JP2014028603A - ロッカモールおよび車両側部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両側面視における車両の外観品質を向上させることができるロッカモールおよび車両側部構造を提供する。
【解決手段】車両側部下側には、ロッカインナパネル24とロッカアウタパネル22とで構成されたロッカ20が配設されている。さらに、ロッカアウタパネル22には、ロッカモール30が取り付けられている。ロッカモール30の下部側には、凸部40が構成されると共に吸音材50が取付けられている。さらに、凸部40の車両幅方向外側には延出部38が設けられ、延出部38が吸音材50に対してラップしている。
【選択図】図2

Description

本発明は、ロッカモールおよび車両側部構造に関する。
一般に、車両両側部の下端側には、閉断面構造のロッカが配置されている。このロッカはロッカインナパネルとロッカアウタパネルとを含んで構成されており、更にロッカアウタパネルにはロッカを装飾するロッカモールが取り付けられている。
ここで、下記特許文献1には、ロッカアウタパネルの車両上下方向の下部側に樹脂製のロッカモールを設けた構造が開示されている。簡単に説明すると、この先行技術の場合、ロッカアウパネルの車両上下方向下部側に帯状かつ中空のロッカモールが両面接着テープによって取り付けられている。これにより、走行中に路面から飛来する砂利等のチップを原因とするロッカアウタパネルへの傷つきを防止することができると共に吸音効果も得られる。
特開平09-039683号公報
ここで、上記先行技術はロッカモール自体に吸音性能を付与しているが、ロッカモールと吸音材とを別部品で構成しようとした場合、吸音材が側面視で見えてしまい車両側部の外観品質が低下する可能性がある。
本発明は上記事実を考慮し、吸音材を別部材として構成した場合においても、車両側面視における車両の外観品質を向上させることができるロッカモールおよび車両側部構造を得ることが目的である。
請求項1記載の本発明に係るロッカモールは、車両幅方向両側部の車両下端側に、車両前後方向を長手方向として配置されたロッカの一部を構成するロッカアウタパネルの車両幅方向外側に取り付けられたロッカモールにおいて、前記ロッカモールには、車両上下方向下面側に吸音材が取り付けられるとともに、前記吸音材に対して車両幅方向外側には車両上下方向下方側に向かって延在する延出部が設けられ、前記吸音材と前記延出部とが車両側面視でラップすることを特徴とする。
請求項2記載の本発明に係るロッカモールは、請求項1記載の発明において、前記ロッカモールには、板厚方向に貫通し、前記吸音材に連通する連通部が形成されていることを特徴とする。
請求項3記載の本発明に係るロッカモールは、請求項2記載の発明において、前記吸音材の、少なくとも下面には、撥水処理が施されていることを特徴とする。
請求項4記載の本発明に係るロッカモールは、請求項2又は請求項3の発明において、前記ロッカモールの車両前後方向に沿って形成されかつ車両下方に向かって突出する凸部が設けられ、前記凸部の車両幅方向側部には、前記吸音材と前記連通部とが設けられていることを特徴とする。
請求項5記載の本発明に係るロッカモールは、請求項4記載の発明において、前記連通部は前記凸部の内方側かつ下方側に向かって傾斜していることを特徴とする。
請求項6記載の本発明に係る車両側部構造は、前記ロッカには、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載されたロッカモールが取り付けられていることを特徴とする。
請求項7記載の本発明に係る車両側部構造は、請求項6記載の発明において、前記ロッカは、各々縦断面形状がハット形とされたロッカインナパネルと前記ロッカアウタパネルとを含んで閉断面形状とされると共に、当該閉断面から下方に延びるフランジ部を備え、前記ロッカモールは、前記フランジ部に沿って当該フランジ部下端よりも下方に突出する突出部を備えることを特徴とする。
請求項1記載の本発明によれば、ロッカモールの車両上下方向下方側に取り付けられた吸音材と、ロッカモールの一部であり吸音材に対して車両幅方向外側に設けられるとともに車両上下方向下方側に向かって延出する延出部とが、車両側面視で車両上下方向にラップする。このため、吸音材は、延出部によって両者がラップする範囲で隠れる。
請求項2記載の本発明によれば、ロッカモールには、吸音材と車両上下方向に対向する側に連通部が設けられているため、ロッカモールとロッカとの間の空間と吸音材とが連通部を介して連通され、ロッカ内の空間に入ってきたノイズが連通部を通じて吸音材に吸収される。
請求項3記載の本発明によれば、吸音材の、少なくとも下面には、撥水処理が施されているため、水溜り等からタイヤが巻き上げた水が吸音材に付着しづらくなる。従って、吸音材は腐食しづらくなる。
請求項4記載の本発明によれば、ロッカモールの車両前後方向に沿って形成されかつ車両下方側に向かって突出する凸部が設けられ、凸部の車両幅方向側部に連通部が設けられているため、凸部の底部に連通部を設ける場合に比し、連通部が水で塞がれにくくなる。すなわち、凸部には雨などを理由にロッカモール内部の水が溜ることがある。この場合、仮に底部に連通部が形成されていると連通部が水で塞がれやすくなるが、本発明によれば、両側壁に連通部が形成されかつ傾斜しているため、連通部が水で塞がれにくい。
請求項5記載の本発明によれば、ロッカモールに設けられた連通部は、凸部の内方側かつ車両下方側に向かって傾斜しているため、水が連通部に溜まっても、凸部の内側に水が落ち易くなる。よって、連通部に水が溜まることを低減することができる。
請求項6記載の本発明によれば、ロッカには請求項1から請求項5のいずれかに記載のロッカモールが取り付けられている。従って、請求項1から請求項5のいずれかに記載のロッカモールと同様の作用が車両側部構造において得られる。
請求項7記載の本発明によれば、ロッカインナパネルとロッカアウタパネルとは縦断面形状がハット形とされており、各々車両上下方向に設けられた上側フランジ部同士と下側フランジ部同士とがそれぞれ接合されていることで閉断面形状とされている。さらに、当該閉断面から下方に延びるフランジ部が備えられている。また、ロッカモールには、前述したフランジ部に沿って当該フランジ部下端よりも下方に突出する突出部が設けられている。これにより、突出部が反射板となって音が反射される。
以上説明したように、請求項1記載の本発明に係るロッカモールは、従来技術の効果(傷つき防止や吸音)を確保しつつ車両側面視における車両の外観品質を向上させることができるという優れた効果を有する。
請求項2記載の本発明に係るロッカモールは、ロッカ内の空間に入ってきたノイズが室内に伝わることを低減することができるという優れた効果を有する。
請求項3記載の本発明に係るロッカモールは、良好に吸音をすることができるという優れた効果を有する。
請求項4記載の本発明に係るロッカモールは、凸部の底部に連通部を設ける場合と比べて凸部に水が溜まっても連通部が水で塞がれることを低減することができるという優れた効果を有する。
請求項5記載の本発明に係るロッカモールは、吸音材による吸音性能を良好に維持することができるという優れた効果を有する。
請求項6記載の本発明に係る車両側部構造は、請求項1記載の発明と同様に、車両側面視における車両の外観品質を向上させることができる他、引用した請求項に応じて請求項2から請求項5のいずれかの発明で得られる効果が得られるという優れた効果を有する。
請求項7記載の本発明に係る車両側部構造は、吸音効果の向上に寄与することができるという優れた効果を有する。
本実施形態に係るロッカモールおよび車両側部構造が適用された車両左側の斜め前方から見て示す斜視図である。 図1の2-2線に沿って切断した状態を車両左側の斜め前方から見て示す拡大斜視図である。 図2に示される要部を拡大した縦断面図である。
以下、図1〜図3を用いて、本発明に係るロッカモールおよび車両側部構造の一実施形態について説明する。なお、各図に適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、又矢印UPは車両上方を示している。さらに、矢印OUTは車両幅方向外側を示し、RHは車両幅方向右側を示している。加えて、本実施形態については主に車両左側側部について説明する。
図1または図2に示されるように、車両10の車両側部12における車両上下方向の下端側には、車両前後方向を長手方向として延在し、車両骨格部材の一つを構成するロッカ20が配設されている。なお、ロッカ20の車両上方側には、ドア開口部を開閉するサイドドア14が配設されている。
図2に示されるように、上述したロッカ20は、縦断面形状がそれぞれハット形に形成されたロッカアウタパネル22及びロッカインナパネル24を含んで矩形の閉断面を構成している。より具体的に説明すると、ロッカアウタパネル22はロッカ20の車両幅方向外側に配置されると共に、縦断面視において車両上下方向に延びる上側フランジ部22Aと、上側フランジ部22Aの下端部から車両幅方向外側に延びる上壁部22Bと、上壁部22Bの外側端部から車両下方側へ上側フランジ部22に対して延びる縦壁部22Cと、縦壁部22Cの下端部から車両幅方向内側に延びる下壁部22Dと、下壁部22Dの内側端部から車両下方側に延びる下側フランジ部22Eと、で構成されている。また、ロッカインナパネル24は車両幅方向内側に配置されており、ロッカアウタパネル22と同様に、上側フランジ部24Aと、上壁部24Bと、縦壁部24Cと、下壁部24Dと、下側フランジ部24Eと、で構成されている。そして、上側フランジ部22A、24A同士と下側フランジ部22E、24E同士とが互いにスポット溶接でそれぞれ接合されることにより、矩形閉断面構造のロッカ20が構成されている。なお、上壁部24Bには、ワイヤハーネス等を通す貫通孔26が形成されている。また、下壁部22Dには、ロッカ20内に溜まった水等を排出する水抜き孔28が形成されている。なお、上記では上側フランジ部22A、24A同士、下側フランジ部22E、24E同士をスポット溶接で接合したが、これに限らず、ロッカインナパネル24とロッカアウタパネル22とが固定できる構成であればすべて適用可能である。
ここで、上述したロッカアウタパネル22には、その車両幅方向外側から車両上下方向下面側に亘って(即ち、縦壁部22Cから下壁部22Eに亘って)ロッカ20を装飾する樹脂製のロッカモール30が図示しないクリップ等によって取り付けられている。より具体的に説明すると、ロッカモール30は、縦断面視において車両上下方向に延びロッカアウタパネル22の縦壁部22Cに当接されたフランジ状の上側取付部32と、上側取付部32の下端部から車両幅方向外側に延びる上壁部34と、上壁部34の外側端部から上側取付部32と平行に車両上下方向下方側に向かって延びる外壁部36と、更に外壁部36から車両上下方向下方側に向かって一体に延出すると共に、外壁部36の一部を構成しているV字形状断面の延出部38と、延出部38の車両幅方向内側端部からロッカアウタパネル22の下壁部22Dから離間する方向である車体上下方向下方側に突出する凸部40と、凸部40の車両幅方向内側端部から更に車両幅方向内側へ斜めに延びる傾斜部42と、傾斜部42の車両幅方向内側端部から車両幅方向内側に延びかつロッカアウタパネル22の下壁部22Dに図示しないクリップ等で取り付けられた下側取付部44と、下側取付部44の車両幅方向内側端部から車両上下方向下側へロッカアウタパネル22の下側フランジ部22Eに沿って延びると共に下側フランジ部22Eと面接触している下側フランジ部46と、で構成されている。なお、本実施形態では、ロッカ20にロッカモール30を取付ける方法にクリップを用いたが、これに限らず、ロッカ20にロッカモール30を取付けることができるならばすべて適用可能である。また、従来のロッカモールの下端位置である一点鎖線Pからロッカモール30の下端部39の部分が「延出部38」である。
上述した凸部40についてより詳しく説明すると、図3に示されるように、凸部40は車両上側が開放された断面U字状に形成されており、凸部40は、車両幅方向に離間して配置された左右一対の側部40A、40Bと、これらの両側部40A、40Bの下端部同士を車両幅方向に繋ぐ底部40Cと、で構成されている。加えて、前述した両側部40A、40Bには、車両前後方向に延びると共に、底部40Cに向かって傾斜しかつ板厚方向に貫通するスリット48が設けられている。
上述した凸部40の下面には、シート状の吸音材50が接着剤を用いて取り付けられている。この吸音材50は多孔質の構造体であり、その表面全体には撥水処理が施されている。なお、本実施形態では、吸音材50を接着剤で取付けているが、これに限らず、吸音材50を取付けることができる構成、例えば、クリップを用いて取付ける等であればすべて適用可能である。また、凸部40の表面に吸音材50が取付けられた状態では、スリット48が側部50A、50Cで閉塞されている。側部50A、50Cには、スリット48が設けられている。さらに、本実施形態では、吸音材50表面全体に撥水処理が施されているが、例えば吸音材50の下面側のみ撥水処理が施されている場合など、撥水処理は吸音材50が外部に露出している面に施されていればよい。
さらに、図2に示されるように、上述した延出部38と吸音材50とは、車両側面視において、車両上下方向にラップしている。より具体的に説明すると、外壁部36から車両上下方向下方側に向かって延出する延出部38の下端部39は、凸部40に取り付けられた吸音材50の底部50Bよりも車両上下方向の下側に配置されている。つまり、車両側面視において、車両上下方向で延出部38が吸音材50に対してラップしている。なお、好ましくは、車両側方から見た場合に延出部38が吸音材50に対して車両上下方向で完全にラップすることであるが、凸部40の下端にラップする程度であってもよい。つまり、本実施形態における「ラップ」とは、対向方向に配置される部材同士が互いに重なることであり、発明の効果が得られる限り底部50Bが延出部38よりわずかに露出していても差し支えない。また、下側フランジ部46の下端部は車両上下方向において、吸音材50の底部50Bと、延出部38の下端部39との間に配置されている。つまり、車両上下方向では、上から吸音材50の底部50B、下側フランジ部46の下端部、延出部38の下端部39の順で配置されている。
(本実施形態の作用・効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
本実施形態では、車両上下方向下方側に向かって延出する延出部38が延出部38より車両幅方向内側かつロッカモール30の車両上下方向下方側に取付けられた吸音材50に対して、車両側面視で車両上下方向にラップするように設けられている。このため、車両側面視で見た場合、ロッカモール30の延出部38が吸音材50に対して両者がラップする範囲で隠れる。特に、本実施形態では延出部38は吸音材50に対して完全にラップしている。よって、吸音材50はロッカモール30の延出部38によって完全に隠れる。その結果、本実施形態によれば、従来技術の効果(傷つき防止や吸音)を確保し、更に吸音効果を維持しつつ車両側面視における車両の外観品質を向上させることができる。
また、本実施形態では、車両上下方向において、吸音材50の底部50Bよりも下方側に下側フランジ部46の下端部が設けられている。このため、車両の10の下方側から入ってきたノイズが下側フランジ部46に反射して吸音材50に吸収される。その結果、本実施形態によれば、良好に吸音をすることができる。
さらに、本実施形態では、ロッカモール30の下側フランジ部46とロッカアウタパネル22の下側フランジ部22Eとが面接触している。これにより、下側フランジ部46と下側フランジ部22Eとが面接触している範囲でロッカアウタパネル22の車両外側には、水が付着しづらくなる。その結果、本実施形態によれば、下側フランジ部22Eの車両外側の錆を防止する効果が得られる。
加えて、本実施形態では、ロッカモール30には、吸音材50と車両上下方向と対向する側にスリット48が設けられているため、ロッカモール30とロッカ20との間の空間と吸音材50とがスリット48を介して連通され、ロッカ20内の空間に入ってきたノイズがスリット48を通じて吸音材50に吸収される。その結果、本実施形態によれば、ロッカ20内の空間に入ってきたノイズが室内に伝わることを低減することができる。なお、本実施形態では、スリット48が2箇所に配置されているが、これに限らず、1箇所であっても形成個数に応じた作用及び効果が得られる。
また、本実施形態では、吸音材50の表面全体には撥水処理が施されているため、水溜り等からタイヤが巻き上げた水が吸音材50に付着しづらくなる。従って、吸音材50が腐食することを低減することができる。その結果、本実施形態によれば、良好に吸音をすることができる。
さらに、本実施形態では、ロッカモール30には、車両下方側に向かって突出する凸部40が設けられている。さらに、凸部40の車両幅方向両側(即ち、側部40A、40B)にはスリット48が設けられている。従って、雨などを理由にロッカモール30内部に水が溜まっても、ロッカモール30の車両幅方向側部に設けられたスリット48が水で塞がれにくくなる。その結果、本実施形態によれば、凸部40に水が溜まってもスリット48が水で塞がれることを低減することができる。
加えて、本実施形態では、ロッカモール30に設けられたスリット48は、凸部40の車両幅方向内側かつ下方側に向かって傾斜しているため、水がスリット48に溜まっても、凸部40の内側に水が落ち易くなる。その結果、本実施形態によれば、スリット48に水が溜まることを低減することができ、ひいては吸音材50による吸音性能を良好に維持することができる。
また、上述したロッカモール30を車両側部の下方側に設けられたロッカ20に取り付けることにより、上述した作用・効果が車両側部構造に反映される。
さらに、本実施形態では、ロッカインナパネル24とロッカアウタパネル22とは縦断面形状がハット形とされており、各々車両上下方向に設けられた上側フランジ部22A、24A同士と下側フランジ部22E、24E同士とがそれぞれ接合されている。さらに、下側フランジ部22Eと下側フランジ部46とが当接している。このため、ロッカインナパネル24とロッカアウタパネル22とロッカモール30との三者が当接した範囲においては、ロッカモール30が加わった分だけ板厚が増え、車両側部下側の剛性が高まる。その結果、本実施形態によれば、車両の走行安定性の向上に寄与することができる。
なお、本実施形態では、凸部40の側部40A、40Bにスリット48を設けているが、これに限らず、円孔等の連通部であってもよい。また、スリット48は凸部40の側部40A、40B以外に設けられてもよい。請求項1記載の発明には、スリット48がない構成も含まれる。
また、本実施形態では、吸音材50には撥水処理が施されているが、吸音材50の腐食を防げる効果があるものであればすべて適用可能である。加えて、請求項1又は請求項2記載の発明には、撥水処理が施されていないものも含まれる。
さらに、本実施形態では、ロッカモール30には、凸部40が設けられているが、ロッカモール30の外壁部36よりも車両上下方向下方側に突出する形状であればすべて適用可能である。加えて、請求項1〜請求項3記載の発明には凸部40及び凸部40の側部40A、40Cにスリット48が設けられていない構成も含まれる。
また、本実施形態では、凸部40の側部40A、40Bに設けられたスリット48が底部40Cに向かって傾斜しているが、水がスリット48に溜まらない構成であればすべて適用可能である。また、請求項1〜請求項4記載の発明には、スリット48が車幅方向内側かつ下方側に向かって傾斜していない構成も含まれる。
さらに、本実施形態では、下側フランジ部22Eと下側フランジ部46とが当接しているが、請求項6には、下側フランジ部22Eと下側フランジ部46とが当接していない例えば、隙間が空いている構成も含まれる。
20 ロッカ
22 ロッカアウタパネル
22A 上側フランジ部
22E 下側フランジ部
24 ロッカインナパネル
24A 上側フランジ部
24E 下側フランジ部
30 ロッカモール
38 延出部
40 凸部
48 スリット(連通部)
50 吸音材

Claims (7)

  1. 車両幅方向両側部の車両下端側に、車両前後方向を長手方向として配置されたロッカの一部を構成するロッカアウタパネルの車両幅方向外側に取り付けられたロッカモールにおいて、
    前記ロッカモールには、車両上下方向下面側に吸音材が取り付けられるとともに、前記吸音材に対して車両幅方向外側には車両上下方向下方側に向かって延在する延出部が設けられ、前記吸音材と前記延出部とが車両側面視でラップすることを特徴とするロッカモール。
  2. 前記ロッカモールには、板厚方向に貫通し、前記吸音材に連通する連通部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のロッカモール。
  3. 前記吸音材の、少なくとも下面には、撥水処理が施されていることを特徴とする請求項2記載のロッカモール。
  4. 前記ロッカモールの車両前後方向に沿って形成されかつ車両下方に向かって突出する凸部が設けられ、前記凸部の車両幅方向側部には、前記吸音材と前記連通部とが設けられていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のロッカモール。
  5. 前記連通部は前記凸部の内方側かつ下方側に向かって傾斜していることを特徴とする請求項4記載のロッカモール。
  6. 前記ロッカには、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載されたロッカモールが取り付けられていることを特徴とする車両側部構造。
  7. 前記ロッカは、各々縦断面形状がハット形とされたロッカインナパネルと前記ロッカアウタパネルとを含んで閉断面形状とされると共に、当該閉断面から下方に延びるフランジ部を備え、前記ロッカモールは、前記フランジ部に沿って当該フランジ部下端よりも下方に突出する突出部を備えることを特徴とする請求項6記載の車両側部構造。
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