JP2012013130A - 油圧制御装置 - Google Patents

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哲也 清水
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智也 甚野
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直幸 深谷
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    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/14Control of torque converter lock-up clutches
    • F16H61/143Control of torque converter lock-up clutches using electric control means

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Abstract

【課題】ロックアップピストンの一側に画成される係合側油室とロックアップピストンの他側に画成される背圧側油室との差圧が比較的小さいときにロックアップクラッチが急係合するのを抑制する。
【解決手段】油圧制御装置50では、ロックアップリレーバルブ54によってロックアップオン状態が形成されると、油路L3および油路L6により流体伝動室28とモジュレータ圧Pmodを生成するモジュレータバルブ53の出力ポートとを結ぶ第1油路が形成されると共に、油路L5および油路L7によりロックアップ室35とロックアップ圧Plupを生成するロックアップコントロールバルブ55の出力ポート55eとを結ぶ第2油路が形成され、第1油路を構成する油路L3と第2油路を構成する油路L7とは、オリフィス59を中途に有するバイパス油路L20を介して連通されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、クラッチを構成するピストンの一側に画成される係合側油室と、ピストンの他側に画成される背圧側油室との差圧を制御する油圧制御装置に関する。
従来、係合側油室と解放側油室との差圧によって作動状態が切り換えられるロックアップクラッチを備えた車両用ロックアップクラッチ付トルクコンバータの油圧制御回路として、解放側油室に連通する第1油路と、ポンプインペラとタービンランナとの間で作動油を介した動力の伝達が行われる係合側油室に連通する第2油路および第3油路と、高圧側の作動油を導くための高圧油路および低圧側の作動油を導くための低圧油路と、第2油路および第3油路と高圧油路および低圧油路とのそれぞれの接続をロックアップクラッチの作動状態に応じて切り換えるロックアップリレー弁およびロックアップコントロール弁とを含むものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この油圧制御回路では、ロックアップクラッチをスリップ状態にする場合、ロックアップリレー弁が係合側位置に設定され、当該ロックアップリレー弁の入力ポートに供給される第2ライン圧が係合側ポートや第2油路を介して係合側油室へと供給される。これと同時に、係合側油室内の作動油が第3油路、ロックアップリレー弁の制御ポートおよび迂回ポート並びにロックアップコントロール弁の制御ポートおよび排出ポートを介して潤滑油路へと排出されると共に、ロックアップコントロール弁の排出ポートからロックアップリレー弁の迂回ポートおよび排出ポートを介してオイルクーラへと排出される。更に、ロックアップコントロール弁により調圧された第2ライン圧が当該ロックアップコントロール弁の制御ポート、ロックアップリレー弁の排出ポートおよび解放側ポート並びに第1油路を介して解放側油室に供給される。これにより、係合側油室と解放側油室との差圧をロックアップクラッチのロックアップオン状態(完全係合時)よりも小さくしてロックアップクラッチをスリップ状態にすることができる。また、上述の油圧制御回路に含まれるロックアップコントロール弁は、スプリングにより付勢されるスプールを有するスプール弁であり、スプリングを収容すると共にスプールをスリップ側の位置へと付勢するためにトルクコンバータの解放側油室内の油圧を受け入れる油室と、スプールをロックアップオン側の位置へと付勢するためにトルクコンバータの係合側油室内の油圧を受け入れる油室と、制御圧を受け入れる油室とを備えている。そして、上述のようにロックアップクラッチをスリップ状態にする際、ロックアップコントロール弁は、基本的に、係合側油室と解放側油室との差圧を制御圧に応じて設定する。
特開2004−340308号公報
しかしながら、上述の係合側油室内ではポンプインペラやタービンランナの回転に伴って遠心油圧が発生することもあって係合側油室内の油圧変動は比較的大きく、ロックアップクラッチをスリップ状態にしたり、係合直前の状態で待機させたりするために係合側油室と解放側油室との差圧を小さく(概ねゼロに)しているときに係合側油室内の油圧が第2油路からの第2ライン圧よりも高くなってしまうと、係合側油室側からの力により解放側油室内の油圧が高まり、それにより解放側油室内の油圧を受け入れるロックアップコントロール弁がロックアップオン側の位置に移行してしまうことがある。そして、このような現象が発生すると、係合側油室内の油圧が高まっている状態で解放側油室内の作動油が当該ロックアップコントロール弁の排出ポートから排出されて当該係合側油室内の油圧が低下することから、ロックアップクラッチが急係合して係合ショックを生じてしまうおそれがある。
そこで、本発明の油圧制御装置は、クラッチを構成するピストンの一側に画成される係合側油室と、ピストンの他側に画成される背圧側油室との差圧が比較的小さいときにクラッチが急係合するのを抑制することを主目的とする。
本発明による油圧制御装置は、上記主目的を達成するために以下の手段を採っている。
本発明による油圧制御装置は、クラッチを構成するピストンの一側に画成される係合側油室に接続される第1油路と、該第1油路を介して前記係合側油室へと供給される係合圧を生成する係合圧生成バルブと、前記ピストンの他側に画成される背圧側油室に接続される第2油路と、前記第2油路を介して前記背圧側油室へと供給されるクラッチ制御圧を生成すると共に該背圧側油室側からフィードバック圧として供給される油圧が高いほど該クラッチ制御圧を低下させるように作動するクラッチ制御圧生成バルブとを含み、前記係合側油室と前記背圧側油室との差圧を制御する油圧制御装置であって、前記第1油路と前記第2油路とは、オリフィスを中途に有するバイパス油路を介して連通されていることを特徴とする。
この油圧制御装置は、クラッチを構成するピストンの一側に画成される係合側油室に第1油路を介して係合圧生成バルブにより生成された係合圧を供給すると共に、ピストンの他側に画成される背圧側油室に第2油路を介してクラッチ制御圧生成バルブにより生成されたクラッチ制御圧を供給することにより、係合側油室と背圧側油室との差圧を制御可能なものである。ここで、クラッチをスリップ状態にしたり、係合直前の状態で待機させたりするために係合側油室と背圧側油室との差圧を小さくしているときに、係合圧側油室内の油圧が何らかの理由により係合圧生成バルブにより生成される係合圧よりも高くなることがある。このような場合、ピストンを介して係合側油室側からの力が背圧側油室内の作動油に作用して当該背圧側油室内の油圧が高まると共に、背圧側油室側からクラッチ制御圧生成バルブにフィードバック圧として供給される油圧が高まることから、クラッチ制御圧生成バルブがクラッチ制御圧を低下させるように作動し、それにより係合側油室内の油圧が高まっている状態で背圧側油室内の油圧が低下してクラッチが急係合してしまうおそれがある。これを踏まえて、この油圧制御装置では、係合側油室に接続される第1油路と背圧側油室に接続される第2油路とが、オリフィスを中途に有するバイパス油路を介して連通されている。これにより、係合側油室内の油圧の高まりに起因して背圧側油室側からクラッチ制御圧生成バルブにフィードバック圧として供給される油圧が高まり、それによりクラッチ制御圧生成バルブにより生成されるクラッチ制御圧が低下しても、係合圧生成バルブからの作動油を第1油路から第2油路へと流入させて背圧側油室内の油圧低下を抑制することが可能となる。また、バイパス油路にオリフィスを設けることにより、第1油路から第2油路への作動油の流量をより適正に設定することができる。従って、この油圧制御装置によれば、係合側油室と背圧側油室との差圧が小さいときにクラッチが急係合するのを良好に抑制することが可能となる。
また、前記係合側油室は、流体伝動装置を構成する入力側流体伝動要素と出力側流体伝動要素との間で作動油を介した動力の伝達が行われる流体伝動室であってもよい。すなわち、本発明によれば、入力側流体伝動要素や出力側流体伝動要素の回転に伴って発生する遠心油圧により係合側油室(流体伝動室)内の油圧が高まったことに起因して背圧側油室側からクラッチ制御圧生成バルブにフィードバック圧として供給される油圧が高まり、それによりクラッチ制御圧生成バルブにより生成されるクラッチ制御圧が低下しても、係合圧生成バルブからの作動油を第1油路から第2油路へと流入させて背圧側油室内の油圧低下を抑制し、クラッチが急係合するのを良好に抑制することができる。
更に、前記係合圧生成バルブは、ライン圧を調圧して一定のモジュレータ圧を生成可能なモジュレータバルブであってもよい。これにより、係合側油室内の油圧の変動を抑制すると共に、係合側油室内の油圧の高まりに起因して背圧側油室側からクラッチ制御圧生成バルブにフィードバック圧として供給される油圧が高まり、それに伴ってクラッチ制御圧が低下したときに背圧側油室内の油圧をより安定に保つことができる。
また、前記クラッチは、ロックアップクラッチであってもよく、前記油圧制御装置は、ロックアップ制御圧を生成するリニアソレノイドバルブと、前記リニアソレノイドバルブから前記ロックアップ制御圧が供給されるときに、前記第1油路を介した前記係合圧生成バルブから前記係合側油室への前記係合圧の供給と前記第2油路を介した前記クラッチ制御圧生成バルブから前記背圧側油室への前記クラッチ制御圧の供給とを許容するロックアップオン状態を形成し、前記リニアソレノイドバルブから前記ロックアップ制御圧が供給されないときに、前記第1油路を介した前記係合圧生成バルブから前記係合側油室への前記係合圧の供給を規制すると共に前記背圧側油室に循環圧生成バルブにより生成される循環圧が供給されるようにするロックアップオフ状態を形成するロックアップリレーバルブとを更に備えてもよい。これにより、リニアソレノイドバルブにロックアップ制御圧を生成させることで、ロックアップリレーバルブをロックアップオフ状態からロックアップオン状態へと切り換えると共に係合側油室と背圧側油室との差圧を制御することが可能となる。
本発明の一実施例に係る油圧制御装置50を含む動力伝達装置20を搭載した車両である自動車10の概略構成図である。 動力伝達装置20の概略構成図である。 動力伝達装置20に含まれる自動変速機40の各変速段とクラッチおよびブレーキの作動状態との関係を表した作動表である。 油圧制御装置50の要部を示す系統図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例に係る油圧制御装置を含む動力伝達装置20を搭載した車両である自動車10の概略構成図である。同図に示す自動車10は、ガソリンや軽油といった炭化水素系の燃料と空気との混合気の爆発燃焼により動力を出力する内燃機関であるエンジン12と、エンジン12を運転制御するエンジン用電子制御ユニット(以下、「エンジンECU」という)14と、図示しない電子制御式油圧ブレーキユニットを制御するブレーキ用電子制御ユニット(以下、「ブレーキECU」という)15と、流体伝動装置であるトルクコンバータ23や有段の自動変速機40、これらに作動油(作動流体)を給排する油圧制御装置50、これらを制御する変速用電子制御ユニット(以下、「変速用ECU」という)21等を有し、原動機としてのエンジン12のクランクシャフト16に接続されると共にエンジン12からの動力を左右の駆動輪DWに伝達する動力伝達装置20とを備える。
図1に示すように、エンジンECU14には、アクセルペダル91の踏み込み量(操作量)を検出するアクセルペダルポジションセンサ92からのアクセル開度Accや車速センサ99からの車速V、クランクシャフト16の回転を検出する図示しないクランクシャフトポジションセンサといった各種センサ等からの信号、ブレーキECU15や変速用ECU21からの信号等が入力され、エンジンECU14は、これらの信号に基づいて何れも図示しない電子制御式スロットルバルブや燃料噴射弁、点火プラグ等を制御する。ブレーキECU15には、ブレーキペダル93が踏み込まれたときにマスタシリンダ圧センサ94により検出されるマスタシリンダ圧や車速センサ99からの車速V、図示しない各種センサ等からの信号、エンジンECU14や変速用ECU21からの信号等が入力され、ブレーキECU15は、これらの信号に基づいて図示しないブレーキアクチュエータ(油圧アクチュエータ)等を制御する。
動力伝達装置20の変速用ECU21は、トランスミッションケース22の内部に収容される。変速用ECU21には、複数のシフトレンジの中から所望のシフトレンジを選択するためのシフトレバー95の操作位置を検出するシフトレンジセンサ96からのシフトレンジSRや車速センサ99からの車速V、図示しない各種センサ等からの信号、エンジンECU14やブレーキECU15からの信号等が入力され、変速用ECU21は、これらの信号に基づいてトルクコンバータ23や自動変速機40等を制御する。なお、エンジンECU14、ブレーキECU15および変速用ECU21は、図示しないCPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に処理プログラムを記憶するROM、データを一時的に記憶するRAM、入出力ポートおよび通信ポート(何れも図示せず)等を備える。そして、エンジンECU14、ブレーキECU15および変速用ECU21は、バスライン等を介して相互に接続されており、これらのECU間では制御に必要なデータのやり取りが随時実行される。
動力伝達装置20は、トランスミッションケース22の内部に収容されるトルクコンバータ23や、オイルポンプ36、自動変速機40等を含む。トルクコンバータ23は、ロックアップクラッチ付きの流体式トルクコンバータとして構成されており、図2に示すように、フロントカバー18を介してエンジン12のクランクシャフト16に接続されるポンプインペラ24や、タービンハブを介して自動変速機40のインプットシャフト(入力部材)44に固定されるタービンランナ25、ポンプインペラ24およびタービンランナ25の内側に配置されてタービンランナ25からポンプインペラ24への作動油(ATF)の流れを整流するステータ26、ステータ26の回転方向を一方向に制限するワンウェイクラッチ27を含む。ポンプインペラ24、タービンランナ25およびステータ26は、フロントカバー18とポンプインペラ24のポンプシェル24aとにより画成される流体伝動室28内で作動油を循環させるトーラス(環状流路)を形成する。流体伝動室28は、その内部に作動油を給排するための作動油出入口28aと、その内部から作動油を排出するための作動油出口28bとを有し、作動油出入口28aにはエンジン12の運転中に油圧制御装置50から作動油が常時供給されると共に余剰の作動油が作動油出口28bから外部へと流出する。そして、流体伝動室28内では、入力側流体伝動要素としてのポンプインペラ24と出力側流体伝動要素としてのタービンランナ25との間で作動油を介した動力の伝達が行われる。すなわち、トルクコンバータ23は、ポンプインペラ24とタービンランナ25との回転速度差が大きいときにはステータ26の作用によりトルク増幅機として機能し、両者の回転速度差が小さくなると流体継手として機能する。
また、トルクコンバータ23は、ポンプインペラ24とタービンランナ25とを連結するロックアップと当該ロックアップの解除とを実行可能なロックアップクラッチ30を含む。ロックアップクラッチ30は、1枚の摩擦材31が貼着されたロックアップピストン33を有する単板式油圧クラッチとして構成されている。ロックアップピストン33は、ロックアップダンパ34を介してタービンランナ25(タービンハブ)に連結されると共に、フロントカバー18の内部で軸方向に摺動自在に配置され、フロントカバー18等と共にロックアップ室35を画成する。ロックアップ室35は、ロックアップピストン33を介して流体伝動室28と対向し、その内部に作動油を導入するための作動油入口35aを有する。実施例では、自動車10の発進後に所定のロックアップ条件が成立したときに、流体伝動室28内の油圧をロックアップ室35内の油圧よりも高めてロックアップピストン33をフロントカバー18に向けて移動させ、摩擦材31をフロントカバー18の内面に圧着させる。これにより、ポンプインペラ24(フロントカバー18)とタービンランナ25とが連結され、エンジン12からの動力を自動変速機40のインプットシャフト44に機械的かつ直接に伝達することが可能となる。なお、ロックアップクラッチ30の係合時に生じるポンプインペラ24側からのトルクの変動は、ロックアップダンパ34により吸収される。また、流体伝動室28とロックアップ室35との差圧を制御することにより、ロックアップクラッチ30をスリップ状態にしたり、係合直前の状態で待機させたりすることもできる。そして、ロックアップ室35内の油圧を流体伝動室28内の油圧よりも高くすれば、ロックアップクラッチ30の係合を解除することができる。
オイルポンプ36は、ポンプボディとポンプカバーとからなるポンプアッセンブリと、ハブを介してトルクコンバータ23のポンプインペラ24に接続された外歯ギヤとを備えるギヤポンプとして構成されており、油圧制御装置50に接続される。エンジン12からの動力により外歯ギヤを回転させれば、オイルポンプ36によりストレーナを介してオイルパン(何れも図示省略)に貯留されている作動油が吸引・吐出され、それによりトルクコンバータ23や自動変速機40により要求される油圧を発生させたり、各種軸受などの潤滑部分に作動油を供給したりすることができる。
自動変速機40は、6段変速の有段変速機として構成されており、図2に示すように、シングルピニオン式の第1遊星歯車機構41と、ラビニヨ式の第2遊星歯車機構42と、入力側から出力側までの動力伝達経路を変更するための3つのクラッチC1,C2およびC3と2つのブレーキB1およびB2とワンウェイクラッチF1とを含む。シングルピニオン式の第1遊星歯車機構41は、トランスミッションケース22に対して固定された外歯歯車であるサンギヤ41sと、サンギヤ41sと同心円上に配置されると共にインプットシャフト44に接続された内歯歯車であるリングギヤ41rと、サンギヤ41sに噛合すると共にリングギヤ41rに噛合する複数のピニオンギヤ41pと、複数のピニオンギヤ41pを自転かつ公転自在に保持するキャリア41cとを有する。ラビニヨ式の第2遊星歯車機構42は、外歯歯車である2つのサンギヤ42sa,42sbと、自動変速機40のアウトプットシャフト(出力部材)45に固定された内歯歯車であるリングギヤ42rと、サンギヤ42saに噛合する複数のショートピニオンギヤ42paと、サンギヤ42sbおよび複数のショートピニオンギヤ42paに噛合すると共にリングギヤ42rに噛合する複数のロングピニオンギヤ42pbと、互いに連結された複数のショートピニオンギヤ42paおよび複数のロングピニオンギヤ42pbを自転かつ公転自在に保持すると共にワンウェイクラッチF1を介してトランスミッションケース22に支持されたキャリア42cとを有する。自動変速機40のアウトプットシャフト45は、ギヤ機構46および差動機構47を介して駆動輪DWに接続される。
クラッチC1は、第1遊星歯車機構41のキャリア41cと第2遊星歯車機構42のサンギヤ42saとを締結すると共に当該締結を解除することができる油圧クラッチである。クラッチC2は、インプットシャフト44と第2遊星歯車機構42のキャリア42cとを締結すると共に当該締結を解除することができる油圧クラッチである。クラッチC3は、第1遊星歯車機構41のキャリア41cと第2遊星歯車機構42のサンギヤ42sbとを締結すると共に当該締結を解除することができる油圧クラッチである。ブレーキB1は、第2遊星歯車機構42のサンギヤ42sbをトランスミッションケース22に固定すると共にサンギヤ42sbのトランスミッションケース22に対する固定を解除することができる油圧クラッチである。ブレーキB2は、第2遊星歯車機構42のキャリア42cをトランスミッションケース22に固定すると共にキャリア42cのトランスミッションケース22に対する固定を解除することができる油圧クラッチである。これらのクラッチC1〜C3、ブレーキB1およびB2は、油圧制御装置50による作動油の給排を受けて動作する。図3に、自動変速機40の各変速段とクラッチC1〜C3、ブレーキB1およびB2の作動状態との関係を表した作動表を示す。自動変速機40は、クラッチC1〜C3、ブレーキB1およびB2を図3の作動表に示す状態とすることで前進1〜6速の変速段と後進1段の変速段とを提供する。
図4は、上述のロックアップクラッチ30を含むトルクコンバータ23や自動変速機40に対して作動油を給排する油圧制御装置50の要部を示す系統図である。油圧制御装置50は、エンジン12からの動力を用いて図示しないオイルパンから作動油を吸引・吐出する前述のオイルポンプ36に接続されるものであり、図示しないバルブボディや少なくとも1枚のセパレートプレート、オイルポンプ36側(後述のモジュレータバルブ53)からの作動油をアクセル開度Accに応じて調圧して制御圧Psltを出力する図示しないリニアソレノイドバルブからの制御圧Psltにより駆動されてオイルポンプ36からの作動油を調圧してライン圧PLを生成するプライマリレギュレータバルブ51、プライマリレギュレータバルブ51からドレンされる作動油(第1ドレン)を制御圧Psltに応じてライン圧PLよりも低くなるように調圧してセカンダリ圧(循環圧)Psecを生成するセカンダリレギュレータバルブ(循環圧生成バルブ)52、ライン圧PLを調圧して比較的高圧かつ略一定のモジュレータ圧Pmodを生成するモジュレータバルブ(係合圧生成バルブ)53、シフトレバー95の操作位置に応じてプライマリレギュレータバルブからの作動油をクラッチC1〜C3,ブレーキB1およびB2に供給可能とすると共にクラッチC1等に対する作動油の供給を停止させることができるマニュアルバルブ、それぞれマニュアルバルブからの作動油(ライン圧PL)を調圧して対応するクラッチC1〜C3およびブレーキB1,B2側に出力可能な複数のリニアソレノイドバルブ等(何れも図示せず)を含む。これらのリニアソレノイドバルブ、プライマリレギュレータバルブ51やセカンダリレギュレータバルブ52、モジュレータバルブ53等のスプールおよびスプリング等は、何れもバルブボディに形成されたバルブ孔に配置される。
また、油圧制御装置50は、図4に示すように、変速用ECU21により通電制御される図示しないリニアソレノイドを有すると共にロックアップクラッチ30を係合直前の状態に維持したり、スリップ状態にしたり、完全係合させたりするときにモジュレータバルブ53からのモジュレータ圧Pmodを調圧してロックアップ室35に供給されるロックアップ圧(クラッチ制御圧)Plupを生成するための制御圧であるロックアップソレノイド圧(ロックアップ制御圧)Psluを生成するロックアップソレノイドバルブSLUと、トルクコンバータ23の流体伝動室28に対する作動油の給排を可能とすると共にロックアップソレノイドバルブSLUからのロックアップソレノイド圧Psluにより駆動されて油路の切り替えを行うロックアップリレーバルブ54と、ロックアップソレノイドバルブSLUからのロックアップソレノイド圧Psluに応じてモジュレータバルブ53からのモジュレータ圧Pmodを調圧してロックアップ圧Plupを生成するロックアップコントロールバルブ55(クラッチ制御圧生成バルブ)とを含む。
ロックアップリレーバルブ54は、ロックアップソレノイドバルブSLUからのロックアップソレノイド圧Psluにより駆動される切替バルブであり、複数のランドを有すると共にバルブボディに形成されたバルブ孔に摺動自在に配置されるスプール540やスプール540を図中上方に付勢するスプリング541を有するスプールバルブとして構成されている。実施例のロックアップリレーバルブ54は、バルブボディに形成された油路L0およびL1を介してロックアップソレノイドバルブSLUの出力ポートと連通される信号圧入力ポート54aと、バルブボディに形成された油路L2を介してプライマリレギュレータバルブ51からドレンされる作動油(第1ドレン)が供給される第1ドレン入力ポート54bと、バルブボディに形成された油路L3を介してモジュレータバルブ53の出力ポートと連通されるモジュレータ圧入力ポート54cと、バルブボディに形成された油路L4を介してセカンダリレギュレータバルブ52からのセカンダリ圧Psecが供給されるセカンダリ圧入力ポート54dと、バルブボディに形成された油路L5を介してロックアップコントロールバルブ55からのロックアップ圧Plupが供給されるロックアップ圧入力ポート54eと、バルブボディに形成された油路L6を介してトルクコンバータ23の流体伝動室28の作動油出入口28aと連通する第1出力ポート54fと、バルブボディに形成された油路L7を介してロックアップ室35の作動油入口35aと連通する第2出力ポート54gと、バルブボディに形成された油路L8を介して流体伝動室28の作動油出口28bと連通する排油流入ポート54hと、バルブボディに形成された油路L9を介してオイルクーラ60の作動油入口と連通する第1排油流出ポート54iと、バルブボディに形成された油路L10および油路L9の一部を介してオイルクーラ60の作動油入口と連通する第2排油流出ポート54jと、第3排油流出ポート54kとを含む。なお、ロックアップリレーバルブ54の各ポートは、何れもバルブボディに形成されるものである(ロックアップコントロールバルブ55についても同様)。
実施例において、ロックアップリレーバルブ54の取付状態(ロックアップオフ状態)は、図4における右側半分の状態であり、ロックアップソレノイドバルブSLUによりロックアップソレノイド圧Psluが生成されず信号圧入力ポート54aにロックアップソレノイド圧Psluが供給されないときには、ロックアップリレーバルブ54が取付状態すなわちロックアップオフ状態に維持される。かかるロックアップオフ状態では、スプリング541により図中上方に付勢されてスプール540の図中上端がバルブボディと当接し、第1ドレン入力ポート54bと第1排油流出ポート54iとの連通が断たれ、モジュレータ圧入力ポート54cがスプール540により閉鎖され、セカンダリ圧入力ポート54dと第2出力ポート54gとが連通され、ロックアップ圧入力ポート54eがスプール540により閉鎖され、第1出力ポート54fと第1排油流出ポート54iとが連通され、排油流入ポート54hと第2排油流出ポート54jとが連通される。
これにより、ロックアップソレノイドバルブSLUによりロックアップソレノイド圧Psluが生成されず信号圧入力ポート54aにロックアップソレノイド圧Psluが供給されないとき、すなわちロックアップクラッチ30の非係合時には、ロックアップオフ状態にあるロックアップリレーバルブ54のセカンダリ圧入力ポート54dに供給されるセカンダリレギュレータバルブ52からのセカンダリ圧(循環圧)Psecが第2出力ポート54g、油路L7および作動油入口35aを介してロックアップ室35や流体伝動室28内に供給される。そして、流体伝動室28を流通した作動油は、作動油出入口28a、油路L6、ロックアップリレーバルブ54の第1出力ポート54fおよび第1排油流出ポート54i、並びに油路L9を介してオイルクーラ60へと流入すると共に、作動油出口28b、油路L8、ロックアップリレーバルブ54の排油流入ポート54hおよび第2排油流出ポート54j並びに油路L10および油路L9を介してオイルクーラ60へと流入する。
これに対して、ロックアップソレノイドバルブSLUによりロックアップソレノイド圧Psluが生成されて信号圧入力ポート54aにロックアップソレノイド圧Psluが供給されると、スプール540がスプリング541の付勢力に抗して図中下方へと移動して当該スプール540の下端がバルブボディに固定された蓋体と当接し、ロックアップリレーバルブ54は、図4における左側半分の状態(ロックアップオン状態)へと移行する。かかるロックアップオン状態では、第1ドレン入力ポート54bと第1排油流出ポート54iとが連通され、モジュレータ圧入力ポート54cと第1出力ポート54fとが連通され、セカンダリ圧入力ポート54dがスプール540により閉鎖され、ロックアップ圧入力ポート54eと第2出力ポート54gとが連通され、第2排油流出ポート54jがスプール540により閉鎖され、排油流入ポート54hと第3排油流出ポート54kとが連通される。
これにより、信号圧入力ポート54aにロックアップソレノイド圧Psluが供給されるとき、すなわちロックアップクラッチ30の係合時やスリップ制御時等には、油路L3を介してロックアップオン状態にあるロックアップリレーバルブ54のモジュレータ圧入力ポート54cに供給されるモジュレータバルブ53からのモジュレータ圧Pmodが第1出力ポート54f、油路L6および作動油出入口28aを介して流体伝動室28内に供給される。また、ロックアップピストン33を介して流体伝動室28と対向するロックアップ室35には、油路L5を介してロックアップリレーバルブ54のロックアップ圧入力ポート54eに供給されるロックアップコントロールバルブ55からのロックアップ圧Plupが第2出力ポート54g、油路L7および作動油入口35aを介して供給される。従って、実施例の油圧制御装置50では、ロックアップソレノイドバルブSLUを制御してロックアップコントロールバルブ55からのロックアップ圧Plupを変化(低下)させることにより、流体伝動室28とロックアップ室35との差圧を制御して、ロックアップクラッチ30をスリップ状態にしたり、係合直前の状態で待機させたり、完全係合させたりすることができる。なお、ロックアップリレーバルブ54のスプール540のランドの長さおよび間隔やスプリング541のバネ定数、各ポートの位置等は、信号圧入力ポート54aに対するロックアップソレノイド圧Psluの入力の有無に応じて上述のような油路の切替が実行されるように定められる。
ロックアップコントロールバルブ55は、ロックアップソレノイドバルブSLUからのロックアップソレノイド圧Psluにより駆動される調圧バルブであり、複数のランドを有すると共にバルブボディに形成されたバルブ孔に摺動自在に配置されるスプール550やプランジャを介してスプール550を図中下方に付勢するスプリング551を有するスプールバルブとして構成されている。実施例のロックアップコントロールバルブ55は、バルブボディに形成された油路L0およびオリフィスを介してロックアップソレノイドバルブSLUの出力ポートと連通される制御圧入力ポート55aと、ロックアップ圧Plupの元圧となるモジュレータ圧Pmodを生成するモジュレータバルブ53の出力ポートとバルブボディに形成された油路L11を介して連通するモジュレータ圧入力ポート55bと、バルブボディに形成された油路L12およびオリフィスを介してロックアップリレーバルブ54の第2出力ポート54gとロックアップ室35の作動油入口35aとを結ぶ油路L7と連通すると共にスプール550のスプリング551と当接しない端部の図中下方に画成された油室と連通するフィードバック圧入力ポート55cと、バルブボディに形成された油路L13およびオリフィスを介してロックアップリレーバルブ54の第1出力ポート54fと流体伝動室28の作動油出入口28aとを結ぶ油路L6と連通すると共にスプリング551が配置されるスプリング室と連通するポート55dと、油路L5を介してロックアップリレーバルブ54のロックアップ圧入力ポート54eと連通する出力ポート55eと、バルブボディに形成された油路L14を介してロックアップリレーバルブ54の第3排油流出ポート54kと連通する排油流入ポート55fと、ドレンポート55gと、排油流出ポート55hとを含む。そして、実施例の油圧制御装置50では、ロックアップリレーバルブ54の第2出力ポート54gとロックアップ室35の作動油入口35aとを結ぶ油路L7と連通する共にロックアップコントロールバルブ55のフィードバック圧入力ポート55cと連通する油路L12が、中途にオリフィス59を有するバイパス油路L20を介して、モジュレータバルブ53の出力ポートと連通する油路L3と連通されている。なお、バイパス油路L20は、図示するように、ロックアップコントロールバルブ55のフィードバック圧入力ポート55cの前段に配置されて当該フィードバック圧入力ポート55cに入力される油圧の急変を抑制するオリフィスよりも油路L7側(ロックアップ室35側)で油路L12から分岐されると好ましい。
実施例において、制御圧入力ポート55aに供給されるロックアップソレノイド圧Psluは、スプール550に形成された2つのランドの受圧面に作用し、実施例では、これら2つのランドのうち、図中上方(スプリング551側)のランドの受圧面(外径)が図中下方(スプリング551とは反対側)のランドの受圧面(外径)、フィードバック圧入力ポート55cに供給される油圧を受けるスプール550の受圧面、およびポート55dに供給される油圧を受けるスプール550(プランジャ)の受圧面よりも大きく定められている。そして、ロックアップソレノイド圧Psluを受けるスプール550の2つのランドの間には、両者の受圧面積差により油室が画成され、この油室は、制御圧入力ポート55aと常時連通する。
このように構成されるロックアップコントロールバルブ55の取付状態(オフ状態)は、図4における右側半分の状態である。かかる取付状態では、スプリング551により図中下方に付勢されてスプール550の図中下端がバルブボディと当接し、モジュレータ圧入力ポート55bと出力ポート55eとが連通されると共に、排油流入ポート55fと排油流出ポート55hとが連通される。そして、ロックアップコントロールバルブ55は、ロックアップソレノイドバルブSLUによりロックアップソレノイド圧Psluが生成されず制御圧入力ポート55aにロックアップソレノイド圧Psluが供給されないときに上記取付状態に維持されるように構成される。
これに対して、ロックアップソレノイドバルブSLUによりロックアップソレノイド圧Psluが生成されるときには、当該ロックアップソレノイド圧Psluが制御圧入力ポート55aに供給される。また、ロックアップリレーバルブ54のロックアップ圧入力ポート54eおよび第2出力ポート54gを介して油路L7からの油圧(フィードバック圧)が油路L12を介してフィードバック圧入力ポート55cに供給される。更に、信号圧入力ポート54aへのロックアップソレノイド圧Psluの供給に伴ってロックアップリレーバルブ54のモジュレータ圧入力ポート54cおよび第1出力ポート54fを介して油路L6へと供給される作動油の一部(モジュレータ圧Pmod)が油路L13を介してポート55dに供給される。これにより、ロックアップソレノイド圧Psluの作用によりスプール550に付与される推力とフィードバック圧入力ポート55cからの油圧の作用によりスプール550に付与される推力とが、スプリング551の付勢力とポート55dに供給されるモジュレータ圧Pmodの作用によりスプール550に付与される推力とに打ち勝つと、スプール550が図中上方へと移動し(図4における左側半分の状態:オン状態)、スプール550の移動に伴ってモジュレータ圧入力ポート55bが徐々に閉とされる。そして、スプール550が図中上方へと移動するにつれて、出力ポート55eと連通する油室には、スプール550のランドの外周面とバルブボディとの隙間のみから作動油が流入するようになると共に、当該油室からドレンポート55gを介して流出する作動油の量が増加する。これにより、モジュレータ圧入力ポート55bに供給されたモジュレータ圧Pmodが調圧され、ロックアップソレノイド圧Psluが高まるにつれて出力ポート55eから出力されるロックアップ圧Plupが徐々に低下し、ロックアップソレノイド圧Psluが所定値に達するとロックアップ圧Plupは値0になる。また、ロックアップソレノイド圧Psluが制御圧入力ポート55aに供給される際には、スプール550が図中上方へと移動するにつれて、排油流出ポート55hの開度が徐々に小さくなっていき、ロックアップソレノイド圧Psluが所定値に達すると排油流出ポート55hが完全に閉鎖される。
次に、例えばロックアップクラッチ30をスリップ状態にしたり、流体伝動室28とロックアップ室35との差圧を概ねゼロにしてロックアップクラッチ30を係合直前の状態で待機させたりする場合のように流体伝動室28とロックアップ室35との差圧を小さく設定しているときの油圧制御装置50の動作について説明する。
このようにロックアップクラッチ30をスリップ状態にしたり係合直前の状態で待機させたりする場合には、変速用ECU21により制御されてロックアップソレノイドバルブSLUがロックアップソレノイド圧Psluを生成し、当該ロックアップソレノイドバルブSLUからのロックアップソレノイド圧Psluがロックアップリレーバルブ54の信号圧入力ポート54aに供給される。これにより、ロックアップリレーバルブ54は、上述のロックアップオン状態を形成し、モジュレータ圧入力ポート54cと第1出力ポート54fとが連通されることにより、油路L3および油路L6により係合側油室としての流体伝動室28(作動油出入口28a)と係合圧としてのモジュレータ圧Pmodを生成するモジュレータバルブ53の出力ポートとを結ぶ一連の油路(第1油路)が形成される。また、ロックアップリレーバルブ54によってロックアップオン状態が形成されるとロックアップ圧入力ポート54eと第2出力ポート54gとが連通され、それにより、油路L5および油路L7によりロックアップ室35(作動油入口35a)とクラッチ制御圧としてのロックアップ圧Plupを生成するロックアップコントロールバルブ55の出力ポート55eとを結ぶ一連の油路(第2油路)が形成される。従って、流体伝動室28にはモジュレータバルブ53からのモジュレータ圧Pmodが供給されると共に、ロックアップ室35にはロックアップコントロールバルブ55からのロックアップ圧Plupが供給される。
ここで、ロックアップリレーバルブ54がロックアップオン状態を形成しているときには、流体伝動室28の一定のモジュレータ圧Pmodが供給されることから、流体伝動室28とロックアップ室35との差圧を小さく設定する場合、ロックアップコントロールバルブ55がロックアップ圧Plupを元圧であるモジュレータ圧Pmodに比較的近い値に調圧するようにロックアップソレノイドバルブSLUが制御され、ロックアップソレノイドバルブSLUにより生成されるロックアップソレノイド圧Psluは、比較的小さくなる。また、流体伝動室28内ではポンプインペラ24やタービンランナ25の回転に伴って遠心油圧が発生することもあって、流体伝動室28内の油圧変動は比較的大きい。
このため、流体伝動室28とロックアップ室35との差圧を小さくしているときに、ポンプインペラ24等の回転(回転変動)に伴って発生する遠心油圧により流体伝動室28内の油圧がモジュレータバルブ53からのモジュレータ圧Pmodよりも高くなると、ロックアップピストン33を介して流体伝動室28側からの力がロックアップ室35内の作動油に作用して当該ロックアップ室35内の油圧が高まると共に、ロックアップ室35側から油路L7の一部および油路L12を介してロックアップコントロールバルブ55のフィードバック圧入力ポート55cにフィードバック圧として供給される油圧が高まってしまい、ロックアップコントロールバルブ55がロックアップ圧Plupを低下させるように作動してしまう。すなわち、流体伝動室28とロックアップ室35との差圧を小さくしているときには、ロックアップソレノイドバルブSLUにより生成されるロックアップソレノイド圧Psluが比較的低く、その状態でフィードバック圧入力ポート55cにフィードバック圧として供給される油圧が高まると、ロックアップコントロールバルブ55のスプール550がスプリング551の付勢力等に抗して図4における上方へと移動し、それによりロックアップコントロールバルブ55のドレンポート55gからの作動油の流出量が増加すると、ロックアップコントロールバルブ55により生成されるロックアップ圧Psluが本来要求されている値よりも低下してしまう(ロックアップ室35内の作動油がドレンポート55gを介して流出してしまう)。この結果、流体伝動室28内の油圧が高まっている状態でロックアップ室35内の油圧が低下してしまい、ロックアップクラッチ30が急係合して係合ショックを生じてしまうおそれがある。
これを踏まえて、実施例の油圧制御装置50では、ロックアップリレーバルブ54の第2出力ポート54gとロックアップ室35の作動油入口35aとを結ぶ油路L7と連通する共にロックアップコントロールバルブ55のフィードバック圧入力ポート55cと連通する油路L12が、中途にオリフィス59を有するバイパス油路L20を介して、モジュレータバルブ53の出力ポートと連通する油路L3と連通される。すなわち、ロックアップリレーバルブ54がロックアップオン状態を形成したときに流体伝動室28とモジュレータバルブ53の出力ポートとを結ぶように油路L3および油路L6により形成される一連の油路(第1油路)と、ロックアップリレーバルブ54がロックアップオン状態を形成したときにロックアップ室35とロックアップコントロールバルブ55の出力ポート55eとを結ぶ一連の油路(第2油路)とは、オリフィス59を中途に有するバイパス油路L20(および油路L12の一部)を介して連通されている。従って、実施例の油圧制御装置50では、流体伝動室28内の油圧の高まりに起因してロックアップ室35側からロックアップコントロールバルブ55にフィードバック圧として供給される油圧が高まり、それによりロックアップコントロールバルブ55により生成されるロックアップ圧Plupが低下しても、モジュレータバルブ53に接続された油路L3からロックアップ室35に接続された油路L7へと比較的高圧の作動油を流入させてロックアップ室35からの作動油の流出を抑え、それによりロックアップ室35内の油圧低下を抑制することが可能となる。
以上説明したように、実施例の油圧制御装置50では、ロックアップリレーバルブ54によってロックアップオン状態が形成されると、油路L3および油路L6により係合側油室としての流体伝動室28(作動油出入口28a)と係合圧としてのモジュレータ圧Pmodを生成するモジュレータバルブ53の出力ポートとを結ぶ第1油路が形成されると共に、油路L5および油路L7によりロックアップ室35(作動油入口35a)とクラッチ制御圧としてのロックアップ圧Plupを生成するロックアップコントロールバルブ55の出力ポート55eとを結ぶ第2油路が形成される。そして、第1油路を構成する油路L3と第2油路を構成する油路L7とは、オリフィス59を中途に有するバイパス油路L20(および油路L12の一部)を介して連通されている。これにより、ポンプインペラ24やタービンランナ25の回転に伴って発生する遠心油圧により両者間で作動油を介した動力の伝達が行われる流体伝動室28内の油圧の高まりに起因してロックアップ室35側からロックアップコントロールバルブ55にフィードバック圧として供給される油圧が高まり、それによりロックアップコントロールバルブ55により生成されるロックアップ圧Plupが低下しても、モジュレータバルブ53からの作動油を油路L3から油路L7へと流入させてロックアップ室35内の油圧低下を抑制することが可能となる。また、バイパス油路L20にオリフィス59を設けることにより、油路L3から油路L7への作動油の流量をより適正に設定することができる。従って、実施例の油圧制御装置50によれば、流体伝動室28とロックアップ室35との差圧が小さいときにロックアップクラッチ30が急係合するのを良好に抑制することが可能となる。
更に、実施例の油圧制御装置50では、ロックアップリレーバルブ54によりロックアップオン状態が形成されると、ライン圧PLを調圧して一定のモジュレータ圧Pmodを生成可能なモジュレータバルブ53からのモジュレータ圧Pmodが油路L3およびL7を介して流体伝動室28に係合圧として供給されると共に、モジュレータバルブ53からの作動油が油路L3から油路L7へと流入する。これにより、流体伝動室28内の油圧の変動を抑制すると共に、流体伝動室28内の油圧の高まりに起因してロックアップ室35側からロックアップコントロールバルブ55にフィードバック圧として供給される油圧が高まり、それに伴ってロックアップ圧Plupが低下したときにロックアップ室35内の油圧をより安定に保つことができる。
また、実施例の油圧制御装置50は、ロックアップ制御圧としてのロックアップソレノイド圧Psluを生成するリニアソレノイドバルブであるロックアップソレノイドバルブSLUと、ロックアップリレーバルブ54とを含んでおり、ロックアップリレーバルブ54は、ロックアップソレノイドバルブSLUからロックアップソレノイド圧Psluが供給されるときに、油路L3およびL6(第1油路)を介したモジュレータバルブ53から流体伝動室28へのモジュレータ圧Pmodの供給と油路L5およびL7(第2油路)を介したロックアップコントロールバルブ55からロックアップ室35へのロックアップ圧Plupの供給とを許容するロックアップオン状態を形成し、ロックアップソレノイドバルブSLUからロックアップソレノイド圧Psluが供給されないときに、油路L3およびL6(第1油路)を介したモジュレータバルブ53から流体伝動室28へのモジュレータ圧Pmodの供給を規制すると共にロックアップ室35にセカンダリレギュレータバルブ52により生成されるセカンダリ圧Psecが供給されるようにするロックアップオフ状態を形成する。従って、油圧制御装置50では、ロックアップソレノイドバルブSLUにロックアップソレノイド圧Psluを生成させることで、ロックアップリレーバルブ54をロックアップオフ状態からロックアップオン状態へと切り換えると共に流体伝動室28とロックアップ室35との差圧を制御することが可能となる。
なお、油路L3およびL6により構成される第1油路とバイパス油路L20(油路L12)との合流部と油路L5およびL7により構成される第2油路とバイパス油路L20との合流部とは、それぞれに任意に定めることが可能であり、例えば、バイパス油路L20を油路L12に連通させる代わりに油路L7に直接連通させてもよい。また、油圧制御装置50の油圧供給対象であるトルクコンバータ23は、2つの作動油出入口を有するもの(実施例における作動油出口28bが省略されたもの)とされてもよい。更に、本発明は、例えば、トルクコンバータの代わりにエンジンと変速機との間に配置される発進クラッチに適用されてもよい。また、実施例の動力伝達装置20は、トルク増幅作用を奏するトルクコンバータ23の代わりにトルク増幅作用を奏しないフルードカップリングを含むのであってもよい。更に、ロックアップクラッチ30を含むトルクコンバータ23および油圧制御装置50は、自動変速機以外の無段変速機(CVT)と組み合わされてもよい。
ここで、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。すなわち、上記実施例では、ロックアップクラッチ30を構成するロックアップピストン33の一側に画成される係合側油室としての流体伝動室28に接続される油路L3およびL6が「第1油路」に相当し、油路L3およびL6を介して流体伝動室28へと供給される係合圧としてのモジュレータ圧Pmodを生成するモジュレータバルブ53が「係合圧生成バルブ」に相当し、ロックアップピストン33の他側に画成される背圧側油室としてのロックアップ室35に接続される油路L5およびL7が「第2油路」に相当し、ロックアップ制御圧としてのロックアップソレノイド圧Psluに応じて油路L5およびL7を介してロックアップ室35へと供給されるクラッチ制御圧としてのロックアップ圧Plupを生成すると共にロックアップ室35側からフィードバック圧として供給される油圧が高いほどロックアップ圧Plupを低下させるように作動するロックアップコントロールバルブ55が「クラッチ制御圧生成バルブ」に相当し、オリフィス59が「オリフィス」に相当し、バイパス油路L20および油路L12の一部が「バイパス油路L」に相当する。また、ロックアップソレノイド圧Psluを生成するロックアップソレノイドバルブSLUが「リニアソレノイドバルブ」に相当し、ロックアップソレノイドバルブSUからロックアップソレノイド圧Psluが供給されるときに、油路L3およびL6を介したモジュレータバルブ53から流体伝動室28へのモジュレータ圧Pmodの供給と油路L5およびL7を介したロックアップコントロールバルブ55からロックアップ室35へのロックアップ圧Plupの供給とを許容するロックアップオン状態を形成し、ロックアップソレノイドバルブSLUからロックアップソレノイド圧Psluが供給されないときに、油路L3およびL6を介したモジュレータバルブ53から流体伝動室28へのモジュレータ圧Pmodの供給を規制すると共にロックアップ室35にセカンダリレギュレータバルブ52により生成されるセカンダリ圧Psecが供給されるようにするロックアップオフ状態を形成するロックアップリレーバルブ54が「ロックアップリレーバルブ」に相当する。
ただし、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載された発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載された発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。すなわち、実施例はあくまで課題を解決するための手段の欄に記載された発明の具体的な一例に過ぎず、課題を解決するための手段の欄に記載された発明の解釈は、その欄の記載に基づいて行なわれるべきものである。
以上、実施例を用いて本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な変更をなし得ることはいうまでもない。
本発明は、油圧制御装置の製造産業において利用可能である。
10 自動車、12 エンジン、14 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、15 ブレーキ用電子制御ユニット(ブレーキECU)、16 クランクシャフト、18 フロントカバー、20 動力伝達装置、21 変速用電子制御ユニット(変速用ECU)、22 トランスミッションケース、23 トルクコンバータ、24 ポンプインペラ、24a ポンプシェル、25 タービンランナ、26 ステータ、27 ワンウェイクラッチ、28 流体伝動室、28a 作動油出入口、28b 作動油出口、30 ロックアップクラッチ、31 摩擦材、33 ロックアップピストン、34 ロックアップダンパ、35 ロックアップ室、35a 作動油入口、36 オイルポンプ、40 自動変速機、41 第1遊星歯車機構、41c,42c キャリア、41p ピニオンギヤ、41r,42r リングギヤ、41s,42sa,42sb サンギヤ、42 第2遊星歯車機構、42pa ショートピニオンギヤ、42pb ロングピニオンギヤ、44 インプットシャフト、45 アウトプットシャフト、46 ギヤ機構、47 差動機構、50 油圧制御装置、51 プライマリレギュレータバルブ、52 セカンダリレギュレータバルブ、53 モジュレータバルブ、54 ロックアップリレーバルブ、54a 信号圧入力ポート、54b 第1ドレン入力ポート、54c モジュレータ圧入力ポート、54d セカンダリ圧入力ポート、54e ロックアップ圧入力ポート、54f 第1出力ポート、54g 第2出力ポート、54h 排油流入ポート、54i 第1排油流出ポート、54j 第2排油流出ポート、54k 第3排油流出ポート、55 ロックアップコントロールバルブ、55a 制御圧入力ポート、55b モジュレータ圧入力ポート、55c フィードバック圧入力ポート、55d ポート、55e 出力ポート、55f 排油流入ポート、55g ドレンポート、55h 排油流出ポート、59 オリフィス、60 オイルクーラ、91 アクセルペダル、92 アクセルペダルポジションセンサ、93 ブレーキペダル、94 マスタシリンダ圧センサ、95 シフトレバー、96 シフトレンジセンサ、99 車速センサ、540,550 スプール、541,551 スプリング、B1,B2 ブレーキ、C1,C2,C3 クラッチ、F1 ワンウェイクラッチ、L0−L14 油路、L20 バイパス油路、SLU ロックアップソレノイドバルブ。

Claims (4)

  1. クラッチを構成するピストンの一側に画成される係合側油室に接続される第1油路と、該第1油路を介して前記係合側油室へと供給される係合圧を生成する係合圧生成バルブと、前記ピストンの他側に画成される背圧側油室に接続される第2油路と、前記第2油路を介して前記背圧側油室へと供給されるクラッチ制御圧を生成すると共に該背圧側油室側からフィードバック圧として供給される油圧が高いほど該クラッチ制御圧を低下させるように作動するクラッチ制御圧生成バルブとを含み、前記係合側油室と前記背圧側油室との差圧を制御する油圧制御装置であって、
    前記第1油路と前記第2油路とは、オリフィスを中途に有するバイパス油路を介して連通されていることを特徴とする油圧制御装置。
  2. 請求項1に記載の油圧制御装置において、
    前記係合側油室は、流体伝動装置を構成する入力側流体伝動要素と出力側流体伝動要素との間で作動油を介した動力の伝達が行われる流体伝動室であることを特徴とする油圧制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の油圧制御装置において、
    前記係合圧生成バルブは、ライン圧を調圧して一定のモジュレータ圧を生成可能なモジュレータバルブであることを特徴とする油圧制御装置。
  4. 請求項1から3の何れか一項に記載の油圧制御装置において、
    前記クラッチは、ロックアップクラッチであり、
    ロックアップ制御圧を生成するリニアソレノイドバルブと、前記リニアソレノイドバルブから前記ロックアップ制御圧が供給されるときに、前記第1油路を介した前記係合圧生成バルブから前記係合側油室への前記係合圧の供給と前記第2油路を介した前記クラッチ制御圧生成バルブから前記背圧側油室への前記クラッチ制御圧の供給とを許容するロックアップオン状態を形成し、前記リニアソレノイドバルブから前記ロックアップ制御圧が供給されないときに、前記第1油路を介した前記係合圧生成バルブから前記係合側油室への前記係合圧の供給を規制すると共に前記背圧側油室に循環圧生成バルブにより生成される循環圧が供給されるようにするロックアップオフ状態を形成するロックアップリレーバルブとを更に備えることを特徴とする油圧制御装置。
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