JP6955821B2 - 巻物食材製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、米飯を板状に成形して送り出す巻物食材製造装置に関するものである。
成形ベルトの上に矩形の海苔をおいてその上にシート状の寿司飯(第2の食材)を供給し、その上に具材(第1の食材)を載せた後に当該成形ベルトを巻き込んで巻寿司を製造する装置として巻寿司製造装置(巻物食材製造装置)が知られている。
従来の巻寿司製造装置では、成形ベルトの一方端がバックテンションローラに、他方端が駆動ローラにそれぞれ固定されており、これらのローラの間に配置された巻き込み機構を動作させながら各ローラ(バックテンションローラ・駆動ローラ)の速度と動作量とを制御して成形ベルトを所定の形状に変形させることで巻寿司を製造している。
なお、巻物食材製造装置に関連する技術としては、本出願人の出願に係る特開2008−092837号公報等が挙げられる。
特開2008−092837号公報
ここで、巻寿司の具材の種類にはマグロ、サーモン、海老などの魚介類、キュウリ、かんぴょう、レタスなどの野菜類、唐揚げなどの揚げ物、鶏肉や牛肉などの肉類、卵焼きなど多種多様なものがあり、レシピに指定された具材をレシピに指定された量だけ寿司飯にトッピングしている。
しかしながら、前述した従来の装置では、成形ベルトを動かす各ローラの速度と動作量とを制御するだけであるために、巻寿司の巻きの強さを具材の種類や量にかかわらず安定的に調整することができなかった。そのため、製造された巻寿司の巻きの強さが、具材の種類や量によって異なってしまっていた。
このような不具合をなくして安定した巻きの強さの製品を製造するためには、各レシピに応じて各ローラの最適な速度と動作量とを設定しなければならなかった。
そして、以上に説明した問題は、巻寿司にとどまらず、第1の食材が載せられたシート状の第2の食材からなる食材ユニットで巻物の食材を製造する際に広く当てはまることでもある。
本発明は、上述の技術的背景からなされたものであって、巻物食材の巻きの強さを安定して適切に調整することのできる巻物食材製造装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明の巻物食材製造装置は、可撓性を有し、第1の食材が載せられたシート状の第2の食材からなる巻物材料が載置される成形ベルトと、前記成形ベルトの一方端が固定されてトルクモータである第1の駆動モータで回転駆動される第1のローラと、前記成形ベルトの他方端が固定されて第2の駆動モータで回転駆動され、前記第1のローラと協働して前記成形ベルトを緊張および弛緩させる第2のローラと、前記第1のローラと前記第2のローラとの間に配置され、緊張した前記成形ベルトを水平状態で支持する第1の位置と弛緩して垂下した前記成形ベルトを傾斜状態で支持する第2の位置とに移動可能な支持部材と、前記支持部材の前記第2のローラ側に揺動可能に配置され、前記支持部材が前記第2の位置のときに当該支持部材に対して接近、離間して前記成形ベルトの所定の部位間を開閉する開閉ローラを備えた揺動アームと、前記第1のローラ、前記第2のローラ、前記支持部材および前記揺動アームの動作を制御する制御部とを有し、前記制御部は、前記第1のローラおよび前記第2のローラで前記成形ベルトを弛緩させるとともに前記支持部材を前記第2の位置にして当該成形ベルトに載置された前記巻物材料を落とし込む第1の工程、陥没させた前記開閉ローラ側の前記成形ベルトが前記第2の食材と非接触となる第1の閉じ位置になるように前記揺動アームを前記支持部材側に揺動させ、前記巻物材料の前記第1の食材を含む部分を包むように前記開閉ローラで前記成形ベルトを閉じた後に前記第1のローラで前記成形ベルトを巻き取って前記第1の食材で巻き中心を形成する第2の工程、前記第2の食材で前記第1の食材を巻き終えた後に、陥没させた前記開閉ローラ側の前記成形ベルトの閉じ量が前記第1の閉じ位置よりも大きくなる第2の閉じ位置になるように前記揺動アームを揺動させ、前記第2のローラで前記成形ベルトを巻き取るとともに前記第1のローラから前記成形ベルトを送り出して前記第2の食材で前記第1の食材を巻いて巻物食材を製造する第3の工程、前記成形ベルトの所定の部位間を開いて前記第1のローラおよび前記第2のローラで前記成形ベルトを緊張させるとともに前記支持部材を前記第1の位置にして前記巻物食材を取り出し可能にする第4の工程、を順次実行する、ことを特徴とする。
請求項2に記載の本発明の巻物食材製造装置は、請求項1に記載の発明において、前記揺動アームの前記開閉ローラよりも揺動軸側には、当該揺動アームを前記第1の閉じ位置および前記第2の閉じ位置にした場合において、陥没させた前記開閉ローラ側の前記成形ベルトを屈曲させるプレートが前記開閉ローラの軸方向に沿って設けられている、ことを特徴とする。
請求項3に記載の本発明の巻物食材製造装置は、請求項1または2記載の発明において、前記第1の駆動モータのトルクの大きさが設定可能な設定部をさらに有し、前記制御部は、前記設定部で設定されたトルクに対応した印加電圧で前記第1の駆動モータを回転させる、ことを特徴とする請求項1記載の巻物食材製造装置。
請求項4に記載の本発明の巻物食材製造装置は、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、前記第2の駆動モータはトルクモータである、ことを特徴とする。
請求項5に記載の本発明の巻物食材製造装置は、請求項4記載の発明において、前記設定部は、さらに前記第2の駆動モータのトルクの大きさが設定可能とされ、前記制御部は、前記設定部で設定されたトルクに対応した印加電圧で前記第2の駆動モータを回転させる、ことを特徴とする。
請求項6に記載の本発明の巻物食材製造装置は、請求項1〜5の何れか一項に記載の発明において、前記支持部材は、前記成形ベルトを支持する第1の面と、前記第1の位置の状態において前記第1の面よりも低くなるように段差を介して前記第2のローラ側に形成された第2の面とを備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、第1のローラを回転駆動する第1の駆動モータにトルクモータが用いられているので、トルクモータが有する一定のトルクで成形ベルトが巻き取られ、巻き取りが完了したならば第1の駆動モータの回転が停止する。したがって、第1の食材の種類や量に関係なく、トルクモータのトルクに応じた巻締力が得られることになり、巻物食材の巻きの強さを安定して適切に調整することが可能になる。
本発明の巻物食材製造装置の一実施の形態に係る巻寿司製造装置を示す斜視図である。 本実施の形態に係る巻寿司製造装置のホッパおよび成形部の断面図である。 本実施の形態に係る巻寿司製造装置の巻き部の斜視図である。 本実施の形態に係る巻寿司製造装置の巻き部の図3とは異なる方向からの斜視図である。 本実施の形態に係る巻寿司製造装置の巻き部において成形ベルトを取り外した内部構造を示す斜視図である。 本実施の形態に係る巻寿司製造装置での巻寿司製造プロセスの一部を示す説明図である。 本実施の形態に係る巻寿司製造装置での図6に続く巻寿司製造プロセスを示す説明図である。 本実施の形態に係る巻寿司製造装置での図7に続く巻寿司製造プロセスを示す説明図である。 本実施の形態に係る巻寿司製造装置での図8に続く巻寿司製造プロセスを示す説明図である。 本実施の形態に係る巻寿司製造装置での図9に続く巻寿司製造プロセスを示す説明図である。 本実施の形態に係る巻寿司製造装置での図10に続く巻寿司製造プロセスを示す説明図である。 本実施の形態に係る巻寿司製造装置での図11に続く巻寿司製造プロセスを示す説明図である。 本実施の形態に係る巻寿司製造装置での図12に続く巻寿司製造プロセスを示す説明図である。
以下、本発明の一例としての実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1は本発明の巻物食材製造装置の一実施の形態に係る巻寿司製造装置を示す斜視図、図2は本実施の形態に係る巻寿司製造装置のホッパおよび成形部の断面図、図3は本実施の形態に係る巻寿司製造装置の巻き部の斜視図、図4は本実施の形態に係る巻寿司製造装置の巻き部の図3とは異なる方向からの斜視図、図5は本実施の形態に係る巻寿司製造装置の巻き部において成形ベルトを取り外した内部構造を示す斜視図である。
図1および図2に示すように、本実施の形態に係る巻寿司製造装置A(巻物食材製造装置)は、米飯R(例えば、炊飯され酢や砂糖等の調味料が混合された寿司飯)が投入されるホッパ1と、ホッパ1から供給された米飯Rを所定サイズのシート状に成形して(シート状の米飯Rにして)次工程に供給する成形部A1と、巻芯側の食材である具材Tが載せられた巻回し側の食材であるシート状の米飯Rおよびシート状の海苔からなる巻寿司材料(巻物材料)を巻いて巻寿司(巻物食材)を製造する巻き部A2とで構成されている。
なお、本実施の形態では、シート状の米飯Rおよびシート状の海苔(第2の食材)で具材T(第1の食材)を巻いているが、以下においては、説明の簡略化のためにシート状の海苔を省略し、シート状の米飯Rあるいは単に米飯Rで具材Tを巻くということもある。また、本実施の形態では、シート状の海苔はシート状の米飯Rの下に敷かれているが、上に敷かれていてもよい。
ここで、成形部A1は、ホッパ1から供給された米飯Rを解し羽根3の回転によって解す米飯解し部2と、米飯解し部2で解された米飯Rを上段ローラ5(5a、5b)および下段ローラ6(6a、6b)を用いて上方から下方へシート状に徐々に圧縮して送り出すローラユニット4と、ローラユニット4によって送り出される連続したシート状の米飯Rを搬送方向と直交する方向に分割して所定サイズにして次工程に供給する分割シャッタ7と、ローラユニット4、分割シャッタ7および後述する巻き部A2の構成機構といった装置全体の駆動を制御するマイクロコンピュータ等で構成される制御部8とを備えている。
ローラユニット4の前面にはカバー部材9が取り付けられており、ローラユニット4を含む内部機構が隠蔽されている。
また、成形部A1の前面には、液晶表示部を備えた操作部であるタッチパネル10(設定部)が設けられている。そして、ユーザがタッチパネル10を操作することにより、シート状の米飯Rの厚さ、分割された米飯Rの長さ、製造される巻寿司の巻きの強さ等が設定可能になっている。
なお、タッチパネル10の近傍には電源スイッチSW1が、巻き部A2の手前両側には巻寿司材料を巻くための2つの運転スイッチSW2が、それぞれ配設されている。なお、運転スイッチSW2は、これら2つの運転スイッチSW2を両手で同時に押すと作動するようになっている。
図3〜図5に示すように、巻き部A2は、可撓性を有して巻寿司材料が載置される成形ベルト11、成形ベルト11の両端がそれぞれ固定されて正逆双方向に回転して成形ベルトを緊張および弛緩させるバックテンションローラ12(第1のローラ)および駆動ローラ13(第2のローラ)、これらのローラ12,13の間に揺動可能に配置された支持部材14、および支持部材14の駆動ローラ13側に配置された開閉ローラ15(開閉部材)等を備えている。
支持部材14は、揺動軸14aと、当該揺動軸14aに取り付けられたアーム部14bと、アーム部14bに固定されて成形ベルト11を支持する支持部14cとを有しており、揺動軸14aを支点にして揺動して、緊張した成形ベルト11を水平状態で支持する第1の位置と、弛緩して垂下した成形ベルト11を傾斜状態で支持する第2の位置とに移動可能になっている。
支持部材14の支持部14cは、成形ベルト11を支持する第1の面14c−1と、第1の面14c−1の駆動ローラ13側において第1の面14c−1よりも低く形成された第2の面14c−2とを備えている。
また、開閉ローラ15は、揺動軸16aに取り付けられた揺動アーム16bの先端に取り付けられており、支持部材14が第2の位置のときに支持部材14(詳しくは、支持部材14の支持部14c)に対して接近、離間して成形ベルト11の所定の部位間を開閉する。なお、揺動アーム16bにおける開閉ローラ15の近傍には、開閉ローラ15による成形ベルト11の閉鎖を確実にするための長方形のプレート17が、開閉ローラ15と平行に取り付けられている。
なお、巻き部A2を構成する筐体A2−1におけるバックテンションローラ12の取付位置は、筐体A2−1の中央よりやや後方で、且つ当該筐体A2−1の上部になっている。また、駆動ローラ13の取付位置は、筐体A2−1の先端で、且つ当該筐体A2−1の下部になっている。そして、バックテンションローラ12とで筐体A2−1の上部に沿って成形ベルト11を水平に保持するために、駆動ローラ13の直上には、保持ローラ28が設けられている。
さらに、巻き部A2には、バックテンションローラ12を回転駆動させるためのトルクモータである第1の駆動モータM1、駆動ローラ13を回転駆動させるための第2の駆動モータM2、支持部材14を揺動させて第1の位置と第2の位置とに移動させるための支持部材駆動モータ(図示せず)、および開閉ローラ15の取り付けられた揺動アーム16bを揺動させて開閉ローラ15を前述のように開閉させるための開閉モータM3が設けられている。
ここで、第1の駆動モータM1の回転力はタイミングベルト18を介してバックテンションローラ12に伝達されており、またタイミングベルト18にはテンションローラ19が圧接されて所定の張力が付与されている。同様に、第2の駆動モータM2の回転力はタイミングベルト20を介して駆動ローラ13に伝達されており、またタイミングベルト20にはテンションローラ21が圧接されて所定の張力が付与されている。さらに、支持部材駆動モータの駆動力は、第1のリンク機構22によって支持部材14に伝達されている。そして、開閉モータM3の駆動力は、タイミングベルト23を介して中継ローラ24に伝達され、中継ローラ24で駆動される第2のリンク機構27によって揺動アーム16bに伝達されている。
また、中継ローラ24と同軸上には、位置センサ26を備えた位置検出ディスク25が設けられており、揺動アーム16bの位置つまり開閉ローラ15の開閉位置が検出されるようになっている。
ここで、バックテンションローラ12を回転駆動させるための第1の駆動モータM1には、トルクモータが用いられている。トルクモータは、大きな起動トルクと垂下特性を有しており、特に低速および拘束時での安定した運転が可能となる。したがって、トルクモータが有するトルクによって成形ベルト11がバックテンションローラ12に巻き取られることになるので、巻き中心を形成する具材Tの種類や量に関係なく、その巻締力(巻きの強さ)を安定して所望の強さに調整することが可能になる。
本実施の形態では、前述したタッチパネル10を操作することにより、具材Tの巻締力が複数段階(例えば、「強・中・弱」の3段階)に調整できるようになっている。つまり、タッチパネル10を操作することで、第1の駆動モータM1のトルクの大きさが複数段階に設定可能になっている。そして、制御部8では、タッチパネル10で設定された具材Tの巻締力に相当するトルクに対応した印加電圧で第1の駆動モータM1を回転させる。これにより、成形ベルト11が設定されたトルクでバックテンションローラ12に巻き取られるので、所望の設定トルク応じた具材Tの巻締力が得られる。
但し、第1の駆動モータM1のトルクの大きさは、初期値のままで調整不能となっており、タッチパネル10で具材Tの巻締力が任意に調整できなくなっていてもよい。
このような巻き部A2において、前述した制御部8によって第1の駆動モータM1および第2の駆動モータM2を駆動させ、バックテンションローラ12および駆動ローラ13を正逆回転させて成形ベルトを緊張または弛緩させるとともに、支持部材駆動モータおよび開閉モータM3を駆動させて支持部材14および開閉ローラ15に所定動作を行わせることにより、成形ベルト11上に展開載置された寿司材料が巻かれて巻寿司が製造される。
すなわち、バックテンションローラ12および駆動ローラ13で成形ベルト11を緊張させるとともに支持部材14を第1の位置にして巻寿司材料を載置した後に、支持部材14を第2の位置に倒して成形ベルト11上の巻寿司材料を落とし込む。次に、揺動アーム16bを揺動させて、巻寿司材料の具材Tを含む部分を包むように開閉ローラ15で成形ベルト11を閉じた後に、バックテンションローラ12で成形ベルト11を巻き取って具材Tで巻き中心を形成する。そして、バックテンションローラ12から成形ベルト11を繰り出すとともに駆動ローラ13で成形ベルト11を巻き取りながらシート状の米飯Rおよびシート状の海苔で具材Tを巻くことにより、巻寿司が製造される。
次に、以上のように構成された本実施の形態に係る巻寿司製造装置Aの制御部8による巻寿司を製造するプロセスについて、図6〜図13を用いて説明する。
ここで、図6は本実施の形態に係る巻寿司製造装置での巻寿司製造プロセスの一部を示す説明図、図7は本実施の形態に係る巻寿司製造装置での図6に続く巻寿司製造プロセスを示す説明図、図8は本実施の形態に係る巻寿司製造装置での図7に続く巻寿司製造プロセスを示す説明図、図9は本実施の形態に係る巻寿司製造装置での図8に続く巻寿司製造プロセスを示す説明図、図10は本実施の形態に係る巻寿司製造装置での図9に続く巻寿司製造プロセスを示す説明図、図11は本実施の形態に係る巻寿司製造装置での図10に続く巻寿司製造プロセスを示す説明図、図12は本実施の形態に係る巻寿司製造装置での図11に続く巻寿司製造プロセスを示す説明図、図13は本実施の形態に係る巻寿司製造装置での図12に続く巻寿司製造プロセスを示す説明図である。
先ず、ホッパ1内に寿司飯などの米飯Rを投入して電源スイッチSW1を入れ、両手押しにより運転スイッチSW2をオンにする。
これにより、ホッパ1内の米飯Rが解し羽根3の回転によって米飯解し部2で解された後に、ローラユニット4においてシート状に徐々に圧縮して送り出されて分割シャッタ7で所定サイズに分割される。このタイミングに合わせてバックテンションローラ12および駆動ローラ13が回転し、成形ベルト11が緊張して水平に保持された状態で前後に往復動されることで、予め成形ベルト11上に敷かれたシート状の海苔の上に、分割されたシート状の米飯Rが供給される。このとき、支持部材14は第1の位置になって支持部14cの第1の面14c−1が下方から成形ベルト11を水平に支持しており、開閉ローラ15は保持ローラ28の近傍に位置している。
そして、成形ベルト11に米飯Rが供給されたならば、当該米飯Rの上に具材Tを載せて巻寿司材料を作成する。このときの状態を図6に示す。
巻寿司材料を作成したならば、再度、両手押しにより運転スイッチSW2をオンにする。運転スイッチSW2のオンにより、制御部8による制御の下、巻き部A2において以下に説明する動作が実行される。
すなわち、図7に示す第1の工程では、第1の駆動モータM1および第2の駆動モータM2によりバックテンションローラ12および駆動ローラ13を成形ベルト11を繰り出す方向に回転させて当該成形ベルト11を弛緩する。これとともに、支持部材駆動モータにより支持部材14を第1の位置から第2の位置に倒して成形ベルト11を陥没させ、成形ベルト11に載置された巻寿司材料を落とし込む。
次の図8および図9に示す第2の工程では、開閉モータM3により揺動アーム16bを揺動させ、巻寿司材料の具材Tを含む部分を包むように開閉ローラ15で成形ベルト11を閉じる(図8)。その後、第1の駆動モータM1によりバックテンションローラ12を反転させて余分に繰り出された成形ベルト11を巻き取り、巻寿司の中心になる具材T周辺の隙間を減らして巻き中心を形成する(図9)。
この第2の工程では、成形ベルト11がシート状の米飯Rと非接触となる閉じ位置(第1の閉じ位置)になるように開閉ローラ15による成形ベルト11の閉じ量を制御する。
ここで、前述のように第1の駆動モータM1にはトルクモータが用いられているので、タッチパネル10で設定された具材Tの巻締力(巻きの強さ)に相当する一定のトルクで成形ベルト11が巻き取られ、結果的に具材Tの種類や量に応じて成形ベルト11の巻き取り量が変化する。そして、巻き取りが完了したならば第1の駆動モータM1の回転が停止する。したがって、具材Tの種類や量に関係なく、トルクモータのトルクに応じた具材Tの巻締力が得られることになり、製造された巻寿司の巻きの強さを安定して適切に調整することが可能になる。
さて、このようにして具材Tにより巻き中心を形成したならば、図10および図11に示す第3の工程では、駆動ローラ13で成形ベルト11を巻き取るとともにバックテンションローラ12から成形ベルト11を送り出すことにより、シート状の米飯Rおよびシート状の海苔で具材Tを巻いて巻寿司を製造する。
この第3の工程において、図10に示すように、具材Tを巻いている間は開閉ローラ15の閉じ量を前述の第1の閉じ量としておき、図11に示すように、シート状の米飯Rおよびシート状の海苔で具材Tを巻き終えたならば、成形ベルト11が第1の閉じ位置よりも閉じ量が大きくなる閉じ位置(第2の閉じ位置)になるように開閉ローラ15による閉じ量を制御する。
なお、開閉ローラ15による成形ベルト11の閉じ位置は、このように第1の閉じ位置と第2の閉じ位置とに制御するのではなく、第1の閉じ位置のままとしてもよい。
ここで、前述の第2の工程から第3の工程に至る巻寿司材料を巻くプロセスにおいて、図8〜図11に示すように、支持部材14の支持部14cを構成する第1の面14c−1は成形ベルト11の裏面に接触して支持しているが、同じ支持部14cの第2の面14c−2と成形ベルト11との間には隙間が形成されている。したがって、一連の巻寿司材料を巻くプロセスで、成形ベルト11の巻寿司材料を巻いて丸くなった部分(巻部分)は、第2の面14c−2により下方への振れが規制されながら第1の面14c−1を支点にして上下に僅かに揺動する。つまり、巻寿司材料を巻いている成形ベルト11の巻部分には、適度な動きの自由度が与えられる。これにより、成形ベルト11がスムーズに巻き上げられて綺麗な形状の巻き寿司が製造される。
巻寿司が製造されたならば、第4の工程では、揺動アーム16bを第2の工程とは逆方向に揺動させ、開閉ローラ15を移動させて成形ベルト11の閉じた部位間を開き(図12)、続いて、バックテンションローラ12および駆動ローラ13で成形ベルト11を緊張させるとともに支持部材14を第1の位置にして巻寿司を突き上げて取り出し可能にする(図13)。
このように本実施の形態の巻寿司製造装置によれば、バックテンションローラ12を回転駆動する第1の駆動モータM1にはトルクモータが用いられているので、トルクモータが有する一定のトルクで成形ベルト11が巻き取られ、巻き取りが完了したならば第1の駆動モータM1の回転が停止する。したがって、具材Tの種類や量に関係なく、トルクモータのトルクに応じた具材Tの巻締力が得られることになり、巻寿司の巻きの強さを安定して適切に調整することが可能になる。
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって、開示された技術に限定されるものではない。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈されるべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲の要旨を逸脱しない限りにおけるすべての変更が含まれる。
例えば、駆動ローラ13を回転駆動させるための第2の駆動モータM2にもトルクモータを用いてもよい。このようにすれば、具材Tの巻締力のみならず、最終的な巻寿司の巻締め力も第2の駆動モータM2のトルクに応じて調整することが可能になる。
また、この場合、設定部であるタッチパネル10により第2の駆動モータM2のトルクの大きさを設定可能とし、制御部8では、タッチパネル10で設定されたトルクに対応した印加電圧で第2の駆動モータM2を回転させるようにしてもよい。
以上の説明では、本発明の巻物食材製造装置を、シート状の海苔を用いた巻寿司の製造に用いられる巻寿司製造装置に適用した場合が示されているが、これに限定されるものではなく、例えば、シート状の海苔ではなく、シート状の卵焼きなど海苔以外を用いて巻寿司を製造するようにしてもよい。
さらに、本発明の巻物食材製造装置は、海苔や卵焼きなどを用いた巻寿司の製造装置ではなく、例えば第1の食材として、ジャムやクリーム類などを適用し、第2の食材として矩形シート状のスポンジケーキを適用し、スポンジケーキでジャムやクリーム類などを巻いたロールケーキの製造装置など、様々なロール状の食品を製造するための製造装置に適用することができる。
1 ホッパ
2 米飯解し部
3 ほぐし羽根
4 ローラユニット
5、5a、5b 上段ローラ
6、6a、6b 下段ローラ
7 分割シャッタ
8 制御部
9 カバー部材
10 タッチパネル
11 成形ベルト
12 バックテンションローラ(第1のローラ)
13 駆動ローラ(第2のローラ)
14 支持部材
14a 揺動軸
14b アーム部
14c 支持部
14c−1 第1の面
14c−2 第2の面
15 開閉ローラ(開閉部材)
16a 揺動軸
16b 揺動アーム
17 プレート
18 タイミングベルト
19 テンションローラ
20 タイミングベルト
21 テンションローラ
22 第1のリンク機構
23 タイミングベルト
24 中継ローラ
25 位置検出ディスク
26 位置センサ
27 第2のリンク機構
28 保持ローラ
A 巻寿司製造装置(巻物食材製造装置)
A1 成形部
A2 巻き部
A2−1 筐体
M1 第1の駆動モータ
M2 第2の駆動モータ
M3 開閉モータ
R 米飯
SW1 電源スイッチ
SW2 運転スイッチ

Claims (6)

  1. 可撓性を有し、第1の食材が載せられたシート状の第2の食材からなる巻物材料が載置される成形ベルトと、
    前記成形ベルトの一方端が固定されてトルクモータである第1の駆動モータで回転駆動される第1のローラと、
    前記成形ベルトの他方端が固定されて第2の駆動モータで回転駆動され、前記第1のローラと協働して前記成形ベルトを緊張および弛緩させる第2のローラと、
    前記第1のローラと前記第2のローラとの間に配置され、緊張した前記成形ベルトを水平状態で支持する第1の位置と弛緩して垂下した前記成形ベルトを傾斜状態で支持する第2の位置とに移動可能な支持部材と、
    前記支持部材の前記第2のローラ側に揺動可能に配置され、前記支持部材が前記第2の位置のときに当該支持部材に対して接近、離間して前記成形ベルトの所定の部位間を開閉する開閉ローラを備えた揺動アームと、
    前記第1のローラ、前記第2のローラ、前記支持部材および前記揺動アームの動作を制御する制御部とを有し、
    前記制御部は、
    前記第1のローラおよび前記第2のローラで前記成形ベルトを弛緩させるとともに前記支持部材を前記第2の位置にして当該成形ベルトに載置された前記巻物材料を落とし込む第1の工程、
    陥没させた前記開閉ローラ側の前記成形ベルトが前記第2の食材と非接触となる第1の閉じ位置になるように前記揺動アームを前記支持部材側に揺動させ、前記巻物材料の前記第1の食材を含む部分を包むように前記開閉ローラで前記成形ベルトを閉じた後に前記第1のローラで前記成形ベルトを巻き取って前記第1の食材で巻き中心を形成する第2の工程、
    前記第2の食材で前記第1の食材を巻き終えた後に、陥没させた前記開閉ローラ側の前記成形ベルトの閉じ量が前記第1の閉じ位置よりも大きくなる第2の閉じ位置になるように前記揺動アームを揺動させ、前記第2のローラで前記成形ベルトを巻き取るとともに前記第1のローラから前記成形ベルトを送り出して前記第2の食材で前記第1の食材を巻いて巻物食材を製造する第3の工程、
    前記成形ベルトの所定の部位間を開いて前記第1のローラおよび前記第2のローラで前記成形ベルトを緊張させるとともに前記支持部材を前記第1の位置にして前記巻物食材を取り出し可能にする第4の工程、
    を順次実行する、
    ことを特徴とする巻物食材製造装置。
  2. 前記揺動アームの前記開閉ローラよりも揺動軸側には、当該揺動アームを前記第1の閉じ位置および前記第2の閉じ位置にした場合において、陥没させた前記開閉ローラ側の前記成形ベルトを屈曲させるプレートが前記開閉ローラの軸方向に沿って設けられている、
    ことを特徴とする請求項1記載の巻物食材製造装置。
  3. 前記第1の駆動モータのトルクの大きさが設定可能な設定部をさらに有し、
    前記制御部は、前記設定部で設定されたトルクに対応した印加電圧で前記第1の駆動モータを回転させる、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の巻物食材製造装置。
  4. 前記第2の駆動モータはトルクモータである、
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の巻物食材製造装置。
  5. 前記設定部は、さらに前記第2の駆動モータのトルクの大きさが設定可能とされ、
    前記制御部は、前記設定部で設定されたトルクに対応した印加電圧で前記第2の駆動モータを回転させる、
    ことを特徴とする請求項4記載の巻物食材製造装置。
  6. 前記支持部材は、前記成形ベルトを支持する第1の面と、前記第1の位置の状態において前記第1の面よりも低くなるように段差を介して前記第2のローラ側に形成された第2の面とを備える、
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の巻物食材製造装置。
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