JP2703697B2 - 巻寿司製造装置 - Google Patents

巻寿司製造装置

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JP2703697B2
JP2703697B2 JP4231787A JP23178792A JP2703697B2 JP 2703697 B2 JP2703697 B2 JP 2703697B2 JP 4231787 A JP4231787 A JP 4231787A JP 23178792 A JP23178792 A JP 23178792A JP 2703697 B2 JP2703697 B2 JP 2703697B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の品種の巻寿司を製
造することのできる巻寿司製造方法及び装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】巻寿司を事業所等で量産する装置とし
て、ホッパーからコンベア上に落とされた飯をコンベア
で移送し、該移送される飯の上面にローラを接触させて
該飯を板状に成形し、その後、該板状の飯をベルトで締
め付けることにより巻寿司を製造する装置が提案されて
いる(特願平3−9047号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、巻寿司は一
般に太巻き、中巻き、細巻きの3品種に大別されるが、
同じ巻太さでも、各業者により希望する飯の量、飯の厚
さ、巻く前の飯の長さ等が異なり、また中に入れる具の
種類によっても上記各値を変化させる必要がある。
【0004】しかしながら、上記従来の装置では飯の量
を設定できる程度で、上記飯の厚さ、飯の長さ等を細か
く設定、変更することはできなかった。
【0005】また、例えばサラダ巻は巻の強さを一般の
巻寿司より柔らかくする等、巻の強さも具の種類によっ
て変化させているのが実情であるが、上記従来の装置で
は巻の強さを変化させることはできず、結局、上記装置
では何れかの品種に固定して使用せざるを得ないとの欠
点があった。
【0006】本発明はかかる欠点を解消し、飯の量、飯
の厚さ等を任意に設定可能とし、複数品種の巻寿司を製
造することのできる巻寿司製造方法及び装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、飯の量、飯の厚さ、飯の長さ、巻ベルトの
弛み量及び絞め量の各データを設定し得るデータ設定手
段と、製造する巻寿司の品種に応じて上記各データを設
定することにより、少なくとも2品種の巻寿司に対応し
て上記各データを記憶可能な記憶手段と、製造すべき巻
寿司の品種を選択し得る品種選択手段と、該選択手段で
選択された品種の飯の量データに基づいて、飯送りコン
ベア上に設定量の飯が溜まるまでホッパ内の飯を上記コ
ンベアに送り出す飯送出し手段と、上記選択手段で選択
された品種の飯の厚さデータに基づいて飯送りローラの
上下方向高さを設定厚さになるまで調整し得る高さ設定
手段と、上記選択手段で選択された品種の飯の長さデー
タに基づいて上記飯送りコンベア及び上記飯送りローラ
を駆動して飯を設定長さの板状に成形するコンベア駆動
手段と、上記飯送りコンベアで送り出された飯板を所定
のタイミングでカットする飯シャッター手段と、上記飯
シャッター手段でカットされた飯板を巻ベルト上に移送
する移送手段と、巻きベルトの端部に設けられ正逆方向
に回転することで上記飯板の載置された巻ベルトをU字
状に弛めた第1の状態と、該巻きベルトを牽引して緊張
した第2の状態に設定可能な巻きベルト駆動手段と、上
記巻ベルトをU字状態に弛ませた上記第1の状態で該巻
ベルト下方からU字状ベルト上部を挟持して該上部を閉
鎖し得る成形手段とを具備し、上記巻きベルト駆動手段
は、上記選択手段で選択された品種の弛み量データに基
づいて上記巻きベルトを設定量まで弛ませることにより
上記巻きベルトを上記第1の状態とし、上記選択手段で
選択された品種の絞め量データに基づいて上記ベルトを
設定量まで牽引することにより上記巻きベルトを上記第
2の状態とするものであり、上記成形手段による上記巻
きベルトの閉鎖状態において同ベルトを牽引して上記第
2の状態とすることにより、ベルト内の飯を筒状に成形
するものであることを特徴とする巻寿司製造装置、によ
り構成される。
【0008】
【作用】まず、データ設定手段で飯の量、飯の厚さ、飯
の長さ、巻きベルトの弛み量及び絞め量の各データを、
製造する巻寿司の品種に応じて予め設定する。記憶手段
は上記品種に応じて各データを記憶する。その後、製造
すべき巻寿司の品種を品種選択手段で選択する。飯送出
し手段は上記選択手段で選択された品種の飯の量データ
に基づいて飯送りコンベア上に設定量の飯が溜まるまで
ホッパ内の飯を上記コンベアに送り出す。また、高さ設
定手段は選択された品種の飯の厚さデータに基づいて飯
送りローラの上下方向高さを設定厚さになるまで調整す
る。
【0009】コンベア駆動手段は、選択された品種の飯
の長さデータに基づいて飯送りコンベア及び飯送りロー
ラを駆動して飯板を所定長さの板状に成形し、飯シャッ
ター手段が上記飯送りコンベアで送り出された飯板を所
定のタイミングでカットする。次に移送手段が上記飯板
を巻ベルト上に移送する。次に巻ベルト駆動手段が選択
された品種の弛み量データに基づいて上記巻ベルトを設
定量まで弛ませてU字状に弛めた第1の状態をとる。こ
の状態で、成形手段が巻ベルト下方からU字上ベルト上
部を挟持して同上部を閉鎖する。さらに、この状態から
上記巻ベルト駆動手段が選択された品種の絞め量データ
に基づいて上記巻ベルトを設定量まで牽引して該巻ベル
トにより飯板を締め付ける。
【0010】これにより、該飯を筒状に成形して巻寿司
を製造することができる。従って、巻寿司の品種に応じ
て上記各データの設定条件を変更することにより、複数
の品種に応じて最適の条件で巻寿司を製造することがで
きる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の巻寿司製造装置の構造の一実
施例を示す側面図であり、まず同図により本発明の機械
構成の概略を説明する。
【0012】1は飯ホッパーであり、該ホッパー下部に
はホッパー1内の飯を矢印a方向に送り出すホッパーコ
ンベア2が設けられている。該ホッパーコンベア2の前
端部上方には飯カッター3が設けられており、矢印c方
向に回転して該コンベア2で送り出される飯R1をスポ
ーク3aにより解し、下方の飯シュート4に落下させる
ものである。上記ホッパーコンベア2及び飯カッター3
は共にモータM9によりギアG1,G2,G3を介して
駆動されるように構成されている。
【0013】E1、E2は上記飯シュート4下方側面に
上下に位置を異ならせて設けられた飯レベルセンサ(例
えば光電センサ)であり、操作部19のスイッチS1
(図4参照)の操作により何れかのセンサを予め選択し
ておくと、選択されたセンサE1或いはE2の位置まで
飯が溜まったことが検知され、該検知に基づいて上記モ
ータM9を一旦停止させて上記ホッパーコンベア2から
の飯の落下を中断するものである。これにより飯の量を
2種類選択可能となっている。尚、本実施例では飯カッ
ター3、モータM9センサーE1,E2等で飯送出し手
段を構成している。
【0014】5は上記飯シュート4下部に設けられた飯
送りコンベアであり、モータM1が予め設定された時間
(データd3)だけ回転することで、該コンベア5上に
溜まった飯を矢印b方向に送るものである。
【0015】6は上記飯送りコンベア5の上方に近接し
て設けられた飯送りローラであり、上記飯送りコンベア
5上を移動して来る飯の上面に接触し、該飯を一定厚さ
の板状の飯板に成形するものである。係る飯送りローラ
6はモータM2により予め設定された時間(データd
3)だけ回転する。また上記飯送りコンベア5上面と該
ローラ6との間隔、即ち飯送りローラ6の上下方向の高
さは、高さ調節用のモータM8(高さ設定手段)を所定
量(データd2)だけ回転することでシャフト7に沿っ
て調節することができ、これにより飯板の厚さを予め設
定できるように構成されている。尚、本実施例ではモー
タM1,M2によりコンベア駆動手段を構成している。
【0016】8は上記飯送りコンベア5の後端部に近接
して設けられた中間コンベアであり、モータM3が予め
設定された時間(データd3)だけ回転することによ
り、ギアG4を介して駆動され、上記飯送りコンベア5
から送り出される飯を矢印b方向に移動させるものであ
る(図2参照)。
【0017】9は飯シャッター(飯シャッター手段)
あり、上記モータM1、M2、M3の停止のタイミング
に合わせてモータM10により矢印d方向に回転駆動さ
れ、上記飯送りコンベア5及び中間コンベア8間に跨が
る飯板を所定長さにカットするものである。
【0018】上記構成により、上記飯送りコンベア5、
中間コンベア8及び飯送りローラ6による飯板の送り出
し量、即ちデータd3として設定される各モータの回転
時間を変化させることで飯板の長さを任意に設定できる
ことになる。
【0019】上記飯が飯シャッター9によりカットされ
ると、モータM3が予め定められた時間(データd4)
だけ回転してコンベア8上の飯板の先端部をさらに該中
間コンベア8の後端部まで移動させる(図1の中間コン
ベア8上の飯板R2の位置)。
【0020】上記飯板R2はモータM4及びモータM6
の駆動に基づく中間コンベア8、巻ベルト10の移動に
より巻ベルト10上に移送される。尚、上記モータM3
は低速モータ、モータM4高速モータを使用している
が、これらのモータはワンウェイクラッチを使用する
か、或いは1つのモータで上記中間コンベア8を駆動す
るようにしても良い。尚、本実施例ではモータM4、M
6、コンベア8、巻ベルト10等により移送手段を構成
している。
【0021】10は上記巻ベルトであり、案内ローラ1
0a、10bにより上記中間コンベア8の後端部に近接
して張設されている。上記ローラ10bはローラ10a
より若干高い位置に設置されており、上記巻ベルト10
は装置後方に向けて若干傾斜して設置されている。該巻
ベルト10はモータM5、モータM6(巻ベルト駆動手
段)の正逆方向への回転に基づく回転ドラム10c、1
0dの回転により両ドラムに巻き込まれ、又は両ドラム
から巻き戻され、矢印a又はb方向に駆動される。該巻
ベルト10はかかる動作により成形バー11と共に飯板
の巻き込みを行って巻寿司を製造するものである(図5
参照)。
【0022】11は上記巻ベルト10の下方に設けら
れ、動作杆11a、11bからなる成形バー(成形手
段)であり、モータM7の正逆回転によりピン11cを
支点として回動し、上記巻ベルト10下面に接する上端
部11a’、11b’の動作と上記モータM5、M6の
回転に伴う巻ベルト10の締め付け動作により巻寿司を
製造するものである(図5参照)。このとき、モータM
5の回転時間を予め設定することで飯板の絞めつけ強さ
を調節することができる(上記成形バー11及び巻ベル
ト10による巻寿司製造の動作については、図5と共に
後述の動作説明の項で詳述する)。
【0023】図6は上記成形バー11を動作させるため
の機構の一実施例を示すものである。 動作杆11aの
下端に設けられたスリットSにギアG8と共に回転する
腕12の先端ピン12aが係合しており、モータM7の
回転に基づくギアG6,G7,G8の回転により上記ピ
ン12aがスリットS内を摺動し、上記動作杆11aが
ピン11cを中心に矢印e、f方向に回動するようにな
っている。
【0024】また、動作杆11bの下端部は連結杆1
3、連結部14及びスプリング15を介して往復摺動部
16に接続されており、該摺動部16に設けられたロー
ラ16aがギアG11と共に回転するカム17に接触し
ている。そして、上記モータM7の回転に伴いギアG9
が回転すると該回転がクラッチ18を介してギアG10
に伝わり、さらにギアG11が回転する。該ギアG11
の回転により上記カム17に摺接するローラ16aの摺
動動作に従って、上記往復摺動部16が矢印a、b方向
に往復摺動し、かかる動作により上記動作杆11bがピ
ン11cを中心に矢印e、f方向に回動するように構成
されている。尚、上記クラッチ18はギアG9とギアG
10とを切り離すために設けられており、上記スプリン
グ15は成形バー11を一定圧で閉じる機能を有してい
る。尚、成形バー11を動作させる機構は図6に示すも
のに限定されるものではない。
【0025】次に図3に基づいて本発明に係る巻寿司製
造装置の電気的構成を説明する。19は操作部であり、
スイッチ部20及び表示部21により構成されている。
上記スイッチ部20は図4に示すように、太巻き、中巻
き、及び細巻きを設定するための品種設定用スイッチ2
0a(品種選択手段)、上記各品種についてのパターン
A又はパターンBを設定可能なパターン選択スイッチ
A、B、及び飯の量、飯板の長さ等を設定するための各
種スイッチS1乃至S7(データ設定手段)により構成
されている。
【0026】操作者は、上記太巻き、細巻き、中巻きの
何れかの品種設定スイッチ20aを押し、パターン選択
スイッチでA又はBを選択することにより、太巻きのA
又はB、中巻きのA又はB、細巻きのA又はBの何れか
を選択することができる。そして、例えば太巻きのAを
選択した後、上記スイッチS1乃至S7を操作して飯の
量、飯板の長さ等を設定することによりにより、全部で
6種類の巻寿司(太巻のA,B、中巻のA,B、細巻の
A,B)をマイコンに記憶させることができるようにな
っている。
【0027】上記スイッチS1乃至S7の各スイッチ
は、巻寿司の品種に応じてd1からd7の7種類のデー
タ(表1参照)を設定するものである。
【0028】
【表1】
【0029】スイッチS1は飯レベルセンサをE1にす
るかE2にするかの選択データ(データd1)の設定ス
イッチであり、上記スイッチS1の操作により製造され
る飯の量を2種類変化させることができる。
【0030】スイッチS2はモータM8の回転量である
データd2を設定するためのものであり、かかるスイッ
チS2によりデータd2を設定すると飯送りローラ6の
上下方向高さが設定され、飯送りコンベア5より送られ
てくる飯の厚さを決定することができる。
【0031】スイッチS3は飯送りコンベア5の飯送り
量を決定するモータM1、飯送りローラ6の回転量を設
定するモータM2、及び中間コンベア8の送り量を決定
するモータM3の各回転時間をデータd3として入力す
るためのスイッチであり、かかるデータを入力すること
により、飯シャッター9でカットされる飯の長さを設定
することができる。
【0032】スイッチS4はモータM3の回転時間をデ
ータd4として設定するスイッチであり、飯シャッター
9の動作後の中間コンベア8の移動量を設定するもので
ある。かかるデータd4は上記飯板の長さに応じて設定
されるものである。
【0033】スイッチS5は中間コンベア8と巻ベルト
10の同期移動量であるモータM4及びM6の回転時間
をデータd5として設定するためのスイッチであり、か
かるデータにより飯板が巻ベルト10の中央部に移送さ
れる。かかるデータd5も飯板の長さに応じて設定され
るものである。
【0034】スイッチS6はモータM6の回転時間をデ
ータd6として設定するスイッチであり、かかるデータ
d6により絞めつけ前の巻ベルト10の弛み量が決定さ
れる。かかるデータd6は飯板の長さ、飯板の厚さに応
じて設定されるものである。
【0035】スイッチS7は巻ベルト10の絞めつけ量
であるモータM5の回転時間をデータd7として設定す
るためのスイッチであり、かかるデータを設定すること
により巻寿司の巻の絞めの強さを強くしたり柔らかくし
たりすることができる。
【0036】尚、ホッパーコンベア2及び飯カッター3
を駆動するモータM9は上記飯レベルセンサE1,E2
の検出のタイミングによりオンオフ制御され、飯シャッ
ター9を動作させるモータM10は上記モータM1、M
2、M3の停止のタイミングに合わせて動作して駆動さ
れるものであり、モータM7は巻ベルト10上に飯が移
送された後所定のタイミングで正逆回転して成形レバー
11を駆動するものであり、これらのモータはCPU2
2aのプログラムに従って適宜制御される。
【0037】22は上記CPU22a、メモリ22b
(記憶手段)、入出力ポート22c、22dにより構成
されるマイコンであり、上記CPU22aには本装置を
動作させるためのプログラムが予め入力されている。
【0038】上記マイコン22の入力ポート22cには
上記各スイッチが接続されており、出力ポート22dに
はデータメモリD1乃至D7及びモータM7、M9、M
10が接続されている。上記データメモリD1には飯レ
ベルセンサE1、E2が接続され、データメモリD2に
はモータM8、データメモリD3にはモータM1、M
2、M3、データメモリD4にはモータM3、データメ
モリD5にはモータM4、M6、データメモリD6には
モータM6、データメモリD7にはモータM5がそれぞ
れ接続されている。上記モータM8はエンコーダ23を
介して上記マイコン22の入力ポートに接続されてお
り、上記CPU22aが上記モータM8の回転量を確認
できるようになっている。
【0039】上記メモリ22bはスイッチS1乃至S7
で設定された各種データを上記品種に対応したルックア
ップテーブルに格納するためのものであり、運転スイッ
チが入ると、CPU22aはどの品種の巻寿司が設定さ
れているかを上記品種設定スイッチ20a及びパターン
選択スイッチA、Bから判断し、設定された品種に対応
するデータd1乃至d7を上記ルックアップテーブルか
ら読み出し、これらのデータをデータメモリD1乃至D
7に格納する。
【0040】運転が開始されると上記プログラムに従っ
て各データメモリD1乃至D7からデータが読み出さ
れ、各データメモリに対応するモータ或いはセンサが上
記プログラムに従って順次制御される。入力されたデー
タは、設定値検知部26で検知され表示部21に表示さ
れる。また、入力されたデータが予め設定された許容範
囲外の場合は設定不良検出部25で検出され、設定不良
である旨表示部21に表示される。
【0041】次に、図7のフローチャートに従って本装
置の動作を説明する。まず、操作者は設定モードにおい
て品種設定スイッチ20a、パターン選択スイッチA、
B及びスイッチS1乃至S7を操作して、6種類の巻寿
司の品種の全てについて、或いは必要な品種についてデ
ータd1乃至d7の設定を行う(P1)。
【0042】すると、マイコン22はまず、スイッチS
1乃至S7により各データが設定されているか否かを判
断する(P2)。データが設定されていない場合は再度
操作者はデータ入力を行う。各品種についてデータd1
乃至d7の入力の終了を判断すると、マイコンは各デー
タを各品種に対応させてメモリ22b内のルックアップ
テーブルに格納する(P3)。
【0043】その後、例えば「太巻のA」の巻寿司を製
造したい場合は、品種設定スイッチ22aの「太」スイ
ッチ、及びパターン選択スイッチの「A」を押した後、
運転スイッチを押して運転開始すれば良い(P4)。
【0044】まず、マイコンはスイッチS1乃至S7で
設定された各データd1乃至d7を設定された品種(太
巻きのA)に対応するルックアップテーブルから読みだ
し、各データを所定のデータメモリD1乃至D7に格納
する(P5)。
【0045】そして、データd1で選択された飯レベル
センサ(この場合E2が設定されているものとする)が
オンかオフかを判断し、オフであればモータM9をオン
する(P6,P7)。
【0046】すると、ホッパーコンベア2上の飯が飯カ
ッター3により徐々に解され、該飯は飯シュート4を介
して飯送りコンベア5上に溜まる。この間、マイコンは
上記モータ9を駆動し続ける。
【0047】上記コンベア5上に所定量の飯が溜まり、
該飯をセンサE2が検知すると、マイコンは上記モータ
M9の駆動を停止してホッパーコンベア2及び飯カッタ
ー3の回転を停止し、ホッパーコンベア2からの飯の落
下を停止する(P8)。
【0048】次に、飯送りローラがデータd2で設定さ
れた位置にあるか否かを判断し、設定された位置になけ
ればデータd2で設定されている所定量だけモータM8
を回転させて、飯送りローラ6の高さを設定する(P
9,P10)。このとき、マイコンはロータリエンコー
ダ23のカウント値に基づいて上記飯送りローラ6の高
さを確認し、上記データd2で設定された所定高さに上
記ローラ6を調節する。
【0049】次に、マイコン15はデータd3で設定さ
れている所定時間だけ、モータM1、モータM2及びモ
ータM3を駆動する(P11)。すると、飯送りコンベ
ア5上の飯は矢印b方向に送られ、さらに飯送りローラ
6が飯の上面に圧接しながら回転することにより、所定
厚さの板状の飯板に成形され、引き続き中間コンベア8
上に移送される。
【0050】その後、マイコン15は上記モータM1、
M2、M3が停止したタイミングでモータM10を駆動
し、飯シャッター9を動作させて上記コンベア5及び8
の間に跨がっている飯板をカットする(P12)。これ
により、飯板は設定された所定長さにカットされる。
【0051】次にマイコンはデータd4で設定されてい
る所定時間だけモータM3を駆動し中間コンベア8上の
飯板の先端部を上記中間コンベア8の後端部まで移動さ
せ、所定時間かかる停止状態を維持する(P13)。こ
こで、中間コンベアが停止状態を維持するのは、次段の
巻ベルト等による巻寿司の製造が終了するのを待つため
である。
【0052】次にマイコンはデータd5で指定される所
定時間だけモータM4を駆動すると共にモータM6を反
時計方向に駆動する。これにより、中間コンベア8及び
巻ベルト10は矢印b方向に移動して、飯板を巻ベルト
10上における案内ローラ10a,10b間のほぼ中央
部まで移送する(P14)。
【0053】ここで、操作者は飯板の中央部に具Fを乗
せる操作を行うと共に、海苔Nを飯板の先端部とベルト
10との間に挿入する(図5(イ)参照)。尚、具Fは
上記飯板が中間コンベア後端部で停止したときに乗せて
も差し支えない。
【0054】次にマイコン15は予め定められた量だけ
モータM5を反時計方向に、モータM6を時計方向に回
転させ巻ベルトを弛ませる(P15、図5(ロ)参
照)。
【0055】その後、マイコンはデータd6で設定され
た所定時間だけモータM6をさらに時計方向に駆動し、
弛み量を設定値に合わせる(P16、第1の状態)。こ
の巻ベルト10の弛み量、即ちデータd6は上述のよう
に飯板の長さ等に応じて予め設定されている。
【0056】その後、マイコンはモータM7を駆動して
成形バー11の所定の動作(図5の(ロ)乃至(ヘ))
を開始する(P17)。まず上記モータM7の回転によ
り、成形バー11がその先端部11a’、11b’を閉
じる。その状態で矢印e方向に一旦回動した後、さらに
矢印f方向への回動を行う(図5(ハ)参照)。
【0057】上記成形バー11の動作と共にマイコンは
予め設定された量だけモータM5を時計方向に、モータ
M6を反時計方向に回転させ一定量の絞めを行う(P1
8)。このとき、上記飯板は上記成形バー11の矢印
e、f方向への回動、及び巻ベルト10の上記巻き込み
により、上記巻ベルト10内で転がり筒状に成形され
る。また、上記海苔Nも同時に巻き込まれ巻ベルト10
内において飯を外囲する。
【0058】その後、マイコンはデータd7で指定され
る所定時間だけモータM5をさらに時計方向に駆動して
締め付け量を設定値に合わせ、かかる締め付け状態を維
持する(P19、図5(ニ)参照、第2の状態)。この
とき、上記データd7で指定される時間が長いと巻ベル
ト10の回転ドラム10cへの巻き込み量が多くなり飯
の締め付けが強くなり、巻きの固い巻寿司を形成するこ
とができる。また、上記データd7で指定されている時
間が短いと上記巻き込み量が少なくなり、巻きの弱い巻
寿司を形成することができる。
【0059】その後、成形バー11は上記モータM7の
回転により上記飯を巻ベルト10で巻き込んだ状態のま
ま後方(矢印e方向)に再度回動し(図5(ホ)参
照)、この状態で巻終了センサ(図示せず)をオンす
る。
【0060】かかる終了センサのオンをマイコンが検出
すると(P20)、モータM5を反時計方向、モータM
6を時計方向に駆動して回転ドラム10c、10dを原
点に戻す(P21)と共に、モータM7をさらに駆動し
て成形バー11を開く(図5(ヘ)参照)。
【0061】すると巻ベルト10の後端部上面に巻寿司
Mが形成されるため、操作者は該飯を取り卸して所定の
場所に収納すれば良い。このとき、巻ベルト10は後方
に向けて若干傾斜しているので形成された巻寿司Mは収
納函24にころがって落ち、容易に取り卸しできる。そ
の後マイコンはP4に戻り、運転停止ボタンが押される
まで上記手順を繰り返す。
【0062】尚、上記実施例において各データとしてモ
ータの回転時間を設定したが、エンコーダ等を用いて各
モータの回転角を設定するように構成してもよい。
【0063】
【発明の効果】以上のように、本発明の巻寿司製造装置
によれば、飯の量、飯の厚さ、飯の長さ、巻ベルトの弛
み量、絞め量の各条件を予め設定可能であるため、例え
ばサラダ巻等の巻の強さを柔らかくする場合において
も、具の種類に応じて最適の飯の量や長さを設定するこ
とができ、さらに巻ベルト駆動手段において飯の量や長
さに応じた最適の弛み量、絞め量をも設定することがで
きるため、具の種類等に応じて最適の条件で巻寿司を製
造することができる
【0064】また、少なくとも2品種の巻寿司に対応し
て各データを記憶することができ、製造する品種を選択
可能であるため、例えば太巻、中巻、細巻等の各品種の
データを予め記憶手段に記憶しておけば、品種を選択す
るだけで飯の量や厚さだけでなく、最適の弛み量、絞め
量による巻の強さの異なる複数品種の巻寿司を容易に製
造することができる。 また、品種の変更がある場合にお
いても、データ設定手段において各データの変更を容易
に行うことができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る巻寿司製造装置の一実施例を示す
側面図である。
【図2】巻寿司製造装置の飯送りローラ近傍の平面図で
ある。
【図3】巻寿司製造装置の電気的ブロック図である。
【図4】巻寿司製造装置のスイッチ部の正面図である。
【図5】巻寿司製造装置の巻ベルトで巻寿司を製造する
過程を示す側面図である。
【図6】巻寿司製造装置の成形バーの駆動機構を示す側
面図である。
【図7】巻寿司製造装置で巻寿司を製造するための動作
手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 ホッパーコンベア E1,E2 飯レベルセンサ 5 飯送りコンベア 6 飯送りローラ 8 中間コンベア 9 飯シャッター 10 巻ベルト 10d,10c 回転ドラム 11 成形バー M1乃至M10 モータ 19 操作部 22 マイコン 22b メモリ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飯の量、飯の厚さ、飯の長さ、巻ベルト
    の弛み量及び絞め量の各データを設定し得るデータ設定
    手段と、 製造する巻寿司の品種に応じて上記各データを設定する
    ことにより、少なくとも2品種の巻寿司に対応して上記
    各データを記憶可能な記憶手段と、 製造すべき巻寿司の品種を選択し得る品種選択手段と、 該選択手段で選択された品種の飯の量データに基づい
    て、飯送りコンベア上に設定量の飯が溜まるまでホッパ
    内の飯を上記コンベアに送り出す飯送出し手段と、 上記選択手段で選択された品種の飯の厚さデータに基づ
    いて飯送りローラの上下方向高さを設定厚さになるまで
    調整し得る高さ設定手段と、 上記選択手段で選択された品種の飯の長さデータに基づ
    いて上記飯送りコンベア及び上記飯送りローラを駆動し
    て飯を設定長さの板状に成形するコンベア駆動手段と、 上記飯送りコンベアで送り出された飯板を所定のタイミ
    ングでカットする飯シャッター手段と、 上記飯シャッター手段でカットされた飯板を巻ベルト上
    に移送する移送手段と、 巻きベルトの端部に設けられ正逆方向に回転することで
    上記飯板の載置された巻ベルトをU字状に弛めた第1の
    状態と、該巻きベルトを牽引して緊張した第2の状態に
    設定可能な巻きベルト駆動手段と、 上記巻ベルトをU字状態に弛ませた上記第1の状態で該
    巻ベルト下方からU字状ベルト上部を挟持して該上部を
    閉鎖し得る成形手段とを具備し、 上記巻きベルト駆動手段は、上記選択手段で選択された
    品種の弛み量データに基づいて上記巻きベルトを設定量
    まで弛ませることにより上記巻きベルトを上記第1の状
    態とし、上記選択手段で選択された品種の絞め量データ
    に基づいて上記ベルトを設定量まで牽引することにより
    上記巻きベルトを上記第2の状態とするものであり、上
    記成形手段による上記巻きベルトの閉鎖状態において同
    ベルトを牽引して上記第2の状態とすることにより、ベ
    ルト内の飯を筒状に成形するもの であることを特徴とす
    る巻寿司製造装置。
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