JP2014042499A - 食品成形装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】巻き締めを確実に行い、奇麗な形に成形することができる食品成形装置を得る。
【解決手段】圧延された食材を棒状に成形する成形部5は、折り畳まれることにより食材を巻き締める巻き簀6と、直線的に進出して巻き簀を折り畳むリフター7,8と、巻き簀6を移動可能なスライドベース9と、を有し、巻き簀6は、固定プレート60と、固定プレートの両側に回転自在に連結された第1、第2の回転プレート61,62と、第1、第2の回転プレートの片方に回転自在に連結された第3の回転プレート63を有し、第1、第2の回転プレートと第3の回転プレートは単独で回転可能であり、スライドベース9の駆動部は、巻き簀6による食材の巻き締め態様において第1、第2の回転プレートのうちの一つをリフターに当接させて食材の増し締めを行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、食品を長くて横断面形状が均一な形に成形するのに適した食品成形装置に関するもので、例えば海苔巻きすしの成形装置として好適であり、特に、巻き締めを確実に行うことにより、奇麗な形に成形することを可能にしたものである。
例えば、海苔巻きすしを、熟練を要することなく大量生産することができる米飯圧延装置が実用に供されている。特許文献1に記載されている米飯圧延装置はその一つで、すし飯を投入するホッパーと、上記すし飯を圧延する圧延部と、巻き簀と、成形部を有してなる。上記圧延部は、ホッパーから供給されるすし飯を板状に圧延する。巻き簀プレート上にはシート状の乾し海苔(以下、単に「海苔」という)が敷かれ、この海苔の上に上記板状のすし飯を重ね、巻き簀プレートを巻き締めることにより、海苔とともにすし飯を棒状に成形するものである。
特許文献1記載の米飯圧延装置における巻き簀プレートは、1枚の固定プレートと、その両端に回転自在に連結された回転プレートと、一方の回転プレートに回転自在に連結されたもう一つの回転プレートの4枚のプレートで構成されている。4枚のプレートは互いにリンクアームで連結され、固定プレートの両側に配置されている回転プレートの裏面側に設けられているカム部材がリフト板で持ち上げられることにより各回転プレートが折り畳まれる。固定プレートの両側の回転プレートは固定プレートに対して直立する。上記もう一つの回転プレートは、リンクアームで固定プレートに連結されることにより、固定プレートに対して平行になるように折り畳まれ、四角柱状の海苔巻きが製造される。
特許文献1記載の米飯圧延装置は、固定プレートの両側の回転プレートの一方に連結されているもう一つの回転プレートを上記両側の回転プレートに追従して折り畳み、すし飯を上から押し付けることにより巻き締めるものである。これによって、海苔巻きを綺麗な形に成形しようとするものである。
しかしながら、リフターの駆動力のみによって巻き簀プレートを駆動し、海苔巻きを製造するものであるため、巻き締め動作後に、すし飯やその中に巻き込まれている具材の反力で、海苔巻きが開いてしまうことがあった。すなわち、目論見通りの横断面四角形の海苔巻きを製造することができないことがあることが分かった。
上記の問題点を解決するためには、リフターの駆動力による巻き締め動作後に、増し締めを行うことが有効である。しかし、特許文献1に記載されている巻き締め機構は、4枚のプレートが互いにリンクで連結されているため、上記巻き締め機構以外から力を加えると、リンク機構によって別のプレートが動き、あるいは上記別のプレートが上記巻き締め機構以外からの力に対する抵抗となって増し締めを行うことができない。
なお、特許文献1記載の米飯成形装置に関連する発明として、成形動作後の巻き簀プレートの復帰動作が円滑に行われるように、前記カム部材とリフト板とを、磁性体とマグネットによって磁気的に結合した米飯成形装置が提案されている(特許文献2参照)。
特開2008−211992号公報 特開2008−211991号公報
本発明は、前記従来技術の問題点を解消すること、すなわち、食品を一旦巻き締めた後、上記巻き締め動作とは別の動作で増し締めすることを可能にして、巻き締めを確実に行い、奇麗な形に成形することができる食品成形装置を提供することを目的とする。
本発明に係る食品成形装置は、
板状の食材を棒状に成形する成形部を有する食品成形装置であって、
上記成形部は、折り畳まれることにより食材を巻き締める巻き簀と、直線的に進出することにより上記巻き簀を折り畳むリフターと、上記巻き簀を上記圧延された食材の受け取り位置と上記成形部による成形位置との間で移動可能なスライドベースと、を有し、
上記巻き簀は、固定プレートと、上記固定プレートの両側に回転自在に連結された第1、第2の回転プレートと、上記第1、第2の回転プレートの片方に回転自在に連結された第3の回転プレートを有し、
上記第1、第2の回転プレートと第3の回転プレートは単独で回転可能であり、
上記スライドベースの駆動部は、上記巻き簀による食材の巻き締め態様において上記第1、第2の回転プレートのうちの一つを上記リフターに当接させて食材の増し締めを行うことを最も主要な特徴とする。
第1、第2および第3の回転プレートがリフターの直線的な進出によって折り畳まれることにより食材が巻き締められる。リフターの直線的な進出動作とは別に、スライドベースの駆動部がスライドベースとともに巻き簀をスライドさせ、第1、第2の回転プレートのうちの一つをリフターに当接させることにより食材の増し締めが行われる。よって、食材の巻き締めを確実に行うことができるとともに、奇麗な形に成形することができる。第1乃至第3の回転プレートが単独で回転可能であるため、リフターの動作とは別に巻き簀をスライドさせて増し締めを行うことが可能になった。
本発明に係る食品成形措置の実施例の外観を示す斜視図である。 上記実施例の縦断側面図である。 上記実施例の圧延部の駆動機構を示す側面図である。 上記圧延部の異なる作動態様を示す側面図である。 上記圧延部のさらに異なる作動態様を示す側面図である。 上記圧延部の駆動機構を示す斜視図である。 上記圧延部の駆動機構をその支持板の裏面側から示す斜視図である。 上記実施例の成形部を示す斜視図である。 上記成形部のガイド板部分を示す斜視図である。 上記実施例のスライドベースの駆動部を示す斜視図である。 上記実施例のスライドベースを示す斜視図である。 上記実施例のスライドベースと巻き簀を示す斜視図である。 上記巻き簀の巻き締め態様を俯瞰方向から示す斜視図である。 上記巻き簀の巻き締め態様を見上げる方向から示す斜視図である。 上記巻き簀の巻き締め態様を示す側面図である。 上記巻き簀の巻き締め態様を示す側面断面図である。 上記実施例のリフターと巻き簀を示す側面断面図である。 上記リフターと巻き簀の異なる作動態様を示す側面断面図である。 上記リフターと巻き簀のさらに異なる作動態様を示す側面断面図である。 上記リフターと巻き簀のさらに異なる作動態様を示す側面断面図である。 上記リフターと巻き簀のさらに異なる作動態様を示す側面断面図である。 上記リフターと巻き簀のさらに異なる作動態様を示す側面断面図である。 上記巻き簀による増し締め動作を示す側面断面図である。 上記巻き簀の平面図である。 上記巻き簀の側面断面図である。 上記巻き簀の一部を拡大して示す側面断面図である。
以下、本発明に係る食品成形装置の実施例について図面を参照しながら説明する。図示の実施例は、海苔巻きすしの成形に適した食品成形装置の例である。
[全体の概略]
図1、図2において、食品成形装置1は、主要な構成部分として、すし飯を収容するホッパー2と、上記すし飯の撹拌部3と、撹拌されたすし飯を板状に圧延する圧延部4と、圧延されたすし飯を棒状に成形する成形部5を備えている。撹拌部3は、ホッパー2の下方においてホッパー2内のすし飯を撹拌する第1、第2の撹拌羽根31,32を備えている。第2の撹拌羽根32は、第1の撹拌羽根31の斜め下方に位置していて、第1の撹拌羽根31で撹拌されかつ重力によって斜め下方に降下するすし飯をさらに撹拌し、導出口33から圧延部4に向かって導出する。
導出口33から導出されるすし飯は傾斜ガイド34によって圧延部4に導かれる。圧延部4は、前上側の第1圧延ローラ41、後上側の第2圧延ローラ42、前下側の第3圧延ローラ43、後下側の第4圧延ローラ44の4個のローラを備えている。上側の第1、第2圧延ローラ41,42は一対となって回転駆動され、下側の第3、第4圧延ローラ43,44は一対となって回転駆動される。上側の一対のローラ41,42および下側の一対のローラ43,44はそれぞれ所定の間隔をおいて平行に配置され、互いに反対向きに回転駆動されることにより、すし飯を板状に圧延しながら下方斜め前方に搬送する。上側の圧延ローラ41,42で圧延され、さらに下側の圧延ローラ43,44で板状に圧延されたすし飯は傾斜面からなるガイド部材46によって成形部5に導かれる。
[成形部]
成形部5が本願発明の特徴的な部分であって、図1に示す巻き簀6、前後のリフター7,8、スライドベース9、ガイド板10などが主要な構成部材となっている。ガイド板10は、食品成形装置1の本体の下部前側に水平面をなすように固定されている。ガイド板10の左右方向両側にはスライドベース9の左右両側壁が嵌ってスライドベース9の前後方向への摺動をガイドするガイドレール11が形成されている。ガイド板10の左右方向中央部には、リフター7,8の上昇に対する逃げ孔12が前後方向に向けてスリット状に形成されている。
図11、図12に示すように、スライドベース9は平面形状が四角形で、スライドベース9の左右の両側下面には前後の長さ方向全体にまたがってラック95が形成されている。図10に示すように、ガイド板10の下方には、スライドベース駆動機構100が組み込まれている。スライドベース駆動機構100は、基板101と、基板101に固定されたモータ102と、モータ102によって回転駆動される一対のピニオン104を有してなる。一対のピニオン104は一つの回転軸に結合されることにより一体に回転する。一対のピニオン104は、ガイド板10の左右方向両側に位置していて、一対のピニオン104の一部がガイド板10の左右方向両側に形成されている孔からガイド板10の上面よりも上に突出している。図9では、片方のピニオン104の一部のみが描かれている。
図1に示すように、ガイド板10のガイドレール11にスライドベース9の左右両側壁を嵌め、ガイドレール11でガイドさせながらスライドベース9を押し込むと、スライドベース9の左右のラック95がそれぞれピニオン104に噛み合う。以後は、モータ102の回転を制御してラック95の回転を制御することにより、スライドベース9の前後方向へのスライド位置を制御することができる。
図11、図12に示すように、スライドベース9には、左右方向の中央において、スリット状の逃げ孔91が形成されている。逃げ孔91は、前後方向に長く、かつ、ガイド板10の逃げ孔12と重なる位置に形成されている。スライドベース9には巻き簀6を着脱することができるように、巻き簀6のピン605を嵌めることができる受け孔94が設けられている。受け孔94は、スライドベース9の底面に固定された直方体からなるブロック92と、ブロック92を覆うようにしてスライドベース9に固定された金属板93に形成されている。受け孔94は左右に1個ずつ、2個を対にして形成され、これに対応して巻き簀6のピン605も左右に1個ずつ、2個を対にして設けられている。これらの受け孔94に巻き簀6のピン605を嵌めることにより、巻き簀6がスライドベース9と一体となって前後に移動できるようになっている。
[巻き簀の構成]
次に、巻き簀6の構成についてより詳細に説明する。図24、図25、図26に示すように、巻き簀6は、固定プレート60と、固定プレート60の両側に回転自在に連結された第1、第2の回転プレート61,62と、第1、第2の回転プレート61,62のうちの片方である第2の回転プレート62に回転自在に連結された第3の回転プレート63の合計4枚のプレートを有している。4枚の各プレート60,61,62,63は、それぞれ金属板からなるベース材601,611,621,631と、これら各ベース材の表面にアウトサート成形により一体に形成されている樹脂層602,612,622,632を有している。巻き簀6の上面はほぼ全体が樹脂層602,612,622,632で覆われている。第3の回転プレート63の前側の端縁には、樹脂層632の一部が立ち上がることによって、巻き簀6に載せる海苔の前側の位置を規制する位置決め突起638が適宜数形成されている。樹脂層602,612,622,632は、例えばポリプロピレンで形成することができる。
固定プレート60に対して各回転プレート61,62,63は単独で回転可能に連結され、したがって、各プレート60〜63は互いに折り畳み可能となっている。各プレート60〜63の回転可能な連結構造は以下のとおりである。固定プレート60のベース材601は左右両端部に上面側に立ち上がった折り曲げ部604を有している。これらの折り曲げ部604と第1の回転プレート61の左右両端部に形成されている折り曲げ部は軸64によって結合され、第1の回転プレート61は固定プレート60に対して軸64を中心に回転自在となっている。上記折り曲げ部604と第2の回転プレート62の左右両端部に形成されている折り曲げ部は軸65によって結合され、第2の回転プレート62は固定プレート60に対して軸65を中心に回転自在となっている。第3の回転プレート63も左右両端部に折り曲げ部が形成され、この折り曲げ部と第2の回転プレート62の折り曲げ部は軸66によって結合され、第3の回転プレート63は第2の回転プレート62に対して軸66を中心に回転自在となっている。
軸64の中心軸線は、固定プレート60の上面と第1の回転プレート61の上面との接線に略一致し、第1の回転プレート61は固定プレート60に対し上記接線を中心に回転自在となっている。同様に、軸65の中心軸線は、固定プレート60の上面と第2の回転プレート62の上面との接線に略一致し、第2の回転プレート62は固定プレート60に対し上記接線を中心に回転自在となっている。軸66の中心軸線は、第2の回転プレート62の上面と第3の回転プレート63の上面との接線に略一致し、第3の回転プレート63は第2の回転プレート62に対し上記接線を中心に回転自在となっている。
図13乃至図17、図25などに示すように、固定プレート60のベース材601の下面側には、固定プレート60の長さ方向に直交する方向、すなわち食品成形装置1の前後方向に2個一対の支持板603が固着されている。各支持板603には、上記ベース材601との交差部において、先端部が円錐形状の前記ピン605が固着されている。各支持板603は、4枚のプレート60,61,62,63にまたがる長さを有している。各支持板603の奥側の端部にはストッパ607が固着されている。ストッパ607は第1の回転プレート61の上面よりも上方に突出して、巻き簀6に載せる海苔の奥側の位置を規制する。
図16、図17などに示すように、第1の回転プレート61のベース材611には、その長さ方向中央部においてローラ支持板615が固着されている。ローラ支持板615はU字形に形成され、U字形の相対向する支持片によって2つのローラ616,617がそれらの中心軸線を中心にして回転自在に支持されている。2つのローラ616,617は互いに平行でありかつ隣接していて、図17に示すような巻き簀6による巻き締め動作前の態様では、ローラ616が下側にあり、ローラ617が斜め前上にある。
第3の回転プレート63のベース材631にもその長さ方向中央部においてU字形に形成されたローラ支持板635が固着されている。ローラ支持板635のU字形の相対向する支持片によって2つのローラ636,637がそれらの中心軸線を中心にして回転自在に支持されている。2つのローラ636,637は互いに平行でありかつ隣接していて、図17に示すような巻き簀6による巻き締め動作前の態様では、ローラ636が下側にあり、ローラ637が後斜め上にある。図15に示すように、ローラ636の支持軸はローラ支持板635に相対移動不能に支持されているのに対し、ローラ637の支持軸はローラ支持板635の長孔639に嵌められてこの長孔639の範囲内で移動可能となっている。
図17に示すように、上記ローラ636,637の下方にはリフター7があり、上記ローラ616,617の下方には別のリフター8がある。図8にも示すように、リフター7,8は、前後に長い厚板状の部材で、互いにL字状、逆L字状をしており、適宜のガイド部材により、前記逃げ孔12、91を通して上下方向に直進移動するようになっている。リフター7,8は比較的固い樹脂からなる。リフター7,8の上下方向への移動は、図示されない巻き締め駆動モータによって回転駆動される駆動アーム74,84と、これらの駆動アーム74,84に設けられている駆動ピン73,83と、これらの駆動ピン73,83が嵌るカム溝71,81によって行われる。駆動ピン73,83は、いわゆるカムフォロワであって、ベアリングを介して回転自在に保持されている。駆動ピン73,83は、それぞれ駆動アーム74,84の回転中心75,85(図20参照)から外れた位置にある。
図17において、巻き簀6によるすし飯の巻き締め動作のとき、駆動アーム74は反時計方向に、駆動アーム84は時計方向に、同期的に同じ角度で回転駆動される。カム溝71はカム溝81よりも前後方向に長くかつほぼ直線状であり、駆動アーム74の回転中心よりも比較的遠くにある。これに対してカム溝81は、前後方向に短くかつ緩やかなS字状にうねっており、駆動アーム84の回転中心に近い位置にある。したがって、前側のリフター7の上下方向への移動ストロークは、後側のリフター8の上下方向への移動ストロークよりも大きい。
リフター7の上端面72は上記ローラ636,637との当接面となっており、リフター8の上端面82は上記ローラ616,617との当接面となっている。リフター7には上端面72に隣接して板状の磁石180が埋め込まれている。上記ローラ636,637は磁性体からなり、磁石180とローラ636,637との間に磁気吸引力が働いている。
スライドベース9は、既に説明したように、スライドベース駆動機構100(図10参照)のモータ102が回転制御されることにより、一対のピニオン104とラック95の噛み合いによって前後方向のスライド位置が制御される。スライドベース9のスライド範囲は、図2、図8に示すようにスライドベース9の前端が食品成形装置1の前端とほぼ一致する前進位置から、圧延部4で圧延されたすし飯を巻き簀6で受け取ることができる後退位置までの範囲である。上記前進位置では、リフター7,8の動作に伴う巻き簀6によるすし飯の巻き締め動作が行われる。
図17乃至図23は、駆動アーム74,84が回転する前から所定角度回転するまでのリフター7,8の動作とリフター7,8によって作動させられる巻き簀6の動作を順に示している。図17は駆動アーム74,84が回転する前の状態を示しており、4枚の前記プレート60,61,62,63の上面は同一平面上にあって、巻き簀6はフラットな態様になっている。リフター7,8は最も下降した位置にあってそれぞれの上端面72,82からローラ616,636が僅かに離間している。
図18は、駆動アーム74,84がそれぞれ20度程度回転した状態を示している。前述のとおり、図18において駆動アーム74は反時計方向、駆動アーム84は時計方向に回転する。駆動アーム74の回転により駆動ピン73がリフター7のカム溝71の上縁を押し、リフター7を押し上げ、リフター7の上端面72がローラ636に接する。一方、駆動アーム84が嵌っているリフター8のカム溝81は緩やかなS字を描く異形状になっていて、上記駆動アーム84の回転では駆動ピン83はカム溝81に沿って動き、リフター8はほとんど上昇しない。したがって、4枚のプレート60,61,62,63はほとんど変化がなく、各プレート60,61,62,63の上面は同一平面上にある。
図19は、駆動アーム74,84がそれぞれ40度程度回転した状態を示している。この動作態様では、リフター7の上端面72でローラ636が押し上げられ、リフター8の上端面82でローラ616が押し上げられる。前側のリフター7を駆動する駆動アーム74の駆動ピン73は駆動アーム74の回転中心75から大きく離れており、かつ、カム溝71が前後方向のほぼ直線状であるため、リフター7の上昇ストロークは後側のリフター8の上昇ストロークよりも大きい。よって、ローラ636を有している第3の回転プレート63の押し上げ量は、ローラ616を有している第1の回転プレート61の押し上げ量よりも大きい。第3の回転プレート63は、前記軸66(図25参照)を中心に反時計方向に回転して斜めの姿勢をとり、さらに軸66を介して第2の回転プレート62の前側を引き上げる。第2の回転プレート62は前記軸65(図25参照)を中心に反時計方向に回転して斜めの姿勢をとる。一方、第1の回転プレート61は前記軸64(図25参照)を中心に時計方向に回転して斜めの姿勢をとる。
図20は、駆動アーム74,84がそれぞれ60度程度回転した状態を示している。この動作態様では、前側のリフター7がさらに上昇して第3の回転プレート63がさらに反時計方向に回転し、ローラ636に代わってローラ637がリフター7の上端面72で押し上げられ、第2の回転プレート62もさらに回転する。後側のリフター8もさらに上昇し、ローラ616に代わってローラ617がリフター8の上端面82で押し上げられ、第1の回転プレート61がさらに時計方向に回転する。
図21は、駆動アーム74,84がそれぞれ80度程度回転した状態を示している。この動作態様では、リフター7の上端面72でローラ637がさらに押し上げられて第3の回転プレート63が垂直の態様を越えてさらに反時計方向に回転し、第2の回転プレート62が略垂直の態様をとる。一方のリフター8の上端面82でローラ617がさらに押し上げられて第1の回転プレート61がさらに時計方向に回転し、第1の回転プレート61は垂直に近い態様をとる。
図22は、駆動アーム74,84がそれぞれ100度程度回転した状態を示している。この動作態様では、ローラ637がリフター7の上端面72で、ローラ617はリフター8の上端面82でさらに押し上げられ、第2、第3の回転プレートがさらに反時計方向に、第1の回転プレート61はさらに時計方向に回転する。第1の回転プレート61と第2の回転プレート62はほぼ垂直の態様をとり、第3の回転プレート63は、固定プレート60と、第1、第2の回転プレート61,62で3方を囲まれた横断面U字形の空間の上部に覆い被さる態様をとる。このようにして、4枚のプレート60,61,62,63が折り畳まれることによって、横断面四角形の空間が形成される。この動作態様では、リフター7の奥側の側面が第2の回転プレート62の底面に接した状態で立ち上がり、リフター7の上端面72とローラ637との間には僅かな隙間がある。
以上説明したように、4枚のプレート60,61,62,63を折り畳むことによって、すし飯を横断面四角形の棒状に成形することができる。すなわち、図17に示すように、上面が一平面上にある上記4枚のプレート60,61,62,63上に、板状に成形されたすし飯を載せてリフター7,8を作動させる。リフター7,8の作動により上記4枚のプレート60,61,62,63は図18から図22に示す巻き締め動作を経ることにより、板状のすし飯が横断面四角形の棒状に成形される。上面が一平面上にある上記4枚のプレート60,61,62,63上に四角形の海苔を載せ、この海苔の上に板状のすし飯を載せて上記巻き締め動作を行わせると、横断面四角形の棒状の海苔巻きを製造することができる。
[増し締め構造]
上記のように、リフター7,8と4枚のプレート60,61,62,63の巻き締め動作によってすし飯あるいは海苔巻きを成形しただけでは、巻き締めを解除したとき、すし飯やその中に巻き込まれている具材の反力で、すし飯あるいは海苔巻きが開いてしまう。そこで、図示の実施例では、リフター7,8の動作による巻き締め動作以外に、スライドベース9のスライド動作による増し締め動作を付加することにより、成形後に海苔巻きなどが開くことがなく、目論見通りの形に成形することができる構成を備えている。以下に上記増し締めを行うための構成およびその動作について説明する。
図22は、リフター7,8がともに最上位まで上昇し、4枚のプレート60,61,62,63によるすし飯の巻き締めが行われた態様を示している。この動作態様のまま、図23に示すように、スライドベース9を前方(図23において右方)に数mm程度スライドさせる。スライドベース9とともに巻き簀6もスライドするため、巻き簀6を構成する第2の回転プレート62の底面がリフター7の奥側の側面に当たり、第2の回転プレート62は前記軸66を中心にして図23において反時計方向にさらに回転させられる。この第2の回転プレート62のさらなる回転によって、第2の回転プレートとともに第3の回転プレート63が第1の回転プレート61に近接し食材を押圧する。こうして、第2回転プレート63と第3回転プレートによってすし飯が増し締めされる。この増し締め工程を付加することにより、前記4枚のプレート60,61,62,63による巻き締めを解除しても、成形されたすし飯が開くことを回避することができる。
上記増し締めは、図10に示すスライドベース駆動機構100によって行われる。食品成形装置1全体の動作は、シーケンス制御装置あるいはマイクロコンピュータなどを備えた制御部によって制御され、スライドベース駆動機構100のモータ102の動作も上記制御部で制御される。リフター7,8で作動させられる4枚のプレート60,61,62,63ですし飯の巻き締めが終了すると、次に上記モータ102に、スライドベース9を前方にスライドさせるべく回転指令信号が送られる。この指令信号に従いモータ102が回転することによりスライドベース9がスライドし、増し締めが行われる。
スライドベース9とともに巻き簀6が前方に移動することによって増し締めが行われることを実現するために、4枚のプレート60,61,62,63は互いに独立して回転することができるように軸で直列的に連結されている。仮に、4枚のプレート60,61,62,63がリンクによって連結されて動きが規制されているものとすると、リフター7,8の作動による巻き締めの後に、スライドベース9のスライドによる増し締めを行うことはできない。スライドベース9のスライドにより一つのプレートを押して増し締めを行おうとすると、リンクでつながれている別のプレートが移動し、増し締めにならないからである。
図示の実施例ではまた、図15に示すように、第3の回転プレート63と一体のローラ支持板635に形成しているローラ637の軸の支持孔を長孔639としている。図19に示すように、リフター7の上昇行程の途中で、リフター7の上端面72に当たるローラが、ローラ636からローラ637に切り替わる。このローラ637への切り替わり時にローラ637の軸が長孔639の範囲で移動することができることにより、切り替わり時の衝撃を和らげることができる。
リフター7,8を原位置まで下降させると第1〜第3プレート61,62,63も原位置に復帰する。リフター7の上端部付近に埋め込まれている磁石180と磁性体からなるローラ637との間に磁気吸引力が働く。磁石180は、リフター7が下降して原位置に復帰するとき、ローラ637を磁気的に吸引し、ローラ637を有する第3のプレート63の源位置への復帰を助ける。
[圧延部]
次に、前記圧延部4について図3乃至図7を参照しながら詳細に説明する。圧延部4は、圧延されるすし飯の厚さを調整することを可能にした構造になっている。図6に示すように、圧延部4は、食品成形装置1の本体の左右に所定の間隔をおいて互いに平行に固定された一対の縦フレーム170をベースとして組み込まれている。
図3乃至図7において、上記一対の縦フレーム170のうち左側の縦フレームには、その外側面側に可動支持板167が、軸165を中心に縦フレーム170の面と平行な面内で回転可能に取り付けられている。可動支持板167の奥側の裏面には、図7に示すように2つのモータ151,152が上下に並んで固定されている。モータ151,152の出力軸は可動支持板167の表側に突出していて、各出力軸にはプーリ153,154が取り付けられている。可動支持板167の前側の表面にはプーリ141,143が斜め上下に並んで回転自在に取り付けられている。
上記縦フレーム170には、プーリ153,154とプーリ141,143の間に固定支持板168が固定されている。固定支持板168は上下方向に長くなっていて、固定支持板168の奥側端縁近くに2つのアイドラ157,158が上下に並んで回転自在に取り付けられている。固定支持板168には、アイドラ157の下方斜め前方に隣接してプーリ142が配置され、アイドラ158のほぼ前方に隣接してプーリ144が配置されている。図7に示すように、固定支持板168は可動支持板167の裏面に重なるようにして配置されているが、プーリ142,144およびアイドラ157,158は、可動支持板167に形成されている窓孔から可動支持板167の表面側に突出している。上記各プーリ153,154,141,143,142,144はタイミングベルト(歯付きベルト)に対応していて、タイミングベルトが巻き付く周面に、タイミングベルトの歯が嵌る溝を一定間隔で有している。
可動支持板167には、プーリ141とプーリ142の間にアイドラ161が、プーリ143とプーリ144の間にアイドラ162がそれぞれ回転自在に取り付けられている。また、プーリ143とプーリ154との間にもアイドラ163が回転自在に取り付けられている。プーリ141,142,153には、内周側にのみ一定間隔で歯を有する第1のタイミングベルト155が巻き付けられ、アイドラ157,161はタイミングベルト155の外周側に押し付けられている。別のプーリ143,144,154には、内周側にのみ一定間隔で歯を有する第2のタイミングベルト156が巻き付けられ、アイドラ158,162,163はタイミングベルト156の外周側に押し付けられている。
アイドラ157はタイミングベルト155の張力調整用で、プーリ142,153間においてタイミングベルト155を外側から内側に向かって押し付けている。アイドラ158はタイミングベルト156の張力調整用で、プーリ144,154間においてタイミングベルト156を外側から内側に向かって押し付けている。アイドラ161,162もタイミングベルト155,156の張力調整用であるが、後で説明するように、板状のすし飯の成形厚さ調整によるタイミングベルト155,156の張力変動を抑制する働きをする。
プーリ141は図2に示す上第1圧延ローラ41と一体に結合され、プーリ142は上第2圧延ローラ42と一体に結合され、プーリ143は下第1圧延ローラ43と一体に結合され、プーリ144は下第2圧延ローラ44と一体に結合されている。上記4つの圧延ローラ41〜44は、図6に示す左右一対の縦フレーム170間に位置している。位置が固定されている上第2圧延ローラ42および下第2圧延ローラ44の軸の図6において右側の端部は右側の縦フレーム170に形成されている軸孔を貫通して支持されている。可動支持板167に支持されている上第1圧延ローラ41および下第1圧延ローラ43の軸の図6において右側の端部は、右側の縦フレーム170に形成されている長孔を貫通し、図示されない可動支持板に嵌められている。上記右側の図示されない可動支持板は、左側の可動支持板167と強固な連結棒を介して一体に結合され、軸165と共通の中心軸線を中心に回転することができる。
図2に示すように、上側の一対の圧延ローラ41,42の回転中心を結ぶ線および下側の一対の圧延ローラ43,44の回転中心を結ぶ線は前上がりに傾いている。下側の一対の圧延ローラ43,44の位置は上側の一対の圧延ローラ41,42に対して前側にずれていて、すし飯を圧延しながら斜め前下方に送り出す。上側の一対の圧延ローラ41,42は下側の一対の圧延ローラ43,44間にすし飯を送り込む役目をもっているため、上側の一対の圧延ローラ41,42の間隔は下側の一対の圧延ローラ43,44の間隔よりも広くなっている。圧延部4で板状に圧延されるすし飯の厚さは、下側の一対の圧延ローラ43,44の間隔によって決まる。
圧延されるすし飯の厚さは、軸165を中心とする可動支持板167の回転角度を調整して下側の一対の圧延ローラ43,44の間隔を変えることにより切り替えることができる。図3は可動支持板167が時計方向に回転して一対の圧延ローラ43,44の間隔が最も狭くなっていて、すし飯を最も薄く圧延するときの動作態様を示している。図4は可動支持板167が反時計方向に回転して一対の圧延ローラ43,44の間隔が広がり、すし飯を中程度の厚さに圧延するときの動作態様を示している。図5は可動支持板167がさらに反時計方向に回転して一対の圧延ローラ43,44の間隔がさらに広がり、すし飯を最も厚く圧延するときの動作態様を示している。
これら下側の一対の圧延ローラ43,44の間隔の変化に伴い上側の一対の圧延ローラ41,42の間隔も変化する。しかし、上側の一対の圧延ローラ41,42は、下側の一対の圧延ローラ43,44よりも可動支持板167の回転中心である軸165の近くにあるため、上側の一対の圧延ローラ41,42の間隔の変化量は下側の一対の圧延ローラ43,44の間隔の変化量よりも少ない。
軸165を中心として可動支持板167が回転することにより、位置が固定されているプーリ142に対してプーリ141,153の位置が変わり、また、位置が固定されているプーリ144に対してプーリ143,154の位置が変わる。このとき、タイミングベルト155、156が掛けられている経路の長さが変動すると、タイミングベルト155、156の張力が変動し、張力が弱くなってプーリとの間でスリップし、反対に張力が強くなって回転抵抗が増大する、といった問題が生じる。
図示の実施例によれば、プーリ141とプーリ142間のアイドラ161、プーリ143とプーリ144間のアイドラ162、プーリ143とプーリ154間のアイドラ163が、それぞれ可動支持板167とともに軸165を中心とした円弧を描いて移動する。これらのアイドラ161,162,163は、位置固定のプーリと、可動支持板167の移動とともに移動するプーリとの間を移動することにより、各タイミングベルト155、156の張力を一定の範囲内に保つ役目をする。よって、上下でそれぞれ対をなす圧延ローラ41,42および43,44の間隔を変えるために各圧延ローラと一体のプーリの位置が移動しても、タイミングベルト155、156とプーリとの間のスリップおよび回転抵抗の増大を防止することができる。
上下で対をなす圧延ローラ41,42および43,44の間隔を切り替えて、圧延されるすし飯の厚さを変えることにより、成形部5で成形される海苔巻きの横断面の大きさが異なることになり、それに対応した巻き簀6が必要になる。図11、図12などを用いて既に説明した通り、巻き簀6はスライドベース9に対して着脱自在の構成になっている。そこで、巻き簀6を、成形しようとする海苔巻きの大きさに応じて、例えば、細巻き用、中巻き用、太巻き用、その他中細巻き用、極太巻き用、圧延専用など、適宜のサイズおよび用途の巻き簀を用意しておき、任意の巻き簀6を選択してスライドベース9に装着するようにしておく。
巻き簀6には、そのサイズに対応した識別子が設けられていて、巻き簀6をスライドベース9に装着したとき、検出部で巻き簀6の上記識別子を検出し、巻き簀6のサイズを識別する。この識別信号は前記制御部に入力され、制御部では上記識別信号に対応して可動支持板167の回転位置を、図3に示す細巻きに対応した位置、図4に示す中巻きに対応した位置または図5に示す太巻きに対応した位置の何れかに制御する。可動支持板167を回転させるための駆動源は任意で、例えばモータであってもよいし、ソレノイドであってもよい。モータの場合、回転モータであってもよいしリニアモータであってもよく、あるいはパルスモータを用いてパルス数の制御で可動支持板167の回転位置を制御してもよい。
図3乃至図7に示すように、圧延部4において、上側で対をなす圧延ローラ41,42の回転駆動源はモータ151であり、下側で対をなす圧延ローラ43,44の回転駆動源はモータ152である。このように、上下で対をなす圧延ローラ41,42および43,44の駆動源を個別に設けたことにより、上側の圧延ローラ41,42の回転速度と下側の圧延ローラ43,44の回転速度を独立して制御することができる。
上下の圧延ローラの回転速度を独立して制御する構成とした理由は以下のとおりである。上側の圧延ローラ41,42の上部にすし飯が溜まったまま放置すると、すし飯が自重で下がり、不均一なすし飯の塊となって下側の圧延ローラ43,44の上に留まる。この状態で圧延を開始すると、すし飯の塊と圧延ローラとが滑り、正常な圧延ができなくなる。また、すし飯が不均一な塊になることによって、板状の圧延体におけるすし飯の分布が不均一になり、部分的にすし飯が存在しない地図状に孔が開いた圧延体になる。このようなすし飯の分布が不均一な圧延体は、連続して数枚圧延しても続き、その後、ようやく正常な圧延体を得ることができる。
図示の実施例によれば、上下の圧延ローラの駆動源が独立しているため、圧延部4のスタートスイッチが押されたとき、上記駆動源の動作開始に時間差を設けることにより、上記のような不具合を解消することができる。すなわち、圧延部4の上部にすし飯が溜まったまま一定時間経過し、その後圧延部4のスタートスイッチが押された場合は、上側の圧延ローラ41,42の駆動モータ151のみを先に駆動し、数ミリ秒後に下側の圧延ローラ43,44の駆動モータ152を駆動するように、前記制御部が制御する。上側の圧延ローラ41,42が先に駆動されることにより、上側の圧延ローラ41,42と下側の圧延ローラ43,44との間にすし飯が十分に充填され、すし飯の不均一な分布が解消される。続いて下側の圧延ローラ43,44が駆動されることにより、すし飯が均一に分布した圧延体を得ることができる。
[動作の説明]
以上説明した実施例の一連の動作を概略的に説明する。食品成形装置1は、電源スイッチ、非常停止スイッチ、プログラムスイッチ、スタートスイッチなどを備えている。プログラムスイッチは、例えば、成形される海苔巻きの固さすなわち巻き締め度合い、海苔巻きの中に巻きこむ具材の種類、その他諸々の条件を設定する。スタートスイッチは、食品成形装置1を動作させるためのスイッチである。本実施例に係る食品成形装置1は、圧延部4による圧延工程と成形部5による成形工程との間に、手動による具材の配置工程があり、手動による工程から次の工程に進む場合にも上記スタートスイッチを押すようになっている。
ホッパー2にはすし飯が収容され、すし飯は撹拌部3で撹拌されて圧延部4に供給され、成形できる状態になっているものとする。成形部5では、スライドベース9とともに巻き簀6がガイド板10の前半部分に位置し、巻き簀6を構成する4枚のプレート60〜63はフラットな態様になっている。このフラットな巻き簀6の上に海苔を載せる。海苔の前後位置はストッパ607と位置決め突起638(図12参照)で規制される。この状態でスタートスイッチを押すと、図10に示すモータ102が駆動され、既に説明したようにスライドベース9が巻き簀6とともに後方に移動し、圧延部4で圧延される板状のすし飯を巻き簀6が受け取る位置で停止する。
続いて、圧延部4のモータ151が、またモータ152が駆動され、これにより上側の対をなす圧延ローラ41,42、下側の対をなす圧延ローラ43,44が回転駆動され、すし飯が圧延される。板状に圧延されたすし飯は巻き簀6の上に載せられている海苔の上に載り、図示されないカッターが作動して所定の長さに切断される。こうして圧延が終了すると、続いてモータ102が逆向きに駆動されてスライドベース9が巻き簀6とともに手前側に移動し、一旦動作を停止する。そこで板状に成形されているすし飯の上に手動操作で適宜の具材を載せ、この工程が終了すると再び上記スタートスイッチを押す。
スタートスイッチが再度押されると、リフター7,8の駆動モータが起動され、リフター7,8が上昇し始める。リフター7,8の上昇により、図17乃至図23について説明したように、巻き簀6を構成する第1〜第3の回転プレート61〜63が折り畳まれ、巻き簀6上の海苔とともに板状のすし飯が巻き締められ、横断面四角形状で棒状の海苔巻きが成形される。巻き締められたすし飯で上記具材が囲まれる。リフター7,8の駆動による巻き締め工程に続いて、上記モータ102がさらに駆動されてスライドベース9が前方に移動し、リフター7の奥側の面に第2の回転プレート62の裏面が押し当てられて、前記増し締めが行われる。
続いてリフター7,8が下降し、巻き簀6による巻き締めが解除され、巻き簀6上に海苔巻きが載っている状態で一連の動作が完了する。引き続き海苔巻きの成形を行うには、巻き簀6上の海苔巻きを取り除き、巻き簀6上に海苔を載せ、スタートスイッチを押す。
以上説明した実施例によれば、巻き簀6を構成する各回転プレート61〜63を単独で回転可能にすることにより、リフター7,8と各回転プレート61〜63の折り畳み動作によるすし飯の巻き締めのほかに、スライドベース9とともに巻き簀6をスライドさせることによる増し締めを可能にした。これにより、すし飯の巻き締めを確実に行うことができるとともに、奇麗な形に成形することができる。
上記実施例では、巻き簀6を構成する固定プレート60、第1、第2および第3の回転プレート61〜63は、それぞれ金属製のベース材601,611,621,631と、上記ベース材にアウトサート成形により一体化された樹脂層602,612,622,632からなっていることも特徴の一つである。従来は、金属製の各プレートの表面を、すし飯の離型性を良くするためにフッ素樹脂などで塗装していた。しかし、樹脂を塗装すると、使用しているうちに塗装膜が劣化して剥離し、すし飯に塗装膜が混入する恐れがある。このような不具合を回避するには、塗装膜が剥離する前に定期的に再塗装する必要があり、メンテナンスに手間がかかりコスト高になる。さらに、落下などの衝撃で塗装膜に傷がつきやすい、といった難点がある。
その点、本発明の実施例における巻き簀6を構成する各プレート60〜63のように、金属製のベース材に樹脂層をアウトサート成形により一体化したものによれば、樹脂層が剥離することはなく、よって、再度樹脂層を形成するといったメンテナンスの煩雑さがなく、落下などの衝撃で樹脂層が痛むこともない。
本発明の実施例における巻き簀6の樹脂層は、成形性のよい樹脂、例えばポリプロピレンなどを用いる。成形性のよい樹脂は、フッ素樹脂に比べてすし飯に対して離型性が劣る。そこで、図示の実施例では、各プレート60〜63の樹脂層602,612,622,632の表面を梨地のように意図的に荒らし加工して離型性を高めている。
実施例では、すし飯の成形装置、例えば海苔巻きの成形装置として説明したが、すし飯の成形に限らず、各種食品の成形装置として用いることができる。例えば、魚肉のすり身による蒲鉾などの成形装置、円柱状の巻き芯の周りに魚肉のすり身を巻き付けて成形する竹輪の成形装置、切りたんぽの成形装置などとして利用することができる。
1 食品成形装置
2 ホッパー
3 撹拌部
4 圧延部
5 成形部
6 巻き簀
7 リフター
8 リフター
9 スライドベース
10 ガイド板
11 ガイドレール
12 逃げ孔
31 撹拌羽根
32 撹拌羽根
33 導出口
34 傾斜ガイド
41 上第1圧延ローラ
42 上第2圧延ローラ
43 下第1圧延ローラ
44 下第2圧延ローラ
46 ガイド部材
60 固定プレート
61 第1の回転プレート
62 第2の回転プレート
63 第3の回転プレート
64 連結軸
65 連結軸
66 連結軸
71 カム溝
72 上端面
73 駆動ピン
74 駆動アーム
81 カム溝
82 上端面
83 駆動ピン
84 駆動アーム
91 逃げ孔
94 受け孔
95 ラック
100 スライドベース駆動機構
104 ピニオン
167 可動支持板
168 固定支持板
170 縦フレーム
601 ベース材
602 樹脂層
603 支持板
604 側板
605 ピン
607 ストッパ
611 ベース材
612 樹脂層
614 側板
615 ローラ支持板
616 ローラ
617 ローラ
621 ベース材
622 樹脂層
624 側板
631 ベース材
632 樹脂層
635 ローラ支持板
636 ローラ
637 ローラ
638 位置決め突起

Claims (10)

  1. 板状の食材を棒状に成形する成形部を有する食品成形装置であって、
    上記成形部は、折り畳まれることにより食材を巻き締める巻き簀と、上記巻き簀を折り畳むリフターと、上記巻き簀を移動させるスライドベースと、を有し、
    上記巻き簀は、固定プレートと、上記固定プレートの両側に回転自在に連結された第1、第2の回転プレートと、第2の回転プレートに回転自在に連結された第3の回転プレートを有し、
    上記第1、第2の回転プレートと第3の回転プレートは単独で回転可能であり、
    上記スライドベースの駆動部は、上記巻き簀による食材の巻き締め態様において上記スライドベースを水平方向に移動させることにより第1、第2の回転プレートのうちの一つを上記リフターに当接させて食材の増し締めを行うことを特徴とする食品成形装置。
  2. 上記第1の回転プレートと第3の回転プレートに、リフターによって押し動かされるローラが取り付けられている請求項1記載の食品成形装置。
  3. 第1および第3の回転プレートに取り付けられているローラはリフターの上端面で押し動かされ、第2の回転プレートがリフターの側面に押し付けられて食材の増し締めが行われる請求項1または2記載の食品成形装置。
  4. 食材の増し締めは、第2の回転プレートとともに第3の回転プレートが食材を押圧することによって行われる請求項1,2または3記載の食品成形装置。
  5. リフターは、第1の回転プレートに取り付けられているローラと第3の回転プレートに取り付けられているローラを個別に押し動かす2つのリフターからなる請求項1乃至4のいずれかに記載の食品成形装置。
  6. 巻き簀を構成する固定プレートとスライドベースは、着脱可能であり、食材の成形サイズに対応した巻き簀に交換可能である請求項1乃至5のいずれかに記載の食品成形装置。
  7. 巻き簀を構成する固定プレート、第1、第2および第3の回転プレートは、それぞれ金属製のベース材と、上記ベース材にアウトサート成形により一体化された樹脂層からなる請求項1乃至6のいずれかに記載の食品成形装置。
  8. 樹脂層の表面は荒らし加工されている請求項7記載の食品成形装置。
  9. 食材を板状に圧延する圧延部を有し、成形部は、圧延された食材を棒状に成形する請求項1乃至8のいずれかに記載の食品成形装置。
  10. 海苔巻きを製造可能な食品成形装置であって、巻き簀は、海苔を載置することができるとともに圧延されたすし飯の受け取り位置までスライドベースとともに移動し、上記海苔の上に上記圧延されたすし飯を受け取ることができる請求項1乃至9のいずれかに記載の食品成形装置。
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