JP2014047922A - トルクコンバータの油圧制御回路 - Google Patents

トルクコンバータの油圧制御回路 Download PDF

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Abstract

【課題】トルクコンバータの油圧制御回路が開示される。
【解決手段】前記油圧制御回路は、作動側チャンバと非作動側チャンバとの油圧差によって作動するか作動しないロックアップクラッチを備えたトルクコンバータの油圧を制御する。前記油圧制御回路は、前記非作動側チャンバに油圧を供給するか、非作動側チャンバから油圧を排出する第1流路と、前記作動側チャンバに油圧を供給するか、作動側チャンバから油圧を排出する第2流路と、スリップスイッチバルブに連結されており、前記作動側チャンバに供給された油圧を前記スリップスイッチバルブを介して選択的に排出する第3流路とを含むことができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用自動変速機に適用されるトルクコンバータの油圧制御回路に関するものであって、より詳細には、トルクコンバータに内蔵されたロックアップクラッチの作動(ロックアップオン)のためのスリップスタート時に流体が循環するようにし、冷却効果を増大させることができるトルクコンバータの油圧制御回路に関するものである。
車両に適用されるトルクコンバータは、トルクを機械的に直接伝達するためのロックアップクラッチ(lock−up clutch)を有している。
前記ロックアップクラッチは、トルクコンバータの入力側回転部材のフロントカバー(front cover)と出力側回転部材のタービン(turbine)との間に配置される。
前記フロントカバーとタービンとの間の空間部は、前記フロントカバー側の非作動側チャンバ(disengagement side oil chamber)と、タービン側の作動側チャンバ(engagement side oil chamber)とに分割されている。
これにより、前記ロックアップクラッチは、前記非作動側チャンバの油圧と作動側チャンバの油圧との差によって作動するか作動しない。
つまり、非作動側チャンバの流体がドレインされ、作動側チャンバに流体が供給されると、非作動側チャンバと比較して作動側チャンバの油圧が高くなる正領域の状態となり、ロックアップクラッチの摩擦部材がフロントカバーに摩擦結合される。
このようなロックアップクラッチの作動過程でロックアップクラッチの摩擦結合力が大きくなると、ロックアップクラッチはフロントカバーに完全に摩擦結合される。この状態をロックアップクラッチのロックアップオン(lock−up on)状態という。
この時、非作動側チャンバに流体を供給し、非作動側チャンバと作動側チャンバとの間の油圧の差を小さくすると、ロックアップクラッチがスリップされるようになる。
ロックアップクラッチが頻繁にスリップされると、スリップによる摩擦熱が発生し、劣化によって前記摩擦部材の耐久性が低下するという欠点がある。
特許第3239694号公報 特開2011−106552号公報 特許第4686938号公報 米国特許第6662918号明細書
上記の問題を解決するために、本発明の実施形態は、ロックアップクラッチのスリップスタート時、流体を循環させて油温の上昇を抑制することができるトルクコンバータの油圧制御回路を提供しようとする。これにより、ロックアップクラッチの耐久性が向上し、ロックアップクラッチの作動が適切に制御可能である。
本発明の一または複数の実施形態にかかるトルクコンバータの油圧制御回路は、作動側チャンバと非作動側チャンバとの油圧差によって作動するか作動しないロックアップクラッチを備えたトルクコンバータの油圧を制御する。
前記油圧制御回路は、前記非作動側チャンバに油圧を供給するか、非作動側チャンバから油圧を排出する第1流路と、前記作動側チャンバに油圧を供給するか、作動側チャンバから油圧を排出する第2流路と、スリップスイッチバルブに連結されており、前記作動側チャンバに供給された油圧を前記スリップスイッチバルブを介して選択的に排出する第3流路とを含むことができる。
前記スリップスイッチバルブは、オン/オフソレノイドバルブの制御圧によってバルブスプールが移動しながら、流路を切り換えるようになっていてよい。
前記スリップスイッチバルブは、オン/オフソレノイドバルブから制御圧が供給される第1ポートと、作動側チャンバの排出流路に連結される第2ポートと、前記第2ポートに供給される油圧を選択的に排出する第1排出ポートと、前記スリップスイッチバルブから漏油する油圧を排出する第2排出ポートとを備えたバルブボディと、前記第1ポートに供給される制御圧が作用する第1ランドと、前記第1排出ポートを選択的に開閉する第2ランドと、前記第2ランドとバルブボディとの間に配置される弾性部材とを備えたバルブスプールとを含むことができる。
前記油圧制御回路は、レギュレータバルブからドライブ圧が供給されるトルクコンバータコントロールバルブと、前記レギュレータバルブから供給されるドライブ圧を選択的に前記作動側チャンバまたは非作動側チャンバに供給するロックアップクラッチスイッチバルブと、油圧を冷却するクーラとをさらに含むことができる。
ロックアップクラッチのロックアップオフ状態では、レギュレータバルブのドライブ圧が、トルクコンバータコントロールバルブ、ロックアップクラッチスイッチバルブ、そして、第1流路を介して非作動側チャンバに供給できる。
前記非作動側チャンバに供給される油圧の一部は、第2流路を介して排出され、ロックアップクラッチスイッチバルブを介してクーラに循環できる。
前記非作動側チャンバに供給される油圧の他の一部は、第3流路を介してスリップスイッチバルブに供給されるが、スリップスイッチバルブを介しては排出されなくてよい。
ロックアップクラッチのロックアップオン状態またはスリップスタート状態では、レギュレータバルブのドライブ圧が、トルクコンバータコントロールバルブとロックアップクラッチスイッチバルブ、そして、第2流路を介して作動側チャンバに供給できる。
ロックアップクラッチのロックアップオン状態では、潤滑のための油圧がロックアップクラッチスイッチバルブから直接クーラに供給できる。
ロックアップクラッチのロックアップオン状態では、前記作動側チャンバに供給される油圧の一部は、第3流路を介してスリップスイッチバルブに供給されるが、スリップスイッチバルブを介しては排出されなくてよい。
ロックアップクラッチのスリップスタート状態では、前記作動側チャンバに供給される油圧の一部が第3流路を介してスリップスイッチバルブに供給され、前記油圧の一部はスリップスイッチバルブを介して排出できる。
本発明の実施形態は、ロックアップクラッチのスリップスタート時、流体の循環を通じて冷却性能を向上させ、油温の上昇を抑制することができる。したがって、ロックアップクラッチの耐久性を向上させ、ロックアップクラッチの作動制御が適切に実施できる。
また、このような流体の流れによってロックアップクラッチの作動制御が適切に実施できる。
本発明の実施形態が適用可能なトルクコンバータの断面図である。 本発明の実施形態にかかる油圧制御回路においてロックアップクラッチのロックアップオフ状態を示す概略図である。 本発明の実施形態にかかる油圧制御回路においてロックアップクラッチのロックアップオン状態を示す概略図である。 本発明の実施形態にかかる油圧制御回路においてロックアップクラッチのスリップスタート状態を示す概略図である。
以下、本発明の実施形態を、添付した図面を参照して詳細に説明する。
ただし、本実施形態を明確に説明するために説明上不必要な部分は省略し、明細書全体にわたって同一または類似の構成要素については同一の参照符号を付して説明する。
下記の説明において、構成の名称を第1、第2などと区分したのは、その構成の名称が同一でこれを区分するためのものであって、必ずしもその順序に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態が適用可能なトルクコンバータの断面図である。
図1を参照すれば、トルクコンバータTCは、フロントカバー2と、インペラ4と、タービン6と、ステータ8とを含んで構成される。
前記フロントカバー2は、エンジンのクランク軸(図示せず)に連結され、エンジンと共に回転する。
前記インペラ4は、前記フロントカバー2に連結され、前記フロントカバー2と共に回転する。
前記タービン6は、前記インペラ4に向き合って配置され、前記インペラ4から供給される流体によって回転しながら、タービンハブ10を介して変速機の入力軸である被動軸12を駆動させる。
前記ステータ8は、前記インペラ4とタービン6との間に配置されており、一方向クラッチ14によって一方向にのみ回転できるようになっている。前記ステータ8は、タービン6から出る流体(自動変速機用オイル)の流れを変えてインペラ4に伝達する。
前記ステータ8は、フロントカバー2と同一の回転軸を有する。
そして、エンジンと変速機とを直接連結するためのロックアップクラッチ16は、フロントカバー2とタービン6との間に配置される。
前記ロックアップクラッチ16は、クラッチピストン18と、ダンパ20と、コイルスプリング22とを含む。
前記クラッチピストン18は、前記タービン6とフロントカバー2との間に配置されており、前記フロントカバー2に向かうか、前記フロントカバー2から遠くなるように移動可能である。
また、前記クラッチピストン18とインペラ4との間の空間、つまり、入力要素のインペラ4と出力要素のタービン6との間の空間部には作動側チャンバ24が形成される。
前記ダンパ20は、前記クラッチピストン18とタービン6との間に配置され、前記ダンパ20の内周部は、リベット26によって前記タービン6およびタービンハブ10に固定される。したがって、前記ダンパ20が回転すると、タービンハブ10および被動軸12が共に回転する。
前記コイルスプリング22は、前記クラッチピストン18とダンパ20の外周部との間に配置され、前記クラッチピストン18とダンパ20の相対回転を一定範囲内で許容する。前記コイルスプリング22は、前記クラッチピストン18とダンパ20と共に回転する。
前記クラッチピストン18は、前記フロントカバー2に対向する一面を有し、前記一面には摩擦部材28が固定されている。前記摩擦部材28は、耐久性および耐摩耗性がよく、熱伝導率が比較的少ない材質で形成される。
前記フロントカバー2とタービンハブ10との間には第1流路30が形成され、前記第1流路30は、前記フロントカバー2とクラッチピストン18との間の空間部に形成された非作動側チャンバ32に連結される。
また、前記インペラ4とステータ8との間には第2流路34が形成され、前記タービンハブ10とステータ8との間には第3流路36が形成される。
前記第2流路34と第3流路36は、前記作動側チャンバ24に連結され、前記作動側チャンバ24によって互いに連結される。
前記トルクコンバータTCのロックアップクラッチ16は、作動側チャンバ24の油圧と非作動側チャンバ32の油圧との間の差によってフロントカバー2にタービン6を摩擦結合させる流体クラッチである。前記ロックアップクラッチ16が完全に結合すると、インペラ4とタービン6とが一体に回転する。
そして、前記ロックアップクラッチ16のスリップ量は、作動側チャンバ24の油圧と非作動側チャンバ32の油圧との間の差、つまり、結合トルクによってフィードバック制御される。
前記ロックアップクラッチ16を制御できる油圧制御回路については、以下、添付した図面を参照して詳細に説明する。
図2は、本発明の実施形態にかかる油圧制御回路においてロックアップクラッチのロックアップオフ状態を示す概略図である。
図2を参照すれば、トルクコンバータTCに供給されるか排出される油圧は、トルクコンバータコントロールバルブ50、トルクコンバータ圧力制御バルブ60、ロックアップクラッチスイッチバルブ70、スリップスイッチバルブ80によって制御される。
前記トルクコンバータコントロールバルブ50は、スプールバルブからなり、比例制御ソレノイドバルブ(図示せず)から供給される制御圧によって制御される。前記トルクコンバータコントロールバルブ50は、車両の加速時にトルクコンバータTCのトルクを増倍し、車両が高速で走行する時、燃費を向上させるために、レギュレータバルブREVから供給される油圧を低下させ、トルクコンバータTCにライン圧として供給するようになっている。
前記トルクコンバータ圧力制御バルブ60は、スプールバルブからなり、前記トルクコンバータコントロールバルブ50から供給される油圧と、比例制御ソレノイドバルブVFSから供給される制御圧によって制御されながら、ロックアップクラッチ16の結合圧および解除圧を制御するようになる。
前記ロックアップクラッチスイッチバルブ70は、スプールバルブからなり、比例制御ソレノイドバルブVFSの制御圧によって制御されながら、ロックアップクラッチ16に油圧を供給するか、ロックアップクラッチ16の作動油圧を排出するようになっている。
前記スリップスイッチバルブ80は、スプールバルブからなり、オン/オフソレノイドバルブ90から供給される制御圧によって制御されながら、選択的にロックアップクラッチ16の作動油圧を排出する。
以下、前記バルブ50、60、70、80のうち、本発明の実施形態の作動と直接的に関係するスリップスイッチバルブ80をより詳細に説明する。
前記スリップスイッチバルブ80は、第1、第2ポート801、802と、第1、第2排出ポートEX1、EX2とを有するバルブボディと、第1、第2ランド811、812を有するバルブスプール810と、弾性部材820とを含む。
前記第1ポート801は、オン/オフソレノイドバルブ90から制御圧が供給できるようにオン/オフソレノイドバルブ90に連結される。
前記第2ポート802は、トルクコンバータTCの第3流路36に連結される。
前記第1排出ポートEX1は、前記第2ポート802に供給される油圧を選択的に排出する。
前記第2排出ポートEX2は、前記スリップスイッチバルブ80から漏油する油圧を排出する。
前記第1ランド811には、前記第1ポート801に供給される制御圧が作用する。
前記第2ランド812は、選択的に前記第1排出ポートEX1を開閉する。
そして、弾性部材820は、圧縮コイルスプリングであり得、前記第2ランド812とバルブボディとの間に配置され、バルブスプール810を常に第1ポート801側に押す弾性力を提供する。
平常時は、前記弾性部材820の弾性力によってバルブスプール810が図中の右側に移動し、第1排出ポートEX1が閉鎖される。したがって、前記第2ポート802の油圧が排出されるのを防止する。
これとは異なり、第1ポート801に制御圧が供給されると、バルブスプール810が図中の左側に押されながら、前記第1排出ポートEX1を開放する。したがって、前記第2ポート802に供給される油圧を排出する。
本発明の実施形態にかかるトルクコンバータの油圧制御回路によってロックアップクラッチ16が作動しない場合が、図2に示されている。
つまり、ロックアップクラッチ16が作動しないロックアップオフ状態では、レギュレータバルブREVのドライブ圧が、トルクコンバータコントロールバルブ50とロックアップクラッチスイッチバルブ70、そして、第1流路30を介して非作動側チャンバ32に供給される。
これにより、ロックアップクラッチ16のクラッチピストン18が前記油圧によってタービン6に向かって押されながら、摩擦部材28がフロントカバー2から遠くなる。したがって、ロックアップクラッチ16はロックアップオフ状態となる。
この時、前記非作動側チャンバ32に供給される油圧の一部は、第2流路34を介して排出され、ロックアップクラッチスイッチバルブ70を介してクーラ100に循環する。前記油圧は、クーラ100で冷却され、自動変速機の各潤滑部に供給される。
そして、前記油圧の他の一部は、第3流路36を介してスリップスイッチバルブ80に供給されるが、バルブスプール810によって第1排出ポートEX1が閉鎖されることによって排出されない。
図3は、本発明の実施形態にかかる油圧制御回路においてロックアップクラッチのロックアップオン状態を示す概略図である。
図3を参照すれば、ロックアップクラッチ16のロックアップオン状態では、レギュレータバルブREVのドライブ圧が、トルクコンバータコントロールバルブ50とロックアップクラッチスイッチバルブ70、そして、第2流路34を介して作動側チャンバ24に供給される。
これにより、ロックアップクラッチ16のクラッチピストン18が前記油圧によってフロントカバー2に向かって押されながら、摩擦部材28がフロントカバー2と摩擦結合される。したがって、エンジンの回転動力が機械的にタービン6と被動軸12を介して自動変速機に入力される。
この時、潤滑のための油圧は、前記ロックアップクラッチスイッチバルブ70から直接クーラ100に供給される。前記油圧は、クーラ100で冷却され、自動変速機の各潤滑部に供給される。
そして、作動側チャンバ24に供給された油圧の一部は、第3流路36を介してスリップスイッチバルブ80に供給されるが、バルブスプール810の第2ランド812によって第1排出ポートEX1が閉鎖されることによって排出されない。
図4は、本発明の実施形態にかかる油圧制御回路においてロックアップクラッチのスリップスタート状態を示す概略図である。
図4を参照すれば、ロックアップクラッチのスリップスタート状態では、前記ロックアップクラッチ16のロックアップオン状態と同様に、レギュレータバルブREVのドライブ圧が、トルクコンバータコントロールバルブ50とロックアップクラッチスイッチバルブ70、そして、第2流路34を介して作動側チャンバ24に供給される。
これにより、ロックアップクラッチ16のクラッチピストン18が前記油圧によってフロントカバー2に向かって押されながら、摩擦部材28がフロントカバー2と徐々に摩擦結合される。
そして、前記作動側チャンバ24に供給される油圧の一部は第3流路36を介してスリップスイッチバルブ80に供給される。前記油圧の一部はスリップスイッチバルブ80を介して排出されることにより、油圧の循環が行われる。
つまり、ロックアップクラッチ16のスリップスタート状態では、スリップスイッチバルブ80の前記第1ポート801にオン/オフソレノイドバルブ90の制御圧が供給され、前記バルブスプール810を図中の左側に移動させる。したがって、前記第2ポート802と第1排出ポートEX1とが連結されながら、作動側チャンバ24の油圧の一部を排出するようになる。
これにより、ロックアップクラッチ16のスリップスタート状態では、トルクコンバータTC内の流体の循環がロックアップオン状態より速く行われる。したがって、冷却性能が向上し、摩擦部材の劣化を防止することができ、ロックアップクラッチ16の耐久性を向上させることができるのである。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されず、本発明の実施形態から当該発明の属する技術分野における通常の知識を有する者によって容易に変更され、均等と認められる範囲のすべての変更を含む。
16:ロックアップクラッチ
24:作動側チャンバ
30:第1流路
32:非作動側チャンバ
34:第2流路
36:第3流路
50:トルクコンバータコントロールバルブ
60:トルクコンバータ圧力制御バルブ
70:ロックアップクラッチスイッチバルブ
80:スリップスイッチバルブ

Claims (11)

  1. 作動側チャンバと非作動側チャンバとの油圧差によって作動するか作動しないロックアップクラッチを備えたトルクコンバータの油圧制御回路において、
    前記非作動側チャンバに油圧を供給するか、非作動側チャンバから油圧を排出する第1流路と、
    前記作動側チャンバに油圧を供給するか、作動側チャンバから油圧を排出する第2流路と、
    スリップスイッチバルブに連結されており、前記作動側チャンバに供給された油圧を前記スリップスイッチバルブを介して選択的に排出する第3流路とを含むことを特徴とするトルクコンバータの油圧制御回路。
  2. 前記スリップスイッチバルブは、オン/オフソレノイドバルブの制御圧によってバルブスプールが移動しながら、流路を切り換えるようになっていることを特徴とする請求項1記載のトルクコンバータの油圧制御回路。
  3. 前記スリップスイッチバルブは、
    オン/オフソレノイドバルブから制御圧が供給される第1ポートと、作動側チャンバの排出流路に連結される第2ポートと、前記第2ポートに供給される油圧を選択的に排出する第1排出ポートと、前記スリップスイッチバルブから漏油する油圧を排出する第2排出ポートとを備えたバルブボディと、
    前記第1ポートに供給される制御圧が作用する第1ランドと、前記第1排出ポートを選択的に開閉する第2ランドと、前記第2ランドとバルブボディとの間に配置される弾性部材とを備えたバルブスプールとを含むことを特徴とする請求項1記載のトルクコンバータの油圧制御回路。
  4. レギュレータバルブからドライブ圧が供給されるトルクコンバータコントロールバルブと、
    前記レギュレータバルブから供給されるドライブ圧を選択的に前記作動側チャンバまたは非作動側チャンバに供給するロックアップクラッチスイッチバルブと、
    油圧を冷却するクーラとをさらに含むことを特徴とする請求項1記載のトルクコンバータの油圧制御回路。
  5. ロックアップクラッチのロックアップオフ状態では、レギュレータバルブのドライブ圧が、トルクコンバータコントロールバルブ、ロックアップクラッチスイッチバルブ、そして、第1流路を介して非作動側チャンバに供給されることを特徴とする請求項4記載のトルクコンバータの油圧制御回路。
  6. 前記非作動側チャンバに供給される油圧の一部は、第2流路を介して排出され、ロックアップクラッチスイッチバルブを介してクーラに循環することを特徴とする請求項5記載のトルクコンバータの油圧制御回路。
  7. 前記非作動側チャンバに供給される油圧の他の一部は、第3流路を介してスリップスイッチバルブに供給されるが、スリップスイッチバルブを介しては排出されないことを特徴とする請求項5記載のトルクコンバータの油圧制御回路。
  8. ロックアップクラッチのロックアップオン状態またはスリップスタート状態では、レギュレータバルブのドライブ圧が、トルクコンバータコントロールバルブとロックアップクラッチスイッチバルブ、そして、第2流路を介して作動側チャンバに供給されることを特徴とする請求項4記載のトルクコンバータの油圧制御回路。
  9. ロックアップクラッチのロックアップオン状態では、潤滑のための油圧がロックアップクラッチスイッチバルブから直接クーラに供給されることを特徴とする請求項8記載のトルクコンバータの油圧制御回路。
  10. ロックアップクラッチのロックアップオン状態では、前記作動側チャンバに供給される油圧の一部は、第3流路を介してスリップスイッチバルブに供給されるが、スリップスイッチバルブを介しては排出されないことを特徴とする請求項8記載のトルクコンバータの油圧制御回路。
  11. ロックアップクラッチのスリップスタート状態では、前記作動側チャンバに供給される油圧の一部が第3流路を介してスリップスイッチバルブに供給され、前記油圧の一部はスリップスイッチバルブを介して排出されることを特徴とする請求項8記載のトルクコンバータの油圧制御回路。
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