JP4621136B2 - 露光装置 - Google Patents

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本発明は、電子回路基板や液晶基板に用いる基板に、回路パターンを有するマスクフィルムを密着させて露光する露光装置に係り、特に、基板にマスクフィルムを加圧密着させて露光する露光装置に関するものである。
近年、電子回路基板用の0.05mm程度の薄い基板や、液晶基板の製造工程においては、回路パターンの原画であるマスクフィルムを基板に密着して、正確に回路パターンを転写する露光装置が採用されるようになっている。
この露光装置で取り扱われる電子回路基板の回路は、基板の厚みが薄くなることと、回路パターンが精細になることが同時に進行している。そのために、露光工程においては、0.05mmの極薄い基板を載置テーブル上面に設置した上で、マスクフィルムを確実に基板に密着することが難しくなってきている。
このように基板が薄くなってくると、載置テーブルに設置しても基板の素材の特性が出て変形し易いことや、また、前工程の処理のための変形が残る等の理由で、十分な平面性を確保することができないため、マスクフィルムとの相互の密着性が低下してしまうことが分かっている。
通常、マスクフィルムは、ガラスやアクリル樹脂等の透光板に固定して、この透光板を焼枠(支持枠)に支持した状態で、載置テーブルの移動により基板が当接して押し付けられる。そして、マスクフィルムと基板とが当接するとき、基板を固定した載置テーブルとマスクフィルムを固定した焼枠とが平行して対峙し、相互に押し付けて密着する場合、載置テーブルの中央部に大気が残り易い傾向があり、基板とマスクフィルムが部分的に密着しない部位が発生してしまうという問題点があった。この状態で露光すると、光源の光が、介在する空気で屈折することになるので、この部分における露光後の回路パターンの解像度が低下してしまう。
このような従来の問題点を解決するため、マスクフィルムと基板とを強制的に加圧密着させて露光する露光装置が提案されている。例えば、特許文献1においては、マスクフィルムを保持する基材の最外郭のシール部材と基板とに囲まれて密閉された空間内に中空の弾性管を設けて、これを二重の密閉空間とした露光装置が提案されている。この露光装置は、前記密閉空間内を排気してマスクと基板を密着させようとする際に、この弾性管が膨張してマスクフィルムや基材の変形を抑えるようにしたものである。
特許文献2および3においては、マスクフィルム(または別のフィルム材)と、これを保持する透光板との間に気体(または流体)を供給してマスクフィルムを基板側に強制的に加圧密着することにより、基板面に対して全面的に均一に密着するようにしている。特に、特許文献3の露光装置においては、マスクフィルムと基板を挟み込むように配置した2枚の光透過性板の相対する焼枠の間にパッキンを取り付けて密閉空間を形成した構成になっている。
特開2001−305744号公報 特開平5−142779号公報 特開平8−50357号公報
しかしながら、従来の前記露光装置の内、特許文献1の装置においては、構造が複雑になるのに加えて、弾性管の膨張によって基板側のシール部材が加圧されることから、マスクフィルムが変形して固定される恐れがあり、それが原因でマスクフィルムの平面性が損なわれ、密着性が低下し易くなってしまう。
また、特許文献2あるいは特許文献3では、マスクフィルムの周縁を金具で挟持する構成としているため、マスクフィルムと透光板の間に空気を挿入排気する動作を繰り返し行うことで、マスクフィルムの固定位置がずれる可能性があった。
本発明は、前記した従来の問題点に鑑み創案されたものであり、マスクフィルムの固定位置がずれることなく、また、基板に対してマスクフィルムを全面的に均等に密着させることができ、高解像度の露光条件を確保することができる露光装置を提供することを課題としている。
前記課題を達成するために、本発明に係る露光装置は、マスクフィルムのパターンが露光される基板を基板吸着手段より吸着して載置し、かつ前記マスクフィルムに当接あるいは近接するように移動可能な載置テーブルと、前記基板に対面するように、前記マスクフィルムを配置しその周縁部を保持するマスク保持溝を有する透光板を支持する支持枠と、前記マスクフィルムの周縁部を前記透光板のマスク保持溝より吸着するマスク吸着手段と、前記マスクフィルムの周縁部の内側で前記透光板に設けた貫通孔から、当該マスクフィルムと前記透光板の間に気体の供給および排気を行う気体供給排気手段とを備えた露光装置において、前記マスクフィルムのマスク保持溝に対面する位置で、前記載置テーブルの周縁に設けられ、前記マスクフィルムと前記基板とを真空密着させる空間を形成するためのシール部材と、このシール部材の内側となる前記空間の空気を前記載置テーブルに設けた真空密着用孔から排気する排気手段とを備えた構成とした。
このように構成した露光装置では、載置テーブルが移動して基板とマスクフィルムが近接あるいは当接した状態で、マスクフィルムと透光板の間に気体が供給されマスクフィルムが基板に強制的に加圧密着する。さらに、載置テーブルの真空密着用孔から排気手段により、シール部材、マスクフィルム、載置テーブル面により囲繞された空間の空気が排気されることで、基板とマスクフィルムが真空密着する。このとき、マスクフィルムを透光板に保持しているマスク保持溝に載置テーブルのシール部材が対面しているので、常に、シール部材がマスクフィルムをマスク保持溝に押圧するようになる。
また、前記露光装置は、前記シール部材が、中空状に形成されている構成とした。
このように構成した露光装置は、マスクフィルムと基板とが加圧密着しているときに、マスク保持溝に押圧するシール部材が、押圧する力で扁平して接触面積が大きくなる。
さらに、前記露光装置は、前記シール部材が、前記マスクフィルムの前記マスク保持溝位置に対面する側が平面に形成されている構成とした。
このように構成した露光装置は、マスクフィルムと基板とが加圧密着したときに、マスク保持溝に対面する位置のマスクフィルムに、シール部材の平面の部分が当接してマスクフィルムをマスク保持溝に押圧する状態となる。
本発明に係る露光装置は、以下のような優れた効果を奏するものである。
露光装置は、マスク保持溝を介してマスクフィルムを吸着して保持するマスク吸着手段による吸着力と、載置テーブルのシール部材による押圧力で、強固にマスクフィルムが透光板に固定されるので、マスクフィルムの固定位置がずれることがない。また、露光装置は、気体供給排気手段により当該マスクフィルムと透光板の間に気体を供給してマスクフィルムを基板に加圧密着させ、排気手段によりシール部材の内側の空間を排気すると、マスクフィルムと基板が全面的に均等に密着することができる。したがって、露光装置は、高解像度を有するパターンを露光することができる。
また、露光装置は、シール部材が、その中空部の圧縮空気による弾性効果を有するので、シール部材の上下方向における弾性変形の範囲でマスクフィルムに当接する所定幅を確実に確保することができると共に、マスクフィルムに対する圧接効果を高めることができる。
さらに、露光装置は、シール部材に平面部を設けることで、その平面部がマスクフィルムに対する圧接効果に寄与すると共に、真空密着させる空間のシール度が高まるという効果も期待できる。
以下、本発明に係る露光装置を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、露光装置の支持枠および載置テーブルの一部を切欠いて模式的に示す側断面図、図2は、露光装置の全体を模式的に示す模式図、図3(a)は、露光装置における支持枠を載置テーブル側から見上げた状態の正面図、(b)は、露光装置における載置テーブルを支持枠側から見下ろして示す平面図、図4は、露光装置の支持枠を分解して載置テーブルの一部を合わせて示す分解斜視図、図5(a)、(b)、(c)、(d)は、露光装置における支持枠のマスクフィルムおよび載置テーブルのシール部材の状態を示す断面図、図6は基板およびマスクフィルムの整合マークの状態を模式的に示す平面図である。
図2において、露光装置Aは、投入された基板Wを予備位置基めするプリアライメント部R1と、マスクフィルムMの回路パターンを基板Wに露光するための露光部R2とを備えている。そして、プリアライメント部R1には、予備位置決め機構30(搬送ローラ31および端面押動機構32)を備えている。また、露光部R2には、マスクフィルムMの支持枠10と、基板Wの載置テーブル20とを備えている。
プリアライメント部R1は、予備位置決め機構30を備えており、この予備位置決め機構30が、搬入された基板Wを所定位置まで搬送する搬送ローラ31と、この搬送ローラ31の所定位置に配置された端面押動機構32とを備えている。そして、端面押動機構32は、搬送ローラ31の間に配置され基板Wの端面を押動する押動ピン33と、この押動ピン33を移動させる移動手段34とを備えており、ここでは、基板Wの各端面を押動してその基板Wの中心側に位置合せするため、基板Wの四方に押動ピン33が配置されている。なお、基板Wの端面合せによる予備位置決め作業は、少なくとも基板Wの2辺を固定して(基準ピンに押し付け)他の辺の端面を押動することで行うことができる。
光学系40は、所定波長の紫外線を含む光を照射するランプ41と、このランプ41の光を集光するように反射する楕円反射鏡42と、この楕円反射鏡42およびランプ41からの光を所定方向に反射する第1反射鏡43と、この第1反射鏡43からの光をさらに反射する第2反射鏡44と、この第2反射鏡44からの光の照度分布を調整するフライアイレンズ46と、このフライアイレンズ46からの光を基板W側に平行光として反射する曲面反射鏡(コリメーション反射鏡)47とを備え、フライアイレンズ46および第2反射鏡44との間にシャッタ機構45とを有している。
なお、露光部R2には、曲面反射鏡47が設置され、残りの光学系40の各部材は、図示しない露光室に設置されている。また、基板Wの整合マークWm(図6参照)およびマスクフィルムMの整合マークMm(図6参照)を撮像するCCDカメラ等の撮像手段48は、露光時には退避位置に、撮像時には撮像位置に移動できるように設けられている。
そして、プリアライメント部R1の基板Wは、所定位置に設置されたハンドラ等の搬送機構35により搬送ローラ31から載置テーブル20に搬送さる。搬送機構35は、載置テーブル20と搬出口側にも設置されている。また、載置テーブル20の前後には、送りローラを設置する構成としても構わない。
図1および図4に示すように、載置テーブル20は、搬送されて来る基板Wを載置して後記するマスクフィルムMと当接して露光作業を行うためのものである。この載置テーブル20は、基板Wを載置する載置面板21と、この載置面板21の周囲に配置されるシール設置面板22と、このシール設置面板22に設けたシール部材23と、シール設置面板22および載置面板21とを支持する基台24と、この基台24のシール部材23の内側となる位置に設けた真空密着用孔25と、基台24に適宜設けた整合移動機構26と、この整合移動機構26ごと垂直方向(Z軸方向)に移動するZ軸移動機構27とを備えている。
載置面板21は、基板Wを載置して吸着保持するものである。この載置面板21は、基板Wを真空吸着するための吸着孔21aを複数形成されている。
シール設置面板22は、載置面板21の周縁に所定間隔をあけて取り付けられており、シール部材23を設置するためのものである。
図1、図3(b)および図4に示すように、シール部材23は、当該シール部材23、マスクフィルムMおよび載置テーブル20の上面側とで囲繞される空間を形成して、マスクフィルムMおよび基板Wを真空密着させるためのものである。このシール部材23は、後記する支持枠10に支持された透光板15に形成されるマスク保持溝15aに対面(対向)する位置に配置されている。シール部材23は、例えば、ゴムあるいは合成ゴムのような弾性変形可能な素材で中実あるいは中空に形成され、ここでは、中空部23aを有するチューブ状に形成されている。
なお、シール部材23は、幅寸法および高さ寸法が、支持枠10のマスクフィルムMの周縁に当接して密閉空間を形成でき、かつ、真空密着させる基板WとマスクフィルムMが適切に当接することができる密閉空間を形成できるように設定されている。そして、シール部材23が中空部23aを有するチューブ状に形成されることにより、上下方向における変形範囲が、中実に形成したものと比較して大きく取れるため、都合がよい。
基台24は、載置面板21およびシール設置面板22を支持して整合移動機構26により整合移動自在に支持されている。この基台24は、載置面板21の吸着孔21aとの流路を構成するように形成した流路24aと、この流路24aと連通する中央に形成した開口24bと、載置面板21とシール設置面板22との間の溝25aの所定位置に設けた真空密着用孔25と、を備えている。そして、基台24の流路24aは、中央の開口24bから接続ホースおよびリーク弁を介して基板用真空ポンプ28に接続されている。
基台24に設けた真空密着用孔25は、シール部材23の内側の空間における空気を排気することで、基板WとマスクフィルムMとを真空密着させるためのものであり、真空密着用ポンプ29に接続ホース29aおよびリーク弁29bを介して接続されている。
整合移動機構26は、基板Wの整合作業を行うものであり、X、Y、θ方向に整合移動させる各機構を備えている。また、Z軸移動機構27は、載置された基板WをZ軸方向(垂直方向)に移動させるものである。なお、この整合移動機構26は、ここでは、載置テーブル20側に設けた構成としているが、支持枠10側に各辺を押動する機構として配置しても構わない。
図1、図3(a)および図4に示すように、この載置テーブル20に対面する位置にマスクフィルムMを保持する支持枠10は、四角縁形状に形成された枠体11と、この枠体11に支持される透光板15と、を備えている。枠体11は、中央に枠開口部11aが形成され、枠面板11bに透光板15を真空密着するための透光板保持溝14aと、この透光板保持溝14aの所定位置に連通するように形成された第3貫通孔14と、透光板保持溝14aの内側で後記する透光板15のマスク保持溝に対面する位置に形成された第2貫通孔13と、この第2貫通孔13の内側に形成された第1貫通孔12と、を備えている。
そして、第1貫通孔12は、接続ホース16aおよび三方弁16bを介して第1送風ポンプ16に接続されている。そして、第1送風ポンプ16は、大気よりも高い気圧の気体を供給するものである。したがって、支持枠10では、第1送風ポンプ16からマスクフィルムMと透光板15の間に気体が供給され、その後、基板Wにより押圧され、所定の気圧より高くなると三方弁16bからマスクフィルムMおよび透光板15の間の気体が排出されることになる。第2貫通孔13および第3貫通孔14は、それぞれ接続ホースおよびリーク弁を介して第2真空ポンプ17および第3真空ポンプ18に接続されている。
また、マスクフィルムMと透光板15の間には、加圧用貫通孔15cから第1送風ポンプ16を介して気体が供給されたときに、マスクフィルムMがマスク保持溝15aにより保持されて透光板15から外れることがないように、常にマスク保持溝15aからの真空吸引が行われるように構成されている。なお、第1送風ポンプ16は、マスクフィルムMと透光板15の間に気体(空気)を供給するものであり、マスクフィルムMと透光板15の間に供給した気体を排気する場合には、ここでは三方弁16bにより行っているがその他の構成であってもよい。例えば、第1送風ポンプ16は、図示しない排気ポンプと供給ポンプを、切替弁を介して接続する構成としてもよく、マスクフィルムMと透光板の間に気体の供給および供給した気体の排気を行うことができる構成であればよい。
透光板15は、石英ガラスあるいは合成石英ガラスまたは樹脂により形成されており、所定波長の紫外線を含む光を透過するように形成されている。この透光板15は、その周縁にマスクフィルムMを吸着保持するためのマスク保持溝15aと、このマスク保持溝15aの所定位置に形成した貫通孔15bと、この貫通孔15b(マスク保持溝15a)より中央側で露光作業の邪魔にならない位置に形成した加圧用貫通孔15cと、を備えている。
なお、透光板15は、枠体11に仮保持として使用される取付部15dを介して枠体11に支持される。つまり、透光板15は、はじめに取付部15dに仮保持させておき、その後、透光板保持溝14aに吸着保持させる構成であっても構わない。取付部15dが設けられていることで、何らかの原因で透光板保持溝14aからの真空吸引が停止しても、当該透光板15が取付部15dに支持され落下することがない。
マスクフィルムMは、透光板15に対面してマスク保持溝15aにより第2真空ポンプ17の動作により当該透光板15に吸着保持されている。このマスクフィルムMは、基板Wに露光するためのパターン、位置決め用の整合マーク、他のマスクフィルムMと識別するための識別マークが形成されている。なお、マスクフィルムMは、基板Wより大きな面積となるように形成されている。また、マスクフィルムMは、図面では、厚さを示すように記載されているが、厚みは1mmより薄い。さらに、マスクフィルムMの周縁部とは、回路パターン、整合マークおよび識別マーク等が形成されていない部分である。
マスクフィルムMは、露光装置Aにおいて予め位置を調整して支持枠10に設置されることになる。つまり、マスクフィルムMは、透光板15が枠体11に吸着保持された状態で、その透光板15にマスク保持溝15aを介して保持して準備される。
なお、基板Wは、マスクフィルムMより面積が小さく形成されており、0.05〜3.0mmの厚みの範囲が主流として使用されている。
図1に示すように、ここでは、マスクフィルムMが基板Wに加圧密着するときに、マスクフィルムMのマスク保持溝15aに対面するようにシール部材23が設置されているため、マスクフィルムMと透光板15との間に気体が供給され、かつ、基板WとマスクフィルムMとが真空密着するときに、シール部材23がマスクフィルムMの上からマスク保持溝15a側に押圧することになり、マスクフィルムMの位置は、ずれることがなく、マスク保持溝15aに保持されることになる。
なお、図1に示すように、第1送風ポンプ16、第2真空ポンプ17、第3真空ポンプ18、基板用真空ポンプ、および、真空密着用ポンプ29は、リーク弁等のポンプとして必要な構成を流体経路中に備え、かつ、一つあるいは複数のポンプを、制御弁(図示せず)により制御する構成としてもよく、また、それぞれ別のポンプを用いて設置してそれぞれ制御する構成としても構わない。
つぎに、露光装置Aの動作について説明する。
図2に示すように、マスクフィルムMは、はじめに支持枠10に支持された透光板15に沿って設置されている。つまり、図5(a)に示すように、支持枠10の透光板15が第3真空ポンプ18により枠体11に吸着された状態で、かつ、当該透光板15のマスク保持溝15aにマスクフィルムMが第2真空ポンプ17により吸着保持されている。
基板Wは、搬入口からプリアライメント部R1に搬入されると、搬送ローラ31上により所定位置まで送られる。基板Wが所定位置に送られると、端面押動機構32の押動ピン33が移動手段34により基板Wの各辺における端面を押動することで予備位置決め作業が行われる。
基板Wの予備位置決め作業が終了すると、ハンドラ等の搬送機構35により基板Wは、載置テーブル20の上に搬送される。基板Wが載置テーブルに載置されると、基板用真空ポンプ28の作動により基板Wを載置面板21上に吸着保持する。そして、載置テーブル20は、Z軸移動機構27により基板WをマスクフィルムMに近接させるように移動させる(図5(a)参照)。このとき第1送風ポンプ16から気体(空気)が送られ、マスクフィルムMと透光板15との間に気体が供給されてマスクフィルムMの弾性変形の範囲で膨らんだ状態となる(図5(b)参照)。なお図1、図5(b)、(c)では、マスクフィルムMと透光板15の間に気体が供給された状態を分かり易いように誇張した状態で示している。
図5(b)に示すように、基板WがマスクフィルムMに近接あるいは当接する状態になると、載置テーブル20のシール部材23と支持枠10の透光板15に保持されたマスクフィルムMの周縁とが当接して、マスクフィルムM、シール部材23および載置面板21とで囲繞される空間が形成され、その空間の空気が真空密着用孔25から真空密着用ポンプ29により排気されることで、マスクフィルムMと基板Wとが真空密着する。
基板とマスクフィルムMとが真空密着するときには、シール部材23がマスクフィルムMの上からマスク保持溝15aに向かって押圧し、マスクフィルムMの周縁を透光板15側に密着させるように押圧することになる。また、シール部材23は、その中空部23aの圧縮空気による弾性効果を有するので、上下方向における弾性変形の範囲で当接する所定幅を確保することができ、マスクフィルムMを保持するときの保持強さを高めることができる。そのため、マスクフィルムMは、その周縁が強固に透光板15側に固定されているので、均一にピンと張った状態で、その中央が基板Wと最初に接触するように基板W側に膨張し、透光板15から外れることがないのは勿論のこと、透光板15の設置位置からずれることはない。
図5(c)に示すように、マスクフィルムMと基板Wとが真空密着(基板WはマスクフィルムMの中央から周縁に向かって徐々に密着するようになる)して、かつ、マスクフィルムMと透光板15との間に供給された気体により加圧密着された状態で、さらに、基板WによりマスクフィルムMが押圧される。そして、図5(d)に示すように、基板Wに押圧されてマスクフィルムMが透光板15に当接した状態となる。このとき、マスクフィルムMと透光板15の間に供給された気体は、三方弁16bにより排気された状態となる。三方弁16bは、所定圧力以上がかかると気体を放出するように構成されている。そして、マスクフィルムMに基板Wが真空密着した状態になると、図2および図6に示すように、撮像手段48により基板WとマスクフィルムMの整合マークWm、Mmが撮像される。そして、撮像した画像を解析し、整合マークWm、Mmからアライメント量を図示しない演算制御部が演算する。
整合マークWm、Mmが許容範囲から外れている場合には、真空密着用ポンプ29のリーク弁29bを解除して基板WとマスクフィルムMとの真空密着状態を解除すると共に、マスクフィルムMと透光板15とを一度離間させる。
そして、基板WとマスクフィルムMとが離間すると、図1に示すように、整合移動機構26により、X、Y、θ方向に適宜基板Wを整合移動させて整合作業を行う。整合作業が行われたら、再び、Z軸移動機構27により基板WとマスクフィルムMとを近接あるいは当接する図5(b)の状態とし、真空密着させるように、先ほどと同様に図5(d)の状態とする。
そして、撮像手段48により基板WとマスクフィルムMとの整合マークWm、Mmを図6の仮想線で示すように許容範囲である状態が確認されたら、図2に示すように、撮像手段48を退避位置に退避させ、シャッタ機構45を開放することで、ランプ41からの所定波長の紫外線を含む光を、楕円反射鏡42、第1反射鏡43、第2反射鏡44、フライアイレンズ46および曲面反射鏡47により、マスクフィルムMおよび基板Wに平行光として照射して露光作業を行う。露光作業が終了すると、シャッタ機構45が閉鎖して光を遮断する。
露光作業を行っているときには、基板Wは、マスクフィルムMが、マスクフィルムMと透光板15との間に供給された気体により強制的に加圧密着させられて余計な気体が介在しないため、基板WとマスクフィルムMが均等な状態で接触して精密な露光作業を行うことができるものである。整合作業および露光作業のときに、基板Wとマスクフィルムとが真空密着するときに、マスクフィルムMと透光板15との間に気体が供給されることにより基板Wがマスクフィルムに当接する際、中央から周縁に向かって徐々に接触することになり、基板WとマスクフィルムMとの間に気体が取り残されることがほとんどなくなる。
露光作業が終了すると、真空密着用ポンプ29のリーク弁29bにより、基板WとマスクフィルムMとの真空密着状態が解消され、Z軸移動機構27の移動により基板WはマスクフィルムMから離間する。そして、搬送機構35により保持されて搬出側に搬送される。あらたにプリアライメントされた基板Wが搬送機構35により載置テーブル20の上に搬送され、再び整合作業および露光作業が行われることになる。
以上、説明したように、加圧密着する露光装置Aにおいて、マスクフィルムMの周縁のマスク保持溝15aの位置にシール部材23が押圧するように設置されているため、マスクフィルムMと透光板15との間に気体が供給あるいは排気される動作が行われても、マスクフィルムMは、透光板15との設置位置がずれることなく保持される。
また、マスクフィルムMと基板Wとの間の空気、特に、マスクフィルムMの中央部の空気を残すことなく完全に排気することができるため、マスクフィルムMを基板Wに対して全面的に均一に密着させることができる。したがって、この状態で露光を実施することにより、基板Wに高解像度を有する回路パターンを形成することができる。
なお、シール部材23は、その形状を図7に示すようにしても構わない。図7は、露光装置の載置テーブルに設置されるシール部材の他の形態を模式的に示す断面図である。
図7に示すように、シール部材53は、マスクフィルムMとの接触する接触面53bが平面に形成されると共に、内部を中空部53aとするチューブ状に形成されている。そして、シール部材53は、曲面がない多角形に形成されている。また、シール部材53の接触面53bは、マスク保持溝15aより幅広に形成されていることが望ましい。
このようにシール部材53は、接触面53bが平面に形成さることにより、確実にマスク保持溝15aに対面してマスクフィルムMを押圧するため、安定的にマスクフィルムMを押圧することができる。
本発明に係る露光装置の支持枠および載置テーブルの一部を切欠いて模式的に示す側断面図である。 本発明に係る露光装置の全体を模式的に示す模式図である。 (a)は、本発明に係る露光装置における支持枠を載置テーブル側から見上げた状態の正面図、(b)は、本発明に係る露光装置における載置テーブルを支持枠側から見下ろして示す平面図である。 本発明に係る露光装置の支持枠を分解して載置テーブルの一部を合わせて示す分解斜視図である。 (a)、(b)、(c)、(d)は、本発明の露光装置における支持枠のマスクフィルムおよび載置テーブルのシール部材の状態を示す断面図である。 本発明の基板およびマスクフィルムの整合マークの状態を模式的に示す平面図である。 本発明の露光装置の載置テーブルに設置されるシール部材の他の構成を模式的に示す断面図である。
符号の説明
A 露光装置
M マスクフィルム
W 基板
Mm 整合マーク
Wm 整合マーク
10 支持枠
11 枠体
11a 枠開口部
11b 枠面板
12 第1貫通孔(貫通孔)
13 第2貫通孔
14 第3貫通孔
14a 透光板保持溝
15 透光板
15a マスク保持溝
16 第1送風ポンプ(気体供給排気手段)
16a 接続ホース(気体供給排気手段)
16b 三方弁(気体供給排気手段)
17 第2真空ポンプ(マスク吸着手段)
18 第3真空ポンプ
20 載置テーブル
21 載置面板
22 シール設置面板
23 シール部材
24 基台
25 真空密着用孔
26 整合移動機構
27 Z軸移動機構
28 基板用真空ポンプ(基板吸着手段)
29 真空密着用ポンプ(排気手段)
30 予備位置決め機構
31 搬送ローラ
32 端面押動機構
33 押動ピン
34 移動手段
40 光学系
41 ランプ
42 楕円反射鏡
43 第1反射鏡
44 第2反射鏡
45 シャッタ機構
46 フライアイレンズ
47 曲面反射鏡
48 撮像手段

Claims (3)

  1. マスクフィルムのパターンが露光される基板を基板吸着手段より吸着して載置し、かつ前記マスクフィルムに当接あるいは近接するように移動可能な載置テーブルと、
    前記基板に対面するように、前記マスクフィルムの周縁部を保持するマスク保持溝を有する透光板を支持する支持枠と、
    前記マスクフィルムの周縁部を前記透光板のマスク保持溝より吸着するマスク吸着手段と、
    前記マスクフィルムの周縁部の内側で前記透光板に設けた貫通孔から、当該マスクフィルムと前記透光板の間に気体の供給および排気を行う気体供給排気手段とを備えた露光装置において、
    前記マスクフィルムのマスク保持溝に対面する位置で、前記載置テーブルの周縁に設けられ、前記マスクフィルムと前記基板とを真空密着させる空間を形成するためのシール部材と、
    このシール部材の内側となる前記空間の空気を前記載置テーブルに設けた真空密着用孔から排気する排気手段とを備えたことを特徴とする露光装置。
  2. 前記シール部材は、中空状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  3. 前記シール部材は、前記マスクフィルムの前記マスク保持溝位置に対面する側が平面に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の露光装置。
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