JP2009119992A - 遮音材の取付け構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】フェンダーパネルを薄肉にした構造でありながら、フェンダーパネルがべかつきと呼ばれる状態になることを回避することができて、車両の商品性を向上させることができる遮音材の取付け構造を提供する。
【解決手段】車両のフェンダーパネル4の後縁部4Kとフロントピラー1との間の上下方向に延びる隙間を塞ぐ遮音材3の取付け構造であって、フェンダーパネル4の後縁部4Kにフランジを形成し、遮音材3を断面コの字状に形成し、遮音材3の背部をフランジに取付け、遮音材3の第1側壁部に設けた第1当接部21をフロントピラー1に当接させ、遮音材3の第2側壁部を傾斜させるとともに、第2側壁部の前端部に設けた第2当接部をフェンダーパネル4の裏面に当接させてある。
【選択図】図2
【解決手段】車両のフェンダーパネル4の後縁部4Kとフロントピラー1との間の上下方向に延びる隙間を塞ぐ遮音材3の取付け構造であって、フェンダーパネル4の後縁部4Kにフランジを形成し、遮音材3を断面コの字状に形成し、遮音材3の背部をフランジに取付け、遮音材3の第1側壁部に設けた第1当接部21をフロントピラー1に当接させ、遮音材3の第2側壁部を傾斜させるとともに、第2側壁部の前端部に設けた第2当接部をフェンダーパネル4の裏面に当接させてある。
【選択図】図2
Description
本発明は、
車両のフェンダーパネルの後縁部とフロントピラーとの間の上下方向に延びる隙間を塞ぐ遮音材の取付け構造に関する。
車両のフェンダーパネルの後縁部とフロントピラーとの間の上下方向に延びる隙間を塞ぐ遮音材の取付け構造に関する。
従来、前記遮音材は、車両のフェンダーパネルの後縁部とフロントピラーとの間で上下方向に延びており、遮音機能やほこり等の異物の侵入阻止機能を備えているだけであった(特許文献1参照)。そして、フェンダーパネルの車幅方向内側には広い空間が形成されていた。
特開2004−58922号
近年、車両の軽量化を図るためにフェンダーパネルを薄肉にする傾向にあり、上記従来の構造のように、フェンダーパネルの車幅方向内側に広い空間が形成されている構造では、フェンダーパネルが車幅方向外側から押圧されたときに、フェンダーパネルが車幅方向内側に凹むべかつきと呼ばれる状態になることがあった。このべかつきは押圧が解除されると弾性復元するが、べかつきが生じることで車両の商品性が低下しやすかった。
本発明は上記実状に鑑みて成されたもので、その目的は、フェンダーパネルを薄肉にした構造でありながら、フェンダーパネルがべかつきと呼ばれる状態になることを回避することができて、車両の商品性を向上させることができる遮音材の取付け構造を提供する点にある。
本発明の特徴は、
車両のフェンダーパネルの後縁部とフロントピラーとの間の上下方向に延びる隙間を塞ぐ遮音材の取付け構造であって、
前記フェンダーパネルの後縁部に前記フロントピラー側に向かうフランジを形成し、
前記遮音材を車両前方側に開放の横断面コの字状に形成して、前記遮音材の背部を前記フランジに取付け、
前記遮音材の車幅方向内側の第1側壁部に設けた第1当接部を前記フロントピラーに当接させ、
前記遮音材の車幅方向外側の第2側壁部を車両前方側ほど車幅方向外側に位置するように傾斜させるとともに、前記第2側壁部の前端部に設けた第2当接部を前記フェンダーパネルの裏面に当接させてある点にある。(請求項1)
車両のフェンダーパネルの後縁部とフロントピラーとの間の上下方向に延びる隙間を塞ぐ遮音材の取付け構造であって、
前記フェンダーパネルの後縁部に前記フロントピラー側に向かうフランジを形成し、
前記遮音材を車両前方側に開放の横断面コの字状に形成して、前記遮音材の背部を前記フランジに取付け、
前記遮音材の車幅方向内側の第1側壁部に設けた第1当接部を前記フロントピラーに当接させ、
前記遮音材の車幅方向外側の第2側壁部を車両前方側ほど車幅方向外側に位置するように傾斜させるとともに、前記第2側壁部の前端部に設けた第2当接部を前記フェンダーパネルの裏面に当接させてある点にある。(請求項1)
上記の構成によれば、遮音材の背部を前記フランジに取付け、遮音材の車幅方向内側の第1側壁部に設けた第1当接部をフロントピラーに当接させ、遮音材の第2側壁部の前端部に設けた車幅方向外側の第2当接部をフェンダーパネルの裏面に当接させてあるから、遮音材を介してフロントピラーでフェンダーパネルを車幅方向内側から支持することができる。
その結果、外側から押圧されたフェンダーパネルがその押圧力に抗することができて、フェンダーパネルが車幅方向内側に凹むべかつきと呼ばれる状態になることを回避することができる。
また、前記第2側壁部を車両前方側ほど車幅方向外側に位置するように傾斜させた状態で前記第2当接部をフェンダーパネルの裏面に当接させてあるので、第2当接部とフェンダーパネルの裏面との衝突に起因する音の発生がなく、しかも、遮音材の取り付け状態を安定化させることができる。
つまり、遮音材は、車両のフェンダーパネルの後縁部とフロントピラーとの間の上下方向に延びる隙間から車室内に騒音や異物等が入り込むのを阻止する機能と、フェンダーパネルが車幅方向内側に凹むべかつきと呼ばれる状態になることを阻止する機能とを発揮する。(請求項1)
その結果、外側から押圧されたフェンダーパネルがその押圧力に抗することができて、フェンダーパネルが車幅方向内側に凹むべかつきと呼ばれる状態になることを回避することができる。
また、前記第2側壁部を車両前方側ほど車幅方向外側に位置するように傾斜させた状態で前記第2当接部をフェンダーパネルの裏面に当接させてあるので、第2当接部とフェンダーパネルの裏面との衝突に起因する音の発生がなく、しかも、遮音材の取り付け状態を安定化させることができる。
つまり、遮音材は、車両のフェンダーパネルの後縁部とフロントピラーとの間の上下方向に延びる隙間から車室内に騒音や異物等が入り込むのを阻止する機能と、フェンダーパネルが車幅方向内側に凹むべかつきと呼ばれる状態になることを阻止する機能とを発揮する。(請求項1)
本発明において、
前記遮音材の第2側壁部の上下方向中央部から車両前方側に延出する延出部を設け、前記第2当接部に連続した状態で前記延出部の周縁から前記フェンダーパネルの裏面側に延びて前記裏面に当接する第3当接部を設けてあると、次の作用を奏することができる。(請求項2)
前記遮音材の第2側壁部の上下方向中央部から車両前方側に延出する延出部を設け、前記第2当接部に連続した状態で前記延出部の周縁から前記フェンダーパネルの裏面側に延びて前記裏面に当接する第3当接部を設けてあると、次の作用を奏することができる。(請求項2)
遮音材の第2側壁部の上下方向中央部から車両前方側に延出する延出部を設け、前記第2当接部に連続した状態で前記延出部の周縁から前記フェンダーパネルの裏面側に延びて前記裏面に当接する第3当接部を設けてあるから、より車両前方側のフェンダーパネル部分を、遮音材を介してフロントピラーで車幅方向内側から支持することができる。また、前記裏面に当接する第3当接部が、前記裏面に当接する第2当接部に連続していることで、延出部と第3当接部の剛性を向上させることができる。(請求項2)
本発明において、
前記第3当接部を前記延出部に対して前記フェンダーパネルの裏面側に屈曲させてあると、第3当接部と延出部の剛性をより強くすることができる。(請求項3)
前記第3当接部を前記延出部に対して前記フェンダーパネルの裏面側に屈曲させてあると、第3当接部と延出部の剛性をより強くすることができる。(請求項3)
本発明において、
側面視で前記延出部を半円形状に形成してあると、フェンダーパネルからの力が第3当接部と延出部の一部分に集中しにくくすることができて、第3当接部と延出部の剛性をより強くすることができる。(請求項4)
側面視で前記延出部を半円形状に形成してあると、フェンダーパネルからの力が第3当接部と延出部の一部分に集中しにくくすることができて、第3当接部と延出部の剛性をより強くすることができる。(請求項4)
本発明において、
前記延出部の周縁からの前記第3当接部の延出長さを車両後方側ほど長く設定してあると、第3当接部の剛性を強くすることができる。(請求項5)
前記延出部の周縁からの前記第3当接部の延出長さを車両後方側ほど長く設定してあると、第3当接部の剛性を強くすることができる。(請求項5)
本発明において、
前記延出部の車両前方側の先端を、ホイールアーチの上方で、かつ、前記ホイールアーチの最上部の後方となるフェンダーパネル部分の裏側に配置してあると、フェンダーパネルのべかつきと呼ばれる状態が生じやすい箇所を効果的に補強することができて、べかつきをより回避しやすくすることができる。(請求項6)
前記延出部の車両前方側の先端を、ホイールアーチの上方で、かつ、前記ホイールアーチの最上部の後方となるフェンダーパネル部分の裏側に配置してあると、フェンダーパネルのべかつきと呼ばれる状態が生じやすい箇所を効果的に補強することができて、べかつきをより回避しやすくすることができる。(請求項6)
本発明によれば、
フェンダーパネルを薄肉にした構造でありながら、フェンダーパネルがべかつきと呼ばれる状態になることを回避することができて、車両の商品性を向上させることができる遮音材の取付け構造を提供することができた。
フェンダーパネルを薄肉にした構造でありながら、フェンダーパネルがべかつきと呼ばれる状態になることを回避することができて、車両の商品性を向上させることができる遮音材の取付け構造を提供することができた。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。図1,図2に示すように、フロントピラー1にフロントドア2の前縁部を縦軸芯O(図5〜図7参照)周りに揺動開閉自在に支持させ、車両前後方向でヘッドランプ26とフロントドア2の間にフロントフェンダーパネル4(以下、「フェンダーパネル4」と称する)を配置して自動車の前部構造を構成してある。
フェンダーパネル4は、後縁部4Kの上下両端部と、前端部と、上端部の車両前後方向複数箇所とに車体に対する連結部4Jを備えている。
フロントピラー1は、いずれも横断面ハット形状のアウターピラー20(図5〜図8参照)とインナーピラーとピラーリンフォースから成り、アウターピラー20のフランジとインナーピラーのフランジでピラーリンフォースのフランジを挟み込み、3枚のフランジを一体に溶接接合してある。
図5〜図8に示すように、フェンダーパネル4の後縁部4Kとフロントピラー1の間の上下方向に延びる隙間Sを上下方向に延びる樹脂製の板状の遮音材3で塞いである。次に、この遮音材3の取付け構造について説明する。本実施形態では、車体の左側のフェンダーパネル4に対する遮音材3の取付け構造を例に挙げて説明するが、車体の右側のフェンダーパネル4に対する遮音材3の取付け構造も、左側のフェンダーパネル4に対する遮音材3の取付け構造と同一構造(左右対称の構造)である。
前記フェンダーパネル4の後縁部4Kにフロントピラー1側に向かうフランジ5を形成してある。このフランジ5は側面視で車両前方側Frに凸の弓形状に折曲されており、フェンダーパネル4の後縁4Bから車幅方向内側前方に向かう傾斜した第1フランジ部6と、第1フランジ部6から車幅方向内側W1に向かう第2フランジ部7とから成る。第2フランジ部7には遮音材3に対する複数の取付け孔8を設けてある。
図6に示すように、第2フランジ部7の上半部の下端部側にクリップ挿通孔9を形成してある。また、フロントピラー1のアウターピラー20に横断面L字状の連結部材12を溶接接合し、前記クリップ挿通孔9と、連結部材12に形成した車両前後方向に貫通するクリップ挿通孔10とにクリップ11を挿通させて、第2フランジ部7をフロントピラー1のアウターピラー20に連結してある。
フロントドア2の前縁2Aはフェンダーパネル4の後縁4Bに車両前後方向で近接しているが(図5〜図8参照)、上記のように、第1フランジ部6をフェンダーパネル4の後縁4Bから車幅方向内側前方に向かわせたことで、フロントドア2を縦軸芯O周りに揺動開放したときに、フロントドア2の前縁2Aがフェンダーパネル4のフランジ5に干渉するのを回避することができる。図5〜図8において、二点鎖線は揺動開放するフロントドア2の前縁2Aの軌跡を示している。
[遮音材3の構造]
図3〜図8に示すように、遮音材3を車両前方側Frに開放の横断面コの字状に形成して、遮音材3に、車幅方向内側W1の第1側壁部13と、車幅方向外側W2の第2側壁部14と、第1側壁部13と第2側壁部14の後端部間に位置する背部15とを設けてある。背部15はフェンダーパネル4のフランジ5に対応して側面視で車両前方側Frに凸の弓形状に緩やかに折曲している。
図3〜図8に示すように、遮音材3を車両前方側Frに開放の横断面コの字状に形成して、遮音材3に、車幅方向内側W1の第1側壁部13と、車幅方向外側W2の第2側壁部14と、第1側壁部13と第2側壁部14の後端部間に位置する背部15とを設けてある。背部15はフェンダーパネル4のフランジ5に対応して側面視で車両前方側Frに凸の弓形状に緩やかに折曲している。
そして、遮音材3の背部15に、車両前方側Frに凹む複数の四角形の取付け座16を上下に間隔を空けて形成し、複数の取付け座16に、車両後方側に突出する平面視矢尻状の複数のクリップ17を各別に一体成形してある。複数のクリップ17は上側のクリップ17ほど車幅方向内側W1に位置している。クリップ17の基端部の車幅方向両側には四角形の貫通孔19を形成してある。そして、前記複数のクリップ17をフェンダーパネル4のフランジ5の第2フランジ部7に形成した複数の取付け孔8に各別に挿入・係合してある。
図4,図6に示すように、前記背部15の上半部の下端部側には、フロントピラー1側の連結部材12と、フェンダーパネル4のフランジ5の第2フランジ部7とを連結するクリップ11が干渉するのを回避するための車両前方側Frに凹む四角形状の凹部18を形成してある。背部15の凹部18の裏面部分(車両前方側Frの面)と、この裏面部分の車幅方向外側W2に位置する背部15の裏面部分と、凹部18の車幅方向内側W1の第1側壁部13の裏面と、凹部18の車幅方向外側W2の第2側壁部14の裏面とには一連の補強用のリブ40を突設してある。
遮音材3の車幅方向内側W1の第1側壁部13の前縁は、その上下両端部と上半部のうちの上下方向中央部とを除いた部分が、背部15と同様に車両前方側Frに凸の弓形状に緩やかに折曲している。この第1側壁部13を車両前方側Frほど車幅方向内側W1に位置するように傾斜させるとともに、図7,図8に示すように、第1側壁部13の前端部から車幅方向内側W1に延びるフランジ状の第1当接部21を設け、この第1当接部21をフロントピラー1のアウターピラー20に車両前方側Frから当接させてある。
第1当接部21は、第1側壁部13の上端部と、第1側壁部13の上半部のうちの上下方向中央部とを除いた部分に設けてある。第1側壁部13の上端部と第1側壁部13の上半部のうちの上下方向中央部とは、図5,図6に示すように、フロントピラー1のアウターピラー20に車幅方向外側W2から当接させてある。
図4に示すように、遮音材3の車幅方向外側W2の第2側壁部14は、車両前後方向から見て車幅方向外側W2に凸の弓形状に緩やかに折曲している。この第2側壁部14を車両前方側Frほど車幅方向外側W2に位置するように傾斜させるとともに、第2側壁部14の前端部に設けた第2当接部22をフェンダーパネル4の裏面に当接させて、遮音材3を介してフロントピラー1でフェンダーパネル4を車幅方向内側W1から支持してある(図5〜図8参照)。
図3,図7に示すように、遮音材3の第2側壁部14の上下方向中央部から車両前方側Frに延出する延出部24を設け、第2当接部22に連続した状態で延出部24の周縁からフェンダーパネル4の裏面側に延びて前記裏面に当接する第3当接部23を設け、第3当接部23を延出部24に対してフェンダーパネル4の裏面側に屈曲させてある。
また、前記延出部24を側面視で(車幅方向から見て)半円形状に形成し、延出部24の周縁からの第3当接部23の延出長さL(延出部24の径方向における延出長さ)を、前記延出部24の周方向で車両後方側ほど長く設定してある。図2に示すように、延出部24の車両前方側Frの先端24Aは、ホイールアーチ25の上方で、かつ、ホイールアーチ25の最上部の後方となるフェンダーパネル部分の裏側に位置している。図2の符号27はウォッシャータンクである。
また、前記延出部24を側面視で(車幅方向から見て)半円形状に形成し、延出部24の周縁からの第3当接部23の延出長さL(延出部24の径方向における延出長さ)を、前記延出部24の周方向で車両後方側ほど長く設定してある。図2に示すように、延出部24の車両前方側Frの先端24Aは、ホイールアーチ25の上方で、かつ、ホイールアーチ25の最上部の後方となるフェンダーパネル部分の裏側に位置している。図2の符号27はウォッシャータンクである。
本発明では、上記のように、
前記第1側壁部13を車両前方側Frほど車幅方向内側W1に位置するように傾斜させるとともに、前記第1当接部21をアウターピラー20に車両前方側Frから常時当接させ、
前記第2側壁部14を車両前方側Frほど車幅方向外側W2に位置するように傾斜させるとともに、前記第2当接部22をフェンダーパネル4の裏面に常時当接させ、
前記第3当接部23をフェンダーパネル4の裏面に常時当接させてあるので、各当接部とフェンダーパネルの裏面との衝突に起因する音の発生がなく、しかも、遮音材3の取り付け状態を安定化させることができる。
前記第1側壁部13を車両前方側Frほど車幅方向内側W1に位置するように傾斜させるとともに、前記第1当接部21をアウターピラー20に車両前方側Frから常時当接させ、
前記第2側壁部14を車両前方側Frほど車幅方向外側W2に位置するように傾斜させるとともに、前記第2当接部22をフェンダーパネル4の裏面に常時当接させ、
前記第3当接部23をフェンダーパネル4の裏面に常時当接させてあるので、各当接部とフェンダーパネルの裏面との衝突に起因する音の発生がなく、しかも、遮音材3の取り付け状態を安定化させることができる。
[別実施形態]
上記の実施形態では、前記延出部24を側面視で半円形状に形成したが、延出部24の形状は半円形状に限られず、別の形状であってもよい。
補強用のリブを延出部24の裏面と背部15に渡って車両の前後方向に略沿って配置すれば、延出部24の剛性が向上し、よりべかつきを抑えることができる。
上記の実施形態では、前記延出部24を側面視で半円形状に形成したが、延出部24の形状は半円形状に限られず、別の形状であってもよい。
補強用のリブを延出部24の裏面と背部15に渡って車両の前後方向に略沿って配置すれば、延出部24の剛性が向上し、よりべかつきを抑えることができる。
1 フロントピラー
3 遮音材
4 フェンダーパネル
4K 後縁部
5 フランジ
13 第1側壁部
14 第2側壁部
15 背部
21 第1当接部
22 第2当接部
23 第3当接部
24 延出部
25 ホイールアーチ
Fr 車両前方側
L 延出長さ
S 隙間
W1 車幅方向内側
W2 車幅方向外側
3 遮音材
4 フェンダーパネル
4K 後縁部
5 フランジ
13 第1側壁部
14 第2側壁部
15 背部
21 第1当接部
22 第2当接部
23 第3当接部
24 延出部
25 ホイールアーチ
Fr 車両前方側
L 延出長さ
S 隙間
W1 車幅方向内側
W2 車幅方向外側
Claims (6)
- 車両のフェンダーパネルの後縁部とフロントピラーとの間の上下方向に延びる隙間を塞ぐ遮音材の取付け構造であって、
前記フェンダーパネルの後縁部に前記フロントピラー側に向かうフランジを形成し、
前記遮音材を車両前方側に開放の横断面コの字状に形成して、前記遮音材の背部を前記フランジに取付け、
前記遮音材の車幅方向内側の第1側壁部に設けた第1当接部を前記フロントピラーに当接させ、
前記遮音材の車幅方向外側の第2側壁部を車両前方側ほど車幅方向外側に位置するように傾斜させるとともに、前記第2側壁部の前端部に設けた第2当接部を前記フェンダーパネルの裏面に当接させてある遮音材の取付け構造。 - 前記遮音材の第2側壁部の上下方向中央部から車両前方側に延出する延出部を設け、前記第2当接部に連続した状態で前記延出部の周縁から前記フェンダーパネルの裏面側に延びて前記裏面に当接する第3当接部を設けてある請求項1記載の遮音材の取付け構造。
- 前記第3当接部を前記延出部に対して前記フェンダーパネルの裏面側に屈曲させてある請求項2記載の遮音材の取付け構造。
- 側面視で前記延出部を半円形状に形成してある請求項2又は3記載の遮音材の取付け構造。
- 前記延出部の周縁からの前記第3当接部の延出長さを車両後方側ほど長く設定してある請求項4記載の遮音材の取付け構造。
- 前記延出部の車両前方側の先端を、ホイールアーチの上方で、かつ、前記ホイールアーチの最上部の後方となるフェンダーパネル部分の裏側に配置してある請求項2〜5のいずれか一つに記載の遮音材の取付け構造。
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2007
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