JPH0745816Y2 - 硬貨包装機における枚数表示装置 - Google Patents

硬貨包装機における枚数表示装置

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JPH0745816Y2
JPH0745816Y2 JP1988086141U JP8614188U JPH0745816Y2 JP H0745816 Y2 JPH0745816 Y2 JP H0745816Y2 JP 1988086141 U JP1988086141 U JP 1988086141U JP 8614188 U JP8614188 U JP 8614188U JP H0745816 Y2 JPH0745816 Y2 JP H0745816Y2
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雅道 大関
勝幸 宮本
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、集積部内に集積された硬貨の枚数を常時把
握することができる硬貨包装機における枚数表示機能に
関するものである。
「従来の技術」 硬貨包装機としては、実開昭52−67561号公報、実開昭5
3−95369号公報にそれぞれ示されるものが従来から知ら
れている。
これら硬貨包装機は、硬貨を集積部内に集積させる集積
機構と、集積部内に集積された硬貨を、包装単位枚数毎
に包装する包装機構と、この包装機構よって包装された
集積硬貨(ロール)の本数を計数するカウント機構とを
有するものである。
「考案が解決しようとする課題」 ところで、上記のように構成された硬貨包装機において
は、集積部が機械の内部に配置されており、該集積部内
に何枚の硬貨が集積されているかを直にみることができ
ない。
これによって、例えば、集積部内への硬貨の集積作業が
中断して、該集積部内の硬貨が包装単位枚数に満たない
といった場合などに、該集積部内に後何枚の硬貨を投入
すれば、包装単位枚数となった一本の集積硬貨とするこ
とができるかがわからず、継続した集積を円滑に行なう
ことができないという不具合があった。
この考案は、上記の事情に鑑みてなされたものであっ
て、集積部内に集積された硬貨の枚数を表示して、例え
ば、該集積部内にあと何枚の硬貨を投入すれば、単位包
装枚数となるかを容易に知ることができる枚数表示機能
を有する硬貨包装機の提供を目的とする。
「課題を解決するための手段」 上記目的を達成するために本考案では、硬貨を計数する
計数部と、該計数部によって計数された硬貨を、予め設
定された包装単位枚数に達するまで集積する集積部と、
該集積部から移送された包装単位枚数の集積硬貨を包装
する包装部とを有する硬貨包装機において、 前記集積部内に供給され、且つ集積された硬貨の枚数を
計数するとともに、前記集積部内に集積された硬貨が前
記包装部に移送される毎にその計数値がクリアされる集
積計数部と、 該集積計数部の出力信号に基づき、集積部内に存在する
硬貨の集積枚数を表示する集積表示部とを具備するよう
にしている。
「作用」 本考案によれば、集積計数部では、集積された硬貨の枚
数を計数するとともに、集積された硬貨が包装部に移送
される毎にその計数値がクリアされ、一方、集積表示部
では、集積計数部の出力信号に基づき、集積部内に集積
された硬貨の枚数を表示するようにしているので、操作
者が、集積表示部の表示内容を参照することによって、
該集積部内に何枚の硬貨が集積されているかを知ること
ができ、これによって例えば、集積作業が途中で中断し
た場合等に後何枚の硬貨を集積部に投入すれば、包装単
位枚数に達した一本のロールとすることができるかを知
ることができる。
「実施例」 以下、第1図〜第3図を参照して硬貨包装機における枚
数表示装置を説明する。
第1図は硬貨包装機の操作設定部、表示部の一例を示す
ものであって、この第1図右側には、異常箇所を示す複
数のアラーム位置表示ランプL・L・・(後述する)が
配置されてなる硬貨包装機の概略図が記載されている。
この概略図を参照して、硬貨包装機の主な構成を説明す
ると、図に符号1で示すものは、装置本体2の上部に形
成された硬貨投入口であって、この硬貨投入口1から投
入された硬貨は、水平の状態に保たれて一枚ずつ通路3
に送られるようになっている。
前記通路3は、前記硬貨を搬送する搬送ベルト(図示
略)を有するものであって、該搬送ベルトにより搬送さ
れた硬貨は、フォトインタラプタ等からなる図示しない
計数部(第2図の説明の際に述べる)によってその枚数
が計数され、その後、該通路3の末端部下方に位置する
集積部4に対して上方から投入されるようになってい
る。
なお、前記計数部には、通路幅調整機構(図示略)が設
けられており、硬貨の径に応じて該通路3の幅を適宜変
更できるようになっている。また、この計数部は、前記
搬送ベルトを駆動するための駆動モータを含むものす
る。
前記集積部4は、互いに間隔を以て設けられて、上下方
向に沿う軸を中心に回転する集積ドラム4A・4Aと、これ
ら集積ドラム4A・4Aの相互間隔を硬貨の径に応じて調整
するドラム間隔調整機構(図示略)とを有するものであ
って、前記集積ドラム4A・4Aの間には、前記通路3によ
って搬送された硬貨が上から順に集積されるようになっ
ている。そして、この集積部4内に所定枚数、例えば包
装単位枚数として設定された「20枚・25枚・40枚・50
枚」の硬貨が集積されたならば、集積ドラム4A・4Aが正
転して、その集積硬貨が、集積ドラム4A・4Aの最下部に
設けられたシャッタ(図示略)上に載置され、その後、
このシャッタが開状態となって、更に下方に位置する包
装部5に送られるようになっている。
前記包装部5は、互いに間隔を以て設けられて、上下方
向に沿う軸を中心に回転する包装ローラ5A・5A・5Aと、
これら包装ローラ5A・5A・5Aの間隔を、硬貨の径に応じ
て調整するローラ間隔調整機構(図示略)とを有するも
のであって、前記包装ローラ5A・5A・5Aの間には、前記
集積部4から送られた集積硬貨が集積状態が保持された
まま配置されるようになっている。
また、前記包装部5には、前記包装ローラ5A・5A・5Aに
対して、集積硬貨の周面を包装するための包装紙6を供
給する給紙機構(図示略)と、前記包装ローラ5A・5A・
5Aに対して進退し、進の位置において、集積硬貨に包装
された包装紙の上部及び下部を折り曲げて、該集積硬貨
の両端面側を包装するためのかしめ爪(図示略)とが設
けられている。
なお、以下の説明において、前記かしめ爪が、該包装紙
をかしめない退避位置を初期位置とする。また、包装紙
6に包装された集積硬貨をロールと表現する。
また、前記通路3と集積部4との間には、硬貨の搬送経
路を切り換えるシュート切換部7が設けられており、こ
のシュート切換部7の切換動作によって、包装を必要と
しない硬貨を、集積部4に送らず、別途設けられた収納
袋に投入するようになっている。
次に、上記のように構成された硬貨包装機における枚数
表示装置を第2図を基にして説明する。
第2図は、第1図に符号10で示す設定部(一部図示略)
からの指示に基づき、第1図に符号11で示す表示部に対
し、硬貨の計数値、ロールの計数値、集積部4内の硬貨
の集積枚数、モード、包装単位枚数等の各種表示を行わ
せるための制御機能を示すブロック図である。
以下、この第2図に示すブロック図の構成要素を、第1
図に示す設定部10、表示部11との対応関係を図りつつ項
目毎に説明する。
〔I〕設定部10(第1図参照)について、 モード設定部12、操作設定部13、金種設定部14(第2図
参照)によって構成される。
(i)モード設定部12 包装モードあるいは計数モードの設定を行うためのモー
ドキー(第1図において図示略)によって構成される。
前者の包装モードは、計数部で計数されて集積部4に集
積された集積硬貨を、包装部5において包装させる処理
を行わせ、また、後者の計数モードは、シュート切換部
7を動作させて、計数部で計数された集積硬貨を集積す
ることなく全て収納袋に送る処理を行わせるものであ
る。
なお、以下の説明において、包装モードによって行われ
る処理を包装処理、計数モードによって行われる処理を
計数処理と表現する。
(ii)操作設定部13 第1図の設定部10に示すようにテンキー10A、バッチキ
ー10B、図示しないスタートキー、ストップキー、クリ
アキーによって構成されるものであって、モード設定部
12において包装モードの選択がなされているときに、バ
ッチキー10BをONとすることによって、ロールの本数が
テンキー10Aにより入力可能となり、また、モード設定
部12において計数モードの選択がなされているときに、
バッチキー10BをONとすることによって、同様に、硬貨
の枚数がテンキー10Aにより入力可能となる。
なお、前述したようなバッチキー10BをONとした場合に
は、モードが「包装モードのバッチモード」、「計数モ
ードのバッチモード」となり、これらバッチモードの設
定によって、テンキー10Aによって入力したロールの本
数設定値、硬貨の枚数設定値に各計数値(後述する枚数
計数部20、本数計数部30の計数結果による)が達した時
点で、集積硬貨の包装処理、硬貨の計数処理が、それぞ
れ終了されるようになっている。
一方、前記スタートキーは、前述した包装処理、計数処
理を開始させる機能を有し、また、ストップキーは、こ
れら包装処理、計数処理を停止させる機能を有し、更
に、クリアキーは、例えば、包装処理、計数処理によっ
て得られたロールの計数値、硬貨の計数値をそれぞれク
リアさせる機能を有するものである。
(iii)金種設定部14 金種ダイヤル等(図示略)によって構成されて、第3図
のテーブルに示すような、金種と枚数との関係を予め定
めた因子の一つを選択する機能を有する。つまり、この
金種ダイヤルの設定によって、例えば、テーブルに
「Q」で表されるような、25セント硬貨が40枚集積され
たロールが、その包装処理によって作製されることにな
る。
また、第3図のテーブルに示すような金種と枚数との関
係を予め定めた因子では、25セント硬貨、5セント硬貨
が40枚ずつ包装されるように設定されている他、25セン
ト硬貨、5セント硬貨が20枚ずつそれぞれ包装されるハ
ーフラップも設定可能である。また、第3図に示すよう
な金種と枚数との関係設定を、米国硬貨について行った
が、これに限定されず、例えば日本国硬貨について行っ
ても良い。
〔II〕前述したモード設定部12、操作設定部13、金種設
定部14の各設定に基づく処理について、該処理に関連す
る第2図の構成要素と合わせて説明する。
(i)モード設定部12によって計数モードが、操作設定
部13によって硬貨の枚数設定(バッチモードの選択によ
る)がなされた場合の処理、 (1)モード設定部12から計数モードが選択されたこと
を示すモード信号A1が、また、操作設定部13から、設定
された硬貨の枚数値を示す枚数設定信号B1が共に枚数設
定部15に対して出力される。
この枚数設定部15は、何枚の硬貨を枚数計数部20(後述
する)において計数させるべきかを設定するものであ
り、その設定された枚数値は、枚数設定データB2として
バッチ表示部17に供給される。
前記バッチ表示部17は、第1図に符号17Aで示すバッチ
モードランプ、符号17Bで示すバッチ表示部、符号17C・
17Dでそれぞれ示すバッチ本ランプ(ROLL)、バッチ枚
ランプ(PSC)によって構成されるものであって、前記
枚数設定データB2の入力によって、バッチ表示部17B
に、硬貨の枚数設定値が表示され、かつバッチモードラ
ンプ17Aの点灯がなされる。また一方、このバッチ表示
部17には、前記モード設定部12からモード信号A1が入力
され、これによって、前記バッチ枚ランプ17Dが点灯さ
れて、バッチ表示部17Bに表示されている数値が硬貨の
枚数設定値を示すものであることが認識できるようにな
っている。
また、前記モード設定部12から出力されたモード信号A1
は、シュート切換部7、計数表示部19に対してそれぞれ
入力され、シュート切換部7へのモード信号A1の入力に
よって、計数部16を通過した硬貨を収納袋に案内させる
べく、硬貨の搬送経路が切り換えられ、また、計数表示
部19へのモード信号A1の入力によって、第1図に符号19
Aで示すように、計数モード(COUNT)が選択されている
ことを表す計数モードランプが点灯される。
また、金種設定部14において、第3図のテーブルに示す
因子の一つが選択され(操作者の選択による)、この選
択結果に応じた因子信号C1が計数部16に対して出力され
る。そして、この計数部16において、前記信号C1に基づ
き通路幅調整機構が動作され、通路3の幅がテーブルに
示す硬貨径に対応したものに変更される。
(2)上記(1)に示すような設定がなされて、計数処
理の準備が整ったならば、操作設定部13に設けられたス
タートキーをONに設定する。これによって、スタートキ
ーがONとなったことを示すスタート信号D1が計数部16に
出力され、この信号D1によって、駆動モータが動作され
て、硬貨の計数処理が開始される。
前記計数部16は、前述したようなフォトインタラプタ、
通路幅調整機構、搬送ベルトを駆動するための駆動モー
タ等、硬貨の計数に必要とされる機能を含むものとす
る。
(3)通路3を硬貨が1枚通過する毎に、前記計数部16
から枚数計数部20に向けて硬貨通過検出信号E1が順次出
力される。この枚数計数部20は、硬貨通過検出信号E1
入力される毎に、硬貨の枚数を示すカウント値を1ずつ
アップさせて計数を行うものであり、この枚数計数部20
において計数された計数値は、硬貨計数データE2として
計数表示部19に供給される。そして、この計数表示部19
では、前記硬貨計数データE2に基づき、第1図に符号19
Bで示す計数表示部に前記硬貨の計数値をデジタル表示
し、また、符号19Cで示す計数枚ランプ(PSC)を点灯し
て、計数表示部19Bに表示された数値が、硬貨の計数値
を表わすものであることを認識させるようになってい
る。
なお、前記計数表示部19には、前述した計数モードラン
プ19A、計数表示部19B、計数枚ランプ19Cの他、包装モ
ードランプ(WRAP)19D、計数本ランプ(ROLL)19Eが設
けられているが、これら包装モードランプ19D、計数本
ランプ19Eについては、(ii)−(3)(5)で述べ
る。
(4)枚数設定部15に設定された枚数値を示す枚数設定
データB3が符号21で示す枚数比較部に共に供給される一
方、枚数計数部20で計数された硬貨の計数値を示す硬貨
計数データE3が、枚数比較部21に供給される。なお、前
記硬貨計数データE3は、計数部16から硬貨通過検出信号
E1が出力される毎に枚数比較部21に出力されるものとす
る。
この枚数比較部21は、枚数設定データE3として供給され
た枚数設定値と、硬貨計数データE3として供給された計
数値とを比較し、前者の枚数設定値に後者の計数値が一
致した時点で、計数部16に向けてバッチ終了信号Fを出
力する。
(5)前記バッチ終了信号Fが計数部16に入力される
と、駆動モータが停止し、硬貨の計数処理が終了する。
なお、以上(1)〜(5)では、「計数モードのバッチ
モード」について説明したが、計数モードのみが選択さ
れて、バッチモードが選択されていない場合には、符号
B1〜B3・E3・Fで示す信号の出入力は行われず、符号A1
・C1・D1・E1・E2で示す信号の出入力のみが行われるこ
とになる。
(ii)モード設定部12によって包装モードが、操作設定
部13によってロールの本数設定(バッチモードの選択に
よる)がなされた場合の処理、 (1)モード設定部12から包装モードが選択されたこと
を示すモード信号A2が、また、操作設定部13から設定さ
れたロールの本数を示す本数設定信号B4が共に本数設定
部22に対して出力される。
この本数設定部22は、何本のロールを本数計数部22にお
いて計数させるべきかを設定するものであり、その設定
値は、ロール本設定データB5としてバッチ表示部17に供
給される。
そして、このバッチ表示部17では、前記ロール本設定デ
ータB5の入力によって、第1図に示すバッチ表示部17B
に前述したロールの本数設定値を表示し、かつバッチモ
ードランプ17Aを点灯を表示する。一方、このバッチ表
示部17には、前記ロール本設定データB5とともにモード
信号A2が入力されるようになっており、このモード信号
A2の入力によって、バッチ本ランプ(ROLL)17Cが点灯
されて、バッチ表示部17Bに表示されている数値がロー
ルの本数値を示すものであることが認識できるようにな
っている。
また、前記モード設定部12から出力されたモード信号A2
は、シュート切換部7、計数表示部19に対してそれぞれ
入力され、シュート切換部7へのモード信号A1の入力に
よって、計数部16を通過した硬貨を集積部4に案内させ
るべく、硬貨の搬送経路が切り換えられ、また、計数表
示部19へのモード信号A2の入力によって、第1図に符号
19Dで示すように、包装モード(WRAP)であることを表
す包装モードランプが点灯される。
また、金種設定部14において、第3図のテーブルに示す
因子の一つが選択され(操作者が選択する)、この選択
結果に応じた因子信号C1〜C4が計数部16、集積部4、包
装部5に対してそれぞれ出力される。
そして、前記因子信号C1に基づき、計数部16において通
路幅調整機構が通路3の幅を硬貨の径に合うように変更
し、また、前記因子信号C2に基づき、集積部4において
ドラム間隔調整機構が集積ドラムの相互間隔を硬貨の径
に合うように変更し、更に、前記因子信号C3に基づき、
包装部5においてローラ間隔調整機構が包装ローラの相
互間隔を硬貨の径に合うように調整するとともに、包装
紙6の供給量を調整し、かしめ爪を初期位置へ設定す
る。
また、前記因子信号C4は、選択部23に供給され、この選
択部23において、包装単位枚数記憶部24に記憶された包
装単位枚数の一つが選択される。つまり、前記包装単位
枚数記憶部24には、第3図のテーブルに示すような特定
金種に対応した包装単位枚数値、例えば「20・25・40・
50」が複数記憶されており、前述した因子信号C4に基づ
き、前記選択部23が、該包装単位枚数記憶部24に記憶さ
れる包装単位枚数の一つを選択し、かつ、その選択デー
タを符号G1〜G3で示すように包装単位枚数表示部25、集
積比較部26(以下(4)の項において述べる)に対して
順次供給する。
なお、前記包装単位枚数表示部25は、第1図に示す包装
単位枚数表示部25Aに対応し、前記選択部23によって選
択された包装単位枚数をランプの点灯によって表示す
る。
(2)上記(1)に示すような設定がなされて、包装処
理の準備が整ったならば、操作設定部13に設けられたス
タートキーをONとする。これによって、スタートキーが
ONとなったことを示すスタート信号D2が計数部16に出力
され、このスタート信号D2によって、駆動モータが動作
されて、硬貨の包装処理が開始される。
(3)前記計数部16から出力される硬貨通過検出信号E1
(前述した)に基づき枚数計数部20が通路3を通過する
硬貨を計数し、その計数結果を硬貨計数データE2として
計数表示部19に供給する。なお、この計数表示部19で
は、計数枚ランプ19Cが点灯された上で、その計数表示
部19Bに硬貨の計数値が表示されるようになっている
が、一方で、この計数表示部19Bには、切換によって、
計数されたロールの本数値も表示されるようになってい
る(ロールの本数表示については、以下の(5)で述べ
る)。
また、前記計数部16から出力される硬貨通過検出信号E1
は、前記枚数計数部20に供給される他、集積計数部27に
も供給される。この集積計数部27は、硬貨通過検出信号
E1が入力される毎に、硬貨の枚数を示すカウント値を1
ずつアップさせるものであり、これによって、集積部4
内に集積される硬貨の枚数を計数する。そして、この集
積計数部27において計数された計数値は、集積計数デー
タE4として集積表示部28に供給される。
この集積表示部28は、第1図に符号28Aで示す集積表示
部に対応し、集積計数データE4に基づく、集積硬貨の計
数値をデジタル表示するものであって、その表示は、モ
ード信号A2が入力されたこと、集積計数データE4が入力
されたことを条件に行われる。
(4)前記選択部23において選択された包装単位枚数を
示す選択データG3と、集積計数部27で計数された集積硬
貨の計数値を示す集積計数データE5とが、集積比較部26
に共に供給される。
前記集積比較部26は、前記選択データG3として供給され
た包装単位枚数値と、集積枚数データE3として供給され
た集積計数値とを比較し、後者の集積計数値が前者の包
装単位枚数値に一致した時点で、先の計数部16、集積部
4、包装部5に向けて一時停止信号H1、移送信号H2、包
装開始信号H3をそれぞれ順次出力する。
前記一時停止信号H1は、計数部16による計数動作を一時
停止させるものであり、また、前記移送信号H2は、集積
ドラムを正転させて、集積ドラム間に配置された硬貨を
シャッタ上に移送させた後、該シャッタを開放させるも
のであり、また、前記包装開始信号H3は、包装部5の包
装ローラを駆動して、集積部4のシャッタが開放される
ことにより送られた集積硬貨を、包装紙6により包装さ
せるものである。
なお、前記移送信号H2が集積部4に入力された場合に行
われるシャッタの開放動作は、包装部5から出力される
受け取りタイミング信号Iに合わせてなされる。この受
け取りタイミング信号Iは、例えば、(先の)集積硬貨
の包装処理が完了して、かしめ爪が初期位置に戻る毎に
包装部5から集積部4に向けて出力されるものとする。
(5)前記シャッタが開状態となると、集積部4からシ
ャッタ開タイミング信号J1・J2が、それぞれ集積計数部
27、本数計数部30に対して出力される。前記シャッタ開
タイミング信号J1は、集積計数部27において計数された
集積計数値をクリアするものであり、また、前記シャッ
タ開タイミング信号J2は、本数計数部30において、ロー
ルの計数値を示すカウンタを1アップさせるものであ
る。
なお、前記本数計数値30において、計数されたロールの
本数を示す計数値は、ロール本計数データK1として計数
表示部19に供給される。そして、この計数表示部19で
は、前記ロール本計数データK1に基づくロールの計数値
が計数表示部19Bに表示されるとともに、計数本ランプ1
9Eが点灯されて、計数表示部19Bに示す数値がロールの
本数であることを認識できるようになっている。
また、第2図に示す計数表示部19には、第1図の枚本切
換キー31Aに対応する枚本切換キー31が設けられてお
り、この枚本切換キー31Aを押す毎に切換信号Lが出力
されて、計数表示部19の表示を、硬貨計数データE2に基
づく表示(前記(3)参照)と、ロール本計数データK1
に基づく表示とのいずれか一方に切換ることができるよ
うになっている。
(6)本数設定部22に設定されたロールの本数値を示す
ロール本設定データB6が本数比較部29に共に供給される
一方で、本数計数部30で計数されたロールの計数値を示
すロール本計数データK2が、本数比較部29に供給され
る。
なお、前記ロール本計数データK2は、本数計数部30にお
いてシャッタタイミング信号J2が入力される毎に、1ず
つ計数値がアップされた上で、本数比較部29に供給され
る。
この本数比較部29は、前記ロール本設定データB6として
供給されたロール本設定値と、前記ロール本計数データ
K2として供給された計数値とを比較するものであり、後
者の計数値が前者の本数値に一致した時点で、先の計数
部16に向けてバッチ終了信号Mを出力する。
(7)前記バッチ終了信号Mが計数部16に入力される
と、駆動モータが停止し、硬貨の包装処理が終了する。
なお、以上(1)〜(7)では、「包装モードのバッチ
モード」について説明したが、包装モードのみが選択さ
れて、バッチモードが選択されていない場合には、符号
B4〜B6・K2・Mでそれぞれ示す信号の出入力は行われ
ず、符号A2・C1〜C4・D2・E1・E2・E4・E5・G1〜G3・H1
〜H3・I・J1・J2・K1・Lで示す信号の出入力のみが行
われることになる。
また、第1図において符号40で示すものは包装紙量表示
ランプであって、包装紙6の残量を表示するものであ
る。また、符号41で示すものは、各種アラームランプで
あって、満杯、ジャム等の表示を行うものである。ま
た、前記各種アラームランプ41に示す表示は、符号化さ
れて、コード表示部41Aに示されるようになっている。
また、符号L・L・・で示すものは、アラーム位置表示
ランプであって、これらアラーム位置表示ランプが点滅
している箇所により、硬貨包装機のどの位置に不具合が
あるかを知ることができる。
また、符号42で示すものは材質レベル切換キーである。
この材質レベル切換キー42は、計数される硬貨が、金種
ダイヤルによって設定された金種の材質であるか否かを
検出するための検出レベル設定を行うものであって、該
検出レベルは、0を含めて4段階に設定できるようにな
っている。なお、この検出レベルは、材質レベル切換キ
ー42の近傍に設けられたレベルランプ42Aに点灯表示さ
れるようになっている。
また、符号43で示すものは、包装高さ検知レベル切換キ
ーである。この包装高さ検知レベル切換キー43は、包装
されたロールの高さが、金種ダイヤルによって設定され
た金種の包装高さに一致するか否かを検出するための検
出レベル設定を行うものであって、該検出レベルは、前
記材質レベル切換キー42と同様、0を含めて4段階に設
定できるようになっている。なお、この検出レベルは、
包装高さレベル切換キー43の近傍に設けられたレベルラ
ンプ43Aに点灯表示されるようになっている。
上記のように構成された硬貨包装機における枚数表示装
置によれば、集積部4内に集積される硬貨の枚数を計数
して、その計数値を集積表示部28(28A)に表示するよ
うにしたので、この集積表示部28(28A)に表示された
硬貨の集積枚数値を参照することによって、集積部内に
何枚の硬貨が集積されているかを容易に知ることがで
き、これによって、硬貨の包装処理が途中で中断した場
合等に後何枚の硬貨を集積部4内に投入すれば、包装単
位枚数に達した一本のロールとすることができるかを容
易に知ることができる。
また、前記集積部4内に集積されている硬貨の集積枚数
表示とともに、該集積部4内に集積する硬貨の包装単位
枚数を包装単位枚数表示部25(25A)に表示するように
したので、包装単位枚数の表示と、集積枚数の表示とを
参照することによって、後何枚の硬貨を集積部内に投入
すれば、包装単位枚数に達した一本のロールとすること
ができるかを容易に知ることができ、これによって、例
えば、集積作業が途中で中断した場合等に行う後処理を
円滑に行うことができる。
また、集積表示部28(28A)には集積部4内に集積され
た硬貨の枚数がデジタル表示されるとともに、その表示
内容である数値が、集積作業が進むにつれて、その包装
単位枚数に近ずくように漸次アップしてゆくので、操作
者が集積作業の進捗状況を常時把握することができると
いう効果がある。
「考案の効果」 以上詳細に説明したようにこの考案によれば、集積部内
に供給され、且つ集積された硬貨の枚数を計数するとと
もに、集積部内に集積された硬貨が包装部に移送される
毎にその計数値がクリアされる集積計数部と、該集積計
数部の出力信号に基づき、集積部内に存在する硬貨の集
積枚数を表示する集積表示部とを設けたことから、操作
者が、集積表示部の表示内容を参照することによって、
集積部内に何枚の硬貨が集積されているかを知ることが
でき、これによって例えば、集積作業が途中で中断した
場合等に後何枚の硬貨を集積部に投入すれば、包装単位
枚数に達した一本のロールとすることができるかを容易
に知ることができて、中断時における集積作業の再開を
効率良く行える効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示す図であって、
第1図は設定部、表示部の例を示す図、第2図は設定部
の操作に基づき、表示部に対して表示を行わせる機能ブ
ロック図、第3図は金種と包装単位枚数との関係を定め
たテーブルを示す図である。 4……集積部 5……包装部 16……計数部 28(28A)……集積表示部 25(25A)……包装単位枚数表示部
フロントページの続き (72)考案者 堀口 宜滋 東京都北区東田端1丁目12番6号 ローレ ル精機株式会社東京研究所内 (56)参考文献 特開 昭59−84721(JP,A) 実開 昭52−67561(JP,U) 実開 昭59−58877(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】硬貨を計数する計数部と、該計数部によっ
    て計数された硬貨を、予め設定された包装単位枚数に達
    するまで集積する集積部と、該集積部から移送された包
    装単位枚数の集積硬貨を包装する包装部とを有する硬貨
    包装機において、 前記集積部内に供給され、且つ集積された硬貨の枚数を
    計数するとともに、前記集積部内に集積された硬貨が前
    記包装部に移送される毎にその計数値がクリアされる集
    積計数部と、 該集積計数部の出力信号に基づき、集積部内に存在する
    硬貨の集積枚数を表示する集積表示部とを具備すること
    を特徴とする硬貨包装機における枚数表示装置。
  2. 【請求項2】金種を設定するための金種設定部と、該金
    種設定部で設定された金種に基づき前記包装単位枚数を
    表示させる包装単位枚数表示部とを有することを特徴と
    する請求項1記載の硬貨包装機における枚数表示装置。
JP1988086141U 1988-06-29 1988-06-29 硬貨包装機における枚数表示装置 Expired - Lifetime JPH0745816Y2 (ja)

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JPS5984721A (ja) * 1982-11-02 1984-05-16 ロ−レルバンクマシン株式会社 硬貨計数包装機

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