JP2014050842A - 液−液混合物を分離する方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】スペースの必要性や遅い分離速度を克服し、効率よく液と液とを分離する液−液混合物を分離する方法を提供すること。
【解決手段】液−液混合物を容器のチャンバに供給し、液−液混合物は重い成分と軽い成分を有し、容器は入口、軽い成分の出口、重い成分の出口、軽い成分の出口を通る軽い成分の流れを調節する第1の弁、および重い成分の出口を通る重い成分の流れを調節する第2の弁を含み、容器を、重い成分が回転軸線から半径方向外方に容器の周囲壁に対して集まり、軽い成分が半径軸線に向って集まるように、流体混合物が前記チャンバ内に供給されるように、容器を通り延在する回転軸線の回りに回転させ、第1の弁を、軽い成分が第1の圧力で排出するように設定し、第2の弁を、重い成分が第2の圧力で排出するように設定し、第2の圧力は、重い成分と軽い成分との間の境界線が回転軸線からある半径距離でチャンバ内に得られるように第1の圧力と異ならせる。
【選択図】図8

Description

本発明は、有機及び無機物質で汚染された水を処理するための液−液混合物を分離する方法に関する。一実施形態においては、本発明は、高速度で固体と液体とを分離する回転圧力容器に関する。別の実施形態においては、本発明は、激しい負荷の乱れに対処可能な液−液分離方法に関する。
水の浄化は、飲料水と産業用水の両者を得るために追求されている古くからの行為である。工業化の進展に伴って、産業用水の使用は一般的に環境への汚染された水の排出を伴うために、水の浄化は新たな重要性を持ってきた。環境への関心が高まって来るにつれ、環境に排出される水は益々高い基準に従うようになってきた。こうして、溶解している汚染物質及び粒子状汚染物質の両方を実質的に減らす水処理方法を見出すための努力が行われてきた。
水の浄化の一つの態様は、時間がかかり及び/又は沢山の装置を要するが、液体−固体の分離である。古くは、粒子を含んだ大量の水が静止状態に保たれる沈殿池や沈降濃縮機が使用されていた。ストークス流の状態であっても、混合物に作用する重力によって粒子は液体から分離するであろう。
沈降濃縮機を使用する場合の一つの欠点は、或る程度の流量を得るには非常に大型の装置を使用する必要があることである。したがって、水の浄化システムが大型にならざるを得ないことの多い立て込んだ市街地領域では、これの使用は実用的ではない。結果として、沈降濃縮機は、粒子を含んだ液体を沈降濃縮機の中心に連続的に流し込んで、清浄化された上澄み液と濃縮されたスラッジとを作るのに開発されてきた。沈降濃縮機の底から出ていく濃縮されたスラッジは、この降濃縮機に供給される全水量の10%から30%に達する水を含んでいる。
従来の沈降濃縮機は、高速式沈降濃縮機の出現によってここ十年程の間に改良された。この高速式沈降濃縮機は、底流物質の泥ラインの下にまで延在している中心の供給縦穴を有する。したがって、この沈降濃縮機に入ってくるすべての水は、フィルタ媒体として作用するスラッジを必ず通過する。スラッジをフィルタとして使用することによって固体−液体の分離の速度が増加するが、従来の沈降濃縮機のそれよりも僅かに上回るに過ぎない。その上、高速式沈降濃縮機は非常に大きくなければならず、その結果、大きな占有面積を有し、多くの場合にその使用が実用的でない。
この技術において求められているものは、従来技術で経験したようなスペースの必要性や遅い固−液分離速度を克服する粒子含有液の浄化システムである。このような装置、システム及び方法がここに開示され、請求されている。
分離のもう一つの態様は、機械工場や列車、バス等の洗車場における汚水溜めからオイルと水とを分離するための液−液分離システムを含む。他の液−液分離システムは、オイルと水を分離する必要のある食品工業で使用される。従来技術の問題点の一つは、分離器へのオイル/水の供給比率のバランスを乱す、浄化作用の際のオイルや水のサージ等の負荷の変動の影響である。分離器は一方の成分が間違った方の出口流に入ることを防ぐように制御されてはいるものの、一方又は他方の成分の破局的なサージは制御不能である。
液−液分離システムに対する別の試みは、約5%以下の密度の差を有する二つの不混和性の液体同士を分離することにある。密度が近いので、分離は益々難しくなる。
この技術において求められているものは、従来技術の問題点を解決する液−液分離方法である。
よって、本発明の液−液混合物を分離する方法は、液−液混合物を容器のチャンバに供給し、液−液混合物は重い成分と軽い成分を有し、容器は入口、軽い成分の出口、重い成分の出口、軽い成分の出口を通る軽い成分の流れを調節する第1の弁、および重い成分の出口を通る重い成分の流れを調節する第2の弁を含み、容器を、重い成分が回転軸線から半径方向外方に容器の周囲壁に対して集まり、軽い成分が半径軸線に向って集まるように、流体混合物が前記チャンバ内に供給されるように、容器を通り延在する回転軸線の回りに回転させ、第1の弁を、軽い成分が第1の圧力で排出するように設定し、第2の弁を、重い成分が第2の圧力で排出するように設定し、第2の圧力は、重い成分と軽い成分との間の境界線が回転軸線からある半径距離でチャンバ内に得られるように第1の圧力と異なる、ことを特徴とする。
本発明の液−液混合物を分離する方法は、スペースの必要性や遅い分離速度を克服し、効率よく液と液とを分離することができる。
本発明の固−液分離器を用いるプロセスの概要のブロックダイアグラムである。 本発明の固−液分離器の一実施形態の斜視図である。 本発明の固−液分離器の一実施形態の断面図である。 図3の線4A−4Aに沿う断面図である。 図3の線4B−4Bに沿う断面図である。 本発明の固−液分離器の一実施形態の容器内部の部分的組立体の斜視図であり、フィンおよびディスク組立体の一部分を見せている。 図3に示された固−液分離器の容器内部の部分的組立体の斜視図であり、フィンおよびディスク組立体のより完全な部分を見せている。 本発明の固−液分離器に利用され得るフィンの実施形態および代替のフィンの実施形態の平面図である。 本発明の固−液分離器に利用され得るフィンの実施形態および代替のフィンの実施形態の平面図である。 本発明の固−液分離器に利用され得るフィンの実施形態および代替のフィンの実施形態の平面図である。 図3に示された固−液分離器の容器内部の部分的組立体の斜視図であり、完成されたフィンおよびディスク組立体を見せている。 図3の線9−9に沿う立断面図である。 図3に示された固−液分離器の断面図であり、作動中の固−液分離器を示している。 本発明の液−液分離器の一実施形態の断面図である。 図11に示された液−液分離器の容器内部の部分的組立体の斜視図であり、フィンおよび孔明きディスク組立体の一部分を見せている。 液−液分離器に入り且つ出る液流を制御する弁組立体の一実施形態を示すブロックダイアグラムである。 液−液分離器に入り且つ出る液流を制御する弁組立体の他の実施形態を示すブロックダイアグラムである。 ハイドロサイクロンと関係して液−液分離器を用いる本発明のプロセスの概要のブロックダイアグラムである。 分離器の代替の実施形態の断面図であり、球形の圧力容器が二重截頭円錐形圧力容器に置き換えられている。 図16に示された分離器の容器内部の部分的組立体の斜視図である。
本発明は液−液分離方法に関する。圧力容器は球形または複合された截頭円錐形のような代わりの形態を有してもよい。圧力容器の両端は、容器を通って延在する長手方向すなわち回転軸線回りに急速に回転され得るように、取り付けられている。容器の一端には、流体混合物が圧力容器内に圧送される入口チャンネルが設けられている。容器の他端には、流体混合物の選択部分が容器を出る出口チャンネルが設けられている。
本発明の第1の実施の形態では、液−液分離方法は、粒子状物質を液体から分離すべくデザインされている。この実施の形態では、複数のフィンが圧力容器内に配置されている。フィンは、長手方向軸線に平行に配列され、長手方向軸線から半径方向外方に突出している。各フィンの少なくとも一部は容器の壁に近接して配置され、その結果、フィンが容器の壁と相互に作用して容器を通って長手方向に延在する複数の個別の流れチャンネルを形成している。
長手方向軸線にほぼ直交して整列され長手方向軸線から半径方向外方に突出しているのは、離間された複数のディスクである。ディスクは、流れチャンネルを部分的に遮るようにフィンと交差している。ディスクは流体の流れを容器の長手方向軸線から離す方向および容器の壁に沿う方向に向ける。ディスクは、圧力容器の外壁までずっとは延在せず、ディスクの周囲と圧力容器の壁との間に流路を残している。
ディスクおよびフィンは流体流れを方向付けるという役割の他に、それらは互いのための構造的支持を提供している。ディスクおよびフィンは各々、対応するスロットを備えて形状付けられており、これにより各フィンは各ディスクにぴったりと係合し、組立てを容易とし、互いの構造的支持を提供する。よって、ディスクおよびフィンは互いのための支柱として作用するのみならず流れ変換体として機能する。
一つの実施形態では、長手方向軸線を取り囲んでいる最大直径において、下側流路は選択流れチャンネル間に延在している。下側流路は、フィンの端部を切り取るか、フィンの外縁に、またはそれに沿った所望の位置に孔または他のオリフィスを設けることにより形成される。以下に論ずるように、下側流路は分離された粒子成分が圧力容器から抽出されるように、隣接する流れチャンネル間を流れるのを可能にする。
容器の長手方向軸線に沿って配置されているのは排出チューブである。この排出チューブは、容器内に中心付けられて配置された入口端部と容器の外部と流体連結された出口端部とを有している。長手方向軸線から半径方向外方に突出しているのは複数の抽出チューブである。各抽出チューブは、排出チューブの入口端部に流体連結された第1の端部と容器の壁から短い距離に配置された反対の第2の端部を有している。各抽出チューブの第2の端部は対応する流れチャンネル内に配置されている。一つの実施形態では、各流れチャンネルに対して一つの抽出チューブが存在する。代替的な実施形態では、2つ以上の流れチャンネルに対して一つの抽出チューブのみが存在してもよい。この後者の実施形態では、下側流路が、抽出チューブを有さない流れチャンネルと抽出チューブが配置されている流れチャンネルとの間の流体連通をもたらすべく、用いられている。
固−液分離器の運転中、粒子状物質を包含している液体は入口チャンネルを通して回転容器内に圧送される。液体が容器に入ると、液体は半径方向のフィンにより画成されている流れチャンネルの一つ内に向けられる。流れチャンネル内にディスクを位置付けることが、液体に容器壁に向う半径方向外方に流れることを強いている。この位置では、液体は回転容器によって発生される最大の遠心力を受ける。加えられた遠心力の結果、液体内のより重い粒子状物質は長手方向軸線を取り囲む容器の最大内径部に流れ、そして集まる。粒子状物質から分離された残りの液体は容器の反対の端部に流れ続ける。浄化された液体は引き続き圧力解放弁により出口チャンネルを通って容器を出る。
典型的には流体スラリーの形態である粒子状物質は抽出チューブを通して容器から除去される。すなわち、粒子状物質は、集められた粒子状物質が抽出チューブの第2の端部の上に上昇するまで容器内に集まることが許される。この点で、排出チューブの出口端部に連結されている弁が開かれる。加圧された容器の内部および周りの環境間の圧力差の結果、粒子状物質は抽出チューブ内に吸い込まれ、それから排出チューブを通って容器を出る。
固−液分離器はまた、圧力容器に導入され得る気体の解放を許すべく形成されている。特に、小さな気体オリフィスが排出チューブの入口端部に形成され、排出チューブと容器との間の流体連通を確立している。さらに、入口チャンネルから排出チューブの気体オリフィスまで延在する気体チャンネルが形成されている。気体チャンネルは容器の長手方向軸線に沿って形成され、そしてフィン間に、およびディスクを通って延在している。運転中、より軽い気体は容器の中心に流れ、そこで気体は気体チャンネルを通過する。粒子状物質の除去を促進すべく弁が開かれたとき、気体はオリフィスを通って排出チューブに入り、粒子状物質と共に出る。代替の実施形態の一つでは、気体は、供給流を市販のニードル弁または流体流から気体を除去すべくデザインされた他の装置を介して通過させることにより、供給流が固−液分離器に入る前に、供給流から除去され得る。
固−液分離器は、隣接するフィン間と回転容器の内壁に対しほぼ静止の固−液分離セル(流れチャンネル)を作り出すのに、特に適している。このように、激しい運搬現象が抵抗され、有機液体、無機液体および懸濁固体の乳化作用が回避される。固−液分離器はまた、固体の粒子物質と共に排出される液体の量を著しく減少させるという点で、従来技術に対し際立った利点を有している。特に、固体の粒子物質の部分として出る、固−液分離器に供給された全水量のパーセントは最小に保たれる。
本発明の第2の実施形態では、分離器システムが液−液分離器を含んでいる。液−液分離器は、オイルと水のような2つ以上の不混和性液体混合物を分離すべくデザインされている。液−液分離器は、上に論じた固−液分離器とほぼ同じである。主たる差別は、ディスクが貫通する複数の孔を有していることである。孔は、種々の液体がディスクの周囲縁部周りを移動しなければならないのに反し、直接にディスクを通過することを可能にする。しかしながら、任意的に、容器の入口チャンネルに最も近いディスクは、容器の周囲に向けられた流れ体制を確立するために中実であってもよい。この実施の形態では、孔明きのディスクは主にフィンを支持すべく機能する。
液−液分離器の運転中、不混和性液体混合物は入口チャンネルを通して回転容器内に圧送される。液体が容器に入ると、液体は半径方向のフィンにより画成されている流れチャンネルの一つに向けられる。流れチャンネル内に第1の中実ディスクを位置付けることが、液体に容器壁に向う半径方向外方に流れることを強いている。加えられた遠心力の結果、より重い液体は長手方向軸線を取り囲む容器の最大内径部に流れ、そして集まる。より軽い液体および包含された気体は容器の中心に流れる。結果として、境界線がより重い液体とより軽い液体との間に形成される。境界線は長手方向軸線から規定された範囲内に選択的に制御される。
容器からの除去の際、より軽い液体および気体は孔明きのディスクを通り、第1の弁を通って出口チャンネルを流出する。気体はより軽い液体と共に出るので、排出チューブに連通する気体オリフィスの必要性はない。より重い液体は抽出チューブを介して抜かれ、第2の弁により排出チューブを通って出る。
液−液分離器は、オイル/水の境界のような境界線を圧力容器の長手方向軸線から好ましい半径距離範囲内に維持する独創的な差圧システムの下に運転される。詳しくは、独創的なシステムは、境界線を所望の範囲内に維持しつつ、圧力容器がオイル/水の混合から100%オイルまたは100%水のいずれかに移るような破滅的な負荷変動を取り扱うことを許容する。
本発明の、このようなおよび他の特徴は以下の説明および添付の特許請求の範囲から充分に明らかとなり、または以下に述べられるように本発明の実施によって学習され得よう。
本発明の上述のこと、および他の利点および目的が得られるために、簡単に上述した本発明のより詳しい説明が添付の図面に図解されている特定の実施の形態を参照してなされるであろう。これらの図面は本発明の典型的な実施の形態のみを示し、その範囲を限定すべく考慮されるべきでないことを理解して、本発明が添付の図面の使用を通して追加の特定性と詳細さをもって記述および説明される。
(好適実施形態の詳細な説明)
本発明は、有機及び無機汚染物質を含む粒子状物質によって汚染された水を浄化するためのシステムに関する。本発明はまた、オイル/水の混合物等の不混和性の液体を分離するためのシステムに関する。同様な符号が同様なユニット操作や構造を指している図面を参照して説明を行う。これらの図面は概略的及び/又は模式的なものであり、必ずしも正しい尺度で描かれてはおらず、且つ本発明の要旨や範囲を制限するものではない。
図1は本発明の固−液分離器を使用したプロセスの概略を示すブロック図である。図1に示されているように、固−液分離器10は種々の他の処理用部材に接続されている。この図には被処理物質の流れである供給流れ12が描かれている。この供給流れ12は、オイル、細菌性汚染物、溶解金属や鉱物、及びコロイド状懸濁固体等の汚染物質を含んだ水等の種々の組成物から構成されている。供給流12は工業施設、動物製品処理設備、下水処理、公共の水処理、石油工業等から発生したものである。
供給流れ12は、大量の水を貯留する保持タンクとして働くサージタンク14を満たす。このサージタンク14は市販されているサージタンク、池、その他の任意の液体保持容器を含んでもよい。流体は、このサージタンク14から流路16に沿って、このシステムを詰まらせる恐れのある大き過ぎる粒子を取り除くためのトラッシュストレーナー18に達する。トラッシュストレーナー18から出ると、流体は流路20に沿ってオイル/水分離器22に流れ込み、ここで水流26からオイル流24を分離する。種々のオイル/水分離器を採用可能であるが、一つの実施形態においては、米国特許第5,387,342号、第5,582,724号及び第5,464,536号に開示されている分離器が採用され得、これらの特許はその全開示につき、この参照により本明細書中に組み入れられている。
水流26は、静電凝固器32のための供給流30として、フィルタ水流28と組み合わされてもよい。静電凝固器32は、全ての微生物を殺し、不純物のコロイド状懸濁液を破壊し、不純物を凝集させてフロックにすることによって、水を電気的に消毒する作用を行う。このようなシステムは、コロラド州デンバーの Scott Powell Water Systems, Inc. から入手可能である。
凝固した放出流34は、約1〜5分又はそれよりも長い滞留時間を有する発達タンク36を満たす。発達タンク内にある間に、フロックの粒子サイズは成長する。発達タンクの放出流38は本発明の固−液分離器10を満たす。この固−液分離器10は、粒子状物質と放出流38から除去された気体を構成する下側流40と、浄化された水その他の液体を構成する上側流42とを発生させる。上側流42の浄化された水は、直接に又はポストフィルタ45を経て環境に排出される。下側流40はフィルタ46に供給され、そこから濾過水流28と濾過ケーキ48が発生する。
一実施形態においては、発達タンク36の上部に集められた気体と残存オイルはライン49を通じて直接にフィルタ46に引き込まれる。オイル/水分離器22、静電凝固器32、発達タンク36、分離器10及びフィルタ46は、それぞれ、ポンプを利用すること等によって高圧の下で作動して、このシステムを通じて所望の流れを円滑に行うようにすることができることも明らかである。この圧力を一つ以上の前記構成装置22、32、36、10、46において変化させて、流れを所望の方向に制御することができる。
図2には、本発明の固−液分離器10の一実施形態が示されている。この固−液分離器10は、モーター62によって駆動される圧力容器60を具えている。本発明の固−液分離器は種々のサイズに製作可能であるが、図示の実施形態は約40リットル/分の処理を行うように構成されている。この実施形態では、2.5馬力、3440RPMの電気モーターが使用可能である。
圧力容器60はガード64の中に装着されていることが望ましい。このガード64は安全機構としての囲い或いはハウジングを提供して、人々や物体を回転する圧力容器60から離して置くだけのものである。図示の実施形態では、取付けフィン68を介してガード64が装着されるフレーム組立体66が設けられている。勿論、当業者であれば、このガード64は種々のやり方で構成されてフレーム組立体66に取付けられることは明らかであろう。
フレーム組立体66は、更にモーター62と圧力容器60を支える軸受構造とに対する支持を提供するように構成されている。固−液分離器10は入口ライン72を受け入れるように構成された静止している入口ハウジング70を具えている。同様に、圧力容器60の反対端には静止している出口ハウジング74が設けられ、これに下側流出口ライン76と上側流出口ライン78とが取付けられている。
ポンプ80は放出流38を受け入れ、この流れ38を入口ライン72を通じて固−液分離器10に提供するのに使用される。ポンプ80は入口ライン72において放出流38を加圧し、固−液分離器10がこの圧力の下で作動するようにしている。したがって、ポンプ80は、所望の圧力を維持しながら放出流38を固−液分離器10の流速能力で送り出すことが可能でなければならない。一実施形態では、ポンプ80は放出流38を約3psi (2.07 ×104 Pa) と約500psi (3.45 ×106 Pa) の間、好ましくは約15psi (1.03 ×105 Pa) と約60psi (4.14 ×105 Pa) の間の範囲の圧力に維持している。ポンプ80は約3リットル/分と約1000リットル/分の間の範囲の流速も発生させる。上述の圧力及び所望の流速を発生させることが可能なすべての市販のポンプ80は、所望の目的のために機能するであろう。
図3に示されているように、圧力容器60は、固−液分離器10の長手方向軸線90にも一致している回転軸を中心に回転可能に取付けられている。圧力容器60は、チャンバ95を仕切っている内面93を有する周壁92を具えている。図示の実施形態ではこのチャンバ95は球状をなしているが、他の形状でも使用可能である。容器60は軸線90を中心として回転可能に取付けられているので、圧力容器60は一般に軸線90を中心とする回転体を構成している。
更に、必須ではないが圧力容器60の壁は長手方向軸線90を取り囲む最大直径を有する赤道97の方に向かって半径方向外方に傾斜していることが望ましい。このようにして、球状壁92を有する圧力容器は、有効な耐圧性を有するので一つの望ましい実施形態ではあるが、楕円形、長円形又は対称的な不規則形状等の他の湾曲壁を有する容器も使用可能である。更に、広い方の端同士を固定された二つの円錐台状等の直線形状も使用できる。同様に、縁が円筒形状をなし、中心部が互いに接続された円錐台によって形成された容器も使用できる。他の実施形態では、容器60は外方に傾斜した壁を持たなくてもよい。例えば、容器60は円筒状をなし、或いは多角形の横断面を有するものであってもよい。
圧力容器60は、ステンレス、プラスチック、フィラメント巻き構造、その他の従来からある材料を含む種々の材料で作ることができる。一実施形態では、圧力容器60は約1psi (6.90 ×103 Pa) と約500psi (3.45 ×106 Pa) の間、好ましくは約10psi (6.90 ×104 Pa) と約100psi (6.90 ×105 Pa) の間の範囲の圧力に耐え得る。図示の実施形態においては、圧力容器60はステンレスで作られ、製造と構成を容易にするために二つの半体を有している。これら二つの半体は、溶接、ボルト止め、その他の従来からある方法によって、容器60の赤道97に継ぎ目が形成されるように固定される。
図3に示されているように、固−液分離器10は、容器60にしっかりと装着された入口端96に駆動シャフト94を具えている。この駆動シャフト94は、従来から公知のようにモーター62(図2)に係合するような形状をなしている。駆動シャフト94は、入口取付けカラー100内に固定された中空シャフト98内に取付けられている。一方、入口取付けカラー100は、当業者であれば公知のやり方で複数の取付けボルト102によって容器60に固定されている。
こうして、駆動シャフト94、中空シャフト98、入口取付けカラー100はすべて相互に且つ容器60に溶接或いは入口取付けフランジ104に係合する取付けボルト102等のボルトの使用による公知の任意の方法でしっかりと固定される。これらの構成部材は、容器60にしっかりと固定されて容器60と共に回転する駆動組立体を構成する。
この駆動組立体は、この実施形態では入口取付けカラー100に係合する入口ハウジング70に係合するような形状を有している。入口軸受組立体106は、当業者であれば周知のピロー内に収まった密閉型ボール軸受アセンブリである。
入口ハウジング70は、流体を流通させるための任意の公知の取付け方法を介して入口ライン(図2)を受け入れるような形状をなした供給流入口114を有している。図3と図4Aに示されているように、入口ハウジング70は更に中空シャフト98を取り囲む環状のマニフォルド空洞108を具えている。この中空シャフト98は複数のアクセスポート110を具えている。マルフォルド空洞108の各側面に中空シャフト98と入口ハウジング70との間に機械的ポンプシール112が設けられ、それによって入口の静止ハウジング70と中空シャフト98との間の相対回転運動を可能にする流体シールが提供される。マサチューセッツ州ストーンハムの A.W. Chesterton Co.から入手可能な機械的ポンプシールはこの望ましい目的のための機能を有する。
続いて図3を参照すると、出口端120における容器60のための支持構造が図示され、説明されている。入口端96と同様に、容器60は出口端120に出口取付けフランジ122を具えている。出口取付けカラー124が、複数のボルトによって出口取付けフランジ122に取付けられている。この出口取付けカラー124は、出口軸受組立体126を介して出口ハウジング74に支えられている。
出口ハウジング74と出口取付けカラー124とは、除去チャンネル130を有する下側流排出チューブ128を受け入れるための中空の内部空間をそれぞれが具えている。図4Bに示されているように、出口ハウジング74と出口取付けカラー124の中空内部空間と排出チューブ128とは、環状の流出チャンネル132が両者の間に規定されるような形状を有している。この流出チャンネル132は排出チューブ128の外まで延び、出口ハウジング74に設けられた上側流出口134と連通している。再び図3を参照すると、上側流出口134は容器60の内部圧力を維持するための圧力解放弁136を具えている。この圧力解放弁136は、流体の圧力気体プリングの力を上回って高まった場合には弁を強制的に開放するスプリング荷重の安全用逆止弁である。
排出チューブ128の出口端129には機械式ポンプシール138が嵌まっている。この機械式ポンプシール138の反対側の端は、出口ハウジング74の内端に設けられた円形段部の中にしっかりと固定されている。こうして、機械式ポンプシール138は除去チャンネル130と流出チャンネル132との間の流体の障壁として働くと共に、排出チューブ128と出口ハウジング74との間の相対回転を可能にしている。更に、出口ハウジング74の出口端は、下側流出口ライン76に係合する排出オリフィス140を具えている。下側流出口ライン76は、市販されているボール弁等の標準型或いはソレノイド弁である下側流排出弁148を介してアクセスされる。
排出チューブ128は入口端131も具えている。一実施形態においては、入口端131の開口内にプラグ162が受け入れられている。気体脱出オリフィス164がこのプラグ162を通じて延在し、チャンバ95の中心と排出チューブ128を通じて延在するチャンネル130との間の流体的連通が確立されている。代表的な気体脱出オリフィス164は、約0.02インチ(0.05cm)と約0.5インチ(1.3cm)の間、より好ましくは約0.02インチ(0.05cm)と約0.125インチ(0.3cm)の間の範囲の直径を有している。別の実施形態においては、入口端131は単にチャンネル130に連通した絞りオリフィスで形成され、プラグ162が無くてもよい。
引き続いて図3を参照すると、排出チューブ128は容器60の中心まで延びている。固−液分離器10は複数の放射状の下側流抽出チューブ160も具えている。各抽出チューブ160は第1端161と反対側の第2端163とを有している。各第1端161は入口端131において排出チューブ128に流体的に連通している。約0.06インチ(0.15cm)から約2.0インチ(5cm)までの範囲、好ましくは約0.125インチ(0.3cm)から約0.5インチ(1.3cm)までの範囲の直径を有するチャンネルが、各抽出チューブ160を通じて延在している。一実施形態においては、それぞれ隣のチューブから45度離れた8本の抽出チューブ160が採用されている。別の実施形態では、任意の数の抽出チューブ160が使用可能である。一実施形態では、代表的な抽出チューブ160の本数は約2本から約144本の範囲、より好ましくは約4本から約24本の範囲にある。
更に別の実施形態においては、抽出チューブ160が排出チューブ128に垂直になるように、排出チューブ128から半径方向外方に突出していなくてもよい。むしろ、抽出チューブ160は排出チューブ128から或る角度配向で外方に突出してもよい。例えば、一実施形態においては、各抽出チューブ160と排出チューブ128との間の内側角度は約90度と約160度の間の範囲にある。内側角度が90度よりも大きい実施形態では、排出チューブ128の入口端131が各抽出チューブ160の第1端161に接続するように、排出チューブ128は短くなっている。
抽出チューブ160は、それぞれ、固−液分離器の長手方向軸線90から等しい距離だけ外方に延びている。各抽出チューブ160は、その第2端163に分離された粒子状物質を受け入れるための開口166を有する。後で詳述するように、作動の際に抽出チューブ160は、収集された粒子状物質と浄化された液体との間の境界線を規定することを補助する。こうして、抽出チューブ160の長さが設定されて、容器60の内部に所定の境界線が設けられる。容器60が赤道97において19インチの最大直径を有する一実施形態においては、抽出チューブ160はチューブ160の開口166と容器60の壁92との間に0.25インチ(0.65cm)の空間を残すような形状を有する。異なるサイズの容器を有する別の実施形態においては、抽出チューブ160の開口166と容器60の壁92との間のこの空間は、代表的には約0.125インチ(0.3cm)と約2インチ(5cm)の間の範囲、より好ましくは約0.25インチ(0.6cm)から約1インチ(2.5cm)までの範囲にある。
容器60は、容器60を通る流体の流れを方向付けるために複数のフィンとディスクも具えている。固−液分離器10の一実施形態は、図3に示されているように、容器60の中心に位置して長手方向軸線90に対して直角に配向された中心ディスク170を具えている。この中心ディスク170はプラグ162の上に嵌合する中心オリフィスを具えている。中心ディスク170は、プラグ162から半径方向外方に円形をなして延在している。このディスク170の外縁172は円形(容器60の曲率に従った)をなし、ディスク170の縁172と容器60の壁92との間に軸方向の流路174を提供するような形状をしている。この流路174は軸線90を中心に環状に延在している。必須ではないが、外縁172は抽出チューブ160の開口166から半径方向に内側に位置している。一実施形態においては、ディスク170の縁172と容器60の壁92との間の距離は、約0.5インチ(1.3cm)と約4インチ(10cm)の間、より好ましくは約0.8インチ(2cm)と約1.2インチ(3cm)の間の範囲にある。
図示の実施形態は4枚の補助ディスク176、178、202及び204も具えている。ディスク176と202は容器60の入口側に位置し、ディスク178と204は出口側に位置している。これらのディスク176、178、202及び204は、一部では固−液分離器10の組立を容易にすると共に、その作用の際の構造的支持を提供するのに使用される。別の例では、固−液分離器10は更に少ない又は多い数の組立用ディスクを用いて組立可能である。本発明の固−液分離器10は、後述するようにフィンを排出チューブ128及び/又は容器60の壁92に直接固定することによって、ディスク無しでも構成できることも判る。
図5と図6に示されているように、ディスク176と202は、容器60の中心で収集された気体を抽出できるようにするための中心オリフィス180を具えている。ディスク178と204は同様に排出チューブ128の外径よりも僅かに大きい中心オリフィス182を具え、これを通って下側流のチューブ128が収容されるようにしている。レーザー切断等によってディスク170の外縁172にV字型の切り欠き210が形成されている。これらのV字型切り欠きは、浄化された水がディスク170の周囲を流れる際に収集された粒子状物質の乱れを少なくする。一実施形態では、これらのV字型切り欠き210は、約0.1インチ(0.25cm)と約1インチ(2.5cm)の間の範囲の幅と約0.1インチ(0.25cm)と約1インチ(2.5cm)の間の範囲の深さでディスク170の縁172に切られている。フィン184の各対の間で中心ディスク170に切られたV字型切り欠き210の数は、代表的には約3と約8との間の範囲にある。別の例では、これらのV字型切り欠き210の数とサイズは増やしたり減らしたりしてもよい。
図5を参照すると、固−液分離器10は複数の放射状のフィン184も具えている。各フィン184は、長手方向軸線90と容器60の曲率にほぼ従った外縁188とにほぼ平行な内縁186を有する。したがって、球状容器60を採用した図示の構成では、フィンの外縁188は半球状をなしている。
図8に示された実施形態においては、トリミングされた (trimmed)フィン212とトリミングされていない (untrimmed)フィン214の二つのタイプのフィン184が使用されている。図7Aに示されているように、トリミングされた各フィン212は実質的に平坦な内縁186と反対側の外縁188とを具えている。外縁188は、内縁186の各端から直角に突出した実質的に平坦な側方部分187と、内縁186に実質的に平行な中央に位置する実質的に平坦なノーズ部分189と、各側方部分187からノーズ部分189の反対端の方に延びる湾曲した肩部分191とを具えている。
図7Bに示されているように、トリミングされていない各フィン214は実質的に平坦な内縁186と反対側の外縁188とを具えている。外縁188は、内縁186の各端から直角に突出した実質的に平坦な側方部分187と、各側方部分187同士の間に延在する湾曲したフェース部分193とを具えている。このフェース部分193には中央に位置する半円状切り欠き194が形成されている。
図7Cには別のフィン215が示されている。このフィン215は、切り欠き194がフィン215を貫通する孔196に置き換えられていることを除いて、トリミングされていないフィン214と実質的に同じ形状をなしている。これらの孔196は代表的には約0.5インチ(1.3cm)と約1.5インチ(3.8cm)との間の範囲の直径を有している。
フィン184は、図5と図6に最もよく示されているように、ディスク170、176、178、202及び204に垂直に容器60のチャンバ95内に位置している。各ディスクは各フィン184に対応するスロット198を具えている。各ディスク170、176、178、202及び204に対応するスロット200も各フィン184に設けられている。一実施形態においては、フィン184とディスク170、176、178、202及び204はステンレスで作られているが、プラスチック、複合材料その他の充分な強度を有する材料で形成されてもよい。スロット198と200は、レーザー切断等の任意の従来方法を用いて形成される。スロット198と200は、フィンとディスクとが相互に対となるようにスリップ嵌合可能な関係に構成されている。したがって、ディスク170、176、178、202及び204に設けられたスロット198は、少なくともフィン184の厚さと同じ大きさの幅を有している。同様に、フィン184に設けられたスロット200は、少なくともこれらのスロットに対応するディスク170、176、178、202及び204の厚さと同じ大きさの幅を有している。
こうして、容器60内のフィンとディスクの組立体は、排出チューブ128の上に出口ディスク204と178を位置決めすることよって、図5に示されているように組み立てられる。図6に示されているように、次に中心ディスク170がプラグ162の周囲に載せられ、幾つかのフィン184がディスク170と178上のこれらに対応するスロットに係合され、同時にディスクをフィン184のこれらに対応するスロットに係合させる。フィン184がこうしてディスクと係合して設置されると、ディスクとフィンとの間の実質的にすべての相対運動が妨げられる。次に入口ディスク176と202がフィン184のスロット200に係合される。五つのすべてのディスク170、176、178、202及び204が所定位置に置かれると、容器の内部構造が図8に示されているように完成するまで残りのフィンを半径方向に所定位置までスライドさせて、これらを設置する。スロット198と200は、フィンとディスクを共に固定するための一手段に過ぎない。別の実施形態では、フィンとディスクは溶接され、締め付けられ、一体成形される等の従来の方法を使用して共に固定することができる。
図示の実施形態においては、図8と図9に示されているように、24枚のフィン184が容器60に使用されている。別の実施形態では、フィンの数は約8枚と約144枚の間、より好ましくは約12枚と約48枚の間の範囲にある。図3、図8及び図9に最もよく示されているように、組み立てられたフィン184は、長手方向軸線90に実質的に平行に長手方向軸線90から半径方向外方に突出している。各内縁186は、図3に示されているように、チャンネル219が入口端96から気体脱出オリフィス164まで延在して形成されるように長手方向軸線90の中心から離れている。チャンネル219は約0.25インチ(0.6cm)と約2インチ(5cm)との間、より好ましくは約0.25インチ(0.6cm)と約1インチ(2.5cm)との間の範囲の直径を有している。図7Aと図7Bに示されているように、各フィン184の内縁186は、排出チューブ128及び気体脱出プラグ162との干渉を避けるように切り欠かれている。
8本の放射状抽出チューブ160を収容するために、トリミングされたフィン212は図5に示されているように中心切り欠き216によって改変されている。この切り欠き216は、図9に示されているように、トリミングされたフィン212が抽出チューブ160と或る程度交差することを許容する大きさを有している。したがって、図示の実施形態では、切り欠き216によって改変された16枚のトリミングされたフィン212が、改変されていない8枚のトリミングされていないフィン214と組み合わされて使用されている。
別の実施形態では、フィン184は長手方向軸線90に一致して半径方向外方に突出していなくてもよいことが判る。むしろ、各フィン184の内縁186は長手方向軸線90からずれていて、しかもディスクによって所定位置に維持されている。
図8に示されているように、排出チューブ128の周囲にフィンとディスクが組み立てられると、内部の組立体は容器60のチャンバ95内に包み込まれる。一実施形態においては、容器60は二つの半体からなり、これらは溶接或いは間に気体ケット又はOリングを介在させてボルト止めによって共に固定されている。容器90の壁92の内側に図8の内部組立体を被覆することによって、フィンとディスクは互いに係合してロックされ、これらを固定するのに溶接は不要である。
詳しくは、図10に示されたように、各フィン184の平坦な側方部分187は取付けフランジ104と122に隣接して位置決めされる。トリミングされたフィン212の湾曲した肩部分188も壁92に隣接して設置される。同様に、トリミングされていないフィン214の湾曲したフェース部分193も壁92に隣接して位置決めされる。フィン184の側方部分187、肩部分188及びフェース部分193は容器60に対して直接押し付けられる。別の例では、約1/4インチ未満の小さな間隙が容器60と前記各部分187、188及び193との間に形成される。図9に示されているように、壁92に隣接してフィン184を位置決めすることにより、長手方向軸線90に沿って容器60を通る複数の分離された流通チャンネル218が形成される。しかし、各流通チャンネル218は種々のディスク170、176、178、202及び204の交差によって部分的に閉鎖されている。これらのディスクによって、流通チャンネル218を通じて流れる流体はディスクの外縁の周囲を流れることが必要となる。
図10を再び参照すると、トリミングされたフィン214の平坦なノーズ部分189と壁92との間に、下側流の通路190が形成されている。下側流の通路190は、赤道97において各流通チャンネル218同士の間に流体を流すことできる。一実施形態においては、トリミングされたフィン214の平坦なノーズ部分189と壁92との間に、約0.125インチ(0.3cm)と約2インチ(5cm)の間、より好ましくは約0.25インチ(0.6cm)と約1インチ(3cm)の間の範囲の最大間隙が存在する。一実施形態においては、各フィン184の平坦なノーズ部分189は対応する各抽出チューブ160の開口166から半径方向内側に位置決めされている。
勿論、流通チャンネル218同士の間における下側流の通路190を容易に形成するために、フィン184は種々の異なる形状にすることが可能である。例えば、トリミングされたフィン212を別のフィン215に代えてもよい。この実施形態においては、孔196下側流の通路190を円滑に形成している。更に他の実施形態においては、切り欠き、スロット、溝、その他がフィン184に形成されて下側流の通路190の形成を容易にしている。
トリミングされていないフィン214に形成された切り欠き194(図7B)は二つの機能を果たすように構成されている。第一に、内側フランジ等の継ぎ目が赤道97に形成されている実施形態では、切り欠き194はこの継ぎ目を受け入れる空間を提供する。切り欠き194は、トリミングされていないフィン214によって分離された流通チャンネル218同士の間の少なくとも一部の流れを可能にする機能も有する。こうして、切り欠き194を通る流体の流れは、各流通チャンネル218における境界層と流速を同じに揃える働きをする。
内部組立体が容器60に包み込まれると、入口及び出口取付けカラー100、124、軸受組立体、並びに前述のように組み立てられたハウジングは、当業者にとって公知の方法を用いて、ボルト止めその他によって容器60に固定される。
図2に示されているように、作動の際に容器60の回転はモーター62のスイッチをオンにすることによって始められる。代表的な例では、モーター62は容器60を約600回/分と約10000回/分の間、より好ましくは約1200回/分と約3600回/分の間の範囲の回転速度で回転させる。流れ38はポンプ80に受け入れられ、このポンプは流れ38を入口ライン72を通じて固−液分離器10に送り込む。固−液分離器10が作動する際に容器60内の圧力が維持されるように、流れ38はポンプ80によって加圧されることが好ましい。固−液分離器10の一実施形態は、約15psi (1.03×104 Pa)と約600psi (4.13 ×106 Pa) の間、より好ましくは約75psi (5.17 ×105 Pa) と約125psi (8.61 ×105 Pa) の間の範囲の圧力で作動する。流れ38は、液体より大きい密度を有する粒子状成分によって汚染された実質的に任意の液体を含む。しかし、多くの応用例において液体は水であろう。ここでは水を浄化対象の液体としているが、本発明の固−液分離器10は種々の液体の浄化に使用可能なことは理解されるであろう。
図10に示されているように、入口流38は供給流の入口114を経て固−液分離器10に入る。供給流38が回転する中空シャフト98に達すると、アクセスポート110(図4も参照のこと)を経て中空シャフト98内に押し込まれ、そこでこの流れは容器60と同じ回転速度まで加速される。回転する中空シャフト98を通る流れは矢印Aの方向に進行する。入口フランジ104に隣接する容器60への入口に到達すると、容器60の回転によって印加された遠心力が流れを容器60の壁92の方に向かって外側に放射状に押す。この流れが容器60に入ると、流れは流通チャンネル218(図9)の一つに入り、進行して容器60を満たす。
流通チャンネル218はコリオリ効果を消失させるのを助ける。即ち、フィン184が無ければ、流体が容器60に入った場合に流体は渦を巻いて回転するであろう。このような渦巻きは粒子を流体中に懸濁させる乱流を発生する。後述するように、本発明の固−液分離器10は粒子状物質を容器60の壁92に沈降させ、そこから順次に除去するように作動する。流体を別々に離れた流通チャンネル218を通すことによって、流体の渦巻きが実質的に消失する。流体は実質的に層流状態で流れ、そこでは流体は容器60と同じ速度で回転する。その結果、液体中の粒子を沈降させる潜在能力が増大する。
流れ38が容器に入ると、この流れは矢印Bの方向にディスク176の周囲に押しやられる。容器60内では、この流れは容器60の回転に起因してそれに印加されるすさまじい遠心力を受ける。こうして、流れの中の密度の高い成分は半径方向外側に流れ、一方、密度の低い成分は半径方向に内側に流れ、或いは上部に滞留する。この実施形態では平均して約500Gから約2000Gの遠心力が固−液分離器内に発生するので、流体成分の実質的に完全な浄化が行われ、液体の含量の少ない高密度の粒子が数秒間に得られる。このようにして、本発明の固−液分離器10は、静止タンク型分離器では数時間を要した量の分離を数秒間で果たすことができる。
流れ38においては、粒子状物質は容器60の回転によって赤道97において壁92に対して集積される。集積された粒子状物質は下側流224として識別される。下側流224とそこから半径方向内側に向かう浄化された水226との間に境界線228が規定される。下側流224は集められて、境界線228はそれが抽出チューブ160の開口166の半径方向の内側に位置するまで上昇する(図10に示された状態)。後述するように、下側流224は抽出チューブ160を通じて圧力容器60から順次に抽出される。
軸方向の流路174を通じてディスク170の縁を周回して流れる水は、圧力容器60の最大半径即ち赤道97において発達した下側流224をかき混ぜる。渦流効果によるこのかき混ぜは、固−液分離器の目的に反する作用をする。したがって、図6に関連して前述したV字型切り欠き210等の切り欠きがディスク170の外周に切られている。これらの切り欠きはディスク170を周回する水流の力を減殺してかき混ぜを少なくし、それによって渦流効果を少なくする。こうして、V字型切り欠き210は下側流224と浄化された水226との間の境界層228を維持する。
フィン184を支える機能とは別に、各ディスク、特にディスク170は粒子状物質の除去を助けるように働く。即ち、容器60に入って来るすべての流体は、それが容器60から出て行く前に必ずディスク170の外縁に向かうか或いはこれを周回して流れる。すべての流体を赤道97においてディスク170の外縁に向けて流すことによって、すべての流体は容器60の回転によって発生する最大の遠心力を受け、到来する流体から高濃度の粒子を確実に除去ことができる。更に、ディスク176と178をディスク170の反対側に位置決めすることによって、流体はそれがディスク同士の間を移動する際に半径方向に内側と外側に向かって流れる。流体のこの半径方向の運動は流体が容器内に滞留している時間を増加させ、流体を長時間にわたって容器の遠心力に曝すことができる。その結果、粒子状物質のより大きな部分が除去される。しかし、別の実施形態においては、本発明の固−液分離器はディスク、特にディスク170を使用しないでも作動可能である。
入口流38には時として気体が入っている場合があるので、容器60の入口側において軸線90の周囲に気体層230が形成されることがある。ディスク170は容器60の入口側と出口側との間の障壁として有効に働く。したがって、入口流内で発見される気体は、液体が軸方向の流路174を通過する前に分離されることが多いので、一般に容器の入口側のみで発見されるであろう。
入口流38が容器60に流入し続けると、液体は流路174を通って容器60の出口側に入る。この液体或いは水226は容器60の出口側を満たし、次いで流出チャンネル132を経て外に出る。続いて、浄化された水226は上側流出口134と圧力解放弁136を経て固−液分離器10を出る。圧力解放弁136は上側流出口134の背圧がこの弁のスプリングの力を上回った時だけ開いて、容器60の内部を所定圧力に確実に維持する。別の実施形態においては、圧力解放弁136を同じ機能を果たす他の作動システムと取り替え可能である。例えば、圧力解放弁136を電子的に作動する弁と圧力センサーと取り替えてもよい。この弁は、圧力センサーが容器60内の所定の圧力を感知した場合に、電子的に開く。
解放弁148を定期的に開いて抽出チューブ160を通じて下側流224を抽出することによって、境界線228は所望のレベルに維持される。弁148が開くと、容器60の内部と下側流出口ライン76との間に圧力勾配が生じる。分離された粒子状成分の流れ(下側流224)は、容器60の内部の高圧領域から抽出チューブ160を経て低圧領域に進行するであろう。この差圧は、容器60を環境圧力で作動させて抽出チューブ160に負圧を印加したり、ここに説明されているように容器60を圧力下で作動させて抽出チューブ160に環境圧力に近い圧力を印加したりすること等の多くのやり方で発生させてもよい。
8本の抽出チューブ160だけが8箇所の流通チャンネル218内に延びていることが認められるが(図9)、これらの流通チャンネル218においては、下側流224が抽出されるにしたがって境界線228が低下する。これらの流通チャンネル218において境界線228が低下すると、隣の流通チャンネル218から下側流224が下側流通路190を経て流れ込み、容器60の全周を通じて境界線228をほぼ一定のレベルに維持する。別の実施形態においては、個々の流通チューブ218に対してそれぞれ1本の抽出チューブ160が液を供給することができる。この実施形態においては、流通チャンネル218同士の間に通路190を設ける必要はない。
下側流排出弁148が開くと、容器60の内部で発生して気体層230を形成している任意の気体が、除去チャンネル130と流体的に連通しているプラグ162のオリフィス164を通じて直ぐに脱出を始めるであろう。したがって、オリフィス164は、予期される蓄積気体が弁148の定期的な開放によって除去されるようなサイズを有することが好ましい。しかし、オリフィス164は、抽出チューブ160に充分な吸引力を及ぼして下側流224を除去することができるように充分に小さいことが必要である。即ち、オリフィス164のサイズは一部には流体の流れの成分と性質に応じて決められる。一実施形態においては、オリフィス164は約0.375インチ(1cm)のねじ山付き直径を有している。この0.375インチ(1cm)の直径を有するオリフィスは、インサートを受け入れ可能にするようにねじ山を具えており、選ばれたインサートに応じてオリフィス直径を小さくしたり、或いは全体として閉塞したりできる。オリフィス164は排出オリフィス140と除去チャンネル130を通じてアクセス可能に保たれているので圧力容器60が構成された後でも、インサートをオリフィス164
にねじ込むことができる。
本発明の一実施の形態では、球形容器60は約19インチ(48cm)の内径を有し、毎分約38リットルの水を処理することができる。これは、水が平均約700gの力を受けつつ、固−液分離器10内での約1.5分の滞留時間をもたらす。これは、同様の能力を有する静的浄化器における2時間の滞留時間に概ね匹敵する。本発明の固−液分離器は、固体の少なくとも99%を取り除き水を浄化する能力を有している。代替の実施の形態では、本発明は典型的な容器が約6インチ(15cm)から約120インチ(300cm)の範囲、より好ましくは約12インチ(30cm)から約60インチ(150cm)である最大内径を有して形成され得ることを想定している。かかる容器は、約0リットル/分から約4000リットル/分の範囲、より好ましくは約1リットル/分から約1000リットル/分の速度で流体を処理すべくデザインされ得る。
結果として生じた下側流の流れ70は、残存する水を除去し固体を「固める」ために、バッグフィルタ、フィルタプレスまたはベルトフィルタを通過させられる。「固められた」固体は、そこで堆肥にしたり、この分野で知られている他の方法により処分され得る。結局、処分方法は「固められた」固体の組成に依存する。例えば、重金属を包含する固体は堆肥とすることはできず、他の適当な処分方法が用いられよう。
固−液分離器を停止させるには、ポンプおよびモータが止められ、そして、容器が排水され洗浄される。替りに、使用中は流体は容器内に単に残されてもよい。
上記から、本発明の固−液分離器は従来技術の問題を克服するということが理解されよう。特に、ここに説明された本発明の実施形態は、遠心力の使用により、および粒子包含材料の流れを指向させることにより、回転容器内で固−液分離を達成する。かかる実施形態はまた、ほとんど全ての用途に実用的な設置範囲を占有しつつ、従来の沈降器や高速沈降器に比べて飛躍的な増加である速度で固−液分離を達成する固−液分離器を含んでいる。最後に、本発明の固−液分離器の好ましい実施形態は、固められた固体が全粒子包含供給材料の5パーセント以下の液体分を有するように、液体から固体を分離する。
図11および12に示されたように、本発明の他の実施の形態は、図2ないし10に示された固−液分離器10と同様の構成を用いる液−液分離器244に関する。主に流体から粒子を除去するようにデザインされている固−液分離器10と対照的に、液−液分離器244は、主にオイルと水のような2つ以上の不混和性液体の混合液を分離するようにデザインされている。
図11は液−液分離器244のサブアセンブリ232を図解している。サブアセンブリ232は、図6に示された入口側の補助ディスク176と類似の中実入口側補助ディスク234を含んでいる。中心ディスク236は複数の孔238を有するように示されている。孔238はそれを貫通する液体の通過を許容する。加えて、出口側の補助ディスク240もそれを貫通する複数の孔238を有するように示されている。
図10に示されるように、サブアセンブリ232の残部およびサブアセンブリ232が配置された容器は、固−液分離器10に関して前に論じられたのと実質的に同じである。かくて、同一要素は同一の参照符号によって特定されている。さらに、固−液分離器10に関して上で論じた代替はまた液−液分離器244にも適用可能である。
液−液分離器244はまた、固−液分離器10と同様の方法で作動する。例えば、容器60が回転している状態で、混合液は入口114内に圧送され、中空シャフト98を矢印Aに沿って流下する。容器60への入口に到達すると、混合液は流れチャンネル218(図9)の一つに入り、容器60を満たすべく進む。容器60の回転により発生された遠心力および混合液の補助ディスク234への衝突の結果として、混合液は容器60の壁92およびディスク234の周囲に向け、半径方向外方に押される。
混合液は、相対密度によって定義される重い液体241および軽い液体243を含んでいる。混合液が2つ以上の不混和性液体を含んでいる場合、重い液体241または軽い液体243は1つ以上の液体を含んでいると定義され得る。1つ以上の液体を含む抜出された液体は、その中の液体を分離するために第2の液−液分離器244によって引続き処理され得る。
加えられた遠心力の結果として、重い液体241は壁92の赤道97位置に向って流れる。軽い液体243は容器60の中心すなわち長手方向軸線に向って流れる。結果として、重い液体241および軽い液体243の間に境界線245が形成される。境界線245は回転軸線90からある半径距離範囲内に維持される。この液−液境界線245は、固−液分離器10について図10に示された境界線228と同様である。しかしながら、対照的に、液−液境界線245は、回転軸線90と赤道97における最大径との間の距離の約1/5から約4/5、好ましくは約1/4から約3/4、さらに好ましくは約1/3から約2/3の範囲内で、回転軸線からの半径距離に位置される。
ディスク236および240を貫通して延在する孔238の結果として、軽い液体243および気体230はディスク236および240を通り流出チャンネル132から流出することができる。気体230は軽い液体243と共に出るので、排出チューブ128の入口端部131には気体逃がしオリフィスの必要がない。この実施の形態では、ディスク236および240はフィン184の支持体として主に機能し、かくて全ての所望の形態であってもよい。替りに、ディスク236および240は取除かれてもよい。
重い液体241は、抽出チューブ160および排出チューブ128を介して容器60から除去される。個々の流れチャンネル218よりも抽出チューブ160の数が少ない場合、境界線245が全ての流れチャンネル218に対して一定となるように、下側流路190が個々の流れチャンネル218間に形成されている。境界線245は典型的には、境界線189よりも長手方向軸線90により近いので、抽出チューブ160の第2の端部163は長手方向軸線90により近くに移動され得る。
図13に示されているのは、液−液分離器244から分離された液体を除去する制御システム290の一実施形態である。詳しくは、2つの不混和性液体を包含する供給流れ30が上述のように2つの液体が分離される液−液分離器244に供給される。制御システム290は、対応する第1の弁248に連結された第1の圧力センサ246を含み、各々は第1の出口流れ250に沿って位置されている。加えて、第2の圧力センサ252もまた第1の出口流れ250に位置されている。第2の弁256は第2の出口流れ258に位置されている。信号線254が第2の圧力センサ252から第2の弁256へ信号を伝送する。
本発明によれば、第1の弁248と第2の弁256との間に圧力差が維持される。圧力差は、重い液体241のみが排出チューブ128(第1の出口流れ250)を通って出、且つ、軽い液体243のみが流出チャンネル132(第2の出口流れ258)を通って出るように、境界線245を長手方向軸線90から規定された半径距離に維持するために必要である。すなわち、圧力差が無ければ、境界線245は、選択変数に依存して、圧力容器60の壁92を越えて理論的には延在するかもしれない。結果として、重い液体241および軽い液体243の両者が第1の出口流れ250を通って流出することになろう。
要求される圧力差の大きさは、液−液分離器244の回転速度、供給流れ30内に包含されている少なくとも2つの不混和性液体の密度、および境界線245の望まれる位置に基づく。実施の際には、この圧力差は実験的に決定され得る。例えば、最初に、第1の弁248が第1の圧力で作動するように設定される。すなわち、第1の弁248は、第1の出口流れ250が第1の弁248を通って連続的に流れるのを可能にしつつ、第1の出口流れ250を第1の圧力に維持する。従って、第1の出口流れ250の流量が減ずると、第1の弁248は第1の圧力を維持するために相当する量閉じる。第1の圧力の大きさは、ある意味では任意である。何故なら、境界線245の位置を制御するのは圧力差であるからである。しかしながら、一つの実施形態では、第1の圧力は、典型的には、約5psi (3.45×104 Pa)と約500psi (3.45×106 Pa)との間、より好ましくは約15psi(1.03×105 Pa)と約60psi (4.41 ×105 Pa)との間の範
囲である。
一旦、第1の弁248についての第1の圧力が設定されると、第2の弁256が同じ圧力で作動するように設定される。液−液分離器244はそこで、供給流れ30の流速および容器60の規定された回転速度で運転される。弁248および256が同じ作動圧力に設定されているので、重い液体241および軽い液体243の両者が第1の出口流れ250を通って流出する。そこで、第2の弁256についての作動圧力が段階的に減少される。第2の弁256についての作動圧力が減少されるので、第1の弁248と第2の弁256との間の圧力差は増大し、境界線245は長手方向軸線90に向って半径方向内方に移動する。第2の弁256についての作動圧力が段階的に減少されるとき、出口流れ250および258を通る流れの内容をモニターすることにより、第2の弁256の最終的作動圧力が決定され得る。これらの最終的な作動圧力は、軽い液体243が最初に第1の出口流れ250から流出を開始し、重い液体241が最初に第2の出口流れ258から流出を開始する点における第2の弁256の作動圧力である。第2の
弁256はそこで、2つの極値圧力の間の圧力で作動するように設定される。このことは、境界線245を流出チャンネル132への開口と抽出チューブ160への開口166との間の中間に置くことになる。第1の弁248と第2の弁256との間の結果の圧力の差が、圧力差を定めている。
本発明システムの特異な利益の一つは、供給流れ30内の2つの不混和性液体の比率の変化を補償するその能力である。例えば、オイル/水の供給流れ30が液−液分離器244に供給する。このオイル/水の供給流れ30は、50/50の混合物である。所与の時間に、この50/50の混合物が10%オイルと90%水とへの負荷変動を突然に経験するとする。液−液分離器244の回転速度がほぼ一定に留まる場合、水の増大された量が境界線245を回転軸線90に向って移動させようとする。従って、第1の圧力センサ246および第2の圧力センサ252で感知される圧力は、液−液分離器244内の増加した水量の故に、増大する。センサ246および252からの信号の結果、第2の弁256は自動的に僅かに閉じ、且つ、第1の弁248は自動的に僅かに開く。結果として、弁248および256の作動圧力、および弁248および256間の圧力差は、供給流れ30内の液体の比率が間断なく変わるとしても、間断なく比較的一定に保たれる。
100%水の供給流れ30または100%オイルの供給流れ30もまた、境界線245を回転軸線90から好ましい距離範囲内に維持することにより制御され得る。例えば、100%オイルの供給流れ30が液−液分離器244に供給された場合には、第1の弁248が、液−液境界を回転軸線90から好ましい距離範囲内に維持するために、最終的に完全に閉じることになろう。従って、供給流れ30内の全ての液体がオイルの場合、オイルは、この状況の下には実質的に中でよどんでいるであろう水とは実質的に混合することなく、液−液分離器244を通って移動するであろう。一つの実施形態においては、第1の弁248は、Fisher 98Lのような背圧調節器であってもよい。第2の弁256は、Fisher 98LDのような差圧調節器であってもよい。これらの弁は、アイオワ州、Marshall TownのFisher Controls International, Inc.により作られている。当業者は他の形式の弁形態が制御システム290に用いられる得ることを認識するであろうと理解される。
センサ246および252は、両者共、第1の出口流れ250に連結されて図13に示されているが、代替の実施形態では、センサ246および252は各々第2の出口流れ258に連結され得る。図14に示されたさらに他の実施形態では、液−液分離器244から分離された液体を抜出すためにコントローラ260が用いられ得る。信号は第1の圧力センサ246から、限定されない例として、4−20mAの信号で作動する第1のトランスミッタ262を用いて伝送される。同様に、第1の弁248は、4−20mAの信号で第1のI/Pコンバータ264を用いて信号を伝送する。第1のI/Pコンバータ264は4−20mAの制御信号を、第1の弁248を作動させるために、空圧信号に変換する。第2の出口流れ258もまた、第2の圧力センサ252、第2のトランスミッタ266、第2の弁256および第2のI/Pコンバータ268を備えて形成されている。
本発明によれば、供給流れ30内に負荷の乱れが生じたとき、第1の圧力センサ246および第2の圧力センサ252が、第1の出口流れ250を通過している重い液体と第2の出口流れ258を通過している軽い液体間のそれぞれの圧力の変化を検知する。本発明によれば、かかる負荷の変動はコントローラ260に検知され、それぞれの弁248および256が境界線245を回転軸線90から好ましい距離範囲に維持するために調節される。本発明のこの実施形態によれば、圧力差が第1の弁248および第2の弁256の制御によって維持される。従って、境界線245の位置が回転軸線90から好ましい距離範囲内に維持され得る。
液−液分離システムの制御に関する本発明の特別な利点は、互いの比重差が5%以下である不混和性液体を分離する能力である。本発明は、約5%から約0.5%、より好ましくは約4%から約0.5%、最も好ましくは約3%から約0.5%の範囲の比重差を有する不混和性液体を分離するのに有用である。もちろん、本発明は、5%より大きい比重差を有する不混和性液体を分離するのに有用である。2つの液体の比重が知られるように所与の液−液システムが与えられた場合、かかるシステムの制御は本発明により達成される。ここに開示されるように、所与の回転加圧容器に対してキャリブレーションが行われてもよい。第1のrpmが確立され、2つの液体の異なる比率について種々の圧力差が示されてもよい。曲線がこれらのデータに合わせられてもよい。同様に、他のrpm量が回転圧力容器をキャリブレートするためにテストされてもよい。PIDコントローラのような標準の制御方法を用いることにより、回転圧力容器のrpm量が追跡され、液−液システムは境界層245を所望の範囲内に維持することにより分離さ
れ得る。
液−液分離器244の一つの適用例が図15に示されている。ある条件下では、環境排出規制が伴出オイルが約100ppmより低いレベルにまで水が浄化されることを要求しているかもしれない。図15に示された本発明の実施の形態によれば、供給流れ12はトラッシュストレーナー18で除去され得る偶発的なトラッシュ以外は実質的に浮遊粒子状物質を含んでいない。供給流れ30は液−液分離器244に入り、2つの不混和性液体は上述のように分離される。
第1の出口流れ250が、オイル/水システム内の水のような重い成分の液体を含む場合、液−液ハイドロサイクロン270が第1の出口流れ250を受入れ、約100ppmより上の濃度から約10ppmより少ない濃度まで、軽い成分の液体を取り除く分離を成し遂げる。好ましくは、オイル/水システムが与えられた場合、水すなわち重い成分の液体を含む第1の出口流れ250は、約100ppmのオイル内容物を有しているかもしれない。液−液ハイドロサイクロン270は、約0.1から約100ppm、好ましくは約1から約10ppm、そして最も好ましくは約2から約5ppmの範囲でオイル内容物を有している浄化された重い成分の液体流れをもたらす。リサイクル軽成分液体流274は液−液ハイドロサイクロン276から抜出され流路20に混合されて供給流れ30を形成する。典型的には、50/50のオイル/水流路20において、リサイクル軽成分液体流274内の水内容物は約50%水から約80%水の範囲にある。ハイドロサイクロン276は当業者に知られている如何なるハイドロサイクロンから成ってもよい。ハイドロサイクロンの一例は、米国特許第5、133,861号に開
示されており、それは開示の目的で、特に参照することによりここに取り入れられている。
従って、図14に示された形態を用いることにより、液−液混合物を分離する方法は、図12および13に示され制御された実施形態の一つを含み、且つ、重成分液体の出口に連結されたハイドロサイクロンの設置を付加的に含んでいる。
本発明の他の実施の形態が図16に示され、ここでは、より高価な球形圧力容器60が二重截頭円錐形圧力容器276に置換えられている。図16は、図3に示された等価物よりも長い抽出チューブ160を示している。加えて、二重截頭円錐形276のフランジ縁部278には、二重截頭円錐形を組立てるためにボルト280が設けられている。気体ケットまたはO-リング(不図示)が、本発明で企図されている圧力の下に保持する液密シールを達成するために、フランジ縁部278の接合面間に置かれてもよい。
図16はまた、二重截頭円錐形276の形状の故により角度付けられた軸方向流路174を示している。二重截頭円錐形276の際立った利点は、減少する流れ勾配がないことである。換言すると、容器壁92に沿う流れ勾配は、固体粒子物質または重成分液体が半径方向の抽出チューブ開口166に向う方向に容器壁92に沿って移動するとき、それについて一定である。
図17は、中心ディスク170のような少なくとも一つの主ディスク170と共に追加のディスク202,204を含む分離器サブアセンブリ292の斜視図である。図17は、圧力容器270の二重截頭円錐形に一致する半径方向フィン184のためのフィン形状を示している。サブアセンブリ292と固−液分離器10の対応する構成部品との間の追加の相違点は、抽出チューブ160がサブアセンブリ292の各フィン184間に配置されていることである。この実施形態では、下側流路190が隣接する流れチャンネル218間に形成される必要がない。本発明によれば、図16および17に示された二重截頭円錐形270は固−液分離器または液−液分離器のいずれでも用いられ得る。
さらに他の実施の形態では、単一の分離器が2つ以上の不混和性液体および粒子状物質の両者を流体流れから同時に分離すべく形成され得ることが想定されている。この分離器は図10および11に開示されたものと実質的に同じに形成され得る。しかしながら、この実施の形態では、粒子状物質は回転軸線から最も遠い半径方向距離に集まり、2つの不混和性液体の中軽い方が回転軸線の回りに集まり、そして、2つの不混和性液体の中重い方が粒子状物質と軽い方の液体の間に集まる。2つの別の抽出チューブの組が使用される。第1の組は粒子状物質までそれらを抽出すべく延在している。これは図10に関して前に論じたのと類似している。抽出チューブの第2の組は、重い方の液体までそれらを抽出すべく延在している。軽い方の液体は図11に関して前に論じたのと同様の方法で出る。
本発明は、その趣旨または基本的特性から逸脱することなく他の特定の形態で具体化され得る。説明された実施形態は、あらゆる点で、説明のためのみで限定するのではないことが考慮されるべきである。従って、本発明の範囲は前の説明よりも添付の特許請求の範囲によって示されている。特許請求の範囲の均等な意味および範囲内の全ての変更は、それらの範囲に包含される。

Claims (7)

  1. 液−液混合物を分離する方法であって、液−液混合物を容器のチャンバに供給し、液−液混合物は重い成分と軽い成分を有し、容器は入口、軽い成分の出口、重い成分の出口、軽い成分の出口を通る軽い成分の流れを調節する第1の弁、および重い成分の出口を通る重い成分の流れを調節する第2の弁を含み、
    容器を、重い成分が回転軸線から半径方向外方に容器の周囲壁に対して集まり、軽い成分が半径軸線に向って集まるように、流体混合物が前記チャンバ内に供給されるように、容器を通り延在する回転軸線の回りに回転させ、
    第1の弁を、軽い成分が第1の圧力で排出するように設定し、第2の弁を、重い成分が第2の圧力で排出するように設定し、第2の圧力は、重い成分と軽い成分との間の境界線が回転軸線からある半径距離でチャンバ内に得られるように第1の圧力と異なる、ことを特徴とする方法。
  2. 第1の弁および第2の弁の開閉を、容器に入る重い成分と軽い成分との比率が変わる時、境界線が回転軸線からある距離の範囲内に維持されるように制御することをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 第1の弁および第2の弁の開閉を制御する動作は、重い成分の流体圧力にのみ基づいて第1の弁および第2の弁の開閉を制御することを含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 第1の弁および第2の弁の開閉を制御する動作は、軽い成分の流体圧力にのみ基づいて第1の弁および第2の弁の開閉を制御することを含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  5. 第1の弁および第2の弁の開閉を制御する動作は、軽い成分と重い成分の流体圧力を間断なく感知することを特徴とする請求項2に記載の方法。
  6. 重い成分をハイドロサイクロンに通過させることをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 前記液−液混合物は、前記容器の前記チャンバで加圧されるように、前記容器の前記チャンバに流れ込むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
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