JP5972650B2 - ラベルプリンタ - Google Patents

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本発明は、ラベルプリンタに係り、特に帯状台紙からラベルを一枚ごと剥離して発行する剥離動作と、切断位置で所定枚数ごと切断して発行する切断動作を1ユニットで兼用可能なラベルプリンタに関する。
ラベルプリンタのオプション機器は、帯状台紙からラベルを一枚ごと剥離して発行する剥離ユニット(例えば特許文献1)と、切断位置で所定枚数ごと切断して発行する切断ユニット(例えば特許文献2)とがある。これらのオプション機器は、使用形態に応じて付け替えられて使用されている。そして、ユーザはラベルプリンタの製品購入時に剥離ユニットか切断ユニットのどちらかを選択する必要がある。
特開2001−38966号公報 特開2010−82915号公報
しかしながら、剥離ユニットと切断ユニットの両方を使いたいユーザにとっては、剥離ユニットと切断ユニットの両方を購入する必要があり、コスト的に問題がある。仮に、ラベルプリンタを剥離ユニットと切断ユニットとを交換可能な装置として構成したとしても、ユニットを入れ替える手間がかかるという問題がある。
このような背景から、1つのユニットで剥離動作と切断動作の両方に兼用可能な剥離・切断兼用ユニットを備えるラベルプリンタが要望されている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、1つのユニットで剥離動作と切断動作の両方に兼用可能な剥離・切断兼用ユニットを備えるラベルプリンタを提供することを目的とする。
本発明に係るラベルプリンタは前記目的を達成するために、印字済みのラベル連続体の帯状台紙からラベルを一枚ごと剥離して発行する剥離動作と、印字済みのラベル連続体の切断位置で所定枚数ごと切断して発行する切断動作とを兼用可能な剥離・切断兼用ユニットを備えたラベルプリンタであって、前記剥離・切断兼用ユニットは、前記ラベル連続体の帯状台紙を転向搬送することによって前記帯状台紙からラベルを一枚ごと剥離する剥離部と、前記剥離部を介して前記帯状台紙を転向搬送させる転向搬送手段と、前記剥離部上に搬送された前記ラベル連続体の切断位置で切断すると共に、前記ラベル連続体の幅方向の一端側から他端側に切断を進行させる切断刃と、前記剥離部に形成され、前記切断の際に前記切断刃が入り込む凹状の切り溝と、前記剥離部上に搬送された前記ラベル連続体の前記切り溝を挟んだ上流側と下流側とを前記剥離部に押さえ付ける一対の押さえ付け部材と、前記ラベル連続体を剥離動作モードで使用する場合には前記転向搬送手段を駆動可能とすると共に前記切断刃及び押さえ付け部材の駆動を停止させ、前記ラベル連続体を切断動作モードで使用する場合には前記転向搬送手段の駆動を停止すると共に前記切断刃及び押さえ付け部材を駆動可能とするモード切り換え手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明のラベルプリンタによれば、ラベル連続体を剥離動作モードで使用する場合には、切り換え手段によって、転向搬送手段を駆動させると共に切断刃及び押さえ付け部材の駆動を停止する。これにより、印字済みのラベル連続体が剥離部によって転向搬送されることによって帯状台紙よりも剛性の大きなラベルが帯状台紙から剥離されてラベル発行口から発行される。
一方、ラベル連続体を切断動作モードで使用する場合には、切り換え手段によって、転向搬送手段の駆動を停止させると共に切断刃及び押さえ付け部材を駆動する。これにより、印字済みのラベル連続体は、搬送制御手段によって剥離部の切り溝に切断位置が一致する状態で搬送が一旦停止され、一対の押さえ付け部材で押さえ付けられた状態で切断刃により切断される。この場合、切断刃として、ラベル連続体の幅方向の一端側から他端側に切断が進行する切断刃を採用すると共に、剥離部に切断刃が入り込む切り溝を形成した。即ち、剥離部に切断の際の載置台としての機能を持たせたことによって、従来のように上下一対の平板刃を用いなくてもラベル連続体を切断位置で一枚ごとに精度良く切断することができる。
これにより、本発明のラベルプリンタは、1つのユニットで剥離動作と切断動作の両方に兼用することができる。
本発明のラベルプリンタにおいては、前記ラベル連続体は、前記帯状台紙の片面に複数のラベルが等間隔で仮着され且つ前記切断位置にミシン目が形成されている剥離・切断兼用のラベル連続体であることが好ましい。
剥離・切断兼用ユニットは、1つの切断刃でラベルプリンタを切断することになるが、上記のように切断位置にミシン目が形成された剥離・切断兼用のラベル連続体であれば、1つの切断刃でもスムーズな切断を行うことができる。
なお、本発明のラベルプリンタで使用するラベル連続体は、上記の剥離・切断兼用のラベル連続体に限定するものではなく、一般的に使用されている台紙有りラベル(帯状台紙にラベルを仮着したもの)や台紙無しラベル(帯状台紙を有しないもの)も使用することができる。
また、本発明においては、前記切断刃は前記剥離部の切り溝に対向配置されて上下動する平板刃であって、刃先の高さが前記ラベル連続体の幅方向に沿って傾斜していることが好ましい。
これにより、ラベル連続体の一端側から他端側に向けて切断を進行させることができるので、切断中のラベル連続体が切断刃で引っ張られて弛むことを防止できる。したがって、切断刃として平板刃を使用しても、ラベル連続体を精度良く切断することができる。
なお、ラベル連続体の一端側から他端側に向けて切断する方式の切断刃としては、例えばロータリ刃やカッタナイフも使用できる。
本発明においては、前記一対の押さえ付け部材は、前記上流側の押さえ付け部材が前記下流側の押さえ付け部材よりも先に前記ラベル連続体を介して前記剥離部に当接することが好ましい。
これにより、ラベル連続体が剥離部上で弛むことがないので、より高精度な切断を行うことができる。
本発明においては、前記下流側の押さえ付け部材が当接する前記剥離部の面は、前記剥離部の先端部側が低い傾斜面で形成されることが好ましい。これにより、下流側の押さえ付け部材は剥離部の傾斜面に当接するので、傾斜面に沿って滑り落ちる方向の力がラベル連続体に作用する。この結果、上流側の押さえ付け部材と下流側の押さえ付け部材との間のラベル連続体に引っ張りテンションが働き、緊張した状態でラベル連続体を切断することができる。これにより、更に高精度な切断を行うことができる。
本発明に係るラベルプリンタによれば、1つのユニットである剥離・切断兼用ユニットで剥離動作と切断動作の両方に兼用することができる。
これにより、剥離ユニットと切断ユニットの両方を使いたいユーザにとっては、剥離ユニットと切断ユニットの両方を購入する必要がなく、コスト的にメリットがある。また、剥離ユニットと切断ユニットとを入れ替える手間もかからない。
剥離・切断兼用ラベルを説明する説明図 本発明のラベルプリンタの全体構成を示す概念図 剥離・切断兼用ラベルを剥離動作モードで使用する場合の説明図 剥離部の形状を説明する説明図 切断刃を説明する説明図 押さえ付け部材を説明する説明図 切断刃と押さえ付け部材とを一体構造とした一例を説明する斜視図 剥離・切断兼用ラベルを切断動作モードで使用する場合を説明図
以下、添付図面にしたがって、本発明のラベルプリンタの好ましい実施の形態について説明する。
なお、本実施の形態では、ラベル連続体Lとして、図1に示す剥離・切断兼用のラベル連続体Lの例で説明する。また、下記の説明において「上流側」及び「下流側」との用語を使用するが、ラベル連続体Lの搬送方向から見た上流側及び下流側を意味する。
図1に示すように、剥離・切断兼用のラベル連続体Lは、帯状台紙2に等間隔で仮着されたラベル3同士の間に切断位置としてミシン目17を入れて、切断する場合には、このミシン目17に沿って切断刃16で切断する。
図2は、本発明の実施の形態のラベルプリンタ20の全体構成の一例を示す概念図である。
図2に示すように、ラベルプリンタ20は、主として、印字部22と、ラベル供給部24に交換可能にセットされたラベル連続体Lを、印字部22を介してラベル発行口26に向けて搬送する搬送機構28と、搬送機構28や後記する剥離動作モードと切断動作モードの切り換え手段を制御するコントローラ30と、印字部22の下流側に設けられ、剥離動作と切断動作とを兼用する剥離・切断兼用ユニット32と、で構成される。
印字部22としては、プラテンローラ22Aと、複数の発熱体が幅方向に形成された印字面を有すると共に、該印字面がプラテンローラ22Aと対向配置されたサーマルヘッド22Bと、で構成される。そして、ラベル供給部24から送り出されたラベル連続体Lが、サーマルヘッド22Bとプラテンローラ22Aとの間で挟持搬送されながら、サーマルヘッド22Bの発熱体を選択的に発熱させることによって、ラベル連続体Lの印字面に形成されている感熱発色層を発色させて印字を施す。
印字部22としては、上記した感熱型(ダイレクトサーマル型ともいう)の外に、インクリボンを使用した熱転写型の印字部を使用することもできる。
ラベル供給部24は、供給軸24Aに巻き芯24Bを介して、ロール状のラベル連続体Lを回転可能に支持する装置であり、搬送機構28によりロール状のラベル連続体Lが巻き戻され、ガイドローラ34によってガイドされながら印字部22に向けて搬送される。
搬送機構28としては、ラベル連続体Lをサーマルヘッド22Bとプラテンローラ22Aとで挟持搬送する機構を採用した。また、ラベル供給部24と印字部22との間には、ラベル連続体Lに印刷されたタイミングマークを検出する光反射型のセンサ33が設けられ、検出結果はコントローラ30に送られる。
そして、コントローラ30は、センサ33の検出結果に基づいて、プラテンローラ22Aの回転を制御してラベル連続体Lを搬送することにより、印字部22での印字タイミングを制御する。また、コントローラ30は、プラテンローラ22Aの回転を制御して、印字されたラベル連続体Lをラベル発行口26に向けて順搬送したり、逆搬送したり、あるいは切断動作モード時にラベル連続体Lを一時的に停止したりする。
なお、本実施の形態では、搬送機構28としてサーマルヘッド22Bとプラテンローラ22Aとでラベル連続体Lを挟持搬送する例で示したが、ラベル供給部24と印字部22との間にニップローラ方式の搬送ローラ(図示せず)を設け、コントローラ30によってプラテンローラ22Aの回転と同期させるようにしてもよい。
次に、剥離・切断兼用ユニット32について説明する。
剥離・切断兼用ユニット32は、主として、剥離部36、転向搬送手段38、切断刃40、剥離部36に形成された切り溝42、一対の押さえ付け部材44A,44B、及び切り換え手段で構成される。本実施の形態では、切り換え手段として、上記したコントローラ30が兼用することで説明する。
剥離部36は、幅がラベル連続体Lの幅よりも大きな略平板状の部材として形成されると共に、ラベル連続体Lが転向する剥離部先端部36Aが丸みを帯びて形成される。
転向搬送手段38は、プラテンローラ22Aの周面に対して接触方向及び離間方向に移動可能な転向ローラ38Aと転向ローラ38Aを接触・離間移動させる移動手段38Bとで構成される。移動手段38Bとしては、例えばシリンダ機構を採用できる。そして、この転向ローラ38Aは、プラテンローラ22Aと接触した状態でプラテンローラ22Aが回転することによって従動回転する。なお、転向搬送手段38は上記の構成に限定するものではなく、プラテンローラ22Aを使用せずに2つのローラでラベル連続体Lをニップ搬送するニップローラ方式のものを採用することもできる。
そして、図3に示すように、ラベル連続体Lを剥離動作モードで使用する場合には、ラベル供給部24からのラベル連続体Lの帯状台紙2を、印字部22を介して剥離部先端部36Aで転向させ、プラテンローラ22Aと転向ローラ38Aとの間に挟持するようにセットする(図2のAで示すセットライン)。合わせて、コントローラ30の剥離動作モードと切断動作モードを切り換える切り換え手段により剥離動作モードに切り換える。即ち、転向搬送手段38を駆動させると共に切断刃40及び第1及び第2の押さえ付け部材44A,44Bが停止するように設定する。
これにより、印字部22で印字されたラベル連続体Lは、剥離部36で帯状台紙2が転向搬送されることによって、帯状台紙2よりも剛性の大きなラベル3が帯状台紙2から一枚ごと剥離され、ラベル発行口26に向けて送り出される。ラベル発行口26には、図示しない剥離センサが設けられ、検出結果はコントローラ30に入力される。そしてコントローラ30は、剥離部36上から剥離されたラベル3が取り除かれたことを剥離センサが検出したら、次のラベル3を順次発行する。
また剥離部36は、上記のようにラベル連続体Lの帯状台紙2からラベル3を剥離する機能の他に、ラベル連続体Lをミシン目17で切断する際にラベル連続体Lを載置して切断を行うための載置台としての機能も備えている。
即ち、図4に示すように、剥離部36の上面には、切断刃40が入り込む切り溝42がラベル連続体Lの幅方向に形成されると共に、剥離部36の切り溝42から剥離部先端部36Aにかけて下方に傾斜した傾斜面46が形成される。
また、図5(A)、(B)に示すように、剥離部36に形成された切り溝42の上方には、切り溝42に対向して上下方向に移動する切断刃40が設けられる。切断刃40は平板刃として形成され、剥離部36上のラベル連続体Lに対する刃先40Aの高さがラベル連続体Lの幅方向に沿って傾斜している。
これにより、切断刃40が下降動作してラベル連続体Lを介して切り溝42に入り込むことによって、ラベル連続体Lは幅方向一端側から他端側に向けて矢印方向Xに切断進行するように切断される。即ち、従来のように上下一対の平板刃を用いずに1つの平板刃で切断刃40を構成しても、切り溝42を形成した剥離部36を切断の際にラベル連続体Lを載置する載置台としての機能を持たせたこと、及び後述する一対の押さえ部材44A,44Bによって、ラベル連続体Lを切断位置17で精度良く切断することができる。
また、図6に示すように、剥離部36の切り溝42を挟んだ上流側と下流側とには、剥離部36に対して当接及び離間する方向に移動する一対の押さえ付け部材44A,44Bが設けられる。押さえ付け部材44A,44Bの材質としては、ラベル連続体Lに対してグリップ力を発生させる材質が良く、例えばゴム材を好適に採用することができる。
この一対の押さえ付け部材44A,44Bは、上流側の第1の押さえ付け部材44Aが下流側の第2の押さえ付け部材44Bよりも先に剥離部36に当接するように構成される。また、図6に示すように、第2の押さえ付け部材44Bの下面は、剥離部36の先端部に形成された傾斜面46に合わせて傾斜されている。
図7は、切断刃40と一対の押さえ付け部材44A,44Bとを一体的に設けた構造の一例である。
図7に示すように、矩形状の支持板48の下面一端部側に設けられた第1の押さえ付け部材44Aと、下面他端側に設けられた第2の押さえ付け部材44Bとの間に位置する下面中央部には、上記した切断刃40がラベル連続体Lの幅方向に支持される。即ち、切断刃40の上流側には、矩形で棒状の第1の押さえ付け部材44Aが切断刃40に平行に設けられると共に、第1の押さえ付け部材44Aの上面両端部と支持板48の下面とが2本のバネ部材50、50によって連結される。同様に、切断刃40の下流側には、矩形で棒状の第2の押さえ付け部材44Bが切断刃40に平行に設けられると共に、第2の押さえ付け部材44Bの上面両端部と支持板48の下面とが2本のバネ部材50、50によって連結される。そして、バネ部材50の長さは、第1の押さえ付け部材44Aの方が第2の押さえ付け部材44Bよりも長く形成される。これにより、第1の押さえ付け部材44Aの下面は第2の押さえ付け部材44Bの下面よりも下方に突出している。更に、第2の押さえ付け部材44Bの下面は、切断刃40の刃先40A(傾斜している刃先の一番長い部分)よりも下方に突出している。なお、第1及び第2の押さえ付け部材44A,44Bを支持板48に連結するバネ部材50の本数は2本に限定されず、3本以上でもよい。
また、支持板48の上面中央部には、シリンダ装置52のシリンダロッド52Aが連結される。これにより、シリンダ装置52を駆動してシリンダロッド52Aを矢印方向54に伸縮動作することにより、支持板48に支持された切断刃40、第1及び第2の押さえ付け部材44A,44Bが剥離部36上に搬送されたラベル連続体Lに対して上下動する。
そして、ラベル連続体Lを切断動作モードで使用する場合には、ラベル供給部24からのラベル連続体Lを、印字部22のサーマルヘッド22Bとプラテンローラ22Aとの間に挟持させ、印字部22で印字されたラベル連続体Lが切断刃40で切断されてラベル発行口26から発行されるようにセットする(図2のBで示すセットライン)。合わせて、コントローラ30の剥離動作モードと切断動作モードを切り換える切り換え手段により切断動作モードに切り換える。即ち、転向搬送手段38の駆動を停止させると共に切断刃40及び第1及び第2の押さえ付け部材44A,44Bを駆動させる設定を行う。
図8は、ラベル連続体Lがミシン目17で切断される際に、切断刃及び第1及び第2の押さえ付け部材がラベル連続体Lを介して剥離部36に当接する順番を示したものである。
印字部22で印字されたラベル連続体Lは、剥離部36上まで搬送されてラベル3とラベル3との間に位置する帯状台紙2の切断位置であるミシン目17が切り溝42に一致する位置に一旦停止される。そして、この状態でシリンダ装置52が駆動してシリンダロッド52Aが伸び動作を行う。これにより、図8(A)に示すように支持板48に支持された切断刃40、及び第1及び第2の押さえ付け部材44A,44Bが下降する。
そして、図8(B)に示すように、第1の押さえ付け部材44Aがラベル連続体Lを介して先ず剥離部36に当接し、ラベル連続体Lの上流側を押さえ付ける。
次に、図8(C)に示すように、第2の押さえ付け部材44Bがラベル連続体Lを介して剥離部36に当接する。これにより、剥離部36上のラベル連続体Lは、切り溝42を挟んだ上流側と下流側とが剥離部36に押さえ付けられる。これにより、切断刃40でラベル連続体Lを切断する際に、ラベル連続体Lが引っ張られても動かないようにできる。そしてこの切断操作において、下流側に配置された第2の押さえ付け部材44Bは、剥離部36の傾斜面46に当接するので、傾斜面46から滑り落ちる方向の力がラベル連続体Lに作用する。この結果、第1の押さえ付け部材44Aと第2の押さえ付け部材44Bとの間のラベル連続体Lに引っ張りテンションが付与されるので、ラベル連続体Lに緊張状態が形成される。
そして、図8(D)に示すように、この緊張状態で切断刃40がラベル連続体Lを介して切り溝42に入り込む。これにより、ラベル連続体Lはミシン目17に沿って切断される。この切断において、平板刃としての切断刃40は、剥離部36上のラベル連続体Lに対する刃先40Aの高さがラベル連続体Lの幅方向に沿って傾斜しているので、ラベル連続体Lの一端側から他方端にかけて切断が進行する。このように、ラベル連続体Lの一端側から他方端にかけて切断が進行することにより、ラベル連続体Lを緊張させたままで切断することができるので、従来のように上下一対の平板刃を用いなくても高精度な切断を行うことができる。
更に、ラベル連続体Lとして、帯状台紙2上に仮着されたラベル3とラベル3との間の切断位置にミシン目17が形成された剥離・切断兼用のラベル連続体Lを用い、ミシン目17に沿って切断するようにしたので、1つの切断刃40でもスムーズな切断を行うことができる。
したがって、本発明のラベルプリンタは、1つの剥離・切断兼用ユニット32で、剥離動作と切断動作の両方に兼用することができる。
なお、本実施の形態では、切断刃40として刃先が傾斜した平板刃を使用するようにしたが、ロータリ刃やカッタナイフも使用できる。要は、ラベル連続体Lの幅方向の一端から他端に切断が進行するタイプの切断刃であればよい。
また、本実施の形態では、ラベル連続体Lとして、図2に示した剥離・切断兼用のラベル連続体Lを用いたが、これに限定するものではない。
また、本実施の形態では、第1の押さえ付け部材44Aと第2の押さえ付け部材44Bとの間のラベル連続体Lに引っ張りテンションが付与された状態で切断するので、切断位置にミシン目17がなくても切断可能であり、帯状台紙2にミシン目17を設けなくともよい。
また、光反射型のセンサ33を光透過型のセンサにして、ラベル3とラベル3との間によってラベルの位置を検出するように構成することで、帯状台紙2に形成されたタイミングマークを設けなくてもよい。
以上、説明したように、本発明に係るラベルプリンタは、1つのユニットで剥離動作と切断動作の両方に兼用することができるので、ユーザにとっては便利であると共にコスト面でも有利であり、産業上の利用可能性が大きい。
L…ラベル連続体、2…帯状台紙、3…ラベル、20…ラベルプリンタ、22…印字部、22A…プラテンローラ、22B…サーマルヘッド、24…ラベル供給部、26…ラベル発行口、28…搬送機構、30…コントローラ、32…剥離・切断兼用ユニット、33…印字タイミングセンサ、34…ガイドローラ、36…剥離部、36A…剥離部先端部、38…転向搬送手段、38A…転向ローラ、40…切断刃、42…切り溝、44A…第1の押さえ付け部材、44B…第2の押さえ付け部材、46…剥離部の傾斜面、48…支持板、50…バネ部材、52…シリンダ装置、52A…シリンダロッド

Claims (4)

  1. 印字済みのラベル連続体の帯状台紙からラベルを一枚ごと剥離して発行する剥離動作と、印字済みのラベル連続体の切断位置で所定枚数ごと切断して発行する切断動作とを兼用可能な剥離・切断兼用ユニットを備えたラベルプリンタであって、
    前記剥離・切断兼用ユニットは、
    前記ラベル連続体の帯状台紙を転向搬送することによって前記帯状台紙からラベルを一枚ごと剥離する剥離部と、
    前記剥離部を介して前記帯状台紙を転向搬送させる転向搬送手段と、
    前記剥離部上に搬送された前記ラベル連続体の切断位置で切断すると共に、前記ラベル連続体の幅方向の一端側から他端側に切断を進行させる切断刃と、
    前記剥離部に形成され、前記切断の際に前記切断刃が入り込む凹状の切り溝と、
    前記剥離部上に搬送された前記ラベル連続体の前記切り溝を挟んで設けられた上流側の押さえ付け部材と下流側の押さえ付け部を有し、前記上流側の押さえ付け部材が前記下流側の押さえ付け部材よりも先に前記ラベル連続体を介して前記剥離部に押さえ付ける一対の押さえ付け部材と、
    前記ラベル連続体を剥離動作モードで使用する場合には前記転向搬送手段を駆動可能とすると共に前記切断刃及び押さえ付け部材の駆動を停止させ、前記ラベル連続体を切断動作モードで使用する場合には前記転向搬送手段の駆動を停止すると共に前記切断刃及び押さえ付け部材を駆動可能とするモード切り換え手段と、を備えたことを特徴とするラベルプリンタ。
  2. 前記ラベル連続体は、前記帯状台紙の片面に複数のラベルが等間隔で仮着され且つ前記
    切断位置にミシン目が形成されている剥離・切断兼用のラベル連続体であることを特徴とする請求項1に記載のラベルプリンタ。
  3. 前記切断刃は前記剥離部の切り溝に対向配置されて上下動する平板刃であって、刃先の高さが前記ラベル連続体の幅方向に沿って傾斜していることを特徴とする請求項1又は2に記載のラベルプリンタ。
  4. 前記下流側の押さえ付け部材が当接する前記剥離部の面は、前記剥離部の先端部側が低い傾斜面で形成されることを特徴とする請求項1に記載のラベルプリンタ。
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