JP4219132B2 - 感熱性粘着シートの熱活性化装置およびその熱活性化装置を用いたプリンタ装置 - Google Patents
感熱性粘着シートの熱活性化装置およびその熱活性化装置を用いたプリンタ装置 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、通常時には非粘着性を示し、加熱されることにより粘着性を発現する感熱性粘着剤層をシート状基体の片面に形成した感熱性粘着シートの熱活性化装置およびその熱活性化装置を用いたプリンタ装置に係り、特に感熱性粘着剤およびその感熱性粘着剤の変成物の搬送手段への付着を防止または除去することのできる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、いわゆるライナーレスラベルの一種としての感熱性粘着シート(感熱性粘着ラベル)は、例えば食品のPOSラベル、物流・配送ラベル、医療用ラベル、バゲッジタグ、ビン・缶類の表示ラベルの貼付など幅広い分野で使用されている。
【0003】
この感熱性粘着ラベルは、シート状のラベル基体(例えばベースペーパー)の裏面側に通常時には非粘着性を示し加熱されることにより粘着性を発現する感熱性粘着剤層を、表面側に印刷可能面を、それぞれ形成して構成されている。
前記感熱性粘着剤は、熱可塑性樹脂、固体可塑剤等を主成分とするもので、常温では非粘着性であるが、熱活性化装置によって加熱すると活性化されて粘着性が発現する性質を有している。通常、活性化温度は50〜150℃であり、この温度領域で感熱性粘着剤中の固体可塑剤が溶融し、熱可塑性樹脂に粘着性が付与される。そして、溶融した固体可塑剤は過冷却状態を経て徐々に結晶化するため粘着性は所定時間持続され、この粘着性を有している間にガラス瓶等の対象物に貼着して使用される。
【0004】
なお、感熱性粘着ラベルの印刷可能面は、例えば感熱性発色層で構成され、一般的なサーマルヘッドを備えたサーマルプリンタ装置によって、所望の文字や画像等が印刷され、その印刷後に、前記熱活性化装置によって感熱性粘着剤層が活性化されるようになっている。
【0005】
また、前記サーマルプリンタ装置内に前記熱活性化装置を搭載し、感熱性粘着ラベルへの感熱印刷と感熱性粘着剤層の活性化を連続して行うことができるようにしたプリンタ装置も開発されつつある。
【0006】
このようなプリンタ装置は、例えば図17に示すような構成となっていた。
【0007】
図17において、符号P2はサーマルプリンタユニット、符号C2はカッターユニット、符号A2は熱活性化ユニット、符号Rはロール状に巻回された感熱性粘着ラベルを示す。
【0008】
サーマルプリンタユニットP2は、印刷用サーマルヘッド100と、該印刷用サーマルヘッド100に圧接されるプラテンローラ101と、プラテンローラ101を回転させる図示しない駆動系(例えば電動モータとギア列等)を備えている。
【0009】
そして、プラテンローラ101を図17ではD1方向(時計回り)に回動させることにより、感熱性粘着ラベルRを引き出し、引き出された感熱性粘着ラベルRに感熱方式の印刷を行ってから、D2方向(右側方向)へ搬出するようになっている。また、プラテンローラ101は、図示しない加圧手段(例えば、コイルバネや板バネ等)を備え、その弾撥力によりプラテンローラ101の表面がサーマルヘッド100に圧接されるようになっている。
感熱性粘着ラベルRは、例えば図17に示すような構成となっている。
【0010】
即ち、ラベル基体としてのベースペーパー500の一方側(図18では表面側)に、印刷可能面を形成する感熱性発色層としてのサーマルコート層501が設けられ、その上に例えば値札の枠や単位等の文字や模様等が印刷された有色印刷層502が形成されている。また、ベースペーパー500の他方側(図18では裏面側)には、熱可塑性樹脂、固体可塑剤等を主成分とする感熱性粘着剤を塗布した感熱性粘着剤層Kが形成されている。
【0011】
そして、図示しない印刷制御装置からの印刷信号に基づいて、印刷用サーマルヘッド100およびプラテンローラ101が稼働することにより感熱性粘着ラベルRのサーマルコート層501に対して所望の印刷を行うことができる。
【0012】
カッターユニットC2は、サーマルプリンタユニットP2によって感熱印刷が行われた感熱性粘着ラベルRを適当な長さで切断するためのものであり、電動モータ等の駆動源(図示省略)によって作動される可動刃200、固定刃201等から構成されている。なお、可動刃200は図示しない制御装置の制御により所定のタイミングで作動される。
【0013】
熱活性化ユニットA2は、例えば図示しない駆動源によって回動され、切断された感熱性粘着ラベルRの挿入、排出を行う挿入用ローラ300と排出用ローラ301を備え、その挿入用ローラ300と排出用ローラ301の間に、熱活性用サーマルヘッド400と、この熱活性用サーマルヘッド400に圧接されるプラテンローラ401が配設されている。プラテンローラ401は図示しない駆動系(例えば電動モータとギア列等)を備えており、プラテンローラ401をD4方向(図17では反時計回り)に回動させ、D3方向およびD5方向に回転する挿入用ローラ300および排出用ローラ301によって感熱性粘着ラベルRをD6方向(図17では右側方向)へ搬送するようになっている。また、プラテンローラ401は、図示しない加圧手段(例えば、コイルバネや板バネ等)を備え、その弾撥力によりプラテンローラ401の表面が熱活性用サーマルヘッド400に圧接されるようになっている。
【0014】
また、符号Sで示されるのは、感熱性粘着ラベルRの排出を検出する排出検出センサである。この排出検出センサSによる感熱性粘着ラベルRの排出の検出に基づいて、次の感熱性粘着ラベルRの印刷、搬送および熱活性が行われる。
そして、熱活性用サーマルヘッド400およびプラテンローラ401は、図示しない制御装置によって所定のタイミングで稼働され、熱活性用サーマルヘッド400から付与される熱により感熱性粘着ラベルRの感熱性粘着剤層Kが活性化されて粘着力を発現するようになる。
【0015】
このような構成の熱活性化ユニットA2により感熱性粘着ラベルRの粘着力が発現された後、酒類、薬品瓶などのガラス瓶やプラスチック容器等への表示ラベルの貼付作業、あるいは値札や広告ラベルの貼付作業を行うことにより、従来の一般的な粘着ラベルシートのように剥離シート(ライナー)が不要となるためコストを低減することができるという利点があり、使用後に廃棄物となる剥離シートを必要としないので省資源および環境問題の観点からもメリットがある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の感熱性粘着ラベルRの熱活性化ユニットA2においては、感熱性粘着ラベルRの搬送手段(特にプラテンローラ401)に、感熱性粘着剤およびその感熱性粘着剤の変成物(熱により化学的に変化した物質あるいは炭化した物質など)が付着するという問題があった。
【0017】
即ち、前記カッターユニットC2によって所定の長さに切断された感熱性粘着ラベルRの感熱性粘着剤層Kが熱活性用サーマルヘッド400の発熱素子Hによって加熱され活性化された後、感熱性粘着ラベルRがプラテンローラ401から離脱する際に、図19(a)に示すように、感熱性粘着剤層Kの感熱性粘着剤は、加熱による軟化によってプラテンローラ401と熱活性用サーマルヘッド400との間に一部がしごき出されて感熱性粘着ラベルRのベースペーパー500から剥離した状態となる。
【0018】
さらに、感熱性粘着ラベルRが排出され、一旦空転状態となるプラテンローラ401に対して、図19(a)のように分離した状態の感熱性粘着剤G1は、図19(b)に示すように、活性化により発生した粘着力によってプラテンローラ401の周面に付着した状態となる。
【0019】
そして、図19(a),(b)のような状態が複数回繰り返されることにより、図19(c)に示すように、プラテンローラ401の周面に塊状の感熱性粘着剤G1が多数付着した状態となる。さらに、このように付着した感熱性粘着剤G1は、熱活性用サーマルヘッド400により度重なる加熱を受けることにより化学的に変化したり、あるいは炭化した変成物G2となって、プラテンローラ401の周面に強固に付着する場合も生じる。
【0020】
さらに、プラテンローラ401の周面に付着した感熱性粘着剤G1は、熱活性用サーマルヘッド400による複数回の加熱により溶融して強い粘着力を有するため、搬送されて来る感熱性粘着ラベルRの表面側に一部が付着して印刷面を汚損する虞があった。
【0021】
また、付着した多数の感熱性粘着剤G1によってプラテンローラ401の周面の平滑性が損なわれ、搬送されて来る感熱性粘着ラベルRの感熱性粘着剤層Kを均一に加熱できなくなり、十分な粘着力を発揮できない事態を生じるという問題を抱えていた。
【0022】
この発明は、上記問題点を解決すべく案出されたものであり、感熱性粘着シートの搬送手段に対する感熱性粘着剤およびその感熱性粘着剤の変成物の付着を防止または除去することのできる感熱性粘着シートの熱活性化装置およびその熱活性化装置を用いたプリンタ装置を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明に係る感熱性粘着シートの熱活性化装置(熱活性化ユニットA1)は、ラベル基材(ベースペーパー500)の一方に印刷可能面(サーマルコート層501および有色印刷層502)を、他方の面に感熱性粘着剤層(K)をそれぞれ形成してなる感熱性粘着シート(感熱性粘着ラベルR)の前記感熱性粘着剤層を加熱して活性化させるための活性化用加熱手段(熱活性用サーマルヘッド40および発熱素子H)と、該感熱性粘着シートを所定の方向に搬送する搬送手段(熱活性用プラテンローラ41等)とを少なくとも備える感熱性粘着シートの熱活性化装置であって、前記搬送手段に対する前記感熱性粘着剤およびその感熱性粘着剤の変成物の付着を防止する付着防止手段(クリーニング用シート材81,600)を設けるようにした。
【0024】
これにより、搬送手段に感熱性粘着剤が付着する状態を未然に防止することができる。したがって、熱活性化装置により感熱性粘着シートの熱活性を行う際に、印刷可能面を汚損したり、熱活性が不十分となる事態を未然に回避することが可能となる。
【0025】
また、前記付着防止手段は、前記搬送手段を構成するプラテンローラの表面と、搬送される前記感熱性粘着シートの印刷可能面との間に介在させるクリーニング用のシート材で構成されるようにできる。これにより、プラテンローラはクリーニング用のシート材を介してサーマルヘッドおよび感熱性粘着シートを押圧するため、プラテンローラの空転時(感熱性粘着シートが到来していない状態)においても表面がサーマルヘッドに直接接触することが回避されるので、サーマルヘッド等に付着した感熱性粘着剤がプラテンローラ側に付着する事態を未然に防止することができる。
【0026】
また、前記クリーニング用のシート材は、前記プラテンローラの回動に伴って前記感熱性粘着シートの搬送方向と同一方向に繰り出されるように構成することができる。これにより、プラテンローラの回動を妨げずにクリーニング用のシート材をスムーズに繰り出すことができる。
【0027】
また、前記クリーニング用のシート材は、前記サーマルヘッドの横幅よりも幅広となされるようにするとよい。これにより、サーマルヘッドからプラテンローラへ感熱性粘着剤が付着する事態を確実に防止することができる。
【0028】
また、前記クリーニング用のシート材は、前記プラテンローラの前後に平行に設けられ、回動可能に配設される繰出用ローラおよび巻取用ローラに巻回され、前記プラテンローラの回動に伴って順次繰り出されるようにできる。これにより、クリーニング用のシート材に付着する感熱性粘着剤の除去が不要となり、また、常にクリーニング用のシート材の清浄な面が感熱性粘着シートに接触するので、感熱性粘着シートの印刷可能面を汚損する事態を確実に回避することができる。
【0029】
また、前記クリーニング用のシート材は無端ベルト状とされ、該無端ベルト状のクリーニング用のシート材は、前記プラテンローラと平行に設けられ、回動可能に配設される従動ローラとの間に掛け回して循環させるように構成することもできる。これにより、感熱性粘着シートの印刷可能面を汚損する事態を確実に回避することができると共に、無端ベルト状のクリーニング用のシート材を循環させて使い回すことにより、クリーニング用シート材の交換頻度を減らして運用コストを低減することができる。
【0030】
また、前記無端ベルト状のクリーニング用のシート材は、該シート材の表面に対して摺接して、その表面に付着した前記感熱性粘着剤およびその感熱性粘着剤の変成物を掻き取るヘラ状部材(スクレーパ)をさらに備えるようにしてもよい。これにより、クリーニング用のシート材に付着する感熱性粘着剤およびその感熱性粘着剤の変成物をヘラ状部材で掻き取って除去することができるので、感熱性粘着シートの印刷可能面を汚損する事態を確実に回避することができる。
また、前記無端ベルト状のクリーニング用のシート材は、該シート材の表面に対して摺接して、その表面に付着した前記感熱性粘着剤およびその感熱性粘着剤の変成物を転写させる転写材をさらに備えるようにしてもよい。これにより、クリーニング用のシート材に付着する感熱性粘着剤およびその感熱性粘着剤の変成物を転写材に転写して除去することができるので、感熱性粘着シートの印刷可能面を汚損する事態を確実に回避することができる。
【0031】
また、前記クリーニング用のシート材および前記転写材は、ゴム、樹脂、紙、合成紙、布の何れかで構成されるようにできる。これにより、サーマルヘッドやプラテンローラに付着した感熱性粘着剤およびその感熱性粘着剤の変成物を確実に除去することができる。
【0032】
また、他の発明に係る感熱性粘着シートの熱活性化装置(熱活性化ユニットA1)は、ラベル基材(ベースペーパー500)の一方に印刷可能面(サーマルコート層501および有色印刷層502)を、他方の面に感熱性粘着剤層(K)をそれぞれ形成してなる感熱性粘着シート(感熱性粘着ラベルR)の前記感熱性粘着剤層を加熱して活性化させるための活性化用加熱手段(熱活性用サーマルヘッド40および発熱素子H)と、該感熱性粘着シートを所定の方向に搬送する搬送手段(熱活性用プラテンローラ41等)とを少なくとも備える感熱性粘着シートの熱活性化装置であって、前記搬送手段に付着した前記感熱性粘着剤およびその感熱性粘着剤の変成物を除去する除去手段(スクレーパ50、螺旋状の溝または凸部を有する回転体610、螺旋状の刃を備える円筒形の回転体700、ワイヤW、カッタ刃状の削取具900,1100、転写材60、クリーニングローラ70等)を設けるようにした。
【0033】
これにより、搬送手段に感熱性粘着剤が付着する状態を未然に防止することができる。したがって、熱活性化装置により感熱性粘着シートの熱活性を行う際に、印刷可能面を汚損したり、熱活性が不十分となる事態を未然に回避することが可能となる。
【0034】
また、前記除去手段は、前記搬送手段を構成するプラテンローラの表面に対して摺接され、前記プラテンローラの表面に付着した前記感熱性粘着剤およびその感熱性粘着剤の変成物を掻き取る掻取手段で構成されるようにできる。これにより、搬送手段に感熱性粘着剤が付着したとしてもその感熱性粘着剤およびその感熱性粘着剤の変成物を掻き取ることができ、プラテンローラの表面を常に清浄な状態に保つことができる。
【0035】
また、前記掻取手段は、前記プラテンローラの周面に対して軸方向に摺接されるヘラ状部材で構成されるようにできる。これにより、比較的簡易な構成で感熱性粘着剤およびその感熱性粘着剤の変成物を掻き取ることができる。なお、この方式では、プラテンローラの周面とヘラ状部材との接触面積が比較的広いためプラテンローラの回動時の摩擦抵抗が高くなる虞があるので、プラテンローラの駆動トルクを高めるなどの措置をとることが望ましい。
【0036】
また、前記掻取手段は、前記プラテンローラの周面に対して軸方向に摺接される螺旋状の溝または凸部を有する回転体で構成されるようにしてもよい。これにより、比較的簡易な構成で感熱性粘着剤およびその感熱性粘着剤の変成物を掻き取ることができる。なお、この方式によれば、プラテンローラの周面と螺旋状の溝または凸部を有する回転体とは点接触に近い状態で接触するので接触面積が比較的小さく、プラテンローラの回動時の摩擦抵抗はあまり高くならないので、敢えてプラテンローラの駆動トルクを高める必要がないなどのメリットがある。また、螺旋状の溝または凸部を有する回転体自体が弾性を有するので、回転体をプラテンローラの周面に圧接させるために別途押圧手段を設ける必要がないという利点もある。
【0037】
なお、前記螺旋状の溝または凸部を有する回転体は、前記プラテンローラの回転方向と同方向あるいは反対方向もしくは同方向と反対方向を組み合わせた回転パターンで回動されるようにするとよい。なお、螺旋状の凸部は、例えば円筒体にワイヤを巻き付けることにより構成することができる。これにより、プラテンローラの周面に付着した感熱性粘着剤およびその感熱性粘着剤の変成物を効率良く掻き取ることができる。
【0038】
また、前記掻取手段は、前記プラテンローラの周面に対して軸方向に摺接される螺旋状の刃を備える円筒形の回転体で構成されるようにしてもよい。これにより、比較的簡易な構成で感熱性粘着剤およびその感熱性粘着剤の変成物を掻き取ることができる。なお、この方式によれば、プラテンローラの周面と回転体とは螺旋状の刃先で点接触に近い状態で接触するので接触面積が比較的小さく、プラテンローラの回動時の摩擦抵抗はあまり高くならないので、プラテンローラの駆動トルクを敢えて高める必要がないというメリットがある。
【0039】
また、前記螺旋状の刃を備える円筒形の回転体は、前記プラテンローラの回転方向と同方向あるいは反対方向もしくは同方向と反対方向を組み合わせた回転パターンで回動されるようにするとよい。これにより、プラテンローラの周面に付着した感熱性粘着剤およびその感熱性粘着剤の変成物を効率良く掻き取ることができる。
【0040】
また、前記螺旋状の刃を備える円筒形の回転体は、該回転体を前記プラテンローラの周面に対して押圧させる押圧手段を備えるようにできる。これにより、螺旋状の刃を適度なテンションでプラテンローラの周面に押しつけることができ、プラテンローラの回転を妨げることなく感熱性粘着剤およびその感熱性粘着剤の変成物をより効率良く掻き取ることができる。
【0041】
また、前記掻取手段は、前記プラテンローラの周面の軸方向に対して斜めに張設される複数本のワイヤで構成されるようにしてもよい。これにより、比較的簡易な構成で感熱性粘着剤およびその感熱性粘着剤の変成物を掻き取ることができる。なお、この方式によれば、プラテンローラの周面との接触面積をワイヤの本数で調節することができ、プラテンローラの回動時の摩擦抵抗があまり高くならないようにできるので、プラテンローラの駆動トルクを敢えて高める必要がないというメリットがある。
【0042】
また、前記各ワイヤは、該ワイヤを前記プラテンローラの周面に対して所定のテンションで押圧させる押圧手段を備えるようにできる。これにより、ワイヤを適度なテンションでプラテンローラの周面に押しつけることができ、プラテンローラの回転を妨げることなく感熱性粘着剤およびその感熱性粘着剤の変成物をより効率良く掻き取ることができる。
【0043】
また、前記掻取手段は、前記プラテンローラの周面に対して刃面が摺接されるカッタ刃状の削取具で構成され、該削取具は、該削取具を前記プラテンローラの軸方向に往復動させる駆動手段を備えるようにできる。これにより、比較的簡易な構成で感熱性粘着剤およびその感熱性粘着剤の変成物を掻き取ることができる。
【0044】
なお、前記駆動手段は、前記削取具に設けられる摺動子と係合される螺旋状の誘導溝を有するボールネジと、該ボールネジを回転させる回動手段とで構成され、前記回動手段は、正転と逆転とを切り替え可能な制御手段を備え、該制御手段の制御により前記回動手段の正転および逆転を所定のタイミングで切り替えることにより前記削取具を前記プラテンローラの軸方向に往復動させるようにできる。これにより、感熱性粘着剤およびその感熱性粘着剤の変成物を効率よく掻き取ることができる。
【0045】
また、前記駆動手段は、前記削取具に設けられる摺動子と係合される互いに交叉する2条の螺旋状の誘導溝を有するボールネジと、該ボールネジを回転させる回動手段とで構成され、前記ボールネジの回転に伴って摺動子が前記誘導溝に案内されて移動することにより前記削取具を前記プラテンローラの軸方向に往復動させるようにしてもよい。これにより、簡易な構成で感熱性粘着剤およびその感熱性粘着剤の変成物を効率よく掻き取ることができる。
【0046】
また、前記駆動手段は、巻掛け伝動機構で構成され、該巻掛け伝動機構を所定のタイミングで正転または逆転させることにより前記削取具を前記プラテンローラの軸方向に往復動させるようにしてもよい。これにより、感熱性粘着剤およびその感熱性粘着剤の変成物を効率よく掻き取ることができる。
【0047】
また、前記除去手段は、前記搬送手段を構成するプラテンローラの表面に対して摺接され、前記プラテンローラの表面に付着した前記感熱性粘着剤およびその感熱性粘着剤の変成物を掻き取るヘラ状部材で構成されるようにできる。これにより、プラテンローラに付着した感熱性粘着剤およびその感熱性粘着剤の変成物をヘラ状部材で掻き取って除去することができ、感熱性粘着シートの印刷可能面を汚損する事態を確実に回避することができる。
【0048】
また、前記除去手段は、前記搬送手段を構成するプラテンローラの表面に対して摺接され、前記プラテンローラの表面に付着した前記感熱性粘着剤およびその感熱性粘着剤の変成物を転写させる転写材で構成されるようにしてもよい。これにより、プラテンローラに付着した感熱性粘着剤およびその感熱性粘着剤の変成物を転写材に転写させて除去することができ、感熱性粘着シートの印刷可能面を汚損する事態を確実に回避することができる。
【0049】
また、前記除去手段は、前記搬送手段を構成するプラテンローラの表面に対して周面を当接させて回動され、前記プラテンローラの表面に付着した前記感熱性粘着剤およびその感熱性粘着剤の変成物を吸着させる円筒状のクリーニングロールで構成されるようにできる。これにより、プラテンローラに付着した感熱性粘着剤およびその感熱性粘着剤の変成物をクリーニングロールに吸着させて除去することができ、感熱性粘着シートの印刷可能面を汚損する事態を確実に回避することができる。
【0050】
また、前記クリーニングロールは、天然ゴム、合成天然ゴム、ウレタンゴム、シリコンゴム、フッ素ゴムの何れか、あるいはフェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、シリコン樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル、ポリエチレン樹脂の何れかで構成することが好ましい。これにより、プラテンローラに付着した感熱性粘着剤およびその感熱性粘着剤の変成物を確実に除去することができる。また、前記ヘラ状部材は、ゴム、プラスチック、金属あるいは表面にフッ素樹脂加工を施したゴム、プラスチック、金属の何れかで構成されるようにできる。これにより、プラテンローラに付着した感熱性粘着剤およびその感熱性粘着剤の変成物を確実に除去することができる。
【0051】
また、前記クリーニングロールは、該クリーニングロールの表面に対して摺接して前記プラテンローラの表面に付着した前記感熱性粘着剤およびその感熱性粘着剤の変成物を掻き取るヘラ状部材をさらに備えるようにしてもよい。これにより、クリーニングロールの表面に吸着された感熱性粘着剤およびその感熱性粘着剤の変成物をヘラ状部材で掻き取って除去することができ、プラテンローラの清浄化をより確実に行うことができる。
【0052】
また、前記クリーニングロールは、該クリーニングロールの表面に対して摺接して前記プラテンローラの表面に付着した前記感熱性粘着剤およびその感熱性粘着剤の変成物を転写させる転写材をさらに備えるようにしてもよい。これにより、クリーニングロールの表面に吸着された感熱性粘着剤およびその感熱性粘着剤の変成物を転写材に転写させて除去することができ、プラテンローラの清浄化をより確実に行うことができる。
【0053】
また、他の発明に係るプリンタ装置は、上述の感熱性粘着シートの熱活性化装置を備えるようにしたものである。これにより、感熱性粘着シートの印刷可能面を汚損することがなく、また、感熱性粘着剤層を十分に活性化して均一な粘着力を発揮させることのできる感熱性粘着シート用のプリンタ装置を実現することができる。
【0054】
また、感熱発色層が形成された印刷可能面を有する感熱性粘着シートの前記感熱発色層に当接して印刷を行うサーマルヘッドを備えるようにできる。これにより、感熱性粘着シートへの印刷をサーマルヘッドを用いた感熱方式で行うことができる。
【0055】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
【0056】
図1は本発明に係るサーマルプリンタ装置の構成を示す概略図である。
図1において、符号P1はサーマルプリンタユニット、符号C1はカッターユニット、符号A1は熱活性化装置としての熱活性化ユニット、符号Rはロール状に巻回された感熱性粘着ラベルを示す。
【0057】
サーマルプリンタユニットP1は、一般的な構成であり、印刷用サーマルヘッド10と、該印刷用サーマルヘッド10に圧接されるプラテンローラ11と、プラテンローラ11を回転させる図示しない駆動系(例えば電動モータとギア列等)を備えている。
【0058】
そして、プラテンローラ11を図1ではD1方向(時計回り)に回動させることにより、感熱性粘着ラベルRを引き出し、引き出された感熱性粘着ラベルRに感熱方式の印刷を行ってから、D2方向(右側方向)へ搬出するようになっている。また、プラテンローラ11は、図示しない加圧手段(例えば、コイルバネや板バネ等)を備え、その弾撥力によりプラテンローラ11の表面が印刷用サーマルヘッド10に圧接されるようになっている。
【0059】
印刷用サーマルヘッド10の発熱素子は、ドット印字が可能なようにヘッドの幅方向に並設された複数の比較的小さな抵抗体で構成されている。一方、後述する熱活性用サーマルヘッド40の発熱素子Hは、印刷用のようにドット単位で分割されている必要はなく、連続した抵抗体としてもよい。なお、印刷用サーマルヘッド10と熱活性用サーマルヘッド40とに同じ構成の抵抗体を用いることにより部品を共通化してコストの低廉化を図ることもできる。
なお、本実施形態で用いた感熱性粘着ラベルRは、例えば前出の図18に示すような構成となっている。なお、必要に応じて、ベースペーパー500上に断熱層を設けるようにしてもよい。
【0060】
そして、図示しない印刷制御装置からの印刷信号に基づいて、印刷用サーマルヘッド10および印刷用プラテンローラ11が稼働することにより感熱性粘着ラベルRのサーマルコート層501に対して所望の印刷を行うことができる。
【0061】
カッターユニットC1は、サーマルプリンタユニットP1によって感熱印刷が行われた感熱性粘着ラベルRを適当な長さで切断するためのものであり、電動モータ等の駆動源(図示省略)によって作動される可動刃20、固定刃21等から構成されている。なお、可動刃20は図示しない制御装置の制御により所定のタイミングで作動される。
【0062】
熱活性化ユニットA1は、例えば図示しない駆動源によって回動され、切断された感熱性粘着ラベルRの挿入、排出を行う挿入用ローラ30と排出用ローラ31を備え、その挿入用ローラ30と排出用ローラ31の間に、熱活性用サーマルヘッド40と、この熱活性用サーマルヘッド40に圧接される熱活性用プラテンローラ41が配設されている。熱活性用プラテンローラ41は図示しない駆動系(例えば電動モータとギア列等)を備えており、熱活性用プラテンローラ41をD4方向(図1では反時計回り)に回動させ、D3方向およびD5方向に回転する挿入用ローラ30および排出用ローラ31によって感熱性粘着ラベルRをD6方向(図1では右側方向)へ搬送するようになっている。また、熱活性用プラテンローラ41は、図示しない加圧手段(例えば、コイルバネや板バネ等)を備え、その弾撥力により熱活性用プラテンローラ41の表面が熱活性用サーマルヘッド40に圧接されるようになっている。また、熱活性用プラテンローラ41は、例えば硬質ゴム等で構成される。
【0063】
なお、符号Sは、感熱性粘着ラベルRの排出を検出する排出検出センサであり、この排出検出センサSによる感熱性粘着ラベルRの排出の検出に基づいて、次の感熱性粘着ラベルRの印刷、搬送および熱活性が行われる。
【0064】
また、符号50は、熱活性用プラテンローラ41に付着した感熱性粘着剤G1の除去手段としてのヘラ状部材(スクレーパ)である。
図2に示すスクレーパ50は、例えばゴム、プラスチック、金属あるいは表面にフッ素樹脂加工を施したゴム、プラスチック、金属の何れかで構成され、熱活性用プラテンローラ41の横幅よりも若干幅広に形成されている。また、スクレーパ50は図示しない付勢手段により熱活性用プラテンローラ41の表面に圧接されている。
【0065】
そして、サーマルプリンタ装置が稼働を開始すると、まず、サーマルプリンタユニットP1によって感熱性粘着ラベルRの印刷可能面(サーマルコート層501)に感熱印刷が行われる。次いで、印刷用プラテンローラ11の回動によってカッターユニットC1に搬送された感熱性粘着ラベルRは、所定タイミングで稼働する可動刃20によって所定の長さに切断される。
【0066】
続いて、切断後の感熱性粘着ラベルRは、熱活性化ユニットA1の挿入用ローラ30によって熱活性化ユニットA1内に取り込まれ、図示しない制御装置によって所定のタイミングで稼働される熱活性用サーマルヘッド40(発熱素子H)および熱活性用プラテンローラ41によって熱エネルギーを付与される。これにより、感熱性粘着ラベルRの感熱性粘着剤層Kは、活性化されて粘着力を発揮するようになる。次いで、排出用ローラ31の稼働によってサーマルプリンタ装置の外部へ排出される。
【0067】
ここで、感熱性粘着ラベルRの感熱性粘着剤層Kが熱活性用サーマルヘッド40の発熱素子Hによって加熱され活性化された後、感熱性粘着ラベルRが熱活性用プラテンローラ41から離脱する際に、感熱性粘着剤層Kの感熱性粘着剤は、加熱による軟化によって熱活性用プラテンローラ41と熱活性用サーマルヘッド40との間に一部がしごき出されて感熱性粘着ラベルRのベースペーパー500から剥離した状態となる(図19(a)参照)。
【0068】
さらに、感熱性粘着ラベルRが排出され、一旦空転状態となる熱活性用プラテンローラ41に対して、図19(a)に示すように分離した状態の感熱性粘着剤G1は、活性化により発生した粘着力によって熱活性用プラテンローラ41の周面に付着した状態となる(図19(b)参照)。
【0069】
ここで、本実施形態に係る熱活性化ユニットA1によれば、熱活性用プラテンローラ41の周面に付着した感熱性粘着剤G1およびその感熱性粘着剤の変成物G2は、スクレーパ50の働きによって、図2に示すように、熱活性用プラテンローラ41の周面から掻き取られる。
【0070】
これにより、搬送手段としての熱活性用プラテンローラ41に付着した感熱性粘着剤G1およびその感熱性粘着剤の変成物G2を確実に除去することができる。したがって、熱活性化ユニットA1により次に搬送されて来る感熱性粘着ラベルRの熱活性を行う際に、印刷可能面(有色印刷層502の表面)を汚損したり、熱活性用プラテンローラ41の周面に感熱性粘着剤G1およびその感熱性粘着剤の変成物G2が堆積して熱活性用サーマルヘッド40との接触が不均一となり熱活性が不十分となる事態を未然に回避することが可能となる。
【0071】
なお、スクレーパ50に付着した感熱性粘着剤G1およびその感熱性粘着剤の変成物G2が熱活性用プラテンローラ41へ再度付着するのを防止するために、スクレーパ50を定期的に清掃または交換することが望ましい。
【0072】
熱活性用プラテンローラ41に付着した感熱性粘着剤G1の除去手段は、前述のスクレーパ50に限られない。
【0073】
図3に示すのは、スクレーパ50に代えて螺旋状の溝または凸部を有する回転体610を設けた実施例である。図3(a)はプラテンローラ41と螺旋状の溝または凸部を有する回転体610の摺接状態を示す斜視図、(b)は上方から観た概略図である。
【0074】
螺旋状の溝または凸部を有する回転体610は、回転軸602を有するローラ601の外周にワイヤCをコイル状(螺旋状)に巻回して構成されている。ワイヤCの端部はローラ601に固定されており、ローラ601が回転軸602を介して図示しない駆動源によって回転された際に、ワイヤCも一緒に回転されるようになっている。なお、プラテンローラ41の周面をくまなく清掃できるように、ワイヤCがローラ601に巻回される範囲はプラテンローラ41より長目に設定される。
【0075】
また、螺旋状の溝または凸部を有する回転体610は、プラテンローラ41と平行に配置され、図示しない押圧手段(例えば、板バネ等)によって所定のテンションでプラテンローラ41の周面に対して押圧状態で摺接される。この際に、螺旋状の溝または凸部を有する回転体610の外周部とプラテンローラ41の周面は、ワイヤCを介して点状の接触部S1で接触する。この接触部S1は、回転体610の回転に伴って、プラテンローラ41の軸方向に移動する。
【0076】
これにより、プラテンローラ41および螺旋状の溝または凸部を有する回転体610を回転させることにより、ワイヤCの外周部は点状の接触部S1で接触しながら、プラテンローラ41の周面に付着した感熱性粘着剤G1およびその感熱性粘着剤の変成物G2を掻き取って除去することができる。
【0077】
なお、図3に示す例では、プラテンローラ41と回転体610は同じ方向に回転されているが、これに限らず、螺旋状の溝または凸部を有する回転体610の駆動源の回転方向を所定のタイミングで切り替えて、プラテンローラ41の回転方向と同方向あるいは反対方向もしくは同方向と反対方向を組み合わせた回転パターンで回動させるようにしてもよい。これによれば、より効率的に感熱性粘着剤G1およびその感熱性粘着剤の変成物G2を除去することが期待できる。
【0078】
また、螺旋状の溝または凸部を有する回転体610を作動させることにより、ワイヤCの外周部やローラ601の周面に、プラテンローラ41から掻き取った感熱性粘着剤G1およびその感熱性粘着剤の変成物G2が徐々に付着して堆積するので、所定期間ごとに清掃することが望ましい。
【0079】
また、ワイヤCの断面形状は特には限定されないが、通常の丸形のほかに、三角状や多角形状のワイヤを用いることにより、掻き取り効果を高めることも期待できる。
【0080】
図4に示すのは、スクレーパ50に代えて螺旋状(螺旋状)の刃を備える円筒形の回転体700を設けた実施例である。図4(a)はプラテンローラ41と回転体700の摺接状態を示す斜視図、(b)は上方から観た概略図である。
【0081】
回転体700は、回転軸を兼ねる棒状体701の周面に螺旋状の刃702を形成したものである。なお、プラテンローラ41の周面をくまなく清掃できるように、螺旋状の刃702が棒状体701に形成される範囲はプラテンローラ41と同等の長さかあるいは若干長目に設定される。
【0082】
また、回転体700は、プラテンローラ41と平行に配置され、図示しない押圧手段(例えば、板バネ等)によって所定のテンションでプラテンローラ41の周面に対して押圧状態で螺旋状の刃702の刃先が摺接される。この際に、螺旋状の刃702とプラテンローラ41の周面は、刃先を介して点状の接触部S2で接触する。この接触部S2は、回転体700の回転に伴って、プラテンローラ41の軸方向に移動する。
【0083】
これにより、プラテンローラ41および回転体700を回転させることにより、螺旋状の刃702の刃先は点状の接触部S2で接触しながら、プラテンローラ41の周面に付着した感熱性粘着剤G1およびその感熱性粘着剤の変成物G2を掻き取って除去することができる。
【0084】
なお、図4に示す例では、プラテンローラ41と回転体700は同じ方向に回転されているが、これに限らず、回転体700の駆動源の回転方向を所定のタイミングで切り替えて、プラテンローラ41の回転方向と同方向あるいは反対方向もしくは同方向と反対方向を組み合わせた回転パターンで回動させるようにしてもよい。これによれば、より効率的に感熱性粘着剤G1およびその感熱性粘着剤の変成物G2を除去することが期待できる。
【0085】
また、回転体700を作動させることにより、螺旋状の刃702や棒状体701の周面に、プラテンローラ41から掻き取った感熱性粘着剤G1およびその感熱性粘着剤の変成物G2が徐々に付着して堆積するので、所定期間ごとに清掃することが望ましい。
【0086】
図5に示すのは、スクレーパ50に代えて複数本のワイヤWを張設した実施例である。図5(a)はプラテンローラ41とワイヤWの係合状態を示す斜視図、(b)は側方から観た概略図、(c)は上方から観た概略図である。
各ワイヤWは、プラテンローラ41の周面の軸方向に対して斜めに張設され、一対の固定具800a,800bによって固定されている。
なお、固定具800a,800b内に、例えばバネ等により各ワイヤWにテンションを加える機構を設け、各ワイヤWがプラテンローラ41の周面に押圧されるようにしてもよい。
【0087】
これにより、プラテンローラ41を回転させることにより、斜めに張設された各ワイヤWは、プラテンローラ41の周面に付着した感熱性粘着剤G1およびその感熱性粘着剤の変成物G2を掻き取って除去することができる。
なお、各ワイヤWには、プラテンローラ41から掻き取った感熱性粘着剤G1およびその感熱性粘着剤の変成物G2が徐々に付着するので、所定期間ごとに清掃することが望ましい。
【0088】
また、ワイヤWの断面形状は特には限定されないが、通常の丸形のほかに、三角状や多角形状のワイヤを用いることにより、掻き取り効果を高めることも期待できる。
【0089】
図6に示すのは、スクレーパ50に代えてカッタ刃状の削取具900を往復動可能に設けた実施例である。図6(a)はプラテンローラ41と削取具900の係合状態を示す斜視図、(b)は上方から観た概略図である。
【0090】
削取具900は、カッタ刃902の固定具を兼ねる摺動子901と、この摺動子901を水平移動させる1条の螺旋状の誘導溝M1を有するボールネジ910とから構成されている。
なお、プラテンローラ41の周面をくまなく清掃できるように、ボールネジ910はプラテンローラ41と同等の長さかあるいは若干長目に設定される。
【0091】
ボールネジ910は、プラテンローラ41と平行に配置され、図示しない駆動源によって正転状態または逆転状態で回転されるようになっている。
【0092】
削取具900の摺動子901は、ボールネジ910に係合され、螺旋状の誘導溝M1に沿ってプラテンローラ41の軸方向に水平移動可能に配設される。また、カッタ刃902の刃先はプラテンローラ41と摺接する位置に調節される。
これにより、プラテンローラ41およびボールネジ910を回転させることにより、削取具900のカッタ刃902の刃先はプラテンローラ41の軸方向に水平移動しながらプラテンローラ41の周面に付着した感熱性粘着剤G1およびその感熱性粘着剤の変成物G2を掻き取り、除去することができる。
【0093】
なお、所定のタイミングでボールネジ910の回転方向を切り替えることにより、削取具900をプラテンローラ41の軸方向に往復動させることができる。また、削取具900やカッタ刃902に、プラテンローラ41から掻き取った感熱性粘着剤G1およびその感熱性粘着剤の変成物G2が徐々に付着して堆積するので、所定期間ごとに清掃することが望ましい。
【0094】
図7に示すのは、図6におけるボールネジ910に代えて、互いに交叉する2条の螺旋状の誘導溝M2,M3からなるリードスクリュー930を有するボールネジ920を用いた実施例である。
これにより、ボールネジ930を回転させるだけで削取具900プラテンローラ41の軸方向に往復動させることができ、簡易な構成でプラテンローラ41の周面に付着した感熱性粘着剤G1およびその感熱性粘着剤の変成物G2を掻き取り、除去することができる。
【0095】
図8に示すのは、図6におけるボールネジ910や図7に示すボールネジ930に代えて削取具1100を水平移動させる巻掛け伝動機構Zを設けた実施例である。
図8(a)はプラテンローラ41と削取具1100および巻掛け伝動機構Zの配設状態を示す斜視図、(b)は上方から観た概略図である。
【0096】
削取具1100は、カッタ刃1003と、カッタ刃1003の固定具1002とから構成され、巻掛け伝動機構Zに装着されている。
【0097】
巻掛け伝動機構Zは、例えばプラテンローラ41の左右端部付近に一対のプーリ1000a,1000bを回転自在に設け、このプーリ1000aと1000bとの間に無端ベルト1001を掛け回して構成される。
【0098】
前記固定具1002は、無端ベルト1001に固設され、カッタ刃1003の刃先がプラテンローラ41の周面と摺接する位置となるように調節される。
【0099】
また、プーリ1000a,1000bの一方には、図示しない駆動源が接続されて所定のタイミングで正転、逆転の回動が切り替えて行われるようになっている。したがって、プーリ1000a,1000bの起動に伴い無端ベルト1001に固設された削取具1100はプラテンローラ41の軸方向に往復動される。
【0100】
なお、図8(b)において示される符号1004は、無端ベルト1001のたるみを防止するための従動ローラである。
これにより、プラテンローラ41および巻掛け伝動機構Zを起動させると、削取具1100のカッタ刃1003の刃先はプラテンローラ41の軸方向に水平移動しながらプラテンローラ41の周面に付着した感熱性粘着剤G1およびその感熱性粘着剤の変成物G2を掻き取り、除去することができる。
【0101】
図9に示すのは、スクレーパ50に代えて転写材60を設けた実施例である。
【0102】
転写材60は、熱活性用プラテンローラ41の周面に摺接され、熱活性用プラテンローラ41に付着した感熱性粘着剤G1およびその感熱性粘着剤の変成物G2を転写させるものである。
【0103】
転写材60は、ゴム、樹脂、紙、合成紙、布の何れかで構成されるようにできる。また、転写材60は図示しない付勢手段により熱活性用プラテンローラ41の表面に圧接されている。さらに、同じ部位に感熱性粘着剤G1およびその感熱性粘着剤の変成物G2が付着しないように転写材60を移動させるようにしてもよい。
なお、転写材60に転写された感熱性粘着剤G1およびその感熱性粘着剤の変成物G2が熱活性用プラテンローラ41へ再度付着するのを防止するために、転写材60を定期的に清掃または交換することが望ましい。
【0104】
図10に示す例は、スクレーパ50に代えてクリーニングロール70を設けた場合である。
クリーニングロール70は、熱活性用プラテンローラ41と平行(図10の例では上方側)に設けられ、周面が熱活性用プラテンローラ41の周面と接触し、従動して回転するように軸支されている。
クリーニングロール70は、天然ゴム、合成天然ゴム、ウレタンゴム、シリコンゴム、フッ素ゴムの何れか、あるいはフェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、シリコン樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル、ポリエチレン樹脂の何れかで構成することができる。
【0105】
そして、熱活性用プラテンローラ41に付着した感熱性粘着剤G1およびその感熱性粘着剤の変成物G2は、クリーニングロール70との接触点においてクリーニングロール70の周面に転写されて除去される。
なお、クリーニングロール70の周面に転写された感熱性粘着剤G1およびその感熱性粘着剤の変成物G2が熱活性用プラテンローラ41へ再度付着するのを防止するために、クリーニングロール70の周面を定期的に清掃することが望ましい。
【0106】
図11に示す例は、クリーニングロール70の周面にヘラ状部材(スクレーパ)71を摺接させるように設けた場合を示す。
このスクレーパ71は、例えばゴム、プラスチック、金属あるいは表面にフッ素樹脂加工を施したゴム、プラスチック、金属の何れかで構成され、クリーニングロール70の横幅よりも若干幅広に形成されている。また、スクレーパ71は図示しない付勢手段によりクリーニングロール70の表面に圧接されている。
これにより、クリーニングロール70の表面に吸着された感熱性粘着剤G1およびその感熱性粘着剤の変成物G2をスクレーパ71で掻き取って除去することができ、熱活性用プラテンローラ41の清浄化をより確実に行うことができる。
なお、スクレーパ71に付着した感熱性粘着剤G1およびその感熱性粘着剤の変成物G2がクリーニングロール70や熱活性用プラテンローラ41へ再度付着するのを防止するために、スクレーパ71を定期的に清掃または交換することが望ましい。
【0107】
図12に示す例は、クリーニングロール70の周面に転写材72を摺接させるように設けた場合を示す。
転写材72は、ゴム、樹脂、紙、合成紙、布の何れかで構成されるようにできる。また、転写材72は図示しない付勢手段により熱活性用プラテンローラ41の表面に圧接されている。
これにより、クリーニングロール70の表面に吸着された感熱性粘着剤G1およびその感熱性粘着剤の変成物G2を転写材72に転写させて除去することができ、クリーニングロール70および熱活性用プラテンローラ41の清浄化をより確実に行うことができる。
なお、転写材72に転写された感熱性粘着剤G1およびその感熱性粘着剤の変成物G2がクリーニングロール70や熱活性用プラテンローラ41へ再度付着するのを防止するために、転写材72を定期的に清掃または交換することが望ましい。
【0108】
次に、図13〜図16を参照して、熱活性用プラテンローラ41に感熱性粘着剤G1およびその感熱性粘着剤の変成物G2の付着を防止する付着防止手段を設けた例について説明する。
【0109】
前出の図2〜図12では、熱活性用プラテンローラ41に付着した感熱性粘着剤G1およびその感熱性粘着剤の変成物G2を事後的に除去する例を示したが、これに対して付着防止手段は、熱活性用プラテンローラ41の周面に感熱性粘着剤G1およびその感熱性粘着剤の変成物G2が付着することを未然に防止するための手段である。
【0110】
図13に示す例は、無端ベルト状のクリーニング用シート材81を、熱活性用プラテンローラ41と、該熱活性用プラテンローラ41と平行(図13では上方側)に設けた従動ローラ80との間に掛け回して循環させるよう構成した場合を示す。
【0111】
クリーニング用シート材81は、ゴム、樹脂、紙、合成紙、布の何れかで構成されるようにできる。
【0112】
これにより、熱活性用プラテンローラ41はクリーニング用シート材81を介してサーマルヘッド40および感熱性粘着ラベルRを押圧するため、熱活性用プラテンローラ41の空転時(感熱性粘着ラベルRが到来していない状態)においても表面がサーマルヘッド40(発熱素子H)に直接接触することが回避されるので、サーマルヘッド40等に付着した感熱性粘着剤G1およびその感熱性粘着剤の変成物G2が熱活性用プラテンローラ41に付着する事態を未然に防止することができる。なお、サーマルヘッド40に付着した感熱性粘着剤G1およびその感熱性粘着剤の変成物G2は、感熱性粘着ラベルRが到来していない状態において、クリーニング用シート材81の表面に吸着されて除去される。
【0113】
また、クリーニング用シート材81を無端ベルト状として循環させて使い回すことにより、クリーニング用シート材81の交換頻度を減らして運用コストを低減することができる。
【0114】
図14に示す例は、クリーニング用シート材81にヘラ状部材82を摺接させるように設けた場合を示す。
ヘラ状部材82は、例えばゴム、プラスチック、金属あるいは表面にフッ素樹脂加工を施したゴム、プラスチック、金属の何れかで構成され、クリーニング用シート材81の横幅よりも若干幅広に形成されている。また、ヘラ状部材82は図示しない付勢手段によりクリーニング用シート材81の表面に圧接されている。これにより、クリーニング用シート材81の表面に吸着された感熱性粘着剤G1およびその感熱性粘着剤の変成物G2をヘラ状部材82で掻き取って除去することができ、感熱性粘着ラベルRの印刷面を汚損する事態を確実に回避することができる。
なお、ヘラ状部材82に付着した感熱性粘着剤G1およびその感熱性粘着剤の変成物G2がクリーニング用シート材81の表面に再度付着するのを防止するために、ヘラ状部材82を定期的に清掃または交換することが望ましい。
【0115】
図15に示す例は、ヘラ状部材82に代えて転写材83をクリーニング用シート材81の表面に摺接させるように設けた場合を示す。
転写材83は、ゴム、樹脂、紙、合成紙、布の何れかで構成されるようにできる。また、転写材83は図示しない付勢手段により熱活性用プラテンローラ41の表面に圧接されている。
【0116】
これにより、クリーニング用シート材81の表面に吸着された感熱性粘着剤G1およびその感熱性粘着剤の変成物G2を転写材83に転写させて除去することができ、感熱性粘着ラベルRの印刷面を汚損する事態を確実に回避することができる。
なお、転写材83に転写された感熱性粘着剤G1およびその感熱性粘着剤の変成物G2がクリーニング用シート材81の表面に再度付着するのを防止するために、転写材83を定期的に清掃または交換することが望ましい。
【0117】
図16に示す例は、付着防止手段として使い捨てのクリーニング用シート材600を用いた場合を示す。
クリーニング用シート材600は、熱活性用プラテンローラ41の前後に平行に設けられ回動可能に配設される繰出用ローラ90および巻取用ローラ91に巻回され、熱活性用プラテンローラ41の回動に伴って順次繰り出されるようになっている。
【0118】
即ち、繰出用ローラ90に巻回された長尺の未使用状態のクリーニング用シート材600Aは、熱活性用プラテンローラ41とサーマルヘッド40の間に順次引き出されてサーマルヘッド40の表面を清掃した後、巻取用ローラ91によって使用済みのクリーニング用シート材600Bとして順次巻き取られて回収されるようになっている。したがって、サーマルヘッド40の表面からクリーニング用シート材600Aに吸着された感熱性粘着剤G1およびその感熱性粘着剤の変成物G2は、図16に示すように使用済みのクリーニング用シート材600Bと共に巻取用ローラ91によって順次巻き取られて回収される。
これにより、クリーニング用シート材600に付着する感熱性粘着剤G1およびその感熱性粘着剤の変成物G2の除去手段や清掃作業が不要となり、また、常にクリーニング用シート材600Aの清浄な面が感熱性粘着シートRと接触するので、感熱性粘着シートRの印刷面を汚損する事態を確実に回避することができる。
【0119】
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【0120】
例えば、図16に示すクリーニング用シート材600をカセット型のケースに収めて取り扱いの利便性を高めるようにしてもよい。
【0121】
また、クリーニングロール70やクリーニング用シート材81、600の表面に粘着性を持たせる加工を施して、感熱性粘着剤G1およびその感熱性粘着剤の変成物G2の除去性能を高めるようにすることも考えられる。
【0122】
また、スクレーパ50、71、82の断面形状には、三角状、カッター刃状、円形等を採用することができる。
【0123】
また、転写材60、72、83をシート状にして、図16に示したクリーニング用シート材600と同様に、順次繰り出し、感熱性粘着剤G1およびその感熱性粘着剤の変成物G2を転写させた後、巻き取って回収する構成とすることもできる。この場合には、シート状の転写材に転写された感熱性粘着剤G1およびその感熱性粘着剤の変成物G2の除去手段や清掃作業が不要となり、また、常に転写材の清浄な面が接触するので、感熱性粘着シートRの印刷面を汚損する事態をより確実に回避することができる。
【0124】
また、クリーニング用シート材81、600に、感熱性粘着剤G1およびその感熱性粘着剤の変成物G2を溶解し得る溶剤等をしみ込ませて、感熱性粘着剤G1およびその感熱性粘着剤の変成物G2の除去性能を高めるようにすることも考えられる。
【0125】
また、本実施形態では、プリンタユニットとして感熱方式を用いる場合について述べたが、これに限定されるものではなく、インクジェット方式、レーザープリント方式等を用いることも可能である。その場合には、感熱性粘着シートの印刷可能面に、サーマルコート層に代えて各印刷方式に適した表面加工を施すこととなる。
【0126】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る感熱性粘着シートの熱活性化装置は、ラベル基材の一方に印刷可能面を、他方の面に感熱性粘着剤層をそれぞれ形成してなる感熱性粘着シートの前記感熱性粘着剤層を加熱して活性化させるための活性化用加熱手段と、該感熱性粘着シートを所定の方向に搬送する搬送手段とを少なくとも備える感熱性粘着シートの熱活性化装置であって、前記搬送手段に対する前記感熱性粘着剤およびその感熱性粘着剤の変成物の付着を防止する付着防止手段、または前記搬送手段に付着した前記感熱性粘着剤およびその感熱性粘着剤の変成物を除去する除去手段を設けるようにしたので、搬送手段に感熱性粘着剤が付着する状態を未然に防止したり、搬送手段に付着した感熱性粘着剤を除去することができる効果があり、熱活性化装置により感熱性粘着シートの熱活性を行う際に、印刷可能面を汚損したり、熱活性が不十分となる事態を未然に回避することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサーマルプリンタ装置の構成を示す概略図である。
【図2】熱活性化ユニットにおける感熱性粘着剤等の除去手段としてヘラ状部材を設けた実施例を示す概略構成図である。
【図3】熱活性化ユニットにおける感熱性粘着剤等の除去手段として螺旋状の溝または凸部を有する回転体を設けた実施例を示す斜視図および上方概略図である。
【図4】熱活性化ユニットにおける感熱性粘着剤等の除去手段としてスクリュー刃を有する回転体を設けた実施例を示す斜視図および上方概略図である。
【図5】熱活性化ユニットにおける感熱性粘着剤等の除去手段として複数本のワイヤを張設した実施例を示す斜視図、側方図および上方概略図である。
【図6】熱活性化ユニットにおける感熱性粘着剤等の除去手段としてカッタ刃状の削取具を用い駆動手段としてボールネジを用いた実施例を示す斜視図および上方概略図である。
【図7】熱活性化ユニットにおける感熱性粘着剤等の除去手段としてカッタ刃状の削取具を用い駆動手段としてボールネジを用いた他の実施例を示す斜視図および上方概略図である。
【図8】熱活性化ユニットにおける感熱性粘着剤等の除去手段としてカッタ刃状の削取具を用い駆動手段として巻掛け伝動機構を用いた実施例を示す斜視図および上方概略図である。
【図9】熱活性化ユニットにおける感熱性粘着剤等の除去手段の他の例を示す概略構成図である。
【図10】熱活性化ユニットにおける感熱性粘着剤等の除去手段の他の例を示す概略構成図である。
【図11】熱活性化ユニットにおける感熱性粘着剤等の除去手段の他の例を示す概略構成図である。
【図12】熱活性化ユニットにおける感熱性粘着剤等の除去手段の他の例を示す概略構成図である。
【図13】熱活性化ユニットにおける感熱性粘着剤等の付着防止手段の一例を示す概略構成図である。
【図14】熱活性化ユニットにおける感熱性粘着剤等の付着防止手段の他の例を示す概略構成図である。
【図15】熱活性化ユニットにおける感熱性粘着剤等の付着防止手段の他の例を示す概略構成図である。
【図16】熱活性化ユニットにおける感熱性粘着剤等の付着防止手段の他の例を示す概略構成図である。
【図17】従来のサーマルプリンタ装置の構成を示す概略図である。
【図18】感熱性粘着シートの構成例を示す断面図である。
【図19】従来の熱活性化装置における感熱性粘着剤等の付着状況を示す説明図である。
【符号の説明】
P1 サーマルプリンタ装置
10 印刷用サーマルヘッド
11 印刷用プラテンローラ
C1 カッター装置
20 可動刃
21 固定刃
A1 熱活性化装置
30 挿入用ローラ
31 排出用ローラ
40 熱活性用サーマルヘッド
H 発熱素子
41 熱活性用プラテンローラ
50 ヘラ状部材(スクレーパ)
G1 感熱性粘着剤
G2 感熱性粘着剤の変成物
60 転写材
70 クリーニングローラ
71 ヘラ状部材(スクレーパ)
72 転写材
80 従動ローラ
81 無端ベルト状のクリーニング用シート材
82 ヘラ状部材
83 転写材
90 繰出用ローラ
91 巻取用ローラ
600(600A,600B) クリーニング用シート材
610 螺旋状の溝または凸部を有する回転体
C ワイヤ
700 螺旋状(螺旋状)の刃を備える円筒形の回転体
702 螺旋状(螺旋状)の刃
W ワイヤ
800a,800b 固定具
900 カッタ刃状の削取具
901 摺動子
902 カッタ刃
910 ボールネジ
M1 螺旋状の誘導溝
920 ボールネジ
930 リードスクリュー
M2,M3 螺旋状の誘導溝
Z 巻掛け伝動機構
1000a,1000b プーリ
1001 無端ベルト
1002 固定具
1003 カッタ刃
1004 従動ローラ
1100 カッタ刃状の削取具
R 感熱性粘着シート
500 ベースペーパー
501 サーマルコート層
502 有色印刷層
K 感熱性粘着剤層
Claims (4)
- シート状基材の一方の面に印刷可能面が、他方の面に感熱性粘着剤層がそれぞれ形成してなる感熱性粘着シートの前記感熱性粘着剤層を加熱して活性化させるための活性化用加熱手段と、該感熱性粘着シートを所定の方向に搬送する搬送手段とを少なくとも備える感熱性粘着シートの熱活性化装置であって、
前記搬送手段を構成するプラテンローラの表面に対して摺接され、前記プラテンローラの表面に付着した前記感熱性粘着剤およびその感熱性粘着剤の変成物を掻き取って除去する掻取手段を備え、
前記掻取手段は、前記プラテンローラの周面の軸方向に対して斜めに張設される複数本のワイヤで構成されることを特徴とする感熱性粘着シートの熱活性化装置。 - 前記各ワイヤは、該ワイヤを前記プラテンローラの周面に対して所定のテンションで押圧させる押圧手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の感熱性粘着シートの熱活性化装置。
- 前記請求項1または請求項2に記載の感熱性粘着シートの熱活性化装置を備えることを特徴とするプリンタ装置。
- 感熱発色層が形成された印刷可能面を有する感熱性粘着シートの前記感熱発色層に当接して印刷を行うサーマルヘッドを備えることを特徴とする請求項3に記載のプリンタ装置。
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