JP2014026085A - マスクユニット及び露光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フォトマスクをワーク側に確実に膨出させることができるマスクユニット及び露光装置を提供する。
【解決手段】第1フォトマスク42及び第2フォトマスク44は、背面側の外周がそれぞれ第1マスクホルダ43及び第2マスクホルダ45によって保持されている。第1マスクホルダ43及び第2マスクホルダ45には、第1フォトマスク42及び第2フォトマスク44の背面側の外周を吸引して湾曲させて、第1フォトマスク42及び第2フォトマスク44を前面側に膨出させる吸引部65、77が設けられている。第1フォトマスク42及び第2フォトマスク44は、前面側に膨出した状態で帯状ワーク11に当接するので、第1フォトマスク42及び第2フォトマスク44と、帯状ワーク11との間に空気が残ることはない。
【選択図】図11

Description

本発明は、フォトマスクを含むマスクユニットと、マスクユニットを備える露光装置とに関するものである。
感光材料に所定のパターンを露光する露光装置が知られている。この露光装置は、ワーク保持部、マスクユニット、ホルダ移動機構及び照明部を備えている。ワーク保持部は、感光材料からなる感光層が設けられたワークを保持する。マスクユニットは、フォトマスクと、マスクホルダとを備える。フォトマスクは、透明なマスク基板と、このマスク基板のワークに対面する前面に設けられたマスクパターンとを有する。マスクホルダは、マスクパターンが露呈させるようにフォトマスクの背面を保持する。ホルダ移動機構は、マスクホルダを移動させてフォトマスクの前面をワークに当接させる。照明部は、フォトマスクを介して感光層に露光光を照射する。
露光装置のフォトマスクは、大型のワークへの対応や露光効率の向上のために、大面積化が進んでいる。フォトマスクの面積が大きくなると、フォトマスクをワークに当接させたときにフォトマスクの中央部とワークとの間に空気が残りやすくなるので、フォトマスクとワークとの間に隙間が生じてしまうことがある。フォトマスクとワークの間に隙間が生じると、フォトマスクとワークとの間の距離が部位によりばらついている状態となってしまい、マスクパターンの露光によってワークに形成されるパターンの線幅や膜厚にもばらつきが生じる。
フォトマスクとワークとの間に隙間を生じさせないようにするために、フォトマスクと、フォトマスクに対面するように配置した加圧用ガラスと、フォトマスクと加圧用ガラスとを保持するマスクホルダとで密閉空間を形成し、この密閉空間内をエアポンプによって加圧するようにした露光装置が発明されている(例えば、特許文献1参照)。この露光装置では、フォトマスクをワークに当接させる際にエアポンプによって密閉空間を加圧して、フォトマスクの中央部がワーク側に膨出するようにフォトマスクを湾曲させる。これにより、フォトマスクは、膨出された中央部分から先にワークに当接するので、フォトマスクとワークとの間に空気が残りにくくなる。
特開2005−091903号公報
フォトマスクのベースとなる基板には、プラスチックやガラス等の剛性を有する材質が用いられているが、このようなフォトマスクを特許文献1の密閉空間の加圧によって膨出させるには、密閉空間内をかなり高圧にしなければならない。また、密閉空間には、フォトマスクを膨出させるための加圧に耐えるだけの高い耐圧性が必要となる。しかし、複数の部品で構成された密閉空間は、複数の部品を耐圧性を有するように結合しなければならないので、高い耐圧性を付与するのは難しい。そのため、密閉空間を加圧してフォトマスクを膨出させるようにした特許文献1の構成では、フォトマスクの中央部を適切に膨出させることができない可能性がある。
また、特許文献1では、露光光は加圧用ガラスを透過してからフォトマスクに照射されるので、加圧用ガラスで露光光が減衰したり、あるいは平行光として照射された露光光が加圧用ガラスで拡散される可能性もある。
本発明は、フォトマスクをワーク側に確実に膨出できるようにしたマスクユニットと露光装置とを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のマスクユニットは、フォトマスク、マスクホルダ及び吸引手段を備えている。フォトマスクは、マスク基板と、マスク基板の前面に設けられたマスクパターンとを有する。マスクホルダは、フォトマスクの背面の外周を保持する。吸引手段は、フォトマスクの背面の外周部を吸引してフォトマスクを湾曲させ、フォトマスクを前面側に向けて膨出させる。
吸引手段は、フォトマスクの背面の外周部を吸引する第1吸引手段と、第1吸引手段の外周側でフォトマスクの背面の外周部を吸引する第2吸引手段とを備えることが好ましい。また、第2吸引手段は、第1吸引手段よりも強い吸引力を備えることが好ましい。更に、フォトマスクの第2吸引手段により吸引される部位の変位量は、第1吸引手段により吸引される部位の変位量よりも大きいことが好ましい。
吸引手段は、フォトマスクの背面の外周に当接する内周側突条部と、内周側突条部の外周に配置された外周側突条部と、内周側突条部と外周側突条部との間でフォトマスクの背面の外周部を吸引するエアポンプとを備えていることが好ましい。また、内周側突条部と外周側突条部との間に中間突条部を配置して、内周側突条部と中間突条部との間を第1吸引手段とし、中間突条部と外周側突条部との間を第2吸引手段としてもよい。
内周側突条部、中間突条部及び外周側突条部は、この順にマスクホルダからの突出高さが低くなっていくことが好ましい。
上記目的を達成するために、本発明の露光装置は、ワーク保持手段、マスクユニット及び照明手段を備えている。ワーク保持手段は、支持体に感光層が設けられたワークを保持する。マスクユニットは、マスク基板と、マスク基板の前面に設けられたマスクパターンとを有するフォトマスクと、フォトマスクの背面の外周を保持するマスクホルダと、フォトマスクの背面の外周部を吸引してフォトマスクを湾曲させ、フォトマスクを前面側に向けて膨出させる吸引手段とを有し、ワークにフォトマスクの前面が対面するように配置されている。照明手段は、フォトマスクを介して感光層に感光光を照射する。
吸引手段は、フォトマスクの背面の外周部を吸引する第1吸引手段と、第1吸引手段の外周側でフォトマスクの背面の外周部を吸引する第2吸引手段とを備えることが好ましい。また、第2吸引手段は、第1吸引手段よりも強い吸引力を備えることが好ましい。
マスクパターンが露光されるワークに向けてマスクホルダを移動させて、フォトマスクの前面をワークに当接させるホルダ移動手段と、マスクホルダの移動開始前に吸引手段にフォトマスクの吸引を開始させ、フォトマスクのワークへの当接後に吸引手段によるフォトマスクの吸引を停止させる制御手段とを備えることが好ましい。
フォトマスクがワークに当接する際に、フォトマスクの特定の部位から先にワークに当接するように、マスクホルダの姿勢を制御する姿勢制御手段を備えてもよい。この制御手段としては、マスクホルダの四隅にそれぞれ配置され、マスクホルダのワークへの移動にしたがって圧縮されて減衰力を発生する複数のシリンダを用いることができる。複数のシリンダは、ホルダ移動手段によるマスクホルダの移動の際に、フォトマスクの特定の部位から先にワークに当接するように減衰力が調整されているのが好ましい。
また、別の姿勢制御手段として、ワーク側からマスクホルダを吸引して、マスクホルダをワーク側に移動させる複数の吸引孔と、この複数の吸引孔から吸引を行なうエアポンプとを備えてもよい。この場合、各吸引孔の吸引力を調整して、フォトマスクの特定の部位から先にワークに当接させるのが好ましい。
本発明のマスクユニット及び露光装置は、フォトマスクの背面の外周を吸引してフォトマスクを湾曲させるので、高耐圧性を必要とする密閉空間を用いることなく、確実にフォトマスクを前面側に膨出させることができる。また、フォトマスクは、前面側に膨出された状態でワークに当接するので、フォトマスクとワークとの間に空気が残って隙間が生じるのを防止することができる。
両面露光装置の構成を概略的に示す側面図である。 露光部の構成を概略的に示す平面図である。 帯状ワークの層構造を示す断面図である。 第1フォトマスクの外観形状を示す斜視図である。 第1マスクユニット及び第2マスクユニットの構成を概略的に示す斜視図である。 吸引部の構成を概略的に示す断面図である。 第1マスクホルダの正面図である。 フォトマスクを吸引時の吸引部の構成を概略的に示す断面図である。 フォトマスクの湾曲状態を説明する斜視図である。 フォトマスクの湾曲時の第1マスクユニット及び第2マスクユニットの状態を示す断面図である。 フォトマスクの中央部から先にワークに当接させたときの第1マスクユニット及び第2マスクユニットの状態を示す断面図である。 フォトマスクの湾曲を解消したときの第1マスクユニット及び第2マスクユニットの状態を示す断面図である。 第2の実施形態の第1マスクホルダを示す正面図である。 第2の実施形態のフォトマスクの湾曲状態を説明する斜視図である。 第3の実施形態の第2マスクホルダを示す正面図である。 第3の実施形態のフォトマスクの湾曲状態を説明する斜視図である。 第4の実施形態のフォトマスクの湾曲状態を説明する斜視図である。 第5の実施形態の第1マスクユニット及び第2マスクユニットを示す断面図である。 第6の実施形態の第2マスクユニットの構成を示す斜視図である。
図1、2に示すように、本発明を実施した両面露光装置10は、帯状ワーク11をX方向に間欠搬送する間欠搬送機構部12と、帯状ワーク11の表裏面に同時に露光を行なう露光部13とを備える。間欠搬送機構部12は、帯状ワーク11を露光部13に送り出す送り出し機構部14と、露光部13で露光された帯状ワーク11を巻き取る巻き取り機構部15とを備えている。間欠搬送機構部12及び露光部13は、両面露光装置10全体を統括的に制御する制御部16によって制御される。
図3に示すように、帯状ワーク11は、帯状の透明支持体17を備えている。透明支持体17の第1主面17aには、第1遮光層18と、第1感光層19とが順に設けられている。第1主面17aの反対側の第2主面17bには、第2遮光層20と、第2感光層21とが順に設けられている。第1感光層19及び第2感光層21は、例えばハロゲン化銀を含有する感光層である。第1遮光層18及び第2遮光層20は、例えば所定の波長の光を吸収する色素を含有し、アンチハレーション層とも呼ばれる。第1遮光層18及び第2遮光層20は、第1感光層19及び第2感光層21をそれぞれ露光した光が、反対側の感光層に到達しないように遮光する。第1感光層19及び第2感光層21は、露光された部分が現像処理後に透明支持体17上に銀として残って導電膜となり、例えばタッチパネルの電極として用いられる。このような感光材料は、特開2012−006377や特開2012−004042に開示されており、得られる導電膜のアプリケーションも同様に開示されている。なお、本発明が適用できる感光材料は、ハロゲン化銀感光材料に限定されず、フォトレジストなどの他の感光材料にも適用できる。帯状ワーク11は、透明支持体17、第1遮光層18、第1感光層19、第2遮光層20及び第2感光層21のそれぞれが可撓性を有することにより、全体として可撓性を備えている。
送り出し機構部14は、帯状ワーク11を送り出す送り出しロール24と、一定量の帯状ワーク11を貯留する第1ダンサーローラ25とを備えている。送り出しロール24は、未露光の帯状ワーク11が、第1主面17a側が外側になるように巻芯に巻き付けられたものであり、図示しない駆動機構によって一定速度で反時計方向に回転し、帯状ワーク11を一定速度で送り出す。第1ダンサーローラ25は、上下方向に移動自在とされており、図示しない付勢機構により下方に向けて付勢されている。第1ダンサーローラ25は、送り出しロール24による帯状ワーク11の送り出しに応じて下降することにより、一定量の帯状ワーク11をループ状に貯留する。
巻き取り機構部15は、帯状ワーク11を牽引するグリップフィード部29と、一定量の帯状ワーク11を貯留する第2ダンサーローラ30と、帯状ワーク11を巻き取る巻き取りロール31とを備えている。グリップフィード部29は、帯状ワーク11を第1主面17a及び第2主面17b側から挟み込む挟持部と、挟持部を上下方向で移動させる移動機構(共に図示せず)とを備えている。グリップフィード部29は、帯状ワーク11を挟み込んで保持した挟持部を移動機構によって下降させることで、第1ダンサーローラ25に貯留されている帯状ワーク11を、送り出し機構部14から巻き取り機構部15に向けて間欠に搬送する。
第2ダンサーローラ30は、第1ダンサーローラ25と同様に、上下方向に移動自在とされており、図示しない付勢機構によって下方に向けて付勢されている。第2ダンサーローラ30は、グリップフィード部29による帯状ワーク11の間欠搬送に応じて下降することにより、一定量の帯状ワーク11をループ状に貯留する。巻き取りロール31は、露光済みの帯状ワーク11が、第1主面17a側が外側になるように巻芯の外周に巻き付けられており、図示しない駆動機構により一定速度で反時計方向に回転して、第2ダンサーローラ30に貯留された帯状ワーク11を一定速度で外周に巻き取っていく。
送り出し機構部14と巻き取り機構部15との間には、帯状ワーク11が掛けられるガイドローラ34、35が設けられている。ガイドローラ34、35に掛けられた帯状ワーク11は、露光部13内を上方に向けて垂直方向(Z方向)に間欠搬送される。
露光部13は、第1感光層19への露光に用いられる第1マスクユニット38と、第2感光層21への露光に用いられる第2マスクユニット39と、第1感光層19を露光するための露光光を照射する第1照明部40と、第2感光層21を露光するための露光光を照射する第2照明部41を備えている。第1マスクユニット38は、第1フォトマスク42と、第1フォトマスク42を保持する第1マスクホルダ43とから構成されている。第2マスクユニット39は、第2フォトマスク44と、第2フォトマスク44を保持する第2マスクホルダ45とから構成されている。
第1フォトマスク42及び第2フォトマスク44は、帯状ワーク11の垂直搬送区間で第1主面17a及び第2主面17bにそれぞれ対面するように、垂直な姿勢で配置されている。図4に示すように、第1フォトマスク42は、プラスチックやガラス等の透明な材質で構成されたマスク基板42aと、マスク基板42aの帯状ワーク11に対面する側の面である前面に設けられたマスクパターン42bとから構成されている。第1フォトマスク42のマスク基板42aは、Y方向の幅W、Z方向の高さH、X方向の厚さtを有しており、複数の投影型静電容量式タッチパネルのマスクパターン42bが設けられている。各マスクパターン42bは、投影型静電容量式タッチパネルの電極を形成するための複数の微少な線のマスクパターンによって構成されている。なお、図4では、微少な線のパターンは図示を省略している。
マスクパターン42bの線幅は、タッチパネルの電極の線幅によって決まり、例えば1μm以上25μm以下であり、好ましくは1μm以上15μm以下である。さらに好ましくは5μm以上10μm以下、最も好ましくは5μm以上9μm以下である。なお、電極の線幅が上記下限値未満の場合には、導電性が不十分となるため、タッチパネルに使用した場合に検出感度が不十分となる。他方、電極の線幅が上記上限値を越えると、導電パターンに起因するモアレが顕著になったり、タッチパネルに使用した際に視認性が悪くなったりする。なお、上記範囲にあることで、導電パターンのモアレが改善され、視認性が特によくなる。また、線間隔は、30μm以上500μm以下であることが好ましく、さらに好ましくは50μm以上400μm以下、最も好ましくは100μm以上350μm以下である。なお、第2フォトマスク44は、第1フォトマスク42のマスク基板42a及び複数のマスクパターン42bと同様の構成を有するマスク基板44a及び複数のマスクパターン44bから構成されているため(図5参照)、詳しい説明は省略する。
第1照明部40は、照明ランプ48、第1反射ミラー49、シャッタ装置50、第2反射ミラー51、楕円ミラー52から構成されている。照明ランプ48は、第1反射ミラー49に向けて露光光を照射する。第1反射ミラー49は、第2反射ミラー51に向けて露光光を反射する。シャッタ装置50は、第1反射ミラー49と第2反射ミラー51との間で露光光を通過または遮断する。第2反射ミラー51は、露光光を楕円ミラー52に向けて反射する。楕円ミラー52は、露光光を第1フォトマスク42に向けて反射する際に、露光光を平行光に調整する。なお、第2照明部41は、第1照明部40と同様の構成を有するため、詳しい説明は省略する。
図5に示すように、第1フォトマスク42及び第2フォトマスク44は、マスクパターンが設けられている前面とは反対側の面である背面が、第1マスクホルダ43及び第2マスクホルダ45によってそれぞれ保持されている。第1マスクホルダ43及び第2マスクホルダ45は、第1フォトマスク42及び第2フォトマスク44よりも一回り大きなサイズを有する四角い板状体である。第1マスクホルダ43及び第2マスクホルダ45の中央部には、第1フォトマスク42及び第2フォトマスク44のマスクパターンが設けられている領域を露呈させる開口43a、45a(図8参照)が設けられている。第1マスクホルダ43及び第2マスクホルダ45は、第1フォトマスク42及び第2フォトマスク44の背面の外周のみを保持している。
第1マスクホルダ43及び第2マスクホルダ45は、例えば一般的なスライド機構によって、第1フォトマスク42及び第2フォトマスク44を帯状ワーク11に当接させる当接位置と、第1フォトマスク42及び第2フォトマスク44を帯状ワーク11から離れた位置に退避させる退避位置との間で移動自在とされている。当接位置と退避位置は、X方向に沿って設定されている。第1マスクホルダ43及び第2マスクホルダ45は、モータ等の駆動装置を備えるホルダ移動機構55、56によって当接位置と退避位置との間で移動される。
第1マスクホルダ43は、第1フォトマスク42の面方向で、第2フォトマスク44に対する第1フォトマスク42の相対位置を変化させるために、一般的なスライド機構や回転機構によって、Z方向及びY方向と、第1フォトマスク42の中心を通るX方向の中心軸Cを中心とした回転方向であるθ方向とに対して移動自在とされている。第1マスクホルダ43は、モータ等の駆動装置を備えるアライメント機構58によって、Z、Y、θの各方向に移動される。
第1フォトマスク42の背面には、例えば第1マスクホルダ43の開口43aから露呈される範囲で、かつマスクパターン42bの範囲外の四隅に、4個のアライメントマーク60が設けられている。アライメントマーク60は、例えば円形であり、マスクパターン42bに対する相対位置が高精度に位置決めされている。第1フォトマスク42の背面に対面する位置には、第1照明部40の光路を塞がないように、第1フォトマスク42のアライメントマーク60を撮影するカメラ61が配置されている。カメラ61は、第2フォトマスク44のマスクパターン44bに対する相対位置が高精度に位置決めされている。カメラ61は、アライメント制御部62に接続されている。
アライメント制御部62は、カメラ61によって撮影されたアライメントマーク60の画像を解析して、第2フォトマスク44のマスクパターン44bに対するアライメントマーク60の位置、すなわち第2フォトマスク44のマスクパターン44bに対する第1フォトマスク42のマスクパターン42bの位置ずれ方向及びその位置ずれ量を検出する。アライメント制御部62は、検出した位置ずれ方向及び位置ずれ量に基づいてアライメント機構58を駆動させ、第1フォトマスク42のマスクパターン42bが第2フォトマスク44のマスクパターン44bに対してX方向で一致するように第1フォトマスク42の位置を調整する。
図6及び図7に示すように、第1マスクホルダ43の前面側には、第1フォトマスク42が前面側に膨出するように湾曲させるための吸引部65が全周にわたって設けられている。吸引部65は、第1フォトマスク42の背面側の外周を吸引する第1吸引部66と、第1吸引部66の外周側で第1フォトマスク42の背面側の外周を吸引する第2吸引部67とから構成されている。
第1吸引部66は、開口43aに連なるように設けられた内周側突条部68と、その外周に設けられた中間突条部69と、内周側突条部68と中間突条部69との間に所定間隔で設けられた複数の第1吸引孔70と、第1吸引孔70に接続された第1エアポンプ71とから構成されている。第2吸引部67は、中間突条部69と、その外周に設けられた外周側突条部73と、中間突条部69と外周側突条部73との間に所定間隔で設けられた複数の第2吸引孔74と、第2吸引孔74に接続された第2エアポンプ75とから構成されている。第2エアポンプ75は、第1エアポンプ71よりも吸引力が高くされている。第1エアポンプ71及び第2エアポンプ75は、本発明の制御手段に相当する制御部16により制御される。内周側突条部68、中間突条部69及び外周側突条部73は、この順番に第1マスクホルダ43からの突出量が徐々に低くなっている。第1フォトマスク42は、例えば接着剤で内周側突条部68に接着されて保持されている。
図6に示すように、吸引部65が動作していない状態、すなわち第1エアポンプ71及び第2エアポンプ75が作動していない状態では、第1フォトマスク42は真っ直ぐな状態となっている。第1エアポンプ71及び第2エアポンプ75が作動を開始すると、第1吸引部66及び第2吸引部67により第1フォトマスク42の背面側の外周が吸引される。図8に示すように、第1フォトマスク42は、第1吸引部66及び第2吸引部67の吸引によって、背面側の外周が中間突条部69及び外周側突条部73に当接するように湾曲する。このとき、第1フォトマスク42の外周部の変位量は、第1吸引部66に吸引される部位よりも、第2吸引部67に吸引される部位のほうが大きくなる。これにより、第1フォトマスク42は、図9及び図10に示すように、前面側に向けて中央部が膨出するように湾曲される。なお、第2マスクユニット39の第2マスクホルダ45も第2フォトマスク44を湾曲させる吸引部77を備えており、第2フォトマスク45も第1フォトマスク42と同様に中央部が前面側に向けて膨出するが、この吸引部77は、第1マスクユニット38の吸引部65と同様の構成であるため、詳しい説明は省略する。
図10に示すように、第1マスクホルダ43と第2マスクホルダ45との間の四隅には、本発明の姿勢制御手段を構成する4本のシリンダ80が配置されている。シリンダ80は、例えばエア、オイルあるいはガス等を用いたダンパーである。シリンダ80は、ホルダ移動機構55、56により、第1フォトマスク42及び第2フォトマスク44が帯状ワーク11に当接する当接位置に移動される際に、第1マスクホルダ43及び第2マスクホルダ45により圧縮されて減衰力を発生し、第1マスクホルダ43及び第2マスクホルダ45の四隅の移動速度を一定にして、第1フォトマスク42及び第2フォトマスク44の中央部から先に帯状ワーク11に当接するように、第1マスクホルダ43及び第2マスクホルダ45の姿勢を制御する。
第1マスクホルダ43と第2マスクホルダ45との間の近傍には、真空吸着用エアポンプ83が配置されている。真空吸着用エアポンプ83は、第1フォトマスク42及び第2フォトマスク44が帯状ワーク11に当接する際に、第1フォトマスク42と第2フォトマスク44との間の空気を吸引して真空にし、第1フォトマスク42及び第2フォトマスク44と、帯状ワーク11とを吸着させる。真空吸着用エアポンプ83は、制御部16によって制御される。
図7に示すように、第1マスクホルダ43の前面側には、第1フォトマスク42の外周を取り囲むように密着シール用のパッキン85が取り付けられている。また、図10に示すように、第2マスクホルダ45の前面側にも、パッキン85と同様の構成を有する密着シール用のパッキン86が、パッキン85と対面するように取り付けられている。パッキン85、86は、第1フォトマスク42及び第2フォトマスク44が帯状ワーク11に当接する際に互いに当接し、真空吸着用エアポンプ83で空気を吸引できるように、第1フォトマスク42と第2フォトマスク44との間を密閉する。
次に、上記実施形態の作用について説明する。両面露光装置10による帯状ワーク11の露光開始前に、第1フォトマスク42のアライメント調整が行なわれる。図5に示すように、制御部16は、カメラ61に第1フォトマスク42のアライメントマーク60を撮影させる。アライメント制御部62は、カメラ61で撮影されたアライメントマーク60の画像を解析して、第2フォトマスク44のマスクパターン44bに対する第1フォトマスク42のマスクパターン42bの位置ずれ方向及びその位置ずれ量を検出する。アライメント制御部62は、検出した位置ずれ方向及び位置ずれ量に基づいてアライメント機構58を駆動させ、第1フォトマスク42のマスクパターン42bが第2フォトマスク44のマスクパターン44bに対してX方向で一致するように第1フォトマスク42の位置を調整する。
第1フォトマスク42のアライメント調整後、図1に示すように、制御部16は、送り出し機構部14の送り出しロール24を反時計方向に回転させ、帯状ワーク11を一定速度で送り出しロール24から送り出す。第1ダンサーローラ25は、図示しないバネの付勢により下降して一定量の帯状ワーク11を貯留する。制御部16は、グリップフィード部29の把持部に帯状ワーク11を挟み込ませて移動機構により下降させ、第1ダンサーローラ25に貯留されている帯状ワーク11を、送り出し機構部14から巻き取り機構部15に向けて間欠に搬送させる。グリップフィード部29の間欠搬送により第2ダンサーローラ30で貯留された帯状ワーク11は、巻き取り機構部15の巻き取りロール31により巻き取られる。
制御部16は、帯状ワーク11の搬送停止時に、図6に示す吸引部65の第1エアポンプ71及び第2エアポンプ75を駆動させ、第1吸引部66及び第2吸引部67の空気を吸引させる。これにより、図8〜10に示すように、第1フォトマスク42は、背面側の外周が第1吸引部66及び第2吸引部67に吸引されて湾曲し、図8に示すように、中央部が前面側に向けて膨出される。詳しい説明は省略するが、第2フォトマスク44も第1フォトマスク42の吸引部65と同様の構成を有する吸引部77により背面側の外周が吸引されて湾曲し、中央部が前面側に向けて膨出される。また、吸引部65、77は、第1吸引部66及び第2吸引部67を備えているとともに、外周側の第2吸引部67の吸引力を第1吸引部66よりも強くしているので、剛性を有する第1フォトマスク42及び第2フォトマスク44であっても、確実に湾曲させることができる。
制御部16は、ホルダ移動機構55、56を駆動させて、第1マスクホルダ43及び第2マスクホルダ45を帯状ワーク11に当接する当接位置に向けて移動させる。また、制御部16は、真空吸着用エアポンプ83を駆動させて、第1フォトマスク42と第2フォトマスク44との間の空気を吸引させる。
図9及び図11に示すように、第1フォトマスク42及び第2フォトマスク44は、シリンダ80により第1マスクホルダ43及び第2マスクホルダ45の四隅の移動速度が一定にされているので、膨出している中央部から先に帯状ワーク11に当接する。また、第1フォトマスク42及び第2フォトマスク44の外周に形成された隙間から、第1フォトマスク42と第2フォトマスク44との間の空気が真空吸着用エアポンプ83により吸引される。これにより、第1フォトマスク42と第2フォトマスク44との間に空気が残って隙間が生じるのを防止することができる。
制御部16は、第1フォトマスク42及び第2フォトマスク44の当接位置への移動が終了すると、吸引部65及び吸引部77による第1フォトマスク42及び第2フォトマスク44の吸引を停止させる。これにより、図12に示すように、第1フォトマスク42及び第2フォトマスク44の湾曲状態が解消され、真空吸着用エアポンプ83による吸引により、第1フォトマスク42及び第2フォトマスク44は、真空密着される。
制御部16は、第1フォトマスク42及び第2フォトマスク44の当接位置への移動の終了後に、露光部13の照明ランプ48を点灯させ、照明ランプ48から照射される露光光が所定の光量に達したときにシャッタ装置50を開放させる。露光光は、第1反射ミラー49、第2反射ミラー51及び楕円ミラー52に反射されて、第1フォトマスク42及び第2フォトマスク44を介して、帯状ワーク11の第1感光層19及び第2感光層21に照射される。第1感光層19及び第2感光層21には、第1フォトマスク42及び第2フォトマスク44のマスクパターン42b及び44bが露光される。
制御部16は、第1感光層19及び第2感光層21の露光終了後、ホルダ移動機構55及び56を駆動させて第1フォトマスク42及び第2フォトマスク44を退避位置に移動させる。制御部16は、グリップフィード部29により、帯状ワーク11の露光済み部分を巻き取り機構部15に、帯状ワーク11の未露光部分を露光部13に間欠搬送させる。以降、上記手順を繰り返すことで、帯状ワーク11の全域にマスクパターン42b及び44bが露光される。
上記実施形態によれば、第1フォトマスク42及び第2フォトマスク44は、中央部が前面側に膨出するように湾曲された状態で当接するので、第1フォトマスク42と第2フォトマスク44との間に空気が残って隙間が生じるのを防止することができる。また、第1フォトマスク42及び第2フォトマスク44は、第1マスクホルダ43及び第2マスクホルダ45に設けられた吸引部65及び77により湾曲されるので、加圧用の密閉空間のような大掛かりな構造を必要としない。更に、吸引部65、77は、第1吸引部66及び第2吸引部67を備えているととともに、外周側の第2吸引部67の吸引力を第1吸引部66よりも強くしているので、比較的高い剛性を有する第1フォトマスク42及び第2フォトマスク44であっても確実に湾曲させることができる。
以下では、上記第1の実施形態に対して一部を変更した他の実施形態に付いて説明する。なお、上記第1の実施形態と同じ構成については、詳しい説明は省略する。
本発明の第2の実施形態は、図13に示すように、第1マスクホルダ43の全周ではなく、対面する一対の辺、例えば側方の辺に沿って一対の吸引部90、91を備えている。吸引部90は、第1実施形態の吸引部65と同様に、第1吸引部92、第2吸引部93、内周側突条部94、中間突条部95、外周側突条部96、第1吸引孔及び第2吸引孔(図示せず)、第1エアポンプ及び第2エアポンプ(図示せず)を備えている。吸引部91の構成は、吸引部90と同様であるため、詳しい説明は省略する。
一対の吸引部90、91で外周部が吸引された第1フォトマスクは、図14に示すように、中央部分がライン状に膨出する。また、第2マスクホルダ45にも、本実施形態の吸引部90、91と同様に、第2マスクホルダ45の側方に沿って一対の吸引部を設ければ、第1フォトマスク42と第2フォトマスク44とは、ともに中央のライン状の膨出部分から先に帯状ワーク11に当接するようになる。したがって、第1の実施形態と同様に、第1フォトマスク42と第2フォトマスク44との間に空気が残って隙間が生じるのを防止することができる。
フォトマスクは、第1の実施形態のように、全周が吸引されて湾曲される場合よりも、一対の対面する辺が吸引されるほうが湾曲しやすい。したがって、本実施形態によれば、フォトマスクをより確実に湾曲させることができる。また、フォトマスクを湾曲させる際の吸引力を弱くすることもできる。
本発明の第3の実施形態は、第1マスクホルダ43の側方に沿って設けられた一対の吸引部90、91に対し、図15に示すように、第2マスクホルダ45に設けられる一対の吸引部100、101を、第1マスクホルダ43の一対の吸引部90、91と直交する上下の辺に沿って設けている。これにより、図16に示すように、第1フォトマスク42及び第2フォトマスク44は、異なる方向に湾曲するので、中央のライン状の膨出部分同士が交差するようにして帯状ワーク11に当接する。また、第1フォトマスク42と第2フォトマスク44は、中央部分同士が点状に接触するので、第2の実施形態よりも接触面積が小さくなる。したがって、第1フォトマスク42と第2フォトマスク44との間には、第2の実施形態よりも空気が残りにくくなる。
本発明の第4の実施形態は、図7に示す第1の実施形態の第1マスクホルダ43と、図13に示す第3実施形態の第2マスクホルダ45とを使用して、第1フォトマスク42及び第2フォトマスク44を湾曲させる。これにより、図17に示すように、第1フォトマスク42は、中央部分が膨出するように湾曲し、第2フォトマスク44は、中央がライン状に膨出するように湾曲する。したがって、第1フォトマスク42と第2フォトマスク44は、中央部分同士が点状に接触するので、第1フォトマスク42と第2フォトマスク44との間に空気が残りにくくなる。
本発明の第5の実施形態は、第1フォトマスク42及び第2フォトマスク44の中央部ではなく、端部側から先に帯状ワーク11に当接させる点で第1の実施形態と異なっている。図18に示す第1マスクユニット105及び第2マスクユニット106では、第1マスクホルダ43と第2マスクホルダ45との間の四隅に配置した4本のシリンダ80のうち、隣接する2本のシリンダ80aの減衰力を他の2本のシリンダ80bよりも弱くすることで、第1フォトマスク42及び第2フォトマスク44の端部から先に帯状ワーク11に当接するようにしている。
これによれば、第1の実施形態と同様に、第1フォトマスク42と第2フォトマスク44との間に空気が残って隙間が生じるのを防止することができる。また、第1フォトマスク42及び第2フォトマスク44がどの部位から先に帯状ワーク11に当接しても、同様の効果が得ることができる。なお、シリンダ80は、予め減衰力を調整したものを用いてもよいし、エアポンプ等を調整してリアルタイムに減衰力を調整可能なシリンダを用いてもよい。
本発明の第6の実施形態は、図19に示すように、第2マスクユニット110の第2マスクホルダ45の前面側の対向する2辺に、帯状ワーク11の垂直な搬送方向に沿って配置した複数の吸引孔111と、これらの吸引孔111から空気を吸引するエアポンプ112とを、第1フォトマスク42及び第2フォトマスク44の姿勢制御に用いている。
この実施形態では、第1フォトマスク42と第2フォトマスク44とを密着させる際に、各吸引孔111の吸引力を可変にすることで、第1フォトマスク42と第2フォトマスク44とが帯状ワーク11に最初に当接部位を制御することができる。例えば、第1フォトマスク42及び第2フォトマスク44の中央部から先に帯状ワーク11に当接させる場合には、第2フォトマスク44の中央部近傍に配置された吸引孔111aの吸引力を他の吸引孔の吸引力よりも強くする。また、第1フォトマスク42及び第2フォトマスク44の端部から先に帯状ワーク11に当接させる場合には、第2フォトマスク44の端部に配置された吸引孔111bの吸引力を他の吸引孔の吸引力よりも強くする。これによれば、上記各実施形態と同様に、第1フォトマスク42と第2フォトマスク44との間に空気が残って隙間が生じるのを防止することができる。
上記各実施形態では、垂直に搬送される帯状ワークに露光を行なう露光装置を例に説明したが、本発明は、帯状ワークが水平に搬送される露光装置に適用してもよい。また、帯状ワークの両面に同時に露光を行なう両面露光装置を例に説明したが、本発明は、帯状ワークの片面に露光を行なう片面露光装置に適用することもできる。
10 両面露光装置
11 帯状ワーク
13 露光部
16 制御部
17 透明支持体
19 第1感光層
21 第2感光層
38 第1マスクユニット
39 第2マスクユニット
42 第1フォトマスク
43 第1マスクホルダ
44 第2フォトマスク
45 第2マスクホルダ
65 吸引部
66 第1吸引部
67 第2吸引部
68 内周側突条部
69 中間突条部
71 第1エアポンプ
73 外周側突条部
75 第2エアポンプ
80 シリンダ
96 吸引孔
97 エアポンプ

Claims (13)

  1. マスク基板と、前記マスク基板の前面に設けられたマスクパターンとを有するフォトマスクと、
    前記フォトマスクの背面の外周を保持するマスクホルダと、
    前記フォトマスクの背面の外周部を吸引して前記フォトマスクを湾曲させ、前記フォトマスクを前面側に向けて膨出させる吸引手段と、
    を備えることを特徴とするマスクユニット。
  2. 前記吸引手段は、前記フォトマスクの背面の外周部を吸引する第1吸引手段と、前記第1吸引手段の外周側で前記フォトマスクの背面の外周部を吸引する第2吸引手段とを備えることを特徴とする請求項1記載のマスクユニット。
  3. 前記第2吸引手段は、前記第1吸引手段よりも強い吸引力を備えることを特徴とする請求項2記載のマスクユニット。
  4. 前記フォトマスクの前記第2吸引手段により吸引される部位の変位量は、前記第1吸引手段により吸引される部位の変位量よりも大きいことを特徴とする請求項3記載のマスクユニット。
  5. 前記吸引手段は、前記フォトマスクの背面の外周に当接する内周側突条部と、前記内周側突条部の外周に配置された外周側突条部と、前記内周側突条部と前記外周側突条部との間で前記フォトマスクの背面の外周部を吸引するエアポンプとを備えており、
    前記内周側突条部と前記外周側突条部との間に中間突条部を配置して、前記内周側突条部と前記中間突条部との間を前記第1吸引手段とし、前記中間突条部と前記外周側突条部との間を前記第2吸引手段としたことを特徴とする請求項2〜4いずれか一項に記載のマスクユニット。
  6. 前記内周側突条部、前記中間突条部及び前記外周側突条部は、この順に前記マスクホルダからの突出高さが低くなっていくことを特徴とする請求項5記載のマスクユニット。
  7. 支持体に感光層が設けられたワークを保持するワーク保持手段と、
    マスク基板と、前記マスク基板の前面に設けられたマスクパターンとを有するフォトマスクと、前記フォトマスクの背面の外周を保持するマスクホルダと、前記フォトマスクの背面の外周部を吸引して前記フォトマスクを湾曲させ、前記フォトマスクを前面側に向けて膨出させる吸引手段とを有し、前記ワークに前記フォトマスクの前面が対面するように配置されたマスクユニットと、
    前記フォトマスクを介して前記感光層に感光光を照射する照明手段と、
    を備えることを特徴とする露光装置。
  8. 前記吸引手段は、前記フォトマスクの背面の外周部を吸引する第1吸引手段と、前記第1吸引手段の外周側で前記フォトマスクの背面の外周部を吸引する第2吸引手段とを備えることを特徴とする請求項7記載の露光装置。
  9. 前記第2吸引手段は、前記第1吸引手段よりも強い吸引力を備えることを特徴とする請求項8記載の露光装置。
  10. 前記マスクパターンが露光されるワークに向けて前記マスクホルダを移動させて、前記フォトマスクの前面を前記ワークに当接させるホルダ移動手段と、
    前記マスクホルダの移動開始前に前記吸引手段に前記フォトマスクの吸引を開始させ、前記フォトマスクの前記ワークへの当接後に前記吸引手段による前記フォトマスクの吸引を停止させる制御手段と、を備えることを特徴とする請求項7〜9いずれか一項に記載の露光装置。
  11. 前記フォトマスクが前記ワークに当接する際に、前記フォトマスクの特定の部位から先に前記ワークに当接するように、前記マスクホルダの姿勢を制御する姿勢制御手段を備えることを特徴とする請求項10記載の露光装置。
  12. 前記姿勢制御手段は、前記マスクホルダの四隅にそれぞれ配置され、前記マスクホルダの前記ワークへの移動にしたがって圧縮されて減衰力を発生する複数のシリンダを備えており、
    前記複数のシリンダは、前記ホルダ移動手段による前記マスクホルダの移動の際に、前記フォトマスクの特定の部位から先に前記ワークに当接するように減衰力が調整されていることを特徴とする請求項11記載の露光装置。
  13. 前記姿勢制御手段は、前記ワーク側から前記マスクホルダを吸引して、前記マスクホルダを前記ワーク側に移動させる複数の吸引孔と、この複数の吸引孔から吸引を行なうエアポンプとを備えており、
    前記各吸引孔の吸引力を調節して、前記フォトマスクの特定の部位から先に前記ワークに当接させることを特徴とする請求項11記載の露光装置。
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