜3に示すように、基板搬送ユニット12と、実装ユニット13と、部品供給ユニット14と、パーツカメラ15と、載置台18と、制御装置40とを備えている。基板搬送ユニット12は、基板Sの搬入、搬送、実装位置での固定、搬出を行うユニットである。基板搬送ユニット12は、図1の前後に間隔を開けて設けられ左右方向に架け渡された1対のコンベアベルトを有している。基板Sはこのコンベアベルトにより搬送される。
この実装機11は、下面側からの撮像により部品の形状などが把握可能な汎用部品(下面認識部品,非特定部品,通常部品とも称する)のほか、図1に示すように、上面側に特徴部61を有する特定部品(上面認識部品とも称する)60を実装処理する。特定部品60は、上面側からその位置や形状などを認識(上面認識とも称する)することを要する特徴部61と、採取時に当接する上面である当接面62とを有する。特徴部61は、例えば、発光する発光体であるものとしてもよい。即ち、この特定部品60は、光透過性を有する透明な樹脂により上部が形成されたLED部品であるものとしてもよい。
実装ユニット13は、部品を部品供給ユニット14から採取し、基板搬送ユニット12に固定された基板Sへ配置するものである。実装ユニット13は、ヘッド移動部20と、実装ヘッド22と、吸着ノズル24とを備えている。ヘッド移動部20は、ガイドレールに導かれてXY方向へ移動するスライダと、スライダを駆動するモータとを備えている。実装ヘッド22は、スライダに取り外し可能に装着されており、ヘッド移動部20によりXY方向へ移動する。実装ヘッド22の下面には、1以上の吸着ノズル24が取り外し可能に装着されている。吸着ノズル24は、圧力を利用して部品を採取する採取部材である。実装ヘッド22は、Z軸モータ23を内蔵しており、このZ軸モータ23によってZ軸に沿って吸着ノズル24の高さを調整する。また、実装ヘッド22は、図示しない駆動モータによって吸着ノズル24を回転(自転)させる回転装置を備え、吸着ノズル24に吸着された部品の角度を調整可能となっている。この実装ヘッド22は、複数(例えば8個や12個など)の吸着ノズル24を保持する円柱状の保持体が回転し、所定位置(ここでは装置の最前方)の吸着ノズル24が下方に移動可能な構造になっている。
この実装ヘッド22には、マークカメラ25が配設されている。マークカメラ25は、例えば、基板Sや部品を上方から撮像可能な装置である。マークカメラ25は、実装ヘッド22(又はスライダ)の下面側に配設されており、実装ヘッド22と共に移動する。このマークカメラ25は、下方が撮像領域26(図2参照)であり、基板Sに付され基板Sの位置把握に用いられる基準マークを撮像し、その画像を制御装置40へ出力する。また、マークカメラ25は、特定部品60の上面を撮像し、その画像を制御装置40へ出力する。このマークカメラ25は、実装ヘッド22の移動に伴ってXY方向へ移動する。
部品供給ユニット14は、リール33を備えた複数のフィーダ32が実装機11の前側に配設された装着部31に着脱可能に取り付けられている。各リール33には、テープ34が巻き付けられ、テープ34には、複数の部品がテープ34の長手方向に沿って等間隔で保持されている。このテープ34は、リール33から後方に向かって巻きほどかれ、部品が露出した状態で、吸着ノズル24で吸着される採取位置36(図2参照)に送り出される。また、部品供給ユニット14は、部品を複数配列して載置するトレイを有するトレイユニット35を備えている。
パーツカメラ15は、基板搬送ユニット12と部品供給ユニット14との間に配設されている。このパーツカメラ15の撮像範囲は、パーツカメラ15の上方である。パーツカメラ15は、部品を吸着した吸着ノズル24がパーツカメラ15の上方を通過する際、吸着ノズル24に吸着された部品を下方から撮像し、その画像を制御装置40へ出力する。
載置台18は、基板搬送ユニット12と部品供給ユニット14との間で且つパーツカメラ15の横に配設されている。この載置台18は、部品が載置される上面が水平になるよう支持されており、特定部品60の仮置き台として用いられる。特定部品60は、載置台18に載置されると、テープ34の収容部に収容されている場合に比して、その姿勢が安定しやすい。載置台18は、実装ヘッド22に1度に吸着する特定部品60の最大数の特定部品60を載置可能な大きさで形成されているものとしてもよい。
制御装置40は、図3に示すように、CPU41を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、処理プログラムを記憶するROM42、各種データを記憶するHDD43、作業領域として用いられるRAM44、外部装置と電気信号のやり取りを行うための入出力インタフェース45などを備えており、これらはバス46を介して接続されている。この制御装置40は、基板搬送ユニット12、実装ユニット13、部品供給ユニット14、パーツカメラ15へ制御信号を出力し、実装ユニット13や部品供給ユニット14、パーツカメラ15からの信号を入力する。
管理コンピュータ(PC)50は、実装システム10の各装置の情報を管理するコンピュータである。管理PC50は、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成された制御装置を備えており、この制御装置は、処理プログラムを記憶するROM、各種データを記憶するHDD、作業領域として用いられるRAM、外部装置と電気信号のやり取りを行うための入出力インタフェースなどを備えている。この管理PC50は、作業者が各種指令を入力するキーボード及びマウス等の入力装置52と、各種情報を表示するディスプレイ54とを備えている。
以下は、こうして構成された部品システム10の動作の説明である。ここで、実施例の部品システム10は、治具基板S0を用いて予め設定された補正値を用いて、基板Sに部品を実装する際の部品の位置ずれを補正することができる。以下では、補正値の設定処理について説明した後、実装処理について説明する。図4は補正値設定処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、基板搬送ユニット12により治具基板S0が搬入されて実装位置で固定された状態で、制御装置40により実行される。
図4の補正値設定処理では、制御装置40のCPU41は、実装位置ずれ量取得処理と(S100)、光軸ずれ量取得処理と(S110)、を実行する。実装位置ずれ量取得処理は、上面認識部品(特定部品)の種類に応じた専用補正値(特定補正値)を設定するために、実装状態から位置ずれ量を取得する処理である。光軸ずれ量取得処理は、マークカメラ25の光軸の傾きによる位置ずれの補正値を設定するために、光軸の傾きによる位置ずれ量を取得する処理である。図5は実装位置ずれ量取得処理の一例を示すフローチャートであり、図6は実装位置ずれ量を取得する様子を示す説明図であり、図7は光軸ずれ量取得処理の一例を示すフローチャートであり、図8は光軸ずれ量を取得する様子を示す説明図である。
図5の実装位置ずれ量取得処理では、制御装置40のCPU41は、まず、実装ヘッド22の各吸着ノズル24にそれぞれ部品(上面認識部品)を吸着させることで部品を採取し(S200)、実装ヘッド22を治具基板S0上に移動させる(S210)。そして、CPU41は、治具基板S0上の所定の目標実装位置に各吸着ノズル24に吸着されている部品をそれぞれ実装させる(S220)。このとき、CPU41は、図示しない駆動モータによって吸着ノズル24の回転角度を所定角度dとして実装を行う。この所定角度dとしては、例えば、0°、90°、180°、270°の4つの角度を順次選択することができる。実装位置ずれ量取得処理は、これらの角度毎に実装位置ずれ量を取得するものとなる。なお、図6では、図示の便宜上、1枚の治具基板S0に、所定角度d毎に部品(上面認識部品)が実装されたものを示すが、所定角度d毎に1枚の治具基板S0を用いて部品を実装してもよい。また、治具基板S0ではなく、実際に実装処理が行われる基板Sを用いてもよい。また、実装位置ずれ量取得処理において、上面認識部品を治具基板S0上に実装する際に、パーツカメラ15により部品を下方から撮像した画像に基づいて部品の位置ずれ量を取得し、取得した位置ずれ量と、下面認識部品用の汎用補正値である下面汎用補正値とに基づいて補正した実装位置に実装してもよい。あるいは、上面認識部品をマークカメラ25により上方から撮像した画像に基づいて部品の位置ずれ量を取得し、取得した位置ずれ量と、上面認識部品の汎用補正値である上面汎用補正値とに基づいて補正した実装位置に実装してもよい。マークカメラ25により上面認識部品を撮像する場合、部品供給ユニット14のフィーダ32のテープ34内に収容されている部品やトレイユニット35のトレイ内に収容されている部品を撮像するものとしてもよいし、一旦載置台18に仮置きした部品を撮像するものとしてもよい。
CPU41は、各吸着ノズル24に吸着されている部品(上面認識部品)を実装すると、所定数の部品を実装したか否かを判定し(S230)、所定数の部品を実装してないと判定すると、S200に戻り処理を繰り返す。この所定数としては、位置ずれのバラツキを抑えて補正値を精度よく算出することができるよう、各吸着ノズル24の所定角度d毎に、例えば数十個程度の値などに定められている。なお、図6では、所定角度dが0°において各吸着ノズル24で2個(i=1,i=2)ずつの部品を明示するが、実際にはより多くの部品が実装される。CPU41は、S230で所定数の部品を実装したと判定すると、部品の実装状態をマークカメラ25で撮像し(S240)、撮像した画像に基づいて各部品についてXY方向の位置ずれ量ΔXsi,ΔYsiを取得する(S250)。CPU41は、図6の拡大図に示すように、各吸着ノズル24別に、所定数ずつの部品について、特徴部61の中心61cと、例えば治具基板S0の所定のマークMに基づいて定まる目標実装中心Cとの差分(位置ずれ量)をX方向、Y方向でそれぞれ取得することになる。なお、治具基板S0は、各目標実装中心Cのそれぞれに対応する複数のマークMが形成されていてもよい。ここで、上面側に特徴部61を有する上面認識部品60では、製造のばらつきなどにより、部品の外形中心に対して特徴部61の中心61cがずれた位置にある場合がある。このため、CPU41は、S250で特徴部61の中心61cと目標実装中心Cとの位置ずれ量を取得することで、専用補正値に特徴部61のずれの傾向を反映させることができる。
次に、CPU41は、所定角度d毎の位置ずれ量を取得したか否かを判定し(S260)、取得していないと判定すると、S200に戻り処理を繰り返す。CPU41は、こうした処理を繰り返すことで、所定角度d毎に所定数ずつの部品を治具基板S0に実装し、各部品についてXY方向の位置ずれ量ΔXsi,ΔYsiを取得する。また、CPU41は、所定角度d毎の位置ずれ量を取得したと判定すると、吸着ノズル24別に所定角度d毎の平均の実装位置ずれ量ΔXs,ΔYsを算出して(S270)、実装位置ずれ量取得処理を終了する。S270では、CPU41は、各吸着ノズル24により実装された部品(図6のノズル1〜N)のそれぞれについて、所定角度d(0°、90°、180°、270°)毎の位置ずれ量ΔXsiの平均値を実装位置ずれ量ΔXsとして取得し、所定角度d毎の位置ずれ量ΔYsiの平均値を実装位置ずれ量ΔYsとして取得する。このため、CPU41は、実装ヘッド22が例えば8個の吸着ノズル24を保持可能な場合、8個の吸着ノズル24別(ノズル位置別)に4つの所定角度d毎の計32個の実装位置ずれ量ΔXs,ΔYsを算出することになる。
図7の光軸ずれ量取得処理では、制御装置40のCPU41は、まず、ある基準角度の実装状態にある部品をマークカメラ25で撮像する(S300)。ここで、ある基準角度は、例えば、図6に示す治具基板S0の向きで所定角度dが0°などとする。このため、CPU41は、S300でマークカメラ25で画像を撮像するのに代えて、実装位置ずれ量取得処理のS240で撮像した所定角度が0°の画像を取得してもよい。次に、CPU41は、S300で撮像した画像から部品中心と画像中心の差分ΔP1(ΔXp1,ΔYp1)を取得する(S310)。
ここで、図8(a)に示すように、光軸の傾き(例えば傾き角度θ)が生じている場合には、マークカメラ25で撮像した画像上(図中点線参照)における中心(画像中心)が本来の目標実装中心Cに対してずれることになる。また、実際は、目標実装中心Cに対し部品中心が図8(a)中の右方向にΔP0(X方向であればΔXp0)ずれているのに対し、マークカメラ25で撮像した画像上では、画像中心に対し部品中心が左方向にΔP1(X方向であればΔXp1)ずれているようにみえることになる。このため、CPU41は、マークカメラ25に光軸の傾きが生じていると、部品の位置ずれを誤検出する場合がある。光軸ずれ量取得処理は、そのような光軸の傾きに基づく位置ずれの誤検出を防止する補正値を設定するために、ずれ量を取得するものである。
次に、CPU41は、基準角度から水平面内で180°回転(反転)した回転後の治具基板S0の実装状態をマークカメラ25で撮像する(S320)。なお、治具基板S0の回転は、基板搬送ユニット12内に図示しない基板回転装置を設け、その基板回転装置が行ってもよいし、作業者が行ってもよい。続いて、CPU41は、S320で撮像した画像から部品中心と画像中心の差分ΔP2(ΔXp2,ΔYp2)を取得する(S330)。目標実装中心Cに対して部品中心がずれた治具基板S0が水平面内で180°回転(反転)すると、図8(b)に示すように、部品中心は目標実装中心Cを中心とした対称位置に移動する。なお、マークカメラ25の位置が変わらなければ画像中心は変わらない。このため、回転後は、目標実装中心Cに対し部品中心が図8(b)の左方向にΔP0(X方向であればΔXp0)ずれることになる。また、回転後にマークカメラ25で撮像した画像上では、画像中心に対し部品中心が左方向にΔP2(X方向であればΔXp2)ずれているようにみえることになる。即ち、回転前後において、画像中心から部品中心までの見かけ上の差分(ずれ量)が拡大することになる。ただし、回転前後において、画像中心と目標実装中心Cとに変化はないため、図8(a),(b)から以下の式(1)が成立する。なお、図示及び説明は省略するが、回転前後において、画像中心から部品中心までの差分(ずれ量)が縮小するようにみえる場合も、同様に、式(1)が成立する。そして、式(1)からΔP0が式(2)のように求められる。
ΔP2=ΔP1+2・ΔP0 ・・・ (1)
ΔP0=(ΔP2-ΔP1)/2 ・・・ (2)
続いて、CPU41は、S310,S330で取得した差分ΔP1,ΔP2に基づいて光軸ずれ量ΔP(ΔXp,ΔYp)を取得して(S340)、光軸ずれ量取得処理を終了する。ここで、光軸ずれ量ΔPは、画像中心から目標実装中心Cまでの距離となる。このため、例えば図8(a)では(ΔP1+ΔP0)となり、図8(b)では(ΔP2−ΔP0)となるから、上述した式(2)のΔP0を用いると、光軸ずれ量ΔPは次式(3)で表すことができる。CPU41は、差分ΔP1,ΔP2を次式(3)に代入して、光軸ずれ量ΔPを求める。なお、CPU41は、XY方向でそれぞれ光軸ずれ量ΔXp,ΔYpを算出する。なお、これらの各式(1),(2),(3)は、図8における一例を示したものであり、各式中の正負の符号などがこれらに限定されるものではない。また、ΔP0,ΔP1,ΔP2をずれ量(差分の大きさ)として導出するものを説明したが、これに限られず、ずれ量とずれの向きとを示すベクトルとして導出するものとしてもよい。
ΔP=(ΔP1+ΔP2)/2 ・・・ (3)
図4の補正値設定処理の説明に戻る。CPU41は、こうして取得した実装位置ずれ量ΔXs,ΔYsと光軸ずれ量ΔXp,ΔYpとに基づいて、上面認識部品の専用補正値を設定する(S120)。S120の処理は、吸着ノズル24別に所定角度d毎に取得した実装位置ずれ量ΔXs,ΔYsのそれぞれに対して、光軸ずれ量ΔXp,ΔYpを付加することにより行われる。即ち、専用補正値は、X,Y方向のそれぞれで設定される。また、CPU41は、上面認識部品の種類毎にS100〜S120の処理を行うことで、上面認識部品の種類毎に専用補正値を設定することができる。CPU41は、専用補正値を設定すると、その専用補正値に上面認識部品の部品情報PD*に対応付けた名称の専用補正値*をHDD43の所定の補正値フォルダに登録して(S130)、補正値設定処理を終了する。なお、部品情報PD*は、実装順に対応付けて、部品名や部品のサイズ、実装位置、実装角度、認識面(上面認識の要否)などの実装に必要な情報が含まれたものである。CPU41は、例えば、管理PC50から受信した生産プログラムなどから部品情報PD*を取得して、HDD43に記憶することができる。
以下は、実装機11で実行される実装処理の説明である。図9は実装処理の一例を示すフローチャートである。図9の実装処理では、制御装置40のCPU41は、まず、実装処理の対象となる部品の部品情報PDを取得し(S400)、HDD43の補正値フォルダ内に部品情報PDに対応する専用補正値があればその専用補正値を取得する(S410,S420)。図10は部品情報PDと専用補正値の一例を示す説明図である。なお、図10では、部品情報PDAを取得する際に専用補正値Aが自動取得される様子を示す。上述したように、専用補正値は、部品情報PDに対応付けられた名称で補正値フォルダ43a内に記憶されている。このため、部品情報PD*を取得する際に、補正値フォルダ43aから対応する専用補正値*を容易に紐付けて取得することができる。なお、補正値フォルダ43aは、複数種類の上面認識部品の部品情報PD*にそれぞれ対応する複数の専用補正値*を記憶している他、下面認識部品用の汎用補正値である下面汎用補正値と、上面認識部品の汎用補正値である上面汎用補正値とを記憶している。なお、上面汎用補正値は、マークカメラ25の光軸ずれ量ΔXp,ΔYpに基づく補正値を含むものとなっている。
次に、CPU41は、実装ヘッド22の吸着ノズル24に部品を吸着させることで部品を採取して(S430)、実装対象の部品が上面認識部品であるか否かを判定する(S440)。CPU41は、実装対象の部品が上面認識部品でなく下面認識部品であると判定すると、パーツカメラ15上に実装ヘッド22を移動させて吸着ノズル24に吸着している部品をパーツカメラ15で下方から撮像し(S450)、撮像した画像に基づいて部品の外形中心の位置ずれ量を取得する(S460)。そして、CPU41は、位置ずれ量と補正値フォルダ43a内の下面汎用補正値とに基づいて位置ずれが小さくなるように部品の実装位置を補正し(S470)、補正した実装位置に部品を実装するようヘッド移動部20と実装ヘッド22を制御して(S480)、実装処理を終了する。
一方、CPU41は、S440で実装対象の部品が上面認識部品であると判定すると、吸着ノズル24に吸着している上面認識部品を載置台18に仮置きしてマークカメラ25で上方から撮像し(S490)、撮像した画像に基づいて部品の特徴部61の位置ずれ量を取得する(S500)。そして、CPU41は、上述したS420で今回の上面認識部品の専用補正値を取得済みか否かを判定し(S510)、取得済みと判定すると、位置ずれ量と専用補正値とに基づいて部品の実装位置を補正し(S520)、補正した実装位置に部品を実装するようヘッド移動部20と実装ヘッド22を制御して(S480)、実装処理を終了する。CPU41は、S520では、各吸着ノズル24別に、特徴部61のX方向の位置ずれ量とY方向の位置ずれ量とを、今回の上面認識部品の実装角度に対応する専用補正値のX方向の値とY方向の値とでオフセットした値を補正値として用いて、部品の実装位置を補正する。なお、CPU41は、部品の実装角度が専用補正値に登録されていない角度であれば、近似する角度の専用補正値を補間した値を用いる。一方、CPU41は、S510で専用補正値を取得済みでないと判定すると、補正値フォルダ43aに専用補正値が記憶されていないから、位置ずれ量と補正値フォルダ43aの上面汎用補正値とに基づいて部品の実装位置を補正し(S530)、補正した実装位置に部品を実装するようヘッド移動部20と実装ヘッド22を制御して(S480)、実装処理を終了する。
ここで、図11は、専用補正値の有無と特徴部の位置ずれ量との関係を示す説明図である。図11(a)は専用補正値を用いずに下面認識部品と共通の補正値(下面汎用補正値)を用いて上面認識部品を実装した場合の位置ずれ量を示す。図示するように、専用補正値を用いない場合には、50μmを超える位置ずれが生じるなど、特徴部61の位置ずれが大きなものとなった。また、角度毎に位置ずれの傾向が大きく異なるものとなった(図11(a)中の丸囲み参照)。また、図11(b)はマークカメラ25の光軸ずれに対する補正を含まない専用補正値を用いて上面認識部品を実装した場合の位置ずれ量を示し、図11(c)はマークカメラ25の光軸ずれに対する補正を含む専用補正値を用いて上面認識部品を実装した場合の位置ずれ量を示す。なお、本実施例では、専用補正値に光軸ずれに対する補正を含むものとしているが、光軸ずれに対する補正を含まないものとしてもよく、そのようにした場合の例が図11(b)に示されている。図11(b)に示すように、上面認識部品の専用補正値を用いることにより特徴部61の位置ずれ量を大幅に低減することができた。また、角度毎の位置ずれの傾向が大きく異なるのを抑制し位置ずれをある範囲に収束させることができた。そして、さらに光軸ずれの補正を含む実施例の専用補正値を用いることで、図11(c)に示すように、特徴部61の位置ずれを一層低減することができ、実装精度を大きく向上させることができた。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態の実装ヘッド22が本発明の実装ヘッドに相当し、HDD43が記憶部に相当し、マークカメラ25が上方撮像装置に相当し、図9の実装処理を行う制御装置40が制御部に相当する。また、パーツカメラ15が下方撮像装置に相当し、図4の補正値設定処理のS100の処理(図5の実装位置ずれ量取得処理)を行う制御装置40が位置ずれ量取得部に相当し、図4の補正値設定処理のS120,S130の処理を行う制御装置40が補正値設定部に相当する。また、図4の補正値設定処理のS110の処理(図7の光軸ずれ量取得処理)を行う制御装置40が光軸ずれ量取得部に相当する。
以上説明した実装機11は、特徴部61を上面に有する特定部品(上面認識部品)60の実装位置に関する専用補正値(特定補正値)をHDD43の補正値フォルダ43aに記憶しておき、基板Sに特定部品60の実装作業を行う場合には、マークカメラ25により特定部品60の上面を撮像した画像に基づいて特徴部61の位置ずれ量を取得し、取得した位置ずれ量と専用補正値とに基づいて補正した実装位置に特定部品60を実装する。これにより、特徴部61の位置が適切な位置となるよう補正した実装位置に特定部品60を実装することができるから、特定部品60の実装精度を向上させることができる。
また、実装機11は、部品を下方から撮像可能なパーツカメラ15を備え、HDD43の補正値フォルダ43aに汎用部品(下面認識部品,非特定部品)の実装位置に関する下面汎用補正値を記憶し、基板Sに汎用部品の実装作業を行う場合には、パーツカメラ15により汎用部品の下面を撮像した画像に基づいて汎用部品の位置ずれ量を取得し、取得した位置ずれ量と汎用補正値とを用いて補正した実装位置に汎用部品を実装する。このため、特徴部61を上面に有する特定部品60と、特徴部を上面に有さない汎用部品とを分けて実装位置を補正することができる。したがって、専用補正値を、特定部品60に特化させることができ、特定部品60の実装精度をより向上させることができる。
また、実装機11は、所定の目標位置に特定部品60が実装された治具基板S0をマークカメラ25により撮像した画像に基づいて目標位置に対する特定部品60の位置ずれ量を取得し、取得した位置ずれ量に基づいて専用補正値を予め設定して、HDD43の補正値フォルダ43aに記憶する。このため、特定部品の実装状態に基づく精度の高い専用補正値を記憶させておくことができる。
また、特定部品60には種類の異なる複数種の部品があり、HDD43の補正値フォルダ43aは、特定部品60の種類毎に予め定められた複数の専用補正値を記憶している。ここで、特定部品60の種類が異なると、特徴部61の位置やサイズ,機能,特性,製造方法などが異なるため、特定部品60の種類によって特徴部61の位置ずれが異なる傾向となる。このため、特定部品60の種類毎に定められた専用補正値を用いることで、特定部品60の実装精度をさらに向上させることができる。
また、実装機11は、実装に必要な部品毎の部品情報PDに基づいて実装作業を行うものであり、HDD43の補正値フォルダ43aは、専用補正値を特定部品60の種類に応じた部品情報PDと対応する名称で記憶するから、特定部品60の種類に応じた専用補正値を容易に読み出して補正することができる。
また、専用補正値は、マークカメラ25の光軸の傾きに基づく位置ずれ量の補正値を含むものが記憶されているから、マークカメラ25の光軸の傾きにより特定部品60の実装精度が低下するのを抑制することができる。
また、実装機11は、所定の目標位置に特定部品60が実装された治具基板S0をマークカメラ25により撮像した第1の画像に基づいて、目標位置に対する特定部品60の位置ずれ量である第1の位置ずれ量ΔP1を取得し、第1の画像の撮像時から水平面内で所定角度(例えば180°)回転させた治具基板S0をマークカメラ25により撮像した第2の画像に基づいて、目標位置に対する特定部品60の位置ずれ量である第2の位置ずれ量ΔP2を取得し、第1の位置ずれ量ΔP1と第2の位置ずれ量ΔP2とに基づいて、マークカメラ25の光軸の傾きに基づく位置ずれ量を取得する。このため、専用の治具などを用意することなく、マークカメラ25の光軸の傾きに基づく位置ずれ量を簡易な処理により精度よく取得することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、上面認識部品の専用補正値を部品情報PDと対応付けた名称で補正値フォルダ43aに記憶したが、これに限られず、上面認識部品の部品種を識別可能な名称で補正値フォルダ43aに記憶するものであればよく、部品情報PDと対応付けられていないものであってもよい。
上述した実施形態では、上面認識部品60の専用補正値を吸着ノズル24別に角度毎に記憶するものとしたが、これに限られず、吸着ノズル24別(ノズル位置別)に角度に拘わらず一の専用補正値を記憶するものとしてもよいし、吸着ノズル24(ノズル位置)に拘わらず角度毎に一の専用補正値を記憶するものとしてもよい。あるいは、上面認識部品60の専用補正値として部品毎に一の補正値を用いるものとしてもよい。
上述した実施形態では、上面認識部品の専用補正値を部品種毎に記憶しているものとしたが、これに限られず、複数の上面認識部品で共通の補正値を用いるものとしてもよいし、全ての上面認識部品が共通の一の補正値を用いるものなどとしてもよい。
上述した実施形態では、補正値設定処理において上面認識部品の位置ずれ量とマークカメラ25の光軸ずれに基づく位置ずれ量とを取得して専用補正値を設定するものとしたが、これに限られるものではない。例えば、マークカメラ25の光軸ずれに基づく補正値を基準部品などを用いて予め取得しておくものなどとしてもよい。ただし、光軸ずれの影響は部品の高さによって変化することがあるため、実際の部品を用いて光軸ずれの補正値を取得するものが好ましい。
上述した実施形態では、部品を治具基板S0に実装した結果をマークカメラ25で撮像して上面認識部品の位置ずれ量を取得するものとしたが、これに限られず、部品を治具基板S0に実装した結果を上方から撮像して位置ずれ量を取得するものであればよい。このため、実装ヘッド22にマークカメラ25が取り付けられた実装機11で上面認識部品の位置ずれ量を取得するものに限られない。例えば、実装ヘッド22を備えず、上方から基板Sを撮像可能なカメラを備えて、基板Sの検査作業を行う検査機などで位置ずれ量を取得するものとしてもよい。即ち、基板に検査作業などの所定の作業を行う対基板作業機であって、前記基板を上方から撮像可能な上方撮像装置と、所定の目標位置に前記特定部品が実装された基板を前記上方撮像装置により撮像した画像に基づいて、前記目標位置に対する前記特定部品の位置ずれ量を取得する位置ずれ量取得部と、前記位置ずれ量に基づいて前記特定部品の実装位置に関する特定補正値を設定する補正値設定部と、を備える構成であってもよい。このような対基板作業機であっても、所定の目標位置に特定部品が実装された基板を上方撮像装置により撮像した画像に基づいて、目標位置に対する特定部品の位置ずれ量を取得し、その位置ずれ量に基づいて特定部品の実装位置に関する特定補正値を設定するから、特定補正値を簡易な処理で設定することができる。これにより、特定補正値を用いた実装作業を部品実装機で可能として、特定部品の実装精度を向上させることができる。また、このようにする場合、図5の実装位置ずれ量取得処理のS240,S250,S270の処理および図4の補正値設定処理のS120の処理を検査機が行うものなどとすればよい。
上述した実施形態では、図7の光軸ずれ量取得処理のS320において治具基板S0を180°回転させてΔP2を取得するものとしたが、これに限られるものではなく、基準角度(例えば0°)から所定角度回転させるものであればよい。例えば、S320において治具基板S0を90°回転させてΔP2を取得するものなどとしてもよい。
上述した実施形態では、専用補正値にマークカメラ25の光軸ずれを補正するための補正値を含むものとしたが、これに限られず、専用補正値に光軸ずれの補正値を含まないものとしてもよい。
本発明は、基板に部品の実装作業などの所定の作業を行う対基板作業機に利用可能である。
10 実装システム、11 実装機、12 基板搬送ユニット、13 実装ユニット、14 部品供給ユニット、15 パーツカメラ、18 載置台、20 ヘッド移動部、22 実装ヘッド、23 Z軸モータ、24 吸着ノズル、25 マークカメラ、26 撮像領域、31 装着部、32 フィーダ、33 リール、34 テープ、35 トレイユニット、36 採取位置、40 制御装置、41 CPU、42 ROM、43 HDD、43a 補正値フォルダ、44 RAM、45 入出力インタフェース、46 バス、50 管理コンピュータ、52 入力装置、54 ディスプレイ、60 特定部品、61 特徴部、61c 中心、62 当接面、S 基板。

Claims (7)

  1. 基板に所定の作業を行う対基板作業機であって、
    部品を採取して前記基板上の実装位置へ移動させる実装ヘッドと、
    前記部品を上方から撮像可能な上方撮像装置と、
    前記部品を下方から撮像可能な下方撮像装置と、
    所定の特徴部を上面に有する特定部品の実装位置に関する特定補正値と所定の特徴部を上面に有さない非特定部品の実装位置に関する非特定部品用の補正値とを記憶する記憶部と、
    前記上方撮像装置により取得される前記特徴部の位置ずれ量と前記特定補正値とに基づいて前記特定部品を実装し、前記下方撮像装置により取得される前記非特定部品の位置ずれ量と前記非特定部品用の補正値とに基づいて前記非特定部品を実装するよう前記実装ヘッドを制御する制御装置と、
    を備える対基板作業機。
  2. 基板に所定の作業を行う対基板作業機であって、
    部品を採取して前記基板上の実装位置へ移動させる実装ヘッドと、
    前記部品の実装位置に関する補正値を記憶可能であって、少なくとも、所定の特徴部を上面に有する特定部品の実装位置に関する特定補正値を記憶する記憶部と、
    前記部品を上方から撮像可能な上方撮像装置と、
    前記部品を下方から撮像可能な下方撮像装置と、
    前記基板に前記特定部品の実装作業を行う場合には、前記上方撮像装置により前記特定部品の上面を撮像した上面画像に基づいて前記特徴部の位置ずれ量を取得し、該取得した位置ずれ量と前記特定補正値とに基づいて補正した実装位置に前記特定部品を実装するよう前記実装ヘッドを制御する制御装置と、
    を備え
    前記記憶部は、所定の特徴部を上面に有さない非特定部品の実装位置に関する非特定部品用の補正値を記憶し、
    前記制御装置は、前記基板に前記非特定部品の実装作業を行う場合には、前記下方撮像装置により前記非特定部品の下面を撮像した下面画像に基づいて前記非特定部品の位置ずれ量を取得し、該取得した位置ずれ量と前記非特定部品用の補正値とを用いて補正した実装位置に前記非特定部品を実装するよう前記実装ヘッドを制御する
    対基板作業機。
  3. 請求項1または2に記載の対基板作業機であって、
    所定の目標位置に前記特定部品が実装された基板を前記上方撮像装置により撮像した画像に基づいて前記目標位置に対する前記特定部品の位置ずれ量を取得する位置ずれ量取得部と、
    前記位置ずれ量に基づいて前記特定補正値を設定する補正値設定部と、
    を備え、
    前記記憶部は、前記補正値設定部により設定された前記特定補正値を記憶する
    対基板作業機。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の対基板作業機であって、
    前記特定部品として、種類の異なる複数種の部品があり、
    前記記憶部は、前記特定補正値として、前記特定部品の種類毎に予め定められた複数の専用の特定補正値を記憶し、
    前記制御装置は、前記特定部品を実装する場合には、該特定部品の種類に応じた専用の特定補正値を前記記憶部から読み出して用いる
    対基板作業機。
  5. 請求項4に記載の対基板作業機であって、
    前記制御装置は、実装に必要な部品毎の部品情報に基づいて前記実装作業を行うよう前記実装ヘッドを制御し、
    前記記憶部は、前記専用の特定補正値を、前記特定部品の種類毎に設けられた部品情報と対応する名称で記憶する
    対基板作業機。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の対基板作業機であって、
    前記記憶部は、前記特定補正値として、前記上方撮像装置の光軸の傾きに基づく位置ずれ量の補正値を含むものが記憶されている
    対基板作業機。
  7. 請求項6に記載の対基板作業機であって、
    前記上方撮像装置の光軸の傾きに基づく位置ずれ量を取得する光軸ずれ量取得部を備え、
    前記光軸ずれ量取得部は、
    所定の目標位置に前記特定部品が実装された基板を前記上方撮像装置により撮像した第1の画像に基づいて、前記目標位置に対する前記特定部品の位置ずれ量である第1の位置ずれ量を取得し、
    前記第1の画像の撮像時から水平面内で所定角度に亘って回転させた前記基板を前記上方撮像装置により撮像した第2の画像に基づいて、前記目標位置に対する前記特定部品の位置ずれ量である第2の位置ずれ量を取得し、
    前記第1の位置ずれ量と前記第2の位置ずれ量とに基づいて、前記上方撮像装置の光軸の傾きに基づく位置ずれ量を取得する
    対基板作業機。
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