JP2014024307A - 粘着力発現ユニット、粘着ラベル発行装置、及びプリンタ - Google Patents

粘着力発現ユニット、粘着ラベル発行装置、及びプリンタ Download PDF

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Abstract

【課題】粘着力を発現させた後、搬送不良を経時的に招くことなく粘着ラベルを安定に搬送して排出すること。
【解決手段】搬送方向Fに沿って搬送される粘着ラベル10に対して、粘着層13側から加熱して発熱素子により機能層14に孔を形成し、粘着層を露出させるサーマルヘッドと、発熱素子に熱エネルギーを各別に印加してその発熱を制御する制御部と、第1排出体と第2排出体52との間で粘着ラベルを挟持しながら下流側に位置する排出位置まで搬送する排出機構と、を備え、制御部は、孔の形成と共に粘着ラベルの下流端10aから搬送方向に沿って機能層が連続的に延びた粘着力非発現領域45が形成されるように発熱素子に対して印加を行い、第2排出体は、粘着力非発現領域を介して粘着ラベルを第1排出体との間で挟持し、且つ粘着ラベルの搬送に伴って該粘着力非発現領域上を相対的に走行する排出ローラ56を備えている粘着力発現ユニットを提供する。
【選択図】図8

Description

本発明は、粘着ラベルに粘着力を発現させる粘着力発現ユニット、これを備える粘着ラベル発行装置及びプリンタに関するものである。
従来、例えば食品のPOSラベルや物流・搬送ラベル、医療用ラベル、バゲッジタグ、瓶・缶類の表示ラベル等に用いられる粘着ラベルとしては、基材の表面に形成された記録面(印字面)と、基材の裏面に形成された粘着層と、この粘着層を被覆する剥離紙(セパレータ)と、で構成されているものが広く知られている。
そのため、使用する場合には、記録面に例えばバーコードや価格等の所定の情報を印字した後、剥離紙を粘着層から剥離する必要がある。しかしながら、剥離した後の剥離紙を回収してリサイクルすることが実際上困難であるため、剥離紙が産業廃棄物となる問題があった。
そこで、近年では環境保全や環境負荷軽減の観点から、剥離紙を使用しない粘着ラベルが用いられるようになっている。
例えば、記録面の表面にシリコン樹脂等の離型剤を塗布し、粘着ラベルがロール状に巻回されても記録面と粘着層との離型性が確保されるものが知られている。また、粘着層として加熱により粘着力を発現する熱活性粘着剤層を用いたものも知られている。更には、粘着層の表面全体に非粘着性の樹脂層を被覆し、熱ロールやサーマルヘッド等の熱源を利用して樹脂層に穿孔(微小開口)を形成することで粘着層を露出させて、粘着力を発現させるものが提案されている。
ところが、上記した剥離紙を使用しない粘着ラベルの場合、粘着力を発現させた後、排出口まで搬送する際に、例えば粘着ラベルが搬送ローラ等に貼り付いてしまったり、粘着層として用いた熱活性粘着剤層のカスが搬送ローラ等に付着したりする等して、粘着ラベルが上手く搬送されないという問題が生じ易かった。
そこで、上述した搬送不良を抑制するために、粘着力が発現された粘着ラベルを排出する排出ローラの一部に環状の溝部を形成したり、複数のOリングを軸に装着したものを排出ローラとして利用したりした排出機構の構成が知られている(特許文献1参照)。
上記溝部は、排出ローラのうち粘着ラベルにおける幅方向端部付近に対応する位置に形成されており、上記幅方向端部付近に溜まり易いとされる熱活性粘着剤層のカスに対する接触を回避している。また、複数のOリングを軸に装着したものを排出ローラとして利用することで、粘着ラベルに対する接触面積を小さくしている。
このような対策を施すことで、粘着ラベルの搬送不良を抑制している。
また、搬送不良を抑制するための別の対策として、環状の弾性ベルトを利用して粘着ラベルを搬送する構成が知られている(特許文献2参照)。
この構成によれば、弾性ベルトが頻繁に伸び縮みしながら粘着ラベルを搬送するので、弾性ベルトの表面に熱活性粘着剤層のカス等が付着したとしても、伸縮作用によってカスを剥がし落すことが可能とされる。これにより、粘着ラベルの搬送不良を抑制している。
特開2006−168193号公報 特開2006−159742号公報
しかしながら、上記特許文献1に示される構成の場合、初期段階では搬送不良の抑制効果があるものの、排出ローラと粘着ラベルとが接触することに変わりはないので、経時的に上記効果を維持することが難しかった。例えば、熱活性粘着剤層のカス等が僅かながらでも付着すると、経時的にそのカス上に別のカスが徐々に堆積していき、最後には搬送不良を招いてしまうおそれがあった。
また、上記特許文献2に示される構成の場合であっても、弾性ベルトに付着したカスが、時間が経つにつれて該弾性ベルトの伸縮作用程度では剥がれ落ちない強固なものに成長するおそれがあった。そのため、やはり初期的には搬送不良の抑制効果があるものの、最後には搬送不良を招いてしまうおそれがあった。
なお、粘着層に触れずに粘着ラベルを搬送する方法として、例えばバキューム等による吸引力や静電気力等を利用して吸着保持しながら搬送する方法も考えられるが、この場合には構成が煩雑化、大型化し易いうえ、重く、高価になる等の新たな問題を招いてしまう。
本発明は、このような事情に考慮してなされたもので、その目的は、粘着力を発現させた後、搬送不良を経時的に招くことなく粘着ラベルを安定に搬送して排出することができるうえ、構成の簡便化を図ることができる粘着力発現ユニット、これを備える粘着ラベル発行装置及びプリンタを提供することである。
本発明は、前記課題を解決するために以下の手段を提供する。
(1)本発明に係る粘着力発現ユニットは、基材の一方の面上に設けられた印字可能層、及び他方の面上に設けられ、非粘着性の機能層で被覆された粘着層、を具備する粘着ラベルを加熱して、その粘着力を発現させる粘着力発現ユニットであって、前記粘着ラベルの幅方向に沿って配列された複数の発熱素子を有し、搬送方向に沿って搬送される前記粘着ラベルに対して、前記粘着層側から加熱して前記発熱素子により前記機能層に孔を形成し、前記粘着層を露出させるサーマルヘッドと、複数の前記発熱素子に熱エネルギーを各別に印加して、その発熱を制御する制御部と、前記サーマルヘッドよりも前記搬送方向の下流側に配設されると共に、前記印字可能層側に配設された第1排出体と前記機能層側に配設された第2排出体との間で前記粘着ラベルを挟持しながらさらに下流側に位置する排出位置まで搬送する排出機構と、を備え、前記制御部は、前記孔の形成と共に、前記粘着ラベルの下流端から前記搬送方向に沿って前記機能層が連続的に延びた粘着力非発現領域が形成されるように、前記発熱素子に対して印加を行い、前記第2排出体は、前記粘着力非発現領域を介して前記粘着ラベルを前記第1排出体との間で挟持し、且つ前記粘着ラベルの搬送に伴って該粘着力非発現領域上を相対的に走行する排出ローラを備えていることを特徴とする。
本発明に係る粘着力発現ユニットによれば、制御部がサーマルヘッドの複数の発熱素子に対して熱エネルギーを各別に印加して発熱素子を発熱させる。これにより、粘着ラベルの機能層のうち、発熱した発熱素子に接している部分だけを局所的に加熱でき、その部分に孔(微小開口)を形成することができる。この孔が形成されることで、該孔を通じて粘着層が露出するので、粘着力を発現させることができる。そして、粘着ラベルの搬送に伴って複数の発熱素子への印加を繰り返し行うことで、粘着ラベルの所望する領域に粘着力を発現させることができる。
ところで、制御部は上記粘着力を発現させる際、粘着ラベルの下流端から搬送方向に沿って機能層が連続的に残るように、特定の発熱素子に対しては印加を行わないように制御する。これにより、粘着力の発現と同時に、搬送方向に沿って延びる粘着力非発現領域を形成することができる。
そして、粘着力を発現させた後、排出機構が第1排出体と第2排出体との間で粘着ラベルを挟持しながら排出位置まで搬送するが、その際、第2排出体の排出ローラが上記粘着力非発現領域を介して粘着ラベルを第1排出体との間で挟持する。これにより、排出ローラが粘着層に接触することがない。しかも、この排出ローラは、粘着ラベルの搬送に伴って粘着力非発現領域上を相対的に走行するので、排出ローラへの付着を防止しながら、粘着ラベルを安定に排出位置まで搬送して排出させることができる。
特に、従来のものとは異なり、粘着層と排出ローラとの接触自体を防止できるので、粘着力を発現させた後、搬送不良を経時的に招くことなく安定して搬送でき、確実な排出を行うことができる。従って、高品質な粘着ラベルを得ることができる。また、特殊な構成等を採用する必要もないので、構成の簡便化を図ることができ、大型化や高コスト化等についても招く必要がない。
(2)上記本発明に係る粘着力発現ユニットにおいて、前記制御部は、前記粘着力非発現領域が前記粘着ラベルの幅方向に間隔をあけて複数本形成されるように前記発熱素子に対して印加を行い、前記排出ローラは、前記粘着力非発現領域の形成数に対応して設けられていることが好ましい。
この場合には、複数の排出ローラを利用するので、粘着ラベルをより安定して搬送することができる。また、横幅のサイズが異なる複数種類の粘着ラベルに対応することが可能となる。
(3)上記本発明に係る粘着力発現ユニットにおいて、前記制御部は、前記粘着力非発現領域が前記粘着ラベルの幅方向両端部から所定距離以上、内側に離間して形成されるように前記発熱素子に対して印加を行うことが好ましい。
この場合には、粘着ラベルを対象物に貼り付けた際、ラベルエッジ(幅方向両端部)が剥がれてしまうことを防止できるので、粘着ラベルとしての品質を高めることができる。
(4)上記本発明に係る粘着力発現ユニットにおいて、前記排出ローラは、円板状のローラ本体と、前記ローラ本体の外周面に取り付けられ、該ローラ本体よりも拡径した環状の弾性リングと、を備えていることが好ましい。
この場合には、Oリング等の弾性リングの部分だけを粘着力非発現領域に接触させることができるので、弾性リングの厚みに対応して粘着力非発現領域の形成幅を狭めることができる。従って、その分、粘着力を発現させる領域を確保し易くなり、粘着力をより高め易い。その一方、ローラ本来の厚みを厚くできるので、剛性を確保し易く、排出ローラとしての信頼性を高め易い。
また、弾性リングの弾性によって、この弾性リングと粘着力非発現領域とを適度な接触抵抗で接触させることができるので、滑り等を生じさせることなく、粘着ラベルを安定して搬送し易い。
(5)上記本発明に係る粘着力発現ユニットにおいて、前記排出ローラの外周面は、全周に亘って周方向に凹凸を繰り返す凹凸面とされていることが好ましい。
この場合には、排出ローラの外周面が凹凸面とされているので、粘着力非発現領域に食い込ませた状態で、排出ローラを粘着ラベルに接触させることができる。従って、滑り等を生じさせることなく、粘着ラベルを安定して搬送し易い。
(6)上記本発明に係る粘着力発現ユニットにおいて、前記サーマルヘッドに対する前記第2排出体の前記粘着ラベルの幅方向に沿った相対位置を位置決めした状態で、前記サーマルヘッドと前記第2排出体とを互いに連結する連結部材を備えていることが好ましい。
この場合には、連結部材により、サーマルヘッドに対する第2排出体の粘着ラベルの幅方向に沿った相対位置が位置決めされているので、サーマルヘッドによって形成された粘着力非発現領域の位置と、第2排出体における排出ローラの位置と、を粘着ラベルの幅方向で精度良く位置合わせし易い。そのため、排出ローラに対する付着をより確実に防止しながら、粘着ラベルの搬送を行うことができる。
(7)上記本発明に係る粘着力発現ユニットにおいて、前記サーマルヘッドと前記第2排出体との間には、前記粘着ラベルの表面状態を読み取る読み取りセンサと、前記粘着ラベルの幅方向に沿って複数のLEDが配列された表示ユニットと、が配設され、前記制御部は、前記粘着ラベルに粘着力を発現させる粘着力発現モードと、前記排出ローラの位置調整を行う位置調整モードと、に切替可能とされ、該位置調整モードへの移行時に、複数の前記発熱素子のうち、前記粘着力非発現領域を形成するために印加を行わなかった発熱素子に対して印加を行い、前記読み取りセンサは、前記位置調整モード移行時に、前記粘着ラベルの表面状態を読み取ると共に、読み取った表面状態の変化に基づいて印加された前記発熱素子の位置を特定して、その旨を前記制御部に出力し、前記制御部は、複数の前記LEDのうち、前記読み取りセンサで特定された前記発熱素子に対して前記粘着ラベルの幅方向の同じ位置に配置されているLEDが発光するように、前記表示ユニットを作動させることが好ましい。
この場合には、例えば粘着ラベルのサイズを変更した場合や、サーマルヘッドの交換等を行った場合等の後に、粘着力非発現領域と排出ローラとの位置合わせを精度良く行い易い。
即ち、位置調整モードに切り替えると、制御部は粘着力発現モード時に印加を行わなかった発熱素子(粘着力非発現領域を形成するために印加を行わなかった特定の発熱素子)に対して印加を行う。すると、サーマルヘッドの搬送方向下流側に配設された読み取りセンサが、粘着ラベルの表面状態の変化に基づいてさきほど印加された発熱素子の位置を特定し、その旨を制御部に出力する。
すると、制御部は表示ユニットを作動させて、複数のLEDのうち、読み取りセンサで特定された発熱素子に対して粘着ラベルの幅方向の同じ位置に配置されているLEDを発光させる。これにより、発光したLEDの位置を確認することで、粘着力非発現領域が形成される位置を正確に把握することができる。従って、発光したLEDの位置に、排出ローラの位置を合わせることで、粘着力非発現領域と排出ローラとを高精度に位置合わせすることができる。
(8)上記本発明に係る粘着力発現ユニットにおいて、前記排出機構よりも前記搬送方向の下流側に配設され、前記粘着ラベルの垂れ下がりを検知する検知部を備えていることが好ましい。
この場合には、粘着力非発現領域と排出ローラとの位置合わせが正しいか否かを容易に判断し易い。例えば、粘着力非発現領域と排出ローラとが位置合わせされている場合、排出機構によって排出位置に向かって搬送される粘着ラベルは、垂れ下がることなく下流側に搬送される。
これに対して、粘着力非発現領域と排出ローラとの位置が粘着ラベルの幅方向にずれている場合は、粘着層が排出ローラに貼り付いてしまうので、粘着ラベルが排出ローラに巻き付いてしまい垂れ下がりが生じてしまう。すると、検知部がこの粘着ラベルの垂れ下がりを検知する。従って、検知部による検知の有無に基づいて、粘着力非発現領域と排出ローラとの位置合わせが正しいか否かを容易に判断することができるうえ、その検知の有無を利用して排出ローラの位置調整を容易に行い易い。
(9)上記本発明に係る粘着力発現ユニットにおいて、前記制御部は、粘着力を発現させる粘着力発現モードと、前記排出ローラの位置調整を行う位置調整モードと、に切替可能とされ、該位置調整モードへの移行時に、横幅が前記粘着ラベルの下流端から段階的に狭くなった状態で前記粘着力非発現領域が形成されるように、前記発熱素子に対して印加を行うことが好ましい。
この場合には、位置調整モードに切り替えることで、制御部は一定幅の粘着力非発現領域ではなく、横幅が粘着ラベルの下流端から段階的に狭くなる階段状の粘着力非発現領域が形成されるように、発熱素子に印加を行う。そのため、検知部が検知した際の粘着力非発現領域の横幅から排出ローラの位置がどの程度ずれているのかを把握でき、位置調整を行い易い。
(10)上記本発明に係る粘着力発現ユニットにおいて、前記制御部は、前記粘着力非発現領域の横幅が、前記粘着ラベルの下流端からの前記搬送方向に沿った長さに関連付けて段階的に変化するように、前記発熱素子に対して印加を行うと共に、前記検知部が検知した際、前記粘着ラベルの下流端から検知した位置までの長さに基づいて、検知時における前記粘着力非発現領域の横幅を算出することが好ましい。
この場合には、検知部が検知した際、粘着ラベルの下流端から検知した位置までの粘着ラベルの長さに基づいて、検知時における粘着力非発現領域の横幅を算出することができるので、排出ローラの位置がどの程度ずれているのかを速やかに把握できる。
(11)本発明に係る粘着ラベル発行装置は、上記本発明に係る粘着力発現ユニットと、前記粘着ラベルを所望の長さに切断するカッターユニットと、を備えていることを特徴とする。
本発明に係る粘着ラベル発行装置によれば、カッターユニットによって粘着ラベルを所望する長さにカットできるので、高品質な粘着ラベルを発行できる。
(12)本発明に係るプリンタは、上記本発明に係る粘着ラベル発行装置と、前記粘着力発現ユニットよりも前記搬送方向の上流側に配設され、前記印字可能層に印字を行う印字ユニットと、を備えていることを特徴とする。
本発明に係るプリンタによれば、粘着力発現ユニットによって粘着力を発現させる前に、印字可能層に所望の情報を安定して印字できるので、明瞭な印字を行える。そして、その後に粘着力が発現した粘着ラベルを、搬送不良を招くことなく確実に排出できるので、高品質な粘着ラベルを得ることができる。
本発明によれば、粘着力を発現させた後、搬送不良を経時的に招くことなく粘着ラベルを安定に搬送して排出することができるうえ、構成の簡便化を図ることができる。
本発明に係る実施形態を示す図であり、粘着力発現ユニット及び粘着ラベル発行装置を具備するプリンタの構成図である。 図1に示す粘着ラベルの拡大断面図である。 図1に示す粘着力発現ユニットのサーマルヘッドの平面図である。 図3に示すサーマルヘッドのA−A断面図である。 図3に示すサーマルヘッドの電極部及び発熱素子の拡大平面図である。 粘着力発現ユニットによって、粘着力非発現領域が形成された状態で粘着力が発現された粘着ラベルの平面図である。 粘着力発現ユニットにおける排出機構の斜視図である。 排出機構における第2排出体と、粘着ラベルに形成された粘着力非発現領域との関係を示す平面図である。 排出機構の変形例を示す斜視図である。 排出機構における第2排出ローラの変形例を示す図であって、(a)は側面図であり、(b)は(a)におけるB−B断面図である。 本実施形態の変形例を示す図であり、サーマルヘッドと第2排出体とを連結する連結部材の平面図である。 本実施形態の変形例を示す図であり、サーマルヘッドと第2排出体との間に読み取りセンサ及び表示ユニットが配設された状態を示す側面図である。 図12に示す状態を上方から見た平面図である。 図13に示す状態において、表示ユニットのLEDを発光させた状態を示す図である。 本実施形態の変形例を示す図であり、排出機構の下流側に検知部、及び第2の排出機構が配設された状態を示す平面図である。 図15に示す状態を側方から見た側面図である。 粘着力非発現領域の変形例を示す、粘着ラベルの平面図である。 図17に示す粘着力非発現領域の中心線上に第2排出ローラが位置している状態を示す図である。 図17に示す粘着力非発現領域の中心線上からはずれた位置に第2排出ローラが位置している状態を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態を、図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態のプリンタ(サーマルプリンタ)1は、帯状の粘着ラベル10がロール状に巻回されたロール紙Rを使用し、該ロール紙Rから繰り出された粘着ラベル10に印字を行った後、所定の長さに切断すると共に、該粘着ラベル10に粘着力を発現させた状態でラベル発行する装置である。
なお、本実施形態では、図1に示す状態において、粘着ラベル10の搬送方向を矢印Fで示し、ロール紙R側を搬送方向の上流側(以下、単に上流側という)、その反対方向を搬送方向の下流側(以下、単に下流側という)とする。
(粘着ラベル)
はじめに、帯状の粘着ラベル10が巻回された上記ロール紙Rは、プリンタ1の上流側に配設されたロール紙収容部2内に回転可能に収容保持されている。
粘着ラベル10は、図2に示すように、基材11と、該基材11の一方の面上に積層された印字可能層12と、基材11の他方の面上に積層された粘着層13と、該粘着層13を被覆してその粘着を規制する非粘着性の機能層14と、を備えている。
なお、本実施形態では、粘着ラベル10における印字可能層12側を表面(一方の面)側とし、機能層14側を裏面(他方の面)側とする。
印字可能層12は、加熱によって発色する感熱性記録層であり、基材11の表面上に全面に亘って形成されている。粘着層13は、例えば水、溶剤や熱等を用いなくても常温で僅かな圧力を短時間加えるだけで粘着性が発現される感圧性粘着剤からなる層であり、基材11の裏面上に全面に亘って形成されている。
なお、上記感圧性粘着剤としては、凝集力と弾性力とを共に有し、且つ高い粘着性を有する一方、容易に剥離可能とされるものが好ましい。但し、粘着層13は、感圧性粘着剤からなるものに限定されず、例えば、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ポリイソブチレンゴム等のゴム系粘着剤や、ガラス転移点の低いモノマーと高いモノマーとを共重合した非架橋系のアクリル系粘着剤や、高凝集力のシリコンと高粘着力のシリコンレジンとからなるシリコン系粘着剤等からなるものであっても構わない。
機能層14は、粘着層13を全面に亘って被覆する層であり、加熱によって穿孔(孔)15が形成される感熱性フィルム等からなる。上記穿孔15は、後述する粘着力発現ユニット6におけるサーマルヘッド30の発熱素子31によって局所的に加熱されることで開口される。そして、この穿孔15が形成されることで粘着層13が穿孔15を通じて外部に露出し、これにより粘着力が発現される。
(プリンタ)
続いて、プリンタ1について説明する。
図1に示すように、プリンタ1は、上記ロール紙収容部2と、ロール紙Rから繰り出された帯状の粘着ラベル10の印字可能層12に印字を行う印字ユニット3と、印字ユニット3で印字された粘着ラベル10を所望の長さにカットすると共に、加熱によって粘着力を発現させる粘着ラベル発行装置4と、を備えている。
(印字ユニット)
印字ユニット3は、粘着ラベル10を挟んで対向配置された印字用プラテンローラ20、及び印字用サーマルヘッド21を備えており、ロール紙収容部2と粘着ラベル発行装置4との間に配設されている。
印字用サーマルヘッド21は、粘着ラベル10の幅方向に沿って多数の発熱素子21aが配列されたラインサーマルヘッドであり、粘着ラベル10の表面側に配設されている。この印字用サーマルヘッド21は、図示しないコイルバネ等の弾性部材によって粘着ラベル10側に付勢され、該粘着ラベル10を挟んで印字用プラテンローラ20の外周面に対して圧接されている。
印字用プラテンローラ20は、粘着ラベル10の裏面側に配設され、図示しない駆動源から伝達された回転力により回転させられる。
この印字ユニット3では、印字用サーマルヘッド21と印字用プラテンローラ20との間に粘着ラベル10を挟持した状態で、駆動源の駆動により印字用プラテンローラ20を回転させることで、粘着ラベル10をロール紙Rから繰り出して下流側に搬送することが可能とされる。
なお、印字ユニット3とロール紙収容部2との間には、粘着ラベル10を厚さ方向に挟持しながら下流側に向けて搬送する第1搬送ローラ23が配設されている。
(粘着ラベル発行装置)
粘着ラベル発行装置4は、印字ユニット3で印字された粘着ラベル10を所望の長さにカットするカッターユニット5と、該カッターユニット5でカットされた粘着ラベル10を加熱して粘着力を発現させる粘着力発現ユニット6と、を備えている。
なお、本実施形態では、粘着力発現ユニット6よりもカッターユニット5の方が上流側に配設されている場合を説明する。
(カッターユニット)
カッターユニット5は、固定刃25及び可動刃26を有しており、印字ユニット3よりも下流側に配設されている。固定刃25及び可動刃26は、粘着ラベル10を厚さ方向に挟んで互いに刃先が向かい合うように配設されている。このうち固定刃25は粘着ラベル10の裏面側に配設され、可動刃26は粘着ラベル10の表面側に配設されている。但し、固定刃25を粘着ラベル10の表面側に配設し、可動刃26を粘着ラベル10の裏面側に配設しても構わない。
可動刃26は、カッター駆動部27によって、固定刃25に対して接近離間可能にスライド自在とされており、固定刃25との間で粘着ラベル10を上下に挟み込みながら切断することが可能とされている。
なお、このカッターユニット5よりも下流側には、粘着ラベル10を厚さ方向に挟持しながら、さらに下流側に向けて搬送する第2搬送ローラ28が配設されている。
(粘着力発現ユニット)
粘着力発現ユニット6は、粘着ラベル10を加熱して機能層14に穿孔15を形成することで粘着力を発現させる粘着力発現用のサーマルヘッド30と、粘着ラベル10をサーマルヘッド30との間で挟み込みながら下流側に搬送させる粘着力発現用のプラテンローラ40と、これらサーマルヘッド30及びプラテンローラ40よりも下流側に配設され、粘着力が発現された粘着ラベル10を厚さ方向から挟持しながらさらに下流側に位置する排出位置Sまで搬送する排出機構50と、を備えている。
サーマルヘッド30は、粘着ラベル10の幅方向に沿って一列に配列された複数の発熱素子31を有し、粘着ラベル10の機能層14を各発熱素子31により各別に加熱することで該機能層14に穿孔15を形成することが可能なラインサーマルヘッドとされ、粘着ラベル10の裏面側に配設されている。
具体的には、このサーマルヘッド30は、図3及び図4に示すように、放熱性基板であるセラミック基板32と、該セラミック基板32上に全面に亘って積層されたグレーズ層(蓄熱層)33と、該グレーズ層33上に積層された発熱素子31及び電極部34と、発熱素子31及び電極部34の一部を保護する保護層35と、を備えている。
セラミック基板32は、ヘッド支持部材41(図1参照)によって支持されている。このヘッド支持部材41は、粘着ラベル10の幅方向に延びたシャフト42によって支持されていると共に、このシャフト42回りに回動自在とされている。また、ヘッド支持部材41は、図示しないコイルバネ等によってプラテンローラ40側に付勢されている。そのため、サーマルヘッド30は、プラテンローラ40の外周面に対して圧接されている。これにより、粘着ラベル10は、サーマルヘッド30とプラテンローラ40との間に挟み込まれ、サーマルヘッド30に対して押し付けられた状態とされている(図1参照)。
上記グレーズ層33は、例えば印刷されたガラスペーストが所定の温度(例えば1300℃〜1500℃)で焼成されることで形成された層とされている。発熱素子31は、グレーズ層33上に、例えばTa−SiO2等からなる発熱抵抗体をスパッタ等で積層し、その後、フォトリソグラフィ技術等によってパターニングされることで形成されている。この際、図5に示すように、発熱素子31はセラミック基板32の長手方向に沿って一列に所定のピッチPで等間隔に配列されている。
電極部34は、図3〜図5に示すように、グレーズ層33上に例えばAl、Cu、Au等をスパッタ等で積層し、その後、フォトリソグラフィ技術等によってパターニングされることで形成されたものであって、上記した複数の発熱素子31の全てに導通した共通電極部34aと、各発熱素子31に対して各別に導通した個別電極部34bと、で構成されている。これにより、電極部34を通じて複数の発熱素子31のそれぞれに対して熱エネルギーを印加して、各別に発熱させることが可能とされている。
上記した各個別電極部34bには、樹脂等からなる封止部36で保護されたIC部37が搭載されている。このIC部37は、図1に示すCPU38と協働して、発熱素子31に対する上記発熱を制御している。
よって、これらIC部37及びCPU38は、複数の発熱素子31に対して電極部34を介して熱エネルギーを各別に印加して、その発熱を制御する制御部39として機能する。なお、制御部39は、その他各構成品の作動を総合的に制御している。
保護層35は、電極部34及び発熱素子31の酸化や摩耗を防止するための層であって、例えばSi−O−N、或いはSi−Al−O−N等の硬質金属酸化物等から形成されている。そして、この保護層35は、複数の発熱素子31及び共通電極部34aを完全に覆って保護していると共に、個別電極部34bの一部を覆って保護している。
図1に示すようにプラテンローラ40は、制御部39によって駆動が制御された図示しない駆動モータによって回転させられるゴムローラであって、粘着ラベル10の上面側に配設されており、粘着ラベル10をサーマルヘッド30との間で挟み込みながら下流側に搬送させている。
ところで、CPU38及びIC部37からなる制御部39は、プラテンローラ40の駆動に伴って複数の発熱素子31に熱エネルギーへの印加を繰り返し行うことで、粘着ラベル10の機能層14に複数の穿孔15を形成することで、所望する範囲に粘着力を発現させることが可能とされている。
特に制御部39は、この粘着力を発現させる際、図6に示すように、粘着ラベル10の下流端10aから搬送方向に沿って機能層14が連続的に延びた粘着力非発現領域45が形成されるように、発熱素子31に対して印加を行うように制御している。
しかも、本実施形態では、上記粘着力非発現領域45が粘着ラベル10の幅方向に間隔をあけて2本形成され、且つ、各粘着力非発現領域45が粘着ラベル10のラベルエッジである幅方向両端部10bから所定距離以上、内側に離間して形成されるように、制御部39が印加の制御を行っている。
(排出機構)
図1及び図7に示すように、上記排出機構50は、粘着ラベル10の表面側に配設された第1排出体51と、粘着ラベル10の裏面側に配設された第2排出体52と、を備え、これら第1排出体51及び第2排出体52の間で粘着ラベル10を挟持しながら該粘着ラベル10を下流側の排出位置Sまで搬送させている。
第1排出体51は、粘着ラベル10の幅方向に延びた第1軸体53と、該第1軸体53に取り付けられた第1排出ローラ54と、を備えている。
第1軸体53は、その両端部が図示しない支持体によって回転自在に支持されている。第1排出ローラ54は、少なくとも粘着ラベル10よりも幅広に形成されたゴムローラであり、且つ粘着ラベル10の搬送に伴って回転する従動ローラとされている。
第2排出体52は、粘着ラベル10を挟んで上記第1軸体53と向かい合うように平行に配設された第2軸体55と、この第2軸体55に取り付けられた第2排出ローラ(排出ローラ)56と、を備えている。
第2軸体55は、その両端部が図示しない支持体によって回転自在に支持されており、一方の端部側に駆動歯車57が固定されている。そして、第2軸体55は、この駆動歯車57を介して図示しない駆動源(モータ等)からの回転力が伝達されることで回転する。なお、駆動源は、上記制御部39によって作動が制御されている。
第2排出ローラ56は、粘着力非発現領域45の形成数に対応して2つ設けられており、図7及び図8に示すように、粘着ラベル10の幅方向に、粘着力非発現領域45と同じ間隔をあけて配設されている。各第2排出ローラ56は、粘着力非発現領域45を介して粘着ラベル10を第1排出体51における第1排出ローラ54との間で挟持しながら、第2軸体55の回転に伴って回転する駆動ローラとされている。
つまり、第2軸体55及び第2排出ローラ56を回転させることで、粘着力が発現された粘着ラベル10を下流側の排出位置Sまで搬送することが可能とされている。このとき、2つの第2排出ローラ56は、粘着力非発現領域45と同じ間隔をあけて配設されているので、粘着ラベル10の搬送に伴って各粘着力非発現領域45上を相対的に走行することが可能とされている。よって、第2排出ローラ56を粘着層13に接触させることなく、搬送することが可能とされている。
(プリンタの作動)
次に、上述したプリンタ1の動作について説明する。
はじめに、プリンタ1の作動準備を行う。具体的には、図1に示すように、ロール紙収容部2内にロール紙Rをセットした後、該ロール紙収容部2から粘着ラベル10を引き出し、その粘着ラベル10の下流端10aを第1搬送ローラ23間に差し込む。また、予め必要なラベル情報を制御部39に入力しておく。ラベル情報としては、例えば粘着ラベル10の幅のサイズや、印字データ、粘着力を発現させる穿孔15の形成パターンデータ等が挙げられる。そして、プリンタ1の作動を開始すると、制御部39は各構成品を順次作動させる。
すると、第1搬送ローラ23が回転し、粘着ラベル10が下流側に搬送されて印字ユニット3に供給される。印字ユニット3に供給された粘着ラベル10は、印字用プラテンローラ20と印字用サーマルヘッド21との間で挟み込まれながら下流側に向けて搬送される。このとき、印字用サーマルヘッド21が駆動して、印字データに応じた印字動作を実施する。これにより、粘着ラベル10が印字用プラテンローラ20と印字用サーマルヘッド21との間を通過する際に、粘着ラベル10の印字可能層12に印字データに基づいた印刷が順次なされる。
続いて、印字ユニット3を通過した粘着ラベル10は、カッターユニット5に供給され、固定刃25と可動刃26との間を通過しながら下流側に搬送される。そして、粘着ラベル10が所望の長さ分だけ通過すると、制御部39がカッター駆動部27を作動させ、可動刃26を固定刃25に向けてスライド移動させる。これにより、粘着ラベル10を可動刃26と固定刃25との間で挟み込みながら切断することができ、所望の長さに調整された粘着ラベル10とすることができる。
なお、粘着ラベル10が所望の長さ分だけ通過したことを検出する方法としては、例えば図示しない光学センサやマイクロスイッチ等を用いたり、又はラベル情報によるラベル長さ寸法とラベル送り量の計算値とに基づいて検出したりすることが可能である。
続いて、カッターユニット5を通過した粘着ラベル10は、第2搬送ローラ28により下流側に搬送されて、粘着力発現ユニット6に供給される。すると、粘着ラベル10は、サーマルヘッド30とプラテンローラ40との間に送られ、該プラテンローラ40によってサーマルヘッド30に押し付けられながら下流側に搬送される。
この間、制御部39がサーマルヘッド30の複数の発熱素子31に対して熱エネルギーを各別に印加させるので、印加された各発熱素子31はその熱エネルギーの熱量で発熱する。そのため、プラテンローラ40によってサーマルヘッド30に押し付けられている粘着ラベル10の機能層14のうち、保護層35を介して各発熱素子31が接している部分だけを局所的に加熱することができ、その部分を溶融させて穿孔15(図2参照)を形成することができる。この穿孔15が形成されることで、該穿孔15を通じて粘着層13が露出するので、粘着力を発現させることができる。そして、プラテンローラ40による粘着ラベル10の搬送に伴って、複数の発熱素子31への印加を繰り返し行うことで、粘着ラベル10の所望する領域に粘着力を発現させることができる。
ところで、制御部39は上記粘着力を発現させる際、図6に示すように、粘着ラベル10の下流端10aから搬送方向に沿って機能層14が連続的に残るように、特定の発熱素子31に対しては印加を行わないように制御する。これにより、粘着力の発現と同時に、下流端10aから搬送方向に沿って延びる2本の粘着力非発現領域45を形成することができる。
そして、粘着力が発現された粘着ラベル10は、排出機構50における第1排出体51と第2排出体52との間に供給される。そして、第2排出体52における第2排出ローラ56の回転によって、第1排出体51における第1排出ローラ54との間で粘着ラベル10を挟持しながら下流側に位置する排出位置Sまで搬送することができる。
この際、第2排出ローラ56は、図8に示すように、粘着力非発現領域45を介して粘着ラベル10を第1排出ローラ54との間で挟持するので、粘着層13に接触することがない。しかも、この第2排出ローラ56は、粘着ラベル10の搬送に伴って粘着力非発現領域45上を相対的に走行するので、第2排出ローラ56への付着を防止しながら、粘着ラベル10を安定に排出位置Sまで搬送して排出させることができる。
(作用効果)
このように本実施形態のプリンタ1によれば、従来のものとは異なり、粘着層13と第2排出ローラ56との接触自体を防止できるので、粘着力を発現させた後、搬送不良を経時的に招くことなく安定して搬送でき、確実な排出を行うことができる。従って、高品質な粘着ラベル10を発行することができる。
特に、2つの第2排出ローラ56を利用するので、粘着ラベル10をより安定して搬送することができる。しかも、粘着力非発現領域45は、粘着ラベル10の幅方向両端部10bよりも内側に離間して形成されているので、発行された粘着ラベル10を対象物に貼り付けた際、ラベルエッジ(幅方向両端部10b)が剥がれてしまうことを防止できる。よって、この点においても粘着ラベル10の品質を高めることができる。
なお、2本の粘着力非発現領域45は、粘着ラベル10の幅方向両端部10bから5mm以上内側に離間した位置する形成することが好ましい。
また、粘着力非発現領域45に対応して第2排出ローラ56を配設するだけの簡便な構成ですむので、特殊な構成等を採用する必要もなく構成の簡便化を図ることができる。従って、大型化や高コスト化等を招くことなく粘着力発現ユニット6を実現できる。
更に、本実施形態のプリンタ1によれば、カッターユニット5によって粘着ラベル10を所望する長さにカットできるうえ、粘着力発現ユニット6によって粘着力を発現させる前に、印字可能層12に所望の情報を安定して印字できるので、明瞭な印字を行える。この点においても高品質な粘着ラベル10を得ることができる。
(実施形態の変形例)
なお、上記実施形態では、図6に示すように、2本の粘着力非発現領域45を残し、それ以外の部分については粘着力が発現されるように発熱素子31を印加したが、この場合に限定されるものではない。少なくとも2本の粘着力非発現領域45以外の部分については、粘着力が部分的に発現されるようにしても構わない。
また、粘着力非発現領域45を2本形成したが、2本に限定されるものではなく、粘着ラベル10の横幅に応じて適宜変更して構わない。例えば、横幅が30mm前後の幅狭の粘着ラベル10の場合には、横幅方向の中央部に粘着力非発現領域45を1本だけ形成しても構わないし、横幅が120mm前後の幅広の粘着ラベル10の場合には、幅方向に間隔をあけて粘着力非発現領域45を3本以上形成しても構わない。
なお、粘着力非発現領域45の形成本数に応じて第2排出ローラ56を設ければ良い。
また、粘着力非発現領域45の形成幅としては5mm以下の幅狭とすることが好ましい。このようにすることで、その分、粘着力を発現させる領域を大きく確保し易くなり、粘着力をより高め易い。なお、粘着力非発現領域45の形成幅が5mm以上ある場合には、粘着ラベル10を商品等の被着体に貼り付けた際に、粘着力非発現領域45が被着体から浮き易くなり、被着体との間に隙間が生じてしまう。よって、物流等の行き先表示ラベルに用いた場合、荷物と荷物との擦り合い等でこの隙間の引っ掛かりによって粘着ラベル10自体が破れてしまうおそれもある。
また、上記実施形態では、第1搬送ローラ23及び第2搬送ローラ28を具備したが、これらは必須なものではなく具備しなくても構わないし、搬送経路等に応じて3つ以上設けても構わない。また、その設置位置は自由に設定して構わない。
また、上記実施形態では、カッターユニット5を粘着力発現ユニット6よりも上流側に配設したが、この位置に限定されるものではなく、例えばサーマルヘッド30及びプラテンローラ40と、排出機構50と、の間に配設しても構わない。但し、粘着力発現ユニット6よりも上流側に配設することで、粘着力を発現させる前段階で粘着ラベル10をカットできるので、より好ましい。
また、上記実施形態では、第1排出ローラ54を従動ローラとし、第2排出ローラ56を駆動ローラとしたが、この場合に限定されるものではない。例えば、第1排出ローラ54を駆動ローラとし、第2排出ローラ56を従動ローラとしても構わない。又は、第1排出ローラ54及び第2排出ローラ56の両方を駆動ローラとしても構わない。
いずれにしても、第1排出体51と第2排出体52との間で粘着ラベル10を挟持しながら下流側に搬送できるように構成されていれば良い。また、第2排出ローラ56を駆動ローラとして構成する場合、第1排出体51をローラ等で構成する必要はない。例えば、粘着ラベル10の印字可能層12を摺接させながら下流側に案内する案内ガイド板を、第1排出体51として採用しても構わない。
また、上記実施形態において、図9に示すように、第2排出ローラ56の外周面を、全周に亘って周方向に凹凸を繰り返す凹凸面56aとしても構わない。なお、図示の場合には、側面視三角状の凹部と凸部とが周方向に繰り返した凹凸面56aにより、第2排出ローラ56が歯車状に形成されている場合を図示している。但し、側面視半円状の凹部と凸部とが周方向に繰り返す凹凸面56aであっても構わない。
このように、第2排出ローラ56の外周面を凹凸面56aとすることで、粘着力非発現領域45に食い込ませた状態で第2排出ローラ56を粘着ラベル10に接触させることができる。従って、滑り等を生じさせることなく、粘着ラベル10を安定して搬送し易い。
更に、この場合には、粘着ラベル10に上記凹凸面56aの痕(第2排出ローラ56の走行痕)が点線状に残り易い。そのため、この痕が粘着力非発現領域45に沿って形成されているか否かで、粘着力非発現領域45が形成された粘着ラベル10に対する第2排出ローラ56の設置位置が正しいか否かを判別することが可能である。仮に、上記痕が粘着力非発現領域45からずれていた場合には、上記痕が粘着力非発現領域45上に乗るように第2排出ローラ56の位置を調整すれば良い。これにより、より安定した粘着ラベル10の搬送を行える。
更に、図10に示すように、円板状のローラ本体60と、該ローラ本体60の外周面に取り付けられたOリング(環状の弾性リング)61と、で第2排出ローラ56を構成しても構わない。
ローラ本体60は、肉厚とされて剛性が確保されており、中央部には第2軸体55に連結する連結孔60aが形成されている。また、ローラ本体60の外周面には、厚み方向の中央部に環状溝60bが形成されている。そして、この環状溝60b内にOリング61が嵌合固定されている。この際、Oリング61の外径はローラ本体60の外径よりも拡径しており、このOリング61の部分だけが粘着力非発現領域45に接する。
このように第2排出ローラ56を構成した場合には、Oリング61の部分だけを粘着力非発現領域45に接触させることができるので、Oリング61の厚みに対応して粘着力非発現領域45の形成幅を狭めることができる。従って、その分、粘着力を発現させる領域を大きく確保し易くなり、粘着力をより高め易い。その一方、ローラ本体60の剛性を確保できるので、第2排出ローラ56としての信頼性を高め易い。
また、Oリング61の弾性を利用して、Oリング61と粘着力非発現領域45とを適度な接触抵抗で接触させることができるので、滑り等を生じさせることなく粘着ラベル10を安定して搬送し易い。
ところで、上記実施形態における粘着力発現ユニット6によれば、粘着ラベル10に粘着力を発現させる際に同時に形成した粘着力非発現領域45上を、第2排出ローラ56が相対的に走行するように構成することで、粘着層13との接触を防止して搬送不良を経時的に抑制している。このような作用効果を奏効するには、粘着ラベル10の幅方向における粘着力非発現領域45の位置と第2排出ローラ56の位置との相対関係が重要とされ、両者の位置を位置合わせさせる(一致させる)必要がある。
例えば、ヘッド支持部材41に対するサーマルヘッド30の取付け位置誤差、発熱素子31の形成位置誤差、ヘッド支持部材41自体の取り付け誤差等によって、両者の相対位置がずれてしまうので、位置合わせが必要とされる。また、一旦位置合わせした場合であっても、例えばサーマルヘッド30を交換した場合や、幅の異なる粘着ラベル10を使用するにあたって第2排出ローラ56の位置を動かした場合や、粘着力非発現領域45の形成位置を変更した場合等、再度の位置合わせが必要とされる。
そこで、第2軸体55に対して第2排出ローラ56を簡便に移動可能に構成すると共に、任意の位置で第2排出ローラ56を第2軸体55に対して固定できるように構成することが好ましい。
例えば、第2軸体55を挟持する機能と該挟持を解除する機能とがワンタッチで切り替え可能なクリップ部材等を介して、第2排出ローラ56を第2軸体55に取り付ける等の構成を採用しても良い。なお、手動に限定されるものではなく、例えばアクチュエータ等を利用して電動により第2排出ローラ56の位置を変更しても構わない。
このように構成することで、粘着ラベル10に形成された粘着力非発現領域45の位置に応じて、第2排出ローラ56の位置を微調整することが可能となり、粘着ラベル10の幅方向における粘着力非発現領域45と第2排出ローラ56との相対位置を容易に位置合わせすることができる。
或いは、第2排出ローラ56の位置に応じて発熱素子31の印加パターンを変更し、粘着力非発現領域45の形成位置を微調整しても構わない。この場合であっても、粘着ラベル10の幅方向における粘着力非発現領域45と第2排出ローラ56との相対位置を容易に位置合わせすることができる。
更には、上述した、第2排出ローラ56の位置調整と、粘着力非発現領域45の形成位置調整と、を互いに組み合わせることで位置合わせを行っても良い。
以下、さらに具体的な位置合わせ方法について説明する。
(第1の位置合わせ方法)
粘着ラベル10がサーマルヘッド30とプラテンローラ40との間を通過し、排出機構50に達する手前で一旦停止するように、制御部39によって各構成品を制御するように構成しても良い。
このようにすることで、粘着力非発現領域45の位置と第2排出ローラ56との位置ズレ量を容易に確認することが可能になるので、第2排出ローラ56の位置調整を精度良く行い易い。これにより、粘着ラベル10の幅方向における粘着力非発現領域45と第2排出ローラ56との相対位置を精度良く位置合わせすることができる。
(第2の位置合わせ方法)
また、粘着ラベル10と同一に構成した、位置合わせ専用の図示しない専用ラベルを準備し、該専用ラベルを利用して位置合わせするように構成しても良い。
この場合、専用ラベルにおける印字可能層12には、例えば幅方向に目盛り等のマークを予め印刷しておく。そして、サーマルヘッド30により、専用ラベルに粘着力非発現領域45を形成する。これにより、上記マークを指標として粘着力非発現領域45の位置に第2排出ローラ56の位置を合わせることができるので、第2排出ローラ56の位置調整を精度良く行い易い。これにより、粘着ラベル10の幅方向における粘着力非発現領域45と第2排出ローラ56との相対位置を、マークを介して精度良く位置合わせすることができる。
なお、専用ラベルに上記マークを予め印刷しておく必要はなく、印字ユニット3を利用して専用ラベルにおける印字可能層12にマークを印刷しても構わない。
(第3の位置合わせ方法)
また、サーマルヘッド30に対する第2排出ローラ56の粘着ラベル10の幅方向に沿った相対位置を位置決めした状態で、サーマルヘッド30と第2排出体52とを互いに連結部材を利用して連結するように構成しても良い。
具体的には、図11に示すように、ヘッド支持部材41を回動自在に支持しているシャフト42には、第1板部材70及び第2板部材71がヘッド支持部材41を間に挟んで向かい合うように固定されている。これら第1板部材70及び第2板部材71は、第2排出体52における第2軸体55側に向けて延びている。そして、第2軸体55は、第1板部材70及び第2板部材71にそれぞれ形成された貫通孔70a、71a内に挿通されている。
上記したように、シャフト42と第1板部材70及び第2板部材71とは互いに固定されているが、ヘッド支持部材41はシャフト42に対して移動可能とされている。
また、シャフト42には、第1板部材70に当接するように度当たり部72が固定されていると共に、ヘッド支持部材41と第2板部材71との間に付勢部材73が外挿されている。この付勢部材73は、例えばコイルバネであり、ヘッド支持部材41を第1板部材70側に向けて付勢している。これにより、ヘッド支持部材41は、度当たり部72に当接しており、該度当たり部72を介して第1板部材70に対して位置決めされている。
一方、第2軸体55にも、度当たり部74が固定されていると共に、第2排出ローラ56と第2板部材71との間に付勢部材75が外挿されている。この付勢部材75は、例えばコイルバネであり、第2排出体52の全体を第1板部材70側に向けて付勢している。これにより、度当たり部74は第1板部材70に当接し、第2排出体52はこの度当たり部74を介して第1板部材70に対して位置決めされている。
つまり、サーマルヘッド30と第2排出体52とは、共通の第1板部材70に対して互いに位置決めされている。なお、上記した第1板部材70、第2板部材71、度当たり部72、74、付勢部材73、75は、上記した連結部材76を構成する。
上記のように構成した場合には、連結部材76により、サーマルヘッド30に対する第2排出ローラ56の粘着ラベル10に幅方向に沿った相対位置を位置決めできる。従って、サーマルヘッド30によって形成された粘着力非発現領域45の位置と、第2排出ローラ56の位置と、を粘着ラベル10の幅方向で精度良く位置合わせし易い。
(第4の位置合わせ方法)
また、LEDによる表示によって、第2排出ローラ56の設置位置を示すように構成しても良い。
具体的には、図12及び図13に示すように、サーマルヘッド30と第2排出体52との間に、粘着ラベル10の表面状態を読み取る読み取りセンサ80と、粘着ラベル10の幅方向に沿って複数のLED81が配列された表示ユニット82と、が配設されている。
読み取りセンサ80は、サーマルヘッド30の下流側において粘着ラベル10の裏面側に配設されており、例えば粘着ラベル10の幅方向に延びたライン状のイメージセンサである。表示ユニット82は、読み取りセンサ80の下流側において粘着ラベル10の裏面側に配設されており、制御部39によって発光が各別に制御される複数のLED81が狭ピッチで一列に並んでいる。
また、この場合の制御部39は、粘着ラベル10に粘着力を発現させるモード(粘着力発現モード)と、第2排出ローラ56の位置調整を行う位置調整モードと、に切替可能とされている。
例えば、制御部39におけるCPU38に位置調整モード移行用のハードスイッチを内蔵させ、このハードスイッチを作動させることで位置調整モードへの切り替えが可能とされている。但し、この場合に限られず、例えば、1つのスイッチの長押しや、2つのスイッチを同時押しすること等で、位置調整モードに移行するように機能割り当てを行っても構わない。
そして、制御部39は、位置調整モードに移行した際、サーマルヘッド30の複数の発熱素子31のうち、粘着力非発現領域45を形成するために印加を行わなかった発熱素子31に対して、印加を行うように制御する。
また、上記読み取りセンサ80は、位置調整モード移行時に、粘着ラベル10の表面状態を読み取ると共に、その読み取った表面状態の変化に基づいて印加された発熱素子31の位置を特定して、制御部39への出力を行う。
そして、制御部39は、表示ユニット82における複数のLED81のうち、読み取りセンサ80で特定された発熱素子31に対して粘着ラベル10の幅方向の同じ位置に配置されているLED81が発光するように、表示ユニット82の制御を行う。
このような構成のもと位置合わせを行う場合について説明する。なお、ここでは、位置合わせ時に、粘着ラベル10を上下反転させた状態で行う場合を例に挙げて説明する。
まず、位置調整モードへの切換えを行った後、上下反転された粘着ラベル10をサーマルヘッド30とプラテンローラ40との間に供給する。すると、制御部39は、粘着力を発現させる際に印加を行わなかった発熱素子31に対して印加を行う。これにより、図14に示すように、粘着ラベル10の印字可能層12に、粘着力非発現領域45が形成される位置に対応した縦ライン85を印刷することができる。なお、このとき粘着ラベル10の下流端10aに少なくとも縦ライン85が現れるように印刷を行う。
そして、粘着ラベル10が下流側に搬送されて読み取りセンサ80に達すると、該読み取りセンサ80は粘着ラベル10の表面状態の変化に基づいて、上記縦ライン85の位置(即ち、さきほど印加された発熱素子31の位置)を特定し、その旨を制御部39に出力する。すると、制御部39は表示ユニット82を作動させて、複数のLED81のうち、読み取りセンサ80で特定された発熱素子31に対して粘着ラベル10の幅方向の同じ位置に配置されているLED81a(縦ライン85と粘着ラベル10の幅方向の同じ位置に配置されているLED81)を発光させる。
これにより、発光したLED81aの位置を確認することで、粘着力非発現領域45が形成される位置を正確に把握することができる、従って、発光したLED81aの位置に、第2排出ローラ56の位置を合わせることで、粘着力非発現領域45と第2排出ローラ56とを高精度に位置合わせすることができる。
なお、LED81を発光させる場合には、点燈させても構わないし、点滅させても構わない。また、位置調整モード時に粘着ラベル10を上下反転させたが、上下反転させなくても構わない。この場合には、粘着ラベル10の裏面側に、粘着層13をライン状に露出させることができる。従って、読み取りセンサ80によってライン状に露出した粘着層13の位置を特定でき、その位置に対応したLED81を発光させれば良い。この場合であっても、粘着力非発現領域45と第2排出ローラ56とを高精度に位置合わせすることができる。
なお、この場合には、ライン状に露出した粘着層13が第2排出ローラ56に接触する前に粘着ラベル10の搬送を停止すれば良い。
(第5の位置合わせ方法)
また、第2排出ローラ56への貼り付きに起因する粘着ラベル10の垂れ下がりの有無を利用して、位置合わせを行っても構わない。
具体的には、図15及び図16に示すように、排出機構50よりも下流側に、該排出機構50によって搬送されてきた粘着ラベル10の垂れ下がりを検知する検知部90が配設されている。なお、図示の例では、検知部90よりも下流側に、排出機構50と同一構成とされた第2の排出機構91が配設されている。よって、この第2の排出機構91については説明を省略する。
上記検知部90は、粘着ラベル10の裏面側に配設されており、排出機構50における第2排出ローラ56への粘着ラベル10の貼り付きによって、該粘着ラベル10に垂れ下がりが生じたことを、接触又は非接触で検知するセンサである。この種のセンサとしては、例えばフォトセンサやマイクロセンサ等が挙げられる。
このような構成のもと、位置合わせを行う場合について説明する。なお、排出機構50における第2排出ローラ56と、第2の排出機構91における第2排出ローラ56とは粘着ラベル10の幅方向において同位置に位置しているものとする。
この場合には、粘着力非発現領域45と排出機構50における第2排出ローラ56とが位置合わせされている場合、排出機構50によって排出位置Sに向かって搬送される粘着ラベル10は、垂れ下がることなく第2の排出機構91に搬送され、該第2の排出機構91によってさらに下流側に搬送される。
これに対して、粘着力非発現領域45と排出機構50における第2排出ローラ56との位置が粘着ラベル10の幅方向にずれている場合には、粘着ラベル10の粘着層13が第2排出ローラ56に貼り付いてしまう。そのため、粘着ラベル10が第2排出ローラ56に巻き付いてしまい、図16に示すように垂れ下がりが生じてしまう。すると、検知部90がこの粘着ラベル10の垂れ下がりを検知して、制御部39にその旨を出力する。
従って、制御部39は検知部90による検知の有無に基づいて、粘着力非発現領域45と第2排出ローラ56との位置合わせが正しいか否かを容易に判断することができるうえ、検知の有無を利用して第2排出ローラ56の位置調整を容易に行い易い。
なお、検知部90が検知した場合には、サーマルヘッド30の出力の停止、及び排出機構50の作動の停止を直ちに行う一方、第2の排出機構91における第2排出ローラ56の回転を継続することが好ましい。このようにすることで、粘着ラベル10の巻き付きを解除でき、紙ジャムした粘着ラベル10を取り出し易くなる。
ところで、上記検知部90を利用する場合において、制御部39を粘着ラベル10に粘着力を発現させるモード(粘着力発現モード)と、第2排出ローラ56の位置調整を行う位置調整モードと、に切替可能としても良い。
そして、位置調整モードに移行した際、図17に示すように、横幅が粘着ラベル10の下流端10aから段階的に狭くなった状態で粘着力非発現領域45が形成されるように発熱素子31に対して印加を行うように制御させる。
この場合には、位置調整モードに切り替えることで、制御部39は一定幅の粘着力非発現領域45ではなく、図17に示すように横幅が粘着ラベル10の下流端10aから段階的に狭くなる階段状の粘着力非発現領域45が形成されるように、発熱素子31に印加を行う。そのため、検知部90が検知した際の粘着力非発現領域45の横幅から第2排出ローラ56の位置がどの程度ずれているのか把握でき、位置調整を行い易い。
詳細に説明する。
図18に示すように、粘着力非発現領域45の位置と第2排出ローラ56の位置とが一致している場合には、粘着力非発現領域45の中心線O上に第2排出ローラ56が位置している。この場合には、第2排出ローラ56が粘着層13に触れることなく、粘着力非発現領域45上を走行する。よって、検知部90が検知をすることがないので、粘着力非発現領域45の位置と第2排出ローラ56の位置とが正しく位置合わせされていると判断できる。
これに対して、図19に示すように、粘着力非発現領域45の位置と第2排出ローラ56の位置とがずれている場合には、粘着力非発現領域45の中心線O上に第2排出ローラ56が位置していない状態となる。そのため、この場合には、粘着ラベル10の搬送に伴って第2排出ローラ56が途中で粘着層13に触れてしまい、これにより第2排出ローラ56への粘着ラベル10の巻き付きが生じてしまう。よって、粘着ラベル10の垂れ下がりが生じ、検知部90がこの垂れ下がりを検知する。
このとき、段階的に横幅が狭くなっている粘着力非発現領域45の横幅から、第2排出ローラ56が中心線Oからどの程度ずれているという、ズレ量Hを容易に把握することができる。従って、このズレ量Hだけ第2排出ローラ56を移動させることで、粘着力非発現領域45の位置と第2排出ローラ56の位置とを位置合わせすることができ、位置合わせ作業をより容易に行い易い。
更に、粘着力非発現領域45の横幅を段階的に狭める際に、粘着ラベル10の下流端10aからの搬送方向に沿った長さに関連付けて段階的に変化するようにすることが好ましい。
この場合には、検知部90が検知した際、粘着ラベル10の下流端10aから検知した位置までの粘着ラベル10の長さに基づいて、検知時における粘着力非発現領域45の横幅を制御部39で算出することが可能である。従って、第2排出ローラ56の位置が中心線Oからどの程度ずれているかのズレ量Hを速やかに把握でき、さらに容易に位置合わせ作業を行い易い。
なお、上記ズレ量Hを例えば液晶画面等の表示部に表示させたり、粘着ラベル10の印字可能層12に印字させたりすることで、作業者に報知するように構成しても構わない。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
S…排出位置
1…プリンタ
3…印字ユニット
4…粘着ラベル発行装置
5…カッターユニット
6…粘着力発現ユニット
10…粘着ラベル
10a…粘着ラベルの下流端
11…基材
12…印字可能層
13…粘着層
14…機能層
15…穿孔(孔)
30…サーマルヘッド
31…発熱素子
39…制御部
45…粘着力非発現領域
50…排出機構
51…第1排出体
52…第2排出体
56…第2排出ローラ(排出ローラ)
56a…凹凸面
60…ローラ本体
61…Oリング(弾性リング)
76…連結部材
80…読み取りセンサ
81…LED
82…表示ユニット
90…検知部

Claims (12)

  1. 基材の一方の面上に設けられた印字可能層、及び他方の面上に設けられ、非粘着性の機能層で被覆された粘着層、を具備する粘着ラベルを加熱して、その粘着力を発現させる粘着力発現ユニットであって、
    前記粘着ラベルの幅方向に沿って配列された複数の発熱素子を有し、搬送方向に沿って搬送される前記粘着ラベルに対して、前記粘着層側から加熱して前記発熱素子により前記機能層に孔を形成し、前記粘着層を露出させるサーマルヘッドと、
    複数の前記発熱素子に熱エネルギーを各別に印加して、その発熱を制御する制御部と、
    前記サーマルヘッドよりも前記搬送方向の下流側に配設されると共に、前記印字可能層側に配設された第1排出体と前記機能層側に配設された第2排出体との間で前記粘着ラベルを挟持しながらさらに下流側に位置する排出位置まで搬送する排出機構と、を備え、
    前記制御部は、
    前記孔の形成と共に、前記粘着ラベルの下流端から前記搬送方向に沿って前記機能層が連続的に延びた粘着力非発現領域が形成されるように、前記発熱素子に対して印加を行い、
    前記第2排出体は、
    前記粘着力非発現領域を介して前記粘着ラベルを前記第1排出体との間で挟持し、且つ前記粘着ラベルの搬送に伴って該粘着力非発現領域上を相対的に走行する排出ローラを備えていることを特徴とする粘着力発現ユニット。
  2. 請求項1に記載の粘着力発現ユニットにおいて、
    前記制御部は、前記粘着力非発現領域が前記粘着ラベルの幅方向に間隔をあけて複数本形成されるように前記発熱素子に対して印加を行い、
    前記排出ローラは、前記粘着力非発現領域の形成数に対応して設けられていることを特徴とする粘着力発現ユニット。
  3. 請求項1又は2に記載の粘着力発現ユニットにおいて、
    前記制御部は、前記粘着力非発現領域が前記粘着ラベルの幅方向両端部から所定距離以上、内側に離間して形成されるように前記発熱素子に対して印加を行うことを特徴とする粘着力発現ユニット。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の粘着力発現ユニットにおいて、
    前記排出ローラは、
    円板状のローラ本体と、
    前記ローラ本体の外周面に取り付けられ、該ローラ本体よりも拡径した環状の弾性リングと、を備えていることを特徴とする粘着力発現ユニット。
  5. 請求項1から3のいずれか1項に記載の粘着力発現ユニットにおいて、
    前記排出ローラの外周面は、全周に亘って周方向に凹凸を繰り返す凹凸面とされていることを特徴とする粘着力発現ユニット。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の粘着力発現ユニットにおいて、
    前記サーマルヘッドに対する前記第2排出体の前記粘着ラベルの幅方向に沿った相対位置を位置決めした状態で、前記サーマルヘッドと前記第2排出体とを互いに連結する連結部材を備えていることを特徴とする粘着力発現ユニット。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の粘着力発現ユニットにおいて、
    前記サーマルヘッドと前記第2排出体との間には、
    前記粘着ラベルの表面状態を読み取る読み取りセンサと、
    前記粘着ラベルの幅方向に沿って複数のLEDが配列された表示ユニットと、が配設され、
    前記制御部は、前記粘着ラベルに粘着力を発現させる粘着力発現モードと、前記排出ローラの位置調整を行う位置調整モードと、に切替可能とされ、該位置調整モードへの移行時に、複数の前記発熱素子のうち、前記粘着力非発現領域を形成するために印加を行わなかった発熱素子に対して印加を行い、
    前記読み取りセンサは、前記位置調整モード移行時に、前記粘着ラベルの表面状態を読み取ると共に、読み取った表面状態の変化に基づいて印加された前記発熱素子の位置を特定して、その旨を前記制御部に出力し、
    前記制御部は、複数の前記LEDのうち、前記読み取りセンサで特定された前記発熱素子に対して前記粘着ラベルの幅方向の同じ位置に配置されているLEDが発光するように、前記表示ユニットを作動させることを特徴とする粘着力発現ユニット。
  8. 請求項1から6のいずれか1項に記載の粘着力発現ユニットにおいて、
    前記排出機構よりも前記搬送方向の下流側に配設され、前記粘着ラベルの垂れ下がりを検知する検知部を備えていることを特徴とする粘着力発現ユニット。
  9. 請求項8に記載の粘着力発現ユニットにおいて、
    前記制御部は、粘着力を発現させる粘着力発現モードと、前記排出ローラの位置調整を行う位置調整モードと、に切替可能とされ、該位置調整モードへの移行時に、横幅が前記粘着ラベルの下流端から段階的に狭くなった状態で前記粘着力非発現領域が形成されるように、前記発熱素子に対して印加を行うことを特徴とする粘着力発現ユニット。
  10. 請求項9に記載の粘着力発現ユニットにおいて、
    前記制御部は、前記粘着力非発現領域の横幅が、前記粘着ラベルの下流端からの前記搬送方向に沿った長さに関連付けて段階的に変化するように、前記発熱素子に対して印加を行うと共に、前記検知部が検知した際、前記粘着ラベルの下流端から検知した位置までの長さに基づいて、検知時における前記粘着力非発現領域の横幅を算出することを特徴とする粘着力発現ユニット。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載の粘着力発現ユニットと、
    前記粘着ラベルを所望の長さに切断するカッターユニットと、を備えていることを特徴とする粘着ラベル発行装置。
  12. 請求項11に記載の粘着ラベル発行装置と、
    前記粘着力発現ユニットよりも前記搬送方向の上流側に配設され、前記印字可能層に印字を行う印字ユニットと、を備えていることを特徴とするプリンタ。
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